Yamaha YDP-301 User Manual

DIGITAL
DIGITAL
PIANO
PIANO
YDP-301
取扱説明書

安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよ くお読みください。

ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するためのものです。 注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を「警告」と
「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願い致します。
記号表示について
この機器の裏側に表示されている記号や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
注意:感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
記号は、危険、警告または注意を示します。上記の場合、 は機器の内部に絶縁されていない「危険な電圧」が存在し、感電の危険 があることを警告しています。また、
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。 記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
は注意が必要なことを示しています。
   この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品はありません。    点検や修理は、必ずお買い上げの楽器店または    巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
警告 こ の表示内容を無視 した取 り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器の内部を開けたり、内部の部品を分解したり改造し たりしない 。
感電や火災、または故障など の原因になります。異常を感 じた場合など、機器の点検 修理は必ずお買い上げの楽 器店または巻末のヤマハ電 気音響製品サービス拠点に ご依頼ください。
浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。また、 本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かな い。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源コード/プラグがいたんだ場合、または、使用中に音が出 なくなったり異常なにおいや煙が出た場合は、すぐに電源ス イッチを切り電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い
上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス
拠点に点検をご依頼ください。
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って
接続すると、感電や火災のおそれがあります。
手入れをするときは、必ず電源プラグをコンセントから抜く 。 また、濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほ こり が付着 している 場合は、ほこり をきれいに
拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
注意 この表示内容を無視した取り 扱いをする と、傷害を負う 可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源コードをス トーブなどの熱器具に近づけた り、無理に曲げ たり、傷つけた りしない。また、 電源コー ドに重いものをのせな い。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
タ コ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部
が異常発熱して発火したりするこ とがあります。
電源プラグを抜くときは、電源 コー ドを持たずに、必ず電源プラ グを持って引き抜 く。
電源コードが破損して 、感電や火 災が発生するおそれがあり ます。
(1)B-1
YDP-301 安全上のご注意
長期間使用しないときや落雷のおそれがあると き は、必ずコ ンセ ントから電源プラグを抜く 。
感電、ショー ト、発火などの原因になります。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った 上で行う。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機器 のボリュームを最小(0)にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
本体を壁につけない。
換気が十分でないと、本体内部に熱がこもり、火災が発生す
るおそれがあります。
組み立てる前に、必ず本書または別紙の組み立て方の説明
をよくお読みください。
手順どおりに正しく組み立てないと、楽器が破損した り お客
様がけがをしたりする原因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
イスについて
直射日光のあた る場所(日中の車内など)やストーブの近く な ど極端に温度が高く なるところ、逆に温度が極端に低いとこ ろ、またほこりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したりする原 因になり ます。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品の近くで使用
しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオなどに 雑音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりする原 因になり ます。
本体を移動する と き は、必ず電源コードなどの接続ケーブル をすべて外した上で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれがあ ります。
本体を手入れするときは、ベンジンやシ ンナー、洗剤、化学ぞ
う きんなどは絶対に使用しない。また、本体上にビニール製
品やプラスチック製品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因になります。お 手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
本体の上に乗ったり重いものをのせたりしない。また、ボタン やスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
本体が破損 したり、お客様がけがをしたり する原因になり ます。
キーカバーで指などをはさまないよう に注意する 。また 、キー カバーのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
キーカバーや鍵盤のすき間か ら金属や紙片などを落とさない。
感電、ショー ト、 発火や故障などの原因になります。すぐに電 源を切り 、電源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い 上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス 拠点に点検をご依頼ください。
イスで遊んだり、イスを踏み台にしたりしない。
このイスは楽器演奏用です。イスを遊び道具や踏み台にす
ると、イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがをす
る原因になります。
イスには二人以上ですわらない。
イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがをする原
因になり ます。
イスにすわったままでイスの高さを調節しない。
イスにすわったままイスの高さを調節すると、高低調節機
構に無理な力が加わり、高低調節機構がこわれたりお客様
がけがをしたりする原因になります。
イスを長期間使用すると、イスのボルトがゆるむことがあ
ります。
ネジがゆる んだ場合は、付属のスパナで締め直してください。
作成したデータの保存について
作成したデータは、電源を切ると消えます。また、故障や誤
操作などのために失われることがあります。大切なデータ
は、ヤマハディスクオーケストラユニットDOU-10などの外
部機器に保存することをおすすめします。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかね ます。また、データが破損したり失われたりした場合の保証 はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気にな るものです。隣近所への配慮を十分にしましょ
音のエチケット音のエチケット
音のエチケット
これは日本電子機 械工業会「 音のエ チケット」キャン ペーンのマークで す。
う。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に 低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬとこ ろに迷惑をかけてしまうこ とがあ り ます。適度な 音量を心がけ、窓を閉めたり、ヘッ ドフォンを使 用するのもひとつの方法です。お互いに心を配
り、 快適な生活環境を守りましょう。
*この製品は、電気用品取締法に定める技術基準に適合しています。
YDP-301 安全上のご注意
(1)B-1
1
このたびは、ヤマハ・デジタルピアノYDP-301をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございま
した。
YDP-301の機能を十分に生かして演 奏をお楽しみいただくために、この「取扱説明書」をご活用ください。 お読みになったあとは、いつでもご覧になれるところに大切に保管 してく だ さ い ますよ う、お願い申し上 げます。
付属品(お確かめください)
●保証書
●ご愛用者カード
●取扱説明書(本書)
●高低自在イス
ご自分の演奏しやすい高さに調節してお使い いただけます。
●ヘッドフォン
YDP-301 付属品(お確かめください)
2

