Benq MS513, MX514, MW516 User Manual [ja]

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MS513/MX514/MW516
目次
はじめに............................... 7
プロジェクタの特長..............................7
パッケージの内容............... 8
プロジェクタの外観............. 9
プロジェクタの設置 ......15
場所の選択..............................................15
望ましい投射画像サイズを得る..16
コンピュータまたはモニタの
接続 ...........................................................20
ビデオソース デバイスとの
接続.......................... 21
プロジェクタの起動............................25
投射画像の調整................ 26
メニューの使用方法............ 29
プロジェクタの固定............................30
入力信号の切り替え............ 33
細部の拡大と検索.............. 34
縦横比の選択 .........................................34
画像の最適化.................. 36
独自の起動スクリーンを
作成する ..................................................39
プレゼンテーションタイマーの
設定.......................... 40
リモートページング操作 ..................41
画像を非表示にする............ 42
画像の静止..............................................42
高地対応環境での操作.......... 43
サウンドの調節.................................... 43
教育テンプレートの使用 ....... 44
プロジェクタのメニュー ディスプレイのカスタマイズ ... 45
ランプセーバーモードの選択 ... 45
プロジェクタの停止 ........... 46
メニュー操作 ................. 47
メンテナンス....................59
プロジェクタのお手入れ.................. 59
ランプについて ............... 60
トラブルシュー
ティング .............................66
仕様 ......................................67
外形寸法 ..................... 68
天井取付.................................................. 68
タイミング図......................................... 69
保証と著作権情報...........72
目次2

安全上のご注意

お使いのプロジェクタは、情報テクノロジ機器の最新の安全規格に適合するよう に設計され、テストされています。ただし、本装置を安全にご使用いただくため に、このガイドおよび装置のマークに記載されている指示に従ってください。
安全上のご注意
1. ロジェクタを操作する前に、この ユーザーズガイドをお読みくださ い。またいつでも参照できるよう に、手の届く場所に保管しておい てください。
2. 動作中は、プロジェクタのレンズ を覗き込まないでください。光線 が強力なため、視力障害を引き起 こす恐れがあります。
4. プロジェクタのランプをオンにす るときは、必ずレンズシャッター を開くか、レンズキャップを取り 外してください。
5. 国によっては、線間電圧が一定し ていない場合もあります。本プロ ジェクタは、電源が AC100
240V の電圧範囲のときに安全に 作動するように設計されています
が、停電や ±10V のサージが発生 すると故障する可能性がありま
す。本線の電圧が変動したり、電 源供給が中断したりする地域で は、パワースタビライザー、サー ジプロテクタ、または無停電電源 装置(UPS)にプロジェクタを接
続することをお薦めします。
3. 点検修理については、認定サービ ス部門要員にお問い合わせくださ い。
6. プロジェクタが作動しているとき に投写レンズを物体で塞ぐと、そ れが過熱して変形したり、火災の 原因となったりします。
安全上のご注意
3
安全上のご注意(続き)
7. ランプは、動作中に非常に高温 になります。ランプ部を取り外 して交換する場合は、プロジェ クタの電源を切ってから 45 分間
ほど放置して、プロジェクタを 常温に戻してください。
10. 本製品を不安定なカート、スタ ンド、またはテーブルに設置し ないでください。本製品が落下 して、重大な損傷を受ける恐れ があります。
8. ランプは定格寿命を超えて使用 しないでください。ごくまれで すが、定格寿命を超えて使用す ると、ランプが破裂することが あります。
9. ランプ部や電子部品の交換は、 必ずプロジェクタの電源プラグ を抜いてから行ってください。
11. 本装置を分解しないでください。 内部には危険な高圧部があり、 触れると死亡事故につながる場 合もあります。ユーザーが補修 できる部分は専用の取り外し可 能なカバーが付いているランプ だけです。
いかなる状況においても、これ 以外のカバーをご自身で取り外 そうとしないでください。点検 修理については、認定のサービ ス部門要員にお尋ねください。
12. プロジェクタが稼動していると きには、換気グリルから熱風と 臭気を感じる場合があります。 これは正常な状態であり、製品 の欠陥を示すものではありませ ん。
4
安全上のご注意
3000 m
(10000
フィート )
0 m
(0 フィー
ト )
安全上のご注意(続き)
13. 次の場所に本装置を置かないでく ださい。
- 換気が不十分な場所または密閉され ている場所。壁との間隔を 50cm
上空けて、プロジェクタ周りの風通 しをよくしてください。
- 窓を締め切った車内など、非常に高 温になる場所。
- 非常に湿気の多い場所、ほこりの多 い場所、タバコの煙が充満している 場所。このような場所に置くと、光 学部品が汚れ、プロジェクタの寿命 が短くなり、画像が暗くなります。
- 火災報知器のすぐ傍。
- 周辺温度が 40°C/104°F を超える場所。
- 3000 メートル (10000 フィート ) 以上
の高度。
14. 通気孔をふさがないでください。
- 本製品を毛布などの寝具類、または
他の柔らかい物の上に置かないでく ださい。
- 本製品の上に布などをかぶせないで ください。
- プロジェクタの傍に可燃物を置かな いでください。
通気孔を塞ぐと、プロジェクタの 内部が過熱し、火災の原因となり ます。
15. 使用時は必ず装置を水平な平面上 に置いてください。
- 左右の傾きが 10°、または前後の傾き が 15°を超える状態で使用しないでく ださい。完全に水平になっていない
状態でプロジェクタを使用すると、 ランプが故障したり破損したりする ことがあります。
安全上のご注意
5
安全上のご注意(続き)
16. 装置を縦にして置かないでくださ い。縦にして置くとプロジェクタ が倒れ、負傷や、プロジェクタの 破損の原因となります。
17. 装置の上に乗ったり、物を置かな いでください。装置が物理的に損 傷するだけでなく、事故や負傷の 原因になります。
18. プロジェクタの上または傍に液体 を置かないでください。プロジェ クタ内部に液体がこぼれると故障 の原因になります。プロジェクタ を濡らした場合は、電源コンセン トからプロジェクタのプラグを抜 き、BenQ にプロジェクタの点検を
ご依頼ください。
19. 本製品を天井に取り付けて、イ メージを反転投写することができ ます。
天井に取り付ける場合は、BenQ の天井 取り付けキットのみを使用し、しっかり と固定してください。
6
安全上のご注意

