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超薄型モバイルプリンター MPrint シリーズ
<作成> ブラザー工業株式会社
コマンドリファレンス
Version 3.1.5
1
使用許諾契約書
ブラザー工業株式会社
重要 - 以下のソフトウェア使用許諾書を注意してお読みください。
本使用許諾契約書 (以下「本契約書」といいます) は、ブラザー工業製モバイルプリンター製品「MPrint」
シリーズ及び/又は「Pocket Jet」シリーズ(以下単に「MPrint プリンター」といいます)用ソフトウェ
ア開発ツールおよび開発資料 (以下「本ソフトウェア」といいます) に関して、あらかじめ弊社 WEB サイ
トに掲載の「MPrint&PocketJetSDK ユーザー登録フォーム」に真正な内容の必要事項を記入の上、ブラザ
ー工業に提出することによって本ソフトウェアを入手されたお客様 (個人または法人のいずれであるかを
問いません。以下単に「お客様」といいます) と ブラザー工業株式会社(以下「ブラザー工業」といいま
す) との間に締結される法的な契約書です。本ソフトウェアは、コンピューター ソフトウェア コンポー
ネントならびにそれに関連した媒体、印刷物 (マニュアルなどの文書)、サンプルプログラム、および「オ
ンライン」または電子文書の全部もしくは一部を含みます。本ソフトウェアには、本契約書の修正条項ま
たは追加条項が付属している場合があります。本ソフトウェアをインストール、複製、または使用するこ
とによって、お客様は本契約書の条項に拘束されることに同意されたものとします。同意されない場合、
ブラザー工業は、お客様に本ソフトウェアのインストール、使用または複製のいずれも許諾できません。
登録について
この契約はブラザー工業に対しあらかじめ上記方法にてユーザー登録を行うことによって本ソフトウェア
を入手されたお客様に対してのみ成立するものであり、ブラザー工業は、それ以外の第三者(上記以外の
方法で本ソフトウェアを入手された第三者を含む)については、お客様が本契約第2項 c.に
基づいて再使用許諾するエンドユーザーを除き、本ソフトウェアの使用を一切許諾致しません。
なお、登録内容に変更がある場合、お客様は速やかにブラザー工業に連絡するものとします。
ブラザー工業はお客様に登録して頂いた情報を社内およびその関連会社での管理、新製品開発のための資
料、及びお客様との連絡以外の目的には使用しないことに同意致します。
1.権利の帰属
(a) 本ソフトウェアに関する一切の著作権その他の知的財産権は、ブラザー工業が留保致します。
(b) ブラザー工業は、本契約に明示されない事項については、本ソフトウェアについて何らお客様に権利
を許諾致しません。
2.ライセンスの許諾
お客様が本契約書のすべての条項および条件を厳守する限り、ブラザー工業はお客様に対し以下の権利
を非独占的に許諾します。
a.インストールおよび使用
お客様は、お客様の事業所 1 ヶ所内で MPrint プリンターに出力する目的にのみ、本ソフトウェアのコピ
ーを1台若しくは複数台のコンピューターにインストール若しくは蓄積して使用することができます。か
かるコンピューターにはネットワークサーバーも含まれますが、当該事業所外からダウンロード可能な場
所にインストール若しくは蓄積することはできません。
b.アプリケーションの開発;再頒布の権利
お客様は、MPrint プリンターに出力する機能を有するお客様のアプリケーション製品(以下、開発アプ
リ製品といいます)において、かかる出力機能を設計、開発、テストするために本ソフトウェアを使用す
ることができます。お客様は、以下の条項を厳守する限り、本ソフトウェアの一部を複製および頒布する
無償の権利を許諾されます。
c.エンドユーザーに再使用許諾する権利
