Yamaha PLG150-AN User Manual [ja]

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AN Easy Editor
マニュアル

ご使用になる前に

AN Easy Editorは、PLG150-ANの音色パラメーターの設定を行なうためのアプリケーションです。 コードデータの構造を理解しないでも直感的な入力、設定作業ができるよう、わかりやすい操作方法を目指 しました。
・ このアプリケーションで音色パラメーターをエディットしている時にPLG150-ANを組み込んだシン
セサイザーや音源を操作すると、アプリケーションと本体との設定が食い違ってしまいますのでご注 意ください。
著作権について
・ このアプリケーションおよびマニュアルの著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。 ・ このアプリケーションおよびマニュアルの一部または全部を無断で複製、改変することはできません。 ・ 市販の音楽データは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権利者に
無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談される などのご配慮をお願いします。
商標について
・ このマニュアルに掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
ご注意
・ このアプリケーションおよびマニュアルを運用した結果およびその影響については、一切責任を負い
かねますのでご了承ください。
・ このマニュアルに掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがっ
て、最終仕様と異なる場合がありますのでご了承ください。
このマニュアルについて
このマニュアルでは、Windows版とMacintosh版とで同様の画面となる場合、Windows 版の画面を用 いて説明しています。 またMacintosh版では、ホストアプリケーションとはXGworks(lite)のことを指します。
※ Macintosh版では、「AN Easy Editor」が「ANイージーエディター」と表示されることがあります。
Windowsユーザーの皆様へ
AN Easy Editorをお使いになる場合、コントロールパネル/画面/(設定 /)詳細で、フォントサイズを「小 さいフォント」に設定してください。「大きいフォント」を選択すると、ダイアログの文字列が正しく表示
されないことがあります。 また、お使いのパソコンのシステムによっては、このマニュアル内のイラストの色が正しく表示されない
場合があります。 この場合も問題無くご使用いただけますが、「コントロールパネル」の「画面」の設定で、「背景」および
または、「画面」の設定で、「ディスプレイの詳細」のカラーパレットを「HighColor(16ビット)」以上に してください。
MacOSユーザーの皆様へ
MacOS8.5以降でAN Easy Editorをお使いになる場合、「コントロールパネル」の「アピアランス」で
「フォント」のタブを選択し、「ラージ・システムフォント」を「Osaka」に設定してください。また、 「なめらかな文字で表示する」のチェックボックスをオフにしてください。
Copyright (c) 2001 Yamaha Corporation. All rights reserved. Version 1.1, 2001 YAMAHA CORPORATION
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AN Easy Editorとは

パートパラメーターを変更して、間接的にPLG150-ANの音色を変更するためのソフトウェア です。 ボイスのパラメーターを直接エディットするわけではありません。 AN Easy Editorでは、PLG150-ANを使用しているパートでのみ設定できるANネイティブ パートパラメーター (※注 ) と、PLG150-ANを使用しているかどうかにかかわらず いつでも 設定できるXGパートパラメーター (※注) の両方をエディットすることができます。またAN Easy Editorでは、これらをあわせて「ANパラメーター」と呼びます。 変更したパラメーターは、ANパラメーターファイルとして保存できるほか、ホストアプリケー ションのソングデータにイベントとして挿入することもできます。
モジュラーシンセシスプラグインシステム対応のプラットフォーム機器(CS6x、CS6R、S80 など)をご使用の方へ
XGパートパラメーターは、XGプラグインシステムプラットフォーム(MU2000など) にて、 PLG150-ANを使用した時に有効となるパラメーターです。モジュラーシンセシスプラグイ ンシステム対応のプラットフォーム機器(CS6xなど) をお使いの場合は、お客様の意図通り に動作しないことがあります。詳しくは以下をお読みください。
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AN Easy Editorとは //
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XGパートパラメーターと ANネイティブパートパラメーターについて

(※注)
XGパートパラメーターと ANネイティブパートパラメーターについて
1. XGパートパラメーター
マルチパートの任意のパートで選択したボイスを、曲に合わせて間接的にエディットするため のパラメーターです。
2. AN ネイティブパートパラメーター
PLG150-AN固有のパートパラメーターです。 XGプラグインシステム機器では、選択したボイスを曲に合わせて間接的にエディットするため のパラメーターとなります。また、モジュラーシンセシスプラグインシステム対応のプラット フォーム機器では、ボイスを作成しストアしておくためのパラメーターとなります。
(a) XG Plug-in System プラットフォーム (MU2000など)の場合
Part 1
XG Part parameter
ANNative Part parameter
PLG150-AN
ボイス
AN EasyEditor
Part 2 ...
XG Part parameter
プラットフォーム上
ボイス
XG Plug-in System プラットフォーム
(b) 非XGPlug-in System プラットフォーム (CS6xなど)の場合
XG Part parameter
Plug-in ボイス
Plug-in Voiceparameter
AN NativePart parameter
PLG150-AN
ボイス
非 XG Plug-in System プラットフォーム
AN Easy Editor
この枠内が、CS6x上でPlug-in ボイス としてストアされる。 ( XG Part parameterはPlug-inボイスと して、ストアされない。)
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操作手順

AN Easy EditorとAN Expert Editorの両方で同時にエディットした場合、エディター上で表示しているパ ラメーターとPLG150-ANが発音している状態が一致せず、正常に動作しなくなる場合があります。
AN Easy Editorを起動し、[ANパート選択]ダイアログでパートを選択します。
z
AN Easy Editor の起動時に表示される[ANパート選択] ダイアログで、PLG150-ANを割り当 てるパートを選択します。

PLG150-ANを割り当てるパートを選択する手順

・ モジュラーシンセシスプラグインシステム対応機種をお使いの場合は、モードやスロット
によって割り当てるパート番号が違いますのでご注意ください。
・ ボイスモードでご使用の場合
パート番号を「1」に設定します。(PLG150-ANをPLG1または2のどちらのスロット に挿していても同様です。)
・ パフォーマンス(マルチ)モードでご使用の場合
PLG150-ANをPLG1に挿しているときはパート番号を「16」に、PLG2に挿している ときはパート番号を「15」に設定してください。
・ PLG150-ANのパートを選択するパラメーターがホストアプリケーションのトラックデー
タ上にある場合は、そのパート番号が自動的に表示されます。
x
[OK]ボタンをクリックします。
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操作手順 //
AN Easy Editorを起動後に割り当てる場合は、次の手順で行ないます。
z
[AN Easy Editor設定]ダイアログを表示します。
メニューバーから[設定]-[AN Easy Editor設定 ]を選択します。
//
PLG150-ANを割り当てるパートを選択する手順
x
パートを設定します。
[MIDI CH]と[ PART No]にPLG150-ANを割り当てるパート番号を入力します。
c
[OK]ボタンをクリックします。
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操作手順 //
//

