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CAT
Legendary Duophonic Analog Synthesizer with Dual VCOs,
4 Mixable Waveforms, External Signal Processor, 16-Voice Poly Chain,
and Eurorack Format
V 3.0
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2 3
CAT
クイックスタ ー トガ イド
安 全にお 使い いただくた めに
注意
ますので、カバーやその他
の部品を取り外したり、開
けたりしないでください。
高品質なプロ用スピーカー
ケーブル (
およびツイスト ロッキング
プラグケーブル) を使用して
ください。
の危険を防ぐため、本装置
を水分や湿気のあるところ
には設置しないで下さい。
装置には決して水分がか
からないように注意し、
花瓶など水分を含んだもの
は、装置の上には置かない
ようにしてください。
されている箇所には、内部に
高圧電流が生じています。手
を触れると感電の恐れがあり
ます。
入れの方法についての重要
な説明が付属の取扱説明書
に記載されています。ご使
用の前に良くお読みくだ
さい。
感電の.恐れがあり
¼" TS 標準ケーブル
注意
火事および感電
注意
このマークが表示
注意
取り扱いとお手
注意
1. 取 扱 説 明 書 を 通してご 覧
ください 。
2. 取扱説明書を大切に保
管してください。
4. 指 示 に 従 ってくださ い 。
5. 本機を水の近くで使用し
ないでください 。
6. お手入れの 際は常に乾 燥
した 布 巾 を 使ってくだ さい 。
7. 本機は、取扱説明書の
指 示 に 従 い 、適 切 な 換 気 を 妨
げ な い 場 所 に 設 置 してくださ
い 。取 扱 説 明 書 に 従って 設 置
してくださ い 。
8. 本 機 は 、電 気 ヒ ー タ ー や
温 風 機 器 、ス ト ー ブ 、調 理 台
やアンプといった 熱 源から離
して 設 置してください 。
9. ニ極式プラグおよびアー
スタイプ (三芯) プラグの安全
ピン は取り外さないでくださ
い 。ニ 極 式 プ ラ グ に は ピ ン が
二本ついており、そのうち一本
はもう一方よりも幅 が 広くな
っています。アースタイプの三
芯プラグにはニ本のピンに加
えてアース用のピンが一本つ
いています。これらの幅の広
いピン、およびアースピンは、
安全のためのものです。備え
付けのプラグが、お使いのコ
ンセントの 形 状と異 なる 場 合
は 、電 器 技 師 に 相 談 し て コ ン
セントの交換をして下さい。
10. 電源コードを踏みつけた
り 、挟 ん だ り し な い よ う ご 注
意 く だ さ い 。電 源 コ ー ド や プ
ラグ、コンセント及び製品と
の接続には十分にご注意く
ださい。
11. すべての装置の接地 (ア
ース) が確保されていること
を確 認して下さい 。
12. 電源タップや電源プラグ
は 電 源 遮 断 機 として 利 用 され
て い る 場 合 に は 、こ れ が 直 ぐ
に操作できるよう手元に設置
して 下さ い。
13. 付属品は本機製造元が
指定したもの のみをお 使いく
ださい。
ン ド 、三 脚 、ブ
ラ ケ ッ ト 、テ ー
ブルなどは 、
本機製造元が
もしくは 本 機 の 付 属 品となる
もののみをお使いください。
カートを使用しての運搬の際
は 、器 具 の 落 下 に よ る 怪 我 に
十分ご注意ください 。
指定したもの 、
15. 雷 雨 の 場 合 、も し く は 長
期間ご使 用にならない 場合
は、 電源プラグをコンセント
から抜 いてください 。
16. 故障の際は当社指定の
サービス技術者にお問い合わ
せ く だ さ い 。電 源 コ ー ド も し く
は プ ラ グ の 損 傷 、液 体 の 装 置
内 へ の 浸 入 、装 置 の 上 に 物 が
落下した場合、雨や湿気に装
置が晒されてしまった場合、
正 常 に 作 動 し な い 場 合 、も し
くは装置を地面に落下させて
し ま っ た 場 合 な ど 、い か な る
形であれ装置に損傷が加わっ
た 場 合 は 、装 置 の 修 理 ・ 点 検
を 受 け てくだ さ い 。
17. 本製品に電源
コードが付属され
て い る 場 合 、付 属
の電源コードは本
