Page 1
NetworkAmp
NetworkAmp
Manager
Manager
取扱説明書
取扱説明書
J
NETWORK HUB A
Page 2
2
ご注意
・ このソフトウェアおよび取扱説明書の著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。
・ このソフトウェアをインストールする前に、
トウェアのご使用条件」をお読みください。ディスクの包装を解かれた場合は、このソフト
ウェアのご使用条件に同意したことになります。
・ このソフ トウェアおよび取扱説 明書の一部または全 部を無断で複製、改変することはでき ま
せん。
・ 市販 の音楽デー タは、私 的使用の ための複 製など著作 権法上問 題にならな い場合を 除いて、
権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門
家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
・ このソフ トウェアおよび取扱説 明書を運用した結果 およびその影響につい ては、一切責任 を
負いかねますのでご了承ください。
・ このソフトウェアの CD-ROM は、オーディオ用ではありません。一般のオーディオ用 CD プ
レーヤーでは絶対に使用しないでください。
・ この 取扱説明 書に掲載さ れている イラスト や画面は、すべて操 作説明の ためのも のです。し
たがって、最終仕様と異なる場合がありますのでご了承ください。
・ アプ リケーショ ンのバージ ョンアッ プなどに伴 うシステ ムソフトウ ェアおよ び一部の機 能
や仕様の変更については、別紙または別冊で対応させていただきます。
ACU16-C & NHB32-C −取扱説明書
巻頭の「ソフ
商標について
CobraCAD、 CobraNet、 Peak Audio
Ethernetはゼロックス社の商標です。
Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商品です。
IntelおよびPentiumはインテル社の商標および登録商標です。
「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
その他記載の社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
YAMAHAホームページ
NetworkAmp Manager、関連製品、そ の他のヤマ ハプロオー ディオ機器 については、下記ヤ マ
ハプロオーディオのホームページをご覧ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります。
はCirrus Logic社の商標です。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 3
目 次
1 はじめに................................................................................. 4
2 操作の前に ............................................................................. 7
3 NetworkAmp Manager の概要............................................ 10
3
NetworkAmp Manager のご紹介 ...................................................................................... 4
CobraNet とは ?................................................................................................................... 5
複数台の PC を使用する場合 ........................................................................................... 6
NetworkAmp Manager のインストール.......................................................................... 7
NetworkAmp Manager の起動 .......................................................................................... 7
NetworkAmp Manager の終了 .......................................................................................... 7
NetworkAmp Manager の設定 .......................................................................................... 8
プロジェクトファイルの操作 .......................................................................................... 9
メインウィンドウ............................................................................................................. 10
メニュー.............................................................................................................................. 11
ネットワークツリー ......................................................................................................... 12
4 NHB ページ ......................................................................... 15
CobraNet ページ................................................................................................................ 15
Patch ページ .......................................................................................................................17
Word Clock ページ ........................................................................................................... 18
5 ACU ページ.......................................................................... 19
CobraNet ページ................................................................................................................ 19
Patch ページ .......................................................................................................................20
Amp ページ ........................................................................................................................ 21
Channel Detail ページ ...................................................................................................... 22
Threshold ページ ............................................................................................................... 24
6 その他の機能........................................................................ 25
イベントのログ記録 ......................................................................................................... 25
NetworkAmp Manager のロック .................................................................................... 30
COM & MIDI モード........................................................................................................ 31
Group View(グループビュー)........................................................................................ 32
Control Link(コントロールリンク).............................................................................. 35
付録 ............................................................................................ 38
トラブルシューティング ................................................................................................ 38
キーボードのショートカット ........................................................................................ 38
用語集 .......................................................................................... 39
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 4
4
1 はじめに
NetworkAmp Managerのご紹介
ヤマハNetworkAmp ManagerはヤマハPC-Nシリーズ・パワーアンプ、アンプコントロールユニッ
ト ACU16-C、ネットワークハブ/ブリッジ NHB32-Cをコントロール/モニタリングするソフト
ウェアです。Wi ndowsコンピュータで起動し、USBまたはRS-232Cを使ってACU16-C/NHB32-Cに
直接接続します。また、CobraNet ネットワーク上の任意のACU16-C /NHB32-Cに接続した1台の
コンピュータから、複数台のACU16-C/NHB32-Cを管理することも可能です。
NetworkAmp Managerは、ネットワークシステム使用終了後のシステムトラブル分析用に、さ
まざまな動作と警告内容を含むログファイル(例:出力ショート、過熱など)を記録できます。
NetworkAmp Managerを起動した複数のコンピュータを CobraNet ネットワークに接続して、
コンサート会場内で複数の場所から同時にコントロールやモニターが可能です。
NetworkAmp Managerで以下のコントロール/管理が可能です。
・ ヤマハPC-Nシリーズパワーアンプ:最高512台(各ACU16-C1台につきパワーアンプ32台)
・ アンプチャンネル:最大4,096チャンネル(各アンプ1台につき8チャンネル)
・ ACU16-C:最大16 台
・ NHB32-C:最大8台
コントロール可能なPC-Nシリーズのアンプパラメーター
パラメーター 内容
(*1)
電源
アッテネーター 63 段階の設定
入力位相 ノーマル/リバース
ミュート オン/オフ
*1.アンプ全体に影響します。その他のすべてのパラメーターはチャンネルごとに設定できます。
オン/スタンバイ
モニター可能なPC-Nシリーズのアンプパラメーター
パラメーター 内容
アンプモード ステレオ/パラレル/ブリッジ
入力レベル 12 セグメントメーター
出力レベル 12 セグメントメーター(Watt/V.)
