CASIO 3207 User Manual

MA0908-A
P
方位・高度・気圧・温度計測機能
3207 JA
取扱説明書
3207
このたびは、弊社製品をお買い上げくださいまして、誠にありがとうございます。 末長くご愛用いただくために、この説明書をよくお読みいただき、正しくお取り 扱いくださいますようお願い申し上げます。 本機を安全に正しくお使いいただくための注意事項「安全上のご注意」を本書に 記載しています。本機をご使用になる前に、必ずお読みください。 なお、この説明書は大切に保管し、必要に応じてご覧ください。
ご使用前に十分に光を当ててください。
本機は、光で発電した電気を二次電池に充電しながら使うようになっており ます。 安定してお使いいただくために、本書に従って、光が当たるようにしてお使 いください。 充電時間については「電源について」(12 ページ)をご参照ください。
液晶表示について
機種によって液晶表示のタイプが異なります。 詳しいことは「液晶表示について」(18 ページ)をご参照ください。
本機の計測機能は、専門的な計測器としての用途を目的に製造されたもので はありません。ご使用にあたっては本機の特性をよくご理解の上、 も目安としてご使用ください。
※本機は家庭用機器の計量法に基づく計測器ではありません。 ※本機の方位計を本格的な登山等でご使用になるときは、必ず予備のコンパ
スを携帯するようにしてください。
あくまで
安全上のご注意
絵表示に ついて
危険 警告
注意
絵表示の例
本書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あな たや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するため、色々な絵表 示をしています。その表示と意味は次のようになっています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重 傷を負う危険が想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危 険が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容 を示しています。
記号は「気をつけるべきこと」(注意)を意味しています。
(左の例は感電注意)
記号は「してはいけないこと」(禁止)を意味しています。
(左の例は分解禁止)
記号は「しなければならないこと」(強制)を意味しています。
(左の例は電源プラグをコンセントから抜く)
警告
本機をスキューバダイビング(アクアラング)に使用しないで ください。 ※ 本機はダイバーズウオッチではありません。誤って使用する
と、事故の原因となります。
電池の取り扱いについて
本機で使用しているボタン電池を取り外した場合は、誤ってボタン電池を飲むこと がないようにしてください。特に小さなお子様にご注意ください。
電池は小さなお子様の手の届かない所へ置いてください。万一、お子様が飲み込ん だ場合は、ただちに医師と相談してください。
注意
お手入れについて
ケース・バンドは汚れからサビが発生し、衣服の袖口を汚すことがあります。ケー ス・バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸した後放置しておく とサビ易くなります。
1
注意
かぶれについて
時計の本体およびバンドは、直接肌に接触していますので、使用状態によってはか ぶれを起こす恐れがあります。
11
1 金属・皮革に対するアレルギー
11 22
2 時計の本体およびバンドの汚れ・サビ・汗等
22 33
3 体調不良等
33
バンドをきつくしめると、汗をかきやすくなり、空気の通りが悪くなりますので かぶれ易くなります。バンドは余裕をもたせてご使用ください。
「抗菌防臭バンド」は汗などによる細菌の繁殖を抑え、においの発生を防ぐもの で、皮膚のかぶれを防ぐものではありません。
万一、異常が生じた場合は、ご使用を中止し、医師にご相談ください。
分解しないでください
本機を分解しないでください。ケガをしたり、本機が故障する原因とな ることがあります。
データ控えを作ってください
記憶させた内容は、ノートなどに書くなどして、本機とは別に、必ず控 えを残してください。 本機の故障、修理や電池消耗により、記憶内容が消えることがあります。
2
注意
ご使用にあたって
時計表示の確認は、思わぬ転倒やケガの予防のため、十分に安全が確認された場所で 行なってください。特に、道路でのマラソンやジョギング、自転車やバイク・自動車等 の運転中は事故の原因になることがありますので、十分にご注意ください。また、第 三者への接触による事故防止にも十分にご注意ください。
時計着脱の際に、中留で爪を傷つける恐れがありますのでご注意ください。特に、長 く伸ばした爪では、中留の操作はおやめください。
思わぬケガやアレルギーによるかぶれを防ぐため、就寝時は時計をはずすなど十分 にご注意ください。
