Yamaha NP-31 User Manual [ja]

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準 備 編
取扱説明書
はじめに
このたびは、ヤマハ電子キーボードをお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。この楽器の優れた機能を十分に生か して演奏をお楽しみいただくため、本書をお読みください。また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保 管してください。
取扱説明書について
取扱説明書は、以下のように構成されています。
■冊子マニュアル 取扱説明書(本書)
この楽器の機能や使い方を説明しています。 ご使用の前には、3〜6 ページの「安全上のご注意」をよくお読みください。
クイックオペレーションガイド(別紙 )
ボタンや鍵盤に割り当てられた機能の操作が、一目でわかるよう、説明しています。早見表としてご利用ください。
■電子マニュアル
インターネット上のヤマハマニュアルライブラリーからご覧いただけます。 インターネットに接続して以下のウェブサイトを開き、「モデル名から検索」テキストボックスにモデル名(「NP-31」など) を入力して「検索」ボタン をクリックします。
ヤマハマニュアルライブラリー  http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
MIDIリファレンス
「MIDIデータフォーマット」や「MIDIインプリメンテーションチャート」など、この楽器の MIDIに関する資料や、MIDI設定に関する詳細
な説明が掲載されています。
MIDI入門
MIDIについての詳細や使い方を説明しています。
JA
Page 2
もくじ
付属品(お確かめください) ............................................. 2
安全上のご注意................................................................ 3
準備編
ご使用前の準備 7
電源の準備........................................................................ 7
ヘッドフォン/外部スピーカーを使う ........................... 8
フットスイッチ/フットペダルを接続する ................... 8
電源を入れる.................................................................... 8
オートパワーオフ機能 .................................................... 8
譜面立てを使う................................................................ 8
各部の名前と機能 9
本編
音色を楽しむ 10
音色を選ぶ..................................................................... 10
2つの音色を重ねる(デュアル) ................................... 11
音色デモ曲を聞く 12
ピアノデモ曲を聞く 13
メトロノームを使う 14
各種の設定をする 16
音に残響を付ける(リバーブ) ...................................... 16
キー (調)を変える(トランスポーズ) .......................... 17
音の高さの微調整(チューニング)............................... 17
タッチ感度を変える .....................................................18
オートパワーオフ機能を解除する .............................. 18
MIDI(ミディ )機器の接続 19
MIDI(ミディ )端子と接続する .................................... 19
MIDI(ミディ )でできること ........................................ 19
MIDI(ミディ )に関する設定 20
困ったときは 21
付録
仕様..........................................................................22
別売品のご紹介 ......................................................22
索引..........................................................................23

付属品(お確かめください)

□ 保証書 □ 取扱説明書(本書) □ クイックオペレーションガイド □ 電源アダプター □ 譜面立て □ ユーザー登録のご案内
NP-31/NP-11 取扱説明書2
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安全上のご注意

「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しな い でくださ いという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強 制を 示します。
警告
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的 損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
電源 / 電源アダプター
禁止
必ず実行
必ず実行
必ず実行
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたしま す。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけた り、無理に曲げたり、傷つけたりしない。また、 電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
警告
DMI-3 1/4
電源アダプターは、必ず指定のもの(22ページ) を使用する。
異なった電源アダプターを使用すると、故障、発熱、 火災などの原因になります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほ こりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
NP-31/NP-11 取扱説明書 3
Page 4
この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解
分解禁止
禁止
水に注意
禁止
禁止
火に注意
禁止
乾電池
禁止禁止禁止
禁止
禁止
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
異常に気づいたら
必ず実行
したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。
乾電池を火の中に入れない。
破裂するおそれがあります。
使い切りタイプの乾電池は、充電しない。
充電すると液漏れや破裂の原因になります。
乾電池は子供の手の届くところに置かない。
お子様が誤って飲み込むおそれがあります。また、電 池の液漏れなどにより炎症を起こすおそれがありま す。
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを 置かない。また、浴室や雨天時の屋外など湿気 の多いところで使用しない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源スイッ チを切り、電源プラグをコンセントから抜いた上で、 お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談セ ンターに点検をご依頼ください。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
本体の上にろうそくなど火気のあるものを置か ない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
乾電池は新しいものと古いものを一緒に使用し ない。
乾電池は一度に全部を交換してください。新しいもの と古いものを一緒に使用すると、発熱、火災、液漏れ の原因になります。
種類の異なる乾電池を一緒に使用しない。
アルカリとマンガンを一緒に使用したり、メーカーま たは品番の異なる電池を一緒に使用したりすると、火 災、発熱、液漏れの原因になります。
乾電池が液漏れした場合は、漏れた液に触れな い。
失明や化学やけどなどのおそれがあります。万一液が 目や口に入ったり皮膚についたりした場合は、すぐに 水で洗い流し、医師にご相談ください。
乾電池はすべて+ / −の極性表示どおりに正し く入れる。
正しく入れていない場合、発熱、火災、液漏れのおそ れがあります。
長時間使用しない場合や乾電池を使い切った場 合は、乾電池を本体から抜いておく。
乾電池が消耗し、乾電池から液漏れが発生し、本体を 損傷するおそれがあります。
下記のような異常が発生した場合、すぐに電源 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから 抜く。(乾電池を使用している場合は、乾電池を 本体から抜く。)
・電源コード / プラグがいたんだ場合 ・製品から異常なにおいや煙が出た場合 ・製品の内部に異物が入った場合 ・使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障の おそれがあります。至急、お買い上げの販売店または 巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼くだ さい。
NP-31/NP-11 取扱説明書4
乾電池を分解しない。
乾電池の中のものに触れたり目に入ったりすると、化 学やけどや失明のおそれがあります。
DMI-3 2/4
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注意
電源 / 電源アダプター
禁止
必ず実行
必ず実行
設置
禁止
必ず実行
必ず実行
必ず実行
接続
必ず実行
必ず実行
取り扱い
禁止
禁止
禁止
禁止
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して火災 の原因になることがあります。
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たず に、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になること があります。
長期間使用しないときや落雷のおそれがあると きは、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様やほかの方々がけ がをしたりする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源コードなどの 接続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒した りするおそれがあります。
この製品を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感 じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグ をコンセントから抜いてください。また、電源スイッ チを切った状態でも微電流が流れています。この製品 を長時間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセ ントから抜いてください。
すべての機器の電源を切った上で、ほかの機器 と接続する。また、電源を入れたり切ったりす る前に、機器のボリュームを最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷の原因になります。
演奏を始める前に機器のボリュームを最小に し、演奏しながら徐々にボリュームを上げて、 適切な音量にする。
聴力障害または機器の損傷の原因になります。
本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
パネル、鍵盤のすき間から金属や紙片などの異 物を入れない。
感電、ショート、火災、故障や動作不良の原因になる ことがあります。
本体の上にのったり重いものをのせたりしな い。また、ボタンやスイッチ、入出力端子など に無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをした りする原因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しな い。
聴覚障害の原因になります。
指定のスタンドを使用する。また、付属のネジ がある場合は必ずそれを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりす る原因になります。
DMI-3 3/4
NP-31/NP-11 取扱説明書 5
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● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源スイッチを切った状態(電源スイッチがスタンバイの状態)でも微電流が流れています。スタンバイ時の消費電力は、最小限の値で設 計されています。この製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。 使用済みの乾電池は、各自治体で決められたルールに従って廃棄しましょう。
注記(ご使用上の注意)
製品の故障や損傷、データの損失を防ぐため、以下の内容をお守りください。
■ 製品の取り扱い/お手入れに関する注意
• テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近くで使用しないでください。楽器本体またはテレビやラ ジオなどに雑音が生じる原因になります。
• 楽器をテレビやパソコン画面に近づけないでください。画面の色が変わることがあります。
• 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低 いところ、また、ほこりや振動の多いところで使用しないでください。本体のパネルが変形したり、内部の部品が故 障したり、動作が不安定になったりする原因になります(5℃〜40℃の範囲で動作することを確認しています )。
• 本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置かないでください。本体のパネルや鍵盤が変色/変質 する原因になります。
• 手入れするときは、乾いた柔らかい布をご使用ください。ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用する と、変色/変質する原因になりますので、使用しないでください。
• 楽器の左右にはスピーカーが配置されているため、磁気があります。フロッピーディスクや磁気カードなどをそばに 置かないでください。データが損失する原因になります。
お知らせ
● データの著作権に関するお願い
• ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題になら ない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなど のご配慮をお願いします。
• この製品は、ヤマハ(株) が著作権を有する著作物やヤマハ(株 )が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱していま す。その著作物とは、すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDIデータ、WAVEデータ、音声記録データ、 楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含みます。ヤマハ(株)の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を超えて上記プログラムや コンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許されていません。
● 製品に搭載されている機能/データに関するお知らせ
内蔵曲は、曲の長さやイメージが原曲と異なる場合があります。
● 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
• この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
• MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
• その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
DMI-3 4/4
NP-31/NP-11 取扱説明書6
Page 7
準備編
準備編
警告
注意
電源
アダプター
3
家庭用コンセント
2
警告

