
Dell™ Remote Console Switch
ソフトウェア・ユーザー・ガイド

注 記
注: 「注」 は、コンピューターをより良く使用するために役 立 つ重要な
情報を意 味します。
サード・ パーティ・ソフトウェア。ユーザーは、Dellのサプライヤの許可 を得 て取 得 し
た付属 マニュアルなどの印 刷 物 や電子媒体( 「サード・パーティ・ソフトウェア」) に
示 すとおり、ソフトウェア製品 にDellのサプライヤの著作 物 であるソフトウェアを含 ん
でいたり、備 えている場 合 があることを認 めるものとします。かかるサード・パーティ・
ソフトウェアを使用 する場 合 は、ソフトウェア製 品 のインストール・ディレクトリにある
「サード・パーティ・ライセンスReadMe」ファイルかそれに類 するファイルに記載のマ
ニュアルまたは媒 体 に定 める適用される制限事 項 などの条件 に従うものとします。
オープン・ソース・ソフトウェアはいずれも利 便 性 を期 待 して配布されますが、現状
のまま提供 され、明示または黙 示 を問 わず、いかなる保証 もいたしません。この保
証 には、商 品 適 格 性 や特 定 目 的 への適 合 性 の黙示的保証を含みますが、これ
らに限定 されるものではありません。事由の如何 を問 わず、損 害 発 生 原 因 の如
何 を問わず、かつ、 責 任 の根拠が契約 であるか厳 格 責 任 であるか( 過 失その
他 ) 不法行為 であるかを問わず、Dell、著 作 権保 持者 、協 賛 者 は、損 害が生 じ
る可能性について報告 を受 けていたとしても、本 ソフトウェアの使用から生じた直
接 的 、間接的、偶 発的 、特 別 的 、 懲 罰 的 または結果的損害のいずれに対 して
も一 切 責 任 を負 いません( 代 替 品 または サービスの提供、使 用 機会 、データま
たは利益の損 失 の補償、または、業 務 の中 断 に対する補 償 を含 む) 。
Dell Inc. の書面 による許可 のない複 写 は、いかなる形 態 においても厳重に禁 じら
れています。
本 書 で使 用 されている商 標 :Dell、DELL ロゴおよびOpenManage は、Dell Inc.の
商 標 です。Intel Pentiumは、Intel Corporationの米国およびその他の国における登
録 商 標 です。Microsoft、Windows、およびWindows Vista は、米 国 および/ または
その他の国 におけるMicrosoft Corporationの商 標 、登 録 商 標 のいずれかで
す。Avocent は、米 国 およびその他の国におけるAvocent Corporationまたは系列
会 社 の登録 商 標です。Red Hat およびRed Hat Enterprise Linux は、米 国 および
その他の国 におけるRed Hat, Inc. の登録商標です。SUSE は、Novell, Inc.の米
国 およびその他の国における登録商標です。VMware はVMware, Inc.の米国 お
よび/またはその他の国 の管轄における登録 商標 または登 録 商 標 ( マーク) で
す。商 標 および名 称 の所有者またはその製品を参照するため、その他 の商標 お
よび商号 が本 書 で使 用 されていることがあります。これらの商標 や商号は、一
切 Dell Inc. に所 属 するものではありません。
590-10 22-510 C
Remote Console Switch
2012年 7月

Dell Remote Console
Switchソフトウェア・ユー
ザー・ガイド
オンライン・ヘルプの使 い方
このガイド を使 用 してRemote Console Switchについての情 報
を見つけるには:
• 目 次 タブをクリックして、 目 次を参照 します。
• 検 索 タブをクリックして、 テキスト全 文検索 を実 行 します。
お客様 サポート
• 電 話 番 号:1-888-793-8763または00353-61-715-292( イン
ターナショナル)
• Webサイト :http://www.dell.com/support
• ダウンロード:http://www.dell.com
この文 書 の内容 は予 告 なく変 更 されることがあります。
c 2012 Dell Inc.All rights reserved.
サード・ パーティ・ソフトウェア。ユーザーは、Dellのサプライヤの許可 を得 て取
得 した付 属 マニュアルなどの印刷物 や電子 媒 体 ( 「 サード・パーティ・ソフトウェ
ア」) に示 すとおり、ソフトウェア製 品 にDellのサプライヤの著作 物 であるソフト
ウェアを含んでいたり、備 えている場合があることを認めるものとします。かかる
サード・ パーティ・ソフトウェアを使用 する場合は、ソフトウェア製品 のインストー
ル・ディレクトリにある「サード・パーティ・ライセンスReadMe」ファイルかそれに類
するファイルに記 載 のマニュアルまたは媒 体 に定 める適用される制限事 項 など
の条件 に従うものとします。
オープン・ソース・ソフトウェアはいずれも利 便 性 を期 待 して配布されますが、
現 状 のまま提供され、明示または黙 示 を問 わず、いかなる保証 もいたしませ
ん。この保証 には、商品適格性 や特定 目 的 への適合 性の黙 示 的 保 証 を
含 みますが、これらに限定されるものではありません。事 由 の如何 を問わず、
損 害 発 生 原 因 の如何を問わず、かつ、 責 任 の根拠が契 約 であるか厳格
責 任 であるか( 過 失 その他) 不 法 行 為 であるかを問わず、Dell、著作 権 保

