B7FY-2001-01
内蔵 LTO3 ユニット 取扱説明書
Tape Drv LTO3 Ultrium3/Ultrium2 400GB User’s Guide
(PG-LT302 )
J
E
はじめに
このたびは、弊社の内蔵 LTO 3 ユニット(PG-LT302/PGBLT302/PGBLT302C)をお買い上
げいただき、誠にありがとうございます。
本書は、内蔵 LTO 3 ユニット(以降、本製品)の取り扱いの基本的なことがらについて説
明しています。ご使用になる前に、本書をよくお読みになり、正しい取り扱いをされます
ようお願いいたします。
2007 年 4 月
安全にお使いいただくために
本書には、本製品を安全に正しくお使いいただくための重要な情報が記載されています。
本製品をお使いになる前に、本書を熟読してください。特に、本書の「安全上のご注意」をよくお読みにな
り、理解されたうえで本製品をお使いください。
また本書は、本製品の使用中にいつでもご覧になれるよう大切に保管してください。
本製品のハイセイフティ用途での使用について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業用等の一般的用途を想定して設計・製造されて
いるものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システム
における運行制御、生命維持のための医療器具、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度
な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用
途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造されたものではございません。お客
様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品を使用しないでくだ
さい。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相談ください。
当社のドキュメントには「外国為替および外国貿易管理法」に基づく特定技術が含まれていることがありま
す。特定技術が含まれている場合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づ
く許可が必要となります。
2
本書の表記
■ 警告表示
本書ではいろいろな絵表示を使っています。これは本製品を安全に正しくお使いいただ
き、あなたや他の人々に加えられるおそれのある危害や損害を未然に防止するための目印
となるものです。その表示と意味は次のようになっています。内容をよくご理解の上、お
読みください。
警告
注意
また、危害や損害の内容がどのようなものかを示すために、上記の絵表示と同時に次の記
号を使用しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡する可能性
または重傷を負う可能性があることを示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が損害を負う可能
性があること、および物的損害のみが発生する可能性があることを示
しています。
△で示した記号は、警告・注意を促す内容であることを告げるもので
す。記号の中やその脇には、具体的な警告内容が示されています。
で示した記号は、してはいけない行為(禁止行為)であることを告
げるものです。記号の中やその脇には、具体的な禁止内容が示されて
います。
●で示した記号は、必ず従っていただく内容であることを告げるもの
です。記号の中やその脇には、具体的な指示内容が示されています。
■ 本文中の記号
本文中に記載されている記号には、次のような意味があります。
記号 意味
お使いになる際の注意点や、してはいけないことを記述しています。
必ずお読みください。
ハードウェアやソフトウェアを正しく動作させるために必要なことが
書いてあります。必ずお読みください。
→ 参照ページや参照マニュアルを示しています。
■ ドライブ名の表記について
CD-ROM ドライブのドライブ名を、[CD-ROM ]で表記しています。
例:[CD-ROM]:\Setup.exe
J
3
■ 製品の呼び方
本文中の製品名称を次のように略して表記します。
製品名称 本文中の表記
内蔵 LT O 3 ユニット
(PG-LT302/PGBLT302/PGBLT302C)
Microsoft
Microsoft
®
Windows Server® 2003, Standard Edition
®
Windows Server® 2003, Enterprise
Edition
Microsoft
®
Windows Server® 2003 R2, Standard
Edition
Microsoft
®
Windows Server® 2003 R2, Enterprise
Edition
®
Microsoft
Windows Server® 2003, Standard x64
Edition
Microsoft
®
Windows Server® 2003, Enterprise x64
Edition
Microsoft
®
Windows Server® 2003 R2, Standard x64
Edition
®
Microsoft
Windows Server® 2003 R2, Enterprise
x64 Edition
Microsoft
Red Hat
Red Hat
Red Hat
Red Hat
Red Hat
Red Hat
SUSE
®
Windows® 2000 Server Windows 2000 Server
®
Enterprise Linux® ES (v.3 for x86)
®
Enterprise Linux® AS (v.3 for x86)
®
Enterprise Linux® ES (v.4 for x86)
®
Enterprise Linux® AS (v.4 for x86)
®
Enterprise Linux® ES (v.4 for EM64T)
®
Enterprise Linux® AS (v.4 for EM64T)
™
Linux® Enterprise Server 9 for x86 SUSE Linux
BrightStor ARCserve Backup r11.5 for Windows BrightStor ARCserve Backup
NetVault 7 NetVault
Windows 用バックアップユーティリティ
本製品、またはテープ装置
Windows Server 2003
Windows Server 2003 x64
Linux v.3
Linux v.4
Linux v.4 for EM64T
Windows Backup
Windows
Linux
4
安全上のご注意
本製品を安全にお使いいただくために、以降の記述内容を必ずお守りください。
■ 本製品の取り扱いについて
・ 梱包に使用しているビニール袋はお子様が口に入れたり、かぶって遊んだりし
ないよう、ご注意ください。窒息の原因となります。
・ 異物(水・金属片・液体など)が本製品の内部に入った場合は、ただちにサー