ご使用前の準備

電源を入れる前に必要な準備について説明します。

電源の準備

この楽器は電源として電源アダプターか乾電池をご使用になれますが、基本的には電源アダプターをご使用になること をおすすめします。
■ 家庭用コンセントから電源をとるときは
1 本体の電源が切れている ([ ](スタンバイ/オン)ス
イッチ隣のランプが消えている)ことを確認してくだ さい。
• 電源アダプターをご使用になる場合は、付属のアダプ ター (22ページ )をご使用ください。他の電源アダプター の使用は故障、発熱、発火などの原因になります。この ような場合は、保証期間内でも保証いたしかねる場合が ございますので、充分にご注意ください。
2 アダプターのDCプラグをリアパネルのDCIN 端子に
差し込みます。
3 アダプターのACプラグを家庭用(AC100V)コンセン
トに差し込みます。
• 長時間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必 ずコンセントから電源プラグを抜いてください。感電や 火災、故障の原因になることがあります。
■ 乾電池を使うときは
1 本体を柔らかい布などの上で裏返し、電池ブタをはず
します。
2 市販の乾電池(単 3乾電池) を6本入れます。乾電池はア
ルカリ電池をおすすめします。イラストに合わせて、 向きを間違えないように入れてください。
3 電池ブタを閉めます。
NOTE
• 乾電池が入っていて電源がオンのときは、電源アダプ ターを抜き差ししないでください。電源が切れます。
乾電池はお早めにお取りかえいただくことをおすすめし ます。電池が少なくなったら、以下のことに注意して、 ただちに乾電池を交換してください。
• 乾電池はすべて+/−の極性表示どおりに正しく入れてくだ さい。正しく入れていない場合、発熱、発火、液漏れのおそ れがあります。
• 乾電池は一度に全部を交換してください。
• 乾電池は新しいものと古いものを一緒に使用しないでくださ い。また、種類の異なったもの(アルカリとマンガン、メー カーの異なるもの、メーカーは同じでも商品が異なるものな ど)を一緒に使用しないでください。発熱、発火、液漏れの 原因になります。
• 長時間使用しない場合や、乾電池を使い切った場合は、乾電 池を本体から抜いてください。乾電池が消耗し、乾電池から 液漏れが発生し、本体を損傷するおそれがあります。
NP-31/NP-11 取扱説明書 7
Page 8
ご使用前の準備
準備編
注意
注意
注意
以下の外部機器の接続は必要に応じて、電源を入れる前に行ないます。

ヘッドフォン/外部スピーカーを使う

別売のヘッドフォン(ステレオ標準プラグ)を [PHONES/ OUTPUT]端子に接続します。 [PHONES/OUTPUT]端子は外部出力端子にもなりま す。[PHONES/OUTPUT]端子とキーボードアンプ、ス テレオ、ミキシングコンソール、テープレコーダーなど 外部オーディオ機器の入力端子を接続すれば、楽器の演 奏を外部機器で鳴らしたり録音したりできます。 ヘッドフォンや外部オーディオ機器を接続すると、自動 的に本体のスピーカーから音が出なくなります。
• 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。 聴覚障害の原因になります。
• 外部機器を接続する場合は、すべての機器の電源を切った状 態で接続してください。その後、最初に楽器、次に外部機器 の順に電源を入れてください。電源を切るときは、最初に外 部機器、次に楽器の順に行なってください。感電、または機 器損傷のおそれがあります。また、再生するスピーカーなど の損傷を防ぐため、外部機器の音量を最小にしてから接続し てください。

