Honda NC750X User guide

Honda 車をお買いあげいただきありがとうござ います。 安全で快適なバイクライフをお楽しみください。
この取扱説明書と共に「メンテナンスノート」 を受取り、下記を確認してください。
保証内容と保証期間
点検・整備について
車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
安全運転の基本として以下は重要ですので、お 守りください。
この取扱説明書を、よくお読みください
取扱説明書の推奨手順に従ってください
安全に関する表示を理解し、守ってください
安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のあること」 を回避方法と共に、右記の表示で記載しています。こ れらは重要ですので、しっかりお読みください。
1 危険
1 警告
1 注意
その他の表示
アドバイス
車の仕様、その他の変更により、この本の表紙や内容 と実車が一致しない場合があります。 車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書およびメ ンテナンスノートをお渡しください。 この取扱説明書は、NC750X を中心に説明していま す。イラストは NC750X をベースにしています。
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または重 大な傷害に至る可能性があるもの
指示に従わないと、傷害を受け る可能性があるもの
お車のために守っていただきた いこと
目次
安全なライディング P. 2
操作ガイド
メンテナンス
こんなときは P. 133
インフォメーション P. 145
スペック P. 159
索引 P. 162
P. 12
P. 101

安全なライディング

この章では安全な運転のために必要な情報を記載しています。 安全のためによくお読みください。
安全上守っていただきたいこと ...................... P. 3
安全運転のために .........................................P. 3
運転するときの注意 ...................................... P. 5
アクセサリーと改造について ....................... P. 10
積載について.............................................. P. 11

安全上守っていただきたいこと

安全上守っていただきたいこと
安全のため、日常的に次の内容をお守りください。
道路運送車両法で定められた日常点検・定期点
検を行ってください
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気
厳禁で行ってください
排気ガスには一酸化炭素(CO)などの有害な成
分が含まれているため、エンジンは、風通しの 良い場所でかけてください

安全運転のために

走行中、運転者は両手でハンドルを握り、両足
をステップに置いてください
同乗者が両手でからだを固定し、両足を後席用
ステップにのせているか確認してください
急激なハンドル操作や片手運転などはさけ、安
全な運転を心がけてください
同乗者、他の車両、歩行者などに対する配慮を
欠かさないでください
ウインドスクリーン、フェアリングと車体の間
に物を置かないでください。
次ページに続く
3
安全運転のために
乗車時の服装
運転者と同乗者は必ずヘルメットを着用し、天候や走 行状況に応じ、安全性が高く運転操作のしやすい、被 視認性の高い二輪車用の服装を着用してください。
ヘルメット
#
安全基準を満たし、頭のサイズにあった視認性の高 いもの
二輪車用で PSC、SG マークか JIS マークのある
ものを推奨します 正しくかぶり、あごひもを確実に締めてください
視界を妨げないフェイスシールドまたはゴーグ
ルなどを使用し、眼を保護してください
1 警告
ヘルメットを正しく着用していないと、万一 の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可 能性が高くなります。
運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、 保護具および保護性の高い服を着用してく ださい。
4
グローブ
#
摩擦に強い皮製のもの
ブーツまたはライディングシューズ
#
滑りにくく、くるぶしまで覆われたもの
ジャケット・パンツ
#
プロテクターを備え、体の露出の少ない長袖・長ズ ボン

運転するときの注意

運転するときの注意
慣らし運転
適切な慣らし運転を行うと、お車の性能をより良い 状態に保つことができます。
慣らしのポイント(走行距離 500 km まで)
#
急発進、急加速をさける
急ブレーキ、急なシフトダウンをさける
控えめな運転をする
ブレーキ
次の項目に注意してください。
制動力を効果的に得るために前輪ブレーキと後
輪ブレーキを同時に使う
不必要な急ブレーキ、急なシフトダウンをしな
u タイヤをロックさせるなど、車体の安定性を
損なうおそれがあります。
u コーナリングの際は、コーナーの手前で減速
してください。
雨天走行など滑りやすい路面に注意する
u タイヤがロックしやすく、制動距離が長くな
ります。
連続したブレーキ操作をしない
u
長い坂や急な坂で繰り返しブレーキをかける と、ブレーキの温度が上昇して効きが悪くなる おそれがあります。エンジンブレーキと断続 的なブレーキ操作を併用してください。
ABS(アンチロックブレーキシステム)
#
ABS は、直進制動時のブレーキのかけすぎによる車 輪ロックを制御する装置です。 ABS を正常に機能させるため、必ず前後とも指定の タイヤ、スプロケットをお使いください。
制動距離を短くするためのものではない
u ABS を装備していない車両と同様に、路面
が滑りやすくなるほど長い制動距離が必要 になります。
低速(約 10 km/h 以下)では普通のブレーキと 同じ作動になる
次ページに続く
5
運転するときの注意
ブレーキ操作時に、レバーやペダルに反動が生
じることがある
u ABS が作動しているときの現象で異状では
ありません。反動の強さは状況によって異 なります。
エンジンブレーキ
#
スロットルを戻すと、エンジンブレーキが効きま す。さらにエンジンブレーキを必要とするときは 5 速、4 速・・・とシフトダウンを行ってください。 急激なシフトダウンは、尻振りなどの原因や、エン ジンやトランスミッションに悪影響を与えます。 また、長い下り坂や急な下り坂などでは、断続的な ブレーキ操作とエンジンブレーキを併用してくだ さい。
雨天または水たまりを走行したとき
#
路面が滑りやすくなったり、ブレーキの効き具合が 変化します。慎重なブレーキ操作を心がけてくだ さい。ブレーキの効きが悪いときは、ブレーキを軽 く作動させながらしばらく低速で走行して、ブレー キを乾かしてください。
6
駐車するとき
交通の邪魔にならない平坦で足場のしっかりし
た安全な場所に駐車する
やむをえず傾斜地や足場の悪い場所に駐車する
ときは、車の転倒や動き出しがないよう安全処 置に十分注意する
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハン
ドルロックをかけ、キーを抜く
サイドスタンドでの駐車
#
1.
メインスイッチを (O󰸽)にする。 サイドスタンドを下げ、車の重量がサイドスタ ンドにかかるまで、車をゆっくり左に傾ける。
u ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が
不安定になり、転倒するおそれがあります。
2.
ハンドルバーを左いっぱいにきる。
3.
ハンドルロックをかけ、キーを抜く。 2 P. 71
運転するときの注意
マフラーなどが熱くなっているので、他の方が
触れることのない場所に駐車する
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ
フラー、エンジンなどに触れない
1 注意
マフラー、エンジン、ブレーキなどは、エン ジン回転中および停止後しばらくの間は熱 くなっています。触れるとヤケドを負う可 能性があります。
• マフラー、エンジン、ブレーキなど高温 になる部分は冷えるまで触れないこと
高温になる部分に可燃物が接触せず、他の 方が触れることのないよう配慮すること
次ページに続く
7
運転するときの注意
燃料補給およびガソリンの取り扱い
エンジン、燃料装置、触媒装置の損傷を防ぐため、 下記に注意してください。
無鉛レギュラーガソリンを使用する
高濃度アルコール含有燃料を補給しない
軽油や粗悪ガソリン(長期間保管したガソリ
ン)、または不適切な燃料添加剤を使わない
燃料タンクの中に、泥、ほこり、水などを入れない
8
1 警告
ガソリンは燃えやすくヤケドを負ったり爆 発して重大な傷害に至る可能性があります。 また身体に帯電した静電気の火花により引 火する可能性があります。
ガソリンを取り 扱 うときは以下のことを 守ってください。
エンジンを止め、火元を遠ざける
• 給油は必ず屋外で行う
• こぼれたガソリンは、すぐに拭き取る
• 給油作業前に車体や給油機などの金属部 分に触れて静電気を除去する
運転するときの注意
Honda セレクタブル トルク コントロール
このシステムは、アクセルオンの状態で後輪の空転 を検知した際に、選択したトルクコントロールレベ ルに応じて後輪への駆動力を制限します。
トルクコントロールレベルを低く設定した場
合、アクセルオンの状態で後輪が空転する場合 がある
u 運転技術、運転状況に応じてトルクコント
ロールレベルを選んでください。
トルクコントロールは減速時には作動せず、エ
ンジンブレーキによる後輪のロックは防止しな い
u スロットルを急に閉じる操作はさけてくだ
さい。特に、滑りやすい路面ではさけてくだ さい。
トルクコントロールは、急なスロットル操作や
誤ったスロットル操作、道路状態などを補完す るものではない
u 天候や路面状況に対して常に十分な注意を
してください。
トルクコントロールを停止状態(OFF)にする
ことで、ぬかるみ、雪、砂地などからの脱出が 容易になる場合やオフロード走行時にバランス やコントロールの維持が容易になる場合がある
トルクコントロールを正常に機能させるため、タイ ヤやエンジンおよび後輪側のスプロケットは指定 のものをお使いください。
9

