Pentax 645N II User Manual [ja]

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このたびはペンタックス中判カメラ をお買い上げ いただき誠にありがとうございます。 カメラを十分にご理解してお使いいただくため、この説明 書を最後までお読みいただきますようお願いいたします。 なおこのカメラには、機能を撮影スタイルに合わせて設定 できる10項目のペンタックスファンクション機能がありま すが、本文中では基本的にその初期設定(工場出荷状態)の 内容を基に説明を行っています。
「林檎の秘密」(有料)
すぐに役立つ写真の基礎知識
露出の仕組みや光の測り方、 ピントの合わせ方など写真の 基礎を豊富なイラストと作例 でわかりやすく解説していま す。お買い求めは、ペンタッ クスサービス窓口・ペンタッ クスファミリーまたは、最寄 りのカメラ店で。
記号について
操作の方法
注目してください
点滅します
商標について
PENTAXおよびペンタックス、smc PENTAXはHOYA株 式会社の登録商標です。
本文中のイラストおよび液晶モニターの表示画面は、実際 の製品と異なる場合があります。

カメラを安全にお使いいただくために

この製品の安全性については十分注意を払っております が、下記マークの内容については特に注意をしてお使いく ださい。
警告
このマークの内容を守らなかった場合、人が重大な傷害を 受ける可能性があることを示すマークです。
注意
このマークの内容を守らなかった場合、人が軽傷または中 程度の傷害を受けたり、物的損害の可能性があることを示 すマークです。
は、禁止事項を表わすマークです。
は、注意を促すためのマークです。
警告
ストラップが首に巻き付くと危険です。小さなお子 様がストラップを首に掛けないようにご注意くだ さい。
望遠レンズを付けた状態で、長時間太陽を見ないで ください。目を痛めることがあります。特に、レン ズ単体では、失明の原因になりますのでご注意くだ さい。
注意
電池をショートさせたり、火の中に入れないでくだ さい。また、分解や充電をしないでください。破 裂・発火の恐れがあります。
万一、カメラ内の電池が発熱・発煙を起こしたとき は、速やかに電池を取り出してください。この場 合、やけどに十分ご注意ください。
1

