®
操作マニュアル:
MASTERFLEX® L/S® 07528-10
L/S®
デジタルポンプ
駆動部
モデル番号
07522-20
07522-30
07551-20
07551-30
07575-30
07575-40
A-1299-1127B
第 3版
(US & Canada only) Toll Free 1-800-MASTERFLEX • 1-800-637-3739
(Outside US & Canada) 1-847-549-7600 • 1-847-381-7050
www.masterex.com • techinfo@masterex.com
© 2019 Cole-Parmer Instrument Company. 版権所有。
Masterflex – Cole-Parmer Instrument Company の登録商標
この出版物内で
の記号が付いた商標は、米国および他の国で登録されています。
®
液体用ポンプ
ii MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
序文
安全上の注意
安全上の注意
危険:高電圧がかかっていて、接触可能です。機器の内部を点検修
理するときは、細心の注意を払ってください。
警告:チューブが破損すると、ポンプから液体が飛散する恐れがあ
ります。オペレータや機器を保護するために、適切な措置を取って
ください。
チューブの取り付け/取り外しを行うときは、駆動部を停止してから
行ってください。指やゆったりした衣類が、駆動部に挟み込まれる
危険があります。
警告:操作マニュアルで説明されている以外の方法でポンプ駆動
部を使用しないでください。ポンプ駆動部の誤操作は危険を引き
起こし、ポンプ駆動部に組み込まれている安全保護機能に支障を
与えることがあります。ポンプ駆動部に損傷がある場合は、オフ
にし、トレーニングを受けた保守要員が安全性を確認するまで使用
しないでください。
単相のみ。分相線では使用しないこと。
バックパネルの電源スイッチは、メイン遮断スイッチではありま
せん。メイン遮断をするには、電源接続器またはメインプラグの
取り外し可能な電源コードを外してください。緊急事態が起きた
ときに即座に取り外せるように、電源コードはすぐ外せるような
状態にしておいてください。
オペレータは、取り外し可能な電源コードの状態をチェックして
ください。電源コードにひびが入っていたり損傷がある場合は、
その機器は使用しないでください。ケースに損傷がある場合は(落
下などが原因)、内部部品がゆるんでいたり傷がついていないか保
守要員によるチェックを受けてください。
注意:外部のリモートコントロールケーブルに接続するときは、駆動
部の損傷を防止するために、電源を遮断してから行ってください。
容器の中、シャフトやシールの上の潤滑剤に、異物による汚染が起
きないようにしてください。
注意を怠ると、シールに損傷がつき、シールの早期故障の原因にな
りかねません。
フロントプレート裏側のガスケットの下、またはネジ頭の下に、
異物が入らないようにしてください。
注意を怠ると、駆動部のウォッシュダウン時に、漏れが起きかね
ません。
ポンプ駆動部のバックパネルへのアクセスを妨げないようにして
ください。電源スイッチは簡単に手が届くような状態にしておいて
ください。電源コードは簡単に外せるような状態にしておいてくだ
さい。
コードの交換には、同じタイプと格付けのものを使用してくださ
い。最小電力定格は、バックパネルに記載されています。
Masterflex MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
iii
序文
安全上の注意
安全上の注意
(続き)
記号の説明
ポンプ駆動部についてきた電源コードセットは、ポンプ駆動部を
購入した国の必要条件を満たすようになっています。ポンプ駆動部
を別の国で使用する場合は、その国の必要条件を満たす電源コード
セットを使ってください。
有害化学物質や生物因子を使用する際は、使用する物質に対する耐
性がある手袋や保護眼鏡を着用するなど、適切な保護措置をとって
ください。使用する国や地域の、安全操作やシステム維持に関する
規則に従ってください。
注意:感電を避けるために、電源コードのアース線を必ず接地して
ください。EN61010-1 で定義されているように、湿気のある場所での
操作は避けてください。
注意:ポンプ操作中は、指を回転部に近づけないでください。管の
取り付けや取り外しの前には、ポンプを止めてください。
傾かないようにするために、装置についてきたスタッキングクリップ
を使ってください。
注意:危険のリスクがあります。オペレータのマニュアルをよく
読んで、危険となり得る行為および是正措置を確認してください。
注意:破砕のリスクがあります。ポンプ操作中は、指を回転部に
近づけないでください。管の取り付けや取り外しの前には、ポンプ
を止めてください。
警告:
製品の使用制限
注意:表面が熱くなっています。触らないでください。
注意:感電のリスクがあります。オペレータのマニュアルをよく
読んで、危険となり得る行為および是正措置を確認してください。
この製品は、医療または歯科的用途を含む、しかしそれに限定され
ない、患者用機器として設計されておらず、そのような用途を想定
しておりません。従って
ておりません。
この製品は、可燃性液体との使用を含む、しかしそれに限定されない、
ATEXまたは
での使用を想定しておりません。そのような用途での使用に適した製品
に関しては、工場までお問い合わせください。
NEC
(米国電気工事規定) で定義されている危険職務エリア
FDA (
米国食品医療品局) 認証の申請も行っ
iv MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
目次
セクション
セクション
セクション
1
はじめに
アプリケーションソリューション
一般的な説明
2
設置とセットアップ
駆動部を始動する前に
ポンプヘッド装着
3
操作
駆動部をオンにする
コントロールパネル
ポンプのプライミング
メインメニュー
チュービングキャリブレーション
セットアップメニュー
連続モードスクリーン
連続モードス操作
定時給液モードスクリーン
定時給液モード操作
コピー給液モードスクリーン
コピー給液モード操作
コピー設定スクリーン
コピー設定操作
分量給液モードスクリーン
分量給液モード操作
リモートコントロールメニュー
DB-25
31-Pin
リモートコントロール入力および出力
オープンコレクター出力
アンチドリップ機能
シリアル通信仕様
リンク可能機器ネットワーク
駆動部
USB.........................................................3-28
.....................................................1-1
...............................1-1
.................................................1-2
...........................................2-1
.........................................2-1
. ............................................2-2
.........................................................3-1
...........................................3-1
...........................................3-2
.........................................3-2
...............................................3-3
...............................3-4
.........................................3-6
.........................................3-7
.............................................3-8
.....................................3-9
..........................................3-10
..................................3-12
........................................3-13
........................................3-15
..............................................3-16
....................................3-17
..........................................3-18
................................3-20
ピン形状と結線図
ピン形状と結線図
......................................................3-28
......................................3-23
......................................3-24
..........................3-25
......................................3-26
..........................................3-27
............................................3-28
..................................3-28
ページ
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
v Masterflex
目次
目次 (続き)
セクション
セクション
3
(続き)
シリアル接続
シリアルデータ形式
シリアルプロトコル
起動シーケンス
リモート/ローカル操作
コマンド形式
3-29
..........................................3-30
..........................................3-30
..............................................3-30
.......................................3-31
................................................3-32
制御コンピュータパラメータフィールド
ポンプ駆動部ステータス要求
周辺応答
エラー処理
周辺送付要求
....................................................3-34
..................................................3-34
................................................3-35
フロントパネルスイッチ
使用する
メンテナンス
4
交換部品と付属品
ヒューズ交換
ギア交換
ASCII
制御コード
.................................................4-1
.............................................4-1
.................................................4-2
.....................................................4-3
..................................3-33
......................................3-38
....................................3-38
シャフトシール点検 (ステンレススチールおよび
粉体塗装スチールケースのみ
清掃
.........................................................4-4
) ..................................4-3
ページ
........................3-33
vi MASTERFLEX® L/S
セクション
5
トラブルシューティング
トラブルシューティング表
エラー定義
セクション
セクション
セクション
6
付属品
7
仕様
8
保証、返品、テクニカルアシスタンス
保証
返品
.......................................................6-1
.........................................................7-1
.........................................................8-1
.........................................................8-2
テクニカルアシスタンス
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
.......................................5-1
.....................................5-1
...................................................5-2
...........................8-1
.......................................8-2
図
図
コントロールパネル
連続モードスクリーン
連続モード操作
定時給液モードスクリーン
定時給液モード操作
コピー給液モードスクリーン
コピー給液モード操作
コピー設定スクリーン
コピー設定操作
分量給液モードスクリーン
分量給液モード操作
リモートコントロールメニュー
DB-25
31-
オープンコレクター出力から
アンチドリップスクリーン
アンチドリップ角度スクリーン
シリアルデイジーチェーン接続
コマンド形式
パラメータフィールド
ヒューズ交換
モーター
シャフトシール点検
ピン形状と結線図
ピン形状と結線図
................................................3-32
.................................................4-2
.....................................................4-3
...........................................3-2
.........................................3-7
...............................................3-8
.....................................3-9
..........................................3-10
..................................3-12
........................................3-13
........................................3-15
..............................................3-16
....................................3-17
..........................................3-18
................................3-20
......................................3-23
.........................................3-24
PLC
への終端処理3-26
....................................3-27
................................3-27
................................3-29
........................................3-33
...........................................4-3
ページ
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
vii Masterflex
表
表
連続モード操作
給液モード操作
リモートコントロール入力および出力
ポンプ周辺コマンド
ポンプコマンドと反応例
ポンプ駆動部
使用する
ASCII
..............................................3-22
..............................................3-22
.........................3-25
..........................................3-36
......................................3-37
K
コマンドキーコード
コントロールコード
...........................3-38
............................3-38
ページ
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
ix Masterflex
セクション
デジタル駆動部は、 MASTERFLEX®ポンプヘッドの流量速度を、
0.001から 3400 mL/minの範囲で調節します。
2個 (600 rpm) または 4個 (100 rpm) の MASTERFLEXポンプヘッド
および MASTERFLEX対応ポンプヘッドを取り付けて使用できます。
1
はじめに
アプリケーション
ソリューション
蠕動ポンプの利点:
• 研磨スラリーや腐食性流体を取り扱っても、損耗が少ない。
二酸化チタンや珪藻土ろ過アプリケーションに最適。
• ポンプされる媒体とシールの接触無し。
• バルブが無いので詰まらない。
• 内面はスムーズで、清掃も簡単。
• 液体はチュービングやチューブ素材にのみ接触。
• 海水位で、最高 8mまでの水柱を持ち上げプライムできる
吸収力。
• ラテックスや消火器の泡のように、せん断に敏感な液体を
取り扱えるように、せん断が低い。
• 空での稼働、および黒液石鹸のように同伴空気が多い液体を
ポンプできる。
• 容量定量効率が高いので、高い精度が要求される測定や投与
が可能となる。
• 非常に粘性が高い液体を取り扱うことができる。
• 食品や薬品に適したチュービングおよびチューブ素材もある。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
1-1 Masterflex
セクション
はじめに
1
一般的な説明
MASTERFLEX L/S デジタル蠕動ポンプ駆動部は、MASTERFLEX
の標準品、EASY-LOAD® 、または高性能ポンプヘッドを使って、
0.001 mL/min から3400 mL/min の流量を取り扱うことができます。
当社のマルチチャネルカートリッジとポンプヘッドを使えば、
より低い流量も可能となります。機能には、小型フットプリント
と積み重ね可能な非ステンレススチール駆動部が含まれています。
MASTERFLEX デジタルポンプは、精密な液体投与、バッチ分注、
充填応用などの生産性を最大限にするために、0.1 パーセントの
モーター速度再現性を備えています。最高6000 :1 のターンダウン
比、双方向の流れ、セルフプライミング能力などによって、スムー
ズでシームレスな操作が可能となり、ひとつのチュービングサイズ
で非常に広範な流量域を得ることができます。
速度 (流量) における高い正確性、精度、再現性、解明性に加え
て、MASTERFLEX駆動部は、多言語、直観性、ポンプ速度 (rpm)
の直接読み出し、流量 (ユーザ選択単位)、分注数、メニューオプ
ションを提供する、4行グラフィックLCD付きのマン・マシン・イン
タフェースなどの機能を備えています。
使い易いキーパッドが設定点の行き過ぎを防ぎ、スクリーン上
プログラミング機能などを含むメニューオプションでのナビゲー
ションを簡単にします。
この駆動部は高精度でメンテナンス不要のブラシレスモーターを
使用しているので、高い信頼性を確保できます。さらに、高い
ターンダウン、優れた精度、直観的インタフェースなどにより、
MASTERFLEX 駆動部は、極度な精度と再現可能流量制御などが
要求されるアプリケーションでの使用に最適です。ポンプは
様々な製品充填量やバッチ分注プロフィールに対応でき、液体
はチュービングにのみ接触するので、ポンプの汚染を防ぎます。
MASTERFLEX ポンプはセルフプライミングで、空で稼働させて
も破損せず、ほとんどの化学薬品での使用が可能で、バルブや
シールはありません。このフラッシュドライブ内またはインター
ネット上、
ポンプヘッド
および
チュービングガ
イドをご覧くだ
さい。
1-2 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
2
設置とセットアップ
駆動部を始動する前に
• 駆動部は水平な表面に備え付け、600 rpm 駆動部にはポンプヘッ
ドを2 個まで、100 rpm 駆動部にはポンプヘッドを4 個まで取り
付けることができます。
• 周囲温度は104° F (40° C) を超えてはならず、十分な空気流通が
必要です。
注意:ポンプ駆動部のバックパネルへのアクセスを妨げないよう
にしてください。電源スイッチは簡単に手が届くような状態にし
ておいてください。電源コードは簡単に外せるような状態にして
おいてください。
• チュービングはきれいで、曲げ半径は最小でもチューブ直径の
4倍はあるようにし、しかもできるだけ短くしてください。
警告:チューブの取り付け/取り外しを行うときは、駆動部を停止
してから行ってください。指やゆったりした衣類が、駆動部に挟み
込まれる危険があります。
• 必要な流量や粘度に適した直径のチューブを使用してください。
• 流量の精度を維持するために、チュービングのキャリブレー
ションを定期的に実施してください。このマニュアルの、
チュービングキャリブレー ションセクション
• チュービングの選択および適合性に関しては、このフラッシュ
ドライブ内またはインターネット上、
をご覧ください。
• ポンプヘッドに関するインフォメー
ドライブ内またはインターネット上
ションをご覧ください。
• 清掃やメンテナンスの際は、駆動部から電源を外してください。
注意:ポンプ駆動部についてきた電源コードセットは、ポンプ駆動
部を購入した国の必要条件を満たすようになっています。ポンプ
駆動部を別の国で使用する場合は、その国の必要条件を満たす電源
コードセットを使ってください。
チュービング選択ガイド
ションは、
ポンプヘッド
をご覧ください。
このフラッシュ
インフォメー
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
2-1 Masterflex
セクション
設置とセットアップ
2
危険:高電圧がかかっていて、接触可能です。機器の内部を点検
修理するときは、細心の注意を払ってください。
ポンプヘッド
装着
• ポンプヘッドを装着し、チュービングを取り付けます(この
フラッシュドライブ内またはインターネット上、
インフォメーションをご覧ください)。ローラーがきれいで
欠陥がないことを確認してください。
ポンプヘッド
注意:有害化学物質や生物因子を使用する際は、使用する物質に
対する耐性がある手袋や保護眼鏡を着用するなど、適切な保護措
置をとってください。使用する国や地域の、安全操作やシステム
維持に関する規則に従ってください。
2-2 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
3
操作
駆動部をオンにする
警告:操作マニュアルで説明されている以外の方法でポンプ駆動
部を使用しないでください。ポンプ駆動部の誤操作は危険を引き
起こし、ポンプ駆動部に組み込まれている安全保護機能に支障を
与えることがあります。ポンプ駆動部に損傷がある場合は、オフ
にし、トレーニングを受けた保守要員が安全性を確認するまで使
用しないでください。
1. 電源コードを、駆動部背面にあるIEC コネクタに差込んでくだ
さい。電源コードの反対側の端を、電源コンセントに差込み
ます。
2. 駆動部背面にある電源スイッチを入れてください。
3. 駆動部を最初にオンにしたときに、言語を選択できるように
なっています。選択した言語はディフォルトとなりますが、
メインメニューで “LANGUAGE” を選ぶことにより、いつでも
変更できます。
4. 言語を選ぶと、LCD スクリーンにメインメニューがでてきま
注:
す。(
スクリーンのモードに戻ります。)
初期始動後に始動させる毎に、前に使っていた操作
5. 間違って言語を変更してしまい、ユーザがディフォルト言語
(英語 ) にリセットしたい場合には、電源を入れるときに
UP/DOWN (▲/▼) キーを押し続けてください。
6. 駆動部をディフォルト設定に戻すには、電源を入れるときに、
◀/▶
LEFT/RIGHT (
注意:感電を避けるために、電源コードのアース線を必ず接地して
ください。
は使用できません。
注意:外部のリモートコントロールケーブルに接続するときは、
駆動部の損傷を防止するために、電源を遮断してから行ってくだ
さい。
警告:チューブが破損すると、ポンプから液体が飛散する恐れが
あります。オペレータや機器を保護するために、適切な措置を取っ
てください。
EN61010-1
) キーを押し続けてください。
で定義されているように、湿気のある場所で
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-1 Masterflex
セクション
操作
3
コントロールパネル
図
3-1.
