JUKI AP-874/IP-420 Instruction Manual [ja]

日本語
AP-874 / IP-420
安全上のご注意
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安全にご使用していただくために

ミシン、自動機、付帯装置 ( 以下機械と言う ) は、縫製作業上やむをえず機械の可動部品の近くで作業する ため、可動部品に接触してしまう可能性が常に存在していますので、実際にご使用されるオペレータの方お よび、保守、修理等をされる保全の方は、事前に以下の 安全についての注意事項 を熟読されて、十分理 解された上でご使用ください。この 安全についての注意事項 に書かれている内容は、お客様が購入され た商品の仕様には含まれない項目も記載されています。 なお、取扱説明書および、製品の警告ラベルを十分理解していただくために、警告表示を以下のように使い 分けております。これらの内容を十分に理解し、指示を守ってください。
(I) 危険の水準の説明
機械操作時、保守時、当事者、第 3 者が取り扱いを誤ったり、その状況を回避しな
危険 警告 注意
い場合、死亡または、重傷を招く差し迫った危険のあるところ。
機械操作時、保守時、当事者、第 3 者が取り扱いを誤ったり、その状況を回避しな い場合、死亡または、重傷を招く潜在的可能性のあるところ。
機械操作時、保守時、当事者、第 3 者が取り扱いを誤ったり、その状況を回避しな い 場 合、中・軽 傷 害 を招くお そ れ のあるところ 。
(II) 警告絵表示および表示ラベルの説明
運動部に触れて、怪我をする恐れ が あ りま す。
警 告 ラ ベ ル
❷ ・ 安全ガードを付けて縫製作業をすること。 ・ 安全カバーを付けて縫製作業をすること。
・ 安全保護装置を付けて縫製作業をすること。
❸ ・
高電圧部に触れて、感電の恐れが ありま す。
高 温 部 に 触 れて、ヤケド の 恐 れ が ありま す。
レーザ一光を直接目視すると、目 に障害を及ぼす恐れがあります。
ミシンと頭部が、接触する恐れ があります。
電源を切ってから、「糸通し」、「針の交換」、「ボビンの交換」、「給油や掃除」をすること。
指 示 ラ ベ ル
作業時にミシンを持つと、手を 怪我する恐れがあります。
ベルトに巻き込まれ、怪我をする 恐 れ が ありま す。
ボタ ン キャリアに 触 れて、 怪我を する 恐 れ が あります。
正し い 回転 方 向 を指 示して い ま す。
アース 線 の 接 続 を指 示 してい ま す。
電 撃 危 険 ラ ベ ル
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安全についての注意事項

事故とは: 人身並びに財産
に損害を与える ことをいう。
危険
1. 感電事故防止のため、電装ボックスを開ける必要のある場合は、電源を切り、念のため 5 分以上経 過してから蓋を開けてください。
基本的注意事項
1. ご使用される前に取扱説明書および、付属に入っている全ての説明書類を必ずお読みください。 また、いつでもすぐに読めるように、この取扱説明書を大切に保存してください。
2. 本項に書かれている内容は、購入された機械の仕様に含まれていない項目も記載されています。
3. 針折れによる事故防止のため、安全眼鏡を着用してください。
4. 心臓用ペースメーカーをお使いの方は専門医師とよくご相談のうえお使いください。
安全装置、警告ラベル
1. 安全装置の欠落による事故防止のため、この機械を操作する際は、安全装置が所定の位置に正しく 取り付けられ正常に機能することを確認してから操作してください。安全装置については、vi 頁を 参照してください。
2. 人身事故防止のため、安全装置を外した場合は、必ず元の位置に取り付け、正常に機能することを 確認してください。
3. 人身事故防止のため、機械に貼り付けてある警告ラベルは、常にはっきり見えるようにしておいて ください。剥がれたり汚損した場合、新しいラベルと交換してください。
用途、改造
1. 人身事故防止のため、この機械は、本来の用途および取扱説明書に規定された使用方法以外には使 用しないでください。
用途以外の使用に対しては、当社は責任を負いません。
2. 人身事故防止のため、機械には、改造等を加えないでください。改造によって起きた事故に対しては、 当社は責任を負いません。
注意
教育訓練
1. 不慣れによる事故防止のため、この機械の操作についての教育、並びに、安全に作業を行うための 教育を雇用者から受け、適性な知識と操作技能を有するオペレータのみが、この機械をご使用くだ さい。そのため雇用者は、事前にオペレータの教育訓練の計画を立案し、実施することが必要です。
電源を切らなければならない事項
1. 人身事故防止のため、異常、故障が認められた時、停電の時は直ちに電源を切ってください。
2. 機械の不意の起動による事故防止のため、次のような時は、必ず電源を切ってから行ってください。 特にクラッチモータを使用している場合は電源を切った後、完全に止まっていることを確認してか ら作業を行ってください。
2-1. たとえば、針、ルーパ、スプレッダー等の糸通し部品へ糸通しする時や、ボビンを交換する時。 2-2. たとえば、機械を構成する全ての部品の交換、または調整する時。 2-3. たとえば、点検、修理、清掃する時や、機械から離れる時。
3. 感電、漏電、火災事故防止のため、電源プラグを抜く時は、コードではなくプラグを持って抜いて ください。
4. ミシンが作業の合間に放置されている時は必ず電源を切ってください。
5. 電装部品損壊による事故を防ぐため、停電した時は、必ず電源を切ってください。
電源を切るとは:電源スイッチを切ってから、電源プラグを
コンセントから抜くことを言う。以下同じ
各使用段階に於ける注意事項
運  搬
1. 人身事故防止のため、機械の持ち上げ、移動は機械質量を踏まえ、安全を確保した方法で行ってく ださい。なお機械質量については取扱説明書本文をご確認ください。
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