アクセサリーと改造について

アクセサリーと改造について
アクセサリーを装着する際は、安全面から Honda 純正アクセサリーを推奨します。Honda 販売店に ご相談ください。 Honda 販売店で取り付けられた Honda アクセサ リーなどの取り扱いについては、その商品に付属の 説明書をお読みください。 車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪化さ せたり、排気音を大きくしたり、ひいては車の寿命 を縮めることがあります。不正改造は法律に触れ ることはもちろん、他の迷惑行為となります。 車の改造は保証の適用を除外されます。
10
1 警告
不適切なアクセサリーや改造は、万一の事故 の際、死亡または重大な傷害に至る可能性が 高くなります。
アクセサリーを装着する際は、Honda 販売店 にご相談のうえ、取扱説明書に従ってくださ い。

積載について

積載について
荷物を積むと積まないときにくらべて操縦安定性 が変わるため、安全な速度で走行してください
荷物の積みすぎに注意し、確実に固定して安全
な速度で走行してください
ハンドル操作ができなくなる場合があるので、
ハンドル付近に物を置かないでください
ヘッドライト、ウィンカー、ストップ/テール
ランプ、マフラー周辺への積載はさけてくださ い
u
過熱によりレンズが溶けたり、荷物が損傷す る場合があります。
カバー等が破損する場合があるので、指定の場
所以外に荷物を積まないでください
u 走行やハンドル操作に支障をきたすことが
あります。
レンガや鉄片等、固くて重いものをラゲッジ
ボックスに積んだまま走行しないでください。
u 積載重量以内でもラゲッジボックス底面が
損傷する場合があります。
貴重品やこわれ易いものは積まないでください
ラゲッジボックスに熱の影響を受け易い物は積
まないでください。
荷物の積載は下記重量までです
ラゲッジボックス:5 kg
11

各部の名称

NC750X

後輪ブレーキリザーバータンク
(P.122)
12
バッテリー (P.114) メインヒューズ (P.144)
前輪ブレーキリザーバータンク
(P.122)
前輪ブレーキレバー (P.131) スロットルグリップ (P.130)
オイルレベルゲージ (P.118)
冷却水リザーバータンク (P.120)
ロアーフェアリング (P.116)
後輪ブレーキペダル
ETC アンテナ
(P.100)
クラッチレバー (P.126) ETC 車載器 (P.100)
ラゲッジボックス (P.94)
メンテナンスリッド (P.115)
燃料タンクキャップ (P.92)
リアシート (P.92)
ヒューズボックス (P.143)
リアサスペンションスプリング アジャスター (P.132)
シフトレバー (P.83)
ドライブチェーン (P.125)
サイドスタンド (P.6) ブリーザードレーン (P.129)
次ページに続く
13
各部の名称
NC750X Dual Clutch Transmission
後輪ブレーキリザーバータンク
(P.122)
14
前ページの続き
バッテリー (P.114) メインヒューズ (P.144)
前輪ブレーキリザーバータンク
(P.122)
前輪ブレーキレバー (P.131) スロットルグリップ (P.130)
オイルレベルゲージ (P.118)
冷却水リザーバータンク (P.120)
ロアーフェアリング (P.116)
後輪ブレーキペダル
ETC アンテナ
(P.100)
ETC 車載器 (P.100)
ラゲッジボックス (P.94)
メンテナンスリッド (P.115) 燃料タンクキャップ (P.92)
リアシート (P.92)
ヒューズボックス (P.143)
リアサスペンションスプリング アジャスター (P.132)
ドライブチェーン (P.125)
サイドスタンド (P.6) ブリーザードレーン (P.129)
15

