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操作マニュアル:
L/S® & I/P
®
デジタル
ポンプ駆動部
イーサネット/IP
モデル番号
07551-40
07575-50
™
内蔵
MASTERFLEX® L/S® 07551-40
07575-60
77420-30
77420-40
(US & Canada only) Toll Free 1-800-MASTERFLEX • 1-800-637-3739
(Outside US & Canada) 1-847-549-7600 • 1-847-381-7050
www.masterflex.com • techinfo@masterflex.com
A-1299-1166
第 4版
Page 2
© 2019 Cole-Parmer Instrument Company LLC. 版権所有。
Masterflex – Cole-Parmer Instrument Company の登録商標
EtherNet/IPは、ODVA, Inc. の登録商標
Windows – Microsoft Corporation の登録商標
この出版物内で ® の記号が付いた商標は、米国および他の国で登録されています。
液体用ポンプ
ii MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 3
序文
安全上の注意
安全上の注意
危険:高電圧がかかっていて、接触可能です。機器の内部を点検修理すると
きは、細心の注意を払ってください。
警告:チューブが破損すると、ポンプから液体が飛散する恐れがあります。
オペレータや機器を保護するために、適切な措置を取ってください。
チューブの取り付け/ 取り外しを行うときは、駆動部を停止してから行って
ください。指やゆったりした衣類が、駆動部に挟み込まれる危険があります。
警告:操作マニュアルで説明されている以外の方法でポンプ駆動部を使用し
ないでください。ポンプ駆動部の誤操作は危険を引き起こし、ポンプ駆動部
に組み込まれている安全保護機能に支障を与えることがあります。ポンプ
駆動部に損傷がある場合は、オフ にし、トレーニングを受けた保守要員が
安全性を確認するまで使用しないでください。
単相のみ。分相線では使用しないこと。
バックパネルの電源スイッチは、メイン遮断スイッチではありません。メイン
遮断をするには、電源接続器またはメインプラグの取り外し可能な電源コー
ドを外してください。緊急事態が起きたときに即座に取り外せるように、電源
コードはすぐ外せるような状態にしておいてください。
オペレータは、取り外し可能な電源コードの状態をチェックしてください。
電源コードにひびが入っていたり損傷がある場合は、その機器は使用しない
でください。ケースに損傷がある場合は(落下などが原因)、内部部品がゆる
んでいたり傷がついていないか保守要員によるチェックを受けてください。
注意:外部のリモートコントロールケーブルに接続するときは、駆動
部の損傷を防止するために、電源を遮断してから行ってください。
容器の中、シャフトやシールの上の潤滑剤に、異物による汚染が起きない
ようにしてください。注意を怠ると、シールに損傷がつき、シールの早期故
障の原因になりかねません。
フロントプレート裏側のガスケットの下、またはネジ頭の下に、 異物が入ら
ないようにしてください。注意を怠ると、駆動部のウォッシュダウン時に、
漏れが起きかね ません。
ポンプ駆動部のバックパネルへのアクセスを妨げないようにして ください。
電源スイッチは簡単に手が届くような状態にしておいてください。電源コード
は簡単に外せるような状態にしておいてください。
コードの交換には、同じタイプと格付けのものを使用してください。最小
電力定格は、バックパネルに記載されています。
ポンプ駆動部についてきた電源コードセットは、ポンプ駆動部を購入した国
の必要条件を満たすようになっています。ポンプ駆動部を別の国で使用する
場合は、その国の必要条件を満たす電源コードセットを使ってください。
有害化学物質や生物因子を使用する際は、使用する物質に対する耐性がある
手袋や保護眼鏡を着用するなど、適切な保護措置をとってください。使用す
る国や地域の、安全操作やシステム維持に関する規則に従ってください。
Masterflex MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
iii
Page 4
序文
安全上の注意
安全上の注意
(続き)
記号の説明
警 告:
製品の使用制限
注意:感電を避けるために、電源コードのアース線を必ず接地してください。
EN61010-1
さい。
注意:ポンプ操作中は、指を回転部に近づけないでください。管の取り付け
や取り外しの前には、ポンプを止めてください。
傾かないようにするために、装置についてきたスタッキングクリップを使っ
てください。
注意:危険のリスクがあります。オペレータのマニュアルをよく 読んで、
危険となり得る行為および是正措置を確認してください。
注意:破砕のリスクがあります。ポンプ操作中は、指を回転部に 近づけな
いでください。管の取り付けや取り外しの前には、ポンプを止めてください。
注意:表面が熱くなっています。触らないでください。
注意:感電のリスクがあります。オペレータのマニュアルをよく 読んで、
危険となり得る行為および是正措置を確認してください。
この製品は、医療または歯科的用途を含む、しかしそれに限定されない、
患者用機器として設計されておらず、そのような用途を想定しておりませ
ん。従って
で定義されているように、湿気のある場所での操作は避けてくだ
FDA
(米国食品医療品局)認証の申請も行っておりません。
この製品は、可燃性液体との使用を含む、しかしそれに限定されない、
ATEX
または
NEC
(米国電気工事規定)で定義されている危険職務エリアでの
使用を想定しておりません。そのような用途での使用に適した製品に関して
は、工場までお問い合わせください。
iv MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
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目次
セクション
セクション
セクション
1
2
3
はじめに
アプリケーションソリューション
一般的な説明
設置とセットアップ .
駆動部を始動する前に
ポンプヘッド装着
操作
駆動部をオンにする
コントロールパネル
ポンプのプライミング
メインメニュー
チュービングキャリブレーション
セットアップメニュー
連続モードスクリーン
連続モードス操作
定時給液モードスクリーン
定時給液モード操作
コピー給液モードスクリーン
コピー給液モード操作
コピー設定スクリーン
コピー設定操作
分量給液モードスクリーン
分量給液モード操作
リモートコントロールメニュー
DB-25
31-
リモートコントロール入力および出力
オープンコレクター出力
アンチドリップ機能
コミュニケーション仕様
ゲットコマンド
ASCII
セットコマンド
.....................................................1-1
................................1-1
..................................................1-2
...........................................2-1
..........................................2-1
. .............................................2-2
.........................................................3-1
............................................3-1
............................................3-2
..........................................3-2
................................................3-3
................................3-4
..........................................3-6
..........................................3-7
..............................................3-8
......................................3-9
...........................................3-10
...................................3-12
.........................................3-13
.........................................3-15
...............................................3-16
.....................................3-17
...........................................3-18
.................................3-20
ピン形状と結線図
ピン形状と結線図
...............................................3-30
コントロールコード
...............................................3-35
.......................................3-23
..........................................3-24
...........................3-25
.......................................3-26
...........................................3-27
.......................................3-28
......................................3-34
ページ
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
v Masterflex
Page 6
目次
目次 (続き)
セクション
3
(続き)
セクション
セクション
セクション
セクション
4
5
6
7
給液コマンド
コマンド一覧
メンテナンス
交換部品と付属品
ヒューズ交換
ギア交換
.................................................3-38
................................................3-41
..................................................4-1
..............................................4-1
.................................................4-2
.....................................................4-3
シャフトシール点検(ステンレススチールおよび
粉体塗装スチールケースのみ)
清掃
.........................................................4-4
トラブルシューティング
トラブルシューティング表
エラー定義
付属品
仕様
.........................................................7-1
...................................................5-2
.......................................................6-1
...................................4-3
........................................5-1
......................................5-1
ページ
セクション
8
保証、返品、テクニカルアシスタンス
保証
.........................................................8-1
返品
.........................................................8-2
テクニカルアシスタンス
........................................8-2
............................8-1
vi MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 7
図
図
コントロールパネル
連続モードスクリーン
連続モード操作
定時給液モードスクリーン
定時給液モード操作
コピー給液モードスクリーン
コピー給液モード操作
コピー設定スクリーン
コピー設定操作
分量給液モードスクリーン
分量給液モード操作
リモートコントロールメニュースクリーン
DB-25
ピン形状と結線図
31-
ピン形状と結線図
オープンコレクター出力から
アンチドリップスクリーン
アンチドリップ角度スクリーン
ヒューズ交換
モーター
シャフトシール点検
..................................................4-2
.....................................................4-3
...........................................3-2
..........................................3-7
...............................................3-8
......................................3-9
...........................................3-10
...................................3-12
.........................................3-13
.........................................3-15
...............................................3-16
.....................................3-17
..........................................3-18
........................3-20
.......................................3-23
..........................................3-24
PLC
への終端処理
.....................................3-27
.................................3-27
...........................................4-3
.....................3-26
ページ
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
vii Masterflex
Page 8
Page 9
表
表
連続モード操作
給液モード操作
リモートコントロール入力および出力
ASCII
コントロールコード
コマンド一覧
...............................................3-22
..............................................3-22
...........................3-25
......................................3-34
................................................3-41
ページ
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
ix Masterflex
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Page 11
セクション
デジタル駆動部は、 MASTERFLEX®ポンプヘッドの流量速度を、
L/S駆動部で 0.001 から 3400 mL/min の範囲、そして I/P駆動部では
0.01から 19 L/min で制御します。
2台 (600 rpm)または 4台 (100 rpm)までの MASTERFLEX L/S ポンプ
ヘッドおよびすべてのMASTERFLEX L/S コンパチブルポンプヘッド
をL/S 駆動部に、そして2 台までのMASTERFLEX I/P EASY-LOAD®
またはMASTERFLEX I/P 標準ポンプヘッドまたは1 台の MASTERFLEX
高性能 I/P ポンプヘッドを搭載できます。
1
はじめに
アプ リケ ー ション
ソリュー ション
蠕動ポンプの利点:
• 研磨スラリーや腐食性流体を取り扱っても、損耗が少ない。
二酸化チタンや珪藻土ろ過アプリケーションに最適。
• ポンプされる媒体とシールの接触無し。
• バルブが無いので詰まらない。
• 内面はスムーズで、清掃も簡単。
• 液体はチュービングやチューブ素材にのみ接触。
• 海水位で、最高 8mまでの水柱を持ち上げプライムできる
吸収力。
• ラテックスや消火器の泡のように、せん断に敏感な液体を
取り扱えるように、せん断が低い。
• 空での稼働、および黒液石鹸のように同伴空気が多い液体を
ポンプできる。
• 容量定量効率が高いので、高い精度が要求される測定や投与
が可能となる。
• 非常に粘性が高い液体を取り扱うことができる。
• 食品や薬品に適したチュービングおよびチューブ素材もある。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
1-1 Masterflex
Page 12
セクション
はじめに
1
一般的な説明
MASTERFLEX デジタル蠕動ポンプ駆動部は、MASTERFLEXの
標準品、EASY-LOAD®、または高性能ポンプヘッドを使って、
0.001 mL/minから19 L/minの流量を取り扱うことができます。
当社のマルチチャネルカートリッジとポンプヘッドを使えば、
より低い流量も可能となります。機能には、小型フットプリントと
積み重ね可能な非ステンレススチール駆動部が含まれています。
MASTERFLEXデジタルポンプは、精密な液体投与、バッチ分注、
充填応用などの生産性を最大限にするために、+/-0.1パーセントの
モーター速度再現性を備えています。最高6500:1のターンダウン
比、双方向の流れ、セルフプライミング能力などによって、
スムーズでシームレスな操作が可能となり、ひとつのチュー
ビングサイズで非常に広範な流量域を得ることができます。
速度 (流量) における高い正確性、精度、再現性、解明性に加え
て、MASTERFLEX駆動部は、多言語、直観性、ポンプ速度 (rpm)
の直接読み出し、流量 (ユーザ選択単位)、分注数、メニューオプ
ションを提供する、4行グラフィックLCD付きのマン・マシン・
インタフェースなどの機能を備えています。
使い易いキーパッドが設定点の行き過ぎを防ぎ、スクリーン上
プログラミング機能などを含むメニューオプションでのナビゲー
ションを簡単にします。
この駆動部は高精度でメンテナンス不要のブラシレスモーターを
使用しているので、高い信頼性を確保できます。さらに、高い
ターンダウン、優れた精度、直観的インタフェースなどにより、
MASTERFLEX駆動部は、極度な精度と再現可能流量制御などが
要求されるアプリケーションでの使用に最適です。ポンプは様々な
製品充填量やバッチ分注プロフィールに対応でき、液体はチュー
ビングにのみ接触するので、ポンプの汚染を防ぎます。
MASTERFLEX ポンプはセルフプライミングで、空で稼働させても
破損せず、ほとんどの化学薬品での使用が可能で、バルブやシー
ルはありません。このフラッシュドライブ内またはインターネッ
ト上の、
チュービングガイド
をご覧ください。
1-2 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 13
セクション
2
設置とセットアップ
駆動部を始動する前に
• 駆動部は水平な表面に備え付け、600 rpm 駆動部にはポンプ
ヘッドを2 個まで、100 rpm 駆動部にはポンプヘッドを4 個まで
取り付けることができます。
• 周囲温度は104° F (40° C) を超えてはならず、十分な空気流通が
必要です。
注意:ポンプ駆動部のバックパネルへのアクセスを妨げないようにして
ください。電源スイッチは簡単に手が届くような状態にしておいてくだ
さい。電源コードは簡単に外せるような状態にしておいてください。
• チュービングはきれいで、曲げ半径は最小でもチューブ直径
の4 倍はあるようにし、しかもできるだけ短くしてください。
警告:チューブの取り付け/ 取り外しを行うときは、駆動部を停止して
から行ってください。指やゆったりした衣類が、駆動部に挟み込まれ
る危険があります。
•
必要な流量や粘度に適した直径のチューブを使用してください。
• 流量の精度を維持するために、チュービングのキャリブレー
ションを定期的に実施してください。このマニュアルの、
チュービングキャリブレーションセクション
をご覧ください。
• チュービングの選択および適合性に関しては、このフラッシュ
ドライブ内またはインターネット上の、
ガイド
• ポンプヘッドに関するインフォメーションは、このフラッシュ
ドライブ内またはインターネット上の、
メーション
• 清掃やメンテナンスの際は、駆動部から電源を外してくださ
い。
をご覧ください。
をご覧ください。
注意:ポンプ駆動部についてきた電源コードセットは、ポンプ駆動部
を購入した国の必要条件を満たすようになっています。ポンプ駆動部
を別の国で使用する場合は、その国の必要条件を満たす電源コード
セットを使ってください。
危険:高電圧がかかっていて、接触可能です。機器の内部を点検 修理
するときは、細心の注意を払ってください。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
チュービング選択
ポンプヘッドインフォ
2-1 Masterflex
Page 14
セクション
設置とセットアップ
2
ポ ン プ ヘ ッド
装着
• ポンプヘッドを装着し、チュービングを取り付けます(このフ
ラッシュドライブ内またはインターネット上の、
ポンプヘッド
インフォメーションをご覧ください)。ローラーがきれいで
欠陥がないことを確認してください。
注意:有害化学物質や生物因子を使用する際は、使用する物質に対する
耐性がある手袋や保護眼鏡を着用するなど、適切な保護措置をとって
ください。使用する国や地域の、安全操作やシステム維持に関する規則
に従ってください。
2-2 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 15
セクション
3
操作
駆動部をオンにする
警告:操作マニュアルで説明されている以外の方法でポンプ駆動部を
使用しないでください。ポンプ駆動部の誤操作は危険を引き起こし、
ポンプ駆動部に組み込まれている安全保護機能に支障を与えることが
あります。ポンプ駆動部に損傷がある場合は、オフにし、トレーニン
グを受けた保守要員が安全性を確認するまで使用しないでください。
1. 電源コードを、駆動部背面にあるIEC コネクタに差込んでくだ
さい。電源コードの反対側の端を、電源コンセントに差込み
ます。
2. 駆動部背面にある電源スイッチを入れてください。
3. 駆動部を最初にオンにしたときに、言語を選択できるように
なっています。選択した言語はディフォルトとなりますが、
メインメニューで “LANGUAGE” を選ぶことにより、いつでも
変更できます。
4. 言語を選ぶと、LCD スクリーンにメインメニューがでてきま
注:
す。(
スクリーンのモードに戻ります。)
初期始動後に始動させる毎に、前に使っていた操作
5. 間違って言語を変更してしまい、ユーザがディフォルト言語
(英語 ) にリセットしたい場合には、電源を入れるときに UP/
DOWN (/) キーを押し続けてください。
6. 駆動部をディフォルト設定に戻すには、電源を入れるとき
に、 LEFT/RIGHT
注意:感電を避けるために、電源コードのアース線を必ず接地して
ください。
使用できません。
注意:外部のリモートコントロールケーブルに接続するときは、駆動
部の損傷を防止するために、電源を遮断してから行ってください。
警告:チューブが破損すると、ポンプから液体が飛散する恐れがあり
ます。オペレータや機器を保護するために、適切な措置を取ってくだ
さい。
EN61010-1
( / ) キーを押し続けてください。
で定義されているように、湿気のある場所では
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-1 Masterflex
Page 16
セクション
操作
コントロールパネル
3
図
3-1.
