MX763/MX764
デジタル プロジェクタ
取扱説明書
Welcome
目次
安全にお使いいただくた
めに..................3
紹介..................7
プロジェクタの特長.............7
パッケージ内容.................8
プロジェクタ外観ビュー......... 9
制御装置および機能............ 10
設置.................14
場所の選択....................14
スクリーンサイズの調整........ 15
接続.................17
ビデオ機器との接続............ 18
プロジェクターからサウンドを
再生する......................19
操作.................21
プロジェクタの起動............ 21
投写イメージの調整............ 22
メニューの使用方法............ 24
プロジェクタの保護............ 25
入力信号の切り替え............ 28
詳細の拡大と検索.............. 29
縦横比の選択..................29
画像の最適化..................31
プレゼンテーションタイマーの
設定.......................... 34
リモート ページング操作 ....... 35
画像の静止....................36
画像を隠す....................36
コントロールキーをロックする.. 36
高地での操作 ..................37
オリジナルのスタートアップ
画面を作成する ................37
音量調整 ......................38
LAN 環境でプロジェクタを
操作する ......................39
USB ケーブルを使って
コンピュータのコンテンツを
表示する ......................55
USB リーダー から
プレゼンテーションを行う ......56
USB カメラの使用方法 ..........57
プロジェクタの終了 ............57
直接電源オフ ..................58
メニューの操作 ................59
メンテナンス ........ 72
プロジェクタのお手入れ ........72
ランプについて ................73
トラブルシュー
ティング ............ 79
仕様 ................ 80
プロジェクタの仕様 ............80
外形寸法 ......................81
天井取り付け ..................81
タイミングチャート ............82
保証と著作権に
ついて .............. 85
目次2
安全にお使いいただくために
お使いのプロジェクタは、情報テクノロジ機器の最新の安全規格に適合するよう
に設計され、テストされています。ただし、本装置を安全にご使用いただくため
に、このガイドおよび装置のマークに記載されている指示に従ってください。
安全にお使いいただくために
1. プロジェクタを操作する前に、こ
のユーザーガイドをお読みくださ
い。またいつでも参照できるよう
に、手の届く場所に保管しておい
てください。
2. 動作中は、プロジェクタのレンズ
を覗き込まないでください。 光線
が強力なので、視力障害を引き起
こす恐れがあります。
3. 点検修理については、認定サービ
ス担当者にお問い合わせください。
5. 国によっては、電源電圧が一定し
ていない場合もあります。プロ
ジェクタは、電源が AC100 ~
240V の電圧範囲のときに安全に作
動するように設計されています
が、停電や ±10V のサージが発生
すると故障する可能性がありま
す。電源の電圧が変動したり、電
源供給が中断したりする地域で
は、電源安定器、サージプロテク
タ、または無停電電源装置 (UPS)
にプロジェクタを接続することを
お薦めします。
6. プロジェクタが作動しているとき
に投写レンズを物体で塞ぐと、そ
れが過熱して変形したり、火災の
原因となったりします。一時的に
ランプをオフにするには、プロ
ジェクタかリモコンの BLANK ボ
タンを押してください。
4. プロジェクタのランプをオンにす
るときは、必ずレンズシャッター
( ある場合 ) を開くか、レンズ
キャップ ( ある場合 ) を取り外し
てください。
安全にお使いいただくために 3
安全上のご注意 ( 続き )
7. ランプは、動作中に非常に高温に
なります。ランプ部を取り外して
交換する場合は、プロジェクタの
電源を切ってから 45 分間ほど放
置して、プロジェクタを常温に戻
してください。
8. ランプは定格寿命より長く使用し
ないでください。ごくまれです
が、定格寿命より長く使用する
と、ランプが破裂することがあり
ます。
10. 本製品は安定した場所に設置して
ください。本製品が落下して、破
損する恐れがあります。
11. 本装置のキャビネットは開けない
でください。内部には危険な電圧
が流れており、触れると死に至る
場合もあります。ユーザーが補修
できるパーツは専用の取り外し可
能なカバーが付いているランプだ
けです。
いかなる状況においても、これ以
外のカバーをご自身で取り外そう
としないでください。修理は認定
サービス担当者にお問い合わせく
ださい。
9. ランプ部や電子部品の交換は、必
ずプロジェクタの電源プラグを抜
いてから行ってください。
安全にお使いいただくために4
12. プロジェクタが稼動しているとき
には、通気孔から熱風と臭気を感
じる場合があります。これは正常
