AOpen AX59 Pro AX59 Pro User manual

第1章
概要
AX59PROは,Pentiumプロセッサを基本にして,PCI/ISAアーキテクチャーと ATXフォームファクターを採用した,高性能なマザーボードです。本ボードに は,VIA Apollo MVP3 AGPチップセット(VT82C598AT/586B), ウルトラI/Oコン トローラ,バス・マスター機能およびULTRA DMA/33をサポートするPCIモード4Enhanced IDEコントローラが組み込まれており,高いシステム・パフォーマン スを図っています。512KB/1MBのパイプライン・バースト2次キャッシュをオン ボードで搭載しており,メインメモリーについては,2個のSIMM と 3個のDIMM 用のソケットが用意されており,EDOSDRAMの両タイプのメモリーを混合し て使用することも可能で,最大1GBまでのシステム・メモリーが搭載出来ます。 AX59PRO2メガビットのフラッシュROMによるBIOSを用いており,将来の新 機能追加に備えております。
その他の重要な機能には次のようなものがあります:
内蔵モデムカードによる 0 ボルト目覚まし機能 ATXのソフト・パワー・オン/オフ機能とあいまって,システムの電源をすっかり
落としておいても,アンサー・マシンやファックスの自動送受信のように,かか ってきた電話に自動応答することでシステムが自動的に立ち上がるようにするこ とが出来ます。ここで最も画期的なのは,外付けタイプのモデムばかりでなく内 蔵のモデムカードでも,この目覚ましモデム機能が可能となったことです,本マ ザーボードAX59PROMP56内蔵型モデムカードには特許申請中の特別な回路が 組み込まれており,電源を一切必要とせずにこの目覚まし機能が動作します。
LAN目覚まし機能 これはモデムカードによる目覚まし機能に似たローカル・エリア・ネットワーク
(LAN) を通じた目覚まし機能です。この機能をサポートするネットワークカード とネットワーク・マネージメント・ソフトウエアが必要です。
RTC (リアルタイムクロック)による目覚ましタイマー機能
1-1
概要
このタイマーは目覚まし時計に似た機能で,予め設定されていた日時に自動的 に,システムの電源を入れ,特定のアプリケーションを立ち上げます。毎日決ま った時間に,あるいは向こう1ヶ月以内で指定された特定の日時に,自動立ち上 げするようにも設定できます。指定日時の精度は秒となります。
効率の高い同期型スイッチング・レギュレータ電源 現在使われているほとんどのスイッチング電源の設計では非同期方式を採用して
おり,これを技術的な観点から見ると,まだまだ多くの電力を消費し熱も発生さ せております。この方式で用いているショットキー・ダイオードの温度が57℃に まで上がるのに対して,AX59PROで使っている同期式のスイッチング回路では, MOS FETの温度は36℃以内に抑えられることとなり,極めて効率の高い制御方式 になっています。
CPU Coreの過大電流保護回路 ATX+5V/+12V/+3.3Vスイッチング電源では,過大電流保護は極めて普通に備え
られている機能ですが,残念なことに新世代のCPUやチップセットが用いている CPU Vcoreの電源は,5Vから変換して作り出しているもので,5V系の過大電流保 護は全く無意味となっております。オンボードのスイッチング・レギュレータを 持つAX5TCでは,CPU Vcoreにも15Aの過大電流保護を設け,不測の回路ショー ト事故やそれに伴うシステム破損から守るために,フルラインでの保護を図って おります。
CPU耐熱保護機能 CPU温度が一定の温度を超えるとハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソ
フトウェアを通じて,警告メッセージが出されます。
CPUとケースファン監視機能 AX59PROにはCPUやシステムのオーバーヒートを防ぐためにファンの監視機能も
備えられています。システムはこのCPUファンやケースファンに異常動作が認め られると,AOHW100ADMのハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソフ トウェアを通じてこれを報告し警報を発します。
システム電圧監視機能
1-2
概要
更にまた,AX59PROには電圧監視システムも用意されており,システムに電源の 入っている間中これをモニターし続けております。システムで使われている電源 のいずれかに,電圧が素子に決められている基準を超えると,スピーカーやADM (Advanced Desktop Manager)を通じてユーザーに警報を知らせます。
32組のCPUコアー・ボルテジ設定 このメインボードは1.3Vから3.5VまでのCPUコアー・ボルテジ(CPU Core)に対
応、将来新しく販売される色々なCPUをサポートする事が出来る。
FCCDoC証明 AX59PROは,FCCによるDoCテストを初めてパスした数少ないマザーボードの一
つです。電磁妨害電波の放射は極めて低く,ケース(筐体),ハウジングとして はどのようなものでもお使いになれます。
ユテイリテイ・ソフトウェーアの提供 AOpen ボーナス・パックCDに付属されている便利なユテイリテイ・ソフトウェ
ーア。AOHW120のハードウエア・モニター・ユーティリティ、ハードディスク待 機モード(Suspend to Hard Drive)のユーティリティ、AOCHIP、それとBIOS書き 換えのフラッシュ・ユーティリティ等を提供しております。
リセッタブル・ヒューズ AX59PROは自動復元可能なリセッタブル・ヒューズを配備しており、キーボード
USBのホットプラグに伴う一時的な過大電流から、チップセットやICの破損か ら保護します。
1-3
概要
1.1 仕様
フォーム・ファクター
ボードのサイズ
CPU
システム・メモリー
2次キャッシュ
チップセット
拡張スロット
シリアル・ポート
パラレル・ポート
フロッピー・イ ンタフェース
IDEインタフェース
USB インタフェース
PS/2マウス
ATX
305 mm x 202 mm
インテルPentiumプロセッサ P54C, PP/MT (MMX) P55C, AMD K5, K6, Cyrix 6x86/M2 および IDT C6
5V EDO 72-pin SIMM x2 個のソケットと3V EDO (Extended Data Output) および SDRAM 168-pin DIMM x3 個のソケットを備え,最大1GBまで搭載可能。
オンボードにて512KB/1MBのパイプライン・バース ト・キャッシュを搭載。
VIA Apollo MVP3 AGPセット(VT82C598AT/586B)
ISA x2, PCI x4及び AGPx1
2ポート。 UART 16C550Aコンパチブル,高速シリア ル(921kbps)通信対応、及び3つめのUARTでIR機能を 支援。
1ポート。標準パラレルポート(SPP),拡張パラレル ポート(EPP: Enhanced Parallel Port及びECP:
Extended Capabilities Port)の全規格をサポート。
3.5ドライブ(3モード: 720KB, 1.44MB及び
2.88MBフォーマット),及び 5.25ドライブ( 2モ
ード:360KB, 1.2MBフォーマット)をサポート。 2チャネル。最大4台までのIDEハードディスクまた
CDROMドライブを接続可。 モード4のバスマスター・ハードディスク,および
Ultra DMA/33モード・ハードディスクもサポート。
USBブラケットを用いて2USBポート。 BIOSにより旧規格のUSBキーボードをサポート可。 ミニDin PS/2マウス・コネクターをオンボードで。
1-4
概要
キーボード
リアルタイムクロック
RTC)とバッテリー
BIOS
目覚ましモデム
(0V Modem Wake Up)
LAN目覚まし機能 この機能をネットワークカードとネットワーク・マネ
RTC目覚ましタイマー システム自動立ち上げの日時指定可
同期型スイッチング
レギュレータ電源
過大電流保護機能
CPU耐熱保護機能
ミニDin PS/2キーボード・コネクターをオンボード で。
RTCVIA VT82C586B に内蔵。 バッテリーはリチウム(CR-2032)。
AWARDプラグ・アンド・プレイ・2Mビットフラッ シュROM BIOS, 多国語BIOS支援
モデム着信による目覚まし特別回路(特許出願中) 外付けモデムでも内蔵AOpen MP56モデムカードでも
可能。
ージメント・ソフトウエア(ADM等)が有れば、ネット ワークを通じてシステムを立ち上げる事が可能。
将来のCPUに備えて高効率の同期型スイッチング・レ ギュレータ電源を採用
CPUコア電源 15A出力に過大電流保護を設け,回路シ ョート事故に対処。
CPUが一定の温度を超えると警報を出力
ファン監視機能
システム電圧監視機能
3ピンのコネクターで、CPUやケースファンの異常が 有れば警報を出す。
システム電源(5V, 12V, 3.3V, CPU)に電圧異常の検 出された場合,警報を出力
1-5
概要
COM
1.2 0V 目覚ましモデム機能(Modem Wake Up
以下で説明する目覚ましモデム機能(Modem Wake Up)は,本当に電源を落とし た状態(電源部のファンが回っていないことでわかります)から電源復帰状態と なるものです。本マザーボードでは,従来からのグリーンPCで言うサスペンド・ モードもサポートしていますが,ここではそれには触れません。
これまでのサスペンド・モード節電機能では,システム電源は本当にはオフにし ていません。ATXのソフト・パワーオン/オフ機能と組合わせると,システムの電 源を完全にオフにした状態から,アンサー・マシンやファックスの自動送受信の ように電話の着信に自動応答することで,通電状態に復帰することが出来ます。 電源が本当にオフになっていることは電源部のファンをチェックすれば分かりま す。Modem Wake Up機能は外付けボックス型のモデムでも,あるいは内蔵モデム カードでもサポート出来ますが,外付けモデムの場合にはそのモデムの電源は常 時オンにしておく必要があります。これに対してAOpen AX59PROと内蔵モデムカ ードの組み合わせでは特許出願中の特別な回路が用意されており,電力は一切無 しでもこの目覚まし機能は適切に働きます。Modem Wake Upアプリケーションに はAOpenのモデムカード (FM56 or MP56)をお勧めするゆえんです。
電話線
ポート
外付けボックス・モデム
内蔵モデムカード
1-6
外付けモデムによる目覚まし機能
電話線
など
による目覚まし機能
概要
内蔵モデムカード(AOpen MP56)の場合:
1. BIOS setup に 入 り , Power Management à Modem Wake Up と た どって Enableを選ぶ。
2. 希望のアプリケーションを設定し,Windows 95の「スタートアップ」メニュ ーに登録するか,あるいは "Suspend to Hard Drive" 機能を使う。
3. ソフトパワースイッチを使ってシステムの電源をオフにする。
4. MP56RINGコネクターに4ピンのModem Ring-Onケーブルを取り付け,他方 のコネクタをAX59PROボード上のWKUPコネクタに挿す。
5. 電話線をMP56につなぐ。これでModem Ring-On機能は使える状態となった。
外付けボックスモデムの場合:
1. BIOS setup に 入 り , Power Management à Modem Wake Up と た ど っ て
Enableを選ぶ。
2. 希望のアプリケーションを設定し,Windows 95の「スタートアップ」メニュ
ーに登録するか,あるいは "Suspend to Hard Drive" 機能を使う。
3. ソフトパワースイッチを使ってシステムの電源をオフにする。
4. 外付けモデムにつないだRS232Cケーブルの他方のコネクターを,ボード上の
COM1またはCOM2コネクタに挿す。
5. 電話線をモデムに接続する。モデムのパワーをオンにし,以後このモデムの電
源は常時オンにしておく,これでModem Ring-On機能は使える状態となった。
ヒント: 外付けモデムからの目覚まし信号はCOM1あるい はCOM2を通じてCPUに伝えられます。内蔵モデムカード からの目覚まし信号はモデムカード上のRING端子から出 てマザーボード上のWKUP端子に導かれ伝えられます。
ヒント: アンサーマシンやファックス自動送受信のアプリ ケーションを万全なものにするには,"Suspend to Hard
Drive" "Modem Wake Up" , そ れ に " ソ フ ト ウ ェ ア Acephone"を組み合わせると良いでしょう。
注: 外付けモデムを使う場合は,電話線からの着信を逃さ ないためにはモデムの電源は常時オンにしておく必要が あります。内蔵モデムカードの場合にはこの様な条件は 付きません。
1-7
概要
1.3 システム電源監視機能
AX59PROには電圧モニターシステムが備わっています。システムの電源をオンに すると,このスマートな回路はシステムの動作電圧を監視し続けます。もしもい ずれかの電圧が素子に決められた基準を超えると,スピーカーやADM (Advanced Desktop Manager)の様なアプリケーション・ソフトウェアを通じて,ユーザーに警 報が知らされます。このシステム電源監視機能では,5V12V3.3V,および CPUのコア電源のモニターを行うもので, AOHW120ADMハードウエア・モニ ター・ユーティリティ・ソフトウェアによって自動的に機能設定され,ハードウ ェアのインストレーションは一切不要です。
1.5 ファン監視機能
合計三つのファン・コネクター有りますが、その内の二つがCPU用で、一つがケ ースファン用です。監視機能は,ファンをマザーボード上の3ピンのファン用コネ クターCPUFAN2に接続し,更にAOHW120ADM (Advanced Desktop Managerの 略で,IntelLDCMに相当するもの) ハードウエア・モニター・ユーティリティ・ ソフトウェアをインストールすることによって自動的に機能設定され,ハードウ ェアのインストレーションは一切不要です。
注: CPUファン監視機能が適切の動作するには, SENSE信号をサポートする3ピンのコネクターを 持つファンを使用してください
1-8
概要
1.6 CPU 耐熱保護機能
本マザーボードではCPUの下に特別な耐熱保護回路が用意されています。CPUが 一定の温度を超えるとCPUのスピードを自動的に落として発熱を抑え,同時に BIOSと,更にAOHW120ADM (Advanced Desktop Managerの略で,IntelLDCM に相当するもの) ハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソフトウェアがイン ストールされていればユーティリティからも,警告メッセージが出されます。
この機能はBIOSとハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソフトウェアに自 動的に組み込まれており,ハードウェアのインストレーションは必要ありませ ん。
このAOHW120やADMハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソフトウェア (オプシュン)は付属のCD-ROMからインストールする事が出来ます。ネットワー クを通じてモニターしたい場合は、ADMのご使用をお進めします。AOpenのホー ムページからでも最新版のAOHW100をダンロードする事が出来ます。
1-9
第2章
ハードウェアのインストー ル
この章では,本マザーボードのインストール(初期設定)方法について,作業の 順を追って説明します。記述されている順序に従って各節を読み進んで下さい。
注意: 静電放電(ESD)が起きると,CPUプロ セッサ,ディスクドライブ,拡張ボード,その 他の素子に損傷を与える場合があります。各素 子のインストール作業を行う前には常に,以下 に記した注意事項に気を付けるようにして下さ い。
1. 各素子は,その取り付け直前までは,静 電保護用のパッケージから取り出さない で下さい。
2. 素子を扱う際には,あらかじめアース用 のリスト・ストラップを手首にはめて, コードの先はシステム・ユニットの金属 部分に結んで下さい。リスト・ストラッ プがない場合は,静電放電を防ぐ必要の ある作業中は常に,身体がシステム・ユ ニットに接触しているようにして下さ い。
2-1
ハードウェアのインストール
JP14
PWR2
LED
COM1
PRINTER
COM2
CPUFAN2
JP25
JP23
JP6
JP5
2.1 ジャンパーとコネクターの位置
次の図は,マザーボード上のジャンパーとコネクターの位置を示しています:
I S
A
SPWR
PANEL
I S
P
A
C I 4
MODEM WKUP
HDD
BIOS
P
C
I
3
LAN WKUP
FAN
FDC
IrDA
P
P
C
C
I
I
1
2
A G P
JP24
SIMM2 SIMM1
IDE2 IDE1
USB
DIMM3 DIMM2 DIMM1
KB/PS2
CPUFAN1
2-2
ハードウェアのインストール
ジャンパー:
SW1: CPUコア電圧値設定 (Vcore)とクロック周波数倍率係数設定 JP4,JP5,JP6,JP25: CPU外部(バス)クロック選択
JP23, JP24: DRAMクロック選択 JP14: CMOSのクリアー
コネクター:
PS2: PS/2マウス・コネクター KB: PS/2キーボード・コネクター COM1: COM1コネクター COM2: COM2コネクター PRINTER: プリンタ・コネクター PWR2: AT X電源コネクター USB: USBコネクター FDC: フロッピーディスク・ドライブ・コネクター IDE1: IDE1主チャネル・コネクター IDE2: IDE2副チャネル・コネクター CPUFAN1: CPUファン・コネクター (2ピン,標準タイプ) CPUFAN2: CPUファン・コネクター (3ピン,ファン監視機能タイプ) FAN: ケースファン・コネクター (3ピン,ファン監視機能タイプ) IrDA: 赤外線ポート(IrDA) コネクター HDD LED: ハードディスク・ドライブLEDコネクター PANEL: 多機能フロントパネル・コネクター SPWR: ATX Soft-Power Switch Connector MODEM-WKUP:モデム Wake-up(目覚まし)コネクター LAN-WKUP: LAN Wake-up(目覚まし)コネクター
2-3
ハードウェアのインストール
1
1
O
N
2.2 ジャンパー
ジャンパーとは,ボード上のピンヘッダーとその2端子間を結ぶプラスチック・ キャップの組み合わせで構成されており,ハードウェアの設定をカスタマイズす るのに用います。その使用にはコンピュータのハードウェアに関して基礎的な知 識が必要ですから,ジャンパーの意味が良くお分かりにならない方は不用意に設 定を変更しないでください。ボード上の各種ジャンパーは,出荷時のままで通 常は最適な設定になっております。
