Page 1

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Page 2

このたびはペンタックス中判カメラ をお買い上げ
いただき誠にありがとうございます。
カメラを十分にご理解してお使いいただくため、この説明
書を最後までお読みいただきますようお願いいたします。
なおこのカメラには、機能を撮影スタイルに合わせて設定
できる10項目のペンタックスファンクション機能がありま
すが、本文中では基本的にその初期設定(工場出荷状態)の
内容を基に説明を行っています。
「林檎の秘密」(有料)
すぐに役立つ写真の基礎知識
露出の仕組みや光の測り方、
ピントの合わせ方など写真の
基礎を豊富なイラストと作例
でわかりやすく解説していま
す。お買い求めは、ペンタッ
クスサービス窓口・ペンタッ
クスファミリーまたは、最寄
りのカメラ店で。
記号について
操作の方法
注目してください
点滅します
商標について
PENTAXおよびペンタックス、smc PENTAXはHOYA株
式会社の登録商標です。
本文中のイラストおよび液晶モニターの表示画面は、実際
の製品と異なる場合があります。
Page 3

カメラを安全にお使いいただくために
この製品の安全性については十分注意を払っております
が、下記マークの内容については特に注意をしてお使いく
ださい。
警告
このマークの内容を守らなかった場合、人が重大な傷害を
受ける可能性があることを示すマークです。
注意
このマークの内容を守らなかった場合、人が軽傷または中
程度の傷害を受けたり、物的損害の可能性があることを示
すマークです。
は、禁止事項を表わすマークです。
は、注意を促すためのマークです。
警告
ストラップが首に巻き付くと危険です。小さなお子
様がストラップを首に掛けないようにご注意くだ
さい。
望遠レンズを付けた状態で、長時間太陽を見ないで
ください。目を痛めることがあります。特に、レン
ズ単体では、失明の原因になりますのでご注意くだ
さい。
注意
電池をショートさせたり、火の中に入れないでくだ
さい。また、分解や充電をしないでください。破
裂・発火の恐れがあります。
万一、カメラ内の電池が発熱・発煙を起こしたとき
は、速やかに電池を取り出してください。この場
合、やけどに十分ご注意ください。
1
Page 4

取り扱い上の注意
● 海外にお出かけの際は、国際保証書をお持ちください。
また、旅行先での問い合わせの際に役立ちますので、製
品に同梱しておりますワールド・ワイド・ネットワー
クも一緒にお持ちください。
● 汚れ落としに、シンナーやアルコール・ベンジンなど
の有機溶剤は使用しないでください。
● 高温多湿の所は避けてください。特に車の中は高温に
なりますのでご注意ください。
● 防虫剤や薬品を扱う所は避けてください。また、カビ
防止のためケースから出して、風通しの良い所に保管
してください。
● このカメラは防水カメラではありませんので、雨水な
どが直接かかるところでは使用できません。
● 強い振動・ショック・圧力などを加えないでください。
オートバイ・車・船などの振動は、クッションなどを
入れて保護してください。
● 高温では液晶表示が黒くなることがありますが、常温
に戻れば正常になります。
● 低温下では、液晶の表示応答速度が遅くなることもあ
りますが、これは液晶の性質によるもので、故障では
ありません。
● レンズキャップを外した状態でカメラを三脚などに取
り付けたまま放置しないでください。太陽光によりカ
メラ内部を傷めることがあります。
2
● 長期間使用しなかったときや、大切な撮影(結婚式、旅
行など)の前には、必ず試し撮りしてカメラが正常に
機能しているかを確認してください。本製品の故障に
起因する付随的損害(撮影に要した諸費用や逸失利益
等)については、保証いたしかねます。
● 高性能を保つため、1~2年毎に定期点検をしてくださ
い。長期間使用しなかったときや、大切な撮影の前に
は点検や試し撮りをしてください。
● 急激な温度変化を与えると、カメラの内外に水滴が生
じます。カメラをバッグやビニール袋などに入れ、温
度差を少なくしてから取り出してください。
● カメラの使用温度範囲は-10℃~50℃です。
● カメラの 中 や フ ィ ル ム バ ッ クにゴミや泥・砂・ホコリ・
水・有害ガス・塩分などが付かないようにご注意くだ
さい。故障の原因になります。雨や水滴などが付いた
ときは、よく拭いて乾かしてください。
● レンズ、ファインダー窓のホコリは、きれいなレンズ
ブラシで取り去ってください。スプレー式のブロワー
は、レンズを破損させる恐れがありますので、使用し
ないでください。
Page 5

目 次
カメラを安全にお使いいただくために ............. 1
取り扱い上の注意.............................................. 2
各部の名称......................................................... 5
表示パネル/ファインダー内の表示ガイド ...... 7
レンズ・アクセサリーとの組み合わせ ............. 8
カメラの準備と基本操作編
ストラップの取り付け..................................... 10
電池のセット ................................................... 11
電源のON/OFF ............................................. 13
● 電池消耗時の警告表示.................................................... 14
レンズの着脱 ................................................... 15
120・220フィルムバック645の着脱方法 ....... 17
フィルムのセット............................................ 18
フィルム感度の設定方法 ................................. 21
フィルムの取り出し ........................................ 22
フィルムの途中巻き取り ................................. 23
大型アイカップの取り付け ............................. 24
ファインダーの視度調整 ................................. 25
撮影編
撮影編の構成.................................................... 26
基本的な撮影手順 ............................................ 28
オートフォーカス(AF).................................. 30
マニュアルフォーカス(MF)........................... 32
AFモード
:シングルz ................................................ 34
:コンティニアスh...................................... 35
AFエリア
:3点AF9 .................................................... 36
:スポットAF5 ........................................... 37
フォーカスロック撮影 ..................................... 38
プレビュー(絞り込み)................................... 40
1コマ撮影......................................................... 41
連続撮影........................................................... 41
セルフタイマー撮影......................................... 42
ミラーアップ.................................................... 43
ミラーアップの解除......................................... 44
3
Page 6

目 次
多重露出撮影 ................................................... 45
露出モード
:プログラム自動露出 .................................. 47
:絞り優先自動露出 ...................................... 48
:シャッター優先自動露出 ........................... 49
:マニュアル露出.......................................... 51
:バルブ ........................................................ 53
● 1/2EVステップの
シャッター速度設定方法 ...................... 55
● 露出警告について ............................................................... 56
測光モード
:分割測光..................................................... 57
:中央重点測光 ............................................. 58
:スポット測光 ............................................. 59
露出補正........................................................... 60
オートブラケット撮影 ..................................... 61
AEロック撮影 .................................................. 65
ストロボの使い方 ............................................ 66
日中シンクロ撮影 ............................................ 70
低速シンクロ撮影 ............................................ 71
4
付録
ペンタックスファンクション(PF)................ 72
撮影データの写し込み..................................... 83
専用アクセサリー[別売]............................... 87
こんなときは? ............................................... 90
主な仕様 .......................................................... 92
さくいん .......................................................... 94
アフターサービスについて ............................. 96
ペンタックスファンクションの
設定表示一覧............................................... 97
ペンタックス
ピックアップリペアサービス .................. 巻末
Page 7

各部の名称
前面上部
AFモード切り替えレバー
[x34、35ページ]
露出補正ダイヤル[x21、60、73、86ページ]
露出補正ダイヤルロックボタン
シャッターダイヤル
視度調整リング
[x25ページ]
AEエリア切り替えレバー
[x36、37ページ]
測光モード切り替えレバー
[x57、58、59ページ]
表示パネル[x7ページ]
電源スイッチ
[x13ページ]
AEロックボタン
[x65、73ページ]
アップ/ダウンボタン
レリーズネジ穴[x54ページ]
オートブラケットレバー[x62ページ]
ホットシュー[x66ページ]
シャッターダイヤルロックボタン
レンズ情報接点
レンズ取り外しボタン[x15ページ]
プレビューレバー[x40ページ]
ドライブダイヤル
[x41、42、43、44ページ]
シャッターボタン[x28ページ]
5
Page 8

背面下部
電池ホルダー[x11 ページ]
ワンタッチレリーズソケット
[x54ページ]
途中巻き取りボタン[x23ページ]
吊り金具[x10ページ]
フィルムバック着脱つまみ[x17ページ]
電池ホルダー着脱つまみ[x11 ページ]
外部電源ソケット[x12ページ]
三脚ネジ穴
タテ位置三脚ネジ穴
多重露出レバー
[x44、45ページ]
ストラップ回転止め
Xシンクロソケット[x69ページ]
フィルムバック
[x17ページ]
吊り金具[x10ページ]
6
Page 9

表示パネル/ファインダー内の表示ガイド
表示パネル
:
撮影データ写し込み[x83ページ]
:
電池消耗警告[x14ページ]
:
フィルム感度[x21ページ]
:
フィルム感度値[x21ページ]
:
フィルムカウンター[x20ページ]
ファインダー内表示
:
スポット範囲円[x37、59ページ]
AFフレーム
:
(3点AFフレーム)[x36ページ]
:
露出補正[x60ページ]
:
バーグラフ[x52、60、62、63、64ページ]
:
合焦(ピント情報)[x28、30ページ]
シャッター速度
:
[x47、48、50、52、56ページ]
絞り値
:
[x47、48、50、52、53、56ページ]
:
AEロック[x65ページ]
:
ストロボ情報[x66ページ]
7
Page 10

レンズ・アクセサリーとの組み合わせ
レンズ・アクセサリーとの組み合わせ時の各機能
機能
プログラム自動露出 N
絞り優先自動露出 N
シャッター優先自動露出 N
マニュアル露出 N
プログラムTTLオートストロボ撮影 N
TTLオートストロボ撮影 N
AF540FGZ、AF500FTZ、AF360FGZ
AF330FTZ
絞りA位置でのファインダー内の絞
り値表示
絞りA位置以外でのファインダー内
の絞り値目安表示
使用時の自動照射角変化
オートフォーカス × N
マニュアルフォーカス時のファイン
ダー内合焦表示
注4
分割測光、中央重点測光、スポット
測光切り替え
フィルムへの焦点距離データの写し
込み
8
レンズ単体での使用
A645レンズ FA645 レンズ A、FA645レンズ A、FA6 45 レンズ 67レンズ
、
× N
N
N
注5 注6 注5 注5
N
N
× N
N
N
N
N
N
N
N
N
N
N
レンズ+リアコン
バーター Aレンズ+
オート接写リングA
注8
N
N
N
N
N
N
レンズ+ヘリコイド
接写リング
××
注2
N
××
注2
N
××
N
レンズ+67レンズ用
注1
アダプター 645
N
N
N
×××
注3
O
O
注3
××
××
×××
N
N
N
注7 注7
O
N
O
×××
Page 11

注1:ヘリコイド接写リング同様、情報接点のないアクセサリーはこの項目にあてはまります。
注2:絞込み測光になります。
注3:オート接写リングA使用時は、全てのレンズでレンズの絞り値そのままが表示されます。
リアコンバーター A645 2X使用時は、全てのレンズでレンズの絞り値がそのまま表示されます。
リアコンバーター A645 1.4Xは、専用設計のため、A*645 300mm F4・FA*645 300mm F4以外のレンズとの組み合わせでは表示内容に
違いを生じます。
[レンズの絞り値をそのまま表示]
・FA645 300mm F5.6 ・FA645 400mm F5.6 ・A*645 600mm F5.6
[組み合わせるとレンズとの合成絞り値を表示]
・A645 200mm F4 ・FA645 200mm F4 ・A*645 300mm F4 ・FA*645 300mm F4
・A645マクロ 120mm F4 ・FA645マクロ 120mm F4
[組み合わせるレンズの2絞り絞った値を表示]
(例)レンズの絞り値がF4の場合、F8を表示
・FA645 150mm F2.8
注4:レンズ単体、もしくはアクセサリーと組み合わせた場合の合成換算絞り値がF5.6以上明るい場合のみ。
注5:A645マクロ 120mm F4は、等倍~1/2 倍においての作動は保証できません。
AFエリアの設定が3 点AF になっている場合でも、合焦表示はスポットAFでおこなわれます。
注6:AFエリアの設定が3点AF になっている場合は、合焦表示も3点 AFでおこなわれます。
注7:分割測光を選択しても中央重点測光になります。
注8:FA645 45~85mm F4.5、FA645 80~160mm F4.5は近似値が写し込まれます。
9
Page 12