取り扱い上の注意

海外にお出かけの際は、国際保証書をお持ちください。 また、旅行先での問い合わせの際に役立ちますので、製 品に同梱しておりますワールド・ワイド・ネットワー クも一緒にお持ちください。
汚れ落としに、シンナーやアルコール・ベンジンなど の有機溶剤は使用しないでください。
高温多湿の所は避けてください。特に車の中は高温に なりますのでご注意ください。
防虫剤や薬品を扱う所は避けてください。また、カビ 防止のためケースから出して、風通しの良い所に保管 してください。
このカメラは防水カメラではありませんので、雨水な どが直接かかるところでは使用できません。
強い振動・ショック・圧力などを加えないでください。 オートバイ・車・船などの振動は、クッションなどを 入れて保護してください。
高温では液晶表示が黒くなることがありますが、常温 に戻れば正常になります。
低温下では、液晶の表示応答速度が遅くなることもあ りますが、これは液晶の性質によるもので、故障では ありません。
レンズキャップを外した状態でカメラを三脚などに取 り付けたまま放置しないでください。太陽光によりカ メラ内部を傷めることがあります。
2
長期間使用しなかったときや、大切な撮影(結婚式、旅 行など)の前には、必ず試し撮りしてカメラが正常に 機能しているかを確認してください。本製品の故障に 起因する付随的損害(撮影に要した諸費用や逸失利益 等)については、保証いたしかねます。
高性能を保つため、12年毎に定期点検をしてくださ い。長期間使用しなかったときや、大切な撮影の前に は点検や試し撮りをしてください。
急激な温度変化を与えると、カメラの内外に水滴が生 じます。カメラをバッグやビニール袋などに入れ、温 度差を少なくしてから取り出してください。
カメラの使用温度範囲は-10℃~50℃です。
カメラの 中 や フ ィ ル ム バ ッ クにゴミや泥・砂・ホコリ・
水・有害ガス・塩分などが付かないようにご注意くだ さい。故障の原因になります。雨や水滴などが付いた ときは、よく拭いて乾かしてください。
レンズ、ファインダー窓のホコリは、きれいなレンズ ブラシで取り去ってください。スプレー式のブロワー は、レンズを破損させる恐れがありますので、使用し ないでください。
目 次
カメラを安全にお使いいただくために ............. 1
取り扱い上の注意.............................................. 2
各部の名称......................................................... 5
表示パネル/ファインダー内の表示ガイド ...... 7
レンズ・アクセサリーとの組み合わせ ............. 8
カメラの準備と基本操作編
ストラップの取り付け..................................... 10
電池のセット ................................................... 11
電源のONOFF ............................................. 13
電池消耗時の警告表示.................................................... 14
レンズの着脱 ................................................... 15
120220フィルムバック645の着脱方法 ....... 17
フィルムのセット............................................ 18
フィルム感度の設定方法 ................................. 21
フィルムの取り出し ........................................ 22
フィルムの途中巻き取り ................................. 23
大型アイカップの取り付け ............................. 24
ファインダーの視度調整 ................................. 25
撮影編
撮影編の構成.................................................... 26
基本的な撮影手順 ............................................ 28
オートフォーカス(AF.................................. 30
マニュアルフォーカス(MF........................... 32
AFモード
:シングルz ................................................ 34
:コンティニアスh...................................... 35
AFエリア
3AF9 .................................................... 36
:スポットAF5 ........................................... 37
フォーカスロック撮影 ..................................... 38
プレビュー(絞り込み)................................... 40
1コマ撮影......................................................... 41
連続撮影........................................................... 41
セルフタイマー撮影......................................... 42
ミラーアップ.................................................... 43
ミラーアップの解除......................................... 44
3
目 次
多重露出撮影 ................................................... 45
露出モード
:プログラム自動露出 .................................. 47
:絞り優先自動露出 ...................................... 48
:シャッター優先自動露出 ........................... 49
:マニュアル露出.......................................... 51
:バルブ ........................................................ 53
1/2EVステップの
シャッター速度設定方法 ...................... 55
露出警告について ............................................................... 56
測光モード
:分割測光..................................................... 57
:中央重点測光 ............................................. 58
:スポット測光 ............................................. 59
露出補正........................................................... 60
オートブラケット撮影 ..................................... 61
AEロック撮影 .................................................. 65
ストロボの使い方 ............................................ 66
日中シンクロ撮影 ............................................ 70
低速シンクロ撮影 ............................................ 71
4
付録
ペンタックスファンクション(PF................ 72
撮影データの写し込み..................................... 83
専用アクセサリー[別売]............................... 87
こんなときは? ............................................... 90
主な仕様 .......................................................... 92
さくいん .......................................................... 94
アフターサービスについて ............................. 96
ペンタックスファンクションの
設定表示一覧............................................... 97
ペンタックス
ピックアップリペアサービス .................. 巻末

各部の名称

前面上部
AFモード切り替えレバー
x3435ページ]
露出補正ダイヤル[x21607386ページ]
露出補正ダイヤルロックボタン
シャッターダイヤル
視度調整リング
x25ページ]
AEエリア切り替えレバー
x3637ページ]
測光モード切り替えレバー
x575859ページ]
表示パネル[x7ページ]
電源スイッチ
x13ページ]
AEロックボタン
x6573ページ]
アップ/ダウンボタン
レリーズネジ穴[x54ページ]
オートブラケットレバー[x62ページ]
ホットシュー[x66ページ]
シャッターダイヤルロックボタン
レンズ情報接点
レンズ取り外しボタン[x15ページ]
プレビューレバー[x40ページ]
ドライブダイヤル
x41424344ページ]
シャッターボタン[x28ページ]
5
背面下部
電池ホルダー[x11 ページ]
ワンタッチレリーズソケット
x54ページ]
途中巻き取りボタン[x23ページ]
吊り金具[x10ページ]
フィルムバック着脱つまみ[x17ページ]
電池ホルダー着脱つまみ[x11 ページ]
外部電源ソケット[x12ページ]
三脚ネジ穴
タテ位置三脚ネジ穴
多重露出レバー
x4445ページ]
ストラップ回転止め
Xシンクロソケット[x69ページ]
フィルムバック
x17ページ]
吊り金具[x10ページ]
6

