ThinkCentre
安全上の注意と保証についての手引き
お願い:
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、以下の情報をお読みください。
v 1 ページの『第 1 章 重要な安全上の注意』
v 21 ページの『第 3 章 Lenovo 保証規定』
v 47 ページの『第 6 章 特記事項』
第2版第1刷 2008.8
© Copyright Lenovo 2005, 2008.
Portions © Copyright International Business Machines Corporation 2005.
All rights reserved.
目次
第 1 章 重要な安全上の注意 .................1
早急な対処を必要とする状態 .................1
一般的な安全上のガイドライン ................2
保守およびアップグレード.................2
静電気の防止 .....................3
電源コードおよび電源アダプター ..............4
電圧選択スイッチ....................5
延長コードおよび関連デバイス ...............5
プラグおよびコンセント .................5
外付けデバイス ....................6
電池 (バッテリー) ...................6
熱および製品の通気 ...................7
稼働環境.......................8
電流の安全上の注意 ....................9
リチウム電池について ...................10
モデムの安全上の注意 ...................10
レーザー規格に関する記述 .................11
電源機構について ....................12
テレビチューナー付きの製品 ................12
CATV システム設置者への注記...............12
アンテナの接地例 ...................13
データの安全性 .....................14
クリーニングおよびメンテナンス ...............15
ヘッドホンとイヤホンの使用 ................15
その他の安全上の注意 ...................15
第 2 章 情報リソース ..................17
「Online Books」フォルダー .................17
ThinkVantage プロダクティビティー・センター ..........18
Access Help ......................18
Lenovo Web サイト (http://www.lenovo.com) ...........18
コンピューター情報の記録 .................19
第 3 章 Lenovo 保証規定 .................21
保証情報 .......................25
Suplemento de Garantía para México ..............36
第 4 章 各国の電話番号リスト ...............39
第 5 章 お客様での取替え可能部品 (CRU)............43
第 6 章 特記事項 ....................47
輸出種別に関する注意事項 .................48
© Lenovo 2005, 2008. Portions © IBM Corp. 2005. iii
映像出力 (テレビ、ビデオ) に関する注意事項 ...........48
商標 .........................48
Electronic emissions notices .................49
Federal Communications Commission (FCC) Declaration of Conformity 49
Industry Canada Class B emission compliance statement .......50
European Union EMC Directive conformance statement .......50
EU-EMC Directive (2004/108/EC) EN 55022 class B Statement of
Compliance .....................50
