このたびは、BOSS ドクター・リズム DR-3 をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に
•
安全上のご注意(P.2 〜 4)
•
使用上のご注意(P.5)
をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みくださ
い。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
■ 文中の表記について
•
[ ] で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表します。
[SONG] SONG ボタン
START[ ] START ボタン
•
文中の(P.**)は、参照ページを示しています。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の
方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English
Owner’s Manual (at a modest fee),
please contact an authorized Roland
distributor.
2003 ©ボス株式会社
本書の一 部、もしくは全 部を無断で 複写・転
載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
この 機器を使用する前に、以下 の指示
●
と取扱説明書をよく読んでください。
.....................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解
したり、改造したりしないでください。
.....................................................................................................
003
修理 /部品の交換などで、取扱 説明書
●
に書 かれていないことは、絶対 にしな
いで ください。必ずお買い上げ 店また
はロ ーランド・サービスに相談 してく
ださい。
.....................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はし
ないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
.....................................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
007
この 機器を、ぐらつく台の上や 傾いた
●
場所 に設置しないでくださ い。必ず安
定し た水平な場所に設置し てくださ
い。
.....................................................................................................
008b
AC アダプターは、必ず指定のもの
●
(PSA-100)を、AC100V の電源で使
用してください。
.....................................................................................................
009
● 電 源コードを無 理に曲げた り、電源
コー ドの上に重いものを載せた りしな
いでください。電源コードに傷がつき、
ショ ートや断線の結果、火災や 感電の
恐れがあります。
.....................................................................................................
010
この 機器を単独で、あるいはヘ ッドホ
●
ン、アン プ、スピーカーと組み 合わせ
て使 用した場合、設定によって は永久
的な 難聴になる程度の音量 になりま
す。大音 量で、長時間使用しな いでく
ださ い。万一、聴力低下や耳鳴 りを感
じた ら、直ちに使用をやめて専 門の医
師に相談してください。
.....................................................................................................
●の中に描かれています。
2
警告
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液 体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでください。
......................................................................................................
012c
● 次のような場合は、直ちに電源を切っ
て AC アダプターをコンセントから外
し、お買い上 げ店また はローラ ンド・
サービスに修理を依頼してください。
○ AC アダプター本体や電源コードが
破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
......................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたず らに注意し
てください。必ず大人のか たが、監視
/指導してあげてください。
......................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強
い衝撃を与えないでください。
......................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線
をしないでください。特に、電 源タッ
プを使用している場合、電 源タップの
容量(ワット/アンペア)を超 えると
発熱し、コードの被覆が溶 けることが
あります。
......................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店
またはローランド・サービ スに相談し
てください。
......................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、ま
たは火や水の中に入れたり しないでく
ださい。
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通し
のよ い、正常な通気が保たれて いる場
所に設置して、使用してください。
.....................................................................................................
102d
● AC アダプターをコンセントや機器本
体に抜き差しするときは、必ず AC ア
ダプ ターの本体や出力プラ グを持って
ください。
.....................................................................................................
103b
● AC アダプターとコンセントの間にゴ
ミや ほこりがたまると、絶縁不 良を起
こし て火災の原因になりま すので、乾
い た布で定期的に拭き取 ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、
AC アダプターをコンセントから外し
てください。
.....................................................................................................
104
● 接 続したコード やケーブル類は、繁雑
にならないように配慮してください。
特に 、コードやケーブル類 は、お子様
の手 が届かないように配慮 してくださ
い。
.....................................................................................................
106
● こ の機器の上に 乗ったり、機器の上に
重いものを置かないでください。
.....................................................................................................
107d
● 濡れた手で AC アダプターの本体や出
力プ ラグを持って、コンセント や機器
本体に抜き差ししないでください。
.....................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプ
ター をコンセントから外し 、外部機器
との接続を外してください。
.....................................................................................................
109b
● お 手入れをする ときには、電源を切っ
て AC ア ダプターをコンセントから外
してください(P.16)。
.....................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC
アダ プターをコンセントか ら外してく
ださい。
.....................................................................................................
......................................................................................................
3
注意
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂し
たり、液漏れしたりします。次のこと
に注意してください(P.15)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、
指示どおり入れてください。
2
○ 新 しい電池と一度使用し た電池や、
違う種類の電池を混ぜて使用しな
いでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取
り出しておいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい
布で電池ケースについた液をよく
ふきとってから新しい電池を入れ
てください。また、漏れた液が身体
についた場合は、皮膚に炎症を起こ
す恐れがあります。また眼に入ると
危険ですのですぐに水でよく洗い
流してください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネッ
クレス、ヘアピンなどと一緒に携帯
したり、保管したりしないでくださ
い。
......................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、あなたの地域のゴ
ミ分別収集のしかたに 従って、捨てて
ください。
......................................................................................................