コントロールパネル
• 駆動部のメニューをナビゲートするには、LCD スクリーンの
すぐ右にある 方向パッドを使います。
ポンプの
プライミング
• 方向パッドの中央にある (ENTER)
キーは、入力、また
はハイライトされたフィールドやオプションの選択に使いま
す。このキーはマニュアル内で ENTER キーと称され、よく
でてきます。
• コントロールパネル右上にある
(START/STOP) キーは、
駆動部の始動や一時停止に使います。このキーは、次の4 つ
の操作モードになっているときにのみ稼働します:連続モー
ド、定時給液モード、コピー給液モード、または分量給液
モード。このキー はマニュアル内でSTART/STOP キーと称さ
れ、よくでてきます。
• コントロールパネル右下にある
PRIME) キーは、プライ
ムへのアクセス (早送り) に使います。押し続けていると、こ
のキーは駆動部を許される限りの最大速度/流量で、ディスプ
レーに表示されている方向に操作します。押している指を離
すと、駆動部は本来の速度/流量に戻ります。
1. ポンプヘッドを駆動部に装着します。
2. 適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
3-2 MASTERFLEX®
3. チューブのインレットを供給液に挿入します。
4. 供給アウトレットを、希望する容器に挿入してください。
5. 駆動部背面にある電源スイッチで、ポンプをオンにしてくだ
さい。
6. 駆動部コンソールの PRIME
ライムします。キーを押している指を離すと、プライミング
が停止します。
注意:ポンプ操作中は、指を回転部に近づけないでください。管の取り付け
や取り外しの前には、ポンプを止めてください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
キーを押し続け、ポンプをプ
Masterflex
Page 17
セクション
操作
3
メインメニュー
CONTINUOUS MODE
は、
このマニュアルの
連続モード
を指して
います。
TIME DISPENSE MODE は、このマニュアルの
定時給液モード
を
指しています。
COPY DISPENSE MODE は、このマニュアルの
コピー給液モード
を指しています。
VOLUME DISPENSE MODE は、このマニュアルの
分量給液モード
を指しています。
REMOTE CONTROL MODE は、このマニュアルの
ロールモード
CUMULATIVE VOLUME
を指しています。
:
駆動部は、流量単位に基いて、累積容
リモートコント
量を保存して表示します (このセクションのSETUP MENU参照)。
累積容量は、ゼロにリセットすることもできます。
注:
累積容量は、選択されたチュービングサイズによって決まり
ます。(このセクションのSETUP MENU 参照。)
:
SOUNDS
キーパッドを押したとき、あるいは分注またはバッチ
終了時に、「ビーッ」という音が聞こえます。
:
AUTOSTART
ディフォルトでは、電源が入ったときに駆動部は
再始動しないようになっています。この機能を利用するには
AUTOSTART を選び、ON にしてください。これで、電源が入っ
たときに駆動部が再始動するようになりました。
:
DISPLAY CONTRAST
このディスプレーは、このメニューア
イテムを選んだ後、UP/DOWN ( / ) 矢印を使って調節できま
す。
:
LANGUAGE
このメニューを選ぶと、ユーザは7 つの言語から選
ぶことができます。
注:
間違って言語を変更してしまい、ユーザがディフォルト言語
(英語) にリセットしたい場合には、電源を入れるときに UP/DOWN
( / ) キーを押し続けてください。
:
DEFAULT SETTINGS
このメニューアイテムを選び ENTER キー
を押すと、ディフォルト設定に戻ります。駆動部をディフォルト
設定に戻すには、電源を再び入れるときに、LEFT/RIGHT
( / )
キーを押し続けてください。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-3 Masterflex
Page 18
セクション
操作
3
チュービング
キャリブレーション
1. ポンプヘッドを駆動部に装着します。
2. 適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
3. チューブのインレットを供給液に挿入します。
4. チューブアウトレットを、希望する容器に挿入してください。
容器はメモリ付きのものを使うか、または精度を高めるため
に計量装置にのせた容器でもかまいません。
計量装置を使う場合、水の重量とかさの許容換算比は
1 gram = 1 mLです。
5. 駆動部背面にある電源スイッチで、駆動部をオンにしてくだ
さい。
6. メインメニューにいくか、SETUPアイコン を選んで
ENTERキーを押してモードセットアップメニューにいって
ください。UP とDOWN キーを押してメインメニューまたは
セットアップメニューの TUBING CAL をハイライトし、
ENTER キーを押します。
7. 駆動部を、希望する流れ方向、チューブサイズ、流量に設定
します。この設定は、TUBING CAL スクリーンを出入りする
際に、他のモードスクリーンで維持· 転送されます。
• 流れ方向は、方向キーパッドで方向矢印をハイライトして
設定します。ENTER を押すと、矢印がCW とCCW で切り
替わります。
• チューブサイズは、方向キーパッドでチューブサイズフィー
ルドをハイライトして設定します。ENTER を押し、UP/
DOWN キーを使ってチューブサイズを選びます。ENTER
を押して選択項目をSAVE し、TUBING CAL スクリーンに
戻ります。
• 推定流量は、方向キーパッドで流量フィールドをハイライ
トして設定します。ENTER を押し、LEFT/RIGHT キーを
使って変更する桁を選びます。UP/DOWN キーを使って
流量値を調節します。ENTER を押して設定をSAVE し、矢印
キーを使ってフィールドから EXIT します。キャリブレー
ションが完了すると、駆動部がこの流量を調節します。
• キャリブレーション容量は一定で、変更できません。
8. 駆動部コンソールの PRIME キーを押し続け、ポンプをプ
ライムします。キーを押している指を離すと、プライミング
が停止します。
9. 計量容器をポンプアウトレットに置きます。START フィールド
をハイライトし、ENTER キーを押します。選択された推定流
量のディフォルト値に基いて、駆動部が稼働します。
3-4 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 19
セクション
操作
3
チュービング
キャリブレーション
(
続き)
10. キャリブレーション稼働が完了すると、CAL VOLUME フィール
ドがハイライトされます。ENTER キーを押し、CAL VOLUME
を測定量に調節します。LEFT/RIGHT キーを使って変更する桁
を選び、UP/DOWN キーで量を調節し、ENTER を押して設定
をSAVE してフィールドからEXIT します。
キャリブレートされたチュービングサイズを選ぶと、小文字の
“c”が表示されます。容量の単位は、流量の単位によって決ま
ります。容量単位がmL の場合、流量単位は mL/min になり、
容量単位がoz の場合、流量単位はoz/min になります。
チュービングキャリブレーションに関する注記
• キャリブレーションの最中に駆動部が停止したら、容器を
空にして、手順を最初から始めてください。
• 許容最大流量 (ディフォルト最大流量) でのキャリブレー
ション時間は5-10秒で、許容最小流量 (最大流量の約4%) で
の時間は4分です。他のチュービングサイズまたはより低い
流量の場合は、CUSTOMチューブサイズを選んでください。
• 容量/ 回転の再計算によって、チュービングキャリブレー
ションの後で最小· 最大流量が変わります。
• チュービングをポンプに取り付けて最低10 分間稼働させて
慣らすと、ベストな結果を得ることができます。チュービング
のキャリブレーション精度上げるために、ステップ8 から10
を必要に応じて繰り返してください。
キャリブレーション稼働時間フォーミュラ
60 / (流量 [mL/min] / キャリブレーション容量 [mL]) = キャリブ
レーション稼働時間 (秒)
無効キャリブレーション稼働時間例
• チューブサイズ 13の流量域は 0.006 mL/min – 36.0 mL/min
• 流量 1 mL/minで、キャリブレーション稼働時間は次の通り:
60 / (1 mL/min / 6 mL) = 360秒
360秒は、最大稼働時間の4分 (240秒) を超えている
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-5 Masterflex
Page 20
セクション
操作
3
セットアップ
メニュー
4つのどの操作モードスクリーンでも、右上にSETUPアイコン が
ありますが、これを使うとSETUPメニューへのアクセスが素早く
できます。SETUPメニューからアクセスできるオプションは、その
時使用している操作モードによって異なります:
1. SETUPメニューの選択: 4 つのどの操作モードにいても、方向
パッドと入力キーを使って、モード操作スクリーンからSETUP
アイコンを選択できます。
2. SETUPメニューのナビゲーション:方向パッドと ENTER キー
を使って、希望する設定を選んでください。
全モードに共通な設定機能の詳細は次の通りです。他の設定はその
時点で使用されている特定の操作モードによって異なり、モード
操作スクリーンからもアクセスできます。
流量単位:表示したい流量単位を選んでください。
チュービングサイズ:サイズと最大流量が表示されます。希望する
チュービングサイズを選んでください。
流量: スクリーンの一番上にでている流量単位で、流量を設定し
ます。(
流量単位を変更するには、上記の
流量単位
を参照。)
注:
レートフィールド全体がハイライトされたら、ENTER キーを
押します。桁はUP/DOWN 矢印を使って個別にナビゲートでき、
LEFT/RIGHT 矢印を使って桁の切替ができます。ベストな流量を
選んだら、再び ENTER を押して確定します。
チュービングキャリブレーション:
ション
参照。
チュービングキャリブレー
ポンプ方向:ポンプの流れ方向を選択します。
サウンド:キーパッド、分注やバッチ終了のビーッというを選択
します。
リモートコントロール:
リモートコントロール
参照。
キーパッドロックアウト: キーパッドのロックやロック解除を
可能にします。
累積容量: 累積容量を見て、リセットします。
3-6 MASTERFLEX®
メインメニュー:メインメニューに戻ります。
出る:モード操作スクリーンに戻ります。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 21
セクション
操作
3
連続モード
スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、
連続モード
での駆動部のスクリーンディ
スプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は次の通
りです。
C
D
E
図
I
G
H
3-2.
