CASIO 3207 User Manual

MA0908-A
P
方位・高度・気圧・温度計測機能
3207 JA
取扱説明書
3207
このたびは、弊社製品をお買い上げくださいまして、誠にありがとうございます。 末長くご愛用いただくために、この説明書をよくお読みいただき、正しくお取り 扱いくださいますようお願い申し上げます。 本機を安全に正しくお使いいただくための注意事項「安全上のご注意」を本書に 記載しています。本機をご使用になる前に、必ずお読みください。 なお、この説明書は大切に保管し、必要に応じてご覧ください。
ご使用前に十分に光を当ててください。
本機は、光で発電した電気を二次電池に充電しながら使うようになっており ます。 安定してお使いいただくために、本書に従って、光が当たるようにしてお使 いください。 充電時間については「電源について」(12 ページ)をご参照ください。
液晶表示について
機種によって液晶表示のタイプが異なります。 詳しいことは「液晶表示について」(18 ページ)をご参照ください。
本機の計測機能は、専門的な計測器としての用途を目的に製造されたもので はありません。ご使用にあたっては本機の特性をよくご理解の上、 も目安としてご使用ください。
※本機は家庭用機器の計量法に基づく計測器ではありません。 ※本機の方位計を本格的な登山等でご使用になるときは、必ず予備のコンパ
スを携帯するようにしてください。
あくまで
安全上のご注意
絵表示に ついて
危険 警告
注意
絵表示の例
本書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あな たや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するため、色々な絵表 示をしています。その表示と意味は次のようになっています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重 傷を負う危険が想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危 険が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容 を示しています。
記号は「気をつけるべきこと」(注意)を意味しています。
(左の例は感電注意)
記号は「してはいけないこと」(禁止)を意味しています。
(左の例は分解禁止)
記号は「しなければならないこと」(強制)を意味しています。
(左の例は電源プラグをコンセントから抜く)
警告
本機をスキューバダイビング(アクアラング)に使用しないで ください。 ※ 本機はダイバーズウオッチではありません。誤って使用する
と、事故の原因となります。
電池の取り扱いについて
本機で使用しているボタン電池を取り外した場合は、誤ってボタン電池を飲むこと がないようにしてください。特に小さなお子様にご注意ください。
電池は小さなお子様の手の届かない所へ置いてください。万一、お子様が飲み込ん だ場合は、ただちに医師と相談してください。
注意
お手入れについて
ケース・バンドは汚れからサビが発生し、衣服の袖口を汚すことがあります。ケー ス・バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸した後放置しておく とサビ易くなります。
1
注意
かぶれについて
時計の本体およびバンドは、直接肌に接触していますので、使用状態によってはか ぶれを起こす恐れがあります。
11
1 金属・皮革に対するアレルギー
11 22
2 時計の本体およびバンドの汚れ・サビ・汗等
22 33
3 体調不良等
33
バンドをきつくしめると、汗をかきやすくなり、空気の通りが悪くなりますので かぶれ易くなります。バンドは余裕をもたせてご使用ください。
「抗菌防臭バンド」は汗などによる細菌の繁殖を抑え、においの発生を防ぐもの で、皮膚のかぶれを防ぐものではありません。
万一、異常が生じた場合は、ご使用を中止し、医師にご相談ください。
分解しないでください
本機を分解しないでください。ケガをしたり、本機が故障する原因とな ることがあります。
データ控えを作ってください
記憶させた内容は、ノートなどに書くなどして、本機とは別に、必ず控 えを残してください。 本機の故障、修理や電池消耗により、記憶内容が消えることがあります。
2
注意
ご使用にあたって
時計表示の確認は、思わぬ転倒やケガの予防のため、十分に安全が確認された場所で 行なってください。特に、道路でのマラソンやジョギング、自転車やバイク・自動車等 の運転中は事故の原因になることがありますので、十分にご注意ください。また、第 三者への接触による事故防止にも十分にご注意ください。
時計着脱の際に、中留で爪を傷つける恐れがありますのでご注意ください。特に、長 く伸ばした爪では、中留の操作はおやめください。
思わぬケガやアレルギーによるかぶれを防ぐため、就寝時は時計をはずすなど十分 にご注意ください。
幼児を抱いたり、接したりする場合は、幼児のケガやアレルギーによるかぶれを防 ぐため、時計をはずすなど十分にご注意ください。
オートライト作動時のご使用について
オートライト作動状態のとき、本機を腕につけて自動車などを運転すると、不用意 にライトが点灯し、運転の妨げになり危険ですのでおやめください。交通事故の原 因となることがあります。
3
目次
安全上のご注意 表紙裏面
十分に光を当ててご使用ください 6
本機の使用例 8
操作のしくみと表示の見方 10
電源について 12
パワーセービング機能について 15
ライト点灯について 16
ボタンを押して点灯させる ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 時計を傾けて点灯させる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
操作音について 18
液晶表示について 18
4
方位計測 19
方位計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 計測した方位を記録する(ベアリングメモリー)・・・ 計測時/保管時のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
「磁北」を基準とした方位補正のしかた ・・・・・・ 25
方位計測の基準を「真北」に変更する(磁気偏角補正)・・ ・ 登山中やトレッキング中の使用例 ・・・・・・・・・・・・ 32 おかしいと思ったときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
21
28
気圧・温度計測 39
気圧・温度計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 気圧傾向表示の見方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 気圧差グラフィックの見方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 気圧調整のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 温度調整のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 気圧ミニ知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
高度計測 45
高度計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 高度差計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 表示タイプの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 高度計測間隔の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 高度メモリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 メモリーしたデータを見る ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
基準高度のセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55 温度を優先的に計測するには ・・・・・・・・・・・・・・・ 56 登山中やトレッキング中の使用例 ・・・・・・・・・・・ 56 高度ミニ知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
計測異常検出機能 60
ERR表示となるときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60
ワールドタイムの使い方 61
都市のサーチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61 サマータイム(DST)について ・・・・・・・・・・・・ 62 サマータイムの ON / OFF 設定 ・・・・・・・・・・・・ 62 都市コード一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
ストップウオッチの使い方 63
計測のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
タイマーの使い方 64
タイマーのセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64 タイマーの使い方(減算計測のしかた)・・・・・・ 65 鳴っている電子音を止めるには ・・・・・・・・・・・・・ 65
アラーム・時報の使い方 66
アラーム時刻のセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66 アラーム・時報の ON / OFF 設定 ・・・・・・・・・・ 67 鳴っている電子音を止めるには ・・・・・・・・・・・・・ 67 モニターアラーム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67
ホームタイムデータ(時刻・カレンダー)の合わせ方
セットのしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 68
製品仕様 ………………………………………… 72 ご使用上の注意 ………………………………… 78 お手入れについて ……………………………… 81 本製品で使用している電池について ………… 82 金属バンドの駒詰めについて ………………… 82
68
5
十分に光を当ててご使用ください
本機は、光で発電した電気を二次電池に充電しながら使うようになっております。 安定してお使いいただくためには、本機のソーラーセルに光が当たるようにしてお使いください。
●光が当たっているときと当たらないとき
〈光が当たっているとき〉
ソーラーセル
(光で充電)
電気エネルギー
二次電池
供給
〈光が当たっていないとき〉
二次電池
供給
時計は光が当たらないときでも常に動いていますので、こ のままでは二次電池の容量が減って機能が使えなくなりま す。
6
放 電
●ライト(表示用照明)をたくさん使うと
ライトを多用すると二次電池の容量は早く減ります。
放 電
二次電池
供給
オートライト機能を使うと、頻繁にライトが点灯する 状態になりますのでご注意ください。
●時計に光が当たるようにしましょう
電池容量を示すバッテリーインジケーターがレベル3に なると機能に制限がかかりますので、レベル 1、レベル2 を保つように光を当ててください。
<バッテリーインジケーター>
レベル1 レベル2
二次電池
レベル3 レベル4
腕から外したときは表示面(ソーラーセル)を明るい方 に向けて置くなどして、充電を心掛けてください。
ソーラーセル
蛍光灯下や窓際などの光が 当たる所に置いてください。
すべての機能が 使えます
機能に制限が かかります
腕に付けているときはなるべく袖が表示面(ソーラーセ ル)にかからないように使用してください。
一部でも袖に隠れていると、 充電効率が著しく低下します。
7
本機の使用例<登山に使用するとき>
本機は内蔵されたセンサーにより、
.登山前
気圧の変化から今後のお天気の傾向がわかります。
39 ページ 「気圧・温度計測」参照
気圧傾向表示
気圧差
気圧
<気圧・温度計測モード>
8
グラフィック
温度
.登山を始めてから
●高度を見て、どのくらい登ったか がわかります。 また、高度と日時がメモリーできます。
45 ページ 「高度計測」参照
高度傾向表示
高度
時刻モードの時刻
<高度計測モード>
方位・高度・気圧・温度をそれぞれ計測しますので、登山やハイキングなどに使用すると便利です。
●方位計測で、現在どの方位を向 いているのかがわかります。
19 ページ 「方位計測」参照
方位
方位の 角度
時刻モードの時刻
<方位計測モード>
●登山中の気圧や気温を計測すること ができます。
39ページ 「気圧・温度計測」参照
気圧傾向表示
気圧
温度
<気圧・温度計測モード>
.登山後、家に戻ってから
登山中にメモリーした高度を見直し、次回の登山計 画などを立てることができます。
52 ページ 「メモリーしたデータを見る」参照
9
操作のしくみと表示の見方
CBA ボタンを押すと各計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます(D ボタンを押すと時刻モード に戻ります)。
●高度計測モードで、計測間隔を 2 分に設定しているときは 9 〜 10 時間、計測間隔を 5 秒に設定しているときは 59 〜 60 分間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。
方位計測モード
方位の計測ができます。
P-19
気圧・温度計測モード
気圧と温度の計測ができます。 気圧傾向グラフを表示します。
P-39
高度計測モード
高度の計測ができます 高度のメモリーができます。
P-45
10
グラフィック 表示
午後マーク
(午前は消灯)
時・分
ボタン
★グラフィック表示について
秒に連動して点灯箇所が移動します。
★表示切替えについて
ボタンを押すごとに本機上部の表示内容が切り
替わります。
曜日 日
時刻モード
ボタン ボタン
月・日
年(西暦の下2桁)
曜日
ボタン
ボタン
ボタン
(ライト点灯)
気圧傾向表示
Dボタンを押すごとに確認音が鳴り、リコールモード、ワールドタイムモード、ストップウオッチモード、タイマーモー ド、アラームモードに切り替わります。
