Fujifilm WP-FXZ100 User Manual [ja]

防水プロテクター
forr
Waterproof Case
WP-FXZ100
使用説明書
防水プロテクターWP-FXZ100 保証書付
OWNER'S MANUAL
WP-FXZ100 Waterproof Case
MODE D'EMPLOI
Le caisson étanche WP-FXZ100
BEDIENUNGSANLEITUNG
MANUAL DEL USUARIO
WP-FXZ100 La caja estanca
日 本 語
ENGLISH FRANÇAIS DEUTSCH ESPAÑOL
BL00654-100

安全上のご注意

このたびは、弊社製品をお買上げいただきありがとうございます。 ご使用の前に必ず本「使用説明書」、特にこの「安全上のご注意」と、 デジタルカメラ本体の「使用説明書」をよくお読みの上、正しくお 使いください。お読みになったあとは、いつでも見られるところに 必ず保管してください。
■表示内容を無視して誤った使 いかたをしたときに生じる危 害や障害の程度を次の表示で 説明しています。
この表示の欄は「死 亡または重傷などを
警告
負う可能性が想定さ れる」内容です。
この表示の欄は「障 害を負う可能性また は物的損害のみが発
注意
生する可能性が想定 される」内容です。
■お守りいただく内容の種類を 次の絵表示で説明していま す。
このような絵表示は、気を つけていただきたい「警告」 や「注意」の内容です。
このような絵表示は、しては いけない「禁止」内容です。
このような絵表示は、必ず実 行していただく「強制」内容 です。
警告
分解や改造は絶対にしない。
水もれの原因になります。
分解禁止
不安定な場所に置かない。
バランスがくずれて倒れた り落下したりして、けがの原 因になります。
指定外のバッテリーを使用 しない。
火災の原因になります。
指定外の方法でバッテリー を使用しない。
バッテリーは指標に合わせ て入れてください。
バッテリーを分解、加工、加 熱しない。 バッテリーを落としたり、衝 撃を加えない。 バッテリーをショートさせ ない。 バッテリーを金属製品と一 緒に保管しない。 バッテリーを指定充電器以 外で充電しない。
バッテリーの破裂・液もれに より、火災・けがの原因にな ります。
小さいお子様の手の届くと ころに置かない。
けがの原因になります。
ストラップを持ったまま本 製品を振り回さない。
自分や人に当って、けがをす る原因になります。
JP-2
炎天下または直射日光の当 たるところに放置しない。
内部の気圧が上昇し、ふたが 跳ね上がる可能性がありけ がの原因になります。
本製品用のシリカゲルや専 用グリスを口に入れたり、食 べたりしない。
口に入れたり、食べた場合は ただちに医師と相談してく ださい。
注意
本製品を落としたり、岩など 固いものにぶつけたりしな い。
ひび割れが発生し、水もれの 原因になることがあります。
お手入れの際や長時間使用 しないときは、バッテリーを 外す。
液もれや火災の原因になる ことがあります。
フラッシュを人の目に近づ けて発光させない。
一時的に視力に影響するこ とがあります。特に乳幼児を 撮影するときは気をつけて ください。
砂、ほこり、ゴミの多いとこ ろで開閉しない。
Oリングに付着すると、水も れの原因になることがあり ます。
異常に高温になるところ、異 常に温度が低くなるところ に本製品を放置しない。
故障の原因になることがあ ります。
水もれがあった場合は、カメ ラよりバッテリーを速やか に取り外す。
水深40mを超える水中では 使用しない。
故障の原因になることがあ ります。
日 本 語
JP-3
目次
安全上のご注意............................................................................... 2
目次................................................................................................... 4
はじめに........................................................................................... 5
付属品............................................................................................... 5
各部の名前....................................................................................... 6
防水機能を事前にチェックする.................................................... 8
カメラに装着する前に浸水テストをする......................................... 8
防水プロテクターをカメラに装着する...................................... 11
最終テストをする............................................................................. 13
ストラップを取り付ける............................................................. 15
撮影する........................................................................................ 16
撮影が終わったら(保管方法)................................................... 18
メンテナンス................................................................................ 21
使用後のメンテナンス..................................................................... 21
別売アクセサリーの紹介............................................................. 25
使用上のご注意............................................................................ 26
主な仕様........................................................................................ 27
アフターサービスについて......................................................... 28
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はじめに