コントロールパネル
• 駆動部のメニューをナビゲートするには、 LCDスクリーンの
ポンプの
すぐ右にある
• 方向パッドの中央にある (ENTER)
はハイライトされたフィールドやオプションの選択に使いま
す。このキーはマニュアル内で ENTER キーと称され、よく
でてきます。
• コントロールパネル右上にある
駆動部の始動や一時停止に使います。このキーは、次の4 つ
の操作モードになっているときにのみ稼働します:連続モー
ド、定時給液モード、コピー給液モード、または分量給液
モード。このキーはマニュアル内でSTART/STOPキー と称さ
れ、よくでてきます。
• コントロールパネル右下にある
へのアクセス (早送り) に使います。押し続けていると、この
キーは駆動部を許される限りの最大速度/流量で、ディスプレー
に表示されている方向に操作します。押している指を離すと、
駆動部は本来の速度/流量に戻ります。
1. ポンプヘッドを駆動部に装着します。
方向パッドを使います。
キーは、入力、また
(START/STOP) キーは、
PRIME) キーは、プライム
プライミング
3-2 MASTERFLEX® L/S
2. 適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
3. チューブのインレットを供給液に挿入します。
4. 供給アウトレットを、希望する容器に挿入してください。
5. 駆動部背面にある電源スイッチで、ポンプをオンにしてくだ
さい。
6. 駆動部コンソールの PRIME
ライムします。キーを押している指を離すと、プライミング
が停止します。
注意:ポンプ操作中は、指を回転部に近づけないでください。チュー
ビングの取り付けや取り外しの前には、ポンプを止めてください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
キーを押し続け、ポンプをプ
Masterflex
セクション
操作
3
メインメニュー
CONTINUOUS MODE
は、
このマニュアルの
連続モード
を指して
います。
TIME DISPENSE MODE は、このマニュアルの
定時給液モード
を
指しています。
COPY DISPENSE MODE は、このマニュアルの
コピー給液モード
を指しています。
VOLUME DISPENSE MODE は、このマニュアルの
分量給液モード
を指しています。
REMOTE CONTROL MODE は、このマニュアルの
ロールモード
CUMULATIVE VOLUME
を指しています。
:
駆動部は、流量単位に基いて、累積容
リモートコント
量を保存・表示します (このセクションの SETUP MENU 参照)。
累積容量は、ゼロにリセットすることもできます。
注:
累積容量は、選択されたチュービングサイズによって決まり
ます。(このセクションのSETUP MENU 参照。)
:
SOUNDS
キーパッドを押したとき、あるいは分注またはバッチ
終了時に、「ビーッ」という音が聞こえます。
:
AUTOSTART
ディフォルトでは、電源が入ったときに駆動部は
再始動しないようになっています。この機能を利用するには
AUTOSTART を選び、ON にしてください。これで、電源が入っ
たときに駆動部が再始動するようになりました。
:
DISPLAY CONTRAST
このディスプレーは、このメニューアイ
テムを選んだ後、UP/DOWN ( s/ s) 矢印を使って調節できます。
:
LANGUAGE
このメニューを選ぶと、ユーザは7 つの言語から選
ぶことができます。
注:
間違って言語を変更してしまい、ユーザがディフォルト言語
(英語) にリセットしたい場合には、電源を入れるときに UP/DOWN
(s /s ) キーを押し続けてください。
:
DEFAULT SETTINGS
このメニューアイテムを選び ENTER キー
を押すと、ディフォルト設定に戻ります。駆動部をディフォルト
◀/▶
設定に戻すには、電源を再び入れるときに、 LEFT/RIGHT (
)
キーを押し続けてください。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-3 Masterflex
セクション
操作
3
チュービング
キャリブレーション
1. ポンプヘッドを駆動部に装着します。
2. 適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
3. チューブのインレットを供給液に挿入します。
4. チューブアウトレットを、希望する容器に挿入してください。
容器はメモリ付きのものを使うか、または精度を高めるため
に計量装置にのせた容器でもかまいません。
計量装置を使う場合、水の重量とかさの許容換算比は
1 gram = 1 mLです。
5. 駆動部背面にある電源スイッチで、駆動部をオンにしてくだ
さい。
6. メインメニューにいくか、 SETUPアイコン
を選んで
ENTERキーを押してモードセットアップメニューにいって
ください。UP とDOWN キーを押してメインメニューまたは
セットアップメニューの TUBING CAL をハイライトし、
ENTERキーを押します。
7. 駆動部を、希望する流れ方向、チューブサイズ、流量に設定
します。この設定は、TUBING CAL スクリーンを出入りする
際に、他のモードスクリーンで維持· 転送されます。
• 流れ方向は、方向キーパッドで方向矢印をハイライトして
設定します。ENTER を押すと、矢印がCW とCCW で切り
替わります。
• チューブサイズは、方向キーパッドでチューブサイズフィー
ルドをハイライトして設定します。ENTER を押し、UP/
DOWN キーを使ってチューブサイズを選びます。ENTER
を押して選択項目をSAVE し、TUBING CAL スクリーンに
戻ります。
• 推定流量は、方向キーパッドで流量フィールドをハイライ
トして設定します。ENTER を押し、LEFT/RIGHT キーを
使って変更する桁を選びます。UP/DOWN キーを使って
流量値を調節します。ENTER を押して設定をSAVE し、矢印
キーを使ってフィールドから EXIT します。キャリブレー
ションが完了すると、駆動部がこの流量を調節します。
• キャリブレーション容量は一定で、変更できません。
8. 駆動部コンソールの PRIME
キーを押し続け、ポンプをプ
ライムします。キーを押している指を離すと、プライミング
が停止します。
9. 計量容器をポンプアウトレットに置きます。START フィールド
をハイライトし、ENTER キーを押します。選択された推定流
量のディフォルト値に基いて、駆動部が稼働します。
3-4 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
チュービング
キャリブレーション
(続き)
10. キャリブレーション稼働が完了すると、CAL VOLUME フィール
ドがハイライトされます。ENTER キーを押し、CAL VOLUME
を測定量に調節します。LEFT/RIGHT キーを使って変更する桁
を選び、UP/DOWN キーで量を調節し、ENTER を押して設定
をSAVE してフィールドからEXIT します。
キャリブレートされたチュービングサイズを選ぶと、小文字の
“c”が表示されます。容量の単位は、流量の単位によって決ま
ります。容量単位がmL の場合、流量単位は mL/min になり、
容量単位がoz の場合、流量単位はoz/min になります。
チュービングキャリブレーションに関する注記
• キャリブレーションの最中に駆動部が停止したら、容器を
空にして、手順を最初から始めてください。
• 許容最大流量 (ディフォルト最大流量) でのキャリブレー
ション時間は5-10秒で、許容最小流量 (最大流量の約4%) で
の時間は4分です。他のチュービングサイズまたはより低い
流量の場合は、CUSTOMチューブサイズを選んでください。
• 容量/ 回転の再計算によって、チュービングキャリブレー
ションの後で最小· 最大流量が変わります。
• チュービングをポンプに取り付けて最低10 分間稼働させて
慣らすと、ベストな結果を得ることができます。チュービング
のキャリブレーション精度上げるために、ステップ8 から10
を必要に応じて繰り返してください。
キャリブレーション稼働時間フォーミュラ
60 / (流量 [mL/min] / キャリブレーション容量 [mL]) = キャリブ
レーション稼働時間 (秒)
無効キャリブレーション稼働時間例
• チューブサイズ 13の流量域は 0.006 mL/min – 36.0 mL/min
• 流量 1 mL/minで、キャリブレーション稼働時間は次の通り:
60 / (1 mL/min / 6 mL) = 360秒
360秒は、最大稼働時間の4分 (240秒) を超えている。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-5 Masterflex
セクション
操作
3
セットアップメニュー
4つのどの操作モードスクリーンでも、右上にSETUPアイコン が
ありますが、これを使うとSETUPメニューへのアクセスが素早く
できます。SETUP メニューからアクセスできるオプションは、その
時使用している操作モードによって異なります。
1. SETUPメニューの選択: 4 つのどの操作モードにいても、方向
パッドと入力キーを使って、モード操作スクリーンからSETUP
アイコンを選択できます。
2. SETUPメニューのナビゲーション:方向パッドと ENTER キー
を使って、希望する設定を選んでください。
全モードに共通な設定機能の詳細は次の通りです。他の設定はその
時点で使用されている特定の操作モードによって異なり、モード
操作スクリーンからもアクセスできます。
流量単位:表示したい流量単位を選んでください。
チュービングサイズ:サイズと最大流量が表示されます。希望する
チュービングサイズを選んでください。
流量: スクリーンの一番上にでている流量単位で、流量を設定し
ます。(
流量単位を変更するには、上記の
流量単位
を参照。)
注:
レートフィールド全体がハイライトされたら、ENTER キーを押し
ます。桁はUP/DOWN 矢印を使って個別にナビゲートでき、
LEFT/RIGHT 矢印を使って桁の切替ができます。ベストな流量を
選んだら、再び ENTER を押して確定します。
チュービングキャリブレーション:
ション
参照。
チュービングキャリブレー
ポンプ方向:ポンプの流れ方向を選択します。
サウンド:キーパッド、分注やバッチ終了のビーッというを選択
します。
リモートコントロール:
リモートコントロール
参照。
キーパッドロックアウト: キーパッドのロックやロック解除を
可能にします。
累積容量: 累積容量を見て、リセットします。
3-6 MASTERFLEX® L/S
メインメニュー:メインメニューに戻ります。
出る:モード操作スクリーンに戻ります。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
連続モードスクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、
連続モード
での駆動部のスクリーンディ
スプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は次の通
りです。
C
D
E
図
I
G
H
3-2.
連続モードスクリーン
100.00
F
mL/min
17
A. モードディスプレー:駆動部操作に使われる、現在の操作モー
ド。ハイライトされたときにENTER キーを押すと、異なった
操作モードを循環します。
B. セットアップ
:このアイコンのENTER キーを押すと、セット
アップスクリーンにいきます。セットアップスクリーンには、
連続モード操作スクリーンからアクセスできるほとんどの機
能が入っています。それには、流れの単位、チュービングサ
イズ、流量、ポンプ方向、リモートコントロール、キーパッド
ロックアウトなどが含まれています。セットアップスクリーン
からは、チュービングキャリブレーション、サウンド、累積
容量、メインメニューへもアクセスできます。
C. 流れの方向:このアイコンのENTER キーを押すと、流れの方
向が右回りと左回りで切り替わります。
D. 流れの単位:このアイコンのENTER キーを押すと、流れの単
位選択クリーンにいきます。
注:
% とrpm は、連続モードでの
み選択できます。コピー給液モードまたは分量給液モードに
切り替えると、% とrpm 単位はmL/min に変わり、値は選んだ
チュービングサイズによって決定されます。
E. チュービングサイズ:このアイコンのENTER キーを押すと、
チュービングサイズ選択スクリーンにいきます。
F. 現在の流量 中央の桁は、右側に表示されている選択された単
位での、駆動部の流量を示しています (図 3-2 、位置D 参照)。
G. ローカル/リモート
または :このアイコンのENTER キー
を押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンにい
きます。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロール
モードかリモートコントロールモードかを表示しています。中
央に塗りつぶした長方形がでていたら、駆動部はローカルモー
ドになっています。中央に塗りつぶした長方形がなかったら、
駆動部はリモートコントロールモードになっています。
H. キーパッドロック
:このアイコンのENTER キーを押すと、
キーパッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッド
をロックすると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロック
されると、このアイコンが
に変わります。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-7 Masterflex
セクション
操作
3
連続モード操作
100.00
図
3-3.
