
Honda
車をお買いあげいただきありがとうございます。
安全に留意し快適なバイクライフをお楽しみください。
お車の引き渡しについて 運転免許について
お買いあげになりましたら、 販売店にてこ
★★
の取扱説明書と共に「メンテナンスノート」を受取
り、下記の説明を受けてください。
お車の正しい取扱いかた
保証内容と保証期間
点検・整備について
車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
Honda
この車を一般公道で運転するには、運転免許が
必要です。ご自身の免許で運転できるか、確認し
てください。
この車の排気量:
排気量により必要な免許が異なります。
この車の乗車定員は、運転者を含め2人です。
★
なお、運転免許を取得後1年未満の方は、法令に
より2人乗りはできません。
399 cm
(cc)
排出ガス規制について
この車は排出ガス規制適合車です。
★
−
(型):
CB400 SUPER FOUR
CB400 SUPER BOL D’OR
平成11年排出ガス規制適合車
BC NC39
−
(型):
BC NC39

取扱説明書について
この取扱説明書には、お車の正しい取扱いかた、
★
安全な運転のしかた、簡単な点検の方法などに
ついて説明してあります。
「安全に関する表示」「安全運転のために」「メン
テナンスを安全に行うために」は重要ですので、
しっかりお読みください。
車の取扱いを十分にご存じの方も、この車独自
★
の装備や取扱いがありますので、運転する前に
必ずこの取扱説明書をお読みください。
また、メンテナンスノートもぜひお読みくださ
い。
車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書お
★
よびメンテナンスノートをお渡しください。
車の仕様、その他の変更により、この本の内容と
★
実車が一致しない場合があります。ご了承くだ
さい。
この取扱説明書は、 を中心
★
に説明してあります。
CB400 SUPER FOUR
安全に関する表示について
★安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のある
こと」を回避方法と共に、下記の表示で記載して
います。これらは重要ですので、しっかりお読み
ください。
指示に従わないと、死亡または
重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または
重大な傷害に至る可能性がある
もの
指示に従わないと、傷害を受け
る可能性があるもの
★その他の表示
お車のために守っていただき
たいこと
知っておいていただきたい
こと
知っておくと便利なこと

目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・18
・・・・・・・・・・・・・・・速度計(スピードメータ) ・18
・・・・・・・・・・・エンジン回転計(タコメータ) ・19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディスプレイ ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時計 ・21
・・・・・・・・・・・・・積算距離計(オドメータ) ・23
・・・・・・・・・区間距離計(トリップメータ) ・23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料計 ・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯・表示灯 ・26
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・油圧警告灯 ・26
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水温警告灯 ・27
(HISS)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器表示灯 ・29
前照灯上向き表示灯
・・・・・・・(ハイビームパイロットランプ) ・29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニュートラル表示灯 ・29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・30
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・30
前照灯上下切換えスイッチ
・・・・・(ヘッドライト上下切換えスイッチ) ・31
・・・・・・・・・・・・・・・エンジンストップスイッチ ・32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタータスイッチ ・33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・33
・・・・・・・・・・・・・・・パッシングライトスイッチ ・34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・35
・・・非常駐車灯スイッチ(ハザードスイッチ) ・36
・・・イモビライザーシステム 表示灯 ・28

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・37・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・58
・・・・・・・・・・イモビライザーシステム() ・37
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルロック ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート ・45
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・収納ボックス ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・60HISS
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・60
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チェンジのしかた ・63
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・走りかた ・64
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキの使いかた ・66
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書類入れ ・49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・携帯工具入れ ・49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・右ポケット ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・左ポケット ・51
・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキレバーの距離調整 ・52
・・・・・・・・・・・・・・・フロントクッションの調整 ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リヤクッションの調整 ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サイドカバー ・55
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロープフック ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・U字ロック格納場所 ・57

目次
・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・68
・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・71
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・73
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・76
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・78
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前輪ブレーキ ・79
・・・・・・・・・・・・・ブレーキ液の量の点検 ・79
・・・・・・・ブレーキパッドの摩耗の点検 ・80
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後輪ブレーキ ・81
・・・・・・・・・・・・・ブレーキ液の量の点検 ・81
・・・・・・・ブレーキパッドの摩耗の点検 ・82
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・83
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空気圧の点検 ・83
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・亀裂と損傷の点検 ・84
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・異状な摩耗の点検 ・85
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溝の深さの点検 ・85
・・・・・・・・・・・交換タイヤの選択について ・86
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・87
・・・・・・・・・・・・・・・・・緩み(たるみ)の点検 ・87
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・給油と清掃 ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルの補給 ・90
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・94
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水量の点検 ・94
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水の補給 ・95
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラッチ ・97
・・・・・・・・・クラッチレバーの遊びの点検 ・97
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・99
・・・・・・・・バッテリターミナル部の清掃 ・100
・・・・・・・・・・・バッテリの取付け、取外し ・101
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・102
・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズの点検、交換 ・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・104
・・・・・・エアクリーナエレメントの交換 ・104
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・105
・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類の点検 ・105
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・106
・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレンの清掃 ・106

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・107
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アルミ部品の取扱い ・110
・・・・・・・・・・・・・・・・・・つや消し塗装の取扱い ・110
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・111
・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・112
・・・・・・お車および部品等の廃棄をするとき ・112
・・・・・・・・・・・ストップ・テールランプについて ・114
・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・115
・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・116
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・117
・・・・・・・・・・・・・・・・・・オーバーヒートしたとき ・118
・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・119
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・120
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・122

安全運転のために
ここであげた項目は、日常この車を取扱う上で必
要な基本的なものです。これらの項目をいつもお
守りいただき、安全運転を心がけてください。
運転する前に
日常点検を行ってください。
車は常に清潔に手入れをし、定められた点検整
備を必ず行いましょう。
日常点検は、 ページ参照。
定期点検を実施してください。
定期点検は、 ページ参照。
73
76

ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳
禁で行ってください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が
含まれています。エンジンは、風通しの良い場所
でかけてください。

安全運転のために
服装
運転者と同乗者は、必ずヘルメットを着用して
ください。これは、法令でも定められています。
ヘルメットの着用は、あごひもを確実に締める
など、正しく行ってください。
ヘルメットは二輪車用で 、 マークか マ
ークのあるものをお勧めします。頭にしっくり
合って圧迫感のないものをお選びください。
保護具や保護性の高い服を着用してください。
フェイスシールドまたはゴーグルの使用
くるぶしまで覆い、かかとのある靴の着用
−二輪車用ブーツが望ましい
摩擦に強い皮製の手袋の着用
長ズボンと長袖のジャケットの着用
明るく目立つ色の動きやすい服装で体の露
−
出の少ないものを着用してください。
すその広いズボンや袖口の広いジャケット
−
は、ブレーキやチェンジ操作のじゃまにな
り思わぬ事故の原因にもなりますので避け
てください。
PSC SG JIS
ヘルメットを正しく着用していないと、万一
の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可
能性が高くなります。
運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、保
護具および保護性の高い服を着用してくださ
い。

乗りかた
走行中は、運転者は両手でハンドルを握り、両足
をステップに置いてください。
からだを保持してください。運転者は、同乗者の
乗車姿勢を確認してください。
急激なハンドル操作や、片手運転は避けてくだ
さい。
これは、すべての二輪車の安全運転の原則です。同乗者は、両足を後席用ステップに置き、両手で

安全運転のために
荷物
荷物を積んだときは、積まないときにくらべて
操縦安定性が変わります。積載するときは、積
み過ぎない、荷物を固定するなど十分注意し、
安全に走行してください。
ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操作が
できなくなる場合があります。物を置かないで
ください。
ヘッドライトレンズの前を荷物等でさえぎらな
いでください。過熱によりレンズが溶けたり、荷
物等まで損傷する場合があります。