■ご使用前に必ずお読みください
• 本製品の故障に起因する付随的損害(撮影に要した諸費用および撮影によ り得るであろう利益の喪失など)については補償いたしかねます。
• この防水プロテクターは、水深40m以内の水中で使用するよう設計されて います。取り扱いには十分にご注意ください。
• 防水プロテクターのご使用前の取り扱い方法と事前のチェック、メンテナ ンス、ご使用後の保管方法はこの使用説明書の内容をよくご理解の上、正 しくご使用ください。
• 万一、防水プロテクター取扱上の不注意により水もれ事故を起こした場合、 内部機材の損傷、および付随的損害については補償いたしかねます。
• 使用時の事故(人身・物損)の補償はいたしかねます。
ダイバーズ保険のご案内
万一の水もれ事故によるカメラの損傷や、使用時の事故(人身・物損)に 備えて、ダイバーズ保険への加入をおすすめします。詳しくは保険会社ま たは保険代理店などにお問い合わせください。
付属品
日 本 語
• ハンドストラップ(1本)
• 専用グリス(1個)
• シリカゲル(3個)
• 開閉ノブロック外し/ Oリング取外し用ピック(1枚)
• 使用説明書(本書1部)
• クイックメンテナンスガイド
(1部)
• ご注意シート(1部)
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各部の名前

シャッターボタン
パームグリップ
レンズ窓
遮光フード
ストラップ 取り付け部
顔キレイナビボタン
レンズリング
開閉ノブロック
開閉ノブ
三脚座
液晶インナーフード
OリングOリング溝
JP-6
広角ズームボタン
]
望遠ズームボタン
[
液晶モニター窓
DISP(表示) BACK(戻る) ボタン
nopq
【撮影時】
p/e q/d n o/*
• 操作部は、カメラの各操作に対応しています。カメラの使用説明書で、機能 をご確認ください。
• ご購入時は液晶モニター窓に保護シートが付いています。ご使用前に、保護 シートをはがしてください。
• カメラの赤外線通信機能を使う場合には、防水プロテクターを外してご使用 ください。防水プロテクターに入れた状態では、通信できない場合があります。
(十字)ボタン
(マクロ)ボタン
(フラッシュ)ボタン
/
(ブレ防止)ボタン
(セルフタイマー)ボタン
【再生時】
/
n
MENU(メニュー) /OKボタン
POWER(電源)/
(再生)ボタン
w
(ダイレクト消去)ボタン
日 本 語
JP-7