表示パネル/ファインダー内の表示ガイド

表示パネル
:
撮影データ写し込み[x83ページ]
:
電池消耗警告[x14ページ]
:
フィルム感度[x21ページ]
:
フィルム感度値[x21ページ]
:
フィルムカウンター[x20ページ]
ファインダー内表示
:
スポット範囲円[x3759ページ] AFフレーム
:
3AFフレーム)[x36ページ]
:
露出補正[x60ページ]
:
バーグラフ[x5260626364ページ]
:
合焦(ピント情報)[x2830ページ] シャッター速度
:
x4748505256ページ]
絞り値
:
x474850525356ページ]
:
AEロック[x65ページ]
:
ストロボ情報[x66ページ]
7

レンズ・アクセサリーとの組み合わせ

レンズ・アクセサリーとの組み合わせ時の各機能
機能
プログラム自動露出 N
絞り優先自動露出 N
シャッター優先自動露出 N
マニュアル露出 N
プログラムTTLオートストロボ撮影 N
TTLオートストロボ撮影 N
AF540FGZ、AF500FTZ、AF360FGZ AF330FTZ
絞りA位置でのファインダー内の絞 り値表示
絞りA位置以外でのファインダー内 の絞り値目安表示
使用時の自動照射角変化
オートフォーカス × N
マニュアルフォーカス時のファイン ダー内合焦表示 
4
分割測光、中央重点測光、スポット 測光切り替え
フィルムへの焦点距離データの写し 込み
8
レンズ単体での使用
A645レンズ FA645 レンズ AFA645レンズ AFA6 45 レンズ 67レンズ
× N
N
N
5 6 5 5
N
N
× N
N
N
N
N
N
N
N
N
N
N
レンズ+リアコン バーター Aレンズ+ オート接写リングA
8
N
N
N
N
N
N
レンズ+ヘリコイド
接写リング
××
2
N
××
2
N
××
N
レンズ+67レンズ用
1
アダプター 645
N
N
N
×××
3
O
O
3
××
××
×××
N
N
N
7 7
O
N
O
×××
1ヘリコイド接写リング同様、情報接点のないアクセサリーはこの項目にあてはまります。
2絞込み測光になります。
3オート接写リングA使用時は、全てのレンズでレンズの絞り値そのままが表示されます。
リアコンバーター A645 2X使用時は、全てのレンズでレンズの絞り値がそのまま表示されます。 リアコンバーター A645 1.4Xは、専用設計のため、A*645 300mm F4FA*645 300mm F4以外のレンズとの組み合わせでは表示内容に 違いを生じます。
[レンズの絞り値をそのまま表示]
 ・FA645 300mm F5.6 ・FA645 400mm F5.6 ・A*645 600mm F5.6
[組み合わせるとレンズとの合成絞り値を表示]
 ・A645 200mm F4 ・FA645 200mm F4 ・A*645 300mm F4 ・FA*645 300mm F4  ・A645マクロ 120mm F4 ・FA645マクロ 120mm F4
[組み合わせるレンズの2絞り絞った値を表示]
(例)レンズの絞り値がF4の場合、F8を表示
 ・FA645 150mm F2.8
4レンズ単体、もしくはアクセサリーと組み合わせた場合の合成換算絞り値がF5.6以上明るい場合のみ。
5A645マクロ 120mm F4は、等倍~1/2 倍においての作動は保証できません。
AFエリアの設定が3 AF になっている場合でも、合焦表示はスポットAFでおこなわれます。
6AFエリアの設定が3AF になっている場合は、合焦表示も3AFでおこなわれます。
7分割測光を選択しても中央重点測光になります。
8FA645 4585mm F4.5FA645 80160mm F4.5は近似値が写し込まれます。
9
カメラの準備と基本操作編