改造
車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪
化させたり、排気音を大きくしたり、ひいては車
の寿命を縮めることがあります。
不正改造は法律に触れることは勿論、他の迷惑
行為となります。
このような改造に起因する場合は、保証が受け
られません。
この車は平成 年排出ガス規制適合車です。
排出ガス濃度を劣化させるような不正改造は行
わないでください。
11

安全運転のために
駐車
駐車するときは サイドスタンドでの駐車について
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハンド
ルロックをかけ、キーを抜いてお持ちください。
水平でしっかりした地面の場所に駐車してくだ
さい。
交通のじゃまにならない安全な場所を選んで駐
車しましょう。
やむをえず傾斜地、砂利を敷いた所、でこぼこな
所、地面の軟らかい所等に駐車せざるを得ない
ときは、車の転倒・動き出しのないよう、安全処
置に十分留意してください。
車は水平な場所にハンドルを左にきって駐車しま
しょう。
ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が不安
定になり、転倒する恐れがあります。

マフラなどが熱くなっています。他の方が触れ
ることのない場所に駐車しましょう。
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ
フラ、エンジンなどに触れないでください。
マフラ、エンジンなどは、エンジン回転中およ
び停止後しばらくの間は熱くなっています。
このとき、マフラ、エンジンなどに触れるとヤ
ケドを負う可能性があります。
エンジン回転中および停止後しばらくの間
はマフラ、エンジンなどに触れないでくだ
さい。
他の方がマフラ、エンジンなどに触れるこ
とのない場所に駐車してください。

各部の名称《》CB400 SUPER FOUR
携帯工具入れ
(P.49)
書類入れ
(P.49)
後席用ステップ
ラジエータリザーバタンク
収納ボックス(P.48)
後輪ブレーキペダル
燃料タンクキャップ(P.59)
メインスイッチ(P.30)
バッテリ(P.99)
前輪ブレーキレバー
オイルレベル点検窓(P.89)
オイルフィラーキャップ

ヒューズボックス(P.103)
クラッチレバー
ブリーザドレン(P.106)
チェンジペダル
メインヒューズ(P.103)
サイドスタンド
ヘルメットホルダ(P.46)
シートロック(P.45)
後席用ステップ

各部の名称《》CB400 SUPER BOL D’OR
携帯工具入れ
(P.49)
書類入れ
(P.49)
後席用ステップ
ラジエータリザーバタンク
収納ボックス(P.48)
後輪ブレーキペダル
燃料タンクキャップ(P.59)
メインスイッチ(P.30)
バッテリ(P.99)
前輪ブレーキレバー
右ポケット(P.50)
オイルレベル点検窓(P.89)
オイルフィラーキャップ

ヒューズボックス(P.103)
クラッチレバー
左ポケット(P.51)
ブリーザドレン(P.106)
メインヒューズ(P.103)
サイドスタンド
ヘルメットホルダ(P.46)
シートロック(P.45)
後席用ステップチェンジペダル

メータの見かた、使いかた
計器類
走行中の速度を示します。法定速度を守り安全走
行してください。
メインスイッチのキーを の位置にすると、速
度計(スピードメータ)の指針は、一度最高目盛に
振れた後、 に戻ります。
右スイッチ
時刻合わせを行います。
左スイッチ
積算距離計(オドメータ)と区間距離計(トリップ
メータ)の切換えや区間距離計のリセット、時刻合
わせを行います。
メインスイッチが の間、イモビライザーシ
ステム()表示灯を点滅しないようにすると
きに使用します。(38ページ参照)
‘‘0’’
HISS
‘‘ON’’
‘‘OFF’’
安全運転に支障をきたすおそれがありますので走
行中はスイッチの操作は行わないでください。速度計(スピードメータ)
〈〉
CB400 SUPER FOUR
右スイッチ左スイッチ
速度計(スピードメータ)
〈〉
CB400 SUPER BOL D’OR
左スイッチ 右スイッチ左スイッチ 右スイッチ
速度計(スピードメータ)

エンジン回転計(タコメータ)
エンジンの回転数を示します。
エンジン回転数がレッドゾーンに入らないように
してください。
エンジン回転計
(タコメータ)
レッドゾーン
メインスイッチのキーを の位置にすると、エ
‘‘ON’’
ンジン回転計(タコメータ)の指針は、一度レッド
ゾーンに振れた後、 に戻ります。
‘‘0’’
空吹かし及び1速2速ギヤ位置での急加速
はレッドゾーンに入りやすいので特に注意
してください。
レッドゾーンとはエンジンの限界回転域を
示したものです。レッドゾーン以上で使用
するとエンジン回転が不円滑になり、エン
ジン寿命に悪影響を与えるだけでなく、最
悪の場合エンジンがこわれます。

メータの見かた、使いかた
ディスプレイ
時計、燃料計、区間距離計(トリップメータ)、積算
距離計(オドメータ)の表示を行います。
《初期表示》
メインスイッチのキーを の位置にすると、す
べての表示があらわれます。(時計は時刻を表示し
ます。)
このとき表示されない部分がある場合は、お買い
上げの 販売店で点検を受けてください。
Honda
時計はメインスイッチを にすると、消灯
します。
‘‘ON’’
‘‘OFF’’
初期表示
左側ディスプレイ
右側ディスプレイ

[時計]
時計は12時間表示で時刻を表示します。
《時刻の合わせかた》
メインスイッチのキーを の位置にしま
1.
す。
左スイッチと右スイッチを同時に2秒以上押
2.
し続けます。
時計の表示が点滅します。
‘‘ON’’
時計
右スイッチ左スイッチ

メータの見かた、使いかた
時刻を修正します。
3.
左スイッチを押します。
時:
右スイッチを押します。
分:
スイッチを1回押すと数字はひとつだけ進み、
スイッチを押しつづけると数字も進みつづけ
ます。ただし時は12から1へ、分は59か ら
00に戻ります。また、 、 の表示は、時
が11か ら12へ進むと同時に切換わります。
時刻修正後、メインスイッチをにしま
4.
す。
表示が点滅している状態で、約30秒間スイッ
チを操作しない場合、通常表示に戻ります。
AM PM
OFF
左スイッチ
右スイッチ

[積算距離計(オドメータ)]
走行した総距離を の単位で示します。
[区間距離計(トリップメータ)]
メータをリセット( に戻す)した時点からの走
行距離を示します。
区間距離計(トリップメータ)には
のモードがあります。
2’’
表示の切換え
左スイッチを押すごとに表示が右図のように変わ
ります。
区間距離計のリセット
‘‘TRIP 1’’ ‘‘TRIP 2’’
秒以上押し続けます。
リセットのときは表示されている方だけ(例えば
‘‘TR IP 1’’ ‘‘TRIP 1’’
セットされます。
または の状態で左スイッチを1
が表示されていれば だけ)がリ
km
‘‘0’’
‘‘TRIP 1’’, ‘‘TRIP
左スイッチ
左スイッチ
積算距離計
(オドメータ)
区間距離計
(トリップメータ)
TRIP1
TRIP 2

メータの見かた、使いかた
[燃料計]
燃料タンク内のガソリンの量を示します。
ガソリンが減ってくるとFから順にマークが消灯
していきます。
サイドスタンド状態では正確な表示はしません。
ガソリンの量を確認するときは車体を垂直にして
行ってください。
左端のマークのみの表示から、右図のようにマー
クが右から点灯していき全点灯したあと、右から
消灯していく表示をくりかえしたときは早めにガ
ソリンを補給してください。
このときの燃料残量:約
3.0
燃料計マーク

燃料計の故障表示
マークが右図のように中央から左右方向へ点灯し
ていき全点灯したあと、中央から左右方向へ消灯
していく表示をくりかえしたときは 販売店
へご相談ください。
Honda
マーク