Korean Class B statement .................51
Japanese VCCI Class B statement ..............51
Japanese statement of compliance for products less than or equal to 20 A
per phase .....................52
Keyboard and mouse compliance statement for Taiwan .......52
Lenovo product service information for Taiwan ..........52
Federal Communications Commission (FCC) and telephone company
requirements .....................52
Canadian Department of Communications certification label .......53
電源コードに関する注意事項 ................54
ポリ塩化ビニール (PVC) ケーブルおよびコードに関する注意事項 ....57
China substance disclosure table ................58
電気電子機器の廃棄 (WEEE) に関する注記 ............58
ヨーロッパ連合 (EU) の WEEE 表示 .............59
日本のリサイクルに関して .................59
本機器またはモニターの回収リサイクルについて .........59
重金属を含む内部部品の廃棄処理について ...........60
リチウム電池交換後の廃棄処理について ............60
ENERGY STAR モデルの情報 ................60
iv 安全上の注意と保証についての手引き
第 1 章 重要な安全上の注意
お願い
まず最初に、以下の重要な安全上の注意をお読みください。
この情報は、デスクトップまたはノートブック・パーソナル・コンピューターを
安全にご使用いただく上で役立ちます。ご使用のコンピューターに付属の説明書
の記載事項に従い、説明書は保管しておいてください。本書に記載の内容によっ
て、お客様の購入契約や「Lenovo
ん。詳しくは、 21 ページの『第 3 章 Lenovo 保証規定』を参照してくださ
い。
お客様の安全を確保することは重要です。弊社の製品は、安全性と効率を考慮し
て開発されています。しかし、パーソナル・コンピューターは電子デバイスで
す。電源コード、電源アダプター、その他の機構は、とりわけ誤った使い方をし
た場合には、けがや物的損害の原因となることがあります。そうした危険を低減
するために、使用製品に付属の説明書に従ってください。また製品や操作説明書
に記載の警告表示に注意し、さらに本書の内容をよくお読みください。本書の内
容および製品に付属の説明書に従い、危険から身を守り、安全なコンピューター
作業環境を構築してください。
注: ここに記載された情報は、電源アダプターおよびバッテリーに関する記述を
含みます。ノートブック・コンピューター以外にも外部電源アダプターを付属す
る製品 (スピーカー、モニターなど) があります。外部電源アダプター付属の製
品をお持ちの場合は、そうした製品が本書の対象となります。また、コンピュー
ターには、コンピューターを電源から外した場合でもシステム・クロックに電源
が供給されるようにコイン型電池が内蔵されているので、バッテリーに関する安
全上の注意はすべてのコンピューターが対象となります。
®
保証規定」が影響されることはありませ
早急な対処を必要とする状態
製品は、誤用や不注意により損傷を受けることがあります。損傷の状態によって
は、使用を再開する前に検査を必要としたり、認可を受けたサービス業者の修理
が必要になる場合があります。
製品の電源を入れるときには、ほかの電子デバイスの使用と同様に注意深く行う
必要があります。まれに、製品から異臭がしたり、煙や火花が発生することがあ
ります。パンパン、パチパチ、シューといった音がすることもあります。このよ
うな場合、必ずしも安全性に問題が生じたとは限りませんが、逆に重大な安全性
の問題を示唆している場合もあります。しかしいずれの場合でもあってもお客様
ご自身で状態を判断するようなことはやめてください。詳しい対応方法について
は、スマートセンターにご連絡ください。ヘルプとサポートの電話番号について
は、 39 ページの『第 4 章 各国の電話番号リスト』を参照してください。
© Lenovo 2005, 2008. Portions © IBM Corp. 2005. 1
