第1章
ぬう前の準備
ぬう前に必要な準備を説明しま
す。
第2章
基本操作
基本のぬい方と上手にぬうコツ
などを説明します。
コンピュータミシン
取扱説明書
第3章
実用ぬい
実用ぬいとキルトぬいの手順を
説明します。
第4章
文字・模様ぬい
文字・模様ぬいの手順を説明し
ます。
第5章
マイイラスト機能
オリジナルの模様の作り方と保
存のしかたを説明します。
第6章
付録
ミシンのお手入れと困ったとき
の対処方法などを紹介します。
●お使いになる前に必ず取扱説明書をお読みになり、正しくお使いください。
●取扱説明書はなくさないように大切に保管し、いつでも手にとって見られるようにしてください。
はじめに
この度は、本製品をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。
お使いになる前に「安全にお使いいただくために」をよくお読みいただき、この取扱説明書で機能や使
い方を十分にご理解のうえ、末永くご愛用ください。
また、お読みになった後はいつでもご覧になれるところに保証書とともに保管してください。
安全にお使いいただくために
この取扱説明書およびミシン本体に使われている表示や絵文字は、製品を安全に正しくお使いいただき、
お使いになられる方や他の人々への危害や損害を未然に防ぐためのものです。
その表示や意味は次のとおりです。
警 告
注 意
この表示を無視して誤った使い方をすると、人が死亡または重傷を負う危険が想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った使い方をすると、人が傷害を負う危険が想定される内容および物的損害のみの発生が
想定される内容を示しています。
取扱説明書で使用されている絵文字の意味は次のとおりです。
特定しない
禁止事項
針の下に指を
入れないでくだ
さい
分解しては
いけません
特定しない
義務行為
電源プラグを
抜いてください
水に濡らしては
いけません
この製品を安全にお使いいただくために、以下の事柄を守ってください。
警 告
特定しない
危険通告
感電の危険が
あります
火災の危険が
あります
一般家庭用電源 AC100V の電源以外では、絶対に使用しないでください。
火災・感電・故障の原因となります。
以下のようなときは電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
火災・感電・故障の原因となります。
・ ミシンのそばを離れるとき
・ ミシンを使用したあと
・ 運転中に停電したとき
・ 接触不良、断線などで正常に動作しないとき
・ 雷が鳴りはじめたとき
1
注 意
延長コードや分岐コンセントを使用した、たこ足配線はしないでください。火災・感電の原因と
なります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となります。
電源プラグは根元まで確実に差し込んでください。差込みが不完全ですと、感電や発熱による火
災の原因となります。傷んだプラグ・緩んだコンセントは使用しないでください。
電源プラグを抜くときはまず電源スイッチを切り、必ずプラグの部分を持って抜いてください。電
源コードを引っ張って抜くとコードが傷つき、火災・感電の原因となります。
電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじった
り、たばねたりしないでください。また、重い物を載せたり、加熱したりすると電源コードが破
損し、火災・感電の原因となります。
電源コードまたは電源プラグが破損したときはミシンの使用をやめてお近くの販売店または「お
客様相談室(ミシン 119 番)」0120-340-233 にご連絡ください。
電源コードは、赤い印以上引き出さないでください。
長期間ご使用にならないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。火災の原因
となります。
電源コードを巻き取るときは、プラグとコードを持って巻き取ってください。プラグが当たって
けがの原因になります。
直射日光の当たるところや、ストーブ、アイロンのそばなど温度の高いところでは使用しないで
ください。ミシンの使用温度は 0 ~ 40 ℃です。ミシン内部の温度が上がったり、ミシン本体や電
源コードの被膜が溶けて火災・感電の原因となります。
火の気のあるもののそばでは使用しないでください。(火の消えていないたばこ、ろうそくなど)
火災の原因となります。
野外でのご使用は避けてください。雨などが降り、本体が濡れて感電の原因となります。また濡
れた時はお近くの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」0120-340-233 にご連絡ください。
温度や湿度の高い所でのご使用や保管は避けてください。
スプレー製品などを使用する部屋では使用しないでください。スプレーへの引火によるやけどや
火災の原因となります。
ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所には置かないでください。バランスが崩れ
て倒れたり、落下などしてケガをする原因となります。
ミシンは安定した平らなテーブルや机の上でご使用ください。
ミシン本体の換気口をふさがないでください。換気口は、必ず壁から 30cm 以上離して使用して
ください。また、換気口やフットコントローラーに糸くずやほこりがたまらないようにしてくだ
さい。火災の原因となります。
ミシン本体の上に花びんや水の入った容器を置くなどして、ミシン本体に水をこぼさないでくだ
さい。万一、内部に水などが入った場合は、電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから
「
抜いて販売店または
ま使用すると火災・感電の原因となります。
お客様相談室(ミシン 119 番)」0120-340-233 にご連絡ください。そのま
ミシン本体の換気口や内部に異物を入れたり、ドライバーなどを差し込まないでください。高圧
部に触れて感電のおそれがあります。万一、異物が入った場合は、使用をやめてお近くの販売店
または「お客様相談室(ミシン 119 番)」0120-340-233 にご連絡ください。
ミシン本体の重さは約 11.3kg あります。ミシン本体を持ち運びする際は急激または、不用意な動
作をしないでください。腰や膝を痛める原因となります。
2
注 意
ミシン本体は、必ずハンドルを持って持ち運びをしてください。他の部分を持つとこわれたりす
べって落としたりして、ケガの原因となります。
ミシン本体には取扱説明書に記載されている正規の部品を使用してください。他の部品を使用すると
ケガ・故障の原因となります。
お客様ご自身での分解、修理および改造は行わないでください。火災・感電およびケガの原因と
「
なります。指定以外の内部の点検・調整・掃除・修理は、お近くの販売店または
」
(ミシン 119 番)
取扱説明書に記載されている整備は、必ず電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。
ケガ・感電の原因となります。
ミシン操作中は、針の動きに十分ご注意ください。また、針、プーリー、天びんなどすべての動
いている部品に手を近づけないでください。ケガの原因となります。
リッパーで穴を開ける方向に、手や指を置かないでください。すべったときにケガをするおそれ
があります。本来の使用目的以外での使用はしないでください。
針や押え等の交換およびその他機能に関する使用については、取扱説明書の指示に従って正しく行って
ください。
縫製中、布地を無理に引っ張ったり、押したりしないでください。ケガ・針折れの原因となります。
0120-340-233 にご依頼ください。
お客様相談室
針の下などに指を入れないでください。ケガをするおそれがあります。
上糸、下糸等に関する操作については、取扱説明書の指示に従って正しく行ってください。取り
扱いを誤ると、縫製中に糸がらみ等が発生し、針が折れたり、曲がったりするおそれがあります。
曲がった針は絶対に使用しないでください。針折れの原因となります。
万一、ミシン本体を落としたり、破損したり、故障したりした場合は、ただちに使用をやめてお
近くの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」0120-340-233 にご連絡ください。そのま
ま使用すると火災・感電の原因となります。
万一、煙が出ている、異臭がする、異常音がするなどの状態のときはすぐに電源プラグをコンセ
ントから抜いて、お近くの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」0120- 340-233 にご連
絡ください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。お客様による修理は危険ですか