幼児を抱いたり、接したりする場合は、幼児のケガやアレルギーによるかぶれを防 ぐため、時計をはずすなど十分にご注意ください。
オートライト作動時のご使用について
オートライト作動状態のとき、本機を腕につけて自動車などを運転すると、不用意 にライトが点灯し、運転の妨げになり危険ですのでおやめください。交通事故の原 因となることがあります。
3
目次
安全上のご注意 表紙裏面
十分に光を当ててご使用ください 6
本機の使用例 8
操作のしくみと表示の見方 10
電源について 12
パワーセービング機能について 15
ライト点灯について 16
ボタンを押して点灯させる ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 時計を傾けて点灯させる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
操作音について 18
液晶表示について 18
4
方位計測 19
方位計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 計測した方位を記録する(ベアリングメモリー)・・・ 計測時/保管時のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
「磁北」を基準とした方位補正のしかた ・・・・・・ 25
方位計測の基準を「真北」に変更する(磁気偏角補正)・・ ・ 登山中やトレッキング中の使用例 ・・・・・・・・・・・・ 32 おかしいと思ったときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
21
28
気圧・温度計測 39
気圧・温度計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 気圧傾向表示の見方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 気圧差グラフィックの見方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 気圧調整のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 温度調整のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 気圧ミニ知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
高度計測 45
高度計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 高度差計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 表示タイプの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 高度計測間隔の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 高度メモリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 メモリーしたデータを見る ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
基準高度のセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55 温度を優先的に計測するには ・・・・・・・・・・・・・・・ 56 登山中やトレッキング中の使用例 ・・・・・・・・・・・ 56 高度ミニ知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
計測異常検出機能 60
ERR表示となるときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60
ワールドタイムの使い方 61
都市のサーチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61 サマータイム(DST)について ・・・・・・・・・・・・ 62 サマータイムの ON / OFF 設定 ・・・・・・・・・・・・ 62 都市コード一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
ストップウオッチの使い方 63
計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
タイマーの使い方 64
タイマーのセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64 タイマーの使い方(減算計測のしかた)・・・・・・ 65 鳴っている電子音を止めるには ・・・・・・・・・・・・・ 65
