Honda CB400 (2018), CB400 SUPER BOL D'OR (2018), CB400 SUPER FOUR (2018) User guide

CB400 SUPER FOUR CB400 SUPER FOUR <ABS> CB400 SUPER BOL D’OR CB400 SUPER BOL D’OR <ABS> E Package
<ABS>
Honda 車をお買いあげいただきありがとうござ います。 安全で快適なバイクライフをお楽しみください。
この取扱説明書と共に「メンテナンスノート」 を受取り、下記を確認してください。
お車の正しい取り扱いかた
保証内容と保証期間
点検・整備について
車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
安全運転の基本として以下は重要ですので、お 守りください。
この取扱説明書を、よくお読みください
取扱説明書の推奨手順に従ってください
安全に関する表示を理解し、守ってください
安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のあること」 を回避方法と共に、右記の表示で記載しています。こ れらは重要ですので、しっかりお読みください。
1 危険
1 警告
1 注意
その他の表示
アドバイス
車の仕様、その他の変更により、この本の表紙や内容 と実車が一致しない場合があります。 車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書およびメ ンテナンスノートをお渡しください。 この取扱説明書は、CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package を中心に説明しています。 イラストは CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package をベースにしています。
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または重 大な傷害に至る可能性があるもの
指示に従わないと、傷害を受け る可能性があるもの
お車のために守っていただきた いこと
目次
安全なライディング P. 2
操作ガイド
メンテナンス
こんなときは P. 69
インフォメーション P. 80
スペック P. 90
索引 P. 93
P. 12
P. 38

安全なライディング

この章では安全な運転のために必要な情報を記載しています。 安全のためによくお読みください。
安全上守っていただきたいこと ...................... P. 3
安全運転のために .........................................P. 3
運転するときの注意 ...................................... P. 5
アクセサリーと改造について ....................... P. 10
積載について.............................................. P. 11

安全上守っていただきたいこと

安全上守っていただきたいこと
安全のため、日常的に次の内容をお守りください。
道路運送車両法で定められた日常点検・定期点
検を行ってください
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気
厳禁で行ってください
排気ガスには一酸化炭素(CO)などの有害な成
分が含まれているため、エンジンは、風通しの 良い場所でかけてください

安全運転のために

走行中、運転者は両手でハンドルを握り、両足
をステップに置いてください
同乗者が両手でからだを固定し、両足を後席用
ステップにのせているか確認してください
急激なハンドル操作や片手運転などはさけ、安
全な運転を心がけてください
同乗者、他の車両、歩行者などに対する配慮を
欠かさないでください
乗車時の服装
運転者と同乗者は必ずヘルメットを着用し、天候や 走行状況に応じ、安全性が高く運転操作のしやす い、被視認性の高い二輪車用の服装を着用してくだ さい。
次ページに続く
3
安全運転のために
ヘルメット
#
安全基準を満たし、頭のサイズにあった視認性の高 いもの
二輪車用で PSC、SG マークか JIS マークのある
ものを推奨します
正しくかぶり、あごひもを確実に締めてくださ
視界を妨げないフェイスシールドまたはゴーグ
ルなどを使用し、眼を保護してください
1 警告
ヘルメットを正しく着用していないと、万一 の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可 能性が高くなります。
運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、 保護具および保護性の高い服を着用してく ださい。
4
グローブ
#
摩擦に強い皮製のもの
ブーツまたはライディングシューズ
#
滑りにくく、くるぶしまで覆われたもの
ジャケット・パンツ
#
プロテクターを備え、体の露出の少ない長袖・長ズ ボン

運転するときの注意

運転するときの注意
慣らし運転
適切な慣らし運転を行うと、お車の性能をより良い 状態に保つことができます。
慣らしのポイント(走行距離 500 km まで)
#
急発進、急加速をさける
急ブレーキ、急なシフトダウンをさける
控えめな運転をする
ブレーキ
次の項目に注意してください。
制動力を効果的に得るために前輪ブレーキと後
輪ブレーキを同時に使う
不必要な急ブレーキ、急なシフトダウンをしな
u タイヤをロックさせるなど、車体の安定性を
損なうおそれがあります。
u コーナリングの際は、コーナーの手前で減速
してください。
雨天走行など滑りやすい路面に注意する
u タイヤがロックしやすく、制動距離が長くな
ります。
連続したブレーキ操作をしない
u
長い坂や急な坂で繰り返しブレーキをかける と、ブレーキの温度が上昇して効きが悪くなる おそれがあります。エンジンブレーキと断続 的なブレーキ操作を併用してください。
次ページに続く
5
運転するときの注意
ABS(アンチロックブレーキシステム)
#
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package CB400 SUPER FOUR <ABS>
ABS は、直進制動時のブレーキのかけすぎによる車 輪ロックを制御する装置です。 ABS を正常に機能させるため、タイヤは必ず前後輪 とも指定タイヤをお使いください。
制動距離を短くするためのものではない
u ABS を装備していない車両と同様に、路面
が滑りやすくなるほど長い制動距離が必要 になります。
低速(約 10 km/h 以下)では普通のブレーキと
同じ作動になる
ブレーキ操作時に、レバーやペダルに反動が生
じることがある
u ABS が作動しているときの現象で異状では
ありません。反動の強さは状況によって異 なります。
6
エンジンブレーキ
#
スロットルを戻すと、エンジンブレーキが効きま す。さらにエンジンブレーキを必要とするときは 5 速、4 速・・・とシフトダウンを行ってください。 急激なシフトダウンは、尻振りなどの原因や、エン ジンやトランスミッションに悪影響を与えます。 また、長い下り坂や急な下り坂などでは、断続的な ブレーキ操作とエンジンブレーキを併用してくだ さい。
雨天または水たまりを走行したとき
#
路面が滑りやすくなったり、ブレーキの効き具合が 変化します。慎重なブレーキ操作を心がけてくだ さい。ブレーキの効きが悪いときは、ブレーキを軽 く作動させながらしばらく低速で走行して、ブレー キを乾かしてください。
運転するときの注意
駐車するとき
交通の邪魔にならない平坦で足場のしっかりし
た安全な場所に駐車する
やむをえず傾斜地や足場の悪い場所に駐車する
ときは、車の転倒や動き出しがないよう安全処 置に十分注意する
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハン
ドルロックをかけ、キーを抜く
サイドスタンドでの駐車
#
1.
メインスイッチを (O󰸽)にする。 サイドスタンドを下げ、車の重量がサイドスタ ンドにかかるまで、車をゆっくり左に傾ける。
ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が
u
不安定になり、転倒するおそれがあります。
2.
ハンドルバーを左いっぱいにきる。
3.
ハンドルロックをかけ、キーを抜く。 2 P. 28
次ページに続く
7
運転するときの注意
マフラーなどが熱くなっているので、他の方が
触れることのない場所に駐車する
8
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ
フラー、エンジンなどに触れない
1 注意
マフラー、エンジン、ブレーキなどは、エン ジン回転中および停止後しばらくの間は熱 くなっています。触れるとヤケドを負う可 能性があります。
• マフラー、エンジン、ブレーキなど高温 になる部分は冷えるまで触れないこと
高温になる部分に可燃物が接触せず、他の 方が触れることのないよう配慮すること
運転するときの注意
燃料補給およびガソリンの取り扱い
エンジン、燃料装置、触媒装置の損傷を防ぐため、 下記に注意してください。
無鉛レギュラーガソリンを使用する
高濃度アルコール含有燃料を補給しない
軽油や粗悪ガソリン(長期間保管したガソリ
ン)、または不適切な燃料添加剤を使わない
燃料タンクの中に、泥、ほこり、水などを入れない
1 警告
ガソリンは燃えやすくヤケドを負ったり爆 発して重大な傷害に至る可能性があります。 また身体に帯電した静電気の火花により引 火する可能性があります。
ガソリンを取り扱 うときは以下のことを 守ってください。
• エンジンを止め、火元を遠ざける
• 給油は必ず屋外で行う
• こぼれたガソリンは、すぐに拭き取る
• 給油作業前に車体や給油機などの金属部 分に触れて静電気を除去する
9

アクセサリーと改造について

アクセサリーと改造について
アクセサリーを装着する際は、安全面から Honda 純正アクセサリーを推奨します。Honda 販売店に ご相談ください。 Honda 販売店で取り 付けられた Honda アクセサ リーなどの取り扱いについては、その商品に付属の 説明書をお読みください。 車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪化さ せたり、排気音を大きくしたり、ひいては車の寿命 を縮めることがあります。不正改造は法律に触れ ることはもちろん、他の迷惑行為となります。 車の改造は保証の適用を除外されます。
10
1 警告
不適切なアクセサリーや改造は、万一の事故 の際、死亡または重大な傷害に至る可能性が 高くなります。
アクセサリーを装着する際は、Honda 販売店 にご相談のうえ、取扱説明書に従ってくださ い。

積載について

積載について
荷物を積むと積まないときにくらべて操縦安定性 が変わるため、安全な速度で走行してください
荷物の積みすぎに注意し、確実に固定して安全
な速度で走行してください
ハンドル操作ができなくなる場合があるので、
ハンドル付近に物を置かないでください
ヘッドライト、ウィンカー、ストップ/テール
ランプ、マフラー周辺への積載はさけてくださ い
u
過熱によりレンズが溶けたり、荷物が損傷す る場合があります。
カバー等が破損する場合があるので、指定の場
所以外に荷物を積まないでください
u 走行やハンドル操作に支障をきたすことが
あります。
レンガや鉄片等、固くて重いものをシート下ス
ペースに積んだまま走行しないでください
u 積載重量以内でもシート下スペース底面が
損傷する場合があります。
貴重品やこわれ易いものは積まないでください
シート下スペースに熱の影響を受け易い物は積
まないでください
荷物の積載は下記重量までです
シート下スペース:3kg 左右ポケット
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package
:各 0.3kg
左右ポケット:各 0.3kg
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package
シート下 スペース:3kg
次ページに続く
11