ら絶対にしないでください。
本製品が入っていた袋は、お子様がかぶって遊ばないように、お子様の手の届かないところに保
管するか廃棄してください。かぶって遊ぶと窒息のおそれがあります。
お子様の玩具として使用しないでください。お子様が使用するときや、お子様の近くで使用する
ときは、お子様がケガをしないよう十分注意してください。
フットコントローラーの上に物を置かないでください。
ケガ・故障の原因となります。
USB ケーブルは付属のものを使用してください。
● このミシンは日本国内向け、家庭用です。外国では使用できません。
This sewing machine can not be used in a foreign country as designed for Japan.
職業用としてご使用になった場合の保証はいたしかねますので、ご了承ください。
● 仕様および外観は品質改良のため、予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容を許可なく無断で複製することは禁じられておりますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容について、万一不審な点や誤りなどお気づきの点がありましたらご連絡ください。
3
本書の構成と読み方
第1章、第 2章はこのミシンを初めて使われる方を対象に、ミシンの基本的な操作方法を説明しています。
実用ぬいをしたい方は
続けて第 3 章へ進んでください。模様の選び方やいろいろなぬい方を学びます。
第 1 章
文字・模様ぬいをしたい方は
第 4 章へ進んでください。模様を選んでからぬうまでの基本操作と、模様の反転や大きさ変更などの模
様の編集やいろいろな模様を組み合わせてぬう方法、組み合わせた模様の記憶のしかたなどを学びます。
第 1 章
• 操作の手順の中では実際に操作する部分を で示しています。
実際の画面やミシンを照らし合わせながら操作を進めてください。
• 操作中にわからない点が発生したとき、機能について知りたいときに該当箇所をすぐ参照できるよう
索引(P.168)がついていますので、目次と併せてご利用ください。
第 2 章
第 2 章
第 3 章
第 4 章
4
目次
目次
安全にお使いいただくために ....................... 1
各部の名称とはたらき
主要部......................................................................... 7
針と押え部分.............................................................. 8
操作スイッチ.............................................................. 9
付属品......................................................................... 9
別売品....................................................................... 11
................................... 7
第 1 章 ぬう前の準備 15
電源の入れ方 .............................................. 16
液晶画面の操作........................................... 18
設定キーを使う ....................................................... 21
使い方キーを使う .................................................... 22
アドバイスキーを使う ............................................. 23
上糸/下糸のセット.................................... 24
下糸を巻く................................................................ 24
下糸をセットする..................................................... 28
下糸を引き出す ........................................................ 29
上糸を通す................................................................ 30
2 本針を使用する ..................................................... 33
押えの交換 .................................................. 35
押えを取り外す ........................................................ 35
押えを取り付ける..................................................... 35
針の交換...................................................... 37
大きい布をぬう........................................... 39
第 2 章 基本操作 41
基本のぬい方 .............................................. 42
ぬってみましょう..................................................... 42
ほつれ止めをする..................................................... 44
カーブをぬう............................................................ 44
ぬい方向を変える..................................................... 45
厚い布地をぬう ........................................................ 45
面ファスナー(マジックテープ ®)をぬう ............. 46
薄い布地をぬう ........................................................ 46
伸びる布地をぬう..................................................... 46
ビニールや皮をぬう ................................................. 46
模様の設定 .................................................. 47
ジグザグの振り幅を調節する................................... 47
ぬい目の長さを調整する.......................................... 48
糸調子を調節する..................................................... 48
便利な機能 .................................................. 50
自動止めぬい/返しぬいをする ............................... 50
自動糸切りをする..................................................... 50
ピボット設定............................................................ 51
自動押え圧補正 ........................................................ 52
画面をロックする..................................................... 53
第 3 章 実用ぬい 55
実用ぬいの選び方 ....................................... 56
模様を選ぶ................................................................ 57
模様の設定を記憶する.............................................. 57