ストラップの 取り付け

ストラップの長さは、留め具 で調整してください。
ストラップの取り付け後、ス トラップを引っ張り確実に ロックされていることを確 認してください。
ストラップにはポケットが ついていますので、小物入れ としてご利用ください。
10
1
2
3
コインなどでファスナーのロック板を矢印方向に押すと ロックが解除されます。
ファスナーの点線で示す矢印部分を手前に見えるように して、穴を吊り金具に入れ、ロック板を元に戻すとロック されます。
取り外すときは、手順 と同じようにロック板を矢印方 向に押してください。
1
カメラの準備と基本操作編

電池のセット 電池ホルダー着脱つまみを起こし、矢印方向に回して電池

使用電池は、単3形リチウム 電池および単3 アルカリ電 池です。
このカメラは電池がないと
動きませんので、操作をする 前には、必ず決められた単3 電池を6個入れてください。
Ni-MH(ニッケル水素)充電
池も使用できますが、使用回 数・充放電方法など条件によ る特性のばらつきが大きく、 低温での特性もあまりよく ないため、できるだけ単3 形 リチウム電池か単3 形アルカ リ電池をご使用ください。
–つづく–
1
2
3
ホルダーを取り出します。
3形電池6本を電池ホルダーの表示に合わせて入れます。
カメラに電池ホルダーを入れ、電池ホルダー着脱つまみを 図の方向に回してロックをし、元の位置に戻します。
11
カメラの準備と基本操作編
つづき
電池を交換するときは、全部 を一度に、同一メーカー・同 一種類で行なってください。 また、新しい電池と古い電池 を混ぜないでください。
カメラご購入時に同梱され ている電池は作動確認用の サンプル電池です。従って右 記のフィルム本数を撮影で きないことがあります。
長い間使わないときは電池 を取り出しておいてくださ い。液漏れの原因となりま す。
電池を入れ替えてもフィル ム感度やフィルム枚数はそ のまま記憶されています。
撮影可能フィルム本数およ びバルブ時間は、使用条件に よって変わりますのでご注 意ください。
撮影可能フィルム本数およびバルブ時間
20℃]新品電池で当社試験条件による
アルカリ電池 3リチウム電池
120フィルム 130本約320 220フィルム 100本約250 バルブ露出時間 8時間 12時間
撮影可能フィルム本数およびバルブ時間
[-10℃]新品電池で当社試験条件による
アルカリ電池 3リチウム電池
120フィルム 約7本約120 220フィルム 約5本約90 バルブ露出時間 6時間 10時間
低温では、一時的に電池の性能が低下することがありますが、常温に戻れば使用できま す。また、撮影できるフィルム本数が少なくなります。
海外旅行・寒冷地での撮影や写真をたくさん撮るときは、予備電池をご用意ください。別 売りのリモートバッテリーパック645(外部電源)を外部電源ソケットに差し込んでご使 用いただくこともできます。
12
カメラの準備と基本操作編
電源のONOFF 電源スイッチをi位置にすると電源が入
使わないときは、必ず電源を 切っておいてください。 シャッターボタンが押され ると電池が消耗します。
電源が r 位置でも表示パネ ルのフィルム枚数表示は常 に表示されます。
1
2
り、電源スイッチをr位置にすると電源 が切れます。
電源スイッチをU位置にすると以下の条 件で電子音が鳴ります。
ピントが合ったとき
撮影可能枚数が残り1 枚になったとき
ミラーアップを行ったとき
13
カメラの準備と基本操作編
表示パネルの電池消耗警告
e が点滅になると、ファイ ンダー内の表示は消え、カメ ラが作動しなくなります。