マザーボード上では通常,ジャンパーの1番ピンの横に太線でマークが記されて おり,時にはピン番号が振ってある場合もあります。このプラスティック・キャ ップでピン1番と2番を結ぶ(ショートする)事を,「1-2番ピンにジャンパー をセットする」と言い,ピン間にプラスチック・キャップを取り付けていない場 合は「ジャンパーがオープンになっている」と言います。
1 2
オープン
Open
1 2
ショート
Short
2 3
1-2番ピンに
ジャンパー
2 3
2-3番ピンに
ジャンパー
このマザーボードは、DIPスウィチでCPUコア電圧値設定 (Vcore)とクロック周波 数倍率係数を設定します。DIPスウィチ設定の仕方は次の通りです。
1 2 3 4 5 6 7 8
OFF ON
2-4
2.2.1 CPU電圧の設 定
O
N
O
N
O
N
O
N
1234567
8
O
N
O
N
S4
ON OFF OFF ON OFF OFF OFF
S5
ON ON OFF OFF OFF ON ON
S6
ON ON ON OFF OFF OFF OFF
S7
ON ON ON ON ON OFF
ON
ハードウェアのインストール
S8
OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
Vcore
3.52V
3.45V
3.2V
2.9V
2.8V
2.2V
1.8V
SW1 はCPUコア電圧(Vcore) CPUクロック周波数倍率係数の
選択に用い、全部で八つのスィ ッチが有ります。その内のS4か らS8が CPUコア電圧対応で、お 使いのCPUの仕様書を参照し て、設定してください。
1 2 3 4 5 6 7 8
3.2V
K6-233
2.9V
K6-166/200 or M2
1 2 3 4 5 6 7 8
3.52V
6x86 or K5
1 2 3 4 5 6 7 8
3.45V
P54C
1 2 3 4 5 6 7 8
1 2 3 4 5 6 7 8
2.8V
PP/MT (MMX)
1 2 3 4 5 6 7 8
2.2V
K6-266/300 or K6-II
3.3V
IDT C6
2-5
ハードウェアのインストール
下の表は現時点で市場に出ているCPUについての可能な組み合わせを示していま す。新しいCPU製品が現れれば,それに対する正しい設定はこれとは異なって来 ます。詳しくはお使いのCPUの仕様を参照して下さい。
CPU
INTEL P54C INTEL PP/MT AMD K5 AMD K6-166/200 AMD K6-233 AMD K6-266/300 AMD K6-II Cyrix 6x86 Cyrix 6x86L Cyrix M2 IDT C6
タイプ 一電源 二電源 一電源 二電源 二電源 二電源 二電源 一電源 二電源 二電源 一電源
Vcore S4 S5 S6 S7 S8
3.45V OFF ON ON ON OFF
2.8V OFF OFF OFF ON OFF
3.52V ON ON ON ON OFF
2.9V ON OFF OFF ON OFF
3.2V OFF OFF ON ON OFF
2.2V OFF ON OFF OFF OFF
2.2V OFF ON OFF OFF OFF
3.52V ON ON ON ON OFF
2.8V OFF OFF OFF ON OFF
2.9V ON OFF OFF ON OFF
3.52V
3.3VONONONOFFONONONON
OFF OFF
警告: もしもインテルのPP/MT-233AMDK6-200/233をお使い の場合は,適切なCPUファンを用いるようお気を付け下さい。こ れらのCPUで要求されている放熱条件を満たせない場合にはシス テムが不安定となります。より良い空冷のためには大き目のファ ンをお使いになることをお勧めします。
ヒント: 通常,単一電源のCPUではVcpuio (CPU I/O電圧)とコア電 圧Vcoreは同じ物ですが,PP/MT (P55C)Cyrix 6x86Lのような二 電源タイプのもの で は , Vcpuio Vcore と は 異 な り , Vio
(PBSRAMやチップセット用電圧)に合わせる必要があります。. CPUが単一電源か二電源かはハードウェアの回路が自動検出しま
す。 ヒント: IDT WinChip C63.3V3.52V の二種類があります。詳
しくはお使いのCPUの仕様書を参照して下さい。
2-6
ハードウェアのインストール
将来販売されるCPUを支援する為、このメインボードは1.3Vから3.5Vまで合計35 セットのVcore設定を下の表の通り、用意しております。
Vcore
1.30V
1.35V
1.40V
1.45V
1.50V
1.55V
1.60V
1.65V
1.70V
1.75V
1.80V
1.85V
1.90V
1.95V
2.00V
2.05V
2.0V
2.1V
2.2V
2.3V
2.4V
2.5V
2.6V
2.7V
2.8V
2.9V
3.0V
3.1V
3.2V
3.3V
3.4V
3.5V
S4
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
S5
OFF OFF
ON
ON OFF OFF
ON
ON OFF OFF
ON
ON OFF OFF
ON
ON OFF OFF
ON
ON OFF OFF
ON
ON OFF OFF
ON
ON OFF OFF
ON
ON
S6
OFF OFF OFF OFF
ON ON ON
ON OFF OFF OFF OFF
ON
ON
ON
ON OFF OFF OFF OFF
ON
ON
ON
ON OFF OFF OFF OFF
ON
ON
ON
ON
S7
OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF
ON ON ON ON ON ON ON
ON OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
S8
ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON
ON OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF
2-7
ハードウェアのインストール
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
2.2.2 CPUクロック周波数 の 選 択
S1
OFF ON ON OFF ON ON OFF OFF
S2
OFF OFF ON ON OFF ON ON OFF
S3
OFF OFF OFF OFF ON ON ON ON
CPUクロック 周波数倍率係数
1.5x (3.5x) 2x
2.5x (1.75x) 3x 4x
4.5x
5x
5.5x
イ ン テ ル の Pentium Cyrix 6x86AMDK5/K6などのCPU
では,内部(コア)と外部(バ ス)の2種類の異なる周波数のク ロックを使う設計になっていま す。このコア/バスの比をSW1S1,S2,S3で設定し,CPUは外部か らのクロックにこの倍率を掛け た内部クロックを生成します。
注: インテルのPP/MT MMX 233MHzには3.5xの倍率係数を指定す るのに1.5xの設定位置を,AMDPR166には1.75xの倍率係数を指 定するのに2.5xのジャンパー設定位置を,それぞれ使います。
@@内部コア クロック周波数=倍率係数 ×外部バス クロック
1 2 3 4 5 6 7 8
3x
1 2 3 4 5 6 7 8
4x
1 2 3 4 5 6 7 8
1.5x (3.5x)
1 2 3 4 5 6 7 8
2x
1 2 3 4 5 6 7 8
2.5x (1.75x)
1 2 3 4 5 6 7 8
4.5x
1 2 3 4 5 6 7 8
5x
5.5x
2-8
ハードウェアのインストール
CPU CLK
60MHz 66MHz 68MHz 75MHz 83MHz 90MHz 100MHz 112MHz
JP4, JP5, JP6 JP25 CPUの外部(バス)クロック, AGPクロック, とPCIクロッ クの設定に用いる物です。
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
1 2
AGP CLK
60MHz 66MHz 68MHz 75MHz 56MHz 60MHz 66MHz 75MHz
PCI CLK
30MHz 33MHz 34MHz 38MHz 28MHz 30MHz 33MHz 37MHz
JP4
JP5
JP6
JP25
2-3
1-2
1-2
1-2
1-2
1-2
1-2
1-2
2-3
2-3
2-3
1-2
1-2
2-3
1-2
1-2
2-3
2-3
1-2
2-3
2-3
1-2
2-3
2-3
1-2
1-2
2-3
2-3
1-2
2-3
2-3
2-3
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
1 2
68MHz
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
1 2
60MHz
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
1 2
66MHz
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
75MHz
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
1 2
83MHz
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
2-9
ハードウェアのインストール
1 2
90MHz
JP23 JP6 JP5 JP4 JP25 JP24
1 2
100MHz
警告: VIAMVP3チップセットは最高100MHzまでの外部 CPUバスクロックをサポートしており,112MHzの設定は
内部的なテストのために用意されております。112MHzに セットすることはMVP3チップセットの仕様の範囲を逸脱 するもので,システムに深刻な損傷を起こす可能性があ ります。
注意: 以下には現時点で市場に出ているCPUに付いての可 能な組み合わせを示します。新しい CPU製品が現れれば この表は変わってきます。詳しくはお手元のCPUの仕様 を参照して下さい。
1 2
112MHz
INTEL Pentium
P54C 90 90MHz = 1.5x 60MHz OFF OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 100 100MHz = 1.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 120 120MHz = 2x 60MHz ON OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 133 133MHz = 2x 66MHz ON OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 150 150MHz = 2.5x 60MHz ON ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 166 166MHz = 2.5x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
INTEL Pentium
CPU コア
周波数
CPU コア 倍率 外部バス
倍率係数外部バス
クロック
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
2-10
ハードウェアのインストール
MMX
PP/MT 150 150MHz = 2.5x 60MHz ON ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PP/MT 166 166MHz = 2.5x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PP/MT 200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PP/MT 233 233MHz = 3.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
Cyrix 6x86 & 6x86L
P150+ 120MHz = 2x 60MHz ON OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P166+ 133MHz = 2x 66MHz ON OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P200+ 150MHz = 2x 75MHz ON OFF OFF 1-2 & 2-3 & 1-2 & 1-2
Cyrix M2
MX-PR166 150MHz = 2.5x 60MHz ON ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 MX-PR200 166MHz =
MX-PR233 200MHz =
MX-PR266 233MHz = 3.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
AMD K5
PR90 90MHz = 1.5x 60MHz OFF OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR100 100MHz = 1.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR120 90MHz = 1.5x 60MHz OFF OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR133 100MHz = 1.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR166 116MHz = 1.75x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
周波数
CPU コア
周波数
CPU コア
周波数
2.5x
150MHz=
166MHz=3x2x
CPU コア
周波数
2x
係数 クロック
倍率係数外部バス
クロック
倍率係数外部バス
クロック
66MHz 75MHz 66MHz
83.3MHz
倍率係数外部バス
クロック
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
ONONON
OFFONON
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
OFF
OFF
OFF
1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
OFF
1-2 & 2-3 & 1-2 & 1-2
OFF
1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
OFF
2-3 & 2-3 & 1-2 & 2-3
AMD K6
K6-166 166MHz = 2.5x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-233 233MHz = 3.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-266 266MHz= 4x 66MHz ON OFF ON 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-300 300MHz= 4.5x 66MHz ON ON ON 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-II 300 300MHz 3x 100MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 2-3 & 2-3
IDT C6
CPU コア
周波数
CPU コア 倍率 外部バス
倍率係数外部バス
クロック
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
2-11
ハードウェアのインストール
周波数
C6-150 150MHz = 2x 75MHz ON OFF OFF 1-2 & 2-3 & 1-2 & 1-2 C6-180 180MHz = 3x 60MHz OFF ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 C6-200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
係数 クロック
注: Cyrix 6x86M2AMD K5, K6CPUは,ベ ンチマークテストの結果をINTEL P54Cと比較出来 る様に, P-指標 (P-rating)と呼ぶ表現を用いてい ます。その内部コア周波数はCPUP-指標で示さ れた周波数とは異なります。例えば,Cyrix P166+ の内部クロックは133MHzなのですが,実際の性能 はインテルの P54C 166MHzとほとんど等しく, AMD PR133は内部では100MHzのクロックを用い つつ,パフォーマンスはINTELP54C 133MHzに ほぼ等しいのです。(内部クロックの周波数のみ では速度の比較が出来ないことから考案された指 標です)。
2.2.3 DRAM クロック
JP23
1-2 2-3
JP24
1-2 2-3
DRAM CLK
CPU CLK AGP CLK
DRAMクロックは JP23, JP24CPUクロッ
ク、それともAGPクロックにと同期するのを 決めます。
2-12
JP23 JP24
1 2
CPU CLK
JP23 JP24
1 2
AGP CLK
2.2.4 CMOSのクリアー
3
3
ハードウェアのインストール
JP14
1-2
2-3
CMOSの状態 通常動作時 (出荷時設定) CMOSクリアー時
万が一システム・パスワードを忘れてしまった 場合などには, CMOSの記憶内容を消去する必 要が生じます。このCMOSクリアーのために は,下記の手順に従って下さい。
JP14
1 2
通常動作
JP14
1 2
CMOSクリアー
(出荷時設定)
CMOSクリアーの手順:
1. システムの電源をオフにします。
2. ATXの電源ケーブルをPWR2コネクタから抜きます。
3. JP14を見付けて,ピン2-3を2~3秒間ショートさせます。
4. JP14のピン1-2を通常通りショートの状態に戻します。
5. ATXの電源ケーブルを元のPWR2コネクタに挿します。
6. システムの電源をオンに戻します。
7. 立ち上がり(ブート)時に キーを押し続ける事により,BIOSセットア ップ・ユーティリティに入り,必要であれば新しいパスワードを入力しま す。