電源を入れる

[MASTERVOLUME](マスターボリューム)ダイアルを 左に回し、音量を最小にしておいてから、[ ](スタン バイ/オン)スイッチを押して電源を入れます。 電源を切るときは、もう一度[ ](スタンバイ/オン)ス イッチを押します(1秒)。
音量は鍵盤を弾いて確かめながら、徐々に上げてくださ い。
• [ ](スタンバイ/オン)スイッチが切れている状態でも微電 流が流れています。この楽器を長時間使用しないときや落雷 のおそれがあるときは必ずコンセントから電源プラグを抜い てください。また、乾電池を使用している場合は、乾電池を 本体から抜いてください。
NOTE
• 電源を切ると、パネル操作によるすべての設定は初期値にリ セットされます。

オートパワーオフ機能

フットスイッチ/フットペダルを接続する

フットスイッチやフットペダルを[SUSTAIN](サステイ ン)端子に接続すると、ペダルを踏んでいる間、鍵盤から 指を離しても音を長く響かせることができます。 別売のフットスイッチFC4 またはFC5やフットペダル FC3を使用できます。FC3 をご使用の場合はハーフペダ ル機能*を使用できます。
*ハーフペダル機能とは
ペダルを踏んで音が響きすぎたと感じたとき、ペダルを踏み 込んだ状態から少し戻し響きを抑える(音の濁りを減らす)機 能です。
NOTE
• フットスイッチ/フットペダルの抜き差しは、電源を切った 状態で行なってください。
• フットスイッチ/フットペダルを踏みながら電源を入れない でください。踏みながら電源を入れると、オン/オフが逆に なります。
NP-31/NP-11 取扱説明書8
この楽器は、無駄な電力消費を防ぐため、楽器を操作し ない状態で30分が経過すると、自動的に電源が切れま す。これをオートパワーオフ機能といいます。
オートパワーオフ機能については、有効/無効の設定がで きます。18ページをご参照ください。

譜面立てを使う

本体パネルの溝に差し込んで使用します。
Page 9
準備編

各部の名前と機能

上図は背面から見た イラストです。
これはNP-31の
イラストです。
上図は背面から見た イラストです。
!0 !1 io
C2C1 C3 C4 C5 C6
NP-11
q
マスターボリューム
q [MASTERVOLUME
]ダイアル ......................8ページ
wer t u
音量を調節します。
w [ ](スタンバイ/オン)スイッチ......................8ページ
電源のスタンバイ/オンを切り替えます。
デモ
e [DEMO
]ボタン...................................... 12、13ページ
音色ごとのデモ曲やピアノデモ曲を聞くことができま す。
r [METRONOMEON/OFF
メトロノーム オン / オフ
]ボタン ...............14ページ
メトロノームを使用して正しいテンポで練習できま す。
t 音色ボタン ..............................................10、11ページ
グランドピアノなどの音色( 楽器音)を選べます。
テンポ
y TEMPO
[▼][▲]、BEAT
ビート
[<][>]ボタン
...........................................................................14ページ
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、こ のボタンを押すことで、メトロノームのテンポや拍子 を変更します。TEMPOボタンについては、デモソン グのテンポも調整できます。
y
バリエーション
u [VARIATION
音色ボタンとともに、音色を選ぶときに使います。
サステイン
i [SUSTAIN
別売のフットスイッチFC5、FC4 やフットペダル FC3を使用できます。
ミディ
o MIDI
MIDI機器を接続する場合に使います。
!0 [PHONES/OUTPUT
ヘッドフォン/外部出力端子を接続します。
ディーシーイン
!1 [DCIN
付属の電源アダプターを接続します。
]ボタン .................................... 10ページ
]端子............................................... 8ページ
[INイン]、[OUT
フォーンズ / アウトプット
アウト
]端子................................ 19ページ
]端子............................. 8ページ
]端子..................................................... 7ページ
NP-31/NP-11 取扱説明書 9
Page 10
本 
本編

音色を楽しむ

音色を選ぶ

音色ボタンを押して、音色を選ぶ
1
各音色ボタンには2つの音色が割り当てられていて、[VARIATION]ボタンを押す ごとに、音色が切り替わります。たとえば、[GRANDPIANO]ボタンを押した場 合、[VARIATION]ランプの消灯時はグランドピアノ1 が、点灯時はグランドピア ノ2が選ばれていることになります。
ボタン名 音色名 音色紹介
GRAND
PIANO
VARIATION グランドピアノ2
E.PIANO
VARIATION
PIPEORGAN パイプオルガン1
VARIATION パイプオルガン2
STRINGS/
VIBES
VARIATION ビブラフォン
HARPSI-
CHORD
VARIATION ハープシコード2
グランドピアノ1
エレクトリック ピアノ1
エレクトリック ピアノ2
ストリングス
ハープシコード1
フルコンサートグランドピアノからサンプリングしま した。クラシックはもちろん、どんなジャンルのピア ノ曲にも合います。
明るい響きを持ったクリアなピアノの音です。ポピュ ラー音楽に最適です。
FMシンセサイザーによる電子ピアノの音です。ポピュ ラー音楽に最適です。
金属片をハンマーでたたいて発音させる電気ピアノの 音です。弱く弾いたときは柔らかく、強く弾くと芯の ある音がします。
パイプオルガンのプリンシパル系( 金管楽器系)の混合 音栓の音(8フィート+4 フィート+2 フィート) です。 バロック時代の教会音楽の演奏に適しています。
バッハの「トッカータとフーガ」で有名なパイプオル ガンのフルカプラーの音です。
広がりある弦楽アンサンブルの音です。ピアノとの デュアルに向いています。
比較的柔らかなマレットでたたいたビブラフォンの音 です。
バロック音楽でよく使われる楽器の音です。タッチに よる音量変化はありません。
オクターブ上の音がミックスされたハープシコードの 音です。より華やかさが感じられます。
音色の特徴をつかむには
音色ごとのデモ曲を聞いてみて ください。(12ページ)
音色=楽器音
音色を選ぶと、その音色に合っ たリバーブ(16ページ)が自動的 に選ばれます。
音量を調節する
2
[MASTERVOLUME]ダイアルで音量を調節しながら演奏してください。
NP-31/NP-11 取扱説明書10
Page 11
本 