電池消耗時の警告表示

電池が消耗すると、表示パネルに電池消 耗警告e が点灯します。お早めに電池を 交換してください。(x11 ページ) 電池マークe が出たままでも、シャッ ターが切れれば露出に問題はありませ ん。
14
カメラの準備と基本操作編

レンズの着脱 レンズの取り付け

レンズ取り付け時は、レンズ 取り外しボタンを押さない でください。レンズの取り付 けが不完全になります。
レンズ取り付け後は、レンズ を取り付け方向とは逆に軽 く回して、確実に取り付いて いることを確認してくださ い。
オートフォーカス対応でな い従来レンズ[Aレンズ]も このカメラに取り付けてほ とんどの機能がそのまま使 用できます。
他社製レンズを本製品に使 用されたことによる事故、故 障などにつきましては保証 いたしかねます。
–つづく–
1
2
3
レンズ取り外しボタンを押しながら、ボ ディーマウントキャップを外します。
レンズのマウントキャップを外しカメラ とレンズの赤点のマウント指標を合わせ て、レンズをカメラにはめ込み、レンズ を右に回すと「カチッ」と音がしてロッ クされます。
レンズキャップは、矢印部分を内側に押 すと外れます。
15
カメラの準備と基本操作編
つづき
カメラやレンズのマウント 面には、レンズ情報接点や AF カプラーがあります。この部 分にゴミや汚れが付いたり、 腐食が生じると、電気系のト ラブルの原因になる場合が あります。汚れたときは、乾 いた柔らかい布できれいに 拭いてください。
外したレンズは、マウント周 辺を傷付けないため、カメラ に取り付く面を下にして置 かないでください。
レンズの取り外し
レンズを外すときは、レンズ取り外しボ タンを押したまま、レンズを左へ回して ください。
16
カメラの準備と基本操作編

120220フィルム バック645の着脱方 法

フィルムバックの上下を逆
にして無理に入れると故障 の原因になります。
1
2
1
付け方
図の赤点部分が合っていることを確認 後、フィルムバックの左右の端を「カ チッ」と音がするまで押し込んでカメラ に差し込んでください。
フィルムバック着脱つまみを右に90°回 してロックします。フィルムバック着脱 つまみは下に倒しておきます。
外し方
フィルムバック着脱つまみを起こして、 赤点部分まで回し更に左に回すとフィル ムバックが外れます。
17
カメラの準備と基本操作編

