設置
®
E-Flo
多量の塗料を循環する用途のための耐久性のある、エネルギー効率の良いピストンポンプ。
最大使用圧力および認可を含むモデル情報については 3 ページを参照して下さい。
重要な安全注意
本取扱説明書に記された全ての警告および説明記事をよ
くお読み下さい。本書は大切に保管しておいて下さい。
電動循環ポンプ
312987G
図は E-Flo 4000 ポンプ
ti8317a
関連の説明書
目次
関連の説明書 . . . . . . . . . . . . . . . . 2
型番 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
E-Flo 電動循環ポンプ . . . . . . . . . . . 3
最大使用圧力およびポンプ運転限界 . . . . . 3
承認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
警告 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
システム構成部品 . . . . . . . . . . . . . . 6
危険区域 . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
非危険区域 . . . . . . . . . . . . . . . . 6
システム配線図 . . . . . . . . . . . . . . . 8
電源の必要条件 . . . . . . . . . . . . . . . 11
断路器 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
危険区域のケーブル敷設および導管必要条件 ( 防
爆 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
高度の安全性 ( ヨーロッパ式 ) . . . . . . . 11
288036 電力モジュール . . . . . . . . . . 11
ポンプの配置 . . . . . . . . . . . . . . . . 12
環境条件 . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
クリアランス . . . . . . . . . . . . . . . 12
15H884 フロアスタンド . . . . . . . . . . 12
液体ラインの接続 . . . . . . . . . . . . . . 12
電動モーター . . . . . . . . . . . . . . . . 13
電動モーター仕様 . . . . . . . . . . . . 13
モーター配線 . . . . . . . . . . . . . . 13
モーターの取り付け . . . . . . . . . . . 14
電気的雑音フィルタ . . . . . . . . . . . . . 16
可変周波数駆動部アクセサリ (VDF) . . . . . . 17
VFD 設置 . . . . . . . . . . . . . . . . 17
VFD 配線 . . . . . . . . . . . . . . . . 17
イーサネットインターフェース
( オプション ) . . . . . . . . . . . . 17
ローカル制御ボックス ( オプション用アクセサリ ) 18
圧縮空気逆圧レギュレータ ( オプション ) . . . 19
サイズ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
技術データ . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
Graco 情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
Graco 標準保証 . . . . . . . . . . . . . . . 24
関連の説明書
説明書 部品名称
311593 E-Flo 操作説明書
311594 E-Flo 修理部品説明書
311595 圧縮空気逆圧レギュレータ
311596 可変周波数駆動部取扱説明書
311603 センサー回路オプション
311690 High-Flo 下部
2 312987G
型番
E-Flo 電動循環ポンプ
貴エアモーターの銘板に印字された 6 桁の部品番号を確認してください。
モーターの型式を特定するために、以下の表を使います。例えば、ポンプ部
品番号 EP2160 は、電力 (E)、ポンプ (P)、230/460V モーター (2)、センサー
回路付き (1)、2000 cc Maxlife 下部 (6)、およびスタンド不付き (0) を示し
ます。交換部品を注文するには、「修理 - 部品説明書」311594 を参照してく
ださい。
EP 2 1 6 0
1 桁目 2 桁目 3 桁目 4桁 5 桁目 6 桁目
電源