ぬい方キーを使って模様を選ぶ ............................... 58
いろいろなぬい方 ....................................... 60
キルトぬい................................................................ 60
直線ぬい ................................................................... 70
ダーツ....................................................................... 74
ギャザー ................................................................... 75
折り伏せぬい............................................................ 76
ピンタック................................................................ 76
ジグザグぬい ............................................................ 77
点線ジグザグぬい..................................................... 79
たちめかがり ............................................................ 80
すそ上げをする ........................................................ 84
アップリケぬい ........................................................ 86
シェルタックぬい..................................................... 86
スカラップぬい ........................................................ 87
つき合わせぬい ........................................................ 88
スモッキングぬい..................................................... 88
ファゴティングぬい ................................................. 89
ゴムひもつけ ............................................................ 89
ヘアルーム................................................................ 90
ボタン穴かがり ........................................................ 92
かんどめ ................................................................... 98
ボタンつけ.............................................................. 100
アイレット.............................................................. 102
横送り(直線・ジグザグ)...................................... 103
ファスナーつけ ...................................................... 103
第 4 章 文字・模様ぬい 107
模様の選び方 .............................................108
大型飾り模様/ 7mm 飾り模様/大型サテンステッチ
/ 7mm サテンステッチ/クロスステッチ/実用飾り
模様 ........................................................................ 109
アルファベット ...................................................... 109
ひらがな/カタカナ ............................................... 111
文字・模様をぬってみましょう ................113
きれいにぬうために ............................................... 113
文字・模様のぬい方 ............................................... 113
模様の調整をする................................................... 114
模様の編集のしかた ..................................116
模様の大きさを変える............................................ 117
模様の長さを変える
(7mm サテンステッチのみ)................................... 117
模様を上下反転する ............................................... 117
模様を左右反転する ............................................... 117
模様の連続ぬい/単独ぬい .................................... 117
模様の糸密度を変える
(大型サテンステッチのみ).................................... 118
模様の始めに戻る................................................... 118
模様の組み合わせ ......................................119
模様の組み合わせをする前に................................. 119
ちがう模様を組み合わせる .................................... 119
大きさを変えた模様を組み合わせる ...................... 121
反転模様を組み合わせる ........................................ 122
長さを変えた模様を組み合わせる.......................... 123
ステップ模様を作る
(7mm サテンステッチのみ)................................... 124
模様の記憶.................................................126
データに関する注意 ............................................... 126
ミシンのメモリに模様を記憶する.......................... 126
パソコンに模様を記憶する .................................... 128
ミシンのメモリから模様を呼び出す ...................... 129
パソコンから模様を呼び出す................................. 130
第 5 章 マイイラスト機能 133
イラストのデザインのしかた ....................134
イラストの入力..........................................136
編集のしかた .......................................................... 138
1
2
3
4
5
6
5
目次
マイイラスト模様の記憶...........................141
ミシンのメモリにマイイラスト模様を記憶する ... 141
パソコンにマイイラスト模様を記憶する .............. 142
ミシンのメモリからマイイラスト模様を呼び出す 143
パソコンからマイイラスト模様を呼び出す .......... 143
第 6 章 付録 145
お手入れのしかた ..................................... 146