アラーム・時報の使い方 66
アラーム時刻のセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66 アラーム・時報の ON / OFF 設定 ・・・・・・・・・・ 67 鳴っている電子音を止めるには ・・・・・・・・・・・・・ 67 モニターアラーム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67
ホームタイムデータ(時刻・カレンダー)の合わせ方
セットのしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 68
製品仕様 ………………………………………… 72 ご使用上の注意 ………………………………… 78 お手入れについて ……………………………… 81 本製品で使用している電池について ………… 82 金属バンドの駒詰めについて ………………… 82
68
5
十分に光を当ててご使用ください
本機は、光で発電した電気を二次電池に充電しながら使うようになっております。 安定してお使いいただくためには、本機のソーラーセルに光が当たるようにしてお使いください。
●光が当たっているときと当たらないとき
〈光が当たっているとき〉
ソーラーセル
(光で充電)
電気エネルギー
二次電池
供給
〈光が当たっていないとき〉
二次電池
供給
時計は光が当たらないときでも常に動いていますので、こ のままでは二次電池の容量が減って機能が使えなくなりま す。
6
放 電
●ライト(表示用照明)をたくさん使うと
ライトを多用すると二次電池の容量は早く減ります。
放 電
二次電池
供給
オートライト機能を使うと、頻繁にライトが点灯する 状態になりますのでご注意ください。
●時計に光が当たるようにしましょう
電池容量を示すバッテリーインジケーターがレベル3に なると機能に制限がかかりますので、レベル 1、レベル2 を保つように光を当ててください。
<バッテリーインジケーター>
レベル1 レベル2
二次電池
レベル3 レベル4
腕から外したときは表示面(ソーラーセル)を明るい方 に向けて置くなどして、充電を心掛けてください。
ソーラーセル
蛍光灯下や窓際などの光が 当たる所に置いてください。
すべての機能が 使えます
機能に制限が かかります
腕に付けているときはなるべく袖が表示面(ソーラーセ ル)にかからないように使用してください。
一部でも袖に隠れていると、 充電効率が著しく低下します。
7
本機の使用例<登山に使用するとき>
本機は内蔵されたセンサーにより、
.登山前
気圧の変化から今後のお天気の傾向がわかります。
39 ページ 「気圧・温度計測」参照
気圧傾向表示
気圧差
気圧
<気圧・温度計測モード>
8
グラフィック
温度
.登山を始めてから
●高度を見て、どのくらい登ったか がわかります。 また、高度と日時がメモリーできます。
45 ページ 「高度計測」参照
高度傾向表示
高度
時刻モードの時刻
<高度計測モード>
方位・高度・気圧・温度をそれぞれ計測しますので、登山やハイキングなどに使用すると便利です。
●方位計測で、現在どの方位を向 いているのかがわかります。
19 ページ 「方位計測」参照
方位
方位の 角度
時刻モードの時刻
<方位計測モード>
●登山中の気圧や気温を計測すること ができます。
39ページ 「気圧・温度計測」参照
気圧傾向表示
気圧
温度
<気圧・温度計測モード>
.登山後、家に戻ってから
登山中にメモリーした高度を見直し、次回の登山計 画などを立てることができます。
52 ページ 「メモリーしたデータを見る」参照
9
操作のしくみと表示の見方
CBA ボタンを押すと各計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます(D ボタンを押すと時刻モード に戻ります)。
●高度計測モードで、計測間隔を 2 分に設定しているときは 9 〜 10 時間、計測間隔を 5 秒に設定しているときは 59 〜 60 分間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。
方位計測モード
方位の計測ができます。
P-19
気圧・温度計測モード
気圧と温度の計測ができます。 気圧傾向グラフを表示します。
P-39
高度計測モード
高度の計測ができます 高度のメモリーができます。
P-45
10
グラフィック 表示
午後マーク
(午前は消灯)
時・分
ボタン
★グラフィック表示について
秒に連動して点灯箇所が移動します。
★表示切替えについて
ボタンを押すごとに本機上部の表示内容が切り
替わります。
曜日 日
時刻モード
ボタン ボタン
月・日
年(西暦の下2桁)
曜日
ボタン
ボタン
ボタン
(ライト点灯)
気圧傾向表示
Dボタンを押すごとに確認音が鳴り、リコールモード、ワールドタイムモード、ストップウオッチモード、タイマーモー ド、アラームモードに切り替わります。