防水機能を事前にチェックする

カメラに装着する前に浸水テストをする

カメラに装着する前に水もれがないか必ずご確認ください。
 防水プロテクター全体を見回して、ひび割れ、変形がないか確
1
認します。
 開閉ノブロック外し/Oリング取外し用ピックを使い、防水プ
2
ロテクターを開けます。
開閉ノブ
開閉ノブロック外しOリング取 外し用ピック
開閉ノブのロックを外します。
開閉ノブを回して(OPEN方向)
防水プロテクターを開けます。
防水プロテクターを開けるときは、
指や手のひらを挟みこまないように ご注意ください。
開閉ノブロック外し用ピックが無い
ときは、ストラップの止め具で代用 できます(→15ページ)。
 内部を確認します。
3
Oリング
• 本体のひび割れ(特にOリング付 近)
• Oリングがきちんと装着されてい るか(正しいOリングの取り付け 方は23ページをご参照ください)
• Oリングの傷、ひび割れ、変形、 変質、ねじれ、はみ出しなど
• Oリングに砂、ゴミが付着してい ないか
JP-8
 繊維くずの出ないやわらかい布などで、OリングやOリング密着
4
面(図A部分)に付着した異物をふき取ります。
ティッシュペーパーでふき取る際は、細かな繊維くずが残ることがあるの
でご注意ください。
A
Oリング(橙色)
A
Oリング(白色)
Oリング
 Oリングの取り付けを確認します。
5
前側Oリング(白色)の取り付けを確認します。 指先でOリングをなぞり段差がないことを確認します。段差がある場合は
Oリングがねじれている可能性があります。23ページを参照して取り付 け直してください。
前側Oリング(白色)
Oリングのねじれやはみ出し、異物
の挟み込みがあると水もれの原因に なります。
後側Oリング(橙色)の取り付けを確認します。 取り付けが不完全な場合は、24ページを参照して取り付け直してくださ
い。
後側Oリング(橙色)
日 本 語
Oリングの
断面
溝の断面
JP-9
平らな面
溝の底面
取り付け図
防水機能を事前にチェックする
 問題がなければきれいに洗った指先に付属の専用グリスを適量
6
取り、Oリングの表面に伸ばしながら、Oリング全体が適度に湿 る程度に塗布します。
Oリング
 防水プロテクターを閉じます。
7
 水槽やお風呂などに浸して、水もれしていないかを確認します。
8
確認方法については、13ページをご参照ください。
専用グリス以外は使用しないでくだ
さい。
塗布後、Oリングに砂、ゴミが付着
していないか確認してください。
防水プロテクターを閉め、開閉ノ
ブを回して(CLOSE方向)密封し ます。
開閉ノブのロックをかけます。
防水プロテクターを閉めるときは、
指や手のひらを挟みこまないように ご注意ください。
もし水もれが確認されたら…
ただちに防水プロテクターを水中から引き上げ、水分をふき取ってください。
防水プロテクター本体のひび割れ、Oリングに異物の付着、傷、ひび割
れ、変形、変質、ねじれ、Oリング溝に異物の付着がないか確認します。
確認後、異常が見られない場合は8ページの手順からやり直してください。
防水プロテクターに異常があった場合はただちに使用を中止し、富士フイル
ム修理サービスセンター、またはお近くの弊社サービスステーションに修理 をご依頼ください。
JP-10

防水プロテクターをカメラに装着する

装着前に次のことをご確認ください。
• 水中撮影中にバッテリー切れにならないよう、バッテリーをあらかじめフ ル充電しておきましょう。
 使い切ったバッテリーのフル充電時間 NP-45:約3時間
• メディアの撮影可能枚数が十分にあることをご確認ください。
• カメラからストラップを外してください。ストラップをカメラに付けたま ま防水プロテクターを装着すると水もれの原因になります。
 カメラの電源を入れます。
1
レンズカバーを開きます。
レンズカバーを開ける場合は、レ
ンズに触れないようにご注意くださ い。
レンズカバーが確実に開いていることをご確認ください。確実に開いてい
ないと電源が入らない場合があります。
 カメラの電源を切ります。
2
POWER(電源)/w(再生)ボタン を押して再生モードにし、再生ボタ ンを長押しします。
日 本 語
JP-11
防水プロテクターをカメラに装着する
 防水プロテクターを開けて(→8ページ)、カメラをセットしま
3
す。
シリカゲルを、カメラ底面と防水プロテクターの間に入れます。
4
シリカゲル
 カメラと防水プロテクターが正しくセットされているか確認し
5
ます。
シリカゲル
 問題がなければ、防水プロテクターを閉めます(→10ページ)。
6
 POWER(電源)/w(再生)ボタンを押し、シャッターボタンを押して
カメラの電源が入るか確認して下さい。
Oリング
カメラがしっかり止まるまで防水プ ロテクター内に滑り込ませるように セットします。
カメラをセットするときは、カメ
ラの向きに注意してレンズカバーが 開いていることを必ずご確認くださ い。レンズカバーを閉じた状態で装 着すると、浸水の恐れがあります。 また水中撮影が出来ません。
防水プロテクターを開けるときは、
指や手のひらを挟みこまないように ご注意ください。
シリカゲルは必ず奥まで入れてくだ
さい。奥まで入れずに防水プロテク ターを閉めるとシリカゲルがOリン グ部に挟まり、水もれの原因になり ます。
• シリカゲルが本体からはみ出して いないか
• OリングやOリング溝、Oリングに 合わさる防水プロテクター本体側 部にゴミや髪の毛などの異物が付 いていないか
• カメラが防水プロテクターに対し て曲がってセットされていないか
JP-12
防水プロテクターを閉めるときは、指や手のひらを挟みこまないようにご
注意ください。
水もれ事故を防ぐために
Oリングに異物が付着している場合 は浸水の原因になります。21ペー ジを参照して異物を取り除いてくだ さい。異物が取り除けないときは新 しいOリングと交換してください。
毛繊維砂