はじめに

プロジェクタの特長

モデル MS513MX514MW516 は高パフォーマンス投射、省電力で使い勝手の良 い設計を取り入れたプロジェクタで、高い信頼性、環境に優しく使いやすさとい
うメリットをユーザーに提供します。
エコ画面オフ - Philips ImageCare® 技術を採用したエコ画面オフ機能は、画像を 非表示にする一方でランプ電力を最大 70% 節約します。
• スマート エコモード - Philips ImageCare® テクノロジでは、スマート エコモー ドが選択されているとき、コンテンツの輝度レベルを検出することで、ランプ
の消費電力を 30% から 100% にダイナミックに保存します。
• クイック再起動 - 電源をオンにすると、電源をオフにした後短時間のうちに画 像は直ちに元に戻ります。
• HDMI - デジタル信号からさまざまなオーディオ / ビデオコンポーネントを接続 します。
長いランプ寿命 - 最大 6500 時間というランプ寿命による低い所有コスト。
高輝度投射 - 会議や教室での使用に最適。
• <1W スタンバイモード - スタンバイモードでは 1 W 未満の消費電力
• 2W スピーカー - 混合モノオーディオを提供する組み込みスピーカー。
多言語 - 28 の言語を選択できるオンスクリーンディスプレイ (OSD) メニュー
クイック自動検索 - 信号検出プロセスの時間を短縮します。
ワンキー自動調整 - 表示された画像の最適のピクチャタイミングを自動的に決
定します。
壁の色の補正 - あらかじめ定義された数種類の色を壁の面に投射できます
カラーバランス コントロール - データ / ビデオ表示を調整可能
• 3D カラーマネージメント - 色をお好みに合わせて調整できます
クイッククーリング - 短時間でプロジェクタの冷却を選択可能
プレゼンテーション タイマー - プレゼンテーションの間、時間を適切に管理し
ます
選択可能なパスワード保護機能
コンポーネント HDTV の互換性 (YPbPr)
投射イメージの明るさは、周辺光の条件、および選択した入力信号のコントラスト / 輝度設定
および投射距離に比例しによって変わります。
ランプの輝度は時間の経過に下がります。また、ランプ製造元によっても異なります。これは 正常な状態で、予想された反応です。
はじめに
7