メータの見かた、使いかた
警告灯・表示灯
油圧警告灯
エンジン回転中、エンジン内部を潤滑しているオ
イルの圧力が低下すると点灯します。
エンジン回転中に点灯した場合は、ただちに安全
な場所に停車してエンジンを止め、エンジンオイ
ル量を点検してください。
エンジンオイルが減っていないのに点灯している
ときや、エンジンオイルを補給しても点灯すると
きは、ただちに 販売店にご相談ください。
エンジンオイル量の点検は、 ページ参照。
油圧警告灯が点灯したまま走行しないでく
ださい。エンジンが破損するおそれがあり
ます。
Honda
89
油圧警告灯は、メインスイッチをに
すると点灯し、エンジンを始動すると同時
に消灯するのが正常です。
油圧警告灯
ON

水温警告灯
メインスイッチがのとき、エンジン冷却水
ON
の温度が規定以上になると点灯します。
エンジン回転中に点灯した場合、オーバーヒート
のおそれがあります。ただちに安全な場所に停車
してください。
処置手順は、 ページ参照。118
水温警告灯が点灯したまま、走行を続ける
とエンジン故障の原因となります。
高温下での長時間にわたるアイドリングに
より警告灯が点灯する場合があります。こ
の場合は、走行してエンジンを冷やすか、ま
たはエンジンが冷えるまで停止してくださ
い。
水温警告灯

メータの見かた、使いかた
イモビライザーシステム 表示灯
エンジンストップスイッチが の状態
でメインスイッチを にすると、イモビライザ
ーシステム の作動により表示灯が点灯し、
数秒後に消灯することで、エンジンの始動が可能
であることを示します。
消灯しない場合、エンジンの始動はできません。
もし、消灯しない場合、メインスイッチを に
し、キーを抜き、再度キーを差し込み、メインスイ
ッチを にしてください。それでも消灯しない
ときは、 〜 ページを確認してください。3940
メインスイッチを にしたあと、24時間の間、
2秒間隔で点滅します。また、この点滅をしないよ
うにすることもできます( ページ参照)。
イモビライザーシステム については ペ
ージを参照してください。
(HISS)
‘‘ON’’
‘‘ON’’
‘‘OFF’’
(HISS)
‘‘ ’’ (RUN)
38
(HISS)
‘‘OFF’’
37
エンジンストップスイッチが
の位置ではメインスイッチを にして
も、イモビライザーシステム 表示灯
は点灯しません。
エンジンストップスイッチを
にしてください。
イモビライザーシステム 表示灯
‘‘ ’’ (OFF)
‘‘ON’’
(HISS)
‘‘ ’’ (RUN)
(HISS)

方向指示器表示灯
方向指示器が点滅しているときに点滅します。非
常駐車灯スイッチ(ハザードスイッチ)を使用して
いるときは、左右の表示灯が同時に点滅します。
前照灯上向き表示灯(ハイビームパイロットラン
プ)
照射角が上向きのときに点灯します。
ニュートラル表示灯
メインスイッチのキーがの位置にありチェ
ON
ンジがニュートラルの位置にあるとき点灯します。
〈〉
CB400 SUPER FOUR
前照灯上向き表示灯ニュートラル表示灯
方向指示器表示灯
〈〉
CB400 SUPER BOL D’OR
方向指示器表示灯
ニュートラル表示灯 前照灯上向き表示灯

スイッチの使いかた
メインスイッチ
メインスイッチは電気回路の断続を行います。
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでく
ださい。
メインスイッチのキーをやの位置
にすると電気系統は作動しません。走行中にメイ
ンスイッチのキーを操作すると思わぬ事故につな
がるおそれがありますので必ず停車してから操作
してください。
この車はメインスイッチをにすると
前照灯(ヘッドライト)が常時点灯します。
エンジンをかけずにの状態にしてお
くと、バッテリあがりの原因となります。
車を離れるときは、ハンドルロックをかけ
て必ずキーを抜いてお持ちください。
OFF LOCK
ON
ON
キーの
位置
ON
OFF
LOCK
メインスイッチ
始動・昼夜間走行
停止
ハンドルのロックができる
OFF
LOCK
作用
前照灯(ヘッドライト)な
どが常時点灯する。
ホーン・方向指示器・制動
灯(ストップランプ)など
が使える。
電気回路を全部遮断する
電気回路を全部遮断する
ON
キーの
脱着
抜けない
抜ける
抜ける

前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
《前照灯(ヘッドライト)の上下切換え》
前照灯上下切換えスイッチを押して行います。
(HI)
・・・・・前照灯(ヘッドライト)が上向き
(LO)
・・・・・前照灯(ヘッドライト)が下向き
昼間は、下向き(ロービーム)に点灯しましょう。
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)

スイッチの使いかた
エンジンストップスイッチ
エンジンストップスイッチは、転倒など非常の場
合に、手もとですぐにエンジンを止めるために設
けたものです。
通常は()の位置にしておいてくださ
い。
()の位置ではエンジンはかかりませ
ん。
エンジンストップスイッチは非常の場合以外は使
用しないでください。走行中にエンジンストップ
スイッチを → → にすると、エンジン
回転が不円滑となり、走行不安定の原因となりま
す。またエンジンにも悪影響をおよぼすおそれが
あります。
非常時にエンジンストップスイッチでエン
ジンを停止した場合、忘れずにメインスイ
ッチをにしてください。のま
まにしておくと、バッテリあがりの原因と
なります。
RUN
OFF
RUN OFF RUN
OFF ON
エンジンストップスイッチ

スタータスイッチ
スイッチを押している間、スタータモータが回転
し、エンジンを始動させます。
スタータモータを連続して回転させないで
ください。消費電力が多いため、バッテリが
あがるおそれがあります。
エンジンストップスイッチが
()のときはスタータモータは回転し
OFF
ません。
スタータモータ作動時はヘッドライトが消
灯します。
ホーンスイッチ
メインスイッチがのとき、ホーンスイッチ
を押すとホーンが鳴ります。
ON
スタータスイッチ
ホーンスイッチ

スイッチの使いかた
パッシングライトスイッチ
追越しのときに、自車の存在を知らせるためのも
のです。
《使いかた》
パッシングライトスイッチを押して行います。
前照灯上下切換えスイッチが上向きのときは作動
しません。
パッシングライトスイッチ

方向指示器スイッチ
右左折する時や、進路変更する場合には方向指示
器で合図します。
《使いかた》
メインスイッチのキーをにしてスイッチを
入れると、方向指示器が作動します。
解除は、方向指示器スイッチを押して行います。
・・・・・右 折
・・・・・左 折
ON
方向指示器スイッチは、自動的に解除しま
せん。使用後は、必ず解除してください。つ
けたままにしておくと他の方に迷惑となり
ます。
電球(バルブ)は、正規のワット数以外のも
のを使用すると、方向指示器が正常に作動
しなくなります。必ず正規のワット数のも
のを使用してください。
方向指示器スイッチ

スイッチの使いかた
非常駐車灯スイッチ
(ハザードスイッチ)
スイッチを入れると、すべての方向指示器のラン
プが点滅します。
故障等で、やむを得ず路上に駐車するときに使用
します。非常時にのみ使用してください。
《使いかた》
メインスイッチのキーを にして非常駐車灯
スイッチ(ハザードスイッチ)を左に動かします。
非常駐車灯が点滅
非常駐車灯が消灯■
完全充電のバッテリでも約 分以上使用す
るとバッテリ容量が低下し、エンジンの始
動ができなくなります。
非常駐車灯を使用した後は、必ずスイッチ
を解除してください。解除しないと方向指
示器は作動しません。
‘‘ON’’
20
非常駐車灯スイッチ
(ハザードスイッチ)