な状態であり、製品の欠陥による
ものではありません。
安全上のご注意 ( 続き )
13. 次の場所に装置を置かないでくだ
さい。
- 通気が不十分な場所または密閉され
ている場所。壁との間隔を 50 cm 以
上空けて、プロジェクタの周辺の風
通しをよくしてください。
- 窓を締め切った車内など、非常に高
温になる場所。
- 非常に湿度が高い場所、ほこりの多
い場所、タバコの煙にさらされる場
所。このような場所に置くと、光学
部品が汚れ、プロジェクタの寿命が
短くなり、画像が暗くなります。
- 火災報知器に近い場所。
- 周辺温度が 40°C / 104°F を超える場
所。
- 高度が 3000 メートルを超える場所
14. 通気孔をふさがないでください。
- 本製品をブランケットなどの寝具
類、または他の柔らかい物の上に置
かないでください。
- 本製品の上に布などをかぶせないで
ください。
- プロジェクタの近くに可燃物を置か
ないでください。
通気孔がふさがれると、プロジェ
クタの内部が過熱し、火災が発生
することがあります。
15. 使用時は必ず装置を水平な平面上
に置いてください。
- 左右の傾きが 10°、または前後の傾
きが 15° を超える状態で使用しない
でください。完全に水平になってい
ない状態でプロジェクタを使用する
と、ランプが故障したり破損したり
することがあります。
3,000 m
(10000
フィート )
0 m
(0 フィート )
16. 装置を縦向きにしないでください。
縦向きにするとプロジェクタが倒
れ、けがをしたり、プロジェクタ
が破損したりする恐れがあります。
安全にお使いいただくために 5
安全上のご注意 ( 続き )
17. 装置の上に乗ったり、物を置いた
りしないでください。装置が物理
的に破損するだけでなく、事故や
けがの原因になります。
18. プロジェクタの上または近くに液
体を置かないでください。プロ
ジェクタ内部に液体がこぼれると
故障の原因になります。プロジェ
クタを濡らした場合は、電源コン
セントからプロジェクタを外し、
BenQ にご連絡の上プロジェクタの
点検をご依頼ください。
19. 本製品を天井に取り付けて、
イメージを反転投写することがで
きます。
天井に取り付ける場合は、BenQ の天井
取り付けキットを使用し、しっかりと固
定してください。
プロジェクタの天井取り付け
BenQ プロジェクタを安心してお使
いいただくために、ここに記載す
る注意をよくお読みになり指示に
したがってください。
プロジェクタを天井に取り付ける
場合は、BenQ プロジェクタ専用天
井取り付けキットをお使いになり、
しっかりと確実に設置してくださ
い。
BenQ プロジェクタ以外の天井取り
付けキットをお使いになると、
ゲージやネジの長さが正確でない
ためプロジェクタが正しく固定さ
れず落下してしまう恐れがありま
す。
BenQ プロジェクタ専用天井取り付
けキットは、BenQ プロジェクタを
購入された販売店でお買い求めい
ただけます。また別途ケンジント
ンロックをお求めになり、プロ
ジェクタのケンジントンロックス
ロットと天井取り付けブラケット
のベースをセキュリティケーブル
でしっかりと繋いでおくことをお
薦めします。このようにしておく
と、万一天井取り付けブラケット
が緩んでしまった場合にも、プロ
ジェクタを補助的に支えることが
できます。
Hg - このランプの中には水銀が入ってい
ます。お住まい地域の規定にしたがって
処理してください。詳細は、
www.lamprecycle.org をご覧ください。
20. この装置は接地されていなければ
なりません。
安全にお使いいただくために6
紹介
プロジェクタの特長
このプロジェクタは高性能な光学エンジン投写技術とユーザーフレンドリーな設
計を統合しており、高い信頼性と使いやすさを実現しています。
プロジェクタには次のような特長があります。
• ウェブブラウザを使ってコンピュータからプロジェクタの状態を管理できる
ネットワーク設定
• プロジェクターのスピーカーからサウンドを出力するためのマイクロフォン
ジャック
• コンピュータ信号を表示するために USB ケーブルを接続する USB MINI-B
ジャック
• USB フラッシュドライブに保存した画像を表示するための USB TYPE-A ジャッ
ク
• 画像に深みを与えることで 3D ムービー、動画、スポーツイベントよりリアル
に楽しめる 3D 機能
• メンテナンスと操作コストを低減するフィルタフリー設計
• 画像の台形化を自動的に補正する自動キーストーン機能
• チューナーにブリリアントカラー /VIDI を提供することで画像をより明るい色
に
• TV 番組やビデオのダイアログ、ナレーション、サウンド効果を表示するク
ローズドキャプション
• 可変オーディオ出力
• あらかじめ定義された数種類の色から投写壁の色を選択できる壁の色補正
• 直ちに信号検出ができるクイック自動検索機能
• パスワード保護機能の選択
• 3D カラーマネージメントにより色を自在に調整
• 選択可能なクイック冷却機能によりプロジェクタを短時間で冷却
• キーを押すだけで問題点を解決できる FAQ
• プレゼンテーション時間を管理するためのプレゼンテーションタイマー
• 最善の画質で表示するワンキー自動調整機能
• 画像の歪みを補正するデジタルキーストーン補正
• データ / ビデオ表示を調整可能なカラーバランスコントロール
• 10.7 億色を表示可能
• 言語を選択できるオンスクリーンディスプレイ (OSD) メニュー
• 消費電力を節約する標準 / 省電力モードの切り替えが可能
• オーディオ入力接続によりミックスモノラルオーディオ対応のスピーカー内蔵
• コンポーネント HDTV との互換性 (YP
• 投写イメージの明るさは、周辺光の状態および選択した入力信号のコントラスト / 輝度設定に
よって変わります。また投写距離の影響を直接受けます。
