
安全にご使用していただくために
ミシン、自動機、付帯装置(以下機械と言う)は、縫製作業上やむをえず機械の可動部品の近くで作業するた
め、可動部品に接触してしまう可能性が常に存在していますので、実際にご使用されるオペレータの方および、
保守、修理等をされる保全の方は、事前に以下の 安全についての注意事項 を熟読されて、十分理解された
上でご使用ください。この取扱説明書 安全についての注意事項 に書かれている内容は、お客様が購入され
た商品の仕様には含まれない項目も記載されています。
なお、本取扱説明書および、製品の警告ラベルを十分理解していただくために、警告表示を以下のように使
い分けております。これらの内容を十分に理解し、指示を守ってください。
11
(
1
)危険の水準の説明
11
機械操作時、保守時、当事者、第3 者が取り扱いを誤ったり、その状況を回避し
危険
警告
注意
22
(
2
)警告絵表示および表示ラベルの説明
22
ない場合、死亡または、重傷を招く差し迫った危険のあるところ。
機械操作時、保守時、当事者、第3 者が取り扱いを誤ったり、その状況を回避し
ない場合、死亡または、重傷を招く潜在的可能性のあるところ。
機械操作時、保守時、当事者、第3 者が取り扱いを誤ったり、その状況を回避し
ない場合、中・軽傷害を招くおそれのあるところ。
警
告
絵
表
示
運動部に触れて、怪我をする
恐れがあります。
高電圧部に触れて、感電の恐
れがあります。
高温部に触れて、ヤケドの恐
れがあります。
1
2
3
指
示
ラ
ベ
ル
ベルトに巻き込まれ、怪我を
する恐れがあります。
正しい回転方向を指示してい
ます。
アース線の接続を指示してい
ます。
1
2 3
1 ・ 中・軽傷害、重傷、死亡を招く恐れがあります。
・ 運動部に触れて、怪我をする恐れがあります。
2 ・ 安全ガードを付けて縫製作業をすること。
・ 安全カバーを付けて縫製作業をすること。
・ 安全保護装置を付けて縫製作業をすること。
3 ・
電源を切ってから、「糸通し」・「ボビンや針の交換」・「掃除」・「調整」・「給油」をすること。
i

安全についての注意事項
事故とは:人身並びに財産に損害を
与えることをいう。
危険
1. 感電事故防止のため、電装ボックスを開ける必要のある場合は、電源を切り、念のため5分以上経過し
てから蓋を開けてください。
基本的注意事項
1. ご使用される前に本取扱説明書および、付属に入っている全ての説明書類を必ずお読みください。
また、いつでもすぐに読めるように、この取扱説明書を大切に保存してください。
2. 本項に書かれている内容は、購入された機械の仕様に含まれていない項目も記載されています。
3. 針折れによる事故防止のため、安全眼鏡を着用してください。
安全装置、警告ラベル
1. 安全装置の欠落による事故防止のため、この機械を操作する際は、安全装置が所定の位置に正しく取
り付けられている事を確認してから操作してください。安全装置については、vi 頁を参照してくださ
い。
2. 人身事故防止のため、安全装置を外した場合は、必ず元の位置に取り付け、正常に機能することを確
認してください。
3. 人身事故防止のため、機械に貼り付けてある警告ラベルは、常にはっきり見えるようにしておいてく
ださい。剥がれたり汚損した場合、新しいラベルと交換してください。
用途、改造
1. 人身事故防止のため、この機械は、本来の用途および本取扱説明書に規定された使用方法以外には使
用しないでください。
用途以外の使用に対しては、当社は責任を負いません。
2. 人身事故防止のため、機械には、改造等を加えないでください。改造によって起きた事故に対しては、
当社は責任を負いません。
注意
教育訓練
1. 不慣れによる事故防止のため、この機械の操作についての教育、並びに、安全に作業を行うための教
育を雇用者から受け、適性な知識と操作技能を有するオペレータのみが、この機械をご使用ください。
そのため雇用者は、事前にオペレータの教育訓練の計画を立案し、実施することが必要です。
電源を切らなければならない事項
1. 人身事故防止のため、異常、故障が認められた時、停電の時は直ちに電源を切ってください。
2. 機械の不意の起動による事故防止のため、次のような時は、必ず電源を切ってから行ってください。
2-1. たとえば、針、ルーパ、スプレッダー等の糸通し部品へ糸通しする時や、ボビンを交換する時。
2-2. たとえば、機械を構成する全ての部品の交換、または調整する時。
2-3. たとえば、点検、修理、清掃する時や、機械から離れる時。
3. 感電、漏電、火災事故防止のため、電源プラグを抜く時は、コードではなくプラグを持って抜いてく
ださい。
4. 不意の起動による事故防止のため、クラッチモータを使用している場合は、電源スイッチを切った後
もモータは惰性でしばらく回り続けますので完全に止まっていることを確認してから、上記2の作業
を行ってください。
電源を切るとは:電源スイッチを切ってから、電源プラグを
コンセントから抜くことを言う。以下同じ
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