Behringer DDM4000 User Manual [ja]

取扱説明書
A50-16732-00001
DIGITAL PRO MIXER DDM4000
DIGITAL PRO MIXER DDM4000
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安全にお使いいただくために
感電の恐れがありますので、カバーやその他の部品を取り外 + したり、開けたりしないでください。製品内部には手を触れない でください。故障の際は当社指定のサービス技術者にお問い 合わせください。
火事および感電の危険を防ぐため、本装置を水分や湿気のあ + るとろには設置しないで下さい。装置には決して水分がかから ないように注意し、花瓶など水分を含んだものは、装置の上に は置かないようにしてください。
このマークが表示されている箇所には、内部に高圧 電流が通じています。手を触れると感電の恐れがあ ります。
取り扱いとお手入れの方法についての重要な説明が 付属の取扱説明書に記載されています。ご使用の前 に良くお読みください。
取扱説明書を通してご覧ください。1)
取扱説明書を大切に保管してください。2)
警告に従ってください。3)
指示に従ってください。4)
本機を水の近くで使用しないでください。5)
お手入れの際は常に乾燥した布巾を使ってください。6)
本機は、取扱説明書の指示に従い、適切な換気を妨げない場所7) に設置してください。取扱説明書に従って設置してください。
本機は、電気ヒーターや温風機器、ストーブ、調理台やアンプと8) いった熱源から離して設置してください。
ニ極式プラグおよびアースタイプ (三芯)プラグの安全ピンは取9) り外さないでください。ニ極式プラグにはピンが二本ついており、 そのうち一本はもう一方よりも幅が広くなっています。アースタイ プの三芯プラグにはニ本のピンに加えてアース用のピンが一本 ついています。これらの幅の広いピン、およびアースピンは、安 全のためのものです。備え付けのプラグが、お使いのコンセント の形状と異なる場合は、電器技師に相談してコンセントの交換 をして下さい。
電源コードを踏みつけたり、挟んだりしないようご注意ください。10) 電源コードやプラグ、コンセント及び製品との接続には十分にご 注意ください。
すべての装置の接地(アース)が確保されていることを確認して11) 下さい。
電源タップや電源プラグは電源遮断機として利用されている場合12) には、これが直ぐに手に届く場所に設置して下さい。
付属品は本機製造元が指定したもののみをお使いください。13)
ート、スタンド、三脚、ブラケット、テーブルなどは、本機製造元が14) 指定したもの、もしくは本機の付属品となるもののみをお使いくだ さい。カートを使用しての運搬の際は、器具の落下による怪我に 十分ご注意ください。
雷雨の場合、もしくは長期間ご使用にならない場合は、電源プラ15) グをコンセントから抜いてください。
故障の際は当社指定のサービス技術者にお問い合わせくださ16) い。 電源コードもしくはプラグの損傷、液体の装置内への浸入、 装置の上に物が落下した場合、雨や湿気に装置が晒されてしま った場合、正常に作動しない場合、もしくは装置を地面に落下さ せてしまった場合など、いかなる形であれ装置に損傷が加わっ た場合は、装置の修理・点検を受けてください。
これらの指示は、資格のあるサービス技術者に向けたもので + す。感電の危険を防ぐため、有資格者以外は、装置の操作方 法に記載された内容以外の整備は、行わないようにしてくだ さい。修理は、資格のあるサービス技術者のみが行うようにし て下さい。
DIGITAL PRO MIXER DDM4000
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目次
1. はじめに ...............................................................................................................4
1.1 ご使用の前に ..........................................................................................4
1.1.1 出荷 ................................................................................................4
1.1.2 スタートアップ ..............................................................................4
1.1.3 オンライン登録 ...........................................................................4
2. コントロールパネルと接続端子類..............................................................5
2.1 ステレオチャンネル 1 - 4 ...................................................................6
2.2 マイクチャンネル ....................................................................................6
2.3 クロスフェーダーセクション ................................................................ 7
2.4 メインおよびフォーンセクション ........................................................8
2.5 BPM およびエフェクトセクション ...................................................... 8
2.6 サンプラー ................................................................................................9
2.7 リアパネル入力端子類 ....................................................................... 9
2.8 リアパネル出力端子類 .................................................................... 10
2.9 電源接続とパワースイッチ ............................................................. 10
2.10 接続例 .................................................................................................. 11
3. 操作方法 ........................................................................................................... 12
3.1 コンソール設定 .................................................................................... 12
3.1.1 ディスプレイの選択リスト .................................................... 12
3.2 ステレオチャンネルの操作 ............................................................. 12
3.2.1 EQ モード: SINGLE と MULTI .......................................... 12
3.2.2 チャンネル設定 ....................................................................... 13
3.3 マイクチャンネルの操作 .................................................................. 13