出力クリップ 出力クリップインジケーター
インピーダンス 現在の負荷インピーダンスを表示
プロテクション プロテクションシステム状態
温度 ヒートシンク温度、12 セグメントメーター(摂氏/華氏)
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 5
CobraNetとは?
CobraNet は、Peak Audio(米Cirrus Logic 社 ) が開発した非圧縮デジタルオーディオ信号を Fast
Ethernet ケーブルによってリアルタイムに伝送する技術です。片方向 64チャンネル、双方向で
128チャンネル(リピーターハブ使用のネットワークでは双方向で64チャンネル )までの信号を
同時に伝送できます ( ただし機器の性能やオーディオ信号の条件などでチャンネル数は制限さ
れます)。
カテゴリー5メタルケーブルでは100mまで、マルチモード光ファイバーケーブルでは2kmまで
の伝送が可能です。
CobraNetネットワークでは 16/20/24ビットの各解像度で、48kHzまたは96kHz のサンプリング
周波数のデジタルオーディオの伝送が可能ですが、ACU16-C/NHB32-Cは20/24ビットの各解像
度で 48kHzのサンプリング周波数に対応しています。また、オーディオデータが CobraNetネッ
トワークを経由するたびに一定の遅延が加わります。その遅延量は 5.33ms/2.67ms/1.33ms から
選択できます。
CobraNet ネットワークは、すでにコンピュータやプリンタなどで構築されている Fast Ethernet
のネットワークをそのまま利用してオー ディオを伝送するこ ともできますが、専用のネット
ワークを構築することを強くおすすめします。
CobraNet ネットワークでは、デジタルオーディオをバンドルという単位にまとめて伝送しま
す。ビット解像度やレイテンシーの条件にもよりますが、1 つのバンドルに含まれるオーディ
オは3〜8チャンネルです。
バンドルには0〜65279の番号が付けられます。また、バンドルには、ネットワークの帯域をよ
り多く消費する代わりに複数の機器へのオーディオの伝送が同時に可能なマルチキャスト
バンドルと、一度には一台にしか伝送できない代わりにネットワークの帯域をあまり消費し
ないユニキャストバンドルとの2種類があります。どちらになるかはバンドルにつけられた番
号で決まります。0 はバンドルを送受信しない Null 設定の意味に用いられ、1〜255 はマルチ
キャストバンドル、256〜65279はユニキャストバンドルです。ACU16-C/NHB32-Cはバンドル
番号0〜16383までに対応しています。
ACU16-C は一度に4 つの入力バンドルまで、NHB32-C は一度に4 つの入力バンドルと4 つの出
力バンドルを使用できます。ただし、レイテンシーを1.33msにした場合は、NHB32-Cで使用で
きるバンドル数は入出力合わせて最大で4つまでになります。
CobraNet ネットワークには、シリアルデータをネットワークに伝送するためのシリアルブ
リッジという機能もあります。ACU16-C と NHB32-C は、通常はアンプコントロールデータの
通信のためにシリアルブリッジを使用していますが、COM モードや MIDI モードを使用すれ
ば、シリアルブリッジによって 2 台の NHB32-C 間でその他のデータを通信することも可能で
す。
CobraNet、NetworkAmp Manager、ACU16-C、NHB32-Cに関連した用語集もPDF形式の本書に
記載しています。また設備音響設計者や施工者向けの詳細な CobraNet に関する情報が Peak
Audio のホームページ
さい。CobraNet ネットワークの設計には、まずこのホームページをよくご覧になり、CobraNet
を十分理解されることをおすすめします。併せて、このホームページには、スイッチングハブ
やメディアコンバータなど、CobraNet 上で動作確認済みの Ethernet 機器のリストも記載され
ています。
<http://www.peakaudio.com>
5
に掲載されていますので是非ご覧くだ
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 6
6
複数台のPCを使用する場合
NetworkAmp Managerを起動した複数台のPC をCobraNetネットワークに接続して、コンサー
ト会場内の複数の場所から同時にコントロール、モニターができます。
最大 16 チャンネルのデータ(例:レベルメーター情報)がネットワーク上で同時にリアルタイ
ムで転送できます。複数台のPC上でNetworkAmp Managerを同時に操作した場合、以下の画面
ページのメーター動作が一旦停止する場合があります。
・ Ampページ
・ Channel Detailページ
・ Group Viewページ
上のいずれかのページを選択すると、別の PC 上に表示されて いた、いずれかのページが 自動
的に Network ページに切り替わって選択したページと同じ内容を表示します。たとえば、1台
目のPCでAmp00〜07ページを表示し、2台目のPC がAmp 24〜31ページを表示していた場合、
1台目の PC 上で Amp08〜15ページに切り替えると、2台目のPCではNetworkページに切り替