各部の名称

CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package

リアサスペンションスプリングアジャスター (P.68)
12
ETC ヒューズ 携帯工具 (P.32) 書類入れ (P.32)
ETC 車載器
右サイドカバー
(P.50)
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
(P.79)
ヘルメットホルダー (P.32)
(P.37)
スロットルグリップ (P.65) 前輪ブレーキリザーバータンク
(P.58)
フロントサスペンションスプリング アジャスター (P.67)
前輪ブレーキレバー (P.66) オイルフィルキャップ (P.54)
エンジンオイルレベル点検窓
(P.54)
後輪ブレーキペダル 冷却水リザーバ― タンク (P.56)
後輪ブレーキリザーバータンク
(P.58)
フロントサスペンションスプリングアジャスター (P.67)
クラッチレバー (P.61)
ETC アンテナ
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
燃料タンクキャップ (P.31)
ヒューズボックス 2、3 (P.75)
メインヒューズ (P.77)
(P.37)
シート (P.51)
ヒューズボックス 1 (P.75) ヘルメットホルダー (P.32) ヘルメットホルダー (P.32) バッテリー (P.52)
左サイドカバー (P.50) ドライブチェーン (P.60)
ブリーザードレーン (P.64) サイドスタンド (P.7)
シフトレバー (P.30)
次ページに続く
13
各部の名称
CB400 SUPER FOUR/<ABS>
前ページの続き
14
携帯工具 (P.32)
書類入れ (P.32)
右サイドカバー
(P.50)
リアサスペンションスプリングアジャスター (P.68)
ヘルメットホルダー (P.32)
スロットルグリップ (P.65)
前輪ブレーキリザーバータンク
(P.58)
フロントサスペンションスプリング アジャスター (P.67)
前輪ブレーキレバー (P.66) オイルフィルキャップ (P.54)
エンジンオイルレベル点検窓
(P.54)
後輪ブレーキペダル 冷却水リザーバ― タンク (P.56)
後輪ブレーキリザーバータンク
(P.58)
フロントサスペンションスプリングアジャスター (P.67)
クラッチレバー (P.61)
燃料タンクキャップ (P.31)
サイドスタンド (P.7)
ヒューズボックス 2、3
(P.75)
メインヒューズ (P.77)
シフトレバー (P.30)ブリーザードレーン (P.64)
CB400 SUPER FOUR <ABS>
シート (P.51)
ヒューズボックス 1 (P.75) ヘルメットホルダー (P.32)
ヘルメットホルダー (P.32) バッテリー (P.52) 左サイドカバー (P.50)
ドライブチェーン (P.60)
15

メーター

スピードメーター(速度計)
16
レッドゾーン
(エンジン限界回転域)
タコメーター(エンジン回転計)
アドバイス
エンジン回転数がレッドゾーンに入らない ように運転してください。エンジン寿命に 悪影響を与えます。
ギアポジション表示
ギアポジションを表示
u トランスミッションが適切なシフトになっていない場合“-” 表示が点滅します。
外気温計(AIR)
表示範囲:-10 ℃~ 50 ℃
-11 ℃以下:--表示
50 ℃以上:外気温計(点滅)
u 停止中や低速走行中は外気温が正しく表示されないことがあります。
燃料計
マークが1つ(E)だけ点滅したときの燃料残量:約 4.0 ℓ
燃料計の故障表示 (P.74)
メーターの初期表示
メインスイッチを (On)にすると、全ての表示があらわれます。表示されない部分 がある場合は、Honda 販売店で点検を受けてください。
次ページに続く
17
メーター
オドメーター[TOTAL]、トリップメーター[TRIP A/B]、燃費表示、燃料消費量表示、外気温計 [AIR]
SELECT ボタンを押してオドメーター、トリップメーター A、トリップメーター A 平均燃費、トリッ プ メーター A 燃料消費量、トリップメーター B、トリップメーター B 平均燃費、トリップメーター B 燃料消費量、瞬間燃費、外気温計を切り換える。
オドメーター:総走行距離
トリップメーター:SELECT ボタンを押し続け、0 km にリセットしてからの走行距離(トリッ
プメーター A/B それぞれの平均燃費、燃料消費量も同時にリセットされる)
18
前ページの続き
時計(12 時間表示) 時計の合わせ方:
(P.21)
ハンドルグリップヒーター表示 (P.35)
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
SELECT ボタン SET ボタン
外気温計
トリップメーター Aオドメーター
トリップメーター A 平均燃費
トリップメーター A 燃料消費量
トリップメーター B
瞬間燃費
トリップメーター B 燃料消費量
トリップメーター B 平均燃費
次ページに続く
19
メーター
平均燃費と燃料消費量は、それぞれのトリップ メーター A/B をもとに表示
平均燃費
#
トリップメーター A/B をリセットしてからの平 均燃費を km/L の単位で表示。
u リセット直後以外の場合に表示が“- -. -”になっ
たときは、Honda 販売店で点検を受けてくださ い。
燃料消費量
#
トリップメーター A/B をリセットしてからの燃 料消費量を L の単位で表示。
u リセット直後以外の場合に表示が“- -. -”になっ
たときは、Honda 販売店で点検を受けてくださ い。
平均燃費、燃料消費量をリセットするには
#
(P.18)
20
前ページの続き
瞬間燃費
#
瞬間燃費を km/L の単位で表示。 速度が 5 km/h 未満の場合は“- -. -” を表示しま す。
u 速度が 5 km/h 以上の場合に表示が“- -. -”に
なったときは、Honda 販売店で点検を受けてく ださい。
ディスプレイの設定
ディスプレイは以下の機能の設定ができます。
時計の合わせ方
HISS 表示灯の設定
通常表示
時計の合わせ方
HISS 表示灯の設定
SELECT ボタンと SET ボタンを押し続ける
SET ボタンを押す
以下の方法でもディスプレイの設定から通常表 示に戻ることができます。
メインスイッチを (O󰸽 ) にしてから (On)にする
u 設定は有効となります。
約 30 秒間ボタンの操作がない場合
u 各機能の設定が完了している場合、設定は有
効となります
次ページに続く
21
メーター
前ページの続き
1 時計の合わせ方
a
メインスイッチを (On)にする。
b
時の 表示が点滅するまで、SELECT ボタンと
SET ボタンを押し続ける。
c
SELECT ボタンを押し、時を修正する。
u
SELECT ボタンを押し続けると数字が早く進 みます。
d
SET ボタンを押し、時を決定する。決定と同時 に分が点滅する。
22
e
SELECT ボタンを押し、分を修正する。
u
SELECT ボタンを押し続けると数字が早く進
みます。
f
SET ボタンを押し、分を決定する。決定と同時 に HISS 表示灯の設定にかわる。
2 HISS 表示灯の設定
a
時計の設定後に、HISS インジケーターが点灯 し、ON または OFF の表示が点滅する。
b
SELECT ボタンを押し、ON(点滅する)または OFF(点滅しない)を設定する。
c
SET ボタンを押し、設定を決定する。決定と同 時に通常表示に戻る。
警告灯
警告灯が点灯すべきときに点灯しない場合は、Honda 販売店で点検を受けてください。
PGM-FI 警告灯
エンジンストップスイッチが (Run)の状態 で、メインスイッチを (On)にすると点灯し、 数秒後に消灯
走行中またはアイドリング中に点灯した ときは (P.71)
水温警告灯 メインスイッチを (On)にすると点灯し、 数秒後に消灯
走行中またはアイドリング中に点灯したと きは (P.71)
油圧警告灯 メインスイッチを (On)にすると点灯し、 エンジンを始動すると消灯
走行中またはアイドリング中に点灯したと きは (P.72)
ABS 警告灯
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package
CB400 SUPER FOUR <ABS>
メインスイッチを (On)にすると点灯し、 速度が約 10 km/h に達すると消灯
走行中に点灯/点滅したときは (P.73)
23
表示灯
表示灯が点灯すべきときに点灯しない場合は、Honda 販売店で点検を受けてください。
24
ニュートラル表示灯
トランスミッションがニュートラルの位置に あるときに点灯
ハイビームパイロットランプ
(前照灯上向き表示灯) HISS 表示灯 (P.70)
メインスイッチを (On) にすると点灯し、 すぐに消灯
メインスイッチを (O󰸽) にすると、2 秒 間隔で 24 時間点滅
ETC 表示灯 (P.37)
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
方向指示器表示灯方向指示器表示灯
25

スイッチ

ホーンスイッチ
u 解除はスイッチを押して行います。
ヘッドライト(前照灯)上下切り換えスイッチ
(HI):ヘッドライトが上向き
(LO):ヘッドライトが下向き
パッシングライトスイッチ(追い越し合図)
ヘッドライトが下向きのときのみ作動
26
ウィンカー(方向指示器)スイッチ
エンジンストップスイッチ
通常は、 (Run)位置にしておく
u 非常時に (Stop)位置にすると、
エンジンを停止できます。
ハザード(非常駐車灯)スイッチ
メインスイッチが (On)の時 に使用できる
スタータースイッチ
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/ <ABS> E Package
作動時は、ヘッドライトが消灯します。
ハンドルグリップヒータースイッチ
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
メインスイッチ 電気回路の (On)/ (O󰸽)、ハンド ルロックに使用
u O󰸽)または (Lock)の位置で、
キーを抜くことができます。
(On)
始動・走行
O󰸽
停止
(Lock)
ハンドルロックができる
次ページに続く
27
スイッチ
前ページの続き
ハンドルロック
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドル
ロックをかけましょう。U 字ロックなどの使用 も推奨します。
メインスイッチのキー
押す
b
回す
a
28
かけかた
#
a
ハンドルを左にいっぱいにきる。
b
キーを押し込みながら、 (Lock) の位置まで 回す。
u ロックがかかりにくい場合は、ハンドルを左
右に軽く動かしてください。
c
キーを抜く。
外しかた
#
キーを押し込みながら、 (O󰸽)の位置まで回 す。

エンジン始動

始動するには、エンジン・冷却水の温度にかか わらず、次の手順で行ってください。
アドバイス
スタータースイッチを押して 5 秒以内でエンジン
がかからないときは、一度メインスイッチを (O󰸽) にしてください。その後バッテリー電圧回復のため 10 秒ほど経ってからやり直してください。
無用な空ぶかしや長時間のアイドリングはエンジンや マフラー、触媒装置に悪影響を与えます。
万一転倒した場合は、一旦メインスイッチを (O󰸽) にしてください。再度走行を行う際は、各部の損傷状 態や、走行に支障が無いかを十分に確認してください。
a
エンジンストップスイッチが (Run)の位置 にあるか確認する。
b
メインスイッチを (On)に回す。
c
ギアをニュートラルにする。(表示灯点灯)
u ギアが入った状態では始動しません。ただ
し、サイドスタンドが格納されている状態で クラッチレバーを握れば始動します。
d
スロットルグリップを閉じたまま、スターター スイッチを押す。
エンジンがかからないときは
#
次の方法を試してください。
a
スロットルグリップを全開にし、スタータース イッチを 5 秒間押す。
b
通常手順(ad)でエンジンをかける。
c
エンジンがかかり、エンジン回転が安定しない 場合はスロットルグリップを少し開ける。
d
エンジンがかからないときは 10 秒間待ってか ら、a b の手順を繰り返す。
それでも始動できないときは (P.70
#
)
29