2つの音色を重ねる(デュアル)

第1音色 第2 音色
音色を重ねる機能をデュアルといいます。重ねて鳴らすことにより厚みのある音を作り出せます。
音色を楽しむ
2つの音色ボタンを同時に押して、デュアルに入る
1
選んだ2つの音色のうち、左側のボタンに割り当てられた音色を第1音色、右側の ボタンに割り当てられた音色を第2音色と呼びます。
デュアルのときのVARIATION
VARIATIONの音色を選んだ後に、2 つの音色ボタンを同時に押します。どちらか の音色がVARIATIONの場合、[VARIATION]ランプが点灯します。 [VARIATION]ボタンを押すと、両音色ともVARIATIONのオン/オフが切り替わ ります。
デュアルを抜けるときは音色ボタンのどれかを押す
2
オクターブシフトの設定
[VARIATION]ボタンを押したまま、C4〜D4のどれかを押すことにより第1音色 の、D#4〜F4のどれかを押すことにより第2 音色のオクターブをシフトできます。
NP-31
NP-11
1つの音色ボタンの2音色(例: ストリングスとビブラフォン)で はデュアルはできません。
デュアルのときのリバーブ
第1音色のリバーブの種類が、 優先されます。第1音色のリ バーブがオフの時は、第2音色 に設定されているリバーブの種 類になります。
VARIATIONの音色の割り当て については、「音色を選ぶ」(10 ページ)をご参照ください。
F4 C5 C6C4
第1音色
C4 −1 C#40 E4 0 D4 +1 F4 +1
第2音色
D#4−1
2音色の音量バランスの設定
[VARIATION]ボタンを押したまま、F#4〜F#5(イラスト参照)のどれかを押すこ とにより、2音色の音量バランスを設定します。 設定範囲は−6〜0〜+6で、設定値が0で同音量です。設定値が+6に近づくほ ど第1音色の音量が大きくなり、第2音色の音量は小さくなります。また設定値が
−6に近づくほど第1音色の音量が小さくなり、第2音色の音量は大きくなります。
NP-11
C5(0) C6C4
NP-31
F#5 (+6)F#4 (-6)
NP-31/NP-11 取扱説明書 11
Page 12
本 

音色デモ曲を聞く

この楽器には、音色ごとに1 曲ずつデモ曲が入っています。聞いてみましょう。
[DEMOデモ]ボタンを押したまま、聞きたい音色のボタンを押す
1
デモ曲が再生されます。続いて各音色に割り当てられたデモ曲が順番に再生されま す。
音色デモ曲を切り替える
デモ曲の再生中に別の音色ボタンを押すと、そのボタンに割り当てられた音色のデ モ曲に切り替わります。また、[VARIATION]ボタンを押すごとに、それぞれの音 色のデモ曲に切り替わります。
●音色デモ曲
音色名 曲名 作曲者
ハープシコード1 ガボット J.S.バッハ ハープシコード2 インベンション第1番 J.S.バッハ
上記デモ曲は、原曲を編集/ 抜粋したものです。その他のデモ曲は、ヤマハのオリジナルです。 (©2011YamahaCorporation)
[DEMOデモ]ボタンを押して、再生をス
2
トップする
音色の特徴をつかむには
「音色を選ぶ」(10ページ)をご
覧ください。
音色デモ曲はMIDI送信されませ ん。
[DEMO]ボタンのみを押した場 合は、グランドピアノ1のデモ 曲から再生されます。
VARIATION音色のデモ曲の再 生中は、VARIATIONランプが 点灯します。
再生中のデモ曲のテンポを変更 できます。「テンポの設定」につ いては14ページをご覧くださ い。
NP-31/NP-11 取扱説明書12
Page 13
本 

ピアノデモ曲を聞く

C1 C2
C#1 A#1
C#1
A#1
NP-31
NP-11
この楽器には、音色デモ曲のほかに10曲のピアノデモ曲が入っています。鳴らしてみましょう。
[DEMOデモ]ボタンを押したまま、1〜10(C#1〜A#1)のどれか
1
を押して、ピアノデモ曲を選ぶ
1〜10の鍵盤には 10曲のピアノ曲が割り当てられています(下記参照)。 ピアノデモ曲の再生がスタートし、選んだ曲から番号順にピアノデモ曲が連続して 再生されます。
●ピアノデモ曲
NP-31
No. 曲名 作曲者
1 メヌエットト長調BWV.Anh.114 J.S.バッハ 2 トルコ行進曲(ピアノソナタ第 11番K.331 より) W.A.モーツァルト 3 エリーゼのために L.v.ベートーヴェン 4 小犬のワルツ F.F.ショパン 5 トロイメライ R.シューマン 6 人形の夢と目覚め T.オースティン 7 アラベスク J.F.ブルグミュラー 8 ユーモレスク A.ドヴォルザーク 9 エンターテイナー S.ジョプリン
10 亜麻色の髪の乙女 C.A.ドビュッシー
NP-11
No. 曲名 作曲者
1 インベンション第1番 J.S.バッハ 2 前奏曲(平均律第1巻第1番) J.S.バッハ 3 かっこう L-C.ダカン 4 トルコ行進曲(ピアノソナタ第 11番K.331 より) W.A.モーツァルト 5 リトル・セレナーデ J.ハイドン 6 エコセーズ L.v.ベートーヴェン 7 楽興の時第3番 F.P.シューベルト 8 ワルツ第9番告別 F.F.ショパン 9 楽しき農夫 R.シューマン
10 貴婦人の乗馬 J.F.ブルグミュラー
再生に合わせて、自分で鍵盤を 弾くこともできます。音色も変 えられます。
新しい曲を選んだり、連続再生 で新しい曲がスタートすると、 その曲に合ったリバーブ(16 ページ)が自動的に選ばれます。
再生中のピアノ曲のテンポを変 更できます。「テンポの設定」に ついては14ページをご覧くだ さい。
ピアノデモ曲は、MIDI送信され ません。
[DEMOデモ]ボタンを押して、再生をス
2
トップする
NP-31/NP-11 取扱説明書 13
Page 14
本 