バ本体の電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから取り外してくださ
い。
その後、修理相談窓口にご連絡ください。
そのまま使用すると、感電・火災の原因となります。特にお子様のいるご家庭
ではご注意ください。
・ 開口部(通風孔など)から内部に金属類や燃えやすいものなどの異物を差し込
んだり、落としたりしないでください。感電・火災の原因となります。
・ 本製品をお客様自身で改造しないでください。感電・火災の原因となります。
・ 本製品を分解したり、解体したりしないでください。
・ 本製品は次の環境で動作させたり、保管したりしないでください。
- 極端な低温環境
- 極端な高温/多湿環境
- 温湿度変化の激しい環境
- 磁気の影響を受けやすい場所
- 衝撃や振動の加わる場所
- ゴミやほこり(煙草の煙、土埃、排気ガスなど)の多い環境
- 直射日光のあたる場所
- 発熱器具のそば
・ 寒い場所から暖かい場所に移動したり、室温を急に上げたりした直後は、内部
が結露する場合がありますので、使用しないでください。
結露したままお使いになると、本製品やデータカートリッジを損傷することが
あります。大きな温度変化があったときは、1 時間以上待ってから電源を入れ
てください。
・ サーバ本体の電源を切るときは、データカートリッジを取り出してください。
データカートリッジを本製品に挿入すると、磁気テープの記録面が露出します。
本状態が長く続くと、記録面へのほこりの付着やキズ発生の可能性があり、
データカートリッジが永久的に使用できなくなることがあります。
J
5
・ ご使用しない場合は、本製品からデータカートリッジを取り出してください。
・ データカートリッジを入れたまま本製品を持ち運ばないでください。
・ データカートリッジの挿入時、無理に押し込まないでください。
・ 内部に液体や金属など異物が入った状態で使用しないでください。
何か異物が入った場合は、修理相談窓口にご相談ください。
・ 本製品前面の汚れは、柔らかい布でからぶきするか、布に水または中性洗剤を
含ませて、軽くふいてください。ベンジンやシンナーなど揮発性のものは避け
てください。
■ リサイクルについて
本製品を廃棄する場合、担当営業員に相談してください。本製品は産業廃棄物として処理
する必要があります。
梱包物の確認
お使いになる前に、次のものが梱包されていることをお確かめください。
万一足りないものがございましたら、担当営業員にご連絡ください。
・内蔵 LTO3 ユニット(本製品)
・ 電源延長ケーブル
・ ネジ(4本)
( *1 )
( *1 )
・ クリーニングカートリッジ
・ ドライバフロッピーディスク「PRIMERGY LTO3 UNIT(PG-LT302) Device Driver for
Windows 」
・保証書
( *2 )
・ 取扱説明書(本書)
・「テープ装置 媒体の定期交換とクリーニングで安心バックアップ!」(小冊子)
・「内蔵 LTO3 ユニット運用チェックシート(設置・運用確認編)」
*1 :カスタムメイドサービス(PGBLT302/PGBLT302C )の場合、サーバ本体に組み込ま
れています。
*2 :一般製品(PG-LT302 )のみ添付。
( *1 )
6
Microsoft 、Windows 、Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国におけ
る登録商標または商標です。
本取扱説明書に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。Red Hat お
よび Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の
商標または登録商標です。
SUSE は、米国およびその他の国における Novell Inc. の商標です。
その他の各製品は、各社の著作物です。
All Rights Reserved, Copyright
©
FUJITSU LIMITED 2007
目次
1 サーバ本体への搭載と導入方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
1.1 設置環境の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
1.2 ジャンパの設定について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
1.3 サーバ本体への搭載・接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
1.4 デバイスドライバのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
1.5 Tape Maintenance Advisor について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
1.6 バックアップジョブの設定(自動排出の設定) . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
1.7 運用の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
1.8 デバイスドライバおよびバックアップソフトウェアの設定・注意事項 20
2 各部の名称と働き . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
2.1 フロントパネルおよびコネクタ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
2.2 データカートリッジの取り付け/取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
3 データカートリッジについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
3.1 使用できるデータカートリッジ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
3.2 データカートリッジの取り扱い . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
4 クリーニングについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
4.1 使用できるクリーニングカートリッジ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
4.2 ヘッドクリーニングについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
5 サプライ品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
6 バックアップ運用上の注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34
7 トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
8 仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