連続モード操作
1. 始動:メインメニューで ENTER キーを使って連続モードを
選び、連続モード操作スクリーンにいきます。
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
詳細に関しては、「
3. 外部供給品の準備:チューブのインレットを供給液に挿入しま
す。次にチューブアウトレットを、希望する容器に挿入してく
ださい。
4. 駆動部始動:この操作スクリーンで START/STOP キーを押すと、
表示されている速度/ 流量および方向で、駆動部が始動しま
す。連続モードでは、駆動部は表示された速度/ 流量および方
向で、連続して操作します。
5. 駆動部停止: 駆動部を一時休止/ 停止させるには、コンソール
右上角にあるSTART/STOPキー を押してください。
チュービングキャリブレーション
mL/min
17
」参照。
6. 速度/流量変更:駆動部の速度 /流量を変更するには、方向パッ
ドでディスプレー中央の数値フィールドをハイライトし、
ENTERキーを押します。これによって、駆動部の速度/流量の、
一番右側の桁 (流れの単位によって、1/10、1/100、1/1000等) が
変えられるようになります。方向パッドでUP矢印を押すと、
速度/流量が1だけ増え、DOWN矢印を押すと速度/流量が1だけ
減ります。ENTERキーをもう一度押 すと、現在使用している
特定の流れ単位で操作可能な桁がすべて表示され、方向パッド
のLEFT/RIGHT矢印で桁間移動、そしてUP/DOWN矢印で値の
増減変更ができます。希望する速度/流量を選んだら、ENTER
キーをもう一度押して、駆動部がその速度/流量で操作するよ
うに確定します。
7. 流れの単位変更:駆動部の流れの単位を変えるには、 START/
STOPキーを使って駆動部を一時休止させます。次に方向パッド
で流れの単位アイコンを選び、ENTER キーを押してください。
方向パッドのUP/DOWN 矢印で希望する流れの単位を選び、
ENTER キーを押して確定します。駆動部はその流れの単位で
操作します。駆動部の操作を再開するには、START/STOPキー
を押してください。
3-8 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
定時給液モード
スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、定時給液モードでの駆動部のスクリーン
ディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は
次の通りです。
C
D
E
図
I
G
H
3-4.
定時給液モードスクリーン
00:00:00
1000/2000
F
A. モードディスプレー:現在の操作モード。
B. セットアップ
: セットアップスクリーンを使って、流れの
単位、チュービングサイズ、流量、チュービングキャリブレー
ション、サウンド、累積容量、メインメニューを選択できます。
セットアップスクリーンには、定時給液モード操作スクリーン
からアクセスできるいくつかの機能が入っています。それに
は、ポンプ方向、オン/ オフ時間、バッチ数、リモートコント
ロール、キーパッドロックアウトなどが含まれています。
C. 流れの方向:このアイコンのENTER キーを押すと、流れの方
向が右回りと左回りで切り替わります。
D. ポンプON 時間: このフィールドがハイライトされていると、
駆動部はON になっています。
注:
ON からOFF 時間に切り替
えると、駆動部は 00 :00 を表示しません。
E. ポンプOFF 時間: このフィールドがハイライトされていると、
駆動部はOFF になっています。
F. バッチ数:そのバッチで分注されたサイクル数を表示します。
G. ローカル/リモート
または :このアイコンの ENTER キー
を押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンにい
きます。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロール
モードかリモートコントロールモードかを表示しています。中
央に塗りつぶした長方形がでていたら、駆動部はローカルモー
ドになっています。中央に塗りつぶした長方形がなかったら、
駆動部はリモートコントロールモードになっています。
H. キーパッドロック
:このアイコンの ENTER キーを押すと、
キーパッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッド
をロックすると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロッ
クされると、このアイコンが
に変わります。
I. 時間表示:中央の桁は、ディスプレーの右側にハイライト
されているON またはOFF 時間の、残り時間を示しています
(図 3-4 、位置 D または E) 。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-9 Masterflex
セクション
操作
3
定時給液モード操作
00:00:00
1000/2000
図
3-5.
定時給液モード操作
1. 始動:メインメニューで、定時給液モードを選択する入力
キーを使って、定時給液モード操作スクリーンにいきます。
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してくださ
い。詳細に関しては、「
参照。
3. 設定の選択:流れの単位、チューブサイズ、流量、ポンプ方向
等を選びます。詳細については「SETUP
ください。
チュービングキャリブレーション
メニュー
」を参照して
」
4. チュービングの準備:チューブのインレットを供給液に挿入し
ます。チューブアウトレットを、希望する容器に挿入してくだ
さい。
5. 流量の選択:方向パッドと ENTER キーを使って、セットアップ
アイコンを選んでください。方向パッドのUP/DOWN 矢印を
使って、流量を選択します。流量選択スクリーンでENTER
キーを押し、方向パッドのUP/DOWN 矢印で希望する流量を
選んでください。素早く入力するには、方向パッドの LEFT/
RIGHT 矢印を使って桁間移動、そしてUP/DOWN 矢印で値の
増減変更ができます。ENTER をもう一度押して、選んだ流量
を確定します。方向パッドで EXIT を選び、定時給液モード
セットアップスクリーンに戻ります。
6. ON時間設定: ON時間を設定するには、方向パッドとENTER
キーを使って、ONフィールドを選んでください (図3-4、位置
D参照)。こうすると、スクリーン中央のタイマーがハイライト
されます (図3-4、位置I参照)。ENTERをもう一度押して、UP/
DOWN矢印でタイマーをセットします。LEFT/RIGHT矢印
で、桁を切り替えます。ベストなON時間を選んだら、再び
ENTERを押して確定します。駆動部は、スクリーンの中央に
でている時間だけ稼働します。
3-10 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
定時給液モード操作
(
続き
)
7. OFF時間設定:OFF時間を設定するには、方向パッドと ENTER
キーを使って、OFFフィールドを選んでください (図3-4、位置
E参照)。こうすると、スクリーン中央のタイマーがハイライト
されます (図 3-4、位置 I 参照)。ENTER をもう一度押して、
UP/DOWN 矢印でタイマーをセットします。LEFT/RIGHT矢印
で、桁を切り替えます。ベストな OFF 時間を選んだら、再び
ENTER を押して確定します。駆動部は、スクリーンの中央に
注:
でている時間だけ停止します。
れている場合、次の分注を開始するには、キーパッドまたはリ
モートI/O コネクタからのSTART/STOP入力 が必要です。
8. バッチサイズの選択:選択されたON/OF F時間で駆動部を稼働
させる前に、バッチサイズを選んでください。そうするには、
方向パッドと ENTER キーを使って、BATCH アイコンを選び
ます (図3-4、位置F参照)。バッチカウントスクリーンで ENTER
キーを押し、方向パッドのUP/DOWN矢印で希望するバッチ
サイズを選んでください。LEFT/RIGHT矢印で、桁を切り替え
ます。ENTERをもう一度押して、選んだバッチサイズを確定し
ます。ゼロ (0) に設定されている場合、駆動部は無限のサイク
ルで稼働し、∞ 記号が表示されます。方向パッドでEXITを選
び、定時給液操作スクリーンに戻ります。
OFF時間が00:00:00に設定さ
9. 駆動部始動:これで駆動部操作の設定ができました。駆動部
を始動させるには、右上角にあるSTART/STOPキー を押して
ください。バッチ操作中に流れ方向、チューブサイズ、流れ
の単位、流量などを調整するために、駆動部はいつでも一時
休止できます。
10. バッチの再設定:バッチを再設定するには、方向パッドと
ENTERキーを使って、 BATCHアイコンを選びます (図 3-4、
位置F 参照)。バッチ数スクリーンで方向パッドを使ってRESET
を選びENTER キーを押すとバッチ数が再設定され、EXIT を
選ぶとメインの定時給液モード操作スクリーンに戻ります。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-11 Masterflex
セクション
操作
3
コピー給液モード
スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、コピー給液モードでの駆動部のスクリーン
ディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は次の
通りです。
図
A
J
I
3-6.
コピー給液モードスクリーン
100.00
53 %
1000/2000
G
B
C
K
D
E
F
A. モードディスプレー:現在の操作モード。
B. セットアップ
: セットアップスクリーンを使って、流れの
単位、チュービングサイズ、流量、チュービングキャリブレー
ション、サウンド、累積容量、メインメニューを選択できます。
セットアップスクリーンには、定時給液モード操作スクリーン
からアクセスできるいくつかの機能が入っています。それには、
ポンプ方向、オン/ オフ時間、バッチ数、リモートコントロール、
キーパッドロックアウトなどが含まれています。
C. 流れの方向:このアイコンのENTER キーを押すと、流れの方向
が右回りと左回りで切り替わります。
D. コピー量スクリーン:
コピーセッティングスクリーン
、図3-8参照。
E. ポンプOFF 時間: 駆動部がOFF になっているとハイライトされ
ます。
F. バッチ数:そのバッチで分注されたサイクル数を表示します。
G. ローカル/リモート
または : このアイコンのENTER キーを
押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンにいき
ます。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロールモー
ドかリモートコントロールモードかを表示しています。中央に
塗りつぶした長方形がでていたら、駆動部はローカルモードに
なっています。中央に塗りつぶした長方形がなかったら、駆動
部はリモートコントロールモードになっています。
H. キーパッドロック
:このアイコンの ENTER キーを押すと、
キーパッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッドを
ロックすると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロックさ
れると、このアイコンが
に変わります。
I. 終了率:このアイコンは、分注済み液体をパーセントで表して
います。
J. コピー容量:分注時または OFF 時間のコピー容量を表示します。
3-12 MASTERFLEX® L/S
K. アンチドリップ:水滴のアイコンがでているときは、アンチド
リップ機能がオンになっています。詳細については、
の「アンチドリップ機能」をご覧ください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-27
ページ
Masterflex
コピー給液モード操作
セクション
操作
100.00
53 %
1000/2000
図
3-7.
コピー給液モード操作
1. 始動:メインメニューで、ENTER キーを使ってコピー給液モー
ドを選択し、コピー給液モード操作スクリーンにいきます。
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
詳細に関しては、「
3. 設定の選択:希望する流れの単位、チューブサイズ、流量、
ポンプ方向等を選びます。詳細については「SETUP メニュー
を使って」を参照してください。
チュービングキャリブレーション」
参照。
3
4. チュービングの準備:チューブのインレットを供給液に挿入し
ます。次に、チュープアウトレットを、希望する容器に挿入し
てください。
5. コピー量設定:
6. OFF 時間設定:方向パッドと ENTER キーを使ってディスプ
レーでOFF を選び、ポンプOFF 時間を入力します。方向パッド
とENTERキーを使って、ポンプOFF時間を設定してください。
スクリーン中央のタイマーがハイライトされ、UP/DOWN 矢
印を使うと、時間間隔の最も右側の桁を増加/ 減少させること
ができます。LEFT/RIGHT 矢印で、桁を切り替えます。ベスト
なOFF 時間を選んだら、再び ENTER を押して確定します。
駆動部は、スクリーンの中央にでている時間だけ休止します。
注:
OFF 時間が00 :00 :00 に設定されている場合、次の分注を開
始するには、キーパッドまたはリモートI/O コネクタからの
START/STOP入力が必要です。
7. バッチサイズ設定:方向パッドと ENTER キーを使って、操作
スクリーンからバッチ数アイコンを選んでください (図3-6、
位置F参照)。バッチ数スクリーンで、UP/DOWN矢印を使っ
てバッチサイズを選びます。ENTERを押してバッチサイズ
を確定します。ゼロ (0) に設定されている場合、駆動部は無
限のサイクルで稼働し、∞ 記号が表示されます。EXITを選ん
で、コピー給液モードスクリーンに戻ります。
コピー設定操作
を参照。
• バッチ数は、BATCH COUNT スクリーンで RESET を選ぶこ
とにより、リセットできます。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-13 Masterflex
セクション
操作
3
コピー給液モード操作
(続き)
8. 駆動部操作: 選択されてスクリーンに表示されている設定で
駆動部を操作するには、START/STOPキー を押してください。
もう一度押すと、駆動部が一時休止· 停止します。バッチが完
了すると、駆動部は自動的に停止します。
9. バッチ数リセット: 方向パッドとENTERキーを使って、
BATCH COUNTアイコンを選びます (図3-6、位置F参照)。
BATCH COUNTスクリーンで RESETを選び、 ENTER キーを
押すとバッチ数がリセットされます。EXIT を選んで、コピー
モード操作スクリーンに戻ります。
10. 最大給液時間:コピーモードでの最大給液仕様は、 600 rpmで
80+ 時間以上です。実際の最大容量は、選択されたチュービン
グサイズと流れの単位によって決まります。
3-14 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
コピー設定スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、コピー設定モードでの駆動部のスク
リーンディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの
説明は次の通りです。
図
H
3-8.
コピー設定スクリーン
A
10000
GF
B
mL/min
mL
C
D
E
A. モードディスプレー:現在の操作モード。
B. START:このアイコンは、コピー容量を設定できるように駆
動部を始動させます。
C. 流れの方向:このアイコンの ENTER キーを押すと、流れの
方向が右回りと左回りで循環します。
D. 容量単位:これは、流量によって決まります。
E. STOP :これはコピーを停止させ、分注容量を設定します。
位置 Hに表示されます。
F. CLEAR :これを選択すると、スクリーンに表示されている数字
がクリアされ、新しいコピー容量を選べるようになります。
G. EXIT :コピー給液モードに戻ります。
H. 容量:これはコピー時に分注された量です
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-15 Masterflex
セクション
操作
3
コピー設定操作
始動
mL/min
mL
停止 出口
図
3-9.