YDP-301でこん なことができます

リアルなピアノ音色と、 リアルなタ ッ チで、本格的なピアノらしい演奏が楽しめます。
ピアノ以外の音色でも演奏できます。
(P16〜P21、P40)
ご自分の演奏を録音/再生できます。
(P22〜P26)
リアパネルの端子を
使ってデ ィスクオーケ ストラユニットDOU­10などをつなぐと 、別 売のディスクソフトを 再生するなど多彩な 楽しみ方ができます。
(P34〜37)
ROOM
HARD
HALL 1
MEDIUM
HALL 2
SOFT
STAGE
FUNCTIONTRANSPOSE
FIXED
REVERB
EFFECT TOUCH
PIANO E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
PIPE
PIPE
HARPSI-
ORGAN 2
ORGAN 1
CHORD
VARIATION
TEMPO/ SONG
METRONOME
/
NO + / YES
MASTER VOLUME
MIN
MAX
POWERPOWER
RECORDER
START
/
DEMO
/
REC
STOP
PIANO SONG
「音量調節ができる」 「ヘッドフォンで練習できる」 「軽量コンパクト」 「調律不要」
と、便利で経済的です。
本体にピアノ30曲の演奏データが
入っています。これらを鑑賞するだ けでなく、便利な練習機能を使って 練習することもできます。
(P12〜P15、P41)
メトロノーム機能が、練習の お役に立ちます。(P21)
YDP-301 YDP-301でこんなことができます
3
取扱説明書(本書)はこ んなふうにお役に立ちます
この本は、「準備」「本編」「付録」の3部構成になっています。
準    備/ 最初にお読みください。
本    編/ YDP-301の機能を詳しく説明しています。
付    録/ YDP-301の資料を掲載しています。
表記上の決まり
【   】: パネル上にあ るボ タン類を示し ま す。この場合、ボタン、スライダー、ジャ ック(端子)と
いった言葉は省略 し ます。たとえば、マスターボリュームのスライダーは、文章中で
マスターボリューム
MASTER VOLUME】と表記します。
・本書では、以下に示すような矢印を使って操作の結果と手順を区別しています。
○○○ ※※※ ○○○の操作を行った結果、※※※の 状 態になることを示しています。
(操作の結果を示します。)
○○○ ☆☆☆ ○○○の操作を行ったあ と、☆☆☆の操作をすることを示しています。
(操作の手順を示します。)
※ 本書で使用しているデ ィスプ レイのイ ラストは、説明のための1つの例にすぎません。お使いのYDP-
301の状態によって、イ ラスト と異なる表示が出る場合もありますのでご了承ください。