付録 A 運用チェックシート(設置・運用確認編) . . . . . . . . . . . . . . . 40
付録 B Tape Maintenance Advisor について . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
B.1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
B.2 Tape Maintenance Advisor 導入のメリット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
B.3 製品概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
付録 C Windows 自動システム回復
(Automated System Recovery )について . . . . . . . . . . . . 47
C.1 Windows 自動システム回復ディスクについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
C.2 Windows 自動システム回復( ASR)の使用方法 . . . . . . . . . . . . . . . . 49
J
7
1
サーバ本体への搭載と導入方法
この章では、本製品のサーバ本体への搭載と導入方法について説明しています。
本製品のサーバ本体への搭載と導入方法は、次の手順で行います。
カスタムメイドサービスの場合、手順 2 ~ 4 は必要ありません。
1 設置環境の確認
→「1.1 設置環境の確認」(P. 9 )
2 ジャンパの設定
→「1.2 ジャンパの設定について」(P. 1 0 )
3 サーバ本体への搭載・接続
→「1.3 サーバ本体への搭載・接続」(P. 11 )
4 デバイスドライバのインストール
→「1.4 デバイスドライバのインストール」(P. 12 )
5 Tape Maintenance Advisor のインストール
→「1.5 Tape Maintenance Advisor について」(P.1 6 )
6 バックアップジョブの設定(自動排出の設定)
→「1.6 バックアップジョブの設定(自動排出の設定)」(P. 1 8 )
7 運用の確認
→「1.7 運用の確認」(P. 19 )
8 デバイスドライバおよびバックアップソフトウェアの設定・注意事項
→「1.8 デバイスドライバおよびバックアップソフトウェアの設定・注意事項」
(P. 20 )
8
1.1 設置環境の確認
サーバの設置環境については、サーバ本体に添付の『安全上のご注意』および『はじめに
お読みください』を参照してください。
本製品は、データ記録面が内部で露出するため、設置環境(特に塵埃)の影響を受けやす
くなっています。一般的に、床面に近いほど塵埃濃度は高くなるので、机上など床面より
離れた場所への設置をお勧めします。次の「避けて頂きたい設置例」を参考に、よりほこ
りの少ない環境に設置するよう配慮をお願いいたします。
■ 避けていただきたい設置例
・ 本製品を床に直置き
・ 人通りの多い場所
・ 開放されるドアや窓の近く。特に土埃や車の排気ガス、などの外部の影響を受ける場所
・ 空気の取り込み口、吹き出し口の近く。(空調、エアコン、換気扇、などに注意)
・ タバコの煙の影響を受ける場所(本製品が設置された部屋での喫煙禁止)
・ プリンタの近くでトナーの影響を受ける場所
・ コピー機、シュレッダー、FAX 、など、紙を扱う装置の近くで、紙の粉の影響を受ける
場所
・ 設置後、数か月でデータカートリッジ投入口や周囲に塵埃が堆積するような場所
「 安全上のご注意」(→ P. 5 )も併せて参照してください。
1 サーバ本体への搭載と導入方法 9
J
1.2 ジャンパの設定について
サーバ本体に本製品を搭載する場合、 SCSI-ID 番号の設定が必要です。
SCSI-ID 番号は、本製品背面(下図)のショートジャンパで設定できます。
サーバ本体に添付の「PRIMERGY ドキュメント&ツール CD 」内の『ユーザーズガイド』
の「内蔵オプションの取り付け」の章に従って、SCSI-ID 番号を設定してください。
[本製品背面]
2
0
1
3
変更禁止
*):ご購入時の設定
` SCSI-ID 以外の設定は変更しないでください。
` ジャンパを横向きに取り付けないでください。
次の表のように設定できます。
SCSI-ID 番号
0
1
2
3
4
( *)
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
0 1 2 3
オープン オープン オープン オープン
ショート オープン オープン オープン
オープン ショート オープン オープン
ショート ショート オープン オープン
オープン オープン ショート オープン
ショート オープン ショート オープン
オープン ショート ショート オープン
ショート ショート ショート ショート
オープン オープン オープン ショート
ショート オープン オープン ショート
オープン ショート オープン ショート
ショート ショート オープン ショート
オープン オープン ショート ショート
ショート オープン ショート ショート
オープン ショート ショート ショート
ショート ショート ショート ショート
SCSI ID
ショートジャンパ
10
1.3 サーバ本体への搭載・接続
本製品のサーバ本体への搭載方法および接続方法については、サーバ本体に添付の「ド
キュメント&ツール CD 」内の『ユーザーズガイド』を参照してください。『ユーザーズガ
イド』に本製品の記載がない場合は、内蔵 LT O2 ユニット(PG-LT201 )の記載を参照して
ください。
本製品は LVD SCSI インタフェースに接続してください。また、本製品を接続した SCSI
ケーブル上に他の装置を接続しないでください。
` PRIMERGY TX200 S3 、TX200FT S3 、 RX600 S2 、 RX600 S3 、 RX600 S3 ( SAS モデル)
に本製品を搭載する場合は、本製品に添付の電源延長ケーブルを使用して電源ケーブルに
接続してください。
なお、PRIMERGY TX200 S3 / TX200FT S3 に搭載する場合は 5 インチストレージベイの
一番上のベイに搭載してください。
SCSI ࠤࡉ࡞ࠍធ⛯
ࠨࡃߩ㔚Ḯ
ࠤࡉ࡞ߦធ⛯
ᧄຠ㧔⢛㕙㧕
㔚Ḯᑧ㐳ࠤࡉ࡞
㧔ᧄຠߦઃ㧕
本製品を SCSI カード PG-128/PGB128 または PG-1281/PGB1281 に接続する場合は、 LV D/
SE 用のコネクタを使用してください。また、本製品を接続した SCSI カードの外付デバイ
ス用コネクタを使用しないでください。
ᧄຠߦធ⛯
↪ߒߥߎߣ
↪ߒߥߎߣ
1 サーバ本体への搭載と導入方法 11
J
1.4 デバイスドライバのインストール
Windows で本製品を使用する場合、本製品に添付のドライバフロッピーを使用し、次の手
順でデバイスドライバをインストールしてください。なお、Linux の場合はデバイスドラ
イバをインストールする必要はありません。
1.4.1 デバイスドライバのインストール(PRIMERGY FT モ
デル以外に搭載の場合)
■ Windows Server 2003 / Windows Server 2003 x64 の場合