ANパラメーターファイルを開く手順

ANパラメーターファイルを開く手順
Windows
z
x
Windows
Macintosh
Macintosh
メニューバーから[ファイル]-[ANパラメーターファイルを開く]を選択します。
ツールバーの[ANパラメーターファイルを開く]ボタンをクリックする操作でもダイアログを 表示することができます。
ANパラメーターファイルを開きます。
読み込みたいANパラメーターファイルを指定し、[ 開く] ボタンをクリックします。
[開く ]ダイアログを表示します。
ファイルを開くダイアログを表示します。
Windows
Windows
Macintosh
Macintosh
ファイルの種類について ANパラメーターファイル (***.ANE):
AN Easy Editorで作成したパラメーターファイルを開きます。
ANエキスパートボイスファイル (***.ANS):
AN Expert Editorで作成した音色を Userバンクボイスリストにロードします。
AN1xボイスファイル (***.AN1):
AN1x用の音色エディター (AN1x Editor★) の音色を Userバンクボイスリストにロードし ます。
★AN1x Editorについて
・ AN1x Editorは、AN1x発売当時に 販売キャンペーンCD-ROMやフロッピーディスク、
またはhttp://www.yamaha.co.uk などのウェブページから、フリーウェアとして配布し たEditor用の音色ファイルです。
・ Macintosh用のAN1x Editorのファイルも、「.AN1」と拡張子を付けることによって開く
ことができます。
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操作手順 //
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ANパラメーターファイルを保存する手順

ANパラメーターファイルを保存する手順
Windows
z
x
Windows
Macintosh
Macintosh
メニューバーから[ファイル]-[ANパラメーターファイルに名前を付けて保存]を選択します。
ツールバーの[ANパラメーターファイルを保存]ボタンをクリックする操作でもダイアログを 表示することができます。
保存します。
名前を入力し、[保存 ]ボタンをクリックします。
[名前を付けて保存 ]ダイアログを表示します。
ファイルの保存ダイアログを表示します。
Windows
Windows
Macintosh
Macintosh
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操作手順 //
//
ボイスを選択する手順
ボイスを選択する手順
バンクを選択します。
z
[Bank](バンク)欄の[XG]、[Preset1]、[Preset2]、[User]のいずれかをクリックします。
[User]ボタンは、AN Expert Editorなどで作成した音色データを使用する場合以外はグレーに なっていて、選択できないようになっています。 [User]ボタンを選ぶ必要がある場合は、以下の手順でUserバンクの音色を読みこんでくださ い。
(1) AN Expert Editorを起動します。
メニューバーから[プラグイン]-[AN Expert Editor]を選択し、AN Expert Editorを起動し
ます。 (2) 現在の設定に適当な名前を付けて、ANエキスパートファイル(***.ANS)に保存します。 (3) AN Easy Editorを起動します。 (4) ANパラメーターファイルを開きます。
メニューバーから[ファイル]-[ANパラメーターファイルを開く]を選択してファイルを開
くダイアログを表示し、手順(2)で保存したANエキスパートファイル(***.ANS)を選択し
ます。 (5) [User]ボタンが表示され、Userバンクが選択できるようになります。
x
ボイスを選択します。
[Voice]欄でボイスを選択します。
ボイスを変更した時、[AN Easy Editor設定]ダイアログの[エディット動作設定]タブで「ボイ ス選択時にパラメーターを初期化する」が選択されていると、ANパラメーターは初期化さ れます。
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ボイスをエディット(編集)する手順

ボイスを選択します。
z
エディットを行ないます。
x
ANパラメーターを変更して音色を作り変えます。
ANパラメーターファイルを保存します。
c
操作手順 //
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ボイスをエディット(編集 )する手順
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操作手順 //
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設定値を変更したパラメーターだけを、指定したトラックに挿入する手順

設定値を変更したパラメーターだけを、指定したトラックに挿入する手順
[AN Easy Editor設定]ダイアログを表示します。
z
メニューバーから[設定]-[AN Easy Editor設定 ]を選択します。
ツールバーの[AN Easy Editor設定]ボタンをクリックする操作でもダイアログを表示するこ とができます。
設定値を変更したANパラメーターを、指定したトラックに挿入する状態にします。
x
[送信&挿入設定 ] タブをクリックしてから、[パラメーターの送信&挿入方法]欄で「差分」を選 択します。
同じダイアログで、挿入する際に新しくブロックを作るかどうかや、挿入するパラメーター の間隔なども設定できます。
c
[パラメーター挿入 ]ダイアログを表示します。
メニューバーから、[設定 ]-[AN パラメーター挿入] を選択します。
ツールバーの[ANパラメーター挿入]ボタンをクリックする操作でもダイアログを表示するこ とができます。
v
挿入位置を設定します。
トラックとメジャー、ビート、クロックで、パラメーターを挿入する位置を指定します。
b
[OK]ボタンをクリックします。
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操作手順 //
AN Easy Editorの操作を録音する手順
[AN Easy Editor設定]ダイアログを表示します。
z
メニューバーから[設定]-[AN Easy Editor設定 ]を選択します。
//
AN Easy Editorの操作を録音する手順
ツールバーの[AN Easy Editorの設定]ボタンをクリックする操作でもダイアログを表示することが できます。
x
録音するトラックを設定します。
REC Track(レコーディングトラック)欄で、録音するトラックを設定します。
お使いの環境によっては、この操作が無効の場合があります。 その場合、ホストアプリケーションで録音するトラックを選択してください。
c
[OK]ボタンをクリックします。
v
ツールバーの[レコード]ボタンをクリックします。
b
ホストアプリケーションで録音をスタートします。 (Macintosh版では vの操作で自動的に録音がスタートするため、この操作は必 要ありません。)
n
ホストアプリケーションで録音をストップします。 (Macintosh版では mの操作で自動的に録音がストップするため、この操作は必 要ありません。)
m
ツールバーの[レコード]ボタンをクリックしてオフにします。
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操作手順 //
//
ユーザーボイスをAN Easy Editorと AN Expert Editorの両方でエディットする手順
ユーザーボイスをAN Easy Editorと
AN Expert Editorの両方でエディットする手順
AN Expert Editorを起動します。
z
任意のユーザーボイスを選択し、エディットします。
x
メニューバーから[編集]-[AN Voice List]を選択して[AN Voice List]ダイアログを表示しま す。[User]ボタンをクリックし、任意のユーザーボイスを選択してからエディットを始めます。
c
ストアします。
エディットしたボイスをユーザーボイスにストアします。
v
ANエキスパートファイルに保存します。
b
AN Easy Editorを起動します。
n
ANパラメーターファイルを開きます。
メニューバーから[ファイル]-[ANパラメーターファイルを開く]を選択してファイルを開くダイ アログを表示し、手順4で保存したANエキスパートファイル(***.ANS)を選択します。
m
ユーザーボイスを選択し、エディットを続けます。
先ほどエディットしていたユーザーボイスを選択してから、エディットを行ないます。
,
ANパラメーターファイルに保存します。
「***.ANS」ファイルから取り込んだユーザーボイスも一緒に保存されます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて

AN Easy Editorウィンドウ

ボイスを選択し、ANパートパラメーターのエディットを行なうウィンドウです。 AN Easy Editorの起動と同時に開き、このウィンドウを閉じるとAN Easy Editorは終了しま す。

パラメーターエディットのための基本操作

z
画面上のスイッチまたはノブをマウスで選択し、マウスの移動によってパラメーターを変 更します。またこのとき、右クリック(Macintosh 版の場合はcontrol キーを押しながらマ ウスをクリック)すると「初期化」というポップアップメニューが表示されます。これを選 択することによってパラメーターを初期値に戻すことができます。 マウスの操作(回転、上下/左右) については、[AN Easy Editor設定]ダイアログの
[エディット動作設定]タブで選択できます。
x
画面上のスイッチやノブの上にある数値ボックスをクリックすると、パソコンのキーボー ドから直接値を入力することができます。(このとき、上下の三角マークをクリックして値 の増減ができます。)
c
画面上のスイッチまたはノブをマウスで選択しておくと、そのあとはパソコンのキーボー ドのカーソルキー [← ][↑][↓ ][→] を使ってパラメーターを選択移動できます。さらに、
[shift]を押しながら [↑ ]を押すと値の増加、[shift]を押しながら[ ↓] を押すと値の減少が できます。
画面上のスイッチやノブの左上に書かれている数字やアルファベットはショートカット
v
キーを表しています。マウスを使わなくてもパソコンのキーボードのみで値を設定できる ようになっていて、またパソコンのキーボードと同じ配列になっているので、とても使い やすいツールです。ショートカットキーのみを押すと値の増加、[shift]を押しながら ショートカットキーを押すと値の減少ができます。
日本語FEPが有効の時は動作しないことがあります。 ショートカットキーを使う場合は、ローマ字モードに切り替え、[AN Easy Editor設定]の [エディット動作設定]でショートカットキーの使用を「使用する」に設定してください。(→P33)
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
//
AN Easy Editorウィンドウ
Windows
Windows
Macintosh
Macintosh
マウス右クリックメニュー
controlキー + マウスクリックメニュー
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
● ANパラメーター初期化
AN Easy Editor画面上の ANパラメーターを初期化します。
● ANパラメーター送信
AN Easy Editorの現在の設定をパートパラメーターとしてMIDI出力します。 メニューバーの[ 設定]-[ANパラメーター送信 ]と同じ機能です。
● ANパラメーター挿入
AN Easy Editorの現在の設定を、パートパラメーターとしてソングに挿入します。 メニューバーの[ 設定]-[ANパラメーター挿入 ]と同じ機能です。
[パラメーター挿入]ダイアログが表示されます。
● ANパラメーター抽出
シーケンスデータに含まれるパートパラメーターを抽出して、AN Easy Editorウィンドウに反 映します。 メニューバーの[ 設定]-[ANパラメーター抽出 ]と同じ機能です。
[ロケーション設定]ダイアログが表示されます。
● AN Easy Editor設定
AN Easy Editorの設定を行ないます。 メニューバーの[ 設定]-[AN Easy Editor 設定] と同じ機能です。
[AN Easy Editor設定]ダイアログを表示します。
● モーフィングの設定
モーフィングに関するを行ないます。 メニューバーの[ 設定]-[モーフィングの設定]と同じ機能です。
[モーフィングの設定]ダイアログが表示されます。
● ANパラメーターファイルを開く
ANパラメーターファイル(***.ANE)を読み込みます。 メニューバーの[ ファイル]-[ANパラメーターファイルを開く ]と同じ機能です。
ファイルを開くダイアログが表示されます。
● ANパラメーターファイルを保存
AN Easy Editorの現在の設定を保存します。 メニューバーの[ ファイル]-[ANパラメーターファイルを保存 ]と同じ機能です。
ファイルの保存ダイアログが表示されます。
● ANパラメーターファイルを名前を付けて保存
AN Easy Editorの現在の設定に名前を付けて、ANパラメーターファイルとして保存します。 メニューバーの[ ファイル]-[ANパラメーターファイルに名前を付けて保存 ]と同じ機能です。
ファイルの保存ダイアログが表示されます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
パートナンバー
PLG150-AN を割り当てるパート番号を表示します。 パートの設定は、起動時は[ANパート選択] ダイアログ、起動後は[AN Easy Editor設定]ダイアログ で行ないます。
ツールバー
[ANパラメーターファイルを開く]ボタン
ANパラメーターファイル(***.ANE) を読み込みます。 メニューバーの[ ファイル]-[AN パラメーターファイルを開く] と同じ機能です。 ファイルを開くダイアログが表示されます。
[ANパラメーターファイルを保存]ボタン
AN Easy Editorの現在の設定を保存します。 メニューバーの[ ファイル]-[AN パラメーターファイルを保存] と同じ機能です。
[AN Easy Editor設定] ボタン
AN Easy Editorの設定を行ないます。 メニューバーの[ 設定]-[AN Easy Editor設定]と同じ機能です。
[AN Easy Editor設定]ダイアログが表示されます。
[モーフィングの設定]ボタン
モーフィングに関する設定を行ないます。 メニューバーの[ 設定]-[モーフィングの設定]と同じ機能です。
[モーフィングの設定]ダイアログが表示されます。
[ANパラメーター挿入 ]ボタン
AN Easy Editorの現在の設定を、パートパラメーターとしてソングに挿入します。 メニューバーの[ 設定]-[AN パラメーター挿入]と同じ機能です。
[パラメーター挿入]ダイアログが表示されます。
[ANパラメーター送信 ]ボタン
AN Easy Editorの現在の設定をパートパラメーターとしてMIDI出力します。 メニューバーの[ 設定]-[AN パラメーター送信]と同じ機能です。
[ANパラメーター抽出 ]ボタン
シーケンスデータに含まれるANパラメーターを抽出して、 AN Easy Editorウィンドウに 反映します。 メニューバーの[ 設定]-[AN パラメーター抽出]と同じ機能です。
[ロケーション設定]ダイアログが表示されます。
[レコード]ボタン
AN Easy Editorの操作を録音する場合にクリックします。 メニューバーの[ 編集]-[レコード]と同じ機能です。
[Bank]( バンク)選択スイッチ
ボイスバンクを選択します。
[Voice](ボイス )選択リストボックス
現在選択されているバンク内のボイスを選択します。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
PORTAMENTO(ポルタメント )
ポルタメントとは、最初に弾いた鍵盤の音程から次に弾いた鍵盤の音程までを連続的に変化させる機能 です。この機能によって、バイオリンや管楽器などの楽器音に見られるような、なめらかな音程変化を 表現することができます。
音階が無段階になり なめらかに聞こえる
押鍵C1
C2
ノーマル
押鍵 C1
C2
ポルタメ ント
● SW.(ポルタメントスイッチ )
【設定値】 オン(点灯)/ オフ( 消灯) 【解説】 ポルタメント機能をオン/オフします。
スイッチをクリックするたびにポルタメント機能をオン/オフします。
● TIME( ポルタメントタイム)
【設定値】 0〜127 【解説】 ポルタメントタイムを設定します。ポルタメントタイムとは、前に弾いた音から次
に弾く音のピッチに移行するまでの時間のことです。値を大きくするほどポルタメ ントタイムが長くなり、小さくするほど短くなります。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
PEG(ピッチEG)ブロック
ピッチエンベロープジェネレーターの略で、ピッチ(音程 )の時間的な変化のエンベロープカーブを作る ユニットです。
ピッチ
PEG DEPTH
ATTACK DEPTH
基準ピッチ
PEG DEPTH
DECAY
時間
● PEG ATTACK/DECAY(PEGアタック/ディケイタイム )