ギアチェンジ

この車のトランスミッションは、下 1 速、上 5 速シフトの 6 速リターン式です。速度に応じて
ギアを切り換えることが必要です。
走行前に、サイドスタンドが完全に納まってい るか確認してください。 サイドスタンドを出したままギアチェンジを行 うと、エンジンが停止します。
30
速度範囲
#
1 速 0 - 55 km/h 2 速 20 - 80 km/h 3 速 25 - 110 km/h 4 速 35 - 140 km/h 5 速 45 - 165 km/h 6 速 50 km/h 以上
シフトダウンについて
追い越しなど、強力な加速が必要なときはシフ トダウンをします。高い速度でのシフトダウン は、尻振りなどの原因や、走行安定性を損なう ほか、エンジンやトランスミッションに悪影響 を与えます。次の速度内で行ってください。
シフトダウン可能限界速度
#
6 速→5 速 130 km/h 以下 5 速→4 速 110 km/h 以下 4 速→3 速 90 km/h 以下 3 速→2 速 60 km/h 以下 2 速→1 速 30 km/h 以下

燃料補給

燃料タンクキャップ
メインスイッチのキー
給油口の下端
キーカバー
燃料がにじみ出ることがあるので、給油口の下 端以上入れないでください。
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン タンク容量:18 ℓ
燃料についての注意 (P.9
#
)
燃料タンクキャップの開けかた
キーカバーを開け、キーを差し込み右に回して、 燃料タンクキャップを開ける。
燃料タンクキャップの閉じかた
a
燃料タンクキャップを手で確実に押してロック する。
b
キーを抜き、キーカバーを閉じる。
u キャップがロックされないと、キーは抜けま
せん。
1 警告
ガソリンは燃えやすいため、ヤケドを負った り、爆発して重大な傷害に至る可能性があり ます。
燃料補給およびガソリンの取り扱い 2 P. 9
31

その他装備の使いかた

シート下に書類入れ、携帯工具、U 字ロック収 納があります。
携帯工具
U 字ロック
書類入れ
バンド
ヘルメットホルダーはシート下と 左サイドカ バーの下にあります。
ヘルメットホルダー
u U字ロックは、オプションです。 u U字ロック、携帯工具、書類入れは、図のよう
にリアフェンダーの上に格納し、バンドでしっ かりと固定してください。
u U字ロックは、形状によって収納できない場合
があります。
シートの取り外しかた (P.51)
#
32
ピン
メインスイッチの キー
ヘルメットホルダー
u ヘルメットホルダーは駐車時のみお使いくださ
い。
使いかた
#
a
メインスイッチのキーを左に回してロックを解 除する。
b
ピンにヘルメットの金具をかけ、ピンを押して ロックする。
c
メインスイッチのキーを抜く。
シートの取り外しかた (P.51)
#
1 警告
ヘルメットホルダーにヘルメットをつけた まま走行しないでください。
走行の妨げになり、重傷を負ったり死亡した りする事故が発生することがあります。
収納スペース
シート下に収納スペースがあります。 収納スペース内への荷物の積載
u 積載重量上限:3.0 kg
収納ボックス
u 貴重品やこわれ易いものは入れないでくださ
い。
u 熱の影響を受け 易いものは入れないでくださ
い。
シートの取り外しかた (P.51)
#
次ページに続く
33
その他装備の使いかた
左右ポケット
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package
左右ポケットの荷物の積載
u 積載重量上限:各 0.3 kg u 走行中にカバーの開閉は、行わないでください。
左ポケットのロックのかけかた
#
キーを差し込み、左に回して、キーを抜く。ロッ クを外す際には、キーを右へ回す。
前ページの続き
カバー
左右ポケットの開けかた
#
カバーを止まるところまで持ち上げる。
左右ポケットの閉じかた
#
カバーがロックするまで完全に閉じる。 カバーが確実にロックされているか確認する。
u 貴重品やこわれ易いものは入れないでくださ
い。
u 洗車時等、内部に水が入ることがあります。大
切なものを入れる場合はご注意ください。
カバー
メインスイッチのキー
34
左ポケット
右ポケット
ハンドルグリップヒーター
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
この車は、運転する際に手元を暖めるハンドル グリップヒーターを装備しています。ハンドル グリップヒーターを使用する際は、手袋を着用 してください。
ハンドルグリップヒーター表示灯:
#
ハンドルグリップヒーター操作時に点灯する。 ハンドルグリップヒーターを ON にしたとき、 またはヒーターレベルを変更したときに、ヒー ターレベルを表示灯の点滅回数で表示する。(例 えばヒーターレベル5を選択した場合、表示灯 は 5 回の点滅を 7 回繰り返します。)
ヒーターレベル:
#
ヒーターレベルを変更したときに数秒間表示す る。
ハンドルグリップ ヒーター表示灯
ハンドルグリップ ヒータースイッチ
ハンドルグリップヒーター ステータスアイコン
ヒーターレベル
ハンドルグリップヒーターステータスアイコ
#
ン:
ハンドルグリップヒーター作動時に表示する。
“E1”、“E2”、“E3” が点滅した時は (P.74)
#
次ページに続く
35
その他装備の使いかた
ハンドルグリップヒーターの使いかた
a
エンジンを始動する。
b
ハンドルグリップヒータースイッチを押し、ハ
ンドルグリップヒーターを ON にする。
c
スイッチを押し、ヒーターレベルを選択する。
u ハンドルグリップヒーターの温度は外気温
によって変化するので、暖かい日の高温度設 定は避けてください。
u 走行中はハンドルグリップヒータースイッ
チの操作を行わないでください。
d
OFF にするには、スイッチを押 し表示なし (OFF)を選択する。
u スイッチを押し続けることでも OFF にでき
ます。
前ページの続き
表示なし (OFF)
レベル 5 最高温度
レベル 4
レベル 3
レベル 2
アイドリング状態での長時間のご使用は避けてく ださい。バッテリーあがりの原因となります。 メインスイッチを (O󰸽)にした場合、選択して いるヒーターレベルは保持されます。
u
ヒーターレベルの変更操作後、5 秒以内にメイン スイッチを (O󰸽)にした場合、ヒーターレベ ルは変更しません。
36
レベル 1 最低温度
ハンドルグリップヒータースイッチを押す ハンドルグリップヒータースイッチを押し
続ける
ETC 車載器/ETC 表示灯/ETC アンテナ
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
ETC 車載器の取り扱いについては、別冊の ETC 車載器取扱説明書をお読みください。
ETC 車載器
シートの取り外し方 (P.51)
#
ETC アンテナ
ETC 表示灯
37

メンテナンス

メンテナンスを行う前に必ず「メンテナンスの基礎知識」をお読みください。 また、サービスデータについては「スペック」を参照ください。
メンテナンスの基礎知識.............................. P. 39
主要部品の脱着方法 ....................................P. 50
サイドカバー ..................................................... P. 50
シート ................................................................. P. 51
バッテリー ......................................................... P. 52
エンジンオイル........................................... P. 54
冷却水 .......................................................P. 56
ブレーキ ....................................................P. 58
ドライブチェーン .......................................P. 60
クラッチ ....................................................P. 61
ブリーザードレーン ....................................P. 64
スロットル ................................................. P. 65
その他の調整.............................................. P. 66
ブレーキレバーの距離調整 .............................P. 66
フロントサスペンションの調整 .....................P. 67
リアサスペンションの調整 .............................P. 68