用いただけません。電源コー
ドは必ず本製品に付属された
電源コードのみご使用くだ
さい。
製品以 外で はご 使
18. ブックケースなどのよう
な、閉じたスペースには設置
しないでください。
19. 本機の上 に点 火した 蝋
燭などの裸火を置かないでく
ださい。
20. 電 池 廃 棄 の 際 に は 、環 境
へのご配慮をお願いします。
電池は、かならず電池回収場
所 に 廃 棄してくだ さい 。
21. 本装置は 45°C 以下の温
帯気候 でご 使 用ください。
法的放棄
ここに含まれる記述、写真、
意見の全体または一部に依拠
して、いかなる人が損害を生
じさせた場合にも、
は一切の賠償責任を負いま
せん。技術仕様、外観および
その他の情報は予告なく変更
になる場合があります。商
標はすべて、それぞれの所有
者に帰属します。
Teknik
、 Lab Gruppen、Lake、Tannoy、
Music Tribe
Midas、Klark
Turbosound、TC Electronic、TC Helicon、
Behringer、Bugera、Oberheim、
Auratone および Coolaudio は
Music Tribe Global Brands Ltd. の
商標または‑登録商標で
す。
© Music Tribe Global Brands Ltd.
2021
無断転用禁止。
限定保証
適用される保証条件と
Music Tribe の限定保証に関す
る 概 要 に つ い て は 、オ ン ラ イ
ン上
musictribe.com/warranty にて
詳 細をご確 認ください 。
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CAT
クイックスタ ー トガ イド
CAT コントロール
ステップ 1: コントロール
キーボード部
(5)(4)(3)(1) (2)
(1) PITCH BEND (ピッチベ ンド) スライダー ピッチを
上下にそれぞれ 1 オクターブ 幅 でシ フトしま す。
(2) OCTAVE SHIFT ( オクタ ーブシフト) スイッチピッチ
を 2 オクターブ単位でアップ / ダウンします。
(3) GLIDE (グ ライド ) ノートから別のノートへ移 行 す
る際のレート変化を制御します。MIN の位置で
は、鍵盤でプレイされるノート間でグライドは生
じません。MAX に向かってスライダーを上げるに
従い、ノート間のグライド時間が長くなります。
(4) LFO FREQ (LFO 周波数) スライダー 低周波
オシレー ター( LFO) のリピートレートおよび
ADSR REPEAT (ADSR リピート) テンポ、ならびに
S+H (サンプルアンドホールド) レートを制御し
ます。
(5) キー ボード LED 低周波オシレーター (LFO) のリピ
ートレートを 表示します。
VCO1 オシレーター 部
(6)
(8)
(9)
(11) (12)
(13) (14)
(6) FREQUENCY (FINE/COARSE) (周波数– 微調整 / 粗
調整) VCO1 のチューニングを調 節するノブで
す。COARSE ノブで 大体の チューニング をおこ な
い、FINE ノブで 厳密な チューニング 調 節をおこ
ないま す。
(7)
(10)
(7) KEYBOARD CON TROL (キーボードコントロール) ス
イッチ VCO1 と相 互作 用するキ ーボードコント
ローラ ーが 表示 され てい ます。MONO の位置で
は、VCO1 は 鍵盤 で押下されたうちの最 低ノート
を生成しま す。POLY に設定 すると、VCO1 で 、鍵
盤で押下されたうち最高ノートを生 成するかた
わら、VCO2 が 最 低ノート を生 成 することにより、
同時に 2 つのノートをプレイしま す( VCO2 は常
に鍵盤で演奏される最低音によって制御されま
す)。OFF の位置では、VCO1 は鍵盤の作用を受け
ません。
(8) 波 形 スイッチ VCO1 に異なる波形をパッチし
ます。
(9) MODULATION DEPTH (モジュレーションデプス)
ノブ VC O1 で生成したトーンに任意の波 形を適
用 す る 、そ の 程 度 を 制 御 し ま す 。モ ジ ュ レ ー シ ョ
ン デ プ ス の 値 を 大 き く す る と 、よ り 強 い 効 果 と
なりま す。
(10) PULSE WIDTH (パルス幅) ノブ VCO1 のパルス幅モ