お客様は、本第2項d号(c)乃至(i)を遵守することを条件として、お客様が本契約に基づき頒布する開
発アプリ製品のエンドユーザーに対し、当該開発アプリ製品に組み込まれた本ソフトウェアの一部を、開
発アプリ製品を使用するために必要最低限の範囲で、使用することを再許諾する権利を許諾致します。
2
d.再頒布の条件
(a) お客様は、開発アプリ製品が MPrint プリンターに出力する機能を実現する(以下、頒布目的とい
います)ために、本ソフトウェアのうち、 [Redist.txt]ファイルに一覧表示されたもの(以下、
再頒布対象モジュール I といいます)を、ファイル、データに一切の変更なく、ブラザー工業か
ら提供されたオリジナルの状態に限り、開発アプリ製品に組み込んで再頒布することができます。
(b) お客様は、前(a)号に加え、本ソフトウェアのうち、 [Redist2.txt]ファイルに一覧表示されたも
の(以下、再頒布対象モジュール II といいます)を、自由に改変し、頒布目的のために開発アプ
リ製品に組み込んで再頒布することができます。
(c) お客様は、再頒布対象モジュール I 及び再頒布対象モジュール II(以下これらを総称して再頒布
対象モジュールといいます)以外の本ソフトウェアの全部若しくは一部を再頒布することはでき
ません。
(d) お客様は、再頒布対象モジュールを開発アプリ製品に組み込まずに頒布することはできません。
(e) お客様は、再頒布対象モジュール II 以外の本件ソフトウェア(再頒布対象モジュール I を含みま
す)を改変することはできません。
(f) お客様は、開発アプリ製品の販売にあたり、ブラザー工業の書面による事前の承諾なくして、ブ
ラザー工業に権利が帰属するロゴまたは商標(「ブラザー」・「brother」等)を使用することはで
きません。
(g) お客様は、再頒布対象モジュールを組み込んだ開発アプリ製品の動作画面、マニュアルその他関
連資料中に、本ソフトウェアに含まれているすべての著作権表示をオリジナルに忠実な形態で表
示しなければなりません。
(h) お客様は、再頒布対象モジュールを組み込んだ開発アプリ製品に本契約書のコピーを添付しなけ
ればなりません。
(i) お客様は、開発アプリ製品のエンドユーザーに対し、当該開発アプリ製品に関するエンドユーザ
ーライセンス契約等により、本ソフトウェアの再頒布を明示的に禁止しなければなりません。
3.追加のソフトウェア
本契約は、ブラザー工業が提供する本ソフトウェア・オリジナルのアップデートまたは追加製品に適用
されます。但し、かかるアップデートまたは追加製品に別条項が適用される場合はこの限りではありませ
ん。
4.レンタル等の禁止
お客様は本ソフトウェアをレンタル、リース、貸与または譲渡することはできません。
5.リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルの制限
お客様は、本ソフトウェアをリバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブル、またはその他
の方法で読み取り可能な形に変えたり、変更を加えたりすることはできません。但し再頒布対象モジュー
ル II に関してはこの限りではありません。
6.契約の終了
以下に該当する場合、ブラザー工業は、他の権利を害することなく本契約を終了することができます。
そのような場合、お客様は本ソフトウェアおよびその複製物またはその構成部分を全て回収、破棄しなけ
ればなりません。
(a) お客様が本契約書の条項および条件に違反した場合。
(b) お客様よりブラザー工業に登録データの削除要求があった場合。
(c) お客様による登録内容に事実との不一致があった場合。
(d) その他両当事者間の合意による終了またはブラザー工業の判断により本契約を終了する旨の通知があ
った場合。