カメラの準備と基本操作編
ストラップの
取り付け
● ストラップの長さは、留め具
で調整してください。
● ストラップの取り付け後、ス
トラップを引っ張り確実に
ロックされていることを確
認してください。
● ストラップにはポケットが
ついていますので、小物入れ
としてご利用ください。
10
1
2
3
コインなどでファスナーのロック板を矢印方向に押すと
ロックが解除されます。
ファスナーの点線で示す矢印部分を手前に見えるように
して、穴を吊り金具に入れ、ロック板を元に戻すとロック
されます。
取り外すときは、手順 と同じようにロック板を矢印方
向に押してください。
1
Page 13

カメラの準備と基本操作編
電池のセット 電池ホルダー着脱つまみを起こし、矢印方向に回して電池
使用電池は、単3形リチウム
電池および単3 アルカリ電
池です。
● このカメラは電池がないと
動きませんので、操作をする
前には、必ず決められた単3
電池を6個入れてください。
● Ni-MH(ニッケル水素)充電
池も使用できますが、使用回
数・充放電方法など条件によ
る特性のばらつきが大きく、
低温での特性もあまりよく
ないため、できるだけ単3 形
リチウム電池か単3 形アルカ
リ電池をご使用ください。
–つづく–
1
2
3
ホルダーを取り出します。
単3形電池6本を電池ホルダーの表示に合わせて入れます。
カメラに電池ホルダーを入れ、電池ホルダー着脱つまみを
図の方向に回してロックをし、元の位置に戻します。
11
Page 14

カメラの準備と基本操作編
–つづき–
● 電池を交換するときは、全部
を一度に、同一メーカー・同
一種類で行なってください。
また、新しい電池と古い電池
を混ぜないでください。
● カメラご購入時に同梱され
ている電池は作動確認用の
サンプル電池です。従って右
記のフィルム本数を撮影で
きないことがあります。
● 長い間使わないときは電池
を取り出しておいてくださ
い。液漏れの原因となりま
す。
● 電池を入れ替えてもフィル
ム感度やフィルム枚数はそ
のまま記憶されています。
● 撮影可能フィルム本数およ
びバルブ時間は、使用条件に
よって変わりますのでご注
意ください。
撮影可能フィルム本数およびバルブ時間
[20℃]新品電池で当社試験条件による
アルカリ電池 単3リチウム電池
120フィルム 約130本約320本
220フィルム 約100本約250本
バルブ露出時間 約8時間 約12時間
撮影可能フィルム本数およびバルブ時間
[-10℃]新品電池で当社試験条件による
アルカリ電池 単3リチウム電池
120フィルム 約7本約120本
220フィルム 約5本約90本
バルブ露出時間 約6時間 約10時間
● 低温では、一時的に電池の性能が低下することがありますが、常温に戻れば使用できま
す。また、撮影できるフィルム本数が少なくなります。
● 海外旅行・寒冷地での撮影や写真をたくさん撮るときは、予備電池をご用意ください。別
売りのリモートバッテリーパック645(外部電源)を外部電源ソケットに差し込んでご使
用いただくこともできます。
12
Page 15

カメラの準備と基本操作編
電源のON/OFF 電源スイッチをi位置にすると電源が入
● 使わないときは、必ず電源を
切っておいてください。
シャッターボタンが押され
ると電池が消耗します。
● 電源が r 位置でも表示パネ
ルのフィルム枚数表示は常
に表示されます。
1
2
り、電源スイッチをr位置にすると電源
が切れます。
電源スイッチをU位置にすると以下の条
件で電子音が鳴ります。
• ピントが合ったとき
• 撮影可能枚数が残り1 枚になったとき
• ミラーアップを行ったとき
13
Page 16

カメラの準備と基本操作編
● 表示パネルの電池消耗警告
e が点滅になると、ファイ
ンダー内の表示は消え、カメ
ラが作動しなくなります。
電池消耗時の警告表示
電池が消耗すると、表示パネルに電池消
耗警告e が点灯します。お早めに電池を
交換してください。(x11 ページ)
電池マークe が出たままでも、シャッ
ターが切れれば露出に問題はありませ
ん。
14
Page 17

カメラの準備と基本操作編
レンズの着脱 レンズの取り付け
● レンズ取り付け時は、レンズ
取り外しボタンを押さない
でください。レンズの取り付
けが不完全になります。
● レンズ取り付け後は、レンズ
を取り付け方向とは逆に軽
く回して、確実に取り付いて
いることを確認してくださ
い。
● オートフォーカス対応でな
い従来レンズ[Aレンズ]も
このカメラに取り付けてほ
とんどの機能がそのまま使
用できます。
● 他社製レンズを本製品に使
用されたことによる事故、故
障などにつきましては保証
いたしかねます。
–つづく–
1
2
3
レンズ取り外しボタンを押しながら、ボ
ディーマウントキャップを外します。
レンズのマウントキャップを外しカメラ
とレンズの赤点のマウント指標を合わせ
て、レンズをカメラにはめ込み、レンズ
を右に回すと「カチッ」と音がしてロッ
クされます。
レンズキャップは、矢印部分を内側に押
すと外れます。
15
Page 18

カメラの準備と基本操作編
–つづき–
● カメラやレンズのマウント
面には、レンズ情報接点や AF
カプラーがあります。この部
分にゴミや汚れが付いたり、
腐食が生じると、電気系のト
ラブルの原因になる場合が
あります。汚れたときは、乾
いた柔らかい布できれいに
拭いてください。
● 外したレンズは、マウント周
辺を傷付けないため、カメラ
に取り付く面を下にして置
かないでください。
レンズの取り外し
レンズを外すときは、レンズ取り外しボ
タンを押したまま、レンズを左へ回して
ください。
16
Page 19

カメラの準備と基本操作編
120・220フィルム
バック645の着脱方
法
● フィルムバックの上下を逆
にして無理に入れると故障
の原因になります。
1
2
1
付け方
図の赤点部分が合っていることを確認
後、フィルムバックの左右の端を「カ
チッ」と音がするまで押し込んでカメラ
に差し込んでください。
フィルムバック着脱つまみを右に90°回
してロックします。フィルムバック着脱
つまみは下に倒しておきます。
外し方
フィルムバック着脱つまみを起こして、
赤点部分まで回し更に左に回すとフィル
ムバックが外れます。
17
Page 20

カメラの準備と基本操作編
フィルムのセット
フィルムを入れた後、必ず
フィルム感度の設定を行っ
てください。x21ページ
フィルムバックの種類につ
いて
120 フィルムバックは 120
フィルム専用、220フィルム
バックは220 フィルム専用で
す。必ずフィルムの種類に
あったフィルムバックをご使
用ください。異なった種類の
フィルムを装填すると、ピン
トがずれたり、巻き上げの動
作が正常に行われなくなりま
す。
スプール押さえ
[x19ページ]
スタートマーク
[x19ページ]
巻き上げギア[x19ページ]
空スプール
圧板
[x20ページ]
フィルムをセットした状態
巻き上げギヤ
下から
スタートマーク
見たところ
18
Page 21

カメラの準備と基本操作編
● 220 フィルムの場合、スター
トマークの矢印の前に点線
のマークが出てきます。この
点線をフィルムバックのス
タートマークに合わせると、
最初の約3 枚分が未露光とな
ります。
● スタートマークより後側に
合わせると、最後のコマが正
しく露光されなくなります。
1 2
3 4
5 6
スタートマーク
空スプールを図の位置に入れ、スプール
押さえで止めます。
新しいフィルムのシールをはがし、黒い
何も書いていない面が外側になるように
フィルムバックに入れ、スプール押さえ
で止めます。
フィルム先端を空スプールの溝に差し込
みます。
フィルムを軽く押さえながら巻き上げギ
ヤを矢印方向に回します
巻き上げギヤを回していくと、スタート
マーク(矢印)が出てくるので、フィル
ムバックのスタートマークz(赤線)に
合わせます。
フィルムバックをカメラにセットしま
す。
19
Page 22

カメラの準備と基本操作編
7
● 手順 で、シャッターボタ
ンを押す前には、表示パネル
にA が表示されます。
● 多重露出がセットされてい
る状態では、表示パネルの
フィルム枚数のA が点滅し
ます。多重露出を解除し、
シャッターボタンを押し直
してください。
● フィルムには直射日光が当
たらないようにご注意くだ
さい。
● カメラの操作に慣れるまで
は、カメラにフィルムを入れ
ないで練習されることをお
勧めします。
20
7 8
電源スイッチをONにして、シャッターボ
タンを押すと自動的にフィルムが1 枚目
まで送られ、表示パネルにB が表示され
ます。
表示パネルのA表示が点滅しているとき
は、フィルムが正しく入っていません。も
う一度正しく入れ直してください。
● 表示パネルのフィルム枚数表示は、撮影するごとに1つずつ進みます。(順算表示)
この表示は、ペンタックスファンクションの設定により逆算表示(撮影可能残数表示)に
変更も可能です。(x80ページ)
● フィルム傷の原因になりますので、圧板は常にきれいにしておいてください。ごみや汚
れが付いたときは、きれいな布で拭いてください。
● 空スプールの溝から飛び出たフィルム先端部分はスプールに沿って折り曲げてくださ
い。フィルムのゆるみや太巻きによる感光の原因になります。
● フィルムの入っていないフィルムバックをカメラに取り付けた場合、まれに表示パネル
のA表示が点滅します。この場合、フィルムバックの着脱を何度かしてA表示が消えれ
ばそのままお使いいただけます。
● 撮影途中でのフィルムバックの交換はできません。
● 撮影可能枚数は、120 フィルムバックで15 枚、220 フィルムバックで 32 枚ですが、ペン
タックスファンクションの設定により変更が可能です。(x82ページ)
● 電源スイッチがU位置になっていると、撮影可能枚数が残り1枚になった時点で電子音が
約3秒鳴り、撮影可能枚数が少なくなったことを知らせます。
Page 23

カメラの準備と基本操作編
フィルム感度の設定
方法
● 露出補正ダイヤルを a 位置
から外すときは、露出補正ダ
イヤルロックボタンを押し
ながら回します。
● 露出補正ダイヤルが f 位置
では表示パネルのf 表示が
点滅し、ファインダー内の表
示は消えます。
●
露出補正ダイヤルがf位置で
はシャッターは切れません。
● フィルム感度は ISO6 ~ 6400
の間で1/3 段階毎に設定でき
ます。
● フィルムバックのメモホル
ダーに使用フィルムの箱の
ふたを切り取って入れ、フィ
ルム種類の確認用としてご
利用ください。
● 表示パネルのフィルム感度
値とf表示は電源がONであ
れば常に表示されます。
1
2
3
露出補正ダイヤルを回し、f位置にします。
アップ/ダウンボタンで感度を設定します。
アップボタンY では数字が大きい方に、ダウンボタンZ
では数字が小さい方に変化します。
設定終了後、露出補正ダイヤルをa位置に戻します。
21
Page 24

カメラの準備と基本操作編
フィルムの取り出し フィルムを最後まで撮り終えると、自動的に巻き取って停
● フィルムには直射日光が当
たらないようにご注意くだ
さい。
● フィルムをシールで止める
ときに、あまり強く巻きすぎ
る と、圧 力 カ ブ リ(圧 力 で
フィルムが感光したように
なる現象)を起こすことがあ
るのでご注意ください。
● フィルムバックを外すと表
示パネルのフィルム枚数表
示は消えます。
1
2
3
止し、表示パネルにG が表示されます。
フィルムバックをカメラから外します。
フィルムバックを取り出し、先端を内側に折り曲げてから
フィルムに付いているシールでフィルムがたるまないよ
うに止めてください。
22
Page 25