2-13
ハードウェアのインストール
+5V
3.3V
2.3 コネクター
2.3.1 パワーケーブル
ATXの電源は下記に示す様に20ピンのコネクタを用いています。方向を間違えな いよう気を付けてつないでください。ボード上の電源コネクターにはPWR2と記 されております。
注意: パワーケーブルを抜き差しする際には、そ の前に電源がオフになっていることを確かめて 下さい。
3.3V
PWR2
5V SB
2.3.2 ATX ソフト・パワースイッチ・コネクター
ATXのソフト電源スイッチは,マザーボード上に設けられた2ピンのピンヘッ ダー・コネクタです。ATXのケースの前面パネルから出ている電源スイッチ・ケ ーブルを見つけて,その先にある2ピン・メスのコネクタを,このSPWRと記 されたソフト電源スイッチ・コネクタに挿します。
このスイッチは初期状態ではシステムの電源オン/オフ用に割り当てられており ますが,BIOS セットアップ中にある "Power Bottom Override" 機能を生かす設 定にするとサスペンド・スイッチとして働き,このスイッチを4秒以内押して から離すと,システムはサスペンド(待機・ぐっすり)モードとなります。4 秒以上押していた場合は,電源オフとなります。詳しくは3.5節の"Power Management Setup"を参照して下さい。
1 2
SPWR
2-14
ハードウェアのインストール
+12V
SENSE
GND
+12V
PS/2 Mouse
2.3.3 ファン
お使いのファンのタイプに応じて,2ピンのファン・コネクターCPUFAN1 または3ピンのCPUFAN2FANにファン用ケーブルを差します。3ピンのフ ァンにはSENSEと呼ばれる特別なピンがあり,一定間隔でファン信号を出力 しています。ファン監視機能の為にはこの3ピン式ファンの必要がありま す。
CPUFAN2 & FAN
GND
CPUFAN1
2.3.4 PS/2マウス
ボード上のPS/2マウス・コネクタは6ピンのミニDINコネクタで,PS2 MSと記さ れています。ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置です。
PCB
2-15
ハードウェアのインストール
PS/2 KB
COM1
COM2
PRINTER
2.3.5 キーボード
ボード上のPS/2キーボード・コネクタは6ピンのミニDINコネクタで, KBと記さ れています。ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置です。
PCB
2.3.6 シリアル装置 (COM1/COM2)
ボード上のシリアル・コネクタは9ピンのD-subタイプで,シリアル・ポート1のコ ネクタにはCOM1,シリアル・ポート2のコネクタにはCOM2と記されています。 ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置です。
PCB
2.3.7 プリンター
ボード上のプリンタ・コネクタは25ピンのD-subタイプで, PRINTER と記されて います。ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置です。
PCB
2-16
ハードウェアのインストール
USB
34
33
2.3.8 USB装置
USBコネクターへUSBデバイスを取り付けられます。マザーボードは、USBと記 された2つのUSBコネクターを搭載しています。
PCB
2.3.9 フロッピードライブ
ボード上でFDCと記されたコネクターに34ピンのフロッピードライブ用ケー ブルを差し込みます。
2
1
FDC
2.3.10 IDEハードディスクとCD ROM
本ボードでは, IDE1IDE2と記された2つの40ピンコネクターで IDE装置を サポートしています。 IDE1はプライマリー(主)チャネル, IDE2はセコン ダリー(副)チャネルと呼ばれ,それぞれのチャネルには2台まで,従ってト ータルでは4台までの IDE装置が接続できます。
各チャネルにつながる2台の装置は,片方がマスター・モードに,他方はスレ ーブ・モードにと,互いに補完する関係で設定する必要があります。どちら がハードディスクでも CDROMであっても構いません。いずれのモードであ るかはそれぞれの IDE装置でのジャンパー設定により決まります。お使いの ハードディスクや CDROMのマニュアルをそれぞれ参照して下さい。
最初のIDEハードディスク装置は,プライマリー・チャネルにマスターモー ドで接続して下さい。2台目の IDE 装置をこのシステムにつなぎたい場合 は,同じチャネルのスレーブとして下さい。3台目,4台目はそれぞれ,セコ ンダリー・チャネルのマスターとスレーブとなります。
2-17
ハードウェアのインストール
1
40
2
39
1
40
2
39
(3rd)
(4th)
(1st)
(2nd)
IDE2 (
)
IDE1 (
)
注意: 仕様上IDEケーブルの長さは最長で46cm (18 inches)と決められています。お使いのケーブル長がこ
れを越えることの無いようご注意下さい。 注意:信号品質を考慮すると,ケーブルの最遠端の装
置をマスターモードにし,上述した順番に従うことが 推奨されます。次図を参照して下さい。
IDE2
IDE1
セコンダリーチャンネル
スレーブ
プライマリーチャンネル
スレーブ
2.3.11 ハードディスクLED
ハードディスクLEDコネクターは,ボード上では HDD LED と記されており,ケーブル側ハウジングとしては様々なタイ プのものがつなげられるように考慮されております。実際に はLEDのためには2ピンあれば足ります。お使いのケーブル側 ハウジングが4ピンのコネクターの場合はそのまま接続できま す。2ピンタイプの場合は,その極性に応じて1-2ピン位置あ るいは3-4ピン位置でお使いください。
2-18
マスター
マスター
ピン 説明
1
HDD LED 2 3 4
GND GND
HDD LED
ハードウェアのインストール
4
4
4
スピーカー
1
11
10
20
+
+
+
+
+
1 2
-
3
-
+
HDD LED
4-ピン
コネクター
2.3.12 パネルコネクター
多機能型のパネル用コネクターは20ピンで, ボード上ではPANELと記されています。電 源表示LED,キーロック,スピーカー,リセ ットスイッチ等のためのコネクターと,右に 示すピンとの間で結びます。
キーロックと電源表示LEDは一組となって5 ピンのハウジングを持つコネクターの場合が ありますが,対応するピンはそれを考慮した 配列となっていますから,こうしたケースに も応じられます。
+
-
-
+
HDD LED
2-ピン
コネクター
ピン1-2
GND
キーロック
GND
リセット
電源
LED
スピーカー
+5V
GND
NC
1 2 3
1
10 20
PANEL
+
-
-
+
HDD LED
2-ピン
コネクター
ピン3-4
11
+5V GND Reserved GND NC NC GND NC
リセット
GND
1 2 3
キーロック
電源
LED
スピーカー
リセット
PANEL
2-19
ハードウェアのインストール
10
20
別のハウジングでは12ピンのコネク ターを用いている場合もあります が,右図の様にしてPANELコネクター
1
11
+5V
と接続できます。赤の導線は+5Vに つながっていることに注意して下さ い。
PANEL
2.3.13 IrDA赤外線ポートコネクター
IrDAは,ワイヤレスの赤外線モジュールをサポートする様に設定できるも ので,LaplinkWin95のケーブル接続(Direct Cable Connection)などのア プリケーション・ソフトウェアと組み合わせることで,ユーザーはラップ トップ,ノートブック,PDAあるいはプリンターなどとの間でファイルを やりとりできます。本ボードでは,115.2 Kbps, 2メートルの規格を持つ HPSIR19.2 KbpsASK-IR,および4Mbps 2メートルのFast IRなどをサポー トしております。
ピン 説明
赤外線モジュールはIrDAコネクターと結び, BIOSセットアップ時に赤外線機能をオンにしま す。IrDAコネクターと接続する際は,極性の 向きを間違えないように気を付けて下さい。
1 2 3 4 5 6
+5V
NC IRRX GND IRTX
NC
2-20
ハードウェアのインストール
2.3.14 Wake-up(目 覚 まし)コネクター
本マザーボードには,モデムによる目覚まし機能(0V Modem Wake-up)サポートのための特別な回路が用意され ております。内蔵モデムカード(AOpen MP56)でも外付け モデムでも構いませんが,内蔵モデムカードであればシス テムの電源が切れている時には電力を消費しないので,そ の方がお勧め出来ます。AOpenMP56の場合は,その RINGコネクターからの4ピン・ケーブルをマザーボード 上のWKUPコネクターに結びます。詳しくは附録Bの FAQをご覧下さい。
ヒント: Modem Wake-up機能ばかりでなく,赤外 線ポートからの,あるいは声による目覚ましな ど,その他多くのwakeupアプリケーションがあり ます。
1 2 3 4
WKUP
2.3.15 LAN Wake-up(目覚まし)コネクター
本マザーボードには、LAN-WKUPコネクターが用意 されて居ります。 これはモデムカードによる目覚ま し機能に似たローカル・エリア・ネットワーク(LAN) を通じた目覚まし機能です。この機能をサポートする ネットワークカードとネットワーク・マネージメン ト・ソフトウエアが必要です。.
1 2 3
ピン
1 2 3
ピン
1 2 3 4
説明
+5V SB NC RING GND
説明
+5V SB GND LID
LAN-WKUP
2-21
ハードウェアのインストール
Pin1
Pin1
168
2.4 システムメモリーの環境設定
本メインボードは EDOExtended Data Out)及 び SDRAMSynchronous DRAM)をサポートし てます。このマザーボードは72pinSIMM
(Single-in-line Memory Module) ソケット 2つ と 168PinのDIMM(Dual-in-line Memory Module)
ソケットを3つ持っており、最大 1GBまで搭載 が可能です。
このメインボードに使えるSIMMとしては,次の4種類の要素を満たす必要があ ります。
l サイズ: 片面タイプであれば 1Mx32 (4MB)4Mx32 (16MB)16Mx32
(64MB) 。 両 面 タ イ プ で あ れ ば 1Mx32x2 (8MB) 4Mx32x2 (32MB) 16Mx32x2 (128MB)であること。
l スピード:アクセスタイムは60nsか,または 70nsであること。 l タイプ: FPMFast Page Mode)か,または EDO(Extended Data Output)
あること。
l パリティ: パリティ無し(32ビット幅)か,またはパリティ付き(36ビット
幅) であること。
DIMMとしては,次の述べる5つの要素があります。
l サイズ: 片面タイプ1Mx64 (8MB), 2Mx64 (16MB), 4Mx64 (32M), 8Mx64
(64MB), 16Mx64 (128MB)と両面タイプ 1Mx64x2 (16MB), 2Mx64x2 (32MB), 4Mx64x2 (64MB), 8Mx64x2 (128MB)であること。
ヒント: 以下の事を調べると貴方の使用のDIMMが 片面か両面か調べられます。114pin129pinがつな がっているDIMMの場合はおそらく両面使いでしょ う。他は片面でしょう。次を参照して下さい。
Pin 129
Pin 114
2-22
ハードウェアのインストール
l スピ ー ド: 通常 は –12 と表 示 されて 、 クロッ ク サイク ル・タ イ ム
(ClockCycleTime)が 12ns と意味し、最大83Mhzまでのクロックに対応です。
又、SDRAM–67 と書かれていれば最大67Mhz までの対応ですです。
注意: -10 と表示された SDRAM 100 MHz のバス・クロック にて動作は可能です が、必ずとは保証出来ません。100Mhzまたは 100Mhz 以上のバス・クロック をご使用の場 合、PC100仕様を準処で製造されたSDRAM DIMM を強くお薦めします。.
l バッファー付き(Buffered)とバッファー無し(Non-Buffered): このボードはバ
ッファー無しのDIMMだけに対応。下の図の通り、ノッチの位置で区別する 事が出来ます。ノッチの位置が違うため、バッファー無しのDIMMだけがこ のボードのDIMMソケットに挿し込む事が出来ます。
Reserved
non-buffered
buffered
l 2-クロックと4-クロック: このボードは2-クロックと4-クロック信号
両方のDIMMをサポートしていますが、安定姓のため4-クロックのDIMMを お進めしま。
ヒント: 2-クロックと4-クロック信号のDIMM区別 する場合は、DIMMの79pinと163pinの信号線を確か めてください。もし走線(Trace)がメモリーチップと 接続して有れば、4-クロックのDIMMです。詳しく は、お買い元の店で。
l パリティ: このボードは標準のパリティ無し(64-bit Wide)のDIMMをサポ
ートしています。
メモリーのサイズとタイプに関してジャンパー設定は必要ありません。システム BIOSが自動検出し、今現在の状況を把握します。MVP3チップセットの制限か ら,最大のメモリー・サイズは1GBまでであることにご注意下さい。
トータルメモリサイズ=SIMM1のサイズ+ SIMM2のサイズ+ DIMM1のサイズ + DIMM2のサイズ +DIMM3サイズ
2-23
ハードウェアのインストール
注意: DIMM3SIMM1/SIMM2 (Bank 1)との信号を共用 していろ為、Bank1に片面タイプのSIMMを使う場合に は,DIMM3に片面タイプDIMMを同時使用することは問 題ありませんが,両面タイプのSIMMDIMMは,Bank1 またはDIMM3のいずれかで1個だけが許されます。
注意: EDOまたはFPMを用いた古いDIMMの中には5V 電源でのみ動作するものがあり,この場合には本ボード の DIMMソケットには多分合わない筈です。メモリーチ ップを挿入する前に,お持ちの DIMM3.3V仕様の正規 のSDRAMであることを確認して下さい。
SDRAMのパフォーマンスに影響する重要なパラメーターの一つに,CAS呼び出 し時間 (Latency Time)があります。これはEDO DRAMCASアクセスタイムと似 たもので,必要なクロックステートの数で表されます。もしもお使いのSDRAM が不安定な症状で問題になった場合には,BIOSの「Chipset Features Setup」メニ ューで「CAS Lantency Time」を3クロックに変更して下さい。
パフォーマンスを上げるためにメモリーバッファーに余裕を持っていない新世代 のチップセットでは,素子のドライブ能力に限界があります。この結果SIMMDIMMのインストールに際しては,重要な要素としてDRAMのチップ数を考慮に 入れる必要が生じます。BIOSには残念ながらチップ数が問題ないかどうかを判定 できないので,チップの数はユーザーご自身で数えて下さい。規則は簡単です。 目で見てカウントします。DIMMチップは16個よりも少ないことが必要です。
警告: MVP3チップセットは x4 SDRAMチップをサポートして いるのですが,この負荷の問題から,こうしたSDRAMをお使い になるのはお勧めできません。
ヒント: SIMM/DIMMチップのカウント方法の例を示します:
1. 32ビット,パリティ無しのSIMMで,1M x 4ビットのDRAM チップであれば,チップ数は 32/4=8。
2. 36ビット,パリティ付きのSIMMで,1M x 4ビットのDRAM チップであれば,チップ数は 36/4=9。
3. 36ビット,パリティ付きのSIMMで,1M x 4ビットと1M x 1 ビットのDRAMチップを使っていれば,チップの数は8個の データ用チップ(8= 32/4)4個のパリティ用チップ(4=4/1) で,トータル12個となる。
4. 64ビットのDIMMで,1M x 16ビットの SDRAM チップを使 っていれば,チップ数は 64/16=4。
次の表は各種のSIMMDIMMで推奨するDRAMの組合せを示します:
SI MM SIMM 片面当り 片面か チップ SIMM 推奨できるか?
2-24
ハードウェアのインストール
データ用
チップ
1M x 4 1M x 4 1M x 4 1M x 1 1Mx36 x1 12 4MB Yes 1M x 4 1M x 4 1Mx36 x1 9 4MB Yes
1M x 4 1M x 4 1Mx36 x2 18 8MB Yes 1M x 16 1M x 16 1M x 16 1M x 4 1Mx36 x1 3 4MB Yes 1M x 16 1M x 4 1Mx36 x2 6 8MB Yes
4M x 4
4M x 4
4M x 4 4M x 1 4Mx36 x1 12 16MB Yes
4M x 4 4M x 1 4Mx36 x2 24 32MB Yes
SI MM
データ用
チップ
16M x 4 16M x 4 16M x 4 16M x 4 16Mx36 x1 9 64MB 16M x 4 16M x 4 16Mx36 x2 18 128MB
パリティ 用チップ
なし なし
なし なし
なし なし
SI MM パリティ 用チップ
なし
なし
のビット数両面か
1Mx32 x1 8 4MB Yes 1Mx32 x2 16 8MB Yes
1Mx32 x1 2 4MB Yes 1Mx32 x2 4 8MB Yes
4Mx32 x1 8 16MB Yes 4Mx32 x2 16 32MB Yes
片面当り のビット
16Mx32 x1 8 64MB 16Mx32 x2 16 128MB
片面か 両面か
チップ数SI MM
サイズ
推奨できるか?
サイズ
Yes,但し未検証 Yes,但し未検証 Yes,但し未検証 Yes,但し未検証
DIMM
データ用
チップ
1M x 16 1Mx64 x1 4 8MB Yes 1M x 16 1Mx64 x2 8 16MB Yes
2M x 8 2Mx64 x1 8 16MB Yes 2M x 8 2Mx64 x2 16 32MB Yes
DIMM
データ用
チップ
片面当た
りの ビット数
片側当た
りの ビット数
片面か 両面か
片面か 両面か
チップ
チップ
DIMM
サイズ
DIMM
サイズ
推奨出来るか?
推奨出来るか?
2-25
ハードウェアのインストール
2M x 32 2Mx64 x1 2 16MB 2M x 32 2Mx64 x2 4 32MB 4M x 16 4Mx64 x1 4 32MB 4M x 16 4Mx64 x2 8 64MB
8M x 8 8Mx64 x1 8 64MB Yes 8M x 8 8Mx64 x2 16 128MB
Yes, 但し未検証 Yes, 但し未検証 Yes, 但し未検証 Yes, 但し未検証
Yes, 但し未検証.