ジュレー ションデプ スを制 御します。モジュレー
ションソースは 、PULSE W IDTH ノブのすぐ上に ある
波 形 スイッ チ で 制 御 さ れ ま す。
VCO1 AUDIO LEVEL (VCO オーディオレベル) ス
ライダー
VCO1 オシレーター部では、複 数の異なる波形 出
力を同時に使用でき、各波形の出力にはそれぞ
れ ス ラ イ ダ ー が 装 備 さ れ て い る の で 、各 波 形 出 力
の音量を独立で調節できます。
(11 ) SUB OCTAVE (サブオクターブ) スライダー 設定し
たオシレ ー ター 周 波 数よりも1オクターブ 下 のス
クエア波 を 制 御します。
(12 ) SAWTOOTH (ノコギリ波) スライダー サウンドに
おけるノコ ギリ波の 量を 制御します。ノコギリ波
は 通 常 、ブ ラ ス の よ う な 音 色 を 創 出 し ま す 。
(13 ) TRIANGLE (三角波) スライダー メロウな、フル
ートのような音色を持つ三角波の量を制御し
ます。
(14) PULSE (パ ルス波) スライダー PULSE WIDTH ノブの
サウンドに付加する波形の量を制御します。
VCO2 オシレー ター部
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
(20)
(21)
(15) FINE TUNE (微調整) ノブ VCO2 のピッチ を調 節し
ます。
(16 ) SYNC (同期) スイッチ VCO1 と VCO2 をロックし 、
両オシレ ーターを単一の大きなオシレーター
と して 動 作 さ せ る 場 合 に 使 用 し ま す。同 期 す る
と、VCO1 は VCO2 の周波数に追随し、複雑なサウ
ンドを創 出します。
(17 ) 波 形スイッチ VCO2 に異なる波形 をパッチし
ます。
(18) MODULATION DEPTH (モジュレーションデプス)
ノブ VC O2 で生成したトーンに任 意の波 形を適
用 す る 、そ の 程 度 を 制 御 し ま す 。モ ジ ュ レ ー シ ョ
ン デ プ ス の 値 を 大 き く す る と 、よ り 強 い 効 果 と
なりま す。
VCO2 AUDIO LEVEL (VCO2 オーディオレベル) ス
ライダー
VCO2 オシレーター部では 、複数の異 なる波 形出 力を同
時 に 使 用 で き 、各 波 形 の 出 力 に は そ れ ぞ れ ス ラ イダ ー
が 装 備 さ れ て い る の で 、各 波 形 出 力 の 音 量 を 独 立 で 調
節 でき ます。
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CAT
(19 ) SUB OCTAVE (サブオクターブ) スライダー 設定し
たオシレーター周波数よりも 1 オクターブ 下のス
クエア波 を 制 御します。
(20 ) S QUARE WAVE (スクエア波 ) スライダー こもっ
た、または葦笛のような音色を持つ、スクエア波
の 量を 制 御します。
(21 ) SAWTOOTH (ノコギリ波) スライダー (ノコギリ波)
スライダー サウンドにおけるノコギリ波の量を制
御 し ま す 。ノ コ ギ リ 波 は 通 常 、ブ ラ ス の よ う な 音
色を創 出し ます。
VCF フィル ター 部
(22)
(23)
(24)
(27 ) Q ( レゾナンス) スラ イダーカットオ フ 周波 数 周 辺
の倍音を強調し、ローパスフィルターの音色に作
用します。一番上まで上げると、VC F が 発 振 し 、他
の音はフィルターを通過しません。
トランジェント ジェネレ ーター 部
(28)
(29)
(33)
(32)
(30)
(31)
(35)
(34)
(33 ) ADSR REPEAT (ADSR リピート) スイッチ LFO で決
定した スピード で A DSR の設 定をリピートしま
す。GAT ED の 位 置 で は 、ト ラ ン ジ ェ ン ト は 鍵 盤 が
押し下げ られて いる 間のみリピートしま す。AUTO
の 位 置 で は 、鍵 盤 を リ リ ー ス 後 も ト ラ ン ジ ェ ン ト
のリピートが 継 続します。
(34) SAMPLE + HOLD(サンプル+ホールド)ス イッチ 自
動サンプルアンドホールド 機 能で サン プリングす
るソースを選 択します。VCO1 に設定すると 、VCO1
のミックス設定がサンプルされます。NO ISE の位