メトロノームを使う

この楽器は、メトロノーム( ピアノの練習でよく使われる正確なテンポを刻む道具)を備えています。ご使用ください。
メトロノーム オン / オフ
[METRONOMEON/OFF
1
押して、メトロノームを鳴らす
メトロノーム オン / オフ
[METRONOMEON/OFF
2
押して、メトロノームを止める
拍子の設定
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、BEAT[<]または[>]ボタンを押 して、0および2〜6の範囲で拍子を設定します。
初期設定は、拍子なしで、すべてクリック音が鳴ります。 BEAT[<]と[>]ボタンを同時に押すと、初期設定の拍子なしに戻ります。
]ボタンを
]ボタンを
初期設定とは
本書では、初めて電源を入れた ときの設定のことを「初期設定」 と呼んでいます。
鍵盤を使って、拍子を設定することもできます。 [METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、C3 〜F3鍵盤のどれかを押しま す。
NP-31
NP-11
C3 F3C1 C2
テンポの設定
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、TEMPO[▼]または[▲]ボタン を押して、テンポを1 ずつ上げ下げすることができます。
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、TEMPO[▼]と[▲ ]ボタンを同 時に押すとテンポを初期設定に戻すことができます。
鍵盤 拍子
C3 0
C#32
D3 3
D#34
E3 5 F3 6
設定範囲:q=32〜 280
初期設定:120
NP-31/NP-11 取扱説明書14
Page 15
本 
また、[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、下記の鍵盤を押して、テ
F2(初期設定)
C1 C2A1
C1
A1
NP-31
NP-11
C6C4
(1)
C5 G5
(20)
NP-11
NP-31
ンポを1または10 ずつ上げ下げすることができます。
テンポを1ずつ上げる
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、F#2鍵盤を押します。
テンポを1ずつ下げる
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、E2 鍵盤を押します。
テンポを10ずつ上げる
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、G2鍵盤を押します。
テンポを10ずつ下げる
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、D#2 鍵盤を押します。
テンポを初期設定に戻す
[METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、F2 鍵盤を押します。
NP-31
NP-11
D#2(-10)
E2(-1)
F#2(+1)
G2(+10)C1
C3C2
テンポを数値入力する
C1〜A1の鍵盤には、それぞれ0〜9の数字が割り当てられています(下記参照)。 [METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、0(C1)〜9(A1) の鍵盤を押して、 テンポを設定します。たとえば、テンポを95に設定したい場合は、[METRONOME ON/OFF]ボタンを押したまま、9(A1)、5(F1)の順番で鍵盤を押します。
メトロノームを使う
音量の設定
メトロノームの音量を設定します。 [METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、C4 〜G5鍵盤のどれかを押して 音量を設定します。 右側の鍵盤ほど音量が大きくなります。
設定範囲:C4(1)〜G5(20) 初期設定:A4(10)
NP-31/NP-11 取扱説明書 15
Page 16
本 

各種の設定をする

E2C1 C2
NP-31
NP-11
C1 (0)
C2B1
A#1(10)
NP-31
NP-11

音に残響を付ける(リバーブ)

コンサートホールやライブハウスで演奏しているような残響効果を付けます。以下の4種類の中から設定できます。ま た、その深さ(かかり具合)を変えられます。
鍵盤 リバーブの種類 説明
C2 ルーム 部屋の中にいるような響きになります。
C#2 ホール1 小さいコンサートホールにいるような響きになります。
D2 ホール2 大きいコンサートホールにいるような響きになります。
D#2 ステージ ステージにいるような響きになります。
E2 オフ リバーブはかかりません。
リバーブの種類の設定
[VARIATION]ボタンを押したまま、C2〜E2鍵盤のどれかを押します。
初期設定: 音色を切り替えると、その音色 に最適なリバーブの種類(オフも 含む)や深さが自動的に設定され ます。
リバーブの深さの設定
[VARIATION]ボタンを押したまま、C1〜A#1鍵盤のどれかを押します。
右側の鍵盤ほどリバーブの深さを深く設定できます。 [VARIATION]ボタンを押したまま、B1鍵盤を押すと、その音色に最適なリバー ブの深さ(初期設定)になります。
設定範囲:0(効果なし)〜
10(深さ最大 )
NP-31/NP-11 取扱説明書16
Page 17
各種の設定をする
本 
C1 C2
F#3F#2 C3
0
-1
-2 +1 +3-4
-3-5 +2 +4 +5
-6 +6
NP-31
NP-11
G#3(-0.2Hz) A#3(+0.2Hz)
C1 C2 C3
B3(+1.0Hz)G3(-1.0Hz)
NP-31
NP-11
A3(初期設定)

キー (調)を変える(トランスポーズ)

トランスポーズは、曲全体の音の高さを上げたり下げたりしてキー (調) を変える機能です。弾く鍵盤を変えずに、ほか の楽器や歌う人の声の高さにキー (調 )を合わせることができます。半音単位でトランスポーズを設定できます。たとえ ばトランスポーズを「+5」に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が出ることになり、「ハ長調」の弾 きかたで「ヘ長調」の演奏になります。
トランスポーズの設定
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF] ボタンを押し、その状 態でF#2〜F#3鍵盤のどれかを押します。
C3鍵盤を押すと標準の音の高さになります。F#2〜B2鍵盤を押すと半音単位で キーが下がり、C#3〜F#3鍵盤を押すと半音単位でキーが上がります。
トランスポーズ量
F#2:−6半 音 C3 :標準の音の高さ F#3:+6半 音

音の高さの微調整(チューニング)