持 者 、協賛者は、損 害 が生じる可能 性 について報 告 を受 けていたとしても、 本 ソ
フトウェアの使用から生じた直接的 、間接的、偶 発 的、 特 別 的 、 懲 罰 的 または
結 果 的 損 害 のいずれに対しても一 切 責 任 を負 いません( 代 替 品 または サービス
の提供 、 使 用 機 会 、 データまたは利益 の損失 の補 償 、または、業務の中断 に対
する補償 を含む) 。
Dell Inc. の書面 による許可 のない複 写 は、いかなる形 態 においても厳重に禁 じら
れています。
本 書 で使 用 されている商 標 :Dell、DELL ロゴおよびOpenManage は、Dell Inc.の
商 標 です。Intel Pentiumは、Intel Corporationの米国およびその他の国における登
録 商 標 です。Microsoft、Windows、およびWindows Vista は、米 国 および/ または
その他の国 におけるMicrosoft Corporationの商 標 、登 録 商 標 のいずれかで
す。Avocent は、米 国 およびその他の国におけるAvocent Corporationまたは系列
会 社 の登録 商 標です。Red Hat およびRed Hat Enterprise Linux は、米 国 および
その他の国 におけるRed Hat, Inc. の登録商標です。SUSE は、Novell, Inc.の米
国 およびその他の国における登録商標です。VMware は、VMware, Incの登録
商 標 または商標 ( 「マーク」) です。 登 録 商 標 ( マーク) です。商標および名称 の
所 有 者 またはその製 品 を参 照 するため、その他の商標および商号 が本 書 で使
用 されていることがあります。これらの商標や商 号 は、一 切 Dell Inc. に所属 するも
のではありません。
© 2012 Dell Inc.59E-1022-510C

目次
注記 2
Dell Remote Console Switchソフトウェア・ユーザー・ガ
イド 3
オンライン・ヘルプの使い方 3
お客様 サポート 3
製 品 概 要 7
特長とメリット 7
強力なカスタマイズ機能 8
Remote Console Switchの広範 囲な管理機能 8
認証および承認 9
システム・コンポーネント 9
RCS Explorerウィンド ウ 9
ビデオ・ ビューア 10
Avocent® 製品 との相互 運用性 10
操作機 能 11
ターゲット・デバイスの名前付け 11
ターゲット・デバイス名の表示 11
分類機 能 12
IPv4およびIPv6のネットワーク・アドレス機能 12
設 置 15
ソフトウェアに同梱されているアイテム 15
サポートされているオペレーティング・ システム 15
ハードウェア・コンフィギュレーション要件 16
サポートされているブラウザ 17
目 次 xxx | xxx3

JREの要件 17
ソフトウェアのインストール 17
ソフトウェアのアンインストール 18
ソフトウェアの起動 19
スイッチとターゲット・デバイスの構成 20
Webインターフェイスのインストールとセットアップ 22
基 本 のソフトウェア操作 25
Explorerでのシステムの表示 25
ウィンドウ表示 のカスタマイズ 27
Remote Console Switch( DellまたはAvocent) の追加 28
Remote Console Switchのアクセス 37
VNCまたはRDPビューアの起動 39
サーバーとスイッチのプロパティの変更 40
一般プロパティ 40
サーバーのネットワーク・プロパティ 42
スイッチのネット ワーク・プロパティ 43
情報プロパティ 44
サーバーの接続プロパティ 45
VNCプロパティ 45
RDPプロパティ 47
ブラウザ・ウィンドウを介したサーバーへのアクセス 48
目 次 xxx | xxx4
サーバーとスイッチのオプションの変更 49
一般オプション 49
デフォルト・ ブラウザ 50
DirectDrawサポートの変更( Windows OSのみ) 50
HTTP/HTTPSオプション 51
VNCオプション 51

RDPオプション 52
使用システムの編成 53
カスタム・フィールド 名の変更 54
フォルダの作成 55
ユニットのサイト、 ロケーション、またはフォルダへの割当 56
削除および名前 の変更 57
Explorerウィンドウのカスタマイズ 59
スタートアップ時の指定 表 示の変更 59
デフォルト・ ブラウザの変更 60
ローカル・データベースの管理 60
データベースの保存 60
データベースの読み込 み 61
データベースのエクスポート 62
ビューアの使用 法 65
RCSソフトウェアからのサーバーへのアクセス 65
閲覧中 のサーバーとのインターラクション 67
ビューア・ウィンドウの機能 68
ビューアの調整 70
ビューアの解像度の調整 73
ビデオ画 質 の調整 74
リモート・ビデオ・セッションの変色 抑 制 77
画面の背景 色表示の改善 78
マウス・スケーリングの設定 79
マウスの軌跡の最小 化 79
マウスの性能の改善 80
マウス・カーソルのちらつきの抑制 80
スキャン・モードを使用 した複数サーバーの表示 81
サーバーのスキャン 81
サムネール・ビューのステータス表示 84
サムネール・ビューアの操作 84
マクロを使用したキーストロークのサーバーへの送信 85
Session Options - Generalタブ 87
スクリーン・キャプチャー 89
目 次 xxx | xxx5

セッション共有 オプション 89
自動共 有 90
エクスクルーシブ・モード 92
ステルス接続 94
プリエンプト・モード 96
バーチャル・メディア 98
共有およびプリエンプト操作 100
バーチャル・メディアの起動 101
バーチャル・メディア・ド ライブのマッピング 101
バーチャル・メディアの接続ステータス 103
バーチャル・メディア・セッション 104
付 録 A:RCSソフトウェアの更 新 109
付 録 B:キーボード とマウス 111
付 録 C:TCPポート 115
付 録 D:テクニカル・サポート 117
目 次 xxx | xxx6