• ランプの明度は時間の経過に伴い暗くなります。また明度はランプ製造元の仕様によって異な
ります。これは異常ではなく、正常で予期される変化です。
bPr)
紹介 7
パッケージ内容
丁寧に開梱し、次に示すものがすべて揃っていることを確認してください。不足
しているものがある場合は、お買い上げの販売店にご連絡ください。
標準アクセサリ
同梱のアクセサリ類は日本仕様のものであり、本書の図とは異なる場合があります。
* 保証書は特定の地域でしか提供しておりません。詳細は、本製品を購入された販売店へお問い合
わせください。
プロジェクタ 電源コード VGA ケーブル
クイックスタートガイド 取扱説明書 CD 保証書 *
リモコン (電池付き) 携帯用ソフトケース
別売りアクセサリ
1. スペアランプキット
2. 天井取り付けキット
アース接続は必ず電源プラグを電源につなぐ前に行ってください。又、アース接続を外す場合は、
必ず電源プラグを切り離してから行ってださい。
紹介8
3. RS232 ケーブル
プロジェクタ外観ビュー
正面 / 上面
1
2
3
背面 / 底面
9
10
11
12
13
4
14 15 16 18 19 20
17
11
13
1. 外部コントロールパネル
詳細は、10 ページの " 制御装置お
よび機能 " を参照してください。
2. ランプカバー
3. 通気 (熱気排出)
5
4. レンズカバー
5. ピントおよびズーム リング
6
6. 通気(冷気取り込み)
7
7. 前面赤外線リモートセンサー
8. 投写レンズ
9. AC 電源ジャック
8
10. 盗難防止用ケンジントンロックス
ロット
11. 背面アジャスタフット
12. 天井取り付け用の穴
13. 正面アジャスタフット
14. RJ45 LAN 入力ジャック
15. USB Mini-B ポート
23
22
21
16. RS232 コントロールポート
17. USB Type-A ポート
18. HDMI ポート
19. RGB 信号出力ジャック
24
20. RGB(PC)/Component Video
(YPbPr/YCbCr)信号入力ジャック
21. S-Video 入力ソケット
ビデオ入力ジャック
22. オーディオ (L/R) 入力ジャック
23. オーディオ入力ジャック
オーディオ出力ジャック
マイクロフォン ジャック
24. 12V DC 出力端末
電子スクリーンや照明コントロー
ルなどの外部デバイスを使用する
ためのものです。 これらのデバイ
スの接続方法については、販売店
へお問い合わせください。
紹介 9
制御装置および機能
プロジェクタ
1
2
3
4
5
6
7
8
1. ピントリング
投写イメージの焦点を調整します。
2. ズームリング
画像のサイズを調整します。
3. POWER ( 電源インジケータ ライト )
プロジェクタ動作中に点灯または点
滅します。
4. 上 IR リモートセンサー
5. MENU/EXIT
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューをオンにします。前のオン
スクリーンメニューに戻り、メ
ニューを終了して設定を保存します。
6. 電源
スタンバイモードと電源オンの状態
を切り替えます。
7. 左 /
プロジェクタの音量を下げます。
8. BLANK
スクリーン画像を隠すために使用し
ます。
9
10
11
12
13
14
15
12
9. TEMP ( 温度警告ライト )
プロジェクタの温度が異常に高くな
ると赤く点灯します。
10. LAMP ( ランプインジケータ ライト )
ランプの状態を表示します。ランプ
に問題が発生すると、点灯または点
滅します。
11. AUTO
表示画像に最適なピクチャタイミン
グを自動的に決定します。
12. キーストーン / 矢印キー (/上、
/ 下 )
投写角度によって生じる画像の歪み
を手動で修正します。
13. 右 /
プロジェクタの音量を上げます。
オンスクリーンメニューが有効な場
合、#7、#12、#13 キーを方向指示の
ボタンとして使用し、メニュー項目
の選択や調整を行います。
14. MODE/ENTER
有効な画像設定モードを選択します。
選択したオンスクリーンメニューア
イテムを有効にします。
15. SOURCE
ソース選択バーを表示します。
紹介10
リモートコントロール
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
1. ON/OFF
スタンバイモードと電源オンの状態を切
り替えます。
2. ソース選択ボタン (COMPUTER-1、
COMPUTER-2、
ディスプレイ用入力ソースを選択しま
す。
3. MENU/EXIT
オン スクリーン ディスプレイ (OSD) メ
ニューをオンにします。前のオンスク
リーンメニューに戻り、メニューを終了
して設定を保存します。
4. BLANK
スクリーンに表示されている画像を消し
ます。
5. 左
VIDEO、S-VIDEO)
6. MODE/ENTER
有効な画像設定モードを選択します。
選択したオンスクリーンメニューア
12
13
14
15
16
15
17
18
19
20
21
22
23
イテムを有効にします。
7. LASER
プレゼンテーション時にレーザーラ
イトを発します。
8. PAGE UP/PAGE DOWN
ページを上に / 下にコマンドに応答
するディスプレイ ソフトウェア プロ
グラム (Microsoft PowerPoint など ) を
操作します ( 接続した PC で )。
9. FREEZE
投写画像を一時停止します。
10. NETWORK SETTING
ネットワーク設定を直接入力します。
11. TEST
テストパターンを表示します。
12. NETWORK
ネットワーク信号を検索し、信号が
有効になると数秒で投写します。
13. SOURCE