連続モードスクリーン
100.00
F
mL/min
17
A. モードディスプレー:駆動部操作に使われる、現在の操作モー
ド。ハイライトされたときにENTER キーを押すと、異なった
操作モードを循環します。
B. セットアップ
:このアイコンのENTER キーを押すと、セット
アップスクリーンにいきます。セットアップスクリーンには、
連続モード操作スクリーンからアクセスできるほとんどの機
能が入っています。それには、流れの単位、チュービングサ
イズ、流量、ポンプ方向、リモートコントロール、キーパッド
ロックアウトなどが含まれています。セットアップスクリーン
からは、チュービングキャリブレーション、サウンド、累積
容量、メインメニューへもアクセスできます。
C. 流れの方向:このアイコンのENTER キーを押すと、流れの方
向が右回りと左回りで切り替わります。
D. 流れの単位:このアイコンのENTER キーを押すと、流れの単
注:
位選択クリーンにいきます。
% とrpm は、連続モードでの
み選択できます。コピー給液モードまたは分量給液モードに
切り替えると、% とrpm 単位はmL/min に変わり、値は選んだ
チュービングサイズによって決定されます。
E. チュービングサイズ:このアイコンのENTER キーを押すと、
チュービングサイズ選択スクリーンにいきます。
F. 現在の流量:中央の桁は、右側に表示されている選択された単
位での、駆動部の流量を示しています (図 3-2 、位置D 参照)。
G. ローカル/リモート
または :このアイコンのENTER キー
を押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンにい
きます。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロール
モードかリモートコントロールモードかを表示しています。中
央に塗りつぶした長方形がでていたら、駆動部はローカルモー
ドになっています。中央に塗りつぶした長方形がなかったら、
駆動部はリモートコントロールモードになっています。
H. キーパッドロック
:このアイコンのENTER キーを押すと、
キーパッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッド
をロックすると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロック
されると、このアイコンが
に変わります。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-7 Masterflex
Page 22
セクション
操作
3
連続モード操作
100.00
図
3-3.
連続モード操作
1. 始動:メインメニューで ENTER キーを使って連続モードを
選び、連続モード操作スクリーンにいきます。
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
詳細に関しては、「
3. 外部供給品の準備:チューブのインレットを供給液に挿入しま
す。次にチューブアウトレットを、希望する容器に挿入して
ください。
4. 駆動部始動:この操作スクリーンで START/STOP キーを押すと、
表示されている速度/ 流量および方向で、駆動部が始動しま
す。連続モードでは、駆動部は表示された速度/ 流量および
方向で、連続して操作します。
5. 駆動部停止: 駆動部を一時休止/ 停止させるには、コンソール
右上角にあるSTART/STOPキー を押してください。
チュービングキャリブレーション
mL/min
17
」参照。
6. 速度/流量変更:駆動部の速度 /流量を変更するには、方向パッ
ドでディスプレー中央の数値フィールドをハイライトし、
ENTERキーを押します。これによって、駆動部の速度/流量の、
一番右側の桁 (流れの単位によって、1/10、1/100、1/1000等) が
変えられるようになります。方向パッドでUP矢印を押すと、
速度/流量が1だけ増え、DOWN矢印を押すと速度/流量が1だけ
減ります。ENTERキーをもう一度押 すと、現在使用している
特定の流れ単位で操作可能な桁がすべて表示され、方向パッド
のLEFT/RIGHT矢印で桁間移動、そしてUP/DOWN矢印で値の
増減変更ができます。希望する速度/流量を選んだら、ENTER
キーをもう一度押して、駆動部がその速度/流量で操作するよ
うに確定します。
7. 流れの単位変更:駆動部の流れの単位を変えるには、 START/
STOPキーを使って駆動部を一時休止させます。次に方向パッド
で流れの単位アイコンを選び、ENTER キーを押してください。
方向パッドのUP/DOWN 矢印で希望する流れの単位を選び、
ENTER キーを押して確定します。駆動部はその流れの単位で
操作します。駆動部の操作を再開するには、START/STOPキー
を押してください。
3-8 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 23
セクション
操作
3
定時給液モード
スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、定時給液モードでの駆動部のスクリーン
ディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は
次の通りです。
C
D
E
図
I
G
H
3-4.
定時給液モードスクリーン
00:00:00
1000/2000
F
A. モードディスプレー:現在の操作モード。
B. セットアップ
: セットアップスクリーンを使って、流れの
単位、チュービングサイズ、流量、チュービングキャリブレー
ション、サウンド、累積容量、メインメニューを選択できます。
セットアップスクリーンには、定時給液モード操作スクリーン
からアクセスできるいくつかの機能が入っています。それに
は、ポンプ方向、オン/ オフ時間、バッチ数、リモートコント
ロール、キーパッドロックアウトなどが含まれています。
C. 流れの方向:このアイコンのENTER キーを押すと、流れの方
向が右回りと左回りで切り替わります。
D. ポンプON 時間: このフィールドがハイライトされていると、
駆動部はON になっています。
注:
ON からOFF 時間に切り替え
ると、駆動部は 00 :00 を表示しません。
E. ポンプOFF 時間: このフィールドがハイライトされていると、
駆動部はOFF になっています。
F. バッチ数:そのバッチで分注されたサイクル数を表示します。
G. ローカル/リモート
または :このアイコンの ENTER キー
を押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンにい
きます。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロール
モードかリモートコントロールモードかを表示しています。中
央に塗りつぶした長方形がでていたら、駆動部はローカルモー
ドになっています。中央に塗りつぶした長方形がなかったら、
駆動部はリモートコントロールモードになっています。
H. キーパッドロック
:このアイコンの ENTER キーを押すと、
キーパッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッド
をロックすると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロッ
クされると、このアイコンが
に変わります。
I. 時間表示:中央の桁は、ディスプレーの右側にハイライト
されている ONまたは OFF時間の、残り時間を示しています
(図 3-4、位置 D または E)。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-9 Masterflex
Page 24
セクション
操作
3
定時給液モード操作
00:00:00
1000/2000
図 3-5.
1. 始動:メインメニューで、定時給液モードを選択する入力
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
3. 設定の選択:流れの単位、チューブサイズ、流量、ポンプ方向
4. チュービングの準備:チューブのインレットを供給液に挿入し
5. 流量の選択:方向パッドと ENTER キーを使って、セットアップ
定時給液モード操作
キーを使って、定時給液モード操作スクリーンにいきます。
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してくださ
い。詳細に関しては、「
参照。
等を選びます。詳細については「SETUP
ください。
ます。チューブアウトレットを、希望する容器に挿入してくだ
さい。
アイコンを選んでください。方向パッドのUP/DOWN 矢印を
使って、流量を選択します。流量選択スクリーンでENTER
キーを押し、方向パッドのUP/DOWN 矢印で希望する流量を
選んでください。素早く入力するには、方向パッドの LEFT/
RIGHT 矢印を使って桁間移動、そしてUP/DOWN 矢印で値の
増減変更ができます。ENTER をもう一度押して、選んだ流量
を確定します。方向パッドで EXIT を選び、定時給液モード
セットアップスクリーンに戻ります。
チュービングキャリブレーション
メニュー
」を参照して
」
3-10 MASTERFLEX®
6. ON時間設定: ON時間を設定するには、方向パッドとENTER
キーを使って、ONフィールドを選んでください (図3-4、位置
D参照)。こうすると、スクリーン中央のタイマーがハイライト
されます (図3-4、位置I参照)。ENTERをもう一度押して、UP/
DOWN矢印でタイマーをセットします。LEFT/RIGHT矢印
で、桁を切り替えます。ベストなON時間を選んだら、再び
ENTERを押して確定します。駆動部は、スクリーンの中央に
でている時間だけ稼働します。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 25
セクション
操作
3
定時給液モード操作
(
続き)
7. OFF時間設定:OFF時間を設定するには、方向パッドと ENTER
キーを使って、OFFフィールドを選んでください (図3-4、位置
E参照)。こうすると、スクリーン中央のタイマーがハイライト
されます (図 3-4、位置 I 参照)。ENTER をもう一度押して、
UP/DOWN 矢印でタイマーをセットします。LEFT/RIGHT矢印
で、桁を切り替えます。ベストな OFF 時間を選んだら、再び
ENTER を押して確定します。駆動部は、スクリーンの中央に
注:
でている時間だけ停止します。
れている場合、次の分注を開始するには、キーパッドまたはリ
モートI/O コネクタからのSTART/STOP入力 が必要です。
8. バッチサイズの選択:選択されたON/OF F時間で駆動部を稼働
させる前に、バッチサイズを選んでください。そうするには、
方向パッドと ENTER キーを使って、BATCH アイコンを選び
ます (図3-4、位置F参照)。バッチカウントスクリーンで ENTER
キーを押し、方向パッドのUP/DOWN矢印で希望するバッチ
サイズを選んでください。LEFT/RIGHT矢印で、桁を切り替え
ます。ENTERをもう一度押して、選んだバッチサイズを確定し
ます。ゼロ (0) に設定されている場合、駆動部は無限のサイク
ルで稼働し、` 記号が表示されます。方向パッドでEXITを選
び、定時給液操作スクリーンに戻ります。
OFF時間が00:00:00に設定さ
9. 駆動部始動:これで駆動部操作の設定ができました。駆動部
を始動させるには、右上角にあるSTART/STOPキー を押して
ください。バッチ操作中に流れ方向、チューブサイズ、流れ
の単位、流量などを調整するために、駆動部はいつでも一時
休止できます。
10. バッチの再設定:バッチを再設定するには、方向パッドと
ENTERキーを使って、 BATCHアイコンを選びます (図 3-4、
位置F 参照)。バッチ数スクリーンで方向パッドを使ってRESET
を選びENTER キーを押すとバッチ数が再設定され、EXIT を
選ぶとメインの定時給液モード操作スクリーンに戻ります。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-11 Masterflex
Page 26
セクション
操作
3
コピー給液モード
スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、コピー給液モードでの駆動部のスクリーン
ディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は次の
通りです。
A
J
I
図
3-6.
コピー給液モードスクリーン
A.
モードディスプレー:現在の操作モード。
B.
セットアップ :セットアップスクリーンを使って、流れの単位、
100.00
53 %
1000/2000
G
チュービングサイズ、流量、チュービングキャリブレーション、
B
C
K
D
E
F
サウンド、累積容量、メインメニューを選択できます。セットアッ
プスクリーンには、定時給液モード操作スクリーンからアクセスで
きるいくつかの機能が入っています。それには、ポンプ方向、オン/
オフ時間、バッチ数、リモートコントロール、キーパッドロックア
ウトなどが含まれています。
C.
流れの方向:このアイコンのENTERキーを押すと、流れの方向が右
回りと左回りで切り替わります。
D.
コピー量スクリーン:
E.
ポンプOFF 時間:駆動部がOFFになっているとハイライトされます。
F.
バッチ数:そのバッチで分注されたサイクル数を表示します。
G.
ローカル/リモート または :このアイコンの ENTERキーを
コピーセッティングスクリーン
、図3-8参照。
押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンにいきま
す。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロールモード
かリモートコントロールモードかを表示しています。中央に塗り
つぶした長方形がでていたら、駆動部はローカルモードになって
います。中央に塗りつぶした長方形がなかったら、駆動部はリモー
トコントロールモードになっています。
H.
キーパッドロック :このアイコンの ENTER キーを押すと、キー
パッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッドをロックす
ると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロックされると、この
アイコンが
I.
終了率:このアイコンは、分注済み液体をパーセントで表していま
に変わります。
す。
J.
コピー容量:分注時または OFF 時間のコピー容量を表示します。
3-12 MASTERFLEX®
K.
アンチドリップ:水滴のアイコンがでているときは、アンチドリップ
機能がオンになっています。詳細については、3-27 ページの「アンチ
ドリップ機能」をご覧ください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 27
コピー給液モード操作
セクション
操作
100.00
53 %
1000/2000
図
3-7.
コピー給液モード操作
1. 始動:メインメニューで、ENTER キーを使ってコピー給液モー
ドを選択し、コピー給液モード操作スクリーンにいきます。
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
詳細に関しては、「
3. 設定の選択:希望する流れの単位、チューブサイズ、流量、
ポンプ方向等を選びます。詳細については「SETUP メニュー
を使って」を参照してください。
チュービングキャリブレーション」
参照。
3
4. チュービングの準備:チューブのインレットを供給液に挿入し
ます。次に、チュープアウトレットを、希望する容器に挿入し
てください。
5. コピー量設定:
6. OFF 時間設定:方向パッドと ENTER キーを使ってディスプ
レーでOFF を選び、ポンプOFF 時間を入力します。方向パッド
とENTERキーを使って、ポンプOFF時間を設定してください。
スクリーン中央のタイマーがハイライトされ、UP/DOWN 矢
印を使うと、時間間隔の最も右側の桁を増加/ 減少させること
ができます。LEFT/RIGHT 矢印で、桁を切り替えます。ベスト
なOFF 時間を選んだら、再び ENTER を押して確定します。
駆動部は、スクリーンの中央にでている時間だけ休止します。
注:
OFF 時間が00 :00 :00 に設定されている場合、次の分注を開
始するには、キーパッドまたはリモートI/O コネクタからの
START/STOP入力が必要です。
7. バッチサイズ設定:方向パッドと ENTER キーを使って、操作
スクリーンからバッチ数アイコンを選んでください (図3-6、
位置F参照)。バッチ数スクリーンで、UP/DOWN矢印を使っ
てバッチサイズを選びます。ENTERを押してバッチサイズ
を確定します。ゼロ (0) に設定されている場合、駆動部は無
限のサイクルで稼働し、` 記号が表示されます。EXITを選ん
で、コピー給液モードスクリーンに戻ります。
コピー設定操作
を参照。
• バッチ数は、BATCH COUNT スクリーンで RESET を選ぶこ
とにより、リセットできます。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-13 Masterflex
Page 28
セクション
操作
3
コピー給液モード操作
(
続き
)
8. 駆動部操作: 選択されてスクリーンに表示されている設定で
駆動部を操作するには、START/STOPキー を押してください。
もう一度押すと、駆動部が一時休止· 停止します。バッチが
完了すると、駆動部は自動的に停止します。
9. バッチ数リセット:方向パッドとENTERキーを使って、
BATCH COUNTアイコンを選びます (図3-6、位置F参照)。
BATCH COUNTスクリーンで RESETを選び、 ENTER キーを
押すとバッチ数がリセットされます。EXIT を選んで、コピー
モード操作スクリーンに戻ります。
10. 最大給液時間: コピーモードでの最大給液仕様は、L/S 駆動部
では600 rpm で80+ 時間、またはI/P 駆動部では650 rpm で77 時間
です。実際の最大容量は、選択されたチュービングサイズと流
れの単位によって決まります。
3-14 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 29
セクション
操作
3
コピー設定スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、コピー設定モードでの駆動部のスク
リーンディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの
説明は次の通りです。
図
H
3-8.