ヒント: 8ビット=1バイト,32ビット=4バイト。 SIMMのサイズは(パリティの有無とは無関係に)データ バイトの数で表されます。たとえば1Mx4ビットのチップ を載せた片面のSIMMは1Mx32ビット,即ち1Mx4バイト= 4MB.両面のSIMMの場合は単純にこれに2を掛ける。即ち 8MBとなります。
以下のリストは,推奨出来ないDRAMの組み合わせを示します:
SI MM
データ用
チップ
1M x 1 1M x 1 1M x 1 1Mx36 x1 36 4MB No 1M x 4 1M x 1 1Mx36 x2 24 8MB No 4M x 1
4M x 1 4M x 1 4Mx36 x1 36 16MB No 16M x 1 16M x 1 16M x 1 16Mx36 x1 36 64MB No
SI MM パリティ 用チップ
なし
なし
なし
片側当り のビット
1Mx32 x1 32 4MB No
4Mx32 x1 32 16MB No
16Mx32 x1 32 64MB No
片面か 両面か
チップ数SI MM
サイズ
推奨出来るか
DIMM
データ用
チップ
4M x 4 4Mx64 x1 16 32MB No
4M x 4 4Mx64 x2 32 64MB No 16M x 4 16Mx64 x1 16 128MB No 16M x 4 16Mx64 x2 32 256MB No
片面当た
りの
ビット数
片面か 両面か
チップ数 DI MM
サイズ
推奨出来るか?
2-26
ハードウェアのインストール
100Mhzのバス・クロック上で最速のパフォーマンスと一番の安定性を求める為、 PC100仕様に準処したSDRAM DIMM のご使用をお薦めします。以下のリスト は、AOpen がテストしたPC100対応の SDRAMの一覧表です。
サイズ/タイプ メーカ 型番 片面/両面 チップ数
16M Hyundai HY57V168010CTC-10 x1 8 32M NEC D4516821AG5-A10-7JF x1 16 32M SEC KM48S2020CT-GH x2 18 32M Hyndai HY57V168010CTC-10 x2 16 32M Micron MT48LC2M8A1-08 x2 16 32M Fujitsu 81F16822D-A10-7JF x2 18 64M Mitsubishi M5M4V64S30ATP -10 x1 9 64M Fujitsu 81F64842B-103FN x1 9 64M NEC D4564841G5-A10-9JF x1 9 64M SEC KM48S8030BT-GH x1 9 64M Toshiba TC59S6408FTL-80H x1 9
メモリー・エラーのチェックとしては,パリティ・チェックとECC(Error Check and Correction)の2つの方法が行われています。このメモリーエラー・チェック
機能を利用するには,72ビットのSIMM/DIMM(64ビットのデータ+8ビットのパ リティ)を用います。パリティ用のメモリーがあるかどうかはBIOSが自動的に検 出します。
ヒント: パリティチェックでは1バイトのデータ毎に1ビット のパリティ・ビットを用い,通常は偶数パリティ・モードで使 われます。即ち,メモリー内のデータが書き換えられる都度, 各バイトが"1"のビットを偶数個持つ様にパリティビットが調節 されます。次回にこのデータが読みとられた際に,"1"のビット がもしも奇数個であった場合は,パリティ・エラーが発生した とみなされ,「単1ビットのエラー検出」と言います。
2-27
第3章
Award BIOSの設定
本章ではシステム・パラメータの設定の仕方について説明します。お手元のBIOSAWARDのフラッシュ・ユーティリティを使って最新のバージョンにアップデ ートすることも出来ます。
重要:BIOSのプログラムはマザーボードの設計の 中でも最もひんぱんに変更される部分なので,この 章で述べるBIOS情報(特に「チップセットのセッ トアップ・パラメータ」)は,お持ちのマザーボー ドに実際にインストールされていたBIOSとは少し 違っている場合があります。
3.1 Award BIOSセットアップ・メニューの開始
BIOSセットアップ・ユーティリティとは,BIOSフラッシュROMの中に入ってい る特定のプログラム・コード(ルーチン)部分を指します。このコードによって ユーザは,システム・パラメータを設定し,これを128バイトのCMOS領域に保存 する事が出来ます。このCMOS部分は通常,RTC(リアルタイム・クロック)チ ップの中か,またはメインのチップセットの中に直接用意されています。 BIOS セットアップを開始するには,POST (Power-On Self Test:電源投入時の自己診断) 中に キーを押してください。次ページのようなBIOSセットアップ・メニュー が画面に現れます。
3-1
AWARD BIOSの設定
ヒント:最適な性能を得るには,"Load Setup Defaults"(デフォルト設定値の読み込み)を選 ぶことをお勧めします。システムの負荷も軽く 速くて最高の性能を狙うのであれば,"Load Turbo Defaults"が良いでしょう。3.7節を参照し てください。
スクリーンの下段には,画面のコントロールのためのキーが説明されています。 項目(アイテム)間での移動には矢印キーを,画面のカラー設定変更には
を,設定を終了して抜けるには を,そして,抜ける前にそれまでの 変更を保存するには をそれぞれ使います。最下段には,選択されてハイライ トになっている項目についての簡単な説明が表示されます。
項目を選んだら,その選択を続けたり次のサブメニューに入るには, キー を押してください。
3-2
AWARD BIOS の設定
3.2 Standard CMOS Setup (標準CMOS設定)
"Standard CMOS Setup"(標準的なCMOSセットアップ)では,日付,時刻,ハー ドディスクのタイプと言った基本的なシステム・パラメータを設定します。矢印 キーを使って項目をハイライトさせ,次にその値を選択するのには または
キーを用います。
Standard CMOS à Date  (日付 の 設 定 )
日付をセットするには,Dateのパラメータをハイライトし, または 使って今日の日付に合わせます。日付のフォーマットは月,日,年(mmddyy)で す。
Standard CMOS à Time  (時刻 の 設 定 )
時刻をセットするには,Timeのパラメータをハイライトし, または 使って,時,分,秒(hhmmss)のフォーマットで現在の時刻に合わせます。24時 間制の表現を用います。
3-3
AWARD BIOSの設定
Standard CMOS à Primary Master à Type (ハードディスクの Standard CMOS à Primary Slave à Type  タイプ設定) Standard CMOS à Secondary Master à Type
Standard CMOS à Secondary Slave à Type
Type
Auto User None 1 2 ... 45
ここではシステムのサポートしているIDEハードディスクのパ ラメータを選択します。サイズ(容量),シリンダー数,ヘッ ド数,プリコンペンセーションの開始シリンダー番号,待機時 ヘッド位置(ヘッド・ランディングゾーンのシリンダー番号), トラック当たりのセクター数などがその内容です。デフォルト の設定は Autoで,この場合BIOSはインストールされているハ ードディスクのパラメータ群を,POST時に自動的に検出しま す。ご自分で違う値にセットしたい場合は,Userを選んでくだ さい。システムにハードディスクの無い場合はNoneを選びま す。
IDECDROMは常に自動検出となっています。
ヒント:IDEハードディスクに対しては,ドライ ブの仕様を自動的に入力するために "IDE HDD
Auto Detection"を選ぶことをお勧めします。 "IDE HDD Auto Detection"の項を参照。
Standard CMOS à Primary Master à Mode (ハードディスクの Standard CMOS à Primary Slave à  Mode  モード設定) Standard CMOS à Secondary Master à Mode
Standard CMOS à Secondary Slave à  Mode
Mode
Auto Normal LBA Large
システムが528MB以上の容量を持つハードディスクを使える ためにはIDEの強化された(enhanced)仕様を適用します。こ れは論理ブロックアドレス(LBALogical Block Address)モー ドと呼ばれるアドレス変換方式を用いるもので,現在市場に出 ているIDEハードディスクでは,大容量サポートの理由から標 準的なフィーチャーとなっています。ハードディスクがLBA モード・オンでフォーマットしてある場合には, LBAオフで 立ち上げる(ブートする)事は出来ないことにご注意くださ い。
3-4
AWARD BIOS の設定
Standard CMOS à Drive A  (フロッピードライブのタイプ) Standard CMOS à Drive B
Drive A
None 360KB 5.25"
1.2MB 5.25" 720KB 3.5"
1.44MB 3.5"
2.88MB 3.5"
フロッピードライブのタイプを指定します。このマザーボ ードのサポートしているフロッピードライブのタイプは左 記の表の通りです。
Standard CMOS à Video  (ビデオカードの設定)
Video
EGA/VGA CGA40 CGA80 Mono
使用するビデオカードのタイプを指定します。最近のPC ではもっぱらVGAだけが使われている事から,デフォル トの設定値はVGA/EGAとなっています。この選択画面は ほとんど無意味になりつつあるので,将来の版では削除 の予定です。
Standard CMOS à Halt On  (エラー・ストップの設定)
Halt On
No Errors All Errors All, But Keyboard All, But Diskette All, But Disk/Key
このパラメータを使うと,POST(電源投入時の自動診断) でエラーの検出された場合に,どんな条件でシステム停止に するかを決める事が出来ます。
3-5
AWARD BIOSの設定
3.3 BIOS Features Setup (BIOSフィーチャーの設定)
メインのメニューで2番目の"BIOS Features Setup"を選ぶと,この画面に変わりま す。
BIOS Features à Virus Warning  (ウィルスの検出と警告)
Virus Warning
Enabled Disabled
 (この画面の出た時,危険な書き込みを拒絶するには"N"をタイプします)。
Type "Y" to accept write, or "N" to abort write
3-6
ウィルスの侵入が検出された場合に警告メッセージを出すよう にするには,このパラメータをEnabledにします。これによりウ ィルスがハードディスクのブート・セクターとパーティショ ン・テーブルに侵入するのを防ごうとするものです。
ブート時にハードディスクのブート・セクターに対して書き込 みをしようとするとシステムを止め,次の警告メッセージを表 示します。問題を突き止めるためにはウイルス対策プログラム (anti-virus programs)を実行してください。
! WARNING!
Disk Boot Sector is to be modified
Award Software, Inc.
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à External Cache  (外部キャッシュ)
External Cache
Enabled Disabled
(現在はPBSRAMになっている)二次キャッシュを有効にす るには,このパラメータをEnabledにします。Disabledにする とシステムは遅くなります。問題があって調査診断の目的の 場合以外は,Enabled にしておくことをお勧めします。
BIOS Features à Power-On Self-Test  (電源 投 入 時 自 己 診 断 )
Quick Power-on Self-test
Enabled Disabled
 このパラメータをEnabledにすると,通常時にチェッ クしている項目を省くことにより,POSTに要する時間 が短縮されます。
BIOS Features à Boot Sequence  (ブート時のサーチ順序)
Boot Sequence
A,C,SCSI C,A,SCSI C,CDROM,A CDROM,C,A D,A,SCSI E,A,SCSI F,A,SCSI SCSI,A,C SCSI,C,A C only LS/ZIP,C
このパラメータによって,ブートアップ時のサーチの順序を 指定することが出来ます。ハードディスクのIDは次の通り です:
C: プライマリー(主)チャネルのマスター装置 D: プライマリー(主)チャネルのスレーブ装置 E: セコンダリー(副)チャネルのマスター装置 F: セコンダリー(副)チャネルのスレーブ装置 LS: LS120 Zip: IOMEGA ZIPドライブ
BIOS Features à Swap Floppy Drive  (フロッピードライブの交換)
Swap Floppy Drive
Enabled Disabled
この項目でフロッピードライブの指定を交換させることが 出来ます。例えば,AとBの2台のフロッピードライブがある 場合,1番目をBにして,2番目をAにする,あるいはその逆 に設定することが出来ます。
3-7
AWARD BIOSの設定
BIOS Features à Memory Parity/ECC Check
(メモリー パリティ/ECC機能)
Memory Parity/ECC Check
Enabled Disabled
メモリーのパリティ/ECC機能を有効にするには,この パラメータをEnabledにします。
BIOS Features à Boot-up NumLock Status (ブート時NumLock
Boot-up NumLock Status
On Off
このパラメータをOnにすると,テンキー部の機能は数 字キーモードになります。Offにすると数字キーとして ではなく,カーソル制御の機能に変わります。
BIOS Features à Typematic Rate Setting  (キーのリピート機能 )
Typematic Rate Setting
Enabled Disabled
キーボードのリピート機能をオンにしたりオフにし たり出来ます。Enabledになっていると,キーボード 上のキーを押したままにしていると同じキーを何度 もタイプするのと同様の動きになります。
BIOS Features à Typematic Rate  (キーのリピート速度)
Typematic Rate
6 8 10 12 15 20 24 30
上の設定でキーのリピート機能がオンとなってい る場合,自動的に生成されるキーの打ち込みスピ ードを指定できます。デフォルトの設定では,30 文字/秒となっています。
BIOS Features à Typematic Delay  (リピート開始遅れ)
Typematic Delay
250 500 750 1000
3-8
先の設定でキーのリピート機能がオンとなっている 場合,最初に実際にキーを押した時から自動的なキー リピート機能が始まって2番目のキーが自動生成され るまでの時間遅れを指定します。選べる値は250, 500, 750,及び1000 msecとなっています。
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à Security Option  (セキュリティ・オプション)
Security Option
Setup System
この画面でSystemのオプションを選ぶと,システムのブ ートやBIOSのセットアップ操作に対してアクセス制限 を行います。ブートアップの都度,画面にはパスワード を入れるよう求めるプロンプトが現れます。
Setupのオプションでは,BIOSのセットアップ操作に対 してのみアクセス制限を行います。
このセキュリティ機能をオフにするには,メイン画面の パスワード設定メニューを選び,パスワードとしては何 も入力せずにただ<Enter>キーを押します。
BIOS Features à PCI/VGA Palette Snoop
PCI/VGA Palette Snoop
Enabled Disabled
この項をEnabledにすると,パレット・レジスターに変 更が加えられた時にPCI VGAカードが反応せず(従っ てコンフリクトも生じず),通信の信号に対しては応 答すること無しにデータを受け入れるようセットし ます。これは例えばMPEGやビデオ・キャプチャーな どの2枚のディスプレイ・カードが同じパレット・ア ドレスを使用しており,同時にPCIバスにつながって いる場合にのみ効果があります。この場合PCI VGAカ ードは黙っていますが,MPEG/ビデオ・キャプチャ ー・カードは通常機能にセットしておきます。
BIOS Features à OS Select for DRAM > 64MB  (OS/2使用 )
OS Select for DRAM > 64MB
OS/2 Non-OS/2
OS/2のオペレーティング・システムをお使い
で,64 MB以上のメモリーのある場合には, ここでOS/2の方を指定してください。
BIOS Features à Video BIOS Shadow  (Video BIOSシャドウ)
Video BIOS Shadow
Enabled Disabled
VGA BIOSシャドウとは,ビデオ・ディスプレ
イ・カードのBIOSDRAM領域にコピーして, システムのパフォーマンス(性能)を上げようと するものです。これはDRAMのアクセス・タイム がROMよりも速いからです。
3-9
AWARD BIOSの設定
BIOS Features à C800-CBFF Shadow  (シャドウ領域) BIOS Features à CC00-CFFF Shadow BIOS Features à D000-D3FF Shadow BIOS Features à D400-D7FF Shadow BIOS Features à D800-DBFF Shadow BIOS Features à DC00-DFFF Shadow
C8000-CBFFF Shadow
Enabled Disabled
ここに上げた6項目は,ROM内のコードを他の拡 張カードに シャドウさせるものです。このパラ メータをセットするには,前もってROMコード の特定アドレスを知っている必要があります。 その情報を持っていない場合には,ここのROM シャドウ設定をすべて, Enabledとしてくださ い。
注: セグメントF000E000は,BIOSコードがこ こを占めているので,常にシャドウ領域となり ます。
3-10
AWARD BIOS の設定
3.4 Chipset Features Setup (チップセット機能の設定)
"Chipset Features Setup"(チップセット機能の設定)には,チップセットに依存す る機能の設定項目が集められており,システム性能に密接に関連しております。
注意: ここでの内容を少しでも変更される場合 には,その内容を充分にわかっていると自信を 持って言えるかどうかご注意ください。システ ムの性能をアップさせるためにここのパラメー タ設定を変えることは自由です。ただし,その 変更が本システムの構成や他の設定に対して正 しくない場合には,システムが不安定になる場 合があります。
