hp surestore dlt1
DLT1
外付けドライブ ― 概要
詳細
はじめに
システム要件をチェックします ( 必ず、Wide Ultra SCSI-2 Low-Voltage Differential (LVD) また
はシングルエンド (SE) SCSI バスに接続してください )。詳細は、HP Surestore DLT1 Web
ページ、
Library & Tape Tools を使用してドライブをインストールできます。
//www.hp.com/support/dlt1 にアクセスして、参照してください。HP
ステップ 1: ドライブの SCSI ID をチェックする
ドライブのリア・パネルにある SCSI ID スイッチで、テープ・ドライブの SCSI ID を確認し
ます。必要があれば、SCSI ID の上下にある、「+ 」または「-」ボタンを押して、デフォルト
値 5 から変更します。ボールペンか先のとがったものを使用してください。鉛筆は粉で汚れ
ることがありますので、使用しないでください。
ステップ 2:SCSI ケーブルを接続する
コンピュータの電源を切って、SCSI ケーブル ( ドライブに付属 ) の一端をコンピュータの外
部 SCSI コネクタに接続します。もう一端は、テープ・ドライブの後部にある SCSI コネク
タに接続します。
ステップ 3: 電源ケーブルを接続する
電源ケーブルをドライブのリア・パネルのソケットにしっかり差し込みます。電源ケーブル
のもう一端をコンセントに差し込みます。
ページ
3
7 ページ
9 ページ
11 ページ
テープ・ドライブについて
テープ・ドライブのインジケータの意味を確認し、適切なカートリッジを使用します。 13 ページ
適切なメディアを使用する
DLTtape IV カートリッジと DLT1 クリーニング・カートリッジの使用方法とお手入れ方法を
確認します。
テープ・ドライブを操作する
ドライブの電源を入れてから、コンピュータの電源を入れます。稼動状況を確認して、バッ
クアップとリストアのテストを実行します。
HP Library & Tape Tools
同梱されているフリー・ソフトウェアの診断 / トラブルシューティング・ツールについて説
明します。
ユーザ登録を行う
最新の HP 製品の最新の情報、サービス、サポートを受けるためにテープ・ドライブを登録
します。
トラブルシューティング
取付け時に問題が発生したら、まずこの項をチェックします。トラブルシューティングの詳
細については Web サイト、//www.hp.com/support/dlt1 にアクセスして、参照し
てください。
15 ページ
17 ページ
ページ
19
20 ページ
21 ページ
1
Copyright © 2000 by Hewlett-Packard Limited.
2000 年 10 月
このマニュアルに記載されている情報は、通知なく変更されることがあります。
このマニュアルに含まれている情報は、著作権によって保護されており、複製は禁止されています。
このマニュアルの一部またはすべてを、Hewlett-Packard 社の書面による許可なく、写真複写、複製、
または他言語への翻訳を行うことは禁止されています。
Hewlett-Packard 社は、取付け、性能、この文書の使用に関する偶発的および間接的損害 ( 逸失利益を
含む ) に対して、保証、契約、その他の法的な規律に基づく一切の責任を負いません。
Windows は、米国における Microsoft 社の登録商標です。
UNIX は、米国およびその他各国における X/Open Company の登録商標です。
製品について
必要な場合にすぐに確認できるよう、ご使用のテープ・ドライブの詳細を次の表に書きこんでください。
製品名 ( ドライブの種類 ):
製品番号:
シリアル番号:
購入日 / インストール日:
SCSI ID :
2
はじめに
新しいテープ・ドライブを取り付けて使用するには、次のものが必要です。
• Wide Ultra SCSI-2 LVD または SE-SCSI バス
• LVDS 準拠の SCSI ケーブル ( テープ・ドライブに付属 )
•HPSurestoreDL T1テープ・ドライブをサポートするバックアップ・ソフトウェア
SCSI host bus adapter
ご使用のコンピュータのマザーボード (SCSI-2 、SCSI-3 に準拠 ) に、SCSI ホスト・バス・アダプタを
適切に取り付けて設定するか、または内蔵型の SCSI コントローラを入手する必要があります。内蔵
型 SCSI チャンネルの仕様については、サーバのマニュアルを参照してください。RAID コントロー
ラ・チャンネルには接続しないでください。このチャンネルは、ディスク・ドライブにのみ使用で
きます。