4
使用上のご注意
291a
2 〜 4 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源、電池のセットや交換について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や
消費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使
用してください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプ
ター本体が多少発熱しますが、故障ではありませ
ん。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプ
ターの使用をお薦めします。電池で使用する場合
はアルカリ電池を使用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなど
の破損を防ぐため、他の機器と接続する前にこの
機器の電源を切った状態で行なってください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電
池は、機器の動作確認用のため、寿命が短い場合
があります。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損
を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってく
ださい。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トラ
ンスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導
することがあります。この場合は、この機器との
間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させる
と、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑
音が出ることがあります。この場合は、この機器
を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用す
ると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が
出ることがあります。この場合は、それらの機器
を本機から遠ざけるか、もしくは電源を切ってく
ださい。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、
閉め切った車内などに放置しないでください。変
形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水
滴がつく(結露)ことがあります。そのまま使用
すると故 障の原因 にな りますの で、数時間放 置
し、結露がなくなってから使用してください。
お手入れについて
401a
通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、
●
堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れ
が激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭
き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよ
びアルコール類は、使用しないでください。
修理について
451c(国内のみ)
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造
された場合、以後の性能について保証できなくな
ります。また、修理をお断りする場合もあります。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機
能を維持するために必要な部品)を、製造打切後
6 年間保有しています。この部品保有期間を修理
可能の期間とさせていただきます。なお、保有期
間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能
の場合がありますので、お買い上げ店、または最
寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などに
より、失われることがあります。失っても困らな
いように、大切な記憶内容はメモしておいてくだ
さい。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本 体メ モリーの 失われた 記憶内容 の修 復に関し
ましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入
出力端子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないで
ください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐた
め、プラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかか
らないように、特に夜間は、音量に十分注意して
ください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなく
お楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入って
いたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包
してください。
5
主な特長
■ スタイル・プレイでリズム・パターンを自在にアレンジ
DR-3 では、ドラムとベースによるリズム・パターンの演奏を楽しむことができます。
演奏中にフィル・インを入れるなど、パターンを切り替えることができ、サビやソロなどへ
簡単に曲を展開することができます。
■ 多彩な 100 プリセット・スタイル
ロックを始め、ファンクやヒップホップ、ジャズ、ラテンなどいろいろなジャンルのスタイ
ルが 100 種類用意されています。オリジナルのスタイルも 100 種類まで作成可能です。
■ TSC(Total Sound Control)機能
全体の音質を調節する「サウンド・シェイプ」と、全体の音の響きを調節する「アンビエン
ス」の 2 種類を搭載。
ロック向けのハードなサウンド、ジャズ向けのアコースティックなサウンドや、ライブ会場
のサウンドなどが簡単に得られます。
サウンド・シェイプとアンビエンスは、それぞれ 8 つのプリセットが用意されており、さら
に、自分の好みの設定をそれぞれ 8 つまで記憶することができます。
■ フット・スイッチによるコントロール
フット・スイッチ(別売)を 2 個まで接続可能。ギターや楽器を弾きながら、足元で DR-3
をコントロールできるので、ジャム・セッションやステージでのパフォーマンスに最適です。
フット・スイッチには、パターンの切り替えや、バリエーション機能のオン/オフなどの機
能を割り当てることができます。
■ 多彩なアレンジを楽しめるバリエーション機能
曲の中で演奏を盛り上げたり、演奏を抑えてボーカル・ソロを演出するなど、多彩なアレン
ジが可能なバリエーション機能を装備。パターン、キット、ミュートの 3 種類があり、パネ
ル・ボタンで簡単にオン/オフできます。
■ 自動でリズム・パターンを展開するオート・モード
オート・モードでは、8 小節や 16 小節ごとに自動的にリズム・パターンを切り替えて曲を展開
していくので、演奏開始後は、DR-3 を操作せずにジャム・セッションを楽しむことができます。
■ 高品位な楽器音、ゴースト・ノートも可能
ドラム・パート用に 120 種類、ベース・パート用に 12 種類の高品位な楽器音を内蔵。「ロッ
ク」「ジャズ」「ラテン」などさまざまなジャンルの音楽に対応しています。
スネアのゴースト・ノート専用音色として、ソフト・ショット、ダブル・ショット、バズ・
ショットを搭載。よりリアルなリズム・パターンを演奏できます。
■ ダイナミクス対応のキー・パッド
ダイナミクス対応のキー・パッドを装備。叩く強さに応じて音量が変化します。
スネアのハード・ショットとソフト・ショットなど、叩く強さで音色を使いわけて演奏する
こともできます。
6
■ タップ・テンポによるテンポ設定
ボタンやフット・スイッチをタッピング(トントンと叩く)するだけで、タッピングのタイ
ミングに応じたテンポを設定することができます。
■ キー・シフト機能
演奏するキーを簡単に変えることができます。
ギターの半音下げチューニングや、キーの異なるサックスの演奏にも簡単に合わせることが
できます。
■ 便利なソングの作成/演奏機能
スタイル演奏と同様の操作で、パネル・ボタンを使って直感的なソング作成ができます。
ソングの作成後、シンバルのクラッシュを追加したり、ベース・フレーズを変更したりと、
部分的な修正も可能です。
ソングの演奏時にはフット・スイッチを使った 2 種類のループ機能や、ソングを連続演奏す
るチェイン演奏、リピート演奏も楽しめます。
■ デジタル・レコーダ、シーケンサーとの同期演奏が可能
MIDI を使えば、BR シリーズなどのデジタル・レコーダーや MIDI シーケンサーとの同期演奏
や、GT-6 から DR-3 のスタート/ストップをコントロールすることも可能です。
■ ピン・ジャック、標準ジャックの両方を装備
標準ジャックに加え、ピン・ジャックも装備したことで、ミキサー、アンプ、オーディオ・
セットなど様々な機器と接続可能です。
主な特長
■ コンパクトなボディー、電池駆動可能
軽量・コンパクトで、持ち運びに便利。しかも電池駆動が可能なので、どこでもすぐに DR-3
を楽しむことができます。
7
目次
安全上のご注意 ........................................................................................ 2
使用上のご注意 ........................................................................................ 5
主な特長................................................................................................... 6
各部の名称と働き................................................................................... 12
演奏する前に.......................................................................................... 15
電池を入れる.................................................................................................................15
接続する.........................................................................................................................16
電源を入れる/切る ....................................................................................................17
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)........................................18
クイック・スタート..........................................20
デモを聴いてみよう............................................................................... 21
スタイルを演奏してみよう .................................................................... 22
パターンを選んで演奏する([MANU]).................................................................22
スタイルのバリエーションを演奏する(VARIATION)......................................24
スタイルを選ぶ.............................................................................................................26
テンポを変える([TEMPO])...................................................................................27
ボタンを押した間隔でテンポを決める(タップ・テンポ)......................... 27
キーを変える([KEY SHIFT]).................................................................................28
フット・スイッチを使ってみよう.......................................................... 29
フット・スイッチを接続する....................................................................................29
フット・スイッチを使う............................................................................................30
パターンを自動で切り替えて演奏してみよう([AUTO])..................... 31
全体の音質や響きかたを変えてみよう(TSC)...................................... 32
第 1 章 DR-3 の概要 ............................................................................... 34
DR-3 の演奏モード ......................................................................................................34