メンテナンスの基礎知識

メンテナンスの基礎知識
メンテナンスの重要性
お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた だくために、日常のお車の使用状況に応じて、お客 様の判断で適時行っていただく日常点検と、1 年ご と(12 か月ごと)、2 年ごと(24 か月ごと)の定 期点検整備が義務付けられています。安全快適に お乗りいただくために、必ず実施してください。
1 警告
誤った点検整備や、不適当な整備、未修理 は、転倒事故などを起こす原因となり、死亡 または重大な傷害に至る可能性があります。
• 点検整備は、取扱説明書・メンテナンス ノートに記載された点検方法・要領を守 り、必ず実施してください。
• 異状箇所は乗車前に修理してください。
安全なメンテナンスのために
メンテナンスにあたっては、次のことに注意してく ださい。
エンジンを停止し、キーを抜いた状態で行う
平坦地で足場のしっかりとした場所で行う
エンジン、マフラー、ブレーキなど高温になる
部分はヤケドのおそれがあるので、冷えるまで 触れない
エンジンを始動して作業をする場合は、換気を
十分に行う
日常点検
安全快適にご使用いただくために法令に従って、日 常のお車の使用状況に応じて、お客様の判断で適時 行う点検です。 点検時期の目安としては、長距離走行や洗車時、給 油時などに実施し、その結果をメンテナンスレコー ドに記入してください。 異音や異状を感じたときは、直ちに Honda 販売店 にご相談ください。
次ページに続く
39
メンテナンスの基礎知識
日常点検項目
#
この車には下記の日常点検項目が適用されます。
ブレーキ
レバーの遊び(油圧式)
ペダルの遊び(油圧式)
ブレーキの効き具合
ブレーキ液の量
タイヤ
空気圧
亀裂、損傷
異状な摩耗
溝の深さ
エンジン
冷却水の量
オイルの量
かかり具合、異音
低速、加速の状態
灯火装置および方向指示器
運行において異状が認められた箇所
ドライブチェーンの緩み(Honda 指定)
40
定期点検
安全快適にお車をご使用いただくために、定期点検 を必ず実施してください。
また、これらの他にも使い始めてから1か月目(ま たは、1,000 km 時)に行う点検、Honda が指定す る点検整備項目もあります。
道路運送車両法で定められた点検
#
道路運送車両法で定められた点検には、以下の種類 があります。
日常点検
1 年ごと(12 か月ごと)に行う点検
2 年ごと(24 か月ごと)に行う点検 小型二輪車[250 cm3(cc)を超えるもの]は、1 回目を登録日から 3 年後に、2 回目以降は 2 年ごと に、国で定める継続検査が必要です。
ご自身で点検を実施する場合
#
安全のため、ご自分の知識と技量に合わせた範囲内 で行ってください。難しいと思われる内容につい ては、Honda 販売店にご相談ください。 点検結果は、メンテナンスノートの定期点検整備記 録簿に記入し、大切に保存、携行してください。
1 か月目点検について
#
新車から 1 か月目(または、1,000 km 時)は、特 に初期の点検整備が車の寿命に影響することを重 視し、点検を無料でお取り扱いいたします。お買い あげの Honda 販売店で行ってください。他の販売 店にてお受けになると有料となる場合があります。 また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実 費をいただきます。詳細については、メンテナンス ノートをご覧ください。
交換部品について
#
整備の際は、Honda 純正部品を使用してください。色 物部品をご注文のときは、カラーラベルに記載されてい るモデル名、カラーおよびコードをお知らせください。 カラーラベルは、シートを取り外すと確認できま す。2 P. 51
メンテナンスの基礎知識
カラーラベル
1 警告
Honda 純正部品以外のアクセサリー・部品の 使用や、不正な改造は思わぬ事故の原因とな り、重傷を負ったり、死亡したりすることが あります。
Honda 純正部品を使用してください。
41
メンテナンスの基礎知識
バッテリー
この車は、メンテナンスフリータイプのバッテリー を使用しており、バッテリー液の点検、補給は必要 ありません。バッテリーのターミナル部に汚れや
腐食がある場合のみ清掃してください。 また、密閉式の液口キャップは絶対に取り外さない でください。バッテリー充電時も液口キャップを 取り外す必要はありません。
アドバイス
バッテリーには寿命があります。交換時期について は、Honda 販売店にご相談ください。交換する場合 は、必ず同型式のメンテナンスフリーバッテリーを使 用してください。
万一の場合の応急処置
#
以下のようなときは、応急処置したあと、直ちに医 師の診察を受けてください。
電解液が眼に付着したとき
u コップなどに入れた水で、15 分以上洗浄し
てください。加圧された水での洗浄は、眼を 痛めるおそれがあります。
42
電解液が皮膚に付着したとき
u 電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の水で
洗浄してください。
電解液を飲み込んだとき
u 水、または牛乳を飲んでください。
1 警告
バッテリーには、希硫酸が電解液として含ま れています。希硫酸は腐食性が強く、眼や皮 膚に付着すると重いヤケドを負います。
• バッテリーの近くで作業するときは、保 護メガネと保護服を着用
• バッテリーを子供の手の届く所に置かな い
• ショートによる火花やたばこなどの火気 に十分注意する
メンテナンスの基礎知識
ターミナル部の清掃
#
1.
バッテリーを取り外す。 2 P. 52
2.
ターミナル部が腐食して白い粉が付いている場 合は、ぬるま湯を注いで拭く。
3.
ターミナル部の腐食が著しいときは、ワイヤー ブラシまたはサンドペーパーで磨く。
4.
清掃後、バッテリーを取り付ける。
電装部品やアクセサリーを取り付けるときは純正アクセ サリーをご使用ください。それ以外のものを使用すると バッテリーあがりや故障の原因となります。
ヒューズ
この車の電気回路は、ヒューズで保護されていま す。電装部品が動作しないときは、ヒューズを調 べ、必要に応じて交換してください。 2 P. 75
ヒューズの点検・交換
#
メインスイッチを (O󰸽)にして、ヒューズを取 り外して点検します。切れている場合は、指定され ている容量のヒューズと交換してください。 ヒューズの容量はスペックページをご確認くださ い。 2 P. 92
ヒューズ切れ
アドバイス
指定容量を超えるヒューズを使用すると、配線の過熱 焼損の原因になるので絶対に使用しないでください。
交換してもすぐにヒューズが切れる場合は、ヒュー ズの劣化以外の原因が考えられます。 Honda 販売 店にご相談ください。
43
メンテナンスの基礎知識
エンジンオイル
エンジンオイルは走行距離や走行状況、時間の経過 とともに劣化したり減っていきます。そのため、定 期交換時期に行う交換だけではなく日常点検によ
るオイル点検・補給が必要です。汚れたり古くなっ たオイルはエンジンに悪影響を与えますので早め に交換してください。 オイル交換は Honda 販売店で行うことを推奨しま す。交換時期はスペックページをご確認くださ い。 2 P. 91
エンジンオイルの選びかた
#
推奨エンジンオイル:
Honda 純正 ウルトラ G1
相当品をご使用の場合は、オイル容器の表示を確認 し、下記の全ての規格を満たしているオイルをお選 びください。全ての規格を満たしている場合でも 特性が異なりこの車に適合しない場合があります。
JASO T 903 規格
SAE 規格
API 分類
※ 3
44
※ 1
※ 2
:MA
:10W-30
:SG・SH・SJ・SL 級相当
また、必要以上に摩擦を低減するオイル添加剤はエ ンジンやクラッチの性能や寿命に悪影響を与える 場合がありますので使用しないでください。
1:
JASO T 903 規格は、二輪車用4サイクルエンジン オイルの性能を分類する規格です 。適合 し届け出 されたオイルの容器には、次の表示があります。
上段:オイルコード
下段:性能分類の表示
MA 性能であることを示 しています
2:
SAE 規格は、オイルの粘度を定めた規格です。
3:
API 分類は、エンジンオイルのグレードに関する分 類です。API マークの入っている相当品を使用す る場合、下記のものをご使用ください。
推奨しません 推奨します
メンテナンスの基礎知識
ブレーキ液
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでください。 ブレーキ液が変質したりブレーキ装置の故障の原 因となることがあります。
アドバイス
ブレーキ液は、プラスチックや塗装面を損傷します。 漏れたブレーキ液は直ちに拭き取ってください。
指定ブレーキ液:
Honda 純正ブレーキフルード DOT 4
冷却水
Honda 純正ウルトララジエーター液を、蒸留水また は水道水で下記濃度に薄めてお使いください。
標準濃度:50% 濃度による不凍温度:
30% の場合:-16°Cまで 50% の場合:-37°C まで
アドバイス
指定以外のラジエーター液や不適当な水(井戸水や天 然水)を使うと、サビなどの原因となります。
エアクリーナー
この車には、ろ紙にオイルを含ませたビスカス式の エアクリーナーエレメントが装備されており点検・ 清掃は不要ですが定期的な交換が必要です。 エアクリーナーエレメントの交換は、Honda 販売店 にご相談ください。交換時期はスペックページを ご確認ください。 2 P. 91
ドライブチェーン
チェーンは、定期的に点検および給油を行ってくだ さい。また悪路走行が多い場合や連続高速走行、急 加速を繰り返すような運転を行う場合には、頻繁に 点検を行ってください。 2 P. 60
チェーンの異常(回転が滑らかでない、異音、固 着、ローラーや O-リングの損傷)は、Honda 販売 店にご相談ください。
次ページに続く
45
メンテナンスの基礎知識
ドライブチェーンの清掃と給油
#
緩み(たるみ)の点検後、車体を前後に動かし、 チェーンやスプロケットに付着した泥、汚れを中性 洗剤またはチェーンクリーナーを使用し、乾いた布
などで落とします。汚れがひどい場合、やわらかい ブラシを使用してください。汚れを落としたあと は、十分に乾燥させ、推奨オイルをチェーンロー ラーの両側に給油してください。
推奨オイル:
Honda 純正チェーンオイルまたは相当品
チェーンは、ゴムのシールを使用しているため、ス チーム / 高圧洗浄、ワイヤーブラシ、ガソリンやベ ンゼンなどの揮発性溶剤、研磨材が入っている洗剤
46
は使用しないでください。 シール(O-リング)チェーン専用の、クリーナーや 潤滑油(チェーンスプレーなど)以外は使用しない でください。 オイルがブレーキやタイヤに付着しないようにし てください。チェーンにオイルをつけ過ぎると、衣 服や車に飛び散り汚しますので、オイルをつけ過ぎ ないよう注意してください。
メンテナンスの基礎知識
ブリーザードレーン
エンジンの性能を維持するためには、定期的なブ リーザードレーンの清掃が必要です。2 P. 64
タイヤ
空気圧の点検
#
タイヤの空気圧は徐々に低下します。また、タイヤ によっては空気圧不足が見た目ではわかりづらい ため、少なくとも 1 か月ごとにタイヤゲージを使用 して空気圧を点検してください。 タイヤは、走行後は温まり空気圧が高くなることが ありますので、必ず冷えた状態で点検してくださ い。
エアーバルブの向きがかわっていても、もとに戻そ うとせず、Honda 販売店にご相談ください。
右側
次ページに続く
47
メンテナンスの基礎知識
亀裂と損傷の点検
#
タイヤの全周に、亀裂や 損傷、ひび割れおよび釘、 石、 その他 の 異物が刺
さったり、かみ込んだり していないかを点検しま す。道路の縁石などにタ イヤ側面を接触させた り、大きな凹みや突起物を乗り越したときは、必ず 点検してください。
異状な摩耗の点検
#
タイヤの接地面が異状に 摩耗していないかを点検 します。
溝の深さの点検
#
ウェアインジケーター(スリップサイン)により溝 の深さを確認します。サインが現れたときは、直ち に交換してください。また、安全走行のため、ト
48
レッド中央部の溝の深さが最小残溝量になったと きは交換してください。
または TWI
ウェアインジケーター 表示マーク
1 警告
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な 空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原 因となり、死亡または重大な傷害に至る可能 性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を 守り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤ は交換してください。
メンテナンスの基礎知識
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用し てください。指定以外のタイヤは、操縦性や走行安 定性に悪影響を与えることがありますので使用し ないでください。
タイヤの交換は、Honda 販売店にご相談ください。 指定タイヤ、空気圧、最小残溝量(溝の深さ)はス ペックページをご確認ください。 2 P. 91
ホイールバランス調整のためにバランスウェイ
トを貼り付けるときは、Honda 純正部品、又は 同等品のバランスウェイトを使用してくださ い。
1 警告
指定以外のタイヤを取り付けると、操縦性や 走行安定性に悪影響を与えることがありま す。また、そのことが原因で転倒事故などを 起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性 があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ れた指定タイヤを取り付けてください。
49