●リコールモード、アラームモード、方位計測モード、気圧・温度計測モードで 2 〜 3分間ボタン操作を行なわないと、自 動的に時刻モードに戻ります。
リコールモード
メモリーした高度の記録を呼び出して見ることが できます。
P-52
世界30都市29タイムゾーンの時刻を知ることが できます。
ワールドタイムモード
P-61
ストップウオッチモード
1/100秒単位で23時間59分59秒99(24時間 計)まで計測できます。
P-63
アラームモード
アラーム時刻のセットや時報のON/OFFができま す。
P-66
タイマーモード
1分単位で24時間までセットでき、セットした 時間を経過すると5秒間の電子音が鳴ります。
P-64
11
電源について
本機はソーラーセルで発電し、二次電池に充電しながら使 うようになっております。 光が当たりにくい場所での保管および使用、長袖で本機が 隠れたままの使用が長時間続きますと、二次電池が消耗し て表示しなくなることがあります。 安定してご使用いただくために、なるべく光が当たるよう にしてお使いください。
二次電池が消耗して時計機能が停止すると(レベ ル5)、 メモリーされているデータや設定は消去されます。
●リカバーマークが点滅している場合
ライトやアラームなどを短時間に連続して使用し、電池に 大きな負担がかかった場合、リカバーマークが点滅して、 一時的に以下の操作ができなくなります。
EL バックライトの点灯
アラーム・時報などの報音
タイマーのタイムアップ報音
センサー計測
この場合は、時間がたてば電池 電圧が復帰し、使用できるよう になります。
リカバ ーマ ーク
12
●バッテリーインジケーターの見方
レベル
1
レベル
2
レベル
3
レベル
4
※C(Charge)マークが点滅
レベル
5
※直射日光下などの強い光で充電した場合、バッテリーイ
ンジケーターが一時的に実際の電池容量より高いレベル を表示することがあります。レベルは充電後しばらくし てから確認してください。
レベル5になっても再度充電を行なうことで使用できます。
※レベル5から充電したときは、レベル4になると表示が点
灯し、C(Charge)マークが点滅します。ただし、この状態 では機能が使用できませんので、レベル2またはレベル1 になるまで十分に光を当ててから、ご使用ください。
すべての機能が使用可能
すべての機能が使用可能
EL点灯不可、 アラームなどの報音不可、 センサー計測不可
液晶表示不可、EL点灯不可、 アラームなどの報音不可、 センサー計測不可
時計機能停止(時計発振不可)
●充電必要サイン
レベル3、レベル4の状態は、電池残量が極端に少なくなっ ています。このときは、本機を光に当てて、十分に充電を 行なってください。 また、頻繁にリカバーマークが点滅する場合も電池残量が 少なくなっていますので光を当てて充電してください。
●充電時のご注意
以下のような高温下での充電はお避けください。
炎天下に駐車中の車のダッシュボード
白熱ランプなどの発熱体に極端に近い所
直射日光が長く当たって、高温になる所
なお、極端な高温下では液晶パネルが黒くなることがあり ますが、温度が下がれば正常に戻ります。
充電の際、光源の条件によっては時計本体が極 端に高温になることがありますので、やけどな どをしないようにご注意ください。
●充電のしかた
本機のソーラーセル部を光源に向けます。 ※ソーラーセルの一部が隠れていると充電効率が下がりま
すので、ご注意ください。
ソーラーセル
※イラストは樹脂バンドの場合です。
13
●充電の目安
本機は一度フル充電すると、充電しなくても基本動作*に加 え、下記の使用例で使用した場合に約5ヵ月動き続けます。
使用例
ライト:1.5秒間/日
アラーム報音:10秒間/日
方位計測:10回/週
気圧傾向表示:2時間毎計測
高度計測:1時間
(5秒計測時)/月
表示点灯:18時間/日 なお、こまめに充電を行なえば、 安定してご使用いただけます。
* 基本動作とは、時計内部の時刻演算
処理のことです。
14
〈1日動くのに必要な充電時間〉
左記の条件で使用した場合
環境(照度)
晴れた日の屋外など (50,000ルクス)
晴れた日の窓際など (10,000ルクス)
曇り日の窓際など (5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など (500ルクス)
充電時間
約5分
約24分
約48分
約8時間
各レベルに回復するための充電時間
環境(照度)
晴れた日の屋外など (50,000ルクス)
晴れた日の窓際など (10,000ルクス)
曇り日の窓際など
(5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など
(500ルクス)
レベル5
\
充電時間
レベル4\ レベル3\ レベル2\ レベル1
約1時間
約3時間
約5時間
約46時間
約3時間
約11時間
約15時間約53時間
約30時間
