
Fronius prints on elemental chlorine free paper (ECF) sourced from certified sustainable forests (FSC).
/ Perfect Charging / Perfect Welding / Solar Energy
CU 2000i Pro /MC
操作手順
JA
冷却ユニット
42,0426,0228,JA 006-16062021

目次
安全上のご注意 5
安全通知の説明 5
概要 5
適切な使用 5
環境条件 6
作業者の義務 6
スタッフの義務 6
主電源接続 6
ご自身と他の人々の保護 7
ノイズ放射値 7
有毒なガスおよび蒸気による危険 7
飛び火による危険 8
主電源電流および溶接電流による危険 8
曲りくねった溶接電流 9
EMC 装置分類 10
EMC 対策 10
EMF 対策 10
特定の危険要因 11
保護ガスの要件 12
遮へいガスシリンダーによる危険 12
保護ガス漏れの危険 12
設置場所および運搬中の安全措置 12
通常運転での安全対策 13
起動、整備および修理 14
安全検査 14
廃棄 14
安全記号 14
データ保護 14
版権 14
JA
基本的情報 17
一般事項 19
装置のコンセプト 19
「一般的な配送と支払い条件」の有効性 19
マルチシフト運転での冷却ユニット内の冷却液ポンプ耐用年数 19
概要 19
冷却液についての情報 19
装置での警告通知 20
同梱物とオプション 21
同梱物 21
OPT CU 冷却液フィルタ 21
設置したセンサの機能 22
CU Flow-Thermo-Sensor の機能 22
CU Level-Sensor の機能 22
接続および機械部品 23
接続および機械部品 25
接続および機械部品:CU 2000i Pro /MC 主部品 25
接続および機械部品:CU 2000i Pro /MC 冷却部品 26
取り付けと起動 27
取り付けと起動の前 29
安全性 29
設定に関する規定 29
冷却液についての情報 30
冷却液ポンプに関する保証条項 30
適切な使用 30
冷却ユニットおよび溶接トランスをシャーシ/アップライトコンソールに固定します 31
3

安全性 31
冷却ユニットおよび溶接トランスをシャーシに固定します 31
冷却ユニットおよび溶接トランスをアップライトコンソールに固定します 32
冷却ユニットおよび溶接トランスを 2 台のアップライトコンソールに固定します 33
冷却液ホースを冷却ユニットに接続します 34
安全性 34
冷却液ホースの冷却ユニットへの接続 34
冷却ユニットの充填と起動 37
冷却ユニットの充填 37
冷却ユニットの起動 38
操作モード 38
操作モードの推奨アプリケーション 39
システム部品の取り外し 41
システム部品の取り外し 43
安全性 43
システム部品の取り外し 43
トラブルシューティング 45
トラブルシューティング 47
安全 47
トラブルシューティング 47
点検、整備および廃棄 49
点検、整備および廃棄 51
安全 51
概要 51
冷却ユニットの手入れおよび整備記号 52
整備間隔、整備作業 52
クーラーのガスパージング 53
冷却液の取替 53
廃棄 56
技術データ 57
技術データ 59
概要 59
CU 2000i Pro /MC 59
4

安全上のご注意
JA
安全通知の説明
警告!
差し迫った危険性があることを示します。
これを回避しないと、死亡や重傷に至ることがあります。
▶
警告!
危険状態になる可能性があることを示します。
これを回避しないと、死亡や重傷に至る可能性があります。
▶
注意!
損傷や傷害が発生するおそれがある状況を示します。
これを回避しないと、軽度の傷害や物体への軽度の損傷が発生するおそれがあります。
▶
注記
!
不具合が生じるか、装置を損傷するおそれがあることを示します。
概要 本装置は、最先端の技術を使用し、広く認められている安全標準に基づいて、製造されていま
す。誤ったまたは不適切な使い方により、下記の事故や損傷が発生するおそれがあります
- 作業者または第三者の傷害や死亡、
- 操作する会社が所有する装置やその他の有形資産の損傷、
- 装置の効率低下。
本装置の試運転、操作、整備、修理に関係する人はすべて、下記を満足している必要がありま
す。
- 適切な資格を持っており、
- 溶接に関する十分な知識を持っており、
- これらの操作手順を注意深く読みかつこれらに従う。
装置を使用する場合は、本操作手順を常に手近なところに置いてください。操作手順に加え
て、事故防止および環境保護に関する、一般に適用されている規定およびその地域の規定に
も注意してください。
本装置に関する安全および危険に関する掲示はすべて、
- いつでも読める状態である必要があり、
- 損傷を受けてはならず、
- 取り外されてはならず、
- 上を覆ったり、上に貼り付けたり、上に描いたりしないでください。
本装置の安全および危険に関する注意事項の記載場所については、装置の操作手順の「概
要」のセクションを参照してください。
装置の電源を入れる前に、安全性を損なうおそれのある障害をすべて取り除いてください。
ユーザーの人身の安全が危険にさらされます。
適切な使用 本装置は、その使用目的に限って使用してください。
5

本装置は、銘板に指定されている溶接プロセスのみで使用することを目的としています。
この目的以外のいかなる使用も不適切と見なされます。このような使用によって発生するいか
なる損傷についても、当メーカーは責任を負いません。
適切な使用には以下が含まれます。
- 操作手順に記載されているすべての指示を注意深く読み、その内容に従う
- 安全と危険に関する注意事項をすべて、注意深く読み、遵守する
- 規定された点検および保守を実施する。
本装置を決して以下の目的に使用しないでください。
- パイプの解凍
- バッテリーの充電
- エンジンの起動
本装置は産業および工場で使用することを目的としています。家庭環境での使用によって発生
するいかなる損傷についても、当メーカーは責任を負いません。
同様に、不十分な結果および不適切な結果に対して、当メーカーは責任を負いません。
環境条件 本装置が、規定されている区域外で使用または保管された場合、使用目的に準拠していないと
見なされます。このような使用によって発生するいかなる損傷についても、当メーカーは責任を
負いません。
周囲温度の範囲:
- 作動中:-10 °C~+40 °C (14 °F~104 °F)
- 運搬中および保管中:-20 °C~+ +55 °C (-4 °F~131 °F)
相対湿度:
- 最大 50%、40 °C (104 °F)の場合
- 最大 90%、20 °C (68 °F)の場合
周囲の空気に塵、酸、腐食性の気体や物質などが含まれていてはなりません。
最高高度 2000 m (6561 ft. 8.16 in.)までで使用できます
作業者の義務 作業者は、以下の条件を満たす人のみに本装置での作業を許可する必要があります。
- 作業中の安全性および事故防止に関する基本的な指示を熟知しており、装置の使用方法
について指示を受けている
- これらの操作手順、特に「安全上のご注意」のセクションを読んで理解しており、このことを
署名で確認している
- 必要な結果を出せるようトレーニングを受けている。
作業者が安全性を重視した方法で作業することを徹底するために、定期的に確認を実行する
必要があります。
スタッフの義務 装置を使用する前に、装置を使用するように指示を受けたすべての人は、以下を約束します。
- 作業での安全性と事故防止に関する基本的な指示を遵守する
- これらの取扱説明書、特に「安全上のご注意」のセクションを読み、その内容を理解し、遵
守することを署名により確認する
作業場を離れる前に、不在中に人または所有物に危害が加わらないように徹底します。
主電源接続 より高い規格の装置は、その電流消費のために主要電源のエネルギー品質に影響をあたえる
場合があります。
6