置では 、ノイズジェネレーター出力がサンプルさ
れ 、ランダムな 出 力パターンと なりま す。
(35) LFO DELAY (LFO ディレ イ ) スライダー 鍵盤を押し
た後、LFO SINE (サイン波) 出力が最大に達するま
でにか か る時 間 を 制御します。
追 加のコントロールお よび 接続
(37)(42) (41) (38) (39) (40) (36)
(45) VCF Q ジャック VCF Q 設定に外部コントロールボ
ルテージ信号をルートインします。
(46) EXT. AUDIO 入力 外部ラインレベル オーディオソ
ースを接続する 3.5 mm 入力です。
(47 ) VC A CV ジャック VCA VOLUME コントロールに外
部コントロールボ ルテ ージ 信号をルート インし
ます。
(48) PHONES (ヘッド フォン) ジャック ヘッドフォン
を接 続する、⁄ インチ TRS ステレオコネクター
です。
(49 ) MAIN OUT (メイン出力) メイ ン オ ー ディオ ア ウトプ
ットを 出 力 する 3.5 mm TS 接 続 端 子 で す 。一 般 的
に は 、別 の C AT の 入 力 端 子 、ま た は 別 の モ ジ ュ ラ
ーシンセサイザー機 器の入 力端子にパッチしま
す。Eurorac k で CAT を ご 使 用 の 場 合 、背 面 パ ネ ル
の 出 力 コ ネ ク タ ー は 使 用 さ れ ま せ ん の で 、こ ち ら
がメイン出 力と なりま す。
その 他 のコントロ ール
クイックスタ ー トガ イド
(50)
(25)
(26)
(27)
(22 ) VCO1 AUDIO スイッチ OFF の 位 置 で は 、最 終 的
な オー ディ オミック スから VCO1 を完全に除外
しま す。
(23 ) KEYBOARD CONTROL (キーボードコントロール) ノ
ブ ローパスフィルターのカットオフ周波数 (FC)
をキーボードでどの程 度厳密に制 御するかを決
定します。
(24 ) VC F FC モジュレーションソーススイッチ VCF のカ
ットオフ周波 数をモジュレートする波形を選択
しま す。
(25) MODULATION DEPTH (モジュレーションデプス)ノ
ブ VCF カットオフ周波 数に適用する波 形の量を
制 御します。
(26 ) FC (フィルターカットオフ) スライダーローパスフ
ィルターのカットオフ周波数を制御します。スラ
イダーを下げれば下げるほど、トレブル周波数が
フィルターによりカットオフされます。一番上ま
で上げると、トレブル周波数はまったくカットさ
れません。
ADSR (アタック-ディケイ-サステイン-リリース) トラン
ジェントジェネレ ーター は、鍵 盤 が押され るごとに 、詳
細なボルテージトランジェントを作成します。ボルテ
ージトランジェントは ATTACK , DECAY, SUSTAIN および
RELEASE の 各 スライダーでシ ェイピン グ し、ADSR ボルテ
ージトランジェントは マークのスイッチすべてで
利 用できます。
(28) ATTAC K (アタック) スライダー 鍵盤を押した時、
ノ ー ト が 、最 初 の 設 定 ピ ー クに 達 す る ま で の シ ェ
イプ を 制 御します。
(29 ) DECAY (ディケイ) スライダー 最初の設定ピーク
からエンベロープが下がる速度を制御します。
(30) SUSTAIN (サステ イン) スライダー 設定ピークから
イニシャルディケイに至 った後、エンベロープが
ホー ルド するレ ベ ルを制 御 しま す。
(31 ) RELEASE ( リリース ) 鍵 盤リリース 後のエ ンベロ ー
プシ ェイプ を 制 御します。
AR アタック-リリース)トランジェントジェネレーター は
ADSR ジェネレー ターと同様に作用しますが、トランジェ
ントエンベロープほど詳 細には制御しません。AR ボル
テージトランジェントは マークのすべてのスイッ
チで利用可能です。
(32 ) ATTACK-RELEASE (アタック-リリース) スラ イダー
鍵盤を押した時 (アタック) および鍵盤リリース
時 (リリース) のトランジェントスロープを制御
しま す。
(45)(43) (44) (46) (47)
(48) (49)
(36 ) POWER (電源) LED ユニットの電源がオンになって
いる時 に点灯しま す。
(37 ) KB C V ジャックキーボードコントロール信 号を外