メーター

SEL
(アップ)ボタン
MODE
ボタン
SEL
(ダウン)ボタン
ディスプレイの初期表示
メインスイッチを (On) にすると、全ての表示があらわれます。表示されない部分がある場合は、 Honda 販売店で点検を受けてください。
NC750X
u
ライディングモードの DCT モード(D 値)は表示されません。(P.73)
16
時計(12 時間または 24 時間表示) (P.40)
タコメーター(エンジン回転計)
アドバイス
エンジン回転数がレッドゾーンに入らないように運転 してください。エンジン寿命に悪影響を与えます。
レッドゾーン (エンジン限界回転域)
スピードメーター(速度計)
次ページに続く
17
メーター
18
前ページの続き
燃料計
マークが1つ(E)だけ点滅したときの燃料残量: 約 3.0 ℓ リザーブトリップメーター表示とリザーブ燃料消費量表示が同時に表示されます。 燃料計の故障表示 (P.141)
アドバイス
燃料計のマークが 1 つ(E) だけ点滅したときは、早めに給油してください。 燃料がなくなるとエンジンが点火しなくなり、触媒装置を損傷することがあります。
ギアポジション表示
NC750X
ギアポジションを表示します。
u ギヤポジションがニュートラルの時は“ ”が表示されます。 u トランスミッションが適切なシフトになっていない場合“-” が表示されます。
NC750X Dual Clutch Transmission
ギアポジションを表示します。 ギアポジション表示は、下記の場合に点滅することがありますが異状ではありません。
u 前輪が地面から離れた場合 u メンテナンススタンドを立てるなどして、車輪を空転させた場合
この場合はメインスイッチを (O󰸽) にし、再度メインスイッチを (On) にします。
走行中にギアポジション表示の“-” 表示が点滅したときは (P.140)
次ページに続く
19
メーター
MODE
前ページの続き
ボタンを押してカーソルを移動してディスプレイを選択する。
ライディングモード (P.73)
ライディングモード
INFO 1 display
INFO 2 display
カーソル
カーソル
20
INFO 1 表示 (P.22)INFO 2 表示 (P.28)
MODE
ボタンを押す
カーソル
ディスプレイの明るさ調整
ディスプレイの明るさは H ( 昼モード) もしくは L ( 夜モード) に設定できます。
SEL
(アップ) ボタンを押し続けると、以下の画面が表示され、明るさを設定できます。
u ディスプレイの明るさは、H ( 昼モード)/L ( 夜モード) それぞれ調整できます。 (P.41) (P.42)
H (昼モード) L ( 夜モード)
次ページに続く
21
メーター
INFO 1 表示
#
INFO 1 表示は、以下の項目を選択できます。
オドメーター [TOTAL]
トリップメーター [TRIP A / B]
減算トリップメーター [-TRIP]
日付 [TODAY]
リザーブトリップメーター [RES]
22
前ページの続き
INFO 1 表示の設定
#
a
INFO 1 表示を選択する。 (P.20)
SEL
b
(アップ)ボタンまたは
MODE
c
ボタンを押し、INFO 1 表示の設定を決定する。
SEL
(ダウン)ボタンを押し、設定したいメニューを選択する。
決定と同時に INFO 2 表示の設定に切り換わる。
オドメーター
リザーブ燃料モード時 のみ※
トリップメーター A トリップメーター B
リザーブトリップメーター
SEL
(アップ) ボタンを押す
SEL
(ダウン) ボタンを押す
リザーブ燃料モードのとき、 リザーブ燃料モードのとき、
SEL
(アップ) ボタンを押す
SEL
(ダウン) ボタンを押す
減算トリップメーター日付
※ リザーブ燃料モード:燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅したとき、リザーブ燃料モードに自動 で切り換り、リザーブトリップメーターを選択できます。
次ページに続く
23
メーター
オドメーター[TOTAL]
#
総走行距離を表示
表示が “------” になったときは、Honda 販売店で点検を受けてください。
トリップメーター[TRIP A / B]
#
トリップメーターを 0 km にリセットしてからの走行距離を表示 表示が “----.-” になったときは、Honda 販売店で点検を受けてください。
トリップメーターをリセットするには (P.26)
日付 [TODAY]
#
日付の設定: (P.39
減算トリップメーター [-TRIP]
#
設定した距離から走行した距離を減算し、表示します。 表示範囲:1,6088.3〜-9,999.9 km 読み取り値が-9999.9km を超えると、表示が「-9999.9」km で点滅します。
u 減算トリップメーターをリセットするには (P.27)
24
前ページの続き
)
リザーブトリップメーター[RES](リザーブ燃料モード時のみ)
#
燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅してからの走行距離を表示します。 走行する環境などにより、多少の誤差が生じることがあります。 リザーブ燃料モード:燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅したとき、リザーブトリップメーターに 自動で切り換ります。 リザーブ燃料モードになったときは、早めに燃料を補給してください。
“RES”マークが点滅します。
u
リザーブ燃料消費量が 1.6 L を超えると、“RES”マークが速く点滅します。
表示範囲: 0.0 ~ 9999.9 km 表示が “----.-” になったときは、Honda 販売店で点検を受けてください。 給油後、燃料タンク内のガソリンの量が一定量を超えると通常表示に戻ります。
次ページに続く
25
メーター
トリップメーター、平均燃費、燃料消費量、平均速度、経過時間のリセット
#
トリップメーター A をリセットすると、トリップメーター A に基づく平均燃費、燃料消費量、平均
速度および経過時間も同時にリセットされます。 トリップメーター A、トリップメーター A に基づく平均燃費、燃料消費量、平均速度および経過時 間をリセットするには、トリップメーター A またはオドメーター表示にカーソルがあるとき、もし くはトリップメーター A またはオドメーター表示中で平均燃費/燃料消費量/平均速度/経過時間 表示にカーソルがあるとき、
リセット後は選択していた表示に戻ります。
燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅したあとに燃料計のマーク 2 つまで給油後、0.1 km 走行した ときに、トリップメーター A、平均燃費、燃料消費量、平均速度および経過時間を自動でリセットす るよう設定することができます。(P.43
26
前ページの続き
MODE
ボタンを押し続ける。
トリップメーター A
)
経過時間燃料消費量平均燃費 平均速度
トリップメーター B をリセットすると、トリップメーター B に基づく平均燃費、燃料消費量、平均 速度および経過時間も同時にリセットされます。 トリップメーター B、トリップメーター B に基づく平均燃費、燃料消費量、平均速度および経過時間 をリセットするには、トリップメーター B 表示にカーソルがあるとき、もしくはトリップメーター B 表示中で平均燃費/燃料消費量/平均速度/経過時間表示にカーソルがあるとき、
MODE
ボタン
を押し続ける。
トリップメーター B
経過時間燃料消費量平均燃費 平均速度
リセット後は選択していた表示に戻ります。
減算トリップメーターのリセット
#
減算トリップメーターをリセットするには、減算トリップメーターが表示されているときに
MODE
タンを押し続ける。
u リセット後は、設定値に戻ります
次ページに続く
27
メーター
INFO 2 表示
#
前ページの続き
INFO 2 表示は、以下の項目を選択できます。
瞬間燃費
平均燃費
燃料消費量
平均速度
経過時間
走行時間
バッテリー電圧
リザーブ燃料消費量(リザーブ燃料モード時のみ)
28
INFO 2 表示の設定
#
a
INFO 2 表示を選択する。 (P.20)
SEL
b
(アップ)ボタンまたは
MODE
c
ボタンを押し、INFO 2 表示の設定を決定する。
SEL
(ダウン)ボタンを押し、設定したいメニューを選択する。
決定と同時にライディングモードの設定に切り換わる。
平均速度平均燃費瞬間燃費 燃料消費量
リザーブ燃料 モード時 のみ※
リザーブ燃料消費量
SEL
(アップ) ボタンを押す
SEL
(ダウン) ボタンを押す
リザーブ燃料モードのとき、 リザーブ燃料モードのとき、
SEL
(アップ) ボタンを押す
SEL
(ダウン) ボタンを押す
走行時間バッテリー電圧
経過時間
※ リザーブ燃料モード:燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅したとき、リザーブ燃料モードに自動 で切り換り、リザーブ燃料消費量を選択できます。
次ページに続く
29
メーター
瞬間燃費
#
瞬間燃費を km/L の単位で表示
表示範囲: 0.0 ~ 300.0 km/L
5 km/h 未満の場合は“---.-” を表示します。
300 km/L 以上の場合は、 “300.0” を表示します。
上記の場合をのぞいて表示が“---.-” になったときは、Honda 販売店で点検を受けてください。
平均燃費
#
トリップメーターをリセットしてからの平均燃費を km/L の単位で表示 平均燃費は選択しているトリップメーター(A もしくは B )に基づいて算出します。 INFO 1 表示でトリップメーター B を選択しているときは、トリップメーター B の平均燃費が表示されます。 上記以外は、トリップメーター A の平均燃費を表示します。 表示範囲: 0.0 ~ 300.0 km/L
300 km/L 以上の場合は、 “300.0” を表示します。
初期表示は“---.-” を表示します。
トリップメーター A もしくは B をリセットした場合は“---.-” を表示します。
上記の場合をのぞいて表示が“---.-” になったときは、Honda 販売店で点検を受けてください。 平均燃費をリセットするには (P.26)
30
前ページの続き
燃料消費量
#
トリップメーターをリセットしてからの燃料消費量を L の単位で表示します。 燃料消費量は選択しているトリップメーター(A もしくは B )に基づいて算出します。 INFO 1 表示でトリップメーター B を選択しているときは、トリップメーター B の燃料消費量が表示 されます。 上記以外は、トリップメーター A の燃料消費量を表示します。 表示範囲:0.0~300.0 L
トリップメーター A もしくは B をリセットした場合は“---.-” を表示します。
上記の場合をのぞいて表示が“---.-” になったときは、Honda 販売店で点検を受けてください。
燃料消費量をリセットするには (P.26)
次ページに続く
31
メーター
平均速度
#
トリップメーターをリセットしてからの平均速度を km/h の単位で表示します。
平均速度は選択しているトリップメーター(A もしくは B )に基づいて算出します。 INFO 1 表示でトリップメーター B を選択しているときは、トリップメーター B の平均速度が表示さ れます。 上記以外は、トリップメーター A の平均速度を表示します。 表示範囲: 0 ~ 199 km
初期表示は“---” を表示します。
エンジン始動後、トリップメーター A または B の走行距離が 0.2 km 未満の場合、“---” を表示します。
トリップメーター A または B の作動時間がエンジン始動から 16 秒未満の場合、“---”を表示されます。
上記の場合をのぞいて表示が“---” になったときは、Honda 販売店で点検を受けてください。 平均速度をリセットするには
32
前ページの続き
(P.26)
経過時間
#
トリップメーターをリセットしてからのエンジン稼働中の経過時間を表示します。 経過時間は選択しているトリップメーター(A もしくは B )に基づいて算出します。 INFO 1 表示でトリップメーター B を選択しているときは、トリップメーター B の経過時間が表示さ れます。 上記以外は、トリップメーター A の経過時間を表示します。 表示範囲:00:00 ~ 99:59
経過時間は、99:59(時間:分)を超えると 00:00 に戻ります。
経過時間をリセットするには (P.26)
走行時間
#
エンジン始動後の走行時間を表示します。 表示範囲:00:00 ~ 99:59
走行時間は、99:59(時間:分)を超えると 00:00 に戻ります。
メインスイッチを (O󰸽) にしたとき、走行時間がリセットされます。
バッテリー電圧
#
バッテリーの電圧を表示
次ページに続く
33
メーター
リザーブ燃料消費量(リザーブ燃料モード時のみ)(P.29)
#
燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅してからの燃料消費量を表示します。
走行する環境などにより、多少の誤差が生じることがあります。 リザーブ燃料モード:燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅したとき、リザーブ燃料消費量に自動で 切り換ります。 リザーブ燃料モードになったときは、早めに燃料を補給してください。
“RES”マークが点滅します。
u
給油後、燃料タンク内のガソリンの量が一定量を超えると通常表示に戻ります。
34
前ページの続き
リザーブ燃料消費量が 1.6 L を超えると、“RES”マークが速く点滅します。
ディスプレイの設定
以下の設定モードから設定したい項目を選択します。
マルチカラーライン設定モード (P.52)
通常表示
ADJUST モード (P.36)
LINE モード (P.45)
SEL
(アップ) ボタンまたは
ン) ボタンと
SEL
MODE
ボタンを押し続ける
MODE
ボタンを押す
MODE
ボタンを押し続ける
SEL
(アップ) ボタンを押し続ける
(ダウン) ボタンを押し続ける
SEL
(ダウ
SEL
(アップ) ボタンまたは
SP モード (P.50)
ン) ボタンを押す
ADJUST モード、LINE モードまたは SP モードの設定を決定するには、 以下の方法でもディスプレイの設定から通常表示に戻ることができます。
約 30 秒間ボタンの操作がない場合
u 設定中の項目は破棄され、設定済みの項目のみが反映されます。
メインスイッチを (O󰸽)にしてから (On)にする
u
設定中の項目および設定済みの項目が反映されます。
MODE
ボタンを押します。
SEL
(ダウ
次ページに続く
35
メーター
前ページの続き
ADJUST モード
ADJUST モードは以下の機能の設定ができます。
時計(12/24 時間表示)の設定
日付の設定
時間の設定
ディスプレイの明るさ 調整 H (昼モード)
ディスプレイの明るさ 調整 L (夜モード)
HISS 表示灯の設定
トリップメーター A、平均燃費、燃料消費量、平均速度および経過時間の給油時リセットの設定
減算トリップの設定
36
ADJUST モード
時計(12/24 時間表示)の設定
通常表示
減算トリップの設定
日付の設定
時計の設定
ディスプレイの明るさ 調整 H (昼モード)
SEL
(アップ) ボタンまたは
MODE
ボタンを押す
SEL
トリップメーター A、平均燃費、燃料消費量、平均速度および 経過時間の給油時リセットの設定
ディスプレイの明るさ 調整 L (夜モード)
(ダウン) ボタンと
HISS 表示灯の設定
MODE
ボタンを押し続ける
次ページに続く
37
メーター
前ページの続き
以下の方法でもディスプレイの設定から通常表 示に戻ることができます。
約 30 秒間ボタンの操作がない場合
u 設定中の項目は破棄され、設定済みの項目の
みが反映されます。
メインスイッチを (O󰸽)にしてから (On)
にする
u 設定中の項目および設定済みの項目が反映
されます。
38
1 時計(12/24 時間表示)の設定
12 時間または 24 時間表示の設定ができます。
a
メインスイッチを (On)にする。
b
ディスプレイの設定モードから ADJUST モー ドを選択する。(P.35)
現在の設定が点滅します
u
SEL
c
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ ン)ボタンを押し、“12hr”(12 時間表示)また は“24hr”(24 時間表示)を選択する。
