MA0406-C
回転ベゼルの使い方
回転ベゼルを回して マークを分針に合わせると、その
位置をスタートとして経過時間を知ることができます。
スタート
経過時間
Operation Guide 2781
回転ベゼル
現在
操作のしくみと表示の見方
● Cボタンを押すごとに、水深計測モード、タイマーモード、ストップウオッチモード、アラームモード、ハンドセッ
トモードに切り替わります。
● 水深計測モードで潜水時間の計測が3時間を超えた場合は、自動的に時刻モードに戻ります。また、水面(水深0m)
において水深計測モードのまま約 1 時間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。
水深計測モード
潜水時間・水深・温度(水温)の計測が
できます。
タイマーモード
タイマーの計測ができます。
ストップウオッチモード
ストップウオッチの計測ができます。
ボタン
時針
ボタン
午後マーク
(午前は消灯)
時刻モード
曜日
(ライト点灯)
月・日
ボタン
分針
秒
ボタン
時・分
ボタン
● B ボタンを押すと気圧・温度計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます。
● 気圧・温度計測モードで 2〜3分間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。
● D ボタンを押すと高度・温度計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます。
● 高度・温度計測モードで 9〜10時間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。
気圧・温度計測モード
気圧と温度の計測ができます。
気圧傾向グラフを表示します。
高度・温度計測モード
高度と温度の計測ができます。
アラームモード
アラーム時刻のセットやアラーム・時報
のON/OFFができます。
ハンドセットモード
アナログ針部の時刻を合わせることがで
きます。
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Operation Guide 2781
表示照明用 EL バックライトについて
本機の表示部には ELパネル(エレクトロルミネッセンス
パネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るくして
見ることができます。また、時計を傾けると文字板が発光
するオートライト機能もあります。
■ ボタンを押して発光させる
〜
手動発光〜
セット中(表示点滅)以外の
どのモードのときでも、
LL
L ボタンを押します
LL
L ボタンを押すと約 2 秒間
➟
文字板が発光します。
※オートライト OFFのときもL ボタンを押すと発光しま
す。
本機を振ると「カラカラ」と音がすることがあります。
これはオートライト機能のためのスイッチ(金属球)
が内部で動くための音で、故障ではありません。
■ 時計を傾けて発光させる
〜オートライト機能〜
オートライトは、ボタンを押さなくても時計を傾ける
だけで文字板が発光する便利な機能です。
オートライト機能では、どのモードのときでも、時計
を傾けるだけで文字板が約 2 秒間発光します。
準備:セット中(表示点滅)以外のどのモードのときでも、
LL
Lボタンを約2秒間押し続けて、オートライト ON
LL
(
点灯)にします。
オートライト
ONマーク
※オートライトONのとき、Lボタンを約2秒間押し続ける
とオートライトOFF(
消灯)に戻ります。
気圧・温度計測
■気圧・温度計測のしかた
時刻モード、高度・温度計測モードのときに Bボタンを押して気圧・温度計測モードに切り替えると、気圧と気圧傾向表
示または気圧と温度を表示します。
●表示の見方
気圧傾向表示
気圧
※ 最初は気圧傾向表示を表示します。
※ B ボタンを押すごとに、表示が切り替わります。
※ モード切り替え直後は気圧表示に4〜5秒かかる場合
があります。
モードマーク
(計測中は点滅)
温度
●気圧・温度計測について
気圧・温度計測モードに切り替えると、最初の約 2 〜 3 分
間は約 5 秒ごとに計測します。
以後、B ボタンを押すごとに再計測を行ないます。
※
外気温を計測するときは、時計を腕からはずして、体温、汗(水
滴)、直射日光などの影響を受けないようにしてください。
<気圧計測>
計測範囲:600hPa 〜1,100hPa
計測単位:1hPa