約107時間
−−− −−−
※この充電時間は目安のため、実際の環境下においては充
電時間が異なる場合があります。
●センサー計測中の電圧降下について
方位、気圧・温度、高度の各計測モードにおいて、電池容 量のレベルが2以上であるにもかかわらず、電池電圧がセ ンサー駆動電圧に満たない場合(リカバーマーク点滅)は、 センサー計測が行なわれず、下記状態となります。
モード切替え直後
方位
気 圧・温 度
高度
空白表示
空白表示
空白表示
※ただし電池電圧が復帰すれば通常通り使用できます。
計測途中で電池電圧が
降下した場合
−−−
−−−
−−−
パワーセービング機能について
パワーセービング機能とは、暗いところに放置すると自動的に液晶表示を消してスリープ状態にし、節電する機能です。 本機は工場出荷時に「パワーセービング機能」を ON に設定してあります。
※時計が袖などで隠れている場合でも、表示が消えることがあります。
●スリープ状態になるには
表示スリープ
午後 10 時〜午前 6 時の間、暗いところで本機を約 1 時 間放置します。
※ 高度計測モード、タイマーモード、ストップウオッチ
モードのときは、スリープ状態になりません。 液晶表示が消え、パワー
セービングマークが点滅 します。 アラーム・時報の報音、タ イマーのタイムアップ報 音は行ないます。
パワーセービン マーク
機能スリープ
表示スリープのまま暗いところで6〜7日間放置します。
パワーセービングマークが点滅から点灯にかわります。
アラーム・時報の報音、タイマーのタイムアップ報音 は行ないません。 2 時間毎の気圧計測も行ないません。
 ※ 時計機能は正常に作動しています。
●スリープ状態を解除するには
本機を明るいところに置く
本機のいずれかのボタンを押す
本機をオートライト機能が動作する角度まで傾ける(17
ページ)
※本機を明るいところに出した場合は、表示が点灯するま
でに最大 2 秒かかる場合があります。
●パワーセービング機能の ON / OFF
パワーセービング機能を働かせなくするには68ページをご 覧になり、パワーセービング機能をOFFにしてください。
机の中などに長期間しまっておくときは、パワーセー ビング機能をONにしておけば、節電効果があります。
15
ライト点灯について
本機の表示部には EL パネル(エレクトロルミネッセンス パネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るくして 見ることができます。また、時計を傾けると自動的にライ トが点灯するオートライト機能もあります。
■ ボタンを押して点灯させる
手動点灯〜
どのモードのときでも、
LL
L ボタンを押します
LL
L ボタンを押すとライトが
点灯します。
※オートライト OFF のときも L ボタンを押すと点灯し
ます。
本機を振ると「カラカラ」と音がすることがあります。 これはオートライト機能のためのスイッチ(金属球) が内部で動くための音で、故障ではありません。
16
■ 時計を傾けて点灯させる
〜オートライト機能〜
どのモードのときでも、時計を傾けるだけでライトが 約 1.5 秒間点灯します。
※明るいときは、自動点灯しません。
準備:時刻モード(セット中以外)で、
間押し続けて、オートライト ON( します。
オートライト ONマーク
※オートライト ON のとき、Lボタンを約 3 秒間押し続け
るとオートライト OFF(
LL
L ボタンを約3秒
LL
点灯)に
(約3秒間)
消灯)に戻ります。
●ライトを点灯させる
11
1
11
時計を腕にはめ、 水平にします
※オートライト機能を使用するときは、時計を「手首の外
側」にくるようにつけてください。
※文字板の左右(3時−9時方向)の
角度を± 15°以内にしておいて ください。15°以上傾いていると 表示しにくくなります。
〈ライト点灯についてのご注意〉
直射日光下では点灯が見えにくくなります。
点灯中にアラームなどが鳴り出すと点灯を中断し
ます。
点灯中に時計本体より音が聞こえることがあります
が、これはELパネルが点灯する際の振動音であり、 異常ではありません。
ライトは、センサー計測モードのセット状態、方位
補正状態(25 ページ参照)では点灯しません。
22
2
22
水平状態から、表示が見え るように約40°傾けます
40° 以上
〈オートライトご使用時の注意〉
オートライトを頻繁に使用すると電池の持続時間が
短くなりますのでご注意ください。
時計が服の袖に隠れるようにつけると、明るいとき
でもオートライトが点灯することがあります。
時計を傾けたとき、ライトの点灯が一瞬遅れること
がありますが異常ではありません。
ライト点灯後、時計を傾けたままにしておいても、点
灯は約1.5秒間のみとなります。
バッテリーインジケーターがレベル4 になると、自
動的にオートライト OFF になります。
時計を「手首の内側」につけていたり、腕を振った