MODE
d
ボタンを押し、12 時間または 24 時間表 示の設定を決定する。決定と同時に日付の設定 に切り換わる。
2 日付の設定
SEL
a
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、年を修正する。
u ボタンを押し続けると数字が早く進みます。
MODE
b
ボタンを押し、年を決定する。決定と同
時に月が点滅する。
SEL
c
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、月を修正する。
u ボタンを押し続けると数字が早く進みます。
MODE
d
ボタンを押し、月を決定する。決定と同
時に日が点滅する。
SEL
e
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、日を修正する。
u ボタンを押し続けると数字が早く進みます。
MODE
f
ボタンを押し、日を決定する。決定と同
時に時計の設定にかわる。
次ページに続く
39
メーター
前ページの続き
3 時計の設定
SEL
a
(アップ)ボタンまたは
ン)ボタンを押し、時を修正する。
u ボタンを押し続けると数字が早く進みます。
MODE
b
ボタンを押し、時を決定する。決定と同
時に分が点滅する。
40
SEL
(ダウ
SEL
c
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、分を修正する。
u ボタンを押し続けると数字が早く進みます。
MODE
d
ボタンを押し、分を決定する。決定と同 時にディスプレイの明るさ調整 H (昼モード) に切り換わる。
4 ディスプレイの明るさ調整 H (昼モード):
明るさは 5 段階に調整できます。
SEL
a
(アップ) ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン) ボタンを押し、明るさを調整する。
MODE
b
ボタンを押し、明るさを決定する。決定 と同時にディスプレイの明るさ調整 L (夜モー ド) にかわる。
SEL
(アップ) ボタンを押す
SEL
(ダウン) ボタンを押す
次ページに続く
41
メーター
前ページの続き
5 ディスプレイの明るさ調整 L (夜モード):
明るさは 5 段階に調整できます。
SEL
a
(アップ) ボタンまたは
ン) ボタンを押し、明るさを調整する。
MODE
b
ボタンを押し、明るさを決定する。決定
と同時に HISS 表示灯の設定にかわる。
42
SEL
(ダウ
SEL
(アップ) ボタンを押す
SEL
(ダウン) ボタンを押す
6 HISS 表示灯の設定:
HISS 表示灯点滅の ON/OFF 設定ができます。
SEL
a
(アップ) ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン) ボタンを押し、 "On"(点滅あり) か "OFF" (点滅なし)を選択する。
MODE
b
ボタンを押し、HISS 表示灯の設定を決 定する。決定と同時にトリップメーター A、平 均燃費、燃料消費量、平均速度および経過時間 の給油時リセットの設定にかわる。
7 トリップメーター A、平均燃費、燃料消費量、 平均速度および経過時間の給油時リセットの設 定
燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅したあとの 給油時に、トリップメーター A、平均燃費、燃 料消費量、平均速度および経過時間を自動的に リセットさせることができます。 一定量以上のガソリンを給油後、0.1 km 走行し たとき自動でリセットされます。
SEL
a
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ ン)ボタンを押し、“On”(リセットする)か “O󰸽”(リセットしない)を選択する。
MODE
b
ボタンを押し、設定を決定する。決定と
同時に減算トリップメーターの設定にかわる。
次ページに続く
43
メーター
前ページの続き
8 減算トリップメーターの設定:
減算トリップメーターの設定を変更できます。
a
現在の設定距離が表示され、“4 桁目” の表示が
点滅する。
SEL
b
(アップ)ボタンまたは
ン)ボタンを押し、値を修正する。
u ボタンを押し続けると数字が早く進みます。 u 設定範囲: 9,999.0 ~ 0.0 km
MODE
c
ボタンを押し、4 桁目を決定する。決定
と同時に 3 桁目が点滅する。
d
1、2 桁目の設定は bc の手順を繰り返す。
MODE
e
ボタンを押し、減算トリップメーターの
値を決定する。決定と同時に通常表示に戻る。
44
SEL
(ダウ
LINE モード
LINE モードは以下の機能の設定ができます。 設定によりマルチカラーラインの表示方法を変 更できます。
SHIFT REV 設定
SHIFT WIDTH 設定
時刻サイン設定
リザーブ燃料サイン設定
スイッチサイン設定
マルチカラーライン
SEL
(アップ) ボタンまたは
ン) ボタンと
MODE
MODE
ボタンを押す
ボタンを押し続ける
通常表示
LINE モード
SHIFT REV 設定
SHIFT WIDTH 設定
時刻サイン設定
リザーブ燃料サイン設定
スイッチサイン設定
SEL
(ダウ
次ページに続く
45
メーター
前ページの続き
1 SHIFT REV 設定
マルチカラーラインがシフトアップポイントを
表示するときのエンジン回転数を設定できま す。
a
メインスイッチを (On)にする。
b
ディスプレイの設定モードから LINE モードを 選択する。(P.35)
u 設定中はタコメーターセグメントおよびタ
コメーター数字表示が点滅し、“SHIFT REV” がスクロール表示されます。
タコメーター
タコメーター数字表示
46
SEL
c
(アップ)ボタンまたは ン)ボタンを押し、シフトアップポイントの回 転数を設定する。
u ボタンを押すごとに設定値は 200 r/min
(rpm)ずつ増加、または減少します。設定範 囲を超えると設定の上限値、または下限値に 戻ります。
u シフトアップポイントの回転数は、4,000 r/
min (rpm)から 7,000 r/min (rpm)の間で設 定できます。
u ボタンを押し続けると数字およびタコメー
ターセグメントが早く進みます。
MODE
d
ボタンを押し、設定を決定する。決定と
同時に SHIFT WIDTH 設定に切り換わる。
SEL
(ダウ
2 SHIFT WIDTH 設定
マルチカラーラインの表示開始からシフトアッ プポイントまでの回転数の間隔を設定できま す。
u タコメーターは設定されたシフトアップポイン
トをもとに、マルチカラーラインが表示を開始 する回転数の間隔をセグメントで表示します。
u タコメーター数字表示は、設定中の回転数の間
隔を表示します。
u 設定中は“SHIFT WIDTH”がスクロール表示され
ます。
SEL
a
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、回転数の間隔を設定する。
u ボタンを押すごとに設定値は 200 r/min
(rpm)ずつ増加、または減少します。設定範 囲を超えると設定の上限値、または下限値に 戻ります。
u 回転数の間隔は、0 r/min (rpm)から 1,000
r/min (rpm)の間で設定できます。
u 初期設定値:600 r/min (rpm)
タコメーター
タコメーター数字表示
次ページに続く
47
メーター
前ページの続き
例 SHIFT REV 設定の回転数:
6,000 r/min (rpm)
SHIFT WIDTH 設定の回転数: 600 r/min (rpm) に設定すると以下 のようにマルチカラーラ インが表示されます。
マルチカラーライン表示設定がシフトアップ連 動(ホワイト)モードのとき:(P.55)
マルチカラーライン
(表示色ホワイト)
r/min (rpm)
点滅 (2 回/秒) 4,800
点滅 (5 回/秒) 5,400
点滅 (10 回/秒) 6,000
48
マルチカラーライン設定がシフトアップ連動 (カラー)モードのとき:(P.56)
マルチカラーライン
表示色
r/min (rpm)
イエロー 4,800
アンバー 5,400
ピンク 6,000
回転数の間隔を 0 r/min(rpm)に設定したとき は、エンジン回転数が設定したシフトアップポ イントになると、表示設定に応 じてマルチカ ラーラインがホワイトで点滅(10 回/秒)また はピンクで表示されます。
MODE
b
ボタンを押し、設定を決定する。決定と
同時に時刻サイン設定に切り換わる。
3 時刻サイン設定
時計表示の時刻が毎正時(00 分のとき)になっ たとき、マルチカラーラインが表示されるよう に設定できます。
u On に設定すると、時計表示が正時にかわったと
きにマルチカラーライン(ホワイト)が 3 回点 滅します。
SEL
a
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、“On”か“O󰸽”を選択する。
u 設定中は“TIME SIGN”がスクロール表示さ
れます。
4 リザーブ燃料サイン設定
燃料計のマークが 1 つ(E)だけ点滅を開始した とき、マルチカラーラインが表示されるように 設定できます。
u On に設定すると、燃料計のマークが 1 つ(E)
だけ点滅を開始してから約 15 秒間マルチカ ラーライン(アンバー)が点灯します。
SEL
a
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、“On”か“O󰸽”を選択する。
u 設定中は“FUEL SIGN”がスクロール表示さ
れます。
MODE
b
ボタンを押し、設定を決定する。決定と
同時にリザーブ燃料サイン設定に切り換わる。
MODE
b
ボタンを押し、設定を決定する。決定と
同時にスイッチサイン設定に切り換わる。
次ページに続く
49
メーター
前ページの続き
5 スイッチサイン設定
ボタンまたはスイッチを操作したときにマルチ
カラーラインが表示されるように設定できま す。
u 設定を On にすると、
SEL
ン、
(ダウン)ボタン、
SEL
(アップ)ボタ
MODE
およびグリップヒータースイッチを押したとき にマルチカラーライン(ホワイト)が一瞬点灯 します。
SEL
a
(アップ)ボタンまたは
SEL
ン)ボタンを押し、“On”か“O󰸽”を選択する。
u 設定中は“SW SIGN”がスクロール表示され
ます。
MODE
b
ボタンを押し、設定を決定する。決定と
同時に通常表示に戻る。
50
ボタン、
(ダウ
SP 設定モード 1 エンディングメッセージの入力:
エンディングメッセージには、6 文字入力できま す。
a
メインスイッチを (On) にする。
b
ディスプレイの設定モードから SP モードを選 択する。 (P.35)
SEL
c
(アップ) ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン) ボタンを押し、文字を入力する。
u アルファベット、数字、シンボルが入力でき
ます。 (P.51)
u ボタンを押し続けると文字が早く進みます。
MODE
d
ボタンを押し、文字を決定する。決定と
同時に次の文字が点滅する。
e
最後の文字を設定するまで、c と d の手順を 繰り返す。
f
エンディングメッセージの設定後、通常表示に 戻る。
エンディング表示で選択できる文字:
SEL
(アップ) ボタンまたは
SEL
(ダウン)
ボタンを押すと、文字は以下の順番で表示され ます。
(Space)
A B C D E F G H I J
K L M N O P Q SR T
U V W YX Z
1 2 3 4 5 6 7 8 90
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,
+
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- . / :
@ ^
_
*
=
'
;
次ページに続く
( )
< >
51
メーター
前ページの続き
2 マルチカラーライン表示設定:
選択したモードと運転状況に応じて、マルチカ
ラーラインの色がかわります。
u ライディングモードの USER モード設定中を除
きます。 (P.76)
選択したモードと運転状況に応じて、マルチカ ラーラインの色がかわります。 マルチカラーライン表示は以下の設定の中から いずれかを選択できます。
カラー OFF モード
シフトアップ連動モード(ホワイト)
シフトアップ連動モード(カラー)
燃費連動モード
ギアポジション連動モード
ライディングモード連動モード
52
マルチカラーライン
通常表示
SEL
(ダウン) ボタンを押し続ける
カラー OFF モード
シフトアップ 連動モード(ホワイト)
シフトアップ 連動モード(カラー)
燃費連動モード
ギアポジション連動 モード
ライディングモード 連動モード
MODE
ボタンを押す
MODE
ボタンを押し続ける
SEL
(アップ) ボタンを押し続け
SEL
(アップ) ボタンを押す
SEL
(ダウン) ボタンを押す
約 30 秒間ボタンの操作がない場合
u 設定中の項目は破棄され、設定済みの
項目のみが反映されます。
メインスイッチを (O󰸽)にしてから
(On)にする
u 設定中の項目および設定済みの項目
が反映されます。
次ページに続く
53
メーター
マルチカラーライン表示の優先順位:
u A を表示しているとき、B は表示しません。
A
カラー OFF モード
#
マルチカラーラインの表示が OFF になります。
u カラー OFF モードでも、LINE モード設定で時刻サイン設定、リザーブ燃料サイン設定、スイッチサイ
ン設定が ON の場合はそれぞれのマルチカラーラインが表示されます。
54
前ページの続き
シフトアップ連動モード
B 燃費連動モード
>
ギアポジション連動モード
ライディングモード連動モード
シフトアップ連動(ホワイト)モード
#
SHIFT REV 設定で設定したシフトアップポイント付近にエンジン回転数が達すると、マルチカラー ラインがホワイトで点滅表示され、シフトアップの目安をお知らせします。
例:
SHIFT REV 設定を 6,000 r/min (rpm) に設定し、SHIFT WIDTH 設定を 600 r/min (rpm) に設定した場合:
マルチカラーライン(表示色ホワイト) r/min (rpm)
点滅 (2 回/秒) 4,800
点滅 (5 回/秒) 5,400
点滅 (10 回/秒) 6,000
SHIFT REV 設定: (P.46) /SHIFT WIDTH 設定: (P.47)
次ページに続く
55
メーター
シフトアップ連動(カラー)モード
#
SHIFT REV 設定で設定したシフトアップポイント付近にエンジン回転数が達すると、マルチカラー
ラインが色で表示され、シフトアップの目安をお知らせします。
例:
SHIFT REV 設定: (P.46) /SHIFT WIDTH 設定: (P.47)
56
前ページの続き
SHIFT REV 設定を 6,000 r/min (rpm) に設定し、SHIFT WIDTH 設定を 600 r/min (rpm) に設定した場合:
マルチカラーライン
表示色
イエロー 4,800
アンバー 5,400
ピンク 6,000
r/min (rpm)
燃費連動モード
#
瞬間燃費に応じて、マルチカラーラインの色が変化します。 燃費がよくなると、マルチカラーラインの色がアクアにかわります。さらに燃費がよくなると、グ リーンにかわります。
u 燃費連動モードに設定すると、シフトアップ連動(カラー)モードも有効になります。 u
ライディングモードで SPORT モードを選択しているときは、燃費連動モードは機能しません。
次ページに続く
57
メーター
ギアポジション連動モード
#
ギアポジションに応じて、以下のようにマルチカラーラインの色が変化します。
マルチカラーライン
u
ギアポジション連動モードに設定すると、シフトアップ連動(ホワイト)モードも有効になります。
ライディングモード連動モード
#
ライディングモードに応じて、以下のようにマルチカラーラインの色が変化します。
ライディングモード SPORT STANDARD RAIN USER
マルチカラーライン
u ライディングモード連動モードに設定すると、シフトアップ連動(ホワイト)モードも有効になりま
す。
58
前ページの続き
ギアポジション 1 速 2 速 3 速 4 速 5 速 6 速
表示色
表示色
イエロー ピンク
ピンク バイオレット アクア ブルー
バイオレット
ブルー アクア グリーン
59