※計測値が計測範囲を超えた場合は、−−−−表示とな
ります。
<温度計測>
計測範囲:−10.0℃〜60.0℃
計測単位:0.1℃
※計測値が計測範囲を超えた場合は、−−.−表示とな
ります。
●気圧傾向表示について
午前0 時から3時間おきに自動計測された気圧値をグラフ
で表示します。
気圧・温度計測モードでボタン操作を行なわずに約2〜
3分間経過すると、自動的に時刻モードに戻ります。
●文字板を発光させる
11
1
11
時計を腕にはめ、
水平にします
※オートライト機能を使用するときは、時計を「手首の外
側」にくるようにつけてください。
※文字板の左右(3時− 9時方向)の
角度を± 15 °以内にしておいて
ください。15°以上傾いていると
表示しにくくなります。
22
2
22
水平状態から、表示が見え
るように約40°傾けます
40°
以上
〈EL 発光についてのご注意〉
● 直射日光下では発光が見えにくくなります。
●
発光中にLボタン以外のいずれかのボタンを押し
たり、アラームなどが鳴り出すと発光を中断します。
● 発光中に時計本体より音が聞こえることがあります
が、これはEL パネルが点灯する際の振動音であり、
異常ではありません。
● 水深計測モードでは、ライト点灯と水深計測を同時
に行なうことができないため、連続して文字板を発
光させようとしても断続的に発光します。
■ 気圧傾向表示の見方
気圧傾向表示は3時間おきに自動計測された気圧を連続し
て過去18時間分(6 回計測)をグラフ表示するものです。
※グラフ表示は前回との差が 3hPa 以上あった場合に変化
します。
主に、気圧の変化を読み、
してお使いください。
下がった
変らず
この表示から下記のように気圧傾向の目安が読みとれます。
気
圧
−18 −15 −12 −9 −6 −3 0
天気の傾向を知る「晴雨計」と
変らず
上がった
変らず
上がった
時間
〈オートライトご使用時の注意〉
● オートライトが作動するのは、 を点灯させ
てから約6時間です。それ以降は電池消耗防止のた
め、自動的に
なります。
※引き続きオートライトを作動させたいときは、再度
L ボタンを約 2 秒間押して を点灯させて
ください。ただし、オートライトを頻繁に使用する
と電池寿命が短くなりますのでご注意ください。
● 時計を傾けたとき、文字板の発光が一瞬遅れること
がありますが異常ではありません。
● 文字板発光後、時計を傾けたままにしておいても、
発光は約 2 秒間のみとなります。
● 時計を「手首の内側」につけていたり、腕を振った
り、腕を上にあげたりしても発光することがありま
す。オートライトを使用しないときは必ず OFF に
しておいてください。
※時計を「手首の内側」につけるときはできるだけ
オートライトを OFF にしてご使用ください。
● 静電気や磁気などでオートライトが動作しにくくな
り、発光しないことがあります。このときはもう一
度水平状態から傾けなおしてみてください。なお、
それでも発光しにくいときは、腕を下からふりあげ
てみると発光しやすくなります。
● ハンドセットモードで針を合わせているときは、
オートライトは点灯しません。
が消え、オートライト OFFに
<気圧傾向はこのように見ます>
測定場所の高度などの環境条件が変ると気圧が変化するた
め、気圧傾向表示に影響を及ぼします。気圧傾向を見ると
きには、下記の表示例を参考にして気圧変化(お天気の傾
向)の目安にしてください。
➔ 気圧が連続して上昇しているとき
気圧が上がり傾向(天気が良くなる)という目安になります。
➔ 気圧が連続して下降しているとき
気圧が下り傾向(天気が悪くなる)という目安になります。
● 温度・湿度の環境によって若干、気圧傾向の表示が変る
ことがあります。あくまでも
ください。
● 3 時間毎の気圧計測時に水深計測モードを使用している
と、その時間帯の気圧傾向は表示されません。
● 気圧計測時にセンサーが故障しているときや電池が消耗
しているときには計測は行なわれず、その時間帯の気圧
傾向は表示されません。
気圧傾向の目安として見て
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Operation Guide 2781
■ 気圧調整のしかた
本機は、工場出荷時に大気圧に近い値を表示するように調整してありますので、本来気圧の調整を行なう必要はありませ
ん。正確な気圧計があって、その気圧に対して本機の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい気圧を調