カメラの準備と基本操作編
フィルムの途中巻き
取り
フィルムを最後まで撮り終
わらないうちに、途中で取
り出したいときに使いま
す。
● 途中巻き取りボタンは止ま
る位置まで完全に押し込ん
でください。フィルムが正し
く巻き取られていない場合
があります。
● フィルム巻取り中は、表示パ
ネルのフィルム枚数表示が
順に増えていきます。
1
2
3
電源スイッチをi 位置にします。
途中巻き取りボタンをペンの先などで押すと、フィルムを最後
まで巻き取ります。
表示パネルのG 表示を確認してから、
フィルムバックをカメラから外しフィル
ムを取り出します。Gが表示されないと
きは、再度途中巻き取りボタンを押して
みてください。
23
Page 26

カメラの準備と基本操作編
大型アイカップの取
り付け
このカメラには、標準のア
イカップの他に大型のアイ
カップが付属しておりま
す。お好みで使い分けてく
ださい。
● 大型アイカップを外すとき
は逆の操作で行います。
● レフコンバーターなどのア
クセサリーを取り付けると
きは、アイカップを外してか
ら行います。
● 1 円、50 円などの小さな径の
硬貨を使用すると、ファイン
ダーの接眼レンズに接触し、
傷を付ける恐れがあります。
24
1
2
3
図の部分を左に回して標準アイカップを外します。
大型アイカップの固定ピンとアイピースの溝を合わせて
取り付けます。
コインなどを溝に入れて右に回して固定します。
Page 27

カメラの準備と基本操作編
ファインダーの視度
調整
● 視度の調整範囲は、-3.5~+
-1
[毎メートル]です。
1m
● 視度調整はご使用前に必ず
行ってください。
視度調整リングを回し、ファインダー内
のAFフレーム
える位置に調整します。
視度は時計方向に回すと-側、反時計方
向に回すと+側に調整されます。
の線が最もはっきり見
l
25
Page 28

撮影編
撮影編の構成
● 基本的な撮影手順..................................................28ページ
ピント関連
ピント合わせ方法の選択
● オートフォーカス(AF).................................30ページ
● マニュアルフォーカス(
AFモードの選択
MF
)....................32ページ
● シングル..........................................................................
● コンティニアス........................................................
AFエリアの選択
3点AF ...............................................36
●
● スポット
AF.......................................37
● フォーカスロック撮影......................................
● プレビュー(絞り込み)...................................
26
34
ページ
35
ページ
ページ
ページ
38
ページ
40
ページ
巻き上げ関連
ドライブモードの選択
●1コマ撮影......................................................................41ページ
● 連続撮影 .........................................................................
● セルフタイマー撮影...........................................
● ミラーアップ.............................................................
● 多重露出撮影.............................................................
41
ページ
42
ページ
43
ページ
45
ページ
Page 29

撮影編
露出関連
露出モードの選択
● プログラム自動露出...........................................47ページ
● 絞り優先自動露出.................................................
● シャッター優先自動露出...............................
● マニュアル露出 .......................................................
● バルブ................................................................................
測光モードの選択
● 分割測光 .........................................................................
● 中央重点測光 .............................................................
● スポット測光 .............................................................
● 露出補正 .........................................................................
● オートブラケット撮影.....................................
●
AE
ロック撮影...........................................................65ページ
48
ページ
49
ページ
51
ページ
53
ページ
57
ページ
58
ページ
59
ページ
60
ページ
61
ページ
ストロボ関連
● ストロボの使い方 .................................................66ページ
● 日中シンクロ撮影 .................................................
● 低速シンクロ撮影 .................................................
70
ページ
71
ページ
27
Page 30

撮影編
基本的な撮影手順
28
このページでのカメラの各設定は以下のとおりです。
●ピント .....................................................................................オートフォーカス(x30ページ)
●AFモード ..............................................................................................シングルz(x34ページ)
●AFエリア ........................................................3点AFl(x36ページ)
●露出 .....................................................................................プログラム自動露出(x47ページ)
●ドライブダイヤルの位置 ..................................1コマ撮影(x41ページ)
1
2
ファインダー内のAFフレームl の内側に被写体を合
わせます。
シャッターボタンを半押しします。
ファインダー内にシャッター速度と絞り
値が表示されます。同時に自動的にピン
ト合わせが行われ、ファインダー内にu
が点灯します。
Page 31

撮影編
3
● フィルムを入れて撮影する前に、シャッター半押しと全押しの感覚をつかんでください。
● ファインダー内表示は、シャッターボタンを半押ししてから約 10 秒間は指を離しても表
示されたままになります。この表示時間はペンタックスファンクションの設定により変
更することも可能です。(x76ページ)
● ピント合わせ時にファインダー内のuが点滅する場合は、被写体が近すぎるか、オート
フォーカスの苦手な被写体(x30ページ)にピントを合わせようとしています。
● 一般的に、「レンズの焦点距離分の 1」秒のシャッター速度が手持ちの撮影の限界とされ
ています。例えば、75mm レンズでは1/75秒、150mmレンズでは1/150秒です。これ以下
のシャッター速度になる場合は、三脚を使用するなどぶれに対する工夫が必要です。
シャッターボタンを押しきります。(全押し)
シャッターボタンを半押しからさらに押し込むと、シャッター
がきれ、自動的にフィルムが巻き上げられます。
29
Page 32

撮影編
オートフォーカス
(AF)
オートフォーカスでは、
シャッターボタンを半押し
するだけで自動的にピント
合わせが行なわれます。
● レンズ側の切り替え方法は
レンズによって異なります。
詳しくは、レンズの説明書を
ご覧ください。
● カメラ側にはオートフォー
カスとマニュアルフォーカ
スの切り替えはありません。
● A レンズ[LS レンズを含む]
ではオートフォーカスは働
きません。
● AFモードにはシングルz
(x34ページ)とコンティニ
アスh(x35ページ)があ
ります。
30
レンズ側をオートフォーカスに切り替え
ます。
オートフォーカスの苦手な被写体
オートフォーカス機構はきわめて高精度のものですが、万能ではありません。被写体が
下記のような場合には、ピントが合わないことがあります。ファインダー内の合焦マー
クu を利用してのマニュアルフォーカスも同様です。
そんなときは、被写体とほぼ等しい距離にフォーカスロック(x38ページ)をしたり、
従来のカメラと同様にファインダーのマット面を利用したマニュアルフォーカス
(x33ページ)をしてください。
● AF フレーム l の内側に白い壁などの極端にコントラスト[明暗差]の低い物だけ
の場合。
● AFフレームlに光を反射しにくい物がある場合。
● 非常に速い速度で移動している物。
● 遠近のものがAF フレームlの中で同時に存在する場合。
● 反射の強い光、強い逆光[周辺が特に明るい物]。
● 格子など繰り返しパターンの場合。
Page 33

撮影編
アクセサリーの注意
以下の条件では、オートフォーカスやファインダー内の合焦マークu を利用したマニュ
アルフォーカスができません。ファインダーのマット面を利用したマニュアルフォーカ
ス(x33ページ)をしてください。
● 特殊なフィルターなどを使った場合。
●「接写リング」や「オートベローズ」を使った拡大接写撮影の場合。
偏光フィルターについて
一般の偏光フィルターを使うとオートフォーカスおよび露出の精度が低下します。円偏
光フィルターの使用をお勧めします。
31
Page 34

撮影編
マニュアルフォーカ
ス(MF)
● レンズ側の切り替え方法はレ
ンズによって異なります。詳
しくは、レンズの説明書をご
覧ください。
32
1
2
3
シャッターボタンを半押しし、ファインダー内表示が点灯した
状態で、レンズの距離リングを回します。
AF エリア内の被写体にピントが合うとファインダー内の合焦
マークuが点灯します。
そのままシャッターボタンを押し切って撮影してください。
ファインダー内の合焦マークuを
利用する場合
レンズ側をマニュアルフォーカスに切り
替えます。
Page 35

● カメラ側にはオートフォー
カスとマニュアルフォーカ
スの切り替えはありません。
● レンズがAレンズ[LSレンズ
を含む]の場合やオート接写
リングA645・リアコンバータ
A645 などのアクセサリーを
使用した場合も同じ使い方
ができますが、カメラの設定
に関係なくファインダー中
央のスポット範囲円の内側
でのみピント合わせが行わ
れます。
● ファインダー内の合焦マー
クu が使えるのは、レンズの
明るさがF5.6および、それよ
り明るい場合です。
● ピントが合った時に、ファイ
ンダー内の合焦マークu の
点灯と同時に電子音を鳴ら
すこともできます。(x13
ページ)
撮影編
合焦マークuが使えない場合
被写体が「オートフォーカスの苦手な被写体」(x30ページ)に該当し、合焦マーク u
が点灯しないときは、ファインダーのマット面を利用したマニュアルフォーカスをして
ください。
1
2
マット面を利用する場合
レンズ側をマニュアルフォーカスに切り替えます。
レンズの距離リングを回してファインダー内の映像が最もはっ
きり見えるようにピントを合わせ、撮影してください。
33
Page 36

撮影編
AFモード:
シングルz
一般的なオートフォーカス
モードです。シャッターボ
タンを押してもピントが
合っていないとシャッター
がきれません。
● A レンズ[LS レンズを含む]
ではマニュアルフォーカス
になります。この場合、ピン
トが合っていなくても
シャッターはきれます。
34
AF モード切り替えレバーを z 位置に合
わせます。
Page 37

撮影編
AFモード:
コンティニアスh
シャッターボタンを半押し
している間、被写体の位置
が変わっても、それに合わ
せて連続的にピントを合わ
せ続けます。ピントが合っ
ていなくてもシャッターボ
タンを押し込めばいつでも
シャッターはきれます。
AF モード切り替えレバーをh 位置に合
わせます。
動体予測
AFモードがコンティニアスでは、シャッターボタン半押しでピント合わせをしていると
きに、カメラが被写体を動体と判断すると、自動的に動体予測に切り替わります。この
場合には、レンズが連続的に駆動し、常に被写体にピントを合わせ続けます。ただし、
連続撮影の場合、2コマ目以後は、ピントが合わないとシャッターがきれません。
35
Page 38

撮影編
AFエリア:
3点AF9
● l 内に遠近の被写体が混
在する場合は、その中で一番
手前のものにピントが合い
ます。
● ピントを合わせたいものが
AFエリア内にない場合、また
は、ピントを合わせたくない
ものがAF エリアに入ってい
る場合は、フォーカスロック
撮影を行ってください。
(x38ページ)
36
AF エリア切り替えレバーを9 位置に合
わせます。
3点 AF では、ファインダー内のl の内
側でピント合わせを行います。
AFエリア
Page 39

撮影編
AFエリア:
スポットAF5
● ピントを合わせたいものが
AFエリア内にない場合、また
は、ピントを合わせたくない
ものがAF エリアに入ってい
る場合には、フォーカスロッ
ク撮影を行ってください。
(x38ページ)
AF エリア切り替えレバーを5 位置に合
わせます。
スポットAF では、ファインダー内のス
ポット範囲円の内側だけでピント合わせ
を行います。
AFエリア
37
Page 40

撮影編
フォーカスロック
撮影
● AF エリアの設定が「3 点 AF」
で、AF フレームl内に遠近
の被写体が混在する場合は、
その中で一番手前のものにピ
ントが合います。
38
1
2
このような構図の写真を撮る場合、そのまま撮影す
ると人物の顔にピントが合わず、手前の被写体にピ
ントが合ってしまいます。
こんな場合は、フォーカスロック撮影を行います。
AFフレームl を、ピントが合ってしまった手前
の被写体から一旦外し、人物の顔(ピントを合わせ
たいもの)に合わせます。
Page 41

撮影編
● シャッターボタンから指を
離して、ファインダー内のu
が消えるとフォーカスロッ
クは解除されます。
● 別の場所にフォーカスロッ
クするときは、1 度シャッ
ターボタンから指を離して
から、再び押しなおしてくだ
さい。
3
4
シャッターボタンを半押しし、ファインダー内のuを点灯させた
ままにします。
シャッターボタン半押しのまま、構図を元に戻し、
シャッターボタンを押しきります。
39
Page 42

