Yamaha PLS1-TR operating instructions

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YAMAHA

トリガー用PLS1

このたびは、YAMAHAトリガー用PLS1 PLS1-TRをお買い求めいただきまして、まこ とにありがとうございます。 本機はフェーダースタート/ストップ対応のミキサーと接続することにより、フェーダー 操作をキーにして、最大8台の機器のスタート/ストップを制御できます。 PLS1-TRの性能を十分に発揮させると共に、いつまでも支障なくお使いいただくため、 ご使用の前にこの説明書をよくお読みください。

目 次

各部の名称と機能
接続例 2
本機の使い方
仕様
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ご使用上の注意

◆設置場所について

次のような場所でご使用になりますと、故障の原因となり ますので注意してください。

  • 直射日光の当たる場所や、暖房機具のそばなど
  • ●温度の特に低い場所
  • 湿気やホコリの多い場所
  • 振動の多い場所
  • ◆無理な力を加えない

スイッチやツマミ類に無理な力を加えることは避けてくだ さい。

◆接続について

接続は、各機器の電源スイッチを切ってからおこなうか、 各ボリュームを絞ってからおこなうかしてください。

  • ◆電源について
    • •本機は日本国内仕様です。必ずAC100 V、50/60 Hzの 電源コンセントに接続してください。AC100 V以外の電 源では絶対にご使用にならないでください。
    • 電源スイッチは送信機器側から順に入れてください。また切るときは、逆の順序で切ってください。

◆ プラグ類を外す時は

コード部分の断線やショートを防ぐため、プラグ類は必ず プラグ部分を持って外してください。

◆他の電気機器への影響

本機はデジタル機器を多く使っているため、近くのラジオ やテレビに雑音などが生じることがあります。その場合は 十分に距離を離してお使いください。

◆セットの移動

コード部分の断線やショートを防ぐため、他の機器との配 線を取り外してからセットを移動してください。

◆ ケースを開けない

故障や感電の原因となりますので、ケースを開けたり本機 を改造したりしないようにしてください。 なお、何か異物が本機の中に入ってしまった場合は、すぐ に電源プラグを抜き、購入店または巻末に掲載されている 最寄りのサービスステーションにご相談ください。

◆ 外装のお手入れについて

外装をベンジンやシンナー系の液体で拭いたり、本機の近 くでエアゾールタイプのスプレーを散布しないでくださ い。外装のお手入れの際は、必ず柔らかい布で乾拭きして ください。

◆MIDIケーブル

MIDIケーブルは、MIDI規格のものをお使いください。 MIDIケーブルの長さは15 mが限度とされています。それ 以上長いケーブルをお使いになりますと、トラブルの原因 となりますので注意してください。

◆保証書の手続きを

お買い求めいただいた際、購入店で必ず保証書の手続きを おこなってください。保証書に販売店印がありませんと、 保証期間中でもサービスが有償となることがあります。

◆ 説明書は保管してください

この取扱説明書をお読みになった後は、保証書と共に大切 に保管してください。

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各部の名称と機能

■ フロントパネル

  • インジケーター (A、B、C、D) 各チャンネルの出力があったとき点灯します。普段はDの み点灯しています。
  • ② チャンネルテストスイッチ (1~8) 本機のみでトリガー動作のテストをおこなえます。 単独で各スイッチを押すと、対応するチャンネルのC端子に250 msのトリガーパルスを出力し、インジケーターCが 点灯します。
  • ⑦▲/▼スイッチ

本機のみでトリガー動作のテストをおこなえます。 ▲スイッチを押しながらいずれかのチャンネルテストスイッ チ②を押すと、対応するチャンネルのA端子に250 msのト リガーパルスを出力し、インジケーターAが点灯します。 ▼スイッチを押しながらいずれかのチャンネルテストスイッ チのを押すと、対応するチャンネルのB端子に250 msのト