YDP-301 取扱説明書(本書)はこんなふうにお役に立ちます

4
目 次
 準 備
安全上のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巻頭 付属品(お確かめください)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 YDP-301でこんなこ とができま す ・・・・・・・・・・・・・ 3 取扱説明書(本書)はこんなふうに
お役に立ちます ・・・・・・・・・・・・・ 4
ご使用前の準備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
 本編
各部の名前 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 操作の基本と共通機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 デモ曲/ピアノ曲を楽しむ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
デモ曲を聞く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 ピアノ30曲を聞く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 ピアノ30曲の部分練習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
音色を選んで弾く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
音色を選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
ペダルを使う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
音に変化を付ける…
タッチ
【TOUCH】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
トランスポーズ
【TRANSPOSE】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 「デュアル」で弾く(2つの音色を混ぜて弾く)・・・・・・ 20
メトロノーム
【METRONOME】を使う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
演奏の録音(記録)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
録音の手順(1 つの トラックへの録 音) ・・・・・・・・・・・・ 22
録音し直す場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
録音(記録)されるデータの種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
初期値の変更・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
録音上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
録音した曲の再生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
再生の基本手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
再生に関する便利な機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
バリエーション リバーブ
【VARIATION】/【REVERB】/
エフェクト
【EFFECT】・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
ファンクション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
ファンクションでの基本操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
各ファンクション項目の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
・F1.音程の微調整 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 ・F2.音律(調律法)の選択 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 ・F3.デュアルの諸設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 ・F4.メトロノームの諸設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 ・F5.左ペダル機能の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 ・F6.MIDI機能の諸設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
他の機器と接続する端子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
パーソナルコン ピューター との接続 ・・・・・・・・・・・・・36
故障かな?と思ったら ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
 付 録
MIDIについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 音色のご紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 デモ曲/ピアノ曲 曲名一覧表 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 基本設定一覧表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 MIDIデータフォーマット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 MIDIインプリメンテーションチャート・・・・・・・・・・ 46 別売品のご紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 YDP-301の組み立て方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 索引 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 メモ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 保証とアフターサービス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53
YDP-301 目次
5

ご使用前の準備

譜面立てについて
立てるとき
1.
譜面立てを、止ま る ま で手前に起こします。
2.
譜面立て後ろ側の金具2つを、下向き に開きます。
3.
金具2つが固定される位置まで、譜面立てを戻します。
倒すとき
1.
譜面立てを、止ま る ま で手前に起こします。
2.
譜面立て後ろ側の金具2つを、上向き に閉じます。
3.
譜面立てに手を添えて、ゆっくり戻します。
譜面立ては、中間位置で使用または放置しないでください。 また、譜面立てを倒すときは、途中で手を離さないでください。
けんばんぶた
キーカバー(鍵盤蓋)について
③
①
開けるとき
1.
少 し だけ持ち上げます。
2.
上へすべらせて開けます。
閉めるとき
1.
下へすべらせます。
2.
手を添えたま ま静かに降ろ し ま す。
キーカバーを開閉する ときは、両手で静かに行い、途中で手を離さないでくださ い。 また、ご自分や周りの方(特にお子様など)が、キーカバーの端と本体の間に手や指をは
さまないようご注意ください。
キーカバーを開けるとき 、キーカバーの上に金属や紙片などを置かないでください。 本体の内部に落ちて取り出せなくなり、感電、ショー ト、発火や故障などの原因になりま す。
手や指をはさまないように注意
YDP-301 ご使用前の準備
6
電源を入れる
1.
電源コードを接続する
電源コードの両端のプラグを、本体とコンセント(家庭用AC100V)にそれぞれ差
し込みます。
ACINLET
(本体後側の底面)
2.
電源を入れる
本体パネル左のPOWER】を押すと
電源が入ります。本体パネル中央のディスプレイに表示が表れます。また、 本体前面左の電源ランプも点灯します。
パワー
パワー
POWER
POWER=電力、電気
電源ランプについて…
YDP-301のご使用後、電源を切り忘 れてキーカバー(鍵盤蓋)を閉めてし まった場合、電源ランプの点灯が、電 源が入ったままであるこ とを知らせて く れます。
けんばんぶた
電源ランプ
パワー
通常はテンポが表示されます。
電源を切るときは、もう1度POWER】を押します。
ディスプレイの表示が消え、本体前面左の電源ランプも消灯します。
音量(ボリューム)調節
マスターボリューム
MASTER VOLUME】を左右に動かして調節します。
実際に鍵盤を弾いたりなど音を出しながら、音量を調
MIN
節してく ださい。
小さくなる 大きくなる
ヘッドフ ォンを使う場合
フォーンズ
ヘッドフォンをPHONES】端子に接続して使い
ます。
ヘッドフォンを接続するとYDP-301本体のスピー カーからは音が出ません。 また、PHONES】端子は2つありますので、ヘッド フォンを2本接続して2人で演奏を楽しむこともで きます。
フォーンズ
MASTER VOLUME
底面
PHONES
ステレオ標準ジャッ
MAX
MASTER=全体を制御する VOLUME=音量
マスターボリューム
MASTER VOLUME】で、
フォーンズ
PHONES】や AUX OUT の出力レベ
ルも調節されます。
YDP-301 ご使用前の準備
7