撮影編
プレビュー(絞り込
み)
ファインダー上でおおよそ
の被写界深度(ピントの合
う範囲)が確認できます。
● プレビューレバーを倒すと
セットされている値まで絞
りが絞られ、ファインダー内
の表示は消えます。
● プレビューレバーを倒した
ままでは、シャッターはきれ
ません。
● プレビューレバーを倒すと
きは、必ず絞りをb 位置から
外してください。絞りがb 位
置のままでは、最小絞りにま
で絞られてしまいます。
40
1
2
絞りをb 位置以外にします。
プレビューレバーを図の方向に倒すと、
深度の確認ができます。
Page 43

撮影編
1コマ撮影 ドライブダイヤルを回してO 位置に合わ
シャッターボタンを押しき
ると、1回だけシャッターが
きれます。
せます。
連続撮影 ドライブダイヤルを回してP 位置に合わ
秒間約2 コマの速度で連続
的にシャッターがきれま
す。
● AF モードがシングル z で
は、ピント合わせは1 コマ目
のみ行われます。2コマ目か
らは、1コマ目で合わせたピ
ントのまま連続的にシャッ
ターがきれます。
せます。
41
Page 44

撮影編
セルフタイマー撮影 ドライブダイヤルを回してr 位置に合わ
シャッターボタンを押す
1
せます。
と、約12秒後にシャッター
がきれます。
● セルフタイマーの作動中は
電子音で知らせ、シャッター
がきれる約2秒前から、電子
音も速い断続音になります。
● セルフタイマーを始動後に
中止したいときは、ドライブ
ダイヤルをr 以外の位置に
するか電源を切ってくださ
い。
● ペンタックスファンクショ
ンの設定により、セルフタイ
マーの作動時間を約2 秒間に
することもできます。(x77
ページ)
2
シャッターボタンを半押しして被写体に
ピントを合わせ、シャッターボタンを押
しきるとセルフタイマーが始動します。
42
Page 45

撮影編
ミラーアップ ドライブダイヤルを回してq 位置に合わせ、シャッ
● ミラーアップ時は、ミラー
アップ直前の露出で固定(AE
ロック)されます。また、マ
ニュアルでのシャッター速
度の変更はできません。
● 電
源スイッチが
なっていると、ミラーアップ
が行われている状態で電子
音が鳴ります。
● LS レンズで、レンズシャッ
ターをセットしてミラー
アップをすると、レンズ
シャッターが作動してしま
うため、レンズシャッター使
用時のミラーアップはでき
ません。
● 長時間、ミラーアップしたま
まの状態では、電池が早く消
耗します。
U
位置に
1
2
3
ターボタンを押します。シャッターボタンは、半押しで
止めずに、押しきります。(全押し)
ミラーが上がり、表示パネルに「UP」が点滅表示されます。
さらにもう一度シャッターボタンを押すと、シャッター
がきれ、撮影できます。
43
Page 46

撮影編
ミラーアップの解除
絞り優先自動露出、マニュアル露
出、バルブの場合
プログラム自動露出、シャッター優先自動露出の場合
(レンズの絞りリング位置A の場合)
① ドライブダイヤルを q 以外にする
か、電源スイッチをOFFにします。
ミラーアップが解除されます。
● 約5分間放置すると自動解除します。
● ミラーアップの解除時にフィルムが送
られるような音がしますが、これは上
がったミラーを元に戻す際の作動音で
す。
44
① 多重露出レバーをセットします。
② ドライブダイヤルをq以外にするか、電源スイッチをOFFにします。
ミラーアップが解除されます。
③ 多重露出レバーを元に戻します。
注意!!
多重露出レバーをセットしないでミラーアップの解除操作をすると、
フィルムが1コマ送られてしまいます。
必ず、多重露出レバーのセットを行った上で解除操作をしてください。
Page 47

撮影編
多重露出撮影 多重露出レバーを矢印方向に止まるまで回します。
1
2
3
表示パネルのフィルム枚数が点滅します。
多重露出レバーがこの位置では、シャッターをきっても
フィルムは巻かれません。
45
Page 48

撮影編
● 例えば 3 コマの多重露出の場
合、2 コマ目の撮影後、多重
露出レバーを元のj位置に
戻してから3 回目のシャッ
ターをきります。
● 多重露出をセット後に解除
したい場合は、多重露出レ
バーを元のj位置に戻して
ください。
● 多重露出では、撮影したコマ
にずれを生じることがあり
ます。
● 撮影データのフィルム写し
込みを行うように設定して
いる場合、最後のコマの撮影
データが写し込まれます。
46
4
5
多重露出の最後のコマのシャッターをき
る前に多重露出レバーを元のj位置に
戻します。
シャッターボタンを押して撮影を行うと
フィルムは次のコマまで巻かれます。
Page 49

撮影編
露出モード:
プログラム自動露出
シャッター速度・絞り値と
もカメラが自動的に設定を
行います。
● ファインダー内の表示が点
滅している場合、適正露出が
得られないことがあります。
(x56ページ)
1
2
3
絞りオートロックボタンを押しながら、絞りをb 位置に
合わせます。
シャッターダイヤルロックボタンを押しながら、シャッ
ターダイヤルをb 位置に合わせます。
シャッターボタンを半押しすると、ファインダー内に
シャッター速度と絞り値が表示されます。
47
Page 50

撮影編
露出モード:
絞り優先自動露出
希望の絞りに合わせると、
被写体の明るさに応じて
シャッター速度が自動的に
変わります。被写界深度を
コントロールしたい撮影に
適しています。
● レンズの絞りを b 位置から
b位置以外にする場合は、絞
りオートロックボタンを押
しながら回してください。
● ファインダー内の表示が点
滅している場合、適正露出が
得られないことがあります。
● ファインダー内に表示され
る絞り値は目安表示です。
従って、絞りリングでセット
した絞りと表示される絞り
値は必ずしも一致しません。
特に、A645 45 ~85mmF4.5
レンズでは小絞り側に、A645
150mmF3.5 レンズでは開放
絞り側に絞り表示がずれ易
くなっています。
48
1
2
3
シャッターダイヤルロックボタンを押し
ながら、シャッターダイヤルをb 位置に
合わせます。
絞りをb 位置から外し、好みの絞りを選
びます。
シャッターボタンを半押しすると、ファ
インダー内にシャッター速度と絞り値の
目安が表示されます。
Page 51

撮影編
露出モード:
シャッター優先自動
露出
希望のシャッター速度に合
わせると、被写体の明るさ
に応じて絞りが自動的に変
わります。被写体の動きを
表現したい撮影に適してい
ます。
● シャッターダイヤルを b 位
置からb 位置以外にする場
合は、シャッターダイヤル
ロックボタンを押しながら
回してください。
1
2
絞りオートロックボタンを押しながら、
絞りをb 位置に合わせます。
シャッターダイヤルをb 位置から外し、
好みのシャッター速度を選びます。
シャッター速度は1/2EV ステップで設定
可能です。(x55 ページ)
49
Page 52

撮影編
● ファインダー内の表示が点
滅している場合、適正露出が
得られないことがあります。
(x56ページ)
● レンズシャッター付レンズ
を使用しているときは、
シャッター速度にC が表示
されます。
● ストロボ撮影で、シャッター
速度を1/60 秒に固定したい
場合や、シャッター速度が自
動的に切り替わらないスト
ロボを使用するときは
シャッターダイヤルをe(1/
60秒)位置に合わせてくださ
い。シャッターダイヤルをe
位置にしたり、e 位置から外
す場合は、シャッターダイヤ
ルロックボタンを押しなが
ら回してください。
50
3
シャッターボタンを半押しすると、ファ
インダー内にシャッター速度と絞り値が
表示されます。
Page 53

撮影編
露出モード:
マニュアル露出
常に同じシャッター速度と
絞りの組み合わせで撮影を
する場合や、意図的に露出
オーバー[明るい写真]や
露出アンダー[暗い写真]に
するときに使います。
● レンズの絞りを b 位置から
b 位置以外にする場合には、
絞りオートロックボタンを
押しながら回してください。
● シャッターダイヤルを b 位
置からb 位置以外にする場
合には、シャッターダイヤル
ロックボタンを押しながら
回してください。
1
2
絞りをb 位置以外の好みの位置に合わせ
ます。
シャッターダイヤルをb 位置以外の好み
の位置に合わせます。シャッター速度は
1/2EV ステップで設定可能です。(x55
ページ)
51
Page 54

撮影編
● ストロボ撮影で、シャッター
速度を1/60 秒に固定したい
場合や、シャッター速度が自
動的に切り替わらないスト
ロボを使用するときは
シャッターダイヤルをe(1/
60秒)位置に合わせてくださ
い。シャッターダイヤルをe
位置にしたり、e 位置から外
す場合はシャッターダイヤ
ルロックボタンを押しなが
ら回してください。
● バーグラフの q が o 側に並
んでいるときは露出不足、j
側に並んでいるときは露出
がオーバーです。中心にあれ
ば適正露出です。
バーグラフのq1 個は1/3EV
に相当します。ただし、±3EV
を超えた場合は、o あるいは
jが点滅表示します。
52
3
シャッターボタンを半押しすると、ファ
インダー内にシャッター速度と絞り値の
目安およびバーグラフが表示されます。
● ファインダー内に表示される絞り値は目安表示です。従って、絞りリングでセットした
絞りと表示される絞り値は必ずしも一致しません。
特に、A645 45~85mmF4.5レンズでは小絞り側に、A645 150mmF3.5レンズでは開放絞
り側に絞り表示がずれ易くなっています。
● レンズシャッター付レンズを使用しているときは、シャッター速度にC が表示されます。
● ファインダー内の表示が点滅している場合、適正露出が得られないことがあります。
(x56ページ)
Page 55

撮影編
露出モード:
バルブ
シャッターボタンを押して
いる間、シャッターが開き
続けます。花火、夜景など
の撮影で長時間シャッター
を開いておく必要のあると
きにご利用ください。
● レンズの絞りを b 位置から
b 位置以外にする場合には、
絞りオートロックボタンを
押しながら回してください。
● 絞りをb位置にすると、常に
最小絞りで撮影されてしま
いますのでご注意ください。
–つづく–
1
2
3
絞りをb 位置から外し、好みの絞りを選びます。
シャッターダイヤルをc 位置に合わせます。
シャッターボタンを半押しすると、ファインダー内にF
と絞り値の目安が表示されます。
53
Page 56

撮影編
–つづき–
● ファインダー内に表示され
る絞り値は目安表示です。
従って、絞りリングでセット
した絞りと表示される絞り
値は必ずしも一致しません。
特に、A645 45 ~85mmF4.5
レンズでは小絞り側に、A645
150mmF3.5 レンズでは開放
絞り側に絞り表示がずれ易
くなっています。
●「ワンタッチケーブルスイッ
チ」「レリーズタイマース
イッチ」「ケーブルレリーズ」
でもシャッターボタンの半
押しが可能です。
● 新品電池でのバルブ撮影(露
出)可能時間については12
ページをご覧ください。
54
4
※レリーズタイマースイッチ
ワンタッチケーブルスイッチの着脱方法
バルブ撮影でのレリーズは、別売りの「ワ
ンタッチケーブルスイッチ」「レリーズタ
イマースイッチ」をワンタッチレリーズ
ソケットに差し込むか、「ケーブルレリー
ズ」をレリーズネジ穴に取り付けてご使
用ください。
取り付け方
カメラのワンタッチレリーズソケット部
の白点指標に、プラグの指標をあわせて
差し込みます。ロックを確実にするため、
プラグの金属リング部分には手を触れず
に取り付けてください。
取り外し方
プラグの金属リング部分を持ち、まっす
ぐに引きます。
レリーズタイマースイッチ、ワンタッチ
ケーブルスイッチの操作方法などについ
ては、それぞれの説明書をご覧ください。
Page 57