装備の使いかた
イモビライザーシステム
(HISS)
この車はイモビライザーシステム を装備し
ています。
イモビライザーシステム はメインスイッチ
を にしたとき、キーとメインスイッチにある
‘‘ON’’
アンテナの間で通信を行い、登録されたキー以外
ではエンジンを始動できないようにしたシステム
です。
(HISS)
(HISS)
エンジンストップスイッチが の状態
でメインスイッチを にすると、イモビライザ
ーシステム 表示灯が点灯し、数秒後に消灯
することでエンジンの始動が可能であることを示
します。
消灯しない場合、エンジンの始動はできません。
もし、消灯しない場合、メインスイッチを に
し、キーを抜き、再度キーを差し込み、メインスイ
ッチを にしてください。それでも消灯しない
ときは、 〜 ページを確認してください。3940
(HISS)
‘‘ON’’
‘‘ON’’
‘‘ ’’ (RUN)
‘‘OFF’’
イモビライザーシステム 表示灯
(HISS)

装備の使いかた
イモビライザーシステム 表示灯の点滅
イモビライザーシステム 表示灯は、メイン
スイッチをにしたあと、2秒間隔で点滅し、
点滅開始から24時間が経過すると自動的に点滅は
止まります。
また、メインスイッチをにする前に、以下
の操作を行うことで、点滅しないようにすること
ができます。
1.
2.
3.
4.
再び、メインスイッチを→にすると、
イモビライザーシステム 表示灯は、点滅す
るようになります。
OFF
メインスイッチのキーを の位置にします。
左側ディスプレイを、積算距離計(オドメー
タ)表示にします。(23ページ参照)
左スイッチを1秒以上押し続けます。このと
き、表示灯が一度点灯します。
メインスイッチのキーを にします。
(HISS)
(HISS)
OFF
ON
OFF
ON OFF
(HISS)
メインスイッチがのとき、イモビラ
イザーシステム 表示灯が点滅してい
なくても、イモビライザーシステム
は作動しています。
イモビライザーシステム()表示灯
積算距離計
(オドメータ)
左スイッチ
OFF
(HISS)
HISS
(HISS)

イモビライザーシステム 表示灯が消灯しな
(HISS)
いとき。
イモビライザーシステム 表示灯が消灯しな
(HISS)
いときは以下を確認してください。
他のイモビライザーシステムのキー(予備のキー
も含む)がメインスイッチの近くにある。
通信不良の場合があります。
メインスイッチのキーは、他のイモビライザー
システムのキー(予備のキーも含む)と分けて使
用してください。
メインスイッチのキーにシール等を貼っている。
通信不良の場合があります。
金属シール等は、はがしてください。

装備の使いかた
登録された専用のキーを使用していない。
登録された専用のキーを使用しないと、イモビ
ライザーシステム 表示灯は消灯しません。
登録された専用のキーを使用してください。
壊れたキーを使用している。
〜 ページを確認してください。
4142
壊れたキーを使用した場合、イモビライザーシ
ステム 表示灯は消灯しません。
(HISS)
別の登録された専用のキーを使用してください。
(HISS)
以上のこと以外で、イモビライザーシステム
表示灯が消灯しない場合は 販売店に
(HISS) Honda
ご相談ください。

メインスイッチのキー
メインスイッチのキーにはイモビライザーシステ
ム の電子部品が内蔵されています。取扱い
(HISS)
には次のことをお守りください。
キーを無理に曲げたり、強い衝撃を与えたりしな
いでください。
電子部品の破損の原因となります。
長時間、直射日光にさらしたり、高温下で放置した
りしないでください。
電子部品のデータ異常の原因となります。

装備の使いかた
削ったり、穴を開けたりしないでください。
電子部品の破損の原因となります。
強い磁気を帯びた場所に置かないでください。
電子部品のデータ異常の原因となります。

メインスイッチのキーを紛失しないようにしてく
ださい。
メインスイッチのキーをすべて紛失した場合、
スパークユニットの交換が必要になります。
スパークユニットの交換を避けるため、予備の
キーを作成することをおすすめします。
予備のキーの作成については、専用のキーおよび
イモビライザーシステム の再登録が必要に
なりますので、お買い上げの 販売店へご相
談ください。
(HISS)
Honda

装備の使いかた
ハンドルロック
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドルロ
ックをかけましょう。
チェーンロック等のご使用もおすすめします。
《かけかた》
ハンドルを左にいっぱいに切ります。
1.
メインスイッチにキーを差し込みます。
2.
キーを押し込みながら、の位置まで
3.
回します。
ロックがかかりにくい場合は、多少ハンドル
を左右に動かしてください。
キーを抜きます。
4.
《外しかた》
メインスイッチにキーを差し込みます。
1.
キーを押し込みながら、の位置まで回
2.
します。
LOCK
OFF
交通のじゃまにならない安全な場所を選ん
で駐車しましょう。
ハンドルが確実にロックされているか、ハ
ンドルを軽く左右に動かして確認してくだ
さい。
メインスイッチのキー
《かけかた》
押押すす
《外しかた》
回す
回す
押押すす

シート
《取外し》
メインスイッチのキーをヘルメットホルダに
1.
差し込み、右に回してヘルメットホルダのロ
ックを解除します。
シートロック解除レバーを下に押し下げ、シ
2.
ートロックを解除します。
シートを後方へずらしながら持ち上げて取外
3.
します。
メインスイッチのキーを置き忘れた状態で
シートを取付けると、自動的にロックされ、
キーを取り出せなくなりますのでご注意く
ださい。
凸部
シート
ガイド
《取付け》
フレームのガイドにシートの凸部を差し込
1.
み、シートを取付けます。
シート後部を押し下げてロックします。
2.
シートを軽く持ち上げてロックがかかって
いることを確認してください。
メインスイッチのキーを左に回して抜きま
3.
す。
ガイド
ヘルメットホルダ
シートロック
解除レバー
メインスイッチのキー
引
く

装備の使いかた
ヘルメットホルダ
ヘルメットホルダは、駐車時のみに使用するもの
です。
走行時に使用すると、ヘルメットが運転を妨げた
り、車体に損傷を与えることがあります。また、ヘ
ルメットに損傷を与え保護機能を低下させます。
《使いかた》
メインスイッチのキーをヘルメットホルダに
1.
差し込み、右にまわしてヘルメットホルダの
ロックを解除します。
ホルダフックに、ヘルメットの金具をかけま
2.
す。
メインスイッチのキーを左に回してロックし、
3.
メインスイッチのキーを抜きます。
メインスイッチのキー ヘルメットホルダ
ヘルメットホルダフック

シートの下に予備のヘルメットホルダがあります。
《使いかた》 ホルダフック
シートを取外します。(45ページ参照)
1.
ホルダフックに、ヘルメットの金具をかけま
2.
す。
シートを取付けます。(45ページ参照)
3.
メインスイッチのキーを置き忘れた状態で
シートを取付けると、自動的にロックされ、
キーを取り出せなくなりますのでご注意く
ださい。

装備の使いかた
収納ボックス
シートを取り外すと、収納ボックスがあります。
シートの取り外しは、45ページを参照してくだ
さい。
収納ボックス
ボックス内への荷物の積載は までです。
収納ボックス内にメインスイッチのキーを
置き忘れた状態でシートを取付けると、自
動的にロックされ、キーを取出せなくなり
ますのでご注意ください。
ボックス内はエンジンの熱等で温度が高く
なります。熱の影響を受け易い用品、食料品
または可燃性のものは入れないでください。
洗車時等、内部に水が入ることがあります。
大切なものを入れる場合はご注意ください。
3kg

書類入れ
シートを取外すと後部に書類入れがあります。
取扱説明書やメンテナンスノートなどは、サービ
スブックバッグに入れ、ここに格納してください。
シートの取り外しは、45ページを参照してくだ
さい。
洗車時、シートの下方から強く水をかけな
いでください。内部に水が入り書類等がぬ
れることがあります。
携帯工具入れ
シートを取外すと携帯工具入れがあります。
携帯工具は、工具入れに格納し、バンドでしっかり
と固定してください。
シートの取外しは、45 ページを参照してくだ
さい。
取扱説明書
メンテナンスノート
サービスブックバッグ
書類入れ
携帯工具
バンド
携帯工具入れ

