
C-1
Studio Condenser Microphone
1. ファンタム電源の供給
コン デン サー マイク の 使 用に は ファ ンタム電 源 (+36 ~ +52 V) が必 要と なります。 マイク
をファンタム電源に接続すると、 コントロール LED が点灯します。 異常のあるファンタ
ム電源の使用に伴う C-1 の損傷 には当社では一 切の責 任を持ちません。 ファンタム電
源の投入時には再生機器をミュートに切り替えてください。
2. 指向特性
C-1 に 使用 されているカ ーディオイド特性のカプセ ルは 器楽 音、 あるいは ボーカル のレ
コーディングに最適です。 カーディオイド特性は、 レコーディング時に最も頻繁に使
用される指向特性で、 望ましくない反響音や背景音をカットします。
3. マイクのインストール方法
このマイクには、 メトリック規格 (ヨー ロッパ ) また はインチ 規格 (米国) の マイク スタ ン
ドに取り付けが可能なマイクホルダーが固定されています。 まずマイク下部にある大
き な スレ ッド を 廻 して マイク を 取 り外 してくだ さい 。 マイク ホ ル ダ ー をマ イクス タ ンド に
固定したら、 マイクを再びホルダーに戻しねじを廻して固定します。
一般的に、 マイクは音源に対して垂直に設置します。 音源に対するマイクの角度によっ
て、 録音音声が変わってきますので、 お好みの音声が得られるよう様々な角度を試し
てみてください。 ねじを緩めればマイクはホルダーごと回転させることが出来ます。
垂 直 に 設 置 さ れ た マイク を 傾 け た い 場 合は 、 付属 さ れ て いるマイク ホル ダー の ジョ イン
ト部 を調 節 してくだ さい 。
◊ ◊ ネジ穴 を損傷する場 合がありますので、 ネジは強く締めすぎ ないように お気を
つけ下さい。
C-1 をホルダーから取り外し、 市販のサスペンションに固定することももちろん可能
です。
4.オー ディオ接続
C-1 の 接続 には バランス 型 の X LR マイクケーブ ル を 使 用してく ださ い (ピン構成は以下
の 通り): Pin 1 = Shiel d, Pin 2 = +, Pin 3 = -。 C-1 のすべての接点は金メッキ加工されてい
るため、 ケーブル側にも金メッキコネクターの使用をお勧めします。
V 4.0

5.音 量調整 / 基本音声の設定
ミキサーのマイクチャンネルに設 けられた ゲインコントローラーを、 ピーク LED
が全く点灯しないか、 ごく稀に点灯する程度に調整します。 マイクチャンネルの
EQ コントローラーは最初の状態では中央 位置に設定しておきます。 スタジオの
レコーディングルームでは、 好みの音声が発生するようにマイクの 位置を移動さ
せてみるのもいいでしょう。 また、 音源に対して様々な角度に防音壁を設置する
ことも理 想の 音 声の 発生 に役 立 つことでしょう。 イコライザ ーや シグ ナルプロセ
ッサーは基本音声が希望の 状態に調整されてから必要に応じて接続します。
C-1 は 非常に直 線的 な周 波数レスポンスと高い解 像度 を実 現するため 、 音 声に過
大な影響を与えノイズレベルを不要に増幅する高周波帯域の EQ 調整が 不要にな
ります。 ミックスやレコーディングの際に失われがちな音声の透明度は、
これによって保たれることになります。
0°
340°
320°
300°
280°
260°
240°
220°
200°
極特性線図
dB
20.0
10.0
0.0
-10.0
-20.0
20.0 100.0 1000.0 10k 20k Hz
20°
0 dB
-5 dB
-10 dB
-15 dB
-20 dB
-25 dB
-30 dB
-35 dB
-40 dB
180°
40°
60°
80°
100°
120°
140°
160°
1kHz
周波数レスポンス