● 1/2EV ステップのシャッター
速度設定は、シャッターダイ
ヤルを操作するか、一旦電源
をOFF にすると解除されま
す。
● 1/1000 より高速側のシャッ
ター速度は設定できません。
● ペンタックスファンクショ
ンの設定により、1/2EV ス
テップのシャッター速度の
設定を不可にし、1EVステッ
プのシャッター速度設定に
することも可能です。(x76
ページ)
撮影編
1/2EVステップのシャッター速度設定方法
シャッターダイヤルで任意のシャッター速度(1EVステップ)を選びます。
1
選んだシャッター速度に対して、アップボタンを押すと 1/2EV 高速側に、ダウン
2
ボタンを押すと1/2EV 低速側にシャッター速度が変化します。
設定したシャッター速度は、ファインダー内と表示パネルに表示されます。
表示パネルの表示には、シャッター速度を高速側に変化させたときはシャッター速度表
示の左上に「-」が、低速側に変化させたときは左下に「-」が点滅します。
55
Page 58

撮影編
露出警告について
被写体が明るすぎたり暗すぎたり、設定した露出値が不適切な場合、ファインダー内の表示が点滅して警告をします。各露
出モードで、どの表示が点滅するかにより、警告の意味は異なります。
56
●プログラム自動露出 • 測光範囲外警告
シャッター速度・絞り値が点滅
●絞り優先自動露出 • 露出連動範囲外警告
シャッター速度が点滅
• 測光範囲外警告
シャッター速度・絞り値が点滅
●シャッター優先自動露出 • 露出連動範囲外警告
絞り値が点滅
• 測光範囲外警告
シャッター速度・絞り値が点滅
●マニュアル露出 • 測光範囲外警告
シャッター速度・絞り値が点滅
Page 59

撮影編
測光モード:
分割測光
● 67レンズ用アダプター645や
ヘリコイド接写リング645 な
ど、絞りb 位置で使用できな
いアクセサリーを付けた場
合、分割測光を選択しても中
央重点測光になります。
測光モード切り替えレバーを図の部分を
持ってL 位置に合わせます。
分割測光について
図のように、画面内を6 つに分割して明るさを測る6分割測光を行っています。
この測光モードでは逆光などで人物が暗くなってしまうような条件でも、どの部分にど
んな明るさの物があるかをカメラが判断し、人物が暗くならないように自動的に補正を
行います。
57
Page 60

撮影編
測光モード:
中央重点測光
分割測光のようにカメラ任
せで露出を決めるのではな
く、経験的に補正をして明
るさを決める場合などに使
います。
58
測光モード切り替えレバーを図の部分を
持ってJ 位置に合わせます。
● 測光分布は、図のようになっており、高さが高い部分(中央部分)ほど感度が高いこと
を表わしています。
Page 61

撮影編
測光モード:
スポット測光
スポット測光は、限られた
狭い範囲だけの明るさを測
りたいときに使います。
測光モード切り替えレバーを図の部分を
持ってI 位置に合わせます。
測光範囲
画面中央の限られた狭い範囲だけの明るさを測ります。
● 中央部とそれ以外の周辺部との明暗差が大きい場合には、全体の明るさを考慮して露出
を決めないと、不自然な写真になってしまいます。
59
Page 62

撮影編
露出補正 露出補正ダイヤルをa 位置から露出補正
カメラの露出計が決定した
露出値に対し、意図的に露
1
ダイヤルロックボタンを押しながら回し
て、好みの補正値を選びます。
出オーバー[明るい写真]や
露出アンダー[暗い写真]に
したいときなどに使いま
す。
● 露出補正は、-3 1/3EV~+3
1/3EVの範囲で1/3EVステッ
プで行えます。
● バーグラフの目盛り 1 つは1/
3EVに相当し、その上のqは
補正量-3EV~+3EVの範囲
で点灯表示されます。
● 補正量が- 3 1/3EV と+ 3 1/
3EVの場合のみ、qは表示さ
れず、それぞれバーグラフの
oとj が点滅表示されます。
2
● ペンタックスファンクションの設定により、露出補正のステップを1/2EVにすることもで
きます。(x78ページ)
● マニュアル露出での露出補正では、ファインダー内に露出補正値を示すバーグラフは表
示されず、マニュアル露出のオーバー・アンダーを示すバーグラフだけが表示されます。
ただし、wは表示されます。露出補正ダイヤルで補正値を設定した後、バーグラフのq
を中心に合わせれば、設定した補正値での撮影ができます。
● バルブでは露出補正は使えません。
ファインダー内に補正値を示すバーグラ
フとw が表示されます。
60
Page 63

撮影編
オートブラケット
撮影
露出の異なる写真を、自動
的に3 枚連続で撮影します。
オートブラケット撮影の補正量を決定する前に、補正量のステップの設定を行います。
ステップは、1/3EVまたは 1/2EVのいずれかが選択できます。
● 補正量のステップ設定
1
1/3EV設定時 1/2EV設定時
オートブラケットレバーを6 位置に押
しつけます。
アップ/ダウンボタンを操作すると、補
正量のステップが表示パネルに表示され
ます。オートブラケットレバーは指を離
すと自動的にD 位置に戻り、補正量のス
テップが設定されます。
● 補正量の決定
1/3EVステップ設定時 1/2EVステップ設定時
オートブラケットレバーをD 位置から
a側に動かし、補正量を決定します。
補正量は、設定した補正量のステップと、
オートブラケットレバーの位置により決
まります。
61
Page 64

撮影編
● オートブラケットの撮影順
序は初期設定では、1コマ目
=±0、2 コマ目=アンダー
側、3 コマ目=オーバー側と
なります。この撮影順序はペ
ンタックスファンクション
の設定により変更が可能で
す。(x77ページ)
● 1 コマ目の撮影後は、シャッ
ターボタンから指を離して
も、ファインダー内の表示が
消えるまでオートブラケッ
ト撮影の状態を維持します。
ファインダー内の表示が消
えると、1コマ目撮影前の状
態に戻ります。
● 測光は 1 コマごとに行われま
す。
AF
モードがシングルでシャッ
●
ターボタン
マ連続で撮影を行う場合、ピ
ントは1 コマ目の位置で固定
されます。AF モードがコン
ティニアスの場合は1 コマご
とにAFが作動します。
を押したまま3 コ
● 撮影手順
1
オートブラケットレバーを希望の補正量に合わせ、シャッター
ボタンを押しつづけます。設定した補正量ずつ露出の異なる3枚
の写真が連続で撮影できます。
ファインダー内のバーグラフ表示は、これから撮影
するコマの露出位置を表すq が点滅表示され、他の
qは点灯表示されています。qの点滅位置は 1コマ
撮影するごとに移動します。
露出補正との組み合わせ
露出補正と組み合わせた場合、補正した値を基準にしてオートブラケットが働きます。
その際のファインダー内表示については、63、64ページをご覧ください。
マニュアル露出との組み合わせ
マニュアル露出(シャッターダイヤルe 位置を除く)でもオートブラケット撮影ができ
ます。この場合、シャッター速度だけが段階的に変化します。ファインダー内には、露
出値を示すバーグラフは表示されますが、補正値を示すバーグラフは表示されません。
62
Page 65

オートブラケットと露出補正の組み合わせ表示例
(ブラケット補正ステップ1/3EVの場合)
オートブラケットの
補正量
露出補正値 ファインダー内表示
補正なし
+1/3EV
撮影編
1/3EV
上表のファインダー内表示は1 コマ目撮影前の状態で、dは点滅表示、qは点灯表示を
表しています。
(※) ペンタックスファンクションで1/2EVステップの露出補正を設定した場合のみ
+1/2EV(※)
+2/3EV
+1EV
63
Page 66

撮影編
オートブラケットと露出補正の組み合わせ表示例
(ブラケット補正ステップ1/2EVの場合)
オートブラケットの
補正量
露出補正値 ファインダー内表示
補正なし
+1/3EV
64
1/2EV
上表のファインダー内表示は1 コマ目撮影前の状態で、dは点滅表示、qは点灯表示を
表しています。
(※) ペンタックスファンクションで1/2EVステップの露出補正を設定した場合のみ
+1/2EV(※)
+2/3EV
+1EV
Page 67

撮影編
AEロック撮影 露出を合わせたい物にカメラを向け、AE
AEロックは、撮影前の露出
をカメラに記憶させるもの
で、スポット測光と組み合
わせて使用すると便利で
す。被写体が非常に小さく
適正露出を得るのが難しい
状態のときなどにお使いく
ださい。
1
● AEロックボタンWを押してから20秒間はタイマーが働き、ボタンから指を離しても露
出が記憶されています。この記憶時間は、測光タイマーの設定時間の約2倍にあたるの
で、ペンタックスファンクションで測光タイマーの時間を20秒もしくは30秒に設定すれ
ば、それぞれ約40秒、約60秒になります。(x76ページ)
● AEロック中にシャッターボタンを半押ししたままにすると、AEロックボタンWから指
を離してもAEロックはそのまま継続します。
● AEロック中にもう一度AEロックボタンWを押すと、AEロックが解除されファインダー
内のn が消えます。
● マニュアル露出とバルブではAEロックはできません。
ロックボタンW を押すと露出が記憶さ
れ、ファインダー内にnが表示されます。
65
Page 68

撮影編
ストロボの使い方 TTLオートで使います
カメラのホットシューに付いているホットシューカバー FK を外し、ストロボを取
1
り付けます。
● ストロボの充電完了ランプ
が点灯すると、カメラの
シャッターボタンを半押し
したときに、ファインダー内
のs も点灯しますので、ファ
インダーでも充電完了の確
認ができます。
● ストロボの詳細については、
ストロボの説明書をご覧く
ださい。
● s の点滅は、露出モードがプ
ログラム・絞り優先では被写
体が暗い場合と逆光の場合
に、シャッター優先自動露出
では逆光の場合にのみ表示
されます。ただし、逆光時に
sが点滅するのは、測光方式
が分割測光の場合だけです。
ストロボの電源スイッチを入れます。
2
ストロボの発光モードをTTL オートにします。
3
ストロボの充電完了を確認します。
4
ピントを合わせて撮影します。
5
ストロボお勧めマークについて
シャッターボタン押しでファインダー内にストロボお勧めマークs が点滅した場合、
シャッター速度が低速になり手ぶれを起こしやすくなります。三脚をお使いいただくか
別売のストロボをご使用ください。sマークが点滅したまま撮影しても露出には問題あ
りません。
露出補正について
TTLオートストロボ撮影で露出補正を行うと、ストロボ光量と背景の明るさを同時に変
えることができます。ただし、マニュアル露出では、補正後そのまま撮影を行うと、ス
トロボの光量だけが変化し、バーグラフのq を中心に合わせると、背景とストロボ光の
両方が補正されます。
66
Page 69

撮影編
当社製ストロボとの組み合わせ時の機能一覧
A B C D E
ストロボ名
機 能
TTLオートストロボ撮影 N
外光オートストロボ撮影 N
後幕シンクロ撮影 N
光量比制御シンクロ撮影 N
ファインダー内でのオートチェック確認 N
AF補助光(スポットビーム)の投光 N
ストロボの充電完了時、ストロボ同調速度
へのシャッター速度自動切換
プログラム自動露出およびシャッター優先
自動露出時の、絞り値自動セット
シャッター優先自動露出、マニュアル露出
時の低速シンクロ撮影
注1:AF500FTZ・AF330FTZ は、外光オートストロボの機能がありません。注4:絞り値が自動的に変化してしまい使用できません。絞り優先
注2:AF140C・AF080Cは、外光オートストロボの機能がありません。 注5:ストロボの発光モードがMS(マニュアルシンクロ)・M(マ
注3:ストロボの発光モードがMS(マニュアルシンクロ)・M(マニュア
ル)の場合、絞り値が自動的に変化してしまい使用できません。
絞り優先自動露出・マニュアル露出・バルブでご使用ください。
AF540FGZ
AF500FTZ
AF360FGZ
AF330FTZ
N
N
N
AF400FTZ
AF240FT
N
注1 注2
× N
N
××××
N
N
N
N
N
AF400T
AF280T
AF200T
AF140C
AF080C
N
×××
×××
×××
N
注3 注4
N
注5 注4
N
自動露出・マニュアル露出・バルブでご使用ください。
ニュアル)の場合、シャッター優先自動露出では、絞り値が
自動的に変化してしまい使用できません。
AF200S
A
××
N
N
N
N
AF200S
AF160
AF140
N
N
O
O
67
Page 70

