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P/NMMI-20016458,Rev.AA
1月2010
Micro
Micro Micro
設
置
設 設
説
置 置
説 説
Motion
Motion Motion
明
書
明 明
書 書
モ
デ
ル
®モ モ
デ デ
9739
ル ル
9739 9739
MVD
MVD MVD
ト
ラ
ン
ス
ミ
ッ
ト ト
ラ ラ
ン ン
ス ス
ミ ミ
タ
ッ ッ
タ タ
ご
使
用
の
前
ご ご
使 使
用 用
に
の の
前 前
に に
取
付
け
取 取
付 付
け け
配
線
配 配
線 線
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安全および認定についての情報
ヨーロッパ指令適合のためには、MicroMotion製品を本説明書に従い正しく取付ける必要があります。製品に適用されるヨーロッ
パ指令については、EC適合宣言をご参照ください。適用するヨーロッパ指令すべてとEC適合宣言の関連書類、ATEX取付図面は、
www.micromotion.com/atexにアクセスしてご入手いただくか、弊社カスタマサービスへお問合せください。
本質的に安全な設置を行うため、本説明書は弊社ウェブサイトwww.micromotion.com/documentationもしくは弊社カスタマサービスにてご入
手いただける適切なUL-D-ISおよびCSA-D-ISの設置指示書と併せてご使用ください。
圧力容器指令に適用する機器に添付されている情報についてはwww.micromotion.com/documentationでご覧いただけます。
ヨーロッパにおける危険場所での取付けについては、該当する国や地域の規定が当てはまらない場合EN60079-14のガイドライン
に従ってください。
その他の情報
製品仕様の詳細については製品仕様書をご参照ください。トラブルシューティングについては、トランスミッタの説明書をご参照くだ
さい。製品仕様書と取扱説明書は、MicroMotionのウェブサイトwww.micromotion.com/documentationでご覧いただけます。.
返品について
弊社では製品の返品手続きが定められております。これは、弊社従業員の作業環境の安全性を維持するために重要な要件となっており
ます。定められた返品手続きが守られない場合、当該製品の返品をお受けできない場合があります。
返品手続きの詳細につきましては、弊社ウェブサイト
www.micromotion.comのサポートシステムをご利用いただくか、または弊社カス
タマサービスまでご連絡ください。
MicroMotionカスタマサービス
国
国 国
アメリカ
カナダ、ラテンアメリカ
アジア
ヨーロッパ
マイクロモーションのカスタマサービスに電子メールでお問合せいただくこともできます。ow.support@emerson.com.
日本エマソン株式会社エマソン・
プロセス・マネジメントカスタマ
サービス
日本以外
UK
UK以外
号
電 電電話 話話番 番番号 号
800-522-6277(フリーダイヤル)
+1303-527-5200(アメリカ)
+81(0)35769-6803
+656777-8211(シンガポール)
08702401978(フリーダイヤル)
+31(0)318495555(オランダ)
著作権および商標
2010MicroMotion,Inc.Allrightsreserved.MicroMotionおよびEmersonのロゴは、EmersonElectricCo.の商標およびサービス
©
マークです。MicroMotion、ELITE、MVD、ProLink、MVDDirectConnect、およびPlantWebは、エマソン・プロセス・マネジメントの関
連会社のいずれかのマークです。その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
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コンテンツ
第1ご使用の前に...................................................1
設置チェックリスト...................................................................1
モデル9739MVDトランスミッタの部品...................................................2
第2取付け........................................................4
モデル9739MVDトランスミッタの壁取付け...............................................4
モデル9739MVDトランスミッタのポール取付け...........................................5
電子モジュール(オプション)のユーザインターフェースの回転............................6
第3電源の配線およびトランスミッタの接地...........................8
電源の要件...........................................................................8
電源の配線...........................................................................8
モデル9739MVDトランスミッタの接地...................................................9
第4モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線.................11
9線ケーブルの準備....................................................................11
被覆ケーブルを用いたトランスミッタからセンサへの配線..................................13
シールドケーブルまたは外装ケーブルを用いたトランスミッタからセンサへの配線.............15
センサとトランスミッタの端子.........................................................17
MicroMotion9線ケーブルの種類と使用..................................................18
第5出力の配線.....................................................22
アナログ出力端子.....................................................................22
第一電流および第二電流出力の配線.....................................................23
周波数/パルス出力の配線..............................................................25
制御出力の配線.......................................................................29
制御入力の配線.......................................................................30
圧力トランスミッタへの配線...........................................................30
第6デジタル通信の配線.............................................33
トランスミッタからRS-485マルチドロップネットワークへの配線............................33
トランスミッタからBell202マルチドロップネットワークへの配線...........................34
設置説明書
i
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Page 5