3-11
AWARD BIOSの設定
Chipset Features à Bank 0/1 Timing Chipset Features à Bank 2/3 Timing Chipset Features à Bank 4/5 Timing
DRAM Timing
60 ns 70 ns
DRAMのタイミング関連パラメータには,60ns系と 70ns系の2セットが用意されており,この区別を指定す ると後はBIOSが自動的にセットします。
Chipset Features à SDRAM CAS Latency
SDRAM CAS Latency
2 3
ここではSDRAMの、「CAS Latency」のタイミングを、 クロック換算で規定するもので、SDRAM のパフォー マンスに影響する重要なパラメータです。デフォルト では2クロックとなっておりますが、もしもSDRAMの 動作が不安定という場合には、この設定を2から3に変 えてみることが考えられます。
Chipset Features à DRAM Read Pipeline
DRAM Read Pipeline
Enabled Disabled
この項目によってDRAM Read Pipelineを有効、無効に する事が出来ます。
Chipset Features à Cache Rd+CPU Wt Pipeline
Cache Rd+CPU Wt Pipeline
Enabled Disabled
この項目によってCache ReadCPU Write Pipelineを有 効、無効にする事が出来ます。
3-12
AWARD BIOS の設定
Chipset Features à AGP Aperture Size (MB)
AGP Aperture Size (MB)
4 8 16 32 64 128 256
Graphic Apertureの有効なサイズを選択します。
Chipset Features à CPU to PCI Write Buffer
CPU to PCI Write Buffer
Enabled Disabled
この項目によってCPU to PCI Write Bufferを有効、無効 にする事が出来ます。
Chipset Features à PCI Dynamic Bursting
PCI Dynamic Bursting
Enabled Disabled
この項目によってPCI Dynamic Burstingを有効、無効に する事が出来ます。
Chipset Features à PCI Master 0 WS Write
PCI Master 0 WS Write
Enabled Disabled
この項目によって PCI Master 0 Wait State Writeを有 効、無効にする事が出来ます。
3-13
AWARD BIOSの設定
Chipset Features à PCI Delayed Transaction
PCI Delayed Transaction
Enabled Disabled
Delayed Transaction機能を制御するのに用います。こち
らはPCIサイクルからISAバスへの,或いはその逆順の ケースで必要となる latency要請に合わせるのに用いま す。 ISAカードの互換性に問題のある場合に,イネー ブル,あるいはディスエーブルにして見てください。
Chipset Features à PCI Master Read Prefetch
PCI Master Read Prefetch
Enabled Disabled
この項目によって PCI Master Read Prefetchを有効、無 効にする事が出来ます。
Chipset Features à PCI#2 Access #1 Retry
PCI#2 Access #1 Retry
Enabled Disabled
この項目によって PCI #2 Access #1 Retryを有効、無効 にする事が出来ます。
Chipset Features à AGP Master 1 WS Write
AGP Master 1 WS Write
Enabled Disabled
この項目によって AGP Master 1 Wait State Writeを有 効、無効にする事が出来ます。
Chipset Features à AGP Master 1 WS Read
AGP Master 1 WS Read
Enabled Disabled
この項目によって AGP Master 1 Wait State Readを有 効、無効にする事が出来ます。
Chipset Features à Video BIOS Cacheable
Video BIOS Cacheable
Enabled Disabled
3-14
ビデオのBIOSコードがキャッシュされ,ビデオの パフォーマンスが更に向上する可能性が生まれま す。
AWARD BIOS の設定
Chipset Features à System BIOS Cacheable
System BIOS Cacheable
Enabled Disabled
この項をEnabledにすると,システム BIOSのコー ドがキャッシュされ,システムのパフォーマンス が更に向上する可能性が生まれます。
Chipset Features à Memory Hole At 15M-16M
Memory Hole At 15M-16M
Enabled Disabled
この項目を使って,システムメモリーの特定領域 を特別な ISAカード用に確保することが出来ま す。チップセットはこの領域のコードやデータ は, ISAバスから直接アクセスします。これは通 常,いわゆるメモリーに割り付けた(memory mapped I/Oカードに使います。
3-15
AWARD BIOSの設定
3.5 Power Management Setup  (節電機能の設定)
節電管理の設定画面では,本マザーボードの持っているグリーン・パワー機能を 制御することが出来ます。次の画面を見てください。
Power Management à Power Management  (節電 管 理 )
Power Management
Max Saving Mix Saving User Defined Disabled
モード ドーズ
最少節電 1時間 1 時間 1 時間 15分 最大節電 1 1 1 1
3-16
ここではデフォルトでの節電モードパラメータを設定 します。節電機能を全く使わない場合はDisable にしま す。カスタム仕様にする場合はUser Defined を選んでく ださい。 以下でドーズ(Doze)とは「うとうと」状態を,スタ ンバイ(Standby)は「すやすや」,サスペンド(Suspend) は「ぐっすり」モードと言った感じです。
うとうと
スタンバイ
すやすや
サスペンド
ぐっすり
HDDの電源断
AWARD BIOS の設定
Power Management à PM Controlled by APM ( APM任せ)
PM Controlled by APM
Yes No
先のメニューで"Max Saving"(最大節電)を選んだ場 合には,こちらの項目をオンにして,節電の制御を APM (Advanced Power Management)に任せることで節 電機能をさらに強化することが出来ます。例えば, CPUの内部クロックを止めることまでします。
Power Management à Video Off After  (ビデオの節電時)
Video Off After
Always On All Modes Off Suspend Off Susp, Standby Off
どの節電モードでモニターを消すのかを指定しま す。
Power Management à Power Bottom Override
Power Bottom Override
Disabled Enabled
これはACPIの仕様であり,ハードウェアがサポートす る機能です。Enabledにセットされると,前面パネル上 のソフトパワースイッチは電源オン/サスペンド/電源 オフの切り替えに使えます。電源オン中に4秒以内でこ のスイッチが押されるとシステムはサスペンド(ぐっ すりモード)状態となり,4秒以上押されると電源をオ フにします。デフォルトではDisabledとなっており,ソ フトパワースイッチは電源オン/オフの切り替えだけに なっており,4秒押す必要も無ければサスペンド状態も ありません。
Power Management à HDD Power Down (ハードディスク停止)
HDD Power Down
Disabled 1 Min
.....
15 Min
ここでは,IDEハードディスク・ドライブにどの程度の 時間アイドル状態が続くと,その電源を落とすのかを 指定します。この項目は先の「すやすや」「ぐっすり」節 電状態とは独立に設定されます。
3-17
AWARD BIOSの設定
Power Management à Doze Mode  (うとうとモード)
Doze Mode
Disabled 1 Min 2 Min 4 Min 8 Min 12 Min 20 Min 30 Min 40 Min 1 Hour
システムが Doze(うたた寝・いねむり・うとうと)モ ードに入るまでの経過時間を指定します。このモード ではCPUのクロックは遅くなっており,その低下率は "Throttle Duty Cycle"(スロットル・デューティ・サイ クル)で規定されています。何らかの活動が検出され るとシステムは全速稼動(エンジン全開)状態に戻り ます。このシステムの活動状態(イベント)検出は, 割込み信号IRQのモニターによって行います。
Power Management à Suspend Mode (ぐっすりモード)
Suspend Mode
Disabled 1 Min 2 Min 4 Min 8 Min 12 Min 20 Min 30 Min 40 Min 1 Hour
システムがSuspend(サスペンド,ぐっすり)モードに 入るまでの経過時間を指定します。このぐっすりモー ドには,"Power On Suspend""Suspend to Hard Drive"2種類があって,"Suspend Mode Option"(ぐっすりモ ード・オプション)で指定されます。
Power Management à VGA Power Management à LPT & COM Power Management à HDD & FDD Power Management à DMA/Master
COM Ports Activity
ON OFF
3-18
ここでは電源断状態に移行のために、COMポート, LPT ポート, HDD, VGA, DMA での活動状況検出を行うか どうかを設定します。
AWARD BIOS の設定
Power Management à Modem WakeUp (目覚ましモデム)
Modem WakeUp
Disabled Enabled
本マザーボードにはAOpen独自の特別回路部分(特許申 請中)が搭載されており,モデムにかかってきた呼信号 を検出して(緩やかな)電源断状態から通常状態に起 こす機能を持っています。アプリケーションとしては 自動応答装置(アンサー・マシン)やファックスの送 受信が最も考えられます。従来のグリーンPCのサスペ ンド・モードとは違って,システムの電源は本当に落 としているものです。(電源部のファンが止まってい ることで 確かめられます)。この目覚ましモデム機能 (modem ring-on)には,外付けタイプのモデムでも
AOpenMP56/F56内蔵モデムカードでも使えますが, MP56/F56であればマザーボードと共同の特別回路によ
り,このモデムやシステムの電源を共に落としておけ ることから,こちらをお勧めします。
Power Management à RTC WakeUp Timer
RTC WakeUp Timer
Disabled Wake Up Power Off
目覚ましリアルタイム・クロック・タイマー(RTC WakeUp Timer)機能では,システムを指定の日時に起 こす設定が出来ます。この日時指定には"WakeUp Date (of Month)""WakeUp Time (hh:mm:ss)"を用います。自 動パワーオフのためには,"Doze Mode" + "Standby Mode" + "Suspend Mode"のアイドル時間設定により,シ
ステムに何のイベント(活動)も検出されなくなって から電源を落とすまでの時間をセット出来ます。
Power Management à WakeUp Date (of Month)
Date (of Month) Alarm
0 1 2
......
30 31
この項では電源を入れる(目を覚ます)日,又は電源 を切る(眠りに入る)日を指定します。0にセットする と「毎日」を指定することになります。
3-19
AWARD BIOSの設定
Power Management à Wake Up Time (hh:mm:ss)
Time (hh:mm:ss) Alarm
07:00:00 .. : .. : ..
この項では電源を入れる(目を覚ます)時刻,又は電 源を切る(眠りに入る)時刻を指定します。入力のフ ォーマットは時分秒で,24時間制を用います。
Power Management à Primary INTR
Primary
ON OFF
IRQ3-15NMI等の割り込みイベントを監視するかど
うかを設定します。通常は、ネットワークカードに使 用します。
Power Management à IRQ [3-15]
IRQ [3-15],NMI
Primary Secondary Disabled
PrimaryDisabedのオプションで各割り込みイベント
を検出するかどうかを設定します。Secondaryオプシ ョンが選択された場合、イベント検出後、システムは 2msだけ全速稼動状態に戻り、またすぐに節電モード に戻ります。
Power Management à Primary IDE 0 Power Management à Primary IDE 1 Power Management à Secondary IDE 0 Power Management à Secondary IDE 1 Power Management à Floppy Disk Power Management à Serial Port Power Management à Parallel Port
Primary IDE 0
Enabled Disabled
3-20
同じように電源断移行の判断材料としてIDEハードデ ィスク、フロッピー、シリアル、あるいはパラレルポ ートの活動を監視するかどうかを指定します。実際に はこれは、I/Oaddressポートへの/からの read/write 信号を検出するものです。
AWARD BIOS の設定
3.6 PNP/PCI Configuration Setup ( PNP/PCIの設定)
PNP/PCIの設定画面では,システムにインストールされているISAPCIの装置に 関する設定を行います。メインの画面で"PNP/PCI Configuration Setup"を選ぶと, 次のメニュー画面が現れます。(PNPPlug&Playです)。
PNP/PCI Configuration à PnP OS Installed  ( PnPのOS任せ )
PnP OS Installed
Yes No
通常の場合PnP(プラグ・アンド・プレイ)に必要な資 源は,POST (電源投入時自動診断)時にBIOSが自動割 り付けを行っております。Windows 95などのPnPを サポートしているオペレーティング・システムをお 使いの場合は,この項をYesにすると,BIOSは VGA/IDEやSCSIなどのブートアップ(立ち上げ)に必 要な資源だけを組み込んで,その他のシステム資源 の割り付け設定は PnPオペレーティング・システム に任せるようになります。
3-21
AWARD BIOSの設定
PNP/PCI Configuration à Resources Controlled By (資源制御)
Resources Controlled by
Auto Manual
この項をManualにすると,ISAPCIの装置に対する IRQDMAの割り付けを,ユーザーが個別に設定で
きます。自動設定に任せるにはAutoにします。
PNP/PCI Configuration à Reset Configuration Data(設定解除)
Reset Configuration Data
Enabled Disabled
上のメニューで,非自動設定を選んでIRQなどのシ ステム設定を個別に行った後,もしも指定の衝突な どの不具合の起こった場合には,この項をEnabled にするとシステムは自動的に,ユーザーによる設定 内容をリセットして,また改めてIRQの設定が出来 るようにします。
PNP/PCI Configuration à IRQ3 (COM2)  (PNP対応/非対応) PNP/PCI Configuration à IRQ4 (COM1) PNP/PCI Configuration à IRQ5 (Network/Sound or Others) PNP/PCI Configuration à IRQ7 (Printer or Others) PNP/PCI Configuration à IRQ9 (Video or Others) PNP/PCI Configuration à IRQ10 (SCSI or Others) PNP/PCI Configuration à IRQ11 (SCSI or Others) PNP/PCI Configuration à IRQ12 (PS/2 Mouse) PNP/PCI Configuration à IRQ14 (IDE1) PNP/PCI Configuration à IRQ15 (IDE2)
IRQ 3
Legacy ISA PCI/ISA PnP
3-22
お手元のISAカードがPnP対応でなく,それを用いる には特別なIRQ設定を要する場合には,その選んだ IRQについてはこのメニューでLegacy ISAにセット します。これによりPnP BIOSは,指定のIRQをこの legacy ISAカード用に確保して,自動割り付けをし ないように計らいます。デフォルトはPCI/ISA PnP です。ちなみにPCIカードは,(初期の PCI IDEカー ドを除けば),すべてPnP互換になっています。
PNP/PCI Configuration à DMA 0 PNP/PCI Configuration à DMA 1 PNP/PCI Configuration à DMA 3 PNP/PCI Configuration à DMA 5 PNP/PCI Configuration à DMA 6 PNP/PCI Configuration à DMA 7
AWARD BIOS の設定
DMA 0
Legacy ISA PCI/ISA PnP
お手元のISAカードがPnP対応でなく,それを用いる には特別な DMAチャネルの設定を要する場合には, その選んだDMAチャネルについてはこのメニューで Legacy ISAにセットします。これによりPnP BIOSは, 指定の DMAチャネルをこのlegacy ISAカード用に確 保します。デフォルトはPCI/ISA PnPです。ちなみに PCIカードはDMAチャネルを必要としません。
PNP/PCI Configuration à PCI Slot1 IRQ (Right) PNP/PCI Configuration à PCI Slot2 IRQ PNP/PCI Configuration à PCI Slot3 IRQ PNP/PCI Configuration à PCI Slot4 IRQ (Left)