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 PEGのアタックタイム( 立ち上がり時間)およびディケイタイム (減衰時間 )を同時に
設定します。PEGアタックタイムとは外部MIDI鍵盤を弾いた瞬間に本来の音程 (基 準ピッチ)から DEPTHまで変化するのに要する時間です。PEG ディケイタイムとDEPTHから基準ピッチまで変化するのに要する時間です。
● PEG DEPTH(PEGデプス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 PEGのデプスを半音単位で設定します。
LFO(ローフリケンシーオシレーター )
LFOの信号波形を使用して、VCOVCF、VCAに変調( モジュレーション) をかけ、ビブラートやワ ウ、トレモロ効果などを作り出すことができます。
● LFO1 SPEED(LFO1スピード)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 LFO1のスピードを設定します。値を大きくするほど速くなり、 小さくするほど遅
くなります。
スピード=遅い        スピード=速い
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
● LFO1/LFO2 VIBRATO(LFO1/LFO2 ビブラートデプス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 LFO1または LFO2で音程を揺らす深さを設定します。
VIBRATOは、選択した音色のLFO Assign Groupの設定によりLFO1またはLFO2のどちらで コントロールするかが決定します。それに応じてLFO部の表示が切り替わり、LFO1/LFO2 のどちらでコントロールできるかがわかります。
● LFO1/LFO2 VCA(LFO1/LFO2 VCAアンプリチュードモジュレーションデプス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 LFO1または LFO2の信号によって、VCAのボリューム(出力波形の振幅 )を変調す
る深さを設定します。音色にトレモロ効果を付けることができます。
VCAは、選択した音色のLFOAssign Groupの設定によりLFO1またはLFO2のどちらでコン トロールするかが決定します。それに応じてLFO部の表示が切り替わり、LFO1/LFO2のど ちらでコントロールできるかがわかります。
● LFO1/LFO2 VCF(LFO1/LFO2 VCFフィルターモジュレーションデプス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 LFO1または LFO2の信号によって、VCFのカットオフ周波数を変調する深さを設
定します。音色にワウワウ効果を付けることができます。
VCFは、選択した音色のLFO Assign Groupの設定によりLFO1またはLFO2のどちらでコン トロールするかが決定します。それに応じてLFO部の表示が切り替わり、LFO1/LFO2のど ちらでコントロールできるかがわかります。
● LFO2 SPEED(LFO2スピード)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 LFO2のスピードを設定します。値を大きくするほど速くなり、 小さくするほど遅
くなります。
スピード=遅い        スピード=速い
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
SYNC PITCH(オシレーターシンクピッチ)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 スレーブオシレーターの音程を半音単位で調整します。ここで音程を調節すること
により、シンクしているマスターオシレーターとスレーブオシレーターのピッチに ずれを生じさせ、生成される波形の倍音をコントロールすることができます。値を 大きくするほどたくさんの倍音を含んだぎらぎらした音色になり、小さくするほど 落ち着いた音になります。
オシレーターシンクがオンの時のみ有効です。オシレータシンクがオフのときは「−−−
−」と表示されます。
FM DEPTH(FM デプス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 FM変調 (周波数変調 )をかける深さの度合を調節します。値を大きくするほど変調
の深さが大きくなります。
VCO DETUNE(VCOデチューン)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 VCO1と VCO2の音程をずらします。値を大きくするほど音程差が大きくなりま
す。
KEY.M(キーアサインモード)
【設定値】 POLY/MONO/LEGATO 【解説】 外部MIDI鍵盤を弾いたとき、またはMIDI INからノートオンが入力されることに
よって、音源がどのように発音するか(発音モード )を設定します。ここで選ぶモー ドによって同時発音数も決まります。 POLY(ポリ ): 和音演奏を行なうモードです。最大同時発音数は5音です。 MONO(モノ): 単音演奏を行なうモードです。最大同時発音数は1音です。 LEGATO(レガート): 単音演奏を行なうモードです。最大同時発音数は 1音です。
レガートで弾いたとき(鍵盤を離す前に次の鍵盤を弾く )、 PEG、FEG、AEGなどのリトリガーがかからないので、 なめらかな演奏に向いています。
* シンセベースなど本来単音でしか鳴らない楽器の音色を使用する場合はモノに設
定するとよいでしょう。
LEGATOはXG音色以外の音色を選んでいる時にのみ設定できます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
UNISON(ユニゾンスイッチ )
【設定値】 ON/OFF/VOICE 【解説】 1つのキーオン/オフに対して、同じ音色でわずかに違うピッチを重ねて発音する
モード(ユニゾン )を使用するかどうかを設定します。
* KEY.MがPOLYに設定されている場合でもUNISONの設定が優先され、モノの動
作となります。
VOICEに設定すると、そのときに選んでいる音色の設定が有効になります。
MORPH(モーフィングスイッチ)
【設定値】 オン(点灯)/ オフ( 消灯) 【解説】 AN音源において、モーフィングを使用するかどうかを選択するスイッチです。 オ
フに設定した場合は、モーフィングの効果は得られません。
BASS(EQ Low Gain=EQ ローゲイン)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 低域周波数帯のゲインを設定します。値を大きくするほど低音が豊かになり太い音
になります。値を小さくするほど低域の少ないやせた感じの音になります。
VCO 1/2(ボルテージコントロールドオシレーター 1/2)
信号を作り出す発振器をVCOと呼びます。このユニットで音作りの基本となる波形の種類を選び、周 波数(音の高さ) を決定します。つまり音の3 要素のうち、音色と音程が決まります。PLG150-ANに は2つの VCO(VCO1とVCO2)があります。これら2 つの信号はミックスしたり、オシレーターシン クやFMなどの変調を使用することによって、さまざまな音色を作り出すことができます。
●PW(パルスウィズ)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 VCO1/2 のウェーブのパルスウィズ(波形の幅 )を調節します。
このパラメーターは、一般的にはpulse(矩形波)の波形幅をコントロールするため のパラメーターとして知られていますが、AN音源では pulse( 矩形波)以外の波形に 対しても有効で、より幅広い音作りが可能になっています。
● PWM(パルスウィズモジュレーションデプス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 VCO1/2 のウェーブのパルスウィズ(波形の幅 )を、EG やLFOなどによって変調 (
モジュレーション)する深さを調節します。 値を大きくするほど変調の深さが大きくなります。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
MIXER(ミキサー )
● VCO1(VCO1レベル)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 VCO1から入力される信号のレベルを調節します。 他の信号(VCO2やノイズ、リ