楽器全体の音の高さを微調整する機能です。合奏のときや、CDの再生に合わせて演奏するときなど、ほかの楽器やCD の再生音などと音の高さを正確に合わせたい場合に使います。
音の高さの設定
約1.0Hz単位で音の高さを下げる、または上げる
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF] ボタンを押し、その状 態でG3(下げる) またはB3(上げる)鍵盤を押します。
約0.2Hz単位で音の高さを下げる、または上げる
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF] ボタンを押し、その状 態でG#3(下げる)またはA#3(上げる)鍵盤を押します。
初期設定に戻す
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF] ボタンを押し、その状 態でA3鍵盤を押します。
Hz(ヘルツ)とは音の高さを示す 単位です。(音の高さは音波の振 動数によって決まります。1秒 間に何回振動するかという数値 の単位がHzです。)
設定範囲:427.0〜453.0Hz
初期設定:A3=440Hz
NP-31/NP-11 取扱説明書 17
Page 18
各種の設定をする
本 
NP-31
NP-11
NP-11
NP-31
G#5(有効)
A5(
無効)

タッチ感度を変える

鍵盤を弾く強さに対して鳴る音の音量を設定します。以下の4段階に設定できます。
鍵盤 タッチ感度 説明
A5 フィックスト タッチによる音の強弱は付かず、一定の音量が出ます。
A#5 ソフト 軽いタッチで大きい音を出すことができます。
B5 ミディアム 標準的なタッチです。 C6 ハード 強いタッチで弾かないと大きい音が出にくい設定です。
タッチ感度の設定
[VARIATION]ボタンを押したまま、A5〜C6の鍵盤を押します。
NP-31
NP-11
鍵盤の重さ自体は変わりません。
パイプオルガン1、2、ハープシ コード1、2の音色ではタッチ 感度による音の強弱はつきませ ん。
C6A5
初期設定:ミディアム(B5)

オートパワーオフ機能を解除する

無駄な電力消費を防ぐため、この楽器を操作しない状態で30分が経過すると、自動的に電源が切れます。これをオート パワーオフ機能といいます。 オートパワーオフ機能を使用したくない場合は、次の操作で設定を変更してください。
いったん楽器の電源を切ります。左端の鍵盤を押したまま、楽器の電源を入れ直す と、VARIATIONランブが3回点滅し、オートパワーオフ機能が無効になります。
電源を切らずにオートパワーオフ機能を無効にするには、[DEMO]ボタンと [METRONOMEON/OFF]ボタンを押したまま、A5 鍵盤を押します。
再度オートパワーオフ機能を有効にするには
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF] ボタンを押し、その状 態でG#5鍵盤を押すと、オートパワーオフ機能が有効になります。
初期設定:有効
NP-31/NP-11 取扱説明書18
Page 19
本 
ミディ
注記
楽器本体
MIDI[OUT]端子
MIDI機器
別売の
MIDIケーブル
MIDI[IN]端子
MIDI[OUT]端子 MIDI[IN] 端子
コンピューター
USB端子
別売のUSB-MIDI インターフェース
楽器本体
MIDI[IN]端子 MIDI[OUT]端子
注記
MIDI
機器の接続
MIDI端子に、ほかの楽器やコンピューターを接続して、データを送受信することにより音楽の幅を広げることができま す。
ミディ
MIDI
MIDI[IN]、[OUT]端子
MIDI接続専用のケーブルを使って外部MIDI機器と接続す る端子です。
MIDIについて
MIDI(MusicalInstrumentDigitalInterface)とは、MIDI端子を備えたMIDI機器間 や、MIDI機器とコンピューター間で演奏データや命令を送受信しあうための、各種送受 信データ様式についての統一規格です。MIDI機器間(MIDI機器とコンピューター間)で MIDIデータを送受信することにより、この楽器から外部のMIDI機器の演奏をコント
端子と接続する
MIDI機器の中でも、機種ごとに 送受信できるMIDIデータの内容 が同じではないため、接続して いるMIDI機器間で共通に扱える データや命令だけが送受信でき ることになります。 この楽器で扱えるMIDIデータに ついては、電子マニュアル
「MIDIリファレンス」4ページ
の「MIDIデータフォーマット」 をご参照ください。
ロールしたり、外部のMIDI 機器やコンピューターからこの楽器をコントロールしたりす ることができます。
ミディ
MIDI
MIDI機能を使えば、他のMIDI機器との演奏情報のやりとりができます。
でできること
この楽器から音色デモ曲やピア ノデモ曲は送信できません。
• 外部機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った上で行なってください。
他のMIDI機器と接続して演奏情報を送受信する
コンピューターと接続して演奏情報を送受信する
コンピューターのUSB端子と、この楽器のMIDI端子を別売のUSB-MIDIインター フェース(YAMAHAUX16 など)を使用して接続します。 この楽器をコンピューターで使用するには、コンピューターにUSB-MIDIドライ バーを正しくインストールする必要があります。詳しくは、USB-MIDIインター フェース機器に付属の取扱説明書をご参照ください。
MIDI機器の接続には、専用の MIDIケーブル( 別売)が必要で す。楽器店などでお買い求めく ださい。
この楽器を音源として使う場合、 この楽器にない音色が使われて いる演奏データは、正しく再生 されません。
コンピューターと楽器間でMIDI データを送受信するためには、 コンピューター側にアプリケー ションソフトが必要です。
• コンピューターと接続する場合は、最初にこの楽器の電源を切り、コンピューター上のすべ てのアプリケーションソフトを終了した状態でケーブルを接続し、そのあとこの楽器の電源 を入れてください。
NP-31/NP-11 取扱説明書 19
Page 20
本 
ミディ
MIDI
に関する設定
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF]ボタンを押し、その状態で下表に示した鍵盤を押すことによ り、各種のMIDI設定ができます。
鍵盤 設定項目 設定値 初期設定 内容
C1〜E2 MIDI送信チャンネルの設定
C4〜F5 MIDI受信チャンネルの設定
A#5
B5
C6
ローカルコントロールオン/ オフの設定
プログラムチェンジ送受信 オン/オフの設定
コントロールチェンジ送受信 オン/オフの設定
1〜16、
オフ
1〜16、
1+2、ALL
オン/オフ オン
オン/オフ オン
オン/オフ オン
チャンネル1
ALL この楽器からMIDIデータを受信するときのチャンネルを設定します。
この楽器からMIDIデータを送信するときのチャンネルを設定します。
ローカルコントロールのオン/ オフを切り替えます。 この楽器の音を鳴らさずにMIDI 接続した外部の音源を鳴らしたいと きなどに、ローカルコントロールをオフにします。
MIDIで送信側の楽器から受信側の楽器の音色切り替えを連動させる か(オン)、させないか (オフ )を切り替えます。
演奏表現など(たとえば、サステインペダルの情報)の情報を MIDI接 続した外部機器または、この楽器で受信するか(オン)、させないか (オフ)を切り替えます。
鍵盤の位置や設定値については、付属の「クイックオペレーションガイド」をご覧ください。
MIDI設定の操作方法の詳細は、「MIDIリファレンス」で説明しています。
「MIDIリファレンス」は、インターネット上のヤマハマニュアルライブラリーからダウンロードできます。表紙に詳細が
記載されていますのでご覧ください。
NP-31/NP-11 取扱説明書20
Page 21
本 