主要部品の脱着方法

サイドカバー
グロメット
50
フック
サイドカバー
フック
ボルト
左図は右サイドカバーを示しています。 左サイドカバーも同じ手順で行います。
取り外し
#
1.
シートを取り外し(2 P. 51)、ボルトを取り 外す。
2.
サイドカバーを手前に引き、フックをグロ メットから外す。
3.
サイドカバーを取り外す。
取り付け
#
取り付けは、取り外しの逆の手順で行います。 取り付け後は、サイドカバーが確実に取り付け られているか確認してください。
シート
シート
ガイド
凸部
メインスイッ チのキー
シートロック
主要部品の脱着方法 u シート
取り外し
#
1.
メインスイッチのキーをシートロックに差 し込み、右に回して保持しながらシートロッ クを解除する。
2.
シートを後方へずらしながら持ち上げて取 り外す。
取り付け
#
フレームのガイドにシートの凸部を差し込
1.
む。
2.
シートを前方に押しながら、シートの後方を 押し下げ、ロックする。
u シートを軽 く 持ち上げて、ロックがか
かっていることを確認してください。
u メインスイッチのキーをシート下に置き
忘れた状態でシートを取り付けると、自 動的にロックされ、キーを取り出せなく なりますのでご注意ください。
51
主要部品の脱着方法 u バッテリー
バッテリー
取り外し
#
メインスイッチが (O󰸽)になっていることを
確認してください。
1.
シートを取り外す。2 P. 51
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
2.
グリップヒーターコントローラーを収納 ボックスから取り外す。 ボルトを外しバッテリーカバーを取り外す。
3.
グリップヒーターコントローラー
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
ボルト
バッテリー カバー
52
4.
-端子のボルトを外し、-コードを外す。
5.
ターミナルカバーをめくり、+端子のボルト を外し、+コードを外す。
6.
端子のナットを落とさないよう、バッテリー を取り出す。
バッテリー
ターミナル カバー
-端子
+端子
取り付け
#
取り付けは、取り外しの逆の手順で行います。 バッテリーコードは、必ず先に+側より取り付 けてください。また、ターミナル部にゆるみが 生じないように、確実にボルトを締め付けてく ださい。
バッテリーコードを再び取り付けたときに、時 計の時刻がずれている場合は合わせ直してくだ さい。 2 P. 22 バッテリーの取り扱いについてはメンテナンス の基礎知識をご確認ください。 2 P. 42
主要部品の脱着方法 u バッテリー
53

エンジンオイル

オイルの量の点検
1.
エンジンが冷えている場合は、3 ~ 5 分ほど アイドリングさせる。
2.
メインスイッチを (O󰸽)にしてエンジン を止め、2 ~ 3 分間待つ。 足場のしっかりとした平坦地にサイドスタ
3.
ンドを立て、車を倒さないようにまっすぐに 起こす。 オイルレベルが点検窓の上限と下限の間に
4.
あることを確認する。
注入口
オイルレベル 点検窓
オイルフィルキャップ
54
上限 下限
オイルの補給
エンジンオイルが不足している、またはオイル レベルが下限に近いときは、推奨エンジンオイ ルを上限まで補給してください。 2P. 44,
2 P. 91
1.
エンジンオイルの点検後、オイルフィル キャップを取り外し、オイルレベル点検窓で 確認(2 P. 54)しながら、オイルを注入口よ り補給する。
上限を超えて補給しないでください。
u
ゴミが入らないようにしてください。
u
オイルをこぼしたときは完全に拭き取っ
u
てください。
オイルフィルキャップを確実に取り付ける。
2.
アドバイス
オイルは規定量より多くても少なくても、エンジンに 悪影響を与えます。また 銘柄やグレードの異なるオ イルを混用しないでください。
エンジンオイル u オイル漏れの点検
推奨エンジンオイルやオイルの選びかたについ てはメンテナンスの基礎知識をご確認くださ い。 2 P. 44
オイル漏れの点検
エンジンなどから、オイルが漏れていないこと を確認します。
55
冷却水
冷却水の量の点検
冷却水量は右サイドカバーの前方から点検でき ます。
1.
足場のしっかりとした平坦地にサイドスタ ンドを立てる。 車を倒さないようにまっすぐに起こす。
2.
冷却水がリザーバータンクの上限(UPPER)と
3.
下限(LOWER)の間にあることを確認する。
リザーバータンク
56
冷却水の減り具合が著しいとき、またはリザー バータンクに冷却水がない場合は水漏れが考え られます。Honda 販売店にご相談ください。
上限
下限
冷却水 u 冷却水の補給
冷却水の補給
冷却水の補給はリザーバータンクキャップから 行い、ラジエーターキャップは外さないでくだ さい。
右サイドカバーを取り外す。2 P. 50
1.
2.
リザーバータンクキャップを取り外す。
3.
平坦地で車体を垂直にし、冷却水(2 P. 45) のレベルを確認(2 P. 56 )しながら補給す る。
u 上限(UPPER)を超えて補給しないでく
ださい。
u ゴミが入らないようにしてください。
4.
リザーバータンクキャップを確実に取り付 ける。
u リザーバータンクキャップはツバを前向
きに取り付けてください。
5.
右サイドカバーを取り付ける。
1 警告
エンジンが熱いときにラジエーターキャッ プを外すと冷却水が噴き出し、重いヤケドを 負います。
ラジエーターキャップを外す前には、必ずエ ンジン、ラジエーターが冷えていることを確 認してください。
リザーバータンクキャップ
ツバ
リザーバータンク
57

ブレーキ

ブレーキ液の点検
1.
足場のしっかりとした平坦地にサイドスタ ンドを立てる。
フロント
2.
液面が点検窓の下限(LOWER)以上にある ことを確認する。
リア
が上限(UPPER)と下限(LOWER)の間に あることを確認する。
フロント リア
前輪ブレーキリザーバータンク
58
リザーバータンク上面を水平にし、
リザーバータンク上面を水平にし、液面
u 液面が下限(LOWER) 以下の場合やブ
レーキレバーとブレーキペダルの遊びが 大きいときは、ブレーキパッドの摩耗の 点検を行ってください。
パッドが摩耗していない場合、あるいは液漏れ やホースに損傷があるときは Honda 販売店に ご相談ください。
後輪ブレーキリザーバー タンク
上限下限
下限
ブレーキ u ブレーキパッドの摩耗の点検
ブレーキパッドの摩耗の点検
フロント
パッドの摩耗限界溝がなくなったら、
パッドの摩耗限界です。
リア
パッドの摩耗限界溝がブレーキディスクの
側面に達したら、パッドの摩耗限界です。
摩耗限界に達したら左右同時にパッドを交換し てください。
フロント リア
パッド
パッドの 摩耗限界溝
ディスク
パッド
パッドの 摩耗限界溝
ブレーキパッドの交換は、Honda 販売店にご相 談ください。
フロント
ブレーキキャリパーの前側からのぞい
て点検します。
u 点検は片側だけでなく、左右のキャリ
パーで行ってください。
リア
車の右後側からキャリパーをのぞいて点検
します。
ディスク
パッド
パッドの 摩耗限界溝
パッド
59

ドライブチェーン

緩み(たるみ)の点検
チェーンの緩み(たるみ)が適正かどうか、滑 らかに回転するか点検します。緩み(たるみ)
が規定の範囲を超えている場合、回転が滑らか でないときは Honda 販売店にご相談ください。
トランスミッションをニュートラルに入れ
1.
て、エンジンを停止する。 足場のしっかりとした平坦地にサイドスタ
2.
ンドを立てる。
3.
前後のスプロケットの中央を手で上下に動 かし、チェーンの緩みが規定の範囲内にある ことを確認する。
ドライブチェーンの緩み(たるみ):
25 - 35 mm
u 緩みが 50 mm 以上の場合、絶対に走行し
ないでください。
60
車体を垂直にし、車体を前後に動かして
4.
チェーンが滑らかに回転することを確認す る。
チェーンの回転が滑らかでない場合や、
u
異音が出る場合は清掃と給油を行ってく ださい。 2 P. 46

クラッチ

クラッチの点検
スムーズに動くかどうか、ハンドルを左右に きっても作動が重くないか、クラッチレバーの 遊びが適正か点検します。 遊びが規定の範囲を超えている場合は調整して ください。 異状を感じた場合やクラッチケーブル外表部に 損傷があるときは Honda 販売店にご相談くだ さい。
クラッチレバーの遊び:
10 - 20 mm
クラッチレバー
遊び
61
クラッチ u クラッチの調整
クラッチの調整
調整はクラッチレバー側から行います。
クラッチ側の調整(主調整)
#
アジャスター
クラッチレバー側の調整(微調整)
#
遊びが多くなる
ロックナット
遊びが少なくなる
アジャスター
1.
ロックナットを緩め、遊びが 10 - 20 mm の 範囲になるまでアジャスターで調整する。
2.
ロックナットを締め付ける。
3.
クラッチレバーの遊びを確認する。
調整しきれない場合、クラッチ側で調整します。
62
遊びが多くなる
ロックナット
1.
クラッチレバー側の 遊びを最大にする。
2P. 62
2.
ロックナットを緩める。
3.
遊びが 10 - 20 mm の範囲になるまでアジャ スターで調整する。
4.
ロックナットを締め付ける。
遊びが少なくなる
調整後は、クラッチレバーの遊びを確認してく ださい。 エンジンをかけ、チェンジ操作がスムーズであ るか、エンストまたは飛び出し等がないことを 確認してください。
規定の数値に調整できない場合や、クラッチが 正しく動作しないときは Honda 販売店にご相 談ください。
クラッチ u クラッチの調整
63

ブリーザードレーン

ブリーザードレーンの清掃 (Honda 指定 1 年点検整備項目)
エンジンの性能を維持するためには、定期的な
ブリーザードレーンの清掃が必要です。 エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン 本体、マフラーやエキゾーストパイプなどが熱 くなっています。ヤケドにご注意ください。
清掃のしかた
#
1.
ブリーザードレーンプラグの下に受け皿な どを用意する。
2.
ブリーザードレーンプラグを外し、ブリー ザードレーン内の堆積物を取り除く。
3.
ブリーザードレーンプラグを確実に取り付 ける。
64
ブリーザードレーンプラグ

スロットル

スロットルの点検
メインスイッチを (O󰸽) にした状態でスロッ トルを作動させ、スムーズに動くかどうか、ハ ンドルを左右にきっても作動が重くないか、ス ロットルグリップの遊びが適正か点検します。 異状を感じた場合やスロットルケーブル外表部 に損傷があるときは Honda 販売店にご相談く ださい。
スロットルグリップの遊び:
2 - 6 mm
遊び
65