画面の汚れの掃除 .................................................. 146
本体表面の汚れの掃除........................................... 146
外かまの掃除 ......................................................... 146
画面の調整 ................................................ 148
画面が見にくい...................................................... 148
タッチパネルが反応しない.................................... 148
簡単なミシンの調整 ..................................150
エラーメッセージ ..................................... 153
アップグレードの方法 .............................. 156
ぬい方早見表.............................................158
仕様 ........................................................... 167
索引 ........................................................... 168
6
各部の名称とはたらき
主要部
各部の名称とはたらき
■ 正面
a 上ふた
上糸を通すときや下糸を巻くときに開けます。
b 糸案内板
上糸を通すときに糸をかけます。
c てんびん確認窓
てんびんの位置を確認します。
d 糸通しレバー
自動で針に糸を通すときに使います。
e 糸切り
糸を引っかけて切ります。
f 補助テーブル
中に押えやボビンなどを収納します。
ぬうときは外します
g 操作スイッチ(5 つ)とスピードコントロールレバー
ミシンをスタートするときや針を上げ下げするときなど、
ミシンのさまざまな操作に使います
実用ぬいの模様はスピードコントロールレバーをスライ
ドすることによってぬう速さを調節することができます
h ニーリフター差し込み口
ニーリフターを差し込みます。
i ニーリフター
ひざで押えを上げ下げするときに使います。
j 液晶画面
模様の設定や編集、ミシンの使い方を確認します。また、
エラーメッセージが表示されます
k 糸たて棒
糸こまを差し込みます。
l 糸こま押え
糸こまが抜けないように押さえます。
m 下糸巻き装置
下糸をボビンに巻くときに使います。
n 補助糸たて棒
縫製の途中で下糸を巻くときや 2本針でぬうときに使います。
o 糸案内
下糸を巻くときに糸を通します。
p 下糸巻き案内
下糸を巻くときに糸をかけます。
。
袖口などの筒ものを
。
。
■ 右側面/背面
a ハンドル
ミシンを持ち運ぶときに使います。
b プーリー
ぬい目を 1 針ずつ送るときや針を上げ下げするときに手前に
回します。
c USB ポートコネクター
USB ケーブルを差し込み、パソコンに接続します。
d タッチペンホルダー
タッチペンを使用していないときに取り付けます。
e フットコントローラージャック
フットコントローラーのプラグを差し込みます。
f フットコントローラー
足でフットコントローラーを踏みながらミシンを操作しま
す。
g 電源プラグ
電源コードを引き出し、コンセントに差し込みます。
h 電源スイッチ
。
ミシンの電源を「入」や「切」にするスイッチです。
i 換気口
モーターの換気用の穴です。ミシンをご使用になるときは、
ここをふさがないようにしてください。
j 送り歯位置表示
送り歯が上がっているか、下がっているかを示します。
k 押えレバー
押えを上げ下げします。
7
各部の名称とはたらき
針と押え部分
針板、針板ふた、針板カバーの目盛り表示
針板、針板ふたには、直線ぬいの針位置(中基線)か
らの長さが表示されています。
針板カバーには、直線ぬい針位置(左基線)からの長
さが表示されています。
針板
c
d
e
f
a ボタン穴かがりレバー
ボタン穴かがりやかんどめをぬうときに使用します。
b 押えホルダー
押えを取り付けます。
c 押えホルダーのネジ
押えホルダーを固定します。
d 押え
布地を押さえます。付属の押えの中からぬい方に合った押え
を取り付けます。
e 送り歯
ぬう方向に布地を送ります。
f 針板ふた
開けて中のかまにボビンをセットします。
g 針板カバー
かまの掃除をするときに取り外します。
h 針板
まっすぐにぬうための目盛りが付いています。
i 針棒糸かけ
上糸をかけます。
j 針止めネジ
針を固定します。
ab
針板ふた 針板カバー
a 左基線の針位置
b 中基線の針位置
c 中基線の針位置からの長さ<インチ>
d 中基線の針位置からの長さ< cm >
e 中基線の針位置からの長さ<インチ>
f 左基線の針位置からの長さ<インチ>
8
各部の名称とはたらき
操作スイッチ
a スタート/ストップスイッチ
押すと数針ゆっくりとぬってから、スピードコントロールレ
バーで設定されている速度でぬい始めます。もう一度押すと
ストップします。スタート/ストップスイッチはミシンの状
態によって色が変わります。
緑: スタートできる状態のときおよび縫製中
赤: スタートできない状態のとき
b 返しぬいスイッチ
ぬい始めやぬい終わりの、返しぬいまたは止めぬいをすると
きに押します。返しぬいの場合は、スイッチを押している間、
逆方向にぬいます。止めぬいの場合は、スイッチを押したま
まにすると、同じ場所で 3 ~ 5 針重ねてぬって止まります。
詳細は、P.50「自動止めぬい/返しぬいをする」で説明しま
す。
c 針上下スイッチ
針を上げ下げするときに押します。針に糸を通す前に、必ず
針を上げておきます。また、ぬい方向を変えるときや細かい
ところをぬうときに使用します。繰り返し押すと、1 針ずつ
ぬうことができます。
d 糸切りスイッチ
ぬい終わった後に押すと上糸、下糸を自動的に切ります。
e 押え上下スイッチ
スイッチを一回押すごとに、押えを上げ下げすることができ
ます。
f スピードコントロールレバー
左右に動かしてぬう速さを調節します。左に動かすと遅く、
右に動かすと速くなります。
• 初心者の方はミシンに慣れるまで「ゆっくり」にしてぬっ
てください。
付属品
付属品(P.10 参照)が全部そろっているか確認してく
ださい。不足しているときや破損しているときは、お
買い上げの販売店にお問い合わせください。また、必
ず本機専用の付属品を使ってください。
付属品は補助テーブルの中に収納されています。図の
ようにふたを開いてください。
ボビン立て
a
(ボビンを棒に通
して収納します。)
収納スペース
b
押え収納トレイ
(記号A・G・I・J・
c
M・N・R
収納します。)
の押えを
注意
糸を切った後は、糸切り操作をくり返し行
わないでください。針が折れたり糸がから
んだりするおそれがあります。また、故障
の原因となります。
9
各部の名称とはたらき
付属品
1 234567
8 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20
黄 #11(2 本)
赤 #14(2 本)
緑 #16(1 本)
ゴールデン針
21 22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 32 33 34 35 36
37 38 39 40 41
10
各部の名称とはたらき
No.
1
ボタン穴かがり押え< A >
2
たち目かがり押え< G >
3
模様ぬい押え< N >
4
片押え< I >
5
ジグザグ押え< J >(ミシンに取り付けてあります)
6
まつりぬい押え< R >
7
ボタン付け押え< M >
8
フリーモーションキルト押え< C >
9
オープントゥキルト押え< O >
10
エコーキルト押え< E >
11
ウォーキングフット
12
ガイド付きピーシング押え
13
直線押え
14
キルター
15
直線針板
16
コードガイドふた(1 穴)
17
糸たてスタンド
18
リッパー
19
ボビン< 10 個>
(1 個はミシンのかまにセットされています)
20
ミシン針セット
21
2 本針
22
ミシンブラシ
23
はとめ穴パンチ
24
ドライバー(大)
25
ドライバー(小)
26
糸こま押え(小)< 2 個>
27
糸こま押え(中)< 2 個>
(1 個はミシンの糸たて棒にセットされています)
28
糸こま押え(大)< 2 個>
29
糸こまフェルト
30
ネジ回し
31
糸こまネット
32
フットコントローラー
33
マイイラスト用紙
34
タッチペン
35
ニーリフター
36
USB ケーブル
37
取扱説明書
38
操作早見表
39
使いこなし DVD
40
ワイドテーブル
41
ソフトケース
部品名
別売品
12
3
No.