コンピューターとコンピューターのコンポーネントを頻繁に点検して、損傷、磨
耗、あるいは危険を示す兆候がないかを調べてください。コンポーネントの状態
に疑問がある場合は、製品の使用を中止してください。スマートセンターまたは
製品メーカーに連絡して、製品の点検方法を問い合わせたり、必要に応じて修理
を依頼してください。
万一、下記の状態が発生した場合、またはご使用製品について安全上の問題があ
る場合は、製品の使用を中止し、電源コンセントから電源コードを抜き、通信回
線を切り離し、スマートセンターに対応方法をお問い合わせください。
v 電源コード、プラグ、電源アダプター、延長コード、サージ保護器、または
電源機構に、亀裂、破壊、損傷がある。
v 過熱、煙、火花、炎などの痕跡がある。
v バッテリーの損傷 (亀裂、へこみ、しわなど)、バッテリーの放電、バッテリ
ー上に異物の堆積がある。
v パチパチ、シュー、ポンポンといった音、または強い異臭が製品から発生す
る。
v コンピューター製品、電源コード、または電源アダプターの上に液体が漏れ
た跡や落下物があった。
v コンピューター製品、電源コード、または電源アダプターに水がかかった。
v 製品が落下した、またはなにかの方法で損傷した。
v 操作説明書の通りに操作しても、製品が正常に機能しない。
注: Lenovo 以外の製品 (延長コードなど) でこのような状態があった場合は、
製品メーカーに対応方法を問い合わせるか、部品を交換するなどの処置を実施す
るまで、その製品を使用しないでください。
一般的な安全上のガイドライン
けがや物的損害の危険を少なくするため、次の注意事項を常に守ってください。
保守およびアップグレード
スマートセンターから指示を受けるか説明書で指示されるまでは、お客様ご自身
で製品の保守作業をすることはご遠慮ください。それぞれの製品ごとに認可を受
けている保守サービス提供業者をご利用ください。
注: コンピューター部品によっては、お客様がアップグレードや交換を実施でき
るものがあります。アップグレードは通常、オプションと呼びます。お客様での
取り付けが承認された交換部品は、お客様での取替え可能部品 (Customer
Replaceable Unit、以下 CRU と表記) と呼びます。Lenovo では、お客様が取り
付けるオプションおよび交換する CRU については、説明書を添付してありま
す。部品の取り付けまたは交換をする場合は、説明書に従って作業してくださ
い。電源表示ライトがオフ状態でも、製品の内部の電圧レベルがゼロであるとは
限りません。AC 電源コードが付いた製品からカバーを取り外す前に、電源がオ
フになっており、製品のプラグが給電部から抜かれていることを必ず確かめてく
2 安全上の注意と保証についての手引き
ださい。CRU について詳しくは、本製品の「ThinkCentre
よび交換ガイド
ターにご連絡ください。
ご使用のコンピューターには電源コードの取り外し後に作動する部品はありませ
んが、安全のために次の警告が必要です。
危険
作動している機器は危険です。指や体の他の部分が触れないようにしてく
ださい。
注意
」を参照してください。質問や疑問がある場合は、スマートセン
ハードウェア導入お
CRU を交換する場合は、事前にコンピューターの電源を切ってから 3 分
から 5 分待ち、コンピューターが冷めてからカバーを開けるようにして
ください。
静電気の防止
静電気は人体には無害ですが、ご使用のコンピューターのコンポーネントやオプ
ションには重大な損傷を与える可能性があります。静電気に弱い部品を不適切に
取り扱うと、部品を損傷する恐れがあります。オプションまたは CRU を開梱
するときは、部品を取り付ける指示があるまで、部品が入っている帯電防止パッ
ケージを開けないでください。
オプションまたは CRU を取り扱うか、コンピューター内部で作業を行うとき
は、静電気による損傷を避けるために以下の予防措置を講じてください。
v 動きを制限する。動くと、周囲に静電気が蓄積されることがあります。
v コンポーネントは常に注意して取り扱う。アダプター、メモリー・モジュー
ル、およびその他の回路ボードを取り扱うときは、縁を持ってください。回
路のはんだ付けした部分には決して手を触れないでください。
v 他の人がコンポーネントに触れないようにする。
第 1 章 重要な安全上の注意 3
v 静電気に弱いオプションまたは CRU を取り付ける際には、部品が入ってい
る帯電防止パッケージを、コンピューターの金属の拡張スロット・カバー
か、その他の塗装されていない金属面に 2 秒間以上接触させる。これによっ
て、パッケージや人体の静電気を放電することができます。