1
製品 概 要
Dell™ Remote Console Switch( RCS)ソフトウェアは、異 なるプラット フォーム間で
作 動 する管理アプリケーションで、スイッチおよび接続されているすべてのサー
バーの表 示 および制 御 を行 うことができます。異なるプラットフォーム間で作動 す
る設計により、広 く使用 されているほとんどのオペレーティング・システムとハード
ウェアのプラット フォームとの互換性 が確実になります。RCSソフトウェアでは、ス
イッチ・ベース認証、データ転送およびユーザー名/ パスワードの保管 が安全に
実 施 できます。各スイッチで認 証 とアクセス・コントロールが個別に取り扱われ、
システム制御の分 散 が効果的 に行 われます。
RCSソフトウェアでは、直観 的 な分 割 画面 インターフェイス形 式 のExplorer型ナ
ビゲーション方 式 が使用されており、システム全体 に対 して単 一 ポイントからアク
セスできる操作 性が追 加 されています。ユーザーはここから、システム・サーバーに
対 して、既存 のスイッチの管 理 、 新 規スイッチのインストール、 ビデオ・セッションの
起 動 な どを行うことができます。またサーバー、サイト、フォルダ別などの組み込み
のグループ分けにより、表 示するユニットの選択が容 易 にできます。強 力な検
索 ・分 類機 能 により、いずれのユニット の検索も簡 素 化します。
特 長 とメリット
RCSソフトウェアは、簡単 にインストールと操作 ができるよう設 計 されています。管
理 下 にあるスイッチを自動 検 出する機能 により、新しいユニット を数 分 でインス
トールすることができます。ウィザードベースのインスト ールとオンラインのヘルプによ
り、システムの初期設 定 が簡単に実施 できるようになっています。直感 的 なグラ
フィックを利用 したインターフェイスの導 入 により、スイッチの管 理と更 新 は非 常に
簡 単 で分 かりやすくなっています。
製品概 要xxx | xxx7

強力なカスタマイズ機能
RCSソフトウェアを調整 して、システムの特定のニーズに合 わせることができます。
デフォルトのグループを活 用 することも、またユーザー独 自 のグループを作成 するこ
ともできます。ユニット やフィールド の名前 、およびアイコンをカスタマイズして、 ユー
ザーがより使いやすいように設 定 を変 更 できます。例 えば、システム・ユニットは、
ユーザーが識別 しやすい名称を使用 すれば短時間 で容 易 に検索できます。
Remote Console Switchの広範囲な管 理 機 能
RCSソフトウェアを使用 すると、 一 つのシステム内に複数のスイッチを追 加 し、管
理 することができるようになります。新 しいスイッチをインストールすると、スイッチ・
パラメーターの構成 、 ユーザー・ビデオ・セッションの制御 、 プリエンプトができるよう
になります。さらにスイッチの再起動 やアップグレードなどのコントロール機能 も実
行 できます。RCSソフトウェアは、Dell OpenManager™ IT Assistant Event Viewer
に対応するように設計 されているので、システム管 理者 はシステム・イベントの各
レポートを統 合 することができます。簡 易 ネットワーク管理 プロトコル(SNMP) ト
ラップの有 効化 、 ターゲット ・デバイスの構 成 、 ユーザー・データベースの管 理が実
行 できます。
このソフトウェアを使 用 し て、以 下 のDellスイッチを管 理 することができます。
• 4322DS
• 2162DS
• 1082DS
• 2161DS
• 2321DS
• 4161DS
• 2161DS-2
• 1081AD
• 2161AD
注: Dell 1081ADと2161ADスイッチについては、 RCSを介して追加/管理 するスイッチ
用にDellリモートアクセスキー( RAK) が必要です。
8xxx | 製品概 要xxx

認証および承認
RCSソフトウェアを使用 すると、 複 数のRemote Console Switchのアクセス権を、
それぞれのRemote Console Switchで個別 に管 理 するのではなく、単 一 のイン
ターフェイスで管理 できます。セキュリティと効 率 性を向上させるため
に、Lightweight Directory Access Protocol( LDAP) 機能 ではネットワーク全 体 の
単 一 認 証ソースからアクセス権を取得するため、個々 のRemote Console Switch
でアクセス権を更新する必 要 がありません。
Remote Console Switchでは、標 準のActive DirectoryスキーマまたはDell拡 張
スキーマを使用して認証 を行 い、すべてのDellハードウェアとの互 換 性 を最大限
に保つことができます。
注: Dell 1081ADおよび2161ADスイッチはLDAPをサポートし ません。
システム・コンポーネント
本 ソフトウェアの主 要 コンポーネントは、以 下 のとおりです。
RCS Explorerウィンド ウ
RCS Explorerウィンドウは、ソフトウェア機能 にアクセスする際の主要な制 御 を行
うウィンドウです。ローカル・データベースで定義 されているスイッチやターゲット ・デ
バイスは、Explorerウィンドウから参 照 できます。ユニットの一 覧 は、 既 定 の分類
カテゴリー( アプライアンス、デバイスなど)により異なる方法 で表示 できます。また
新 たな名称 でフォルダを追加 することによりカテゴリーをカスタマイズすることもでき
ます。ユニット にカスタム・フィールドを指定 して他 のカテゴリーを使 用 することもでき
ます。
Explorerのデバイス・リストでは、ターゲット ・デバイス・リストからデバイスを選んで、
このデバイスとのKVMセッションを起動 することができます。キーボード / ビデオ/
マウス( KVM)セッションを起動 すると、ビデオ・ビューアが開 きます。Explorerのアプ
ライアンス・リストでは、構 成したいスイッチを選 択 できます。
製品概 要xxx | xxx9