第1章
ご使用の前に
本章に含まれるトピック
♦設置チェックリスト
♦モデル9739MVDトランスミッタの部品
設置チェックリスト
qトランスミッタが設置環境に適していることを確認してください。トランスミッタの防爆認定タグ
に記載されている危険場所を参照してください。
q以下の要件に従ってトランスミッタの配置、取付けを行ってください。
−サービスおよび校正を行うためアクセスが容易な場所にトランスミッタを設置する必要
があります。
−取付け場所の周囲温度範囲は–35~+55°C(–31~+131°F)です。ディスプレイ付きのトランス
ミッタの場合、–10°C(14°F)以下の環境で文字が読み取りにくくなる可能性があります。
−取付け場所にはハウジングカバー取り外しのため、以下の間隔が必要です。
•ディスプレイなしの場合、292mm(11.50インチ)
•ディスプレイ付きの場合、266mm(10.46インチ)
−結露やその他の水分がハウジング内に侵入するのを防ぐため、トランスミッタの電線管接
続口は下へ向けてください。3つの3/4インチNPTメス型電線管接続口は必ずシールして
トランスミッタの防水を行ってください。
q取付けに適した9線ケーブルとケーブル設置に必要な部品が準備されていることを確認してくだ
さい。MicroMotion9線ケーブルを使用してモデル9739MVDトランスミッタとセンサとを接続
します。トランスミッタとセンサ間の配線を行う場合は、最大ケーブル長が300m(1000フィー
ト)を超えていないことを確認してください。
qすべての入出力接続にはツイストペアシールドケーブルを使用します。
qATEXの設置要件に適合させる場合、本説明書および次のウェブサイトから入手できるATEX認定文書
に記載されている安全指示を厳密に守ってください。www.micromotion.com.
qATEXの設置要件に適合させる場合、各トランスミッタにはハウジングへ取付けるための標準規格の
ロッククランプが同梱されています。このロッククランプはトランスミッタ配線端子と電子モ
ジュールへのアクセスを防止します。トランスミッタのハウジングカバーを脱着する際には、ハウ
ジングのロッククランプの取り外しおよび再装着する必要があります(図1-1参照)。
設置説明書
重要
米国および欧州において取引用に使用する場合は、特別に設計されたトランスミッタロッククラ
ンプを取付ける必要があります。用途に適した部品の入手に関しては
わせください。
MicroMotionまでお問い合
1
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ご使用の前に
図1-1標準規格ハウジングロッククランプ部品(ATEXの設置要件に適合させる場合)
Aハウジングカバー
Bリップ
C取付けネジ
Dクランプ
Eネジ穴
Fハウジングベース
•トランスミッタのハウジングロッククランプを取付ける前に、トランスミッタが正しく設置され、流量
計がゼロに設定されていることを確認してください。
モデル9739MVDトランスミッタの部品
図1-2にモデル9739MVDトランスミッタを構成する部品を示します。
2
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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図1-2モデル9739MVDトランスミッタの部品
ご使用の前に
A取り外し可能なハウジングカバー
B電子モジュール
C本質安全センサ配線端子
D非本質安全出力配線端子
Eセンサ配線の電線管接続口
F電源配線の電線管接続口
G出力配線の電線管接続口
Hハウジングベース
Iユーザインターフェース:ディスプレイオプション付きまたはオプションなし
設置説明書
3
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第2章
取付け
本章に含まれるトピック
♦
モデル9739MVDトランスミッタの壁取付け
♦モデル9739MVDトランスミッタのポール取付け
♦電子モジュール(オプション)のユーザインターフェースの回転
モデル9739MVDトランスミッタの壁取付け
必要条件
•プロセス環境に耐えられる5/16インチ径(またはM8)のボルトとナット4本を使用します。
MicroMotionではボルトやナットはご提供いたしません(適切なボルトとナットを別途ご購
入ください)。
•壁表面が平らで堅く、振動せず、過度に動かないことを確認してください。
手順
図2-1と図2-2に従いトランスミッタを取付けてください。
ハウジングにかかる応力を少なくするため、4本すべてに同じ構造の取付けボルトを使用してください。
独立して別々に動く桁、梁、壁間柱にはボルトを固定しないでください。
図2-1トランスミッタの取付け寸法(正面図および側面図)
A71mm(2.81インチ)
B186mm(7.31インチ)
C115mm(4.51インチ)
D213mm(8.39インチ)
E233mm(9.19インチ)
デ
Fデ デ
ィ ィィス ススプ ププレ レレイ イイ付 付付き きき: ::173mm(6.82インチ);デ デディ ィィス ススプ ププレ レレイ イイな ななし しし: ::185mm(7.28インチ)
4
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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図2-2トランスミッタの取付け寸法(底面図)
A5mm(0.19インチ)
B60mm(2.38インチ)
C60mm(2.38インチ)
D39mm(1.53インチ)
デ
Eデ デ
ィ ィィス ススプ ププレ レレイ イイ付 付付き きき: :
:
266mm(10.46インチ);デ デディ ィィス ススプ ププレ レレイ イイな ななし しし: ::292mm(11.50インチ)
取付け
モデル9739MVDトランスミッタのポール取付け
必要条件
•プロセス環境に耐えられる2インチパイプ用の5/16インチU字ボルト2本とナット4個を使用します。
MicroMotionではU字ボルトやナットはご提供いたしません。
•機器用ポールは底の部分から測って少なくとも305mm(12インチ)の長さがあり、直径が50.8mm
(2インチ)を超えていないことを確認してください。
手順
図2-3に従いトランスミッタを機器用ポールに取付けてください。
設置説明書
5
Page 10