●リコールモード、アラームモード、方位計測モード、気圧・温度計測モードで 2 〜 3分間ボタン操作を行なわないと、自 動的に時刻モードに戻ります。
リコールモード
メモリーした高度の記録を呼び出して見ることが できます。
P-52
世界30都市29タイムゾーンの時刻を知ることが できます。
ワールドタイムモード
P-61
ストップウオッチモード
1/100秒単位で23時間59分59秒99(24時間 計)まで計測できます。
P-63
アラームモード
アラーム時刻のセットや時報のON/OFFができま す。
P-66
タイマーモード
1分単位で24時間までセットでき、セットした 時間を経過すると5秒間の電子音が鳴ります。
P-64
11
電源について
本機はソーラーセルで発電し、二次電池に充電しながら使 うようになっております。 光が当たりにくい場所での保管および使用、長袖で本機が 隠れたままの使用が長時間続きますと、二次電池が消耗し て表示しなくなることがあります。 安定してご使用いただくために、なるべく光が当たるよう にしてお使いください。
二次電池が消耗して時計機能が停止すると(レベ ル5)、 メモリーされているデータや設定は消去されます。
●リカバーマークが点滅している場合
ライトやアラームなどを短時間に連続して使用し、電池に 大きな負担がかかった場合、リカバーマークが点滅して、 一時的に以下の操作ができなくなります。
EL バックライトの点灯
アラーム・時報などの報音
タイマーのタイムアップ報音
センサー計測
この場合は、時間がたてば電池 電圧が復帰し、使用できるよう になります。
リカバ ーマ ーク
12
●バッテリーインジケーターの見方
レベル
1
レベル
2
レベル
3
レベル
4
※C(Charge)マークが点滅
レベル
5
※直射日光下などの強い光で充電した場合、バッテリーイ
ンジケーターが一時的に実際の電池容量より高いレベル を表示することがあります。レベルは充電後しばらくし てから確認してください。
レベル5になっても再度充電を行なうことで使用できます。
※レベル5から充電したときは、レベル4になると表示が点
灯し、C(Charge)マークが点滅します。ただし、この状態 では機能が使用できませんので、レベル2またはレベル1 になるまで十分に光を当ててから、ご使用ください。
すべての機能が使用可能
すべての機能が使用可能
EL点灯不可、 アラームなどの報音不可、 センサー計測不可
液晶表示不可、EL点灯不可、 アラームなどの報音不可、 センサー計測不可
時計機能停止(時計発振不可)
●充電必要サイン
レベル3、レベル4の状態は、電池残量が極端に少なくなっ ています。このときは、本機を光に当てて、十分に充電を 行なってください。 また、頻繁にリカバーマークが点滅する場合も電池残量が 少なくなっていますので光を当てて充電してください。
●充電時のご注意
以下のような高温下での充電はお避けください。
炎天下に駐車中の車のダッシュボード
白熱ランプなどの発熱体に極端に近い所
直射日光が長く当たって、高温になる所
なお、極端な高温下では液晶パネルが黒くなることがあり ますが、温度が下がれば正常に戻ります。
充電の際、光源の条件によっては時計本体が極 端に高温になることがありますので、やけどな どをしないようにご注意ください。
●充電のしかた
本機のソーラーセル部を光源に向けます。 ※ソーラーセルの一部が隠れていると充電効率が下がりま
すので、ご注意ください。
ソーラーセル
※イラストは樹脂バンドの場合です。
13
●充電の目安
本機は一度フル充電すると、充電しなくても基本動作*に加 え、下記の使用例で使用した場合に約5ヵ月動き続けます。
使用例
ライト:1.5秒間/日
アラーム報音:10秒間/日
方位計測:10回/週
気圧傾向表示:2時間毎計測
高度計測:1時間
(5秒計測時)/月
表示点灯:18時間/日 なお、こまめに充電を行なえば、 安定してご使用いただけます。
* 基本動作とは、時計内部の時刻演算
処理のことです。
14
〈1日動くのに必要な充電時間〉
左記の条件で使用した場合
環境(照度)
晴れた日の屋外など (50,000ルクス)
晴れた日の窓際など (10,000ルクス)
曇り日の窓際など (5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など (500ルクス)
充電時間
約5分
約24分
約48分
約8時間
各レベルに回復するための充電時間
環境(照度)
晴れた日の屋外など (50,000ルクス)
晴れた日の窓際など (10,000ルクス)
曇り日の窓際など
(5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など
(500ルクス)
レベル5
\
充電時間
レベル4\ レベル3\ レベル2\ レベル1
約1時間
約3時間
約5時間
約46時間
約3時間
約11時間
約15時間約53時間
約30時間
約107時間
−−− −−−
※この充電時間は目安のため、実際の環境下においては充
電時間が異なる場合があります。
●センサー計測中の電圧降下について
方位、気圧・温度、高度の各計測モードにおいて、電池容 量のレベルが2以上であるにもかかわらず、電池電圧がセ ンサー駆動電圧に満たない場合(リカバーマーク点滅)は、 センサー計測が行なわれず、下記状態となります。
モード切替え直後
方位
気 圧・温 度
高度
空白表示
空白表示
空白表示
※ただし電池電圧が復帰すれば通常通り使用できます。
計測途中で電池電圧が
降下した場合
−−−
−−−
−−−
パワーセービング機能について
パワーセービング機能とは、暗いところに放置すると自動的に液晶表示を消してスリープ状態にし、節電する機能です。 本機は工場出荷時に「パワーセービング機能」を ON に設定してあります。
※時計が袖などで隠れている場合でも、表示が消えることがあります。
●スリープ状態になるには
表示スリープ
午後 10 時〜午前 6 時の間、暗いところで本機を約 1 時 間放置します。
※ 高度計測モード、タイマーモード、ストップウオッチ
モードのときは、スリープ状態になりません。 液晶表示が消え、パワー
セービングマークが点滅 します。 アラーム・時報の報音、タ イマーのタイムアップ報 音は行ないます。
パワーセービン マーク
機能スリープ
表示スリープのまま暗いところで6〜7日間放置します。
パワーセービングマークが点滅から点灯にかわります。
アラーム・時報の報音、タイマーのタイムアップ報音 は行ないません。 2 時間毎の気圧計測も行ないません。
 ※ 時計機能は正常に作動しています。
●スリープ状態を解除するには
本機を明るいところに置く
本機のいずれかのボタンを押す
本機をオートライト機能が動作する角度まで傾ける(17
ページ)
※本機を明るいところに出した場合は、表示が点灯するま
でに最大 2 秒かかる場合があります。
●パワーセービング機能の ON / OFF
パワーセービング機能を働かせなくするには68ページをご 覧になり、パワーセービング機能をOFFにしてください。
机の中などに長期間しまっておくときは、パワーセー ビング機能をONにしておけば、節電効果があります。
15
ライト点灯について
本機の表示部には EL パネル(エレクトロルミネッセンス パネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るくして 見ることができます。また、時計を傾けると自動的にライ トが点灯するオートライト機能もあります。
■ ボタンを押して点灯させる
手動点灯〜
どのモードのときでも、
LL
L ボタンを押します
LL
L ボタンを押すとライトが
点灯します。
※オートライト OFF のときも L ボタンを押すと点灯し
ます。
本機を振ると「カラカラ」と音がすることがあります。 これはオートライト機能のためのスイッチ(金属球) が内部で動くための音で、故障ではありません。
16
■ 時計を傾けて点灯させる
〜オートライト機能〜
どのモードのときでも、時計を傾けるだけでライトが 約 1.5 秒間点灯します。
※明るいときは、自動点灯しません。
準備:時刻モード(セット中以外)で、
間押し続けて、オートライト ON( します。
オートライト ONマーク
※オートライト ON のとき、Lボタンを約 3 秒間押し続け
るとオートライト OFF(
LL
L ボタンを約3秒
LL
点灯)に
(約3秒間)
消灯)に戻ります。
●ライトを点灯させる
11
1
11
時計を腕にはめ、 水平にします
※オートライト機能を使用するときは、時計を「手首の外
側」にくるようにつけてください。
※文字板の左右(3時−9時方向)の
角度を± 15°以内にしておいて ください。15°以上傾いていると 表示しにくくなります。
〈ライト点灯についてのご注意〉
直射日光下では点灯が見えにくくなります。
点灯中にアラームなどが鳴り出すと点灯を中断し
ます。
点灯中に時計本体より音が聞こえることがあります
が、これはELパネルが点灯する際の振動音であり、 異常ではありません。
ライトは、センサー計測モードのセット状態、方位
補正状態(25 ページ参照)では点灯しません。
22
2
22
水平状態から、表示が見え るように約40°傾けます
40° 以上
〈オートライトご使用時の注意〉
オートライトを頻繁に使用すると電池の持続時間が
短くなりますのでご注意ください。
時計が服の袖に隠れるようにつけると、明るいとき
でもオートライトが点灯することがあります。
時計を傾けたとき、ライトの点灯が一瞬遅れること
がありますが異常ではありません。
ライト点灯後、時計を傾けたままにしておいても、点
灯は約1.5秒間のみとなります。
バッテリーインジケーターがレベル4 になると、自
動的にオートライト OFF になります。
時計を「手首の内側」につけていたり、腕を振った
り、腕を上にあげたりしても点灯することがありま す。オートライトを使用しないときは必ず OFF に しておいてください。
※時計を「手首の内側」につけるときはできるだけ
オートライトを OFF にしてご使用ください。
静電気や磁気などでオートライトが動作しにくくな
り、点灯しないことがあります。このときはもう一 度水平状態から傾けなおしてみてください。なお、 それでも点灯しにくいときは、腕を下からふりあげ てみると点灯しやすくなります。
●方位計測中の 20 秒間、センサー計測モードのセッ ト状態では、オートライトは点灯しません。
17
操作音について 液晶表示について
モード切替え時などに鳴る操作音のON/OFFを切り替え ることができます。
●操作音の ON/OFF 設定
MUTEマーク
DD
D
DD
セット中(表示点滅)以外、どのモードのときでも ボタンを約 3 秒間押し続けます
確認音が鳴り、操作音のON/
OFFが切り替わります。
※操作音を OFF にしていると
きは、MUTEマークが点灯し ます。
※操作音がOFFでも、アラーム
音、時報音、タイマーのタイ ムアップ音は鳴ります。
18
製品によって、液晶表示のタイプが異なります。 なお、本書に記載しているイラストは、視認性を考慮して
「白地に黒」で描写しております。ご使用になる製品によっ
ては、本書に記載しているイラストの黒い部分(「時刻」、
「機能がONになっているときに点灯するインジケーターや
マーク」など)が、「白または他の色で表示される」と置き 換えてご覧ください。
※液晶表示のタイプは製品によって決まっているため、
1 つの製品でタイプを切り替えることはできません。
方位計測
本機は、内蔵の磁気センサーで検出した磁気を方位に変換して表示します(磁気コンパス)。目標物の方位や、現在位置を 調べたりすることができます。
※方位計測が正しくないと思われるときは、25 ページを参照して、「方位補正」を行なってください。
●磁気コンパスについて
★「磁気コンパス」とは
地球は、北極と南極に極を持つ 大きな磁石のようなもので、地 球の持つ磁気を地磁気と呼 びます。
本機は内蔵の電子式磁気セン サーによりこの地磁気を検 知し、方位を計測する「磁気コ ンパス」です。
地球
●磁気コンパスが指す「北」は
磁気コンパスが指す北(磁北と呼びます)と地球の真の北 極(真北と呼びます)は一致していないため、磁気コンパ スの指す北は、地球上の場所により東西のどちらかに偏っ ています。
このズレを偏差と呼び、その角度を偏角と呼びます。
磁北の極はカナダの北側に、磁南の極はオーストラ
リアの南側に位置するため、それぞれの磁極に近いほ ど偏角が著しく大きくなるため、高緯度地方で使用す る際は、ご注意ください。 なお、日本付近では約5 度(鹿児島近辺)〜約 9度(北海 道近辺)西に偏っています。
※本機では、磁北と真北との角度の差(磁気偏角)の値をも
とに「磁気偏角補正」(28 ページ参照)を行なって、
 「真北」を基準とした方位を計測することもできます。
磁北
磁南
19
■ 方位計測のしかた
時刻モード、気圧・温度計測モード、高度計測モードのと き、本機を水平に持ち(または腕にはめ)、計測したい
方向に 12 時位置を向けてから ※方位計測モードに切り替えたときは、前回このモードで
最後に表示していた状態(「方位計測」または21ページ
「ベアリングメモリー」)になります。
ベアリングメモリー状態になっているときは、E ボタン を押してベアリングメモリー状態を解除してください。
計測したい方向
西
方位
方位の角度
上記の例では、計測したい方向(本機の 12時位置)が「北 西(NW)315 度」であることを表わしています。
方位は、16 方位で表示されます。 また、各方位には22 〜 23 度の幅があります。
(例)北西(NW) :304度〜326度
   南南西(SSW):192度〜213度
20
C C
C ボタンを押します
C C
<方位の角度の見方>
約 2 秒後、方位計測モードとなり、20 秒間向いてい る方位の角度、および東西南北をグラフィック表示し ます。 方位計測は1回の操作で 1秒ごとに 20秒間連続して 計測します。 方位計測終了後は、「方位」および「方位の角度」に
−−−が表示されます。
方位計測後、C ボタンを押すと再計測を行ないます。 ★方位計測中にアラームなどの電子音が鳴ったときやLボ
タンを押してライトを点灯させたときは、計測を中止し、 電子音報音後またはライト点灯後に計測を再開します。
★地磁気の弱い場所では方位計測値に影響が出る場合があ
ります。 ★方位計測中の 20秒間は、オートライトは点灯しません。 ★方位計測後、D ボタンを押すと時刻モードに戻ります。
方位計測モードで 2 〜 3 分間何も操作を行なわない と、自動的に時刻モードに戻ります。
■ 計測した方位を記録する(ベアリングメモリー)
計測した方位を記録させて、目標物や目的地の方位を確認しながら進むことができます。
EE
E ボタンを押します
1.