1
Administrator 権限で Windows にログオンします。
2 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「システム」の順にク
リックします。
3 「ハードウェア」タブを選択し、[デバイスマネージャ]をクリックしま
す。
4 「その他のデバイス」をダブルクリックし、「QUANTUM ULTRIUM 3
SCSI Sequential Device」をダブルクリックします。
5 「ドライバ」タブを選択し、[ドライバの更新]をクリックします。
「ハードウェアの更新ウィザードの開始」というメッセージが表示されます。
6 「ソフトウェア検索のため、Windows Update に接続しますか?」と表
示されるので、「いいえ、今回は接続しません」をクリックし、[次へ]を
クリックします。
12
7 「一覧または特定の場所からインストールする」をクリックし、[次へ]を
クリックします。
8 「次の場所で最適のドライバを検索する」をクリックします。
9 「次の場所を含める」にチェックを入れ、[参照]ボタンを押してコピー元
にデバイスドライバを復元したフォルダを指定します。
・ 添付のドライバフロッピーを使用する場合(またはダウンロードしたデバイスド
ライバをフロッピーに復元した場合)
A:\LTO3HH
・ ServerStart などの CD を使用する場合
[CD-ROM]:\DRIVERS\tape\LTO3HH
10 [次へ]をクリックします。
「ハードウェアの更新ウィザードの完了」とメッセージが表示されます。
11 [完了]をクリックし、[閉じる]をクリックします。
「テープドライブ」に「Quantum LTO 3 Tape Drive」と表示されます。
12 サーバを再起動します。
■ Windows 2000 Server の場合
1
Administrator 権限で Windows 2000 Server にログオンします。
2 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」の順にクリック
します。
3 「システム」のアイコンをダブルクリックします。
4 「ハードウェア」タブを選択し、[デバイスマネージャ]をクリックしま
す。
5 「その他のデバイス」をダブルクリックし、「QUANTUM ULTRIUM 3
SCSI Sequential Device」をダブルクリックします。
6 「ドライバ」タブを選択し、[ドライバの更新]をクリックします。
「デバイスドライバのアップグレードウィザードの開始」とメッセージが表示され
ます。
7 [次へ]をクリックします。
8 「デバイスに最適なドライバを検索する」を選択し、[次へ]をクリックし
ます。
9 「場所を指定」を選択し、[次へ]をクリックし、コピー元を次のように設
定し、[OK ]をクリックします。
・ 添付のドライバフロッピーを使用する場合(またはダウンロードしたデバイスド
ライバをフロッピーに復元した場合)
A:\LTO3HH
・ ServerStart などの CD を使用する場合
[CD-ROM]:\DRIVERS\tape\LTO3HH
「次のデバイスのドライバが検索されました」とメッセージが表示されます。
10 [次へ]をクリックします。
「デバイスドライバのアップグレードウィザードの完了」とメッセージが表示され
ます。
11 [完了]をクリックし、[閉じる]をクリックします。
「テープドライブ」に「Quantum LTO 3 Tape Drive」と表示されます。
12 サーバを再起動します。
1 サーバ本体への搭載と導入方法 13
J
1.4.2 デバイスドライバのインストール(PRIMERGY FT モ
デルに搭載の場合)
■ 注意事項
・ 本製品は、FT1 にのみ搭載可能です。FT2 には搭載できません。
・ 本製品を同時に 2 つ搭載できません。
・本製品は FTvirtual Server (業務用 OS )からのみ使用可能です。CoServer (入出力 OS )
からは本製品を使用できません。
・ FT モデルでは、自動システム回復(ASR )セット、システム復旧ディスクを使用した
システムの復旧はできません。復旧には、サーバに添付のリカバリ CD を使用してくだ
さい。
・内蔵 5 インチオプションの取り付けについては、必ず FT モデルの『ユーザーズガイド』
を参照して作業をしてください。
■ Windows Server 2003 の場合
1
本製品を FT1 に搭載します。
2 FT1、 FT2 の電源を入れ、 CoServer を Online モードで起動します。
3 Administrator 権限で CoServer1 にログオンします。
サーバ本体が TX200FT S3 の場合、次の手順で一 度再起動してください。
1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Marathon Endurance 」→
「Management Tasks」→「Endurance Configuration」→「Restart 」の順にク
リックします。
確認のメッセージが表示されます。
2. [ OK]をクリックします。
再起動後は、手順 2 から行ってください。
再起動後は、上記手順を行う必要はありません。
14
4 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「システム」の順にク
リックします。
5 「ハードウェア」タブを選択し、[デバイスマネージャ]をクリックしま
す。
デバイスマネージャが起動します。
6 「その他のデバイス」をダブルクリックし、「QUANTUM ULTRIUM 3
SCSI Sequential Device」をダブルクリックします。
7 「ドライバ」タブを選択し、[ドライバの更新]をクリックします。
セットアップウィザードが表示されます。
8 「ソフトウェア検索のため、Windows Update に接続しますか?」と表
示されるので、「いいえ、今回は接続しません」をクリックし、[次へ]を
クリックします。
ウィザードに従ってインストールを行ってください。
9 インストール方法で「一覧または特定の場所からインストールする」をク
リックし、[次へ]をクリックします。
10 検索とインストールのオプションで、「次の場所で最適のドライバを検索
する」を選択して、次のオプションを設定します。
・「リムーバブルメディア(フロッピー、CD-ROM など)を検索」のチェックを外
します。
・「次の場所を含める」にチェックを入れ、デバイスドライバを復元したフォルダ
を指定します。
・ A ドライブのフロッピーに復元した場合
A:\LTO3HH
・ C ドライブの Te mp フォルダに復元した場合
C:\Temp\LTO3HH
11 [次へ]をクリックします。
「ハードウェアの更新ウィザードの完了」とメッセージが表示されます。
12 [完了]をクリックして、終了します。
「テープドライブ」配下に「Quantum LTO 3 Tape Drive」と表示されます。
13 FT モデルの『ユーザーズガイド』の「内蔵バックアップ装置取り付け後
の操作」の章に従い、FTvirtual Server へのリダイレクト作業を実施し
ます。
FTvirtual Server へのリダイレクト作業が完了すると、FTvirtual Server 上の「デバイ