7.データの使用に関する承諾
お客様は、ブラザー工業およびその関連会社が、本ソフトウェアに関連したサポートサービスの一部と
して、お客様から提供された技術情報を収集して使用することを承諾するものとします。ただし、ブラザ
ー工業はお客様を特定することとなるような方法でその技術情報を利用しないものとします。
3
8.輸出規制
お客様は、本ソフトウェア (その一部も含む)を、日本国外に輸出または再輸出しないことに同意するも
のとします。
9.サポート
(a) 本ソフトウェアについて 本ソフトウェアに関するサポート(本ソフトウェアの機能・利用方法に関
する問い合わせ、及び、本ソフトウェアを用いたプログラミングに関する問い合わせへの対応を含み
ます。以下本項において同じ)は、ブラザー工業が自らの任意で行います。本ソフトウェアに関し、
ブラザー工業はお客様に対し、何らサポートの責任を負いません。
(b) 開発アプリ製品について お客様は、開発アプリ製品のエンドユーザーに対し、その開発アプリ製品
(これに組み込まれた再頒布対象モジュールを含みます)に関わる一切のサポートを行うものとし、
ブラザー工業はお客様が作成した開発アプリ製品及びこれに組み込まれた再頒布対象モジュールに関
し、エンドユーザーに対して何らサポートする責任を負いません。
10.無保証
ブラザー工業は、本ソフトウェアおよびサポートサービス(該当する場合)を現状有姿のまま瑕疵を問
わない条件で提供しています。そのため、本ソフトウェアの機能・品質についてブラザー工業はお客様に
対し何らの保証も致しません。(本ソフトウェア若しくは開発アプリ製品が市販に耐え得る商品たり得る
ことや特定の目的に合致することも保証しません。また、本ソフトウェアの使用によりお客様のシステム・
データが失われないことや使用結果が的確であることも保証しません。)さらに、本ソフトウェアの使用が
第三者の特許権・実用新案権・意匠権・回路配置利用に関する権利を侵害しないことも保証致しません。
11.損害に関する免責
(a) 本ソフトウェアについて ブラザー工業は、本ソフトウェアの使用もしくは使用不能またはサポート
サービスの利用に関連して生じるもしくはその結果として生ずる特別損害、付随的損害、間接損害、
派生的損害、懲罰的損害またはその他の一切の損害 (逸失利益、情報の喪失、事業の中断、人身障害、
誠実または合理的な注意義務を含めた義務の不履行、過失、またはその他の金銭的もしくはその他の
損失を含みますがこれらに限定されません) に関して一切責任を負いません。
(b) 開発アプリ製品について お客様は、開発アプリ製品(これに組み込まれた再頒布対象モジュールも
含みます)の使用または頒布により生じるまたはその結果として生ずる紛争または訴訟(弁護士費用も
含みます)について、ブラザー工業を免責、補償および防御するものとします。
12.ダウンロードサイト移転・削除
本ソフトウェアが Web ページにより頒布される場合、ブラザー工業はその判断によりいつでも、本ソフ
トウェアのダウンロードを削除する権利およびダウンロード用 Web ページを変更、移動、または削除する
権利を留保します。
13.準拠法
本契約は、日本国法に準拠するものとします。
4
はじめに
本資料は、お客様が直接モバイルプリンターを制御される場合に必要な情報を提供するも
のです。
本資料の使用は、お客様の責任においてこれを行っていただくものとし、本資料に基づき、
お客様が作成されたプログラムによって発生するいかなるトラブル(ソフトウェア及びデ
ータ、モバイルプリンターを含む機器、及び、それらから直接または間接に発生するあら
ゆるトラブル)も保証いたしかねます。また、本資料は現状有姿のまま提供しています。
本資料の使用は、お客様の責任においてこれを行って頂くものとし、本資料に基づき、お
客様が作成されたプログラムによって発生するいかなるトラブル(ソフトウェア及びデー