パッケージの内容

QQ
uick Start Guideuick Start Guide
1. 予備のランプキット
2. 天井取り付けキット
3. キャリーバッグ
4. RS232 ケーブル
5. プレゼンテーション プラス
慎重に開梱し、以下の付属品がすべて揃っていることを確認してください。付属 品が足りない場合は、お買い上げの販売店にご連絡ください。

標準アクセサリ

同梱のアクセサリは日本仕様のものであり、図と異なる場合があります。
* 保証カードは一部の特定地域でのみ提供されるものです。詳細は、販売店にお問い合わせくださ い。
プロジェクタ 電源コード VGA ケーブル
Digital Projector
クイックスタートガイド 説明書 CD 保証書 *

オプションのアクセサリ

8
はじめに
リモコン (電池付き)

プロジェクタの外観

正面 / 上面
7
6
1
2
3 4
5
8
背面 / 底面
12
9
11
13
17
16
8
20
18
14
21
15
10
19
1. 外部コントロールパネル (詳細は、10 ページの " プロ
ジェクタ " を参照してくださ
い。)
2. ランプカバー
3. ズームリング
4. フォーカスリング
5. 換気 (熱風の排出)
6. 正面 IR リモートセンサー
7. 投射レンズ
8. クイック解除ボタン
9. USB 入力ジャック
10. HDMI 入力ジャック
11. S ビデオ入力ジャック
12. RGB (PC)/ コンポーネントビデ
(YPbPr/ YCbCr) 信号入力 ジャック
13. RS-232 コントロールポート
14. オーディオ入力ジャック
15. 盗難防止用ケンジントンロック
スロット
16. AC 電源コード差し込み口
17. ビデオ入力ジャック
18. RGB 信号出力ジャック
19. オーディオ出力ジャック
20. 天井取付穴
21. 背面調節装置用足部
はじめに
9

コントロールおよび機能

1
3
4
11
2
13
9
6
8
7
5
9
10
7
12
I
I

プロジェクタ

7. 音量 / 矢印キー (/ 左、 / 右 ) サウンドレベルを調節します。
オンスクリーン ディスプレイ (OSD) メニュー が有効な場合、#7 と #9 キーを 方向指示ボタンとして使用 し、希望の メニュー項目の選択や調 整を行います。詳細は、29 ページの
" メニューの使用方法 " を参照してく
ださい。
8. ECO BLANK
スクリーンのピクチャを非表示にす るために使用します。詳細は、42
ページの " 画像を非表示にする " を参
照してください。
1. フォーカスリング 投写画像の焦点を調整します。詳細 は、27 ページの " 画像サイズと明瞭さ
の微調整 " を参照してください。
2. ズームリング 画像のサイズを調整します。詳細は、
27 ページの " 画像サイズと明瞭さの微 調整 " を参照してください。
3. POWER 表示灯 プロジェクタの動作中に点灯または点
滅します。詳細は 65 ページの " インジ
ケータ " を参照してください。
4. TEMP( 温度 ) 警告灯 プロジェクタの温度が高くなりすぎる
と赤く点灯します。詳細は、65 ページ
の " インジケータ " を参照してくださ
い。
5. MENU/EXIT
オンスクリーン ディスプレイ (OSD) メニューをオンにします。前の OSD メニューに戻り、メニュー設定を終了
して保存します。
6. 電源 プロジェクタをスタンバイモードある
いはオンに切り替えます。詳細は 25
ページの " プロジェクタの起動 " また
46 ページの "
プロジェクタの停止 "
参照してください。
10
はじめに
9. 台形補正 / 矢印キー (/上、 / 下 )
斜めになった投写により生じる画像 の歪みを手動で修正します。詳細は、
28 ページの " 台形補正の修正 " を参
照してください。
10. LAMP 表示灯
ランプの状態を示します。ランプに 問題が発生すると、点灯または点滅 します。詳細は、65 ページの " イン
ジケータ " を参照してください。
11. AUTO
表示された画像の最適のピクチャタ イミングを自動的に決定します。詳 細は、26 ページの " 画像の自動調整 "
を参照してください。
12. SOURCE
ソース選択バーを表示します。詳細 は、33 ページの " 入力信号の切り替
え " を参照してください。
13. MODE/ENTER
使用可能なピクチャ設定モードを選 択します。詳細は、36 ページの " ピ
クチャ モードの選択 " を参照してく
ださい。 選択したオンスクリーン ディスプレ イ (OSD) メニュー項目を有効化しま す。詳細は、29 ページの " メニュー
の使用方法 " を参照してください。
プロジェクタの天井取り付け
BenQ プロジェクタを楽しんでお使いいただき、人が負傷したり資産が損傷 したりしないように、安全に関する事柄に注意していただきたいと思いま
す。 プロジェクタを天井に取り付ける場合は、BenQ プロジェクタ専用の適切な
天井取り付けキットをお使いになり、安全に設置されていることを確認して ください。 BenQ ブランド以外のプロジェクタ天井取り付けキットをお使いになると、
ゲージやネジの長さが合わないためプロジェクタが正しく固定されず天井か ら落下する恐れがあります。 BenQ プロジェクタ専用天井取り付けキットは、BenQ プロジェクタの販売店
でお買い求めいただけます。また BenQ では、別売のケンジントンロック互 換のセキュリティケーブルをお求めになり、プロジェクタのケンジントン
ロックスロットと天井取り付けブラケットのベースをしっかり取り付けるこ とをお薦めします。こうすることで、天井取り付けブラケットが緩んだ場合 にも、プロジェクタを支える二次的役割を果たすことができます。
はじめに
11