各部の名前

トップパネル
MASTER VOLUME
MIN
PHONES
ROOM
HARD
HALL 1
2
MAX
FUNCTION TRANSPOSE
1
POWERPOWER
C0 D0 E0 F0 G0 A0 B0 C1 D1 E1 F1 G1 A1 B1 C2 D2 E2 F2 G2 A2 B2 C3 D3 E3 F3 G3 A3 B3 C4 D4 E4 F4 G4 A4 B4
B-1A-1
HALL 2 STAGE
5
EFFECT TOUCH
6743
MEDIUM SOFT FIXED
89 ABC
PIANO E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
HARPSI­CHORD
HARPSI­CHORD
PIANO E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
ROOM
HARD
HALL 1
MEDIUM
HALL 2
SOFT
STAGE
FUNCTIONTRANSPOSE
FIXED
REVERB
EFFECT TOUCH
MASTER VOLUME
MIN
MAX
PIPE
PIPE
ORGAN 2REVERB
ORGAN 1
PIPE
PIPE
ORGAN 2
ORGAN 1
VARIATION
中央の「ド」
VARIATION
0
TEMPO/
DEMO
/
SONG
/
NO + / YES
PIANO SONG
METRONOME
RECORDER
START
TEMPO/ SONG
METRONOME
/
NO + / YES
/
DEMO
/
REC
STOP
PIANO SONG
RECORDER
START
/
REC
STOP
DE
C5 D5 E5 F5 G5 A5 B5 C6 D6 E6 F6 G6 A6 B6 C7
I
パワー
1
POWER】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7
2
MASTER VOLUME】・・・・・・・・・・・・・・ P7
3
FUNCTION】・・・・・・・・・・・・・・・・ P27〜33
4
TRANSPOSE】/【・・・・・・・・・・・・P19REVERB】/【・・・・・・・・・・・・・・・・P17
5
6
EFFECT】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P18
7
TOUCH】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P18
マスターボリューム
ファンクション
トランスポーズ
リバーブ
エフェクト
タッチ
8音色ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P16
バリエーション
9
VARIATION】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P17
F
G
H
テンポ/ソング
TEMPO/SONG【▼】【▲】/
B
C
D
E
ノー イエス
【−/NO】【+/YES】
デモ/ピアノソング
DEMO/PIANO SONG】
スタート/ストップ
・・・・・・・・・・・・・・・ P10,28
・・・・・・・・・・・・・・P12
START/STOP】・・・・・・・ P13〜15,23,25
レコード
REC】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P22
F左のペダル(ソフトペダル)・・・・・・・・・ P17
G
まん中のペダル(ソステヌートペダル)
・・P17
H右のペダル(ダンパーペダル)・・・・・・・ P16
フォーンズ
I
PHONES】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7
YDP-301 各部の名前
8
0ディスプレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P10
メトロノーム
METRONOME】・・・・・・・・・・・・・・・・・・P21
A
リアパネル
J
MIDI
IN OUT
ミディ イン アウト
J
MIDI INOUT・・・・・・・・・・・・・・ P35,39
ホストセレクト
K
HOST SELECT 【MIDI】
マッキントッシュ
 【PC-2PC-1Mac・・・・・・ P35,36〜37
トゥーホスト
TO HOST】・・・・・・・・・・・・・・ P35,36〜37
L
L
K
HOST SELECT TO HOST
PC-2 PC-1
MIDI
Mac
MIDI
IN OUT
HOST SELECT TO HOST
PC-2 PC-1
MIDI
Mac
AUX IN
RLRL/L+R
MN
AUX IN
RLRL/L+R
AUX OUT
AUX OUT
AC INLET
MAUX IN RL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P35 NAUX OUT RL/L+R・・・・・・・・・・・・ P35
YDP-301 各部の名前
9