タ、モバイルプリンターを含む機器、及び、それらから直接または間接に発生するあらゆ
るトラブル)も、一切責任を負いません。その点をご承知の上で、本資料を参照してくだ
さい。
本資料の一部または全部の無断転載を禁止いたします。また、本資料を訴訟、係争などで
弊社が不利になる証拠として使用できません。
本ESC/Pコマンドは、弊社で独自にアレンジしたものになっています。
本書対応モデル
本書で紹介する ESC/P コマンドは以下のモデルに対応しています。。
・MW-120/MW-120 TypeF
・MW-140BT TypeE/MW-140BT TypeF
・MW-145BT/MW-145 MFi
・MW-260/MW-260 TypeA/MW-260 MFi
※ 「MW-120 TypeF」および「MW-140BT TypeF」に共通する機能について、両者を合わせて
単に「TypeF」と表現しています。
※ 「MW-145 MFi」の記載がない場合、「MW-145BT」と同じです。
※ 「MW-260TypeA」および「MW-260 MFi」の記載がない場合、「MW-260」と同じです。
本書の内容は万全を期して作成いたしましたが、万一不審な点や誤りなどお気づきの点が
ありましたらご連絡ください。本書の内容は将来予告なしに変更することがあります。
5
BarStar Pro エンコードライブラリ(DataMatrix, PDF417)の著作権は、アイニックス株式
会社にあります。
QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
QRコード生成プログラム Copyright(C) 2008 DENSO WAVE INCORPORATED
6
変更履歴
Ver.3.1.5
MW-145MFi と MW-260MFi を追加しました。
※ 「MW-145 MFi」の記載がない場合、「MW-145BT」と同じです。
※ 「MW-260 MFi」の記載がない場合、「MW-260」と同じです。
Ver.3.1.4
MW-145BT と MW-260 TypeA の注意を追加しました。
Ver.3.1.3
印刷フロー例を追加しました。
プリンターステータスを追加しました。
エラー発生フローを追加しました。
注意に追記しました。
Ver.3.1.2
注意を追加しました。
Ver.3.1.1
MW-145BT 対応コマンドを追加しました。
EULA を追加しました。
Ver.1.04
MW-260 対応コマンドを追加しました。
Ver.1.03
MW-120 TypeF、MW-140BT TypeF J101 の新機能となる、ビットマップコマンド「m=71,
72, 73」を追加しました。「J101」はファームウェアバージョンです。
Ver.1.02
MW-120 TypeF、 MW-140BT TypeF の新機能となる、バーコード/2 次元コード、
「EAN128」、「 QR コード」、「PDF417」を追加しました。
Ver.1.01
MW-120、MW-140BT TypeE を統合し、MPrint ESC/P コマンドリファレンスとして公
開しました。
7
Ver.1.00
MW-120 用 ESC/P コマンドリファレンス を公開しました。
8
注意
Bluetooth で接続する場合、ポートをオープンした直後は、プリンターの準備が整っていな
いことがあります。
印刷データを送る場合、ポートオープン後に 500msec 以上待ってから、データを送り始め
てください。
MW-145BT と MW-260 TypeA のみ(注:MW-260、MW-145MFi、MW-260MFi は含まれません)、*ス
リープモード時にデータを送る場合は、ポートオープン後に 1500msec 以上待ってから、デ
ータを送り始めてください。
*スリープモードとは