困ったときは

現象 考えられる原因 解決法
電源アダプターが差し込まれてい ません(本体側と家庭用コンセン
本体の電源が入らない。
本体から雑音が出る。
全体的に音が小さい。まったく音 が出ない。
音がひずむ。
ペダルが効かない。
特定の音域でピアノ音色の音の高 さ、音質がおかしい。
電源が自動的に切れる。
ト側)。 電池が入っていません。または電
池が消耗しています。 本体の近くで携帯電話を使ってい
ます(または呼び出し音が鳴って います)。
電池が消耗しています。
音量が下がっています。
ヘッドフォンを接続しています。 ヘッドフォンのプラグを抜いてください。 ローカルコントロールがオフに
なっています。
電池が消耗しています。
マンガン電池を使っていませんか?新しいアルカリ電池と交換するか、電源アダプターを使用する
ペダルコードのプラグが [SUSTAIN]端子に差し込まれて いません。
ピアノ音色では、ピアノ本来の音 をできる限り忠実に再現しようと しております。その結果、音域に より倍音が強調されて聞こえるな ど、音の高さや音域が異質に感じ る場合があります。
故障ではありません。オートパ ワーオフ機能が働いたためです。
電源アダプターを本体と家庭用(AC100V)コンセントに、確 実に差し込んでください(7ページ)。
新しいアルカリ電池と交換するか電源アダプターをご使用くだ さい。
この楽器の近くでは、携帯電話の電源を切ってください。 本体の近くで携帯電話を使ったり、呼び出し音が鳴ったりする と、雑音が出る場合があります。
新しいアルカリ電池と交換するか電源アダプターをご使用くだ さい。
[MASTERVOLUME]ダイアルを回して音量を上げてくださ い。
ローカルコントロールをオンにしてください(20ページ)。
新しいアルカリ電池と交換するか電源アダプターをご使用くだ さい。
か、音量を下げてください。
ペダルコードのプラグを[SUSTAIN]端子に確実に差し込んで ください(8ページ)。
異常ではありません。
オートパワーオフ機能の設定を変更してください(18ページ)。
NP-31/NP-11 取扱説明書 21
Page 22
付 
仕様
付録
項目 NP-31 NP-11
1,244mm 1,036mm
サイズ/質量
鍵盤
パネル 言語 英語 英語
音源/音色
効果
ファンクション
接続端子 接続端子
アンプ/ スピーカー
電源部
付属品
※仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
寸法
質量 5.7kg 4.5kg 鍵盤数 76鍵(E0〜G6) 61鍵(C1〜C6) 鍵盤種 ボックス型(グレードソフトタッチ) ボックス型 タッチ感度
音源 音源方式 AWMステレオサンプリング AWMステレオサンプリング
発音数
プリセット 音色数 10 10 タイプ リバーブ 4種類 4種類 ファンクション デモ 10音色デモ+10ピアノデモ曲 10音色デモ+10ピアノデモ曲
全体設定
アンプ出力 6W×2 2.5W×2 スピーカー 楕円(12cm×6cm)×2 楕円(12cm×6cm)×2
電源
電池寿命 アルカリ電池で約6時間 アルカリ電池で約15時間 消費電力 19W 12W
高さ 105mm 105mm 奥行き 259mm 259mm
ハード/ミディアム /ソフト/フィクスト ハード/ミディアム/ソフト/フィクスト
最大同時発音 数
デュアル
メトロノーム ○ テンポ ○ トランスポーズ チューニング ○ DCIN 12V 12V ヘッドフォン ヘッドフォン端子/OUTPUT兼用 ヘッドフォン端子/OUTPUT兼用
サステインペダル
MIDI IN/OUT IN/OUT
32 32
○○
○ (別売FC3使用時ハーフペダル対応)○(別売FC3使用時ハーフペダル対応)
電源アダプター:PA-150Aまたは
ヤマハ推奨の同等品
電池:単3乾電池(1.5V)×6[アルカリ
電池を推奨]
保証書、取扱説明書(本書)、クイック オペレーションガイド、電源アダプ ター (PA-150Aまたはヤマハ推奨の 同等品)、譜面立て、ユーザー登録のご 案内
電源アダプター:PA-3Cまたはヤマハ
推奨の同等品
電池:単3乾電池 (1.5V)×6[アルカリ
電池を推奨]
保証書、取扱説明書(本書)、クイック オペレーションガイド、電源アダプ ター (PA-3Cまたはヤマハ推奨の同等 品)、譜面立て、ユーザー登録のご案内