これにより、複数の装置種類に以下の点で影響をあたえる場合があります。
- 接続制限
-
主電源の最大許容電気抵抗に関する基準
-
最低短絡力要件に関する基準
*)
公共送電網との接点
*)
*)
「技術データ」参照
この場合、プラント作業員または装置の使用者は、電力会社と相談の上、適切な場所に装置
が接続されているかどうかを確認します。
重要!グリッド接続が適切に絶縁処理されていることを確かめてください
JA
ご自身と他の人々
の保護
本装置を使う方は、次のような多くの危険に曝されることにご注意ください。
- 飛び火や高温の金属片
- 目や皮膚に害を与える恐れのあるアーク放射
- 心臓ペースメーカー装着者の生命を危険にさらす恐れのある有害な磁界
- 主電源電流および溶接電流による感電死
- 酷い騒音公害
- 有害な溶接煙やガス
本装置を操作する際には必ず適切な防護服を着用してください。防護服には次の特性が備わ
っている必要があります:
- 難燃性
- 絶縁性および乾燥
- 身体全体を覆い、損傷が無く良好な状態のもの
- 安全ヘルメット
- 折り返しのないズボン
保護衣には多様なアイテムがあります。作業者は以下に留意してください:
- 保護バイザーや調整フィルターを使用して UV 光線、熱および火花から目と顔を保護しま
す
- 保護バイザーの裏側に規制に従った側面保護付きの保護メガネを装着します
- 湿潤状態でも絶縁状態を維持できる頑健な靴を履いてください
- 適切なグローブで手を保護します(電気的絶縁で、熱に対する耐性があるもの)
- 騒音の悪影響を減らし障害を防ぐために防音保護具を装着します
装置の操作中または溶接の進行中は、作業区域に近づかないようにし、特に子供に注意してく
ださい。近隣に人がいる場合は次の事に注意してください:
- 近隣住民にすべての危険性を伝えてください(アークによる強烈な光、飛び散る火花によ
る怪我、有害な溶接煙、騒音、主電源電流や溶接電流からの潜在的なリスクなど)
- 適切な保護装置で保護していること
- あるいは、適切な安全スクリーン/カーテンを設置してください。
ノイズ放射値 本装置は、アイドリング時、および EN60974-1 に準拠する最大定格負荷条件で最大許容動作
点での動作に後続する冷却フェーズに、最大音響出力レベル 80 dB(A) (1pW 基準)未満を生
成します。
溶接中(または切断中)に、作業場に関連する放射値を提供することは不可能です。理由はプロ
セスと環境の両方の影響を受けるからです。溶接プロセス(MIG/MAG、TIG 溶接用)、選択した
電源(DC または AC)の種類、出力範囲、溶接金属の種類、加工対象物の共振特性、作業場
環境などの、あらゆる種類のさまざまな溶接パラメータが関与します。
有毒なガスおよび蒸
溶接作業中に生じる煙には、有毒なガスや蒸気が含まれています。
気による危険
7

溶接煙には、国際がん研究機関のモノグラフ 118 の記載の通り、発がん性物質が含まれてい
ます。
排出源排気および室内排気システムを使用してください。
可能な場合は、排気装置が内蔵された溶接トーチを使用してください。
溶接煙やガスに顔を近づけないでください。
煙およびガスに対してい次の予防対策を実施してください。
- 吸入しないでください。
- 適切な装置を使って作業区域から除去します。
十分な外気の供給を確保します。換気率を少なくとも 20 m³/時に維持します。
換気が不十分な場合は吸気機能のある溶接ヘルメットを使用します。
排出能力が十分であるか不確かな場合は、測定した毒物排出値を許容制限値と比較します。
次のコンポーネントは、溶接煙の毒性度を判断する因子です。
- 加工対象物に使用されている金属
- 電極
- 被膜剤
- 洗浄剤、脱脂剤、など
- 使用した溶接プロセス
対応する材料の安全データシートおよび上記コンポーネントのメーカーの説明書を参照してくだ
さい。
曝露のシナリオ、リスク管理対策および作業条件の特定に関する推奨については、European
Welding Association の Web サイトの Health & Safety(https://european-welding.org)に記
載されています。
可燃性の蒸気(溶剤の煙など)、アークの放射領域に近づけないようにします。
溶接を行わないときは、保護ガスシリンダーバルブまたは主ガス供給を閉じてください。
飛び火による危険 飛び火により、火災や爆発が発生するおそれがあります。
可燃性物質の付近では決して溶接しないでください。
可燃性物質はアークから 11 m (36 ft. 1.07 in.)以上離すか、承認済みのカバーで覆う必要が
あります。
適切な、テスト済みの消火器を用意し、使用可能にする必要があります。
火花と高温の金属片は、小さな隙間や開口部を通って隣接する区域に入ることもあります。適
切な予防策を講じて、傷害や火災の危険を防止してください。
火災や爆発が起こりがちな区域や、密封されたタンク、容器、またはパイプの近くでは、これら
が関連する国内および国際的な規格に準拠して準備されていない場合、溶接を行ってはなりま
せん。
主電源電流および
溶接電流による危
険
8
ガソリン、推進剤、鉱油、または同様の製品を保管するために使用されている、または使用され
ていた容器で、溶接しないでください。残留物は、爆発の危険をもたらします。
感電は人命を脅かす危険性があり、致命的となることがあります。
装置の内外の帯電部は触らないでください。
MIG/MAG 溶接と TIG 溶接の際、溶接ワイヤ、溶接ワイヤ巻き、駆動ローラ、ならびに溶接ワ
イヤと接触のあるすべての金属片が帯電部になります。

必ずワイヤ送給装置を充分に絶縁した面に設定するか、適切な絶縁された溶接ワイヤの送給
用取付装置を使用してください。
地電位に対して、ユーザーやそれ以外の人が適切に絶縁された乾燥したベースまたは蓋で保
護されるようにしてください。このベースまたは蓋は、本体と地電位の間のエリア全体をカバー
する必要があります。
すべてのケーブルやリードは、固定され、損傷がなく、絶縁され、適切な寸法でなければなりま
せん。接続の緩みがある、焦げて損傷を受けているか不適切な寸法のケーブルやリードは直
ちに交換してください。
毎回使用前に、ハンドルを使用して、電源がしっかりと接続するようにしてください。
BNC 端子の電源ケーブルの場合は、電源ケーブルを縦軸に対して少なくとも 180°回転してプ
レテンションしてください。
ケーブルやリードを本体や本体の部品に巻き付けないでください。
電極(棒電極、タングステン電極、溶接ワイヤなど)は、
- 決して液体にひたして冷却しないでください
- 溶接電源がオンの際に電極に触れないでください。
2 つの溶接電源の溶接電極の間で、溶接電源の無負荷電圧が倍加することがあります。両方
の電極の電位に同時に触れると、特定の状況で致命的になることがあります。
主電源ケーブルを定期的に有資格の技術者にチェックさせ、接地線が適切に機能していること
を確認してください。
JA
保護クラス I の装置は、正しく動作するため、接地導体のある電源および接地導体接点のある
接続システムが必要です。
接地導体なしの電源および接地導体接点なしのソケットで装置を使用するのは、保護分離に
関する国の規制にすべて準拠している場合のみです。
それ以外の場合、これは重大な過失と見なされます。このような使用により損傷を受けてもメー
カーが責任を負うことはありません。
必要に応じて、加工対象物に対して適切な接地を確保してください。
未使用の装置をオフにしてください。
高いところで作業を行う場合は、セーフティーハーネスを着用してください。
装置で作業を行う前に、装置をオフにして、電源プラグを抜いてください。
見やすくわかりやすい警告サインを装置に取り付け、電源プラグを差し込み直し、装置を再度
オンにする人がいないようにしてください。
装置を開いた後:
- すべての帯電部を放電してください
- 装置のすべての部品の通電を解除してください。
帯電部で作業を行う必要がある場合は、2 人目の作業員を指名して、主電源のスイッチを正し
い瞬間にオフにするようにしてください。
曲りくねった溶接電流以下の指示を無視すると、曲りくねった溶接電流が増大し、以下の結果になることがあります。
- 火災の危険
- 母材に接続された加工対象物の過熱
- 接地導体への修理不能な損傷
- 装置およびその他の電気装置への損傷
加工対象物が加工対象物クランプでしっかり固定されていることを確認します。
加工対象物のクランプを、溶接される領域に可能な限り近づけて固定します。
本装置は、導電床に対する絶縁または導電ラックに対する絶縁など、伝導性環境に対して十
分に絶縁されるように設置します。
9