Windows 98 、Windows NT 4 、Windows 2000 、Novell Netware システムの場合、ご使用のコンピュータ
の SCSI 設定構成を確認するには、19 ページの「HP Library & Tape Tools」を参照してください。
HP Surestore DLT1 ドライブは、バースト転送速度 40MB/ 秒の、LVD-SCSI バスで作動するように設
計された Wide Ultra SCSI-2 SCSI デバイスです。このデバイスは、パフォーマンスに影響が出るため、
シングルエンドの SCSI バスでは使用しないでください。その他のシングルエンド・デバイスと同じ
バスで使用してはいけません。同じバスで使用すると、LV D S ホスト・アダプタがシングルエンド・
モードに切り替わり、パフォーマンスに影響が出るからです。テープ・ドライブに専用のホスト・
バス・アダプタを使用することをお勧めします。適切なアダプタは、Hewlett-Packard からアクセサ
リとして入手できます。注文方法、SCSI の仕様の詳細と SCSI バスの構成方法については、
//www.hp.com/support/dlt1
てください。
にアクセスしてオンラインの「ユーザーズ・ガイド」を参照し
SCSI ケーブル
ご使用のコンピュータの外部コネクタに接続する SCSI ケーブルが必要です。最高の性能を得るに
は、必ずテープ・ドライブ付属のケーブルを使用してください。HP Surestore DLT1 テープ・ドライ
ブに付属のケーブルは、Wide LVDS SCSI コネクタ (68 ピン ) または SE-SCSI コネクタに接続できま
す。ご使用のサーバまたはホスト・バス・アダプタに超高密 (VHD) Wide SCSI コネクタが付いている
場合は、VHD-HD 変換ケーブルを入手する必要があります。ご注文の際は、
//www.hp.com/support/dlt1
を参照してください。
3
バックアップ・ソフトウェア
HP Surestore DLT1 ドライブをサポートするバックアップ・アプリケーションが必要です。テープ・
ドライブに付属している TapeWare CD-ROM には Yosemite Technologies 社のバックアップ・ソフト
ウェアが入っています。
一般に、ネイティブのバックアップ・アプリケーション ( たとえば、NTBackup や tar) では、
HP Surestore DLT1 テープ・ドライブのパフォーマンスを最大にするのに必要なデータ・ストリーミ
ング速度を実現できません。TapeAl ert など、必要なデータ・ストリーミング速度だけでなく、他の
便利な機能を使用できるバックアップ・アプリケーションをご使用になることをお勧めします。
Computer Associates、HP、Ve r i t as 、Legato の各社から、テスト済みの HP Surestore ドライブ準拠製品
が販売されています。HP Surestore DLT1 をサポートするバックアップ・アプリケーションの最新の
リストについては、We b サイト (
アプリケーションは、モデル番号ではなく、通常各メーカーの社内パーツ・ナンバーでテープ・ド
ライブを識別します。そのため、ご使用のモデルに合う製品を探す際には、次の表で確認しておい
てください。
ドライブ・モデル 社内パーツ・ナンバー
HP Surestore DLT1 BNCHMARK DLT1
www.hp.com/go/connect ) を参照してください。
4
HP Surestore DLT1 Web サイトを使用する
HP Surestore DLT1 Web サイト (//www.hp.com/support/dlt1 ) にはドライバ、便利なユーティ
リティ、インストールおよびテープ・ドライブの使用に関する情報があります。
HP 製品ユーザ登録
新しいテープ・ドライブを We b 経由で登録するには、「Product Registration 」リンクから行います。
ドライバ
ドライバについての詳細は、「Drivers 」のリンクを参照してください。オペレーティング・システム
ごとにリンクが作成されています。テープ・ドライブは、ドライバをインストールする前に取り付
ける必要があります。
ユーザーズ・ガイド
HP Surestore DLT1 テープ・ドライブの使用方法については、オンラインの「ユーザーズ・ガイド」
を参照してください。
データのバックアップやリストア方法についての詳細は、バックアップ・アプリケーションのマ
ニュアルを参照してください。
HP Library & Tape Tools
HP Library & Tape Tools ソフトウェアには、診断およびトラブルシューティングのユーティリティが
あります。このソフトウェアを使用すると、製品の正確な識別、SCSI バス上の SCSI ID 情報の