1
キルト押え
2
ピーシング押え
3
サイドカッター押え< S >
部品名 モデル名
F005N
F001N
F054
お知らせ
• 仕様は予告なしに変更する場合がありますので、あら
かじめご了承ください。
• オプション品・部品については、お買い上げの販売
店、または「お客様相談室(ミシン 119 番)」0120-
340-233 にお問い合わせください。
お知らせ
• 直線押え、糸たてスタンド、ワイドテーブルの使い方
については、付属の取扱説明書を参照してください。
• 弊社推奨の付属品のみをご使用ください。
• 本書(取扱説明書)とフットコントローラーは、ソフ
トケースに収納できます。
11
各部の名称とはたらき
■ 糸たてスタンドの組み立て方
糸たてスタンドは径の大きな糸こま(チーズ巻き)
に使用すると便利です。2 個の糸こまをセットでき
ます。
アンテナをいっぱいまで伸ばし、2ヶ所のス
a
トッパーがカチッと音がするまで棒を回し
ます。
a
ストッパー
アンテナを糸たて台の中央の丸穴に差し込
b
み、ドライバーで裏側からネジをしっかりと
しめ付けて固定します。
2本の糸たて棒を糸たて台の2ヶ所の穴にしっ
c
かりと差し込みます。
ミシンの上ふたを開けます。上ふた右側の留
d
め具付近を押して留め具から外します。上ふ
たを右へスライドして左側のピンを抜いて、
上ふたを取り外します。
ネジ
a
お願い
アンテナのストッパーがはまっている状態で、
アンテナ上部と糸たて台が平行になっている
ことを確認してください。また、アンテナの向
きに注意してください。
ピン
留め具
ミシンの留め具を手前におこします。
e
12
糸たてスタンドを左へスライドしてピンを
f
ミシンに差し込んでから、留め具に糸たてス
タンドを差し込みます。
糸たて
スタンド
留め具
お願い
ミシンの留め具が手前におきた状態になって
いること、留め具の溝に糸たてスタンドがしっ
かりとはまっていることを確認してください。
各部の名称とはたらき
お知らせ
糸たてスタンドの使い方については、付属の取
扱説明書を参照してください。
13
各部の名称とはたらき
14
第 1 章
ぬう前の準備
電源の入れ方 ............................................................................................. 16
液晶画面の操作.......................................................................................... 18
■ 画面表示に関する注意 ............................................................................................................18
■ キーのはたらき........................................................................................................................ 19
設定キーを使う ...............................................................................................................21
使い方キーを使う............................................................................................................22
■ 各項目の内容............................................................................................................................ 22
アドバイスキーを使う ....................................................................................................23
上糸/下糸のセット .................................................................................. 24
下糸を巻く .......................................................................................................................24
■ 補助糸たて棒で下糸を巻く場合 .............................................................................................24
■ 糸たて棒で下糸を巻く場合..................................................................................................... 26
■ ボビン受け座の下に糸がからまってしまったら...................................................................27
下糸をセットする............................................................................................................28
下糸を引き出す ...............................................................................................................29
上糸を通す .......................................................................................................................30
2 本針を使用する ............................................................................................................33
押えの交換 ................................................................................................. 35