分電盤、ツインヘッド取付台などを使用する場合、以下に留意してください。使用していない溶
接トーチ/電極ホルダーの電極も帯電しています。使用していない溶接トーチ/電極ホルダーが
十分に絶縁されていることを確認します。
自動 MIG/MAG アプリケーションの場合、1 個の絶縁されたワイヤー電極のみが溶接ワイヤド
ラム、大型ワイヤ供給スプールまたは溶接ワイヤー巻きからワイヤ供給装置に配線されている
ことを確認します。
EMC 装置分類 放出クラス A
- は工業環境での使用のみを目的として設計されていて
- 他の領域では、伝導妨害および放出妨害を引き起こす場合があります。
放出クラス B の装置
- 居住地域および工業地域向けの放出基準を満たしています。これは、電源が、公共低電
源ネットワークによって供給される住宅区域にも適用されます。
EMC 装置分類 (銘板または技術データ参照)
EMC 対策 時によっては、装置が標準放射限度値に適合していても、目的の適用対象領域に影響を与え
る場合があります(例えば、同じ場所に影響を受けやすい装置がある場合や、装置が設置され
ている場所がラジオまたはテレビの受信機に近い場合)。
この場合作業者には、適切な行動をとり、状態を改善する義務があります。
装置付近の干渉に対する電磁波耐性を、国内および国際的な規定に従って確認および評価し
ます。本装置からの干渉の影響を受けやすい可能性がある装置の例には、以下があります。
- 安全装置
- 電力、信号、およびデータの伝送ライン
- IT 装置および通信装置
- 測定装置および較正装置
EMC の問題を回避するためのサポート対策:
1. 主電源
- 主電源の接続が正しいにもかかわらず電磁妨害が発生する場合、追加の措置が必
要です(適切なラインフィルターの使用など)。
2. 溶接電源リード線
- できるかぎり短く保つ必要があります
- 互いに接近して配線する必要があります(EMF 問題を避けるため)
- 他のリード線から十分に離れた状態を維持する必要があります
3. 等電位結合
4. 加工対象物の接地
- 必要に応じて、適切なコンデンサを使用して接地接続を確立します。
5. 必要な場合、シールドを付ける
- その他の付近の装置のシールドを外します
- 溶接設置物全体のシールドを外します
EMF 対策 電磁場によって、以下の健康上の未知のリスクが生じる場合があります。
- 近くにいる他者(ペースメーカーおよび補聴器の装着者など)の健康に対する影響
- ペースメーカーの装着者は、本装置または進行中の溶接に近づく前に、掛かり付けの医
師に助言を求める必要があります
- 安全上の理由から、溶接ケーブルと溶接者の頭部/胴体の間の距離を可能な限り大きく保
ってください
- 溶接ケーブルおよびホースパックを肩に担ぐことや、身体の何らかの部分に巻きつけるこ
とはしないでください
10

特定の危険要因 可動部品に手、毛髪、衣服、工具が触れないようにしてください。例:
- ファン
- 歯車
- ローラー
- 軸
- ワイヤースプールおよび溶接ワイヤー
ワイヤー駆動の回転する歯車や回転する駆動コンポーネントに触れないでください。
カバーおよび側面パネルを開くことや取り外すことができるのは、整備または修理作業を実施
している場合のみです。
作動中
- すべてのカバーが閉じられており、すべての側面パネルが適切に取り付けられていること
を確認してください。
- カバーと側面パネルをすべて閉じた状態のままにします。
溶接トーチから出ている溶接ワイヤーには、怪我する高いリスクがあります(手の貫通、顔や目
の負傷など)。
このため、溶接トーチは必ず身体から離し(ワイヤー供給ユニットが装備された装置)、適切な保
護眼鏡を着用してください。
溶接中や溶接後に、加工対象物に決して触れないでください。火傷をする危険があります。
スラグが冷却中の加工対象物から飛び出すことがあります。このため、加工対象物を再加工す
る際にも指定された保護具を着用する必要があります。他の人々が十分に保護されていること
を確認するステップも実行する必要があります。
JA
動作温度が高い溶接トーチおよびその他の部品は、取り扱う前に冷却する必要があります。
火災や爆発の危険性がある区域には特別な規定が適用されます。関連する
国内および国際的な規定を守ってください。
電気的リスクが高い区域(ボイラーの近くなど)での作業用の電源には、「安全運転」の標示を付
ける必要があります。ただし、電源をそのような区域に配置してはいけません。
漏れた冷却液による火傷の危険。冷却液の送液や戻り配管の接続を切る前に、冷却ユニット
の電源を切ります。
冷却液の取扱時には、冷却液の安全データシートに記載されている情報に注意してください。
冷却液の安全データシートは、サービスセンターから入手するか、メーカーのウェブサイトから
ダウンロードできます。
装置をクレーンで運搬するときは、メーカーが提供する適切な貨物運搬装置のみを使用しま
す。
- 貨物運搬装置に付いているすべての吊り下げ点にチェーンまたはロープを掛けます。
- チェーンおよびロープは垂直に対して可能な限り最小角度にする必要があります。
- ガスシリンダーおよびワイヤー供給ユニットを外します(MIG/MAG および TIG 装置)。
溶接中にワイヤー供給ユニットをクレーンホルダーに取り付ける場合、必ず適切な絶縁された
ワイヤーフィーダーつり具を使用してください(MIG/MAG および TIG 装置)。
装置に運搬ストラップまたはハンドルがある場合、これは手でのみ運搬することが意図されて
います。クレーン、カウンターバランスリフトトラックまたはその他の引き上げ機械で運ぶ場合
は、運搬ストラップを使用しません。
装置またはそのコンポーネントに関連して使用されるリフト用アクセサリ(ストラップ、ハンドル、
チェーンなど)はすべて定期的に試験する必要があります(機械的損傷、腐食またはその他の
環境要因によって生じる変化など)。
試験間隔と試験範囲は、最低でも適用される国家規格および指令を順守する必要がありま
す。
11