コピー設定スクリーン
A
10000
GF
B
mL/min
mL
C
D
E
A. モードディスプレー:現在の操作モード。
B. START:このアイコンは、コピー容量を設定できるように
駆動部を始動させます。
C. 流れの方向:このアイコンの ENTER キーを押すと、流れの
方向が右回りと左回りで循環します。
D. 容量単位:これは、流量によって決まります。
E. STOP :これはコピーを停止させ、分注容量を設定します。
位置 Hに表示されます。
F. CLEAR :これを選択すると、スクリーンに表示されている数字
がクリアされ、新しいコピー容量を選べるようになります。
G. EXIT :コピー給液モードに戻ります。
H. 容量:これはコピー時に分注された量です
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-15 Masterflex
Page 30
セクション
操作
3
コピー設定操作
始動
mL/min
mL
停止 出口
図
3-9.
コピー設定操作
複写
10000
解消
1. 始動:COPY DISPENSE MODEスクリーンからCOPYを選んで、
ENTERを押します。
2. 容量をクリアする:方向キーバッドで CLEARを選んで、
ENTERを押します。
3. コピー容量を確立する:ユーザは 3つの方法から選べます。
a. 希望する容器をチュービングアウトレットに置きます。
START/STOPキーを押して、液体分注を開始します。希望
する容量になったら、START/STOPキー をもう一度押して
ください。EXIT を選び、ENTER を押します。駆動部が
コピー値をメモリに保存し、その値をCOPY DISPENSE
MODEで使います。
b. 希望する容器をチュービングアウトレットに置きます。
スクリーンでSTART フィールドを選び、ENTER キーを押
すと液体の分注が始まります。駆動部は、スクリーンの
STOP フィールドをハイライトしています。希望する容量
になったら、ENTER キーを押して停止させます。EXIT を
選び、ENTER を押します。駆動部がコピー値をメモリに
保存し、その値をCOPY DISPENSE MODE で使います。
c. 希望する容器をチュービングアウトレットに置きます。
START/STOP入力の接点をクローズし、液体分注を開始
します。希望する容量になったら、START/STOP入力 の
接点をクローズし、リリースしてください。EXIT を選び、
ENTER を押します。駆動部がコピー値をメモリに保存し、
その値をCOPY DISPENSE MODE で使います。
注:
COPY SETTING スクリーンとCO PY DISPENSE モードスクリーン
で容量として表示されている値は、選択された流れの単位に基い
ています。RPM と% は無効です。そのような単位が選択された場合
には、駆動部はCOPY DISPENSE MODE で、チュービングサイズに
よって決定される容量をmL で表示します。
3-16 MASTERFLEX®
この換算の精度を高めるには、TUBING CALIBRATION をご覧くだ
さい。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 31
セクション
操作
3
分量給液モード
スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、連続モードでの駆動部のスクリーン
ディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は
次の通りです。
図 3-10.
A
I
G
H
100.00
1000/2000
分量給液モードスクリーン
B
C
J
D
mL
E
F
A. モードディスプレー: 現在の操作モード。
B. セットアップ
: セットアップスクリーンを使って、流れの
単位、チュービングサイズ、流量、チュービングキャリブレー
ション、サウンド、累積容量、メインメニューを選択できます。
セットアップスクリーンには、定時給液モード操作スクリーン
からアクセスできるいくつかの機能が入っています。それには、
ポンプ方向、オン/オフ時間、バッチ数、リモートコントロール、
キーパッドロックアウトなどが含まれています。
C. 流れの方向:このアイコンの ENTER キーを押すと、流れの
方向が右回りと左回りで循環します。
D. 流れの単位:希望する流れの単位を選んでください。
E. ポンプOFF 時間:駆動部が OFFになっているとハイライトされ
ます。
F. バッチ数:そのバッチで分注されたサイクル数を表示します。
G. ローカル/リモート
または :このアイコンのENTER キー
を押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンに
いきます。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロー
ルモードかリモートコントロールモードかを表示しています。
中央に塗りつぶした長方形がでていたら、駆動部はローカル
モードになっています。中央に塗りつぶした長方形がなかった
ら、駆動部はリモートコントロールモードになっています。
H. キーパッドロック
:このアイコンのENTER キーを押すと、
キーパッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッド
をロックすると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロック
されると、このアイコンが
に変わります。
I. 容量: 分注時またはOFF時間のコピー容量を表示します。
J. アンチドリップ:水滴のアイコンがでているときは、アンチド
リップ機能がオンになっています。詳細については、3-27 ページ
の「アンチドリップ機能」をご覧ください。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-17 Masterflex
Page 32
セクション
操作
3
分量給液モード
操作
100.00
1000/2000
図
3-11.
1. 始動:メインメニューで、ENTERキーを使って分量給液モード
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
3. 設定の選択:希望する流れの単位、チューブサイズ、流量、
4. チュービングの準備:チューブのインレットを供給液に挿入し
5. 希望する容量設定:方向パッドでディスプレー中央の数値フィー
分量給液モード操作
を選択し、分量給液モードスクリーンにいきます。
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
詳細に関しては、「
ポンプ方向等を選びます。詳細については「SETUP
を参照してください。
ます。次に、チューブアウトレットを、希望する容器に挿入し
てください。
ルドをハイライトし、ENTERキーを押します。これによって、
駆動部の液体容量の、最も右側の桁 (流れの単位によって、
1/10、1/100、1/1000等)が変えられるようになります。方向パッ
ドでUP矢印を押すと、容量が1だけ増え、DOWN矢印を押す
と容量が1だけ減ります。ENTERキーをもう一度押すと、現在
使用している特定の容量単位で操作可能な桁がすべて表示され、
方向パッドのLEFT/RIGHT矢印で桁間移動、そしてUP/DOWN
矢印で値の増減変更ができます。希望する容量を選んだら、
ENTERキーをもう一度押して、駆動部がその容量で操作する
ように確定します。駆動部の操作を再開するには、START/
STOPキーを押してください。
チュービングキャリブレーション
mL
」参照。
メニュー
」
3-18 MASTERFLEX®
6. ポンプ OFF 時間設定: 方向パッドとENTER キーを使ってディス
プレーでO FF を選び (図 3-10 、位置E 参照)、OFF時間を入力し
ます。方向パッドとENTER キーを使って、ポンプOFF 時間を
設定してください。スクリーン中央のタイマーがハイライト
され、UP/DOWN 矢印を使うと、時間間隔の最も右側の桁を増
加/ 減少させることができます。タイマーがハイライトされて
いるときにもう一度ENTER を押すと、桁はUP/DOWN 矢印を
使って個別にナビゲートでき、LEFT/RIGHT 矢印を使って桁の
切替ができます。ベストなOFF 時間を選んだら、再びENTER
を押して確定します。駆動部は、スクリーンの中央にでている
時間だけ休止します。
と、次の分注を開始するには、キーパッドまたはリモートI/O
コネクタからの START/STOP 入力 が必要です。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
注:
OFF時間が 00:00:00に設定されている
Masterflex
Page 33
セクション
操作
3
分量給液モード操作
(
続き
)
7. バッチサイズ設定:方向パッドとENTERキーを使って、操作
スクリーンからバッチ数アイコンを選んでください (図3-10、
位置F参照)。バッチ数スクリーンで、UP/DOWN矢印を使って
バッチサイズを選びます。ENTERを押してバッチサイズを確
定します。ゼロ (0) に設定されていると、駆動部は無限のサイ
クルで稼働し、∞ 記号が表示されます。EXITを選んで、駆動
部操作スクリーンに戻ります。
• バッチ数は、Batch Count スクリーンで RESET を選ぶこと
により、リセットできます。
8. 駆動部の操作:選択されてスクリーンに表示されている設定
で駆動部を連続して操作するには、START/STOPキー を押し
てください。もう一度押すと、駆動部が一時休止して停止し
ます。バッチが完了すると、駆動部は自動的に停止します。
9. バッチ数リセット:方向パッドとENTER キーを使って、
BATCH COUNT アイコンを選びます (図3-10、位置F参照)。
BATCH COUNT スクリーンでRESETを選び、ENTERキーを
押すとバッチ数がリセットされます。 EXIT を選んで、 COPY
MODE OPERATIONスクリーンに戻ります。
10. 最大給液時間:分量モードでの最大給液仕様は、 L/S 駆動部
では600 rpm で80+ 時間、またはI/P 駆動部では650 rpm で77 時
間です。実際の最大容量は、選択されたチュービング サイズと
流れの単位によって決まります。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-19 Masterflex
Page 34
セクション
操作
3
リモートコントロール
メニュー
図
3-12.
リモートコントロールメニュースクリーン
NAVIGATION : メインメニューまたはSETUPメニューで REMOTE
CONTROLを選んで、 ENTER を押してださい。
LOCAL : これが選択されていると、駆動部はフロントパネルキー
パッド、始動/ 停止入力 、方向入力、またはプライム入力でコント
ロールされます。
CURRENT INPUT :これが選択されていると、駆動部はリモート
コントロールになっています。この状態になっていると、ユーザ
が流れを制御する電流信号を入力できます。ユーザは、電流と流
れの最小設定点、最大設定点、中間設定点を調節するオプション
から選べます。ディフォルトとして、最小 (MIN) 電流は 4.2 mA 、
流れは0 に設定されています。最大 (MAX) 電流は 20 mA 、流れは
最大に設定されています。中間 (MID) は電流と流れに対して自動
的に計算され、MIN とMAX の真ん中になります。他のプロフィー
ルが必要な場合、MID は調節できます。必要な場合には、スケー
リングを逆にすることもできます。CURRENT INPUT MODE が選
択されていることを確認するには、リモートコントロールメニューに
戻ってからEXIT を選び、次にCONTINUOUS PUMP MODE を選ん
でください。リモート電流入力モードを解除するには、LOCAL を
選びENTER を押してください。
注:
電流入力が選択されていると、REMOTE CONTROL MODE
から出てCONTINUOUS PUMP MODE を選ぶまで、駆動部は始動
しません。
3-20 MASTERFLEX®
CURRENT OUTPUT : この状態になっていると、特定の流れでの電
流出力をユーザが調節できます。ユーザは、電流と流れの最小設定
点、最大設定点、中間設定点を調節するオプションから選ぶことが
できます。ディフォルトとして、最小 (MIN) の流れは0.00 に、電流は
4.0 に設定されています。最大 (MAX) は流れが最大、電流は20.0 mA
に設定されています。中間 (MID) は電流と流れに対して自動的に
計算され、MIN とMAX の真ん中になります。他のプロフィールが
必要な場合、MID は調節できます。これによって、電流出力の3点
キャリブレーションが可能になります。この3 点間の流れは線形で
す。必要な場合には、スケーリングを逆にすることもできます。
注:
電流出力を選んでも、リモートコントロールモードにはなりま
せん。VOLTAGE INPUT またはCURRENT INPUT を選んで初めて、
リモートコントロールモードにすることができ、ハウスアイコンが
空になります (図3-2、位置G参照)。注:電流出力は、稼働コマンド
速度を表しています。ポンプが稼働しているかを示すには、モーター
稼働接点 (普通はオープン/クローズ) を使ってください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 35
セクション
操作
3
リモートコントロール
メニュー (続き
)
VOLTAGE INPUT : これが選択されていると、駆動部はリモート
コントロールになっています。この状態になっていると、ユーザ
が流れを制御する電流信号を入力できます。ユーザは、電流と流
れの最小設定点、最大設定点、中間設定点を調節するオプション
から選べます。ディフォルトとして、最小 (MIN) 電圧は00.1 V DC
に、そして流れは00.0 に設定されています。最大 (MAX) は10.0 V DC
に、そして流れは最大に設定されています。中間 (MID) は電圧と
流れに対して自動的に計算され、MIN とMAX の真ん中になります。
他のプロフィールが必要な場合、MID は調節できます。必要な場合
には、スケーリングを逆にすることもできます。VOLTAGE INPUT
MODE が選択されていることを確認するには、リモートコントロール
メニューに戻ってからEXIT を選び、次にCONTINUOUS PUMP
MODE を選んでください。リモート電圧入力モードを解除するに
は、LOCAL を選びENTER を押してください。
注:
電圧入力が選択されていると、REMOTE CONTROL MODE
から出てCONTINUOUS PUMP MODE を選ぶまで、駆動部は始動
しません。
VOLTAGE OUTPUT :この状態になっていると、ユーザが特定の
流れでの電圧出力を調節できます。ユーザは、電圧と流れの最小
設定点、最大設定点、中間設定点を調節するオプションから選べ
ます。ディフォルトとして、最小 (MIN) の流れは 00.00 に、電圧
は 00.0 V DC に設定されています。最大 (MAX) は流れが最大、電
圧は10.0 V DC に設定されています。中間 (MID) は電圧と流れに
対して自動的に計算され、MIN とMAX の真ん中になります。他の
プロフィールが必要な場合、MID は調節できます。これによって、
電圧出力の3 点キャリブレーションが可能になります。この3 点間
の流れは線形です。必要な場合には、スケーリングを逆にするこ
注:
ともできます。
モードにはなりません。VOLTAGE INPUTまたはCURRENT INPUT
を選んで初めて、リモートコントロールモードにすることができ、
ハウスアイコンが空になります (図3-2、位置G参照)。
力は、稼働コマンド速度を表しています。ポンプが稼働している
かを示すには、モーター稼働接点 (普通はオープン/クローズ) を
使ってください。
電圧出力を選んでも、リモートコントロール
注:
電圧出
START / STOP :START/STOP 入力 は、駆動部の稼働時にOFF ( 工
場ディフォルト) またはON に設定できます。
OFFを選んだ場合 (工場ディフォルト)、START/STOP入力の使用は
オプションになります。START/STOP入力 がオープンになってい
ると、駆動部はSTART/STOPキー 、PRIMEキー、またはPRIME入
力を使って始動できます。リモートモードでは、入力で十分な電
流または電圧があれば、駆動部は稼働します。
START/STOP 入力がクローズになっていると、 START/STOP 入力
がオープンになる、またはSTART/STOPキー を押すまで駆動部が
稼働します。定時給液モード、コピー給液モード、分量給液モー
ドでは、START/STOP を瞬時クローズさせるだけで駆動部を始動
させることができます。駆動部が給液モードのどれかですでに
稼働している場合には、START/STOP を瞬時クローズさせるだけ
で駆動部を停止させることができます。SET COPY MODE での
START/STOP 入力機能は CONTINUOUS MODE と同じで、クローズ
すると駆動部はオープンするまで稼働します。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-21 Masterflex
Page 36
セクション
操作
3
リモートコントロール
メニュー (続き
)
ON を選んだ場合、START/STOP 入力機能は、かなり簡略化されま
す。START/STOP入力 がクローズされていない場合、駆動部はどの
ような状態でも稼働しません。
表
3-1.