v 静電気に弱い部品を帯電防止パッケージから取り出した後は、部品をできる
だけ下に置かず、コンピューターに取り付ける。これができない場合は、帯
電防止パッケージを平らな場所に置き、その上に部品を置くようにしてくだ
さい。
v コンピューターのカバーやその他の金属面の上に部品を置かないようにす
る。
電源コードおよび電源アダプター
電源コードおよび電源アダプターは、製品の製造メーカーから提供されたものだ
けをご使用ください。電源コードおよび電源アダプターは、この製品専用です。
他の電気機器には使用しないでください。
電源コードの安全性が認可されている必要があります。ドイツの場合、
H05VV-F、3G、0.75 mm
2
以上である必要があります。その他の国の場合、その
国に応じて適切なタイプを使用する必要があります。
電源アダプターその他に電源コードを絶対に巻き付けないでください。コードに
負荷がかかり、コードのすり切れ、ひび割れ、しわなどの原因となります。 こ
のような状態は、安全上の問題となる可能性があります。
電源コードは、その上を人が踏んだり、物が通ったり、あるいは物体に挟まれた
りしないように敷設してください。
電源コードおよび電源アダプターに、液体がかからないようにしてください。例
えば、電源コードや電源アダプターを、流し台、浴槽、便器の近くや、液体洗剤
を使って清掃される床に放置しないでください。 液体は、特に誤用により電源
コードまたは電源アダプターに負荷がかかっている場合、ショートの原因となり
ます。液体が原因で電源コード端子または電源アダプターのコネクター端子 (あ
るいはその両方) が徐々に腐食し、最終的にオーバーヒートを起こす場合があり
ます。
電源コードおよび信号ケーブルは正しい順序で接続し、すべての電源コードが安
全かつ完全に差し込まれていることを確認してください。
電源アダプターは、AC 入力ピンや電源アダプターのいずれかの場所に腐食や過
熱の痕跡がある場合は (プラスチック部分が変形しているなど) 使用しないでく
ださい。
電源コードは、コードを接続する先端部分に腐食や過熱の痕跡がある場合、また
は電源コードにその他の損傷がある場合は使用しないでください。
4 安全上の注意と保証についての手引き
電圧選択スイッチ
一部のコンピューターには、電源コネクターの近くに電圧選択スイッチが付いて
います。コンピューターを設置または他の国や地域に移動させる前に、コンピュ
ーターの使用電圧が電源コンセントの電圧と一致するか確認してください。
注意:
お客様は、ご使用のコンピューターが接続される電源接続コンセントの電圧を知
っている必要があります。電圧が不明な場合は、最寄りの電力会社に問い合わせ
るか、公式 Web サイトまたは訪問地の国または地域の旅行者用の資料を参照し
てください。
ご使用のコンピューターに電圧選択スイッチが付いている場合は、電源コンセン
トで使用可能な電圧に合わせて電圧選択スイッチを設定してください。電圧選択
スイッチの設定が正しくないと、コンピューターの誤動作の原因になりコンピュ
ーターに永続的な損傷を与えることがあります。電源コンセントに供給されてい
る電圧に合わせて電圧選択スイッチを設定したことが確認できるまで、コンピュ
ーターを電源コンセントに接続しないでください。
ご使用のコンピューターに電圧選択スイッチが付いていない場合は、コンピュー
ターの底面の電圧定格ラベルを検査して、以下に注意してください。
v 電圧定格ラベルに「100-127 V」または「200-240 V」のどちらかの範囲が記
載されている場合、電源コンセントに供給されている電圧がコンピューター
のラベルの電圧に一致していることを確認してください。一致しない場合
は、コンピューターを電源コンセントに接続しないでください。 (電圧変換変
圧器のような外付け装置を使用する場合を除く)。
v 電圧定格ラベルに「100-127 V」および「200-240 V」の 2 つの範囲が記載さ
れている場合、そのコンピューターは世界のどの地域でも運用できることを
表し、接続される国または地域の電源コンセントの電圧に自動的に適合しま
す。
延長コードおよび関連デバイス
延長コード、サージ保護器、無停電電源装置、電源タップなどは、製品の定格を
満たしたものを使用してください。こうしたデバイスに過負荷を絶対に与えない
でください。電源タップを使用する場合は、電源タップの入力定格値を超えない
ようにしてください。電気負荷、電気要件、入力定格値について詳しくは、電気
技術者にご相談ください。
プラグおよびコンセント
コンピューター機器に使用するコンセントに損傷や腐食がある場合は、資格のあ
る電気技術者にコンセントを交換してもらうまで、そのコンセントを使用しない
でください。
プラグを曲げたり改造したりしないでください。プラグに損傷がある場合は、メ