遮へいガスの接続にアダプターを使用すると、無臭で無色の遮へいガスが、気が付かないうち
に漏れることがあります。組み立て前に、適切なテフロンテープを使って、遮へいガス接続用ア
ダプターの装置側スレッドを密閉してください。
保護ガスの要件 特にリングラインでは、汚染された保護ガスが機器に損傷を与え、溶接品質を低下させる可能
性があります。保護ガスの品質に関する次の要件を満たすようにしてください。
- 固体粒径 <40 µm
- 圧力凝縮点 <-20 °C
- 最大油分 <25 mg/m³
必要に応じてフィルターを使用します。
遮へいガスシリンダ
ーによる危険
遮へいガスシリンダーには加圧されたガスが含まれており、損傷を受けると爆発することがあり
ます。遮へいガスシリンダーは溶接装置の一部であるため、最大の注意を払って取り扱う必要
があります。
圧縮ガスが含まれている遮へいガスシリンダーを、過度の熱、機械的衝撃、スラグ、裸火、火
花およびアークから保護します。
遮へいガスシリンダーを垂直に取り付け、指示に従って倒れないように固定します。
遮へいガスシリンダーを、溶接またはその他の電気回路から十分に遠ざけた状態を維持しま
す。
溶接トーチを、決して遮へいガスシリンダーに掛けないでください。
決して電極で遮へいガスシリンダーに触れないでください。
爆発のリスク - 決して加圧されている遮へいガスシリンダーを溶接しようとしないでください。
進行中のアプリケーションに適した遮へいガスシリンダーだけを、正しい適切なアクセサリ(調整
器、ホースおよびフィッティング)とともに使用します。良好な状態にある遮へいガスシリンダーお
よびアクセサリだけを使用します。
遮へいガスシリンダーのバルブを開ける際には顔を背けます。
溶接が行われていない場合、遮へいガスシリンダーバルブを閉じます。
遮へいガスシリンダーが接続されていない場合、バルブのキャップはシリンダーの所定の位置
に付けたままにします。
保護ガス漏れの危
険
設置場所および運
搬中の安全措置
12
遮へいガスシリンダーおよびアクセサリに関するメーカーの説明書、適用される国内および国
際的な規定を、遵守する必要があります。
非制御下の保護ガス漏れによる窒息のリスク
保護ガスは無色無臭で、漏洩の際に大気中の酸素を置換することがあります。
- 少なくとも 20 m³/時の喚起速度で新鮮な空気を適切に供給するようにしてください。
- 保護ガスシリンダーまたは主要ガス源の安全および整備指示を守ってください。
- 溶接が行われていない場合、保護ガスシリンダーバルブまたは主ガス供給を閉じます。
- 起動前は毎回保護ガスシリンダーまたは主要ガス源で非制御のガス漏れの有無を確認し
てください。
装置が転倒すると、容易に死に至る可能性があります。装置が安定するように、堅固な水平面
に設置します。
- 最大許容傾斜角度は 10°です。

火災や爆発の危険性がある部屋では、特別な規定が適用されます
- 関連する国内および国際的な規定を遵守してください。
社内の指示および確認を使用して、作業場の環境が常に清潔で明瞭な配置になっていること
を確認します。
本装置のセットアップや使用は、銘板に表示されている保護等級を必ず遵守して行うようにして
ください。
本装置をセットアップする際は、0.5 m(1 ft. 7.69 in.)の全般クリアランスがあり、冷却用空気が
妨げられずに出入りできることを確認します。
本装置を運搬する際は、関連する国および地域のガイドライン、および事故防止の規定を順守
してください。これは特に、運搬中に発生するリスクに関するガイドラインに当てはまります。
操作中の装置は持ち上げたり運搬したりしないでください。運搬したり持ち上げたりする前に装
置の電源を切ってください。
本装置を運搬する前に、冷却液を完全に排出し、以下のコンポーネントを取り外します。
- ワイヤ送給装置
- 溶接ワイヤー巻き
- 保護ガスシリンダー
本装置を運搬した後は、試運転前に装置の損傷を目視検査する必要があります。損傷がある
場合は、本装置を試運転する前に、トレーニングを受けたサービス担当技術者が修理を行う必
要があります。
JA
通常運転での安全
対策
本装置は、すべての安全装置が完全に機能する場合のみ操作します。安全装置が完全に機
能しない場合、以下の危険があります。
- 作業者または第三者の傷害や死亡、
- 装置や作業者のその他の所有物の損傷、
- 装置の効率低下。
適切に機能していない安全装置は、本装置を起動する前に修理する必要があります。
安全装置を迂回したり、無効にしないでください。
本装置の電源を入れる前に、誰にも危険がないことを確認してください。
明らかな損傷がないか、安全装置が適切に機能しているか、本装置を少なくとも週に 1 回点検
します。
遮へいガスシリンダーを必ずしっかり固定し、装置をクレーンで運ぶ必要がある場合は事前に
取り外します。
メーカー製のオリジナル冷却液だけが、その特性(電気電導性、不凍剤、材質の適合性、可燃
性など)により、当社装置での使用に適しています。
メーカー製の適切なオリジナル冷却液だけを使用します。
メーカー製のオリジナル冷却液に他の冷却液を混合しないでください。
冷却回路にはメーカー製のシステム部品のみを接続してください。
当メーカーは、他のシステム部品や異なる冷却液の使用により生じた損害に責任を負いませ
ん。さらに、すべての保証請求が無効になります。
冷却液 FCL 10/20 は発火しません。エタノールベースの冷却液は特定の状況で発火すること
があります。冷却液は元のシールされた容器のみに入れて輸送し、発火源から十分に遠ざけ
た状態を維持します。
13

使用された冷却液は、関連する国内および国際的な規定に沿って適切に廃棄する必要があり
ます。冷却液の安全データシートは、サービスセンターから入手するか、メーカーのウェブサイ
トからダウンロードできます。
システムがまだ冷えている間に、溶接を開始する前の冷却液レベルを確認します。
起動、整備および修理持込部品が、これらに対する要望に適合して設計および製造されていること、または安全要件
を満たしていることについては保証できません。
- 必ず純正のスペア部品および消耗部品をご使用ください(標準部品にも適用)。
- 当メーカーの同意なしに、装置に改造、変更などを行わないでください。
- 完全な状態ではない加工対象物はただちに交換する必要があります。
- 注文の際は、スペア部品リストに記載どおりの正確な表示および部品番号、さらにお使い
のデバイスのシリアル番号をお知らせください。
ハウジングネジは、ハウジング部品を接地する接地導体です。
純正のハウジングネジを正確な本数使用して指定したトルクまで締め付けます。
安全検査 当メーカーは、少なくとも 12 ヶ月に 1 回、本装置の安全検査を実施することを推奨します。
同じ 12 ヶ月の期間に電源を較正することも、当メーカーはお勧めします。
安全検査は、以下の場合に認定された電気技術者が実施する必要があります
- 何らかの変更が加えられた後
- 何らかの部品が追加して取り付けられた後、または何らかの改造が加えられた後
- 修理、点検、整備を実施した後
- 少なくとも 12 ヶ月ごと。
安全検査にあたっては、適切な国内および国際的な規格と指令に準拠します。
安全検査および較正の詳細は、サービスセンターから入手できます。サービスセンターは、ご
要望に応じて必要な文書を提供します。
廃棄 通常の家庭ごみと一緒に廃棄しないでください!電気および電子装置の廃棄に関する欧州指
令、およびその国内法令としての施行に準拠するため、寿命に達した電気装置は個別に回収
し、認可された再生利用施設に返す必要があります。もはや必要ではない装置は、販売業者に
返却するか、地域の認可された回収および再生利用施設について調べてください。この欧州指
令を無視した場合、環境と健康に潜在的な悪影響を与えることがあります。
安全記号 CE マーク付きの装置は、低燃焼電圧および電磁両立性の指令の必要不可欠な要件 (EN 60
974 シリーズの関連製品規格など) を満足しています。
Fronius International GmbH は本装置が 2014/53/EU 指令に準拠していることを宣言しま
す。EU 適合性宣言の全文は右記のアドレスから入手できます:http://www.fronius.com
CSA テストマーク付きの装置は、カナダおよび米国の関連規格の要件を満足しています。
データ保護 工場出荷時の設定を変更した場合は、ユーザーが責任を持って、その変更を保持してくださ
い。個々の設定変更が削除された場合、当メーカーは責任を負いません。
版権 これらの操作手順の版権は、当メーカーにあります。
14