スマネージャ」にその他のデバイスとして「QUANTUM ULTRIUM 3 SCSI
Sequential Device 」が表示されます。
14 FTvirtual Server で手順 4 ~ 12 を繰り返してドライバをインストール
後、FTvirtual Server を再起動します。
1 サーバ本体への搭載と導入方法 15
J
1.5 Tape Maintenance Advisor について
サーバ本体に「Tape Maintenance Advisor 」をインストールすることにより、3 か月ごとの
磁気ヘッドのクリーニングの時期を通知することができます。定期的な磁気ヘッドのク
リーニングを行うために、「Tape Maintenance Advisor」を使用されることをお勧めします。
「Tape Maintenance Advisor 」については、「付録 B Tape Maintenance Advisor について」(→
P. 43 )を参照してください。
1.5.1 インストールモジュールの準備
「Tape Maintenance Advisor 」は、Windows 用と Linux 用でモジュールが異なります。使用す
る OS に応じたインストールモジュールを準備してください。
■ Windows Server 2003 / Windows Server 2003 x64 / Windows 2000
Server の場合
・ Tape Maintenance Advisor for Windows
サーバ本体に添付の ServerStart CD-ROM に格納されています。
- モジュール
[CD-ROM]:\PROGRAMS\Japanese\TmAdvisor
- 操作説明書( Fujitsu Tape Maintenance Advisor for Windows 操作説明書)
[CD-ROM]:\PROGRAMS\Japanese\TmAdvisor\TMAdoc
` 「Tape Maintenance Advisor」は、弊社のインターネット情報ページ
(http://primeserver.fujitsu.com/primergy/)内に最新版が登録されています。『ダウンロー
ド』→『ダウンロード検索』で、サーバの製品名および型名を選択し、カテゴリに「添付
ソフト」を指定して検索してください。
■ Linux v.3 / Linux v.4 / Linux v.4 for EM64T の場合
・ Tape Maintenance Advisor for Linux
「Tape Maintenance Advisor for Linux」は、弊社のインターネット情報ページ
(http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ )内の『ダウンロード』→『ダウンロード検索』
で、サーバの製品名および型名を選択し、カテゴリに「添付ソフト」を指定して検索
し、ダウンロードしてください。(例:Fujitsu Tape Maintenance Advisor for Linux V3.0 )
本ソフトウェアをダウンロードしたときは、 tar.gz 形式になっています。次のコマンド
を実行すると復元できますので、あらかじめ適当なフォルダに復元してください(復
元作業は Linux で行ってください。Windows での復元は避けてください)。
tar xvfz ファイル名.tar.gz
復元すると次のようなフォルダ構成になっています。モジュールは、使用する Linux
のバージョンによって異なります。
- モジュール
・ Linux v.3 の場合
TmAdvisor/forv3/TmAdvisor/TMA
16
・ Linux v.4 / Linux v.4 for EM64T の場合
TmAdvisor/forv4/TmAdvisor/TMA
- 操作説明書( Fujitsu Tape Maintenance Advisor for Linux 操作説明書)
TmAdvisor/TMAdoc
1.5.2 インストール方法
インストール方法は、各操作説明書を参照して行ってください。ここでは、インストール
する実行ファイルについて説明します。
■ Tape Maintenance Advisor for Windows
Administrator 権限で、サーバ本体に添付の ServerStart CD-ROM に格納されている次のファ
イルを実行してください。
[CD-ROM]:\PROGRAMS\Japanese\TmAdvisor\Setup.exe
ダウンロードした場合は、readme.txt の内容に従ってインストールしてください。
■ Tape Maintenance Advisor for Linux
使用する Linux のバージョンに応じて、管理者権限で、次のファイルを実行してください。
・ Linux v.3 の場合
TmAdvisor/forv3/TmAdvisor/TMA/Installer.bat
・Linux v.4
/ Linux v.4 for EM64T の場合
TmAdvisor/forv4/TmAdvisor/TMA/Installer.bat
1.5.3 設定方法
クリーニング時期や通知方法の設定を行います。設定方法の詳細は、各操作説明書を参照
して設定ください。
` 初期設定では、ポップアップメッセージを毎週月曜日の午前 9 時に表示し、イベントログ
通知を行うようになっています。
1.5.4 使用方法(概要)
・ 一般オペレータ(または管理者)は、メッセージを受け取ったら、テープ装置のクリー
ニング作業を行い、「Tape Maintenance Advisor」に作業を行った旨を伝えます。
・ 管理者は、イベントログなどを監視し、クリーニング作業を忘れていないかチェックし
てください。
使用方法の詳細は、各操作説明書を参照してください。
1 サーバ本体への搭載と導入方法 17
J
1.6 バックアップジョブの設定(自動排出の設定)
バックアップを自動で行う場合は、次の手順に従ってバックアップ後にデータカートリッ
ジを自動的に排出するように設定してください(手動でバックアップを行う場合もバック
アップ後は、必ずデータカートリッジを取り出してください)。
■ BrightStor ARCserve Backup の場合
1
バックアップジョブのオプションのバックアップマネージャで[オプショ
ン]ボタンをクリックします。
2 「操作」タブの[バックアップ終了後のメディアのイジェクト]を「メ
ディアをイジェクトする」に設定します。
■ Windows Backup の場合
バッチファイルなどで、バックアップのコマンドの後に次のコマンドを実行する記述を
追加します。
例:rsm refresh /lf"Quantum LTO 3 Tape Drive"
rsm eject /lf"Quantum LTO 3 Tape Drive"/astart
*1 :指定する名前は、「コンピュータの管理」の「記憶域→リムーバブル記憶域」の
「ライブラリ」(Windows Server 2003 / Windows Server 2003 x64 の場合)または
「物理的な場所」(Windows 2000 Server の場合)で確認してください。
[バッチファイルの例](Windows Server 2003 の場合)