スタイル・プレイ・モード........................................................................................34
スタイルの構成 .....................................................................................................35
ソング・モード.............................................................................................................37
パッド機能の切り替え................................................................................................37
主な画面と操作.............................................................................................................38
演奏/録音の開始と停止.....................................................................................40
テンポを調節する([TEMPO])........................................................................41
演奏するキーを変える([KEY SHIFT]).........................................................42
第 2 章 スタイルを演奏する(マニュアル・モード[MANU])............. 43
スタイル演奏時のパッドの働き ........................................................................43
スタイルを選ぶ.............................................................................................................43
パターンを選んで演奏する........................................................................................44
スタート/ストップ.............................................................................................44
パターンの変えかた.............................................................................................44
バリエーションを選ぶ(VARIATION)...................................................................45
8
第 3 章 パターンを自動で切り替える(オート・モード[AUTO])....... 46
スタイルを選ぶ.............................................................................................................46
オート・モードで演奏する........................................................................................46
オート・モードのパターン進行を変える........................................................47
第 4 章 フット・スイッチでスタイルをコントロールする .................... 48
演奏をスタート/ストップする................................................................................48
バースを切り替える ....................................................................................................48
フット・スイッチに機能を割り当てる...................................................................49
第 5 章 全体の音質や音の響きかたを変える(TSC).............................. 51
全体の音質を変える([SOUND SHAPE])............................................................51
全体の音の響きを変える([AMBIENCE])............................................................52
サウンド・シェイプのパラメーターを変える.......................................................53
設定のしかた..........................................................................................................53
イコライザーのパラメーターを変える............................................................53
コンプレッサーのパラメーターを変える........................................................54
設定に名前をつける.............................................................................................55
設定をコピーする .................................................................................................55
アンビエンスのパラメーターを変える...................................................................56
設定のしかた..........................................................................................................56
アンビエンスのパラメーターを変える............................................................56
設定に名前をつける.............................................................................................57
設定をコピーする .................................................................................................57
第 6 章 パッドで演奏する....................................................................... 58
ドラムを演奏する.........................................................................................................59
パーカッションを演奏する........................................................................................59
ベースを演奏する.........................................................................................................59
別の音を選ぶ(VARIATION[KIT]).......................................................................60
第 7 章 スタイルを作る .......................................................................... 61
スタイル作成の進めかた............................................................................................61
< 1 >スタイル番号を選ぶ .......................................................................................62
< 2 >スタイルの設定をする ...................................................................................62
スタイルのテンポを設定する.............................................................................62
拍子を設定する .....................................................................................................62
キットを設定する .................................................................................................63
スタイルのミュートする音を設定する............................................................63
スタイルの TSC を設定する..............................................................................64
各パターンの小節数を設定する ........................................................................64
< 3 >パターンを録音する .......................................................................................65
リアルタイム録音を使う.....................................................................................65
・ドラム・パートを録音する..............................................................................65
・ベース・パートを録音する..............................................................................66
ステップ録音を使う.............................................................................................67
・ドラム・パートを録音する..............................................................................67
・ベース・パートを録音する..............................................................................68
音符の強弱を変える(ベロシティ・エディット).........................................69
パターンのベース・パートを移調する............................................................70
録音したパターンを再生する.............................................................................70
目次
9
目次
< 4 >作成したスタイルを確認する.......................................................................70
作成したスタイルを演奏する.............................................................................70
設定を修正する .....................................................................................................70
スタイルの名前をつける/コピー/消去...............................................................71
スタイルに名前をつける.....................................................................................71
スタイルをコピーする.........................................................................................71
スタイルを消去する.............................................................................................72