フィルムのセット

フィルムを入れた後、必ず フィルム感度の設定を行っ てください。x21ページ
フィルムバックの種類につ いて
120 フィルムバックは 120 フィルム専用、220フィルム バックは220 フィルム専用で す。必ずフィルムの種類に あったフィルムバックをご使 用ください。異なった種類の フィルムを装填すると、ピン トがずれたり、巻き上げの動 作が正常に行われなくなりま す。
スプール押さえ
x19ページ]
スタートマーク
x19ページ]
巻き上げギア[x19ページ]
空スプール
圧板
x20ページ]
フィルムをセットした状態
巻き上げギヤ
下から
スタートマーク
見たところ
18
カメラの準備と基本操作編
220 フィルムの場合、スター
トマークの矢印の前に点線 のマークが出てきます。この 点線をフィルムバックのス タートマークに合わせると、 最初の約3 枚分が未露光とな ります。
スタートマークより後側に
合わせると、最後のコマが正 しく露光されなくなります。
1 2
3 4
5 6
スタートマーク
空スプールを図の位置に入れ、スプール 押さえで止めます。 新しいフィルムのシールをはがし、黒い 何も書いていない面が外側になるように フィルムバックに入れ、スプール押さえ で止めます。
フィルム先端を空スプールの溝に差し込 みます。 フィルムを軽く押さえながら巻き上げギ ヤを矢印方向に回します
巻き上げギヤを回していくと、スタート マーク(矢印)が出てくるので、フィル ムバックのスタートマークz(赤線)に 合わせます。 フィルムバックをカメラにセットしま す。
19
カメラの準備と基本操作編
7
手順 で、シャッターボタ ンを押す前には、表示パネル にA が表示されます。
多重露出がセットされてい る状態では、表示パネルの フィルム枚数のA が点滅し ます。多重露出を解除し、 シャッターボタンを押し直 してください。
フィルムには直射日光が当 たらないようにご注意くだ さい。
カメラの操作に慣れるまで は、カメラにフィルムを入れ ないで練習されることをお 勧めします。
20
7 8
電源スイッチをONにして、シャッターボ タンを押すと自動的にフィルムが1 枚目 まで送られ、表示パネルにB が表示され ます。 表示パネルのA表示が点滅しているとき は、フィルムが正しく入っていません。も う一度正しく入れ直してください。
表示パネルのフィルム枚数表示は、撮影するごとに1つずつ進みます。(順算表示) この表示は、ペンタックスファンクションの設定により逆算表示(撮影可能残数表示)に 変更も可能です。(x80ページ)
フィルム傷の原因になりますので、圧板は常にきれいにしておいてください。ごみや汚 れが付いたときは、きれいな布で拭いてください。
空スプールの溝から飛び出たフィルム先端部分はスプールに沿って折り曲げてくださ い。フィルムのゆるみや太巻きによる感光の原因になります。
フィルムの入っていないフィルムバックをカメラに取り付けた場合、まれに表示パネル のA表示が点滅します。この場合、フィルムバックの着脱を何度かしてA表示が消えれ ばそのままお使いいただけます。
撮影途中でのフィルムバックの交換はできません。
撮影可能枚数は、120 フィルムバックで15 枚、220 フィルムバックで 32 枚ですが、ペン
タックスファンクションの設定により変更が可能です。(x82ページ)
電源スイッチがU位置になっていると、撮影可能枚数が残り1枚になった時点で電子音が3秒鳴り、撮影可能枚数が少なくなったことを知らせます。
カメラの準備と基本操作編

フィルム感度の設定 方法

露出補正ダイヤルを a 位置 から外すときは、露出補正ダ イヤルロックボタンを押し ながら回します。
露出補正ダイヤルが f 位置 では表示パネルのf 表示が 点滅し、ファインダー内の表 示は消えます。
露出補正ダイヤルがf位置で はシャッターは切れません。
フィルム感度は ISO6 6400 の間で1/3 段階毎に設定でき ます。
フィルムバックのメモホル ダーに使用フィルムの箱の ふたを切り取って入れ、フィ ルム種類の確認用としてご 利用ください。
表示パネルのフィルム感度 値とf表示は電源がONであ れば常に表示されます。
1
2
3
露出補正ダイヤルを回し、f位置にします。
アップ/ダウンボタンで感度を設定します。 アップボタンY では数字が大きい方に、ダウンボタンZ では数字が小さい方に変化します。
設定終了後、露出補正ダイヤルをa位置に戻します。
21
カメラの準備と基本操作編

フィルムの取り出し フィルムを最後まで撮り終えると、自動的に巻き取って停

フィルムには直射日光が当 たらないようにご注意くだ さい。
フィルムをシールで止める ときに、あまり強く巻きすぎ る と、圧 力 カ ブ リ(圧 力 で フィルムが感光したように なる現象)を起こすことがあ るのでご注意ください。
フィルムバックを外すと表 示パネルのフィルム枚数表 示は消えます。
1
2
3
止し、表示パネルにG が表示されます。
フィルムバックをカメラから外します。
フィルムバックを取り出し、先端を内側に折り曲げてから フィルムに付いているシールでフィルムがたるまないよ うに止めてください。
22
カメラの準備と基本操作編