ーカーに連絡して交換してください。
第 1 章 重要な安全上の注意 5
コンセントを、電気を多量に消費する、他の家庭用または業務用の装置と共用し
ないでください。そうでないと、電圧が不安定になり、コンピューター、デー
タ、または接続された装置を損傷することになります。
製品によっては、3 本の長いピンがついたプラグが付属している場合がありま
す。このタイプのプラグは、アース付きコンセント専用です。これは安全のため
に付いています。このプラグは、専用コンセント以外のコンセントに無理に差し
込まないでください。プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気技術者に
連絡して、認可済みのコンセント・アダプターを入手するか、またはこのタイプ
のプラグを使用できるコンセントに取り替えてください。コンセントに過負荷を
絶対に与えないでください。コンピューター・システム全体の負荷が分岐回路定
格値の 80% を超えないようにしてください。電気負荷および分岐回路の定格値
について詳しくは、電気技術者にご相談ください。
コンセントは、正しく配線され、取り扱いやすい場所にあり、機器の近くにある
ものを使用してください。コードに負荷がかかるほど強く伸ばしきらないでくだ
さい。
コンセントが、取り付ける製品に正しい電圧と電流を供給するようにしてくださ
い。
コンセントに機器を接続したり、コンセントから機器を取り外すときには、とく
に注意してください。
外付けデバイス
コンピューターの電源がオンになっているときに、USB および 1394 ケーブル
以外の外付けデバイス・ケーブルを接続したり、取り外したりしないでくださ
い。そうでないと、コンピューターを損傷する場合があります。接続されたデバ
イスに起こりうる損傷を防止するために、コンピューターがシャットダウンされ
てから 5 秒以上待った後、外付けデバイスを取り外してください。
電池 (バッテリー)
パーソナル・コンピューターには、システム・クロック専用の再充電できないコ
イン型電池が全機種に使用されています。ノートブック・コンピューターなどの
モバイル製品については、携帯時のシステム電源用として、再充電可能なバッテ
リー・パックが使用されています。製品のバッテリーは、互換性テストが実施さ
れており、交換する場合は、認可部品と交換する必要があります。
電池は、開いたり、修理をしたりしないでください。電池を壊したり、穴を開け
たり、焼却したり、または金属接点部分をショートさせたりしないでください。
電池に水やその他の液体をかけないでください。バッテリー・パックを充電する
場合は、製品の説明資料の記載通りに、正確に実施してください。
電池を乱用したり、誤操作を行うと、電池が過熱して、バッテリー・パックやコ
イン型電池から煙や炎が「噴き出す」場合があります。電池が損傷した場合、あ
6 安全上の注意と保証についての手引き
るいは電池から何らかの放電または電池の端子に異物が溜まっているのに気付い
た場合は、電池の使用を中止して、電池メーカーから交換用の電池を入手してく
ださい。
電池は、長期にわたり未使用のままにしておくと劣化します。一部の再充電可能
な電池 (とくにリチウムイオン電池など) の場合、電池を放電状態で長期にわた
り未使用のままにしておくと、電池がショートを起こして、電池の寿命を短くし
たり、危険な状態になることがあります。再充電可能なリチウムイオン電池を完
全に放電させたり、放電状態で保管したりしないでください。
熱および製品の通気
コンピューター、AC 電源アダプター、および付属品の多くは、電源を入れた
り、バッテリーを充電すると熱を発生することがあります。次の基本的な注意事
項を必ず守ってください。
v コンピューター、AC 電源アダプター、または付属品の機能時、あるいはバッ
テリーの充電時に、長時間に渡りひざや身体のその他の部分にこれらの製品
を接触させたままにしないでください。コンピューター、AC 電源アダプタ
ー、および付属品の多くは、通常の操作中に多少の熱を発生します。長時間
に渡り身体の部分に接触していると、不快感ややけどの原因となります。
v 可燃物の近くや爆発の可能性のある環境でバッテリーを充電したり、コンピ
ューター、AC 電源アダプター、または付属品を操作したりしないでくださ
い。
v 安全性と快適さ、および信頼性のために、製品には、換気口、ファン、ヒー
トシンクが使用されています。しかし、ベッド、ソファー、カーペット、そ
の他の柔らかな表面の上にコンピューターをおくと、気付かないうちにこう
した機能が働かなくなります。このような機能を妨害したり、ふさいだり、
機能不全状態にはしないでください。
少なくとも 3 カ月に一度は、ご使用のデスクトップ・コンピューターにほこり