わって1台目の PC と同じ内容を表示します。上記以外のページを表示している PCではページ
は切り替わりません。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 7
2 操作の前に
NetworkAmp Managerのインストール
NetworkAmp Managerのシステム条件とインストール方法は
書
をご参照ください。
NetworkAmp Managerの起動
NetworkAmp Managerは、「NetworkAmp Manager」のアイコンをダブルクリックして起動しま
す。起動時のプロジェクトが「General Setup」ダイアログボックス(8ページ)で指定されている
場合は、その指定されたプロジェクトが開きます。そうでない場合は、「開く」ダイアログボッ
クスが表示され、そこで任意のプロジェクトを選択します。あるいは、プロジェクトファイル
を直接ダブルクリックしても、NetworkAmp Manager が 起動します。いずれの場合も、以下の
ダイアログボックスが表示されます。
7
ACU16-C& NHB32-C−取扱説明
Disconnect from network: NetworkAmp Manager は 起動しま すが、ネットワ ークには 接続
しません。
Connect to network: NetworkAmp Manager が起動 し、ネッ トワーク に接続し ます。ネット
ワーク上のすべての機器の設定が取り込まれプロジェクト設定が適宜更新されます。
Connect & send to network: NetworkAmp Managerが起動し、ネットワークに接続します。
プロジェクト設定がネットワーク上のすべての機器に送信され各機器のプロジェクト設定
が適宜更新されます。
注意: すべての機器 (ACU16-C、NHB32-Cおよびパワーアンプ)の電源を入れて、すべての
パワーアンプのREMOTEインジケーターが点灯し、さらにシステム全体が安定するまで(約
10 秒) は、絶対にオーディオデータを送信しないでください。予期しない大音量が出る場合
があります。
NOTE:
Manager の画面が正しく表示されないことがあります。その場合は、画面のプロパティを初
期設定に戻してください。
Windows のコントロールパネルで画面のプロパティを変更した場合、NetworkAmp
NetworkAmp Managerの終了
NetworkAmp Manager の終了は、「File」メニューから「Exit」を選択するか、メインウィンドウ
で「閉じる」ボタンをクリックします。
変更内容がすべて保存されていれば NetworkAmp Manager は終了しますが、変更内容が保存
されていないと、終了前に変更内容を保存したいかどうかをたずねるダイアログボックスが
表示されます。「Yes」をクリックすると変更を保存して終了、「No」をクリックすると変更を保
存せずに終了します。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 8
8
NetworkAmp Managerの設定
「General Setup」ダイアログボックスで NetworkAmp Manager の設定を行います。このダイア
ログボックスを開くには、「Option」メニューから「General Setup」を選択します。
PC I/F for amp control: NetworkAmp Managerと接続したACU16-C/NHB32-C間での通信の
ための MIDI インターフェースを指定します。指定可能なインターフェースは、PC にインス
トールされているMIDIドライバの種類によって異なります。シリアルポートを使用する場合
はYamaha CBXドライバを選択し、USBポートで使用する場合はYamaha USBドライバを選択
してください。ドライバのインストール方法は、
ください。
ACU16-C & NHB32-C −取扱説明書
をご参照
Control error caution: チェックすると、別のPC やACU16-C/NHB32-Cのパネルで設定が変
更された場合、Logウィンドウにメッセージが表示されます。
Default project: NetworkAmp Manager起動時の動作を設定します。「None」を選択すると、プ
ロジェクトを開くダイアログボックスを自動表示し、そこでプロジェクトファイルを選択し
ます。「Specified project」を選択すると、指定したプロジェクトが自動で開きます。「Browse」ボ
タンをクリックして、自動で開くプロジェクトファイルを選択します。ファイル名を入力す
る時は、必ず完全なパス(例:C:¥My Documents¥NetworkAmp Manager¥My Project.apj)を入力
してください。
Temperature display units: Ne tworkAmp Manager上で表示する温度の単位を摂氏
「Centigrade ( ˚C)」または華氏「Fahrenheit ( ˚F)」に設定します。
Output meter units: NetworkAmp Manager 上で表示するパワーアンプ出力値の単位 をワッ