3.3.1 マイク設定 ................................................................................. 13
3.3.2 トーク設定.................................................................................. 15
3.4 クロスフェーダーの操作 .................................................................. 15
3.4.1 クロスフェーダーモード: KILL と X-OVER .................. 15
3.4.2 クロスフェーダー設定 ........................................................... 15
3.4.3 MIDI クロックへのバウンス ................................................. 15
3.5 メインセクションの操作 ..................................................................... 15
3.5.1 ウルトラマイザー .................................................................... 15
3.5.2 ユーザー設定の呼び出しと保存 ..................................... 16
3.6 フォーンセクションの操作 ............................................................... 16
4. BPM およびエフェクトセクション .............................................................. 16
4.1 エフェクトセクション ............................................................................ 17
4.1.1 音源の選択 ............................................................................... 17
4.1.2 エフェクトの起動 ..................................................................... 17
4.1.3 エフェクトの選択 ..................................................................... 17
4.1.4 エフェクトの説明 ..................................................................... 17
4.1.5 エフェクトの処理および編集 .............................................. 18
4.1.6 BPM と同期可能なエフェクトパラメータ ........................ 18
4.1.7 エフェクト設定 .......................................................................... 19
4.2 BPM カウンター ................................................................................... 19
4.3 MIDI クロック ......................................................................................... 19
5. サンプラー ........................................................................................................ 20
5.1 サンプルの録音 .................................................................................. 20
5.2 サンプルの再生 .................................................................................. 20
5.2.1 インサート機能 ........................................................................ 20
5.2.2 リバースおよびループ再生 ................................................ 21
5.2.3 クロスフェーダースタート ..................................................... 21
5.2.4 ピッチベンド............................................................................... 21
5.3 サンプラーエフェクト .......................................................................... 21
6. その他の設定 ................................................................................................. 21
6.1 工場出荷時の設定に戻す .............................................................. 21
6.2 出力設定 ................................................................................................ 21
6.3 表示コントラストの設定 .................................................................... 21
7. MIDI コントローラーとしての DDM4000 ................................................ 22
7.1 MIDI プロトコル .................................................................................... 22
7.2 MIDI 設定 ............................................................................................... 22
7.2.1 MIDI チャンネルの設定........................................................ 22
7.2.2 MIDI ダンプの送信................................................................. 22
7.3 マイクチャンネル、サンプラーおよびクロスフェーダ
ーを MIDI コントローラーとして構成 .......................................... 22
7.4 ステレオチャンネルを MIDI コントローラーとして構成 ........ 22
8. インストール ..................................................................................................... 23
9. テクニカルデータ ............................................................................................ 23
10. 付録 .................................................................................................................. 24
DIGITAL PRO MIXER DDM4000