本文および説明図はすべて、発行時点で技術的に正確です。弊社は変更する権利を留保しま
す。本取扱説明書の内容は、購入者からのいかなるクレームにも根拠を与えるものではありま
せん。改善の提案がおありの場合、または説明書で見つかった誤りを指摘していただく場合、
弊社はお客様のコメントに大変感謝いたします。
JA
15

16

基本的情報
17

18

一般事項
装置のコンセプト 冷却ユニットは 2 つの部品から構成されてい
ます。
- 主部品は、ページの 接続および機械部
品:CU 2000i Pro /MC 主部品 を参照し
てください。 25
- 冷却部品は、ページの 接続および機械
部品:CU 2000i Pro /MC 冷却部品 を
参照してください。 26
冷却ユニットとユニットの溶接トランス。スタン
ドアローン型溶接トランスとともに、溶接トラン
ス/冷却ユニットの組み合わせをシャーシに搭
載できます。
JA
「一般的な配送と支
払い条件」の有効性
マルチシフト運転で
の冷却ユニット内の
冷却液ポンプ耐用
年数
概要 ファームウェア更新の結果として、この操作手順に記載されていない特定の機能が使用できた
冷却液についての
情報
冷却ユニットに関して、価格リストに準じた「一般的な配送と支払い条件」が以下に記載の条件
下でのみ適用されます。
- マルチシフト運転
- メーカー製のオリジナル冷却液だけが使用されている場合のみ
- 定期的な整備および定期的な冷却液の交換
使用される操作モードに応じて、冷却液ポンプが適切に使用された場合の耐用年数は約
30,000 稼働時間です。定格耐用年数終了後、冷却液ポンプにエラーが発生する場合がありま
す。長時間の作業中断を避けるため、30,000 稼働時間後にポンプの交換を予定する必要が
あります。
り、記載されている機能が使用できなかったりすることがあります。特定の説明図が、使用して
いるデバイスの実際のコントロールと多少異なる場合もありますが、これらのコントロールは、
まったく同じように機能します。
注意!
許可されていない冷却液の使用による危険。
重大な物的損害が発生する可能性があります。
必ずメーカー純正の冷却液を使用してください。
▶
異なる冷却液を混合しないでください。
▶
冷却液を交換する時は、必ず冷却液をすべて取り替えてください。
▶
エタノールベースの冷却液から FCL 10 冷却液に切り替える場合は、交換キット FCL10
▶
を使用し、付属の説明書に従ってください。
19

装置での警告通知 冷却ユニットには安全記号と定格プレートが添付されています。定格プレートおよび安全シンボ
www.fronius.com
Ser.No.:
Part No.:
ルを、取り外したり塗りつぶしたりしてはなりません。このシンボルは、重大な傷害や損傷をもた
らすことがある装置の不適切な操作を警告します。
溶接は危険です。装置が適切に使用されていることを保証するには、以下の基
本要件を満たす必要があります。
- 溶接工は十分な資格を持っている必要があります
- 適切な保護装置を使用する必要があります
- 関係者以外は冷却ユニットおよび溶接プロセスから安全な距離だけ離れて
いる必要があります
以下の文書を十分に読んで理解するまで、ここに説明されている機能を使用し
ないでください。
- 本書
- システム部品に関するすべての文書、特に安全規則
使用済装置を通常の生活廃棄物と一緒に廃棄しないでください。これらは安全
規則に従って廃棄してください。
20

同梱物とオプション
同梱物
JA
OPT CU 冷却液フ
ィルタ
冷却液フィルタには CrNi スクリーンが備えられています。この機能はサイズ 100 マイクロメー
トル超のほこり粒子を冷却液から濾過することです。これにより粗いほこり粒子の冷却液回路
への流入を防ぎます。冷却液フィルタは冷却ユニットの冷却液返却溶接シームに取り付けられ
ます。
冷却液フィルタは冷却ユニットのオプションとして利用できます。
21

設置したセンサの機能
CU Flow-ThermoSensor の機能
Flow-Thermo-Sensor (冷却液温度監視および液流監視)は工場で冷却ユニットに取り付けら
れます。
冷却液温度監視
温度センサは溶接中の冷却液戻り温度を監視します。
動作方法:
- 冷却液の温度が 68 °C (154.4 °F)に達した場合
• 溶接電源が警告を出力します
• 溶接電流は中断されません
• 冷却ユニットは稼働したままです
- 冷却液の温度が 70 °C (158 °F)を超過した場合
• 溶接電源がエラーメッセージを出力します
• 温度センサは溶接電流を中断します
• 冷却ユニットは稼働したままです
- 冷却液温度が 65 °C (149 °F)未満に下がると温度センサは溶接電流をリストアします。
液流れ監視
液流センサは溶接中の冷却液の流れを監視します。
動作方法:
- 冷却液の流れが 1 ~ 0.7 l/min (0.26 - 0.18 gal./min [US])に低下したら
• 溶接電源が警告を出力します
• 溶接電流は中断されません
• 冷却ユニットは稼働したままです
CU Level-Sensor
の機能
- 冷却液の流れが 0.7 l/min (0.18 gal./min [US])未満に低下すると
• 溶接電源がエラーメッセージを出力します
• 液流監視は溶接電流を中断します
• 冷却ユニットはオフになります
Level-Sensor は工場で冷却ユニットに取り付けられ、冷却ユニット内の冷却液レベルを監視
します。
動作方法:
冷却液が最低レベル未満に低下すると
- 溶接電源が警告を出力します
- 溶接電流は中断されません
- 冷却ユニットは稼働したままです
22

接続および機械部品
23

24

接続および機械部品
www.fronius.com
Ser.No.:
Part No.:
(1)
(2)
(3)
(4)
(6)
(7)
(9) (10)
(5)
(8)
接続および機械部
品:CU 2000i Pro /
MC 主部品
(1) ブランキングカバー
(2) ブランキングカバー
JA
(3) 冷却液容器のねじぶた
(4) 操作および整備手順
(5) 冷却液表示ウィンドウ
(6) 冷却液返却接続(赤)
(7) 冷却液送液接続(青)
(8) 定格プレート
(9) 接続
CU 2000i Pro /MC 冷却部品へ接続
(10) 冷却ユニット/溶接トランス接続
溶接システムの設計により、CU 2000i Pro /MC 冷却部品または溶接トランスへ接続
25