装備の使いかた
右ポケット
CB400 SUPER BOL D’OR
〈〉
メータの右下に右ポケットがあります。
右ポケットへの荷物の積載は、 までです。
走行中にカバーの開閉は、行わないでください。
《開けかた》
カバーを止まるところまで持ち上げます。
《閉じかた》
カバーがロックするまで完全に閉じてください。
カバーが確実にロックされているか確認してくだ
さい。
0.3
kg
カバー
右ポケット
貴重品やこわれ易いものは入れないでくだ
さい。
洗車時等、内部に水が入ることがあります。
大切なものを入れる場合はご注意ください。

左ポケット
〈〉
CB400 SUPER BOL D’OR
メータの左下に左ポケットがあります。
左ポケットへの荷物の積載は、 までです。
走行中にカバーの開閉は、行わないでください。
左ポケットにはキーロックがついています。キ
ーロックはカバーを完全に閉じた状態で操作し
てください。
《かけかた》
メインスイッチのキーを差し込み、左に回して、キ
ーを抜きます。
《外しかた》
メインスイッチのキーを差し込み、右に回して、キ
ーを抜きます。
0.3
kg
《開けかた》
カバーを止まるところまで持ち上げます。
《閉じかた》
カバーがロックするまで完全に閉じてください。
カバーが確実にロックされているか確認してくだ
さい。
貴重品やこわれ易いものは入れないでくだ
さい。
洗車時等、内部に水が入ることがあります。
大切なものを入れる場合はご注意ください。
カバー
メインスイッチのキー
左ポケット

装備の使いかた
ブレーキレバーの距離調整
この車には、ブレーキレバーとハンドルグリップ
の間隔を調整できるアジャスタが装備されていま
す。
《調整のしかた》
アジャスタを◯方向に回すとブレーキレバーとハ
ンドルグリップの間隔が広くなり、◯方向に回す
と狭くなります。
この時ブレーキレバーを軽く前方に押すとアジャ
スタが回りやすくなります。
アジャスタの合わせマーク(凹部)と矢印が合う位
置で段階的に調整できます。調整後、アジャスタの
合わせマーク(凹部)と矢印を確実に合わせてくだ
さい。
AB
◯、◯方向にアジャスタを回して、回らなくなった
所が調整範囲の限界です。調整範囲を越えてアジ
ャスタを回さないでください。
A
B
前方
ブレーキレバー
合せマーク(凹部)
矢印
アジャスタ

フロントクッションの調整
体重や路面の状態などに応じて調整してください。
《スプリングの調整》
調整は、○−マイナスドライバでアジャスタを回し、
アジャスタの高さを変えて行います。スプリング
の強さは、アジャスタの高さを低くすると強くな
り、高くすると弱くなります。
標準は、アジャスタの上から 本目の目盛がフォ
ークボルト上端に合う位置です。
アジャスタは、無理に回さないでください。
左右の強さは、必ず同じにしてください。
3
3本目
の目盛
アジャスタ
フォークボルト上端

装備の使いかた
リヤクッションの調整
リヤクッションの強さは、5段に調整できます。
体重や路面の状態に応じて調整してください。
《スプリングの調整》
調整はピンスパナとホルダを使い、アジャスタを
回して行います。
アジャスタの回転順序は、1→2→3→4→5ま
たは5→4→3→2→1で行います。
アジャスタを直接1から5または5から1に無理
に回すとリヤクッションが破損します。
3が標準の強さで、2〜1と弱くなり、4〜5と
強くなります。
左右の強さは、必ず同じにしてください。
5432
リヤクッション アジャスタ
1
ピンスパナ
ホルダ

サイドカバー
左右のサイドカバーは、別々に取外せます。
取外し、取付けは、次の要領で行ってください。
《左サイドカバー》
グロメット
《取外し》
シートを取外します。(45ページ参照)
1.
携帯工具の六角レンチを使って、ボルトを取
2.
外します。
サイドカバーを手前に引き、フックをグロメ
3.
ットから外します。
《取付け》
取付けは、取外しの逆手順で行います。
取付け後は、サイドカバーが確実に取付けてある
か確認してください。
《右サイドカバー》
ボルト
右サイドカバー
ボルト
左サイドカバーフック
グロメット
フック

装備の使いかた
ロープフック
格納式ロープフックが、リヤカウルの下にありま
す。
ロープフックは、荷物を固定するときに出し、使用
しないときは、格納してください。
リヤカウル
ロープフック

U字ロック格納場所
シートの下にU字ロックを格納することができま
す。
《格納のしかた》
シートを取外します。( ページ参照)
1.
U字ロックを右図のように格納し、バンドで
2.
確実に固定します。
U字ロックはオプションです。
U字ロック格納場所には、U字ロックの種
類や形状、大きさなどにより一部格納でき
ない場合があります。
45
バンド
U字ロック

燃料の補給
《使用燃料》
無鉛レギュラーガソリン ガソリンは、燃えやすくヤケドを負ったり、爆
発して重大な傷害に至る可能性があります。
必ず無鉛ガソリンを補給してください。
補給するときは、無鉛ガソリンであること
を確認してください。
高濃度アルコール含有燃料を補給すると、
エンジンや燃料系などを損傷する原因とな
ります。
軽油や粗悪ガソリンを補給したり、不適切
な燃料添加剤を使うと、エンジンなどに悪
影響を与えます。
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳禁
で行ってください。
ガソリンを取扱う場合は、
エンジンを止めてください。また、裸火、火
花、熱源などの火元を遠ざけてください。
燃料補給は、必ず屋外で行ってください。
こぼれたガソリンは、すぐに拭き取ってく
ださい。
身体に帯電した静電気の放電による火花によ
り、気化したガソリンに引火し、ヤケドを負う
可能性があります。
ガソリンを補給するときは、
燃料タンクキャップを開ける前に車体や
給油機などの金属部分に触れて身体の静
電気を除去してください。
給油作業は静電気を除去した人のみで行
なってください。

《補給のしかた》
キーカバーを開け、メインスイッチのキーを
1.
差し込み右に回して、燃料タンクキャップを
開けます。
燃料タンクキャップ レベルプレート下端
キーカバーメインスイッチのキー
ガソリンを注入口の下側にあるレベルプレー
2.
ト下端まで入れます。
ガソリンをレベルプレート下端以上に入れる
と、燃料タンクキャップのブリーザ孔からガ
ソリンがにじみ出ることがあります。
燃料タンクキャップを手で確実に押してメイ
3.
ンスイッチのキーを抜いてください。
燃料タンクキャップがロックされないと、メ
インスイッチのキーは抜けません。
キーカバーを閉じます。
4.

正しい運転操作
エンジンのかけかた
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含
まれています。エンジンは、風通しの良い場所でか
けてください。
エンジン始動は、 − ページの「始動手順」
に従い行ってください。
スタータスイッチを押して5秒以内でエン
ジンがかからないときは、一度メインスイ
ッチをにし、10秒くらい休んでから
再びメインスイッチをにして、スタ
ータスイッチを押してください。
これはバッテリ電圧を回復させるためです。
無用の空ふかしや長時間の暖機運転はしな
いでください。ガソリンの無駄使いになる
ばかりでなく、エンジン等に悪影響を与え
ます。
6162
OFF
ON
この車には、サイドスタンドを出したまま
チェンジを入れると、自動的にエンジンが
停止するイグニッションカットオフ式サイ
ドスタンドを採用しています。スタートす
る前に、必ずサイドスタンドを格納してく
ださい。
この車は、セーフティスタータ機構を採用
していますので、チェンジが入った状態で
は、エンジンは始動しません。但しこの状態
でも、クラッチレバーを握ればエンジンは
始動します。