ⴕ⇟ภ
@echo off
1:
cls
2:
setlocal
3:
rsm inventory /lf"Quantum LTO 3 Tape Drive" /aFULL
4:
timeout /t 60
5:
rsm refresh /lf"Quantum LTO 3 Tape Drive"
6:
timeout /t 60
7:
for /f "Tokens=1-4 Delims=/ " %%i in ('date /t') do set dt=%%i-%%j-%%k-%%l
8:
for /f "Tokens=1" %%i in ('time /t') do set tm=-%%i
9:
set tm=%tm::=-%
10:
set dtt=%dt%%tm%
11:
ntbackup backup @c:\test\test.bks /n "%computername%-%dtt%" /d "daily
12:
%dtt%" /j "daily %dtt%" /p "LTO Ultrium" V:no /R:no /L:f /M normal /RS:NO
/HC:ON /UM
timeout /t 60
13:
rsm refresh /lf"Quantum LTO 3 Tape Drive"
14:
timeout /t 60
15:
rsm eject /lf"Quantum LTO 3 Tape Drive"
16:
timeout /t 60
17:
endlocal
18:
䊋䉾䉼䊐䉜䉟䊦䈱ౝኈ
* 2 :\test \ test.bks は、 Windows Backup を起動し、「バックアップ」タブでバック
アップする対象にチェックを入れ、「ジョブ」メニューから「選択したジョブの
保存」を選んで作成してください。
Windows Backup のバッチファイルでの使用例は、マイクロソフト技術情報 239892
(http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;239892 )などを参照してください。
ntbackup, rsm コマンドの使用法は、Windows のヘルプを参照してください(「スタート」
ボタン→「ヘルプとサポート」の順にクリックし、「ntbackup 」または「rsm 」を検索し
てください)。
(*1)
䊋䉾䉪䉝䉾䊒
䋨㪁㪉䋩
䊂䊷䉺
䉦䊷䊃䊥䉾䉳
䈱ឃ
18
■ Linux のコマンドで使用する場合
シェルスクリプトなどで、バックアップコマンドの後に次のコマンドを実行する記述を
追加してください(/dev/st0 は、環境に合わせて変更してください)。
mt -f /dev/st0 eject
■ NetVault の場合
NetVault のデバイス管理で、デバイス名を確認します。
ここでは、本製品を「NetVaultSV:_1-0.3.0_(QUANTUM_ULTRIUM_3)」として説明しま
す。
確認したデバイス名を使用し、NetVault をインストールしたディレクトリ(/usr/
netvault)の scripts/users ディレクトリに、次の内容のシェルスクリプト(ここでは、
tapeeject.sh とします)を作成します( /usr/netvault/scripts/users/tapeeject.sh を作成しま
す)。
[tapeeject.sh の例]
/usr/netvault/util/nvdeviceeject -servername NetVaultSV
-devicename "NetVaultSV:_1-0.3.0_(QUANTUM_ULTRIUM_3)"
-servername:対象となるサーバ本体の名前を指定します(例 :NetVaultSV)
-devicename:対象となるドライブ(本製品)の名前を指定します
(例 : NetVaultSV:_1-0.3.0_(QUANTUM_ULTRIUM_3))
バックアップ実行時に、NetVault のバックアップウィンドウで、詳細設定(Advanced
Option)タブのポスト・スクリプト( Use Post Script)にチェックを入れ、「users/
tapeeject.sh」を指定してください。
1.7 運用の確認
日々のバックアップ運用上の注意事項を、「付録 A 運用チェックシート (設置・運用確認
編)」(→ P. 4 0 )にまとめてあります。チェックシートを使用して、運用の確認を行ってく
ださい。また、テープ装置全般の注意事項について、本製品に添付の小冊子「テープ装
置、媒体の定期交換とクリーニングで安心バックアップ!」
併せてご確認ください。
* : インターネット情報ページ(http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ )内の「技術情報」
のシステム構築の手引きに最新版を掲載しています。
(* )
にまとめてありますので、
1 サーバ本体への搭載と導入方法 19
J
1.8 デバイスドライバおよびバックアップソフト
ウェアの設定・注意事項
本章の情報は、2007 年 2 月現在のものです。内容が変わることがありますがご了承くださ
い。
■ Windows 用デバイスドライバについて
本製品の Windows 用のデバイスドライバの最新版は、インターネット情報ページ
(http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ )内の『ダウンロード』→『ダウンロード検索』で
サーバの製品名および型名を選択し、カテゴリに「バックアップ装置」を指定して検索
し、ダウンロードしてください。デバイスドライバは、最新版をご使用されることをお勧
めします。
■ バックアップソフトウェアについて
本製品は、次のバックアップソフトウェアで使用できます。
OS
Windows Server 2003
Windows Server 2003 x64
Windows 2000 Server
( SP4 以降)
Linux AS v.3
Linux AS v.4
Linux AS v.4 for EM64T
*: BrightStor ARCserve Backup および NetVault については、次の弊社ソフトウェアガ
イドをご参照ください。
・ BrightStor ARCserve Backup
Windows ソフトウェアガイド(http://software.fujitsu.com/jp/guide/windows/ )で
「ARCserve 」を検索してください
・ NetVault
Linux ソフトウェアガイド(http://software.fujitsu.com/jp/guide/linux/ )で
「NetVault」を検索してください
BrightStor ARCserve Backup r11.5 + SP2 (QO81201)
(* )
以降
BrightStor ARCserve Backup r11.5 + SP2 (QO81201)
(* )
以降
NetVault7 7.4.2
NetVault7 7.4.2
NetVault7 for EM64T 7.4.2
バックアップソフトウェア
、Windows Backup
(* )
(* )
(* )
■ BrightStor ARCserve Backup の設定について
・ BrightStor ARCserve Backup を使用する場合は、デバイスドライバのインストール後に