パターンのコピー/消去............................................................................................72
パターンをコピーする.........................................................................................72
パターンを消去する.............................................................................................73
第 8 章 ソングを作る/演奏する([SONG])......................................... 74
ソングとは..............................................................................................................74
ソング作成の進めかた................................................................................................74
< 1 >ソング番号を選ぶ............................................................................................75
< 2 >ソングの設定をする .......................................................................................75
基本テンポを設定する.........................................................................................75
ソングの TSC を設定する..................................................................................76
< 3 >ソングを録音する............................................................................................76
ステップ録音を使う.............................................................................................76
リアルタイム録音を使う.....................................................................................77
ドラム・パート/ベース・パートの音を修正する.......................................78
< 4 >ソングを編集する............................................................................................80
パターンを挿入する(INSERT)........................................................................80
指定した区間を削除する(DELETE)...............................................................81
指定した区間をコピーする(COPY)...............................................................82
ソングの途中でテンポを変える(TEMPO)...................................................83
< 5 >作成したソングを確認する...........................................................................83
作成したソングを確認する.................................................................................83
設定を修正する .....................................................................................................83
ソングの名前を付ける/コピー/消去...................................................................84
ソングに名前をつける.........................................................................................84
ソングをコピーする.............................................................................................84
ソングを消去する .................................................................................................85
ソングを演奏する.........................................................................................................85
ソングを演奏する .................................................................................................85
フット・スイッチでパターンを切り替える....................................................86
複数のソングを連続して演奏する(ソング・チェイン).............................87
第 9 章 使用環境を変える(システム)................................................... 88
設定のしかた..........................................................................................................88
Output 端子から出力するパートを設定する .........................................................89
パッドの感度を調節する............................................................................................89
ベース・パートの基準ピッチを設定する...............................................................89
メトロノームの音量を変える....................................................................................89
第 10 章 好みのキットを作る ................................................................. 90
設定のしかた..........................................................................................................90
パッドに割り当てる音色を選ぶ................................................................................91
音量を設定する.............................................................................................................91
定位を設定する.............................................................................................................91
キットに名前をつける................................................................................................91
キットをコピーする ....................................................................................................92
10
第 11 章 外部 MIDI 機器を接続して使う ................................................ 93
MIDI とは?............................................................................................................93
外部 MIDI 機器から DR-3 をスタート/ストップしたり同期演奏する ...........93
MIDI チャンネルを設定する...............................................................................94
シンク・モードを設定する.................................................................................95
外部 MIDI 機器の操作で DR-3 を鳴らす .................................................................95
外部 MIDI 機器の演奏を DR-3 で録音する .............................................................96
資料 ...................................................................98
故障と思う前に ...................................................................................... 99
メッセージ一覧 .................................................................................... 100
パラメーター 一覧................................................................................ 101
インストゥルメント/ベース・トーン一覧......................................... 104
プリセット・キット一覧...................................................................... 106
プリセット・スタイル一覧 .................................................................. 116
MIDI インプリメンテーション ............................................................. 117
MIDI インプリメンテーション・チャート ........................................... 120
主な仕様............................................................................................... 122
索引 ...................................................................................................... 123
目次
11
各部の名称と働き
フロント・パネル
fig.Panel
1
2
34
8
9
13
1.
ディスプレイ
※ 本書では、画面を使用して機能説明をしていま
すが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文
中の画面上の設定は一致していません。あらか
じめご了承ください。
VALUE(バリュー)ダイヤル
2.
スタイルやソングを選びます。
TEMPO ボタン(11)を押して、ダイヤ
ルを回すと、テンポを設定することがで
きます。
エディット時には設定値の入力に使いま
す。
5
6
10 11
12
14
3.
MODE(モード)ボタン
MANU(マニュアル)ボタン
パターンを自分で切り替えてスタイルを
演奏する、マニュアル・モードになりま
す。
AUTO(オート)ボタン
パターンが自動で切り替わりスタイルを
演奏する、オート・モードになります。
SONG(ソング)ボタン
ソングを演奏する、ソング・モードにな
ります。
7
12
各部の名称と働き
4.
START(スタート) ボタン
スタイルやソングの演奏や録音を開始し
たり、一時停止します。
STOP(ストップ) ボタン
スタイルやソングの演奏や録音を停止し
ます。
STEP REC(ステップ・レコーディング) ボタン
ステップ録音をします。
このボタンを押してから STRAT ボタン
を押すと、リアルタイム録音をします。
5.
EDIT(エディット)ボタン
演奏に関する詳細設定や、使用環境に関
する設定をするときに使います。
6.
//
/EXIT(イグジット)/
/ENTER(エンター)ボタン
、 、 、 の 4 つのボタンで、
カーソル・ボタンといいます。
カーソル・ボタンは、パラメーターの選
択や画面(ページ)の切り替えをします。
EXIT ボタンは、操作を中止するときに押
します。
ENTER ボタンは、設定した値を確定する
ときや、操作を実行するときに使います。
7.