撮影編
68
AF540FGZ、AF500FTZ、AF330FTZ、AF360FGZ
● 暗くてオートフォーカスの苦手な物でも、AF補助光(スポットビーム)を自動的に投
光しますので、オートフォーカスを働かせることができます。
● オートズーム機構付きですから、レンズの焦点距離に対応して自動的に照射角度が変
化します。[FA 645 レンズ使用時のみ]
● スレーブ機能がご利用できます。[AF540FGZ、AF500FTZ、AF360FGZ]
● ストロボの液晶表示で、撮影可能距離を確認できます。
● マルチ発光モードがご利用できます。[AF500FTZのみ]
● 露出モードがプログラム自動露出、シャッター優先自動露出、絞り優先自動露出であ
れば、ストロボの発光モードがマニュアルでも自動的にTTLオートになります。
● 充電完了後約 3 分以上放置したときは、ストロボの電源が自動的に切れます。カメラ
のシャッターボタンを半押しするとストロボの充電が再開されます。
[AF540FGZ、AF360FGZはTTLモード時のみ約3分。その他のモードでは時間が異な
ります。]
AF240FT、AF400FTZ
● 暗くてオートフォーカスの苦手な物でも、AF補助光(スポットビーム)を自動的に投
光しますので、オートフォーカスを働かせることができます。
● 露出モードがプログラム自動露出、シャッター優先自動露出、絞り優先自動露出であ
れば、ストロボの発光モードがマニュアルでも自動的にTTLオートになります。
● 充電完了後およそ 5 分以上放置したときは、ストロボの電源が自動的に切れます。カ
メラのシャッターボタンを半押しするとストロボの充電が再開されます。
AF200T、AF280T、AF400T
● TTLオートモードで使用すると、周りの明るさによってシャッター速度が 1/60秒から
低速側は手ぶれをしないシャッター速度まで自動的に変化します。なお、シャッター
速度の低速限界はレンズの焦点距離によって変化します。ただし、Aレンズ[LSレン
ズを含む]使用時は1/60秒固定になります。絞り値は固定となりますが、フィルム感
度により変化します。
Page 71

撮影編
● 外光オート[赤・緑・黄位置]で使用すると、絞りは下表のように切り替わります。
充電が完了すると、シャッター速度も1/60秒から低速側は手ぶれをしないシャッター
速度まで自動的に変化します。なお、シャッター速度の低速限界はご使用レンズの焦
点距離によって変化します。ただし、Aレンズ[LSレンズを含む]使用時は1/60秒固
定になります。
AF200T AF280T AF400T
赤
緑
黄
ストロボの多灯撮影
2個以上のストロボを同時に使用する場合は、67ページのストロボ機能一覧表の同じタ
イプどうし(A~ E)を組み合わせるか、A と B あるいはCとD の組み合わせでお使いく
ださい。
他社製ストロボを使用する場合
• 他社製ストロボ[特に高電圧や高電流のストロボ]を組み合わせると、故障の原因に
なる場合があります。ペンタックス専用オートストロボの使用をお勧めします。
• カメラのXシンクロソケットにコードを接続した場合は、連動機能は働きません。
• 後幕によるケラレを防ぐため、念のため、同調速度より一段低いシャッター速度を使
用し、事前にテスト撮影をされることをお勧めします。
F2.8 F4 F4
F5.6 F8 F8
F11
[ISO100の場合]
69
Page 72

撮影編
日中シンクロ撮影 日中シンクロのやり方は、一般のストロボ撮影と基本的に同じです。ただし、背景が明
昼間の明るいときでも、人
物の顔に影が出てしまうよ
うな場合に、ストロボを利
用すると影の取れたきれい
な写真が撮れます。
るい場合には、露出オーバーになることがあります。
ストロボなし
ストロボ使用
70
Page 73

低速シンクロ撮影 マニュアル露出の場合
ストロボの電源スイッチを入れます。
夕景などを背景に人物撮影
をするとき、低速シンクロ
を利用すると人物も背景も
きれいに写せます。
1
マニュアル露出にします。
2
適正露出になるように適当なシャッター速度[1/60秒以下の低速]と絞りを選び
3
ます。
撮影します。
4
撮影編
● マニュアル露出では、 の操作は撮影前のどの時点で行なっても結構です。
シャッター優先自動露出の場合
シャッター優先自動露出にします。
1
好みのシャッター速度を選びます。
2
ストロボの電源スイッチを入れます。
3
撮影します。
4
● ファインダー内の絞り値表示が点滅していると背景が適正露出になりませんので、点滅
がなくなるシャッター速度を設定してください。
2
● の操作の前にストロボの電源を入れると、背景が適正露出になりませんので、シャッ
ター速度を選んでから電源を入れてください。
● 低速シンクロの場合は、手ぶれを防ぐため三脚をご使用ください。
1
71
Page 74

付録
ペンタックスファンクション(PF)
645N2には、撮影スタイルに合わせてカメラの機能を設定できる、10項目( ~ )のペンタックスファンクション機能
があります。
ボディ識別記号の設定 x75ページ
シャッター速度のステップ設定 x76ページ
測光タイマーの時間設定 x76ページ
オートブラケット撮影の順序設定 x77ページ
セルフタイマーの作動時間設定 x77ページ
露出補正のステップ設定 x78ページ
プログラムシフトの設定 x79ページ
フィルムカウンターの設定 x80ページ
撮影本数とフィルムカウンターのファインダー内表示設定 x80ページ
撮影可能枚数の設定 x82ページ
72
Page 75

ペンタックスファンクションの設定方法
1 2
設定内容表示エリア
ファンクションNo.
表示エリア
露出補正ダイヤルを回し、Mに合わせます。
1
表示パネルに、ファンクションNo.と、その設定内容が表示されます。
まず、ファンクションNo.(F0~F9)をアップ/ダウンボタンで選択し、それぞれのファンクションの設定内容をAE
2
ロックボタンW で選択します。
露出補正ダイヤルを元に戻すと、選択した内容はそのまま設定されます。
3
● 露出補正ダイヤルをa位置から切り替えるには、露出補正ダイヤルロックボタンを押しながら回します。
● 露出補正ダイヤルがM位置では、シャッターはきれません。
付録
73
Page 76

付録
ペンタックスファンクションをすべて初期設定に戻す方法
(ペンタックスファンクションのクリアー)
1 2
露出補正ダイヤルを回し、Mに合わせます。
1
アップ/ダウンボタンを同時に 2 秒以上押すと、表示パネルに N が表示され、ファンクションの内容がすべて初期の
2
設定(工場出荷時の状態)に戻ります。
露出補正ダイヤルを元に戻すと、選択した内容はそのまま設定されます。
3
● 露出補正ダイヤルをa位置から切り替えるには、露出補正ダイヤルロックボタンを押しながら回します。
74
Page 77

付録
ボディ識別記号の設定
アルファベットA ~Gの中からボディ識別記号を設定できます。フィルムへのデータ写し込みを有効にしていると、選んだ
ボディ識別記号がその一番左に写し込まれます。
複数の645
で撮影されたものなのか判別しやすくなります。
①写し込みなし(初期設定) ⑤ボディ識別記号:D
②ボディ識別記号:A ⑥ボディ識別記号:E
③ボディ識別記号:B ⑦ボディ識別記号:F
④ボディ識別記号:C ⑧ボディ識別記号:G
● 表示パネルのアルファベットの表示は、大文字と小文字が混在していますが、データ写し込みの文字はすべて大文字になりま
す。
写し込み内容については84ページをご覧ください。
ボディをお持ちの方は、それぞれに異なるボディ識別記号を設定しておくと、現像後のフィルムがどのボディ
N2
75
Page 78

付録
シャッター速度のステップ設定
シャッター優先自動露出およびマニュアル露出時に、
シャッター速度を1/2EV ステップで選択できるようにする
か、シャッターダイヤルの表示どおりに1EV ステップで選
択するかを設定します。
①1/2EVステップ(初期設定)
②1EVステップ
(シャッターダイヤルの表示どおり)
76
測光タイマーの時間設定
シャッターボタン半押しで、露出計のスイッチが入り自動
的に切れるまでの時間を設定します。
①10秒(初期設定)
②20秒
③30秒
Page 79

付録
オートブラケット撮影の順序設定
オートブラケット撮影の順序を設定します。
①適正→アンダー→オーバー(初期設定)
②アンダー→適正→オーバー
③オーバー→適正→アンダー
セルフタイマーの作動時間設定
セルフタイマー撮影時の、シャッターボタンを押してから、
シャッターがきれるまでの時間を設定します。
①12秒後(初期設定)
②2秒後
(自動的にミラーアップ)
●「2秒後」を設定した場合、シャッターボタンを押した直後
に自動的にミラーアップが行われ、その2 秒後にシャッ
ターがきれます。
●「2秒後」を設定した場合、シャッターボタンを押した後の
途中解除はできません。
77
Page 80

付録
露出補正のステップ設定
露出補正の補正ステップを設定します。
①1/3EVステップ(初期設定)
(ダイヤルの表示どおり)
「1/2EVステップ」を設定した場合について
露出補正ダイヤルは1/3EVステップで目盛りが刻まれてい
ますが、「1/2EV ステップ」を設定した場合は、目盛りを 1/
3EV 位置、2/3EV 位置のどちらに合わせても、補正量は1/
2EVになります。
78
②1/2EVステップ
ファインダー内表示は、バーグラフ上のqが2コ点灯し、補
正ステップが1/2EV であることを示します。
●「1/2EVステップ」を設定した場合、露出補正の行える範囲
は-3 1/2EV~+ 3 1/2EVになります。
Page 81

プログラムシフトの設定
プログラム自動露出時の、プログラムシフト操作を無効に
するか、有効にするかを設定します。
①無効(初期設定)
付録
②有効
● アップボタンを押すとシャッター速度が速く絞りが開放方向に、ダウンボタンを押すとシャッター速度が遅く絞りが絞られる
方向にシフトします。
● シフトしたシャッター速度と絞り値は、ファインダー内表示で確認できます。
● プログラムシフト行われているかどうかは、確認することができません。
● プログラムシフトはシャッターをきっても解除されません。解除するには、一旦電源を OFF にするか、露出モードを変更して
ください。
「有効」を設定した場合について
プログラム自動露出時にアップ/ダウンボタンを押すと、1/
2EV ステップでプログラムシフトができます。ボタンを押
しつづけると、連続的にシフトします。
79
Page 82

付録
フィルムカウンターの設定
フィルムカウンターの表示を、加算表示にするか、減算表
示にするかを設定します。
①加算表示(初期設定)
②減算表示
● フィルムカウンターの設定は、フィルムをカメラにセット
した後でも変更可能です。
80
撮影本数とフィルムカウンターのファイン
ダー内表示設定
オートブラケットレバーを6 位置に押し付けた際に、
フィルムの撮影本数とフィルムカウンターの表示を、ファ
インダー内表示に、表示させないか、表示させるかを設定
します。
①表示させない(初期設定)
②表示させる
Page 83

「表示させる」を設定した場合の表示方法
オートブラケットレバーを 6 位置に押し付けます。ファ
インダー内表示に、フィルムの撮影本数とフィルムカウン
ターが表示されます。
オートブラケットレバーは指を離すと、自動的にD 位置に
戻ります。
付録
フィルムの
撮影本数
フィルム
カウンター
81
Page 84

付録
撮影可能枚数の設定
120フィルム・220 フィルムを使用した際に撮影できる枚数を設定します。
撮影可能枚数の設定は、装着したフィルムバックの種類により、設定時の表示パネルの表示が異なります。
120フィルムバック装着時 220フィルムバック装着時
①15枚・32枚撮り(初期設定※)
120フィルム使用時……15 枚撮り
220フィルム使用時……32 枚撮り
②16枚・33枚撮り
120フィルム使用時……16 枚撮り
220フィルム使用時……33 枚撮り
※特定の条件においてフィルムの巻きぐせ現象が発生するのを防止するため、初期設定は「15枚・32枚撮り」になっていま
す。特定の条件とは、「16枚・33枚撮り」を設定し、フィルム装てん後または撮影後約30秒以上放置し、絞り値をF5.6付
近より開放側で2 コマ以上の連続する撮影をした場合の2コマ目を指し、このコマでのみフィルムの巻ぐせにより画面の一
部にピントのずれが起きるおそれがあります。以上は、フィルム個々の特性・温度・温度などの条件により異なります。
● フィルムバックを装着していない時の表示パネルの表示は、120フィルムバックを装着したときと同じです。
● 撮影可能枚数の設定ができるのは、カメラにフィルムをセットし1コマ目の撮影を行うまでです。
1コマ目の撮影以降は、そのフィルムを取り出すまで設定の変更はできません。
82
Page 85