警告灯/表示灯

警告灯/表示灯が点灯すべきときに点灯しない場合は、Honda 販売店で点検を受けてください
60
トルクコントロール OFF 警告灯 トルクコントロールを停止(OFF)状態にす ると点灯
油圧警告灯
メインスイッチを (On) にすると点灯し、 エンジンを始動すると消灯
走行中またはアイドリング中に点灯したとき は (P.136)
トルクコントロール警告灯
メインスイッチを (On)にすると点灯し、速度が約 5 km/h に達すると消灯
同時に、トルクコントロールが作動可能な状態になる
トルクコントロール作動時に点滅
走行中に点灯したときは (P.139)
水温警告灯
メインスイッチを (On)にすると点灯し、数秒後 に消灯
走行中またはアイドリング中に点灯したときは
(P.135)
ABS 警告灯 メインスイッチを ON にすると点灯し、速度が約 10 km/h に達すると消灯 走行中に点灯したときは (P.138)
ニュートラル表示灯
トランスミッションがニュートラルの位置にある
ハイビームパイロットランプ
ときに点灯
(前照灯上向き表示灯)
ヘッドライト(前照灯)上下切換スイッチが (LO)の状態で、 メインスイッチを (On)にすると点灯し、数秒後に消灯
次ページに続く
61
警告灯/表示灯
62
前ページの続き
方向指示器表示灯 方向指示器表示灯
HISS 表示灯 (P.149)
メインスイッチを (On)にすると一時的に点灯し、数秒後に消灯
メインスイッチを (O󰸽)にすると 2 秒間隔で 24 時間点滅
ETC 表示灯 (P.100)
PGM-FI 警告灯
メインスイッチを (On)にすると点灯し、数秒後に 消灯
走行中またはアイドリング中に点灯したときは
(P.137)
パーキングブレーキ警告灯
NC750X Dual Clutch Transmission
パーキングブレーキレバーが戻っていないときに点灯
63