はじめに4

はじめに1.
Congratulations!最先端 DJ ミキサー DDM4000 のお買い上げ、誠に ありがとうございます。DDM4000 は、創作意欲を掻き立てるツール の詰め込まれた最先端の 32-bit デジタル DJ ミキサーです。直感 的なボディレイアウトによって、設定の編集も保存も呼び出しも指先 一つで簡単に行えます。
フルプログラム可能な EQ とキルスイッチをそれぞれ備えた 4 つのス テレオチャンネルに、ターンテーブルや CD/MP3 プレイヤーを接続し てみましょう。フルプログラム可能なマルチ FX モジュールや正確な BPM カウンター、さらにカーブ調節の行えるデジタルクロスフェーダ ーが柔軟な DJ-ing を約束します。さらにリアルタイムピッチコントロ ールを備えたサンプラーやループ/リバース機能によって、よりワイ ルドなパフォーマンスが可能となります。
この説明書では装置の機能を理解するために必要となる専門 + 用語が解説されています。必要に応じて再読できるよう、説明 書は一度読み終わった後も大切に保管して下さい。

ご使用の前に1.1

出荷1.1.1

製品は、安全な輸送のために工場出荷時に十分な注意を払って梱包 しておりますが、万が一包装ダンボールが破損している場合は、機器 の外面に破損がないことをご確認ください。
万が一機器に破損がある場合は、保証請求権が無効となるこ + とを防ぐために、製品を当社へ直接返送せずに、必ず販売代 理店および運送会社までご連絡ください。
装置の使用や運搬を最適に保護するために、ハードケースの + 使用をお勧めします。
インストールに関する重要事項:
電波の強い放送局や高周波音源の範囲内では、音質が減退 + する可能性があります。その場合は、送信機と機器の距離を離 し、すべての接続にシールドケーブルを使用してください。
注意!
大音量での使用は聴覚障害の原因となるばかりでなく、ヘッドフ + ォンの損傷の原因にもなりますのでご注意ください。装置に電源 を投入する前に、必ずメイン/フォーンセクションの OUTPUT コ ントローラーを左に廻しきってください。常に適切な音量での使 用を心がけてください。
機器を保管したり輸送する場合は、破損を防ぐために、必ずオ + リジナルの梱包箱を使います。
機器や包装箱は子供の手の届かない場所に保管してくださ + い。
梱包材は環境保護に適した方法で廃棄します。 +

スタートアップ1.1.2

十分な換気を確保し、過熱を防ぐために機器は暖房などのそばに設 置しないでください。
DDM4000 をコンセントに接続する前に、装置本体が供給電源に + 合わせて設定されているかどうかを必ず確認して下さい。
メインコネクターのヒューズホルダーには、 3 つの三角形マークが記 されています。このうち 2 つの三角形は向かい合った位置に記され ています。この装置は、このマークの横に記された電圧にセットされ ています。ヒューズホルダーを 180 度回転させると、この設定を変更 することが出来ます。注意:この項目は特定の供給電圧用に設定さ れている輸出用モデルには当てはまりません。ヒューズに関する詳 細は、図 2.9 をご参照ください。
装置本体を別の電圧に設定する場合は、別の安全装置を使用 + する必要があります。正しい設定値は「テクニカル・データ」の項 目に記載されています。
安全装置が故障している場合は、正しい値の安全装置と交換 + して下さい。正しい設定値は「テクニカル・データ」の項目に記 載されています。 ヒューズを交換する際は、感電しないため に、まず装置の電源を切り、電源コードをコンセントから抜いて から行ってください、
電源接続は、必ず製品に付属の標準 IEC 電源ケーブルで行ってくだ さい。これはすべての安全基準を満たしています。
すべての機器が正しく接地されていることを確認します。安全の + ために、機器や電源回路ケーブルからアース線を取り外したり 使用不能にすることは絶対にしないでください。
DIGITAL PRO MIXER DDM4000
コントロールパネルと接続端子類 5

コントロールパネルと接続端子類2.

この章は、 DDM4000 の各コントローラーおよび接続端子類について説明しています。ミキサーの各機能をよりよく理解できるよう、それぞれ のセクションをブロックごとに分け、各ブロックごとにより詳しい説明を記しています。各ブロックには、より詳しく説明した章 (2.1 から 2.9) が設 けられています。
2.1 ステレオチャンネル 1 - 4
2.2 マイクチャンネル
2.3 クロスフェーダーセクション
2.4 メイン/フォーンセクション
2.5 BPM およびエフェクトセクション
2.6 サンプラー
2.7 リアパネル入力端子類
2.8 リアパネル出力端子類
2.9 電源接続とパワースイッチ
DDM4000 外観図. 2.0:
DIGITAL PRO MIXER DDM4000
コントロールパネルと接続端子類6
2
4
7
8
10
9
6
5
3
1