  • リガーパルスを出力し、インジケーターBが占灯します。
  • ⑧ POWERスイッチ

PLS1-TRの電源スイッチです。

■ リアパネル

使用しません。

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① MIDI IN、OUT、およびTHRU

MIDI IN端子をフェーダースタート/ストップ対応のミキ サーのMIDI OUT端子と接続します。 MIDI OUTには何も接続しません。THRUからはIN端子に 入った信号がそのまま出力されます。

② トリガー信号出力端子(CH1~CH8) 各機器へのトリガー出力用フォンジャックです。 OUT端子は共通端子です。使用しない端子にはダミーのプラグを挿入してください。

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接続例

本機とフェーダースタート/ストップ対応のDMC1000ステレオ*1をMIDIケーブルで接続してください。

8台までのテープレコーダー、CDプレーヤー、DATなどのスタート(play)/ストップ動作をDMC1000ステレオのフェーダーで 制御できます。

接続例を次に示します。

*1 お買上げ販売店までお問い合わせください。

*2 誤動作を防止するために、ご使用チャンネルのB端子とD端子にはタミーのプラグを挿入してください。

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本機の使い方

■本機のMIDI機能

本機はノートオン信号とプログラムチェンジを常にオムニで 受信します。送信はおこないません。 電気的特性と信号の規格はMIDI規格1.0を遵守しています。

○ ノートオン信号受信時の機能

ノートオン信号を受信すると、250msのトリガーパルスを発 生します。ペロシティによって出力される端子が選択されま す。

チャンネル ノートナンバー
9n 25 7F/00 1 37
9n 26 7F/00 2 38
9n 27 7F/00 3 39
9n 28 7F/00 4 40
9n 29 7F/00 5 41
9n 2A 7F/00 6 42
9n 2B 7F/00 7 43
9n 2C 7F/00 8 44

ベロシティの値と端子

ベロシティ 選択される端子
64以上 С
32~63 В
31以下 A

○ プログラムチェンジ受信時の機能

プログラムチェンジを受信すると、250 msのトリガーパルス をC端子に出力します。

-
チャンネル プログラム番号
Cn 78 1 121
Cn 79 2 122
Cn 7A 3 123
Cn 7B 4 124
Cn 7C 5 125
Cn 7D 6 126
Cn 7E 7 127
Cn 7F 8 128

  • トリガーパルスの発生は次のようにおこなわれます。
    • 電源投入時および非動作時、OUT端子はD端子と導通しています。
    • 有効なノートオンまたはプログラムチェンジ信号を受信すると、OUT端子はD端子との導通を遮断してA、BまたはC端子と250 msのあいだ導通します。
    • この導通の切り換えが外部機器へのトリガーパルスとなります。
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仕様

■一般仕様

MIDI コマンド: コマンド: ノートオン、プログラムチェンジ
コネクター : IN/OUT/THRU
5pin DINコネク ター
電気特性 トリガーパ ルス幅: 250 ms±10 %
トリガー用 スイッチの種類: リレー
トリガー回 路の電圧/電流: Max. DC24 V 100 mA
Min. DC20 mV 0.1 mA
電源 100 V±10 100 V±10 % AC 50/60 Hz
消費電力 Тур. 7.5 М Typ. 7.5 W
動作温度 0°C~35°C
保存温度 -20C~+55C (ただし結露なきとき)
動作湿度 30 %~70 %
保存湿度 25 %~90 %
最大外形寸法(W×H×D) 480×89.9 ×209.5 mm
重量 3.8 kg

■ 出力仕様

CH1~8(A、B、C、D、OUT) トリガー用信号端子
フォンジャック
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■ 寸法図

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■ お客様ご相談窓口

ヤマハPA製品にかんするご質問・ご相談・あるいはアフ ターサービスについてのお問合わせは下記のお客様ご相談窓口 へおよせください。

■ 保証書

本機には保証書がついています。販売店でお渡ししていま すから、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所 定事項の記入および記載内容をおたしかめのうえ、大切に保 管してください。