TSC(トータル・サウンド・
コントロール)ボタン
SOUND SHAPE(サウンド・シェイプ)ボタン
全体の音質が変わります。
AMBIENCE(アンビエンス)ボタン
全体の音の響きが変わります。
PTN(パターン)ボタン
8.
※ 本文では、[ ]と表記します。
パッド(12)でパターンを切り替えると
きに押します。
このボタンがオン(点灯)のとき、9 〜
12 のボタンは、以下の働きになります。
9.
VARIATION(バリエーション)ボタン
PTN(パターン)ボタン
パターンのバリエーションを演奏します。
KIT(キット)ボタン
キットのバリエーション音色で演奏します。
MUTE(ミュート)ボタン
パターンの特定の楽器の音を鳴らないよ
うにします。
10.
KEY SHIFT(キー・シフト)ボタン
パターンやソングを移調します。
TEMPO(TAP)(テンポ / タップ)
11.
ボタン
テンポを調節します。
また、このボタンを 4 回以上叩くと、叩
いた間隔でテンポを設定します。
パターン・パッド
12.
PTN ボタン(8)がオンのとき、この 8
つのパッドでパターンを切り替えます。
INST(インストゥルメント)ボタン
13.
パッドでドラム音やベース音を演奏する
ときに押します。
このボタンがオン(点灯)のときは、9
〜 12 のボタンでドラム音やベース音を
鳴らします。
また、このボタンを押すごとに、パッド
(14)で鳴らす音の音色グループが切り
替わります。
14.
パッド
INST ボタン(13)がオンのとき、ドラ
ム音やベース音を鳴らします。
13
各部の名称と働き
リア・パネル
fig.raerpanel
12 3 45678
1.
MIDI IN コネクター
外部 MIDI 機器を接続します。
FOOT SW (フット・スイッチ)ジャック
2.
フット・スイッチを接続して、演奏のスタート/ストップやパターンの切り替えなどのコント
ロールをします。
OUTPUT(アウトプット)ジャック R(MONO)/L(PHONES)
3.
オーディオ信号の出力端子です。アンプやオーディオ・セットなどに接続します。
モノラルで出力する場合は、R(MONO)ジャックに接続してください。
ヘッドホンを使用する場合は、L(PHONES)ジャックに接続します。
※ モノラル出力とヘッドホンを同時に使用することはできません。
OUTPUT(アウトプット)ジャック R/L
4.
オーディオ信号の出力端子です。アンプやオーディオ・セットなどに接続します。
ピン端子のケーブルを接続します。
5.
VOLUME(ボリューム)つまみ
OUTPUT ジャックから出力される音量を調節します。
6.
POWER(電源)スイッチ
電源をオン/オフします。
7.
AC アダプタ・ジャック
別売の AC アダプター(BOSS PSA-100)を接続します。
8.
盗難防止用ロック ( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。
盗難防止用ロックは、キーケーブルロック等のセキュリティー・ワイヤーに対応して
います。日本国内総販売代理店は、以下のとおりです。
日本ポラデジタル株式会社
〒 104-0032 東京都中央区八丁堀 1 丁目 5 番 2 号はごろもビル
Tel: 03-3537-1070 / Fax: 03-3537-1071
14
演奏する前に
電池を入れる
1
POWER(電源)スイッチがオフになっていることを確認
します。
fig.00-01
2
本体裏側のバッテリー・カバーを取りはずします。
3
バッテリー・ケースに、+/−を間違えないようにして単
3 乾電池 6 本を入れます。
fig.00-02
演奏する前に
本体を裏返す際は、ボタン、
つまみなどを破損しないよう
に、新聞や雑誌などを重ねて
本体の四隅や両端に敷いてく
ださい。また、その際、ボタ
ン、つまみなどが破損しない
ような位置に配置してくださ
い。
本体を裏返す際は、落下や転
倒を引き起こさないよう取扱
いにご注意ください。
4
バッテリー・カバーを閉めます。
電池寿命が長いアルカリ電池
をご使用ください。
新しい電池と一度使用した電
池や、違う種類の電池を混ぜ
て使用しないでください。
電池が消耗してくると、電源
をオンにしたときにディスプ
レイにBattery Low!と表
示されます。その場合は、新
しい電池(単 3 乾電池 6 本)
と交換してください。
15
演奏する前に
接続する
DR-3 には、アンプやスピーカーは内蔵されていません。 音を
出すためには、アンプやオーディオ・セット、またはステレ
オ・ヘッドホンなどを用意してください。
オーディオ・ケーブル、MIDI ケーブル、ステレオ・ヘッドホ
ン、フット・スイッチは付属していません。別途販売店にてお
買い求めください。
1
接続を始める前に、次のことを確認します。
•
本体および接続するアンプなどの音量が最小になっていますか?
本体および接続するアンプなどの電源がオフになっていますか?