チェック、テストの実行、ファームウェアのアップグレードが可能になるだけでなく、必要に応じ
てカスタマ・サポートに提出する広範囲なトラブルシューティング情報を入手することもできます。
詳細は、19 ページを参照してください。
TapeAlert プラグイン
Tap eAler t は、ドライブ状況のモニタおよびメッセージ処理を行うユーティリティです。これを使用
すると、バックアップ・ユーティリティに影響する問題を検出することができます。ドライブ内で
欠陥のある古いテープを使用すると、TapeAl ert はエラー発生時にわかりやすい警告を表示して、問
題の解決方法を提示します。
Tap eAler t を活用するには、HP Surestore DLT1 などの Tape Alert 互換のテープ・ドライブと、Tape Aler t
互換のバックアップ・ソフトウェアが必要です。HP Surestore DLT1 の Web サイトには、TapeAlert for
OpenView などのネットワーク上のテープ・ドライブをモニタするネットワーク管理コンソールのプ
ラグインが含まれています。
5
図 1: SCSI ID をチェックする
6
ステップ 1: ドライブの SCSI ID をチェックする
メモ
メモ
HP Surestore DLT1 の SCSI ID は、出荷時にデフォルトで SCSI ID 5 が設定されていますが、0 ~ 15 の
中から未使用の数字を任意に割り当てることができます。ただし、SCSI ID 7 と 0 は使用しないでく
ださい。ID 7 は SCSI コントローラ用に、ID 0 は通常、ブート・ディスク用に予約されています。パ
フォーマンスが低下するため、ドライブを Narrow SCSI バスに取り付けないでください (3 ページの
「SCSI host bus adapter 」を参照してください )。
SCSI ID をデフォルト値 5 から変更する必要があるかどうかを確認します。
1
Windows 98、 Windows NT 4、 Windws 2000、NetWare システムの場合、
//www.hp.com/support/tapetools
きます。コンピュータの現在の SCSI 設定を確認するには、「Install Check 」を実行します (19 ページ
を参照してください )。
UNIX® システムの場合は、既存デバイスの SCSI ID 判別方法について、
//www.hp.com/support/dlt1
照してください。
必要であれば、テープ・ドライブの SCSI ID を変更します。
2
小さなスクリュードライバーかボールペンを使用して、リア・パネルにある SCSI ID セレクタ・ボタン
( 図 1 を参照 ) を押して、値を変更してください。鉛筆は芯の粉でドライブが汚れることがありますの
で、使用しないでください。
コンピュータとテープ・ドライブの SCSI ID は、電源投入時にのみチェックされます。取り付け後に
SCSI ID を変更する場合は、コンピュータとテープ・ドライブの両方の電源を切ってからドライブの
SCSI ID を変更し、テープ・ドライブの電源を入れてからコンピュータの電源を入れてください。
のWe b サイトからHP Library & Tape Tools をインストールで
の Web サイト上にあるオンラインの「ユーザーズ・ガイド」を参
7
図
2: SCSI
ケーブルに接続する
8
ステップ 2:SCSI ケーブルを接続する
注意
メモ
コンピュータやテープ・ドライブが破損しないように、SCSI ケーブルの接続中は必ずコンピュータ
とテープ・ドライブの電源を切っておいてください。
最高の性能を得るには、HP Surestore DLT1 ドライブを専用の SCSI バスに取り付けることをお勧めし
ます。
通常どおりにシステムをシャットダウンして、コンピュータとその他の周辺装置の電源を切ります。
1
68 ピンの Wide LVDS SCSI ケーブルが付属しています。このケーブルは VHD SCSI ポートに接続しな
いでください。
付属のケーブルがご使用のコンピュータの SCSI コネクタに合わない場合は、適合するケーブルまた
はアダプタを入手する必要があります。SCSI ケーブルの接続の詳細は 2 ページを、注文方法につい
ては
//www.hp.com/support/dlt1
SCSI ケーブルの一端をコンピュータの SCSI ホスト・アダプタに接続し、図 2 に示すとおり、ネジを締
2
めて固定します。
SCSI ケーブルのもう一端をテープ・ドライブのリア・パネルにあるコネクタの 1 つに接続し、ネジを
3
締めて固定します。
HP Surestore DLT1 ドライブが唯一の SCSI デバイス (SCSI ホスト・アダプタ以外で ) の場合、または