接続および機械部
(1) (2) (3) (4) (6)
(7)
(5)
品:CU 2000i Pro /
MC 冷却部品
(1) ブランキングカバー
(2) ブランキングカバー
(3) 冷却液返却接続(赤)
(4) 冷却液送液接続(青)
(5) 接続ケーブル
CU 2000i Pro /MC 主部品へ接続
(6) 溶接トランス接続
溶接トランスを接続するには
(7) 冷却ユニット接続
CU 2000i Pro /MC 主部品へ接続
26

取り付けと起動
27

28

取り付けと起動の前
JA
安全性
設定に関する規定
警告!
誤操作または誤った作業による危険。
重篤な怪我や物的損害につながる可能性があります。
本書に説明されているすべての操作と機能は、トレーニングを受けた有資格者のみが実
▶
施および使用してください。
この文書をすべて読み、理解してください。
▶
システム部品のすべての操作手順(特に安全規則)を読み、理解してください。
▶
警告!
機械の落下または倒壊による危険。
重大な怪我や物的損害につながる可能性があります。
システム部品が安定するように、堅固な水平面に設置してください。
▶
警告!
感電の危険があります。
感電事故は命に関わる恐れがあります。
冷却ユニットが適切に断熱処理されていることを確認してください。
▶
必ず冷却ユニットのベースプレートと表面の間に伝導性接続が無いことを確認してくださ
▶
い。
冷却ユニットの取り付け前に、冷却ユニットのベースプレートと表面の間の導電性部品を
▶
すべて取り除きます。
装置には IP 23 保護テストが実施されます。これは次のことを意味します。
- 12.5 mm (0.49 in.)を超える直径の固体異物の溶込みに対する保護等級
- 垂直方向から最大 60° までの角度でのスプレー水に対する保護
冷却用空気
本装置は、冷却空気が側面パネルにあるスロットを自由に流れることができるように、セットア
ップする必要があります。装置周囲の全般クリアランスが必ず 0.5 m (1 ft 7.69 in.)あることを
確認してください。
注意!
外気取入量の不足によるリスク。
重大な物的損害が発生する可能性があります。
出入口は、部分的であっても絶対に覆ってはいけません。
▶
埃
グライド作業などからの金属製粉塵がファンによりシステムに吸い込まれないようにしてくださ
い。
屋外作業
IP23 保護等級に従って、本装置を屋外にセットアップし使用することができます。直接の水濡
れ(雨によるなど)を避けてください。
29

冷却液についての
情報
冷却ユニットは空の状態で配送されます。
冷却ユニットの取り付け時には、必ずフロニウス社のオリジナル冷却液(冷却液 FCL 10/20 ま
たはトーチ冷却液)を使用してください。他の冷却液は、導電性および材料互換性の観点から
推奨しません。
冷却液ポンプに関
する保証条項
適切な使用 本装置は Fronius システム部品と合わせた使用のみを意図しています。
冷却液ポンプはメーカー製のオリジナル冷却液とあわせてのみ使用される場合があります。冷
却液ポンプを乾いた状態で稼働しないでください(たとえ短時間でも)。冷却液ポンプを破壊しま
す。メーカーはこのような場合に生じた損傷については責任を負いません。
本装置は、その使用目的に限って使用してください。
この目的から外れた使用は、すべて不適切と見なされます。そのような誤使用によって発生し
たいかなる損傷や予期しない結果または正しくない結果について、当メーカーは責任がないも
のといたします。
適切な使用には以下も含まれます。
- これらの取扱説明書を熟読する
- これらの取扱説明書に説明されている指示および安全規則をすべて順守する
- 規定された点検および整備作業を実施する
本装置は産業および工場で使用することを目的としています。家庭環境での使用によって発生
するいかなる損傷についても、当メーカーは責任を負いません。
30

冷却ユニットおよび溶接トランスをシャーシ/アップライトコン
ソールに固定します
安全性
冷却ユニットおよび
溶接トランスをシャ
ーシに固定します
感電の危険。
感電事故は命に関わることがあります。
▶
▶
▶
冷却ユニットをシャーシに固定するためのねじはシャーシに同梱されています。
その他の必要なネジは冷却ユニットに同梱されています。
1 2
警告!
溶接電源のグリッドスイッチを「O」位置に回します。
溶接電源を主電源から外します。
すべての作業が完了するまで、溶接電源を主電源から確実に外したままにしてください。
注記
!
JA
3
31

冷却ユニットおよび
溶接トランスをアッ
プライトコンソール
に固定します
注記
!
冷却ユニットをアプリケーションコンソールに固定するためのねじはアップライトコンソールに同
梱されています。
その他の必要なネジは冷却ユニットに同梱されています。
1 2
3
32

冷却ユニットおよび
溶接トランスを 2 台
のアップライトコンソ
ールに固定します
注記
!
冷却ユニットをアプリケーションコンソールに固定するためのねじはアップライトコンソールに同
梱されています。
その他の必要なネジは冷却ユニットに同梱されています。
注記
!
冷却ユニットの主部品では、 OPT/i TPS 2. NT241 CU 1400i のある溶接トランスだけをねじ
で固定します。
1
JA
2
注記
!
2 台のアップライトコンソールが使用されている場合は、冷却ユニットの空気アウトレット開口部
が外側を向くように、溶接システムを常に配置します。
33

冷却液ホースを冷却ユニットに接続します
安全性
冷却液ホースの冷
却ユニットへの接続
警告!
感電の危険。
感電事故は命に関わることがあります。
溶接電源のグリッドスイッチを「O」位置に回します。
▶
溶接電源を主電源から外します。
▶
すべての作業が完了するまで、溶接電源を主電源から確実に外したままにしてください。
▶
注記
!
色のついた冷却液ホースを対応する冷却液の流れに接続し、冷却ユニットの溶接シームを返し
ます。
注記
!
下図で示す冷却液フィルタはオプションとして利用できます。
冷却液ホースをシャーシまたはアップライトコンソールに搭載された冷却ユニット/溶接システム
に接続します。
1
2
34

3
* = 連結ホース
冷却液ホースを 2 台のアップライトコンソールに搭載された冷却ユニット/溶接システムに接続
します。
4
JA
5
35

6
* = 連結ホース
36

冷却ユニットの充填と起動
JA
冷却ユニットの充填
警告!
感電の危険。
感電は致命的である場合があります。
以下に説明されている作業を始める前に:
溶接トランスのメインスイッチを「O」位置に回します。
▶
溶接トランスの接続を主電源から外します。
▶
すべての作業が完了するまで、溶接トランスを主電源から確実に外したままにしてくださ
▶
い。
注記
!
冷却液がデバイスに流入しないようにしてください。冷却液が冷却ユニットの外側にある場合、
即座に取り除きます。
1 2
3 4
37