取付け
図2-3モデル9739MVDトランスミッタのポール取付け
A取付け穴の間隔71mm(213/16インチ)
B8mm(5/16インチ)U字ボルト取付け用の8mm(5/16インチ)ナットが4個必要
C213mm(83/8インチ)
D2インチパイプ
E5/16インチ18U字ボルト2本が必要
F出力配線用電線管
G電源配線用電線管
Hセンサケーブル配線用電線管
電子モジュール(オプション)のユーザインターフェースの回転
トランスミッタ電子モジュールのユーザインターフェースは元の位置から180°回転させることが
できます。
手順
1.ユニットへの電源を遮断します。
2.トランスミッタのハウジングカバーからネジを外し、カバーを取り外します。
トランスミッタを危険場所に取付ける場合、ハウジングカバーを外す前にトランスミッタへ
の電源が遮断されていることを必ず確認してください。トランスミッタへの電源が入ったま
までトランスミッタのハウジングカバーを取り外した場合、爆発などの恐れがあります。
3.ユーザインターフェースを取り外します。
a.ユーザインターフェースのネジ2個を緩めます。
b.ゆっくりとユーザインターフェースを持ち上げ、電子モジュールのコネクタから外します。
6
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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4.変えたい位置までユーザインターフェースを回転させ、電子モジュールのユーザインターフェース
コネクタに差し込みます。
5.ユーザインターフェースのネジを締めます。
6.トランスミッタのハウジングカバーを取付け、ネジを締めます。
7.トランスミッタの電源を投入します。
取付け
設置説明書
7
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第3章
電源の配線およびトランスミッタの接地
本章に含まれるトピック
♦電源の要件
♦電源の配線
♦モデル9739MVDトランスミッタの接地
電源の要件
モデル9739MVDトランスミッタはAC電源でもDC電源でも使用できます。トランスミッタは電源電
圧を自動的に認識します。
表3-1はモデル9739MVDトランスミッタ用AC電源およびDC電源の要件一覧です。
表3-1電源の要件
AC電源要件
DC電源要件
•85~265VAC
•50/60Hz
•4W(代表値)、7W(最大値)
•12~30VDC
•4W(代表値)、7W(最大値)
電源の配線
電源配線の端子はトランスミッタハウジングのベースにあります。電源端子および電源接地端子にアク
セスするには電子モジュールを取り外す必要があります。
手順
1.トランスミッタのハウジングカバーを取り外します。
2.電子モジュールをトランスミッタハウジングのベースに固定している3個のネジを取り外します。
3.電子モジュールの電源コネクタをモジュールのベースから抜きます。
4.電子モジュールをトランスミッタハウジングのベースから取り外します。
図3-1に電源配線端子と電源接地端子の位置を示します。
8
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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図3-1電源配線端子
A外部接地端子
B電源配線用の電線管接続口
CL/L1(AC電源用);+(DC電源用)
DN/L2(AC電源用);–(DC電源用)
E電源接地端子
電源の配線およびトランスミッタの接地
5.印が付けられた2個の端子に入力端子を接続します。
AC電源を使用するトランスミッタではスイッチを電源ラインに設置することができます。低
電圧指令2006-95-ECに適合するために、スイッチはAC電源を使用するトランスミッタの近
くに設置してください。
6.現地で適用される規格に従って電源を接地してください。
重要
非接地電源用の追加の接地端子として外部接地端子を使用します。
モデル9739MVDトランスミッタの接地
モデル9739MVDトランスミッタは、現地で適用される規格に従って接地する必要があります。お客様の
責任において適用すべきすべての規格を理解した上、適合させてください。
必要条件
本説明書に従ってモデル9739MVDトランスミッタを適切に接地する必要があります。接地が不適
切な場合、流量計の故障や測定誤差の原因となります。危険場所において本質安全要件に適合して
いない場合、爆発などの恐れがあります。ヨーロッパにおける危険場所での取付けについては、各
地域の規定がない場合EN60079-14のガイドラインに従ってください。
重要
個別に信頼性の高い本質安全接地方式が使用されている場合は、工場の規格に従ってください。
設置説明書
9
Page 14

電源の配線およびトランスミッタの接地
国家規格または工場の規格がない場合は、以下の接地ガイドラインに従ってください。
•14AWG(2.5mm
2
)以上の銅線を使用してください。
•アース線は出来るだけ短くし、センサからアース棒までのケーブルの電気抵抗を1Ω以下にしてく
ださい。
•トランスミッタの接地には内部電源接地端子または外部接地端子を使用することができます。端子
からアースまでの接地線は直接接続してください。
•等電位化を行い、危険場所での設置に対するATEX規格に適合するには、等電位化ラインを使って外
部接地端子から危険場所内の適切な接地端子に接続します。
手順
トランスミッタの接地については図3-2を参照してください。
図3-2モデル9739MVDトランスミッタの接地
A電源接地端子
B外部接地端子
Cアース
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MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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第4章
モデル9739MVDトランスミッタからセンサ
への配線
本章に含まれるトピック
♦9線ケーブルの準備
♦被覆ケーブルを用いたトランスミッタからセンサへの配線
♦シールドケーブルまたは外装ケーブルを用いたトランスミッタからセンサへの配線
♦センサとトランスミッタの端子
♦MicroMotion9線ケーブルの種類と使用
9線ケーブルの準備
モデル9739MVDトランスミッタの取付けで使用する9線ケーブルの種類によりケーブルの準備の仕
方が異なります。MicroMotionでは、被覆ケーブル、シールドケーブル、外装ケーブルの3種類の
9線ケーブルをご用意しています。
手順
トランスミッタとセンサを配線するための9線ケーブルの準備については以下を参照してください。
•電線管に設置する被覆ケーブルの準備については、図4-1を参照してください。
•ケーブルグランド付きで設置するシールドケーブルおよび外装ケーブルの準備については、図
4-2を参照してください。
設置説明書
11
Page 16

モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
図4-1被覆ケーブルの準備
12
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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図4-2シールドケーブルおよび外装ケーブルの準備
モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
被覆ケーブルを用いたトランスミッタからセンサへの配線
必要条件
ATEXの設置要件に適合させるためには、被覆ケーブルはケーブルの全周終端シールドを可能とする密封
型金属製電線管(客先提供)の内部に設置する必要があります。
センサの配線は本質安全です。センサの配線を本質安全に保つためには、配線を電源配線や
出力配線から分離してください。
ケーブルは大きな磁場を発生する変圧器、モーター、電力線などから遠ざけてください。ケーブ
ル、ケーブルグランド、電線管の不適切な設置は流量計の不良や測定誤差の原因となります。
設置説明書
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Page 18

モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
トランスミッタのハウジングおよびセンサ端子箱の9線ケーブル用電線管接続口へケーブルグラン
ドを取付けてください。ケーブルのドレイン線やシールドが端子箱やトランスミッタのハウジン
グに接触していないことを確認してください。ケーブル、ケーブルグランドの不適切な設置は
流量計の不良や測定誤差の原因となります。
ハウジングのシールが不完全な場合、電子部に湿気が侵入して流量計の故障や測定誤差の原因
となります。必要に応じて電線管やケーブルにドリップレッグを取付けてください。ガスケッ
トとOリングをすべて点検し、グリースを塗布してください。ハウジングカバーと電線管接続
口をすべて完全に閉じて密閉してください。
手順
1.必要に応じて電線管にドリップレッグを取付けます。
2.電線管にケーブルを通します。9線ケーブルを電源ケーブルと同じ電線管に入れないでください。
3.電線管コネクタが電線管接続口のネジに固着しないように、導電性減摩剤をネジに塗るか、
ネジをPTFEテープで2~3回巻いてください。
オスネジがメスの電線管接続口への挿入時に回転できるようにテープは逆方向に巻きます。
4.センサとトランスミッタについて以下を行います。
a.端子箱とトランスミッタのハウジングカバーを取り外します。
b.オスの電線管コネクタと防水シールとを9線ケーブル用電線管接続口へ接続します。
c.9線ケーブル用電線管接続口にケーブルを通します。
d.被覆を剥がしたワイヤ末端をセンサとトランスミッタに挿入します。それぞれの被覆の色に
適合する端子に挿入します(表4-2参照)。ワイヤの被覆を剥がした部分が外に露出しな
いようにしてください。
注
®
ELITE
、Hシリーズ、Tシリーズおよび一部のFシリーズのセンサについては、センサ端子箱カ
バーの内側に表示されている色を見て、端子の色とワイヤの色とが合うようにしてください。各
種のセンサとモデル9739MVDトランスミッタ端子の種類についてはセンサとトランスミッタの
端子を参照してください。
表4-2センサとトランスミッタの端子の機能
芯線の色
黒
茶
赤
橙
黄
緑
青
紫
灰
白
センサ端子トランスミッタ端子
接続なし
11
22
33
44
55
66
77
88
99
機能
0
ドレイン線
ドライブ+
ドライブ-
温度-
温度コモン
左ピックオフ+
右ピックオフ+
温度+
右ピックオフ-
左ピックオフ-
e.ネジを締めて芯線を固定してください。
14
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
f.ガスケットに傷がないことを確かめ、すべてのOリングにオイルをさし、端子箱およびトランス
ミッタのハウジングカバーを元に戻して、必要なネジを締めます。
シールドケーブルまたは外装ケーブルを用いたトランスミッタか
らセンサへの配線
必要条件
ATEXの設置要件に適合させるためには、シールドケーブルまたは外装ケーブルは、センサおよびトラン
スミッタの両側でケーブルグランドを付けて設置する必要があります。ATEXの要件を満たすケーブルグ
ランドは弊社よりご購入いただけます。他社製のケーブルグランドも使用することができます。
ケーブルは大きな磁場を発生する変圧器、モーター、電力線などから遠ざけてください。ケーブ
ル、ケーブルグランド、電線管の不適切な設置は流量計の不良や測定誤差の原因となります。
トランスミッタのハウジングおよびセンサ端子箱の9線ケーブル用電線管接続口へケーブルグラン
ドを取付けてください。ケーブルのドレイン線やシールドが端子箱やトランスミッタのハウジン
グに接触していないことを確認してください。ケーブル、ケーブルグランドの不適切な設置は
流量計の不良や測定誤差の原因となります。
ハウジングのシールが不完全な場合、電子部に湿気が侵入して流量計の故障や測定誤差の原因
となります。必要に応じて電線管やケーブルにドリップレッグを取付けてください。ガスケッ
トとOリングをすべて点検し、グリースを塗布してください。ハウジングカバーと電線管接続
口をすべて完全に閉じて密閉してください。
手順
1.必要に応じて電線管にドリップレッグを取付けます。
2.図4-3にてケーブルグランドおよびケーブルの部品を確認してください。
図4-3ケーブルグランドとケーブル(分解図)
Aケーブル
Bシールナット
C圧縮ナット
D真鍮圧縮リング
E編組シールド
Fケーブル
Gテープまたは熱収縮チューブ
Hクランプシート(図中はニップルとの一体型)
Iニップル
3.ニップルを圧縮ナットから回し外します。
4.ニップルを9線ケーブル用電線管接続口にねじ込みます。 手で締めた後、1回転だけ締め込みます。
設置説明書
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モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
5.圧縮リング、圧縮ナット、シールナットをケーブルに通します。圧縮リングの傾斜部の向きがニッ