保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお約 束するもので、本機の保証期間はお買上げ日より1年です。

保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、 記載事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ 販売店かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製品サービ ス拠点へご連絡ください。継続してサービスできるように手配 いたします。

■調整・故障の修理

「故障かな?」と思われる症状のときは、この説明書をも う一度よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたしか めください。それでもなお改善されないときには、お買上げ 販売店へご連絡ください。調整・修理いたします。

調整・修理にさいしては保証書をご用意ください。保証規 定により、調整・修理サービスをいたします。また、故障した製品をお持ちいただくか、サービスにお伺いするのかも保 証書に書かれています。

W書に書かれているう。 修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわれ、そのための補修用性能部品が用意されています。性能部品 とは製品の機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、 PA製品ではその最低保有期間は製造打切後8年です。この期 間は通商産業省の指導によるものです。

●お客様ご相談窓口:PA製品に対するお問合せ窓口

<音響システム事業部 営業部>


+
京阪 [ 営
; 労
業業 8 03-5488-5480 ∓108
=556
東京都港区高輪2-17-11
士作吉泊海区数波内1 12 1日
へ名で 5屋 8 052-232-5744 ⊤350
〒460
名古屋市中区錦1-18-28 なんは江本_ツセイヒル
|営 đ 092-412-5556 ₹812 福岡市博多区博多駅前2-11-4
本社 E 内會 宮 薄 く にんしょう しょうしん しんしょう しんしょう しんしん しん 8 053-460-2455 ₹430 浜松市中沢町10-1
< 国内営業統括本部>
海道 〔支 店し M営業課 🕿 011-512-6113 7064 札幌市中央区南十条西1-1-50 ヤマハセンター内
店し M営業課 8 022-222-6146 〒980 仙台市青葉区大町2-2-10
店L M営 業 課 🕿 082-244-3749 〒730 広島市中区紙屋町1-1-18 ヤ マハト・ル

●ヤマハ電気音響製品サービス拠点:修理受付および修理品お持込み窓口

北海道サービスセンター 3 011-513-5036 〒064 札幌市中央区南十条西1-1-50 ヤマハセンター内
仙 台サービスセンター 6 022-236-0249 〒983 仙台市若林区卸町5-7 仙台卸商共同配送センター 3F
新 潟サービスステーション 7 025-243-4321 〒950 新潟市万代1-4-8 シルバーボウルビル 2F
首都圏サービスセンター 7 044-434-3100 〒211 川崎市中原区木月1184
東 京サービスステーション 7 03-5488-6625 〒108 東京都港区高輪2-17-11
(お持込み修理窓口)
浜 松サービスセンター
名古屋サービスセンター
大 阪サービスセンター
☎ 053-465-6711
☎ 052-652-2230
☎ 06-877-5262
〒435
〒454
〒565
浜松市上西町911 ヤマハ(株)宮竹工場内
名古屋市中川区玉川町2-1-2 ヤマハ(株)名古屋流通センター 3F
吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ(株)千里丘センター内
四 国サービスセンター ☎ 0878-22-3045 〒760 高松市丸亀町8-7 ヤマハ㈱高松店内
広 島サービスセンター ☎ 082-874-3787 〒731-0 1広島市安佐南区西原6-14-14
九 州サービスセンター ☎ 092-472-2134 〒812 福岡市博多区博多駅前2-11-4
本社/カスタマーサービス部 ☎ 053-465-1158 〒435 浜松市上西町911 ヤマハ㈱宮竹工場内

※ 1994年5月1日現在 ※ 所在地・電話番号などは変更されることがあります。

ヤマハ株式会社 音響システム事業部 営業部 6053-460-2455 〒430 浜松市中沢町10-1

VS21990 R0 1 CR 94 05 100 CR

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