5
冷却ユニットの起動
注記
!
冷却ユニットを起動する前に、まず適切な量の冷却液があり、その冷却液が清浄で汚染されて
いないことを確認してください。
注記
!
溶接中は、冷却液の適切な流れを定期的に確認してください。冷却液容器への冷却液の堅調
なリターンフローが確認できるはずです。
冷却ユニットは溶接トランスにより稼働し制御されています。溶接トランスの主スイッチが位置
「I」にあると、冷却ユニットは以下に示すように動作します。
- ファンは約 5 秒間動作します。
- 冷却液ポンプは約 3 分間動作します。約 3 分後に溶接が始まらない場合、冷却液ポンプ
とファンのスイッチが再度オフになります。
注記
!
ホースパックが長いと、デバイスの初めての起動後に、液面センサがエラーメッセージを発行す
る場合があります。この場合は、冷却液を継ぎ足してください。
操作モード
38
注記
!
個別操作モードは溶接トランスで選択されます。
オン
- 溶接トランスがオンになるとすぐに冷却液ポンプは動作を開始し、冷却液返却温度および
冷却液の流れに応じて電気的に制御されます。冷却液ポンプは少なくとも冷却液を 1.1 l/
min (0.29 gal./min [US]) で押し出します。
- ファンは全負荷で動作します。
- 冷却液ポンプおよびファンは、溶接トランスのスイッチがオフになるまでオンのままです。
オフ
- 溶接が開始しても動作しない。
自動
(工場設定)

- 冷却液ポンプおよびファンは、溶接が始まると動作を開始します。
- 溶接終了時に、冷却液ポンプおよびファンは 2 分間動作し続けます。
エコ
- 溶接が始まると冷却液ポンプは動作を開始し、冷却液返却温度および冷却液の流れに応
じて電気的に制御されます。冷却液ポンプは少なくとも冷却液を 1 l/min (0.26 gal./min
[US]) で押し出します。
- 主部品にあるファンは冷却液返却温度が 40 °C (104 °F) になると動作を開始し、冷却液
返却温度に応じて電気的に制御されます。
- 冷却部品にあるファンは全負荷で冷却液返却温度が 40 °C (104 °F) になると動作を開始
します。
- 溶接終了時に、主部品にある冷却液ポンプおよびファンは冷却液返却温度に応じて 2 分
間動作し続けます。冷却部品にあるファンは全負荷で動作し続けます。2 分間後に、ファン
および冷却液ポンプすべてがオフになります。
JA
操作モードの推奨ア
プリケーション
オン
高性能溶接用(冷却ユニットの最大冷却能)
エコ
エネルギー効率冷却用
- 冷却液ポンプの耐用年数が長い
- 冷却ユニット内のクーラー汚れが少ない
- ノイズ放出が少ない
- 電力消費の削減
39

40

システム部品の取り外し
41

42

システム部品の取り外し
JA
安全性
システム部品の取り
外し
警告!
感電の危険。
感電事故は命に関わることがあります。
溶接電源のグリッドスイッチを「O」位置に回します。
▶
溶接電源を主電源から外します。
▶
すべての作業が完了するまで、溶接電源を主電源から確実に外したままにしてください。
▶
注意!
高温の冷却液による危険。
重度の火傷を負う恐れがあります。
冷却液の温度が下がるのを待ってから、以下に記載の作業を行います。
▶
注記
!
以下の情報はすべてのシステム設計に考慮する必要があります(シャーシ上の溶接システム、
2 台のアップライトコンソール上の溶接システム)。
注意!
溶接トランス/冷却ユニットの下側接続ソケットの短絡による傷害および損傷のリスク。ほこりお
よび損傷により接続ソケットに短絡を引き起こす場合があります。溶接トランス/冷却ユニットの
取り外し後は、常にカバー(1)の蓋を閉じてください。
冷却液ホースの冷却ユニットからの取り外し
1
43

"click"
"click"
8
5
3
6
3
6
4
7
(1)
(1)
2
44

トラブルシューティング
45

46

トラブルシューティング
JA
安全
警告!
不適切な運搬作業による危険。
重大な怪我や物的損害につながる可能性があります。
以下に記載されている作業はすべて、必ずトレーニングを受けた有資格者が実行してくだ
▶
さい。
この文書をすべて読み、理解してください。
▶
システム部品のすべての操作手順(特に安全規則)を読み、理解してください。
▶
警告!
感電の危険があります。
感電事故は命に関わる恐れがあります。
溶接電源のグリッドスイッチを「O」位置に回します。
▶
溶接電源を主電源から外します。
▶
すべての作業が完了するまで、溶接電源を主電源から確実に外したままにしてください。
▶
装置を開いたら、適切な計測装置を使用して電荷を帯びた部品(コンデンサなど)が放電さ
▶
れていることを確認します。
警告!
不適切なアース配線による危険。
重大な怪我や物的損害につながる可能性があります。
ハウジングスクリューは、ハウジングのアース(接地)に適した接地導体接続を可能にしま
▶
す。信頼できる接地導体接続ができない他のネジを代用しないでください。
注意!
高温の冷却液による危険。
重度の火傷を負う恐れがあります。
冷却液の温度が下がるのを待ってから、以下に記載の作業を行います。
▶
注意!
冷却液漏れのリスク。
重大な物的損害が発生する可能性があります。
冷却液がデバイスに流入しないようにしてください。
▶
冷却液が冷却ユニットの外側に付着している場合は即座に取り除きます。
▶
トラブルシューティング装置のシリアル番号と設定をメモし、エラーの詳細な説明とともに当社のアフターサービスチー
ムにお問い合わせください。
- 以下に記載されていないエラーが発生した場合
- 一覧されているトラブルシューティング措置が不成功であった場合
47

冷却液の流れがないまたは不十分
原因:
対策:
冷却液レベルが低すぎる
冷却液をつぎたします
原因:
対策:
原因:
対策:
原因:
対策:
原因:
対策:
冷却能不足
原因:
対策:
原因:
対策:
原因:
対策:
冷却回路に狭窄または障害物がある
狭窄または障害物を取り除きます
冷却液の汚染
冷却液を交換します冷却液の取替ページの 53 を参照。
冷却液フィルタが冷却液リターンの接続時にずれた
水道水で冷却液フィルタを洗浄するか、フィルタ要素を交換します
冷却液ポンプの故障
アフターサービスにお問い合わせください
クーラー汚染
乾燥圧縮空気でクーラーをガスパージします
ファンの故障
アフターサービスにお問い合わせください
冷却液ポンプの故障
アフターサービスにお問い合わせください
動作ノイズレベルが高い
原因:
対策:
原因:
対策:
溶接トーチが高温になる
原因:
対策:
原因:
対策:
原因:
対策:
原因:
対策:
冷却液レベルが低すぎる
冷却液をつぎたします
冷却液ポンプの故障
アフターサービスにお問い合わせください
冷却ユニットの仕様が不適切
デューティーサイクルと負荷限度を観測
溶接トーチの仕様が不適切
デューティーサイクルと負荷限度を観測
冷却液流量が不足
冷却液レベルを確認します必要に応じて冷却液をつぎたします。
冷却液に汚染がないか確認します。必要に応じて、冷却液を交換します冷却液
の取替ページの 53 を参照。
不適切な冷却液の流れ - 冷却液ポンプのつまり
アフターサービスにお問い合わせください
48