最終テストをする

カメラに防水プロテクターを装着した状態で浸水テストを行います。水もれ がないか確認しますので、必ず行ってください。 真水の入った水槽やお風呂などに浸したまま水もれがないか確認します。た だちに水中から引き上げられるよう十分に注意して確認してください。
 30秒程度水に浸します。
1
ゆっくり水に 浸しましょう
合わせ目
 防水プロテクターをゆっくりと水から引き上げよく確認します。
2
水滴
• 水に入れたときに防水プロテク ターの合わせ目から連続して気泡 が出ていませんか?
• 実際に水中でボタン類を操作して みましょう。
• 写真も撮ってみましょう。
• 防水プロテクター内の合わせ目付 近に、水滴が付いていませんか?
• 防水プロテクター内に水がたまっ ていませんか?
日 本 語
JP-13
カメラに防水プロテクターを装着する
もし水もれが確認されたら…
ただちに防水プロテクターを水中から引き上げ、水分をふき取ってくだ
さい。
防水プロテクターからカメラを取り出してください。カメラ本体に水滴
が付着している場合はただちにふき取ってください。
防水プロテクターからカメラを取り外すときは、カメラを落とさない
ようレンズ部を下に向けて防水プロテクターを開けてください。また、 防水プロテクターを開けるときは、指や手のひらを挟みこまないよう にご注意ください。
防水プロテクター本体のひび割れ、Oリングに異物の付着、傷、ひび割
れ、変形、変質、ねじれ、Oリング溝に異物の付着がないか確認します。
確認後、異常が見られない場合は8ページの手順からやり直してくださ
い。
防水プロテクターに異常があった場合はただちに使用を中止し、富士
フイルム修理サービスセンター、またはお近くの弊社サービスステー ションに修理をご依頼ください。
カメラ本体に水が入った場合はただちに使用を中止し、お近くの弊社
サービスステーションに修理をご依頼ください。異常があるまま使用 すると発火や感電の原因になりますので絶対に使用しないでください。
Oリングに異物が付着している場合 は浸水の原因になります。21ペー ジを参照して異物を取り除いてくだ さい。
毛繊維砂
JP-14

ストラップを取り付ける

 防水プロテクターにストラップを取り付けます。
1
の順にストラップを取り付けま
➀➁
す。
 ストラップを手首に固定します。
2
ストラップに手首を通します。
長さ調節止め具をスライドし、落
とさないように手首に固定します。
止め具で防水プロテクターを開ける
 防水プロテクターを開けるとき、開閉ノブロック外し用ピックがお手元に
無い場合に、止め具で代用できます。
止め具の突起部分を図の位置には
さみ込みます。
ロックに引っ掛けて起こします。
ストラップ止め具をOリングの取
り外しには絶対に使用しないでく ださい。Oリングにキズやゴミが つき、浸水の原因になります。
日 本 語
JP-15