押えを取り外す ...............................................................................................................35
押えを取り付ける............................................................................................................35
針の交換 ..................................................................................................... 37
■ 正しい針の見分け方 ................................................................................................................37
■ 針の種類と使い分け ................................................................................................................38
大きい布をぬう.......................................................................................... 39
電源の入れ方
電源の入れ方
• 一般家庭用電源 AC100V の電源以外では、絶対に使用しないでください。火災・感電・故障の原因と
なります。
• 電源プラグは根元まで確実に差し込んでください。差込みが不完全ですと、感電や発熱による火災の
原因となります。
• 緩んだコンセントは使用しないでください。
• 以下のようなときは電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。火災・感電・故障の原因と
なります。
• ミシンのそばを離れるとき
• ミシンを使用したあと
• 運転中に停電したとき
• 接触不良、断線などで正常に動作しないとき
• 雷が鳴りはじめたとき
警告
• 延長コードや分岐コンセントを使用した、たこ足配線はしないでください。火災・感電の原因となり
ます。
• 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となります。
• 電源プラグを抜くときはまず電源スイッチを切り、必ずプラグの部分を持って抜いてください。電源
コードを引っ張って抜くとコードが傷つき、火災・感電の原因となります。
• 電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、
たばねたりしないでください。また、重い物を載せたり、加熱したりすると電源コードが破損し、火
災・感電の原因となります。電源コードまたは電源プラグが破損したときはミシンの使用をやめてお
近くの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」0120-340-233 にご連絡ください。
• 長期間ご使用にならないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。火災の原因とな
ります。
• ミシンを点検したり、ふたを外すときも、必ず電源プラグを外してください。
電源コードを引き出し、電源プラグをコンセ
a
ントに差し込みます。
電源プラグ
注意
電源スイッチを「入」の方に押すと、電源が
b
入ります。
入
切
16
電源スイッチ
赤い印
電源コード
お願い
電源コードは赤い印以上引き出さないでくだ
さい。
→ 電源が入り、ランプと液晶画面が点灯します。
お知らせ
電源が入ると針や送り歯が動く音がしますが、
故障ではありません。
電源を切るときは、電源スイッチを「切」の
c
方に押します。
電源コードをしまうときは、少し(1 ~ 5cm
ほど)引っ張ってミシン本体の方へゆっくり
と戻します。
お願い
運転中に停電が発生したときは、電源を切って
から電源プラグを抜いてください。次に電源を
入れるときは、手順に従って正しく操作してく
ださい。
電源の入れ方
1
ぬう前の準備
17
液晶画面の操作
液晶画面の操作
■ 画面表示に関する注意
• 画面は必ず指または付属のタッチペンで押してください。シャープペンシル、ドライバーなど先のとがった
ものや硬いもので押さないでください。また、画面に無理な力をかけないでください。故障の原因になります。
• 画面は周囲の温度や環境の変化によって、画面全体または画面の一部が濃くなったり、淡くなったりします
が、故障ではありません。画面が見づらいときは、画面の調整を行ってください。(P.21 参照)
• 電源スイッチを入れた直後、画面が暗い場合がありますが、これは画面を照らすライトの特性によるもので、
故障ではありません。約 10 分で通常の明るさになります。
• 画面をミシンの正面以外から見ると、色が変化したり、画面が見づらくなることがあります。これは使用し
ている液晶の特性上のものであり、故障ではありません。画面は正面から操作してください。
電源スイッチを入れるとオープニング画面が表示されます。オープニング画面は設定により OFF にする
ことができます。(P.21 参照)
画面を指で軽く押してください。設定に応じて、「Q-01 ピーシング直線(中基線)」、「1-01 直線(左基
線)」、「1-03 直線(右基線)」のいずれかが自動的に選択されます。(P.21 参照)
お知らせ
オープニング画面が表示されるまでしばらく時間がかかりますが、故障ではありません。
a 1 本針/ 2 本針の設定状態とミシンが停止したとき
の針位置を示します。針の停止位置はお好みに合わ
せて設定できます。(P.21 参照)
1 本針のとき
a
b
c
d
e
2 本針のとき
b 押え記号
表示される押えを取り付けてからぬいます。
c 選択した模様の番号が表示されます。
(実用ぬいのみ)
d 選択した模様が表示されます。
e 各模様選択画面の総ページ数と現在のページ番号
が表示されます。
針下で止まります。針上で止まります。
針下で止まります。針上で止まります。
18
■ キーのはたらき
指、またはタッチペンで画面上部の を押して、画面表示を切り換えます。
液晶画面の操作
5
4
g
f
k
l
m
n
o
r
1
2
3
1
ぬう前の準備
h
i
j
q
p
s
操作パネル
No.
1
2
3
4
5
キー 名称 はたらき 参照ページ
設定キー 針の停止位置切り替え、ブザーの ON / OFF、模様の調整や画面の調整
などミシンの設定を変更するときに押します。
使い方キー 上糸通し、下糸巻き、押え交換など、ミシンの使い方を知りたいときに
押します。
針・押え交換キー 針や押えを交換するときに押します。すべてのキーと操作スイッチが