部 機 器 へルーティン グします。
(38) G ATE (ゲート) ジャック 内部コントロールボルテ
ージ 信 号 を送 出 します。
(39 ) ADSR ジャック 現在の ATTAC K、DEC AY、SUSTAIN およ
び RELEASE の各スライダーの設定にしたがい、内
部コントロ ール ボ ルテー ジ信号 を 送 出しま す。
(40) AR ジャック 現在の AT TACK-R ELE ASE の設定 にした
が い 、内 部 コ ント ロ ー ル ボ ル テ ー ジ 信 号 を 送 出
しま す。
(41 ) GATE ( ゲート) ADSR REPEAT スイッ チ の GAT ED 設定
に、外部コントロールボルテージ信号をルート
インし ます。
(42 ) VCO1 C V VCO1 および VCO2 の周波数設定に、外
部コントロールボ ルテ ージ 信号をルート インし
ます。
(43 ) VCO2 CV VCO2 周波数設定に、外部コントロールボ
ルテージ信号をルートインします。
(44) VCF Fc 設定に、外部コントロールボルテージ信号
をルートインします。
(51)
(52)
(50) VCA スイッチ VCA で、ADSR (Att ack-Decay-Sustain-
Release) トランジェントエンベロープとAR
(Attack=Release) トランジェントエンベロープのい
ずれを使用するかを決定します。BY PASS に設定
すると、VCA を 完 全 に バ イ パ ス し 、出 力 の サ ウ ン
ドレベルが一定になります。
(51) VCA VOLUME ノブ 最終的な出力レベルを制御し
ます。
(52) NOISE LEVEL (ノイズレ ベ ル) スラ イダー VCF に ミッ
クスするホワイトノイズの量を制御します。
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8 9
CAT
MIDI 部
(53) (54) (55)
(53) USB ポート USB B タ イ プ 接 続 経 由 で 、コ ン ピ ュ ー
ターと接 続 します。C AT は MIDI 入出力に対応した
クラスコンプ ライアント USB MIDI 機 器 として表
示され ます。
(54) MIDI IN (MIDI 入力) 5 ピン DIN コネクター経 由で
外 部ソースか らの MIDI データを受信します。外
部ソースとは一 般的 に、MIDI 鍵 盤 、外 部 ハ ード ウ
ェアシー ケンサー、MIDI イ ン ターフェ イスを 装 備
し た コ ン ピ ュ ー タ ー 、等 で す 。
(55) MIDI THRU (MIDI スルー) 5 ピン DIN コネクター
経由で、MID I 入力で受 信した MIDI データをパ ス
スルーします。通常、このデータは別のシンセサ
イザーに 送信し、ポリチェインや、別の MIDI チ
ャンネルに割り当てたドラムマシーンを駆動し
ます。
背面パネル
(57)(56)
(56) MAIN OUT (メイン出力) 下に 挙げる外部機 器の入
力端 子と接 続する、¼ インチ TS 出力です (端子
はモノラル 2 つです。左 / 右ではありませんので
ご 注 意くださ い ):
LOW (ロー) - ギターアンプリファーやミキサ
ー等に接続する、インストゥルメントレベルのモ
ノラル 出 力です。
(57) MIDI CHANNEL (MIDI チャンネ ル) 4 つ のスイッチ
で、MIDI チャンネル番号を 1~16 の範囲で設定し
ます(下の表をご参照ください)。MIDI チャンネ
ルは、本マニュアルの本項以降に記載されてい
る表 の通り、MIDI SysE x MIDI SysEx コ マンド でも変
更可能です (この方法は、C AT を Eurorack で使用
し 、ス イッ チ に アク セ ス で き な い 場 合 に 使 用 し
ま す )。
1 2 3 4
5 6 7 8
9 10 11 12
電源部
(58) (59)
(58) POWER (電源) スイッチユニットの電源をオン /
オフします。
(59) DC IN (DC 入力) 付属の 12 V DC 電源アダ プター
を接続します。 電源アダプターは 100 V ~240
V、50 Hz/60 Hz に対応した AC コ ンセントに接 続
します。必ず、付属のアダプターのみを使用して
ください 。
CAT はじめに
ステップ 2: はじめに
概要