PCI Slot1 IRQ
3 4 5 7 9 10 11 12 14 15 Auto
PCI スロット上にで使われてるPCIカードのIRQ”Auto”PnP仕様に準処し、自動に割り当てます が、手動でもそれぞれのスロットに必要なIRQを設 定する事が出来ます。
この設定は、エンジニアー用で、デフォルト”Auto” のご使用をお薦めします。
3-23
AWARD BIOSの設定
3.7 Load Setup Defaults  (デフォルト設定値の ロード)
"Load Setup Defaults"オプションでは,最適なシステム性能を得るために用意され た最適設定値のセットを読み込みます。ここで言う「最適設定」とは次の「ターボ 設定」よりは比較的安全性を見込んだものです。 あなたのシステムが充分なメモ リーを積んでおり,多くのアドオン・カードを具えている場合,(例えば両面の 16MB DIMM 2個とSCSI ,それにネットワーク・カードでPCIISAのスロットを 占有したファイル・サーバーでは),この最適設定を用いることをお勧めします。
このマザーボードにおいては,最適とは一番遅い設定ではありません。もしもシ ステムが不安定でそれを確認する必要のある場合には,最低速ではあるが最も無 難な設定とするためには,"BIOS Features Setup"と"Chipset Features Setup"で扱われ ているパラメータを個々にセットしてみると良いでしょう。
3.8 Load Turbo Defaults  (ターボ・デフォルトのロード)
"Load Turbo Defaults"オプションは,「最適値」よりは良いパフォーマンスが得られ ます。ただし,「ターボ値」はこのマザーボードにとって最上の設定ではないかも 知れませんが,当社AOpenの開発部門と品質保証部門では,特にシステムにアド オン・カードやメモリーがそれ程多くはない場合,(例えば1枚のVGA/サウンド・ ボードと2個のDIMMと言った構成の時),これが充分に信頼できる設定値である ことを確認しております。
最高のシステム・パフォーマンスを達成するには,独自の設定を得るために "Chipset Features Setup" でパラメータを個別に設定すると良いでしょう。チップセ ット・メニューでの各機能について知識があり理解していることが必要です。最 適設定に対してターボ設定の性能アップは,チップセットとアプリケーションに もよりますが,おおむね3%から10%程度です。
3-24
AWARD BIOS の設定
3.9 Integrated Peripherals  周辺装置の設定
メイン・メニューから"Integrated Peripherals"を選ぶと,次の画面になります。こ こでは入出力の機能を設定します。
Integrated Peripherals à OnChip IDE First Channel Integrated Peripherals à OnChip IDE Second Channel
OnChip IDE First Channel
Enabled Disabled
このパラメータでは,プライマリー・チャネル IDEの コネ クタに 結ばれ たIDE 装 置 をEnabled に したり Disabledにします。
Integrated Peripherals à IDE Prefetch Mode
IDE Prefetch Mode
Enabled Disabled
この項目によってIDE Prefetch Modeを有効、無効にす る事が出来ます。
3-25
AWARD BIOSの設定
Integrated Peripherals à IDE HDD Block Mode
IDE HDD Block Mode
Enabled Disabled
この機能を使うと,複数セクターに渡るデータ転送を 許すことでセクター毎の割り込み処理時間を無くし, これによってディスクの性能を向上させることが出来 ます。古い設計のものを除いて大抵のIDEドライブは, この機能をサポートしています。
Integrated Peripherals à IDE Primary Master PIO Integrated Peripherals à IDE Primary Slave PIO Integrated Peripherals à IDE Secondary Master PIO Integrated Peripherals à IDE Secondary Slave PIO
IDE Primary Master PIO
Auto Mode 1 Mode 2 Mode 3 Mode 4
この項をAutoにすると,ハードディスクのデータ 転送スピードの自動検出機能を生かすことが出来 ます。PIOモードはハードディスク・ドライブのデ ータ転送レートを指定します。例えばモード0の転 送レートは3.3MB/s,モード15.2MB/s,モード28.3MB/s,モード311.1MB/s,そしてモード4で は16.6MB/sとなっています。もしもハードディスク の性能が不安定になるようであれば,もう少し遅い モードの設定にマニュアルで変えてみると良いで しょう。
注意: どのチャネルでも最初のIDE装置は,その IDEケーブルの一番遠い端のコネクタにつなぐ ことが推奨されています。 IDE装置のつなぎ方 に関して詳しくは,2.3節「コネクタ」を参照して ください。
3-26
AWARD BIOS の設定
Integrated Peripherals à IDE Primary Master UDMA Integrated Peripherals à IDE Primary Slave UDMA Integrated Peripherals à IDE Secondary Master UDMA Integrated Peripherals à IDE Secondary Slave UDMA
IDE Primary Master UDMA
Auto Disabled
この項では、プライマリーIDE コネクターにつな がっているハードディスク装置がサポートして いるUltra DMA/33モードをどう使うかを決めま す。
Integrated Peripherals à On-Chip Primary PCI IDE Integrated Peripherals à On-Chip Secondary PCI IDE
On-Chip Primary PCI IDE
Enabled Disabled
このパラメータでは,プライマリー・チャネル IDE のコネクタに結ばれたIDE装置をEnabledにした りDisabledにします。
Integrated Peripherals à USB Controller
USB Controller
Enabled Disabled
USB装置はこの項目によって有効、無効となりま
す。
Integrated Peripherals à USB Legacy Support
USB Legacy Support
Enabled Disabled
ここではオンボードのBIOS内にあるUSBキーボー ド・ドライバーを EnabledにしたりDisabledにしま す。このキーボード・ドライバーは従来のキーボー ド(legacy keyboard)コマンドがそのまま使えるように シミュレートし,さらに,オペレーティング・シス テム中にUSBドライバーの含まれていない場合に は,USBキーボードをPOST(電源投入時自動診断)中 でもまたはブート後にも使えるようにします。
注意: USBドライバーとUSB legacy keyboardの両方 を同時に使うことは出来ません。OSの中にUSBドラ イバーが入っている場合は,"USB Legacy Support"Disableにします。
3-27
AWARD BIOSの設定
Integrated Peripherals à Onboard FDC Controller
Onboard FDC Controller
Enabled Disabled
このパラメータをEnabledにすると,お持ちのフロ ッピー・ドライブを独立の制御カードにではなくて オンボードのフロッピー用コネクタにつなぐことが 出来ます。この制御カードをお使いになりたい場合 にはこの設定をDisabledにします。
Integrated Peripherals à Onboard Serial Port 1 Integrated Peripherals à Onboard Serial Port 2
Onboard Serial Port 1
Auto 3F8/IRQ4 2F8/IRQ3 3E8/IRQ4 2E8/IRQ3 Disabled
このメニューでは,オンボードの2シリアル・ポート それぞれのアドレスと割り込みを指定できます。デ フォルトはAutoです。
注:ネットワーク・カードをお使いの場合には,割り込み がかち合わないようにご注意ください。
Integrated Peripherals à Onboard UART 2 Mode
Onboard UART 2 Mode
Standard HPSIR ASKIR
1. Standard - シリアルポート2を普通のモードにします。デフォルトの
設定となっています。
2. HPSIR - この設定は赤外線モジュールをIrDAコネクタ経由でつないだ場
合に選んで下さい。(2.3節「コネクタ」を参照)。 このHPSIR設定では最高 転送レート115K bpsでの赤外線シリアル通信が可能となります。
3. ASKIR - この設定は,赤外線モジュールをIrDAコネクタ経由でつないだ
場合に選べます。(2.3節「コネクタ」を参照)。 このASKIR設定では最高転 送レ ー ト 19.2K bps で の 赤 外 線 シ リア ル 通 信 が 可 能 とな り ま す 。
この項は上記の "Onboard UART 2"enabled にセッ トされている場合に限って設定可能となります。シ リアルポート2のモードを指定します。可能な設定は 以下の通りです:
3-28
AWARD BIOS の設定
Integrated Peripherals à Onboard Parallel Port
Onboard Parallel Port
3BC/IRQ7 378/IRQ7 278/IRQ5 Disabled
ここではオンボードのパラレルポートのアドレスと割 り込みを設定します。
注: もしもパラレルポート付きのI/Oカードをお使い の場合は,アドレスや割り込みのかち合わないように お気を付けください。
Integrated Peripherals à Parallel Port Mode
Parallel Port Mode
Normal SPP EPP 1.7 + SPP EPP 1.9 + SPP ECP EPP 1.7 + ECP EPP 1.9 + ECP
パラレルポートのモードを設定します。モードのオプシ ョンとしては,Normal (標準の双方向パラレルポート),
EPP (Enhanced Parallel Port)およびECP (Extended Parallel Port)があります。Normalでは従来からのIBM
ATPS/2とコンパチブルな標準モード。EPPとはラッ チ無しでの双方向直接読み書きを可能にしてパラレル ポートのスループットを上げたモード。ECPDMA転 送と,さらにRLE (Run Length Encoded)方式による圧縮 と伸長をサポートしたパラレルポートで,EPP1.7 EPP1.9とは使用するプロトコルの違いです。
Integrated Peripherals à ECP Mode Use DMA
ECP Mode Use DMA
3 1
ここではECPモードのパラレルポートが用いるDMAチ ャネルを指定します。
3-29
AWARD BIOSの設定
3.10 Password Setting  (パスワードの設定)
パスワードによってあなたのコンピュータが勝手に不正に使われることを防ぐこ とが出来ます。パスワードを設定すると,ブートアップやセットアップをしよう とすると正しいパスワードの入力を求める画面が現れます。
パスワードをセットするには:
1. 入力を促すプロンプトが現れたら,パスワードをタイプしてください。パス
ワードとしては,8文字までの英字か数字キーが使えます。入力された文字 に対して,画面上のパスワード表示部分にはアスタリスク(*)が替わりに 示されます。
2. パスワードをタイプし終えたら<Enter>キーを押します。
3. もう一回プロンプトが現れるので,この新規パスワード確認のために先のパ
スワードを再度タイプした後 <Enter>キーを押します。パスワードの入力 が終わると,画面は自動的に元のメイン画面に戻ります。
パスワードを無効にするには,パスワード入力のプロンプトが出た時に<Enter> キーだけを押します。画面にはパスワードを無効にして仕舞って構わないのかど うか,確認を求めるメッセージが出されます。
3.11 IDE HDD Auto Detection (IDE HDDの自動検出)
システムにIDEのハードディスク・ドライブがあると,そのパラメータを自動的 に検出して"Standard CMOS Setup"エリアに格納するこの機能が使えます。
このルーチンはIDEハードディスク・ドライブのパラメータ一組分だけを検出す るものです。IDEドライブの中には二組以上のパラメータを使うことが出来るも のがあります。お手元のハードディスクが,検出されたものとは異なるパラメー タを用いてフォーマットされていた場合は,合致するパラメータを個別に入れる 必要があります。リスト表示されたパラメータ値がそのディスクのフォーマット 時に用いられたものと違う場合には,そのディスク上の情報にアクセスすること は出来ません。もしも自動検出の結果表示されたパラメータ値がお使いのドライ ブで用いられたものと合わない場合には,無視してください。Nをタイプしてそ の値を拒否の上,Standard CMOS Setupの画面で正しい値を入れます。
3-30
AWARD BIOS の設定
3.12 Save & Exit Setup  (設定を保存して終了)
このメニューを選ぶと,セットアップ終了の前にすべてのCMOS値を自動的にセ ーブします。
3.13 Exit without Saving  (保存せずに終了)
変更したCMOSの値をセーブすること無しに作業を終えるのに用います。新規の 設定内容をセーブしたい場合には,このオプションは使ってはいけません。
3.14 NCR SCSI BIOS and Drivers
このフラッシュ・メモリーのシステムBIOS中には,NCR 53C810 SCSI BIOSも入 っております。BIOSコードを備えていないNCR 53C810 SCSI制御カードをお使い の場合には,オンボードのNCR SCSI BIOSがこれをサポートします。
NCR SCSI BIOSは,DOS, Windows 3.1OS/2を直接サポートします。より良いシ ステム性能を得るためには,NCRのSCSIカードか,あるいはOSに付いて来るドラ イバーをお使いになると良いでしょう。詳しくはNCR 53C810 SCSIカードの印す とレーション・マニュアルをご覧ください。
3.15 AWARD BIOS Flash Utility
BIOSフラッシュ・ユーティリティをお使いになると,システムBIOSをアップグレ ードすることが出来ます。この「AOpen Flash utility」と「BIOSファイルのアップ グレード版」を入手するには,販売店にお尋ねになるか,あるいは当社のホーム ページ: http://www.aopen.com.twを訪ねてください。この時正しいBIOS名がわ かる様にしておいてください。BIOSファイル名は通常「AP5TR110.BIN」と言っ た形式で,その意味は「モデル AP5TのBIOSリビジョン1.10」となっています。
お役に立つ二つのユーティリティ・プログラムが用意されています。チェックサ ムのユーティリティ:CHECKSUM.EXE と、AOpenフラッシュ・ユーティリティ: AOFLASH.EXEです。お持ちのBIOSのアップグレードは以下の手順で行ってくだ さい:
[CHECKSUM.EXE]
このユーティリティを使うと,BIOSを正しくダウンロード出来たかどうかを判断 することが出来ます。
1. このプログラムを実行する。
3-31
AWARD BIOSの設定
A:> CHECKSUM Biosfile.bin
Biosfile.binBIOSコードのファイル名です。
2. このユーティリティが "Checksum is ssss" 「チェックサムの値はssssです」と表
示します。
3. この"ssss"と,Web(ホームページ)BBSに表示してある正しいチェックサム値
とを比較します。もしも違っている場合は,これ以上このまま進むことはせず に,もう一度BIOSのダウンロードからやり直してください。
[AOFLASH.EXE] このユーティリティは,マザーボードのモデル名、BIOSのバージョン、および
Super/Ultra IOチップのモデル名をチェックして、マザーボード、IOチップ、BIOS
ファイルが正しい組み合わせとなっているかどうかを確認します。フラッシュ操 作を施すと,BIOSの内容は置き換えられて,元の内容は永久的に失われます。
1. システムをフロッピードライブA¥からブートデイスクでDOSプロンプトに
立ち上げて,一切のメモリー・マネジャー(HIMEM, EMM386, QEMM386, ...) CONFIG.SYSAUTOEXEC.BAT は実行しないように、バイパスします。
2. 実行開始。
A:> AOFLASH Biosfile.bin
Biosfile.bin BIOSコードのファイル名です。
3. 新しいBIOSコードを読み込むと,このユーティリティは先ず元のBIOSコード
をハードディスクなりフロッピーにセーブするよう促します。"BIOS.OLD"の 名称で セーブして良ければ,"Y"キーを押します。
4. 古いBIOSを正しくセーブし終えたら,BIOSの交換のために, "Y"を押します。
5. "FLASHING"表示の間は,決して電源を落とさないでください。
6. "FLASHING"が終わったら電源をいったん切って,システムを立ち上げ直しま
す。
7. BIOSセットアップに移るために,POST (電源投入時に自動的に行う自己診断)
の最中に"DEL"キーを押します。
8. "BIOS SETUP DEFAULT"のメニューでデフォルト設定をロードし直した後,
以前と同じように他の項目を設定し直します。
9. セーブして終了(Save & Exit)。 これで完了です!
3-32
AWARD BIOS の設定
警告:繰り返します。"FLASHING"の間は電源を落とし てはいけません。BIOSのプログラミングが失敗無しに 完了できなかった場合は,システムは2度と立ち上が ることが出来なくなり,今度は別の方法で手に入れた 正しいBIOSチップそのものと取り替えなくてはなら なくなります。
ヒン ト : 以 上 に 述 べ た 同 じ 方 法で , 元 の BIOS "BIOS.OLD" をロードし直すことも出来ます。
3-33
付録 A
FAQ:よく寄せられる質 問
: FAQ情報は特に予告なしに更新されます。この 章にお探しの情報が見付からなかった場合は,当社 のWWW上のホームページを訪ね,FAQのページで 新しい情報がないかチェックして見てください。 URLアドレス: http://www.aopen.com.tw
Q: ではマザーボードのバージョンは?
A: AOpenのマザーボードのリビジョン番号は,PCB上に表示されていて、通常は
AOpenロゴのすぐ下にマザーボードの型番とリビジョンがプリントされてい ます。例えば,“AX6L REV:1.2”は、下の様に表示されます。
AX6L
REV:1.2
Q: マザーボードのBIOSのバージョンはどうすればわかりますか?