操作の基本と共通機能

取扱説明書の「本編」をお読みいただく上で必要な「操作の基本と共通機能」を説明します。必ずお読みくだ さい。
操作の基本
操作の基本はパネルのボタンを押すだけです。 操作の結果をパネル中央のディスプレイで確認しながら進めてください。 場面に応じて、たとえば下記のような表示になります。
テンポ
ピアノ30曲の曲番号 ファンクション項目番号 各種設定値
(通常の表示)
いろいろな場面でよく使うボタン
マスターボリューム テンポ ソング ノー イエス
【MASTERVOLUME】 【TEMPO/SONG】(−/NO,+/ YES)
ROOM
HARD
HALL 1
MEDIUM
HALL 2
SOFT
STAGE
MASTER VOLUME
MIN
MAX
FUNCTION TRANSPOSE
マスターボリューム
MASTER VOLUME
音量を調節します。
テンポ ソング ノー イエス
TEMPO/SONG【▼】【▲】(−/NO, +/YES)
REVERB
EFFECT TOUCH
FIXED
PIANO
E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
HARPSI­CHORD
ORGAN 1
PIPE
PIPE
ORGAN 2
VARIATION
METRONOME
TEMPO/
/
NO + / YES
/
DEMO
SONG
PIANO SONG
START
STOP
RECORDER
/
REC
この2つ のボタン 【▼】と【▲】は、場面に応じて下記のように異なる働きを します。
テンポ
・ TEMPOの調節
メト ロノ ームを使う ときや、デモ曲/ピアノ曲、録音した曲の再生時のテンポを調節します。32〜280(1分間の拍数)の範 囲で設定できます。ボタンを押し続けると値が連続して変わります。【▼】と【▲】を同時に押すと、標準テンポ(録音した曲 に設定されているテンポ、または120)に戻ります。
ソング
・ SONGの選択
ピアノ30曲の曲を選びます。ボタンを押し続けると曲番号が連続して変わります。
ノー イエス
・−/NO, +/YES機能
各種の値を設定、選 択したり、 操作の実行(YES)や中止(NO)を行います。多くの場合、ボタ ンを押 し続けると値が連続し て変わります。その場合、項目によって最大値、最小値でストップする場合と、循環して変わる場合があります。【▼】と【▲】 を同時に押すと、基本設定(電源ON時の設定)に戻 ります。
YDP-301 操作の基本と共通機能
10
イエス ノー
オン
YDP-301の機能の全体構成
大きく下記3つの機能があります。
演奏に関する機能(P16〜P21)
録音/再生に関する機能(P22〜P26) ファンクションの各機能(P27〜P33)
ファンクションとは …
YDP-301をお使いいただく上で の各種の設定を、ご自分の使いやすい状態に設定する機能で
す。電源ON時は基本設定になっていますが、特に独自の設定をしたいときに、ご 利用ください。 また、各種の応用的な操作がファンクションにまとめられています。(P27〜P33)
オン
YDP-301 操作の基本と共通機能
11