ステレオチャンネル 1 - 42.1

GAIN[11] コントローラーで MIC 1 入力のマイク信号レベルを調節 します。
このスイッチで、どの信号をレベルメーター [12] [13] に表示させるか を決定します。 IN VU には未処理の入力信号レベルが表示され ます。これでマイク信号の適切な調節が行えます。 XMC VU に は ULTRAMIC プロセッサー通過後のレベルが表示されます。
7 段階 LED メーターには、マイクチャンネルのレベルが表示[13] されます。
マイクチャンネルセクションには、 3 バンドイコライザー ([14] HIGH,
ステレオチャンネルセクション図 2.1:
この入力選択スイッチで、二つの音源を切り替えることが出来{1} ます。ラインを選択すると、ライン入力 [67] からの信号がモニ ターできます。 Phono/Line を選択すると、 Phono/Line 入力 [68] の信号がモニターできます。
GAIN{2} コントローラーは、入力信号のレベルを調節します。レベ ルメーター {3} に現在のレベルが表示されます。
この 7 段階 LED メーターに入力信号レベルが表示されます。{3} 各入力チャンネルには、 Kill 機能を備えた 3 バンド EQ ({4} HIGH,
MID および LOW) が備えられています。最大 12 dB までのブー スト、および最大 -? dB までのカット (Kill) が可能です。 Kill 機 能を使えば、特定の周波数帯域をミュートすることができます。 各 EQ コントローラーを左に廻しきると、信号は完全にミュートさ れます。すべての EQ パラメータは Channel Setup (チャンネル 設定)で調節可能です。
MODE{5} プッシュボタンは、プリセットプッシュボタン {6} の働き を Multi (マルチ)から Single (シングル)に切り替えます(第
3.2.1 章参照)。 プリセットプッシュボタン {6} P1, P2 および P3 を使って EQ プリセ
ットの保存および起動が可能です(第 3.2.1 章参照)。シングル モードで起動した場合、これらのボタンで最大カットが行えま す( Kill 機能)。
PFL{7} プッシュボタンを押すと、ヘッドフォンでチャンネル信号の モニターが行えます。
このフェーダーでチャンネルの音量を調節します。{8} CURVE{9} スイッチで、フェーダーのレスポンス特性が調節できま
す。 SOFT モードでは、フェーダーは上段でやや遅めの働きを みせますが、下段では素早い反応をします。 SHARP モードで は、上段三分の一のところでは素早い働きをしますが、下段で は遅めの働きをします。 MID モードでは、全体的に一定した効 き具合となります(リニア)。モードを切り替えた際の音量差は明 瞭に聞き取ることができます。 そのため、音楽をプレイしている 際は決してスイッチを切り替えないでください。
CF ASSIGN[10] プッシュボタンで、クロスフェーダー [20] のどちら (A または B)にモニター用の信号を送るかを決定できます。
MID および LOW) が装備されています。調節可能帯域は +/-12 dB です。 マイク設定(第 3.3.1 章参照)では、すべての EQ パ ラメータを調節可能です。
ON/OFF[15] プッシュボタンで、マイクチャンネルのオン/オフを 切り替えます。
MIC SETUP[16] プッシュボタンを押すと、ディスプレイに Mic Setup (マイク設定)メニューが表示されます。ここでイコライザー、 ULTRAMIC プロセッサ、 MIC FX (エフェクトプロセッサ)の設 定調節が行えます。(第 3.3.1 章参照)
XMC ON[17] プッシュボタンで、 2 バンドコンプレッサーとエキスパン ダーを備えた ULTRAMIC プロセッサーを起動させることができ ます。ULTRAMIC の設定は、マイク設定で行えます。
MIC FX ON[18] プッシュボタンを押すとマイクエフェクトプロセッサが 起動します。 マイク設定でエフェクトを選択してください。
TALK ON[19] プッシュボタンで、トークオーバー機能を起動させる ことが出来ます。マイクに向かって話すと、音楽の音量レベル が下がります。音楽をかけている最中に、観客に話しかける際 などに便利な機能です。関連機能の設定はすべて Talk Setup (トーク設定)(第 3.3.2 章参照)で行えます。