その他の調整

ブレーキレバーの距離調整
ブレーキレバーに、レバーとハンドルグリップ の間隔を調整できるアジャスターが装備されて
います。
調整方法
#
レバーを前方に押 しながらアジャスターを回 し、アジャスターの数字と矢印が合う位置で段 階的に調整します。
66
ハンドルグリップ
アジャスター
前方
矢印
ブレーキレバー
調整後は、走行する前にブレーキが正常に作動 することを確認してください。
アドバイス
調整範囲を超えてアジャスターを回さないでくださ い。
その他の調整 u フロントサスペンションの調整
フロントサスペンションの調整
スプリングの強さ
#
体重や路面の状態などに応じ、スプリングの強 さを調整できます。 スプリングの強さはアジャスターを右(時計回 り)に回すと強くなり、左(反時計回り)に回 すと弱くなります。 標準はアジャスターの上から 2 本目の目盛りが フォークボルトの上端に合う位置です。
フォークボルトの 上端
アジャスター
2 本目の目盛り
アドバイス
アジャスターは、無理に回さないでください。 左右の強さは必ず同じにしてください。
67
その他の調整 u リアサスペンションの調整
リアサスペンションの調整
スプリングの強さ
#
体重や路面の状態に応じ、スプリングの強さを
調整できます。調整にはピンスパナとホルダー を使いアジャスターを回して 行います。2 が標 準の強さで、1 は弱く、3 ~ 5 と強くなります。
ピンスパナ
12345
アジャスター
ホルダー
68
アドバイス
アジャスターを直接 1 から 5 または 5 から 1 に無理 に回すとリアクッションが破損します。 アジャスターは、無理に回さないでください。 左右の強さは必ず同じにしてください。

こんなときは

エンジンが始動しない(HISS 表示灯が消灯しな
い) ......................................................... P. 70
オーバーヒート(水温警告灯が点灯)........... P. 71
警告灯が点灯/点滅 ....................................P. 72
油圧警告灯.........................................................P. 72
PGM-FI 警告灯 ...................................................P. 72
ABS(アンチロックブレーキシステム)警告
灯....................................................................... P. 73
その他の故障表示 .......................................P. 74
燃料計の故障表示............................................. P. 74
ハンドルグリップヒーターの故障表示 .........P. 74
電装部品のトラブル ....................................P. 75
ヒューズ切れ..................................................... P. 75

エンジンが始動しない(HISS 表示灯が消灯しない)

スターターモーターは作動するが エンジンが始動しないとき
次の点を確認してください。
正しい手順でエンジンをかけているか 2 P. 29
燃料タンクにガソリンはあるか
PGM-FI 警告灯が点灯していないか
u 点灯している場合は、直ちに Honda 販売
店にご相談ください。
HISS 表示灯が点灯したままになっていないか
u
メインスイッチを (O󰸽)にしてキーを抜 き、再度キーを差し込み、メインスイッチ を (On) にしてください。それでも消灯 しないときは、次の点を確認してください。 他の HISS のキー(予備のキーを含む)が、 メインスイッチの近くにあると通信不良の 原因となります。 キーに金属製のシールなどを貼ると通信不 良の原因となります。 確認しても消灯しない場合は、Honda 販売 店にご相談ください。
70
スターターモーターが作動せ ず始動できないとき
次の点を確認してください。
正しい手順でエンジンをかけているか 2 P. 29
エンジンストップスイッチが (Stop)に
なっていないか
ヒューズが切れていないか 2 P. 43
バッテリーターミナル部に緩みや腐食がな
いか 2 P. 42 これらに該当しない場合や異常がある場合は、 Honda 販売店にご相談ください。

オーバーヒート(水温警告灯が点灯)

次のようなときは、オーバーヒートです。
水温警告灯が点灯している
走行時の加速が急に悪くなる
このようなときは直ちに安全な場所に車を停め て次の処置・確認を行ってください。
アドバイス
オーバーヒートの状態で走行を続けると、エンジン故 障の原因となります。
長時間のアイドリングにより、水温警告灯が点 灯する場合があります。
オーバーヒートの処置
1.
メインスイッチを (O󰸽) にしてエンジン を止め、再度メインスイッチを (On) にす る。
2.
ラジエーターの冷却ファンが作動するか作 動音で確認し、メインスイッチを (O󰸽) にする。
冷却ファンが作動しない場合
故障が考えられますので、エンジンをかけず Honda 販売店にご相談ください。
冷却ファンが作動している場合
メインスイッチが (O󰸽)の状態で、エン ジンが冷えるのを待ちます。
3.
エンジンが冷えてから、リザーバータンクの 冷却水を点検し、冷却水が不足していたら補 給する。 2 P. 56, 2 P. 57
4.
ラジエーターホースなどを点検し、水漏れが ないか確認する。
水漏れがある場合
エンジンをかけず、Honda 販売店にご相談く ださい。
5.
水温警告灯を確認しながら走行する。
u 異常がなければ走行可能ですが、異常が
再発しない場合でも、なるべく早 く Honda 販売店で点検を受けてください。
71

警告灯が点灯/点滅

油圧警告灯
エンジンオイルの油圧が低下すると点灯しま す。油圧警告灯が点灯したら、速やかにエンジ ンを停止し、次の点を確認してください。
アドバイス
油圧が低下した状態で走行を続けると、エンジンが故 障するおそれがあります。
1.
オイルレベルを点検し、必要に応じて補給す る。 2 P. 54
2.
エンジンを始動する。
u 油圧警告灯が消えたら、走行できます。 u 消灯しない場合は 、 エンジンを止めて
Honda 販売店にご相談ください。
u 急な加速をすると油圧警告灯が瞬間的に
点灯する場合があります。(特にオイル レベルが下限、下限付近の場合)
u オイルが減っていた場合、オイル漏れや
故障のおそれがありますので、Honda 販 売店で点検を受けてください。
72
PGM-FI 警告灯
走行中またはアイドリング中に点灯した場合は 何らかの異常が 考えられます。高速走行をさ け、直ちに Honda 販売店にご相談ください。
警告灯が点灯/点滅 u ABS(アンチロックブレーキシステム)警告灯
ABS(アンチロックブレーキシ ステム)警告灯
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package
CB400 SUPER FOUR <ABS>
警告灯が次のような状態になったときは、シス テムの異常が考えられますので、Honda 販売店 にご相談ください。
運転中に点灯または点滅したとき
メインスイッチを (On) にしても点灯しな
いとき
10 km/h 以上で走行しても消灯しないとき
警告灯が点灯または点滅した場合でも通常のブ レーキとしての性能は確保されています。(ABS としての作動はしません)
ABS 警告灯が消灯した状態で、メンテナンスス タンドを立てるなどして後輪を空転させた場 合、警告灯が点滅する場合があります。この場 合はメインスイッチを (O󰸽) にし、再度メイ ンスイッチを (On) にします。警告灯が点灯 し、速度が約 30 km/h に達して消灯すれば正常 です。
73

その他の故障表示

燃料計の故障表示
燃料計のマークが下図のように点灯、消灯をく りかえしたときは Honda 販売店にご相談くだ さい。
74
ハンドルグリップヒーターの 故障表示
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
ハンドルグリップヒーターステータスアイコン が“E1”、“E2”、“E3” 表示で点滅した場合、ハン ドルグリップヒーターの異常が考えられますの で、Honda 販売店にご相談ください。
ハンドルグリップヒーターステータスアイコン

電装部品のトラブル

ヒューズの取り扱いについてはメンテナンスの 基礎知識をご確認ください。 2 P. 43
ヒューズ切れ
ヒューズボックス内のヒューズ
#
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package
CB400 SUPER FOUR <ABS>
ヒューズボックス 1
スペアヒューズ
カバー
ヒューズボックス 1
1.
シートを取り外す。 2 P. 51
2.
ヒューズボックスのカバーを開ける。
3.
ヒューズが切れている場合はヒューズプー ラーを使って、同じ容量のスペアヒューズと 交換する。
ヒューズプーラーは携帯工具の中に入っ
u
ています。2 P. 32
4.
ヒューズボックスのカバーを閉じる。
5.
シートを取り付ける。
次ページに続く
75
電装部品のトラブル u ヒューズ切れ
ヒューズボックス 2 ヒューズボックス 3
カバー
スペア
ヒューズ
ヒューズ ボックス 3
1.
左サイドカバーを取り外す。 2 P. 50
2.
ヒューズボックスのカバーを開ける。
3.
ヒューズが切れている場合はヒューズプー
ヒューズ ボックス 2
ラーを使って、同じ容量のスペアヒューズと 交換する。
u ヒューズプーラーは携帯工具の中に入っ
ています。2 P. 32
ヒューズボックスのカバーを閉じる。
4.
5.
左サイドカバーを取り付ける。
76
CB400 SUPER FOUR
ヒューズボックス 1
スペアヒューズ
ヒューズボックス 1
シートを取り外す。 2 P. 51
1.
2.
ヒューズボックスのカバーを開ける。
ヒューズが切れている場合はヒューズプー
3.
カバー
ラーを使って、同じ容量のスペアヒューズと
交換する。
u ヒューズプーラーは携帯工具の中に入っ
ています。2 P. 32
4.
ヒューズボックスのカバーを閉じる。
シートを取り付ける。
5.
電装部品のトラブル u ヒューズ切れ
ヒューズボックス 2
スペアヒューズ
カバー
ヒューズボックス 2
左サイドカバーを取り外す。 2 P. 50
1.
ヒューズボックスのカバーを開ける。
2.
ヒューズが切れている場合はヒューズプー
3.
ラーを使って、同じ容量のスペアヒューズと 交換する。
u ヒューズプーラーは携帯工具の中に入っ
ています。2 P. 32
4.
ヒューズボックスのカバーを閉じる。
5.
左サイドカバーを取り付ける。
メインヒューズ
#
スターター
スペアヒューズ
左サイドカバーを取り外す。 2 P. 50
1.
2.
スターターマグネチックスイッチのカプ
マグネチック スイッチ
メインヒューズ
カプラー
ラーを外す。
3.
メインヒューズが切れている場合は、同じ容 量のスペアヒューズと交換する。
u スペアヒューズはスターターマグネチッ
クスイッチの下にあります。
4.
カプラーを取り付ける。
5.
左サイドカバーを取り付ける。
次ページに続く
77
電装部品のトラブル u ヒューズ切れ
ABS ヒューズ
#
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/<ABS> E Package
CB400 SUPER FOUR <ABS>
スペアヒューズ
ABS ヒューズ
ブーツ
1.
シートを取り外す。 2 P. 51
2.
ブーツをめくり、ヒューズボックスのカバー を取り外す。
78
3.
ヒューズが切れている場合はヒューズプー
ラーを使って、同じ容量のスペアヒューズと
交換する。
u ヒューズプーラーは携帯工具の中に入っ
ています。2 P. 32
4.
ヒューズボックスのカバーを取り付け、ブー
ツを元に戻す。
5.
シートを取り付ける。
ETC ヒューズ
#
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
ブーツ
1.
シートを取り外す。 2 P. 51
2.
ブーツをめくり、ヒューズボックスのカバー
ETC ヒューズ
スペアヒューズ
を取り外す。
3.
ヒューズが切れている場合はヒューズプー ラーを使って、同じ容量のスペアヒューズと 交換する。
u ヒューズプーラーは携帯工具の中に入っ
ています。2 P. 32
電装部品のトラブル u ヒューズ切れ
4.
ヒューズボックスのカバーを取り付け、ブー ツを元に戻す。
5.
シートを取り付ける。
アドバイス
ヒューズが切れた際は、早めに Honda 販売店で点検 し、スペアのヒューズを補充してください。
79