本 ‘スタートアップ’ ガイドでは、C AT
アナロ グシン セ サイ ザーの セ ットア
ップ方法の解説および、機能につい
ての 簡 単なご 紹介を いた します。
接続
お使い のシステムに CAT を接 続す
る 際 に は 、本 マ ニュ ア ル の 冒 頭 に あ
る接続例をぜひご参照ください。
ソフトウェ アセ ットアッ プ
CAT は USB クラスコン プラ イアン
ト MIDI 機 器 で す の で 、ド ラ イ バ ー
のインスト ール は不要で す。CAT を
Windows および MacOS で使用する
際 、追 加のドライバ ーは不 要 です。
ハー ドウェア セットア ップ
システム内の 接続をすべ て完 了しま
す 。背 面 パ ネ ル の MIDI スイッチを
使用して、システム内での C AT 固有
の MIDI チャンネルを設定します。
外部 MIDI キー ボードを、CAT のMIDI
IN 5 ピン DIN タイプ入 力に直接 接
続し ます。
必ず付属の電源アダプターを使用
して、CAT に 電 源 を 供 給 し ま す 。サ
ウンドシステムの電源がオフになっ
てい ることをご確認ください 。C AT
背面パネルの電源スイッチをオン
にしま す。
ウォームアップ時 間
CAT を録音 やライブパ フォーマンス
にご使用になる前に、15 分以上の
ウォームアップ時間を設けていただ
くことを推奨いたします (温度の低
い場所から運び込んだ場合は、さら
に延長してください) 。それにより、
精密アナログ回路が通常動作温度
に達する時間が確保でき、より精密
な パフォーマンスを発 揮しま す。
クイックスタ ー トガ イド
VCO1 および VCO2 部
CAT には 2 つのオシレーター (VCO1
および VCO2) と、内蔵ノイズジェネ
レーター、そして外部ソース入力が
あります。これらのいずれも、また
どの組 み合わせも 、CAT でのサウン
ド生 成 に使用さ れます。
ま ず 、キ ー ボ ー ド で 鍵 盤 を 押
し、VCO2 を任 意 のピッチ にチューニ
ン グ し ま す 。そ れ か ら VCO2 に合わ
せて、VCO1 をまず COARSE FREQUENCY
ノブ を 使 用して チュー ニン グ
し、FINE ノブで微調整します。
VCO1 および VCO2 部 で 、オ シ レ
ー ター の波 形スイッチお よ び
MODULATION DEPTH ノ ブ を 調 節 し 、サ
ウンドの 変 化をご 確 認ください。
EURORACK
CAT シンセサ イザ ーはファクトリ
ーシャーシから取り出して、標準
Eurorack ケースに取り付けることが
可 能 で す( Eurorack は 非 付 属 )。本
マニュアル後半に記載の詳細をご覧
ください 。
ファームウェアアップデート
当社ウェブサ イト behringer.com に
て 、定 期 的 に CAT シン セサイザーの
ファームウェアアップデートの 有無
をご確 認ください。ファームウェア
ファイル はお使 いの コンピューター
にダウンロードおよび保存し、その
後 CAT のアップ デ ート にご使 用くだ
さい 。ファームウェアファイル には 、
詳細な解説およびアップデート手
順 が 付属 しま す。
HIGH (ハイ) - ミキサー、キーボードアンプリファ
ー、パワースピーカー等のラインレベル入力に接
続する、ラインレベル モノラル出力です。
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CAT
クイックスタ ー トガ イド
CAT ポリチェーン 機 能
ステップ 3: ポリチェーン 機 能
システムモード
POWER LED モード
アンバー
赤 ポリ チェーンモ ード
緑 ポリチェーンモード (再生)
を 使 用 してくださ い “SynthTool.exe” ポリチェーン
モードを設 定します。
ポリチェ ーンモード 中は 、POWER LED が赤に変わ
りま す。
ノーマルモ ード
(再生されていません)
MIDI 情報
ステップ 4: MIDI 情報
MIDI メッセージ
状態 2 番目 第三 パラメー タ 説明
8n kk vv [0, 7F]
9n kk vv [0, 7F]
チャネ ルメ
ッセージ
例
関数 コマンド (1)
注意事項
注 意してく
ださい
すべてのメ
モをオフ
注: 1, MIDI 入 力 チャンネ ル 1。
Bn 7B — —
En bb bb [0, 3FFF]
90 3C 64