別売品のご紹介

ヘッドフォン HPE-30/HPE-150
フットペダル FC3
フットスイッチ FC4/FC5
キーボードスタンド L-2L/L-2C
USB-MIDIインターフェース UX16
USBパソコンとMIDI機器を簡単に接続できるUSB-MIDIインターフェースです。
電源アダプター PA-150Aまたはヤマハ推奨の同等品(NP-31用 )
PA-3Cまたはヤマハ推奨の同等品(NP-11用)
ソフトケース SCC-54A(NP-31用)
SCC-55(NP-11用)
NP-31/NP-11 取扱説明書22
Page 23
付 
索引
B
BEAT[<][>]
(ビート)ボタン
............................................................. 9,14
D
[DCIN]端子.............................................................................. 7
[DEMO]
(デモ)ボタン
................................. 9,12,13,17,18,20
H
Hz(ヘルツ) ............................................................................. 17
M
[MASTERVOLUME]
(マスターボリューム)ダイアル
[METRONOMEON/OFF]
(メトロノームオン/オフ)ボタン
.........................................................9,14,15,17,18,20
MIDI ......................................................................................... 19
MIDI[IN]、[OUT]
(ミディイン、アウト)端子
MIDIインプリメンテーションチャート .............................. 1
MIDIデータフォーマット .................................................... 19
MIDIに関する設定 ................................................................20
MIDIリファレンス ........................................................... 1,20
........................... 8,9,10
............................................. 19
P
[PHONES/OUTPUT]
(フォーンズ/アウトプット)端子
..................................... 8
S
[STANDBY/ON]
(スタンバイ/オン )スイッチ [SUSTAIN]
(サステイン)端子
................................................................. 8
.............................................. 8
T
TEMPO[▼][▲]
(テンポ)ボタン
............................................................. 9,14
V
[VARIATION]
(バリエーション)ボタン
............9,10,11,12,16,18
安全上のご注意......................................................................... 3
移調 .......................................................................................... 17
オートパワーオフ機能 ............................................................ 8
オクターブシフト.................................................................. 11
音色 .......................................................................................... 10
音色デモ曲 .............................................................................. 12
音色ボタン .............................................................. 10,11,12
音量調節 .................................................................................. 10
各部の名前と機能..................................................................... 9
キー (調)を変える................................................................. 17
困ったときは...........................................................................21
コントロールチェンジ送受信オン/ オフの設定...............20
サステイン..................................................................................8
仕様 ...........................................................................................22
タッチ感度...............................................................................18
チューニング...........................................................................17
デモ曲 .............................................................................. 12,13
デュアル ...................................................................................11
電源の準備..................................................................................7
電源を入れる..............................................................................8
テンポ .......................................................................................14
トランスポーズ.......................................................................17
ピアノデモ曲...........................................................................13
拍子 ...........................................................................................14
付属品 ..........................................................................................2
フットスイッチ................................................................. 8,22
フットペダル..................................................................... 8,22
譜面立て ......................................................................................8
プログラムチェンジ送受信オン/ オフの設定...................20
ペダル ..........................................................................................8
ヘッドフォン..............................................................................8
別売品のご紹介.......................................................................22
メトロノーム...........................................................................14
目次 ..............................................................................................2
リバーブ ...................................................................................16
ローカルコントロールオン/ オフの設定 ...........................20
NP-31/NP-11 取扱説明書 23
Page 24
保証とアフターサービス
0570-012-808
0570-006-808
サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはヤマ ハ修理ご相談センターにご連絡ください。
● 保証書
本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い 上げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してくださ い。
● 保証期間
お買い上げ日から1年間です。
● 保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書を ご覧ください。
● 保証期間経過後の修理
修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理させ ていただきます。 右記の部品については、使用時間や使用環境などにより劣化し やすいため、消耗に応じて部品の交換が必要となります。消耗 部品の交換は、お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談センター へご相談ください。
◆ 修理に関するお問い合わせ
ヤマハ修理ご相談センター
ナビダイヤル (全国共通番号 )
受付時間 月曜日〜金曜日9:00〜 18:00、土曜日9:00〜17:00(祝日およびセンター指定休日を除く )
X 053-463-1127
FA
※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
携帯電話、PHS、IP電話からはTEL053-460-4830
消耗部品の例 ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー類、 接続端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点など
● 補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製 造打切後8年です。
● 持込み修理のお願い
まず本書の「困ったときは」をよくお読みのうえ、もう一度お 調べください。 それでも異常があるときは、お買い上げの販売店、または最寄 りの修理品お持ち込み窓口へ本機をご持参ください。
● 製品の状態は詳しく
修理をご依頼いただくときは、製品名、モデル名などとあわせ て、故障の状態をできるだけ詳しくお知らせください。
◆ 修理品お持込み窓口
受付時間 月曜日〜金曜日9:00〜 17:45 (祝日および弊社休業日を除く)
*お電話は、ヤマハ修理ご相談センターでお受けします。
北海道サービスステーション 〒064-8543 札幌市中央区南10条西1 丁目1-50ヤマハセンター内 FAX011-512-6109 首都圏サービスセンター 〒 143-0006 名古屋サービスセンター 〒 454-0058 名古屋市中川区玉川町2丁目 1-2ヤマハ(株)名古屋倉庫3F FAX052-652-0043 大阪サービスセンター 〒564-0052 吹田市広芝町10-28オーク江坂ビルディング2F FAX06-6330-5535 九州サービスステーション 7312-274-290XAF4-1128058-218
キーボードの機能や取り扱いについては、ご購入の特約店または下記ヤマハお客様コミュニケーションセンターへお問い合わせください。
東京都大田区平和島2丁目1-1京浜トラックターミナル内14号棟A-5F
FAX03-5762-2125
お客様コミュニケーションセンター 電子ピアノ・キーボードご相談窓口
ナビダイヤル
携帯電話、PHS、IP電話からは 053-460-5272
営業時間 月曜日〜金曜日10:00〜 18:00、土曜日10:00 〜17:00(祝日およびセンター指定休日を除く) http://jp.yamaha.com/support/
ヤマハ株式会社
デジタル楽器事業部マーケティング部CL・PKグループ 〒430-8650静岡県浜松市中区中沢町10-1
◆ インターネットホームページのご案内
製品等に関する情報をホームページ上でご案内しております。ご参照ください。
ヤマハ株式会社のホームページ
http://jp.yamaha.com/
ピアノ/キーボードのホームページ
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/keyboards/
ヤマハマニュアルライブラリー
http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
あなたの音楽生活をフルサポート ミュージックイークラブ
http://www.music-eclub.com/
※ 都合により、住所、電話番号、名称、営業時間などが変更になる場合がござ
いますので、あらかじめご了承ください。
U.R.G., Digital Musical Instruments Division
© 2011 Yamaha Corporation
103POTY*.*-01A0
Printed in China
WW01390
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