ビデオ・ビューア
ユーザーはこのビデオ・ビューアからターゲット ・デバイスへのアクセスや管 理 を行 い
ます。事 前に定義されたマクロの中から、ビデオ・ビューアのマクロ・メニューに表示
するマクロ・グループを選 択 できます。Remote Console Switchでは、ビデオ・ビュー
アを開いてターゲット・デバイスに接続 できます。詳 細については、 「ビューアの使
用 法 」 (ページ 65) を参照 してください。
また、ビデオ・ビューアからはバーチャル・メディア・ウィンドウにもアクセスできます。
バーチャル・メディア・ウィンドウでは、物 理ド ライブ( ディスク、CD-ROM、DVDROMのデータ・ド ライブなど)をターゲット ・デバイスにマッピングできます。これによっ
て、メディア・デバイスが直接ターゲット ・デバイスに接続 されていない場合 でもデ
バイスを使用 できるようになります。バーチャル・メディア・ウィンドウに関する詳細
については、「ビューアの使用法 」 (ページ 65) を参照 してください。
Avocent® 製品との相互運用性
RCSソフトウェアを使用 して一 部 のアボセント製 スイッチにアクセスできます。ま
た、これらのアボセント製 スイッチを管理 できるので、システムの管 理での柔軟 性
を高めることもできます。
さらに、RCSソフトウェアはAvocent IQモジュールもサポートしているため、 より多く
のサーバー・タイプをアクセス、管理 できます。Avocent IQモジュールのサポートが
追 加 されたことにより、次 の接続 がサポートされるようになりました。
• PS/2モジュール(Dell/Avocentモジュール経由)
• バーチャル・メディアおよびスマート・カード/ Common Access Card
( CAC) バージョンなどのUSBモジュール(Dell/Avocentモジュール経 由 )
• VT100シリアル・モジュール(Avocentモジュール経 由)
• Trueシリアル・モジュール(Dell/Avocentモジュール経由 )
• Sunモジュール(Avocentモジュール経 由)
• PS2Mモジュール(Avocentモジュール経 由)
注: Dell SIPモジュールは、直接接続されているアボセント製スイッチでサポートされ
ています。
注: Dell 1081ADおよび2161ADスイッチはTrueシリアル・モジュールをサポートしません。
10xxx | 製品概要 xxx

操 作 機 能
RCSソフトウェア機 能 には、ターゲット・デバイスの名前付 け、ターゲット ・デバイス
名 の表 示 、並 び替 え、 およびIPv4とIPv6ネットワーク・アドレス機能 が含まれま
す。「キーボードとマウス」 (ページ 111) にExplorerの操 作で使 用 するショートカッ
トが一覧 されています。他 のコンポーネントも、 マウス操作 に加 えてキーボードの
フル操 作に対応しています。
ターゲット・デバイスの名 前 付 け
このソフトウェアでは、各スイッチとターゲット ・デバイスで固 有 の名前が必 要 となっ
ています。データベース内の既存の名 前 と競合する名 称 に対 しては、ソフトウェ
アは次の手 順 で固 有の名 前 を生 成 し、 ユーザーの介 入を最小 限 に抑 えます。
バックグラウンド処 理( 名 前や接 続 の追加・変 更などの自 動 処 理) 中 に競合す
る名前が検 出 された場合 、 競 合する名称 は自 動 的に固有名 に変 更 されま
す。これは、ティルデ (~) の後に任 意 の数字 を加 えることで行 われます。数字
は、ティルデを追加しただけでは名前を固有 化 できない場合 に追 加 されます。
この場 合、数 字 は1の値から始 まり、名前 が固有のものになるまで増 分 されま
す。
操 作 中 に固有ではない名 前 を指 定 すると、固 有名 を指 定 するよう求めるメッ
セージが該 当 のユーザーに表示 されます。
ターゲット・デバイス名の表示
スイッチが追 加されると、 このスイッチから取得 したターゲット ・デバイス名はソフト
ウェアのデータベースに保存 されます。この後、ユーザーはExplorerでターゲット・デ
バイス名 を変 更 できます。新しい名はデータベースに保存 され、様 々 なコンポー
ネント画 面 で使用 されます。ターゲット・デバイスの新しい名 は、スイッチには送
信 されません。
このソフトウェアは分 散 処 理型 の管理システムとなっているため、スイッチ上 の
ターゲット ・デバイスに割り当 てられた名 前 は、ソフトウェアのデータベースを更 新
する必要 な しにいつでも変更できます。管 理下 のターゲット ・デバイスのリストは、
ユーザーごとにカスタマイズして表 示することができます。
製品概 要xxx | xxx11

単 一 のターゲット・デバイスに対して複 数の名 前 を関 連 付けるため( スイッチ上 で
はある名称 、 ソフトウェア内 で別 の名称、のように)、ソフトウェアでは以下の規
則 に従ってどの名前 を用 いるかが判 断されます。
• Explorerは、自 己のデータベース内のターゲット・デバイスのみを、この
データベース内 にある名前で一 覧 表示 します。すなわち、ターゲット ・デ
バイスの情報 を得 るためにExplorerがスイッチにクエリを送ることはありま
せん。
• 再 同 期 化ウィザードは、スイッチのターゲット ・デバイス名 がデフォルト 名
から変更 された場 合 にのみ、ローカルで指定したターゲット・デバイス名
を上書 きします。再 同 期化 中 にスイッチから読 み込 まれたターゲット ・デ
バイスの非デフォルト名 は、ローカルで指 定 した名 前 に優 先 します。
分類機能
ソフトウェア・コンポーネントの一部の表 示 形 態では、各アイテムに関 する情報が
複 数 のコラムに示 されるアイテムのリスト が表 示 されます。コラム・ヘッダーに矢 印
がついている場合 、 このリストを表示 する際は、 コラムを昇順 または降順に分類
して表 示できます。
コラム・ヘッダーごとに表示を分類 するには、コラム・ヘッダーの矢 印をクリックしま
す。リスト内のアイテムはこのコラムに従 って分類 されます。上 向き矢印 は、リスト
がこのコラム・ヘッダーで昇順 に配列されていることを示します。下 向 き矢印は、リ
ストがこのコラム・ヘッダーで降順に配列 されていることを示 し ます。
IPv4およびIPv6のネットワーク・アドレス機能
RCSソフトウェアは、現在 サポートされているインターネット・プロトコル・バージョン
であるIPv4( デフォルト) またはIPv6のいずれか、またはIPv4モード とIPv6モードの
両 方 を同 時 に使用するシステムにも対 応 しています。
注: Dell 1081ADおよび2161ADスイッチは、IPv4とIPv6モード の同時使用には対応 して
いません。
IPv4モードの接続は、ステートフル( 設 定とIPアドレスをサーバーから取得する) あ
るいはステートレス(スイッチは通常 、IPアドレスとルーター・アド レスをルーターから
動 的 に取 得 する)の自 動 設 定のいずれかです。IPv4モード の場合 、スイッチの
12xxx | 製品概要 xxx