連続モード操作
始動/停止
入力
電源オフ時の
駆動部状態
S/S
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
稼働
非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
メニュー設定
セットアップ
オプション
自動
始動/停止
始動
オフ オフ オープン 稼働 非稼働 非稼働
オフ オフ オープン 非稼働 非稼働 非稼働
オフ オフ クローズ
オフ オン オープン
オフ オン クローズ
オン オフ オープン
オン オフ オープン
オン オフ クローズ
オン オン オープン
オン オン クローズ
注:
必要
連続モードでSTART/STOP入力 を使っていると、駆動部は接点をクローズすると始動し、接点
がオープンすると停止します。
内部モード mA または V モード
電源オン時の
駆動部応答
非稼働 非稼働
非稼働 非稼働
非稼働 非稼働
稼働 稼働
非稼働 稼働
稼働 稼働
非稼働 非稼働
稼働 稼働
電源オフ時の
駆動部稼働
(十分なレベル)
電源オン時の
駆動部応答
(十分なレベル存在)
表
3-2.
給液モード操作
メニュー設定セットアップオプション始動/停止
自動始動 始動/停止
オフ オフ オープン 稼働 非稼働
オフ オフ オープン 非稼働 非稼働
オフ オフ クローズ
オフ オン オープン
オフ オン クローズ
オン オフ オープン 稼働 稼働
オン オフ オープン 非稼働 非稼働
オン オフ クロ ーズ
オン オン オープン
オン オン クローズ
* 注:
給液モードでSTART/STOP MENU SETUP オプションがOFF になっていると、駆動部は瞬時の接点
閉鎖で分注を始動し、分注周期と間隔周期にあるときの瞬時の接点閉鎖で分注を停止します。
必要
入力
* S/S
* S/S
電源オフ時の
駆動部状態
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
電源オン時の
駆動部応答
非稼働
非稼働
非稼働
稼働
非稼働
稼働
3-22 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 37
セクション
操作
3
DB-25
ピン形状と
結線図
接点構成
A.
停止/始動
B.
右回り/左回り
C. 出力 0-20mA; 4-20mA
D.
入力
0-20mA; 4-20mA
E.
入力
0-10V
F.
出力
0-10V
G.
タコメータ出力
図
3-13. DB-25
ピン番号 概要
DB-25
1
2
3
4
5
6
7
8
14
15
16
17
18
19
20
9
10
11
12
21
22
23
24
25 Aux 24V+ (150 mA)
13 Aux 24V- (150 mA)
M
L
JI CE
13 1 12 11 10 98765432
25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14
K
H.
I.
J.
K. 24V (150mA
L.
M.
G
HA
プライム
モーター稼働
モーター稼働
最大
一般的な警報
ローカル/リモートインディケータ
F
D
B
N.O. (1A @ 24 V)
N.C. (1A @ 24 V)
)
ピン形状と結線図
速度制御電圧入力
速度制御電流入力
速度制御入力地帰路
速度信号電流出力
速度信号出力基底基準
(モーター稼働
論理接地リターン
(モーター稼働
速度信号電圧出力
リモート始動/停止入力
リモート右回り/左回り入力
リモート始動/停止、右回り/左回り、プライム基底基準
タコメータ基底基準
タコメータ出力(オープンコレクター)
リモートプライム入力
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
補助入力 (コンピュータ対応駆動部のみ)
補助入力リターン(コンピュータ対応駆動部のみ)
補助出力
補助出力
一般的な警報(オープンコレクター)
ローカル/リモートインディケータ(オープンコレクター)
#1
#2
(0-10 V)
(0-20 mA)
(0-20 mA)
N.O.
ディフォルト
N.C.
ディフォルト
(0-10 V)
(コンピュータ対応駆動部のみ)
(コンピュータ対応駆動部のみ)
) 1A @24 V
) 1A @24 V
(オープンコレクター)
(オープンコレクター)
注:
ピン5、 13 、17 、18 は接地で、START/STOP 、PRIME 、方向、
タコメータ、LOCAL/REMOTE 、一般的な警報シグナル、電流/
電圧出力と共に使用できます。
注意:外部のリモートコントロールケーブルに接続するときは、駆動部
の損傷を防止するために、電源を遮断してから行ってください。
注:「低インピーダンス」状態でのオープンコレクター出力は接
「
地されていますが、
です。次の
オープンコレクター
高インピーダンス」では基本的に浮遊状態
のページを参照してください。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-23 Masterflex
Page 38
セクション
操作
3
31-
ピン形状と
結線図
接点構成
14
19
25
30
8
3
1
図
3-14. 31-
ピン番号 概要
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24 Aux 24V+ (150 mA)
25 Aux 24V- (150 mA)
26
27
28
29
30
31
31
29
24
18
31- #20
2
7
13
ピン形状と結線図
速度制御電圧入力
速度信号電圧出力
速度制御電流入力
リモート始動/停止入力
速度制御入力地帰路
リモート右回り/左回り入力
速度信号電流出力
リモート始動/停止、右回り/左回り、プライム基底基準
速度信号出力基底基準
タコメータ基底基準
(モーター稼働
タコメータ出力(オープンコレクター)
論理接地リターン
リモートプライム入力
(モーター稼働
保留
-
使用しない
保留
-
使用しない
保留
-
使用しない
保留
-
使用しない
一般的な警報(オープンコレクター)
保留
-
使用しない
ローカル/リモートインディケータ(オープンコレクター)
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
(0-10 V)
(0-10 V)
(0-20 mA)
(0-20 mA)
N.O.
ディフォルト)
N.C.
ディフォルト)
1A @24 V
1A @24 V
(オープンコレクター)
(オープンコレクター)
3-24 MASTERFLEX®
注:
ピン8 、9 、10 、25 は接地で、START/STOP 、PRIME 、方向、
タコメータ、LOCAL/REMOTE 、一般的な警報シグナル、電流/
電圧出力と共に使用できます。
注意:外部のリモートコントロールケーブルに接続するときは、駆動部
の損傷を防止するために、電源を遮断してから行ってください。
注:「低インピーダンス」状態でのオープンコレクター出力は接地
されていますが、
す。次の
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
「
高インピーダンス」では基本的に浮遊状態で
オープンコレクター
のページを参照してください。
Masterflex
Page 39
セクション
操作
3
リモートコントロール
入力および出力
入力
リモート右回り/左回り、リモート始動/停止、リモートプライム、
Aux イン:
リモートコントロール入力は、電流シンク出力 (パッシブなプル
アップ抵抗無しのオープンコレクター NPN トランジスタ出力)、
またはDCコモンへの接点閉鎖 (接地) で稼働します。リモート始動/
停止入力 への継続したアクティブローは駆動部を稼働させ、リモー
ト右回り/左回り入力への継続したアクティブローは駆動部を左
回りに稼働させます。モーターは、方向を変える前に、制御され
た停止状態になります。リモートプライム入力への継続したアク
ティブローは、駆動部をフル速度で稼働させます。
表
3-3.
リモートコントロール入力および出力
電流クローズド入力
電圧オープン入力
作動に必要な閾値電流
1 mA TYP
3.2 V TYP
0.5 mA TYP
リモートアナログ入力:
4-20 mA 入力: 信号用接地への250 オーム標準入力基準イン
ピーダンス。4 mA 、停止;20 mA 、フル速度
(ディフォルト設定) 10 ビット解像度過負荷
容量: 10 Vまたは40 mA最大
0-10 V 入力: 信号用接地への10 K オーム標準入力基準
インピーダンス。0 V 、停止;10 V 、フル
速度 (ディフォルト設定) 10 ビット解像度
出力
4-20 mA出力: 接地への0から600 オー ム最大負荷基準。
4 mA、停止; 20 mA、フル速度(ディフォ
ルト設定) 10 ビット解像度
0-10 V出力: 接地への1.0 K オーム最小負荷基準。0 V、
停止; 10 V、フル速度(ディフォルト設定)
10ビット解像度
タコメータ出力:
Frequency range: L/S:
オープンコレクター、1.0A @ 28V DC
100から 6000 Hzまたは 100から 1000 Hz、
50% デューティサイクル。
(10 Hz = 1ポンプ rpm)
I/P:
100から
50%
ポンプ
1
6500 Hz
、
デューティサイクル。
rpm)
(10 Hz =
論理出力: オープンコレクター、1.0 A @ 28V DC
モーター稼働出力: 駆動部が稼働しているときは、モーター
稼働通常開または通常閉です。
一般的な警報出力: 警報が表示されているときはオープン
(高インピーダンス)。
ローカル/ リモート
インディケータ:
リモートコントロールモード(電圧入力、
電流入力)時にオープン(高インピーダンス)。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-25 Masterflex
Page 40
セクション
操作
3
オープンコレクター
出力
この駆動部のリモート出力 (タコメータ、ローカル/リモート、
ター稼働
、警報) は「オープンコレクター」タイプの出力で、リレー
モー
出力と同様に配線することはできません。オープンコレクター出
力は分離されていないので、リレー出力とは別に設定しなければ
なりません。オープンコレクター出力がアクティブの場合、出力
は効果的に接地されているため、不適格な終端処理が行われると
駆動部や外部装置に損傷を与えることがあります。
勧めする方法
オープンコレクター出力に接続する際は、出力が限流抵抗器、さらに
28V DC以下の正電源に接続されているようにしてください。一般
的には、24V PLC入力に接続します (図3-15参照)。
注:インタフェースコネクタの
150mA
注:
に制限されます。
120V
の電源ラインをオープンコレクター出力に接続しないでください!
24V
電源で使用する場合、電流引き込みは
図
3-15.
+24V
10k
出力
PLC
へ
オープンコレクター出力からPLCへの終端処理
3-26 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 41
セクション
操作
3
アンチドリップ機能
同じ駆動部ばアンチドリップ機能を備えています。給液の後で液
体が落ちるのは、チュービングサイズ、チュービング方法、液体
の粘度などのいくつかの要素に関係しています。この滴りを最小
限にするために、給液の後で駆動部が方向を逆転して、チュービ
ングの端にある液体を引き込みます。
この機能を使うには、Copy Dispense Mode またはVolume Dispense
Mode ANTI-DRIP を選んでください。
図
3-16.
アンチドリップ機能を使用するには、ON を選ぶと2 番目の画面がで
てきます。ユーザは、この画面で駆動部の逆転度数をインプット
します。5 度から45 度が一般的です。現在の設定を変更しないで
終了させるには、EXIT を選んでください。
アンチドリップスクリーン
45
図
3-17.