ソース選択バーを表示します。
14. AUTO
表示画像に最適なピクチャタイミン
グを自動的に決定します。
15. キーストーン / 矢印ボタン
(/上、 / 下 )
投写角度によって生じる画像の歪み
を手動で修正します。
16. 右
オンスクリーンメニューが有効な場
合、#5、#15、#16 ボタンを方向指示
のボタンとして使用し、メニュー項
目の選択や調整を行います。
紹介 11
17. ZOOM+/ZOOM-
投写イメージのサイズを拡大または
縮小します。
18. VOLUME+/VOLUME-
音量を調整します。
19. MUTE
プロジェクタの音声をオン / オフに切
り替えます。
20. ASPECT
表示縦横比を選択します。
21. MIC/VOL +/-
マイクロフォンの音量を調整します。
22. CAPTURE
投写画像をキャプチャし、スタート
アップスクリーンとして保存します。
23. 数値ボタン
ネットワーク設定で数値を入力しま
す。
パスワードの入力を求められているときに
は、数値ボタン 1、2、3、4 を押すことはで
きません。
LASER ポインタの操作
レーザーポインタは発表者
がプレゼンテーションを行
うときに使用するものです。
ポインタを押すと赤い光線
が発光します。
レーザー光線は目に見える
ものです。レーザー光線を
続けて放射するには LASER
ボタンを押し続ける必要があります。
絶対にレーザー光線ウィンドウを覗いたり、
光線を人の目に向けて当てないでください。
リモコンをご使用になる前に、裏面に記載さ
れている警告をお読みください。
レーザーポインタはおもちゃではありませ
ん。レーザーポインタはお子様の手の届か
ない場所に保管しておいてください。
紹介12
リモコンの有効範囲
赤外線 (IR) リモコンセンサは、プロジェクタの正面と上面にあります。リモコ
ンを正しく機能させるには、プロジェクタの IR リモコンセンサに対して 30 度以
内でリモコンを使用する必要があります。リモコンとセンサーの間の距離が 8
メートル (26 フィート)を 超えないようにしてください。
リモコンとプロジェクタの間に赤外線を遮断する障害物がないかどうかを確認し
ます。
• 正面からの操作
約
+
1
5
°
• 上面からの操作
°
5
1
+
約
リモコンの電池の交換
1. バッテリーカバーを開くには、リモコンを裏返してカバーの溝を押し、矢印
の方向にスライドさせてください。するとカバーが外れます。
2. すでに挿入されている電池を取り出し(電池がある場合)、極性に注意しな
がら単 4 電池 2 個を挿入してください。プラス極 (+) はプラスに、マイナス
極 (-) はマイナスの方向に挿入してください。
3. カバーをスライドさせて元の状態に戻します。カチッという音がしたらカ
バーがしっかりと締まったことを意味しています。
• リモコンや電池は台所、浴室、サウナ、サンルーム、車内など高温多湿の場所に放置しないで
ください。
• 使用済みの電池は、同じタイプの電池か、メーカーが推奨する同等タイプの電池と交換してく
ださい。
• また、使用済みの電池はメーカーの指示および地域の環境規定にしたがって処分してください。
• 電池は絶対に火に投げ込まないでください。爆発する恐れがあり大変危険です。
• 電池が消耗したり、長時間リモコンを使用しない場合は、液体が漏れないようにリモコンから
電池を外してください。
紹介 13
設置
場所の選択
本機は次の 4 通りの設置状態で使うことができます。
1. 前面投写
プロジェクタをスクリーンの正面に置
いたテーブルに設置します。これが最
も一般的な設定です。
2. 天井前面投写
プロジェクタを上下逆さにスクリーン
正面の天井に取り付けます。
この方法で設置する場合は、BenQ プロ
ジェクタ天井取り付けキットをご購入
ください。
プロジェクタの電源を入れた後で、シ
ステム設定 : 基本 > プロジェクタの投
写位置 メニューで 天井前面投写 を設定
します。
3. 天井リア投写
プロジェクタを上下逆さにスクリーン
背面の天井に取り付けます。
専用の背面投写スクリーンと BenQ プ
ロジェクタ天井取り付けキットが必要
です。
プロジェクタの電源を入れた後で、シ
ステム設定 : 基本 > プロジェクタの投
写位置 メニューで 天井リア投写 を設定
します。
4. リア投写
プロジェクタをスクリーン背面に置い
た机の上に設置します。
専用の背面スクリーン投写が必要です。
プロジェクタの電源を入れた後で、シ
ステム設定 : 基本 > プロジェクタの投
写位置 メニューで リア投写 を設定しま
す。
部屋のレイアウトやお好みで、どの設定で設置するか決めてください。設置する
際は、スクリーンのサイズや位置、電源コンセントがある場所、プロジェクタと
その他の装置の距離や位置などを考慮してください。
設置14
スクリーンサイズの調整
投写距離、ズーム設定、ビデオフォーマットにより投写画面サイズは変化します。
投写サイズ
適切な位置を計算する前に、81 ページの " 外形寸法 " を参照して、このプロジェ
クタのレンズサイズの中心を求めてください。
最大ズーム 最小ズーム
スクリーン
レンズの中心
縦オフセット
スクリーンサイズ
対角
インチ
100 2540 2032 1524 2857 3714 4571 76 229
120 3048 2438 1829 3429 4457 5486 91 274
150 3810 3048 2286 4286 5571 6857 114 343
200 5080 4064 3048 5714 7429 9143 152 457
220 5588 4470 3353 6286 8171 10057 168 503
250 6350 5080 3810 7143 9286 11429 191 572
300 7620 6096 4572 8571 11143 13714 229 686
mm