選択したコンピュータのバス上で SCSI チェーンの最後のデバイスであれば、ターミネーションが必
要です。ドライブが SCSI ケーブルの最後にある場合、そのデバイスは SCSI バス・チェーンの最後
のデバイスです。
の Web サイトをそれぞれ参照してください。
9
10
図 3: 電源ケーブルを接続する
ステップ 3: 電源ケーブルを接続する
HP Surestore DLT1 外付けドライブは、100 ~ 240V の電圧範囲で作動します (50 ~ 60Hz) 。調整は必
要ありません。電源ケーブルを接続するには、次のようにします。
電源ケーブルをドライブのリア・パネルのソケットにしっかり差し込みます ( 図 3 を参照 )。
1
電源ケーブルのもう一端をコンセントに差し込みます。
2
将来参照するときに備えて、ドライブの製品名、製品番号、シリアル番号、SCSI ID を書きとめます。
製品名はドライブの前面に、製品番号とシリアル番号はドライブ底面のラベルに書かれています。
11
12
図 4: テープ・ドライブのフロント・パネル
テープ・ドライブについて
テープ・ドライブのフロント・パネルには、3 つの LED とイジェクト・ボタンがあります。イジェ
クト・ボタンの使用方法については 17 ページの「カートリッジをアンロードするには」を参照して
ください。
フロント・パネルの LED
図 4 に示すように、フロント・パネルには 3 つの LED があります。
書込禁止(Write Protected )
• オンの場合 : DLTtape カートリッジは書込み不可能
• オフの場合 : DLTtape カートリッジは書込み可能
使用可能( Ready)
• オンの場合 : DLTtape カートリッジがロードされていて使用可能
• オフの場合 : DLTtape カートリッジがロードされていない
• 点滅の場合 : テープは使用中
警告( Caution)
• オンの場合 : キャリブレーションに失敗したか、ハード読出し / 書込みエラーが発生。
HP Surestore DLT1 ドライブに適切なクリーニング・テープを使用してドライブをクリーニングし
てください。
• クリーニング後、DLTtape カートリッジをロードするとこの LED がまた点灯する場合、DLTtape
カートリッジに問題がある可能性があります。新しい DLTtape カートリッジを使用してみてくだ
さい。新しいカートリッジでもこの状態が続く場合、HP Library and Tape Tools
(
//www.hp.com/support/tapetools
題を診断できます。その後も問題が解決しない場合は、テクニカル・サポートにご連絡ください。
• オフの場合 : クリーニングが完了したか、必要ない。
3 つすべての LED
• オンの場合 : 電源を入れた状態でのセルフテスト (POST) が開始。
• 点滅の場合 : POST にエラーが発生。詳細については 21 ページの「トラブルシューティング」を
参照してください。
の We b サイトからダウンロード可能 ) を使用して問
13
14
図 5: カートリッジの書込み禁止
適切なメディアを使用する
HP Surestore DLT1 ドライブでは、DLTtape IV カートリッジのみを使用します。HP Surestore DLT1
テープ・ドライブでは DLT4000 フォーマットを使用する DLTtape IV カートリッジは読取り専用で、
書込みはできません。
メモ
HP Surestore DLT1 テープ・ドライブは他の種類のカートリッジと読取れないフォーマットのカート
リッジを自動的に排出します。DLT1 以外のドライブでフォーマットされたカートリッジを再利用す
るには、バルク消磁器を使用してカートリッジを HP Surestore DLT1 テープ・ドライブで使用できる
ようにします。
大事なデータを保護する唯一の方法は、最適なメディアを選択することです。HP では厳重なテス
ト・プログラムを設けているため、HP Surestore DLT1 データ・カートリッジやクリーニング・カー
トリッジは安心してご使用になれます。We b サイト (
ダしてください。インターネットに接続されていない場合、最寄りの HP カスタマ・コンタクト・セ
ンターまでご連絡ください。
書込み禁止カートリッジ
カートリッジのデータが変更されたり、上書きされないように、カートリッジを書込み禁止にする
ことができます。それには、カートリッジにある書込み禁止のスイッチを左にスライドさせます。
小さなオレンジ色の長方形が見えると、カートリッジが保護されていることを示します。カート
リッジを書込み可能に戻すには、スイッチを右にスライドさせると HP Surestore DLT1 テープ・ドラ