《始動手順》
エンジンが冷えているとき
エンジンストップスイッチが にな
1.
っていることを確認します。
メインスイッチをにします。
2.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
3.
ラル表示灯で確認してください。)
チョークノブをいっぱいに引きます。
4.
スロットルグリップを閉じ、スタータスイッ
5.
チを押します。
エンジンがかかったら、チョークノブを徐々
6.
に戻し、回転がスムーズになるまで暖機運転
し、チョークノブを完全に戻します。
サイドスタンドが確実に格納してあることを
7.
確認してからスタートしてください。
ON
(RUN)
チョークノブを引いたままで長時間暖機運
転を行わないでください。
エンジンが損傷する恐れがあります。
チョークノブ
引く
エンジンがかからないときは、 ページ記
載の要領で確認してください。
戻す
119

正しい運転操作
エンジンが暖まっているとき
エンジンストップスイッチが にな
1.
っていることを確認します。
メインスイッチをにします。
2.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
3.
ラル表示灯で確認してください。)
スロットルグリップを閉じ、スタータスイッ
4.
チを押します。(1〜2回でエンジンがかから
ないときは、 を行います。)
スロットルグリップを閉じてエンジンがかか
5.
らないときは、スロットルグリップを1/8
〜1/4ほど回し、スタータスイッチを押し
ます。
サイドスタンドが確実に格納してあることを
6.
確認してからスタートしてください。
ON
5
(RUN)
エンジンが暖まっているときチョークノブ
が引かれていると、ラジエターの冷却ファ
ンが回転することがありますが、異常では
ありません。チョークノブが完全に戻って
いることを確認してください。
エンジンがかからないときは、 ページ記
載の要領で確認してください。
119

チェンジのしかた
チェンジは、右図のような6段リターン式です。
変速は、スロットルグリップを一旦戻して、クラ
ッチレバーを完全に握ってから行います。
チェンジペダルの操作は、つま先で軽く行い、ペ
ダルにコツンと足ごたえのあるまで確実に操作
してください。無理をすると、チェンジ機構を痛
める原因となります。

正しい運転操作
走りかた
走行前に、サイドスタンドは完全に納まってい
るか確認してください。
車のスピードに応じてギヤを切換えることが必
要です。右表は、その速度範囲を示したものです。
不必要な急加減速をつつしんで走ることが、燃
料の節約と車の寿命をのばします。
走行中に異音や異常を感じたときは、ただ
ちに 販売店で調べましょう。
Honda
発進は、できるだけ静かに行いましょう。
法定速度を守って走りましょう。
速度範囲
1速
2速
3速
4速
5速
6速
《慣らし運転》
適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能
を良い状態に保つことができます。
この車は乗り始めてから を走行するまで
は急発進、急加速を避け控えめな運転をしてくだ
さい。
〜
055km/h
〜
20 80 km/h
〜
25 110 km/h
〜
35 140 km/h
〜
45 165 km/h
50 km/h
500 km
以上

《シフトダウンのしかた》
追い越しするときなど、強力な加速が必要なとき
は、シフトダウンをすると加速力が得られます。
あまり高い速度で行うと、エンジンの回転が上が
り過ぎて、エンジン、ミッションに悪影響を与える
だけでなく、最悪の場合エンジン、ミッションがこ
われます。右表の速度内で行ってください。
6速→5速
5速→4速
4速→3速
3速→2速
2速→1速
シフトダウン可能限界速度
90 km/h
60 km/h
30 km/h
以下
以下
以下
以下
以下
130 km/h
110 km/h

正しい運転操作
ブレーキの使いかた
ブレーキは、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同
時に使いましょう。制動力を効果的に得るため
には、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時に使
う必要があります。
不必要な急ブレーキは避けましょう。急激なブ
レーキ操作は、タイヤをロックさせ車体の安定
性を損なうおそれがあります。
雨天走行や路面が濡れている場合、タイヤがロ
ックしやすく、制動距離が長くなります。スピー
ドを落として、余裕をもったブレーキ操作をし
てください。
連続的なブレーキ操作は、ブレーキ部の温度上
昇の原因となり、ブレーキの効きが悪くなるお
それがありますので避けてください。
水たまりを走行した後や雨天走行時には、ブレ
ーキの効き具合が悪くなることがあります。
水たまりを走行した後などは、安全な場所で周
囲の交通事情に十分注意し、低速で走行しなが
らブレーキを軽く作動させて、ブレーキの効き
具合を確認してください。もし、ブレーキの効き
が悪いときは、ブレーキを軽く作動させながら
しばらく低速で走行して、ブレーキのしめりを
乾かしてください。

《エンジンブレーキ》
スロットルグリップをもどすとエンジンブレーキ
がききます。さらにエンジンブレーキを必要とす
るときは5速、4速・・・・・とシフトダウンを行って
ください。
急激なシフトダウンは、尻振りなどの原因となり
ます。 ページの表にしたがって行ってくださ
65
い。
長い下り坂、急な下り坂などでは、断続的なブレー
キ操作とエンジンブレーキを併用してください。

メンテナンスを安全に行うために
整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態で行
ってください。
場所は、平坦地で足場のしっかりした所を選び、
スタンドを立てて行ってください。

エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン
本体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱く
なっています。ヤケドにご注意ください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が
含まれています。しめきったガレージの中や、風
通しの悪い場所でエンジンをかけての点検はや
めてください。

メンテナンスを安全に行うために
走行して点検する必要があるときは、安全な場
所で周囲の交通事情に十分注意して行ってくだ
さい。
メンテナンスに工具を必要とするときは、適切
な工具を使用してください。

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた
だくために、道路運送車両法で1日1回の日常点
検と6か月、12か月毎の定期点検整備を行うこと
が義務づけられています。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して
ください。
点検整備の方法を正しく行わないことや、不
適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす
原因となり、死亡または重大な傷害に至る可
能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノー
トに記載された点検方法・要領を守り、必ず
実施してください。
異状箇所は乗車前に修理してください。
各点検、メンテナンス等については、以下のページ
をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月目点検について ・72
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換部品について ・72
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・73
・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンス部品配置図 ・74
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・76
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6か月点検項目 ・77
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・78
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・83
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・87
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・94
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラッチ ・97
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・99
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・104
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・105
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・106

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
1か月目点検について 交換部品について
新車から1か月目(または、 時)は、特に初
1,000 km
期の点検整備が車の寿命に影響することを重視し、
点検を無料でお取扱いいたします。
お買いあげの 販売店で行ってください。
Honda
他の販売店にてお受けになると有料となる場合が
あります。
また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実
費をいただきます。
点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合
は、あなたのお車に最適な 純正部品をご
使用ください。
純正部品は、厳しい検査を実施し、 車に適合
するように作られています。
お求めは、 販売店にご相談ください。
Honda
純正部品には、次のマークがついています。
Honda
Honda
詳細については、別冊「メンテナンスノート」の14
ページをご覧ください。
3
小型自動車[ を超えるもの]は、2年ご
250 cm (cc)
とに国で定める継続検査を受けなければ使用でき
ません。
期間満了前に必ずお受けください。
純正部品マーク

日常点検
日常点検
お車をご使用の方には、1日1回運転する前に点
検を行うことが法で定められています。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して
ください。
この車に適用される点検項目は、右記「日常点検項
目」です。
下線のついている項目については、「簡単なメンテ
ナンス」に説明があります。 ページ以後を参照
してください。
また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス
部品配置図」で示します。参照してください。
点検方法・要領は、別冊「メンテナンスノート」の21
ページ以後をご覧ください。
78
日常点検項目
ブレーキ
タイヤ
エンジン
灯火装置及び方向指示器
運行において異状が認められた箇所
(※)印の点検は、お車の走行距離、運転時の状態等
から判断した適切な時期(長距離走行前や洗車時、
給油時等)に行う項目です。
レバーの遊び(油圧式)
ペダルの遊び(油圧式)
ブレーキのきき具合
ブレーキ液の量
空気圧
亀裂、損傷
異状な摩耗
溝の深さ(※)
冷却水の量(※)
エンジンオイルの量(※)
(4サイクル車)
かかり具合、異音(※)
低速、加速の状態(※)