20 ページの「方位計測の しかた」をご覧になり、計 測したい方向の方位を計測 します。
※ 方位計測モードに切り替
えたときは、前回このモー ドで最後に表示していた 状態(20ページ「方位計 測」または「ベアリングメ モリー」)になります。 ベアリングメモリー状態 になっているときは、E ボタンを押してベアリン グメモリー状態を解除し てください。
EE
2.
計測結果が記録され、計測
した目標物や目的地の方 向(本機の12 時位置)に、 記録した方向を指し示す グラフィックが、約20秒 間表示されます。また、記 録した方位の角度が常に 表示されます(ベアリング メモリー状態の表示)。
※ 記録した方向を指し示すグラフィックが本機の12時
側に表示されるように進んでゆきます。グラフィック の位置を確認するときは、Cボタンを押します。方位 計側を行ない、記録した方向を指し示すグラフィック が、約 20 秒間表示されます。
※「記録した方向(目標物や目的地の方向)を指し示すグ
ラフィック」が「本機の 12 時位置」から大きくずれ てしまった場合には、あらためて目標物や目的地の方 位を計測し、その計測結果を記録し直してください。
記録した方向を指し示す グラフィック
記録した方位の角度
21
■ 計測時/保管時のご注意 〜正しい計測のために〜
●計測するときは
本機が水平になるように持つか、または腕に付けてください。 ※本機が水平面に対して傾いているときは、計測誤差が大
きくなります。
22
●使用場所について
計測を行なう場所により、計測誤差が大きくなる恐れがあ ります。以下の場所での計測にはご注意ください。
地磁気に強く影響を及ぼす物の近く
これらのものから離して計測を行なってください。
永久磁石
(磁気ネックレスなど)
(鉄製の机、ロッカーなど)
(テレビ、パソコン、スピーカーなど)
金属
家庭電化製品
高圧線、架線
乗り物の中、または室内(特に鉄筋コンクリート造り) この場合は、正確な計測はできません。
自動車
船・飛行機
★ 自動車内での使用について
自動車内は車体が磁化している可能性があるため正確な方 位を計測することができませんが、目安としてご使用にな るときは、下記のように2点補正を行なってから計測して ください。
※2 点補正のしかたについては 26 ページを参照してくだ
さい。
自動車の運転中に 2 点補正や方位計測を行な
うと危険ですので、絶対に行なわないでくだ
さい。
1.
まず、自動車を180度 回転できる安全な場所 に止めます。
2.
計器やボディーから離 れたところで 2 点補正 状態にし、1回目の計測 を行ないます。
電車
※自動車など方向が自由に変えられる乗り物については、
「2点補正」することによりある程度方位を知ることがで
きます。
「2 点補正」については 26 ページを参照してくださ
い。
()
室内(鉄筋が磁化している場合)
3.
自動車ごと180度回転させ、2回目の計測を行なえば、 補正完了です。
23
<方位補正時のご注意>
2 点補正の1回目と 2 回目の 計測は、必ず同じ場所で行 なってください。
磁気を発生するもの(計器、ボディーなど)からできるだ け離してください。
自動車の磁化の状態によっては、計測できないことがあ ります。
個々の車により磁化の状況が異なるため、それぞれの車 ごとに 2 点補正を行なってください。
同じ車の中でも、車内での計測位置が変わった場合(助 手席から後部座席へ、など)は、その都度 2 点補正を行 なってください。
24
●保管場所について
本機を磁石などの強い磁気を帯びたものに近づけないでく ださい。
永久磁石
(磁気ネックレス、バッグの止め金など)
家庭電化製品
(テレビ、スピーカーなど)
<本機が磁気を帯びた場合は>
本機そのものが磁気を帯びたとき(着磁または帯磁 と呼びます)は、方位計測の精度に影響を及ぼす恐れがあ ります。 このようなときは、「2 点補正」(26 ページ参照)を行な うことにより、着磁(帯磁)の影響分を補正することがで きます。
●着磁(帯磁)しているかどうかよくわからないとき は、「2 点補正」を行なってから計測してください。
●著しく着磁(帯磁)したときは、「2点補正」を行なっ ても正しく方位が計測できなかったり、計測中に異 常値の検出表示が頻繁におこることがあります。
■「磁北」を基準とした方位補正のしかた
本機で計測した方位が正しくないと思われるときは、以下の 2 種類の方法で方位補正を行なってください。
2 点補正
本機を使用する際、その磁気環境に合わせた最適な状 態に整える機能です。
例えば、本機を自動車内のような特殊な環境で使 用するときや、本機そのものが着磁した恐れがあ るようなときには、その影響を補正するために、最 初に 2 点補正を行ないます。
※方位補正状態(表示点滅中)のときに何もボタン操作をしないと 2 〜 3 分後自動的に点滅が止まり、方位計測表示に戻
ります。
北方位補正
正確な磁北の方向がわかっているとき、その方向に向 けて磁北を合わせる機能です。
※「2 点補正」と「北方位補正」を続けて行なうときは、
先に「2 点補正」を行ない、次に「北方位補正」を 行なってください。2 点補正を行ないますと、前回 の北方位補正は解除されます。
★ワンポイントアドバイス
「2点補正」は積極的に行なうほど、その都度正確な方位計測が行なわれます。使用する環境が変わったとき、本機をしば
らく使用していなかったとき、計測結果がおかしいと感じたときなどは「2点補正」を行なってから使用するようにして ください。
2 点補正は実際に方位計測を行なう場所で行なってください。 例えば、野外でご使用になるときは野外で、自動車内でご使用になるときは自動車内で行なってください。
2 点補正を行なう方向はどちらでも構いませんが、向きを変えるときは、なるべく正確に 180 度になるようにしてくだ さい。
自動車や船舶などの乗り物内で、2 点補正を行なうときは、なるべく がより正確に補正できます。
自動車(船舶)ごと 180 度向きを変えて行なう方
25
●2 点補正のしかた
1.
方位計測モードにする
時刻モードのとき、
CC
C ボタンを押します
CC
方位計測モードとなります。
2.
方位補正状態にする
方位計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けてから、続けて ボタンを 2 回押します
「磁気偏角補正(28ページ
参照)の状態」を 2 画面表 示した後、「2点補正状態」 となり、− 1 −が点灯 します。
※ 補正状態で 2〜 3分間何も操作を行なわないと、自動
的に補正状態が解除されます。
26
DD
D
DD
〈方位計測モード〉
方位の角度
(約2秒間)
3.
1点目方位計測
− 1 −表示のとき、
本機を水平面に置き、
CC
C ボタンを押します
CC
計測が正しく行なわれる
と、(OK表示の後)2点 目方位計測表示(−2−
点灯)になります。 ※ 補正中は、本機を動かさないようにしてください。 ※ 補正計測中は−−−が表示されます。C ボタンを押
しても−−−にならない場合は、3 秒ほど経ってから
もう一度押してください。
4.
2 点目方位計測 
(− 2 −表示のときに)本機を 180 度回転させて、
本機を水平面に置き、
CC
C ボタンを押します
CC
正しく計測が行なわれる
と、自動的に方位計測表示
に戻ります。
180°回転
●北方位補正のしかた
1.
方位計測モードにする     
時刻モードのとき、
CC
C ボタンを押します
CC
方位計測モードとなります。
2.
北方位補正状態にする
方位計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けてから、続けて ボタンを 3 回押します
「磁気偏角補正(28ページ
参照)の状態」を2画面、「2 点補正(26ページ参照)の
状態」を1画面表示した後、 「北方位補正状態」となり、 −N−が点灯します。
※ 補正状態で 2〜 3分間何も操作を行なわないと、自動
的に補正状態が解除されます。
DD
D
DD
〈方位計測モード〉
方位の角度
(約2秒間)
3.
北方位補正
− N −が点灯しているとき、
本機を水平面に置き、  12 時位置を磁北に向け
CC
て、
Cボタンを押します
CC
計測が正しく行なわれる
と、(OK表示の後)自 動的に方位計測表示に戻 ります。
磁北方向
★ERR表示となるときは
補正中に本機を動かしたときなど、異常値を検出した ことを示します。この場合、最初から補正をやり直し てください。
※補正は、本機を動かさないよう注意して行なってく
ださい。
それでも、補正できないときは 補正を行なったときにERR表示となり補正できない
場合は、近くに地磁気を著しく乱すものがある恐れが あります。このようなときは、場所を移動してからやり 直してください。
27
■ 方位計測の基準を「真北」に変更する(磁気偏角補正)
磁北と真北との角度の差(磁気偏角)の値をもとに補正を行なうと、「真北」を基準に方位を計測することができます。
●「磁気偏角」の調べ方
地形図や登山地図のような等高線が描かれた地図に記載されています。
国土地理院のホームページ上で調べることができます。
●本機で設定する「磁気偏角」について
本機では、ご使用になる地域の「磁気偏角の値」と「磁北が東偏か、西偏か」の 2 項目を設定します。 例えば、お調べになった資料に「磁針方位は西偏約7°」と記載されている場合は、「磁気偏角の値」には「7」を、「磁 気偏角の方向」には「W」を設定してください。
本機に入力する「偏角値」は、1°(度)単位です。磁気偏角の値をお調べになった資料によっては、0.1°(度)単位、10'
(分)単位などで表記されている場合があります。そのときは、以下の例を参考に、1°(度)単位に換算してください。
〔例1〕 7.0°〜7.4°: 7 °
7.5° :7°または8°
7.6°〜7.9°: 8 °
〔例2〕 7°00'〜7°20' :7°
7°30' :7°または8° 7°40'〜7°50' :8°
28
●磁気偏角補正のしかた
(初めて磁気偏角補正を行なう場合/「OFF」に設定して
いる場合)
1.
方位計測モードにする
時刻モードのとき、
CC
C ボタンを押します
CC
方位計測モードとなりま
す。
2.
磁気偏角補正状態にする
方位計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
「磁気偏角補正状態」とな
ります。
※ 補正状態で2〜3分間何も
操作を行なわないと、自動 的に補正状態が解除され ます。
(約2秒間)
3.
「磁気偏角の方向」をセットする
DD
D ボタンを押します
DD
磁気偏角の方向の切替え
状態になります。
4.
「磁気偏角の方向」を切り替える
AA
A ボタンを押します
AA
A ボタンを押すごとに磁
気偏角の方向の設定が切 り替わります。
OFF :補正しない
E:
W:西
磁気偏角の方向
29
5.
「磁気偏角の値」をセットする状態にする
DD
Dボタンを3回押します
DD
「2点補正(26ページ参照)
の状態」を1画面、「北方位 補正(27ページ参照)の状 態」を1画面表示した後、磁 気偏角の値をセットする 状態になります。
※「磁気偏角の方向」が「OFF」に設定されている場合に
は、「磁気偏角の値」をセットすることはできません。
6.
「磁気偏角の値」をセットする
AA
Aまたは
AA
します
A ボタンを押すごとに数
字が進み、C ボタンを押 すごとに戻ります。
※ それぞれ押し続けると早
送りします。
※ 磁気偏角の値は、0°〜90°
でセットできます。
7.
セットを終わる
EE
E ボタンを押します
EE
点滅が止まり、セット完了です。
30
CC
Cボタンを押
CC
(戻る)
(進む)
●磁気偏角補正のしかた
(以前、磁気偏角補正を行なったことがある場合)
1.
方位計測モードにする
時刻モードのとき、
CC
C ボタンを押します
CC
方位計測モードとなりま
す。
2.