ングモジュレーターなどの信号)とのミックスバランスをコントロールすることがで きます。
● RING MOD(Mix リングモジュレーターレベル )
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 リングモジュレーターとは、VCO1 とVCO2の信号をかけ合わせる効果のことで、
金属的な響きが得られます。 ここではリングモジュレーターから入力される信号のレベルを調節します。他の信 号(VCO1やVCO2、ノイズなどの信号)とのミックスバランスをコントロールする ことができます。
● VCO2(VCO2レベル)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 VCO2から入力される信号のレベルを調節します。 他の信号(VCO1やノイズ、リ
ングモジュレーターなどの信号)とのミックスバランスをコントロールすることがで きます。
● NOISE(ノイズレベル)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 ノイズユニットから入力される信号のレベルを調節します。他の信号(VCO1や
VCO2、リングモジュレーターなどの信号 )とのミックスバランスをコントロール することができます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
FEG( フィルター EG)
外部MIDI機器の鍵盤を弾いてから鍵盤を放し、音が消えるまでのフィルター効果の時間的な変化をエ ンベロープカーブとして生成することができます。このFEGで VCFのカットオフ周波数を時間と共に 移動させ、音色を変化させることができます。
概念図
レベル
時間
Attack Decay Release
キーオン
Sustain
Level
キーオフ
● ATTACK(FEG アタックタイム)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 FEGのアタックタイムを設定します。アタックタイムとは、上の概念図のように、
外部MIDI機器の鍵盤を弾いた瞬間からカットオフ周波数が最大レベルに到達するま での時間を意味します。値を大きくするほどゆっくりと最大レベルに到達します。
● DECAY(FEG ディケイタイム)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 FEGのディケイタイムを設定します。ディケイタイムとは、上の概念図のように、
カットオフ周波数が最大レベルから減衰してサステインレベルに到達するまでの時 間を意味します。値を小さくするほど歯切れのよい音になります。
● SUSTAIN(FEG サステインレベル)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 FEGのサステインレベルを設定します。サステインレベルとは、上の概念図のよう
に、外部MIDI機器の鍵盤を押している間カットオフ周波数が止まっているレベルを 意味します。
● RELEASE(FEG リリースタイム)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 FEGのリリースタイムを設定します。リリースタイムとは、上の概念図のように、
外部MIDI機器の鍵盤から指を放したあとカットオフ周波数のレベルが減衰して、初 期値に到達するまでの時間を意味します。値を大きくするほどゆっくりと減衰しま す。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
VCF( ボルテージコントロールドフィルター )
波形は、下図のように基音と倍音(高調波 )で構成されます。倍音成分がどのくらい含まれているかに よって、音色の違いが出てきます。このVCF(ボルテージコントロールドフィルター )というユニット は、VCOで作られた波形に含まれる倍音成分を増減させて音のキャラクター、 つまり音の3 要素の一 つである音色を変化させ、音の違いを作り出します。また、FEG(フィルターエンベロープジェネレー ター ) を使って、さまざまな音色の時間的な変化を作り出すことができます。
ローパスフィルターを使用した例
レベル
ローパスフィルターの場合:高域をカットする
基音 倍音成分
周波数
● VCF CUTOFF(VCFカットオフ)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 VCFのカットオフ周波数を設定します。次の図のように、ここで設定したカットオ
フ周波数帯以下の信号を通過させ、それより上の周波数帯を減衰させます。値を大 きくするほどカットオフ周波数が高くなります。
そのまま通過する部分 カットされる部分
カットオフ周波数   周波数
VCF タイプにローパスフィルターを選択している場合
音色のほとんどはVCFフィルタータイプがLPFに固定されていますが、中にはBPFやHPFな どの他のフィルタータイプに設定されているものがあり、上の図のような効果にならないこ ともあります。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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AN Easy Editorウィンドウ
● VCF RES.(VCFレゾナンス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 VCFのレゾナンスを設定します。レゾナンスとはカットオフ周波数付近の音を強調
する機能で、共鳴したようなクセのある音色を作ることができます。値を大きくす るほどレゾナンス効果が大きくなります。マイナスの値にするとカットオフ周波数 付近の特性はゆるやかになります。
音量
カットオフ周波数    周波数
レゾナンス大
レゾナンス小
● VCF FEG DEPTH(VCF FEGデプス)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 FEGがVCF CUTOFFに与える効果の深さを調節します。この深さを変えることに
より音色の印象がかなり変わります。値を大きくするほどカットオフ周波数の時間 的変化の幅が大きくなります。
DIST. DRIVE(ディストーションドライブ)
【設定値】 off、-63〜 0〜 +63 【解説】 ギターアンプシミュレーター部(ディストーション )のドライブを設定します。値を
大きくするほど、歪んだ音色となります。off に設定すると、選んでいる音色の設定 にかかわらず、ギターアンプシミュレーター部がバイパスされます。
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AEG
各ウィンドウ、ダイアログについて //
概念図
レベル
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AN Easy Editorウィンドウ
時間
Attack Decay Release
キーオン
Sustain
Level
キーオフ
● ATTACK(AEGアタックタイム)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 AEGのアタックタイムを設定します。アタックタイムとは、上の概念図のように、
音の立ち上がりから最大音量に達するまでの時間を意味します。値を大きくするほ どアタックタイムが長くなります。
● DECAY(AEGディケイタイム)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 AEGのディケイタイムを設定します。ディケイタイムとは、上の概念図のように、
最大音量から減衰しながら持続音量に達するまでの時間を意味します。値を大きく するほどディケイタイムが長くなります。
● SUSTAIN(AEGサステインレベル )
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 AEGのサステインレベルを設定します。サステインレベルとは、上の概念図のよう
に、発音している間に持続している音量を意味します。値を大きくするほどサステ インレベルが大きくなります。
● RELEASE(AEG リリースタイム)
【設定値】 -64〜 0〜 +63 【解説】 AEGのリリースタイムを設定します。リリースタイムとは、上の概念図のように、
キーオフからレベルが0になるまでの時間を意味します。値を大きくするほどリ リースタイムが長くなります。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //

[ANパート選択]ダイアログ

PLG150-ANを割り当てるパートを選択します。 AN Easy Editorの起動時に表示されるダイアログです。
起動時にパートを選択する場合は、[AN Easy Editor設定]ダイアログを使います。
● Select Part( セレクトパート )
【設定値】 1〜16 【解説】 PLG150-AN を割り当てるパートを選択します。
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[ANパート選択 ]ダイアログ
● ANマーク
選択したパートに、ANパラメーターが存在するときに表示されるマークです。
● [OK]ボタン
AN Easy Editorを起動し、AN Easy Editor ウィンドウを開きます。
● [キャンセル]ボタン
[ANパート選択] ダイアログを閉じます。(AN Easy Editorは起動しません。)
お使いのエディターによっては、このボタンは表示されない場合があります。
● [詳細設定]ボタン
[AN Easy Editor設定]ダイアログを表示します。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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ファイルを開くダイアログ

ファイルを開くダイアログ
ANパラメーターファイルを読み込みます。
メニューバーの[ファイル]-[ANパラメーターファイルを開く]を選択するとこのダイアログが表 示されます。 AN Easy Editorウィンドウで、ツールバーの[ANパラメーターファイルを開く] ボタンをク リックしても表示できます。
Windows
Windows
Macintosh
Macintosh
〈操作〉
読み込みたいパラメーターファイルを指定し、 [キャンセル]ボタンをクリックすると、読み込みを実行せずにダイアログを閉じます。
・ ファイルの種類について
ANパラメーターファイル (***.ANE):
AN Easy Editorで作成したパラメーターファイルを開きます。
ANエキスパートボイスファイル (***.ANS):
AN Expert Editorで作成した音色を Userバンクボイスリストにロードします。
AN1xボイスファイル (***.AN1):
AN1x用の音色エディター (AN1x Editor★) の音色を Userバンクボイスリストにロードし ます。
[開く]ボタンをクリックします。
★ AN1x Editorについて
・ AN1x Editorは、AN1x発売当時に 販売キャンペーンCD-ROMやフロッピーディスク、
またはhttp://www.yamaha.co.uk などのウェブページから、フリーウェアとして配布し
たEditor用の音色ファイルです。
・ Macintosh用のAN1x Editorのファイルも、「.AN1」と拡張子を付けることによって開く
ことができます。
・ ユーザーボイスをAN Easy EditorとAN Expert Editorの両方でエディットしたい場合は、P12
をご参照ください。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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ファイルの保存ダイアログ

ファイルの保存ダイアログ
現在のAN Easy Editorの設定をファイルに保存します。
メニューバーの[ファイル]-[ANパラメーターファイルを保存]または [ファイル]-[ANパラメー ターファイルに名前を付けて保存]を選択すると、このダイアログが表示されます。 AN Easy Editorウィンドウで、ツールバーの[ANパラメーターファイルを保存] ボタンをク リックしても表示できます。
Windows
Windows
Macintosh
Macintosh
〈操作〉
ANパラメーターファイルを保存するドライブやフォルダを選択し、[この書類の保存名]で名前 を付けてから、[保存]ボタンをクリックして保存を実行します。 [キャンセル]ボタンをクリックすると、保存を実行せずにダイアログを閉じます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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[AN Easy Editor設定 ]ダイアログ