省電力待機状態です。Bluetooth 通信のみ使用可能です。
ランプの色は「青」、ランプの状態は「遅い点滅」になります。
また、複数ページの印刷をする場合などで、ポートのクローズとオープンが連続して行な
われる場合には、ポートをクローズした後に 500msec 以上待って次のポートオープンを
行ってください。
1 ページ分の印刷データを送信後印刷が完了するまで Bluetooth ポートは閉じないでくださ
い。印刷完了後、プリンターから 32 バイトの返信がありますのでホスト側で受信した後、
ポートをクローズしてください。
ホスト側が送信したコマンドに対してプリンターから返信がある場合は、プリンターから
の返信を受信してから Bluetooth ポートをクローズしてください。プリンターからの返信
を受信しないで Bluetooth ポートをクローズすると通信エラーになる場合があります。
9
制御コード一覧
文字/スタイル選択
ESC R 1B 52 国際文字セットの指定
ESC q 1B 71 文字スタイル選択
ESC k 1B 6B 英数カナ書体選択
テキスト印字
ESC 4 1B 34 イタリック文字の指定
ESC 5 1B 35 イタリック文字の解除
ESC E 1B 45 強調指定
ESC F 1B 46 強調解除
ESC G 1B 47 二重印字指定
ESC H 1B 48 二重印字解除
ESC P 1B 50 パイカ・ピッチ指定(10cpi)
ESC M 1B 4D エリート・ピッチ指定(12cpi)
ESC g 1B 67 ミクロン・ピッチ指定
ESC p 1B 70 プロポーショナル文字の選択
ESC W 1B 57 倍幅拡大文字の選択
SO 0E 自動解除つき拡大指定
ESC SO 1B 0E 自動解除つき拡大指定
SI 0F 縮小の指定
ESC SI 1B 0F 縮小の指定
DC2 12 縮小の解除
DC4 14 自動解除つき倍幅拡大の解除
ESC - 1B 2D アンダ-ライン指定/解除
ESC ! 1B 21 一括指定
ESC SP 1B 20 ANK文字のスペース量設定
ESC X 1B 58 英数カナ文字サイズ指定
改行
ESC 0 1B 30 1/8インチ改行
ESC 2 1B 32 1/6インチ改行
ESC 3 1B 33 最小単位の改行量設定
ESC A 1B 41 n/60インチ改行量設定
10
水平方向移動
ESC l 1B 6C 左マージン設定
ESC Q 1B 51 右マージン設定
CR 0D 印字復帰
ESC D 1B 44 水平タブ位置設定
HT 09 水平タブの実行
ESC $ 1B 24 絶対水平位置指定
ESC ¥ 1B 5C 相対水平位置指定
ESC a 1B 61 位置揃えの設定
垂直方向移動
LF 0A 改行
FF 0C 改ページ
ESC J 1B 4A 順方向紙送り
ESC B 1B 42 垂直タブ位置設定
VT 0B 垂直タブの実行
ESC ( V 1B 28 56 絶対垂直位置指定
ESC ( v 1B 28 76 相対垂直位置指定
用紙書式
ESC ( c
プリンター制御
ESC @ 1B 40 初期化
グラフィックコマンド
ESC * 1B 2A ビットイメージ選択
ESC K 1B 4B 8ドット単密度ビットイメージ
ESC L 1B 4C 8ドット倍密度ビットイメージ
ESC Y 1B 59 8ドット倍速倍密度ビットイメージ
ESC Z 1B 5A 8ドット4倍密度ビットイメージ
1B 28 63 ページフォーマット設定
11
漢字コマンド
FS & 1C 26 漢字モード指定
FS . 1C 2E 漢字モード解除
FS D 1C 44 半角文字縦書き2文字印字
FS J 1C 4A 縦書き指定
FS K 1C 4B 横書き指定
FS S 1C 53 全角文字のスペース量設定
FS T 1C 54 半角文字のスペース量設定