インフォメーション

キーの取り扱い........................................... P. 81
装備に関する補足情報 ................................. P. 81
車のお手入れ.............................................. P. 83
保管のしかた.............................................. P. 86
廃棄するとき.............................................. P. 86
フレームおよびエンジンナンバー .................P. 88
触媒装置について .......................................P. 89

キーの取り扱い

キーの取り扱い
メインスイッチのキー
メインスイッチのキーには、HISS(イモビライザー システム)の電子部品が内蔵されています。電子部 品の破損またはデータ異常の発生を防ぐため、取り 扱いの際には次のことをお守りください。
キーを無理に曲げたり、強い衝撃を与えない
長時間、直射日光にさらしたり高温下で放置し
ない
削ったり、穴を開けない
強い磁気を帯びた場所に置かない
キーをすべて紛失した場合、イグニッションユニッ トの交換が必要になります。予備のキーは大切に 保管してください。 予備のキーの作成については、専用のキーおよび HISS の再登録が必要になりますので、Honda 販売 店にご相談ください。
キーに金属製のキーホルダーを使用するとメイン スイッチ周辺に傷がつくおそれがあります。

装備に関する補足情報

メインスイッチ
#
エンジンをかけずにメインスイッチを (On) の状態 にしておくとバッテリーあがりの原因となります。
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでく ださい。
エンジンストップスイッチ
#
このスイッチは、非常時に、すぐにエンジンを止め るために設けたものです。非常時以外は使用しな いでください。走行中に操作すると、エンジン回転 が不安定になり、走行に悪影響を与えます。 非常時にこのスイッチでエンジンを止めた場合は、 メインスイッチを必ず (O󰸽) にしてください。
(On) のままにしておくと、バッテリーあがりの
原因となります。
オドメーター
#
オドメーターは、999,999 km を超えると 999,999 km で ロックします。
次ページに続く
81
装備に関する補足情報
トリップメーター
#
トリップメーター A/B は、9,999.9 km を超えると
0.0 km に戻ります。 トリップメーター A/B がリセットされると平均燃 費、燃料消費量も同時にリセットされます。
HISS
#
HISS は、登録されたキー以外ではエンジンを始動
できないようにしたイモビライザー(盗難防止)シ ステムです。 エンジンストップスイッチが (Run)の状態でメ インスイッチを (On)にすると、HISS 表示灯が点 灯し、数秒後に消灯することでエンジンの始動が可 能であることを示します。消灯しない場合は始動 できません。 HISS 表示灯が消灯しないとき 2 P. 22
HISS 表示灯は、メインスイッチを (O󰸽)にした あと 2 秒間隔の点滅を開始し、24 時間経過すると 消灯します。 メーターの設定機能を使用して、HISS 表示灯の点 滅/非点滅の切り換えを行うことができます。
メーターの設定 2 P. 21
82
書類入れ
#
取扱説明書、登録書類、保険証、メンテナンスノー トなどは書類入れに入れ、シート下に収納してくだ さい。
イグニッションカットオフシステム
#
この車は、転倒したとき、自動的にエンジンを停止 するシステムが装備されています。エンジンを再 始動するときは、システムの作動を解除するために メインスイッチを一度 (O󰸽) にしてください。
ヘッドライト、ストップ/テールランプ
#
LED 使用のライトは一体式です。 もし、1 個でも点灯しなくなった場合は、Honda 販 売店にご相談ください。

車のお手入れ

お車を長持ちさせるため、清掃などのお手入れは大 切です。普段見逃しがちな異状の発見にもつなが ります。また、海水や路面凍結防止剤などに含まれ る塩分は、車体のサビを促進します。海岸付近や凍 結防止剤を散布した路面を走行したあとは、必ず洗 車してください。
洗車
エンジン、マフラー、ブレーキなど高温になる部分 は冷えるまで洗車しないでください。
1.
全体を水洗いして、汚れを取り除く。
2.
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用し、 スポンジか柔らかいタオルを使って洗う。
u 傷を防ぐため、多量の水を使って、汚れを落
としてください。
3.
十分な水で洗剤を洗い流しやわらかい布で拭き あげる。
4.
車体を乾燥させた後、ドライブチェーンと可動 部分に注油する。
5.
車体の腐食を防ぐためワックスがけを行う。
車のお手入れ
洗車にあたっての注意
#
洗車するときは、次のことをお守りください。
高圧洗車機の使用はさける
車体に高い水圧がかかる洗車を行うと、可動
u
部や電装部品などの作動不良や故障 の原因 となることがあります。
u ヘッドライトレンズやフェアリング、その他
のプラスチック部品を洗うときは、傷を防ぐ ため、多量の水を使って、汚れを落としてく ださい。
マフラーに水を入れない
u 始動不良やサビの発生などの原因になりま
す。
シートの下方から水を強くかけない
u 内部に水が入り、書類などが濡れることがあ
ります。
エアインテークやエアクリーナー周辺に水を強
くかけない
u エアクリーナー内部に水が入ると、始動不良
などの原因になります。
次ページに続く
83
車のお手入れ
ブレーキを濡れたままにしない
u 水によってブレーキの効き具合が悪くなる
ことがあります。洗車後は十分に乾かし、慎 重なブレーキ操作を心がけてください。
ワックス、ケミカル類や油脂類を扱うとき
u ブレーキやタイヤにオイル等の油脂類、ワッ
クスやケミカル類が付着しないよう注意し
てください。ブレーキが効かなくなり、事故 の原因になる場合があります。
u ワックスやケミカル類を使用するときは、ボ
ディーの目立たないところでくもりや傷、色 むらなどが生じないか確認してください。 種類によっては塗膜が薄くなったり色むら が生じるものがあります。
u つや消し塗装が使われている場合は、塗装面
にワックスやケミカル類を使用すると、つや 消し感が無くなったり、色むらが生じるおそ れがありますので、使用しないでください。
84
ヘッドライトがくもったとき
u ヘッドライトは雨天走行や洗車などにより、
レンズ面が一時的にくもることがあります。 また、ヘッドライト内と外気との温度差によ り、レンズ内面が結露することもあります。 これは、雨天時などに窓ガラスがくもるのと 同様の自然現象で、機能上の問題ではありま せん。 また、ヘッドライトの構造上、レンズの縁に 水滴が付着することがありますが、機能上の 問題ではありません。 但し、ヘッドライト内に水がたまっている場 合や大粒の水滴がついている場合は Honda 販売店にご相談ください。
車のお手入れ
アルミ部品
アルミ部品は土や泥、あるいは塩分によって腐食し ます。傷をつけないよう、取り扱いについては次の ことに注意してください。
硬いブラシやスチールウールを使用しない
アルミホイールはすり当てをさけ、縁石などに
乗り上げる際は変形に注意する
樹脂部品
傷やひび割れ等を防ぐため、取り扱いについては次 のことに注意してください。
清掃するときは多量の水を使って、やわらかい
布やスポンジで汚れを落とす
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用し、
十分な水で洗剤を洗い流す
メーター、スクリーン、フェアリング、ヘッド
ライトレンズなどの樹脂部品にガソリン、ブ レーキ液、クリーナーなどがかからないように する
スクリーンに貼付されているコーションラベル
をはがさない
エキゾーストパイプ、マフラー
ステンレス鋼を使用していますので、油脂などの汚 れが付着したままエンジンを始動すると、焼けムラ が起こります。 汚れが付着した場合は、ステンレス用台所洗剤を 使って、やわらかい布かスポンジで洗い落としてく ださい。洗浄後は、十分に水洗いして乾いた布で水 分を拭き取ってください。 焼けムラをとる場合は、市販の細目のコンパウンド で磨いたあと、汚れが付着した場合と同じ要領で洗 い落としてください。
アドバイス
ステンレス鋼を使用している場合でも、塗装をしてい るものもあります。 目立たないところでくもりや傷、色むらなどが生じな いか確認してください。
85

保管のしかた

保管のしかた
屋外に保管する場合はボディーカバーをかけてく ださい。なお、ボディーカバーはエンジンやマフ ラーが冷えてからかけてください。 また、長期間ご使用にならない場合は、次のことを お守りください。
サビを防ぐために、保管前にワックスがけを行
う(つや消し塗装面を除く)
雨上がりにはボディーカバーを外し、車体を乾
燥させる
バッテリーは自己放電と電気漏れを少なくする
ため、車から取り外し、完全充電して風通しの よい暗い場所に保存する
u もしバッテリーを車に積んだままにする場
合は、-側ターミナルを外してください。 長期保管後にお車を乗る際は、保管期間を考慮した 上で、各部の点検を実施してください。
86