日常点検
メンテナンス部品配置図
点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡
単なメンテナンス」および別冊「メンテ
ナンスノート」の21ページ以後をご覧
ください。
ラジエータリザーバタンク
前輪ブレーキリザーバタンク
メインスイッチ
前輪ブレーキレバー
後輪ブレーキペダル
後輪ブレーキリザーバタンク
オイルレベル点検窓
オイルフィラーキャップ

前照灯上下切換えスイッチ
方向指示器スイッチ
ヘッドライト
フロントウインカランプ
ストップ テールランプ
リヤウインカランプ
タイヤ

定期点検
定期点検
定期点検は、道路運送車両法で定められた6か月、
12か月ごとの点検と、使い始めてから1か月目(ま
たは、 時)に行う点検があります。
1,000 km
また、これらの法定点検項目のほかに が指
定する点検整備項目もあります。
安全快適にお車をご使用いただくために、点検整
備を必ず実施してください。
点検整備の実施は、お客様の責任です。これは、ご
自身で行う場合も、他に依頼する場合も同様です。
ご自身で実施できない場合は、 販売店に
ご相談ください。
ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の
知識と技量に合わせた範囲内で行ってください。
難しいと思われる内容については、 販売
店にご相談ください。
Honda
Honda
Honda
点検整備のデータは、 ページのサービスデー
タを参照してください。
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点
検整備記録簿に記入し、大切に保存、携行してくだ
さい。
6か月点検項目は、次ページにあります。
点検内容等、詳しくは別冊「メンテナンスノート」
の定期点検の解説(25ページ)をご覧ください。
122

6か月点検項目
点火装置 スパークプラグの状態
潤滑装置
クラッチ
チェーン及びスプロケット
ブレーキペダル及び
ブレーキレバー
ホース及びパイプ
ホイール
点検内容は、別冊「メンテナンスノート」の25ページをご覧ください。
排気ガスの状態エンジン本体
エンジンオイルの漏れ
クラッチレバーの遊び
クラッチの作用
チェーンの緩み
遊び
ブレーキのきき具合
漏れ、損傷、取付状態
タイヤの状態
ホイールのボルト、ナットの緩み
指定6か月点検整備項目Honda
ブレーキ装置
ブローバイガス還元装置
点検整備の内容は、 、 および ページを参照してく
ださい。
パッドの摩耗
ブリーザドレンの清掃
8082106

簡単なメンテナンス
簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメンテ
ナンス(点検整備)について説明しています。
ご自身の知識、技量に合わせた範囲内で、適切な工
具を使用し、メンテナンスを行ってください。
安全のため、技量や作業に必要な工具をお持ちで
ない場合は、 販売店にご相談ください。
Honda

ブレーキ
前輪ブレーキ
《ブレーキ液の量の点検》
平坦地でスタンドを立て、ハンドルを動かし、リザ
ーバタンクキャップ上面を水平にします。
液面が下限()以上にあることを確認して
ください。
液面が下限以下の場合はブレーキパッドの摩耗が
考えられます。パッドの摩耗の点検を行ってくだ
さい。(次ページ参照)
ブレーキパッドが摩耗していない場合は、ブレー
キ系統の液漏れが考えられます。
異状箇所の修理やブレーキ液の補充は 販売
店にご相談ください。
指定ブレーキ液
Honda
LOWER
Honda
純正ブレーキフルード DOT4
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく
ださい。
銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ
レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障
の原因となることがあります。
下限

簡単なメンテナンス
《ブレーキパッドの摩耗の点検》
( 指定6か月点検整備項目)
Honda
左右のブレーキキャリパを同時に点検します。
ブレーキキャリパの前側からのぞいて、パッドの
摩耗限界溝がなくなったら、パッドの摩耗限界で
す。
摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時
に交換してください。
ブレーキパッドの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda
パッドの摩耗限界溝
ブレーキキャリパ
ディスク
ブレーキ
キャリパ
パッドの摩耗限界溝

後輪ブレーキ
《ブレーキ液の量の点検》
平坦地で車体を垂直にして、ブレーキ液面がレベ
ルラインに平行な状態にします。
液面が上限と下限の間にあることを確認してくだ
さい。
液面が下限以下の場合はブレーキパッドの摩耗が
考えられます。パッドの摩耗の点検を行ってくだ
さい。(次ページ参照)
ブレーキパッドが摩耗していない場合は、ブレー
キ系統の液漏れが考えられます。
異状箇所の修理やブレーキ液の補充は 販売
店にご相談ください。
指定ブレーキ液
純正ブレーキフルード DOT4
Honda
Honda
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく
ださい。
銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ
レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障
の原因となることがあります。
上限
下限

簡単なメンテナンス
《ブレーキパッドの摩耗の点検》
Honda
( 指定6か月点検整備項目)
ブレーキキャリパの後側からのぞいて、パッドの
摩耗限界溝がブレーキディスクの側面に達したら、
パッドの摩耗限界です。
摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時
に交換してください。
ブレーキパッドの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda
ディスク
ブレーキ
キャリパ
パッドの摩耗限界溝
ブレーキキャリパ

タイヤ
車を安全に運転するには、タイヤを良い状態に保
つことが必要です。
常に適正な空気圧を保ってください。
また、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは、使
用せず交換してください。
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な
空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原
因となり、死亡または重大な傷害に至る可能
性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を守
り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは
交換してください。
《空気圧の点検》
タイヤの接地部のたわみ状態を見て、空気圧が適
当であるかを点検します。
タイヤ接地部のたわみ状態が異状な場合は、タイ
ヤが冷えている状態でタイヤゲージを使用し、適
正な空気圧に調整してください。

簡単なメンテナンス
タイヤの空気圧は徐々に低下します。また、タイヤ
によっては空気圧不足が見た目ではわかりづらい
ものもあるため、少なくとも一カ月に一度はタイ
ヤゲージを使用して空気圧の点検を行ってくださ
い。
走行後のタイヤが温まっている状態ではタイヤの
空気圧は高くなることがありますので、必ず冷え
た状態で調整してください。
タイヤの空気圧
1人乗車時 前輪
後輪
2人乗車時 前輪
後輪
225 kPa (2.25 kgf/cm
250 kPa (2.50 kgf/cm )
250 kPa (2.50 kgf/cm
290 kPa (2.90 kgf/cm
)
)
)
《亀裂と損傷の点検》
タイヤの全周に亀裂や損傷及び釘、石、その他の異
物が刺さったり、かみ込んだりしていないかを点
検します。
道路の縁石等にタイヤ側面を接触させたり、大き
な凹みや突起物を乗り越した時は、必ず点検して
ください。

《異状な摩耗の点検》
タイヤの接地面が異状に摩耗していないかを点検
します。
タイヤの状態が異状な場合は、 販売店にご
Honda
相談ください。
《溝の深さの点検》
溝の深さに不足がないかをウェアインジケータ
(スリップサイン)により確認します。
ウェアインジケータがあらわれたときは、ただち
に交換してください。
また、安全な走行のためトレッド中央部の溝の深
さが次の数値になったときは交換してください。
前輪 後輪
1.5 mm 2.0 mm
ウェアインジケータ
表示マーク

簡単なメンテナンス
《交換タイヤの選択について》
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用
してください。
指定以外のタイヤは、操縦性や走行安定性に悪影
響を与えることがありますので使用しないでくだ
さい。
タイヤの交換は、 販売店にご相談ください。
指定タイヤ
前輪
後輪
Honda
サイズ
タイプ
サイズ
タイプ
120/60ZR17M/C (55W)
ブリヂストン −
ダンロップ
160/60ZR17M/C (69W)
ブリヂストン −
ダンロップ
BT 50F
D204FL
BT 50R
D204J
チューブレス
指定以外のタイヤを取付けると、操縦性や走
行安定性に悪影響を与えることがあります。
そのことが原因で転倒事故などを起こし、死
亡または重大な傷害に至る可能性があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ
れた指定タイヤを取付けてください。
チューブレス
チューブレス
チューブレス