付録
撮影データの写し込み
撮影時の露出モード・シャッター速度・絞り値などの撮影データをフィルムに写し込むことができます。
撮影データは、下図のようにフィルムの撮影画面外に写し込まれます。詳しくは、84ページをご覧ください。
● 撮影データの写し込みは、表示パネルに i が表示されている時に行われます。また、撮影データを写し込まないようにするこ
ともできます。(x86ページ)
● 撮影データの文字がフィルム上に印刷してある文字と重なることがあります。
83
Page 86

付録
項目 写し込み内容
ペンタックスファンクションで設定したボディ識別記号が写し込まれます。初期設定では写し込みは
ボディ識別記号
撮影本数
撮影コマNo.
露出モード
シャッター速度
絞り値
露出補正値
オートブラケット
測光モード 分割測光はQ、中央重点測光はR、スポット測光はSが写し込まれます。
なしになっています。(x75ページ)
写し込み例 空白(写し込みなし)、A、B、C、D、E、F、G
そのボディで撮影したフィルム本数をF~Hの範囲で写し込みます。撮影本数が199 を超えた時と、
撮影データの写し込み機能を一旦OFFにすると、本数は1に戻ります。
撮影コマNo.をF ~J の範囲で写し込みます。ペンタックスファンクションで撮影枚数表示を逆算表
示にしていても、写し込みは順算で行われます。
プログラム自動露出はs、絞り優先自動露出はb、シャッター優先自動露出はc、マニュアル露出
はn、バルブ時はfと写し込まれます。
撮影時ファインダー内に表示されたシャッター速度が写し込まれます。バルブ撮影時は9999秒まで
の露光時間が写し込み可能で、それ以上はgと写し込まれます。LSレンズ使用時はm、シャッ
ターダイヤルのX 位置使用時はeと写し込まれます。
写し込み例 1/1000、1/60、10”、30”、4”、9999”、BULB、LS、Xなど
撮影時ファインダー内に表示されたF値が写し込まれます。ヘリコイド接写リングなど、情報接点の
ないアクセサリーを使用した場合はkが写し込まれます。
露出補正を行わなかった場合はEと写し込まれます。オートブラケット撮影を行った場合はその
補正値が写し込まれ、露出補正と併用した場合は加算値が写し込まれます。
写し込み例 +0.4Ev、+2.0Ev、-0.7Ev、-0.3Ev、±0.0Ev など
オートブラケット撮影を行った場合、Xと写し込まれます。行わなかった場合は、空白(写し込み
なし)になります。
84
Page 87

付録
項目 写し込み内容
AEロック
ストロボ同調
レンズ焦点距離
フォーカスモード オートフォーカスを行った場合はK、マニュアルフォーカスを行った場合はLが写し込まれます。
AFモード
AFエリア
AF測距点
設定ISO感度 設定したISO感度がG ~I の範囲で写し込まれます。
AEロックを行った場合、W と写し込まれます。行わなかった場合は、空白(写し込みなし)にな
ります。
67ページの当社製ストロボ(A ~E)でストロボ撮影を行った場合、sが写し込まれます。ストロボ
撮影を行わなかった場合、または他社製ストロボで撮影を行った場合は、空白(写し込みなし)にな
ります。
FA645レンズを使用した場合、使用したレンズの焦点距離が写し込まれます。ズームレンズを使用し
た場合は焦点距離の近似値、A645レンズおよびリアコンバーターなどのアクセサリーを使用した場
合はp が写し込まれます。
写し込み例 45mm、55mm、75mm、80mm、100mm、160mm、300mm、- - mmなど
シングルAFにした場合はz、コンティニアスAFにした場合はhが写し込まれます。マニュアル
フォーカスを行った場合は空白(写し込みなし)になります。
3点AFを行った場合は 8、スポットAFを行った場合は 4が写し込まれます。マニュアルフォー
カスを行った場合は空白(写し込みなし)になります。
AFエリアを3点 AFに設定した場合、どの測距点でAF 合焦が行われたかが写し込まれます。左は d、
中央はh、右はyが写し込まれます。スポットAFを行った場合、マニュアルフォーカスを行った場
合、コンティニアスAF でAF合焦しない状態でシャッターをきった場合は空白(写し込みなし)にな
ります。
85
Page 88

付録
撮影データ写し込みのON/OFF
1 2
露出補正ダイヤルを露出補正ダイヤルロックボタンを押しながら a位置から外し、i位置に合わせます。
1
アップ/ダウンボタンを押すたびに、表示パネルの表示が切り替わります。
2
露出補正ダイヤルをi 位置から外すと、データ写し込みの ONまたはOFFが設定されます。
データ写し込みON データ写し込みOFF
● 工場出荷時の設定では、撮影データの写し込みはONになっています。
● 多重露出撮影では、最後のコマのデータだけが写し込まれます。
● まれに撮影データの写し込みが撮影画面内にわずかにかかることがあります。大事な被写体が画面右端にくる場合(横位置撮
影時)は、念のためにデータの写し込みをOFFにしてください。ただし、写し込みを一旦OFFにすると、撮影本数の写し込み
が1に戻ります。
86
Page 89

専用アクセサリー[別売]
各種専用アクセサリーが用意されています。詳しくは、サービス窓口にお問い合わせください。
● ワンタッチケーブルスイッチCS-105/CS-130
645
、MZ-Sに使えるレリーズコード。
N2
● レリーズタイマースイッチTS -110
インターバルセルフタイマー機能を備えたレリーズコー
ド。
● ケーブルレリーズ30 /50
レリーズネジ穴のあるカメラに使えるレリーズコード。
● マグニファイヤー 645
ファインダー中央部を拡大して見るアクセサリー。
● レフコンバーター 645
ファインダーを見る角度を90°間隔に変えることができ
るアクセサリー。
● オートストロボAF540FGZ /AF500FTZ/AF360FGZ
それぞれガイドナンバーが最大54 / 50 / 36 の AF 補助光
内蔵オートズームストロボ。スレーブ機能や先幕・後幕
シンクロ撮影などが可能。
● ホットシューアダプター FG、延長コードF5P、オフカメ
ラシューアダプター F
AF540FGZ や AF360FGZ などのオートフォーカス一眼レ
フ用ストロボをカメラから離してストロボ撮影するとき
のアダプターとコード。
● フィルター
スカイライト・曇天用・UV・Y2・O2・R2・円偏光があ
ります。フィルター径は49mm・52mm・58mm・67mm・
77mmの5種類です。
● リモートバッテリーパック645
寒冷地などで使用する電池保温用のアクセサリー。
● フィルムバック645
120フィルム用と220フィルム用の2種類があります。
● AF400Tブラッケット 645
AF400Tをカメラに付けるためのアクセサリー。
● クイックシュー
カメラと三脚の迅速な着脱を可能にするアクセサリー。
クイックシューベースQS-B1 とクイックシューアダプ
ター QS-20 を組み合わせて使用します
● 645ソフトケース(ブラック)
柔らかいバックスキンタイプのケースです。
付録
87
Page 90

付録
● 交換フォーカシングスクリーン
フォーカシングスクリーンは、標準スクリーンを含め下記の4種類が用意されております。
交換方法については、スクリーンの使用説明書をご覧ください。
AS-80(AFセンタースポットマット)
一般撮影用、標準品
AA-82(AFマイクロプリズムマット)
マイクロプリズム付
88
AG-80(AF方眼マット)
構図設定用(9mm間隔の方眼付)
AL-80(AF9分割マット)
構図設定用(縦横3分割ずつのライン入り)
AB-82(AFスプリットイメージマット)
スプリットイメージ付
Page 91

付録
アクセサリーの注意
● 接写リングなど、絞りの連動がきかないアクセサリーを
使用した場合や旧タイプのストロボで、絞りがA位置で使
えないものの場合は、絞りをA位置から外してご使用くだ
さい。
● 一般の偏光フィルターを使うとオートフォーカスおよび
露出の精度が低下します。円偏光フィルターの使用をお
勧めします。
● リモートバッテリーパック645を使う場合、カメラ本体の
電池ホルダーがセットされていないと電源が入りませ
ん。
リアコンバーターについて
レンズの種類や被写体(光)の状態により、露出補正が必
要になることがあります。
おおよそ-1EVくらいまでのマイナス補正が必要なことが
多いですが、実写で確認することをお勧めします。
オートベローズ645について
ダブルレリーズAが同梱されていないオートベローズ645を
このカメラに使用しても、シャッターがきれません。別売
りのダブルレリーズA を下記のように取り付けてご使用く
ださい。
〈ダブルレリーズA の取り付け方法〉
1. 赤い輪の付いている方をオートベローズ 645 の前枠下側
の赤い輪の付いているレリーズ穴にねじ込みます。
2. もう一方をカメラのレリーズねじ穴にねじ込みます。
ダブルレリーズA を押したとき、レンズが最小絞りまで絞ら
れた後、シャッターがきれるように調整をしてください。最
小絞りまで絞られる前にシャッターがきれるときは、先端
に赤い輪が付いている方のレリーズの出方を多く、または、
もう一方の出方を少なくしてください。
〈ダブルレリーズA の調整方法〉
先端のつまみを先の方から見て左方向に回してから、先端
のつまみを押さえ、後方のつまみを同様に左方向に回して
固定するとレリーズの出方が多くなります。逆に後方のつ
まみを右方向に回してから、後方のつまみを押さえ、先端
のつまみを右方向に回すと出方が少なくなります。
89
Page 92

付録
こんなときは?
修理を依頼される前にもう一度、次の点をお調べください。
症状 原因 処置 参照ページ
シャッターがきれない。 フィルムの規定枚数を撮り終えている。 フィルムを取り出してください。 22ページ
電源がrになっている。 電源をi にしてください。 13ページ
バッテリー警告e が出ている。 電池を交換してください。 11、14 ページ
セルフタイマーになっている。 セルフタイマーを解除してください。 42ページ
露出補正ダイヤルがfMi位置に
なっている。
フィルム枚数がB にな
らない。
表示パネルに表示が出ない。電源がrになっている 電源をiにしてください。 13ページ
ピントが合わない。 ピントを合わせたい被写体にAFフレー
フィルム装填後電源をi にしシャッ
ターボタンを押していない。
電池が入っていない。 電池を入れてください。 11ページ
電池が逆に入っている。 電池を正しく入れてください。 11 ページ
電池が完全に消耗している。 電池を交換してください。 11ページ
ムlが合っていない。
被写体に近づきすぎている。 被写体から離れてください。 29ページ
レンズがマニュアルフォーカスになっ
ている。
被写体がオートフォーカスの苦手な物 フォーカスロックをするか、マット部
露出補正ダイヤルをfMi位置以外
に合わせます。
フィルム装填後電源をi にしシャッ
ターボタンを押してください。
被写体をAFフレーム l に入れて撮影
してください。
レンズをオートフォーカスにしてくだ
さい。
分でのマニュアルフォーカスをしてく
ださい。
21、60、73、86
ページ
20ページ
28ページ
30ページ
33、38ページ
90
Page 93