マイクチャンネル2.2

マイクチャンネル図 2.2:
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コントロールパネルと接続端子類 7

クロスフェーダーセクション2.3

クロスフェーダーセクション図 2.3:
交換可能なこのクロスフェーダーは、 A と B の両面にアサイン[20] された信号を交互に切り替える際に使用します。CF アサインプ ッシュボタン [10][65] を使って、ステレオチャンネルとサンプ ラーをアサインすることが出来ます。
CF ON[21] プッシュボタンで、クロスフェーダーを起動させます。 プ ッシュボタンを押さなければ、各チャンネルの信号はメイン出力 にそのままルートされます。
クロスフェーダーの両脇には 3 つのキルプッシュボタン ([22] HIGH, MID および LOW) が備えられており、特定の周波数帯域をミュ ートすることができます。 Crossfader Setup (クロスフェーダー 設定)(第 3.4.2 章参照)で、キルプッシュボタンとの併用でクロ スフェーダーの機能を拡張させる X-OVER モードを起動させる ことが出来ます。 詳しくは第 3.4.1 章をご覧ください。
FULL FREQ[23] プッシュボタンを押すと、 KILL EQ [22] の周波数 カットを取り除くことが出来ます。
CURVE[24] コントローラーでクロスフェーダーのレスポンスを調節 することが出来ます。
REVERSE 機能でクロスフェーダーの構成を逆(リバース)にすること ができます。これによってチャンネル A と B をスイッチ一つですばや く切り替えることが出来ます。
REVERSE HOLD[25] でリバース機能を常時起動させることができ ます。これを使うと、クロスフェーダーはサイド A と B を逆方向 にフェードさせることができます。
REVERSE TAP[26] はリバース機能を一時的に起動させます。 TAP プッシュボタンを押している間のみ、サイド A と B が逆 になります。
BOUNCE TO MIDI CLOCK 機能を使うと、クロスフェーダーは自動的 にすばやく音楽のリズムとシンクロします(バウンシング)。バウンス のスピードは MIDI クロックで決定します。
BOUNCE TO MIDI CLK[27] プッシュボタンを押すとバウンシングが 起動します。プッシュボタンを押すと、信号が BEAT プッシュボ タン [28] で事前に選択したインターバルにあわせて繰り返し A から B を交互に行き来します。
BEAT[28] プッシュボタンで、バウンスレートを決定します。 1 拍(ビ ート)から 16 拍の選択ができます。
この LED に選択した拍数が表示されます。[29]
この機能に関する詳しい説明は、第 3.4.3 章をご覧ください。 +
DIGITAL PRO MIXER DDM4000
コントロールパネルと接続端子類8

メインおよびフォーンセクション2.4

メインおよびフォーンセクション図 2.4:
メイン出力:
OUTPUT A[30]  コントローラーで、出力 A ([73]) の音量を調節 します。
BALANCE[31] コントローラーは出力 A のステレオパンの調節を 行います。
OUTPUT B[32] コントローラーで出力 B [74] の音量を調節しま す。
高解像 22 段階 [33] OUTPUT LEVEL メーターは、 OUTPUT A の 出力信号レベルを表示します。
ULTRAMIZE ON/OFF-[34] プッシュボタン: ULTRAMIZER は、ダ イナミックコンプレッションによって信号の音量と抜けの良さ を上げる効果です。Im Ultramizer Setup (第 3.5.1 章参照)で ULTRAMIZER の設定が行えます。
LOAD[35] プッシュボタンで、ミキサーのユーザー設定を呼び出すこ とが出来ます。装置に電源を入れると、前回起動時に使用して いた設定が呼び出されます。ユーザー設定の保存と呼び出しに ついては、第 3.5.2 章をご覧ください。
フォーン:
PHONES[36] 端子 (6,3-mm ステレオフォンジャック) にヘッドフォ ンを接続します。
この [37] OUTPUT コントローラーで、ヘッドフォンの音量調節を行 います。
MIX[38] コントローラーは PFL 信号 (PFL=プリフェーダーリスニ ング、フェーダーの影響を受けないモニター信号) と PGM 信 号 (PGM= プログラムマスター信号) のバランスを調節します。 このコントローラーを左に廻しきると、 PFL 信号のみが出力さ れ、右に廻しきると、マスター信号のみが出力されます。この コントローラーの位置で、両信号のミックス量を調節すること が出来ます。
PUNCH EQ[39] 機能は、二つのトラックを同期化するのに便利で す。スネアやベースドラム、もしくはその両方を強調したい際に、 SNARE もしくは BASS プッシュボタンを押すと、選択されたサウ ンドがヘッドフォンでより強調されて出力されます。
SPLIT[40] プッシュボタンを押すと、 PFL 信号がヘッドフォンの左 チャンネルから、 PGM 信号が右チャンネルからそれぞれ出 力されます。