イブはカートリッジにデータを書き込めます。図 5 は、書込み禁止スイッチの位置を示しています。
カートリッジのクリーニング
注意の LED がオンの場合、HP Surestore DLT1 テープ・ドライブの読取り / 書込みヘッドにクリーニ
ングが必要な可能性があります。ドライブは 2 週間に 1 度クリーニングをすることをお勧めします。
各クリーニング・カートリッジは、20 回まで使用できます。ドライブをクリーニングする際、カー
トリッジを使用するたびにボックスのチェックマークに記入してください。すべてのボックスに
チェックマークが記入されると新しいクリーニング・カートリッジに交換してください。
//www.hp.com/go/storagemedia ) でオー
警告
HP Surestore DLT1 テープ・ドライブ用の DLT1 クリーニング・カートリッジのみを使用してください。
カートリッジに DLT1 用の表示がないクリーニング・カートリッジはドライブが受け付けても、ドラ
イブをクリーニングしません。
クリーニング・カートリッジは各テープ・ドライブに付属しています。クリーニング・カートリッ
ジを挿入するとドライブはクリーニング・サイクルを実行します。クリーニング・カートリッジが
読取り / 書込みヘッドのクリーニングを終了すると注意の LED がオフになるので、クリーニング・
カートリッジを取り出して下さい。
カートリッジの取扱いに関する注意
• テープにじかに触らないこと
• カートリッジ内部のテープ・パスやテープ・ガイドを清掃しないこと
• カートリッジ・テープを過度に乾燥または多湿の場所に置かないこと。また、直射日光の当たる
場所や磁場のある場所 ( たとえば、電話の下、モニタや変圧器の近く ) に置かないこと。
• カートリッジを落としたり、乱暴に扱わないこと
• カートリッジの前面の挿入スロット以外に識別用のラベルを付けないこと
• カートリッジは保管ケースに入れて埃のない、温度が常に 16 度~ 32 度 ( 華氏 60 度~ 90 度 ) の
範囲にある場所に置くこと
15
図 6a: DLTtape カートリッジをロードする
図 6b: DLTtape カートリッジをアンロードする
16
テープ・ドライブを操作する
作動をチェックする
ドライブの取付けが完了したら、重要なデータを保存する前に、適切に機能するかどうかを確認し
ます。
ドライブとコンピュータの電源を入れます。テープ・ドライブの電源を入れるたびに POST を実行し
1
ます。これには数秒かかります。POST が終了すると、すべての LED がオフになります。セルフテ
ストとフロント・パネルの LED についての詳細は、21 ページの「トラブルシューティング」を参照
してください。
テープ・ドライブが正しく取り付けられているかどうか確認します。
2
Windows と NetWare システムの場合は、 19 ページで説明する HP Library & Tape Tools を使用します。
UNIX システムの場合は、
「ユーザーズ・ガイド」で実証作業と設定方法を参照してください。
//www.hp.com/support/dlt1
の Web サイトにあるオンラインの
メモ
この確認作業中に問題が発生した場合は、問題の診断と解決の方法が説明された、21 ページの「ト
ラブルシューティング」を参照してください。
これで、バックアップ・ソフトウェア (4 ページを参照 ) をインストールする準備が整いました。ドラ
3
イブがデータをテープに書き出すかどうかをチェックするため、バックアップとリストアのテスト
を実行します。空のカートリッジを使用します。
カートリッジをロードするには
ドライブ前面のスロットにカートリッジを挿入します。ドライブがカートリッジをロードし始める
1
まで、静かに押し込みます ( 図 6a を参照)。ラベルと書込み禁止のスイッチはカートリッジの背面に
あります。
ドライブがロード・シーケンスを実行している間は、「使用可能」LED が点滅します。カートリッジ
2
がロードされると、「使用可能」ライトは点灯します。
カートリッジをアンロードするには
メモ
デスクトップ・
取り出します。電源が入っていない時にドライブにカートリッジを入れたままにすると、カート
リッジとドライブを破損する可能性があります。
フロント・パネルのイジェクト・ボタンを押すか、バックアップ・ソフトウェアを使用してカート
1
リッジを取り出します ( 図 6b を参照 )。ドライブがテープを巻き戻している間、「使用可能」の LED
が点滅します。
ドライブの電源を切る前に HP Surestore DLT1 テープ・ドライブからカートリッジを
ドライブが現在実行中の作業を完了すると、テープが最初に巻き戻され、カートリッジがイジェク
2
トされます、このシーケンスは 2 分かかります。
17
18