撮影する

• 水深40mまで使用可能です。
• 操作部は、カメラの各操作に対応しています。カメラの操作方法や機能につ いてはカメラ本体の使用説明書を参照してください。
 カメラの電源を入れます。
1
POWER(電源)/w(再生)ボタン を押し、シャッターボタンを押しま す。
 モードを設定します。
2
十字ボタンを操作して撮影モード
を設定します。
液晶モニター窓で撮影モードの確
認をしてください。 水中で撮影する前に地上で試し撮り をしてください。
十字ボタンで撮影モードを設定する
ときは、必ず液晶モニター窓で設定 した撮影モードをご確認ください。
 両手で防水プロテクターをしっかり支えて構えます。
3
レンズ窓、フラッシュ部に指やストラップがかからないようにしてくださ
い。ピントが合わなかったり、適正な明るさで撮影できないことがあります。
JP-16
撮影する
 撮影します。
4
シャッターボタンを半押しし
てピントを合わせます。
シャッターボタンを軽く押すと途中で少しとまるところがあります。そこ
まで押すことを半押しといいます。半押ししたときにピントと明るさが決 まります。
動画撮影は半押しできません。
半押しのままさらにシャッターボ
タンを押し込むと撮影されます。
水中撮影モードについて
カメラのモード設定を 水中に すると、海の青さを鮮やかに撮影で きます。
設定方法についてはカメラ本体の
使用説明書をご参照ください。
日 本 語
JP-17

撮影が終わったら(保管方法)

 カメラの電源を切ります。
1
POWER(電源)/w(再生)ボタン を押して再生モードにし、再生ボタ ンを長押しします。
必ずカメラの電源が切れていること
を確認してください。
 撮影終了後すぐに、容器に真水を張り海水の塩抜きをします。
2
このとき手で水を送るようにして、 細部の塩分を落とします。
塩抜きを行わないと、サビや各部の
動きが悪くなるなどの原因になりま す。
 防水プロテクターに付いている水滴をていねいにふき取ります。
3
特に防水プロテクターの合わせ目の 水滴は、ていねいにふき取ってくだ さい。
繊維くずの出ないやわらかい布など
をご使用ください。
シャッターボタンや開閉ノブなど細
かい部分の水滴もしっかりふき取っ てください。
JP-18
撮影が終わったら(保管方法)
 カメラを防水プロテクターから取り外します。
4
開閉ノブのロックを外します。
開閉ノブを回して(OPEN方向)
カメラに水滴がかからないように 防水プロテクターをゆっくり開け ます。
防水プロテクターを開ける際は防水
プロテクター内部やカメラに水滴が 付かないように手や髪の毛などが十 分に乾いていることを確認してくだ さい。
防水プロテクターを開けるときは、
指や手のひらを挟みこまないように ご注意ください。
ぬれた手でカメラやバッテリーに触
れないでください。
水しぶきや砂のかかるところで防水
プロテクターの開閉はしないでくだ さい。
カメラを防水プロテクターから取
り外します。
防水プロテクターからカメラを取り
外すときは、カメラを落とさないよ うレンズ部を下に向けて防水プロテ クターを開けてください。
日 本 語
JP-19
 カメラを外した状態で、Oリングに水滴、異物がないことを確
5
認して防水プロテクターを閉め、開閉ノブを回して(CLOSE方 向)密封します。もう一度、真水でよく洗います。
水の中でボタン類をかるく操作し、 塩分を取り除くようにしてください。 その後、真水に1時間程度つけてお くことをおすすめします。
十分に塩分を落とさずに保管する
と、塩の結晶により開閉ノブなどが 動かなくなります。また、サビの原 因になります。
防水プロテクターを閉めるときは、
指や手のひらを挟みこまないように ご注意ください。
 防水プロテクターに付いている水滴をていねいにふき取ります。
6
繊維くずの出ないやわらかい布など
をご使用ください。
シャッターボタンや開閉ノブなど細
かい部分の水滴もしっかりふき取っ てください。
 防水プロテクターを少し開けて、風通しのよい日陰で乾燥させ
7
てください。乾燥後は、直射日光の当たらないところに保管し てください。
温風機などの熱風や直射日光に当て
て乾燥させないでください。
 長期間使用しないときは、Oリングを取り外して保管してください。取り
外し方は21ページをご参照ください。
JP-20