整してください。この気圧調整を誤って使用しますと、気圧計測が正しく行なえなくなりますのでご注意ください。
(1)気圧・温度計測モードのとき、
AA
Aボタンを約2 秒間押し
AA
ます
OFF(または温度)が点滅
➟
します。
※
気圧調整状態にすると、基
準となる気圧を計測しま
す。基準値の計測には約4〜
5秒かかりますので操作せ
ずにお待ちください。
※ 基準値を計測する前に操作を行なった場合、正しい値
が検出されませんので、A ボタンを押して点滅を止
めてから、もう一度操作をやり直してください。
(2)気圧を点滅させるには、
CC
C ボタンを押します
CC
OFF(または気圧)が点滅
➟
します。
温度
気圧
(3)気圧値のセットは、
DD
D または
DD
します
D ボタンを押すごとに
➟
1hPa ずつ進み、B ボタ
ンを押すごとに 1hPa ず
つ戻ります。
※ それぞれ押し続けると早
送りします。
※ D・B ボタンを同時に押
すと、OFF表示となり、
工場出荷時に調整してあ
る基準気圧に戻ります。
(4)気圧セット後、
AA
A ボタンを押します
AA
気圧・温度計測モードの表
➟
示に戻ります。
※気圧調整状態で表示を点滅させたままにしておくと、2〜
3分後自動的に点滅が止まり、気圧・温度計測モードの表
示に戻ります。
BB
B ボタンを押
BB
(−)
(+)
■ 気圧ミニ知識
●気圧傾向表示の便利な使い方
その 1…ハイキングで
ハイキングや山登りなどで出発
する前日の夜から朝までの気圧
を測り、天気の傾向を知る目安
にできます。
その 2…ゴルフで
気圧の傾向が表示されるので、
夕立が起こりやすいかなどの天
気の傾向を知る目安にできま
す。
■ 温度調整のしかた
本機の温度計は、工場出荷時に調整してありますので、本来温度の調整を行なう必要はありません。正確な温度計があっ
て、その温度に対して本機の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい温度を調整してください。この温
度調整を誤って使用しますと、温度計測が正しく行なえなくなりますのでご注意ください
(1)気圧・温度計測モードのとき、
AA
Aボタンを約2 秒間押し
AA
ます
OFF(または温度)が点滅
➟
します。
※
温度調整状態にすると、基
準となる温度を計測しま
す。基準値の計測には約4〜
5秒かかりますので操作せ
ずにお待ちください。
※ 基準値を計測する前に操作を行なった場合、正しい値
が検出されませんので、A ボタンを押して点滅を止
めてから、もう一度操作をやり直してください。
温度
気圧
(2)温度値のセットは、
DD
D または
DD
します
D ボタンを押すごとに
➟
0.1℃ずつ進み、Bボタン
を押すごとに 0. 1℃ずつ
戻ります。
※ それぞれ押し続けると早送りします。
※ D・B ボタンを同時に押すと、OFF表示となり、
工場出荷時に調整してある基準温度に戻ります。
(3)温度セット後、
AA
A ボタンを押します
AA
気圧・温度計測モードの表
➟
示に戻ります。
※ 温度調整状態で表示を点
滅させたままにしておく
と、2〜3分後自動的に点
滅が止まり、気圧・温度
計測モードの表示に戻り
ます。
BB
B ボタンを押
BB
(−)
(+)
●気圧の変化を読むことにより、天気の予想ができます。
気圧は大気が動くにつれて変化しますので、気圧の変化を見れば天気が良くなるか、それとも悪くなるかをある程度予想できます。
<気圧が高くなりつつあるとき> ➔天気は回復傾向
<気圧が低くなりつつあるとき> ➔ 天気は下り坂傾向
その理由は・・・
高気圧あるいは
低気圧が接近し
てくると右記の
ような天候の変
化が生じるから
です。
<高気圧のとき>
下降気流となるので
雲は消え、天気が良
くなる。
上空
下
降
気
流
高気圧
<低気圧のとき>
上昇気流となるので
雲ができ、雨が降っ
てくる。
地面
上空 雲
上
昇
気
流
低気圧
地面
●大気圧について
テレビ、新聞などで発表される気圧値は、実際に山頂や平地や海上で計測した気圧値を海抜 0mで測った値に計算してい
ますので、山間部などは天気図上その場所の気圧値ではありません。
これは、気圧分布を見る(気圧を比較する)ためには一定の高さにおける気圧値として統一する必要があるからです。こ
の一定の高さ(海抜 0 m)として修正することを海面更正といいます。
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