•
fig.00-03
ステレオ・ヘッドホン
フット・スイッチ
ACアダプター
(PSA-100:別売)
他の機器と接続するときは、
誤動作やスピーカーなどの破
損を防ぐため、必ずすべての
機器の音量を絞った状態で電
源を切ってください。
モニター・スピーカー
オーディオ・セット
2
図のように、アンプやオーディオ・セット、またはヘッド
ホンを接続します。
DR-3 の性能を最大限に生かすために、 ステレオで使用される
ことをおすすめします。
モノラルで使用するときは、OUTPUT R(MONO)ジャックに
接続してください。
16
MIDI コネクターへの接続につ
いては、P.93 をご覧くださ
い。
FOOT SW ジャックへの接続
については、P.29 をご覧くだ
さい。
モノラル出力とヘッドホンを
同時に使用することはできま
せん。
電源を入れる/切る
■ 電源を入れる
正しく接続したら(P.16)必ず次の手順で電源を投入してくだ
さい。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破
損する恐れがあります。
1
電源を入れる前に次のことを確認します。
外部機器と正しく接続されていますか?
•
本体および接続するアンプなどの音量が最小になっていますか?
•
2
DR-3のリア・パネルにある POWER スイッチをオンにします。
fig.00-04
演奏する前に
演奏する前に
3
アンプなど接続している機器の電源をオンにします。
点滅している[INTRO/START]を押すと、演奏が始まります。
演奏を聞きながらリア・パネルの VOLUME つまみを回して、
DR-3 の音量を調節します。
fig.00-05
接続しているアンプなどの音量も適当な大きさに調節します。
■ 電源を切る
1
電源を切る前に、次のことを確認します。
本体および接続しているアンプなどの音量が最小になっていますか?
•
2
アンプなど接続している機器の電源をオフにします。
3
DR-3 の電源をオフにします。
この機器は回路保護のため、
電源をオンにしてからしばら
くは動作しません。
STOP[ ]を押すと、演
奏が止まります。
17
演奏する前に
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)
DR-3 を工場出荷時の設定に戻します。 これをファクトリー・
リセットといいます。
fig.00-06p
1
2, 4
3, 5, 6
1
[EDIT]を押します。
fig.00-07d
2
[ ]を押して、< SYSTEM >を選びます。
fig.00-08d
3
[ENTER]を押します。
fig.00-09d
18
4
[ ]を押して、< FACTORY RESET >を選びます。
fig.00-10d
5
[ENTER]を押します。
ファクトリー・リセットを実行してもよいかを確認するメッ
セージが表示されます。
fig.disp
中止するときは、[EXIT]を押します。
6
ファクトリー・リセットを実行するときは、[ENTER]を
押します。
ファクトリー・リセットが実行されます。
ファクトリー・リセットが終了すると、もとの画面に戻ります。
すべての設定が工場出荷時の状態に戻ります。
演奏する前に
演奏する前に
19
クイック・スタート
このクイック・スタートでは、DR-3 に内蔵されているスタイルを
使ったリズム演奏の楽しみかたを紹介します。
スタイルには、ロックやジャズなどいろいろなジャンルが用意され
ています。
好きなジャンルのスタイルを選んだら、パターンを切り替えて、自
分の演奏にあったリズムを構成してください。
各スタイルには、パターンが、「イントロ」や「エンディング」、
3 種類の「フィルイン」、「バース」(メインとなるリズム・パター
ン)まで用意されており、多彩なリズムを演奏できます。
20
デモを聴いてみよう
DR-3 のスタイルを活かしたデモ演奏を聴いてみましょう。
デモ演奏では、パターンが自動で切り替わります。演奏してい
るパターンのパターン・パッドが点灯します。
fig.QS-01p
1
1
[MANU]を押しながら、[AUTO]を押します。
デモ・モードになり、演奏が始まります。
パターンまたは、ソングの演奏中は、一度 STOP[ ]を押
して演奏を止めてから、手順 1 をしてください。
fig.QS-02d
スタイルとパターン
・・・曲を演奏するときには、曲
の部分によって異なったリズ
ム・パターンが必要になりま
す(イントロ、フィルイン、
エンディングなど)。このよう
な曲の変化を表現するために、
DR-3 には、8 つのリズム・パ
ターンが用意されています。
8 つのパターンを 1 つのセッ
2
トにしたものが「スタイル」
です。DR-3 は、ロックやジャ
ズなど、さまざまなジャンル
に合わせたスタイルを 100 種
類内蔵しています(プリセッ
ト・スタイル)。また、自分で
作成したパターンを組み合わ
せて新しいスタイルを作るこ
ともできます(ユーザー・ス
タイル)。
これらのデモを個人で楽しむ
以外に権利者の許諾なく使用
することは、法律で禁じられ
ています。
クイック・スタート
画面には、演奏しているスタイル名が表示されます。
2
STOP[ ]を押すと、デモ演奏が止まります。
再度デモ演奏を聴くときは、START[ ]を押します。
デモ演奏中は、パターン・
パッドを押して、パターンを
切り替えることはできません。