コピー設定操作
複写
10000
解消
1. 始動:COPY DISPENSE MODEスクリーンからCOPYを選んで、
ENTERを押します。
2. 容量をクリアする:方向キーバッドで CLEARを選んで、
ENTERを押します。
3. コピー容量を確立する:ユーザは 3つの方法から選べます。
a. 希望する容器をチュービングアウトレットに置きます。
START/STOPキーを押して、液体分注を開始します。希望
する容量になったら、START/STOPキー をもう一度押して
ください。EXIT を選び、ENTER を押します。駆動部が
コピー値をメモリに保存し、その値をCOPY DISPENSE
MODEで使います。
b. 希望する容器をチュービングアウトレットに置きます。
スクリーンでSTART フィールドを選び、ENTER キーを押
すと液体の分注が始まります。駆動部は、スクリーンの
STOP フィールドをハイライトしています。希望する容量
になったら、ENTER キーを押して停止させます。EXIT を
選び、ENTER を押します。駆動部がコピー値をメモリに
保存し、その値をCOPY DISPENSE MODE で使います。
c. 希望する容器をチュービングアウトレットに置きます。
START/STOP入力の接点をクローズし、液体分注を開始
します。希望する容量になったら、START/STOP入力 の
接点をクローズし、リリースしてください。EXIT を選び、
ENTER を押します。駆動部がコピー値をメモリに保存し、
その値をCOPY DISPENSE MODE で使います。
注:
COPY SETTING スクリーンとCO PY DISPENSE モードスクリーン
で容量として表示されている値は、選択された流れの単位に基い
ています。RPM と% は無効です。そのような単位が選択された場
合には、駆動部はCOPY DISPENSE MODE で、チュービングサイズ
によって決定される容量をmL で表示します。
3-16 MASTERFLEX® L/S
この換算の精度を高めるには、TUBING CALIBRATION をご覧くだ
さい。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
分量給液モード
スクリーン
ディスプレー凡例: 下図は、連続モードでの駆動部のスクリーン
ディスプレーです。スクリーン上のインフォメーションの説明は
次の通りです。
図
3-10.
A
I
G
H
100.00
1000/2000
分量給液モードスクリーン
B
C
J
D
mL
E
F
A. モードディスプレー: 現在の操作モード。
B. セットアップ
: セットアップスクリーンを使って、流れの
単位、チュービングサイズ、流量、チュービングキャリブレー
ション、サウンド、累積容量、メインメニューを選択できます。
セットアップスクリーンには、定時給液モード操作スクリーン
からアクセスできるいくつかの機能が入っています。それには、
ポンプ方向、オン/オフ時間、バッチ数、リモートコントロール、
キーパッドロックアウトなどが含まれています。
C. 流れの方向:このアイコンの ENTER キーを押すと、流れの
方向が右回りと左回りで循環します。
D. 流れの単位:希望する流れの単位を選んでください。
E. ポンプOFF 時間:駆動部が OFFになっているとハイライトされ
ます。
F. バッチ数:そのバッチで分注されたサイクル数を表示します。
G. ローカル/リモート
または :このアイコンのENTER キー
を押すと、リモートコントロールセットアップスクリーンに
いきます。このアイコンは、その駆動部がローカルコントロー
ルモードかリモートコントロールモードかを表示しています。
中央に塗りつぶした長方形がでていたら、駆動部はローカル
モードになっています。中央に塗りつぶした長方形がなかった
ら、駆動部はリモートコントロールモードになっています。
H. キーパッドロック
:このアイコンのENTER キーを押すと、
キーパッドロックアウトスクリーンにいきます。キーパッド
をロックすると、駆動部の設定の変更が防止されます。ロック
されると、このアイコンが
に変わります。
I. 容量: 分注時またはOFF時間のコピー容量を表示します。
J. アンチドリップ:水滴のアイコンがでているときは、アンチド
リップ機能がオンになっています。詳細については、3-27 ページ
の「アンチドリップ機能」をご覧ください。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-17 Masterflex
セクション
操作
3
分量給液モード
操作
100.00
1000/2000
図
3-11.
1. 始動:メインメニューで、ENTERキーを使って分量給液モード
2. チュービングのキャリブレーション:ポンプ操作を始める前
3. 設定の選択:希望する流れの単位、チューブサイズ、流量、
4. チュービングの準備:チューブのインレットを供給液に挿入し
5. 希望する容量設定:方向パッドでディスプレー中央の数値フィー
分量給液モード操作
を選択し、分量給液モードスクリーンにいきます。
に、適切なチュービングをポンプヘッドに挿入してください。
詳細に関しては、「
ポンプ方向等を選びます。詳細については「SETUP
を参照してください。
ます。次に、チューブアウトレットを、希望する容器に挿入し
てください。
ルドをハイライトし、ENTER キーを押します。これによって、
駆動部の液体容量の、最も右側の桁 (流れの単位によって、
1/10 、1/100 、1/1000等)が変えられるようになります。方向パッ
ドでUP 矢印を押すと、容量が1 だけ増え、DOWN 矢印を押す
と容量が1 だけ減ります。ENTER キーをもう一度押すと、現在
使用している特定の容量単位で操作可能な桁がすべて表示され、
方向パッドのLEFT/RIGHT 矢印で桁間移動、そしてU P/DOWN
矢印で値の増減変更ができます。希望する容量を選んだら、
ENTER キーをもう一度押して、駆動部がその容量で操作する
ように確定します。駆動部の操作を再開するには、START/
STOP キーを押してください。
チュービングキャリブレーション
mL
」参照。
メニュー
」
3-18 MASTERFLEX® L/S
6. ポンプ OFF 時間設定: 方向パッドとENTER キーを使ってディス
プレーでO FF を選び (図 3-10 、位置E 参照)、休止時間を入力し
ます。方向パッドとENTER キーを使って、ポンプOFF 時間を
設定してください。スクリーン中央のタイマーがハイライト
され、UP/DOWN 矢印を使うと、時間間隔の最も右側の桁を増
加/ 減少させることができます。タイマーがハイライトされて
いるときにもう一度ENTER を押すと、桁はUP/DOWN 矢印を
使って個別にナビゲートでき、LEFT/RIGHT 矢印を使って桁の
切替ができます。ベストなOFF 時間を選んだら、再びENTER
を押して確定します。駆動部は、スクリーンの中央にでている
時間だけ休止します。
と、次の分注を開始するには、キーパッドまたはリモートI/O
コネクタからの START/STOP 入力 が必要です。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
注:
OFF時間が 00:00:00に設定されている
Masterflex
セクション
操作
3
分量給液モード
操作 (続き)
7. バッチサイズ設定:方向パッドとENTERキーを使って、操作
スクリーンからバッチ数アイコンを選んでください (図3-6、
位置F参照)。バッチ数スクリーンで、UP/DOWN矢印を使って
バッチサイズを選びます。ENTERを押してバッチサイズを確
定します。ゼロ (0) に設定されていると、駆動部は無限のサイ
クルで稼働し、∞ 記号が表示されます。EXITを選んで、駆動
部操作スクリーンに戻ります。
• バッチ数は、BATCH COUNT スクリーンで RESET を選ぶ
ことにより、リセットできます。
8. 駆動部の操作:選択されてスクリーンに表示されている設定
で駆動部を連続して操作するには、START/STOP キーを押し
てください。もう一度押すと、駆動部が一時休止・停止しま
す。バッチが完了すると、駆動部は自動的に停止します。
9. バッチ数リセット:方向パッドとENTER キーを使って、
BATCH COUNT アイコンを選びます (図3-10、位置F参照)。
BATCH COUNT スクリーンでRESETを選び、ENTERキーを
押すとバッチ数がリセットされます。 EXIT を選んで、 COPY
MODE OPERATIONスクリーンに戻ります。
10. 最大給液時間:容量モードでの最大給液仕様は、 600 rpmで
80+ 時間以上です。実際の最大容量は、選択されたチュービン
グサイズと流れの単位によって決まります。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-19 Masterflex
セクション
操作
3
リモートコントロール
メニュー
図
3-12.
リモートコントロールメニュースクリーン
NAVIGATION : メインメニューまたはSETUPメニューで REMOTE
CONTROLを選んで、 ENTER を押してださい。
LOCAL : これが選択されていると、駆動部はフロントパネルキー
パッド、始動/ 停止入力 、方向入力、またはプライム入力でコント
ロールされます。
CURRENT INPUT :これが選択されていると、駆動部はリモート
コントロールになっています。この状態になっていると、ユーザ
が流れを制御する電流信号を入力できます。ユーザは、電流と流
れの最小設定点、最大設定点、中間設定点を調節するオプション
から選べます。ディフォルトとして、最小 (MIN) 電流は 4.2 mA 、
流れは0 に設定されています。最大 (MAX) 電流は 20 mA 、流れは
最大に設定されています。中間 (MID) は電流と流れに対して自動
的に計算され、MIN とMAX の真ん中になります。他のプロフィー
ルが必要な場合、MID は調節できます。必要な場合には、スケー
リングを逆にすることもできます。CURRENT INPUT MODE が選
択されていることを確認するには、リモートコントロールメニューに
戻ってからEXIT を選び、次にCONTINUOUS PUMP MODE を選ん
でください。リモート電流入力モードを解除するには、LOCAL を
選びENTER を押してください。
注:
電流入力が選択されていると、REMOTE CONTROL MODE
から出てCONTINUOUS PUMP MODE を選ぶまで、駆動部は始動
しません。
3-20 MASTERFLEX® L/S
CURRENT OUTPUT : この状態になっていると、特定の流れでの電
流出力をユーザが調節できます。ユーザは、電流と流れの最小設定
点、最大設定点、中間設定点を調節するオプションから選ぶことが
できます。ディフォルトとして、最小 (MIN) の流れは0.00 に、電流は
4.0 に設定されています。最大 (MAX) は流れが最大、電流は20.0 mA
に設定されています。中間 (MID) は電流と流れに対して自動的に
計算され、MIN とMAX の真ん中になります。他のプロフィールが
必要な場合、MID は調節できます。これによって、電流出力の3点
キャリブレーションが可能になります。この3 点間の流れは線形で
す。必要な場合には、スケーリングを逆にすることもできます。
注:
電流出力を選んでも、リモートコントロールモードにはなりま
せん。VOLTAGE INPUTまたはCURRENT INPUTを選んで初めて、
リモートコントロールモードにすることができ、ハウスアイコンが
空になります (図3-2、位置G参照)。注:電流出力は、稼働コマンド
速度を表しています。ポンプが稼働しているかを示すには、モーター
稼働接点 (普通はオープン/クローズ) を使ってください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
リモートコントロール
メニュー (続き)
VOLTAGE INPUT : これが選択されていると、駆動部はリモート
コントロールになっています。この状態になっていると、ユーザ
が流れを制御する電流信号を入力できます。ユーザは、電流と流
れの最小設定点、最大設定点、中間設定点を調節するオプション
から選べます。ディフォルトとして、最小 (MIN) 電圧は00.1 V DC
に、そして流れは00.0 に設定されています。最大 (MAX) は10.0 V DC
に、そして流れは最大に設定されています。中間 (MID) は電圧と
流れに対して自動的に計算され、MIN とMAX の真ん中になります。
他のプロフィールが必要な場合、MID は調節できます。必要な場合
には、スケーリングを逆にすることもできます。VOLTAGE INPUT
MODE が選択されていることを確認するには、リモートコントロール
メニューに戻ってからEXIT を選び、次にCONTINUOUS PUMP
MODE を選んでください。リモート電圧入力モードを解除するに
は、LOCAL を選びENTER を押してください。
注:
電圧入力が選択されていると、REMOTE CONTROL MODE
から出てCONTINUOUS PUMP MODE を選ぶまで、駆動部は始動
しません。
VOLTAGE OUTPUT :この状態になっていると、ユーザが特定の
流れでの電圧出力を調節できます。ユーザは、電圧と流れの最小
設定点、最大設定点、中間設定点を調節するオプションから選べ
ます。ディフォルトとして、最小 (MIN) の流れは 00.00 に、電圧
は 00.0 V DC に設定されています。最大 (MAX) は流れが最大、電
圧は10.0 V DC に設定されています。中間 (MID) は電圧と流れに
対して自動的に計算され、MIN とMAX の真ん中になります。他の
プロフィールが必要な場合、MID は調節できます。これによって、
電圧出力の3 点キャリブレーションが可能になります。この3 点間
の流れは線形です。必要な場合には、スケーリングを逆にするこ
注:
ともできます。
電圧出力を選んでも、リモートコントロール
モードにはなりません。VOLTAGE INPUT またはCURRENT INPUT
を選んで初めて、リモートコントロールモードにすることがで
注:
き、ハウスアイコンが空になります (図3-2、位置G参照)。
電
圧出力は、稼働コマンド速度を表しています。ポンプが稼働して
いるかを示すには、モーター稼働接点 (普通はオープン/クローズ)
を使ってください。
START / STOP :START/STOP 入力 は、駆動部の稼働時にOFF ( 工
場ディフォルト) またはON に設定できます。
OFFを選んだ場合 (工場ディフォルト)、START/STOP入力の使用は
オプションになります。START/STOP入力 がオープンになってい
ると、駆動部はSTART/STOPキー 、PRIMEキー、またはPRIME入
力を使って始動できます。リモートモードでは、入力で十分な電
流または電圧があれば、駆動部は稼働します。
START/STOP 入力がクローズになっていると、 START/STOP 入力
がオープンになる、またはSTART/STOPキー を押すまで駆動部が
稼働します。定時給液モード、コピー給液モード、分量給液モー
ドでは、START/STOP を瞬時クローズさせるだけで駆動部を始動
させることができます。駆動部が給液モードのどれかですでに
稼働している場合には、START/STOP を瞬時クローズさせるだけ
で駆動部を停止させることができます。SET COPY MODE での
START/STOP 入力機能は CONTINUOUS MODE と同じで、クローズ
すると駆動部はオープンするまで稼働します。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-21 Masterflex
セクション
操作
3
リモートコントロール
メニュー (続き)
ON を選んだ場合、START/STOP 入力機能は、かなり簡略化されま
す。START/STOP入力 がクローズされていない場合、駆動部はどの
ような状態でも稼働しません。
表
3-1.