40 1016 813 610 1143 1486 1829 30 91
50 1270 1016 762 1429 1857 2286 38 114
60 1524 1219 914 1714 2229 2743 46 137
80 2032 1626 1219 2286 2971 3657 61 183
幅
(mm)高 (mm)
スクリーンからの距離 (mm)
最短
( 最大
ズーム )
投写距離
平均
最長
( 最小
ズーム )
縦オフセット
(mm)
( 最小 ) ( 最大 )
たとえば、120 インチのスクリーンを使用する場合は、推奨する投写距離は
4,457 mm、縦オフセットは 91 mm ~ 274 mm となります。
測定した投写距離が 5.0 m (5,000 mm) であったとき、" スクリーンからの距離
(mm)" 欄の最も近い値は 4,457 mm または 5,571 mm になります。同じ列を見ると、
120 インチ ( 約 3.0 m) または 150 インチ ( 約 3.8 m) が必要なスクリーンであること
が分かります。
光学部品の偏差のため、これらの数字には 3% の公差があります。
プロジェクタを一定場所に固定する予定であれば、設置を行う前に実際にプロジェクタを使って投
写サイズと距離を測っておかれるようお薦めします。このように準備しておくことによって、プロ
ジェクタを最適な位置に固定することができます。
設置 15
投写レンズのシフト
レンズ シフト調整機能は、プロジェクターの設置場所の選択肢を大幅に広げま
す。この機能により、スクリーンの中心を外れた場所にもプロジェクターを設置
できるようになります。
レンズ シフトは投写画像の高さまたは幅のパーセンテージで表現されます。 これ
は、投写画像の垂直または水平方向の中心からのオフセットにより測定されます。
範囲内で投写レンズをシフトさせるには、ネジ回しを使用します。
投写レンズをシフトさせるには、プロジェクターの横にあるカバーを開き、レン
ズ シフト機器へのアクセス部分 ( 深い穴になっています ) を確認します。ネジ回
しをこのアクセス部分に挿入し、スクリーンが正しい位置になるようにネジ回し
を右または左に回します。
• スクリーンの位置が固定されている場合
2
1
レンズの中心
3
• プロジェクターの位置が固定されている場合
2
1
100%
• レンズ シフト機器を破損しないように、ネジ回しをお使いになる際はゆっくりと回してくださ
い。
• レンズ シフトを調整しても、画質には影響しません。画像が歪むことはあまりありませんが、
万一このような事態が発生した場合は、23 ページの " キーストーンの補正 " を参照してくださ
い。
30%
10%
3
設置16
接続
信号ソースをプロジェクタに接続する際には、次の点を確認してください。
1. 接続を行う前にすべての機器の電源をオフにします。
2. 各ソースに正しい信号ケーブルを使用します。
3. ケーブルがしっかり差し込まれていることを確認します。
• 下に示す接続図では、プロジェクタにケーブルは接続されていません ( 詳細は、8 ページの "
パッケージ内容 " を参照してください。)。ケーブルはお近くの電気店でお求めください。
• 下の接続図は参照用です。プロジェクタの背面にある接続ジャックは、プロジェクタのモデル
毎に異なります。
モニタ
1
2
ノートブックまたはデス
クトップ コンピュータ
(DVI)(VGA)
1
3
A/V デバイス
マイクロフォ
8
9
11
4
8
6
5
7
スピーカー
8
10
または
1. VGA ケーブル
2. VGA - DVI-A ケーブル
3. USB ケーブル
4. Component Video - VGA (D-Sub)
アダプタケーブル
5. S- ビデオ ケーブル
または
6. ビデオケーブル
7. オーディオ L/R ケーブル
8. オーディオケーブル
9. マイクロフォン
10. USB フラッシュ ドライブ /
USB ワイヤレス ハードウェア キー
11. HDMI ケーブル
接続 17
• 多くのノートブックでは、プロジェクタを接続すると外付けビデオポートはオンになりません。
通常は「FN」+「F3」や CRT/LCD の組み合わせによって、外付けディスプレイをオン / オフ
にすることができます。CRT/LCD 機能キーまたは、ノートブック上でモニタ記号が示された機
能キーの場所を確認します。「FN」とその機能キーを同時に押します。ノートブックのキーの
組み合わせについては、ノートブックの説明書をお読みください。
•D-Sub 出力は、COMPUTER 1 ジャックに正しく D-Sub 入力信号が送られなければ機能しませ
ん。
• プロジェクタがスタンバイモードになっているときにこの接続方式を使用するには、システム
設定 : 詳細 メニューで モニター出力 機能がオンになっていることを確認してください。詳細
は、70 ページの " 待機設定 " を参照してください。
ビデオ機器との接続
いずれかの方法でプロジェクタとビデオソース装置を接続してください。ただし、
方法によってビデオ品質が異なります。接続方法は、プロジェクタとビデオソー
ス装置の両方に搭載されている端末に合ったものを選択してください。
端末名 端末の形態 画質
HDMI
コンポーネントビデオ
S ビデオ
ビデオ
最高
かなり良い
良い
標準
オーディオ接続
このプロジェクタにはビジネス用途に限り使用できる、データプレゼンテーショ
ンに備わった基本的な音声機能を再生できるように 2 台のモノラル スピーカーが
内蔵されています。このスピーカーはホームシアターやホームシネマなどに求め
られるステレオオーディオを再生するために設計されたものではありません。ス
テレオオーディオ入力は、プロジェクタのスピーカーを介して一般的なモノラル
オーディオ出力にミキシングされます。
AUDIO OUT ジャックを接続すると、内蔵スピーカーは無音になります。