スイッチ

NC750X
ハザード(非常駐車灯)スイッチ
メインスイッチが (On)の時に使用できる
ヘッドライト(前照灯)上下切り換え スイッチ/パッシングライトスイッチ (追い越し合図)
(HI):ヘッドライトが上向き
(LO):ヘッドライトが下向き
:ヘッドライトが下向き
のときのみ作動
ウィンカー(方向指示器)スイッチ
u 解除はスイッチを押して行います。
64
ホーンスイッチ
メインスイッチ
電気回路の ON /OFF、ハンドルロックに使用
(P.71)
u O󰸽) または (Lock)の位置で、キーを抜
くことができます。
エンジンストップスイッチ/ スタータースイッチ
通常は、 (RUN)位置にしておく
u 非常時に (Stop)位置にすると、エンジンを
停止できます。
(O󰸽)
停止
(Lock)
ハンドルロックが
できる
(On)
始動・走行
次ページに続く
65
スイッチ
NC750X Dual Clutch Transmission
ハザード(非常駐車灯)スイッチ
メインスイッチが (On)の時に使用できる
ヘッドライト(前照灯)上下切り換え スイッチ/パッシングライトスイッチ (追い越し合図)
(HI):ヘッドライトが上向き
(LO):ヘッドライトが下向き
:ヘッドライトが下向き
のときのみ作動
u 解除はスイッチを押して行います。
66
前ページの続き
ウィンカー(方向指示器)スイッチ
ホーンスイッチ
メインスイッチ
電気回路の ON /OFF、ハンドルロックに使用
(P.71)
u O󰸽) または (Lock)の位置で、キーを抜
くことができます。
エンジンストップスイッチ/ スタータースイッチ
通常は、 (RUN)位置にしておく
u 非常時に (Stop)位置にすると、エンジンを
停止できます。
(O󰸽)
停止
(Lock)
ハンドルロックが
できる
(On)
始動・走行
次ページに続く
67
スイッチ
左ハンドルバースイッチ
#
NC750X
68
前ページの続き
ディスプレイの操作と設定に使用 (P.16) ライディングモードの変更に使用 (P.73)
SEL
(アップ)ボタン
SEL
(ダウン)ボタン
MODE
ボタン
NC750X Dual Clutch Transmission
シフトアップスイッチ(+)
(P.89)
シフトダウンスイッチ(-)
(P.89)
ディスプレイの操作と設定に使用 (P.16) ライディングモードの変更に使用 (P.73)
SEL
(アップ)ボタン
SEL
(ダウン)ボタン
MODE
ボタン
次ページに続く
69
スイッチ
右ハンドルバースイッチ
#
NC750X Dual Clutch Transmission
70
前ページの続き
N-D スイッチ
ニュートラルと AT(オートマチック)モード の切り換え (P.88)
A/M スイッチ
AT(オートマチック)モードと MT(マニュアル)モードの切り換え (P.88)
ハンドルロック
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドル ロックをかけましょう。 U 字ロックなどの使用も推奨します。
a
押す
回す
b
メインスイッチ のキー
かけかた
#
a
ハンドルを左にいっぱいにきる。
b
キーを押し込みながら、 (Lock)の位置まで 回す。
u ロックがかかりにくい場合は、ハンドルを左
右に軽く動かしてください。
c
キーを抜く
外しかた
#
キーを押し込みながら、 (O󰸽)の位置まで回 す。
71

パーキングブレーキ

NC750X Dual Clutch Transmission
パーキングブレーキレバー / リリースボ
タン
駐車時と暖機中はパーキングブレーキがかかっ ていることを確認する
u 走行前にパーキングブレーキが完全に解除され
ていることを確認してください。
パーキングブレーキレバー
a
リリースボタン
72
b
かけかた
#
パーキングブレーキレバー (a) を手前に引く と、後輪がロックする
u パーキングブレーキレバーが引かれ、リリース
ボタン (b) が飛び出ていることを確認してく ださい。
u パーキングブレーキの調整を適切にしないと、
ロックされないことがあります。(P.124)
解除のしかた
#
パーキングブレーキレバー(a) を軽く手前に 引きながらリリースボタン(b)を押しパーキ ングブレーキレバーを戻すと、後輪のロックが 外れる
u 走行前にパーキングブレーキが完全に解除さ
れ、パーキングブレーキ警告灯が消灯している ことを確認してください。

ライディングモード

ライディングモードの切り換えができます。 ライディングモードは以下の内容で構成されて います。
P:エンジン出力レベル T:トルクコントロールレベル EB:エンジンブレーキレベル
NC750X Dual Clutch Transmission
D:DCT モード
現在のライディングモード
T 値
NC750X Dual Clutch Transmission
D 値
P 値
EB 値
次ページに続く
73
ライディングモード
前ページの続き
ライディングモードは SPORT、STANDARD、RAIN、USER の 4 つのモードが選択できます。
SPORT、STANDARD および RAIN
u SPORT:エンジンレスポンスが良く、スポーツライディングに適したモードです。 u STANDARD:オールラウンドにさまざまなシチュエーションで楽しめる標準的なモードです。 u RAIN:雨天時や滑りやすい路面の走行時に適したモードです。
それぞれの値(P、T、EB、D)の変更はできません。
USER
それぞれの値(P、T、EB、D)の変更ができます。
初期設定
D 値
ライディングモード
P 値 T 値 EB 値
NC750X Dual Clutch
Transmission
SPORT 3 1 3 4
STANDARD 2 2 2 2
RAIN 1 3 1 1
USER 2
Notes: *1 : レベルの変更ができます。 *2 : トルクコントロールがレベル 0 の状態でメインスイッチを (O󰸽)にすると、次にメインスイッチを (On)にしたときは自動でレベル 2 になります。
*1
*1, 2
2
*1
2
2
74
*1
P 値(エンジン出力レベル)
P 値は 3 段階の設定があります。 設定範囲:1 ~ 3
u レベル 1 は、最も低出力になります。 u レベル 3 は、最も高出力になります。
T 値(トルクコントロールレベル)
T 値は 3 段階の設定があり、0 にすることもで きます。 設定範囲: 0 ~ 3
u レベル 1 は、トルクコントロールが最小になり
ます。
u レベル 3 は、トルクコントロールが最大になり
ます。
u レベル 0 はトルクコントロールが機能しませ
ん。
u トルクコントロールが 0 の状態でメインスイッ
チを (O󰸽)にすると、次にメインスイッチ を (On)にしたときは自動で 2 になります。
EB 値(エンジンブレーキレベル)
EB 値は 3 段階の設定があります。 設定範囲:1 ~ 3
u レベル 1 は、エンジンブレーキの効果が弱くな
ります。
u レベル 3 は、エンジンブレーキの効果が強くな
ります。
NC750X Dual Clutch Transmission
D 値(DCT モード)
D 値は 4 段階に調整できます。 設定範囲:1 ~4
u レベルを上げることで、より高いエンジン回転
数を使用できます。
u
レベル 1 は、エンジン回転数が最小になります。
u
レベル 4 は、エンジン回転数が最大になります。
次ページに続く
75
ライディングモード
前ページの続き
ライディングモードの切り換えかた
a
車両を停止する。
MODE
b
ボタンを押してカーソルを移動し、ライ
ディングモードを選択する。 (P.20)
c
スロットルグリップを完全に閉 じた状態で 、
SEL
(アップ)または
SEL
タンを押してライディングモードを選択する。
SEL
(アップ)ボタン
SEL
(ダウン)ボタン
76
(ダウン)ボ
MODE
ボタン
SPORT
STANDARD
RAIN
USER
SEL
(アップ)ボタンを押す
SEL
(ダウン)ボタンを押す
ライディングモードの設定
NC750X
ライディングモードの“USER”では、P 値、T 値 および EB 値の変更ができます。
NC750X Dual Clutch Transmission
ライディングモードの“USER”では、P 値、T 値、 EB 値および D 値の変更ができます。
a
車両を停止する。
b
ライディングモードで“USER” を 選択する。
(P.76 )
c
P 値が点滅するまで、
MODE
ボタンを押し続け
る。
SEL
d
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、P 値を選択する。
MODE
e
ボタンを押し、P 値を決定する。決定と
同時に EB 値の設定に切り換わる。
SEL
f
(アップ)ボタンまたは
SEL
(ダウ
ン)ボタンを押し、EB 値を選択する。
MODE
g
ボタンを押し、EB 値を決定する。決定
と同時に T 値の設定に切り換わる。
SEL
h
(アップ)ボタンまたは
ン)ボタンを押し、T 値を選択する。
SEL
u
(ダウン)ボタンを押し続けると、 トルクコントロールレベルは 0 になりま す。
NC750X
i
MODE
ボタンを押し、T 値を決定する。
NC750X Dual Clutch Transmission
MODE
ボタンを押し、T 値を決定する。決定
と同時に D 値の設定に切り換わる。
SEL
(アップ) ボタンまたは
ウン) ボタンを押し、D 値を選択する。
j
通常表示に戻るまで、
MODE
ボタンを押し続け
る。
途中で設定を終了するには、
MODE
し続けてください。
SEL
(ダウ
SEL
(ダ
ボタンを押
次ページに続く
77
ライディングモード
NC750X Dual Clutch Transmission
78
前ページの続き
MODE
ボタンを
押し続ける
MODE
ボタンを押す
SEL
(アップ)
ボタンを押す
SEL
(ダウン)ボ
タンを押す
SEL
(ダウン)ボ
タンを押し続ける