自分でパターンを切り替える
演奏については、「スタイルを
演奏してみよう」(P.22) をご
覧ください。
[MANU]、[AUTO]または
[SONG]を押してモードを切
り替えるときは、演奏を停止
してからおこなってください。
21
スタイルを演奏してみよう
スタイル演奏には自分でパターンを切り替える「マニュアル・
モード」と、DR-3 が自動でパターンを切り替える「 オート・
モード」の 2 種類があります。
はじめに、「マニュアル・モード」で演奏してみましょう。
パターンを選んで演奏する([MANU])
DR-3 の各スタイルには、イントロ、フィル A、バース A、フィ
ル B、バース B、フィル C、バース C、エンディングの 8 つの
パターンが用意されています。
マニュアル・モードでは、自分でパターンを切り替えて演奏し
ます。
fig.QS-03p
1
「オート・モード」について
は、P.31 をご覧ください。
2
3
パターン・パッド
1
演奏停止時に[MANU]を押して、ボタンを点灯させます。
マニュアル・モードになります。
スタイル画面が表示されます。
fig.QS-04d
スタイル番号
22
スタイル名
テンポ拍子小節
4
[INST]が点灯しているとき
は、パッドでドラムまたは
ベース音を演奏します
(P.58)。パッドでパターンを
切り替えるときは、[]
を押して、ボタンを点灯させ
てください。
2
[INTRO/START]を押す と、イントロ から演 奏が始ま り
ます。
3
いずれかのパターン・パッドを押して、パターンを切り替
えます。
パターン・パッドに割り当てられているパターンは次のように
なっています。
スタイルを演奏してみよう
[INTRO / START]以外の
パターン・パッドを押すと、
そのパターンから演奏が始
まります。
クイック・スタート
パッド
説明
INTRO/
START
イントロ
(前奏)を
演奏して
からバー
スAに移
ります。
FILL A VERSE A FILL B VERSE B FILL C VERSE C
フィルイン
A を演奏し
てバース A
に移ります。
主となる演
奏パターン
です。
フィルイン
B を演奏し
てバース B
に移ります。
パターン・パッドを押すと、現在演奏しているパターンの後、
押したパッドのパターンに切り替わります。
[FILL]を選ぶと、フィルインの演奏後、そのフィルインに対応
したバースが自動的に演奏されます。
例えば、[FILL A]を押すと、続いて[VERSE A]に切り替わ
ります。
4
[ENDING/STOP]を押すと、エ ンディングの後、演奏 が
止まります。
バース A の
応用パター
ンです。
バース A
フィルイン
Cを演奏し
てバース C
に移ります。
〜C の中
でもっと
も華やか
なパター
ンです。
フィルインとは・・・フレーズの
つなぎ目などに入れる装飾的
な演奏パターンです。
[FILL]を押したタイミングに
よって、最大 1 小節のフィル
インが演奏されます。
エンディングを演奏せずに止
めるときは、STOP[ ]を
押してください。
ENDING/
STOP
エンディ
ングの後、
演奏が止
まります。
23
スタイルを演奏してみよう
スタイルのバリエーションを演奏する(VARIATION)
同じスタイルでも、3 つの VARIATION ボタンを使って、演奏
を盛り上げたり、抑えたりして、演奏に変化をつけることがで
きます。
ボタン PTN KIT MUTE
キットを差し替
えます。音色が
変わります。
(ミュート)します。
説明
fig.QS-05p
パターンが変化
します。
1
ドラム・セットの一
部の音色を消音
3, 4, 5
キットとは・・・本体に内蔵され
た音色の中から、26 のドラム
用音色と 1 つのベース音色を
選んで 1 つのセットにまとめ
たものです。
VARIATION ボタンを押した
ときの設定は、スタイルごと
に異なります。
VARIATION ボタンは、マ
ニュアル・モードだけでなく、
オート・モード、ソング・
モード(P.34)のときも使う
ことができます。
2
VARIATIONボタン
1
演奏停止時に[MANU]を押して、ボタンを点灯させます。
マニュアル・モードになります。
2
[INTRO/START]を押す と、イントロ から演 奏が始ま り
ます。
3
VARIATION[PTN]を押します。
VARIATION[PTN]が点灯し、現在演奏しているパターンのバ
リエーションが演奏されます。
もう一度 VARIATION[PTN]を押すと、ボタンが消灯し、も
とのパターンが演奏されます。
24
6
VARIATION[PTN]ボタンは
バース以外のパターンには効
果がありません。
4
VARIATION[KIT]を押します。
VARIATION[KIT]が点灯し、ドラム・セットやベースの音色
が変わります。
もう一度 VARIATION[KIT]を押すと、ボタンが消灯し、もと
の音色になります。
5
VARIATION[MUTE]を押します。
VARIATION[MUTE]が点灯し、いくつかの楽器の音色が消音
(ミュート)されます。
もう一度 VARIATION[MUTE]を押すと、ボタンが消灯し、
消音された音も演奏されます。
6
[ENDING/STOP]を押すと、エ ンディングの後、演奏 が
止まります。
スタイルを演奏してみよう
スタイルによっては、音色が
変わらないものもあります。