がたまっていないか点検してください。点検をする前に、コンピューターの電源
をオフにして電源コンセントからコンピューターの電源コードを抜きます。次
に、ベゼル内の換気装置と接続部分からほこりを取り除きます。外側にほこりが
たまっている場合も、よく確認して、放熱板 (ヒートシンク) 吸入フィン、電源
供給換気装置、ファンなどコンピューターの内部からほこりを取り除きます。カ
バーを開ける前には常に、コンピューターの電源をオフにして電源コードを抜い
ておきます。 可能であれば、人通りの多い場所から約 60 cm 以内でのコンピ
ューターの使用を避けてください。コンピューターを人通りの多い場所やその近
くで操作しなくてはならない場合、コンピューターをこまめに点検し、必要に応
じて掃除を行ってください。
コンピューターを安全に、最適なパフォーマンスでお使いいただくために、デス
クトップ・コンピューターを使用する際の基本的な次の予防措置を常に行ってく
ださい。
v コンピューターがコンセントに接続されている状態のときは、カバーを開け
ないでください。
第 1 章 重要な安全上の注意 7
v コンピューターの外側にほこりがたまっていないか定期的に点検してくださ
い。
v ベゼル内の換気装置と接続部分からほこりを取り除きます。ほこりの多い場
所や人通りの多い場所で使用しているコンピューターは、頻繁に掃除が必要
となることがあります。
v 換気孔を制限したりブロックしたりしないでください。
v 家具の中にコンピューターを保管したり操作をしないでください。過熱状態
になる危険が高くなります。
v コンピューター内への換気の温度は、35 ℃ を超えないようにしてくださ
い。
v デスクトップ以外の空気フィルター装置を使用しないでください。
稼働環境
コンピューターを使用する最適な環境は、10°C から 35°C (50°F から 95°F)
で、湿度範囲が 35% から 80% の間です。コンピューターが 10°C (50°F) 未満
の温度で保管または輸送されていた場合、使用する前にコンピューターを 10°C
から 35°C (50°F から 95°F) の最適な稼働温度へとゆっくり上昇させます。こ
のプロセスは、極端な条件のもとでは、2 時間かかることがあります。コンピュ
ーターを使用する前に最適な稼働温度へと上昇させないと、コンピューターに修
復不能な損傷が発生する場合があります。
コンピューターは、可能な限り、直射日光を浴びない、よく換気された乾いた場
所に設置してください。
扇風機、ラジオ、高性能スピーカー、エアコン、電子レンジなどの電気製品は、
これらの製品によって発生する強力な磁界がモニターやハードディスクのデータ
を損傷する恐れがあるので、コンピューターから離しておいてください。
コンピューターまたは他の接続されたデバイスの上または横に飲み物を置かない
でください。液体がコンピューターや接続されたデバイスの上または中にこぼれ
ると、ショートまたはその他の損傷が生じる恐れがあります。
キーボードの上で食べたり喫煙したりしないでください。キーボードの中に落下
した粒子が損傷の原因となる場合があります。
8 安全上の注意と保証についての手引き
電流の安全上の注意
危険
電源ケーブル、電話ケーブル、および通信ケーブルからの電流は危険で
す。
感電事故防止のために、次のようにしてください。
v 感電の危険を防止するため、雷雨中はコンピューターを使用しないでくださ
い。
v 雷雨中にケーブルの接続および切り離し、本製品の設置、保守、再構成は行
なわないでください。
v 電源コードはすべて、正しく配線された接地極付きの電源コンセントに接続
してください。
v 本製品に接続される機器は、正しく配線されたコンセントに接続してくださ
い。
v できれば片手を使って、信号ケーブルの接続または切り離し作業を行ってく
ださい。
v 火災、水、または構造上の損傷の形跡がある場合は、機器の電源を決して入
れないでください。
v 設置および構成の手順で特に指示がない限り、接続された電源コード、通信
システム、ネットワーク、およびモデムを切り離してから、デバイスのカバ
ーを開いてください。
v 本製品または接続されたデバイスのカバーを取り付けるか、移動するか、開
くときは、次の表に記述されるようにケーブルの接続および取り外し作業を
行ってください。
接続するには:
1. すべての電源をオフにします。
2. 最初に、すべてのケーブルを装置に接続
します。
3. 信号ケーブルをコネクターに接続しま
す。
4. 電源コードを電源コンセントに接続しま
す。
5. 装置の電源をオンにします。
取り外すには:
1. すべての電源をオフにします。
2. 最初に、電源コードをコンセントから
取り外します。
3. 信号ケーブルをコネクターから取り外