連続モード操作
メニュー設定
セットアップ
オプション
自動
始動
/
始動
オフ オフ オープン 稼働 非稼働 非稼働
オフ オフ オープン 非稼働 非稼働 非稼働
オフ オフ クローズ
オフ オン オープン
オフ オン クローズ
オン オフ オープン 稼働 稼働 稼働
オン オフ オープン 非稼働 非稼働 稼働
オン オフ クローズ
オン オン オープン
オン オン クローズ
連続モードでSTART/STOP入力 を使っていると、駆動部は接点をクローズすると始動し、接点が
注:
オープンすると停止します。
停止
必要
始動
/
入力
停止
電源オフ時の
駆動部状態
S/S
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
内部モード
mA
または
電源オン時の
駆動部応答
非稼働 非稼働
非稼働 非稼働
非稼働 非稼働
稼働 稼働
非稼働 非稼働
稼働 稼働
電源オフ時の
駆動部稼働
(十分なレベル)
電源オン時の
駆動部応答
(十分なレベル存在)
V
モード
表
3-2.
給液モード操作
メニュー設定セットアップオプション 始動/停止
自動始動 始動
オフ オフ オープン 稼働 非稼働
オフ オフ オープン 非稼働 非稼働
オフ オフ クローズ
オフ オン オープン
オフ オン クローズ
オン オフ オープン 稼働 稼働
オン オフ オープン 非稼働 非稼働
オン オフ クローズ
オン オン オープン
オン オン クローズ
*
注:
給液モードでSTART/STOP MENU SETUP オプションがOFF になっていると、駆動部は瞬時の接点
閉鎖で分注を始動し、分注周期と間隔周期にあるときの瞬時の接点閉鎖で分注を停止します。
/
必要
停止
入力
* S/S
* S/S
電源オフ時の
駆動部状態
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
クローズにより
強制稼働
S/S
オープンにより
強制非稼働
S/S
クローズにより
強制稼働
電源オン時の
駆動部応答
非稼働
非稼働
非稼働
非稼働
稼働
稼働
3-22 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
DB-25
ピン
形状と結線図
接点構成
A.
停止/始動
B.
右回り/左回り
C. 出力 0-20mA; 4-20mA
D.
入力
0-20mA; 4-20mA
E.
入力
0-10V
F.
出力
0-10V
G.
タコメータ出力
図
3-13. DB-25
ピン番号 概要
DB-25
1
2
3
4
5
6 (
7
8 (
14
15
16
17
18
19
20
9
10
11
12
21
22
23
24
25 Aux 24V+ (150 mA)
13 Aux 24V- (150 mA)
M
L
JI CE
13 1 12 11 10 98765432
25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14
K
H.
I.
J.
K. 24V (150mA
L.
M.
G
HA
プライム
モーター稼働
モーター稼働
最大
一般的な警報
ローカル/リモートインディケータ
F
D
B
N.O. (1A @ 24 V)
N.C. (1A @ 24 V)
)
ピン形状と配線方式
速度制御電圧入力
速度制御電流入力
速度制御入力地帰路
速度信号電流出力
速度信号出力基底基準
モーター稼働
論理接地リターン
モーター稼働
速度信号電圧出力
リモート始動/停止入力
リモート右回り/左回り入力
リモート始動/停止、右回り/左回り、プライム基底基準
タコメータ基底基準
タコメータ出力 (オープンコレクター
リモートプライム入力
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
補助入力 (コンピュータ対応駆動部のみ
補助入力リターン (コンピュータ対応駆動部のみ
補助出力
補助出力
#1 (
#2 (
一般的な警報 (オープンコレクター
ローカル/リモートインディケータ (オープンコレクター
(0-10 V)
(0-20 mA)
(0-20 mA)
N.O.
ディフォルト
N.C.
ディフォルト
) 1A @24 V
) 1A @24 V
(オープンコレクター)
(オープンコレクター)
(0-10 V)
)
)
コンピュータ対応駆動部のみ
コンピュータ対応駆動部のみ
)
)
r)
)
)
注:
ピン5、 13 、17 、18 は接地で、START/STOP 、PRIME 、方向、
タコメータ、LOCAL/REMOTE 、一般的な警報シグナル、電流/
電圧出力と共に使用できます。
注意:駆動部への損傷を防ぐために、外部リモートコントロール
ケーブルを接続する前に、必ず電源を切ってください。
注:「
地されていますが、
低インピーダンス」状態でのオープンコレクター出力は接
「
高インピーダンス」では基本的に浮遊状態
です。次のオープンコレクターのページを参照してください。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-23 Masterflex
セクション
操作
3
31-
形状と結線図
ピン
接点構成
14
19
25
30
8
3
1
図
3-14. 31-
ピン番号 概要
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11 (
12
13
14
15 (
16
17
18
19
20
21
22
23
24 Aux 24V+ (150 mA)
25 Aux 24V- (150 mA)
26
27
28
29
30
31
31
29
24
18
31- #20
2
7
13
ピン形状と配線方式
速度制御電圧入力
速度信号電圧出力
速度制御電流入力
リモート始動/停止入力
速度制御入力地帰路
リモート右回り/左回り入力
速度信号電流出力
リモート始動/停止、右回り/左回り、プライム基底基準
速度信号出力基底基準
タコメータ基底基準
モーター稼働
タコメータ出力 (オープンコレクター
論理接地リターン
リモートプライム入力
モーター稼働
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
一般的な警報 (オープンコレクター
保留
-
使用しない
ローカル/リモートインディケータ (オープンコレクター
保留
-
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
保留
–
使用しない
(0-10 V)
(0-10 V)
(0-20 mA)
(0-20 mA)
N.O.
ディフォルト
N.C.
ディフォルト
) 1A @24 V (
)
) 1A @24 V (
)
オープンコレクター
オープンコレクター
)
)
)
3-24 MASTERFLEX® L/S
注:
ピン8 、9 、10 、25 は接地で、START/STOP 、PRIME 、方向、
タコメータ、LOCAL/REMOTE 、一般的な警報シグナル、電流/
電圧出力と共に使用できます。
注意:駆動部への損傷を防ぐために、外部リモートコントロール
ケーブルを接続する前に、必ず電源を切ってください。
注:「
低インピーダンス」状態でのオープンコレクター出力は接地
されていますが、
す。次のオープンコレクターのページを参照してください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
「
高インピーダンス」では基本的に浮遊状態で
Masterflex
セクション
操作
3
リモートコントロール
入力および出力
入力
リモート右回り/左回り、リモート始動/停止、リモートプライム、
Aux イン:
リモートコントロール入力は、電流シンク出力 (パッシブなプル
アップ抵抗無しのオープンコレクター NPN トランジスタ出力)、
またはDCコモンへの接点閉鎖 (接地) で稼働します。リモート始動/
停止入力 への継続したアクティブローは駆動部を稼働させ、リモー
ト右回り/左回り入力への継続したアクティブローは駆動部を左
回りに稼働させます。モーターは、方向を変える前に、制御され
た停止状態になります。リモートプライム入力への継続したアク
ティブローは、駆動部をフル速度で稼働させます。
表
3-3.
リモートコントロール入力および出力
電流クローズド入力
電圧オープン入力
作動に必要な閾値電流
1 mA TYP
3.2 V TYP
0.5 mA TYP
リモートアナログ入力:
4-20 mA 入力: 信号用接地への250 オーム標準入力基準イン
ピーダンス。4 mA 、停止;20 mA 、フル速度
(ディフォルト設定) 10 ビット解像度過負荷
容量: 10 Vまたは40 mA最大
0-10 V 入力: 信号用接地への10 K オーム標準入力基準
インピーダンス。0 V 、停止;10 V 、フル
速度 (ディフォルト設定) 10 ビット解像度
出力
4-20 mA出力: 接地への0から600 オー ム最大負荷基準。
4 mA、停止; 20 mA、フル速度(ディフォ
ルト設定) 10 ビット解像度
0-10 V出力: 接地への1.0 K オーム最小負荷基準。0 V、
停止; 10 V、フル速度(ディフォルト設定)
10ビット解像度
タコメータ出力:
オープンコレクター、1.0A @ 28V DC
周波数域: 100から6000 Hz または100 から1000 Hz 、
50% デューティサイクル。
(10 Hz = 1ポンプ rpm)
論理出力: オープンコレクター、1.0 A @ 28V DC
モーター稼働出力: 駆動部が稼働しているときは、モーター
稼働通常開または通常閉です。
一般的な警報出力: 警報が表示されているときはオープン
(高インピーダンス)。
ローカル/ リモート
リモートコントロールモード(電圧入力、
インディケータ: 電流入力、またはRS232 )時にオープン
(高インピーダンス)。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-25 Masterflex
セクション
操作
3
オープンコレクター
出力
この駆動部のリモート出力 (タコメータ、ローカル/リモート、
ター稼働
、警報) は「オープンコレクター」タイプの出力で、リレー
モー
出力と同様に配線することはできません。オープンコレクター出
力は分離されていないので、リレー出力とは別に設定しなければ
なりません。オープンコレクター出力がアクティブの場合、出力
は効果的に接地されているため、不適格な終端処理が行われると
駆動部や外部装置に損傷を与えることがあります。
勧めする方法
オープンコレクター出力に接続する際は、出力が限流抵抗器、さらに
28V DC以下の正電源に接続されているようにしてください。一般
的には、24V PLC入力に接続します (図3-15参照)。
注:インタフェースコネクタの
150mA
注:
に制限されます。
120V
の電源ラインをオープンコレクター出力に接続しないでください!
24V
電源で使用する場合、電流引き込みは
図
3-15.
+24V
出力
オープンコレクター出力から
PLC
10k
PLC
へ
への終端処理
3-26 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
アンチドリップ機能
同じ駆動部ばアンチドリップ機能を備えています。給液の後で
液体が落ちるのは、チュービングサイズ、チュービング方法、
液体の粘度などのいくつかの要素に関係しています。この滴り
を最小限にするために、給液の後で駆動部が方向を逆転して、
チュービングの端にある液体を引き込みます。
この機能を使うには、Copy Dispense Mode またはVolume Dispense
Mode ANTI-DRIP を選んでください。
図
3-16.
アンチドリップ画面
アンチドリップ機能を使用するには、ON を選ぶと2 番目の画面が
でてきます。ユーザは、この画面で駆動部の逆転度数をインプット
します。5 度から45 度が一般的です。現在の設定を変更しない
で終了させるには、EXIT を選んでください。
45
図
3-17.
数字をハイライトしてENTER キーを押し、上、下、右、左の
アローを使って数字や桁数を変えます。ENTER キーを押し、
次にEXIT を押して設定をセーブしてください。これで、給液後
に駆動部が逆転するようになりました。
アンチドリップ度数画面
°
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-27 Masterflex
セクション
操作
3
シリアル通信仕様
リンク可能機器
ネットワーク
駆動部
リンク可能機器ネットワークは、RS-232C ポート1 個がついた制御
コンピュータと、1 個またはそれ以上の周辺ユニットで構成されて
いるシリアル通信システムです。周辺ユニットはポンプ駆動部、
ミキサーコントローラー、またはこの説明で定義されている通信
プロトコルに適合する将来の製品などを指します。この説明は、
ポンプ駆動部との通信に必要なすべての要素を網羅しています。
このインフォメーションのかなりの部分は他の製品にも当てはまる
ので、「周辺ユニット」は、リンク可能機器ネットワークに適合する
すべての装置を指す一般的な用語として使われています。「ポンプ
駆動部」という用語は、MASTERFLEX コンピュータ装置のみに適
応されるインフォメーションに関して使用されます。
制御コンピュータと周辺ユニット間の通信は、擬似デイジーチェーン
原理に基いています。制御コンピュータの送電線は、各周辺ユニット
の入力/ 出力バッファーを通ります。各周辺ユニットは、デイジー
チェーンで下になる他のユニットからの通信を阻止するために、
バッファーをオン/ オフにする能力を備えています。制御コンピュー
タの出力は、ポンプ駆動部からのソフトウェアアシスタンスを必
要とせずに、すべてのポンプ駆動部を通ります。デイジーチェーン
内のすべてのポンプ駆動部は、全駆動部との通信を可能にするた
めに、電源が入っていなければなりません。
USB
制御コンピュータの受信線は、チェーンの最後の周辺ユニットの送
信機からでています。この受信線は、各周辺ユニットを通って二重
バッファされます。各ポンプ駆動部は入力受信線をオフにして、送
信機を制御コンピュータの受信線に取り付けることができます。
3 番目の線となる送信要求 (RTS) は、同様にバッファされた線で
す。各周辺ユニットはこの線を設定する能力を備えており、コン
ピュータに送信要求の信号を送ることができます。
最大周辺ユニット数は、通信時間を最小限にするために、リンク
可能機器ネットワークによって、25 に制限されています。しかし、
周辺ユニットには01 から89 までの番号を割り当てることができる
ので、カスタムソフトウェアを使って、1 個のRS-232C ポートで
最高89 までの周辺ユニットが制御できます。
駆動部によってはUSBミニポートが装備されているものもありま
す。WINLINソフトウェア (別売り) を使って、駆動部はUSB 2.0を
サポートします。WINLINは Windows® XP、Windows® VISTAで使
用できます。駆動部がホストコンピュータに認識されるために
は、WINLIN内でUSBを選ばなければなりません。ケーブルに関
するインフォメーションは、このマニュアルの付属品セクション
をご覧ください。
3-28 MASTERFLEX® L/S
注:
Windows® オペレーティングシステムに関する問題があるため、
USBを継続して長時間使用することはお勧めできません。長時間
かかるアプリケーションには、RS232 コミュニケーションを使っ
てください。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
シリアル接続
ディジタルPWM BLDC 駆動部はお互いに、また標準型DB-9 モデム
ケーブル (カタログ#2 2050-54) を通して PC とコミュニケートしま
す。古い周辺ユニットには、“IN” および “OUT” というラベルが
ついた、6 ポジションのモジュラー電話ジャックがついています。
両方のジャックのピン1 は装置の上のほうにあります。制御コン
ピュータは、ほとんどのRS-232C 接続に見られるように、標準タイ
プのDB-25 プラグが付いています。DB-9 “AT” タイプのコネクター
も、07550-64 コンピュータとポンプケーブルアセンブリーをつな
いでいる、DB ‑9 からDB-25 のアダプターと共に使用できます。
駆動部
DB9
イン
ピン 2 - TXD コンピュータへの信号送信
ピン 3 - RXD コンピュータから信号受信
ピン 5 - GND 接地
ピン 8 - RTS コンピュータへの送信要求
駆動部
DB9
アウト
ピン 2 - RXD コンピュータから信号受信
ピン 3 - TXD コンピュータへの信号送信
ピン 5 - GND 接地
ピン 8 - RTS 次の周辺ユニットから
DB-25
プラグ、制御コンピ-ュータ上
ピン 2 - データを周辺ユニットに送信
ピン 3 - データを周辺ユニットから受信
ピン 5 - 送信をクリア—周辺ユニットからのRTS
ピン 7 - 接地
DB-9
プラグ、
“AT”
タイプ、制御コンピュータ
(DTE)
および周辺ユニット
ピン 3 - データを周辺ユニットに送信
ピン 2 - データを周辺ユニットから受信
ピン 8 - 送信をクリア—周辺ユニットからのRTS
ピン 5 - 接地
ソケット、周辺ユニット (
DB-9
DCE)
上
ピン 3 - コンピュータから信号受信
ピン 2 - コンピュータへの信号送信
ピン 5 - 接地
ピン 8 - 送信要求—コンピュータへの (RTS)
ユニット間のシリアルラインは、ユニットからユニットへ、入力
にあるハードウェアバッファーを通り、ハードウェアゲートを通
して出力駆動部に直接接続します。この方法だと、どの出力もひ
とつの入力負荷だけをみることになります。ポンプ駆動部のどれ
かで電源がオフになっていると、デイジーチェーンでそれより下
位にあるすべての駆動部の通信が不可能になります。
図
3-18.