クイック・スタート
25
スタイルを演奏してみよう
スタイルを選ぶ
DR-3 には、100 種類のスタイルが内蔵されています。
いろいろなスタイルを聴いてみましょう。
fig.QS-06p
1
自分でスタイルを作ることも
できます。詳しくは、「第 7 章
スタイルを作る」(P.61) をご
覧ください。
2
3
1
演奏停止時に[MANU]を押して、ボタンを点灯させます。
スタイル画面が表示されます。
fig.QS-04d
スタイル番号
スタイル名
テンポ拍子小節
2
VALUE ダイヤルを回して、スタイルを選びます。
3
[INTRO/START]を押す と、イントロ から演 奏が始ま り
ます。
演奏中でも、VALUE ダイヤルを回すと、スタイルが変わります。
4
[ENDING/STOP]を押すと、エ ンディングの後、演奏 が
止まります。
4
演奏中にスタイルを変えると、
次に演奏されるスタイル名の
前に「 」が表示されます。
現在演奏中のパターンが終わ
ると、スタイルが切り替わり、
「 」は消えます。
[INTRO / START]以外のパ
ターン・パッドを押すと、そ
のパターンから演奏が始まり
ます。
「プリセット・スタイル一覧」
(P.116)
26
テンポを変える([TEMPO])
演奏のテンポを変えてみましょう。
fig.QS-08p
1
[TEMPO (TAP)]を押します。
テンポ画面が表示されます。
fig.QS-09d
スタイルを演奏してみよう
クイック・スタート
2
3
1
2
VALUE ダイヤルでテンポを調節します。
20 〜 260 の範囲でテンポを調節することができます。
3
[EXIT]を押すと、もとの画面に戻ります。
■ ボタンを押した間隔でテンポを決める(タップ・テンポ)
ボタンを押した間隔でテンポを決めることができます。この機
能を「タップ・テンポ」といいます。
1
[TEMPO (TAP)]を 4 回以上押します。
ボタンを押した間隔でテンポが決まります。
27
スタイルを演奏してみよう
キーを変える([KEY SHIFT])
スタイルのキーを変えて(移調して)演奏することができます。
この機能を「キー・シフト」といいます。
fig.QS-10p
1
[KEY SHIFT]を押します。
キー・シフト画面が表示されます。
fig.QS-11d
2
3
1
2
VALUE ダイヤルでキーを設定します。
設定値は -12 〜 +12 で、+/-1 オクターブの範囲を半音単位で
設定することができます。
演奏のキーが変わります。
3
[EXIT]を押すと、もとの画面に戻ります。
キーを元に戻すときは、[KEY SHIFT]を押して、VALUE ダイ
ヤルでキーを「0」に設定します。
28
フット・スイッチを使ってみよう
フット・スイッチ (FS-5U など:別売)を使って演奏のスター
ト/ストップやバース(P.23)を切り替えることができます。
演奏中に足元で演奏をコントロールでき、便利です。
フット・スイッチは、2 つまで接続することができます。
フット・スイッチを接続する
クイック・スタート
1
本体背面の FOOT SW ジャックにフット・スイッチを接続
します。
fig.QS-14
PCS-31:別売
白
演奏の
(
スタート/ストップ用
(バース切り替え用)
)
フット・スイッチを 2つ接続したとき
工場出荷時は、白い線のあるプラグに接続したフット・スイッ
チが演奏のスタート/ストップ用、赤い線のあるプラグに接続
したフット・スイッチがバース切り替え用になります。
赤
フット・スイッチを接続する
ときは、誤動作やスピーカー
などの破損を防ぐため、必ず
すべての機器の音量を最小に
して電源を切ってください。
フット・スイッチを 2 つ接続
するときは、専用ケーブル
PCS-31(別売)が必要になり
ます。
FOOT SW ジャックにフッ
ト・スイッチ(FS-5U:別売)
を接続する際は、ポラリ
ティー・スイッチを次のよう
に設定してください。
ポラリティー・
スイッチ
フット・スイッチの機能を変
更することができます。詳し
くは、「フット・スイッチに機
能を割り当てる」(P.49) をご
覧ください。
29
フット・スイッチを使ってみよう
フット・スイッチを使う
ここでは、フット・スイッチを 2 つ接続した場合を例にして説
明します。
フット・スイッチを 1 つだけ接続したときは、演奏のスタート
/ストップのみフット・スイッチで操作できます。
1
演奏停止時、[MANU]を押して、ボタンの ランプを点灯
させます。
マニュアル・モードになります。
2
白い線のあるプラグに接続したフット・スイッチを踏む
と、演奏が始まります。
イントロから演奏が始まります。
3
赤い線のあるプラグに接続したフット・スイッチを踏む
と、フィルインの後、次のバースに変わります。
4
白い線のあるプラグに接続したフット・スイッチを踏む
と、エンディングの後、演奏が止まります。
フット・スイッチの機能を変
更することができます。詳し
くは、「フット・スイッチに機
能を割り当てる」(P.49) をご
覧ください。
赤い線のフット・スイッチを
踏むと、現在演奏している
バースから、フィルインを入
れて次のバースにパターンを
切り替えます。バース A の演
奏中はバース B、バース B の
演奏中はバース C、バース C
の演奏中はバース A になりま
す。
フット・スイッチを続けて踏
むと、踏んだ回数によって次
のバースを選ぶことができま
す。
30