リモコン

1
12
2
4
16
8
15
9
14
3
11
10
6
13
5
7
3
17
18 19
20
21
22
12
I
I
5. Eco Blank
エコ画面オフボタンを押して、一定 時間画像をオフにすると、最大 70%
ランプの電力を節約できます。もう 1 度押すと画像が復元します。詳細
は、42 ページの " 画像を非表示にす
る " を参照してください。
6. Smart Eco
ランプモード選択バー ( ノーマル / 省電力 / スマート エコ ) を表示しま す。
7. Aspect
表示縦横比を選択します。詳細 は、
35 ページの " 縦横比について " を参
照してください。
8. Digital Zoom キー (+、-) 投写したピクチャ サイズを拡大また
は縮小します。詳細 は、34 ページ
の " 細部の拡大と検索 " を参照して
ください。
9. Timer On
タイマー設定に基づいて、オンスク リーンタイマーを有効にするか表示 します。詳細は、40 ページの " プレ
ゼンテーションタイマーの設定 "
1. Info
プロジェクタの状態情報を表示します。
2. Menu/Exit
オンスクリーン ディスプレイ (OSD) メ ニューをオンにします。前の OSD メ ニューに戻り、メニュー設定を終了し
て保存します。 詳細は、29 ページの " メニューの使用
方法 " を参照してください。
3. / オンスクリーンメニュー (OSD) が有効 な場合、#3 #12 キーを方向指示のボ
タンとして使用し、希望のメニュー項 目の選択や調整を行います。詳細は、
29 ページの " メニューの使用方法 "
参照してください。
4. Mode/Enter
使用可能なピクチャ設定モードを選択 します。詳細は、36 ページの " ピク
チャ モードの選択 " を参照してくださ
い。
12
選択したオンスクリーン ディスプレイ (OSD) メニュー項目を有効化します。
詳細は、29 ページの " メニューの使用
方法 " を参照してください。
はじめに
参照してください。
10. Timer Setup
直接、プレゼンテーションタイマー の設定に入ります。詳細は、40 ペー
ジの " プレゼンテーションタイマー の設定 " を参照してください。
11. 電源 プロジェクタのスタンバイモードと
電源オンを切り替えます。詳細は、
25 ページの " プロジェクタの起動 "
46 ページの " プロジェクタの停止
" を参照してください。
12. 台形補正 / 矢印キー (/上、 /
下 )
斜めになった投写により生じる画像 の歪みを手動で修正します。詳細 は、28 ページの " 台形補正の修正 "
を参照してください。
13. Auto
表示画像に最適なピクチャタイミン グを自動的に決定します。詳細は、
26 ページの " 画像の自動調整
" を参
照してください。
14. SOURCE
1
5
°
ソース選択バーを表示します。詳細 は、33 ページの " 入力信号の切り替
え " を参照してください。
15. Volume +/-
サウンドレベルを調整します。詳細 は、43 ページの " サウンドの調節 "
を参照してください。
16. Page Up/Down
PC USB を通して接続されている とき、前 / 次ページ矢印。詳細は、
41 ページの " リモートページング操 " を参照してください。
17. Mute
プロジェクタのオーディオのオンと オフを切り替えます。
18. Freeze
投写画像を一時停止します。詳細 は、42 ページの " 画像の静止 " を参
19. Capture
表示中の画面を MyScreen にキャプチャ します。詳細は、39 ページの " 独自の
起動スクリーンを作成する " を参照し
てください。
20. Test
テストパターンを表示します。27 ペー
ジの " 組み込みテストパターンの使用 "
を参照してください。
21. Teaching Template
教師は自分に合った教育背景としての テンプレートを選択できるように、選 択可能バーを表示します。44 ページの
" 教育テンプレートの使用 " を参照して
ください。
22. CC
耳のよく聞こえない視聴者向けに、ス クリーンにビデオ用語の説明が表示さ れます。
照してください。
赤外線 (IR) リモコンセンサは、プロジェクタの正面にあります。リモコンを正し く機能させるには、プロジェクタの IR リモコンセンサの垂直方向から 15 度以上 寝かさないようにリモコンを支える必要があります。リモコンとセンサの間の距
離が 8 メートル (26 フィート ) を超えないようにしてください。
リモコンとプロジェクタの IR センサーの間に、赤外線を遮断する障害物がないか を確認します。
正面からのプロジェクタの操作
はじめに
13
リモコンの電池交換
1. バッテリカバーを開くには、リモコンを裏返してカバーのつまみを押し、図 のように矢印の方向にスライドさせます。すると、カバーが外れます。
2. 中の電池を取り出し(電池がある場合)、電池室の台に記された極性に注意 しながら、単 4 電池を 2 個挿入してください。プラス極 (+) はプラスに、マ
イナス極 (-) はマイナスの方向に挿入してください。
3. カバーを台に揃え所定の位置までスライドさせて、元の状態に戻します。カ チッという音がして停止したら、取り付け完了です。
高い温度および湿度を避けてください。
電池を間違って取り付けると、破損する場合があります。
電池は同じものか、メーカーが推奨する同等タイプのものと交換してください。
使用済みの電池は電池メーカーの指示に従って廃棄してください。
電池は絶対に火に投げ込まないでください。爆発の危険があります。
電池が消耗したり、長時間リモコンを使用しない場合は、液漏れがないようにリモコンから電
池を外してください。
14
はじめに