ファームウェア・アップグレードと緊急 起 動ファームウェア・アップグレードは、TFTP
サーバーとFTPサーバーの両 方 でサポートされます。
IPv6モードはステートレスの自動 設 定接 続 です。IPv6モード の場合、スイッチの
ファームウェア・アップグレードはFTPモードのみで対応 しており、緊 急 起動ファー
ムウェアのフラッシュ・ダウンロード は実 行 できません。フラッシュ・ダウンロードを行う
には、TFTPサーバーを介して一 時的 にIPv4ネット ワークに接続 する必要 があり
ます。
注: Dell 1081ADおよび2161ADスイッチでは、IPv6モードはステートフル接続 です。
製品概 要xxx | xxx13

14xxx | 製品概要 xxx

2
設置
RCSソフトウェアをクライアント・コンピューターにインストールする前に、必 要 なアイ
テムがすべて揃っていること、およびターゲット ・デバイスとRCSクライアント・コン
ピューターで作動 しているオペレーティング・システム、ブラウザ、Java Runtime
Environmentがサポート対 象のものであることを確 認 してください。
ソフト ウェアに同 梱 されているアイテム
このソフトウェアは、アプライアンスのRemote Console SwitchソフトウェアCDに収
録 されています。ユーザー用 のマニュアルは、Remote Consoleソフトウェア
のExplorerウィンドウのヘルプ・メニューから、オプションとしてアクセスできます。
サポート されているオペレーティング・システム
RCSを稼動 しているクライアント・コンピューターでは、次のいずれかのオペレーティ
ング・システム・バージョンを使 用 している必要があります。
• Microsoft® Windows® 2003 Server、Service Pack 3 Web、Standard、
およびEnterprise
• Microsoft Windows Server® 2008 Web、Standard、およびEnterprise
• Microsoft Windows XP Professional( Service Pack 3)
• Microsoft Windows Vista™ Business( Service Pack 1)
• Microsoft Windows 2000 Professional、Service Pack 4
• Microsoft Windows 7 Home PremiumおよびProfessional
• Red Hat® Enterprise Linux® 4.0および5.0 WS、ES、およびAS
設置xxx | xxx15

• SUSE® Linux Enterprise Server 10およびServer 11
• Ubuntu 8 ServerおよびWorkstation
ターゲット ・デバイスでは次のいずれかのオペレーティング・システムを稼動 している
必 要 があります。
• Microsoft Windows 2000 Server( 32-bit) およびAdvanced Server
• Microsoft Windows XP ProfessionalおよびStandard(Service Pack 3)
• Microsoft Windows Server 2003 Web、Standard、およびEnterprise
• Microsoft Windows Server 2008 Web、Standard、およびEnterprise
• Microsoft Windows Vista Standard、Business(Service Pack 1) 、 およ
びEnterprise
• Microsoft Windows 7 Home PremiumおよびProfessional
• Netware 6.5( 32ビット )
• Red Hat Enterprise Linux 4.0および5.0( WS、ES、およびAS)
• Solaris Sparc 10( 64ビット )
• SUSE Linux Enterprise Server 10およびServer 11
• Ubuntu 8 ServerおよびWorkstation
• VMWare® ESX 3およびESX 4( 32-bit)
ハードウェア・コンフィギュレーション要 件
本 ソフトウェアのシステム・ハードウェア構成 の最小 要 件は以下 のとおりです:
• 500 MHz Intel® Pentium® III
• RAM 256 MB以 上
• 10または100BaseT NIC(100推 奨 )
• グラフィック・アクセラレーター付 きXGA Video
• デスクトップ解 像 度 が少なくとも800 x 600であること
16xxx | 設置xxx

• カラーパレットが少 なくとも65,536色( 16ビット ) であること
サポート されているブラウザ
Webインターフェイスへのアクセスに使用 するコンピューター、およびこのソフトウェア
を実行 するクライアント・コンピューターには、次 のいずれかのブラウザがインストー
ルされている必要があります。
• Microsoft Internet Explorer バージョン 6.x SP1以 降
• Firefox バージョン2.0以降
JREの要 件
このソフトウェアを実 行 し ているクライアント・コンピューターを使 用 してターゲット ・
デバイスにアクセスするコンピューターには、Java Runtime Environment (JRE)
の1.6.0_11以降 のバージョンがインストールされている必 要 があります。スイッチ
は、該 当のコンピューターにJavaがインストールされているかどうかの検出を試みま
す。Javaがインスト ールされていない場 合 は、http:// www.java.comからインストー
ルして、 JNLPファイルをJava WebStartに関連 付ける必 要 があります。
ソフト ウェアのインスト ール
このソフトウェアは、Microsoft WindowsおよびLinuxのオペレーティング・システムに
インストールできます。対 象 システムにRCSソフトウェアをインストールするには、次
の手順 に従 います。
Microsoft Windowsシステムにインストールするには:
1 CD-ROMドライブにRCSソフトウェアのCD-ROMを挿入します。
2 次 のコマンドを実 行 し、 プログラムのインスト ールを開始します(「drive」を使
用 のCD-ROMドライブ名 の文 字 に置 き換 えてください) :
drive:\WIN32\SETUP.EXE.
3 画 面 上 の手順 に従ってください。
Linuxシステムにインストールするには:
設置xxx | xxx17