磁気偏角補正状態にする
方位計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
「磁気偏角補正状態」とな
り、現在設定されている磁 気偏角の値が点滅します。
※ 補正状態で2〜3分間何も
操作を行なわないと、自動 的に補正状態が解除され ます。
(約2秒間)
磁気偏角の値
3.
「磁気偏角の値」をセットする
AA
A ボタンまたは
AA
A ボタンを押すごとに数字が進み、C ボタンを押す
ごとに戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送りします。 ※ 磁気偏角の値は、0°〜 90°でセットできます。
4.
「磁気偏角の方向」をセットする
DD
D ボタンを押します
DD
磁気偏角の方向の切替え
状態になります。
CC
C ボタンを押します
CC
補正する方位
5.
「磁気偏角の方向」を切り替える
AA
A ボタンを押します
AA
A ボタンを押すごとに磁
気偏角の方向の設定が切 り替わります。
OFF :補正しない
E:
W:西
6.
セットを終わる
EE
E ボタンを押します
EE
点滅が止まり、セット完了です。
31
■ 登山中やトレッキング中の使用例
N
N
地図上の北
時計の北
●整置(正置)について
登山やトレッキングでは、自分が今どこにいるかを把握す ることが必要です。そのためには地図と実際との方向を合 わせることが大切です。これが「整置」です。整置をする ことで、地図と実際との対応が容易になります。具体的に は、地図上の北方向と本機の北方向を合わせる作業のこと です。
★ 現在地を把握する
2.
本機に北が表示されたら、地図だけを回して、本機の 北と地図の北が一致する方向に揃えます。
※ 本機に表示される北を「磁北」に設定している場合
は、地図上の「磁北」にあわせます。本機に表示さ れる北を「真北」に設定している場合は、地図上の
「真北(通常真上)」にあわせます。
1.
時刻モード、方位計測モー ド、気圧・温度計測モード、 高度計測モードのいずれか のモードで、本機を水平に 持つか、または腕にはめて 水平な状態にして、Cボタ ンを押します。約 2秒後に 方位が表示されます。
32
3.
これで地図と周囲の風景の方向が一致します。
4.
地図と周囲の風景を対応させながら、現在地を確認し ます。
★進行方向を把握する
1.
地図上の現在位置を確認します。
2.
地図上の進みたい方向が体 の正面を向くように地図を 回します。
3.
時刻モード、方位計測モー ド、気圧・温度計測モード、 高度計測モードのいずれか のモードで、本機を水平に 持つか、または腕にはめて 水平な状態にして、Cボタ ンを押します。約 2 秒後に 方位が表示されます。
4.
地図の持ち方は変えずに、本機の北と地図の北が一致 するように体を回します。
5.
地図と周囲の風景の方向が一致し、体は進みたい方向 を向いている状態になります。
33
●2 カ所の目印から現在地を割り出す(クロスベアリング)
3.
1.
周囲に見える山頂や人工物など「地図と対応可能な目 印」を2カ所見つけます。なお、2カ所の目印は、90°ぐら いの角度を形成する位置にあるものを選んでください。
A
2.
まず、Aの方向に、本機の 12 時位置を向けます。
A
12時位置
34
B
時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モード、 高度計測モードのいずれかのモードで、本機を水平に 持つか、または腕にはめて水平な状態にして、C ボタ ンを押します。約 2 秒後に方位が表示されます。
4.
例えば、計測結果が292°の場合、Aが北から292°とな る方向の線上のどこかに現在地があることになります。 地図にその線を書き込みます。
5.
次に、Bの方向に、本機の 12 時位置を向けます。
6.
手順 3. と同様の方法で、方位を計測します。
B
12時位置
7.
E
例えば、計測結果が 45°の場合Bが北から45°とな る方向の線上のどこかに現在地があることになります。 地図にその線を書き込みます。
8.
地図上の「Aから引いた線」と「Bから引いた線」の交 点が、現在地となります。
B
A
※ 2 カ所以上の目印から、同様の手順で、現在地を割
り出すことができます。目印が多いほど、より正確 な現在地を割り出すことができます。
45°
292°
N
W
S
●地図上に示された目標地点の方位を調べ、 その方向に進む(ベアリングメモリー)
1.
地図上の現在位置を確認します。
2.
地図上の現在地と目標地点とを結ぶ方向に本機の 12 時位置を向けます。
※ この後の手順4.で整置を行なうので、この時点で
は地図の向きを意識しなくても問題ありません。
35
3.
時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モード、 高度計測モードのいずれかのモードで、本機を水平に 持つか、または腕にはめて水平な状態にして、Cボタ ンを押します。約 2 秒後に方位が表示されます。 ※ 方位計測後、約 20 秒以内に、下記の手順 4、5 の
操作を行なってください(Cボタンを押して再計測 を行なうと 20 秒延長されます)。
N
目標地点
4.
もう一度、整置を行ないます。(「整置(正置)について」 32 ページ参照)。
5.
Eボタンを押すと、その時 表示されている方位が記録 されます。
※ 方位計測後の約20秒間、
記録した方向を指し示す グラフィックを表示しま す。また、常に記録した 方位の角度を表示しま す。
記録した方向を 指し示 すグラフィック
記録した方位の角度
36
12時位置
N
6.
記録した方向を指し示すグラフィックが本機の 12 時 側に表示されるように進んでゆきます。グラフィック の位置を確認するときは、C ボタンを押します。方位 計側を行ない、記録した方向を指し示すグラフィック を表示します。 状況により、直進できずに正しい進路からはずれる場 合があります。その場合は、もう一度、現在地を把握 し、目標地点の方位を記録し直してください。
●周囲の山の名前を調べる(山座同定)
目標物
N
N
地図上の北
時計の北
1.
名前を調べたい山の方向 に、本機の12時位置を向け ます。
2.
時刻モード、方位計測モー ド、気圧・温度計測モード、 高度計測モードのいずれか
3.
のモードで、本機を水平に 持つか、または腕にはめて 水平な状態にして、Cボタ ンを押します。約2 秒後に 方位が表示されます。
本機の北と地図の北を合わせるために整置を行ないま す(「整置(正置)について」32 ページ参照)。
目標物
4.
地図上の現在地から本機の 12 時位置の方向に引いた 線上に、現在見えている山があることになります。延 長線上に複数の山が存在する場合は、1地点からの方 位計測では識別できないので、山の高さや地形、およ び重なり具合から距離を判断して、山の名前を特定し ます。
37
■ おかしいと思ったときは
本機は針式のコンパスと同様に、磁気の不安定な場所や磁気の方向がずれている場所では、正確な計測はできません。 また、使い方を間違えると正確な計測ができないため、計測結果がおかしいと思ったときは、以下の内容を確認してくだ さい。
●方位表示が実際の方向とずれる
原因その 1 : 2 点補正がされていない。
対処 : こまめに 2 点補正を行なってください。
原因その 2 :
原因その 3 : 磁気が荒れている場所。
38
近くに強い磁気を発生する物体(もの)がある。
対処 : 以下のようなものの近くでは計測できませ
んので、離れて計測を行なってください。
電気製品、大きな橋、鉄柱などの鉄で できた物体、電車の架線、電車や船な どの乗り物
対処 : 上記物体から離れて計測してください。
同一場所なのに、方位表示が計測するたびに変わる
原因: 高圧線のそばなど、磁気の状態が不安定である。 対処: 計測場所を変えて、再計測してください。
●室内で正確な計測ができない
原因: テレビ・パソコンなど、近くに磁気の方向を乱す物
体がある。
対処: 計測場所を変えるか、室外に出てから再計測してく
ださい。特に鉄筋コンクリート造りでは、正確な計 測はできません。
気圧・温度計測
■ 気圧・温度計測のしかた
時刻モード、方位計測モード、高度計測モードのときに B ボタンを押して気圧・温度計測モードに切り替えると、気圧と 気圧傾向表示、気圧差グラフィック、温度を表示します。
●表示の見方
気圧傾向表示
気圧 温度
※ モード切替え直後は気圧表示に4〜5秒かかる場合が
あります。
気圧差
グラフィック
●気圧・温度計測について
気圧・温度計測モードに切り替えると、最長約3 分間は約 5 秒ごとに計測します。 以後、B ボタンを押すごとに再計測を行ないます。
※外気温を計測するときは、時計を腕からはずして、体温、
汗(水滴)、直射日光などの影響を受けないようにしてく ださい。
※実際の外気温と時計自体の温度が同じになるまでに、20
〜 30 分程度かかります。
<気圧計測>
計測範囲:260hPa 〜 1,100hPa 計測単位:1hPa
※計測値が計測範囲を超えた場合は、−−−−表示とな
ります。
<温度計測>
計測範囲:− 10.0℃〜 60.0℃ 計測単位:0.1℃
※計測値が計測範囲を超えた場合は、−−−表示となり
ます。
●気圧傾向表示について
2時間おきに自動計測された気圧値をグラフで表示します。
気圧・温度計測モードでボタン操作を行なわずに 約 2 〜 3 分間経過すると、自動的に時刻モードに戻 ります。
39
■ 気圧傾向表示の見方
気圧傾向表示は2時間おきに自動計測された気圧を連続し て過去24時間分(12回計測)をグラフ表示するものです。
※グラフは、1hPa 単位で表示します(縦1ドットが1hPa
を表わします)。 主に、気圧の変化を読み、天気の傾向を知る「晴雨計」と してお使いください。
<気圧傾向はこのように見ます>
気圧傾向を見るときには、下記の表示例を参考にして気圧 変化(お天気の傾向)の目安にしてください。 なお、測定場所の高度などの環境条件が変わると、気圧が 変化して気圧傾向表示に影響を及ぼしますのでご注意くだ さい。
上昇傾向にあるとき
高度差の生じる移動および急激な天気、温度変化など によって気圧が大幅に変化すると、過去の気圧データ がグラフ表示領域からはずれて見えなくなることがあ ります。なお、その後に計測された値が見えなくなっ た値に近いものになると、再び表示されます。
表示領域外
40
気圧が上がり傾向(天気が良くなる)という目安になります。
下降傾向にあるとき
気圧が下り傾向(天気が悪くなる)という目安になります。
●温度・湿度の環境によって若干、気圧傾向の表示が変わ ることがあります。あくまでも気圧傾向の目安として見 てください。
●気圧計測時にセンサーが故障しているとき、または二次 電池が消耗しているときや機能スリープ中には計測は行 なわれず、その時間帯の気圧傾向は表示されません。
■ 気圧差グラフィックの見方
気圧差グラフィックは、気圧・温度計測モードで計測され た値と、2 時間おきに自動計測された最新の計測値との差 をグラフィック表示しますので、最新の気圧傾向を確認す ることができます。
※気圧差グラフィックは 1hPa単位で±5hPa 範囲をグラ
フィック表示します。
例:気圧差が− 5hPa の場合
比較データ
+5hPa
±0hPa
気圧差グラフィック
(−5hPa)
●気圧差が± 5hPa を超えた場合や気圧計測値が計測範囲 (260 〜 1100hPa)を越えた場合は、グラフィックは
点灯しません。
41
■ 気圧調整のしかた
本機は、工場出荷時に大気圧に近い値を表示するように調整してありますので、通常は気圧の調整を行なう必要はありま せん。正確な気圧計があって、その気圧に対して本機の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい気圧を
調整してください。この気圧調整を誤って行なうと、気圧を正しく計測できなくなるのでご注意ください。
1.
気圧・温度計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
OFF(または温度)が点滅
します。
※ なお、気圧が表示される
まで約 4 〜 5 秒かかりま すので操作せずにお待ち ください。
※ 調整状態で2〜 3分間何も操作を行なわないと、自動
的に調整状態が解除されます。
2.
気圧を点滅させるには、
DD
D ボタンを押します
DD
OFF(または気圧)が点滅
します。
42
気圧
(約2秒間)
温度
3.