ドライブチェーン
ドライブチェーンのメンテナンスは、エンジンを
停止した状態で行ってください。
《緩み(たるみ)の点検》
スタンドを立て、前後スプロケットの中央を手で
上下に動かし、チェーンの緩み(たるみ)が規定の
範囲内にあることをスケールなどで確認します。
《》
CB400 SUPER FOUR
ドライブチェーンの緩み:
《》
CB400 SUPER BOL D’OR
ドライブチェーンの緩み:
緩みが規定の範囲を越えている場合は、調整して
ください。
−
25 35 mm
−
30 40 mm
ドライブチェーンの緩みが 以上の場合、
絶対に走行しないでください。
また、車体を垂直にし、車体を前後に動かしてチェ
ーンが滑らかに回転することを確認します。チェ
ーンの回転が滑らかでない場合や、異音が出る場
合は異常です。
調整などの場合は 販売店にご相談ください。
ドライブチェーンの緩み(たるみ)
Honda
50
mm

簡単なメンテナンス
《給油と清掃》
車体を前後に動かしてはサイドスタンドを立て、
チェーンやスプロケットに付着した泥、汚れをブ
ラシなどで落とします。このチェーンは、ゴムのシ
ールを使用しているのでスチーム洗浄は行わない
でください。
汚れを落とした後、給油を行います。オイルがチェ
ーン各部によく行きわたるようにチェーンローラ
の両側に給油してください。
チェーンにオイルをつけ過ぎると、衣服や車に飛
び散り、汚しますのでオイルをつけ過ぎないよう
注意してください。
指定オイル
純正チェーンオイルまたは
Honda
ギヤオイル(#80〜 #90)
純正チェーンオイル以外の溶剤入り
Honda
潤滑油(チェーンスプレー等)は、チェーン
の寿命を縮めるものがあるので使用しない
でください。

エンジンオイル
エンジンの性能を維持するためには、定期的なエ
ンジンオイルの点検・補給が必要です。
汚れたオイルや古くなったオイルは、エンジンに
悪影響を与えますので、早目に交換してください。
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン本
体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱くなっ
ています。ヤケドにご注意ください。
《オイル量の点検》
平坦地でエンジンを3〜5分間アイドリング
1.
させます。
エンジン停止2〜3分後に車体を垂直にし、
2.
エンジンオイル量がオイルレベル点検窓の上
限と下限の間にあることを確認します。
オイル量が下限に近かったら、上限まで補給
3.
します。
エンジンオイルの補給は、次ページ参照。
オイルレベル点検窓
上限
下限

簡単なメンテナンス
《オイルの補給》
推奨オイル
純正オイル(4サイクル二輪車用)
Honda
JASO
T903規 格
MAウルトラG1 10W −30 SJ級
相当品をご使用の場合
オイル容器の表示を確認し、下記のすべての規格
を満たしているオイルをお選びください。
JASO T 903 MA
SAE
API SG SH SJ
相当品がすべての規格を満たしている場合でも
特性が異なりこの車に適合しない場合がありま
す。
規格(二輪車用オイル規格):
規格:外気温に応じ92ページの表から選択
分類: 、 、 級相当
SAE規格 API分類
クラッチは、エンジンオイルに浸されてい
ます。過度に摩擦を低減するエンジンオイ
ルは、クラッチの滑りや始動不良などを発
生させます。また、エンジン性能や寿命に悪
影響を与える場合があります。
必要以上に摩擦低減剤を含むエンジンオ
イルは、使用しないでください。
必要以上に摩擦を低減する添加物は、加
えないでください。
銘柄やグレードの異なるオイルを混用しな
いでください。また、低品質オイルや高品質
オイルでもこの車に適合しないオイルは、
使用しないでください。
オイルが変質したり、適合しないため、この
車本来の性能が発揮できないばかりでなく、
エンジンの故障や損傷の原因となります。

規格マークの入っている相当品を使用
する場合、エナジーコンサービングを取得
したオイルには摩擦係数の低いものがあ
り推奨しません。
推奨します推奨しません
JASO T 903API
規格とは4サイクルエンジン
オイルの性能を分類する規格です。なお、
規格に適合し届け出されたオイルの容器
には、次の表示があります。
上段:オイル販売会社の
整理番号
下段:性能分類の表示
MA
性能であること
を示しています

簡単なメンテナンス
外気温と粘度との関係 交換時期
エンジンオイルは、外気温に応じた粘度のものを
下表にもとづきお使いください。
初回: または1か月
1,000 km
以後: または1年ごと
10,000 km
(SAE 規格)
(外気温)
エンジンオイルの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda

補給のしかた
平坦地でエンジンを3〜5分間アイドリング
1.
させます。
エンジン停止2〜3分後にオイルフィラーキ
2.
ャップを外します。
車体を垂直にして、オイルレベル点検窓でオ
3.
イル量を確認しながら、注入口よりオイルを
上限まで補給します。
補給するときは、オイル注入口からごみなど
が入らないようにしてください。また、オイル
をこぼしたときは完全に拭き取ってください。
オイルフィラーキャップを確実に取付けます。
4.
オイルフィラーキャップ
オイルは規定量より多くても少なくても、
エンジンに悪影響を与えます。
注入口 オイルレベル点検窓

簡単なメンテナンス
冷却水
《冷却水量の点検》
冷却水量は右サイドカバーの前方から点検できま
す。
平坦地で車体を垂直にします。
1.
冷却水がリザーバタンクの上限と下限の間に
2.
あることを確認します。
水量が下限に近かったら、上限まで補給しま
す。
冷却水の補給は、次ページを参照してくださ
い。
冷却水の減り具合が著しいときは、ラジエータ本
体、キャップ、ホースなどからの水漏れが考えられ
ます。
また、リザーバタンクに冷却水がない場合も異常
です。
販売店にご相談ください。
Honda
リザーバタンク
サイドカバー
上限
下限

《冷却水の補給》
補給はリザーバタンクのキャップから行い、通常
はラジエータキャップを外さないでください。
エンジンが熱いときにラジエータキャップを
外すと、冷却水が噴き出し、重いヤケドを負い
ます。
ラジエータキャップを外す前には、必ずエン
ジン、ラジエータが冷えていることを確認し
てください。
指定以外のラジエータ液や不適当な水を使
うとさびなどの原因となります。

簡単なメンテナンス
冷却水指定液
純正ウルトララジエータ液
Honda
指定液の濃度を上水道(軟水)で下記濃度に薄めて
お使いください。
指定濃度:30%(寒冷地は50% )
濃度による不凍温度は、
30%の場合 − まで
50%の場合 − まで
補給のしかた
右サイドカバ−を取外します。
1.
(55ペ−ジ参照)
リザーバタンクのキャップを外します。
2.
平坦地で車体を垂直にし、リザーバタンクの
3.
上限まで冷却水を補給します。
キャップ、右サイドカバーを取付けます。
4.
16°C
37°C
リザーバタンクのキャップ
上限

クラッチ
《クラッチレバーの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でクラッチレバーを引き、レ
バー先端の遊びの量が規定の範囲内にあることを
スケールなどで確認します。
10 20 mm
クラッチレバーの遊び:
規定の範囲を越えている場合は、調整してくださ
い。
調整のしかたは、次ページを参照してください。
−

簡単なメンテナンス
調整のしかた
クラッチケーブルのクラッチレバー側またはクラ
ッチ側のアジャスタにより遊びを調整します。
調整は、ロックナットをゆるめアジャスタを回
して行います。
調整後、ロックナットを締付けます。
締付け後、クラッチレバーの遊びを確認してくだ
さい。
また、調整後エンジンをかけ、チェンジ操作がスム
ーズであるか、エンストまたは飛び出し等がない
かも確認してください。
《主調整》
ロックナット
《微調整》
アジャスタ
アジャスタ
ロックナット