1 CD-ROMドライブにRCSソフトウェアのCD-ROMを挿入します。
2 AutoMountがサポートされていて有効 になっている場合 は、手 順3に進みま
す。
-または-
システムがAutoMountをサポートしていない場 合 は、
次 のコマンドを実 行 し、 CD-ROMの内 容 をマウントします:
mount -t iso9660 -ro mode=0555 <device> <mount point>
「device」を使 用 マシンのCD-ROM名に置き換 え、「mount point」を希
望 するマウント・ポイント名 に置 き換 えます。例 えば、/mnt上 の第2 IDE
装 置 であるCD-ROMにマウントする場合 、 次 のコマンドを実行 します:
mount -t iso9660 -ro mode=0555 /dev/hdb /mnt
3 コマンド ・ラインで、作 業ディレクトリをマウント・ポイントに変 更 するための次
のコマンドを実行 します:
cd /mnt
4 次 のコマンドを実 行 し、 プログラムのインスト ールを開始します:
sh ./linux/setup.bin
5 画 面 上 の手順 に従ってください。
ソフト ウェアのアンインスト ール
Microsoft Windowsオペレーティング・システムで、このソフトウェアをアンインストー
ルするには、コントロール パネルから以下 の手順で行 います:
1 コントロール パネルを開 き、 プログラムの追加 と削除を選択 します。現 在イン
ストールされているプログラムの一 覧が表示 されます。
2 RCSを選択 します。
3 変 更 と削除 ボタンをクリックします。アンインストール・ウィザード が開きます。
4 アンインストールボタンをクリックし、 画 面上 の手順 に従います。
Microsoft Windowsオペレーティング・システムで、コマンド・ウィンドウからこのソフト
ウェアをアンインストールするには、以下 の手順 で行います:
18xxx | 設置xxx

1 コマンド ・ウィンドウを開 き、RCSのインストール時に使用 したインストール・
ディレクトリを指定 します。Windows 32ビット ・オペレーティング・システムでの
デフォルト・パスは、プログラム・ファイル・ディレクトリです。
2 UninstallerDataサブディレクトリを指定し、 次 のコマンドを(クォーテーション・
マークも含 めて)入 力 し ます:
“Uninstall Dell Remote Console Software.exe”
アンインストール・ウィザードが開きます。画 面 上の手順 に従 ってください。
Linux稼動 のシステムでこのソフトウェアをアンインストールするには、以下 の手順
で行 います:
1 コマンド ・ウィンドウを開 き、RCSのインストール時に使用 したインストール・
ディレクトリを指定 します。Linuxシステムでのデフォルト・パスは /usr/lib です。
2 UninstallerDataサブディレクトリを指定し、 次 のコマンドを入力 します:
% sh ./Uninstall_Dell_Remote_Console_Software
アンインストール・ウィザードが開きます。画 面 上の手順 に従 ってくださ
い。
ソフト ウェアの起 動
Microsoft Windowsシステムでソフトウェアを起動 するには:
スタート → プログラム → Dell RCS softwareを順 に選 択 します。RCSソフトウェア
が起動 します。
LinuxでRCSソフトウェアを起動 するには:
アプリケーション・フォルダ(デフォルト では/usr/lib/Dell_Remote_Console_Switch_
Software)から、次 のコマンドを入力します。
./Dell_Remote_Console_Switch_Software
-または-
/user/binから次 のリンクを入 力 し ます。
./Dell_Remote_Console_Switch_Software
-または-
設置xxx | xxx19

本 製 品 がデフォルト以 外のディレクトリにインスト ールされている場合には、次 の
コマンド をシェルから実行 します。
<パス>/Dell_Remote_Console_Switch_Software
-または-
インストール時にデスクトップにショートカットを作成してある場合 は、ショートカット
をダブルクリックします。
スイッチとターゲット ・ デバイスの構 成
このセクションでは、スイッチとターゲット・デバイスへのユーザー・アクセスの構成手
順 の概 要 を説明します。スイッチに関する特定 の情報については、スイッチの『イ
ンストレーション/ ユーザー・ガイド 』を参 照 してください。
スイッチを追 加 するには、以 下の手 順 で行 います:
1 ソフトウェアをクライアント・コンピューター( 1台または複数 台 )にインストールし
ます。
2 クライアント・コンピューターでソフトウェアを起動します。
3 必 要 に応 じてExplorerからユニット ・プロパティやオプションの設 定、その他のカ
スタマイズを行 います。
4 ローカルGUIインターフェイスを使 用 してすべてのターゲット・デバイスの名前を
構 成 します。
5 管 理 対 象となる各スイッチで、 手 順3から6を繰り返 します。
6 ソフトウェアの環 境 設 定が完 了 したら、File → Database → Saveを順 に選
択 し、ローカル・データベースのコピーをすべての設定内 容 とともに保存しま
す。
7 2台 目 のコンピューターでソフトウェアを起動し、File → Database → Loadを
順 に選択 して先 ほど保存したファイルまで移 動 します。ファイルを選択
し、 Loadをクリックします。セット アップ対 象 のクライアント・コンピューターのすべ
てでこの手 順を繰り返し ます。
20xxx | 設置xxx