り、腕を上にあげたりしても点灯することがありま す。オートライトを使用しないときは必ず OFF に しておいてください。
※時計を「手首の内側」につけるときはできるだけ
オートライトを OFF にしてご使用ください。
静電気や磁気などでオートライトが動作しにくくな
り、点灯しないことがあります。このときはもう一 度水平状態から傾けなおしてみてください。なお、 それでも点灯しにくいときは、腕を下からふりあげ てみると点灯しやすくなります。
●方位計測中の 20 秒間、センサー計測モードのセッ ト状態では、オートライトは点灯しません。
17
操作音について 液晶表示について
モード切替え時などに鳴る操作音のON/OFFを切り替え ることができます。
●操作音の ON/OFF 設定
MUTEマーク
DD
D
DD
セット中(表示点滅)以外、どのモードのときでも ボタンを約 3 秒間押し続けます
確認音が鳴り、操作音のON/
OFFが切り替わります。
※操作音を OFF にしていると
きは、MUTEマークが点灯し ます。
※操作音がOFFでも、アラーム
音、時報音、タイマーのタイ ムアップ音は鳴ります。
18
製品によって、液晶表示のタイプが異なります。 なお、本書に記載しているイラストは、視認性を考慮して
「白地に黒」で描写しております。ご使用になる製品によっ
ては、本書に記載しているイラストの黒い部分(「時刻」、
「機能がONになっているときに点灯するインジケーターや
マーク」など)が、「白または他の色で表示される」と置き 換えてご覧ください。
※液晶表示のタイプは製品によって決まっているため、
1 つの製品でタイプを切り替えることはできません。
方位計測
本機は、内蔵の磁気センサーで検出した磁気を方位に変換して表示します(磁気コンパス)。目標物の方位や、現在位置を 調べたりすることができます。
※方位計測が正しくないと思われるときは、25 ページを参照して、「方位補正」を行なってください。
●磁気コンパスについて
★「磁気コンパス」とは
地球は、北極と南極に極を持つ 大きな磁石のようなもので、地 球の持つ磁気を地磁気と呼 びます。
本機は内蔵の電子式磁気セン サーによりこの地磁気を検 知し、方位を計測する「磁気コ ンパス」です。
地球
●磁気コンパスが指す「北」は
磁気コンパスが指す北(磁北と呼びます)と地球の真の北 極(真北と呼びます)は一致していないため、磁気コンパ スの指す北は、地球上の場所により東西のどちらかに偏っ ています。
このズレを偏差と呼び、その角度を偏角と呼びます。
磁北の極はカナダの北側に、磁南の極はオーストラ
リアの南側に位置するため、それぞれの磁極に近いほ ど偏角が著しく大きくなるため、高緯度地方で使用す る際は、ご注意ください。 なお、日本付近では約5 度(鹿児島近辺)〜約 9度(北海 道近辺)西に偏っています。
※本機では、磁北と真北との角度の差(磁気偏角)の値をも
とに「磁気偏角補正」(28 ページ参照)を行なって、
 「真北」を基準とした方位を計測することもできます。
磁北
磁南
19
■ 方位計測のしかた
時刻モード、気圧・温度計測モード、高度計測モードのと き、本機を水平に持ち(または腕にはめ)、計測したい
方向に 12 時位置を向けてから ※方位計測モードに切り替えたときは、前回このモードで
最後に表示していた状態(「方位計測」または21ページ
「ベアリングメモリー」)になります。
ベアリングメモリー状態になっているときは、E ボタン を押してベアリングメモリー状態を解除してください。
計測したい方向
西
方位
方位の角度
上記の例では、計測したい方向(本機の 12時位置)が「北 西(NW)315 度」であることを表わしています。
方位は、16 方位で表示されます。 また、各方位には22 〜 23 度の幅があります。
(例)北西(NW) :304度〜326度
   南南西(SSW):192度〜213度
20
C C
C ボタンを押します
C C
<方位の角度の見方>
約 2 秒後、方位計測モードとなり、20 秒間向いてい る方位の角度、および東西南北をグラフィック表示し ます。 方位計測は1回の操作で 1秒ごとに 20秒間連続して 計測します。 方位計測終了後は、「方位」および「方位の角度」に
−−−が表示されます。
方位計測後、C ボタンを押すと再計測を行ないます。 ★方位計測中にアラームなどの電子音が鳴ったときやLボ
タンを押してライトを点灯させたときは、計測を中止し、 電子音報音後またはライト点灯後に計測を再開します。
★地磁気の弱い場所では方位計測値に影響が出る場合があ
ります。 ★方位計測中の 20秒間は、オートライトは点灯しません。 ★方位計測後、D ボタンを押すと時刻モードに戻ります。
方位計測モードで 2 〜 3 分間何も操作を行なわない と、自動的に時刻モードに戻ります。
■ 計測した方位を記録する(ベアリングメモリー)
計測した方位を記録させて、目標物や目的地の方位を確認しながら進むことができます。
EE
E ボタンを押します
1.
