ドライブのリア・パネルにある SCSI ID スイッチで、テープ・ドライブの SCSI ID を確認し
ます。必要があれば、SCSI ID の上下にある、「+」または「-」ボタンを押して、デフォルト
値 5 から変更します。ボールペンか先のとがったものを使用してください。鉛筆は粉で汚れ
ることがありますので、使用しないでください。
一般に、ネイティブのバックアップ・アプリケーション ( たとえば、NTBackup や tar) では、
HP Surestore DLT1 テープ・ドライブのパフォーマンスを最大にするのに必要なデータ・ストリーミ
ング速度を実現できません。TapeAl ert など、必要なデータ・ストリーミング速度だけでなく、他の
便利な機能を使用できるバックアップ・アプリケーションをご使用になることをお勧めします。
Computer Associates、HP、Ve r i t as 、Legato の各社から、テスト済みの HP Surestore ドライブ準拠製品
が販売されています。HP Surestore DLT1 をサポートするバックアップ・アプリケーションの最新の
リストについては、We b サイト (
HP Library & Tape Tools ソフトウェアには、診断およびトラブルシューティングのユーティリティが
あります。このソフトウェアを使用すると、製品の正確な識別、SCSI バス上の SCSI ID 情報の
チェック、テストの実行、ファームウェアのアップグレードが可能になるだけでなく、必要に応じ
てカスタマ・サポートに提出する広範囲なトラブルシューティング情報を入手することもできます。
詳細は、19 ページを参照してください。
TapeAlert プラグイン
Tap eAler t は、ドライブ状況のモニタおよびメッセージ処理を行うユーティリティです。これを使用
すると、バックアップ・ユーティリティに影響する問題を検出することができます。ドライブ内で
欠陥のある古いテープを使用すると、TapeAl ert はエラー発生時にわかりやすい警告を表示して、問
題の解決方法を提示します。
Tap eAler t を活用するには、HP Surestore DLT1 などの Tape Alert 互換のテープ・ドライブと、Tape Aler t
互換のバックアップ・ソフトウェアが必要です。HP Surestore DLT1 の Web サイトには、TapeAlert for OpenView などのネットワーク上のテープ・ドライブをモニタするネットワーク管理コンソールのプ
ラグインが含まれています。
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図 1: SCSI ID をチェックする
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ステップ 1: ドライブの SCSI ID をチェックする
メモ
メモ
HP Surestore DLT1 の SCSI ID は、出荷時にデフォルトで SCSI ID 5 が設定されていますが、0 ~ 15 の
中から未使用の数字を任意に割り当てることができます。ただし、SCSI ID 7 と 0 は使用しないでく
ださい。ID 7 は SCSI コントローラ用に、ID 0 は通常、ブート・ディスク用に予約されています。パ
フォーマンスが低下するため、ドライブを Narrow SCSI バスに取り付けないでください (3 ページの
「SCSI host bus adapter」を参照してください )。
SCSI ID をデフォルト値 5 から変更する必要があるかどうかを確認します。
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Windows 98、Windows NT 4、Windws 2000、NetWare システムの場合、