フィルムの途中巻き 取り

フィルムを最後まで撮り終 わらないうちに、途中で取 り出したいときに使いま す。
途中巻き取りボタンは止ま
る位置まで完全に押し込ん でください。フィルムが正し く巻き取られていない場合 があります。
フィルム巻取り中は、表示パ
ネルのフィルム枚数表示が 順に増えていきます。
1
2
3
電源スイッチをi 位置にします。
途中巻き取りボタンをペンの先などで押すと、フィルムを最後 まで巻き取ります。
表示パネルのG 表示を確認してから、 フィルムバックをカメラから外しフィル ムを取り出します。Gが表示されないと きは、再度途中巻き取りボタンを押して みてください。
23
カメラの準備と基本操作編

大型アイカップの取 り付け

このカメラには、標準のア イカップの他に大型のアイ カップが付属しておりま す。お好みで使い分けてく ださい。
大型アイカップを外すとき は逆の操作で行います。
レフコンバーターなどのア クセサリーを取り付けると きは、アイカップを外してか ら行います。
1 円、50 円などの小さな径の 硬貨を使用すると、ファイン ダーの接眼レンズに接触し、 傷を付ける恐れがあります。
24
1
2
3
図の部分を左に回して標準アイカップを外します。
大型アイカップの固定ピンとアイピースの溝を合わせて 取り付けます。
コインなどを溝に入れて右に回して固定します。
カメラの準備と基本操作編

ファインダーの視度 調整

視度の調整範囲は、-3.5~+
1
[毎メートル]です。
1m
視度調整はご使用前に必ず
行ってください。
視度調整リングを回し、ファインダー内 のAFフレーム える位置に調整します。 視度は時計方向に回すと-側、反時計方 向に回すと+側に調整されます。
の線が最もはっきり見
l
25
撮影編

撮影編の構成

基本的な撮影手順..................................................28ページ
ピント関連
ピント合わせ方法の選択
オートフォーカス(AF).................................30ページ
マニュアルフォーカス(
AFモードの選択
MF
)....................32ページ
シングル..........................................................................
コンティニアス........................................................
AFエリアの選択
3点AF ...............................................36
スポット
AF.......................................37
フォーカスロック撮影......................................
プレビュー(絞り込み)...................................
26
34
ページ
35
ページ
ページ ページ
38
ページ
40
ページ
巻き上げ関連
ドライブモードの選択
●1コマ撮影......................................................................41ページ
連続撮影 .........................................................................
セルフタイマー撮影...........................................
ミラーアップ.............................................................
多重露出撮影.............................................................
41
ページ
42
ページ
43
ページ
45
ページ
撮影編
露出関連
露出モードの選択
プログラム自動露出...........................................47ページ
絞り優先自動露出.................................................
シャッター優先自動露出...............................
マニュアル露出 .......................................................
バルブ................................................................................
測光モードの選択
分割測光 .........................................................................
中央重点測光 .............................................................
スポット測光 .............................................................
露出補正 .........................................................................
オートブラケット撮影.....................................
AE
ロック撮影...........................................................65ページ
48
ページ
49
ページ
51
ページ
53
ページ
57
ページ
58
ページ
59
ページ
60
ページ
61
ページ
ストロボ関連
ストロボの使い方 .................................................66ページ
日中シンクロ撮影 .................................................
低速シンクロ撮影 .................................................
70
ページ
71
ページ
27
撮影編

基本的な撮影手順

28
このページでのカメラの各設定は以下のとおりです。
ピント .....................................................................................オートフォーカス(x30ページ)
AFモード ..............................................................................................シングルzx34ページ)
AFエリア ........................................................3AFlx36ページ)
露出 .....................................................................................プログラム自動露出(x47ページ)
ドライブダイヤルの位置 ..................................1コマ撮影(x41ページ)
1
2
ファインダー内のAFフレームl の内側に被写体を合 わせます。
シャッターボタンを半押しします。 ファインダー内にシャッター速度と絞り 値が表示されます。同時に自動的にピン ト合わせが行われ、ファインダー内にu が点灯します。
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