8 スイッチに接 続 されているターゲット ・デバイスにアクセスするには、Explorerで
ターゲット ・デバイスを選択し、Connect VideoまたはBrowseボタン( 表 示され
るのは選 択 されたターゲット・デバイスに対応するボタンのみです)をクリックし
て、セッションを開始します。
ユーザー・アカウントを構成 するには、RCSソフトウェアを使用 するか、 また
はRemote Console Switchに統合されているWebインターフェイスから行 います。
詳 細 については、『Dell Remote Console Switchインストレーション/ユーザー・ガ
イド』を参 照 してください。
Remote Console Switchを構成 するには、以 下の手順 で行 います:
1 付 属 のシリアル・ケーブルを使 用 して、 端 末 あるいは端 末 エミュレーション・ソ
フトウェア稼動 のPCをスイッチ背 面 パネルの設定ポートに接続します。この
端 末 は、9600ボー、8ビット、 1ストップ・ビット、 パリティなし、フロー・コントロー
ルなしに設定 してください。
2 まず付 属の電 源 コードをスイッチの背 面 に接 続 し、それから適 切 な 電 源コン
セントに差 し込 みます。
3 電 源 スイッチを入 れると、ユニット背 面の電 源 表 示ランプが30秒 間 点滅し、
セルフテスト実 行中 であることを示します。メイン・メニューにアクセスするに
は、Enterキーを押してください。
Remote Console Switchハード ウェアの環 境設 定 :
1 Mainメニューが表示されます。メニューには11のオプションがあります。オプショ
ン1のNetwork Configurationを選択します。
2 オプション1を選択し、ネットワークの速 度を設定 します。速 度を選択 して設
定 すると、Network Configuration Menuに戻ります。
3 オプション2を選択し、IP Configurationメニューを開 きます。
4 以 下 のIPアドレス・タイプのなかから対応 する番号を1つ入力して選択 しま
す:1: None、2:IPv4 Static、 3:IPv4 Dynamic、4:IPv6 Static、または5:IPv6
Dynamic。
設置xxx | xxx21

5 Terminal Applicationsメニューからオプション3~ 5を順に選択し、Remote
Console SwitchのIPアドレス、Netmask、Default Gatewayの構成を終了 しま
す。
6 上 記 の手順が完 了 し たら、 Ø キーを押してMainメニューに戻 ります。
HTTPおよびHTTPSポートを構成 するには:
1 Mainメニューが表示されます。メニューには11のオプションがあります。Set
Web Interface Portsのオプション番号 を選択して、Web Interface Port
Configuration Menuを開きます。
2 オプション1を選択し、ポート番 号を設定 します。HTTPポートおよびHTTPS
ポートに使用 するポート番 号を入力 します。
3 ネット ワークに対して正 しい値が表 示 されていれば、Yとタイプして Enterキー
を押します。
4 ローカル・ユーザー・ステーションで、ターゲット ・デバイス名 を入 力 します。
マウスの加速
リモート・ビデオ・セッション中にマウスの反応が遅 くなった場合 は、ターゲット ・デバ
イスのオペレーティング・システムでマウスの加速を無効 にし、 各 ターゲット・デバイ
スでのマウスの加速 をSlowまたはNoneに調整 します。
Webインターフェイスのインスト ールとセット アップ
新 しいアプライアンスのインストールが完了 したら、Webインターフェイスを使用 し
てユニット・パラメーターを設 定 し、ビデオ・セッションを起 動 できます。
サポートされているブラウザ
Webインターフェイスでは、以 下のブラウザがサポートされています:
• Microsoft Internet Explorer® version 6.x SP1以 降
• Firefox バージョン2.0以降
OBWIの起 動
Webインターフェイスは次の手順 で起 動します:
22xxx | 設置xxx

1 Webブラウザを開き、 ローカルWebインターフェイスを使用 してアプライアンス
のIPアドレスを入力します。
注: シリアル・コンソールでデフォルト のHTTP/HTTPSポートを変更 しており、IPv4アドレ
スを使用し ている場合は、「 https://<ipaddress>:<port#>」の形式 でIPアドレスを入力
します。ここで、「 port#」は、シリアル・コンソールで変更したポート番号となりま
す。IPv6アド レスを使用している場合は、「https://[<ipaddress>]:<port#>」の形式でIP
アドレスを入力します。ここで、「 port#」は、シリアル・コンソールで変更したポート番
号となります。IPv6アドレスを使用 している場合 は、アドレスを角括 弧で囲む必要が
あります。
2 ログイン・ウィンド ウが開きます。ユーザー名とパスワードを入力 し、OKをク
リックします。
注: デフォルトのユーザー名は「Admin」 で、 パスワードはなしです。
3 Webインターフェイスが開き、Connectionsタブが表示 されます。
注: Webインターフェイスを使用するには、コンピューターに1.6.0_11以降のバージョン
のJava Runtime Environment( JRE) がインストールされている必要 があります。KVMス
イッチは、コンピューターにJavaがインストールされているかどうかの検出を試みま
す。Javaがインストールされていない場合 は、http:// www.java.comからインストール
して、JNLPファイルをJava WebStartに関連付 ける必要 があります。
注: Webインターフェイスにいったんログインすると、ログアウトした場合 か、または管
理者が設定 したアイドル・タイムアウト の時間 枠を超過した場合を除き、 新規セッ
ションを起動する際にログインし直す必要はありません。
設置xxx | xxx23