付録
症状 原因 処置 参照ページ
ファインダー内のu が
点滅する。
表示パネルのA が点滅
する。
表示パネルのA が点滅
する。
表示パネルのB が点灯
する。
ピントは合っているが、ブレている。 手ブレの場合は三脚などをご使用くだ
ファインダーの視度が合っていない。 視度調整を行ってください。 25ページ
撮影する距離が近すぎたり、オート
フォーカスの苦手な物などのためピン
ト合わせができない。
フィルムが正しく入っていません。 もう一度フィルムを正しく入れ直して
フィルムバックとカメラの接触不良の
可能性があります。
多重露出にセットされている状態で
フィルムを入れようとしています。
カメラの異常の可能性があります。 一旦電池を抜き、再度入れなおしてく
さい。被写体ブレの場合はシャッター
速度を速く設定してください。
フォーカスロックを使うか、マット部
分でのピント合わせをご利用ください。
ください。
フィルムバックの着脱を何度かしてみ
てください。
多重露出を解除し、シャッターボタン
を押し直してください。
ださい。
B表示が消えた後、お客様窓口にご相
談ください。
静電気などの影響により、希にカメラが正しい作動をしなくなることがあります。このような場合には、一旦電池を入れ直
してみてください。また、ミラーが上がったままになった場合には、電池を入れ直してから電源をiにし、シャッターボタ
ンを半押しにすると、ミラーが下がります。これらを行ないカメラが正常に作動すれば故障ではありませんので、そのまま
お使いいただけます。
29ページ
33、38ページ
18ページ
17ページ
20、45ページ
11、裏表紙
91
Page 94

付録
主な仕様
型式
画面サイズ
使用フィルム
露出モード
シャッター
レンズマウント
使用レンズ
オートフォーカス機構
ファインダー
ファインダー内表示
LCDパネル表示
セルフタイマー
TTL AE・AF6×4.5cm判一眼レフカメラ
56×41.5mm
120ロールフィルム(15 枚撮り)、220ロールフィルム(32枚撮り)、ISO6~6400、120・
220はそれぞれ専用フィルムバック使用、途中交換不可
プログラム自動露出、シャッター優先自動露出、絞り優先自動露出、マニュアル露出、
バルブ
電子制御式布幕縦走りフォーカルプレーンシャッター、
オートシャッター=1/1000 秒~30秒[無段階]、
マニュアルシャッター=1/1000 秒~6秒、バルブ、電源 OFFでシャッターロック
ペンタックス645AFマウント[AFカプラー、レンズ情報接点付]
645Aマウント、645AFマウントレンズ
TTL位相差検出式 3点測距(SAFOXⅣ)、オートフォーカス作動輝度範囲-1Ev~18Ev
[ISO100]、スポットAF可能、フォーカスロック可能、AFモード=S(シングル)・C
(コンティニアス)[動体予測可]、合焦時電子音(解除可)
ケプラーテレスコープ式ファインダー、交換式ナチュラルブライトマットフォーカシン
グスクリーン、視野率 縦92%横 93%、倍率0.76倍[75mm・∞]、
視度=-3.5~+1m
ト範囲円
フォーカス表示[FI=フォーカスインジケーション]u合焦マーク=点灯 合焦不能
マーク=点滅、シャッター速度表示、絞り表示、s =ストロボ情報、バーグラフ=露出
補正値、オートブラケット表示、マニュアル露出時のオーバー・アンダー表示、w=露
出補正、n=AEロック
i=撮影データ写し込み可、e =電池消耗、フィルム感度、ISO、フィルム枚数
電子制御式、シャッターボタンで始動、作動時間12秒
-1
[毎メートル]、3 点AFフレーム、スポット AFフレーム、スポッ
92
Page 95

付録
ミラー
フィルム入れ
巻き上げ
露出計・測光範囲
露出補正
多重露出
AEロック
オートブラケッティング
シンクロ
撮影データの写し込み
電源
電池消耗警告
大きさ・質量[重さ]
付属品
クイックリターンミラー、オートフォーカス用第2ミラー付、ミラーアップ可能
120・220フィルムバックはスタートマークによるセミオートローディング
内蔵モーターによる自動巻き上げ(シャッターボタンによる作動)、1コマ撮影・連続撮
影[約2コマ/秒]、途中巻き取り可能
TTL開放デュアル 6分割測光、測光範囲75mmF2.8 ISO100 EV2~21、中央重点・スポッ
ト測光可能
±3 1/3EV[1/3EVステップで設定可能]
多重露出レバーによるセット
ボタン式(タイマー式)シャッターボタン半押しで継続
±1/3、±2/3、±1 または±1/2、±1、±3/2を選択可
ホットシュー[X接点専用ストロボ接点付き]専用ストロボ連動 同調スピード1/60秒、
ISO連動範囲=25~800
フィルムの画面外に撮影時自動写し込み(解除可)
項目=ボディ識別記号、撮影本数、撮影コマNo.、露出モード、シャッター速度、絞り
値、露出補正値、オートブラケット、測光モード、AE ロック、ストロボ同調、レンズ焦
点距離、フォーカスモード、AFモード、AFエリア、AF 測距点、設定ISO感度
単3形電池6 本使用(単3形リチウム電池・単 3形アルカリ電池)、リモートバッテリー
パック645による遠隔操作可能。
バッテリーマークe 点灯[点滅でシャッターロック、ファインダー内表示は消灯]
150mm[幅]×111 mm[高]×117mm[厚] 1280g
[大きさ、質量はフィルムバック付、レンズ・電池はなし]
ボディーマウントキャップ645、ボディー後キャップ645、ワンタッチレリーズソケット
キャップ、カメラストラップG、大型アイカップ、ホットシューカバー FK
93
Page 96

付録
さくいん
記号・英数字
1/2EV ステップのシャッター速度設定 .................... 55
1 コマ撮影 ..................................................................... 41
3 点 AF ........................................................................... 36
6 分割測光 ..................................................................... 57
AE ロック撮影 .............................................................. 65
AF エリア ................................................................. 36, 37
AF(オートフォーカス) ............................................. 30
B(バルブ) .................................................................... 53
C(コンティニアス) .................................................... 35
D(撮影データ写し込み) ........................................... 83
ISO .................................................................................. 21
M. UP(ミラーアップ) ............................................... 43
PF(ペンタックスファンクション) ......................... 72
S(シングル) ................................................................ 34
TTL オートストロボ撮影 ............................................ 66
X ................................................................................ 50, 52
あ行
大型アイカップ ............................................................. 24
オートフォーカス ........................................................ 30
オートフォーカスの苦手な被写体 ............................ 30
オートブラケット撮影 ................................................ 61
94
か行
合焦マーク ...................................................28, 30, 32, 33
コンティニアス(AF) .................................................. 35
さ行
撮影可能フィルム本数 .................................................12
撮影可能枚数 ...........................................................20, 82
撮影データ写し込み .....................................................83
視度調整 .........................................................................25
絞り込み(→プレビュー) ...........................................40
絞り優先自動露出 .........................................................48
シャッターボタン ...................................................20, 28
シャッター優先自動露出 .............................................49
手動ピント(→マニュアルフォーカス) ..................32
シングル(AF) .............................................................. 34
ストラップ .....................................................................10
ストロボお勧めマーク .................................................66
ストロボ撮影 .................................................................66
スポット AF ................................................................... 37
スポット測光 .................................................................59
セルフタイマー撮影 .....................................................42
専用アクセサリー .........................................................87
測光モード .........................................................57, 58, 59
Page 97

付録
た行
多重露出撮影 ................................................................. 45
中央重点測光 ................................................................. 58
低速シンクロ撮影 ......................................................... 71
電源の ON / OFF ........................................................ 13
電子音 ........................................................... 13, 20, 42, 43
電池消耗警告 ................................................................. 14
電池のセット ................................................................. 11
途中巻き取り ................................................................. 23
ドライブダイヤル ............................................. 41, 42, 43
な行
日中シンクロ撮影 ......................................................... 70
は行
バルブ ............................................................................. 53
表示パネル ....................................................................... 7
ファインダー内表示 ....................................................... 7
ファスナー ..................................................................... 10
ファンクション ............................................................. 72
フィルター ......................................................... 31, 87, 89
フィルム感度設定 ......................................................... 21
フィルムのセット ......................................................... 18
フィルムの途中巻き取り ............................................ 23
フォーカスロック撮影 ................................................. 38
プレビュー ..................................................................... 40
プログラム自動露出 .....................................................47
分割測光 .........................................................................57
ペンタックスファンクション .....................................72
ま行
マット面 .........................................................................30
マニュアルフォーカス .................................................32
マニュアル露出 .............................................................51
ミラーアップ .................................................................43
ら行
レリーズタイマースイッチ ...................................54, 87
レンズの着脱 .................................................................15
連続撮影 .........................................................................41
露出警告 .........................................................................56
露出補正 .........................................................................60
露出モード .............................................47, 48, 49, 51, 53
わ行
ワンタッチケーブルスイッチ ...............................54, 87
95
Page 98

アフターサービスについて
1. 本製品が万一故障した場合は、ご購入日から満1 年間
無料修理致しますので、お買い上げ店か最寄りの当社
サービス窓口にお申し出ください。修理をお急ぎの場
合は、当社のサービス窓口に直接お持ちください。修
理品ご送付の場合は、化粧箱などを利用して、輸送中
の衝撃に耐えるようしっかりと梱包してお送りくだ
さい。不良見本のフィルムやプリント、また故障内容
の正確なメモを添付していただけると原因分析に役
立ちます。
2. 保証期間中[ご購入後1 年間]は、保証書[販売店印
および購入年月日が記入されているもの]をご提示く
ださい。保証書がないと保証期間中でも修理が有料に
なります。なお、販売店または当社サービス窓口へお
届けいただく諸費用はお客様にご負担願います。ま
た、販売店と当社間の運賃諸掛りにつきましても、輸
送方法によっては一部ご負担いただく場合がありま
す。
3. 次の場合は、保証期間中でも無料修理の対象にはなり
ません。
● 使用上の誤り(使用説明書記載以外の誤操作等)に
より生じた故障。
● 当社の指定する修理取扱い所以外で行われた修理・
改造・分解による故障。
● 火災・天災・地変等による故障。
96
● 保管上の不備(高温多湿の場所、防虫剤の入った場
所での保管等)や手入れの不備(泥・砂・ホコリ・
水かぶり・ショック等)による故障。
● 保証書の添付のない場合。
● 販売店名や購入日等の記載がない場合ならびに記
載事項を訂正された場合。
4. 保証期間以後の修理は有料修理とさせていただきま
す。なお、その際の運賃諸掛りにつきましてもお客様
のご負担とさせていただきます。
5. 本製品の補修用性能部品は、製造打ち切り後10年間を
目安に保有しております。したがって本期間中は原則
として修理をお受け致します。なお、期間以後であっ
ても修理可能の場合もありますので、当社サービス窓
口にお問い合わせください。
6. 海外旅行をされる場合国際保証書をお持ちください。
国際保証書は、当社サービス窓口でお持ちの保証書と
交換に発行しております。[保証期間中のみ有効]
7. 保証内容に関して、くわしくは保証書をご覧くださ
い。
Page 99

ペンタックスファンクションの
設定表示一覧
ペンタックスファンクションの設定を行う際の、表示パネ
ルの表示一覧です。切り取ってご利用ください。
各設定のうち、①は初期設定を表しています。
[F0]ボディ識別記号の設定
①写し込みなし ②ボディ識別記号:A
③ボディ識別記号:B ④ボディ識別記号:C
[F1]シャッター速度のステップ設定
①1/2EVステップ ②1EVステップ
[F2]測光タイマーの時間設定
①10秒②20秒
③30秒
⑤ボディ識別記号:D ⑥ボディ識別記号:E
⑦ボディ識別記号:F ⑧ボディ識別記号:G
[F3]オートブラケット撮影の順序設定
①適正⇒アンダー⇒オーバー ②アンダー⇒適正⇒オーバー
③オーバー⇒適正⇒アンダー
97
Page 100

[F4]セルフタイマーの作動時間設定
①12秒後 ②2秒後
[F8]撮影本数とフィルムカウンターの
ファインダー内表示設定
①表示させない ②表示させる
[F5]露出補正のステップ設定
①1/3EVステップ ②1/2EVステップ
[F6]プログラムシフトの設定
①無効 ②有効
[F7]フィルムカウンターの設定
①加算表示 ②減算表示
98
[F9]撮影可能枚数の設定
①15枚・32枚撮り
120フィルムバック装着時 220フィルムバック装着時
②16枚・33枚撮り
120フィルムバック装着時 220フィルムバック装着時