80 3C 40
B0 7B
ノートオフ
ノートオン
すべてのメ
モをオフ
ピッチ ベ
ンド
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400 mm ± 10
12
910
1152
16
Red Stripe
Supplied Eurorack Power Supply Cable, Part # A74-00001-79446
Connect End P1 to Connector X17 on main PCB
X17
X17 No Connection
Pins 3 to 8
Ground
Pins 1 and 2
No Connection
Pins 9 and 10
+12 VDC
P1 P2
12 13
CAT
クイックスタ ー トガ イド
CAT Eurorack のインストール
ステップ 5: Eurorack のインストール
CAT シン セ サ イ ザ ー は 、工 場 出 荷 時 の シ ャ ー シ か ら 取 り
外 し て 、標 準 の Eurorack シャーシ (付属していません) に取
り 付 け る こ と が で き ま す 。モ ジ ュ ー ル 幅 は 70 HP で す。
この手順は、人身傷害やユニットの損傷を防ぐために、
経 験豊富なサ ービス 技 術者のみが行うことをお 勧め
しま す。
Eurorac k ケースに は、CAT シンセサイザーに電力を供給す
るための独自の適切な電源ユニットが必要です。
CAT のメイン PCB の背面にある10ピンコネクタにより、
+ 12VDC 電源接 続を行うことができます。電源に接続す
るために、10 ピンから16ピン のアダプタリボ ンケーブル
が 付属していま す。
続 行 す る 前 に 、電 源 装 置 が +1 2 V DC、1 アン
ペアを 供 給で きることを 確 認してください 。
付属のアダプタケーブルを使用した接続で、
X17 の正しいピンにアースと電源が供給さ
れることを確認してください。
手順
表示されている順序ですべての手順を実行します。
3. CAT のメイン PCB の 下 側 か ら ケ ー ブ ル を 外 し 、ア セ
ンブリをシャーシから取り外します。
4. シャーシアセンブリと電 源アダプタは、乾 燥した安
全 な 場 所に保 管 してくだ さい。
5. 付属のアダ プタケ ーブル の 10 ピ ンエンド P1 を C AT
のメイン PCB のコネクタ X17 にしっかりと 接 続します。
CAT MIDI チャンネル の設 定
ステップ 6: MIDI チャンネル
の設定
MIDI チャン ネル の 設定
SynthTool.exe アプ リを 使 用して MI DI チャンネル 番号を設定してください。
MID チャンネ ル 番 号はユー ザー 設 定に 基づいて保 存さ れ 、チ ャンネ ル1は自
動的に選択されません 。
すべての MIDI チャンネル番 号の変 更はユーザーが処 理します。
1. 電源コードと CAT へ の他の すべての
接 続 を外します。
2. 図 の よ う に 、ト ッ プ パ ネ ル の 8 本 のネジ を外 しま す。
他のネジを外す必要はありません。
Disconnect from
Main PCB
6. 電源がオフになっていて、AC 電源か
ら切断されて い るこ とを 確 認してく
ださい。
7. 上の図に示すように、電源装置がコ
ネクタ X17 のピンに次のものを供 給
している ことを 確 認 してください 。
ピン 接続
1 と 2
3 ~ 8
9 と 10 +12 VD C
8. 付属 のアダプタケ ーブル の 16 ピンエンド P2 を電源
にしっかりと接続し、すべての接続が正しいことを
再 確 認します。
9. フロントパネルの 8 本 のネジ を使 用して、C AT シン
セサイザ ーを Eurorack にしっかりと取 り付 けます。
10. CAT を使用する 前に 、完全な テストと安 全 性 テスト
を実行してく ださ い 。
11. もはや存在しない ¼" リ ア 出 力 の 代 わ り に 、ト ッ プ
パネルの 3.5 mm MAINOUT コネクタ が使 用さ れます。
接続なし
接地
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CAT
クイックスタ ー トガ イド
技術仕様
シン セ サイ ザーア ーキテ クチ ャ
声の数 デュオフォニック
タイプ アナログ
発振器