プルの傾斜部と合うかどうかを確認してください。
6.編組シールドがニップルの傾斜部に被さるようにして、ケーブル端をニップルに通します。
7.圧縮リングを編組シールドの上に通します。
8.圧縮ナットをニップルにねじ込みます。圧縮リングが編組シールドを確実に固定できるようにシー
ルナットと圧縮ナットを手で固く締めます。
9.25-mm(1インチ)レンチを使って27~34N-m(20~25フィートポンド)のトルクでシールナットと
圧縮ナットを締めます。組み立て後のケーブルグランドについては、図4-4を参照してください。
図4-4組み立て後のケーブルグランドの断面図
Aケーブル
Bシールナット
Cシール
D圧縮ナット
E編組シールド
F真鍮圧縮リング
Gニップル
10.端子箱カバーまたはトランスミッタのハウジングカバーを取り外します。
11.センサとトランスミッタの両方に以下の手順に従ってケーブルを接続します。
a.被覆を剥がしたワイヤの端末をセンサとトランスミッタに挿入します。それぞれの被覆の色
に適合する端子に挿入します(表4-3参照)。ケーブルは剥がれた状態のままにしておかな
いでください。
注
®
ELITE
、Hシリーズ、Tシリーズおよび一部のFシリーズのセンサについては、センサ端子箱カ
バーの内側に表示されている色を見て、端子の色とワイヤの色とが合うようにしてください。各
種のセンサとモデル9739MVDトランスミッタ端子の種類についてはセンサとトランスミッタの
端子を参照してください。
16
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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表4-3センサとトランスミッタの端子の機能
モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
芯線の色
黒
茶
赤
橙
黄
緑
青
紫
灰
白
センサ端子トランスミッタ端子
接続なし
11
22
33
44
55
66
77
88
99
b.ケーブルを固定させるためにネジを締めてください。
c.ガスケットに傷がないことを確かめ、すべてのOリングにオイルをさし、端子箱およびトランス
ミッタのハウジングカバーを元に戻して、必要なネジを締めます。
センサとトランスミッタの端子
機能
0
ドレイン線
ドライブ+
ドライブ-
温度-
温度コモン
左ピックオフ+
右ピックオフ+
温度+
右ピックオフ-
左ピックオフ-
図4-5~図4-7はモデル9739MVDトランスミッタに接続できるセンサの端子です。図4-8はモデル
9739MVDトランスミッタの端子です。
図4-5ELITE、Hシリーズ、Tシリーズおよび一部のFシリーズのセンサ端子
A紫
B黄
C橙
D茶
E白
F緑
G赤
H灰
I青
設置説明書
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モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
図4-6Fシリーズ、モデルDおよびモデルDLのセンサ端子
図4-7モデルDTのセンサ端子(客先提供の端子台付き金属製端子箱)
Aアース
図4-8モデル9739MVDトランスミッタ端子
MicroMotion9線ケーブルの種類と使用
ケーブルの種類
MicroMotionでは被覆ケーブル、シールドケーブルおよび外装ケーブルの3種類の9線ケーブルをご
用意しています。各ケーブルには以下のような違いがあります:
•外装ケーブルはケーブル芯線に機械的保護が施されています。
•被覆ケーブルはシールドケーブルや外装ケーブルよりも小さい曲げ半径を持っています。
•ATEXへの適合が必要な場合、それぞれのケーブルごとに使用要件が異なります。
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MicroMotion9739MVDトランスミッタ
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被覆タイプのケーブル
モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
すべてのケーブルはPVC被覆またはテフロン
®
FEP被覆付きで発注いただけます。テフロンFEPは以
下のような設置の場合に必要です:
•Tシリーズセンサを含むすべての設置。
•ケーブル長が75m(250フィート)以上、公称流量が20%未満、周囲温度変化が+20°C(+68°F)を
超えるすべての設置。
表4-4はケーブル被覆素材の温度範囲を示します。
表4-4ケーブル被覆素材と温度範囲
取扱い温度動作温度
ケーブル被覆素材
PVC
テフロンFEP
下限
–4°F(–20°C)+194°F(+90°C)–40°F(-40°C)+221°F(+105°C)
–40°F(-40°C)+194°F(+90°C)–76°F(-60°C)+302°F(+150°C)
上限
下限
上限
ケーブルの曲げ半径
以下の表で被覆素材ごとの各種ケーブルの曲げ半径を示します。
•表4-5は被覆ケーブルの曲げ半径を示します。
•表4-6はシールドケーブルの曲げ半径を示します。
•表4-7は外装ケーブルの曲げ半径を示します。
表4-5被覆ケーブルの曲げ半径
外径
PVC
テフロンFEP
10mm(0.415インチ)80mm(31/8インチ)159mm(61/4インチ)
9mm(0.340インチ)67mm(25/8インチ)131mm(51/8インチ)
表4-6シールドケーブルの曲げ半径
外径
PVC
テフロンFEP
14mm(0.2インチ)108mm(41/4インチ)216mm(81/2インチ)
11mm(0.425インチ)83mm(31/4インチ)162mm(63/8インチ)
表4-7外装ケーブルの曲げ半径
外径
PVC
テフロンFEP
14mm(0.525インチ)108mm(41/4インチ)216mm(81/2インチ)
9mm(0.340インチ)83mm(31/4インチ)162mm(63/8インチ)
最小曲げ半径 被覆素材
静的(無負荷)条件下動的条件下
最小曲げ半径 被覆素材
静的(無負荷)条件下動的条件下
最小曲げ半径 被覆素材
静的(無負荷)条件下動的条件下
ケーブルの説明図
図4-9~図4-11は各種ケーブルの詳細断面図です。
設置説明書
19
Page 24

モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
A
C (1)
B
D
E (4)
F (4)
G (5)
図4-9被覆ケーブルの断面図
A外部被覆
Bドレイン線(計4本)
Cホイルシールド(計4本)
D充填材(計5本)
図4-10シールドケーブルの断面図
A外部被覆
Bスズメッキ銅編組シールド線
Cホイルシールド(計1本)
D内部被覆
Eドレイン線(計4本)
Fホイルシールド(計4本)
G充填材(計5本)
20
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 25

図4-11外装ケーブルの断面図
A
C (1)
B
D
E (4)
F (4)
G (5)
A外部被覆
Bステンレス鋼編組シールド線
Cホイルシールド(計1本)
D内部被覆
Eドレイン線(計4本)
Fホイルシールド(計4本)
G充填材(計5本)
モデル9739MVDトランスミッタからセンサへの配線
設置説明書
21
Page 26

第5章
出力の配線
本章に含まれるトピック
♦アナログ出力端子
♦第一電流および第二電流出力の配線
♦周波数/パルス出力の配線
♦制御出力の配線
♦制御入力の配線
♦圧力トランスミッタへの配線
アナログ出力端子
アナログ出力配線接続をするには、モデル9739MVDトランスミッタ電子モジュールのパーティショ
ン右側にある端子台(上段および下段)を使用します。すべての入出力接続にはツイストペアシー
ルドケーブルを使用します。トランスミッタ電子モジュールのパーティションにより、センサへの
本質安全配線を非本質安全配のアナログ出力配線から隔離しています。配線を容易に行うために、
端子台コネクタを電子モジュールから引き抜くことができます。
図5-1および表5-8はモデル9739MVDトランスミッタ用のアナログ出力端子とその機能を示します。
アナログ出力配線は本質安全ではありません。出力配線は電源配線や本質安全であるセンサ配
線から分離してください。危険場所において本質安全要件に適合していない場合、爆発など
の恐れがあります。
重要
モデル9739MVDトランスミッタのユーザインターフェースにあるサービスポートクリップはRS-485端子
(26と27)に直接接続されます。トランスミッタをRS-485デジタル通信用に配線する場合は、サービス
ポートクリップをトランスミッタとの通信に使用できません。
22
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 27

図5-1アナログ出力端子
出力の配線
表5-8各アナログ出力配線端子の機能
端子
14
15、16
16
17
18
19
20
21、16
22、16
23
24、23
25、23
26
27
P
S
機能
周波数出力、DC電源電圧(+)
周波数/パルス出力(+)
コモン
第一電流出力(PV+)
第一電流出力(PV-)
第二電流出力(SV+)
第二電流出力(SV-)
制御入力(ゼロ)(+)
制御出力
信号接地
温度出力(電圧信号)
チューブ周期出力
RS-485入出力(A+):ユーザインターフェースのサービスポートAと兼用
RS-485入出力(B–):ユーザインターフェースのサービスポートBと兼用
圧力トランスミッタまたは差圧トランスミッタへのDC電源
圧力トランスミッタまたは差圧トランスミッタからの電流入力
第一電流および第二電流出力の配線
第一電流出力には端子17と18を使用します。第二電流出力には端子19と20を使用します。電流出力は任
意で0~20mAまたは4~20mAを選択できます。4~20mA出力を設定したときは、ループ電源のプロセス
表示器に電流を供給できます。第一電流出力はまたHART
設置説明書
®
/Bell202通信用の設定ができます。
23
Page 28

出力の配線
手順
1.信号線を介した受信機装置までの抵抗を測って電流信号配線の最大許容長を決定します。ループ抵
抗の合計が1000Ωを超えてはいけません。
2.第一電流および第二電流出力の配線については、図5-2を参照してください。HART/Bell202通信用
の第一電流出力の配線については、図5-3を参照してください。
図5-2第一電流および第二電流出力の配線
•PVは第一可変電流です。PV+は信号線、PV-はコモンです。
•SVは第二可変電流です。SV+は信号線、SV-はコモンです。
24
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 29