図 7: HP HP Library & Tape Tools の使用
HP Library & Tape Tools
HP Library & Tape Tools ソフトウェアには、テープ・ドライブとトラブルシューティングに関する情
報を取得するためのユーティリティが複数含まれています。これには、次の種類があります。
• ドライブを取り付け、正しく操作できるように、取付けに関するアドバイスやヘルプ
•SCSIデバイスに取り付けられているデバイスを検出する Discovery
• 個別のデバイス ( たとえば、ファームウェアのバージョン ) の詳細情報を識別する Identify
• ドライブが正しく作動するかを確認するテスト
• テープ・ドライブのアップデート・ファイルを検索してアップデートを実行する Firmware Update
• カスタマ・サポートに連絡する際に必要なトラブルシューティングの詳細情報を生成する Support
Ticket ( インターネット接続が可能であれば、カスタマ・サポートにこの情報を電子メールで直接
送信できる )
• 現在の画面内容の詳細が必要な場合に使用できる、コンテキスト対応の包括的な Help
HP Library & Tape Tools は、すべてのオペレーティング・システムには対応していません。ソフト
ウェアの互換性や更新に関する最新情報や、最新バージョンの情報については、 Web サイト
//www.hp.com/support/tapetools) を参照してください。
(
HP Library & Tape Tools のインストール
HP Library & Tape Tools は、Web サイト (//www.hp.com/support/tapetools ) からインストー
ルできます。インストール作業は簡単で、必須オプションを選択したり、画面に表示される指示に
従うだけで完了できます。
HP Library & Tape Tools を使用する
HP Library & Tape Tools は、SCSI コントローラとドライバ・ソフトウェアの有無をチェックし、既存
の SCSI デバイスの SCSI ID を識別します。その後、該当するアイコン (Identity 、Firmware 、Test 、
Support) を選択して、デバイス・リストから必要なデバイスを選択し、そのデバイスに対していずれ
かの診断ユーティリティを実行することができます。
簡単に利用できるよう、このソフトウェアには包括的なオンライン・ヘルプが含まれています。
19
ユーザ登録を行う
HP Surestore DLT1 テープ・ドライブの取付けとテストが終了したら、ユーザ登録を行ってください。
所要時間は数分です。登録していただいたお客様には、製品だけでなくサービスやサポートの最新
情報をご案内しております。
www.hp.com/go/tapereg ) から、またはボックス内のカスタマ・ケア・カードをご利用に
Web (
なり、登録を済ませてください。
登録するには、カスタマ・ケア・カードと電子フォームの必須項目欄にご記入ください。その他の
項目は任意ですが、お客様のニーズを正確に把握するために、ご記入いただくことをお勧めします。
メモ
Hewlett-Packard およびその子会社は、プライバシーに配慮して、これを保護しております。詳細は、
Web サイト (
www.hp.com) にアクセスし、「プライバシー」の項を参照してください。
インターネット接続によって登録する
1 //www.hp.com/support/dlt1
Hewlett-Packard の Web サイトに接続されます。
登録フォームに必要事項を記入します。必須項目は、赤字で示されています。
2
Submit ボタンをクリックします。これで、登録フォームがすぐに送信されます。
3
の「Product Registration」の Web リンクを選択します。これで、
インターネット接続以外の方法で登録する
ドライブに添付されているカスタマ・ケア・カードに必要事項を記入します。必須項目は黒の太字
1
で書かれています。
郵便または FA X で送付します。
2
20
トラブルシューティング
問題解決の糸口は、その原因がカートリッジ、ドライブ、ホスト・コンピュータ、接続、システム
の作動方法のどこにあるのかを突きとめることです。次の説明に該当するものがない場合、
//www.hp.com/support/dlt1
スタマ・サポートに電話でご連絡ください。
ドライブの LED がどれも点灯しない
考えられる原因 推奨処置
ドライブに電源が入っていない。 ドライブの電源ケーブルが電源に接続されているこ
フロント・パネルのすべての LED が継続して点滅する
考えられる原因 推奨処置
内部ドライブに不具合が発生。 1. イジェクト・ボタンを 6 秒間押し続け、ドライブ