気圧値のセットは、
AA
Aまたは
AA
します
A ボタンを押すごとに
1hPa ずつ進み、C ボタ ンを押すごとに 1hPa ず
つ戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送りします。 ※ AC ボタンを同時に押すと、OFF表示となり、
工場出荷時に調整してある基準気圧に戻ります。
4.
気圧セット後、
EE
E ボタンを押します
EE
気圧・温度計測モードの
表示に戻ります。
CC
Cボタンを押
CC
(戻る)
(進む)
■ 温度調整のしかた
本機の温度計は、工場出荷時に調整してありますので、通常は温度の調整を行なう必要はありません。正確な温度計があっ て、その温度に対して本機の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい温度を調整してください。この温 度調整を誤って行なうと、温度を正しく計測できなくなるのでご注意ください。
2.
1.
気圧・温度計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
OFF(または温度)が点滅
します。
※ なお、気圧が表示されるま
で約4〜5秒かかりますの で操作せずにお待ちくだ さい。
※ 調整状態で2〜3分間何も
操作を行なわないと、自動 的に調整状態が解除され ます。
気圧
(約2秒間)
温度
温度値のセットは、
AA
A または
AA
します
A ボタンを押すごとに
0.1℃ずつ進み、Cボタン を押すごとに 0. 1℃ずつ 戻ります。
※ それぞれ押し続けると早
送りします。
AC ボタンを同時に押すと、OFF表示となり、
工場出荷時に調整してある基準温度に戻ります。
3.
温度セット後、
EE
E ボタンを押します
EE
気圧・温度計測モードの表
示に戻ります。
CC
C ボタンを押
CC
(戻る)
(進む)
43
■ 気圧ミニ知識
●気圧傾向表示の便利な使い方
その 1
ハイキングや山登りなどで出発する前日の夜 から朝までの気圧を測り、天気の傾向を知る 目安にできます。
●気圧の変化を読むことにより、天気の予想ができます。
気圧は大気が動くにつれて変化しますので、気圧の変化を見れば天気が良くなるか、それとも悪くなるかをある程度予想できます。 <気圧が高くなりつつあるとき> 天気は回復傾向 <気圧が低くなりつつあるとき> 天気は下り坂傾向
その 2
気圧の傾向が表示されるので、夕立が起こり やすいかなどの天気の傾向を知る目安にでき ます。
その理由は・・・
高気圧あるいは 低気圧が接近し てくると右記の ような天候の変 化が生じるから です。
<高気圧のとき>
下降気流となるので 雲は消え、天気が良 くなる。
上空
下 降 気 流
高気圧
地面
<低気圧のとき>
上昇気流となるので 雲ができ、雨が降っ てくる。
上空
上 昇 気 流
低気圧
地面
●大気圧について
テレビ、新聞などで発表される気圧値は、実際に山頂や平地や海上で計測した気圧値を海抜0mで測った値に計算してい ますので、山間部などは天気図上その場所の気圧値ではありません。 これは、気圧分布を見る(気圧を比較する)ためには一定の高さにおける気圧値として統一する必要があるからです。こ の一定の高さ(海抜 0 m)として修正することを海面更正といいます。 
44
高度計測
<現在地の高度を調べる(47 ページ)>
頂上や休憩地点などで高度計 測を行なうと、その現在地の 高度がわかります。
本機の高度計測機能は、内蔵の圧力センサーで検出した変化量を国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準大気
(ISA)と照合し、高度に換算して表示するものです(相対高度計)。
< 2 点間の高度差を調べる(48 ページ)>
基準地点から現在地点までの 高度差を表示します。
 あらかじめ基準地点となる場
所で0mにリセットしておく と、その基準地点から、どれ だけ登ったのか(下ったの か)がわかります。
※ 標高差を調べる時などにも
便利です。
<ご注意>
高度を計測する場合は、時計を素肌に直接つけるなどして、なるべく時計自体の温度を一定にし、温度変化の影響を 受けないようにして行なってください。
※大気の温度変化および標高差による温度変化の影響を受けると多少の誤差がでることがあります。
45
●表示について
高度計測モードの表示は、4 つのタイプから選ぶことができます。 高度差計測(48ページ参照)を行なう場合は、あらかじめ高度差が表示される<タイプ 3 >または<タイプ 4 >を選ん でください。
<タイプ1>
高度傾向表示
<タイプ2>
高度傾向表示
<タイプ3>
高度差表示
<タイプ4>
高度差表示
高度
時刻モードの時刻
時刻モードの時刻高度
<高度傾向表示>
高度計測モードで計測した高度
現在高度(点滅)
をグラフ表示します。 ※グラフの単位は、「縦:10m」、
「横:高度計測間隔(5秒また
は2分)」です。
表示タイプの設定方法は、49 ページの「表示タイプの設 定」をご覧ください。
46
高度
時刻モードの時刻
時刻モードの時刻高度
●高度計測間隔について
高度計測モードに切り替えると、最初の約3 分間は約 5 秒 ごとに計測し、その後は「約 2 分おきに約 9 〜 10 時間自 動計測」または「約5 秒おきに約1時間自動計測」します。
「約 2 分おきに約 9 〜 10 時間自動計測する」か、「約 5 秒
おきに約1時間自動計測する」かの設定方法は、50 ページ の「高度計測間隔の設定」をご覧ください。
■ 高度計測のしかた
時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モードのときに A ボタンを押して高度計測モードに切り替えると、その ときの高度を計測して表示します。
表示例:タイプ1
高度傾向表示
高度
時刻モードの時刻
※ モード切替え直後は高度表示に4〜5秒かかる場合が
あります。
<高度計測>
表示範囲:− 10,000m 〜 10,000m 表示単位:5m 計測範囲:− 700m〜 10,000m 計測単位:5m
※計測は表示範囲内の 10,700m 間で行ないます。 ※本機の高度値は相対高度値ですので、基準高度の設定値
により、実際は海面より高くてもマイナス表示されるこ とがあります。
※計測値が計測範囲・表示範囲を越えた場合は、オーバー
表示(−−−−)となります。
高度計測モードで、計測間隔を 2分に設定していると きは9〜10 時間、計測間隔を 5秒に設定していると きは 59 〜 60 分間ボタン操作を行なわないと、自動 的に時刻モードに戻ります。
47
■ 高度差計測のしかた
高度差
<タイプ4>
基準地点から現在地点までの高度差を表示します。
基準地点よりも高い場所に移動した場合:「+」符号が付いた数値で表示
基準地点よりも低い場所に移動した場合:「−」符号が付いた数値で表示
<高度計測>
表示範囲:− 3,000m 〜+ 3,000m ※計測値が計測範囲・表示範囲を越えた場合は、オーバー表示(−−−−)となります。
1.
49 ページの「表示タイプの設定」をご覧になり、   「高度差が表示される表示タイプ(3または 4)」を   選びます。
2.
高度差計測の基準とする地点(現在地など)で、
EE
E ボタンを押します
EE
高度計測を行ない、上段に高度差を表示します。
48
<タイプ3>
高度差
<タイプ4>
高度差
<タイプ3>
高度差
(基準地点なので、ここで は0 m)
■ 表示タイプの設定
1.
高度計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
OFF(または高度)が点
滅します。
※ なお、高度が表示されるま
で、約4〜5 秒かかります ので操作せずにお待ちく ださい。
※ 設定状態で2〜3分間何も
操作を行なわないと、自動 的に設定状態が解除され ます。
2.
表示タイプの設定に切り替える
DD
D ボタンを 2 回押しま
DD
現在設定されている表示タ
イプの番号が点滅します。
(約2秒間)
3.
表示タイプを選ぶ
AA
A または
AA
します
A ボタンを押すごとに、
表示タイプの番号が進み、 C ボタンを押すごとに戻 ります。
〈タイプ1〉
〈タイプ3〉
※表示される項目については、46ページの「表示について」を
ご覧ください。
CC
C ボタンを押
CC
〈タイプ2〉
〈タイプ4〉
4.
表示タイプの設定後、
高度計測モードの表示に戻ります。
EE
E ボタンを押します
EE
49
■ 高度計測間隔の設定
1.
高度計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
OFF(または高度)が点
滅します。
※ なお、高度が表示されるま
で、約 4〜 5 秒かかりま すので操作せずにお待ち ください。
※ 設定状態で2〜3分間何も
操作を行なわないと、自動 的に設定状態が解除され ます。
2.
計測間隔の設定に切り替える
DD
D ボタンを押します
DD
「2'00」または「0'05」が点
滅します。
50
(約2秒間)
3.
計測間隔を選ぶ
AA
A ボタンを押します
AA
A ボタンを押すごとに、
2'00
」と「0'
05」
わります。 2'00
:約2分おきに約9〜
4.
10時間計測する
0'05
:約5秒おきに約1
時間計測する
計測間隔の設定後、
EE
E ボタンを押します
EE
高度計測モードの表示に戻ります。
が切り替
■ 高度メモリー
メモリー計測を行なって記録されるデータは、2 種類あります。
●メモリーデータ
一定間隔で自動計測したときの月日・時刻と高度を40本、そのときの最高高度・最低高度・積算上昇高度・積算下降高 度が記録できます。
※ メモリーは、スタート時およびストップ時と、スタート以降は 15 分ごと(時刻モードの 00分、15 分、30 分、45
分)に行なわれます。 ※ メモリーデータは、メモリー計測を行なうたびに自動消去され、新たなデータがメモリーされます。 ※ メモリー計測は 40 本をメモリーした後、最終の 1 本をメモリーすると自動的に停止します。 ※ メモリー計測は他のモードに切り替えても計測とメモリーを続けます。このときは、RECマークが点滅します。 ※ 最高高度、最低高度、積算上昇高度、積算下降高度の各データには、以下の計測値がメモリーされます。
計測間隔を 2 分に設定している場合:最初の 3 分間は 5 秒ごと、それ以降は 2 分ごとの計測値
   計測間隔を 5 秒に設定している場合:5 秒ごとの計測値
※ 積算上昇高度、積算下降高度は、計測値に± 15m 以上の高度差が生じたときにメモリーします。
●過去メモリーデータ
今まで(最新を含む)メモリーされた「最高高度の中で一番高い値」と「最低高度の中で一番低い値」、「積算上昇高度の 合計値」と「積算下降高度の合計値」もメモリーされます。
※ 積算上昇高度の合計値および積算下降高度の最大表示値は、99,995mです。99,995mを超えた場合は、0m から
繰り返し積算されます。
スタート地点
最低高度
最高高度
ストップ地点
最高高度 最低高度 積算上昇高度 積算下降高度
メモリー計測中の最高高度メモリー計測中の最低高度上昇した高度の合計(AC下降した高度の合計(BD
51
●メモリー計測のしかた
1.
メモリー計測開始
高度計測モードのとき、
AA
A ボタンを約 2 秒間押
AA
し続けます
確認音が鳴り、そのときの
高度と月日・時刻をメモ リーします。
※RECが点滅します。
2.