24xxx | 設置xxx

3
基本 のソフト ウェア操 作
RCSソフトウェアExplorer( 以 降、Explorerと称します)は、本 ソフトウェアの主要イ
ンターフェイス(GUI) です。このExplorerから、サポートされているユニット すべての
表 示 、 アクセス、管 理 、 カスタム・グループの作 成を実行 できます。
Explorerでのシステムの表 示
ソフトウェアを起動 すると、 Explorerのメイン・ウィンドウが開 きます。Explorerは次
のペインに分割されています:ビュー選択 タブ、グループ選 択 ペイン、およびユニッ
ト選 択 ペイン。これらの領 域の内容 は、ターゲット ・デバイスやアプライアンスが指
定 されているか、またはどのタスクを実行 するかにより異なります。図 3.1には、こ
れらの操作 機 能が示 されています。
ビュー選択 タブの一つをクリックし、Remote Console Switches、Servers、Sites、
およびFoldersのいずれかのカテゴリーでグループ分 けされたシステムを表示しま
す。Explorerのデフォルト表 示 は、 ユーザーによる設定 が可能 です。これらの4つ
のタブのいずれかを自動 的 に開 くようにすることができます。詳 細 については、
「ウィンドウ表示 のカスタマイズ」 (ページ 27) を参照 してください。デフォルト 表 示
をカスタマイズしない場 合 、 最 初のRemote Console Switchが追加 されていれ
ば、ExplorerはServersビューで表示されます。
基本のソフトウェア操作xxx | xxx25

図 3.1: Explorerウィンドウ
1 メニュー・バー:RCSソフトウェアの種々の機 能 には、ここからアクセスします。
2 ビュー選択 タブ:Explorerの表 示形態 を選 択 するためのビュー選 択 タブ4種 が
含 まれています。
3 グループ選 択 ペイン:現 在 のビュー選 択 タブで利用 可 能なグループ分けを表
すツリー構造が含まれています。Remote Console Switchesタブ、Sitesタブ、
またはFoldersタブを選 択 したときにユニット選 択 ペインに表示 される内容
は、選 択したグループにより決定されます。
4 ステータス・バー:ユニット・リストに表示されたユニット の数を表示します。
5 ユニット選 択 ペイン:選択 された表示 形 態またはグループに対応 するSearch
バー、ユニット・リスト、およびTask ボタンを含むものです。
26xxx | 基本のソフトウェア操作xxx

6 Searchバー:検 索 ボックスに入 力 したテキストに基づいてデータベースを検索
できます。
7 ユニット・リスト:現 在 選 択されているグループに含まれるユニットのユニット・リ
スト、またはSearchバーで実行 した検 索 の結果を表示 します。
8 タスク・ボタン:実行 可 能 なタスクのボタンが含まれています。ボタンによって
は、ユニット・リストで選 択 されたユニットの種 類 に基 づいて変化 するものや、
固 定 され、常 に表 示 されるものがあります。
選 択 したスイッチでWebインターフェイスが有 効になっている場 合 、 Explorerウィン
ドウの下部 にResyncとConfigure Applianceの2つの追加 ボタンが表示 されます。
Resyncボタンでは、電 源が投 入 されていないSIPまたはAvocent IQモジュールを
検 索 できます。Configure Applianceボタンでは、Remote Console Switchをアップ
グレードできます。選 択 したスイッチがWebインターフェイスで有効 になっていない
場 合 は、ResyncとConfigure Applianceのボタンは表 示 されません。
ウィンドウ表 示 のカスタマイズ
Explorerウィンドウは常 時 サイズ変更 できます。アプリケーションを起動 するたび
に、Explorerウィンドウはデフォルト設 定 のサイズと位置 で開 きます。
グループ選 択 ペインとユニット選 択ペインは、画面 を縦 に走 る分割 ペイン・ディバ
イダーで分 割 されています。この2つのペインの表示領 域 は、ディバイダーを左右
に動かすことで変更できます。ディバイダーは、Explorerを起動するたびにデフォル
トの位置 に戻 ります。ディバイダー・ペインとツリー表示 制 御のショートカットについ
ては、「キーボード とマウス」 (ページ 111) を参照 してください。
起 動 時 にどの表示形 態 で立ち上げるか(アプライアンス、デバイス、サイト、また
はフォルダ)は、Explorerで自動的 に選 択 させることも、ユーザー指 定 にすることも
可 能 です。詳細 については、 「ウィンドウ表示 のカスタマイズ」 (ページ 27) を参
照 してください。
コラム上部 の分類バーをクリックすると、ユニット・リストの順 番 や分類別 を変 更 で
きます。コラムヘッダーの上向 き矢 印 は、リストがこのフィールド名 で昇 順に配列
されていることを示します。下 向 き矢印は、リストがこのフィールド 名で降 順 に配
列 されていることを示 し ます。
基本のソフトウェア操作xxx | xxx27

Remote Console Switch( DellまたはAvocent) の
追 加
RCSソフトウェアでは、Dell Remote Console Switchに加えて、アボセント製スイッ
チを管理することもできます。したがって、お使いのRCSソフトウェアのデータベース
にRemote Console Switchを追 加 するプロセスの中 で、追加 するスイッチのベン
ダーと製 品 タイプを選択するように要求 されます。Remote Console Switchまたは
アボセント製 スイッチが追 加 されると、ユニット・リストに表示 されます。手 動
でRemote Console Switchを追加 したり、探したりすることができます。ユニット
はIPv4またはIPv6のIPアド レスで追 加 することができます。
割 り当てたIPアドレスで新規のRemote Console Switchを追加 するには:
1 ExplorerメニューからFile → New → Remote Console Switchを順に選 択 し
ます。
-または-
New Remote Console Switchタスク・ボタンをクリックします。New
Remote Console Switchウィザードが表示されます。
2 Nextをクリックします。Product Typeダイアログ・ボックスが表示され、Remote
Console Switchのベンダーと製品 の選択が要求 されます。
28xxx | 基本のソフトウェア操作xxx