ロックされ、部品を安全に交換できます。もう一度押すと、ロックを解
除します。
使い方が表示されているときは、針・押え交換モードの画面は表示され
ません。
実用ぬいキー 直線ぬい、ジグザグ、ボタン穴かがり、まつりぬいなど洋裁によく使う
模様(実用模様)やキルト模様を選ぶときに押します。
文字模様ぬいキー アルファベット文字や飾りなどの模様を選ぶときに押します。
21
22
35, 37
56
108
19
液晶画面の操作
画面表示
No.
f 送り歯ドロップキー フリーモーションキルトをするときに押して、送り歯を下げます。(フ
g 画面ロックキー 画面をロックするときに押します。画面をロックすると、振り幅やぬい
h ぬい方キー どの模様を選べばいいのか分からないときに押します。用途に応じて、
i アドバイスキー 選択した模様の用途を知りたいときに押します。
j 模様選択画面
k ピボットキー ピボット設定を選択するときにを押します。ピボット設定を選択してミ
l 自動止めぬいキー 自動止めぬい/返しぬいを設定するときに押します。自動止めぬいをあ
m 自動糸切りキー 自動糸切りを設定するときに押します。自動糸切りをあらかじめ設定し
n 左右反転キー 選んだ模様が左右に反転します。
o 2 本針キー 2 本針を使用するときに押します。もう一度押すと、1 本針の設定に戻り
p リセットキー
キー 名称 はたらき 参照ページ
リーモーションモード)もう一度押すと送り歯を上げることができます。
また、ボタン付けを選択すると、自動的に に変わり、送り歯が下
がります。
目の長さなどの各設定がロック(固定)されます。もう一度押すと、ロッ
クは解除されます。
適切な実用模様や操作手順が表示されるので、初心者の方にもとても便
利です。
お好みの模様のキーを押して、模様を選びます。 で、
模様選択画面を切り替えます。
シンを止めると、針が下がった状態でミシンは停止し、押えは自動的に
指定の高さに上がります。再びぬい始めると、押えは自動的に下がりま
す。
• の表示のときは、使用できません。
らかじめ設定しておくと、ぬい始めとぬい終わりに返しぬいスイッチを
押したときに自動的に止めぬい/返しぬいをします。もう一度押すと、
設定は解除されます。
ておくと、返しぬいスイッチを押したときに自動的に止めぬい(模様に
よっては返しぬい)をして糸を切ります。もう一度押すと、設定は解除
されます。
• の表示のときは、使用できません。
ます。
• の表示のときは、使用できません。
記憶した模様の設定を標準の設定に戻したいときに、 を押してか
66, 100
53
58
23
56
51
50
50
57
33
57
20
ら を押します。
q 記憶キー 選んだ模様の設定(ジグザグの振り幅やぬい目の長さ・糸調子・自動糸
切りや自動止めぬいなどの設定)をお好みの設定値に変更して、その内
容を記憶しておくことができます。
r ぬい目調節キー 選んだ模様のジグザグの振り幅(模様の幅)とぬい目の長さを示します。
または を押すと、お好みに合わせて、ジグザグの振り幅とぬい目
の長さを調節することができます。
• と表示されているときは、設定を調節できません。
s 糸調子キー 選んだ模様の糸調子を示します。通常は自動的に標準の糸調子に設定さ
れています。 または を押すと、糸調子の設定を調節できます。
57
48
48
液晶画面の操作
設定キーを使う
を押すと、針の停止位置切り替え、ブザー・ランプの ON / OFF、模様の調整や画面の調整など、
いろいろなミシン本体の基本の設定を変えることができます。お買い上げ時は、以下の画面の設定になっ
ています。
を押して、前または次のページの設定画面を表示します。
a ミシンが停止したときの針位置(下/上)を選択します。
b
スピードコントロールレバーをジグザグの振り幅調節レ
a
b
c
d
e
バーに切り替えます。(
c 文字・模様ぬいの模様を調整します。(P.114参照)
d 実用ぬい画面を表示したときに最初に表示する模様を、
キルト模様( )または実用ぬい( )のどちらに
するか選択します。
e 電源スイッチを入れたときに自動的に選択される模様
を、「1-01 直線(左基線)」または「1-03 直線(右基線)」
のどちらにするか選択します。④の初期画面がキルト模
様( )に設定されている場合は、選択できません。
P.65
参照)
1
ぬう前の準備
a
b
c
d
a
b
c
d
e
a ピボット機能を有効にしたときの、停止時の押えの高さ
を設定します。( P.51 参照)
3.2 mm、5.0 mm、7.5 mm の 3 段階のいずれかを選択し
ます。
b フリーモーションモードに設定したときの、押えの高さ
を設定します。(P.66 参照)
c 1(弱い)~ 4(強い)の範囲で押え圧を調節します。
• 数字が大きいほど押え圧が強くなります。通常は 3 に設
定してあります。
d ON にすると、センサーが布地の厚さを自動的に読み取っ
て、スムーズに布送りすることができます。(P.45、P.52、
P.66 参照)
③の押え圧が 1 に設定されている場合は、ON にしてもこ
の機能は使用できません。
a 液晶画面の明るさを調整します。
• を押すと、画面は明るくなります。
• を押すと、画面は暗くなります。
と の差が明確になるように調整します。
b ブザーの ON / OFF を切り替えます。
c ライトの ON / OFF を切り替えます。
d 電源スイッチを入れたときに表示されるオープニング画
面の ON / OFF を切り替えます。
e 表示言語を切り替えます。
お知らせ
•「バージョン」はミシンにインストールされて
いるプログラムのバージョンです。アップグ
レードについては、お近くの販売店または「お
客様相談室(ミシン 119 番)」(フリーダイヤ
ル 0120-340-233)にお問い合わせいただく
か、ブラザーソリューションセンター(http:/
/solutions.brother.co.jp/)で今後掲載される情
報を参照してください。
• 変更した設定は、電源を切ってもミシンに記
憶されています。
21
液晶画面の操作
使い方キーを使う
このミシンには、ミシンの基本操作など取扱説明書に準じた内容が記憶されています。
を押して、画面上段に表示される 6 つの項目から見たい項目を選びます。
■ 各項目の内容
各部の名称とはたらき 基本操作 トラブルチェック
押えレバー
スピードコントロールレバー
プーリー
補助テーブル
ニーリフター
フットコントローラー
おもなボタン 便利な機能 お手入れ
糸切りスイッチ
上糸通し
下糸巻き
針の交換
押えの交換
下糸をセットする
ピボット機能
かまの掃除
22
押え上下スイッチ
スタート/ストップスイッチ
返しぬいスイッチ
針上下スイッチ
自動送り歯ドロップ機能
自動押え圧補正
例) 上糸の通し方を見るとき
a
b
→ 下段に基本操作の項目が表示されます。
c
を押します。
を押します。
(上糸通し)を押します。
液晶画面の操作
アドバイスキーを使う
模様を選んでから を押すと、選んだ模様の用途
説明を見ることができます。