メモリー計測終了
AA
A ボタンを約 2 秒間押
AA
し続けます
確認音が鳴り、計測終了時
の高度と時刻がメモリー されます。
52
RECマーク
(約2秒間)
(約2秒間)
■ メモリーしたデータを見る
高度計測モードでメモリーしたデータ(メモリーデータ/ 過去メモリーデータ)はリコールモードで見ることができ ます。
※リコールモードに切り替えるには、時刻モードのときに
D ボタンを 1 回押します(11 ページ参照)。
●メモリーデータ表示/過去メモリーデータ 表示の切替え
リコールモードでBボタンを押すごとに、メモリーデータ 表示と過去メモリーデータ表示が切り替わります。
〈メモリーデータ表示〉 〈過去メモリーデータ表示〉
TTLマーク 過去メモリーデータを 表示しているときに点灯します。
●メモリーデータ表示
メモリーデータ表示では、A または C ボタンを押すごとに、メモリーされた順に表示されます。 ※A または C ボタンは押し続けると早送りができます。 ※メモリーデータ表示/最高高度表示/最低高度表示の最下段には、「月日」と「時刻」が 1秒ごとに交互に表示されます。
メモリーデータ番号
高度
時刻
1秒ごと
月日
〈最低高度〉 〈最高高度〉〈積算上昇高度〉〈積算下降高度〉
53
●過去メモリーデータ
過去メモリーデータ表示では、A または C ボタンを押す ごとに、以下の順に表示されます。
※「今までメモリーされた最高高度の中で一番高い値」を表
示する最下段/「今までメモリーされた最低高度の中で一 番低い値」を表示する最下段には、「月日」と「時刻」が 1 秒ごとに交互に表示されます。
〈今までメモリーされた 最高高度の中で一番高い値〉
〈今までメモリーされた 最低高度の中で一番低い値〉
★過去メモリーデータのクリアー
過去メモリーデータはクリアーすることができます。 ※過去メモリーデータのクリアーを行なうと、過去メモ
リーデータのすべてがクリアーされますので、ご注意く ださい。
リコールモードでBボタンを押 して過去メモリーデータ表示に 切り替え、E ボタンを押し続け ます。CLRと表示後、さらに約 2秒間押し続けると、ピッと確 認音が鳴り、CLRが点滅して データがクリアーされます。
〈今までメモリーされた 積算下降高度の合計値〉
1万の位の数値を表示します。 この表示で表わされる合計値は、
「98,060m」となります。
54
〈今までメモリーされた 積算上昇高度の合計値〉
1万の位の数値を表示します。 この表示で表わされる合計値は、
「98,035m」となります。
■ 基準高度のセット
正確な高度計または高度基準の標識のあるところで基準高度をセットするときは、以下の手順で行なってください。
本機で表示する高度は、気圧の変化や、大気の温度変化および標高差による温度変化のために多少の誤差が出ること があります。そのため、登山のときなどは、高度基準の標識と本機の示す高度とを照らし合わせ、以下の操作にした がいこまめに高度をセットすることをおすすめします。
1.
高度計測モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
OFF(または高度)が点滅
します。
※ なお、高度が表示されるま
で約 4 〜 5 秒かかります ので操作せずにお待ちく ださい。
※ セット状態で 2 〜 3 分間
何も操作を行なわないと、 自動的にセット状態が解 除されます。
基準高度
(約2秒間)
2.
基準高度のセットは、
AA
A または
AA
します
A
ずつ進み、
ごとに5mずつ戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送りします。 ※ A・Cボタンを同時に押すと、OFF表示となり、工
場出荷時に調整してある基準高度(OFF)に戻ります。 ※ 基準高度は− 10,000 m〜10,000mまでセットで
きます。
3.
基準高度セット後、
EE
E ボタンを押します
EE
CC
C ボタンを押
CC
ボタンを押すごとに5m
C
ボタンを押す
(戻る)
(進む)
高度計測モードの表示に
戻ります。
55
■ 温度を優先的に計測するには
温度を優先的に計測するときは、本機を腕からはずすなど、
体温の影響を受けないようにして行なってください。 ※ただし、このとき表示される高度値は、温度変化の影響
を受けるため、腕につけたまま計測した高度値と比べて 若干の誤差を生じることがあります。
※実際の気温と時計の温度が同じになるまで約20〜30分
程度かかります。
●どちらかを優先して計測するときは
登山中やトレッキング中の使用例
●高度差計測のしかた
基準地点から現在地点までの高度差を表示します。あらか じめ目標地点までの高度差を調べておくと、あと何メート ル登れば良いか(下れば良いか)の目安になります。
1.
本機の表示を「高度差が表示される表示タイプ(3 ま たは 4)」に設定します(49ページ参照)。
高度を優先的に計 測するときは、温
度を一定または温 度変化を少なくし ておきます。
例)
腕につけたまま にしておく、など
56
温度を優先的に計 測するときは、体
温の影響を受けな いようにします。
例)直射日光に当た
らないようにバッ グにさげるなど
2.
地図上で、等高線などを参 考にして、現在地と目標地 点の高度差を調べます。
目標地点
現在地
3.
高度計測モードのとき、
EE
E ボタンを押します
EE
高度計測を行ない、上段に
高度差を表示します。
高度差
(基準地点なので、ここで は0 m)
■ 高度ミニ知識
●高度と気圧・気温の関係
一般的に海面より高度が高くなるほど気圧は低くなり、気 温は下がります。したがって、気圧がわかれば高度をある 程度知ることができます。
本機では国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準 大気(ISA)の高度と気圧の関係を使って高度を推定する 方法を採用しており、相対高度を表示します。
現在地の高度
4.
「地図で調べた高度差」と「本機に表示される高度差」
を比較しながら、進みます。「地図で調べた高度差」が +80 メートルの場合、「本機に表示される高度差」が +80 メートルになる地点が「高度的な目標地点付近」 となります。
高度
4,000m
3,500m
3,000m
2,500m
2,000m
1,500m
1,000m
0m
500m
気圧
616hPa
701hPa
795hPa
899hPa
1,013hPa
100m毎に約8hPa
100m毎に約9hPa
100m毎に約10hPa
100m毎に約11hPa
100m毎に約12hPa
−11℃
−4.5℃
(国際標準大気より)
温度
2℃
8.5℃
15℃
1,000m 毎に 約6.5℃
57
●使用例:海抜高度に近い値を得るには
海抜高度に近い値を表示するように使用するときは、海岸 や山の標識などの海抜高度のわかるところで、 に高度を同じ値にセットしてください。
※日によって気圧の変化があるため、なるべく直前にセッ
トしてください。
例)海抜高度 400 mの標識に合わせる
(1)A地点にて海抜高度400mの標識と同じ値に高度
をセットします。
(2)A地点からB地点へ行き、高度を計測します。 (3) もし、B地点にも海抜高度標識があれば、もう一
度海抜高度をセットします。
※気圧変化などによりB地点
での海抜高度と誤差がある 場合は、必ずセットし直し てください。
A地点
400
★海抜高度に近い値として使うときの注意点
以下の条件下では正しく計測できない場合があります。
気象条件により大気圧が変化したとき
気温の変化が大きいとき
本機に大きな衝撃を与えたとき
58
計測の直前
B地点
●高度の表現方法(相対高度と海抜高度)
高度を表わす方法には、以下の 2 通りがあります。
11
1海抜高度…海面からの絶対的な高さ
11
22
2相対高度…ある場所とある場所との高さの差(高度差)
22
※本機では、相対高度を計測します。
<海抜高度と相対高度>
ビルの高さ130m <相対高度(高度差)>
屋上の海抜330m <海抜高度>
●高度計測上のご注意
●本機は、気圧の変化を高度に換算しますので、同じ場所 で高さを計測しても、気圧が変化すれば高度表示が変わ ります。
例:地上を0mにセットしても、気圧が変わると高度
表示が変わる。 12月28日(晴、高気圧1,030hPa)に地上で 0mにセットした場合、12月31日(雨、低気圧 990hPa)に気圧が下がり、高度表示をみると地 上が335m表示となる。
※地上からの建物の高さ  および山の高さ  (相対高度)
建物の高さ
<海面の気圧>
12/28 12/31
1,030hPa 990hPa
(海面)
200m
<12/28→12/31の高度表示> 12/28<山の高さ>12/31
959hPa
921hPa
500m
12/28<建物の高さ>12/31
994hPa
200m
12/28<地上の高さ>12/31
1,018hPa
(地上)海抜高度100mの場合
0m
835m
955hPa
535m
978hPa
335m
海抜 高度
600m
山頂の高さ 500m
300m
100m
0m
●天候の急激な変化により気圧や気温が大きく変化した場 合は、正しく計測できなくなります。 例:山登り中に低気圧が接近し、気圧が下がったときは、
実際より高度が高く表示されます。
●急激な温度変化が計測値に影響を及ぼすため、なるべく 時計自体に温度変化の影響を受けないように、素肌に直 接つけるなどしてご使用ください。
●飛行機内でアナウンスされる高度は、飛行機の回りの大 気圧を計測していますので、実際に機内で計測した高度 と一致しません。
●本機の高度計測機能は計測周期の仕様上、以下のような 短時間で高度が変化するスポーツには使用できませんの でご注意ください。 例:スカイダイビング、ハンググライダー、
パラグライダー、ジャイロコプター、グライダーなど
59
計測異常検出機能
センサーの故障および接触不良により正常な計測が行なえなくなった場合には、自動的に計測を停止し、下記の表示を行 ないます。
■ERR表示となるときは
気圧・高度・温度・方位を計測中にERRが表示された場合は、再計測を行なってみてください。それでもERRが 表示されるようでしたら故障が考えられますのでカシオテクノ修理相談窓口(85ページ参照)にてチェックを受けてく ださい。
<気圧計測時> <高度計測時> <方位計測時>
60
ワールドタイムの使い方
10ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい
DD
D ボタンを押し、ワールドタイムモードにします。
DD
ワールドタイムモードでは、世界 30都市(29タイムゾー ン)の時刻を知ることができます。
※ワールドタイムモードに切り替えると、前回このモード
で最後に見た都市の時刻を表示します。
※ワールドタイムの「秒」は基本時刻の「秒」に連動してい
ます。
※ホームタイム(基本時刻)を24時間制にしているときは、
ワールドタイムも 24 時間制で表示されます。
ご注意
ワールドタイムが合っていないときは、時刻モードの時刻 およびホームタイム都市設定を確認し、違っているときは 正しくセットしてください。
* セットについては 68 ページ参照。
■ 都市のサーチ
ワールドタイムモードのとき、
AA
A または
AA
A ボタンを押すごとに都市コードが進み、C ボタンを
押すごとに戻ります。
AC ボタンとも、押し続けると早送りします。
★ グラフィック表示について
秒に連動して点灯箇所が移動します。
CC
C ボタンを押します
CC
グラフィック 表示
都市コード
時刻モードの時刻
ワールドタイム
(戻る)
(進む)
(戻る)
(進む)
61
■ サマータイム(DST)について
サマータイムとは DST(DaylightSavingTime)とも 言い、通常の時刻から1時間進める夏時間制度のことです。 サマータイムの採用時期は国や地域により異なりますし、 採用していないところもありますのでご注意ください。
■ サマータイムのON/OFF設定
準備:ワールドタイムモードのとき、
を押して、設定したい都市を選びます。
EE
E ボタンを約 2 秒間押し続
EE
けます
E ボタンを約 2 秒間押し続
けるごとにサマータイムの ON / OFF が切り替わりま す。
※サマータイムが ON のとき
は、DST マークが点灯して、 通常の時刻より 1 時間進み ます。
※各都市ごとにサマータイムを設定することができます。
ただし、GMT表示のときはサマータイムの設定はで きません。
※ホームタイムで設定している都市をサマータイムONに
したときは、ホームタイム(基本時刻)もサマータイム ON になります。
62
AA
A または
AA
(約2秒間)
CC
C ボタン
CC
DSTマーク
■ 都市コード一覧
コード
11
HNL ANC LAX DEN CHI NYC
CCS*
RIO
0201
GMT LON PAR BER ATH CAI
※この表は 2008 年 12 月現在作成のものです。 ※この表の時差は協定世界時(UTC)を基準としたものです。 ※各国の時差およびサマータイムは国の都合により変更さ
れることがあります。
* 2007 年 12 月に CCS(カラカス)の時差が「− 4.5」
に変更になっていますが、本機では対応しておりません。
「時差− 4 の地域」としてご使用ください。
都市名
時差 コード
1110
ホノルル
–9
アンカレジ
–8
ロサンゼルス
–7
デンバー
–6
シカゴ
–5
ニューヨーク
–4
カラカス
リオデジャネイロ
321
<グリニッジ標準時>
0
ロンドン
0 +1 +1 +2 +2
パリ
ベルリン
アテネ カイロ
JRS JED THR DXB KBL KHI DEL DAC RGN BKK HKG SEL TYO ADL SYD NOU WLG
時差
+2 +3
+3.5
+4
+4.5
+5
+5.5
+6
+6.5
+7 +8 +9 +9
+9.5
+10 +11 +12
都市名
エルサレム
ジェッダ テヘラン
ドバイ
カブール
カラチ デリー
ダッカ ヤンゴン バンコク
香港
ソウル
東京
アデレード
シドニー ヌーメア
ウェリントン
ストップウオッチの使い方
<スプリット計測中>
ストップウオッチは 1/100 秒単位で 23 時間 59 分 59 秒 99(24 時間計)まで計測できます。計測範囲を超えると、 自動的に 0 に戻って計測し続けます。
■ 計測のしかた
ストップウオッチモードのとき、
AA
A ボタンを押します
AA
A
ボタンを押すごとに、計測がスタート/ストップします。
1/100秒
スプリット/
リセット
10 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい
DD
D ボタンを押し、ストップウオッチモードにします。
DD
●通常計測
スタート ストップ リセット
積算計測… ロスタイムのあるときは、ストップ後リセット
せずに A ボタンを押して再スタートすれば、 表示タイムに引き続き計測を始めます。
●スプリットタイム(途中経過時間)の計測
スタート/
時刻モードの時刻 秒
計測中にC ボタンを押すと、表示は止まりますが、
内部では計測を続けるスプリット計測となります
(SPL 表示)。
※スプリット計測中にモードを切り替えると、スプ
リットは解除されます。
計測ストップ時にCボタンを押すと、計測値が0に
戻ります(リセット)。
ストッ プ
スプリット計測 スプリット解除
●1・2 着同時計測
スタート
1着ゴール
(1着タイム表示)
リセットストッ プスタート
2着ゴール 2着タイム表示 リセット
63
タイマーの使い方
10ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい
DD
D ボタンを押し、タイマーモードにします。
DD
タイマーは 1 分単位で24時間までセットできます。セッ トした時間を経過(タイムアップ)すると5秒間の電子音 が鳴ります。
■ タイマーのセット
1.