E( 電気 ) P( ポンプ ) 0 モーター無し 0 回路不付き 1 1000 cc Chromex 0 スタンド
機器スタイル モーター センサー回路 ロワー・サイズ
1 230/400V、
5 HP、ATEX
2 230/460V、
5 HP、UL/CSA
3 230/400V、
3 HP、ATEX
4 230/460V、
3 HP、UL/CSA
1 回路付き 2 1500 cc Chromex 1 スタンド
3 2000 cc Chromex
4 1000 cc Maxlife
5 1500 cc Maxlife
6 2000 cc Maxlife
7 750 cc Chromex
ID
ti8912a
スタンド
オプション
不付き
付き
型番
最大使用圧力およびポンプ運転限界
E-Flo 1500: 425 psi (2.93 MPa、29.3 bar) 最大使用圧力
E-Flo 2000: 460 psi (3.22 MPa、32.2 bar) 最大使用圧力
E-Flo 3000: 330 psi (2.31 MPa、23.1 bar) 最大使用圧力
E-Flo 4000: 250 psi (1.75 MPa、17.5 bar) 最大使用圧力
ポンプの運転限界については、21 ページの技術データを参照してください。
承認
E-Flo ポンプは、以下の承認機関の要求条件を満足します。
他の具体的な危険配置リストについては個々の構成部品を参照してください。
II2G EExdIIA T3
312987G 3
警告
警告
以下の警告は本機器の据え付け、使用、接地、維持、修理についてです。感嘆符のシンボルは一般的な警告を、危
険シンボルは手順自体の危険性を知らせます。これらの警告を参照してください。加えて、当てはまる場合は製品
独自の警告が本取扱説明書にあります。
警告
火災、爆発の危険
作業区域における、溶剤および塗料の蒸気のような可燃性蒸気は発火または爆発するおそれがありま
す。火災および爆発を避けるには :
・ 十分換気された場所でのみ使用するようにして下さい。
・ 表示灯やタバコの火、懐中電灯および樹脂製シート ( 静電アークが発生する恐れのあるもの )
などの全ての着火源は取り除いて下さい。
・ 溶剤、ボロ巾およびガソリンなどの不要な物を作業場所に置かないで下さい。
・ 引火性の気体が充満している場所で、電源プラグの抜き差しや電気のスイッチの ON/OFF はしない
で下さい。
・ 作業場所にある全ての装置を接地して下さい。接地に関する指示をご参照下さい。
・ アース入りホースのみを使用して下さい。
・ 容器中に向けて引金を引く場合、ガンをアースした金属製ペール缶の縁にしっかりと当てて下さ
い。
・ 静電スパークが発生したり、または電気ショックを感じた場合は、直ちに運転を中止して下さい。
原因を調べ、それが解決されるまで装置を使用しないで下さい。
・ 作業場所に消火器を置いて下さい。
装置の誤用による危険
装置を誤って使用すると、死亡事故または重大な人身事故を招くことがあります。
・ 疲労しているとき、または薬物の服用や飲酒状態で装置を操作しないで下さい。
・ システム内で耐圧または耐熱定格が最も低い部品の、最高使用圧力または最高使用温度を超えない
こと。全ての装置説明書の技術仕様を参照して下さい。
・ 装置の接液部品に適合する液または溶剤を使用して下さい。全ての装置説明書の技術データを参照
して下さい。液体および溶剤製造元の警告も参照して下さい。お客様の材料についてのすべての情
報が必要な場合、ディーラーまたは小売業者から MSDS フォームを要求してください。
・ 毎日、装置を点検して下さい。摩耗または損傷した部品は、純正の、製造者の交換部品のみを使用
して、速やかに修理または交換してください。
・ 装置を改造しないで下さい。
・ 本装置は、所定の目的にのみ使用して下さい。詳しくは販売代理店にお問い合わせ下さい
・ ホースおよびケーブルを車両の通行する路面、鋭角のある物体、運動部品、加熱した表面などに近
づけないで下さい。
・ ホースをねじったり、過度に曲げたり、ホースを引っ張って装置を引き寄せたりしないで下さい。
・ 子供や動物を作業場所から遠ざけて下さい。
・ 適用される全ての安全に関する法令に従って下さい。
電気ショックによる危険
不適切な接地、設置またはシステムの使用により感電する可能性があります。
・ ケーブル接続を外したり、装置の修理を開始する前にメインスイッチの電源を OFF にし、電源を抜
きます。
・ 接地された電源にのみ接続します。
・ すべての電気配線は資格を有する電気工事士が行う必要があります。ご使用の地域におけるすべて
の法令に従って下さい。
4 312987G
警告
警告
加圧された装置による危険
ガン / ディスペンス・バルブ、漏れのある箇所、または破裂した部品から出た液が目または皮膚に飛
び散った場合、重篤な負傷を生じる可能性があります。
・ スプレー作業を中止する場合、または装置を清掃、点検、修理する前には、本書の圧力の逃がし方
の手順に従って下さい。
・ 装置を運転する前に、液体の流れる全ての接続個所をよく締め付けてください。