プロジェクタの設置

場所の選択

部屋のレイアウトやお好みで、取り付け場所をお選びください。スクリーンのサ イズや位置、電源コンセントがある場所、プロジェクタとその他の装置の距離や 位置などを考慮してください。
本機は次の 4 通りの設置場所から選ぶことができます。
1. 前面投写 プロジェクタをスクリーン正面の床近くに設置で
きる場所。これがプロジェクタを素早く設定した り持ち運ぶ上で、もっとも一般的な設定です。
2. 天井前面投写 プロジェクタがスクリーン正面の天井から上下逆
さにつり下げられる場所。
天井にプロジェクタを取り付けるには、販売店か ら BenQ プロジェクタ天井取り付けキットをご購入
ください。
プロジェクタの電源をオンにしてから、システム 設定 : 基本 > プロジェクタの投写位置メニューで天
井前面投写を設定してください。
3. リア投写 プロジェクタをスクリーン背部の床面近くに設置
できる場所。
特殊なリア投射スクリーンが必要です。
プロジェクタの電源をオンにしてから、システム 設定 : 基本 > プロジェクタの投写位置メニューでリ
ア投写を設定してください。
4. 天井リア投写 プロジェクタをスクリーン背面の天井から上下逆
さに吊り下げられる場所。
この取り付け場所には、特殊なリア投射スクリー ンと BenQ プロジェクタ天井取り付けキットが必要
です。
プロジェクタの電源をオンにしてから、システム 設定 : 基本 > プロジェクタの投写位置メニューで天
井リア投写を設定してください。
プロジェクタの設置
15