図5-3HART通信用の第一電流出力の配線
出力の配線
AHART通信ツール、ProLinkIIまたはAMSモデム
B通信ループまたはPV(第一可変電流)端子
C内部抵抗付きDCSまたはPLC
•必要に応じて抵抗R1を取付け、ループに抵抗を付加します。SMARTFAMILY
Ωのループ抵抗が必要です。ループ抵抗は通信方式に関係なく1000Ωを超えてはいけません。
•有効な電流信号を得るためにDCSまたはPLCを設定する必要があります。
•DCSまたはPLCが内部抵抗を持たないときは抵抗R3が必要です。
•電流出力ループがトランスミッタ側または外部デバイスで適切に接地されていることを確認して
ください。
®
デバイスには少なくとも250
周波数/パルス出力の配線
出荷時は、モデル9739MVDトランスミッタの周波数/パルス出力は2.2kΩのプルアップ抵抗を介し
てアイソレートされている15Vの電源から内部的に電源供給されています。この内部電流は約7mAに
制限されています。周波数/パルス出力を大電流用、一定電流用またはオープンコレクタ用に配線す
ることができます。
手順
端子15と16を使って周波数/パルス出力の配線を行います。
周波数/パルス出力、制御出力、制御入力は端子16を共通帰路として共有しています。
•出力を標準またはデフォルト設定(電圧パルス)で配線するには、図5-4を参照してください。
設置説明書
25
Page 30

出力の配線
図5-4周波数/パルス出力の配線
A周波数出力+
Bコモン
CPLCまたはパルスカウンタ
•出力を大電流用に設定するには1~3kΩの抵抗を端子14と15に付加します。(図5-5参照)。
図5-5周波数/パルス出力を大電流用に配線
A1~3kΩの抵抗
B周波数出力+
Cコモン
DPLCまたはパルスカウンタ
•出力を一定電流用に設定するにはジャンパを端子14と15の間に入れ、100~250Ωの抵抗をケーブル
のPLC側またはパルスカウンタ側に付加します(図5-6参照)。
周波数/パルス出力が一定電流用に設定されている場合、制御出力回路は機能しません。制御
出力が機能するように再設定するために、外部電源を使用することができます。
26
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 31

図5-6周波数/パルス出力を一定電流用に配線
A周波数出力+
Bコモン
C100~250Ωの抵抗
DPLCまたはパルスカウンタ
出力の配線
•出力をオープンコレクタ用に配線するには、図5-7を参照してください。対電源電圧の推奨抵
抗については、図5-8を参照してください。
DC30V入力を超えないようにしてください。過大な電流はトランスミッタを損傷します。端
子の電流は500mA以下でなければなりません。
設置説明書
27
Page 32

出力の配線
図5-7周波数/パルス出力をオープンコレクタ用に配線
A周波数出力+
Bコモン
Cトランスミッタの全ループ抵抗に応じてループ電流を500mAより小さく制限するのに十分なプルアッ
プ抵抗
D3~30VDC電源
EPLCまたはパルスカウンタ
図5-8対電源電圧の推奨プルアップ抵抗(オープンコレクタ)
28
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 33

制御出力の配線
制御出力は流れ方向、トランスミッタのゼロ調整実行中信号、圧力入力不良、故障、イベント1またはイ
ベント2を示します。内部電源または外部電源を使うように配線できます。各イベントに対する制御信号
の設定についてはマイクロモーションモデル9739MVDトランスミッタの取扱説明書を参照してください。
手順
制御出力には端子22と16を使用します。
制御出力、周波数/パルス出力、制御入力は端子16を共通帰路として共有しています。
•内部電源を使用する制御出力を配線する場合は、図5-9を参照してください。
図5-9制御出力の配線(デフォルト設定)
出力の配線
A帰路(接地)
B制御出力(信号線)
C全負荷
•外部電源を使用する制御出力を配線する場合は、図5-10を参照してください。対電源電圧の推奨抵
抗については、図5-11を参照してください。
DC30V入力を超えないようにしてください。過大な電流はトランスミッタを損傷します。端
子の電流は500mA以下でなければなりません。
図5-10外部電源用制御出力の配線
設置説明書
Aトランスミッタの全ループ抵抗に応じてループ電流を500mAより小さく制限するのに十分なプルアッ
プ抵抗
B3~30VDC電源
29
Page 34

出力の配線
図5-11対電源電圧の推奨プルアップ抵抗(オープンコレクタ)
制御入力の配線
手順
制御入力には端子21と16を使用します。制御入力の配線については、図5-12を参照してください。
制御入力、周波数/パルス出力、制御出力は端子16を共通帰路として共有しています。
図5-12制御入力の配線
Aリモートスイッチ
圧力トランスミッタへの配線
モデル9739MVDトランスミッタは圧力補正用の圧力トランスミッタからの入力を受け付けます。
圧力トランスミッタ配線は本質安全ではないので、本質安全配線である電源配線やその他の本質安
全配線から圧力トランスミッタ配線を分離してください。危険場所において本質安全要件に適合し
ていない場合、爆発などの恐れがあります。
手順
以下の方法より選択してください:
30
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 35