します。
4. すべてのケーブルを装置から取り外し
ます。
第 1 章 重要な安全上の注意 9
リチウム電池について
注意
リチウム電池の交換は正しく行わないと、破裂のおそれがあります。
コイン型リチウム電池を交換する場合は、同じものか、またはメーカーが推奨す
る同等タイプのバッテリーのみを使用してください。バッテリーにはリチウムが
含まれており、適切な使用、扱い、廃棄をしないと、爆発するおそれがありま
す。
次の行為は絶対にしないでください。
v 水に投げ込む、あるいは浸す
v 100°C 以上に加熱する
v 修理または分解
バッテリーを廃棄する場合は地方自治体の条例に従ってください。
次の記述は、米国カリフォルニア州のユーザーに適用されます。
過塩素酸塩の材料: 特別な取り扱いが適用されます。次のサイトを参照してくだ
さい。
http://www.dtsc.ca.gov/hazardouswaste/perchlorate
モデムの安全上の注意
注意
火災の危険を減らすために、UL(Underwriters Laboratories) または
CSA(Canadian Standards Association) の認証を受けた No.26 AWG 以上
(例えば No.24 AWG) の通信回線コードのみを使用してください。
電話機を使用している際の火災、感電、またはけがの危険を減らすために、次の
ような基本的安全対策に従ってください。
v 雷雨の発生中に絶対に電話の配線をしない。
v 電話線のジャックは特に水にぬれる場所用に設計されていなければ、絶対に
水にぬれる場所に取り付けない。
v 電話線がネットワーク・インターフェースから取り外されていない限り、絶
縁されていない電話線または端末には絶対に触らない。
v 電話回線を取り付けまたは変更するときには注意する。
v 雷雨の発生中は電話 (コードレス型を除く) の使用を避ける。雷からの間接的
な感電の危険性があります。
10 安全上の注意と保証についての手引き
v ガス漏れの付近では、ガス漏れを報告するために電話を使用しない。
レーザー規格に関する記述
パーソナル・コンピューターの一部のモデルには、工場出荷時に CD または
DVD ドライブが搭載されています。CD または DVD ドライブはオプションと
して別途購入することもできます。CD または DVD ドライブはレーザーを使
用している製品です。これらのドライブは、米国保健社会福祉省の連邦規則集
21 条 (DHHS 21 CFR) の副章 J のクラス 1 レーザー製品の要件に準拠してい
ます。その他の国においては、これらのドライブは、国際電気標準会議 (IEC)
60825-1 および CENELEC EN 60825-1 のクラス 1 レーザー製品の要件に準拠
しています。
CD または DVD ドライブが取り付けられている場合は、次の取り扱い上の説
明に注意してください。
注意
本書で指定された内容以外の、お客様による整備、調整、または手順を行
った場合、レーザー光の放射の危険があります。
ドライブのカバーを取り外さないでください。 CD または DVD ドライブを開
けるとレーザー光が放射されます。CD または DVD ドライブの内部には、お
客様が調整したり保守を行うことのできる部品はありません。
一部の CD または DVD ドライブには、クラス 3A またはクラス 3B のレーザ
ー・ダイオードが組み込まれています。下記に注意してください。
危険
開けるとレーザー光が放射されます。光線を見つめたり、光学器械を使っ
て直接見たりしないでください。
第 1 章 重要な安全上の注意 11
電源機構について
電源機構または次のラベルが貼られている部分のカバーは決して取り外さないで
ください。
このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が
流れています。これらのコンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありま
せん。これらの部品に問題があると思われる場合はサービス技術員に連絡してく
ださい。
テレビチューナー付きの製品
以下の注意は、外付けアンテナまたはケーブル/CATV システムに接続するため
のテレビチューナーを搭載し、北アメリカに設置される製品に適用されます。そ
の他の国のユーザーと設置者が外付けアンテナとケーブル/CATV システムに接
続する装置を取り付ける場合は、現地の規則と条例に従ってください。現地の規
則を適用できない場合、ユーザーと設置者は以下のようなガイドラインに従うこ
とをお勧めします。
CATV システム設置者への注記
この覚え書は、CATV システムの設置者に米国電気工事規程 (NEC) の第