廃棄するとき

地球環境を守るため、お車や交換した部品、なかで も使用済みのバッテリーやタイヤ、エンジンオイル の廃油等はむやみに捨てないでください。これら のものを廃棄する場合は、Honda 販売店にご相談く ださい。 また、将来お車の廃棄を希望するときはお近くの廃 棄二輪車取扱店へご相談ください。
廃棄二輪車取扱店とは
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の登録販売 店で広域廃棄物処理指定店として登録されている 廃棄二輪車を適正処理するための窓口です。 店頭に「廃棄二輪車取扱店の証」が掲示されていま す。
二輪車リサイクルマーク、リサイクル料金
この車には、二輪車リサイクルマークが車体に貼付 されています。マークが車体に貼付されている二 輪車は、再資源化するためのリサイクル費用がメー カー希望小売価格に含まれていますので、二輪車を 廃棄する際は、再資源化に必要なリサイクル料金は いただきません。 ただし、廃棄二輪車取扱店および指定引取場所まで の収集・運搬料金はお客様のご負担となります。収 集・運搬料金については廃棄二輪車取扱店にご相談 ください。 二輪車リサイクルマークは、シートを取り外すと確 認できます。2 P. 51
廃棄するとき
二輪車
リサイクルマーク
お車を廃棄する際、二輪車リサイクルマークが必要 です。マークは剥がさないでください。マークの 再発行や販売の取り扱いはありません。二輪車リ サイクルシステムの概要、ご利用方法等は、Honda ウェブサイト「廃棄段階のリサイクル 二輪車リサ イクル自主取り組み」にてご確認いただけます。 http://www.honda.co.jp/motor-recycle/
87

フレームおよびエンジンナンバー

フレームおよびエンジンナンバー
フレームおよびエンジンナンバーは、部品を注文す るときや、車の登録に関する手続きに必要です。ま た、フレームナンバーは、お車が盗難にあった場合 に、車を捜す手がかりにもなります。ナンバープ レートの登録番号とともに別紙に記録し、車と別に 保管することを推奨します。
88
フレームナンバー打刻位置
エンジンナンバー打刻位置

触媒装置について

触媒装置について
この車は平成 28 年排出ガス規制適合車です。 こ の車には触媒装置が搭載され、排出ガスに含まれる 一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物 (NOx)の 3 つの有害物質の排出量を低減します。 他のマフラーをこの車に取り付けると、排出ガス規 制に適合しなくなる可能性があります。触媒装置 は高温になるので、枯れ草や紙など燃えやすいもの があるところには駐停車しないでください。
走行上の注意
次のような取り扱いはしないでください。触媒温 度が異常に高くなり、損傷するおそれがあります。
走行中にメインスイッチやエンジンストップス
イッチを操作すること
空ぶかし直後にエンジンを止めること
触媒装置の損傷を防ぐために
触媒装置が損傷すると、排出ガス濃度を劣化させる だけではなく、車本来の性能を発揮できなくなりま す。損傷を防ぐために、次のことをお守りくださ い。
燃料は、必ず無鉛ガソリンを使用する
定められた点検整備を実施する
エンジン不調を感じたときは、直ちに Honda 販
売店で点検を受ける
89

スペック

主要諸元
型式 2BL-NC42 全長 2,080 mm 全幅 745 mm
全高
ホイールベース 最低地上高 130 mm キャスター角 25° 5’ トレール長 90 mm

車両重量
乗車定員 2 名 最小回転半径 2.6 m 排気量 399 cm ボア×ストローク 圧縮比 11.3 燃料 無鉛レギュラーガソリン 燃料タンク容量
バッテリー容量
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>/ <ABS> E Package
1,160 mm
CB400 SUPER FOUR/<ABS>
1,080 mm 1,410 mm
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS>
205 kg
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
206 kg
CB400 SUPER FOUR
199 kg
CB400 SUPER FOUR <ABS>
201 kg
3
55.0 x 42.0 mm
18 ℓ YTZ10S 12 V-8.6 Ah (10 HR)
90
変速比
減速比
1 速 3.307 2 速 2.294 3 速 1.750 4 速 1.421 5 速 1.240 6 速 1.130 1 次 2.171 2 次 2.933
スペック
サービスデータ
タイヤサイズ
タイヤタイプ ラジアル、チューブレス
指定タイヤ
タイヤ空気圧 (1 名乗車時) タイヤ空気圧 (2 名乗車時)
最小残溝量
点火プラグ 標準
プラグギャップ 0.80 - 0.90 mm アイドル回転数 1,400 ± 100 rpm
推奨 エンジンオイル
エンジンオイル 容量
エンジンオイル 交換時期 指定ブレーキ液 Honda 純正ブレーキフルード DOT 4 冷却水容量 全容量 2.2 ℓ
前輪 120/60ZR17M/C(55 W) 後輪 160/60ZR17M/C(69 W)
前輪
後輪
前輪 225 kPa (2.25 kgf/cm2) 後輪 250 kPa (2.50 kgf/cm2) 前輪 250 kPa (2.50 kgf/cm2) 後輪 290 kPa (2.90 kgf/cm2) 前輪 1.5 mm 後輪 2.0 mm
Honda 純正 ウルトラ G1 JASO T 903 規格: MA SAE 規格: 10W-30 API 分類: SL 級
オイル交換時 フィルター交換時 全容量
初回: 1,000 km または 1 ヶ月 以後: 10,000 km または 1 年ごと
BRIDGESTONE BT-50F DUNLOP D204FL BRIDGESTONE BT-50R DUNLOP D204J
CR8EH-9(NGK) U24FER9(DENSO)
3.0 ℓ
3.2 ℓ
3.8 ℓ
指定 ラジエーター液 エアクリーナー 点検・交換時期 推奨ドライブ チェーンオイル ドライブ チェーンの 緩み(たるみ)
Honda 純正 ラジエーター液
交換:40,000 km ごと
“Honda 純正チェーンオイル” または相 当品
25 - 35 mm
91
スペック
バルブ(電球)
ヘッドライト LED ストップ・テール ランプ フロントウィン カー・ポジション ランプ リアウィンカー 12 V-21 W ×2 ライセンス プレートライト
LED
12 V-21/5 W ×2
12 V-5 W
ヒューズ
メインヒューズ 30 A
その他の ヒューズ
CB400 SUPER FOUR
20 A、10 A
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> CB400 SUPER FOUR <ABS>
30 A、20 A、10 A
CB400 SUPER BOL D'OR <ABS> E Package
30 A、20 A、10 A、1 A
92
索引
A
ABS(アンチロックブレーキシステム)........ 6, 73
ABS(アンチロックブレーキシステム)警告灯... 73
E
ETC アンテナ ................................................ 37
ETC 表示灯 ................................................... 37
ETC 車載器 ................................................... 37
H
HISS 表示灯 .................................................. 70
P
PGM-FI 警告灯 .............................................. 23
S
SELECT ボタン.............................................. 18
SET ボタン.................................................... 18
U
U字ロック .................................................... 32
アクセサリー................................................. 10
安全運転のために ............................................ 3
安全上守っていただきたいこと ......................... 3
安全なライディング ......................................... 2
イグニッションカットオフシステム ................. 82
インフォメーション ....................................... 80
運転するときの注意 ......................................... 5
エアクリーナー.............................................. 45
93
エンジン
エンジンオイル............................................... 44, 54
エンジンオイルレベル点検窓............................. 54
エンジンオーバーヒート..................................... 71
エンジン始動......................................................... 29
エンジンストップスイッチ..................... 26, 29, 81
エンジンナンバー................................................. 88
エンジンブレーキ................................................... 6
オイルフィルキャップ......................................... 54
エンジンがかからないとき ......................... 29, 70
オーバーヒート.............................................. 71
お手入れ ....................................................... 83
オドメーター ............................................ 18, 81
改造.............................................................. 10
各部の名称 .................................................... 12
ガソリン .................................................... 9, 31
カラーラベル................................................. 41
94
ギアチェンジ................................................. 30
クラッチ
クラッチ ................................................................ 61
クラッチレバー..................................................... 61
クラッチレバーの遊び......................................... 61
警告灯
ABS(アンチロックブレーキシステム)警告
灯.................................................................... 23, 73
PGM-FI 警告灯................................................ 23, 72
水温警告灯 ...................................................... 23, 71
油圧警告灯 ...................................................... 23, 72
携帯工具 ....................................................... 32
交換部品 ....................................................... 41
こんなときは................................................. 69
サイドカバー................................................. 50
サイドスタンド ............................................... 7
サスペンション......................................... 67, 68
シート .......................................................... 51
シフトダウン................................................. 30
触媒装置 ....................................................... 89
書類入れ .................................................. 34, 82
水温警告灯 ............................................... 23, 71
スイッチ
ウィンカー(方向指示器)スイッチ................. 26
エンジンストップスイッチ..................... 26, 29, 81
スタータースイッチ............................................. 26
パッシングライトスイッチ................................. 26
ハンドルグリップヒータースイッチ................. 26
ヘッドライト(前照灯)上下切り換え
スイッチ .............................................................. 26
ホーンスイッチ..................................................... 26
メインスイッチ..................................................... 27
ハザード(非常駐車灯)スイッチ..................... 26
スピードメーター........................................... 16
スペック ....................................................... 90
スロットル .................................................... 65
積載について................................................. 11
洗車.............................................................. 83
その他装備の使いかた .................................... 32
タイヤ .......................................................... 47
タコメーター................................................. 16
駐車 ............................................................... 7
95
点検
定期点検 ................................................................ 40
日常点検 ................................................................ 39
電装部品のトラブル ....................................... 75
時計.............................................................. 18
ドライブチェーン...................................... 45, 60
トリップメーター...................................... 18, 82
慣らし運転...................................................... 5
燃料
使用燃料 ................................................................ 31
燃料計 .................................................................... 17
燃料計の故障表示................................................. 74
燃料残量 ................................................................ 17
燃料タンク容量..................................................... 31
燃料補給 ................................................................ 31
96
廃棄.............................................................. 86
バッテリー ............................................... 42, 52
ハンドルグリップヒーター
ハンドルグリップヒーター................................. 35
ハンドルグリップヒーター故障表示................. 74
ハンドルロック.............................................. 28
ヒューズ .................................................. 43, 75
表示灯
ETC 表示灯............................................................ 24
HISS 表示灯........................................................... 24
ニュートラル表示灯............................................. 24
ハイビームパイロットランプ表示灯................. 24
ハンドルグリップヒーター表示灯..................... 35
方向指示器表示灯................................................. 24
服装 ............................................................... 3
ブリーザードレーン .................................. 47, 64
ブレーキ
使いかた................................................................... 5
ブレーキ液 ...................................................... 45, 58
ブレーキパッド..................................................... 59
ブレーキレバー..................................................... 66
フレームナンバー........................................... 88
ヘルメット
ヘルメットホルダー............................................. 32
リサイクルマーク........................................... 87
冷却水...................................................... 45, 56
レッドゾーン................................................. 16
保管.............................................................. 86
メインスイッチ......................................... 27, 81
メインスイッチのキー .................................... 81
メーター ....................................................... 16
メンテナンス................................................. 38
油圧警告灯 ............................................... 23, 72
97

お問い合わせ

Loading...