メンテナンス

使用後のメンテナンス

防水プロテクターを使用したあとに必ず行ってください。次回使用するとき のために、Oリングに異物によるへこみや傷、ひび割れなどの異常がない ことを確認します。
 Oリングを防水プロテクターから取り外します。
1
Oリング(橙色)
Oリング(白色)
Oリング
前側(白色)
OリングとOリング溝の壁の間に開
閉ノブロック外し/Oリング取外し 用ピックを差し込みます。
差し込んだ開閉ノブロック外し/O
リング取外し用ピックの先端をO リングの下にくぐらせるようにし ます(ピックの先端で溝を傷つけ ないように注意してください)。
浮 き上がったOリングを指先でつ
後側(橙色)
まみ、防水プロテクターから取り 外します。
日 本 語
JP-21
 Oリングの古いグリスや付着した異物(繊維や砂など)を取り
2
除きます。
繊維くずの出ないやわらかい布な
どで、Oリングに付着した異物を
ふき取ります。
水洗いをして水分をふき取らずに
乾燥させます(繊維の付着防止)。
 Oリングを指でつまみ、全周を軽くしごいて異物の付着による
3
へこみや傷、劣化によるひび割れの有無を確認します(指先の 感触で確認できます)。
異常が見受けられるときは、新しいO リングと交換してください。
Oリングを指でしごく際には、強く
引っ張って、引き伸ばさないようご 注意ください。
異物や異常の一例
繊維 砂 異物によるへこみ 傷 ひび割れ
 Oリング溝は歯ブラシや綿棒などで、古いグリスや付着した異
4
物を取り除きます。
綿棒の繊維くずが残らないように十
分にご注意ください。
JP-22
メンテナンス
 Oリングに専用グリスを塗布します。
5
清潔なポリ袋(大きさは10cm× 20cmぐらい)の中に付属のグリス を5mmくらいチューブからしぼり出 してよくもみます。 Oリングをポリ袋に入れてさらにも み、グリスをよくなじませます。 ポリ袋は清潔な状態であれば繰り返 し使用できます。
 前側Oリング(白色)を取り付けます。
6
間違えないように、防水プロテクター 内側のシール(白色)を確認します。
前側Oリング(白色)をいったん防水 プロテクターに置き、ねじれがない ことを確認します。 ねじれがなければ、異物を挟み込ん だり、ゴミが付着しないように気を つけて取り付けます。
Oリング(白色)
Oリング(白色)
日 本 語
JP-23
 後側Oリング(橙色)を取り付けます。
7
間違えないように、防水プロテクター 内側のシール(橙色)を確認します。
Oリングの平らな面が溝の底面に向く ようにします。
Oリングの
断面
溝の断面
平らな面
溝の底面
取り付け図
Oリング
取り付ける際に、Oリングのねじれ、 たわみ、溝からはみ出しがないこと を確認します。
前側、後側Oリングの両方ともご確
認ください。
Oリングのメンテナンスを行うときは、レンズ窓や液晶モニター窓にグリスが
付着しないよう十分にご注意ください。レンズ窓や液晶モニター窓が汚れた際 には、乾いた柔らかい布などで軽くふいてください。
JP-24