望ましい投射画像サイズを得る

プロジェクタレンズからスクリーンまでの距離、ズーム設定 ( 可能な場合 )、ビデ オフォーマットなど投射画像サイズにはそれぞれの要素があります。
プロジェクタは必ず(テーブルの上のような)水平面に設置し、スクリーンの水 平方向の中央に対して直角になるようにしてください。こうすることで、斜めに 投射(または斜めになった面に投射)することに起因する画像の歪みを防止でき ます。
プロジェクタを天井に取り付ける場合は、プロジェクタがやや下向きの角度で投 射するように上下逆さに取り付ける必要があります。
18 ページの図からお分かりいただけるように、このタイプの投射では投射画像の
下端がプロジェクタの水平面から垂直に偏ってしまいます。天井に取り付けた場 合は、投射画像の上端がこのようになります。
プロジェクタをスクリーンから遠ざけると、投射画像のサイズが増し、それに比 例して垂直の偏りも大きくなります。
スクリーンとプロジェクタの位置を決定する場合、投射距離に比例する投射画像 サイズと垂直の偏り寸法も考慮する必要があります。
プロジェクタの適切な場所の決定のお役に立てるように、BenQ ではスクリーンサ イズの表をご用意しています。スクリーン中心から直角の水平距離 ( 投射距離 ) と、スクリーンの水平端からのプロジェクタの垂直偏り高 ( 偏り ) の 2 つの寸法を 考慮してください。
16
プロジェクタの設置

特定のスクリーンサイズに対しプロジェクタの場所 を決定する方法

1. スクリーンサイズを選択します。
2. 18 ページの表を参照し、" スクリーンサイズ " のラベルのついた左の列から
ご使用のスクリーンのサイズに一番近いものを見つけます。この値を使用し て、列を右に見ていくと、" 平均 " とラベルされた列のスクリーン値から対
応する平均距離が見つかります。これが投射距離になります。
3. 同じ行で、右の列の方を見ていくと、" 垂直偏り (mm)" の値があります。こ の値によって、スクリーンの端に関して最終的な垂直の偏り位置が決定され
ます。
4. プロジェクタの推奨位置は、前のステップ 2 で決定したスクリーンから離 れ、さらにステップ 3 で決定した値により偏ったスクリーンの水平の中心に 対して垂直に整列された場所です。
例えば、MX514/MS513 120 インチのスクリーンをご使用の場合、投射距離の平 均は 5,040mm で、垂直の偏りは 274mm です。MW516 120 インチのスクリーン をご使用の場合、投射距離の平均は 3,894 mm で、垂直の偏りは 251 mm です。

特定の距離に対し推奨するスクリーンサイズを決定 する方法

この方法では、本プロジェクタを購入した目的で使用しながら、設置する部屋に 合ったスクリーンサイズを求めることができます。
最大スクリーンサイズは、使用する部屋の実際のスペースが上限となります。
1. プロジェクタとスクリーンを設置したい場所の間の距離を測ります。これが 投射距離になります。
2. 18 ページの表を参照し、" 平均 " のラベルのついた左列からの平均距離で計 測値に一番近いものを選びます。測定した距離が、平均距離値の横に記載さ
れている最小および最大距離の間に入っていることを確認してください。
3. この値を使用し、その列の左に見ていくとその行に記載された対応する " ス
クリーンサイズ " が見つかります。これが、その投射距離でのプロジェクタ
の投射画像サイズになります。
4. その同じ行で、右の列に見ていくと、" 垂直偏り (mm)" 値があります。この 値によって、プロジェクタの水平面に関するスクリーンの最終設置場所が決
定されます。
例えば、MX514/MS513 を使用して計測した投射距離が 5.0 m (5,000 mm) の場合、"
平均 " 列にもっとも近い値は 5,040mm です。この行を見ていくと、120 インチの
スクリーンが必要であることが分かります。MW516 を使用中で計測した投射距離 が 5.0 m(5,000 mm) の場合、列で一番近い値は 3,894 mm です。この行を見ていく と、120 インチのスクリーンが必要であることが分かります。
プロジェクタを別の場所に設置すると ( 推奨される範囲内で )、画像がスクリーン の中心にくるようにプロジェクタを上下に傾ける必要があります。その場合、画
像に歪みが生じることがあります。キーストーン機能を使用して歪みを補正して ください。詳細は 28 ページの " 台形補正の修正 " を参照してください。
プロジェクタの設置
17