エンジン始動

NC750X
始動するには、エンジン・冷却水の温度にかか わらず、次の手順で行ってください。
c
b
a
d
アドバイス
スタータースイッチを押して 5 秒以内でエンジン
がかからないときは、一度メインスイッチを (O󰸽) にしてください。その後バッテリー電圧回復のため 10 秒ほど経ってからやり直してください。
無用な空ぶかしや長時間のアイドリングはエンジンやマ フラー、触媒装置に悪影響を与えます。
万一転倒した場合は、一旦メインスイッチを (O󰸽) にしてください。再度走行を行う際は、各部の損傷状 態や、走行に支障が無いかを十分に確認してください。
a
エンジンストップスイッチが (Run)の位置 にあるか確認する。
b
メインスイッチを (On)に回す。
c
ギアをニュートラルにする。(表示灯点灯)
u ギアが入った状態では始動しません。ただ
し、サイドスタンドが格納されている状態で クラッチレバーを握れば始動します。
d
スロットルグリップを閉じたまま、スターター スイッチを押す。
u もし、エンジンがかからない場合は、スロッ
トルグリップをわずかに(遊びを除いて 3 mm 程度)回しながらスタータースイッチを 使用してください。
遊びを除いて 3 mm 程度
次ページに続く
79
エンジン始動
エンジンがかからないときは
#
次の方法を試してください。
a
スロットルグリップを全開にし、スタータース イッチを 5 秒間押す
b
通常手順(ad)でエンジンをかける。
c
エンジンがかかり、エンジン回転が安定しない 場合はスロットルグリップを少し開ける。
d
エンジンがかからないときは 10 秒間待ってか ら、a b の手順を繰り返す。
それでも始動できないときは (P.134)
#
80
前ページの続き
NC750X Dual Clutch Transmission
始動するには、エンジン・冷却水の温度にかか わらず、次の手順で行ってください。
e
c
b
a
d
アドバイス
スタータースイッチを押して 5 秒以内でエンジン
がかからないときは、一度メインスイッチを (O󰸽) にしてください。その後バッテリー電圧回復のため 10 秒ほど経ってからやり直してください。
無用な空ぶかしや長時間のアイドリングはエンジンやマ フラー、触媒装置に悪影響を与えます。
万一転倒した場合は、一旦メインスイッチを (O󰸽) にしてください。再度走行を行う際は、各部の損傷状 態や、走行に支障が無いかを十分に確認してください。
a
エンジンストップスイッチが (Run)の位置 にあるか確認する。
b
メインスイッチを (On)に回す。
c
ギアがニュートラルになっているか確認する。 (表示灯点灯)
d
スロットルグリップを閉じたまま、スターター スイッチを押す。
u もし、エンジンがかからない場合は、スロッ
トルグリップをわずかに(遊びを除いて 3 mm 程度)回しながらスタータースイッチを 使用してください。
遊びを除いて 3 mm 程度
e
走行前にパーキングブレーキが完全に解除され ているか確認する。 (P.72
)
次ページに続く
81
エンジン始動
エンジンがかからないときは (P.80)
#
それでも始動できないときは (P.134)
#
エンジンを停止するときは
#
a
ギアをニュートラルにする。(表示灯点灯)
u
ニュートラル以外でメインスイッチを (O󰸽)にすると、クラッチが切れた状態で エンジンが停止します。
b
メインスイッチを (O󰸽)に回す。
c
駐車の際には、パーキングブレーキをかける。
(P.72)
82
前ページの続き

ギアチェンジ

NC750X
この車のトランスミッションは、下 1 速、上 5 速シフトの 6 速リターン式です。速度に応じて ギアを切り換えることが必要です。
走行前に、サイドスタンドが完全に納まってい るか確認してください。 サイドスタンドを出したままギアチェンジを行 うと、エンジンが停止します。
速度範囲
#
1 速 0 - 50 km/h 2 速 25 - 80 km/h 3 速 30 - 105 km/h 4 速 40 - 135 km/h 5 速 50 - 160 km/h 6 速 60 km/h 以上
シフトダウンについて
追い越しなど、強力な加速が必要なときはシフ トダウンをします。高い速度でのシフトダウン は、尻振りなどの原因や、走行安定性を損なう ほか、エンジンやトランスミッションに悪影響 を与えます。次の速度内で行ってください。
シフトダウン可能限界速度
#
6 速→5 速 160 km/h 以下 5 速→4 速 135 km/h 以下 4 速→3 速 105 km/h 以下 3 速→2 速 80 km/h 以下 2 速→1 速 50 km/h 以下
次ページに続く
83
ギアチェンジ
NC750X Dual Clutch Transmission
この車は 6 速オートマチックトランスミッショ
ンを装備しています。AT モード時には自動的 に変速し、MT モード時にはスイッチ操作で変速 することができます。
84
前ページの続き
速度範囲
#
1 速 0 - 50 km/h 2 速 25 - 80 km/h 3 速 30 - 105 km/h 4 速 40 - 135 km/h 5 速 50 - 160 km/h 6 速 60 km/h 以上
シフトダウンについて
追い越しなど、強力な加速が必要なときはシフ トダウンをします。高い速度でのシフトダウン は、尻振りなどの原因や、走行安定性を損なう ほか、エンジンやトランスミッションに悪影響 を与えます。次の速度内で行ってください。
シフトダウン可能限界速度
#
6 速→5 速 160 km/h 以下 5 速→4 速 135 km/h 以下 4 速→3 速 105 km/h 以下 3 速→2 速 80 km/h 以下 2 速→1 速 50 km/h 以下
NC750X Dual Clutch Transmission
DCT(デュアルクラッチトランスミッション)
DCT には AT モード(D)と MT モード(M)が 装備されています。 AT モード (D) では、走行状況に合わせた最適な タイミングで自動的にシフトアップ・シフトダ ウンが可能です。 MT モード(M)では、シフトスイッチ操作により、 マニュアルでのシフトアップ・シフトダウンが可能 です。
u
DCT システムを正常に機能させるため、タイヤと スプロケットは前後とも指定のものをお使いくだ さい。
DCT システムは自己診断機能を備えており、エ ンジン始動直後にセルフチェックを実行しま す。 その為数秒間は、AT モード (D) に切り換えでき ません。
N-D スイッチ
A/M スイッチ
AT
モード
MT
モード
次ページに続く
85
ギアチェンジ
ニュートラル(N):
メインスイッチを(On) にすると自動的に選択
されます。
メインスイッチを(On) にしてもニュートラ
#
ルにならない場合:
メインスイッチを (O󰸽) にし、再度(On) にする
それでもニュートラルが選択されない場合
(P.140)
u ギアがニュートラルに切り換わるときに音
がすることがありますが、異常ではありませ ん。
86
前ページの続き
N と D の切り換え可能な条件:
#
停止した状態でアイドリングしている
スロットルを完全に閉じている
u スロットル操作中は N と D の切り換えはで
きません。
ホイールが静止している
u
ホイールが回転している状態では、N と D の切り換えはできません。
サイドスタンドが格納されている
アドバイス
クラッチの損傷をさけるため、長時間上り坂でスロット ルを操作して停止状態を保たないでください。
オートマチック(AT)モード:
このモードでは走行状況に従って自動的にギア が変速されます。 シフトアップスイッチ(+)、シフトダウンス イッチ(-)を使って、一時的にギアチェンジ することができます。カーブの手前など、一時 的に減速したいときに便利です。(P.89) 追い越しや登坂、引き離しなど、より大きな駆 動力が必要な場合は、D レベルを変更すること ができます。 D レベルを上げることでより高いエンジン回転 数を使用できます。 D レベルは、ライディングモードで USER モード を選択しているときに設定したい値へ変更が可 能です。
マニュアル(MT)モード:
6 速マニュアル操作です。 シフトスイッチ操作により、任意に 1 速~ 6 速 を選択できます。(P.89)
次ページに続く
87
ギアチェンジ
ニュートラルと AT、MT モードの切り換え
ニュートラル(N)から AT モードへの切り換え
#
N-D スイッチの D 側を押します(a)。 D 表示が点灯し(b)、ギアポジション表示に “1”が表示され、ギアが 1 速に入ります。
AT、MT モードからニュートラルへの切り換え
#
N-D スイッチの N 側を押します(c)。
AT モードと MT モードの切り換え
#
A / M スイッチを押します(d)。 MT モード選択時は、D 表示は点灯しません (e)。
88
前ページの続き
A/M スイッチ
b
N-D スイッチ
c
d
a
e
MT モード時の走行
シフトアップスイッチ(+)、シフトダウンス イッチ(-)でシフトアップ、シフトダウンを 行います。 選択されたギアは、ギアポジション表示に表示 されます。
u MT モード時にギアは自動的にシフトアップし
ません。エンジン回転数がレッドゾーンに入ら ないようにしてください。
u MT モード時でも低速になると、ギアは自動的
にシフトダウンします。
u MT モード時でも発進は 1 速から行います。
ギアチェンジの操作
シフトアップ:
#
シフトアップスイッチ(+)を押します(f)。
シフトダウン:
#
シフトダウンスイッチ(-)を押します(g)。
u シフトスイッチを押したままでは連続で変速し
ません。続けて変速をするときは、一度シフト スイッチから指を離して再びシフトスイッチを 押してください。
f シフトアップ スイッチ
g シフトダウン スイッチ
シフト制御
エンジン回転数がレブリミットを越える場合は シフトダウンはできません。
89