[AN Easy Editor設定]ダイアログ
AN Easy Editorの設定を行ないます。 メニューバーから[設定]-[AN Easy Editor 設定] を選択するとこのダイアログが表示されます。
AN Easy Editorウィンドウでツールバーの[AN Easy Editor 設定] ボタンをクリックしても表 示できます。
[MIDI 設定]、[送信&挿入設定]、[エディット動作設定]のそれぞれのタブを切り替えながら設 定します。
[MIDI設定 ]タブ
MIDI出力に関する設定をします。
●出力ポート
AN Easy Editorの設定を出力する際の出力ポートを選択します。
● MIDI CH(MIDIチャンネル)
【設定値】 1〜16 【解説】 PLG150-AN のMIDI受信チャンネルを指定します。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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[AN Easy Editor設定 ]ダイアログ
● PART No( パートナンバー )
【設定値】 1〜16 【解説】 PLG150-AN を割り当てるパートを指定します。
モジュラーシンセシスプラグインシステム対応機種をお使いの場合は、モードやスロットに よって割り当てるパート番号が違いますのでご注意ください。
・ ボイスモードでご使用の場合
パート番号を「1」に設定します。(PLG150-ANをPLG1または2のどちらのスロットに
挿していても同様です。)
・ パフォーマンス(マルチ)モードでご使用の場合
PLG150-ANをPLG1に挿しているときはパート番号を「16」に、PLG2に挿していると
きはパート番号を「15」に設定してください。
● Device No( デバイスナンバー )
【設定値】 1〜16 【解説】 PLG150-AN が組み込まれているプラットフォーム機器(CS6xや MU2000など)
で設定されているデバイスナンバーに合わせます。
● Board No(ボードナンバー )
【設定値】 1〜8 【解説】 プラットフォーム機器(CS6xやM U2000など) にPLG150-AN が複数枚組み込ま
れているとき、選択したパートナンバーに設定したいPLG150-ANの番号を選択し ます。 プラットフォーム機器内のPLG150-ANには自動的に 1から順に番号が付けられま す。
● REC Track(レコーディングトラック)
【設定値】 1〜100 【解説】 録音を実行したときにパラメーターを記録するトラックを選択します。
お使いの環境によっては、この操作が無効の場合があります。 その場合、ホストアプリケーションで録音するトラックを選択してください。
● [OK]ボタン
設定を実行して、[AN Easy Editor設定]ダイアログを閉じます。
● [キャンセル]ボタン
設定を反映せずに、[AN Easy Editor設定]ダイアログを閉じます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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[AN Easy Editor設定 ]ダイアログ
[送信&挿入設定] タブ
ANパラメーターの送信または挿入の方法を設定します。
● パラメーターの送信&挿入方法
【設定値】 差分、すべて 【解説】 「差分」に設定すると、設定が初期値と異なっている(変更されている )パラメーター
だけを送信/挿入します。
「すべて」に設定すると、設定が初期値のままであるパラメーターも含め、すべての
パラメーターを送信/挿入します。
● 挿入方法
【設定値】 新規ブロックを作成、既存ブロックに挿入
イベント間隔…0〜250クロック
【解説】 パラメーターの挿入を選択したときに、新規にブロックを作るかどうかを設定しま
す。また、挿入時のイベントの間隔を設定します。
● [OK]ボタン
設定を実行して、[AN Easy Editor設定]ダイアログを閉じます。
● [キャンセル]ボタン
設定を反映せずに、[AN Easy Editor設定]ダイアログを閉じます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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[AN Easy Editor設定 ]ダイアログ
[エディット動作設定] タブ
ANパラメーターをエディットする際の操作方法や、音色を選択したときの AN Easy Editorの動作に ついて設定します。
● ボイス選択時のパラメータの初期化
【設定値】 初期化する、初期化しない 【解説】 初期化する:
ANパラメーターをエディットしている状態で別のボイスを選択した場合、ANパ ラメーターを初期値に戻します。ANパラメーターが初期値に戻ることにより、 選択したボイスを「エディットする前の状態」で鳴らすことができます。
初期化しない:
ANパラメーターをエディットしている状態で別のボイスを選択しても、ANパラ メーターを初期値に戻しません。ANパラメーターの設定を変更せずに、核とな るボイスだけを入れ換えて鳴らすことができます。
● ショートカットキーの使用
【設定値】 使用する、使用しない 【解説】 「使用する」に設定すると、AN Easy Editor のスイッチやノブの左上に書かれてい
る数字やアルファベットがショートカットキーとして使用できるようになります。 ショートカットキーのみを押すと、値が増加します。 [shift]キーを押しながらショートカットキーを押すと、 値が減少します。
【参考】 これらのショートカットキーはパソコンのキーボードと同じ配列で割り付けられて
います。それぞれのパラメーターのショートカットキーを覚えなくてもキーボード で探りながらエディットできるので、大変便利です。
● パラメーターノブの操作方法
【設定値】 マウスを回転、上下または左右 【解説】 画面上のノブを使ってパラメーターを変更するときの操作方法を選択します。
マウスを回転:
選択したノブを中心に円を描くようにマウスを動かすことにより、値を変更します。
上下または左右:
マウスを右または上に動かすと値が増加し、左または下に動かすと値が減少します。
● [OK]ボタン
設定を実行して、[AN Easy Editor設定]ダイアログを閉じます。
● [キャンセル]ボタン
設定を反映せずに、[AN Easy Editor設定]ダイアログを閉じます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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[モーフィングの設定]ダイアログ