投射寸法

最大ズーム
最小ズーム
投射距離
レンズの中心
スクリーン
垂直偏り
適切な位置を計算する前に、68 ページの " 外形寸法 " を参照してこのプロジェク タのレンズ寸法の中心を求めてください。
MX514/MS513
スクリーンサイズ スクリーンからの距離 (mm) 垂直偏り
対角線
(mm)高さ(mm)
インチ
30 762 610 457 1200 1260 1320 69 40 1016 813 610 1600 1680 1760 91 50 1270 1016 762 2000 2100 2200 114 60 1524 1219 914 2400 2520 2640 137
80 2032 1626 1219 3200 3360 3520 183 100 2540 2032 1524 4000 4200 4400 229 120 3048 2438 1829 4800 5040 5280 274 150 3810 3048 2286 6000 6300 6600 343 200 5080 4064 3048 8000 8400 8800 457 220 5588 4470 3353 8800 9240 9680 503 250 6350 5080 3810 10000 10500 11000 572 300 7620 6096 4572 12000 12600 13200 686
mm
最短距離 平均 最長距離
( 最大ズーム ) ( 最小ズーム )
(mm)
MW516
スクリーンサイズ スクリーンからの距離 (mm) 垂直偏り
対角線
(mm)高さ(mm)
インチ
30 762 646 403 1018 1127 1235 61
40 1016 861 538 1273 1420 1567 83
50 1270 1077 673 1564 1731 1897 105
60 1524 1292 807 1871 2047 2223 126
80 2032 1723 1077 2435 2658 2881 164 100 2540 2153 1346 3014 3276 3538 205 120 3048 2584 1615 3594 3894 4194 251 150 3810 3230 2019 4465 4823 5180 313 200 5080 4307 2692 5916 6369 6822 416 220 5588 4738 2961 6496 6987 7478 457 250 6350 5384 3365 7367 7916 8464 521 300 7620 6461 4038 8818 9462 10106 624
光学部品の偏差により、これらの数字には 3% の許容誤差があります。プロジェクタを固定して取 り付けるつもりの場合、固定する前に、本プロジェクタの光学的特性を考慮に入れることができる ように、その位置で実際のプロジェクタを使って投射サイズと距離を物理的にテストしておくこと を、BenQ ではお薦めします。こうすることで、ご希望の取り付け位置にもっともよく合う場所を 見つけることができます。
mm
最短距離 平均 最長距離
( 最大ズーム ) ( 最小ズーム )
(mm)
18
プロジェクタの設置
接続
4
6
1 2
457
8
3
2
信号ソースをプロジェクタに接続する場合、次の点を確認してください。
1. 接続を行う前にすべての機器の電源をオフにします。
2. 各ソースに正しい信号ケーブルを使用します。
3. ケーブルがしっかり差し込まれていることを確認します。
下に示す接続では、プロジェクタに付属していないケーブルが一部あります ( 詳細は、8 ページ
" パッケージの内容 " を参照 )。それらのケーブルは電気店でお求めいただけます。
接続方法についての詳細は、20-24 ページをご覧ください。
1. USB ケーブル 5. コンポーネントビデオ対 VGA(DSu b) アダプタケーブル
2. VGA ケーブル 6. S ビデオケーブル
3. VGA 対 DVI-A ケーブル 7. ビデオケーブル
4. オーディオケーブル 8. HDMI ケーブル
接続
19

コンピュータまたはモニタの接続

コンピュータの接続

プロジェクタは IBM® 互換 PC および Macintosh® コンピュータに接続することが できます。旧式の Macintosh コンピュータに接続するには、Mac アダプタが必要で す。
プロジェクタをノート PC またはデスクトップ PC に接続するには
1. 付属の VGA ケーブルの一方の端をコンピュータの D-Sub 出力ソケットに接 続します。
2. VGA ケーブルのもう一方の端をプロジェクタの COMPUTER IN-1 あるいは COMPUTER IN-2 信号入力ジャックに接続します。
3. プロジェクタのスピーカーをプレゼンテーションで使用する場合、適切な
オーディオケーブルの一方の端をコンピュータのオーディオ出力ジャック に、もう一方の端をプロジェクタの AUDIO ジャックに接続します。コン
ピュータからのオーディオ出力信号を接続する場合、音量コントロールバー のバランスを取って最適のサウンド効果を出すようにしてください。
多くのノート PC では、プロジェクタに接続すると外付けビデオポートはオンになりません。通常 は「FN+F3」や CRT/LCD キーの組み合わせによって、外部ディスプレイをオン / オフにするこ とができます。CRT/LCD とラベルされた機能キー、またはノート PC にモニタ記号が付いた機能 キーを探します。「FN」とラベルの付いた機能キーを同時に押します。ノート PC のキーの組み合わ せについては、ノート PC の説明書をお読みください。