エマージェンシーストップシグナル

エマージェンシーストップシグナルは、自車が 急ブレーキをかけたことをウィンカーが左右同
時自動的に高速で点滅して後続車に知らせ、追 突される可能性を低減するシステムです。50 km/h 以上で走行しているときに急ブレーキを かけると作動します。
作動の仕組み
急ブレーキをかける
メーター内の方向指示器表示灯が左右同時に高速で点滅
90
エマージェンシーストップシグナルは、以下の 状態になると作動が停止します。
ブレーキレバーおよびペダルを離したとき
ABS が停止したとき
急減速でなくなったとき
ハザードスイッチを ON にしたとき
ストップランプ点灯
ウィンカーが左右同時高速で点滅
u エマージェンシーストップシグナルは、追突さ
れるおそれを低減するシステムであり、追突を 完全に防ぐものではありません。運転するとき は不必要な急ブレーキを避け、安全運転を心が けてください。
u ハザードスイッチが ON のときは、エマージェ
ンシーストップシグナルは作動しません。
u ABS が一定時間以上作動しないとき、システム
が作動しない場合があります。
91

燃料補給

燃料補給にはリアシートを開ける必要がありま す。
リアシート
メインスイッチのキー
ロック
リアシート
ロッド
92
フック
開けかた
a
メインスイッチのキーをロックに差し込み、左 に回してロックを解除する。
b
リアシート前部を持ち上げる。
閉じかた
a
ロッドを上方に引き上げる。
b
シート前部を押し下げ、ロックする。
u シート前部を軽く持ち上げて、左右のフック
にロックがかかっていることを確認してく ださい。
u メインスイッチのキーをシート下に置き忘
れた状態でシートを閉じると、自動的にロッ クされ、キーを取り出せなくなりますので注 意してください。
c
キーを取り外す。
給油口の下端
燃料タンクキャップ
燃料がにじみ出ることがあるので、給油口の下 端以上入れないでください。
矢印
燃料タンクキャップの開けかた
a
リアシートを開ける。 (P.92)
b
燃料タンクキャップを左に回して開ける。
燃料タンクキャップの閉じかた
a
燃料タンクキャップを右に回して閉める。
u 燃料タンクキャップの矢印とタンク上面の
矢印が合うところまで確実に回してくださ い。
b
リアシートを閉じる。
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン タンク容量:14 ℓ
燃料についての注意 (P.8
#
)
1 警告
ガソリンは燃えやすいため、ヤケドを負った り、爆発して重大な傷害に至る可能性があり ます。
燃料補給およびガソリンの取り扱い 2 P. 8
93

その他装備の使いかた

ラゲッジボックス 開けかた
メインスイッチのキー
ロック
ラゲッジボックスリッド
フック
ラゲッジボックス
94
a
メインスイッチのキーをロックに差し込み、右 に回してロックを解除する。
b
ラゲッジボックスリッド前部を持ち上げる。
閉じかた
a
ラゲッジボックスリッド前部を押し下げ、ロッ クする。
u ラゲッジボックスリッド前部を軽く持ち上
げて、ロックがかかっていることを確認して ください。
u メインスイッチのキーをラゲッジボックス
内に置 き 忘 れた状態でラゲッジボックス リッドを閉じると、自動的にロックされ、 キーを取り出せなくなりますので注意 して ください。
b
キーを取り外す。
最大積載量を超えて荷物を積まないでくだ さい。
最大積載量: 5 kg
u ラゲッジボックス内に貴重品やこわれやす
いもの、熱の影響を受けやすいものは入れな いでください。
ラゲッジボックスにヘルメットを収納すること ができます。ヘルメットの前側を上方に向けて 収納してください。
ヘルメット
u ヘルメットの種類や形状、大きさなどにより、
一部収納できない場合があります。
携帯工具/書類入れ
携帯工具と書類入れはメンテナンスリッド(ラ ゲッジボックス内)の上にバンドで収納します。
書類入れ
携帯工具
バンド
メンテナンスリッド
u 携帯工具と書類入れは、図のようにメンテナ
ンスリッドの上に格納し、バンドでしっかり と固定してください。
ラゲッジボックスの開けかた (P.94)
#
次ページに続く
95
その他装備の使いかた
ヘルメットホルダー
ヘルメットホルダーはリアシート下にありま
す。ヘルメットホルダーワイヤーは携帯工具に 入っています。
ヘルメットホルダー ワイヤー
ヘルメット D-リング
ヘルメットホルダー ワイヤー
ヘルメットホルダー
96
前ページの続き
u
ヘルメットホルダーは駐車時のみお使いください。
リアシートの開けかた (P.92)
#
1 警告
ヘルメットホルダーにヘルメットをつけた まま走行しないでください。
走行の妨げになり、重傷を負ったり死亡した りする事故が発生することがあります。
ハンドルグリップヒーター
この車は、運転する際に手元を暖めるハンドル グリップヒーターを装備しています。ハンドル グリップヒーターを使用する際は、手袋を着用 してください。
ヒーターレベル
ハンドルグリップ ヒーター表示灯
ハンドルグリップ ヒータースイッチ
ハンドルグリップヒーター ステータスアイコン
次ページに続く
97
その他装備の使いかた
ハンドルグリップヒーター表示灯:
ハンドルグリップヒーター作動時に点灯する。
ハンドルグリップヒーターを ON にしたとき、 またはヒーターレベルを変更したときに、選択 しているヒーターレベルを表示灯の点滅回数で 表示する。(例えばヒーターレベル 5 を選択し た場合、表示灯は 5 回の点滅を 7 回繰り返しま す。)
2 秒ごとに点滅したときは (P.142)
#
ヒーターレベル:
#
ヒーターレベルを変更したときに数秒間表示す る。
“E1”、“E2”、“E3” が表示されたときは
#
(P.142
)
98
前ページの続き
ハンドルグリップヒーターステータスアイコ
#
ン:
ハンドルグリップヒーター作動時に表示する。
ハンドルグリップヒーターの使いかた
a
エンジンを始動する。
b
ハンドルグリップヒータースイッチを押し、ハ ンドルグリップヒーターを ON にする。
c
ハンドルグリップヒータースイッチを押し 、 ヒーターレベルを選択する。
u ハンドルグリップヒーターの温度は外気温
によって変化するので、暖かい日の高温度設 定はさけてください。
u 走行中は、ハンドルグリップヒータースイッ
チの操作を行わないでください。
d
OFF にするには、ハンドルグリップヒーター表 示灯が消えるまでハンドルグリップヒータース イッチを押す。
u ハンドルグリップヒータースイッチを押し
続けることでも OFF にできます。
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