シリアルデイジーチェーン接続
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-29 Masterflex
セクション
操作
3
シリアルデータ形式
シリアルプロトコル
起動シーケンス
シリアルデータフォーマットは全二重通信方式で (同時に送受信
できる)、1秒間に4800ビットで、1スタートビット、7データビッ
ト、1奇数パリティビット、1 ストップビットとなっています。
送信されるデータはすべて、標準ASCII文字セットで構成されて
います。
注:
奇数パリティの定義は、8 つの個別ビットの和が奇数になる
ことです (1 、3 、5 、または7) 。
すべての送信は制御コンピュータ (マスター) から出ているか、また
は要求されたものです。コマンドを直接だすこともでき、周辺レ
ポートを要求することもできます。レポートを要求すると、周辺ユ
ニットが要求されたデータを送ってきます。周辺ユニットがコン
ピュータと通信したい場合には、送信要求 (RTS) ラインを操作で
きます。コンピュータは要求を受け取ると、シリアルライン経由で
応答します (
シリアル接続
セクション参照)。
普通のスタートアップは、まずすべての周辺ユニットをオンにし
てから制御コンピュータをオンにする方法で実施します。
ユニットがユニットの送受信バッファーを有効にし、RTS ライン
を起動させます。その後で制御コンピュータが、起動した RTS
ラインに反応して、必要な問い合わせ <ENQ> コマンドを送ります。
<ENQ> コマンドを受け取ると、有効なRTS ラインがついたすべて
の周辺ユニットは、デイジーチェーン下位の周辺ユニットへの送受
信バッファーを無効にします。次にポンプ駆動部が、モデル番号と
バージョンにより、次のストリングの一つで応答します。
各周辺
3-30 MASTERFLEX® L/S
<STX>P?0<CR> = 600 rpm
<STX>P?2<CR> = 100 rpm
制御コンピュータは、他のユニットとの通信が遮られていること
から、チェーンの最初の周辺ユニットからの応答だけをみることが
できます。そこで制御コンピュータは <STX>Pnn<CR> を返送しま
すが、このnn は、最初の周辺ユニットが01 で始まり、周辺ユニット
毎に番号が大きくなり、最高は 25 です。ポンプ駆動部がエラー無
しのデータを受け取ると、次のステップを実施します:
1. RTS ラインを無効にし、次の周辺ユニットへの受信バッファー
を有効にする。
2. 制御コンピュータに <ACK> を送る。
3. 最後のバイトを送ってから100ミリ秒以内に、次の周辺ユニット
からの送信バッファーを有効にする。
4. 周辺ユニットディスプレーの最初の3 桁に、“P” および受信した
周辺ユニット番号をつける。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
起動シーケンス
(続き)
制御コンピュータが <ACK> を受信すると、次の周辺ユニットか
らの RTS をみて、<ENQ> コマンドを再びだします。すべての周
辺ユニットに番号がつくまで、上記のプロセスを繰り返します。
周辺ユニットが制御コンピュータから有効データを受け取らない、
または通信エラーを検知すると、<NAK> を送ります。制御コン
ピュータが <NAK> を受けとると、<STX>Pnn<CR> を周辺ユニット
に再送信します。制御コンピュータが実行できるリトライの最大
回数は、エラー処理セクションで説明してあります。
他のすべての周辺ユニットに番号がついた後で 1 つの周辺ユニッ
トをオンにすると、他の周辺ユニットにコマンドが送信されない
場合、上記で説明した要領で次の番号が付けられます。コマンド
が発行されると、周辺ユニットには 89 で始まる仮の番号が割り
当てられ、それに続く周辺ユニット毎にデクリメントしていきま
す。これによって周辺ユニットが RTS を解除し、正常な通信が
可能となります。別の周辺ユニットが通信回線に接続されて使え
る状態になっていて、番号付けが必要な場合には、オペレータの
注意を促すようになっています。オペレータは新しい周辺ユニッ
トに番号を付け、そのユニットがシステムの中で正しく表示され
るようにします。制御コンピュータは次のコマンドを使って周辺
ユニットの番号付けを実行します:
リモート
/
ローカル
操作
<STX>PooUnn<CR>
“oo” は古い周辺ユニット番号で、 “nn” は新しい番号です。
周辺ユニットへの番号付けが要求されていて、制御コンピュータ
がすでに25 の周辺番号を発行してしまった場合には、前述のよう
に制御コンピュータがその周辺ユニットに89 という番号を割り当
て、その状況に関してオペレータの注意を促します。
周辺ユニットが番号を与えられた後でオフになった場合、オンに
なった時点でそれは上で説明されているように新しいユニットと
見なされます。
周辺ユニットがリモートモードになった場合、制御コンピュータ
と “L” コマンドで、ローカルモードに戻すことができます。制御
コンピュータのプログラム実行が停止された場合には、周辺ユニ
ットを一旦オフにしてからオンにして、ローカル操作に戻ること
ができます。“L” コマンドを使った場合には、周辺ユニットは割
り当てられた番号を得て、制御コンピュータからの要求コマンド
に応答しますが、制御コマンドは無視します。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-31 Masterflex
セクション
操作
3
コマンド形式
制御コンピュータからのほとんどのコマンドは、テキスト開始 <STX>
文字 (02 hex)、周辺ユニットID文字 (ポンプは P、ミキサーは M)、
そして 2 桁の周辺ユニット番号 (01 から 89) が前に付きます。00、
そして90から99の番号は特別な場合用に保留されています。同じ
コマンドをすべてのポンプ駆動部が実行する場合には、99が周辺
ユニット番号となります。コマンド文字の後にパラメータフィー
ルドが続きますが、これはコマンドによって異なり、0から32個の
文字です。キャリッジリターン <CR>, (0D hex) がコマンドストリング
終了を示します。(
注:
コンピュータ発行コマンドの中で、 <ENQ>、
<ACK>、 <NAK> は例外となります。 ) 図 3-15 参照。
テキスト開始 (02 hex)
周辺ユニット I.D.
周辺ユニット番号
図
3-19.
コマンド形式
キャリッジリターン (0D hex)
パラメータフィールド (0-32 文字)
コマンド文字
次に示すように、1 つ以上のコマンドをコマンドストリングに入れ
ることができます:
<STX>P09S+0500.0V08255.37G <CR>
上の複数コマンドストリング例は、ポンプ周辺ユニット09 の速度
を右回り方向に500.0 rpm 、回転数8255.37 で設定し、駆動部を始
動します。1 個のポンプ駆動部ストリングで使用できる最大文字
数は、<STX> 、Pnn 、<CR> を含めて38 です。
コマンド機能
1. INITIALIZING
ポンプ駆動部を制御する前に、番号を付けなくてはなりませ
ん。その前にコマンドを発行すると、周辺ユニットは応答し
ません。
2. SETTING SPEED
速度がすでに設定されてから SPEED コマンドを発行すると、
新しい速度が使用されます。ポンプ駆動部が稼働していて、
異なった方向がポンプに送られると、ポンプは <NAK> を送り
返します。方向を逆にする前に、“H” コマンドを発行しなけ
ればなりません。
3. SETTING REVOLUTIONS
“V” コマンドで “Revolutions To Go” を設定すると、合計回転
残高カウンターに加算されます。このカウンターの最大値は
99999.99です。回転残高数がポンプ駆動部に送られると、カウ
ンターが99999.99 を超えてあふれ、ポンプ駆動部がカウンター
に回転数を加算しなくなり、制御コンピュータに <NAK> を送
ります。回転残高カウンターは “Z” コマンドでゼロにセット
することができますが、“Z” コマンドを受け取ったときにポンプ
が稼働した状態だと、ポンプが停止します。
3-32 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
制御コンピュータ
パラメータフィールド
制御コンピュータが送るパラメータフィールドは、長さが一定して
いません。制御コンピュータには、ゼロやスペースを先導として
使う、または何も使わないというオプションがあります。
例えば、“V” コマンドで200 回転が送られると、次の様なパラメー
タはどれも周辺ユニットによって有効と認められます:
(s = space) 00200.00
ss200.00
sss200.00
sssss200
200.00
200.0
200
周辺データフィールド
周辺ユニットが制御コンピュータに送るデータは、コマンドに
よって決定される、決まった数の文字です。例えば、制御コン
ピュータが累積容量を要求すると、累積容量を10 文字で受信します
(0000000.00 から9999999.99) 。
ポンプ駆動部
ステータス要求
制御コンピュータがポンプ駆動部からステータスを要求すると
(“I” コマンドまたは <ENQ>)、周辺ユニットは次のようなステー
タスインフォメーションで応答します (図 3-16 参照 )。
操作ステータス
(1 = リモート、
0 = ローカル)
補助出力 1ステータス
(1 = オフ、
0 = オン)
補助入力ステータス
(1 = 開、 0 = 閉)
図
3-20.
パラメータフィールド
通信ステータス
0 = エラー無し
1 = パリティエラー
2 = フレーミングエラー
3 = オーバーランエラー
4 = 無効コマンド
5 = 無効データ
ポンプステータス
注: 番号が付いていないポンプは、
下記参照
1 = ポンプに番号が付き、
指示待ち
2 = ポンプは指示を受け、
実行待ち
3 = ポンプ稼働中
4 = ローカル停止スイッチで
ポンプ停止
5 = モーターフィードバック
無し
6 = 過負荷
7 = 過剰モーターフィード
バック
Masterflex
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-33
セクション
操作
3
ポンプ駆動部
ステータス要求
(続き)
注:
“ ポンプに番号がついていない” はポンプのステータスですが、
これはポンプステータスバイトに含まれていません。この状態は
P?x を使って、別に処理されます (
周辺ユニットがステータスインフォメーションを送ると、周辺ユ
ニットによってラッチされたステータスコンディションは、制御
コンピュータが <ACK>Pnn<CR> を送ることによってクリアされ
ます。周辺ユニットが “I” コマンドを再び受け取ると、同じステー
タスインフォメーションで応答します。
起動シーケンス
セクション参照)。
周辺ユニット応答
エラー処理
ポンプ周辺ユニットが正しいコマンドを受け取ると、それが全
ポンプコマンド (P99) でない場合、<ACK> (06 hex) を送り返しま
す。データがコマンドへの応答として制御コピーに送り返される
と、表3-2 のようになります。周辺ユニットがコマンド受信中に
エラーを検知すると、<NAK> で応答します。
周辺ユニットから受信したエラーコードによっては、エラー状態
を取り除くために、制御コンピュータが適切な操作を行わなけれ
ばならないこともあります。タイプ1、2 、または3 の通信エラー
は、ハードウェアタイプのエラーです:ノイズがある通信ライン、
悪い接続、誤作用や回路故障。通信エラーコード4 または5 は、
前に説明したようにハードウェアのエラーか、あるいは制御コン
ピュータによって送られた間違ったコマンドやデータが原因によ
るソフトウェアエラーです。ハードウェアタイプのエラーの場
合、制御コンピュータは同じコマンドを送って、問題が瞬間的な
ものなのか確認します。エラーコードが4 回続けて戻ってくる、
または全く応答が無い場合には、制御コンピュータはコマンド
送信を中止し、エラーのタイプをオペレータに知らせます。
3-34 MASTERFLEX® L/S
周辺ユニットが全く応答しない場合、制御コンピュータは次のう
ちの一つを想定します:
1. 問題がある周辺ユニット以降に接続されているすべての周辺
ユニットが応答しない場合、そこで通信リンクが壊れている、
または周辺ユニットに欠陥がある。
2. 他のすべての周辺ユニットが応答する場合、応答しない周辺
ユニットがオフになっているか、ループから外されているか、
または欠陥がある。
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
操作
3
周辺ユニット
送付要求
周辺ユニットが制御コンピュータと通信したい場合、送信要求
(RTS) ラインをオンにし、制御コンピュータからの (ENQ) 問合せ
文字 (05 hex) を待ちます。ポンプ駆動部がRTS ラインを起動する
原因となる推定状況は次の通りです。
1. 補助入力ステータス変更。
2. モーターエラー。
3. リモートモードで、周辺ユニットの停止キーが押された。
4. プログラムされた容量に達した。
5. 電源を入れる。
ポンプ駆動部によってRTS が起動された場合に起きる一連のイベ
ントは次の通りです:
1. 周辺ユニットが RTS ラインを起動させる。
2. 制御コンピュータが RTS を検知すると、実行中の通信を終了
した後で、 (ENQ) 問い合わせコマンド (05 hex) を送信する。
3. RTSラインが有効になっている周辺ユニットが <ENQ> を受け
取ると、デイジーチェーンでそれ以下の周辺ユニットによる
制御コンピュータとの通信を阻止するために、RS-232C バッ
ファーを無効にする。これによって、同時に複数の周辺ユニッ
トがRTS ラインを有効にした場合に、制御コンピュータに最も
近い周辺ユニットに最も高い優先度が与えられるようになる。
4. 次にポンプ駆動部が、ポンプ駆動部ステータス要求フィールド
で表示されるように、“I” コマンドからの応答を送信する。
5. 制御コンピュータが、エラーが無い (パリティ、オーバーラン
等) 周辺ユニット応答を受け取ると、了解 <ACK>Pnn<CR> を
送り、周辺ユニットがRTSラインを解除してRS-232Cバッファー
を有効にする。その結果、デイジーチェーンでそれ以下の周
辺ユニットの通信が可能となる。送信中に制御コンピュータ
がエラーを検知すると、問い合わせ (ENQ) を再び送り、周辺
ユニットが応答を再送信することになる。制御コンピュータ
は最高4回までトライした後で送信を中止し、オペレータに
エラーを知らせる。
6. 同時に複数の周辺ユニットがRTS ラインを有効にした場合に、
制御コンピュータは最も近い周辺ユニットからの応答のみを
みることができる。最も近い周辺ユニットが応答を送り RTS
ラインを解除した後で、制御コンピュータは他の周辺ユニッ
トのRTS をみて問い合わせコマンドを再発行し、それによっ
てRTS が有効になっている次の周辺ユニットが応答できるよ
うになる。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-35 Masterflex
セクション
操作
3
周辺ユニット
送付要求 (続き)
7. 周辺ユニットが問い合わせコマンドに応答しているときに、
優先度が高い別の周辺ユニットが最初に応答している周辺ユニッ
トを中断させて応答を開始すると、制御コンピュータは無効
データを受信しエラーとなる (パリティまたはフレーミング)。
その結果、制御コンピュータは問い合わせを再送するが、この
時、優先度の低いユニットとの通信が遮られていることから、
優先度が最も高い周辺ユニットのみが応答する。
表
3-4.