A: AOpenのマザーボードのBIOSリビジョン番号は,POSTPower-On Self Test
電源投入時自動診断) 時のスクリーン左上コーナー部分に表示されます。 この部分は通常,Rで始まり,モデル名と日付の間にあります。例えば “AX6L R1.30”
A-1
FAQ:よく寄せられる質問
Q: MMXと言うのは何ですか?
A: MMXとは,IntelPentium PP/MT (P55C) Pentium Pro / Pentium II CPUで採用
された新しい技術で,1行の命令語に複数インストラクション分の内容を持た せる(single-line multiple-instruction)方法を取っています。MMXのインストラ クションは,特に3Dのビデオ,3Dのサウンド,ビデオ会議と言ったマルチメ ディア関連のアプリケーションに有効で,こうしたインストラクションの使え るアプリケーションでは処理性能が向上しています。Aopenのマザーボードは すべて,オンボードでPP/MTをサポート出来る様に少なくとも2倍の電源余力 があり, MMX CPUのために特別なチップセットを必要とはしません。
Q: USB (Universal Serial Bus) と言 うの は ?
A: USBとは新たに規格化されて来た4-pinのシリアル周辺機器用バスで,キーボー
ド,マウス,ジョイスティック,スキャナー,プリンター,モデム/ターミナ ル・アダプターと言った低中速(10Mbit/s以下)の周辺装置群を,カスケード 式に次々とつなぐことが出来るように設計されています。USBを用いると,こ れまでのように, PCの裏面パネルから何本ものケーブルが複雑に生え出ていた 事情が解消され,すっきりとまとめられる事が期待されています。
A-2
FAQ:よく寄せられる質問
USB装置の駆動にはUSBドライバーが必要となります。AOpenのマザーボード はすべてUSB対応可となっており,最新のBIOSAOpenWWWサイト (http://www.aopen.com.tw)から入手できます。このBIOS最新版には(レガシー・ モードと呼ぶ)キーボード用のドライバーが含まれており,これによってUSB キーボードがこれまでの ATPS/2のキーボードと同等に動作するばかりでな く,もしもお使いのOSUSBキーボード用ドライバーがなくても使えるように なっています。他のUSBデバイス用ドライバーに関しては,それぞれの装置の 製造元から提供されるか,あるいはWin95などのOS自体がサポートすることに なります。お使いのOSに別のドライバーが入っている場合には,BIOS中の「チ ップセットのセットアップ」メニューにある「USBレガシー・サポート」機能 はオフにする事にご注意ください。
Q: FCC DoC (Declaration of Conformity:適 合 宣 言 )と言うの は
何でしょうか?
A: DoCとは, FCCによる新たな規制の認定基準です。この新たな規格によれば,
マザーボードのようなDIY(自分で組み立てる)コンポーネントに対しても, ケースによるシールドの無いままでも独立にDoCラベルを取得する道が開か れました。マザーボードをDoC基準に照らしてテストする規則は,ケースを除 いた状態で規制条件47 CFR 15.31にて試験すると言うものです。マザーボード がDoCテストをクリアーするのは実はこれまでのFCCテストよりも更に困難を 伴いますが,これにパスすると言う事は逆にその電磁妨害波放射が極めて少な い事を意味しており,このボードはいかなる筐体ケースを用いても,極端には 紙製の箱であっても構わない事の証明となります。このDoCラベルの一例を示 します。当社製品においては現時点で,AX65/AP57/AP5T/AX5TなどがこのDoC テストをパスしております。
AX5T
Test To Comply With FCC Standards
FOR HOME OR OFFICE USE
Q: IDE (DMAモード)のバス・マスターとは何でしょうか?
A: これまでの伝統的なPIO (プログラマブルI/O)によるIDEでは,遅い機械系から
のレスポンスを待つなどの,すべてのIDEアクセス・イベントにCPUが関わり 合う必要がありました。このCPUの受け持つ負荷を軽減するためにバスマスタ ーIDEと呼ばれる装置では,CPUを煩わせること無しにメモリーとの間のデー タのやり取りを実行し,この結果IDE装置とメモリーの間でのデータ転送中に CPUは解放されて他の処理を行うことが出来ます。バスマスターIDEモードの
A-3
FAQ:よく寄せられる質問
サポートのためには,バスマスターIDEドライバーとバスマスターIDEハードデ ィスク・ドライブが必要となります。IDE装置の接続の際に出てくるマスター モード/スレーブモードの概念とは異なることに注意してください。詳しくは
2.3節「コネクタ」を参照してください。
Q: Ultra DMA/33と言うのはどんなものですか?
A: これはIDEハードディスク・ドライブのデータ転送レートを向上させるための
新しい仕様です。データ転送時にIDEコマンド信号の立ち上がりエッジだけを 利用する従来のPIOモードと違って,DMA/33では立ち上がりと立ち下がりの両 方のエッジを用います。これによってデータ転送レートはPIOモード4DMA モード2の2倍となります。(16.6MB/s x2 = 33MB/s). 次の表はIDE PIODMAモードの転送レートを示しています。IDEバスは16ビ ット幅,すなわち常に2バイト同時に転送しています。
モード 33MHzPCI
でのクロッ
ク周期
PIO mode 0 30ns 20 600ns (1/600ns) x 2byte = 3.3MB/s PIO mode 1 30ns 13 383ns (1/383ns) x 2byte = 5.2MB/s PIO mode 2 30ns 8 240ns (1/240ns) x 2byte = 8.3MB/s PIO mode 3 30ns 6 180ns (1/180ns) x 2byte = 11.1MB/s PIO mode 4 30ns 4 120ns (1/120ns) x 2byte = 16.6MB/s DMA mode 0 30ns 16 480ns (1/480ns) x 2byte = 4.16MB/s DMA mode 1 30ns 5 150ns (1/150ns) x 2byte = 13.3MB/s DMA mode 2 30ns 4 120ns (1/120ns) x 2byte = 16.6MB/s DMA/33
30ns 4 120ns (1/120ns) x 2byte x2 = 33MB/s
クロック カウント
サイク
タイム
データ転送レート
Q: ACPI (Advanced Configuration & Power Interface)とか,
OnNowと言うの は 何 ですか?
A: ACPIと言うのは,節電制御に関してPC 1997年仕様(PC97)で新たに規定された
もので,パワー制御の役割を,BIOSを通してではなくオペレーティングシス テムが全面的に担当することによって,節電効果をより効果的にすることを図 っています。このためにチップセットやスーパーI/Oチップには,(Win97など の)OSに対する標準レジスター・インタフェースを備えて,チップの他の部 分に対してOSが電源を切ったり入れたりすることが出来るようにすることが 決められました。この考え方はPnP(プラグ・アンド・プレイ)のためのレジ スター・インタフェースと似たものです。
ACPIでは,電源状態の切り替え制御を行うためにモーメンタリー型のソフ ト・パワースイッチを定めています。恐らくモーメンタリー型ソフト・パワー
A-4
FAQ:よく寄せられる質問
スイッチを備えたATXフォームファクターが使われるようになるでしょう。デ スクトップのユーザーにとってACPIの一番魅力的となるのは,ノートブック からのアイデアである「OnNow 直ちに」の機能であろうと思われます。電源 を入れた後のブートアップから始まるあの長ったらしい時間を散々待たされ ること無しに,さっさとWin95に入り,WORDなどの元の仕事の続きから速や かに取り掛かれることになります。
Q: ATXのソフトパワーオンオフやモーメンタリー・スイッチとは?
A: ATX仕様にあるソフト・パワー・オンとは,メインの電源を落とした状態にあ
りながら,特別な回路にだけ待機用の電流を流しておくことで,電源を復帰さ せるべき事象を自動的に待たせる機能を言います。たとえば赤外線,モデム, あるいは声による復帰などがあります。今のところ一番単純な利用方法として は,電源スイッチ回路用のスタンバイ電流をソフト・パワー制御ピンを通して 流しておき,電源スイッチで間接的にメイン電源をオン・オフ出来る機能で す。ATXの電源仕様では,パワースイッチのタイプについては何も触れていま せん。(パッチンと片方に切り替えるタイプの)トグル・スイッチでも,(押 している間だけその状態にあって,指を離すと元の状態に戻る)モーメンタリ ー・スイッチでも構わないのであって,ACPI仕様では「電源状態(ステート) を制御するのにはモーメンタリーを用いる事」と決めているだけである事にご 注意ください。AOpenのすべてのATXマザーボードは,このモーメンタリー・ スイッチをサポートしており,またモデルAX59PROでは「Modem wake-up」 ( modem Ring-On:モデムの呼び出し音によるオン)も備えています。.
ソフト・パワー・オフとは,ソフトウェアによってシステムのパワーを落とせ る事を言い,Windows 95の「電源を切れる」機能を使えばお手元のマザーボー ドにソフ ト・ パワ ー・オフが備わって いる かど うかがわかりま す。 AOpenAX59PROはこれをサポートしています。
A-5
FAQ:よく寄せられる質問
Q: RTC ウェイクアップタイマー(アラーム)って何ですか?
A:RTC(実時間時計)は電子時計のような装置です。コンピュータの日付と時間
を正しく保持し続けています。ウェイクアップタイマー(Wake Up Timer)は 特別アプリケーションを実行する為、前もって定められた時間に、システムが オンになって起動するアラームのような装置です。それは毎日、あるいは1カ 月の内に特定の日付にセットして起動させることができます。正確な日付と 時間は秒です。日付と時間をセットするには、 BIOSのセットアップで、パ ワーマネージメントRTCウェイクアップタイマー、Enableを選択してくださ い。 RTCはすべてのメインボードの標準装置ですが、ウェイクアップタイマ ーは標準デザインではなく、AOpen AX59PROが RTC ウェイクアップタイ マーをサポートしています。
Q: LANウェイクアップ(WakeUp)って何ですか?
A: LANウェイクアップは、コンピュータがオフの場合でも、ネットワークで間接
的にPCを管理することができるようにする技術です。クライアントが電源を オフにされたときに、リモートネットワーク管理ソフトが、必要ならばウェイ クアップフレーム(マジックポケット)を送信することができます。フレーム が正しいMACアドレス を含んでいるかどうか決定してチェックすることを受 けます。もしそうならばクライアントが、ウェイクアップコールでシステムを オンにするのは、ユーザーがオン・オフボタンでシステムをオンにするのと同 じ事です。そして、ネットワーク管理ソフトは事前にプログラムされたタスク を続けて実行します。
Q: AGP (Accelerated Graphic Port)とは 何 ですか?
A: AGPとは高性能な3Dグラフィック機能に目標を定めたPCIに似たバス・インタ
フェースで,メモリーの読み書き操作と単一マスター,単一スレーブ間の1対 1通信のみをサポートしています。AGPは66MHzクロックの立ち上がり,立ち 下がり両エッジをとらえて66MHz x 4byte x 2 = 528MB/sのデータ転送レートを 生み出しています。AOpenのAX59PROマザーボードは,VIAの新しいチップセ ットMVP3を用いてAGPをサポートしています。
A-6
FAQ:よく寄せられる質問
Q: なぜ Windows’95のデバイスマネジャー の中で、私の AGP VGA
ードとPCI -to-PCI ブリッジ(あるいは AGP ブリッジ)の間にリソースの 競合があるの ?
A:PCI スタンダートPCI-to- PCIブリッジ(あるいは AGP ブリッジ)と競合する
ことは AGP カードにとって正常です。Windows 95 が本来的に AGP 技術をサ ポートしないので、間違ってこの競合を報告します。この競合はにあなたのシ ステムの遂行に影響を与えないので、 それを解決しようとすると逆にPCに不 適当なオペレーションの結果をまねきます。この問題は、Windows 98が正式リ リースされた時、マイクロソフトによって直される予定です。
Q: 節電制御アイコンがWindows 95のコントロール パネルに出て来ませ
ん。BIOSセットアップの中で「APMを使う」と設定したのにです。
A: この問題は,Windows 95をインストールする前にAPM機能を生かす設定にして
なかった場合に起こります。既にWindows 95がインストール済みである場合 は,恐れ入りますがBIOSAPM機能をイネイブルにした後でWindows 95を再 度インストールし直して下さい。
Q: Windows 95のもとで,何故かシステムはサスペンド・モードになりま
せんが?
A: これはあなたのCDROMの設定に原因がある可能性があります。Windows95
デフォルト設定では,システムは絶えずCDROMドライブをモニターしてお り,CDROMが挿入されると自動的に検出して知らせたりアプリケーションを 起動したりする様になっています。この結果システムはサスペンド・モードに なれないのです。この問題を解決するにはコントロールパネルの設定に入り, è システムè デバイス マネージャ è CDROM è設定 とたどって,オプショ ンの「自動挿入」のチェックを外します。
A-7
FAQ:よく寄せられる質問
Q: TX, LX, BX, MVP3, SiS5591 ベースのシステム上に、Windows’95
をインストールした後で、どうすれば デバイスマネジャーの下に表示 され る ?マークが消えるの ?
A:あなたのシステムは?マークがあっても、問題無く動作しますが、我々
は、そのマークの消しかたについて、多くのリクエストを受けました。AOpen のソフトウェアチームが Win95ユーザーの便利さのために、実用的な AOchip.exeの開発に、数週間を費やしました。それは非常にユーザーに易 しく、そしてAOpenの製品に限定されていなくて、どのTX,LX,BX, MVP3, SiS5591チップセットベースボード上にも使うことができます。あなたはそれ を配布することもできるし、もしも気に入っていただけたら我々のソフトウェ アチームに感謝の一言を下さい。なお、USB装置が正確に働くため、USB ライバーが必要で、正式にはWin98に埋め込められる予定です。
Q: 私の使っているWindows'95のバージョンはどうやればわかるのでしょ
うか?
A: Windows '95のバージョンは次のようにするとわかります。
1. コントロールパネルの「システム」をダブルクリックします。
2. (必要であれば)「情報」タブをクリックします。
3. 「システム:」で始まる先頭ブロックにある次の表示を見付けます:
4.00.950 Windows 95
4.00.950A Windows 95 + PLUSなどのサービスパック,または OEMサービスのリリース 1
4.00.950B OEMサービスのリリース 2,または OEMサービスのリリース 2.1
4.00.950C OEMサービスのリリース 2.5
もしもOSリリース2.1をお使いの場合は,コントロールパネルにあるプログラ ムツール追加と削除の中のインストール済みプログラムのリストから,バージ ョ ン は 「 USB OSR2 に 対 す る 補 足 」 , お よ び 次 の デ ィ レ ク ト リ : Windows\System\Vmm32にあるファイル:Ntkern.vxd中のバージョン4.03.1212 をチェックするとわかります。
A-8
FAQ:よく寄せられる質問
Q: LDCM (LAN Desktop Client Manager)とは何 ですか?
A: これはインテルのソフトウェアで,その主要な目的は企業内ネットワークの管
理者に,すべてのクライアント(ワークステーション)のステータスを容易に モニターする手段を提供する事にあります。LDCMのためには少なくともDMI BIOSが必要です。AOpenBIOSDMIが使えるようになってはいるのです が,残念ながらインテルのLDCMが適切に動作するためにはインテルのネット ワーク・カードが必要で,LDCMのための余分なコスト負担は,自宅でお使い になる個人ユーザーには明らかにあまり引き合わないようです。
Q: ADM (Advanced Desktop Manager)と言うの は 何 ですか?
A: これは当社AOpenの開発したデスクトップ・クライアント・サーバー管理用ソ
フトウェアです。インテルのLDCMに似ておりますがそれが多少改良されてお り,ADMは企業内ネットワーク管理に用いるばかりでなく,例えばCPUのファ ン,温度,システム電圧の監視など,システムの状態モニター用ユーティリテ ィとしてもお使い頂けます。
機能 VGAカード 制限なし ATIのみ ネットワーク・カード 制限なし Intelのみ
DMI BIOS 2.0のサポート Win95のサポート Win NTのサポート
リアルタイムのCPU/メモ リー利用状況モニター機 能
1 画 面 上 に て 複 数台 の マシンのモニター機能
リモート管理に用いる プロトコル
標準のSNMPトラップ Yes (従って「HPオー
リモート・ファイル転送
ADM 2.0 LDCM 3.0
Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No
Yes No
標準のSNMPプロトコルIntel専用のRAP
プロトコル
No
プンビュー」などの標 準ソフトウェアとの 連携が可能)
No Yes
A-9
FAQ:よく寄せられる質問
Q: AOpenのマザーボードでは何故、タンタル・コンデンサーでなく電解コ
ンデンサーを多く使っているのですか?