モニタの接続

ご自身のプレゼンテーションをスクリーンだけでなくモニタでもクローズアップ 表示したい場合は、以下の手順に従ってプロジェクタの MONITOR-OUT 信号出力
ジャックを外部モニタに接続することができます。
プロジェクタとモニタを接続するには、
1. 20 ページの " コンピュータの接続 " で説明したように、プロジェクタをコン ピュータに接続します。
2. 適切な VGA ケーブル ( 一本のみ付属 ) の一方の端をビデオモニタの D-Sub 入 力ジャックに接続します。 または、モニタに DVI 入力ジャックが装備されている場合、VGA 対 DVI-A ケーブルを使用し、ケーブルの DVI 側をビデオモニタの DVI 入力ジャックに 接続します。
3. ケーブルのもう一方の端をプロジェクタの MONITOR-OUT ジャックに接続 します。
• MONITOR-OUT ジャックの出力信号は、COMPUTER IN-1 または COMPUTER IN-2 ジャックか
ら入力信号が送られている場合に限り機能します。プロジェクタの電源がオンの場合、 COMPUTER IN-1 ジャックからの出力信号は、COMPUTER IN-2 または MONITOR-OUT ジャッ クからの入力信号により異なります。
プロジェクタがスタンバイモードになっているときにこの接続方式を使用するには、システム
設定 : 詳細メニューでモニタ出力スタンバイ機能がオンになっていることを確認してください。 詳細は、57 ページの " 待機設定 " を参照してください。
20
接続

ビデオソース デバイスとの接続

上記の接続方法のいずれかでプロジェクタとビデオソース デバイスを接続する必 要があります。ただし、方法によってビデオ品質のレベルが異なります。選択す
る方法は、以下で説明するように、プロジェクタとビデオソース デバイスの一致 する端末の可用性によって異なることがあります。
端末名 端末形状 参照 ピクチャ品質
HDMI
HDMI
22 ページの "HDMI
ソースデバイスの
接続 "
最高
コンポーネントビ
デオ
S ビデオ
ビデオ
コンピュータ
S ビデオ 24 ページの "S ビデ
ビデオ
23 ページの " コン
ポーネントビデオ
ソース デバイスの
接続 "
/ コンポジット
ソース デバイスの
接続 "
普通
ノーマル
接続
21

HDMI ソースデバイスの接続

プロジェクタには HDMI 入力ジャックが装備されています。これにより DVD プ レーヤー、DTV チューナーまたはディスプレイなどの HDMI ソース デバイスに接 続することができます。
HDMI ( 高精細マルチメディアインターフェース ) は、DTV チューナー、DVD プ レーヤー、およびディスプレイなどの互換機器間での未圧縮ビデオデータ転送を 1 本のケーブルで対応します。これにより、ピュアなデジタル表示と音声体験が 実現します。
ビデオソース デバイスを検証し、未使用の HDMI 出力ジャックが使用可能かどう か確認してください。
使用可能な場合は、この手続きを続けてください。
使用可能でない場合は、デバイスに接続するために使用できる方法を見直す必
要があります。
プロジェクタを HDMI ソース デバイスに接続するには、
1. HDMI ケーブルの一方の端を HDMI ソース デバイスの HDMI 出力ジャックに 接続します。ケーブルのもう一方の端をプロジェクタの HDMI 信号入力 ジャックに接続します。接続されたオーディオは、プロジェクタのオンスク
リーン ディスプレイ (OSD) メニューでコントロールすることができます。 詳しくは 56 ページの " オーディオ設定 " を参照してください。
2. HDMI ケーブルのもう一方の端をプロジェクタの HDMI ジャックに接続しま す。
プロジェクタの電源をオンにした後正しいビデオソースが選択されているにもかかわらず、選
択したビデオ画像が表示されない場合、ビデオソース デバイスの電源がオンになっていて正し く動作していることを確認してください。また、信号ケーブルが正しく接続されていることを 確認します。
プロジェクタの HDMI 入力によってプロジェクタを DVD プレーヤーに接続した場合、投射され
たピクチャの色が正しく表示されない場合が稀にあります。その際は、カラースペースを YUV に変更してください。詳細は、33 ページの " カラースペースの変更 " を参照してください。
22
接続
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