• プロジェクタの HDMI 入力を介してプロジェクタを DVD プレーヤーに接続するような場合、投
写画像の色が正しく表示されない場合がありますが、その場合はカラースペースを YUV に変
更してください。詳細は、28 ページの " カラースペースの変更 " を参照してください。
• このプロジェクタではステレオオーディオ入力が接続されていても、ミックスモノラルオー
ディオしか再生できません。詳細は、18 ページの " オーディオ接続 " を参照してください。
• 正しいビデオソースが選択されているにもかかわらず、電源をオンにしても選択したビデオイ
メージが表示されない場合は、ビデオソースの電源がオンになっていて正しく動作しているこ
とを確認してください。また信号ケーブルが正しく接続されていることを確認します。
接続18
プロジェクターからサウンドを再生する
プレゼンテーションでプロジェクターのスピーカー ( ミックス モノラル ) を使用
し、さらに別にアンプ スピーカーをプロジェクターの AUDIO OUT ソケットに接
続することも可能です。
別のサウンドシステムをお持ちの場合は、ビデオソースデバイスのオーディオ出
力をモノラルオーディオのプロジェクターではなく、そのサウンドシステムに接
続したい場合があるでしょう。
またマイクロフォンを使ってプロジェクターのスピーカーからサウンドを出力す
ることもできます。
接続が完了したら、プロジェクタの OSD メニューを使ってオーディオ操作するこ
とができます。詳細は、69 ページの " オーディオ設定 " を参照してください。
下の表は、デバイス毎の接続方式と、サウンドの出力源をまとめたものです。
デバイス
オーディオ入力
ポート
プロジェクターが再
生できるサウンドの
出力源
オーディオ出力
ポート
選択した入力信号により、プロジェクターのスピーカーが再生するサウンドと、AUDIO OUT を接
続したとき、プロジェクターから出力されるサウンドが決定されます。 COMPUTER 1/YPbPr 1 信
号を選択すると、プロジェクターは AUDIO IN 1/MIC から受信したサウンドを再生します。
COMPUTER 2/YPbPr 2 信号を選択すると、プロジェクターは AUDIO IN 2/MIC から受信したサウ
ンドを再生します。
PC/Component Video Video/S-Video
AUDIO IN 1/
AUDIO IN 2
AUDIO IN 1/
AUDIO IN 2/MIC
AUDIO OUT AUDIO OUT AUDIO OUT
AUDIO (L/R)
AUDIO (L/R)/MIC
マイクロフォン
•MIC
• AUDIO IN 1/MIC
• AUDIO IN 2 (L/R)/
MIC
MIC
接続した RJ45 ケーブルまたは USB ケーブルがオーディオ信号を送信できる場合は、プロジェク
ターからサウンドを再生できます。 USB ディスプレイ または ネットワーク表示 ソースを選択した
場合は、オーディオケーブルを接続する必要はありません。
マイクロフォン入力について
• マイクロフォンを使用する場合は、3.5 ミニ ジャックケーブル マイクロフォン
をお使いください。
• プロジェクターのマイクロフォン入力ジャックにワイヤレス モジュールが接
続されており、関連する機器と不具合なく作動する場合は、ワイヤレス マイ
クロフォンを使用することができます。ワイヤレス マイクロフォンを正常に
使用するためには、下の表の仕様に適合したマイクロフォンをお使いくださ
い。
信号 パラメーター 最小 タイプ 最大
マイクロ
フォン
• マイクロフォンの音量を調整するには、2 つの方法があります。
変換器原理 ダイナミック
インピーダンス
周波数応答
300 1K
オーム
600 16k Hz
接続 19
• システム設定 : 詳細 > オーディオ設定 > マイクロフォンの音量 メニュー
でマイクロフォンの音量を直接設定します。
• リモコンで MIC/VOL キー (+/-) を押します。
• プロジェクターがスタンバイ モードのときマイクロフォン入力を有効にする
には、システム設定 : 詳細 > 待機設定 > マイクロフォン メニューをオンにしま
す。
• マイクロフォンからサウンドが出力されない場合は、音量設定とケーブル接続
を確認してください。
• プロジェクターのスピーカーにマイクロフォンを近づけすぎると、マイクロ
フォンからフィードバック ノイズが聞こえる場合があります。その場合は、
プロジェクターのスピーカーからマイクロフォンを離してください。音量が高
くなるほど、ノイズ除去に必要な距離が長くなります。
接続20
操作
プロジェクタの起動
1. 電源コードをプロジェクタとコンセントに差
し込みます。コンセントのスイッチをオンに
します(該当する場合)。電源を入れると、
POWER ( 電源インジケータ ライト ) がオレン
ジ色になります。
電気ショックや火災などの危険を回避するために、アクセサリ
類 ( 電源コードなど ) は装置専用のものをご使用ください。
2. プロジェクタの 電源またはリモコンの ON を押すと、プロジェクタが
起動します。ランプが点灯するとすぐに 「電源オントーン」 が聞こえます。
POWER ( 電源インジケータ ライト ) が緑色に点滅し、電源がオンになると、
緑色のまま点灯します。
起動処理には約 30 秒かかります。起動処理の後半で、スタートアップロゴ
が表示されます。
必要であれば、ピントリングを使って画像の鮮明さを調整してください。
音をオフにする方法については、38 ページの " オフにする 電源オン / オフ音
" を参照してください。
プロジェクタが前回使用したときから完全に冷め切っていない場合は、約 90 秒間冷却ファンが作
動します。
3. 初めてプロジェクタを起動する場合は、画
面の指示に従って OSD 言語を選択してく