BrightStor ARCserve Backup の「デバイス環境設定」で「デバイスの有効/無効(RSM
対応)」オプションを選択し、リムーバブル記憶域の管理を無効(チェックを付ける)
にしてください。
・ バックアップジョブの設定時に、本製品が割り当てられているデバイスグループ名を控
えておいてください。修理などで本製品を交換したあとの再設定時に必要です。
・ BrightStor ARCserve Backup をアンインストールする際は、事前に「デバイス環境設定」
-「デバイスの有効/無効(RSM 対応)」オプションを選択し、リムーバブル記憶域の
管理を有効(チェックを外す)にしてください。
20
■ 修理などで本製品を交換したあとの BrightStor ARCserve Backup の
再設定について
BrightStor ARCserve Backup は、修理などで本製品が交換された場合、デバイスグループが
新規に作成される場合があります。本製品の交換後は、次の項目を確認してください。
確認項目 確認内容
デバイスの有効/無効
(RSM 対応)
デバイスグループ
Disaster Recovery Option
を使用している場合
リムーバブル記憶域の管理が無効(チェックが付いてい
る)か確認してください。
交換前のデバイスグループ名(ジョブの設定時のデバイス
グループ名)と同じデバイスグループ名に設定してくださ
い。
交換前のデバイスグループ名が分からない場合は、ジョブ
の再設定を行ってください。
交換後、復旧用フロッピーディスクを再作成してくださ
い。
■ ASR (Automated System Recovery )に関する注意事項
Windows Server 2003 / Windows Server 2003 x64 には、Windows 自動システム回復機能
(Automated System Recovery 、以下 ASR )があります。
この機能には、次の注意事項があります。
・ ASR ディスクへのデバイスドライバの追加について
本製品を ASR で使用する場合、ASR ディスクに本製品のデバイスドライバを追加する
必要があります。作成方法については、「付録 C Windows 自動システム回復(Automated
System Recovery )について」(→ P. 4 7 )を参照してください。
■ Windows 自動システム回復( ASR)使用時および
BrightStorARCserve Backup の Disaster Recovery Option 使用時
に、フロッピーディスクドライブ( USB)を使用する場合について
・ サーバ起動時のフロッピーディスクドライブ認識に関する注意事項
サーバ起動時にフロッピーディスクが挿入されたフロッピーディスクドライブ(USB )
が接続されていない場合は、BIOS がフロッピーディスクドライブ(USB )を認識でき
ません。Windows / Linux などのオペレーティングシステムインストール時、Windows の
自動システム回復(ASR )使用時および BrightStor ARCserve Backup の Disaster Recovery
Option 使用時は、必ずフロッピーディスクが挿入されたフロッピーディスクドライブ
(USB )を接続してからサーバを起動してください。
・ フロッピーディスク媒体交換認識に関する注意事項
次のソフトウェアにより、Windows のバックアップデータを使ってシステムリカバリを
使用する際、および Windows の手動インストールの際に、フロッピーディスクの媒体
交換を認識できないため、デバイスドライバなどを正しく読み込めず、システムリカバ
リ/インストールが正常に行えないことがあります。
- BrightStor ARCserve Backup r11.x for Windows Disaster Recovery Option. Japanese
- Windows Server 2003 自動システム回復機能
画面の手順に従い【Enter 】キーを押してもフロッピーディスクドライブ(USB )のフ
ロッピーディスクアクセスランプが点灯せず、フロッピーディスクにアクセスできない
場合は、次の操作を行ってください。
J
1 サーバ本体への搭載と導入方法 21
1. フロッピーディスクを取り出し、2 秒以上待ってから【Enter 】キーを数回押しま
す。
2. フロッピーディスクを取り出し、2 秒以上待ってから【Enter 】キーを押します。
フロッピーディスクにアクセスできない場合は、再度上記手順を行ってください。
22
2
各部の名称と働き
この章では、本製品の各部の名称と働きについて説明しています。
2.1 フロントパネルおよびコネクタ
2.1.1 本製品前面
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
EJECT
LED
䊐䊨䊮䊃䊄䉝
䉟䉳䉢䉪䊃䊗䉺䊮
■ イジェクトボタン
本製品に入っているデータカートリッジを取り出すときに押します。
→「2.2 データカートリッジの取り付け/取り外し」(P. 2 6 )
本製品が動作中の場合(ACTIVITY LED が点滅し、ロード/アンロードやデータの書き込
み/読み込みを行っている場合)、イジェクトボタンを押さないでください。動作が終わ
るまで待ってからイジェクトボタンを押してください。
■ フロントドア
データカートリッジを挿入するときは、フロントドアを上に引き上げてください。
→「2.2 データカートリッジの取り付け/取り外し」(P. 2 6 )
■ LED
本製品には、次の 4 つの LED があり、電源投入時の自己診断、使用中の状態やエラーな
どを示します。
・ POWER LED (緑色)
・ ACTIVITY LED (緑色)
・ ERROR LED (赤色)
・ CLEAN LED (橙色)
各 LED の状態の主な意味は次のとおりです。詳しくは、「7 トラブルシューティング」の
「■ LED の表示によるトラブルシューティング」(→ P. 3 5 )の表を参照してください。
点滅は 1 秒に 1 回、高速点滅は 1 秒に 4 回点滅します。
J
2 各部の名称と働き 23
以下の表での記号は、次の状態を意味します。
●:消灯、○:点灯、◎:点滅(1 秒に 1 回)、☆:高速点滅(1 秒に 4 回)
・ POWER LED の表示について
POWER LED の表示 状態
● POWER : 消灯 本製品に電源が入っていません。
○ POWER : 点灯 本製品に電源が入っています。
・ ACTIVITY LED/ERROR LED/CLEAN LED の表示について
LED の表示 状態
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
:点灯
:消灯
:消灯
:消灯
:点灯
:点滅
:点滅または消灯
:点滅
:点灯
:点滅
:消灯
:消灯
:点灯
:消灯
:消灯
:点灯
本製品に電源が入っており使用可能な状態です。
電源投入時の自己診断テストおよび初期化動作を実行していま
す。
本製品が動作中です(データカートリッジのロード・アンロー
ド、巻き戻し、データの書き込み、データの読み出しなどを
行っています)。
クリーニングが必要です。
CLEAN LED が点灯するのは次の場合です。