BPM およびエフェクトセクション2.5

BPM カウンターとエフェクトセクション (FX1)図 2.5:
DDM4000 には、 2 つの同一のエフェクト装置が内蔵されていま す。MIC 信号とサンプラー用には、さらに 2 つの独立したエフェクト 装置が備えられています。どのエフェクトも同時に使用することが可 能です。 BPM カウンターと MIDI クロックもこのセクションに用意さ れています。
グラフィックディスプレイには BPM 値、エフェクト名、エフェクト[41] パラメータ、さらにチャンネル割付が表示されます。コンソール 設定ページからも確認できます。
FX ON[42] プッシュボタンでエフェクト装置を起動させます。 FX ASSIGN[43] プッシュボタンを押すと、エフェクトを一つの信号
に割り付けることが出来ます(プッシュボタンが点滅します)。 利用可能な入力信号音源がディスプレイ上に表示されます。 PARAMETER コントローラー [45] を押しながら廻して、お好み の音源を選択してください。
DEPTH[44] コントローラーは、エフェクトの効きの強さ(デプス)を 調節します。エフェクトによっては、原音(ドライ信号)とエフェ クト信号(ウェット信号)のミックスバランスの調節用として機 能します。
PARAM[45] コントローラーを押してエフェクトパラメータを選択しま す。コントローラーを廻してディスプレイ上に表示されたパラメ ータを変更することが出来ます。
SELECT/LOW [46] を押すと、ディスプレイ上のエフェクトリストにア クセスできます。コントローラー [45] を押して、プリセットを呼 び出してください。
プッシュボタンを押すと、エフェクトパラメータにアクセスできま[47] す。コントローラー [45] を押してパラメータ値を変更してくだ さい。
DEFAULT/HIGH[48] を押すとプリセットが保存されます。
FX ON プッシュボタンを押してエフェクトを起動させると、 LOW + [46] 、MID [47] および HIGH [48] のプッシュボタンはエフェクト
信号パスにおけるキルスイッチとして使用できます。
選択したエフェクトによっては、 [49] BEAT プッシュボタンでタイムベ ースのパラメータ調節が行えます。しかし、入力できる値はミリ セカンド単位ではなく、拍単位となります。
テンポを手動で入力するには、このプッシュボタンを音楽のリズ[50] ムに合わせて最低 2 回軽く叩いてください (TAP) 。 AUTO BPM/ TAP プッシュボタンを 1 秒以上押し続けると、自動テンポ入力 機能 (AUTO BPM) が再び有効となります。
CONSOLE SETUP[51] コントローラーを廻すと、 MIDI クロックのテ ンポが調節できます(コントローラーを同時に押し廻すと、コー ス調節が行えます)。コントローラーを軽く押すと、設定変更が 確認されます。コントローラーを押し続けるとコンソール設定( 第 3.1 章参照)にアクセスできます。
Mit [52] MIDI START/STOP/ESC で MIDI クロックを有効にしま す。
ADJUST[53] プッシュボタンで BPM カウンターのテンポを MIDI ク ロックに転送します。
BPM およびエフェクトセクションの全機能に関する詳細は、第 + 4 章をご覧ください。
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