ポンプ周辺ユニットコマンド
コマンド文字形式
制御コンピュータからポンプ
A
補助入力ステータスを要求する
B G
コマンド実行時の補助出力を制御する
C
累積回転カウンターを要求する
E
回転残高を要求する
G
ポンプおよびプリセットされている
補助出力をオンにする 回転数で稼働
H
中止 (ポンプをオフにする
I
ステータスデータを要求する
K
最後の
K
パネ ルスイッチを要求する
L
ローカル操作を有効にする
O
駆動部に影響を与えずに、
補助出力を即時制御する
R
リモート操作を有効にする
S
モーター方向と
S
モーター方向と
U
周辺ユニット番号を変更する
V
稼働回転数を設定する
Z
回転残高をゼロにする
Z
累積回転数をゼロにする
<CAN> STX
を終了する (主にキーボード入力に使用
<ENQ> RTS
はどれか問い合わせる
xy, x = aux1, y = aux2, 0 =
)
コマンドの後で押された
rpm
を設定する
rpm
を要求する
xxxxx.xx
0
を含む、そこまでのデータライン 無し
ラインを起動した周辺ユニット、 無し
xy, x = aux1, y = aux2, 0 =
+xxx.x, -xxx.x, +xxxx, -xxxx
nn =
パラメータフィールド
無し
1 =
無し
無し
無し
0 =
稼働
無し
無し
無し
無し
1 =
無し
+ =
無し
無し
)
オフ、
オン
= V
コマンドで設定された
中止コマンドまで継続して
オフ、
オン
右回り、
新周辺ユニット番号
– =
左回り
3-36 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
周辺ユニット
表
3-5.
ポンプコマンドと応答例
セクション
操作
3
送付要求 (続き)
制御コンピュータコマンドストリング ポンプ駆動部応答
<STX>PnnA<CR> <STX>Ax<CR>
x:0= 開 1=
<STX>PnnBxy<CR> <ACK>
xy:0 =
x = aux1, y = aux2
<STX>PnnC<CR> <STX>Cxxxxxxx.xx<CR>
<STX>PnnE<CR> <STX>Exxxxx.xx <CR>
<STX>PnnBxy<CR> <ACK>
<STX>PnnBxy<CR> <ACK>
<STX>PnnI<CR> <STX>PnnIxxxxx<CR>
<STX>PnnK<CR> <STX>Kx<CR> (
オフ、
1 =
オン
最大回転数
x:
回転数残高
(-xxxx.xx
(
ポンプ駆動部ステータス要求セクション
参照
セクション
<STX>PnnBxy<CR> <ACK>
<STX>PnnBxy<CR> <ACK
xy:0 =
x = aux1, y = aux2
<STX>PnnBxy<CR> <ACK>
<STX>PnnS+0130<CR> <ACK>
<STX>PnnS+0130.0<CR> <ACK>
<STX>PnnS<CR> <STX>S+0432.9<CR>
<STX>PnnUnn<CR> <ACK>
nn = 01, 02, 03....87, 88, 89
<STX>PnnS+0130<CR> or <ACK>
V
<STX>PnnBxy<CR> <ACK>
<STX>PnnBxy<CR> <ACK>
<CAN> <ACK>
<ENQ> <STX>P?x<CR> (
最大
オフ、
1 =
= 99999.99
オン
<STX>PnnIxxxxx<CR>
(
ポンプ駆動部ステータス要求
セクション参照
閉
または
P99
の場合は無し
= 9,999,999.99
(99,999.99
駆動部が超過した場合
または
P99
または
P99
)
最大
の場合は無し
の場合は無し
フロントパネルスイッチ
参照
)
または
P99
の場合は無し
または
P99
の場合は無し
または
P99
の場合は無し
または
P99
の場合は無し
または
P99
の場合は無し
または
P99
の場合は無し
または
P99
の場合は無し
または
P99
の場合は無し
ポンプ電源入り
)
)
)
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
3-37 Masterflex
セクション
操作
3
フロントパネル
スイッチ
制御コンピュータは、“K” コマンドを発行することによって、
周辺ユニットのフロントパネルのスイッチを読むことができます。
周辺ユニットは、“K” コマンドが最後に了解された後で押された、
最後のスイッチを表す1 個の文字で応答します。複数のキーが
押されていた場合には、最後に押したキーのみが表示されます。
制御コンピュータは、周辺ユニットのスイッチステータスを受け取
ると、周辺ユニットにスイッチステータスを「キーが押されていな
い」状態にリセットできることを知らせるために、<ACK>Pnn<CR>
を送らなければなりません。次の表3-6 は、“K” コマンドによって戻
された文字、そして対応するポンプユニットのスイッチです。
表
3-6.
ポンプ駆動部
0 =
キーが押されていない
1 =
停止/始動
2 =
プライム
3 =
モード
4 =
分注
5 = Cal
7 =
8 =
9 =
A =
K
コマンドキーコード
6 = Dir
サイズ
流量
下矢印
上矢印
ASCII
使用する
制御コード
表
3-7.
使用する
進
10
2 02 STX
6 06 ACK
5 05 ENQ
13 0D CR
21 15 NAK
24 18 CAN
16進
ASCII
制御コード
文字
テキスト開始
了解
問い合わせ
キャリッジリターン
否定応答
キャンセル
(CTRL - B)
(CTRL - F)
(CTRL - E)
(CTRL - M) (CR)
(CTRL - U)
(CTRL - X)
3-38 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
4
メンテナンス
交換部品と付属品
警告:バックパネルの電源スイッチは、メイン遮断スイッチでは
ありません。メイン遮断をするには、電源接続器またはメインプ
ラグの取り外し可能な電源コードを外してください。緊急事態が
起きたときに即座に取り外せるように、電源コードはすぐ外せる
ような状態にしておいてください。
オペレータは、取り外し可能な電源コードの状態をチェックして
ください。電源コードにひびが入っていたり損傷がある場合は、
その機器は使用しないでください。ケースに損傷がある場合は
(落下などが原因)、内部部品がゆるんでいたり傷がついていない
か保守要員によるチェックを受けてください。
注意:コードの交換には、同じタイプと格付けのものを使用して
ください。最小電力定格は、バックパネルに記載されています。
ポンプ駆動部についてきた電源コードセットは、ポンプ駆動部を
購入した国の必要条件を満たすようになっています。ポンプ駆動
部を別の国で使用する場合は、その国の必要条件を満たす電源
コードセットを使ってください。
概要
ヒューズ
ギア修理キット
ギアのみ
ギア修理キット
交換シールキット
交換ギア & シャフトキット
*ウォッシュダウン駆動部のみ
-T3.15A, 5 x 20 mm 77500-25
(600) 07553-06
(600 rpm) 07553-09
(100 rpm) 07553-08
(NEMA)* 07575-01
部品番号
(NEMA)* 07575-02
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
4-1 Masterflex
セクション
メンテナンス
4
ヒューズ交換
1. 電源スイッチをオフの位置にしてください。
2. レセプタクルから AC 電源コードを外します。
3. ヒューズを取り外し点検し、不良の場合は交換してください。
A
B
C
A
E
B
C
D
F
D
スタイル
G
スタイル
“A”
“B”
4-2 MASTERFLEX® L/S
H
図
4-1.
ヒューズ交換
アイテム 概要
A I/O
(
スタイル
B IEC
ラインコード
C T3.15A (5×20 mm)
代用品使用禁止
D
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
電源スイッチ
メモリに入っている
Masterflex
B
レセプタクル
パワーエントリーモジュール /
DB-25
A と B)
–
すべての設定は
ピン
ヒューズ
–
スタイル
C
D
アイテム 概要
E RS-232C IN (
F RS-232C OUT (
G USB
H I/O
(
スタイル
“C”
スタイル
スタイル
ポート (スタイル
レセプタクル
31-
C)
B)
B)
B)
ピン
セクション
メンテナンス
4
ギア交換
シャフトシール点検
(ステンレススチール
ケースのみ)
B
A
C
D
図
4-2.
A. 6-600 rpm
B.
ガスケット
C. 1-100 rpm
D.
ギアケースカバーアセンブリー
モーター
ギアアセンブリー (修理キット
ギアセット (修理キット
07553-08
07553-06
に含まれている
に含まれている
)
)
1. 駆動部のフロントに接続されているポンプを外してくださ
い。ドライブシャフトの外側の異物を取り除きます。
2. フロントプレートアセンブリー (図4-3、アイテムA参照) を駆
動部に取り付けている4個のネジ (図4-3、アイテムB参照) を外
し、フロントプレートアセンブリーを駆動部から外してくだ
さい。プレートアセンブリーを外すときのハンドルにするた
めに、ポンプが取り付けられていた穴に#8-32ネジを留めるこ
ともできます。アイテムBのネジは、ステップ8で使います。
代用ネジは決して使わないでください。
図
4-3.
シャフトシール点検
A
A.
フロントプレートアセンブリー
B.
フロントプレートアセンブリーネジ
B
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
(4)
4-3 Masterflex
セクション
メンテナンス
4
シャフトシール点検
(続き)
3. フロントプレートをひっくり返して、シールが見えるように
します。エラストマーのシールリップをきれいな布で拭き、
グリースや異物を取り除きます。
4. エラストマーのシールリップをよく見て、破損、切断、また
は素材の欠落がないか確認します。上記のような欠陥があっ
たら、07575-01 交換シールキットを使ってシールアセンブリー
を交換してください。
5. ドライブシャフトの外側をきれいな布で拭いてください。駆動
部から外側に向かって拭き、グリースや異物を取り除きます。
6. シャフト表面のシールが接触する部分をよく調べてください。
表面がざらついたり、シャフトの長さ方向に溝がついていな
いか調べます。シャフトの端に、上で説明したような摩耗や
破損があったら、07575-02 キットを使ってギアとシャフトを交
換してください。シャフトの外側と同心になっている滑らか
な溝は、深さが0.002 インチ以上ない限り、欠陥とはみなされ
ません。
清掃
7. 組み立てる前に、ユニットについてきた食品グレードの潤滑
剤で、シャフトとシールを潤滑してください。
注意:容器の中、シャフトの上、またはシールの上の潤滑剤に、
異物による汚染がないようにしてください。
注意を怠ると、シールに損傷がつき、シールの早期故障の原因に
なりかねません。
8. フロントプレートアセンブリーを、シャフトの上を滑らせて
希望する方向でピンの場所まではめます。(90度回転させた
4種類の構成が可能)。ステップ 2 で外した4個のネジをはめて
ください (図4-3参照)。
注意:フロントプレート裏側のガスケットの下、またはネジ頭の
下に、異物が入らないようにしてください。
注意を怠ると、駆動部のウォッシュダウン時に、漏れが起きかね
ません。
駆動部ケースは中性洗剤できれいにしてください。掃除をすると
きに、水中に入れたり大量の液体を使わないようにしてください。
4-4 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
トラブルシューティング
表
セクション
現象 原因
モーターが回転せず、 電源が供給されていない。
ディスプレーが点灯
しない。
3.
4.
5.
モーターが回転しない。 リモートコントロールの不良、
ディスプレーは
点灯する。
3.
4.
5.
6.
I/O
START/STOP
2. I/O
駆動部がシリアル ハードウェアまたは
または
に従わない。 確認する。
2. COM
2.