数字をハイライトしてENTER キーを押し、上、下、右、左の
アローを使って数字や桁数を変えます。ENTER キーを押し、
次にEXIT を押して設定をセーブしてください。これで、給液後に
駆動部が逆転するようになりました。
アンチドリップ角度スクリーン
°
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-27 Masterflex
Page 42
セクション
操作
3
コミュニケーション
仕様
物理接続
アドバンストネットワーキング& コミュニケーション機能が内蔵さ
れているポンプ駆動部は、USB 、イーサネット、ブルートゥースの
3 種類の物理接続が可能です。そのような接続により、この説明で
定義されているコミュニケーションプロトコルを使って、ホスト
コンピュータがポンプとコミュニケートできるようになります。
USB
USBポートは USB 1.1 フル スピ ード、 12 Mbit/sコンパチブル。コミュ
ニケーションデバイスクラス (CDC) デバイスとして、ポンプはホスト
コンピュータにバ ー チャル COM ポートとして表示される。COM
ポ ートセッティング は 115,200 ボー、 8 デ ー タビット、 1 ストップ ビッ
ト、パリティなし、フロー制 御なし。
イーサネット
イーサネットポートは10/100 ポートで、10 および 100 Mbit/sの
データトランスファーレートをサポートする。ホストコンピュー
タはテルネットを使って (TCP ポート23 番) イーサネットポート
での接続を確立する。MASTERFLEX ネットワークセットアップ
アプリケーションを使って、ポンプのIP アドレスを取得する。
ディフォルトで、ポンプは20 秒TCP 接続タイムアウトを実行す
る。ポンプがその時間内にデータを受け取らない場合は、自動
的に接続を閉鎖する。TCP タイムアウトの時間は、MASTERFLEX
ネットワークセットアップアプリケーションを使って変更または
無効にできる。ブラウザベースのネットワークセットアップを
使うこともできる。
3-28 MASTERFLEX®
ブルートゥース
ブルートゥースは、クラシックとLE の両方をサポートする。
ブルートゥース使用可能なホストコンピュータは、バーチャル
COM ポートからポンプとコミュニケートできる。
コミュニケーションプロトコル
ホストコンピュータはマスターとしてコマンドを送り、各コマンド
に対してポンプから応答を受けとります。コマンドはGet( ゲット)
とSet(セット )の2種類があります。Get コマンドはポンプからイン
フォメーションを得るのに使い、Set コマンドはポンプに関する
インフォメーションを変更する、またはアクションを起こすとき
に使います。コマンドと応答のフォーマットおよび例は次の通り
です。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 43
セクション
操作
3
コミュニケーション仕様
(
続き
MASTERFLEX
)
ポンプのディフォルトインターネットプロトコル(IP)割り当てメソー
ドは、動的ホスト構成プロトコル(DHCP) です。ネットワークに
接続すると、ネットワークゲートウェイもまたDHCP が使用可能
になっているという条件で、ポンプにはそのIP 構成が自動的に割り
当てられます。その場合ポンプは即座にクラウドモニターの更新を
開始し、ユーザはポンプのステータスをオンラインで見ることが
でき、またそのポンプのメール通知を設定できます。このオプション
を使うには何もする必要はありません。
クラウドモニタリング以外に、ポンプはイーサネット/IPネット
ワーク、さらにテルネット接続(ポート番号23)でも作動します。
テルネット接続は、PCベースのアプリケーションをイーサネット
で実行するときに役立ちます。イーサネット/IPとテルネットに
は、ユーザはポンプのIPアドレスを知らなくてはなりません。
ポンプのIPアドレスあるいはネットワーク構成の一部分を見る、
または変更するには、MASTERFLEX ネットワークセットアップ
アプリケーションを実行してください。
MASTERFLEX
このアプリケーションを使って、ユーザはポンプのネットワーク
構成を簡単に変更することができます。構成を見るまたは変更す
るには、次の方法に従ってください。
ネットワーク構成の設定
ネットワークセットアップ
1. MASTERFLEX ネットワークセットアップ アプリケ ーションを実 行
する。
2. 接 続ドロップダウンメニューから接続のタイプを選ぶ。
• イーサネット - ポンプと、アプリケーションを実行 するPCは同じ
ネットワーク上になければならない。
• COM ポ ート - ポンプと PC は、USBバーチャル COMポートを
通して接続されている。ポンプが接続されているCOM ポ ートを
選ぶ。
3. 「Search Pumps(ポンプを検索する )」を選ぶ。
4. ポンプドロップダウンリストでMACアドレスを見て、適切なポンプ
を識別する。
• COM ポ ート接 続 には 、1個のポンプのみがリストされている。
• イーサネットには、接続されているすべてのポンプがリストされ
ている。
5. ドロップダウンリストに複数のポンプがでている場合は、リストの
中で希望するポンプをクリックしてハイライトする。
6. この時点で、ユーザは MASTERFLEX ネットワ ー ク セットアップ ア
プリケーションの中で必要な変更を行うことができる。別の方法と
して、ユーザはブラウザベースのセットアップユーティリティを起動
することができる(「ブラウザべースネットワークセットアップ」ツー
ル を 参 照 )。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-29 Masterflex
Page 44
セクション
操作
3
ゲットコマンド
このようなコマンドは、ポンプから特定のインフォメーションを得るため
に使用されます。ポンプの応答には、コマンドラベルおよびコンマで分離
されているパラメータのセットが含まれています。
アクティブ接続をゲットする
<STX>QXn<CR>
n: 1 = ブルートゥース、 2 = USB、 3 = イーサネット
3つの可能な接続タイプはブルートゥース、 USB、イーサネット
(TCP)。ポンプの状態をモニターするためにこの 3つの接続を同時
に使うことができるが、他のコマンドを実行してパラメータを変
更するには1 つのみが使用できる。このコマンドは、アクティブ
コネクションを決定するのに使用される。
例:
[ホスト ] - <STX>QX<CR>
[ポンプ ] - <STX>QX2<CR>
この場合、アクティブコネクションは USB。
ブランドをゲットする
<STX>QB<CR>
ポンプブランドを要求する。
例:
[ホスト ] - <STX>QB<CR>
[ポンプ ] - <STX>QBCole-Parmer<CR>
ブランドは「 Cole-Parmer」。
モデルストリング1をゲットする
<STX>Q1<CR>
ポンプモデルを説明するのに2つのストリングがある。これは
最初のストリングをゲットするコマンド。
例:
[ホスト ] - <STX>Q1<CR>
[ポンプ ] - <STX>Q16:1 ギア比率 <CR>
「 6:1 ギア比率」 はモデルストリング 1。
モデルストリング2をゲットする
<STX>Q2<CR>
このコマンドは、2 番目のモデルストリングをゲットする(「モデル
ストリング1 をゲットする」参照)。
例:
[ホスト ] - <STX>Q2<CR>
[ポンプ ] - <STX>Q2デジタル <CR>
「デジタル」はモデルストリング 2。
3-30 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 45
セクション
操作
3
ゲットコマンド
続き
(
)
モデルタイプをゲットする
<STX>QN<CR>
モデルタイプを要求する。
例:
[ホスト ] - <STX>QN<CR>
[ポンプ ] - <STX>QN600 RPM コンソール <CR>
モデルタイプは 「 600 RPM コンソール」。
バージョンをゲットする
<STX>QV<CR>
ポンプのファームウェアバージョンを要求する。
例:
[ホスト ] - <STX>QV<CR>
[ポンプ ] - <STX>QVv4.1.6<CR>
ファームウェアバージョンは「 v4.1.6」。
流量単位をゲットする
<STX>QU<CR>
このコマンドは現在選択されている流量単位を要求する。応答は、
次に示すように流量単位を表す整数(1 から始まる)。
<STX>QUx<CR>
x: 1 から N(最後の流量単位)
例:
[ホスト ] - <STX>QU<CR>
[ポンプ ] - <STX>QU14<CR>
ポンプの流量単位は14 に設定されているが、これは600 RPM
コンソールポンプのRPM 。
流量をゲットする
<STX>QF<CR>
流量を要求する。
例:
[ホスト ] - <STX>QF<CR>
[ポンプ ] - <STX>QF100.0<CR>
「流量単位をゲットする」コマンドで決定された流量単位で、
流量100.0 が返ってきた。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-31 Masterflex
Page 46
セクション
操作
3
ゲットコマンド
(
続き
)
「流量単位をゲットする」コマンドで決定された流量単位で、
方向をゲットする
<STX>QD<CR>
ポンプの回転方向を要求する。方向が時計方向の場合はプラス
記号 (+) で、反時計方向の場合はマイナス記号 (-) で、ポンプは
応答する。
例:
[ホスト ] - <STX>QD<CR>
[ポンプ ] - <STX>QD-<CR>
この場合、方向は反時計方向。
流量範囲をゲットする
<STX>QR<CR>
流量の最小と最大を要求する。
例:
[ホスト ] - <STX>QR<CR>
[ポンプ ] - <STX>QR0.1,600.0<CR>
0.1から 600.0の流量範囲が返ってきた。
累積分量をゲットする
<STX>QC<CR>
最後に分量がクリアされてから累積した合計分量を要求する。
この応答は、分量単位も表示する。
例:
[ホスト ] - <STX>QC<CR>
[ポンプ ] - <STX>QC37.13,mL<CR>
累積分量 37.13 mLが返ってきた。
3-32 MASTERFLEX®
の速度をゲットする
RPM
<STX>QS<CR>
このコマンドは、流量単位設定にかかわらず、RPM の速度を要求
する。
例:
[ホスト ] - <STX>QS<CR>
[ポンプ ] - <STX>QS100.0<CR>
速度 100.0 RPM が返ってきた。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 47
セクション
操作
3
ゲットコマンド
(
続き
)
ローカルステータスをゲットする
<STX>QL<CR>
このコマンドに対し、ポンプは5 つのパラメータで応答する。つま
り、方向、流量、流量単位、チューブサイズ、チューブキャリブ
レーションステータスの5 つ。
例:
[ホスト ] - <STX>QL<CR>
[ポンプ ] - <STX>QL+,21.67,01,02,1<CR>
ポンプは、時計方向、流量 21.67 、流量単位 1 、チューブサイズ 2、
チューブキャリブレーションステータス「1」(キャリブレートさ
れていないチューブ)と応答した。
回転数から分量をゲットする
<STX>QO[ 回転数]<CR>
回転数を与えると、ポンプは対応する分量を応答する。
例:
[ホスト ] - <STX>QO27.09<CR>
[ポンプ ] - <STX>QO5.9<CR>
合計回転数 27.09を与えると、ポンプの分量応答は 5.9。
分量から回転数をゲットする
<STX>QE[ 分量]<CR>
分量を与えると、ポンプは対応する回転数を応答する。
例:
[ホスト ] - <STX>QE0.36<CR>
[ポンプ ] - <STX>QE6.00<CR>
分量 0.36を与えると、ポンプの回転数応答は 6。
チューブサイズをゲットする
<STX>QTS<CR>
現在選択されているチューブサイズとそのキャリブレーションス
テータスを要求する。応答の最初のパラメータはチューブサイズ
を表している整数(1から始まる)で、2 番目のパラメータはチュー
ブのキャリブレーションステータスを表している。
<STX>QTSxy<CR>
x: 1 から N(最後のチューブサイズ)
y: 0はキャリブレートされている、1はされていない。
例:
[ホスト ] - <STX>QTS<CR>
[ポンプ ] - <STX>QTS02,0<CR>
現在選択されているチューブサイズは2 で、キャリブレーション
ステータスは「0 」(キャリブレートされている)。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-33 Masterflex
Page 48
セクション
操作
3
ゲットコマンド
(
続き
)
チューブ表サイズをゲットする
<STX>QTN<CR>
利用できる合計チューブサイズ数を要求する。
例:
[ホスト ] - <STX>QTN<CR>
[ポンプ ] - <STX>QTN15<CR>
ポンプは 15の異なったチューブサイズを表示している。
チューブラベルをゲットする
<STX>QTL[ チューブサイズ]<CR>
チューブサイズ数を与えると、ポンプはそのチューブサイズの名称
のストリングで応答する。このコマンドは、「チューブ表サイズを
ゲットする」と共に使うことによって、使用可能なチュービングを
記載する表を作り上げることができる。
例:
[ホスト ] - <STX>QTL14<CR>
[ポンプ ] - <STX>QTL14,36HPF<CR>
チューブサイズ 14の名称は “36HPF”。
ポンプステータスをゲットする
<STX>PI<CR>
ポンプのステータスデータを要求する。ポンプは次のように応答
する。
<STX>PIabcde<CR>
a: 0 = ローカル、 1 = リモート
b: 0 = 補助出力オフ、 1 = 補助出力オン
c: 0 = 補助入力オープン、 1 = 補助入力クローズ
d: 3 = ポンプ可動中、 4 = ポンプ停止中、 8 = オープンヘッド、
9 = エラー
例:
[ホスト ] - <STX>PI<CR>
[ポンプ ] - <STX>PI00080<CR>
ポンプの応答で「8 」とあるのは、ポンプヘッドがオープンして
いることを示している。
ASCII コントロール
3-34 MASTERFLEX®
表
3-4. ASCII
10
進法
コード
2 02 STX
6 06 ACK
13 0D CR
21 15 NAK
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
16
コントロールコード
進法
文字
テキストの最初
応答
キャリッジリターン
否定応答
(CTRL – B)
(CTRL – F)
(CTRL – M)
(CTRL – U)
Masterflex
Page 49
セクション
操作
3
セットコマンド
このようなコマンドは、パラメータの変更または給液を開始する
ことで、ポンプを修正します。ポンプの応答は <ACK> または
<NAK> です。コマンドに成功するには、アクティブコネクション
で送らなければなりません(「アクティブコネクションをゲット
する」参照)。
アクティブコネクションをセットする
<STX>Xn<CR>
n: 1 = ブルートゥース、 2 = USB、 3 = イーサネット
このコマンドは、アクティブコネクションを設定するのに使われる
(「アクティブコネクションをゲットする」参照)。
例:
[ホスト ] - <STX>X1<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
アクティブコネクションはブルートゥースに設定されている。
流量単位をセットする
<STX>SUx<CR>
x: 1 から N(最後の流量単位)
このコマンドは流量単位を選択する。
例:
[ホスト ] - <STX>SU1<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
ポンプの流量単位は1 に設定されているが、これは600 RPM コン
ソールポンプの「mL/min 」。
流量をセットする
<STX>SF[ 流量]<CR>
このコマンドは流量を設定する。
例:
[ホスト ] - <STX>SF12.90<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
流量を 12.90に設定する。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-35 Masterflex
Page 50
セクション
操作
3
セットコマンド
(
続き
)
方向をセットする
<STX>SDx<CR>
x:「 +」 = 時計方向、「 -」 = 反時計方向
ポンプの回転方向を設定する。コマンドパラメータは、方向が
時計方向の場合プラス記号 (+) で、反時計方向の場合はマイナス
記号 (-) になる。
例:
[ホスト ] - <STX>SD+<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
方向は時計方向に設定されている。
チューブサイズをセットする
<STX>STSn<CR>
n: 1 から N(最後のチューブサイズ)
コマンドパラメータは、チューブサイズを表す整数(1から始まる)。
例:
[ホスト ] - <STX>STS2<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
チューブサイズを 2に設定する。
コントロールモードをセットする
<STX>Pn<CR>
n: L = ローカル、 R = リモート
このコマンドはポンプのコントロールモードを、ローカルまたは
リモートに設定する。
例:
[ホスト ] - <STX>PR<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
リモートに設定する。
3-36 MASTERFLEX®
ポンプオン連続
<STX>PG0<CR>
ポンプを連続して作動させるコマンド。
例:
[ホスト ] - <STX>PG0<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
コマンドが成功しない場合、ポンプは <NAK> と応答する。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 51
セクション
操作
3
セットコマンド
(
続き
)
ポンプ停止
<STX>PH<CR>
ポンプへの給液を停止させるコマンド。
例:
[ホスト ] - <STX>PH<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
コマンドが成功しない場合、ポンプは <NAK> と応答する。
合計回転数計数器をクリアする
<STX>PZ0<CR>
合計回転数を記録する計数器をクリアする。
例:
[ホスト ] - <STX>PZ0<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
コマンドが成功しない場合、ポンプは <NAK> と応答する。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-37 Masterflex
Page 52
セクション
操作
3
給液
コマンド
これらのコマンドは、時間給液と分量給液をコントロール・モニ
ターします。
分量給液をスタートする
<STX>DVx,y,n<CR>
x: 回転数での分量
y: オフ時間を秒で
n: サイクルの数 (0 = 連続サイクル )
このコマンドは、ポンプが分量給液を作動するように構成する。
最初のパラメータは回転数での分量を定義し、2 番目のパラメータ
はポンプがオフになっている時間を秒で表し、最後のパラメータ
は給液の回数を表す。「分量から回転数を ゲットする」コマンド
は、希望する分量を回転数に変換するのに使われる。
例:
[ホスト ] - <STX>DV10,5,100<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
10回転給液し、 5秒間オフになり、それを合計 100サイクルまで
繰り返すように、ポンプを構成する。
時間給液をスタートする
<STX>DTx,y,n<CR>
x: オン時間を秒で
y: オフ時間を秒で
n: サイクルの数 (0 = 連続サイクル )
このコマンドは、ポンプが時間給液で作動するよう構成する。最初
のパラメータはポンプがオンになっている時間を秒で定義し、2 番目
のパラメータはポンプがオフになっている時間を秒で定義し、最後
のパラメータは給液の数を定義する。
例:
[ホスト ] - <STX>DT20.5,10.1,0<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
給液を20.5 秒し、5秒間オフになり、それを連続して繰り返すように
ポンプを構成する。
3-38 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 53
セクション
操作
3
給液
コマンド
(
続き
)
給液を一時停止する
<STX>DP<CR>
ポンプが給液を一時停止するようにコマンドする。このコマンド
はコマンドを停止するものではない。つまり、ポンプが「給液
再開」コマンドを受け取ると、一時停止したところから給液を
再開する。
[ホスト ] - <STX>DP<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
コマンドが成功しない場合、ポンプは <NAK> と応答する。
給液を再開する
<STX>DR<CR>
ポンプが一時停止した給液を再開するようにコマンドする。
[ホスト ] - <STX>DR<CR>
[ポンプ ] - <ACK>
コマンドが成功しない場合、ポンプは <NAK> と応答する。
給液状態
<STX>DS<CR>
ポンプが給液状態を応答するようにコマンドする。
次は、ポンプがローカルモードのとき、停止しているとき、または
連続作動しているときのフォーマット。
<STX>DSan/N<CR>
a: S,C,Y,H
S = 停止している/一時停止している
C = 連続給液
Y = コピーしている(ローカルモードのときのみ)
H = 停止している/ヘッドオープン
n: バッチカウント
N: サイクルの最大数 (0 = 連続 )
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-39 Masterflex
Page 54
セクション
操作
3
給液
コマンド
(
続き
)
給液状態 (続き
次は、ポンプがリモートモードで分量給液が作動しているときの
フォーマット。
<STX>DSV,a,b,c,n/N
a: P,R
P = 給液が一時停止している
R = 給液が作動している
b: 0,1.