別売アクセサリーの紹介

■デジタルカメラFinePixZ100fd 用 防 水 プ ロ テ ク タ ー WP-FXZ100の別売の消耗品をご紹介いたします。
※最新情報は富士フイルムホームページをご覧ください。
http://fujifilm.jp/
•シリカゲルセット(SST-01)
 レンズの曇りを低減する乾燥剤です。 (シリカゲル×6個)
•Oリングキット(ORK-FXZ100)
 メンテナンス用の消耗品のセットです。 (スペア用Oリング×各1個、開閉ノブロック外し/Oリング取外し用ピック×1
枚)
•シリコングリス(SGR-01)
 Oリングメンテナンス用の専用グリスです。 (専用グリス×1個)
 別売アクセサリーのご使用については、各種アクセサリーに付属の使用説
明書などの指示に従ってください。
日 本 語
JP-25

使用上のご注意

• 環境温度+40℃以上のところでは使用または保管しないでください。
• +40℃を超える温水の中では使用しないでください。浸水の原因になりま す。
• シンナー、ベンジン、アルコールなどの揮発性の薬品は表面をいため、高 圧下でひび割れの原因になりますので使用しないでください。
• 三脚座には無理な力を加えないでください。
• ぶつけたり強い衝撃を与えないでください。
• 防水プロテクターを水中に投げ込まないでください。
• 海辺などでの使用後は、防水プロテクターを完全に閉めた状態でバケツな どにためた水道水で洗い、砂や塩分を落としてから、乾いた柔らかい布で 水分を十分にふき取ってください。
• 本製品は、防水プロテクターとして水中で使うことを想定しています。カ メラを入れたままの放置、または保管はしないでください。特にバッテリー は、液もれや火災の原因になることがあります。
■水もれ事故を防ぐために
本製品を使用中に水もれ事故が発生すると装着されたカメラが修理不能にな ります。以下の注意を守った上でご使用ください。
• Oリングは使いかたによって差異がありますが、約1年を目安に新品と交換 してください。
• Oリングに異物が付着している場合は浸水の原因になりますので、ふき取っ てください。ふき取るときは繊維くずが残らないようにしてください。異 物が取れないときは水洗いしてください。
• Oリングに傷やひびがあるとき、変色や変形が現れたときは新品と交換し てください。
• Oリング交換時にはOリング溝内をクリーニングし、砂やゴミ、頭髪など異 物がないことを確認してください。
• Oリングには弊社指定のグリスをご使用ください。
• Oリングは正しくセットされていないと、浸水する場合があります。Oリン グをセットする際は溝の形状に合わせ、ねじれたりしないように注意して セットしてください(→23ページ)。
• 夏期の直射日光の当たるところ、閉め切った自動車および暖房器具の近く などに放置したり、長時間外力を加えたりしないでください。熱や力によっ て変形し、防水性能が損なわれ使用できなくなる場合があります。
• Oリングとその接触面をぶつけたり異物(砂やゴミ、頭髪など)を挟み込 んだりして傷を付けないようにしてください。
• 浸水テストと最終テストを実施した上でご使用ください。
• 水もれの兆候が起きたらできるだけ早く水中から出し、水もれ原因をよく 調べて、適切な処置をとってください。
JP-26
使用上のご注意
異物や異常の一例
繊維 異物によるへこみ 傷 ひび割れ

主な仕様

対象カメラ
許容水深 水深40m以内
主要材質
本体外形寸法
本体質量 約247g(カメラ、付属品含まず)
※仕様・性能は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。使用説明
書の記載の誤りなどについての補償はご容赦ください。
フジフイルムデジタルカメラ  FinePixZ100fd
本体  :透明ポリカーボネート レンズ窓:強化ガラス
幅128mm×高さ91mm×奥行き60mm(突起部含 む)
日 本 語
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アフターサービスについて