セット状態にする
タイマーモード(リセット状態)のとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
「時」が点滅します。
※ セット状態で2〜3分間何
も操作を行なわないと、自 動的にセット状態が解除 されます。
64
(約2秒間)
時刻モードの時刻
2.
「時」をセットする
AA
A または
AA
します
A ボタンを押すごとに点
滅箇所の数字が進み、C ボタンを押すごとに戻り ます。
※ それぞれ押し続けると早
送りします。
※「24時間」をセットする場
合は、「0H00'00」と
 セットしてください。
3.
「分」をセットする
DD
D ボタンを押します
DD
「分」が点滅します。
「分」も「時」と同様に A
または Cボタンでセット します。
CC
C ボタンを押
CC
(戻る)
(進む)
(戻る)
(進む)
4.
セットを終わる
EE
E ボタンを押します
EE
点滅が止まり、セット完了です。
タイマーの使い方(減算計測のしかた)
タイマーモードのとき、
AA
A ボタンを押します
AA
A
ボタンを押すごとに、計測がスタート/ストップします。
※1 秒単位で計測を行ないます。
時秒
(リセット)
計測ストップ時に
に戻ります(リセット)。
ロスタイムがあるときは、A ボタンでストップ後、
もう一度A ボタンを押すと表示タイムに引き続き 計測を始めます。
C
ボタンを押すと、計測前の表示
■ 鳴っている電子音を止めるには
いずれかのボタンを押すと音が止まります。
時刻モードの時刻
スタート/ ストッ プ
65
アラーム・時報の使い方
時分を設定できるアラームが 5 本あり、設定した時刻になると 10 秒間電子音が鳴ります。 また、毎正時(00 分)に時報を鳴らすこともできます。
10ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい
DD
D ボタンを押し、アラームモードにします。
DD
■ アラーム時刻のセット
2.
1.
アラームを選ぶ
アラームモードのとき、
AA
A または
AA
します
CC
C ボタンを押
CC
アラーム番号
AまたはCボタンを押す
ごとに以下の順で表示が 切り替わりますので、設定 したいアラームを選びま す。
※ アラームモードに切り替
えた直後は、前回このモー ドで最後に表示していた アラームを表示します。
アラーム1 アラーム2 アラーム3
時 報 アラーム5 アラーム4
66
時刻モードの時刻
アラーム時刻
セット状態にする
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
「時」が点滅します。
※ アラームマークが点灯し
て、自動的にアラームが ON になります。
※ セット状態で2〜3分間何
も操作を行なわないと、自 動的にセット状態が解除 されます。
アラームマーク
(約2秒間)
3.
「時」をセットする
AA
A または
AA
押します
A
箇所の数字が進み、
ンを押すごとに戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送りします。 ※「時」のセットのとき午前/午後(P)または 24時間
制にご注意ください。 ※ 基本時刻を 24 時間制にしているときは、アラーム時
刻も 24 時間制で表示されます。
4.
「分」をセットする
DD
D ボタンを押します
DD
CC
C ボタンを
CC
ボタンを押すごとに点滅
C
ボタ
(戻る)
(進む)
(戻る)
「分」が点滅します。
「分」も「時」と同様に A
または Cボタンでセット
します。
(進む)
5.
セットを終わる
EE
E ボタンを押します
EE
点滅が止まり、セット完了です。
アラーム・時報の ON/OFF設定
準備:アラームモードのとき、
て、鳴らしたいアラームを選びます。また、時報を 鳴らしたいときは時報表示を選びます。
BB
B ボタンを押します
BB
AA
A または
AA
CC
C ボタンを押し
CC
B ボタンを押すごとにアラームまたは時報の ON /
OFF が切り替わります。
※それぞれのマークが点灯しているときが ON となり、ア
ラーム・時報が鳴ります。
アラームマーク 時報マーク
<アラーム1表示> <時報表示>
■ 鳴っている電子音を止めるには
いずれかのボタンを押すと音が止まります。
■ モニターアラーム
アラームモードのとき、A ボタンを押し続けると、押し続 けている間、アラーム音が鳴ります。
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ホームタイムデータ(時刻・カレンダー)の合わせ方
ホームタイムデータのセットとは、お使いになる地域(都市)や時刻・カレンダー等を合わせることです。 ※ホームタイムデータのセットや修正は時刻モードで行ないます。 ※パワーセービング機能の ON / OFF 設定も以下の操作で行ないます。
■ セットのしかた
1.
セット状態にする
時刻モードのとき、
EE
E ボタンを約 2 秒間押
EE
し続けます
都市コードが点滅します。
※ セット状態で2〜3分間何
も操作を行なわないと、自 動的にセット状態が解除 されます。
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都市コード
(約2秒間)
2.
ホームタイム都市を選ぶ
AA
A または
AA
します
A ボタンを押すごとに都
市コードが進み、C ボタ ンを押すごとに戻ります。 本機をお使いになる地域
(都市)を選びます。
* 62 ページ「都市コード一覧」参照。
AC ボタンとも、押し続けると早送りします。
3.
「サマータイム切替え」にする
DD
D ボタンを押します
DD
サマータイムの切り替え
になります。
CC
C ボタンを押
CC
TYO=東京
(戻る)
(進む)
4.
サマータイムを切り替える
AA
A ボタンを押します
AA
A ボタンを押すごとにサ
マータイムの設定が切り
替わります。
5.
セット箇所を選ぶ
DD
D ボタンを押します
DD
D ボタンを押すごとに以
下の順で点滅箇所が移動 しますので、設定したい箇 所を点滅させます。
● OFF(OFF)
サマータイムは OFF になります(通常時間)。
● On(ON)
サマータイムは ON になります(夏時間)。 ※セット完了後、DSTマークが点灯して、通常の時刻
より 1 時間進みます。
ホームタイム
都市設定
パワーセービング
設定
サマータイム
設定
12/24時間制
切替え
69
6.
点滅箇所のセット
AA
A または
AA
A または C ボタンで点滅箇所をセットします。
CC
C ボタンを押します
CC
a.「12/24 時間制切替え」のとき
Aボタンを押すごとに 12時間 制表示12Hと 24 時間制表 示24Hが切り替わります。
12/24時間制
b.「秒」セットのとき
A ボタンを押すと「00秒」か らスタートします。
※秒が 00 〜 29 のときは切り
捨てられ、30〜59のときは 1分繰り上がって「00秒」に なります。(時報は「時報サー ビス 117 番」が便利です)
00秒になる
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c.「時」「分」「年」「月」「日」セットのとき
A ボタンを押すごとに点滅箇 所の数字が進み、Cボタンを押 すごとに戻ります。
A・C ボタンとも、押し続け
ると早送りができます。
年(西暦の下2桁)
秒分
月・日
(戻る)
(進む)
d.「パワーセービング設定」のとき
A ボタンを押すごとにパワー セービング機能のON/OFFが 切り替わります。
※パワーセービング機能を ON
にすると、パワーセービング マークが点灯します。
7.