デモ曲/ピ アノ曲を楽しむ

YDP-301には、音色ごとに1曲ずつのデモ曲と、ピアノ模範演奏30曲が入っています。聞いてみましょう。ピ
アノ模範演奏30曲では、曲中のフレーズを指定して繰り返し練習(部分練習)した りするこ とができ ます。
2
ROOM
HARD
HALL 1
MEDIUM
HALL 2
SOFT
STAGE
MASTER VOLUME
MIN
MAX
FUNCTION TRANSPOSE
REVERB
EFFECT TOUCH
FIXED
PIANO
E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
HARPSI­CHORD
ORGAN 1
PIPE
PIPE
ORGAN 2
VARIATION
電源を入れる
1
(まだ電源を入れていない場合)POWER】を押します。
電源が入ります。
音量はあとでデモ曲/ピアノ曲を実際に再生して聞き ながら調節 しますが、とりあえ ず
マスターボリューム
MASTER VOLUME】を中程まで上げておき ます。
パワー
デモ曲/ピアノ 曲モードに入る
2
パネル右ブロックのDEMO/PIANO SONG】を押します。
音色ボタンのランプが流れるように点滅します。
デモ ピアノソング
METRONOME
TEMPO/
/
DEMO
SONG
PIANO SONG
/
NO + / YES
デモ曲/ピアノ曲の曲名リスト…
音色ごとのデモ曲には、各音色の
特長がよくわかる曲が選ばれてい ます。ピアノ模範演奏30曲にはピ アノのレッスンでよく使われる曲が
集めら れています。曲名と、ピアノ
30曲の参考楽譜のリストをP41に
掲載しています。
デモ曲/ピアノ曲の再生データは
MIDI送信されません。また、 デモ曲/ ピアノ曲モー ド中はMIDI受信を行 いません。
録音モード(P22)のときと、曲
の再生中(P25)は…
デモ曲/ピアノ曲モードには入れま せん。
START
STOP
RECORDER
/
REC
このあと、音色デモ曲の聞き方と、ピアノ模範演奏30曲(以降「ピアノ30曲」と呼 びます)の
聞き方/楽しみ方に分けて説明します。
モー ドと は…
ある機能を実行できる状態を意味 します。たとえば、ファンクションと いう機 能を使える状 態 のことを ファ ンクションモー ドと言 います。 また、「種類」とか「方式」という意味 に使われる場合もあります。
ソング
SONGとは…
クラ ビノーバでは、演奏データを総
称して 「ソング(SONG)」と呼んで います。デモ曲/ピアノ曲も演奏 データですので【DEMO/PIANO
デモ/ピアノソング
SONG】と呼んでいます。
YDP-301 デモ曲/ピアノ曲を楽しむ
12

デモ曲を聞く

ROOM
HARD
HALL 1
MEDIUM
HALL 2
SOFT
STAGE
MASTER VOLUME
MIN
MAX
FUNCTION TRANSPOSE
選曲と再生スタート
3
聞きたいデモ曲の音色ボタンを押します。
デモ曲の再生がスタートします。
音量の調節
デモ曲を聞きながらMASTER VOLUME】で音量を調節します。
テンポの調節
デモ曲ごとに固有のテンポが設定されて
いますが、再生中にTEMPO/SONG 【▼】【▲】を押してテンポを変更できます。 【▼】【▲】を同時に押すと元のテ ンポに戻
ります 。
REVERB
EFFECT TOUCH
FIXED
マスターボリューム
テンポ ソング
PIANO
E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
元のテンポに対してのプラスマイナスの値
(-99〜0〜99)で表示されます。元のテンポ
のときは「―――」と表示されます 
HARPSI­CHORD
ORGAN 1
53 4
バリエーション
START
STOP
RECORDER
/
REC
TEMPO/
/
PIPE
ORGAN 2
PIPE
VARIATION
METRONOME
SONG
/
NO + / YES
DEMO
PIANO SONG
連続再生…
デモ曲/ピアノ30曲すべてを順番 に、または順不同に連続再生させ ること もできます。 次項「ピアノ30 曲を聞く」の操作3をご覧ください。
【VARIATION】を押すと…
音色デモでなく、ピアノ30曲の中 からランダムに曲が選ばれ再生さ れます。
テンポのリセット(再設定)…
新 しい曲を選ぶと(または連続再生 で新しい曲がスタートすると)テン ポは自動的にその曲の固有のテン ポにリセットさ れます。
再生ストップ
4
再生をストップする場合は、START/STOP】か再生中の音色ボタン(再生中は点滅し
ています)を押し ます。
スタート ストップ
デモ曲/ ピアノ曲モードを抜ける
5
デモ ピアノソング
DEMO/PIANO SONG】を押します。
音色ボタンのランプの流れるような点滅が止まります。
デモ曲では「部分練習」(P15)はで
きません。
YDP-301 デモ曲 /ピアノ曲を楽しむ
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ピアノ30曲を聞く