ださい。
4. パスワードの入力を求められた場合は、矢
印キーを使って 6 桁のパスワードを入力し
てください。詳細は、25 ページの " パス
ワード機能を使用する " を参照してくださ
い。
5. 接続されているすべての機器の電源をオン
にします。
6. プロジェクタは入力信号の検索を開始しま
す。スキャンされている入力信号がスクリーン左上隅に表示されます。プロ
ジェクタが有効な信号を検出しない場合は、入力信号が検出されるまで 「信
号なし」 のメッセージが表示され続けます。
プロジェクタまたはリモコンの SOURCE を押して表示する入力信号を選択す
ることもできます。詳細は、28 ページの " 入力信号の切り替え " を参照して
ください。
入力信号の周波数 / 解像度がプロジェクタの動作範囲を超えた場合、「対応範囲外」 というメッセー
ジが消画スクリーンに表示されます。プロジェクタの解像度に合った入力信号に変えるか、入力信
号を低い値に設定し直してください。詳細は、82 ページの " タイミングチャート " を参照してくだ
さい。
操作 21
投写イメージの調整
投写角度の調整
プロジェクターには 4 個の高さ調節用フットが付いています。これらのアジャス
タを使って、イメージの高さと投写角度を調整します。プロジェクタを調整する
には、次の手順にしたがってください。
背面調整脚を回して、水平角度を微調整し
ます。
高さ調整用フットを収納するには、背面調
整脚のネジを反対方向に回します。
プロジェクタが床に対して水平な場所に設
置されていない場合、またはスクリーンと
プロジェクタが垂直に設置されていない場
合は、投写画像が台形になります。このよ
うな問題を補正する方法については、23
ページの " キーストーンの補正 " を参照し
てください。
イメージの自動調整
場合によっては、画質を最適化する必要が生じることもあります。これを実行す
るには、プロジェクタかリモコンの AUTO を押します。組み込みのインテリジェ
ント自動調整機能により周波数およびクロックの値が再調整され、3 秒以内に最
適な画質が得られます。
下図のように、現在のソース情報がスクリーンの隅に 3 秒間表示されます。
この機能は PC 信号 ( アナログ RGB) が選択されている場合にしか使用できません。
ランプが点灯しているときには絶
対にレンズを覗かないでくださ
い。ランプからは強い光が発され
ており、目を傷つける場合があり
ます。
クイックリリース ボタンは熱風
が出る排気孔の近くにありますの
で、このボタンを押すときには注
画像サイズと明瞭さの微調整
1. 投写されたイメージのサイズを調
整するには、ズームリングを使用
します。
操作22
2. ピントリングを回して焦点を合わ
せます。
キーストーンの補正
キーストーンとは、投写画像の上辺または下辺のいずれかが明らかに長くなって
しまう状態のことです。プロジェクタがスクリーンに対して垂直でない。
これを補正するには、プロジェクタの高さを調整する方法のほかに、プロジェク
タに自動的にイメージキーストーンを補正させる方法があります。表示 メニュー
で 自動台形補正 機能が オン になっていることを確認してください。
またはこれらいずれかのステップに従って、手動で補正する必要があります。
• リモコンの使用方法
プロジェクタかリモコンで / を押して、
キーストーン補正ページを表示します。 を
押すと、画像の上辺のキーストーンが補正され
ます。 を押すと、イメージの下部のキース
トーンが補正されます。
• OSD メニューの使用方法
1. MENU/EXIT を押して、表示メニューが表示されるまで / を押してくださ
い。
2. を押して台形補正を選択し、次に MODE/ENTER を押してください。 する
と 台形補正 補正ページが表示されます。
3. を押すと、画像の上辺のキーストーンが補正されます。 を押すと、
イメージの下部のキーストーンが補正されます。
/ を押し
/ を押し
操作 23
メニューの使用方法
このプロジェクタは、オンスクリーン メニューを備えており、各種の調整や設定
が行えます。
以下に OSD メニューの概要を紹介します。
メインメニュー
アイコン
メインメニュー
サブメニュー
ハイライト
現在の入力信号
次の例は、OSD 言語を設定する順番を説明したものです。
表示
壁スクリーン
縦横比
自動台形補正
台形補正
位置
位相
水平サイズ
デジタル ズーム
3D 同期
3D 逆同期 無効
教育テンプレート
Analog RGB
0
0
オフ
自動
入力
オン
オフ
メニュー
終了
状態
前のページに
戻ったり、終
了したりする
には、
MENU/EXIT
を押します。
1. プロジェクタかリモコンの MENU/
EXIT を押して、OSD メニューをオン
にします。
表示
壁スクリーン
縦横比
自動台形補正
台形補正
位置
位相
水平サイズ
デジタル ズーム
3D 同期 オフ
3D 逆同期
教育テンプレート
Analog RGB
オフ
自動
オフ
0
0
無効
メニュー
終了
2. / を使って システム設定 : 基本 メ
ニューを選択します。
システム設定 : 基本
プレゼンテーション
言語
プロジェクタの投写位
メニュー設定
操作設定
リモート受信装置
パネル キー ロック
背景色
スプラッシュ スク
My Screen
Analog RGB
日本語
前面投写
正面 + 上
オフ
BenQ
BenQ
メニュー
終了
3. を押して 言語を選択し、そ
の後で / を押して言語を
選択します。
システム設定 : 基本
プレゼンテーション
プロジェクタの投写位
メニュー設定
操作設定
リモート受信装置
パネル キー ロック
背景色
スプラッシュ スクリー
My Screen
Analog RGB
日本語言語
前面投写
正面 + 上
オフ
BenQ
BenQ
メニュー 終了
4. プロジェクタかリモコンで