FS U 1C 55 半角文字間スペース補正
FS V 1C 56 半角文字間スペース補正の解除
FS W 1C 57 4倍角文字選択
FS Y 1C 59 漢字サイズ指定
FS r 1C 72 1/4角文字指定
FS - 1C 2D 漢字アンダーライン設定
FS ! 1C 21 漢字印字モードの設定
FS SI 1C 0F 半角文字指定
FS DC2 1C 12 半角文字解除
FS SO 1C 0E 自動解除付き倍角文字指定
FS DC4 1C 14 自動解除付き倍角文字の解除
拡張コマンド
ESC i B 1B 69 42
ESC i Q 1B 69 51 2次元バーコード QRコード
ESC i V 1B 69 56 2次元バーコード PDF417
ESC i D 1B 69 44 2次元バーコード データマトリックス
ESC i F 1B 69 46 ダウンロードデータプリント
ESC i a 1B 69 61 コマンドモード切替
ESC i S 1B 69 53 プリンターステータス要求
ESC i L 1B 69 4C ランドスケープ設定
バーコード
12
文書作成の流れ
文書作成の大まかな流れを説明します。
A コマンドモード切替(ESC i a)
B 書式設定
1.初期化(ESC @)
2.ランドスケープ設定(ESC i L)
3.印字領域設定
ページフォーマット設定(ESC ( c)
左右マージン(ESC l、ESC Q)
4.改行量設定(ESC 0、ESC 2、ESC 3、ESC A)
5.タブ設定
水平タブ位置設定(ESC D)
垂直タブ位置設定(ESC B)
ランドスケープ設定は、テキストやプ
リントバッファーのクリアを伴います。
テキストを入力する前に実行するように
してください。
C 印字動作
13
【MW-120、MW-120 TypeF】の印字動作
C 印字動作
1.印字位置指定
垂直位置指定(ESC ( v、ESC ( V、VT、ESC J)
水平位置指定(ESC $、ESC ¥、HT、ESC a)
2.印字データ(1行分)転送
必要に応じてテキスト処理コード(D 参 照 )、
ビットイメージ、バーコード、ダウンロードデータ(E 参照)
を転送します。
3.行終了、紙送り(CR、LF)
4.上記1~3の繰返し
5.ページ終了
改ページには、(FFでなく)垂直位置指定で下マージンを
超える位置を指定してください。
6.上記1~5の繰返し
7.文書終了、印刷開始(FF)
【MW-140BT TypeE、MW-140BT TypeF、MW-145BT、
MW-260、MW-260 TypeA】の印字動作
C 印字動作
1.印字位置指定
垂直位置指定(ESC ( v、ESC ( V、VT、ESC J)
水平位置指定(ESC $、ESC ¥、HT、ESC a)
2.印字データ(1行分)転送
必要に応じてテキスト処理コード(D 参 照 )、
ビットイメージ、バーコード、ダウンロードデータ(E 参照)
を転送します。
3.行終了、紙送り(CR、LF)
4.上記1~3の繰返し
5.ページ終了、改ページ(FF)
6.プリンターからの印刷終了ステータス待ち
1枚印刷する毎にエラーを検知するため
に、各ページの改ページコード送信後、
プリンターからの印刷終了ステータスを
待つように処理を行って頂くことを推奨
7.上記1~6の繰返し
8.文書終了
※必ずコマンドモードをラスターモードに戻しておく。
コマンドモード切替(ESC i a)
14
とする。
D テキスト処理
1.ANK用 文字セットの指定
書体選択(ESC k)
文字サイズ指定(ESC X)
2.ANK用 文字装飾(ESC 4、ESC 5、ESC E、ESC F、ESC G、
ESC H、ESC W、SO、ESC SO、SI、ESC SI、
DC2、DC4、ESC -、ESC !)
3.ANKコード
4.ANKモード/漢字モードの選択(FS &、FS .)