20 ページの「方位計測の しかた」をご覧になり、計 測したい方向の方位を計測 します。
※ 方位計測モードに切り替
えたときは、前回このモー ドで最後に表示していた 状態(20ページ「方位計 測」または「ベアリングメ モリー」)になります。 ベアリングメモリー状態 になっているときは、E ボタンを押してベアリン グメモリー状態を解除し てください。
EE
2.
計測結果が記録され、計測
した目標物や目的地の方 向(本機の12 時位置)に、 記録した方向を指し示す グラフィックが、約20秒 間表示されます。また、記 録した方位の角度が常に 表示されます(ベアリング メモリー状態の表示)。
※ 記録した方向を指し示すグラフィックが本機の12時
側に表示されるように進んでゆきます。グラフィック の位置を確認するときは、Cボタンを押します。方位 計側を行ない、記録した方向を指し示すグラフィック が、約 20 秒間表示されます。
※「記録した方向(目標物や目的地の方向)を指し示すグ
ラフィック」が「本機の 12 時位置」から大きくずれ てしまった場合には、あらためて目標物や目的地の方 位を計測し、その計測結果を記録し直してください。
記録した方向を指し示す グラフィック
記録した方位の角度
21
■ 計測時/保管時のご注意 〜正しい計測のために〜
●計測するときは
本機が水平になるように持つか、または腕に付けてください。 ※本機が水平面に対して傾いているときは、計測誤差が大
きくなります。
22
●使用場所について
計測を行なう場所により、計測誤差が大きくなる恐れがあ ります。以下の場所での計測にはご注意ください。
地磁気に強く影響を及ぼす物の近く
これらのものから離して計測を行なってください。
永久磁石
(磁気ネックレスなど)
(鉄製の机、ロッカーなど)
(テレビ、パソコン、スピーカーなど)
金属
家庭電化製品
高圧線、架線
乗り物の中、または室内(特に鉄筋コンクリート造り) この場合は、正確な計測はできません。
自動車
船・飛行機
★ 自動車内での使用について
自動車内は車体が磁化している可能性があるため正確な方 位を計測することができませんが、目安としてご使用にな るときは、下記のように2点補正を行なってから計測して ください。
※2 点補正のしかたについては 26 ページを参照してくだ
さい。
自動車の運転中に 2 点補正や方位計測を行な
うと危険ですので、絶対に行なわないでくだ
さい。
1.
まず、自動車を180度 回転できる安全な場所 に止めます。
2.
計器やボディーから離 れたところで 2 点補正 状態にし、1回目の計測 を行ないます。
電車
※自動車など方向が自由に変えられる乗り物については、
「2点補正」することによりある程度方位を知ることがで
きます。
「2 点補正」については 26 ページを参照してくださ
い。
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室内(鉄筋が磁化している場合)
3.
自動車ごと180度回転させ、2回目の計測を行なえば、 補正完了です。
23
<方位補正時のご注意>
2 点補正の1回目と 2 回目の 計測は、必ず同じ場所で行 なってください。
磁気を発生するもの(計器、ボディーなど)からできるだ け離してください。
自動車の磁化の状態によっては、計測できないことがあ ります。
個々の車により磁化の状況が異なるため、それぞれの車 ごとに 2 点補正を行なってください。
同じ車の中でも、車内での計測位置が変わった場合(助 手席から後部座席へ、など)は、その都度 2 点補正を行 なってください。
24
●保管場所について
本機を磁石などの強い磁気を帯びたものに近づけないでく ださい。
永久磁石
(磁気ネックレス、バッグの止め金など)
家庭電化製品
(テレビ、スピーカーなど)
<本機が磁気を帯びた場合は>
本機そのものが磁気を帯びたとき(着磁または帯磁 と呼びます)は、方位計測の精度に影響を及ぼす恐れがあ ります。 このようなときは、「2 点補正」(26 ページ参照)を行な うことにより、着磁(帯磁)の影響分を補正することがで きます。
●着磁(帯磁)しているかどうかよくわからないとき は、「2 点補正」を行なってから計測してください。
●著しく着磁(帯磁)したときは、「2点補正」を行なっ ても正しく方位が計測できなかったり、計測中に異 常値の検出表示が頻繁におこることがあります。
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