・ ホース、チューブおよび継手を毎日点検してください。摩耗または損傷した部品は直ちに交換して
ください。
稼動部品の危険
運動部品により指や身体の一部を挟んだり、切断したりする可能性があります。
・ 運動部品に近づかないで下さい。
・ 保護ガードまたはカバーを外したまま装置を運転しないで下さい。
・ 加圧された装置が、不意に動き出すことがあります。装置の点検、移動または修理前には、本説明
書の「圧力の逃がし方」の手順に従って下さい。電源またはエア供給を遮断します。
有毒な液体または気体による危険
有毒な液体や蒸気が目に入ったり皮膚に付着したり、吸込んだり、飲み込んだりすると、重傷を負っ
たり死亡する恐れがあります。
・ MSDS( 材料安全データシート ) をお読みになり、ご使用の液体特有の危険性について確認するよう
にして下さい。
・ 有毒な液体は保管用として許可された容器に保管し、破棄する際は適用される基準に従って下さ
い。
・ スプレーあるいは器具の清掃時には、必ず不浸透性の手袋を嵌めて下さい。
作業者の安全保護具
目の怪我、有毒ガスの吸入、火傷および聴力傷害等の重大な人身事故を避けるため、装置の運転、修
理を行う時、または作業場所にいる時には適切な保護具を着用する必要があります。保護具の例とし
ては以下のようなものがあります :
・ 保護メガネ
・ 液体および溶剤メーカーが推奨する作業衣および防毒マスク
・手袋
・耳栓
火傷の危険
運転中、機器の表面および液体は加熱されて非常に高温になるおそれがあります。重度の火傷事故を
防ぐため、高温状態の液または装置に触れないで下さい装置または液が完全に冷えるまで待つように
して下さい。
312987G 5
システム構成部品
システム構成部品
図 1 は、主要システムの構成部品を表示して、典型的
な北米システムの設置を説明しています。図 2 および
図 3 の配線図も参照してください。
危険区域
非危険区域専用として承認された装置を危険区域に
設置しないで下さい。
図 1 を参照してください。以下のシステム構成部品は、
危険区域における使用が承認されています。
・ E-Flo 電動循環ポンプ
・ センサー制御回路 ( オプション ) 以下の本質的に
安全な設置に必要な条件を参照してください。
・ 防爆電動モーター
・ ローカル制御ボックス ( アクセサリ )
・ 圧縮空気逆圧レギュレータ ( アクセサリ )
図 1 に示される他の全ての構成部品は、非危険区域に
設置する必要があります。
非危険区域
図 1 を参照してください。以下の構成部品の非危険区
域への設置。
・ システム断路器
・ 電気的雑音フィルタ ( アクセサリ )
・ 可変周波数駆動部 ( アクササリ )
・ 電源モジュール ( アクセサリ )
・ 三方圧縮空気電磁弁 ( アクセサリ )
限界の一覧表
1. 電動循環ポンプ制御機器を筺体内に設置した
後、漏洩およびクリアランスの距離は、
EN50020 の 6.4( 表 4) の必要条件を満足する必
要があります。
2. 電動循環ポンプ制御機器を筺体内に取り付けた
後、このアセンブリは、本質的に安全な回路電
圧の 2 倍、または 500V のどちらか高い方の交
流実効値試験電圧に耐える必要があります。
センサー回路湿部
圧力トランスデューサ 17-4 PH ステンレス鋼
6 312987G
F
DH
V
E
N
M
システム構成部品
危険区域非危険区域
M
BC
A
W
AA
ABZ
S
AC
Y
L
AD
T
U
危険区域
入り口
G
X
K
J
PR
AD
危険区域非危険区域
ti8651b
図 1. 代表的な設置例
キー
A E-Flo 電動循環ポンプ
B* 防爆電動モーター
C* ローカル制御ボックス
D* 可変周波数駆動部 (VDF)
E** システム断路器
F* 電気的雑音フィルタ
G* 電力モジュール
H* VFD/BPR 圧縮空気制御キット
J** VFD から電動モーターへの電力ケーブル
K** ローカル制御ボックスから VFD への電気的制御ケーブル
L** 防爆シール取り付け金具
M** 電力モジュールからポンプセンサー回路への電気的
IS 制御ケーブル
N** VFD から三方電磁弁への電気的ケーブル (Graco により
2 メートル供給 )
312987G 7
P* ポンプスタンド
R** 液体注入ライン
S** 液体排出ライン
T** 液体リターンライン
U* 圧縮空気逆圧レギュレータ
V** 三方電磁弁へのエア供給ライン
W** 電磁弁から逆圧レギュレータへのエアライン
X** VFD からコンピュータへのイーサネットケーブル
Y** パーソナルコンピュータ
Z** ポンプ接地ワイヤ
AA* 防爆電気かくはん器
AB** 圧力の開放
AC* 液体フィルタ
AD* 液体ライン遮断バルブ
* オプションは Graco 社からご購入頂けます。
** インテグレータによって供給されます。
システム配線図
システム配線図
図 2 には、非危険場所に取り付ける必要のある構成部
品が示されています。
図 3 には、危険な場所への取り付けが承認されている
構成部品が示されています。
図 2. 非危険場所のみのシステム配線図
8 312987G