0 = サイクルのオフ部分(次のパラメータがタイムオフの残り
時間を示している)
1 = サイクルのオン部分(次のパラメータが残りの回転数を
示している)
c: 残りのタイムオフまたは残りの分量
n: バッチカウント
N: サイクルの最大数( 0 = 連続)
次は、ポンプがリモートモードで時間給液が作動しているときの
応答のフォーマット。
<STX>DST,a,b,c,n/N
a: P,R
P = 給液が一時停止している
R = 給液が作動している
b: 0,1.
0 = サイクルのオフ部分(次のパラメータがタイムオフの残り
時間を示している)
1 = サイクルのオン部分(次のパラメータがタイムオンの残り
時間を示している)
c: 残りのタイムオフまたは残りのタイムオン
n: バッチカウント
N: サイクルの最大数( 0 = 連続)
)
3-40 MASTERFLEX® L/S Digital Pump Drive Operating Manual Masterflex
Page 55
コマンド
一覧
表
3-5.
コマンド一覧
コマンド説明
アクティブコネクションをゲットする
ブランドをゲットする
モデルストリング 1をゲットする
モデルストリング 2をゲットする
モデルタイプをゲットする
バージョンをゲットする
流量単位をゲットする
流量をゲットする
方向をゲットする
流量範囲をゲットする
累積分量をゲットする
速度を
ローカル状態をゲットする
回転数から分量をゲットする
分量から回転数をゲットする
チューブサイズをゲットする
チューブ表サイズをゲットする
チューブラベルをゲットする
ポンプ状態をゲットする
アクティブコネクションをセットする
流量単位をセットする
流量をセットする
方向をセットする(時計方向
方向をセットする (反時計方向
チューブサイズをセットする
コントロールモードをセットする (ローカル
コントロールモードをセットする (リモート
ポンプオン連続
ポンプ停止
合計回転数計数器をクリアする
分量給液を開始する
時間給液を開始する
給液一時停止
給液再開
給液状態
<STX>QB<CR>
<STX>QN<CR>
<STX>QV<CR>
<STX>QU<CR>
<STX>QF<CR>
<STX>QD<CR>
<STX>QR<CR>
<STX>QC<CR>
RPM
でゲットする
<STX>PG0<CR>
<STX>PH<CR>
<STX>DP<CR>
<STX>DR<CR>
<STX>DS<CR>
<STX>QS<CR>
<STX>QL<CR>
<STX>QO[
<STX>QE[
<STX>QTS<CR>
<STX>QTN<CR>
<STX>QTL[
<STX>PI<CR>
<STX>SUx<CR>
<STX>SF[
) <STX>SD+<CR>
) <STX>SD-<CR>
<STX>STSn<CR>
<STX>PZ0<CR>
<STX>DVx,y,n<CR>
<STX>DTx,y,n<CR>
コマンドストリング
<STX>QX<CR>
<STX>Q1<CR>
<STX>Q2<CR>
回転数
分量
チューブサイズ
<STX>Xn<CR>
流量
) <STX>PL<CR>
) <STX>PR<CR>
]<CR>
]<CR>
]<CR>
セクション
操作
]<CR>
3
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-41 Masterflex
Page 56
Page 57
セクション
4
メンテナンス
交換部品と付属品
警告:バックパネルの電源スイッチは、メイン遮断スイッチでは
ありません。メイン遮断をするには、電源接続器またはメインプ
ラグの取り外し可能な電源コードを外してください。緊急事態が
起きたときに即座に取り外せるように、電源コードはすぐ外せる
ような状態にしておいてください。
オペレータは、取り外し可能な電源コードの状態をチェックして
ください。電源コードにひびが入っていたり損傷がある場合は、
その機器は使用しないでください。ケースに損傷がある場合は
(落下などが原因)、内部部品がゆるんでいたり傷がついていない
か保守要員によるチェックを受けてください。
注意:コードの交換には、同じタイプと格付けのものを使用して
ください。最小電力定格は、バックパネルに記載されています。
ポンプ駆動部についてきた電源コードセットは、ポンプ駆動部を
購入した国の必要条件を満たすようになっています。ポンプ駆動部
を別の国で使用する場合は、その国の必要条件を満たす電源コード
セットを使ってください。
L/S
交換部品
概要
ヒューズ
ギア修理キット
ギアのみ
ギア修理キット
交換シールキット
交換ギア & シャフトキット
*ウォッシュダウン駆動部のみ
I/P
概要
ヒューズ
-T3.15A, 5 x 20 mm 77500-25
(600) 07553-06
(600 rpm) 07553-09
(100 rpm) 07553-08
(NEMA)* 07575-01
(NEMA)* 07575-02
交換部品
-T6.3A, 5 x 20 mm 77500-24
MASTERFLEX®
部品番号
部品番号
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
4-1 Masterflex
Page 58
セクション
メンテナンス
4
ヒューズ交換
1. 電源スイッチをオフの位置にしてください。
2. レセプタクルから AC 電源コードを外します。
3. ヒューズを取り外し点検し、不良の場合は交換してください。
A
E
B
C
B
G
F
スタイル
D
“ A”
C
D
B
G
図
4-1.
アイテム 概要
A I /O
B IEC
C L/S
D
スタイル
E
H
ヒューズ交換
レセプタクル
(
スタイル
パワーエントリーモジュール /
ラインコード
サイズは
ヒューズ、
(5 × 20 mm)
代用品使用禁止
電源スイッチ
メモリに入っている
“ B”
C
D
DB-25
ピン
A)
T3.15A (5 × 20 mm)
I/P
サイズは
ヒューズ
–
T6.3A
すべての設定は
B
アイテム 概要
E
F
G USB
H I/O
イーサネット
接続なし
(
G
ポート (スタイル
レセプタクル
スタイル
B)
31-
ピン
E
H
A)
4-2 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 59
ギア交換
セクション
メンテナンス
B
A
C
D
4
シャフトシール点検
(ステンレススチール
および粉体塗装
スチールケースのみ)
図
4-2.
A. 6-600 rpm
B.
ガスケット
C. 1-100 rpm
D.
ギアケースカバーアセンブリー
モーター
ギアアセンブリー (修理キット
ギアセット (修理キット
07553-08
07553-06
に含まれている
に含まれている
)
)
1. 駆動部のフロントに接続されているポンプを外してください。
ドライブシャフトの外側の異物を取り除きます。
2. フロントプレートアセンブリー (図4-3、アイテムA参照) を
駆動部に取り付けている4個のネジ (図4-3、アイテムB参照) を
外し、フロントプレートアセンブリーを駆動部から外してくだ
さい。プレートアセンブリーを外すときのハンドルにするため
に、ポンプが取り付けられていた穴に#8-32ネジを留めることも
できます。アイテムBのネジは、ステップ8で使います。代用
ネジは決して使わないでください。
図
A
4-3.
シャフトシール点検
A.
フロントプレートアセンブリー
B.
フロントプレートアセンブリーネジ
B
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
(4)
4-3 Masterflex
Page 60
セクション
メンテナンス
4
シャフトシール点検
(
続き
3. フロントプレートをひっくり返して、シールが見えるように
)
4. エラストマーのシールリップをよく見て、破損、切断、また
5. ドライブシャフトの外側をきれいな布で拭いてください。駆動
6. シャフト表面のシールが接触する部分をよく調べてください。
します。エラストマーのシールリップをきれいな布で拭き、
グリースや異物を取り除きます。
は素材の欠落がないか確認します。上記のような欠陥があっ
たら、07575-01 交換シールキットを使ってシールアセンブリー
を交換してください。
部から外側に向かって拭き、グリースや異物を取り除きます。
表面がざらついたり、シャフトの長さ方向に溝がついていな
いか調べます。シャフトの端に、上で説明したような摩耗や
破損があったら、07575-02 キットを使ってギアとシャフトを
交換してください。シャフトの外側と同心になっている滑ら
かな溝は、深さが0.002 インチ以上ない限り、欠陥とはみなさ
れません。
清掃
7. 組み立てる前に、ユニットについてきた食品グレードの潤滑剤
で、シャフトとシールを潤滑してください。
注意:
ないようにしてください。
の早期故障の原因になりかねません。
8. フロントプレートアセンブリーを、シャフトの上を滑らせて
希望する方向でピンの場所まではめます。(90度回転させた
4種類の構成が可能)。ステップ 2 で外した4個のネジをはめて
ください (図4-3参照)。
注意:フロントプレート裏側のガスケットの下、またはネジ頭の下に、
異物が入らないようにしてください。注意を怠ると、駆動部のウォッ
シュダウン時に、漏れが起きかねません。
9. カスタマーが交換できるI/P サイズのシャフトシール交換部品
はありません。
駆動部ケースは中性洗剤できれいにしてください。掃除をするとき
に、水中に入れたり大量の液体を使わないようにしてください。
容器の中、シャフトやシールの上の潤滑剤に、異物による汚染が起き
注意を怠ると、シールに損傷がつき、シール
4-4 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 61
セクション
トラブルシューティング
表
5
トラブルシューティング
現象 原因 解決策
モーターが回転せず、
ディスプレーが点灯
しない。
モーターが回転しな
い。ディスプレーは
点灯する。
駆動部がシリアル
USB
または
従わない。
コマンドに
電源が供給されていない。
リモートコントロールの
不良、または設定エラー。
I/O
コネクタの入力無しで、
START/STOP
なっている。
ハードウェアまたは
ファームウェアの問題。
モードが
“ON ”
に
1.
ヒューズを点検し、不良の
場合は交換する。
2.
プラグを接続したコンセン
トに電源が供給されている
かを点検する。
3.
電源コードの接続を点検
する。
4.
結線部分を点検し、場合は
交換する。
5.
販売店へ連絡する。
1.
電源スイッチを
2.
リモートケーブル接続部分
が、完全にレセプタクルへ
挿入されているか点検する。
3.
もう一度電源を入れてみる。
4.
モーターがまだ回転しない
場合には、メインメニュー
またはセットアップメニュー
で設定を確かめる。
5.
モードスクリーンに戻り、
アイコンが
コントロールモードを
示していることを確認する。
6.
詳細に関しては、このマニュ
アルの
リモートコントロール
モード
参照。
1.