MENU/EXIT を 2 回 * 押して、
設定を保存して終了します。
*1 回目に押すとメインメニューに戻
り、2 回目に押したときに OSD メ
ニューを閉じます。
操作24
プロジェクタの保護
セキュリティケーブルロックの使い方
盗難防止のために、プロジェクタは安全な場所に設置してください。またはケン
ジントンロックなどのロックを購入して、プロジェクタを安全に保護してくださ
い。ケンジントンロック スロットはプロジェクタに装備されています。
ケンジントンケーブルロックは通常キーとロックを組み合わせたものです。ご使
用方法については、ロックの説明書を参照してください。
パスワード機能を使用する
セキュリティのため、および許可されていないユーザーがプロジェクタを勝手に
使用できないように、このプロジェクタにはパスワードを設定することができま
す。パスワードはオンスクリーンメニューで設定します。
警告:パスワード機能を有効にしたにも関わらず、パスワードを忘れてしまうと面倒なことになり
ます。(必要であれば) 本書を印刷し、設定したパスワードを本書に書き留めておき、安全な場所に
保管しておいてください。
パスワードの設定
一度パスワードを設定して電源オンロックを有効にすると、プロジェクタを起動するたびに正しい
パスワードを入力しなければプロジェクタを使用することはできなくなります。
1. OSD メニューを開き、システム設定 : 詳細 > セキュリティ設定 メニューを選
択してください。MODE/ENTER を押します。すると セキュリティ設定 ペー
ジが表示されます。
2. セキュリティ設定の変更を選択し、MODE/ENTER を押します。
3. 右図に示す通り、4 つの矢印キー ( 、 、
、 ) はそれぞれ 4 つの数字 (1, 2, 3, 4) を示
しています。矢印キーを使って、6 桁のパ
スワードを入力して設定します。
4. 新しいパスワードを再度入力して新しいパ
スワードを確認してください。
パスワードの設定が完了すると、オンスク
リーン メニューはセキュリティ設定 ページ
に戻ります。
5. 電源ロック を有効にするには、 / を押して、電源ロック を選択し、次に
/ を押して オン を選択してください。
6. 起動画面ロック を有効にするには、 / を押して、起動画面ロック を選択
し、次に / を押して オン を選択してください。
起動画面ロック がオンになっているときには、システム設定 : 基本 メニュー
の My Screen はパスワードで保護されます。
重要: 入力した数字は画面上にはアスタリスク (*) で表示されます。本書の下の欄に設定したパス
ワードを書き留めておいてください。
パスワード: __ __ __ __ __ __
本書は安全な場所に保管しておいてください。
7. OSD メニューを終了するには、MENU/EXIT を押します。
新しいパスワード
電源ロック と 起動画面ロッ ク は同じパス
ワードを使用します。
戻るメニュー
操作 25
パスワードを忘れた場合
パスワード機能を有効にすると、プロジェクタを
オンにするたびに 6 桁のパスワードを入力するよ
う要求されます。 間違ったパスワードを入力する
と、右図のようなパスワードエラーメッセージが
パスワードエラー
もう一度入力してください 。
3 秒間表示され、次にパスワードの入力という
メッセージが表示されます。別の 6 桁のパスワー
ド上を押してもう一度やり直してください。またはパスワード忘れてしまい、さ
らに本書にパスワードを記録しておかなかった場合は、パスワードの呼び戻し手
続きを行ってください。詳細は、26 ページの " パスワードの呼び戻しを行うには
" を参照してください。
パスワード入力を続けて 5 回間違えると、プロジェクタは間もなく自動的に
シャットダウンします。
パスワードの呼び戻しを行うには
1. プロジェクタかリモコンの AUTO を 3
秒間押します。スクリーン上にコード
化された番号が表示されます。
2. 番号を書き留めて、プロジェクタをオ
フにしてください。
3. 番号をデコードするには、お近くの
BenQ サービスセンターにお問い合わせ
ください。お客様がこのプロジェクタ
を使用できる正当なユーザーであるこ
とを確認するために、購入を証明する
文書の提示を求められる場合があります。
パスワードのリコール
リコールコードを書きとめ ておき、
BenQ
カスタマーセンターへお問 い合わせください。
リコールコード:
0 2 1 2
メニュー
パスワードの変更
1. OSD メニューを開き、システム設定 : 詳細 > セキュリティ設定 > パスワード
の変更メニューを選択してください。
2. MODE/ENTER を押します。 すると「現在のパスワード」というメッセージが
表示されます。
3. 古いパスワードを入力してください。
i. パスワードが正しければ、「新しいパスワード」というメッセージが表示
されます。
ii. パスワードが間違っていれば、パスワードエラーメッセージが 3 秒間表
示され、「現在のパスワード」というメッセージが表示されますので、も
う一度パスワードを正しく入力してください。変更内容をキャンセルす
るか、別のパスワードを入力するには、MENU/EXIT を押してください。
4. 新しいパスワードを入力します。
重要: 入力した数字は画面上にはアスタリスク (*) で表示されます。本書の下の欄に設定したパス
ワードを書き留めておいてください。
パスワード: __ __ __ __ __ __
本書は安全な場所に保管しておいてください。
5. 新しいパスワードを再度入力して新しいパスワードを確認してください。
6. プロジェクタに新しいパスワードが割り当てられました。次回プロジェクタ
を起動したときには、必ず新しいパスワードを入力してください。
7. OSD メニューを終了するには、MENU/EXIT を押します。
終了
操作26