
SATA ハードディスクガイド
インストールと RAID コンフィギュレーション
1. SATA ハードディスクインストールガイド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.1 シリアル ATA (SATA) ハードディスクインストール・・・・・・・2
2. RAID コンフィギュレーションのガイド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
2.1 RAID 導入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
2.2 RAID コンフィギュレーションに関する注意事項・・・・・・・・・・5
2.3
2.4 BIOS RAID 項目設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
2.5 Intel RAID BIOS のコンフィギュレーション・・・・・・・・・・・・・7
2.6 RAID ボリューム消去・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
RAID 機能を搭載した Windows® 7 / 7 64-bit /
VistaTM / VistaTM 64-bit ビットをインストールする
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1. SATA ハードディスインストールガイド
1.1 シリアル ATA (SATA) ハードディスクインストール
Intel Q77 チップセットは、RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 10 および
Intel Rapid Storage を含む RAID 機能を備えたシリアル ATA
(SATA) ハードディスクをサポートします。このガイドの RAID コンフィギュレ
ーションの説明で、あなたのマザーボードに採用する Intel チップセットの
種類に対応する項目を注意深くお読みください。このマザーボードに内部
ストレージ装置として SATA ハードディスクをインストールできます。 SATA
インストールガイドは、サポート CD の「ユーザーマニュアル」にある、シリア
ル ATA (SATA) ハードディスクインストールを参照してください。このセクショ
ンでは、SATA ポートに RAID を作成する方法を説明します。
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2. RAID コンフィギュレーションのガイド
2.1 RAID 導入
このマザーボードは、RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 10 および Intel
Rapid Storage / RAID 10 / RAID 5 機能を 6 つの独立シリアル
ATA チャンネルでサポートしている RAID コントローラーを統合する Intel
チップセットに対応しています。このセクションでは、RAID に関する基本
知識および RAID 0 / RAID 1/ Intel Rapid Storage / RAID 10
/ RAID 5 設定のコンフィギュレーション手順を説明します。
RAID
“RAID”という言葉は、複数の個別ディスクによる冗長配列(Redundant
Array of Independent Disks)を意味しており、2 つあるいはそれ以
上のハードディスクを一
つの論理ユニットとして扱う方法です。最適の性能を引き出す為には、
RAID セット を作成するときに、同モデル、同容量の同一ドライブをインス
トールする必要があ ります。
RAID 0 ( データストライピング )
RAID 0 は、2 つの同一ハードディスクドライブに均等に分散したデータを
パラレル に読み書きすることで、データストライピングとも呼ばれています。
データストライピングは、2 台のハードディスクが同じ作業をまるで 1 台の
ハードディスクのよう に処理することにより 1 台使用時に比べて二倍の速
度を達成することでデータアク セスとストレージを改善します。
警告 !!
RAID 0 機能は、アクセス速度を向上させますが、耐障害性はあり
ませ ん。RAID 0 のハードディスクのホットプラグは、データ損傷あ
るいは データ消失を引き起こすことがあります。
RAID 1 ( データミラーリング )
RAID 1 は、あるドライブのデータの同一イメージを保持し、別のドライブに
コピーするデータミラーリングとも呼ばれます。この機能は、データを保護し、
一つのドライブに障害が発生しても、ディスクアレイ管理ソフトが全てのアプ
リケーションに同一のデータを持つドライブを復旧させる指令を出すこと
によりシステム全体の耐障害性を向上させます。
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Intel Rapid Storage
サポート済の Intel Rapid Storage テクノロジーは、 2 つの同一ハー
ドディスクを 使用するだけで RAID 0 および RAID 1 を作成出来ます。
Intel Rapid Storage テクノ ロジーは、ヴァーチャル RAID 0 および
RAID 1 を作成する 2 つのパーティションをそ れぞれのハードディスクドラ
イブに作成します。このテクノロジーを使うと、データを消失することなく
ハードディスクドライブパーティションのサイズを変更す ることも可能です。
RAID 10
RAID 10 は、セグメントが RAID 1 アレイである RAID 1 を使用するストラ
イプコンフ ィギュレーションです。このコンフィギュレーションは、RAID 1 と
同等の耐障害性を持ち、ミラーリングのみと同等の耐障害オーバーヘッド
を有します。RAID 10 は、 RAID 1 セグメントのストライピングにより高レー
トのインプット/アウトプット達 成します。ある種のインスタンスでは、RAID
10 コンフィギュレーションは、複数のドライブの同時障害にも耐えることがで
きます。最少 4 台のハードディスクがこ の設定には必要です。
RAID 5
RAID 5 は、データとパリティ情報の両方を 3 台もしくはそれ以上のハード
ディスク ドライブに分散記録します。RAID 5 コンフィギュレーションの利点
には、ハードディスク速度向上、耐障害性、より大きなストレージ容量が含ま
れます。RAID 5コ ンフィギュレーションは、トランザクション処理、関係型デー
タベースアプリケーション、統合業務ソフトに最適です。この設定には、最低
2 台の同一ハードディスクドライブが必要です。
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