セットを終わる
EE
E ボタンを押します
EE
点滅が止まり、セット完了です。
DD
Dボタンを押して点滅箇所を移動させ、
DD
ボタンを押してセットする操作を繰り返して、時刻・ カレンダーを合わせます。
※「時」のセットのとき午前/午後(P)、または24 時間制
にご注意ください。
※「年」は2000年〜2099年の範囲内でセットできます。
正しくセットすると、自動的に曜日が算出されます。
※カレンダーはうるう年および大の月、小の月を自動判別
するフルオートカレンダーです。
AA
Aまたは
AA
CC
C
CC
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製品仕様
水晶発振周波数 精     度 基 本 機 能
方位計測機能
気圧計測機能
温度計測機能
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:32,768Hz :平均月差± 20 秒以内 :時・分・秒、
午前/午後(P)/24時間制表示 曜日・日/年・月・日/気圧傾向・日、フル オートカレンダー(2000〜2099年)
:方位の角度計測範囲=0°〜359°
方位補正機能(2点、北方位)、20秒間の 連続計測機能、ベアリングメモリー機能、 磁気偏角補正機能、4方位グラフィック
(東西南北)
:計測範囲= 260hPa 〜 1,100hPa
表示範囲= 260hPa 〜 1,100hPa 計測単位= 1hPa 常時気圧計測(2 時間毎)、即時計測、 気圧調整機能、気圧傾向表示、 気圧差グラフィック
:計測範囲=− 10.0℃〜 60.0℃
表示範囲=− 10.0℃〜 60.0℃   計測単位= 0.1℃ 即時計測、温度調整機能
高度計測機能:計測範囲=− 700m 〜 10,000m
表示範囲=− 10,000m 〜 10,000m
(範囲内のいずれか10,700m)
基準高度セットおよび気圧変化に よってはマイナス値が表示されるこ
( )
とがあります。
表示単位= 5m 高度計測間隔設定(2 分/5 秒)、基準高 度セット機能、高度傾向表示、高度差計 測機能(− 3,000 〜+ 3,000m)、ユー ザー表示セレクト、高度メモリー機能
(メモリーデータ:40 本と最高高度、最
低高度、積算上昇高度、積算下降高度、過 去メモリーデータ:最高高度、最低高度、 積算上昇高度、積算下降高度)
センサー精度
●方位センサー
計測精度=± 10°以内
(精度保証温度範囲=− 10℃〜 40℃)
方位グラフでは± 2 目盛以内
●温度センサー
計測精度=± 2℃以内
(精度保証温度範囲=− 10℃〜 60℃)
●圧力センサー
温度一定
のとき
温度変化に
よる影響
条件(高度)
0m〜6,000m
6,000m〜10,000m
0m〜6,000m
6,000m〜10,000m
高度計 気圧計
±(高度差× 3%+30m)
±(高度差× 3%+45m)
10℃につき ±80m
10℃につき ±120m
±(気圧差× 3%+3hPa)
±(気圧差× 3%+3hPa)
10℃につき ±6hPa
10℃につき ±6hPa
※精度保証温度範囲=− 10℃〜 40℃ ※強い衝撃を与えたり、極端な温度環境下に放置したりす
ると、精度に対して悪影響を与えることがあります。
ワールドタイム機能
:世界 30 都市(29 タイムゾーン)の時
刻を表示、サマータイム設定機能
タイマー機能
:セット単位= 1 分
計測範囲= 24 時間 計測単位= 1 秒 タイムアップを 5 秒間の電子音で報知
ストップウオッチ機能
:計測単位= 1/100 秒
計測範囲= 23 時間 59 分 59 秒 99
計測機能=通常計測、積算計測、   スプリット計測、   1・2着同時計測
アラーム機能
:時刻アラーム
時報 毎正時に 2 回電子音で報知
そ  の  他
:自動復帰機能、12/24時間制表示切替え、
EL(エレクトロルミネッセンス)バックラ
イト、フルオートライト、モニターアラー
ム、パワーセービング機能、
バッテリーインジケーター表示、操作音
ON/OFF 設定
(24 時間計)
アラーム数= 5 本 セット単位=時・分 電子音= 10 秒間
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主要回路素子
使 用 電 池 持 続 時 間
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:音叉型高性能水晶振動子
ワンチップ CMOS-LSI 半導体圧力センサー、
半導体温度センサー、方位センサー :二次電池 :約 5ヵ月
ライト 1.5秒間/日、電子音 10 秒 間/日、方位計測10回/週、高度・ 温度計測1 時間(5 秒計測時)/月、 気圧傾向表示2時間おきに計測を使
( )
用した場合。
※ライトを頻繁に使用すると、電池の持
続時間が短くなります。
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ご使用上の注意
■防水性
● 防水時計は時計の表面または裏蓋に「WATER RESIST」 「WATERRESISTANT」と表示されているもので、次のように
分類されます。
時計の表面または裏蓋に表記
洗顔、雨
使
水仕事、水泳
ウインドサーフィン
スキンダイビング(素潜り)
※ 専門的な潜水=スキューバダイビング(空気ボンベ使用)でのご
使用はお避けください。
● 時計の表面または裏蓋に WATER RESIST または WATER
RESISTANTと表示されていないものは防汗構造になっておりま せんので、多量の汗を発する場合、もしくは湿気の多い場所での ご使用や直接水に触れるようなご使用はお避けください。
● 防水構造の機種でも水中や、水分のついたまま、りゅうずやボタ
ンの操作をしないでください
● 防水構造の機種でも、時計をつけたままの入浴、洗剤等(石鹸・
シャンプーなど)のご使用をお避けください。防水性能を低下さ せる原因となります。
● 海水に浸したときは真水で洗い、塩分や汚れをふきとってくださ
● 防水性を保つために定期的(2 〜3 年を目安)なパッキン交換を
おすすめします。
● 電池交換の際、防水試験を行ないますので、必ずお買い上げの販
売店あるいは最寄りのカシオテクノ修理相談窓口にお申し付けく ださい(特殊な工具を必要とします)。
日常生活用
防水
「BAR」
表記無し
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日常生活用強化防水
5気圧防水 10気圧防水 20気圧防水 5BAR
10BAR 20BAR
● 防水時計の一部にデザイン上、皮バンドを使用しているモデルが ありますが、皮バンド付の状態で、水仕事・水泳など直接水のか かるご使用はお避けください。
● 時計が急冷された場合など、ガラスの内側が曇ることがあります が、すぐに曇りが無くなるようであれば特に問題はありません。 曇りが消えなかったり、水が時計内部に浸入した場合は、そのま まご使用にならず、ただちに修理することが必要です。
● 時計内部に浸入した水は、電子部品や機械、文字板などを破損す る原因となります。
■バンド
● バンドをきつくしめると、汗をかきやすくなり、空気の通りが悪 くなりますのでかぶれ易くなります。バンドは指一本が入る程度 の余裕をもたせてご使用ください。
● バンドは劣化やさび(錆)などにより切れたり外れたりする場合 があり、時計の落下や紛失の原因となります。バンドは、常にお 手入れしていただき、清潔にご使用ください。 バンドに弾力性がなくなったり、ひび割れ・変色・緩みなどがあ る場合は、お早めに点検・修理(有償)または新しいバンドと交 換してください。そのときは、お買い上げの販売店または最寄り のカシオテクノ修理相談窓口にバンド交換(有償)をお申し付け ください。
■温度
● 自動車のダッシュボードや暖房器具の近く等の高温になる場所に 放置しないでください。また、寒い所に長く放置しないでくださ い。遅れ、進みが生じたり、止まったり、故障の原因となります。
● +60℃以上の所に長時間放置すると液晶パネルに支障をきたすこ とがありますのでご注意ください。液晶表示は、0℃以下や+40 ℃以上では、表示が見えにくくなることがあります。
■ショック
● 通常の使用状態でのショックや軽い運動(キャッチボール、テニ スなど)には十分耐えますが、落としたり、強くぶつけたりする と、故障の原因になります。 ただし、耐衝撃構造の時計の場合(G-SHOCK/Baby-G/G-ms) は腕につけたままでチェーンソーなどの強い振動や、激しいス ポーツ(モトクロスなど)でのショックを受けても時計には影響 ありません。
■磁気
● 時計動作に影響を与えることはありませんが、製品自体が磁気を 帯びますと精度に影響を与えますのでお避けください。 なお、極度に強い磁気(医療機器など)は、誤動作や電子部品を 破損する恐れがありますのでお避けください。
■静電気
● 静電気により誤った時刻を表示したりします。また、極度に強い 静電気は、電子部品を破損する恐れがあります。
● 静電気により、一時的に液晶の点灯していない部分ににじみ現象 が発生することがあります。
■薬品類
● シンナー、ガソリン、各種溶剤、油脂またはそれらを含有してい るクリーナー、接着剤、塗料、薬剤、化粧品類等が付着すると、樹 脂ケース、樹脂バンド、皮革などに変色や破損を生ずることがあ りますのでご注意ください。
■保管
● 長期間ご利用にならないときは汚れ、汗、水分などをふきとり、高 温、多湿の場所を避けて保管してください。
■樹脂製品について
● 長時間、他の製品と密着させたり、濡れたまま他の製品と一緒に しておくと、他の製品に色が移行したり、他の製品の色が樹脂製 品に移行したりすることがありますので、濡れているときはすぐ に水分をふきとり、他の製品に密着させたままにしないでくださ い。
● 長時間、直射日光(紫外線)に当てたり、汚れが付着したまま放 置すると色あせする場合があります。
● 塗装部品は、使用状況(過度の外力、連続したこすれ、衝撃等)に より磨耗し色落ちしたりすることがあります。
● バンドにプリントがしてある場合は、プリント部分を強くこする と他の部分に色がつくことがあります。
● 蛍光商品は、長時間濡れたままにしておくと色が落ちる恐れがあ りますので、濡れているときはすぐに水分をふきとって、乾かし てください。
● スケルトン(透明)仕様の部品は、汗や汚れ等の吸収や高温多湿 への放置により変色を起こすことがあります。
● 樹脂部品の交換は、最寄りのカシオテクノ修理相談窓口にお申し 付けください。有償にて申し受けます。
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■天然皮革・合成皮革バンドについて
● 長時間、他の製品と密着させたり、濡れたまま他の製品と一緒に しておくと、他の製品に色が移行したり、他の製品の色が天然皮 革や合成皮革に移行したりすることがありますので、濡れている ときはすぐに水分をふきとり、他の製品に密着させたままにしな いでください。
● 長時間、直射日光(紫外線)に当てたり、汚れが付着したまま長 時間放置すると色あせする場合があります。
ご注意:天然皮革・合成皮革は、摩擦・汚れにより色を移したり、
色落ちすることがあります。
■金属製品について
● 金属を使用した製品・バンドは、ステンレスやメッキ品でも汚れ たままご使用になりますと、さび(錆)が発生することがありま す。汗をかいたときや水に濡らしたときは、柔らかい吸湿性の良 い布などで良く拭き取った後に、通気性の良い場所に保管し、良 く乾燥させてください。
● バンドは、時々、柔らかい歯ブラシなどにより、中性洗剤を水で 薄めた液や石鹸水でバンドを洗って、良く手入れをしてください。 このとき、時計の本体にかからないようご注意ください。
■抗菌防臭バンドについて
● 抗菌防臭バンドは汗などによる細菌の増殖を抑え、においの発生 を防ぎ、常に清潔で快適な装着感が得られます。抗菌・防臭の効 果を上げるために、バンドの汚れ、汗、水分等は吸湿性のよい柔 らかい布でふきとり、常に清潔にしてご使用ください。抗菌防臭 バンドは微生物や細菌の増殖を抑えるためのもので、アレルギー 等による皮膚のかぶれ等を抑えるものではありません。
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■液晶表示について
● 液晶表示は、見る方向によって表示が見えにくくなることがあり ます。
■データ保護について
● 電池切れや電池交換および故障修理の場合、データ内容はすべて 消えてしまいますのでご了承ください。また、故障・修理・電池 交換等に起因するデータの消失による損害および逸失利益等につ きましては、当社では一切その責任を負えませんので、あらかじ めご了承ください。なお、大切なデータはノートなどに控えを とっておいてください。
■センサーについて
● 本機のセンサーは精密機器ですので、絶対に分解しないでくださ い。また、センサー部を細い棒などでついたり、ゴミ・ほこりな どが入らないようにご注意ください。なお、海水に浸したときは、 必ず真水で洗い流してください。
万一、本機使用や故障により生じた損害、逸失利益または第三 者からのいかなる請求についても、当社では一切その責任を負 えませんのであらかじめご了承ください。
お手入れについて
■お手入れのしかた
● ケース・バンドは汚れからさびが発生し、衣服の袖口を汚したり、 皮膚がかぶれたり時計の性能が劣化することがあります。ケー ス・バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸し た後放置しておくとさび易くなります。
● 樹脂バンドの表面にシミ状の模様が発生することがありますが、 人体および衣服への影響はありません。また布等で簡単にふきと ることができます。
● 皮革バンドは乾いた布で軽く拭くなどして常に清潔にしてご使用 ください。樹脂バンドも皮バンド同様、日々の使用により劣化し、 切れたり折れたりする場合があります。
● バンドにヒビなどの異常がある場合は、必ず新しいバンドと交換 してください。そのときは、お買い上げの販売店または最寄りの カシオテクノ修理相談窓口にバンド交換をお申し付けください。 保証期間内であっても有償にて申し受けます。
● 時計も衣服同様、直接身につけるものです。本体ケースやバンド の汚れ、汗・水分などは吸湿性のよい柔らかい布でふきとり、常 に清潔にご使用ください。
■お手入れを怠ると
〈さび(錆)〉
● 時計で使用している金属はさびにくい性質ですが、汚れによりさ びが発生します。
※汚れにより酸素が絶たれると、表面の酸化皮膜が維持できなく
なり、さびが発生します。
● 表面はきれいでも、すきまに付着した汚れやさびがしみ出して、衣 類の袖を汚したり、皮膚がかぶれたり、時計の性能が劣化するこ とがあります。
〈劣化〉
● 樹脂バンドは汗などの水分で濡れたままにしておいたり、湿気の 多い場所に放置すると経年劣化し、切れたり、折れたりすること があります。
〈かぶれ〉
● 皮膚の弱い方や体調により、かぶれたりすることがあります。特 に、皮バンドや樹脂バンドをお使いの方は、こまめにお手入れを してください。万一、かぶれた場合には、そのバンドの着用を中 止し、皮膚科の専門医にご相談ください。
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本製品で使用している電池について
● 専用の二次電池を使用しておりますので、お客様は電池を取り外 さないでください。専用の二次電池以外の電池を入れると時計の 破損の原因になります。
● 二次電池は長年の充電と放電を繰り返すことにより性能が劣化し て、充電しても使用時間が短くなることがあります。その場合は、 お買い上げの販売店またはカシオテクノ修理相談窓口にご相談く ださい。
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金属バンドの駒詰めについて
金属バンドの駒詰めには専用の工具が必要となります。 お取り扱いによる、部品の変形や破損、またはケガ等を予防するため にも、お買い上げの販売店にご相談ください。 なお、カシオテクノ・サービスステーションにおいても保証期間内は 無償、保証期間経過後は有償にて承っております。 詳しくは、最寄りのカシオテクノ・サービスステーションまたはカシ オテクノ修理相談窓口へお問い合わせください。
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