ホスト・サーバまたはワークステーションが HP Surestore DLT1 テープ・ドライブを認識しない
考えられる原因 推奨処置
同じ SCSI ID が他のデバイスに使用されている可
能性がある。
にある HP カスタマ・ケア We b サイトを参照するか、またはカ
とを確認する。電源ケーブルを違うコンセントに差
し込む。
をリセットする。
2. ドライブの電源を切って、再び入れる。
3. POST が再び失敗する場合はテクニカル・サポート
に連絡する。
HP Library & Tape Tools を使用して既存の SCSI デバ
イスの SCSI ID を確認する。
SCSI ホスト・アダプタの設定が正しくない可能
性がある。
SCSI ケーブルが正しく接続されていない可能性
がある。
SCSI ターミネータが正しく接続されていないか、
ターミネートされていない可能性がある。
ドライブの SCSI ID を変更する。ホスト・サーバまた
はワークステーションをシャットダウンして電源を
切る。ドライブの SCSI ID を変更し、ホスト・サーバ
またはワークステーション、デスクトップ・ドライ
ブの電源を入れる。
SCSI バス上のすべてのデバイスが SE または LVD で
あることを確認する。
SCSI ホスト・アダプタの設定を確認する。手順につい
ては SCSI ホスト・アダプタのマニュアルを参照する。
SCSI ケーブルの両端を確認する。
ターミネータがデスクトップ・ドライブのリア・パネ
ルか、SCSI バスの最後のデバイスの空いている SCSI
コネクタに正しく接続されていることを確認する。
21
SCSI バスが正しくターミネートされていない可
能性がある。
SCSI ターミネータが SCSI バスの最後ではない
か、SCSI バスに 3 つ以上のターミネータがある
可能性がある。
SCSI ホスト・アダプタが欠陥のある拡張スロッ
トにある可能性がある。
SCSI バスが長すぎる可能性がある。 SCSI バスの全長が SE バスでは 3m (10 フィート )、複
1. HP Surestore DLT1 ドライブが SCSI バスの最後また
は唯一のデバイスの場合、デバイスが正しくターミ
ネートされていることを確認する。
2. HP Surestore DLT1 が SCSI バスの最後または唯一の
デバイスではない場合、すべての SCSI ケーブルの接
続を確認し、SCSI バスの最後のデバイスがターミ
ネートされていることを確かめる。
ターミネータが SCSI バスの各端にのみあることを確
認する。1 つはホスト・アダプタにあり、もう 1 つは
内部と外部両方のバスの最後のデバイスにある必要
がある。
SCSI ホスト・アダプタを別の拡張スロットに移動
する。
数デバイスの LVD SCSI バスでは 12m (40 フィート )、
単一デバイスの LVD SCSI バスでは 25m (82 フィート )
の ANSI SCSI 標準を超えていないことを確認する。
原因がわからない致命的またはそれほど重要ではないエラー
考えられる原因 推奨処置
SCSI バスが正しくターミネートされていない可
能性がある。
1. HP Surestore DLT1 ドライブが SCSI バスで最後また
は唯一のデバイスの場合、ドライブが正しくターミ
ネートされていることを確認する。最後のデバイス
のみがターミネートされていることを確認する。
AC 電源が正しくアースされていない可能性がある
(HP Surestore DLT1e デスクトップ・ドライブのみ )。
その他のサポート関連情報
テープ・ドライブを取り付け後、使用中に問題が発生した場合は、HP Library & Tape Tools を使用し
て、問題を診断します (19 ページを参照してください )。
また、Hewlett-Packard の We b サイト (
ングに関する情報があります。このサイトから HP カスタマ・ケア Web サイトにアクセスし、さま
ざまな製品の最新情報が参照できます。
22
2. HP Surestore DLT1 ドライブが SCSI バスの最後また
は唯一のデバイスではない場合、すべての SCSI ケー
ブルの接続を確認し、SCSI バスの最後のデバイスが
ターミネートされていることを確かめる。
1. HP Surestore DLT1e デスクトップ・ドライブの電源
ケーブルをホスト・サーバまたはワークステーション
と同じ回路の電源コンセントに差し込む。
2. HP Surestore DLT1e デスクトップ・ドライブの電源
ケーブルを別の電源コンセントに差し込む。
//www.hp.com/support/dlt1 ) にもトラブルシューティ
http://www.hp.com/go/storagemedia
http://www.hp.com/support/ultrium