5.漢字用 文字セットの指定
6.漢字用 文字装飾(FS D、FS J、FS K、FS W、FS r、
7.漢字コード
※上記1~7は、必要に応じて前後させて繰返し送ります。
国際文字選択(ESC R)
文字間隔(ESC P、ESC M、ESC g、ESC SP)
文字サイズ指定(FS Y)
文字間隔(FS S、FS T、FS U、FS V)
FS -、FS !、FS SI、FS DC2、
FS SO、FS DC4)
E ビットイメージ(ESC *、ESC K、ESC L、ESC Y、ESC Z)
バーコード(ESC i B)
ダウンロードデータ(ESC i F)
ダウンロードデータでは、予め本体にイメージデータをダウンロードして
保存しておくことが必要です。
15
印刷フロー例
ホスト
プリンターステータス要求
MPrint の状態(メディ
アなど)に問題がなけ
ればデータ送信。
あればエラー表示。
ページ印刷の
終了処理
2ページ目の印刷
データ送信
プリンターステータス
(プリンターステータス要求の返答)
印刷データ
プリンターステータス
(印刷完了ステータス)※
印刷データ
MPrint の状態
(メディアなど)
を調査し返信
印刷開始
1 ページの印刷
完了
※ MW-120、MW-120TypeF では、印刷完了ステータスは送信しない。
16
プリンターステータス
プリンターステータスは32バイトで構成される。
序数
オフセット サイズ
名称
ヘッドマーク
サイズ
「ブラザー」コード
シリーズコード
機種コード
国別コード
本体情報
予約
エラー情報1
エラー情報2
メディア幅
メディア種類
色数
フォント
日本語フォント
モード
濃度
メディア長
ステータス種類
フェーズ種類
フェーズ番号上位バイト
フェーズ番号下位バイト
通知番号
拡張部バイト数
予約
参照
固定
固定
)固定
)固定
下記参照
)固定
固定
固定
下記参照
下記参照
下記参照
下記参照
固定
固定
固定
下記参照
固定
下記参照
下記参照
固定
固定
固定
未使用
固定
固定
17
機種コード
MW-140BT TypeE、MW-140BT TypeF
モデル
エラー情報1
MW-120、MW-140BT の場合
フラグ
マスク
値
意味
印刷動作で紙カセット無し
未使用
ペーパージャム
バッテリーエンプティ
未使用
未使用
高圧アダプター
未使用
MW-260、MW-145BT の場合
フラグ
マスク
エラー情報2
MW-120、MW-140BT の場合
フラグ
マスク
意味
印刷動作で紙カセット無し
未使用
ペーパージャム
バッテリーエンプティ
未使用
未使用
未使用
未使用
意味
印字中の紙カセット交換
展開バッファーフル
未使用
通信エラー
未使用
高温エラー
フィードエラーまたは用紙切れ
システムエラー
18
MW-260、MW-145BT の場合
フラグ
モード
メディア幅、長さ
メディアの幅と長さを mm 単位で記述します。
0~255 (FF Hex)。
MW-120、MW-140BT、MW-145BT では、幅 74、長さ 105 とします。
マスク
モデル
意味
印字中の紙カセット交換
展開バッファーフル
通信エラー
未使用
未使用
高温エラー
フィードエラーまたは用紙切れ
システムエラー
値
以外
MW-260 では、幅 105、長さ 148 とします。
MW-145BT、MW-260 では紙カセットがない場合、メディア幅 0、長さ 0 になり
ます。
MW-145BT、MW-260 では、紙カセットがあって用紙がない場合にはメディア幅
0、長さ 0 になります。
19
メディア種類
MW-120、MW-140BT の場合
メディア種類
なし(紙カセットなし)
値
紙カセットなし
備考
「感熱紙」
予約
予備(現在無し)
「ラベル」
予約
予約
予備(現在無し)
予備(現在無し)
「複写紙(2枚)」
予約
予約
予備(現在無し)
紙カセット方向違い
メディア「ラベル」、「カットラベル(横割 4 面)」、「カットラベル(横割 2 面 )」
は既に販売を終了しています。
MW-145BT の場合
メディア種類
なし(紙カセットなし)
値
紙カセットなし
備考
「感熱紙」
予約
予備1
「ラベル」
「複写紙(2枚)」
予約
予約
予備2
予備3
紙カセット方向違い
MW-260 の場合
20
メディア「ラベル」は既に販売を終了しています。
メディア種類
値
なし(紙カセットなし)
「感熱紙」
予約
「切取用紙」
予約
「複写紙(2枚)」
予約
紙カセット方向違い
備考
紙カセットなし
予備
予備
予備
ステータス種類
ステータス種類
ステータスリクエストへの返信
印刷終了
エラー発生
(未使用)
値
21