ROOM
HARD
HALL 1
MEDIUM
HALL 2
SOFT
STAGE
MASTER VOLUME
MIN
MAX
FUNCTION TRANSPOSE
選曲と再生スタート
3
テンポ ソング
TEMPO/SONG【▼】【▲】を押 して聞くピアノ曲を選び
3 -1
ます。
REVERB
EFFECT TOUCH
FIXED
PIANO
E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
HARPSI­CHORD
ORGAN 1
53 3 -2-1 4
TEMPO/
/
/
NO + / YES
DEMO
SONG
PIANO SONG
PIPE
ORGAN 2
PIPE
VARIATION
METRONOME
START
STOP
RECORDER
/
REC
12330聞く曲番号を指定します。
オール
ALL デモ曲とピアノ30曲を順番に連続再生するモードです。
ランダム
rnd デモ曲とピアノ30曲を順不同に連続再生するモードです。
1曲だけ再生するモードです。
バリエーション
また、VARIATION】を押すとピアノ30曲の中からランダムに曲が選ばれ、再生がス
ター ト します。(この場合は即ス タートします。)
スタート ストップ
START/STOPを押すと再生がスタートします。
3 -2
音量の調節
マスターボリューム
ピアノ曲を聞きながらMASTER VOLUME】で音量を調節します。
テンポの調節
ピアノ曲ごとに固有のテンポが設定されていま
すが、再生中に、TEMPO/SONG【▼】【▲】を押
してテンポを変更できます。
【▼】【▲】を同時に押すと元の
テ ンポに戻 ります。
テンポ ソング
元のテンポに対してのプラスマイナスの値
(-99〜0〜99)で表示されます。元のテンポ
のときは「―――」と表示されます 
再生ストップ
4
ピアノ曲の再生が終了すると、自動的に再生前の状態に戻ります。再生途中に(または
連続再生中に)ストッ プする場合は、START/STOP】を押します。
・続いて他の曲を再生する場合は、操作3に戻ります。
デモ曲/ピアノ 曲モードを抜ける
5
デモ ピアノソング
DEMO/PIANO SONG】を押します。
音色ボタンのランプの流れるような点滅が止まります。
スタート ストップ
曲番号
ALLを選んでから音色ボタン
を押すと…
その音色のデモ曲から順番に連続
再生します。
テンポのリセット(再設定)…
新 しい曲を選ぶと(または、連続再
生で新しい曲がスタートすると)テ ンポは自動的にその曲の固有のテ ンポにリセットさ れます。
次に、ピア ノ 30曲の、曲中のフレーズを指定して繰り返し練習する方法(部分練習)を説明 し ま す。
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ピアノ30曲の部分練習

曲中のフレーズを指定して繰 り 返し練習(部分練習)することができます。
1 2
ROOM
HARD
HALL 1
MEDIUM
HALL 2
SOFT
STAGE
MASTER VOLUME
MIN
MAX
FUNCTION TRANSPOSE
フレーズの始まり(A点)と終わり(B点)の指定と練習スタート
1
選曲し、再生をスタートします。聞き なが ら、始まり(A点)にしたい ところ でFUNCTION
を押します。
始まり(A点)が設定され、ディスプレイ に と表示
されます。
REVERB
EFFECT TOUCH
FIXED
PIANO
E.PIANO 1 E.PIANO 2 E.PIANO 3
HARPSI­CHORD
ORGAN 1
PIPE
PIPE
ORGAN 2
VARIATION
ファンクション
METRONOME
TEMPO/
/
DEMO
SONG
PIANO SONG
/
NO + / YES
オール ランダム
ALLとrndのときはできません。
START
STOP
RECORDER
曲の先頭から繰り 返 しを始めた
いときは …
再生をスター トする前に
ファンクション
【FUNCTION】を押 して始ま り(A
点)を設定しま す。
/
REC
続いて、終わり(B点)にしたいとこ ろでも う1度FUNCTION】を押します。
ファンクション
終わり(B点)が設定され、ディ スプレイに と表
示されます。 同時に、A点に戻って繰り返し再生が自動的にスタートしま す。練習してください。
練習ストップ
2
A点、B点の設定を保っ たまま 一時練習をストップするときはSTART/STOP】を押しま す。(この場合、再度START/STOP】を押す と、再びA点〜B点の繰り返し再生がス
ター ト します。)
A点、B点の設定を解除するときはFUNCTION】を押します。
スタート ストップ
ファンクション
スタート ストップ
新しい曲を選ぶと…
A点、B点は自動的に解 除され ます。
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