[モーフィングの設定]ダイアログ
モーフィングとは、現在選択している音色を任意の音色に向かって連続的に変化させる機能で す。コントローラーなどにより2つの音色の間を中間的な音で補間しながら切り替えます。 このダイアログでは、ANボイスをモーフィングして発音させるためのコントロールチェンジナ ンバーや、どのバンクのどの音色に向かってモーフィングするかを設定します。
● モーフィングコントローラー
【設定値】 1〜95、AT 【解説】 AN音源では、コントロールチェンジまたはチャンネルアフタータッチを使って
モーフィングします。ここでは、ANボイスをモーフィングして発音させるための コントロールチェンジナンバーを設定します。
● ボイスの選択
【設定値】 XG、Preset1、Preset2、User、および音色リスト 【解説】 モーフィング処理後のボイスを設定します。
モーフィングしたとき、現在選択している音色とここで設定した音色との間で自動 的に補間が行なわれます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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[パラメーター挿入]ダイアログ
[パラメーター挿入]ダイアログ
AN Easy Editorの設定を、パートパラメーターとしてソングに挿入します。 挿入するパラメーターの種類や挿入方法は、[AN Easy Editor 設定] ダイアログで設定します。 メニューバーから[設定]-[ANパラメーター挿入]を選択するとこのダイアログが表示されます。 AN Easy Editorウィンドウでツールバーの[ANパラメーター挿入] ボタンをクリックしても表 示できます。
・ ユーザーバンク音色を選択した状態でこのダイアログを表示すると、[TYPE](タイプ)が表示
され、パラメーター以外にユーザーボイス(1ボイスバルク)を挿入できるようになります。
・ ANパラメーターを「すべて送信する」または「一部送信する」の選択は、[AN Easy Editor
設定]ダイアログの[送信&挿入設定]タブで設定します。
・ 1ボイスバルクを複数箇所に挿入する場合、後の方が優先されますので、挿入場所に気を付
けてください。
ロケーション
● Track(トラック)
【設定値】 1〜100 【解説】 パラメーターを挿入するトラックを指定します。
● TYPE(タイプ)
【設定値】 パラメーター、1ボイスバルク 【解説】
● ロケーション
【設定値】 Meas:Beat:Clock…1:1:0〜 9999:4:959(479) 【解説】 パラメーターを挿入する位置を指定します。
Beat、Clockの設定範囲は、ホストアプリケーション(シーケンサー )の分解能によって異な ります。
● [OK]ボタン
設定を実行して、[ANパラメーター挿入] ダイアログを閉じます。
● [キャンセル]ボタン
挿入をキャンセルして、[ANパラメーター挿入] ダイアログを閉じます。
ユーザーボイス (AN Easy Editorの設定ではなく、現在選択しているユーザーバン ク音色がもつデータそのもの )とパラメーターのどちらを挿入するのかを選択します。 ANエキスパート音色ファイル (***.ANS) を開くか、またはユーザーボイスを抽出し た後にこのダイアログを表示したときにのみ設定することができます。
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各ウィンドウ、ダイアログについて //
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[ロケーション設定]ダイアログ

[ロケーション設定]ダイアログ
シーケンスデータ内に含まれるANパラメーターを取り込みます。 メニューバーから[設定]-[ANパラメーター抽出]を選択するとこのダイアログが表示されます。 AN Easy Editorウィンドウでツールバーの[ANパラメーター抽出] ボタンをクリックしても表 示できます。
〈操作〉
先頭位置と終了位置を設定し[OK]ボタンをクリックすると、シーケンスデータに含まれる ANパラ メーターが取り込まれ、AN Easy Editorウィンドウに反映されます。
● 先頭位置、終了位置
【設定値】 Meas:Beat:Clock…1:1:0〜 9999:4:959(479) 【解説】 バルクデータを取り込む範囲を設定します。
Beat、Clockの設定範囲は、ホストアプリケーション(シーケンサー )の分解能によって異な ります。
● [ユーザーボイスバルクを含む] チェックボックス
【解説】 シーケンスデータにユーザーボイスのバルクデータが含まれている場合、ここに
チェックが入った状態でパラメーター抽出を実行すると、そこからユーザーボイス バルクを取り込みます。 ユーザーボイスバルクとは、PLG150-AN のユーザーバンクに保存されるボイスの バルクデータのことです。初期状態では、AN Easy Editor でユーザーバンクのボ イスを選択することはできません。しかし、ANパラメーターでユーザーバンクの バルクデータを抽出すると、ユーザーバンクのスイッチでボイスの選択ができるよ うになります。
AN Easy Editorのユーザーボイスのリストと、PLG150-ANのユーザーバンクの中身が一致し ていない状態でエディットを行なうと、意図しない音により耳を痛める可能性がありますの でご注意ください。
● [OK]ボタン
設定したシーケンスデータの範囲内にあるANパラメーターを取り込み、[ロケーション設定] ダ イアログを閉じます。
● [キャンセル]ボタン
ANパラメーターの取り込みをキャンセルして、[ロ ケーション設定]ダイアログを閉じます。
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メニュー追加項目

AN Easy Editorがアクティブなとき、メニューにAN Easy Editor独自の項目が追加されます。
ファイルメニュー
● ANパラメーターファイルを開く
ANパラメーターファイル(***.ANE) を読み込みます。
ファイルを開くダイアログが表示されます。
● ANパラメーターファイルを保存
AN Easy Editorの現在の設定を保存します。
● ANパラメーターファイルに名前を付けて保存
AN Easy Editorの現在の設定に名前を付けて、ANパラメーターファイルとして保存します。
ファイルの保存ダイアログが表示されます。
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編集メニュー
● レコード
AN Easy Editorの操作を録音する場合に選択します。
メニュー追加項目
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設定メニュー
● AN Easy Editor設定
AN Easy Editorの設定を行ないます。
[AN Easy Editor設定]ダイアログが表示されます。
● ANモーフィングの設定
モーフィングに関する設定を行ないます。
[モーフィングの設定]ダイアログが表示されます。
メニュー追加項目
● ANパラメーター挿入
AN Easy Editorの現在の設定を、パートパラメーターとしてソングに挿入します。
[パラメーター挿入] ダイアログが表示されます。
ANパラメーターをどのように挿入するかについては、[AN Easy Editor 設定]ダイアログの [送
信&挿入設定] タブで設定します。
● ANパラメーター抽出
シーケンスデータに含まれるANパラメーターを抽出して、 AN Easy Editorウィンドウに反映 します。
[ロケーション設定]ダイアログを表示します。
● ANパラメーター初期化
AN Easy Editor画面上のANパラメーターを初期化します。
● ANパラメーター送信
AN Easy Editorの現在の設定をパートパラメーターとしてMIDI出力します。 パラメーターをどのように送信するかについては、[AN Easy Editor設定]ダイアログの [送信&
挿入設定] タブで設定します。
● XGシステムオン送信
音源に対してXGシステムオンを送信し、 音源をXGに初期化します。
XGプラグインシステムのプラット PLG150-ANとプラットフォームの両方がXGに初期化されます。
フォーム (MU2000など)を使用している場合のみ有効です。
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