・ 本製品自身がクリーニングを必要と判断した場合
・ データカートリッジの動作時間が 100 時間を越えた場
合。
クリーニングカートリッジを使用してクリーニングを行ってく
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
POWER
ACTIVITY
ERROR
CLEAN
:点灯
:点灯
:消灯
:点灯
:点灯
:点灯
:消灯
:高速点滅
:点灯
:消灯
:高速点滅
:高速点滅
:点灯
:消灯
:高速点滅
:消灯
ださい。→「4 クリーニングについて」(P.3 1 )
クリーニング動作中です。
クリーニングカートリッジが寿命(50 回以上使用)です。新し
いクリーニングカートリッジを使用してください。
→「4 クリーニングについて」(P.31)
クリーニングに失敗した、またはデータカートリッジでメディ
アエラーが発生しました。データカートリッジが挿入されてい
ない場合は、前回使用したデータカートリッジでメディアエ
ラーが発生しています。→「7 トラブルシューティング」(P.35)
回復不可能なエラーが発生しました。
→「7 トラブルシューティング」(P. 35 )
24
` CLEAN LED が点灯すると、正しくクリーニングが完了するまで消灯しません(電源をオ
ン/オフしても消灯しません)。CLEAN LED が点灯した場合は、クリーニングカート
リッジを使用してクリーニングを行ってください。
2.1.2 本装置背面
ࠫࡖࡦࡄ
SCSIࠦࡀࠢ࠲
㔚Ḯࠦࡀࠢ࠲
■ ジャンパ
SCSI-ID 番号を設定します。
→「1.2 ジャンパの設定について」(P. 1 0 )
■ SCSI コネクタ
本製品用の SCSI ケーブルを接続してください。
→「1.3 サーバ本体への搭載・接続」(P. 11 )
■ 電源コネクタ
サーバ本体の内蔵オプション用の電源ケーブルを接続してください。
→「1.3 サーバ本体への搭載・接続」(P. 11 )
J
2 各部の名称と働き 25
2.2 データカートリッジの取り付け/取り外し
データカートリッジは、「3 データカートリッジについて」(→ P. 2 8 )を参照して正しく取
り扱ってください。
■ セット方法
データカートリッジは矢印が付いている面を上に向け、ラベル貼り付け面が手前になるよ
うにし、本製品のフロントドアを上に押し上げ、ゆっくりと挿入してください。止まるま
で挿入すると、自動的にロードが開始されます。
` 本製品およびデータカートリッジの損傷を避けるため、次のことに注意してくださ
い。
・力を加えすぎないでください。
・データカートリッジを正しい方向、正しい位置にまっすぐ挿入してください。
[本製品]
挿入方向を示す矢印
ラベル貼り付け
[データカートリッジ]
26
` データカートリッジをセットした直後にバックアップまたはリストアなどの操作を行う場
合、データカートリッジのロードが完了してから(ACTIVITY LED の点滅が終わり消灯し
てから)行ってください。
■ 取り出し方法
ACTIVITY LED が消灯していることを確認し、イジェクトボタンを押します。
取り出したデータカートリッジは、ケースに入れて保管してください。
` データカートリッジが出てくるときに指で押さえたり、押し込んだりしないでくだ
さい。またデータカートリッジが完全にイジェクトされる前にデータカートリッジ
を引き抜いたりしないでください。本製品が故障する原因となります。
` 取り出しは、本製品がデータカートリッジを動かしていないとき(ACTIVITY LED が消え
ている状態)に行ってください。
` バックアップソフトウェアによっては、イジェクトボタンによるデータカートリッジの取
り出しをできないようにしていることがあります(NetVault など)。この場合、イジェク
トボタンを押してもデータカートリッジが排出されません。バックアップソフトウェアか
らの操作でデータカートリッジを取り出してください。
` 本製品の電源が入っていない状態で、データカートリッジのセット/取り出しはできませ
ん。
2 各部の名称と働き 27
J
3
データカートリッジについて
この章では、本製品で使用できるデータカートリッジについて説明しています。
3.1 使用できるデータカートリッジ
本製品には、次の富士通純正品を使用されることをお勧めします。サプライ品について
は、「5 サプライ品」(→ P. 3 3 )を参照してください。
品名 商品番号 記憶容量
Ultrium2 データカートリッジ
Ultrium3 データカートリッジ
*:データ圧縮機能を使わない場合の値。記憶容量は、 1GB=1000 × 1000 × 1000byte 換算です(な
お、本製品では Ultrium1 データカートリッジは読み込みのみ可能です)。
データカートリッジの消耗によるバックアップ失敗を防止するため、次のどちらか早い方
を目安にデータカートリッジを交換してください。
データカートリッジの交換周期(どちらか早いほう)
・ 使用期間で1年
・ 使用回数で 1000 回
データカートリッジの寿命は、本製品の設置環境(温度、湿度、塵埃など)や動作状況に
より大きく変化します。
` データカートリッジは消耗品です。消耗したデータカートリッジは、磁気テープ表
面の損傷、磁気ヘッド汚れの増加、メディアエラー多発など不具合の原因となりま
す。
0160310 200GB
0160320 400GB
(* )
出荷単位
5 巻
5 巻
3.2 データカートリッジの取り扱い
本製品で使用するデータカートリッジの取り扱い方法および注意事項について説明しま
す。
データカートリッジを取り扱うときは、次の事項をお守りください。
・ データカートリッジは、清潔に保ってください。
・ データカートリッジは、使用前に以下の確認を行ってください。
- データカートリッジの割れや破損のないこと
- ラベルが貼られている場合、正しい位置に貼られていること
→「 3.2.1 データカートリッジラベルのセット」( P. 2 9 )
- リーダーピンが正しく固定されていること
→「3.2.4 データカートリッジのリーダーピンの状態確認」(P. 30 )
・ 壊れたデータカートリッジを、本製品に絶対に入れないでください。
・ データカートリッジを開いて磁気テープ部分を取り出したりしないでください。
・ 磁気テープ部分を直接手で触らないでください。
28
・ データカートリッジを、直射日光の当たる場所や湿気のある場所に放置しないでくださ
い。
・ データカートリッジを磁界のある場所(ディスプレイやスピーカーの近くなど)に放置
しないでください。
・ 落下などにより強い衝撃が加わったデータカートリッジは、使わないでください。
3.2.1 データカートリッジラベルのセット
データカートリッジには、データカートリッジに貼り付けるためのラベルが添付されてい
ます。ラベルは、次の図に示す位置に貼ってください。ラベルには使用開始日を記入し、
使用期限が分かるようにしてください。
` 必ず添付のラベルを使用してください。
` ラベル貼り付け位置以外には、ラベルを貼らないでください。
ラベル貼り付け位置
使用開始日:2007 年1 月31 日
ラベルの記入例
3.2.2 データの書き込み保護
データカートリッジを書き込み禁止にする場合は、ライトプロテクトスイッチを右側にス
ライドしてください。
ライトプロテクトスイッチ
書き込み禁止
3 データカートリッジについて 29
J