2 (6 つのオ ーバー ラップ 範囲 で 1 Hz 〜 38.5 kHz)
(6 つ のオー バー ラップ範 囲で 8 Hz 〜 900 Hz)
LFO 1 (0.03 Hz ~ 30 Hz)
VCF 1 x 4 極ローパス (24 dB / oct。ス ロ ープ )
封筒
接続性
VCA, VCF
MIDI イン / スルー 2 x5 ピン DIN / 16 チ ャネル
USB (MIDI) タイプ B
メインアウト (高)
インピー ダンス
メインアウト (低)
インピー ダンス
電話
最大 出力レベル
出力インピーダ ンス
メインアウト
外部制御入力
1 x ¼"TS, 不平衡、最大 +1 0 dB u
1 K
1 x ¼" TS, 不平衡、高出力より 30 dB 低い
750
1 x ⁄" TRS、ス テ レ オ
-10.4 dBu
8
1 x ⁄" TS, 不 均 衡 、最 大 +9.4 dB u
VCO1 CV 1 x ⁄" TS, 不 平 衡 、制 御 電 圧 : -5 V to +5 V
VCO2 CV 1 x ⁄" TS, 不 平 衡 、制 御 電 圧 : -5 V to +5 V
ゲート
1 x ⁄" TS, 不 平 衡 、制 御 電 圧 : より多 い +2.1V
VCF Fc 1 x ⁄" TS, 不 平 衡 、制 御 電 圧 : -5 V to +5 V
VCF Q 1 x ⁄" TS, 不 平 衡 、制 御 電 圧 : 0 V to +5 V
Ext オーディオ 1 x ⁄" TS, 不 平 衡 、入 力 イ ン ピ ー ダ ン ス : 100 K
VCA CV 1 x ⁄" TS, 不 平 衡 、制 御 電 圧 : 0 V to +5 V
内部統制出力
KB CV 1 x ⁄" TS, 不均衡, 0 V to +8 V
ゲート
1 x ⁄" TS, 不均衡, 0 V / +12 V
ADSR 1 x ⁄" TS, 不均衡, 0 V to +8.8 V
AR 1 x ⁄" TS, 不均衡, 0 V to +6.5 V
USB
タイプ
サポ ートされてい るオペレーテ
ィング システム
電力要件
外部電 源アダ プター
消費電力
環境
動作温度範囲
物理的
寸法 (H x W x D) 93 x 374 x 136 mm (3.66 x 14.72 x 5.35")
モジュール幅
重量
積み込み重量
クラス 準 拠の USB2.0、タ イ プ B
Windows XP 以降 Mac OS X 10.6.8 以降
12 V DC 1000 mA
最大 6.2 W
5° C – 40° C (41° F – 104° F)
70 HP
1.6 kg (3.5 ポンド )
2.5 kg (5.5 ポンド)
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CAT
クイックスタ ー トガ イド
その他の重要な情報
その他の重要な情報
1. ヒューズの格納部 / 電圧
の選択: ユニットをパワーソ
ケットに接続する前に、各モ
デルに対応した正しい主電源
を使用していることを確認し
てください。ユ ニットによっ
ては、230 V と 120 V の 2 つの違
うポジションを切り替えて使
う、ヒューズの格納部を備え
ているものがあります。正し
くない値のヒューズは、絶対
に適切な値のヒューズに交換
されている必要がありま す。
2. 故障: Music Tribe ディーラー
がお客様のお近くにないと
きは、musictribe.com の “Support”
内に列記されている、お客様の
国の Music Tribe ディストリビュー
ターにコンタクトすることがで
きます。お 客様の国がリスト
にない場合は、同じ musictribe.com
の “Support” 内にある “OnlineSupport”
でお客様の問題が処理できない
か、チェックしてみてくださ
い。あるいは、商品を返送する
前に、musictribe.com で、オンラ
インの保証請求を要請してくだ
さい。
3. 電源接続: 電源ソケットに電
源コードを接続する前に、本製
品に適切な電圧を使用している
ことをご確認ください。不具合
が発生したヒューズは必ず電圧
および電流、種類が同じヒュー
ズに交換する必要があります。
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CAT
クイックスタ ー トガ イド
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We Hear You