USB
5
トラブルシューティング
コマンド ファームウェアの問題。
解決策
または設定エラー。
コネクタの入力無しで、
モードが
になっている。
“ON”
1.
1.
ヒューズを点検し、不良の
場合は交換する
プラグを接続したコンセン
トに電源が供給されている
かを点検する
電源コードの接続を点検
する。
結線部分を点検し、不良の
場合は交換する。
販売店へ連絡する。
1.
電源スイッチを
する。
2.
リモートケーブル接続
部分が、完全にレセプタ
クルへ挿入されているか
点検する。
もう一度電源を入れて
みる。
モーターがまだ回転しない
場合には、メインメニュー
またはセットアップメニュー
で設定を確かめる。
モードスクリーンに戻り、
アイコンが リモートコ
ントロールモードを示して
いることを確認する。
詳細に関しては、この
マニュアルの
コントロールモード
1.
詳細に関しては、この
マニュアルの
コントロールモード
コネクタケーブルでの
入力無しに稼働させるに
は、
START/STOP
“OFF”
を選ぶ。
ケーブルが駆動部に
つながっていることを
ポート選択エラー。
WINLIN
ソフトウェア参照。
(
ハイパーターミナルは含ま
れていない
OFFに
リモート
リモート
メニューで
)
参照。
参照。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
5-1 Masterflex
セクション
トラブルシューティング
5
エラー定義
エラー
概要:
エラー状態: モーターがコマンドの速度値を
対応方法: 駆動部がすぐに停止する。負荷が正しいか確認し、
#2
:モーターの回転数オーバー
駆動部がコマンドの速度値を超過した。
20%
超過した。
駆動部で動力サイクルする。それでもエラーが
発生する場合には、工場に連絡する。
#3
エラー
:瞬間的な電流オーバー
概要: 短時間、モーターに電流がかかり過ぎる。
4.0 A
エラー状態: モーターの電流がピークで
以上。
対応方法: 駆動部がすぐに停止する。ポンプヘッドが束縛されてい
ず、負荷が推奨最大値以上になっていることを確認する。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
#4
エラー
概要:
:フラッシュチェックサム不良
稼働時間チェックサム (電源をオンにして検査) に不良
チェックサム値が入っている。
エラー状態: 電源をオンにしてチェックサムを検査し、無効値があるか
調べる。
対応方法:
駆動部を動力サイクルする。それでもエラーが発生する
場合には、工場に連絡する。
エラー
概要:
#7:EEPROM
パラメータおよび設定で不良
チェックサム不良 (設定)
EEPROM
チェックサムが
ある、またはデータが領域外。
エラー状態:
1) EEPROM
2) EEPROM
対応方法:
エラーは10秒後にクリアされ、パラメータがディフォルト
のチェックサム値が計算された値と一致しない。
のデータが領域外。
値にリセットされる。それでもエラーが発生する場合に
は、工場に連絡する。
エラー
概要:
#8:EEPROM
エラー状態:
工場計算での
1) EEPROM
チェックサム不良 (工場計算)
EEPROM
チェックサム不良
のチェックサム値が計算された値と一致しない。
5-2 MASTERFLEX® L/S
2) EEPROM
対応方法:
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
のデータが領域外。
エラーは10秒後にクリアされ、パラメータがディフォルト
値にリセットされる。それでもエラーが発生する場合に
は、工場に連絡する。
セクション
トラブルシューティング
5
エラー定義 (続き)
エラー
要:
エラー状態:
対応方法:
#9:EEPROM
EEPROM
データ値が一致しない。
エラーは10秒後にクリアされ、パラメータがリセットされ
ライト検証エラー
にライトされたデータが一致しない。
る。それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
エラー
概要:
#10
:バス過電圧
駆動部のレポートで、計測AC電圧が高過ぎる。
エラー状態: 駆動部電圧が
対応方法:
ポンプがすぐに停止するので電源ラインの電圧を調べる。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
エラー
概要:
#11
:バス電圧不足
駆動部のレポートで、計測AC電圧が高過ぎる。
エラー状態: 駆動部電圧が
対応方法:
注:
ポンプがすぐに停止するので電源ラインの電圧を調べる。
電源が切った状態でこのエラーが表示されるのは、正常。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
260V AC
90V AC
以上。
以下。
エラー
概要:
#12
:モーター失速/モーター速度アンダー
モーターに稼働のコマンドを与えたが、非常に遅くなった
か、または停止した。
エラー状態: モーター速度が、長時間、望ましい速度の
95%
となって
いる。
対応方法:
モーターに停止コマンドが送られる。ポンプが自由に回転
できて束縛されていないことを確認する。それでもエラーが
発生する場合には、工場に連絡する。
エラー
概要:
#14
:周囲温度加熱
モーターコントロールボードが過熱している。
エラー状態: モーターコントロールボードの温度値が、スレッシュ
ホールド値を超えている。
対応方法:
ポンプがすぐに停止する。周囲温度が
104° F (40° C)
以下になっていることを確認する。ポンプが自由に回転
できて、空気の流れが妨げられていないことも確認する。
それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
5-3 Masterflex
セクション
トラブルシューティング
5
エラー定義 (続き)
エラー
概要:
#15
:モーターフィードバック不良
エラー状態:
対応方法:
エラー
概要:
#16
:無効インタラプトまたはアドレス
エラー状態:
対応方法:
モーターコントロールボードへの通信が適切でない、消え
てしまった、またはその他の通信に関する欠陥がある。
モーターコントロールボードからシリアルポートを通って
データが戻ってこない。
駆動部がポンプの停止を試みる。駆動部を動力サイクル
する。それでもエラーが発生する場合には、工場に連絡
する。
ソフトウェアが無効アドレス、無効インタラプト、または
その他の中断/例外
(
データ中断除外等) にジャンプする。
これは、無効ポインターレファレンスまたはラムメモリ
破損が原因で起きる。
これは
CPU
内の除外中断/インタラプトによって処理さ
れ、該当する例外処理機能に範囲を広げることになる。
駆動部を動力サイクルして、エラーをリセットする。それ
でもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
エラー
概要:
#18
:ウォッチドッグエラー
エラー状態:
対応方法:
ウォッチドッグをアップデートしてないので、プログラム
が稼働を停止した。例:ソフトウェアロックアップ。
ウォッチドッグがアップデータされていず、インタラプト
が誘発された。
駆動部を動力サイクルして、エラーをリセットする。それ
でもエラーが発生する場合には、工場に連絡する。
5-4 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
セクション
6
付属品
1. フットスイッチと DB-25 雄 07523-92
2. コネクタ DB-25 雄 07523-94
3. ケーブルアセンブリー、DB-25雄コネクタ
および25ft(7.9m) ケーブル
(末端がストリップされている) 07523-95
4. 分注ワンド DB-25 雄 07523-97
5. フットスイッチ (NEMA)* 07575-84
6. リモートコントロールケーブル (NEMA)*,
25ft (7.62 m) 07575-80
7. インタフェースケーブル DB9M/DB9F 22050-54
8. ケーブル USB タイプ A/タイプ B M/M 22050-60
*ウォッシュダウン駆動部のみ
MASTERFLEX
®
L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
6-1 Masterflex
セクション
出力
速度:
7
仕様
600 rpm
100 rpm
トルク出力、最大
600 rpm
540 oz-in
100 rpm
1080 oz-in
速度調整:
全モデル
ディスプレー:
全モデル
リモ ート出 力:
全モデル
(0–10V DC @ 1 kΩ
全モデル
(0–20 mA @ 0–600Ω)
モデル
モデル
モデル
モデル
0.1 ~ 600 rpm
0.02 ~ 100 rpm
180 oz-in (13 kg•cm)
始動
360 oz-in (26 kg•cm)
始動
128 x 64 LCDに LED
ライン
±0.1% F.S.
ロード
±0.1% F.S.
ドリフト
電圧速度出力
電流速度出力
±0.1% F.S.
最小
バックライト付き
)
いくつかのモデル
RS-232C
(
600 rpm
(100 – 6000 Hz,
100 rpm
(100 – 1000 Hz,
全モデル
(N.O. & N.C.
モデル
モデル
モデル
RS-232C
AUX 1
オープンコレクター
MASTERFLEX® L/S
タコメータ出力
50%
タコメータ出力
50%
モータ稼働出力
1A @ 28V DC)
および
デューティサイクル、
デューティサイクル、
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
2
オープンコレクター
出力
1A @ 28V AC/DC)
10 Hz/rpm)
10 Hz/rpm)
7-1 Masterflex
セクション
仕様
7
入力
供給電圧制限:
全モデル
90 - 260 Vrms @ 50/60 Hz
(
電流、最大:
全モデル
リモート入力:
全モデル
1.8A @ 115 Vrms,
(
全モデル
±50V
全モデル
(0–20 mA
±50V
RS-232C
モデル
AUX IN (
ユニバーサル入力) 単相のみ
または
停止/始動、右回り/左回り、プライム
コンタクトクロージャ
電圧入力
(0–10V DC @ 10 kΩ),
コモンモード範囲
電流インプット
または
4–20mA @ 250 Ω),
コモンモード範囲
コンタクトクロージャ
構造
寸法 (長さ
プラスチックケースのモデル
x
奥行き
x
高さ):
10.5 in × 8 in × 8 in
(267 × 203 × 203 mm)
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
モデル
14.0 in x 9 in x 9.5 in
(356 × 229 × 241 mm)
1.1A @ 230 Vrms
)
)
重量:
プラスチックケースのモデル
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
モデル
ケースの格付け:
プラスチックケースのモデル
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
モデル
13 lb (5.9 kg)
26 lb (11.8 kg)
IP 33 – IEC 60529
IP 66 – IEC 60529/NEMA 4X –
屋内使用
7-2 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
使用環境
操作時の温度:
セクション
7
仕様
全モデル
保管時の温度:
全モデル
湿度 (結露のないところ):
プラスチックケースのモデル
ステンレススチールまたは
粉体塗装スチールケースの
モデル
海抜:
全モデル
汚染度:
プラスチックケースのモデル 汚染度
(
ステンレススチールまたは 汚染度
粉体塗装スチールケースの
モデル
耐薬品性:
プラスチックケースのモデル 外装はアルミニウム、
0° – 40°C (32° – 104°F)
–25° – 65°C (–13° – 149°F)
10% – 90%
10% – 100%
2000 m
以下
2
屋内使用 — ラボ、オフィス
3
(
屋内使用 — 保護された場所
ク、ビニール
)
)
ABS
プラスチッ
テンレススチールまたは 外装は
粉体塗装スチールケースの ステンレス、ビニール、
モデル 粉体塗装スチール
コンプライアンス:
ANSI/UL Std 61010-1
316
エンクロージャー
CAN/CSA Std C22.2 No. 61010-1
この製品は
CAN/CSA-C22.2 No. 61010-1
修正1を含む第2版、または同レベルの
テスト要件を包含した同基準の後の
バージョンの要件に従ってテスト
されています。
(CE Mark
用
EN61010-1 (EU
):
低電圧指令) および
EN61326 (EU EMC
に適合
指令
認定
、
)
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
7-3 Masterflex
セクション
8
保証、返品、
テクニカルアシスタンス
保証
最高の性能を発揮するために、
MASTERFLEX
チュービングを使用した場合には、この保証が無効となります。
この製品は、素材または仕上げでの欠陥に対して保証されてい
ます。次の条件が満たされた場合に、製造業者またはディスト
リビュータの裁量で、欠陥製品を無料で修理または交換するか、
購入者に購入金額を払戻しいたします。その条件とは:(a) 保証に
対するクレームが保証カードに記載されている期間内に書面でな
されていること、(b) 売買証書または領収証付き請求書をクレーム
と同時に提出し、その製品の保証期間が切れていないこと、
(c) 購入者は製造業者またはディストリビュータの最新カタログ
に掲載されている一般条件で説明されている返品手順に従う、
という3 点です。
次のような場合には、この保証は適用されません:(a) 次のことが
原因による欠陥または損傷:(i) 製品の誤用、(ii) 一般的に慣習とな
っている方法以外での製品の使用、(iii) 事故または配慮の
欠如、(iv) 不適切なテスト、操作、メンテナンス、点検、修理、
設置または保管、(v) 許可されていない変更または改良、または
(b) 期限切れの素材。
精密チュービングのみを使用してください。他の
MASTERFLEX
ポンプには
この保証は購入者の唯一の法的救済であり、製造業者およびディス
トリビュータは、明示、暗示、または法定保証を問わず、商品性
および特定の目的に対する適性保証を含む、しかし必ずしもこれ
に限定されない他のすべての保証を拒否します。製造業者やディ
ストリビュータの従業員、エージェント、代理人は誰も、製造業
者またはディストリビュータを他のどのような保証にも拘束する
権限を与えられていません。いかなる場合にも、製造業者または
ディストリビュータは、偶発的、間接的、特別または誘発的な損
害に対しても法的責任を負うことはできません。
この製品の保証期間は、購入日から2年間です。
MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
8-1 Masterflex
セクション
保証、返品、および
テクニカルアシスタンス
8
返品
テクニカル
アシスタンス
料金や遅延を最小限にするために、保証期間中あるいは期間外を問
わず、製品を返品する前に販売者または製造業者に連絡して返品許
可を受け、返品方法を確認してください。返品の際は、その理由を
同封してください。お客様を保護するために、製品は十分な注意を
払って梱包し、損害や紛失に対する保険をかけてください。不適切
な梱包が原因となる損傷は、お客様の責任となります。
この製品の使用に関するご質問は、製造業者または認可販売業者
までご連絡ください。
8-2 MASTERFLEX® L/S
デジタルポンプ駆動部操作マニュアル
Masterflex
®
US & Canada only
Toll Free 1-800-MASTERFLEX | 1-800-637-3739
Outside US & Canada
1-847-549-7600 | 1-847-381-7050
*EN809 manufactured by:
Cole-Parmer Instrument Company
28W092 Commercial Avenue, Barrington, IL 60010
techinfo@masterflex.com | www.masterflex.com