A: 電解コンデンサーの特性は、製造メーカーやそのモデルによって非常に違って
います。一般的には確かにタンタル・コンデンサーの方が電解コンデンサーよ りも特性が良いと言われておりますが、実は品質の良い高価な電解コンデンサ ーは、タンタル・コンデンサーよりもずっと良好な特性を持っているのです。 元々AOpenのマザーボードでは、CPUの近くでは電源のリップルを減らすのに
100uFのタンタルコンデンサーを使っておりましたが、技術の進歩によって、 1000uFの容量を持ちながら、ESR(Equivalent Serial Resistor,等価直列 抵抗値)
が、タンタルの0.7オームに対してたったの0.15オームと言う極めて優れた電解 コンデンサーが得られるようになったのです。ESRが低ければ低いほど、また 静電容量が多ければ多いほど、CPUへの電源のリップルは小さくなります。現 在、AOpenが採用しているコンデンサーの仕様を以下に記します:
タンタル: SPRAGUE 100uF,
品番: 595D107X06R3C2T, 最大:ESRは、温度25℃、100KHzの条件下で、0.7Ω
電解コン: SANYO 1000uF, 品番: 16MV1000CG, 最大:ESRは、温度20℃、100KHzの条件下で、0.15Ω
  更に付け加えますと、コンデンサーは多く着ければそれだけCPU電源も良くな
ると言うものではなく、それをどこに配置するか、即ちマザーボード上のレイ
アウトの非常に大きく依存します。正確な方法はストレージ・オシロを使って
CPU電圧を直接計測することですが、当然ながらそれは普通のエンドユーザの
方には簡単ではありません。AOpen社の設計チームは、IntelAMDCyrix
どのCPUの設計仕様に厳密に従うことによって、これらの各社に承認されてお
ります。
Q: Windows’95 USBドライバーは どのようにインストールするの?
A: もしあなたが Win95 OSR 2.0のユーザー(.950B、 PCIユニバーサル シリ
アル 装置と表示 )なら、マイクロソフトUSB付録をインストールすること
に対して、マイクロソフト かあ なた のOEM シス テムプロバイダから
USBSUPP.EXE を仕入れて実行し、コントロール パネルの下でアプレケーシ
ョン追加/ 削除のリストに USB Supplement to OSR2を作成します。上
A-10
FAQ:よく寄せられる質問
記の設置の後、また、デバイスマネージャーに USBコントローラー を作
るために AOpen によって供給された AOchip.exe を実行してください。
もしあなたが Win95 OSR 2.1あるいはOSR 2.5 のユーザーであるなら、ただ
AOchip.exe 設置だけが必要です。
もしあなたが Win 95のリテールユーザー(.950あるいは..950A)であるなら、
現在はマイクロソフトから実行可能で直接にアップグレードする方法があり
ません。 それは Windows ’98で提供されると思われます。
Q: バッテリーレスメインボードって何ですか?
A: AX6L, AX6LC, AX6B, AX6BC, AX59PROは、EEPROMや現在のCPUCMOS
ットアップの構成をバッテリなしで保存しておけるような特別な回路(特許出 願中)を用意しています。RTC(リアル・タイム・クロック)もまた、電源ケーブ ルを差し込んでいる間は動作させることが出来ます。もし事故によりCMOSデ ータが失われた場合、EEPROMからCMOS設定を再読み込みしシステムをいつ も通りに復旧することができます。
Q: リセットバル・ヒョーズ (Resetable Fuse) の良さとは何ですか?
A: 一般のピコ・ヒョーズ(Pico-Fuse)だと、もし不正常なサージ電流が流れてヒョ
ーズが切れてしまった場合、必ず修理に出し、エンジニアーに取り替えてもれ
えなければなりません。これは、非常に時間とコストが掛かる作業なのです。
新しく開発された技術を元に、リセットバル・ヒョーズが登場しました。これ
は、ポリスィッチ(PolySwitch) とゆう仕組みで、あなたのキーボードとUSB
回路をサージ電流から保護します。もしサージ電流が流れ込んだら、このポリ
スィッチは数ミリ秒の時間内にハイ・インピーダンスの状態に入り、回路がオ
ーペンされて、その後サージ電流が退避してシステムが冷却されたら又すぐ元
の状態に戻ります。
USBのホット・プラグ(Hot-Plug)を完全にサポートするには、リセットバル・ヒ
ョーズのご使用をお薦めします。
Q: ハードウェア・モニターとは何ですか?
A: AOpenATX (AX5TC/AX59PRO/AX6L/AX6LC/AX6B/AX6BC) マザーボード
には、下に述べる四つのハードウェア・モニターの機能が用意されています。
1. 過大電流保護回路: 電源にで提供されてる3.3V/5V/12V系ばかりでなく CPUコアにも過大電流保護を設け不測の回路ショート故やそれに伴うシ ステム破損から守るために、フルラインでの保護を図っております。.
2. システム電圧監視機能: システムに電源が入っている間中これをモニタ ーし続けております。システムで使われている電源のいずれかに、電圧
A-11
FAQ:よく寄せられる質問
が阻止に決められている基準を超えると、AOHW100のソフトを通じてユ ーサーに警告を発します。
3. 耐熱保護機能: CPUの速度が速く成るに連れて、散熱の能力が重要になっ てきます。もし適当なファンでCPUを冷やさないと、システムやCPUの オーバヒートで不安定の元に成ります。このマザーボードでは二組の温 度センサーが用意されており、CPUやシステム温度があらかじめ決めて おいた値を超えるとソフトウェアを通して警告を発します。
4. ファン監視機能: 1つはCPU用でもう一方はケースのファン用です。シス テムはファンが正常動作しない場合、 AOHW100のハードウエア・モニ ター・ユーティリティ・ソフトウェアを通じてこれを報告し警報を発し ます。
Q: AOHW100 (ハードウェア・モニター・ユーティリティ) とは何 ですか?
A: このAOpenで開発されたハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソフトウ
ェアでシステムの電圧、温度、ファン等を監視する事が出来ます。LDCMなど のネットワーク機能をサポートするソフトウェアを使用するよりも、個人ユー ザ向けに開発されたAOHW100 をインストールすれば、同じく監視の機能を発 揮する事が出来ます。
Q: PC 100 SDRAMとは何ですか?
A: MVP3チップセットは100MHzのバスクロックをサポートしますが、昔の FPM
EDO DRAMではこのバスクロック上で動作はしません。100MHzやそれ以上 のバスクロックを完全にサポートするため、Intelから、PC 100 SDRAM 仕様が 提出されました。100Mhzのバス・クロック上で最速のパフォーマンスと一番の 安定性を求める為、PC100仕様に準処したSDRAM DIMM のご使用をお薦めし ます。以下のリストは、AOpen がテストしたPC100対応の SDRAMの一覧表で す。
サイズ/タイプ メーカ 型番 片面/両面 チップ数
16M Hyundai HY57V168010CTC-10 x1 8 32M NEC D4516821AG5-A10-7JF x1 16 32M SEC KM48S2020CT-GH x2 18 32M Hyndai HY57V168010CTC-10 x2 16 32M Micron MT48LC2M8A1-08 x2 16 32M Fujitsu 81F16822D-A10-7JF x2 18 64M MitsubishiM5M4V64S30ATP -10 x1 9
A-12
FAQ:よく寄せられる質問
サイズ/タイプ メーカ 型番 片面/両面 チップ数
64M Fujitsu 81F64842B-103FN x1 9 64M NEC D4564841G5-A10-9JF x1 9 64M SEC KM48S8030BT-GH x1 9 64M Toshiba TC59S6408FTL-80H x1 9
A-13
付録 C
ジャンパー設定の一覧
CPU電圧の設定
S4
ON OFF OFF ON OFF OFF OFF
S5
ON ON OFF OFF OFF ON ON
S6
ON ON ON OFF OFF OFF
OFF
S7
ON ON ON ON ON OFF
ON
S8
OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
CPU Core Voltage
3.52V (Cyrix 6x86 or AMD K5)
3.45V (Intel P54C or IDT C6)
3.2V (AMD K6-233)
2.9V (K6-166/200 or M2)
2.8V (Intel P55C)
2.2V (AMD K6-266/300)
1.8V (For future use)
CPU
INTEL P54C INTEL P55C AMD K5 AMD K6-166/200 AMD K6-233 AMD K6-266/300 AMD K6-II Cyrix 6x86 Cyrix 6x86L Cyrix M2 IDT C6
タイプ 一電源 二電源 一電源 二電源 二電源 二電源 二電源 一電源 二電源 二電源 一電源
Vcore S4 S5 S6 S7 S8
3.45V OFF ON ON ON OFF
2.8V OFF OFF OFF ON OFF
3.52V ON ON ON ON OFF
2.9V ON OFF OFF ON OFF
3.2V OFF OFF ON ON OFF
2.2V OFF ON OFF OFF OFF
2.2V OFF ON OFF OFF OFF
3.52V ON ON ON ON OFF
2.8V OFF OFF OFF ON OFF
2.9V ON OFF OFF ON OFF
3.52V
3.3VONONONOFFONONONON
OFF OFF
C-1
ジャンパー設定の一覧
警告: もしもインテルのPP/MT-233AMDK6-200/233をお使いの 場合は,適切なCPUファンを用いるようお気を付け下さい。これら のCPUで要求されている放熱条件を満たせない場合にはシステムが 不安定となります。より良い空冷のためには大き目のファンをお使 いになることをお勧めします。
ヒント: 通常,単一電源のCPUではVcpuio (CPU I/O電圧)とコア電圧 Vcoreは同じ物ですが,PP/MT (P55C)やCyrix 6x86Lのような二電源 タイプのものでは,VcpuioはVcoreとは異なり,Vio (PBSRAMやチ ップセット用電圧)に合わせる必要があります。. CPUが単一電源か 二電源かはハードウェアの回路が自動検出します。
ヒント: IDT WinChip C63.3V3.52V の二種類があります。詳し くはお使いのCPUの仕様書を参照して下さい。
CPUクロック周波数の選択
S1
S2
S3
CPUクロック
周波数倍率係数
OFF
OFF
OFF
1.5x (3.5x)
ON
OFF
OFF
2x
ON
ON
OFF
2.5x (1.75x)
OFF
ON
OFF
3x
ON
OFF
ON
4x
ON
ON
ON
4.5x OFF OFF
ON OFF
ON ON
5x
5.5x
CPU CLK
60MHz 66MHz 68MHz 75MHz 83MHz 90MHz 100MHz 112MHz
C-2
AGP CLK
60MHz 66MHz 68MHz 75MHz 56MHz 60MHz 66MHz 75MHz
PCI CLK
30MHz 33MHz 34MHz 38MHz 28MHz 30MHz 33MHz 37MHz
JP4
2-3 1-2 2-3 1-2 2-3 2-3 1-2 1-2
JP5
1-2 1-2 2-3 2-3 2-3 1-2 1-2 2-3
JP6
1-2 1-2 2-3 1-2 1-2 2-3 2-3 2-3
JP25
1-2 1-2 1-2 1-2 2-3 2-3 2-3 2-3
ジャンパー設定の一覧
警告: VIAMVP3チップセットは最高100MHzまでの外部CPUバ スクロックをサポートしており,112MHzの設定は内部的なテス トのために用意されております。112MHzにセットすることは MVP3チップセットの仕様の範囲を逸脱するもので,システムに 深刻な損傷を起こす可能性があります。
注: インテルのPP/MT MMX 233MHzには3.5xの倍率係数を指定す るのに1.5xの設定位置を,AMDPR166には1.75xの倍率係数を指 定するのに2.5xのジャンパー設定位置を,それぞれ使います。
INTEL Pentium
P54C 90 90MHz = 1.5x 60MHz OFF OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 100 100MHz = 1.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 120 120MHz = 2x 60MHz ON OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 133 133MHz = 2x 66MHz ON OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 150 150MHz = 2.5x 60MHz ON ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 166 166MHz = 2.5x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P54C 200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
INTEL Pentium MMX
PP/MT 150 150MHz = 2.5x 60MHz ON ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PP/MT 166 166MHz = 2.5x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PP/MT 200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PP/MT 233 233MHz = 3.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
Cyrix 6x86 & 6x86L
P150+ 120MHz = 2x 60MHz ON OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P166+ 133MHz = 2x 66MHz ON OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 P200+ 150MHz = 2x 75MHz ON OFF OFF 1-2 & 2-3 & 1-2 & 1-2
CPU コア
周波数
CPU コア
周波数
CPU コア
周波数
倍率係数外部バス
クロック
倍率係数外部バス
クロック
倍率係数外部バス
クロック
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
C-3
ジャンパー設定の一覧
Cyrix M2
MX-PR166 150MHz = 2.5x 60MHz ON ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 MX-PR200 166MHz =
MX-PR233 200MHz =
MX-PR266 233MHz = 3.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
AMD K5
PR90 90MHz = 1.5x 60MHz OFF OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR100 100MHz = 1.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR120 90MHz = 1.5x 60MHz OFF OFF OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR133 100MHz = 1.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 PR166 116MHz = 1.75x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
AMD K6
K6-166 166MHz = 2.5x 66MHz ON ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-233 233MHz = 3.5x 66MHz OFF OFF OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-266 266MHz= 4x 66MHz ON OFF ON 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-300 300MHz= 4.5x 66MHz ON ON ON 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2 K6-II 300 300MHz 3x 100MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 2-3 & 2-3
CPU コア
周波数
2.5x
150MHz=
166MHz=3x2x
CPU コア
周波数
CPU コア
周波数
2x
倍率係数外部バス
クロック
66MHz 75MHz 66MHz
83.3MHz
倍率係数外部バス
クロック
倍率係数外部バス
クロック
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
ONONON
OFFONON
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
OFF
OFF
OFF
1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
OFF
1-2 & 2-3 & 1-2 & 1-2
OFF
1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
OFF
2-3 & 2-3 & 1-2 & 2-3
IDT C6
C6-150 150MHz = 2x 75MHz ON OFF OFF 1-2 & 2-3 & 1-2 & 1-2 C6-180 180MHz = 3x 60MHz OFF ON OFF 2-3 & 1-2 & 1-2 & 1-2 C6-200 200MHz = 3x 66MHz OFF ON OFF 1-2 & 1-2 & 1-2 & 1-2
CPU コア
周波数
倍率係数外部バス
クロック
S1 S2 S3 JP4,JP5,JP6,JP25
注: Cyrix 6x86M2AMD K5, K6CPUは,ベ ンチマークテストの結果をINTEL P54Cと比較出来 る様に, P-指標 (P-rating)と呼ぶ表現を用いてい ます。その内部コア周波数はCPUP-指標で示さ れた周波数とは異なります。例えば,Cyrix P166+
C-4
DRAM クロック
ジャンパー設定の一覧
の内部クロックは133MHzなのですが,実際の性能 はインテルの P54C 166MHzとほとんど等しく, AMD PR133は内部では100MHzのクロックを用い つつ,パフォーマンスはINTELP54C 133MHzに ほぼ等しいのです。(内部クロックの周波数のみ では速度の比較が出来ないことから考案された指 標です)。
JP23
1-2 2-3
JP24
1-2 2-3
CMOSのクリアー
JP14
1-2 2-3
CMOSの状態 通常動作時(出荷時設定) CMOSクリアー時
DRAM CLK
CPU CLK AGP CLK
C-5
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