保証書
• 保証書はお買上げ店に所定事項を記 入していただき、大切に保存してく ださい。
• 保証期間中は、保証書の記載内容に 基づいて無償修理をさせていただき ます。保証規定に基づく修理をご依 頼になる場合には、必ず保証書を添 付してください。なお、お買上げ店 または修理サービスセンターにお届 けいただく際の運賃などの諸費用は、 お客様にてご負担願います。
修理
■調子が悪い時はまずチェックを
使い方の問題か、故障か迷うときは、 FinePixサポートセンターへお問い合わ せください。電話番号が32ページに記 載されています。
■故障と思われるときは
富士フイルム修理サービスセンターまた は当社サービスステーションに修理をご 依頼ください。富士フイルム修理サービ スセンター、サービスステーションのご 案内が32ページにあります。依頼方法 は、次のページの中からお客様のご都合 によりお選びください。
■修理ご依頼に際してのご注意
• 31ページにある「修理依頼票」をコ ピーしていただき、必要事項をご記 入の上、製品に添付してください。「修 理依頼票」は、故障箇所を正確に把 握し、迅速な修理を行うための貴重 な資料になります。
• 修理料金の見積をご希望の場合には、
「修理依頼票」の「見積」欄にご記入
ください。ご指定のないときは、修 理を進めさせていただきます。なお、 見積は有料となります。
• 落下・衝撃、砂・泥かぶり、冠水・浸水な どにより、修理をしても機能の維持 が困難な場合には、修理をお断りす る場合もあります。
■修理部品について
• 本製品の補修用部品は、製造打ち切 り後8年を目安に保有しております ので、この期間中は原則として修理 をお引き受けいたします。ただしこ の期間中であっても、部品都合等に より、同等の製品に交換させていた だく場合もあります。
• 本製品の修理の際には、環境に配慮 し再生部品や再生部品を含むユニッ トと交換させていただく場合があり ます。交換した部品およびユニット は回収いたします。交換部品が必要 な場合には、修理をご依頼されると きにその旨をお伝えください。
個人情報の取扱について
当社は、お客様の住所・氏名・電話番号 等の個人情報を大切に保護するため、個 人情報保護に関する法令を遵守するとと もに、電話問い合わせ時あるいは修理依 頼時にご提供いただいたお客様の個人情 報を次のように取扱います。
1.お客様の個人情報は、お客様のお問 い合わせに対する当社からの回答、 修理サービスの提供およびその後の ユーザーサポートの目的にのみ利用 いたします。
2.弊社指定の宅配業者、修理業務担当 会社、その他の協力会社に当社が作 業を委託する場合、委託作業実施の ために必要な範囲内でお客様の個人 情報を開示することがございます。 開示にあたりましては、盗難・漏洩 等の事故を防止し、また当社より委 託した作業以外の目的に使用しない よう、適切な監督を行います。
3.ご提供いただいたお客様の個人情報 に関するお問い合わせ等は、FinePix サポートセンター等のお問合せ先、 富士フイルム修理サービスセンター あるいは修理依頼先サービスステー ション宛にお願いいたします。
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アフターサービスについて
修理の依頼方法は、下記の中からお客様のご都合に合わせてお選びください。
●
富士フイルム修理サービスセンター への送付修理
• ご依頼の際「修理依頼票」を記載の 上修理依頼品に添付してください。
• 修理料金は、修理完了品お届け時に 宅配業者に直接お支払いください。
●お買上げ店への持込修理
• 修理料金及びその支払方法について は、お持ちいただいたお店にご確認 下さい。
日 本 語
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■修理に関する情報は
• 修理サービスQ&A
 http://repairlt.fujifilm.co.jp/faq/after/index.html  修理依頼方法、紛失した付属品の購入方法など修理に関するよくある質問と回答
をまとめて掲載しています。
• 修理納期検索サービス
 http://repairlt.fujifilm.co.jp/repair/certificate.jsp  東京もしくは大阪のサービスステーションおよび富士フイルム修理サービスセン
ターへ修理依頼品を送付、あるいは持ち込みされた場合、修理完了予定日を検索 することができます。
• FinePix修理概 算見積サービス
 http://repairlt.fujifilm.co.jp/estimate/index.php  当社サービスステーションに直接修理依頼された場合の目安の修理料金を算出で
きます。
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