•圧力トランスミッタが13.6V以下の電源を必要とする場合はモデル9739MVDトランスミッタから
圧力トランスミッタに電源供給ができます。端子PとSを使って圧力トランスミッタに接続してくだ
さい(図5-13参照)。これらの端子を制御システムに接続しないでください。
図5-13圧力トランスミッタへの配線—内部電源、アナログ入力
A圧力トランスミッタ
•端子P(MAPWROUT)は圧力トランスミッタへの電源出力です。
•端子S(MASIGIN)は
モデル9739MVDトランスミッタへの信号入力です。
出力の配線
•圧力トランスミッタが13.6V以上の電源を必要とする場合、あるいは他のループデバイスが必
要な場合には、外部電源から圧力トランスミッタへ電源供給できます。端子Sと23を使用してく
ださい(図5-14参照)。
図5-14圧力トランスミッタへの配線-外部電源、アナログ入力
A圧力トランスミッタ
BDC電源
C電流制限抵抗
Dオプションのループデバイス
•端子S(MASIGIN)はモデル9739MVDトランスミッタへの信号入力です。
•端子23(SIGNALGND)は帰路です。端子23は外部電源のマイナス(-)端子に直接接続します。
•圧力トランスミッタとモデル9739MVDトランスミッタとの間でデジタル通信が必要な場合、端子
17(PV+)と18(PV−)を使用します。(図5-15参照)。
設置説明書
31
Page 36

出力の配線
図5-15圧力トランスミッタへの配線-デジタル通信
A圧力トランスミッタ、HART付きのみ
B250Ω±5%、0.5W
C250Ω±5%、0.5W
DDC電源
32
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 37

第6章
デジタル通信の配線
本章に含まれるトピック
♦トランスミッタからRS-485マルチドロップネットワークへの配線
♦トランスミッタからBell202マルチドロップネットワークへの配線
トランスミッタからRS-485マルチドロップネットワークへの配線
必要条件
24AWG(0.25mm
ミッタとRS-485通信デバイスとの間に使用します。最大ケーブル長は1200m(4000フィート)です。
注
長距離通信の場合、または外部からのノイズが信号に干渉する場合には、120Ω、1/2Wの抵抗をネット
ワークケーブルの両端に付けて電気的反射を低減します。
手順
端子27と26を
2
)以上のワイヤからなるツイストペアシールドケーブルを
モデル9739MVDトランスミッタからRS-485ネットワークへの配線に使用します。
モデル9739MVDトランス
重要
モデル9739MVDトランスミッタのユーザインターフェースにあるサービスポートクリップはRS-485端子
(26と27)に直接接続されます。トランスミッタをRS-485デジタル通信用に配線する場合は、サービス
ポートクリップをトランスミッタとの通信に使用できません。
設置説明書
33
Page 38

デジタル通信の配線
9739
26
27
A
B
9739
26 27
9739
26 27
RS-485
以下のRS-485ネットワーク配線より選択してください:
•1つのトランスミッタからRS-485シリアル通信用のホストコントローラへの接続については、図
6-1を参照してください。
図6-11つのモデル9739MVDトランスミッタからホストコントローラへの配線
•複数のトランスミッタからRS-485シリアル通信用のホストコントローラへの接続については、図
6-2を参照してください。
図6-2複数のモデル9739MVDトランスミッタからホストコントローラへの配線
トランスミッタからBell202マルチドロップネットワークへの配線
手順
端子17と18をモデル9739MVDトランスミッタからBell202ネットワークへの配線に使用します(図
6-3参照)。
34
MicroMotion9739MVDトランスミッタ
Page 39

デジタル通信の配線
PV+17PV–
18
PV+
CN2-
Z30
PV–
CN2-
D30
4-20 mA
4-20 mA
24
VDC
9739 9739
図6-3標準的なHART
AHART通信ツール、ProLinkIIまたはAMSモデム
B250Ω負荷
CIFT9701
DRシリーズ
ESMARTFAMILY
Fその他のHART4~20mAパッシブトランスミッタに必要なDC電源
®
ネットワークへの配線
®
トランスミッタ
•SMARTFAMILYデバイスには少なくとも250Ωのループ抵抗が必要です。ループ抵抗は1000Ωを超
えてはいけません。
•各モデル9739MVDトランスミッタからの電流出力をまとめて接続し、少なくとも250Ωのインピーダン
スを持つ共通の負荷抵抗を直列に配置して終端となるようにしてください。
•最適なHART通信を行うために、出力ループは1点で機器アースを取るようにしてください。
設置説明書
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©2010MicroMotion,Inc.Allrightsreserved.P /NMMI-20016458,Rev .AA
MMI-20016458*
*
マイクロモーションの最新製品情報は、下記サイトのプロダクトのセクションをご
参照ください。
www.micromotion.com
日本エマソン株式会社
エマソン・プロセス・マネジメント事業本部
〒140-0002東京都品川区東品川1-2-5
T
03–5769–6803
F
03-5769-6844
MicroMotionInc.USA
WorldwideHeadquarters
7070WinchesterCircle
Boulder,Colorado80301
T
+1303–527–5200
+1800–522–6277
F
+1303–530–8459
MicroMotionEuropeMicroMotionAsia
EmersonProcessManagementEmersonProcessManagement
Neonstraat1
6718WXEde
TheNetherlandsRepublicofSingapore
T
+31(0)318495555
F
+31(0)318495556
1PandanCrescent
Singapore128461
T
+656777–8211
F
+656770–8003
MicroMotionUnitedKingdomMicroMotionJapan
EmersonProcessManagementLimited
HorseldW ay1–2–5,HigashiShinagawa
BredburyIndustrialEstateShinagawa-ku
StockportSK62SUU.K.Tokyo140–0002Japan
T
+4408702401978
F
+440800966181
EmersonProcessManagement
T
+8135769–6803
F
+8135769–6843