820-40 条への注意を促すために示しています。この第 820-40 条では、適切な
接地のためのガイドラインを示し、特に、接地ケーブルが建物の接地システムに
接地点のできるだけ近くで接続されるように指示しています。
12 安全上の注意と保証についての手引き
アンテナの接地例
1 接地クランプ 5 電源供給接地電極系 (NEC 第 250 条、
Part H)
2 アンテナ引き込み線 6 接地クランプ
3 アンテナ放電装置 (NEC
セクション 810-20)
4 接地線 (NEC セクショ
ン 810-21)
7 電源供給装置
図1.適切なケーブルの接地
第 1 章 重要な安全上の注意 13
以下の注意は、すべての国と地域に適用されます。
危険
屋外アンテナの接地
屋外アンテナまたはケーブル・システムが装置に接続されている
場合は、必ずそのアンテナまたはケーブル・システムを接地し
て、電圧サージおよび静電荷の蓄積を防いでください。
雷 雷雨中にこの装置をさらに保護するには、また、長期に渡ってこ
れを放置したまま使用しない場合は、壁のコンセントからプラグ
を抜き、アンテナまたはケーブル・システムを取り外してくださ
い。これにより、雷と送電線サージが原因で生じるビデオ製品へ
の損傷を防ぎます。
送電線 屋外アンテナ・システムは、架空送電線の周辺、またはこのシス
テムが同様の送電線や回線に落下しそうな場所には配置しないで
ください。屋外アンテナ・システムを取り付ける際は、このよう
な送電線や回線に接触しないように十分ご注意ください。これら
に接触してしまうと、命にかかわることがあります。
データの安全性
不明なファイルを削除したり、ご自分で作成したものでないファイルまたはディ
レクトリーの名前を変更しないでください。そうしないと、コンピューター・ソ
フトウェアが作動しなくなる場合があります。
ネットワーク・リソースにアクセスすると、ご使用のコンピューターが、コンピ
ューター・ウィルス、ハッカー、スパイウェア、その他の悪意のあるネットワー
ク上の活動に対してぜい弱な状態となり、コンピューター、ソフトウェア、また
はデータが損傷する恐れがあることに注意してください。ファイアウォール、ア
ンチウィルス・ソフトウェア、およびアンチスパイウェア・ソフトウェアにより
十分な保護を確保し、このソフトウェアを最新の状態に保持するのは、ユーザー
の責任で行っていただきます。
14 安全上の注意と保証についての手引き
クリーニングおよびメンテナンス
コンピューターおよびワークスペースを清潔に保持してください。コンピュータ
ーをクリーニングする前に、コンピューターをシャットダウンしてから、電源コ
ードを抜いてください。コンピューターをクリーニングするのに、液体洗剤をコ
ンピューターに直接吹き付けたり、可燃性の物質を含む洗剤を使用したりしない
でください。洗剤を柔らかい布に吹き付けてから、コンピューターの表面を拭い
てください。
ヘッドホンとイヤホンの使用
コンピューターにヘッドホン・コネクターとオーディオ出力コネクターの両方が
ある場合は、ヘッドホン (ヘッドセットとも呼ばれる) またはイヤホン用にはヘ
ッドホン・コネクターを常に使用してください。
イヤホンやヘッドホンからの過度の音圧により難聴になることがあります。イコ
ライザーを最大に調整すると、イヤホンおよびヘッドホンの出力電圧が増加し、
音圧レベルも高くなります。
EN 50332-2 規格に準拠していないヘッドホンやイヤホンを大音量で長時間使用
すると、危険です。 ご使用のコンピューターのヘッドホン出力コネクターは、
EN 50332-2 副節 7 に準拠しています。この規格は、コンピューターの広帯域
での最大の実効出力電圧を 150 mV に制限しています。聴力の低下を防ぐため
に、ご使用のヘッドホンまたはイヤホンも 75 mV の広帯域の規定電圧に対して
EN 50332-2 (副節 7 制限) に準拠していることを確認してください。EN
50332-2 に準拠していないヘッドホンを使用すると、音圧レベルが高くなりすぎ
て危険です。
ご使用の Lenovo コンピューターにヘッドホンまたはイヤホンが同梱されてい
る場合は、このヘッドホンまたはイヤホンとコンピューターの組み合わせはセッ
トで EN 50332-1 の規格に準拠しています。別のヘッドホンまたはイヤホンを
使用する場合は、 EN 50332-1 (副節 6.5 の制限値) に準拠していることを確認
してください。EN 50332-1 に準拠していないヘッドホンを使用すると、音圧レ
ベルが高くなりすぎて危険です。
その他の安全上の注意
ビニール袋は危険となる恐れがあります。窒息の危険を避けるために、ビニール
袋は乳児や子供の手が届かないところに置いてください。
第 1 章 重要な安全上の注意 15