点検、整備および廃棄
49

50

点検、整備および廃棄
JA
安全
警告!
不適切な運搬作業による危険。
以下に記載されている作業はすべて、必ずトレーニングを受けた有資格者が実行してください。
この文書をすべて読み、理解してください。
▶
システム部品のすべての操作手順(特に安全規則)を読み、理解してください。
▶
警告!
感電の危険があります。
感電事故は命に関わる恐れがあります。
溶接電源のグリッドスイッチを「O」位置に回します。
▶
溶接電源を主電源から外します。
▶
すべての作業が完了するまで、溶接電源を主電源から確実に外したままにしてください。
▶
装置を開いたら、適切な計測装置を使用して電荷を帯びた部品(コンデンサなど)が放電さ
▶
れていることを確認します。
警告!
不適切なアース配線による危険。
重大な怪我や物的損害につながる可能性があります。
ハウジングスクリューは、ハウジングのアース(接地)に適した接地導体接続を可能にしま
▶
す。信頼できる接地導体接続ができない他のネジを代用しないでください。
注意!
高温の冷却液による危険。
重度の火傷を負う恐れがあります。
冷却液の温度が下がるのを待ってから、以下に記載の作業を行います。
▶
注意!
冷却液漏れのリスク。
重大な物的損害が発生する可能性があります。
冷却液がデバイスに流入しないようにしてください。
▶
冷却液が冷却ユニットの外側に付着している場合は即座に取り除きます。
▶
概要 通常の使用条件では、本装置には最少の整備と点検が必要なだけです。ただし、長年にわた
って溶接システムを使用可能な状態に確実に維持するためには、いくつかの重要な点を順守
することが必須です。
51

冷却ユニットの手入
れおよび整備記号
(1) 冷却液の取替
(2) クーラーのガスパージング
(3) 取扱説明書を読む
関連のある整備間隔および整備作業の詳細
は以降のページで詳細に説明します。
整備間隔、整備作
業
毎回の起動時
注意!
冷却液を使わずに起動するリスク。
重大な物的損害が発生する可能性があります。
水冷却システム部品を冷却液なしで操作すると、システム部品の故障を引き起こします。
▶
このような操作によって発生するいかなる損傷に対しても、フロニウスは責任を負いませ
ん。さらに、すべての保証請求が無効になります。
- ホースパック、溶接トーチ、および接地接続すべてに損傷がないことを確認します
- 装置の周囲全体に 0.5 m(1 フィート 7.69 インチ)の空間があり、冷却用空気が自由に出
入りできることを確認します
- システム部品間のすべての接続がしっかりと締め付けられていることを確認します
- 溶接システムのすべての冷却液の接続がしっかりと締め付けられていることを確認します
- 冷却液容器における冷却液の流れを監視します
- 容器に戻る冷却液がない場合は、原因を特定して対策をとります
毎週
- 冷却液レベルを確認します。冷却液レベルが「最低」マーク以下になったら、冷却液をつぎ
足します
- 冷却液の純度を確認します。必要に応じて冷却液を交換します
注意!
52
当社認定の冷却液以外の冷却液を使用するリスク。
重大な物的損害が発生する可能性があります。
冷却ユニットの取り付け時には、必ずフロニウス社のオリジナル冷却液(冷却液 FCL
▶
10/20 またはトーチ冷却液)を使用してください。
他の冷却液は、導電性および材料互換性の観点から推奨しません。
▶
2 ヶ月毎
- 存在する場合:冷却液フィルタの汚れを確認し、必要に応じて洗浄します
6 ヶ月毎
- クーラーをガスパージします
エタノールベースの冷却液を使用した 3 シフト運転の場合は 6 ヶ月毎
- クーラーをガスパージします
- 冷却液を交換します

エタノールベースの冷却液を使用した単シフト運転の場合は 12 ヶ月毎
- エタノールベースの冷却液を交換します
FCL 10/20 冷却液を使用した 3 シフト運転の場合は 12 ヶ月毎
- 冷却液を交換します
FCL 10/20 冷却液を使用した単シフト運転の場合は 24 ヶ月毎
- 冷却液を交換します
JA
クーラーのガスパー
ジング
クーラーのガスパージング
注記
!
以下の図では、見やすさのため、冷却ユニットは溶接トランスがない状態で表示されています。
しかし、クーラーのガスパージング中、溶接トランスは冷却ユニットに接続したままにできます。
「手入れ、整備および廃棄」章の冒頭にある「安全性」セクションの手順に常に従ってください。
注記
!
電子部品の損傷リスク。エアノズルを電子部品に近づけ過ぎないでください。
装置の側面パネルを取り外しクーラーを清掃します。
1
大量の埃が蓄積されている場合は、装置の側面パネルを取り外し、装置の内側を乾燥し
2
た圧縮空気で清掃します。
冷却液の取替
主部品 冷却部品
冷却液を取替える方法
注意!
溶接電流とアークの偶発的な点火による傷害および損傷のリスク。作業開始前に、
溶接システムと加工対象物の間の接地接続を切断します
▶
ワイヤ電極を使用中の溶接トーチから取り外します
▶
システムに応じて、ワイヤスプールまたはバスケット型スプールを溶接電源またはワイヤ
▶
送給装置から取り外します
53

注記
!
冷却液は下水に廃棄しないでください。適用可能な国および地域の規定を順守して、冷却液を
廃棄してください。
注記
!
冷却ユニットの充填時には Fronius 社のオリジナル冷却液 だけを使用します。
1
2
注記
!
冷却液ポンプ溶接シームから取り外したらす
ぐに、冷却液ホースを密封します。これによ
り、装置内に入る冷却液の量を可能な限り少
量に抑えられます。冷却液が装置内に入る、
または外部に散布された場合は直ちに取り除
きます。
3
4
54

5 6
7 8
JA
9
ホース接続すべてが適切に設置され漏れがないことを確認します。
10
装置の内側または外側に冷却液がないことを確認します。
11
55

12
廃棄 適用可能な国および地域の規定を順守して、廃棄してください。
56

技術データ
57

58

技術データ
概要 冷却ユニットの冷却能は以下に依存します
- 周囲温度
- 供給ヘッド
- 流量 Q (l/min) - 流量 Q は連結ホースの長さおよびホースの直径によります。
JA
CU 2000i Pro /MC
電源電圧 24 V DC
消費電流 最大 6.5 A
以下の場合の冷却能
Q = 1 l/min + 25 °C (77 °F)
Q = 1 l/min + 40 °C (104 °F)
Q = max. + 25 °C (77 °F)
Q = max. + 40 °C (104 °F)
5 bar (72.52 psi) ポンプ圧力での最大供給
ヘッド
最大供給量 3 l/min
4750 rpm、自動操作モードでの最大ポンプ
圧力
6500 rpm、エコおよびオン操作モードでの
最大ポンプ圧力
ポンプ シールなし遠心ポンプ
ポンプ耐用期限 30,000 時間まで
冷却液容量 6 l
147 ft. 7.65 in. まで
0.79 gal./min [US]
2000 W
1500 W
3200 W
2400 W
45 m
4 bar
58.02 psi
5 bar
72.52 psi
1.59 gal. [US]
保護等級 IP 23
主部品の寸法(l/w/h) 710/300/230 mm
27.95/11.81/9.06 in.
冷却部品の寸法(l/w/h) 660/300/230 mm
25.98/11.81/9.06 in.
重量(冷却液を除く) 23 kg
50.71 lb.
流量監視
(センサー)
冷却液温度監視 68 °C (154.4 °F)超で警告、
液面センサ 警告またはエラーメッセージ
適合性マーク CE、CSA
1 ~ 0.7 l/min (0.26 - 0.18 gal./min [US])
で警告、
0.7 l/min (0.18 gal./min [US])
未満でエラーメッセージ
70 °C (158 °F)超でエラー メッセージ
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