例) の用途を見るとき
1
ぬう前の準備
→ 上糸通しの手順が表示されます。
d
を押して次ページへ進みます。
• または を押すと、矢印の方向にスクロー
ルします。
a
b
を押し、 を押します。
→ の用途が表示されます。
を押すと、aの画面に戻ります。
e
を押すと、cの画面に戻ります。
23
上糸/下糸のセット
上糸/下糸のセット
下糸を巻く
下糸用の糸をボビンに巻きます。このミシンは、縫製
中に糸たて棒を使っているときでも補助糸たて棒を
使って下糸巻きができます。
注意
補助糸たて棒を上におこします。
c
補助糸たて棒
付属のボビンは本機純正品です。
厚みの違う従来品を使用すると、ミシンが正
しく動作しません。必ず付属品、または別売
の純正ボビンを使用してください。純正以外
のボビンを使用すると、ケガ、故障の原因と
なります。
11.5 mm
(実物大)
純正品
他のボビン
■ 補助糸たて棒で下糸を巻く場合
縫製の途中で下糸を巻きたいときに便利です。
補助糸
たて棒
糸こまを糸が手前から出るように補助糸た
d
て棒に差し込み、糸こま押えを奥までしっか
り差し込みます。
糸こま押え
補助糸たて棒
糸こま
注意
• 糸こまの向きや糸こま押えが正しくセッ
トされていないと、糸たて棒に糸がから
まり、針折れの原因となります。
• 糸こま押え(大)(中)(小)は糸こまの
大きさに合わせて使用してください。糸
こまより小さい糸こま押えを使用する
と、糸こまの切り欠きなどに糸が引っか
かり、針折れの原因となります。
24
電源を入れ、上ふたを開けます。
a
ボビンのミゾと下糸巻き軸のバネを合わせ
b
て、ボビンを軸にセットします。
ミゾ
下糸巻き軸
のバネ
l
o
お知らせ
細い糸こまを使用するときは、糸こま押え
(小)を使い、糸こま押えと糸こまとの間に少
しすきまを残してください。
糸こま
すきま
糸こま押え
(小)
上糸/下糸のセット
右手で糸こまからの糸を持ち、左手で糸端を
e
持って、糸を糸案内にかけます。
糸案内
下糸巻き案内の凸部に糸をかけて、皿の間に
f
左回りに糸をかけ、しっかり奥まで入れま
す。
• 糸が皿の下を通っていることを確認してください。
凸部
皿
ボビンホルダーを左へカチッと音がするま
i
で押します。
• ボビンホルダーを左へ押すと、下糸巻きが自動的に
スタートします。
ボビンホルダー
(スイッチ)
→ ボビンが回転し、巻き終わると自動的に停止し、ボ
ビンホルダーが元の位置に戻ります。
糸がからまってしまったら P.27 を参照してくださ
い。
はさみで糸を切り、ボビンを外します。
j
1
ぬう前の準備
図のように、ボビンに糸を時計まわりに 4 ~
g
5 回巻きつけます。
• 引き出した糸がたるまないように左手で持ち、右手
で糸端をボビンに巻きつけます。
2
3
糸端をボビンの受け座のガイドミゾに引っ
h
かけて、図のように右へ糸を引き、カッター
で糸を切ります。
ガイドミゾ
(カッター付)
1
ボビンの
受け座
お願い
ボビンを外すときは、ボビンのみを上に引っ
張ってください。ボビンの受け座を引っ張る
と、受け座が外れ、故障の原因となります。
注意
下糸は正しく巻かれたものを使用してくだ
さい。下糸の巻き方が悪いと針折れや糸調子
不良の原因となります。
注意
必ずこの方法で糸を切ってください。ガイド
ミゾのカッターで糸を切らずに下糸を巻く
と、糸量が少なくなったときにボビンに糸が
からまり、針が折れたり曲がったりするおそ
れがあります。
25
上糸/下糸のセット
■ 糸たて棒で下糸を巻く場合
縫製中は糸たて棒を使って下糸を巻くことはでき
ません。補助糸たて棒を使ってください。
(P.24 参照)
l
o
電源スイッチを入れます。
a
糸こま押えを奥までしっかり差し込み、糸た
e
て棒を元に戻します。
右手で糸こまからの糸を持ち、左手で糸端を
f
持って、糸案内板の下のミゾに通してから、
上のミゾに通します。
糸案内板の
上のミゾ
糸案内板の
下のミゾ
糸案内に糸をかけます。
g
糸案内
上ふたを開けます。
b
ボビンのミゾと下糸巻き軸のバネを合わせ
c
て、ボビンを軸にセットします。
ミゾ
下糸巻き軸
のバネ
糸たて棒をななめ手前に軽くおこし、糸こま
d
を差し込みます。
• 糸は糸こまの手前から出してください。
糸たて棒
糸こま押え
糸こま
下糸巻き案内の凸部に糸をかけて、皿の間に
h
左回りに糸をかけ、しっかり奥まで入れま
す。
• 糸が皿の下を通っていることを確認してください。
凸部
皿
以降の作業は、P.25 のg ~j の手順に従っ
i
てください。
26
上糸/下糸のセット
■ ボビン受け座の下に糸がからまってしまっ
たら
糸が下糸巻き案内の皿の下に確実に通っていない
状態で下糸を巻くと、ボビン受け座の下に糸が巻か
れてしまうことがあります。(P.25 参照)
そうなった場合は、以下の手順に従ってボビン受け
座の下に巻かれた糸をほどいてください。
ボビン受け座
糸
注意
ボビン受け座の下に糸が巻かれても、ボビン
受け座は外さないでください。受け座のカッ
ターでケガをする恐れがあります。
ボビン受け座の下に下糸がからまり始めて
a
も、巻き終わって停止するまで待ちます。
• スタート/ストップスイッチを押さないでくださ
い。針が動きます。
ボビンを軸から外します。
c
図のように左手で糸端を持ち、右手でボビン
d
近くの糸をゆっくりと時計回りに回して、か
らまった糸をほどきます。
1
ぬう前の準備
注意
無理にボビンホルダーを右へ戻さないでく
ださい。ケガをする恐れがあります。
下糸巻き案内側で、はさみで糸を切ります。
b
下糸巻き案内
下糸巻きをやり直します。
e
お願い
糸が下糸巻き案内の皿の下に確実に通ってい
ることを確認してください。(P.25 参照)
27
上糸/下糸のセット
下糸をセットする
下糸を巻いたボビンをミシンにセットします。このミ
シンは下糸を引き出さずにぬうことができます。ギャ
ザーよせをするときなど、下糸の引き出しが必要なと
きは、P.29 を参照してください。
ボビンを右手で持ち、左手で糸端を持ちます。
c
注意
• 下糸は正しく巻かれたものを使用してく
ださい。下糸の巻き方が悪いと針折れや
糸調子不良の原因となります。
• 下糸をセットするときや交換するときは、
必ず を押してから行ってくださ
い。万一、スタート/ストップスイッチま
たは、他のスイッチが押されると、針が作
動してケガの原因となります。
矢印の向きから糸が出るように、下糸を巻い
d
たボビンを内かまにセットします。
注意
ボビンは必ず指で押さえ正しい方向から糸
が出るようにセットしてください。ボビンを
逆の方向にセットすると、針折れや糸調子不
良の原因となります。
右手でボビンを軽く押さえ、左手で糸を軽く
e
引きながらミゾに通します。
a
→ すべてのキーと画面がロックされます。
針板ふたのつまみを右側に押し、針板ふたを
b
外します。
を押します。
針板ふた
つまみ
ミゾにそって糸を通し、手前に引いてカッ
f
ターで切ります。
ミゾ
カッター
(カッターで
糸を切ります)
28