詳細に関しては、このマニュ
アルの
リモートコントロール
モード
参照。
2. I/O
コネクタケーブルでの
入力無しに稼働させるには、
START/STOP
“ OFF”
を選ぶ。
1.
ケーブルが駆動部につながっ
ていることを 確認する。
2. COM
ポート選択エラー。
WINLIN
(ハイパーターミナルは含ま
れていない)。
OFF
にする。
リモート
メニューで
ソフトウェア
参照。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
5-1 Masterflex
Page 62
セクション
トラブルシューティング
5
エラー定義
エラー
概要:
エラー状態: モーターがコマンドの速度値を
#2
:モーターの回転数オーバー
駆動部がコマンドの速度値を超過した。
20%
超過した。
対応方法: 駆動部がすぐに停止する。負荷が正しいか確認し、駆動部
で動力サイクルする。それでもエラーが発生する場合に
は、工場に連絡する。
#3
エラー
:瞬間的な電流オーバー
概要: 短時間、モーターに電流がかかり過ぎる。
4.0 A
エラー状態: モーターの電流がピークで
以上。
対応方法: 駆動部がすぐに停止する。ポンプヘッドが束縛されてい
ず、負荷が推奨最大値以上になっていることを確認する。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
#4
エラー
概要:
:フラッシュチェックサム不良
稼働時間チェックサム (電源をオンにして検査) に不良
チェックサム値が入っている。
エラー状態: 電源をオンにしてチェックサムを検査し、無効値があるか
調べる。
対応方法:
駆動部を動力サイクルする。それでもエラーが発生する
場合には、工場に連絡する。
エラー
概要:
#7:EEPROM
チェックサム不良 (設定)
パラメータおよび設定で不良
EEPROM
チェックサムがある、
またはデータが領域外。
エラー状態:
1) EEPROM
2) EEPROM
対応方法:
エラーは10秒後にクリアされ、パラメータがディフォルト
のチェックサム値が計算された値と一致しない。
のデータが領域外。
値にリセットされる。それでもエラーが発生する場合に
は、工場に連絡する。
エラー
概要:
#8:EEPROM
エラー状態:
1) EEPROM
チェックサム不良 (工場計算)
工場計算での
EEPROM
チェックサム不良
のチェックサム値が計算された値と一致しない。
5-2 MASTERFLEX®
2) EEPROM
対応方法:
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
のデータが領域外。
エラーは10秒後にクリアされ、パラメータがディフォルト
値にリセットされる。それでもエラーが発生する場合に
は、工場に連絡する。
Masterflex
Page 63
セクション
トラブルシューティング
5
エラー定義
(
続き
)
エラー
概要:
エラー状態:
対応方法:
エラー
概要:
エラー状態: 駆動部電圧が
対応方法:
エラー
概要:
エラー状態: 駆動部電圧が
対応方法:
注:
#9:EEPROM
EEPROM
#10
:バス過電圧
#11
:バス電圧不足
ライト検証エラー
にライトされたデータが一致しない。
データ値が一致しない。
エラーは10秒後にクリアされ、パラメータがリセットされ
る。それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
駆動部のレポートで、計測AC電圧が高過ぎる。
ポンプがすぐに停止するので電源ラインの電圧を調べる。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
駆動部のレポートで、計測AC電圧が高過ぎる。
ポンプがすぐに停止するので電源ラインの電圧を調べる。
電源が切った状態でこのエラーが表示されるのは、正常。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
260V AC
90V AC
以上。
以下。
エラー
概要:
エラー状態:
対応方法:
エラー
概要:
エラー状態:
対応方法:
#12
:モーター失速/モーター速度アンダー
#14
:周囲温度加熱
モーターに稼働のコマンドを与えたが、非常に遅くなった
か、または停止した。
モーター速度が、長時間、望ましい速度の
いる。
モーターに停止コマンドが送られる。ポンプが自由に回転
できて束縛されていないことを確認する。それでもエラーが
発生する場合には、工場に連絡する。
モーターコントロールボードが過熱している。
モーターコントロールボードの温度値が、スレッシュ
ホールド値を超えている。
ポンプがすぐに停止する。周囲温度が
以下になっていることを確認する。ポンプが自由に回転
できて、空気の流れが妨げられていないことも確認する。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
95%
となって
104° F (40° C)
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
5-3 Masterflex
Page 64
セクション
トラブルシューティング
5
エラー定義
(
続き
)
エラー
概要:
エラー状態:
対応方法:
エラー
概要:
エラー状態:
対応方法:
#15
:モーターフィードバック不良
#16
:無効インタラプトまたはアドレス
モーターコントロールボードへの通信が適切でない、消え
てしまった、またはその他の通信に関する欠陥がある。
モーターコントロールボードからシリアルポートを通って
データが戻ってこない。
駆動部がポンプの停止を試みる。駆動部を動力サイクル
する。それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡
する。
ソフトウェアが無効アドレス、無効インタラプト、または
その他の中断/例外
これは、無効ポインターレファレンスまたはラムメモリ
破損が原因で起きる。
これは
該当する例外処理機能に範囲を広げることになる。
駆動部を動力サイクルして、エラーをリセットする。それ
でもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
CPU
内の除外中断/インタラプトによって処理され、
(
データ中断除外等) にジャンプする。
エラー
概要:
エラー状態:
対応方法:
#18
:ウォッチドッグエラー
ウォッチドッグをアップデートしてないので、プログラム
が稼働を停止した。例:ソフトウェアロックアップ。
ウォッチドッグがアップデータされていず、インタラプト
が誘発された。
駆動部を動力サイクルして、エラーをリセットする。それ
でもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
5-4 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
Page 65
セクション
6
付属品
1. フットスイッチと DB-25 雄 07523-92
2. コネクタ DB-25 雄 07523-94
3. ケーブルアセンブリー、DB-25雄コネクタ
および25ft(7.9m) ケーブル
(末端がストリップされている) 07523-95
4. 分注ワンド DB-25 雄 07523-97
5. フットスイッチ (NEMA)* 07575-84
6. リモートコントロールケーブル (NEMA)*,
25ft (7.62 m) 07575-80
7. インタフェースケーブル DB9M/DB9F 22050-54
8. ケーブル USB タイプ A/タイプ B M/M 22050-60
*ウォッシュダウン駆動部のみ。
MASTERFLEX
®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
6-1 Masterflex
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セクション
出力
速度:
7
仕様
L/S 600 rpm
L/S 100 rpm
I/P 650 rpm
トルク出力、最大:
L/S 600 rpm
L/S 100 rpm
I/P 650 rpm
速度調整:
全モデル
ディスプレー:
全モデル
モ ート 出 力:
全モデル
(0–10V DC @ 1 kΩ min)
全モデル
(0–20 mA @ 0–600Ω)
モデル
モデル
モデル
モデル
モデル
モデル
128 x 64 LCD に LED
0.1
0.02
0.1
180 oz-in (13 kg•cm) 540 oz-in
360 oz-in (26 kg•cm) 1080 oz-in
520 oz-in (37.4 kg•cm) 1560 oz-in
~
600 rpm
~
100 rpm
~
650 rpm
ライン
±0.1% F.S.
ロード
±0.1% F.S.
ドリフト
電圧速度出力
電流速度出力
±0.1% F.S.
バックライト付き
始動
始動
始動
いくつかのモデル
全モデル
(O
L/S 600 rpm
(100 〜 6000 Hz
L/S 100 rpm
I/P 650 rpm
全モデル
(N.O. & N.C.
AUX
モデル
モデル
モデル
イーサネット、
タコメータ出力
10 Hz/rpm)
タコメータ出力
(100 〜 1000 Hz、50%
10 Hz/rpm
タコメータ出力
(100 〜 6500 Hz、50%
10 Hz/rpm
モータ稼働出力
1A @ 28V DC)
MASTERFLEX®
USB
出力
オープンコレクター
)
)
オープンコレクター
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
、イ ー サ ネ ッ ト
1A @ 28V AC/DC)
、
50%
デューティサイクル、
デューティサイクル、
デューティサイクル、
/IP
7-1 Masterflex
Page 68
セクション
仕様
7
入力
供給電圧制限:
全モデル
90 〜 260 Vrms @ 50/60 Hz
電流、最大:
L/S
I/P
モデル
1.8A @ 115 Vrms,
モデル
4.5A @ 115 Vrms,
リモート入力:
全モデル
全モデル
全モデル
全モデル
AUX IN
構造
寸法 (長さ
プラスチックケースの
L/S
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
L/S
x
モデル
モデル
奥行き
x
高さ):
(267 × 203 × 203 mm)
(ユニバーサル入力)単相のみ
停止/始動、右回り/左回り、プライム
(コンタクトクロージャ)
電圧入力
±
50V
電流入力
(0–20 mA
±
50V
(0–10V DC @ 10 kΩ),
コモンモード範囲
たは
4–20mA @ 250 Ω),
コモンモード範囲
(コンタクトクロージャ)
10.5 in × 8 in × 8 in
14.0 in x 9 in x 9.5 in
(356 × 229 × 241 mm)
または
または
1.1A @ 230 Vrms
2.6A @ 230 Vrms
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
モデル
I/P
重量:
プラスチックケースの
L/S
L/S
モデル
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
L/S
モデル
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
モデル
I/P
ケースの格付け:
プラスチックケースの全モデル
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
13 lb (5.9 kg)
全モデル
17.5 in x 11 in x 13 in
(445 x 280 x 330 mm)
26 lb (11.8 kg)
40 lb (18 kg)
IP 33 – IEC 60529
IP 66 – IEC 60529/NEMA 4X –
屋内使用
7-2 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
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使用環境
操作時の温度:
セクション
7
仕様
全モデル
保管時の温度:
全モデル
湿度 (結露のないところ):
プラスチックケースのモデル
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
モデル
海抜:
全モデル
汚染度:
プラスチックケースのモデル 汚染度
ステンレススチールまたは 汚染度
粉体塗装スチールケースの (屋内使用 — 保護された場所)
0°
–25°
~
40°C (32° ~ 104°F)
~
65°C (–13° ~ 149°F)
10% ~ 90%
10% ~ 100%
2000 m
以下
2
(屋内使用 — ラボ、オフィス)
3
モデル
耐薬品性:
プラスチックケースのモデル
外装はアルミニウム、
ABS
ビニール
プラスチック、
ステンレススチールまたは 外装は
粉体塗装スチールケースの ステンレス、ビニール、
モデル
コンプライアンス:
粉体塗装スチール
ANSI/UL Std 61010-1
316
エンクロージャー
CAN/CSA Std C22.2 No. 61010-1
この製品は
CAN/CSA-C22.2 No. 61010-1
修正1を含む第2版、または同レベルの
テスト要件を包含した同基準の後の
バージョンの要件に従ってテスト
されています。
用
(CE Mark
EN61010-1 (EU
):
低電圧指令) および
EN61326 (EU EMC
に適合
指令
認定
、
)
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
7-3 Masterflex
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Page 71
セクション
8
保証、返品、
テクニカルアシスタンス
保証
最高の性能を発揮するために、
MASTERFLEX
チュービングを使用した場合には、この保証が無効となります。
この製品は、素材または仕上げでの欠陥に対して保証されてい
ます。次の条件が満たされた場合に、製造業者またはディスト
リビュータの裁量で、欠陥製品を無料で修理または交換するか、
購入者に購入金額を払戻しいたします。その条件とは:(a) 保証に
対するクレームが保証カードに記載されている期間内に書面でな
されていること、(b) 売買証書または領収証付き請求書をクレーム
と同時に提出し、その製品の保証期間が切れていないこと、
(c) 購入者は製造業者またはディストリビュータの最新カタログ
に掲載されている一般条件で説明されている返品手順に従う、
という3 点です。
次のような場合には、この保証は適用されません:(a) 次のことが
原因による欠陥または損傷:(i) 製品の誤用、(ii) 一般的に慣習とな
っている方法以外での製品の使用、(iii) 事故または配慮の
欠如、(iv) 不適切なテスト、操作、メンテナンス、点検、修理、
設置または保管、(v) 許可されていない変更または改良、または
(b) 期限切れの素材。
精密チュービングのみを使用してください。他の
MASTERFLEX
ポンプには
この保証は購入者の唯一の法的救済であり、製造業者およびディス
トリビュータは、明示、暗示、または法定保証を問わず、商品性
および特定の目的に対する適性保証を含む、しかし必ずしもこれ
に限定されない他のすべての保証を拒否します。製造業者やディ
ストリビュータの従業員、エージェント、代理人は誰も、製造業
者またはディストリビュータを他のどのような保証にも拘束する
権限を与えられていません。いかなる場合にも、製造業者または
ディストリビュータは、偶発的、間接的、特別または誘発的な損
害に対しても法的責任を負うことはできません。
この製品の保証期間は、購入日から2年間です。
MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
8-1 Masterflex
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セクション
保証、返品、
テクニカルアシスタンス
8
返品
テクニカル
アシスタンス
料金や遅延を最小限にするために、保証期間中あるいは期間外を問
わず、製品を返品する前に製造業者または認可販売業者 に連絡して
返品許可を受け、返品方法を確認してください。返品の際は、その
理由を同封してください。お客様を保護するために、製品は十分な
注意を払って梱包し、損害や紛失に対する保険をかけてください。
不適切な梱包が原因となる損傷は、お客様の責任となります。
この製品の使用に関するご質問は、製造業者または認可販売業者
までご連絡ください。
8-2 MASTERFLEX®
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
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US & Canada only
Toll Free 1-800-MASTERFLEX | 1-800-637-3739
Outside US & Canada
1-847-549-7600 | 1-847-381-7050
*EN809 manufactured by:
Cole-Parmer Instrument Company
28W092 Commercial Avenue, Barrington, IL 60010
techinfo@masterflex.com | www.masterflex.com