ト[Watt (W)]または電圧[Volt (V)]に設定します。
「PC I/F for amp control」パラメーターと「Default project」パラメーターの設定は Windows
Registry(レジストリ)に保存されます。その他の設定はすべてプロジェクトファイルに保存
されます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 9
プロジェクトファイルの操作
NetworkAmp Managerのセットアップ設定はプロジェクトとして保存されます。
プロジェクトファイル名には.apjという拡張子が付きます。
・ 新規プロジェクトの作成は、「File」メニューから「New」を選択します。
・ 以前保存したプロジェクトを開くには、「File」メニューから「Open」を選択します。
・ 現在のプロジェクトの保存は、「File」メニューから「Save」を選択します。
・ 現在のプロジェクトに新しい名前を付けて保存するには、「File」メニューから「Save As」を選
択します。
一度に開くことのできるプロジェクトは 1 つです。新規プロジェクトを作成したり、すでに保
存されているプロジェクトを開くと、まだ保存していない変更内容を保存するよう、メッ
セージが表示されます。
9
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 10
10
3 NetworkAmp Managerの概要
メインウィンドウ
下の画面はNetworkAmp Managerのメインウィンドウです。左の欄に CobraNet ネットワーク
のツリーリストがあり、ACU16-C、NHB32-C、パワーアンプなどがリストされています。右の
欄はNHBおよびACUのページを表示します。現在選択されている機器の名前とユニット IDは
右欄の上のバー左に表示されます。たとえばACU16-Cであれば、「ACU(名前)-(ユニットID)」
と表示され、NHB32-C であれ ば「NH B(名 前)-(ユニ ット ID )」と表示さ れます。機器名は
NetworkAmp Managerで設定できますが、ユニットIDはそれぞれの機器で設定します。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 11
メニュー
File(ファイル)
11
New
Open
Save
Save As
Disconnect from Network
Connect to Network
Connect & send to network
Exit
*1. 任意のコマンドを選択 すると、チェックマークがその横に表示されて現在の状態を示しま す。接続さ
れているACU16-C/NHB32-Cをオフにすると、「DIsconnect from Network」の横にチェックマークが
表示され、接続が切れます、という警告メッセージが表示されます。
(*1)
新規プロジェクトを作成します。
既存のプロジェクトを開きます。
現在のプロジェクトを保存します。
現在のプロジェクトに新しい名前を付けて保存します。
(*1)
NetworkAmp Manager をネットワークから切り離します。
NetworkAmp Manager をネットワークに接続します。
NetworkAmp Manager をネ ットワーク に接続し、プロ ジェクト設 定
がネットワーク上のすべての機器に送信されます。
NetworkAmp Manager を終了します。
Edit(エディット)
Cut
Copy
Paste
Delete
上のコマンドは、ACU Threshold ページのスレッショルド値や、入力できるテキストフィール
ドが選択されている時にのみ有効です。また、エデ ィットで きる項目を 右クリッ クして表 示
される「Edit」ポップアッ プメニューにも入 っています。ポップアップメニ ューには「Undo」コ
マンド、「Select All」コマンドもあります。
選択項目をクリップボードに移動します。
選択項目をクリップボードにコピーします。
クリップボードの項目を現在位置にペーストします。
選択項目を削除します。
View(ビュー)
Group View
Control Link
Option(オプション)
Log Setup
Operation Lock
COM/MIDI Mode
General Setup
Factory Reset
Window(ウィンドウ)
Log Window
Help(ヘルプ)
Help
Help Topics
About
*1. このコマンドが無効の場合は、「Help Topics」サブメニューから言語を選択してください。
(*1)
Group View ページを表示します。
Control Link ページを表示します。
Log Setup ダイアログボックスを開きます。
Operation Lock ダイアログボックスを開きます。
COM/MIDI Mode ダイアログボックスを開きます。
General Setupダイアログボックスを開きます。
コンピュータが接続している ACU16-C/NHB32-C の設定を工場出荷
時の状態に戻します。
Log ウィンドウを開きます。
本取扱説明書(PDF 形式)を開きます。
NetworkAmp Manager −取 扱説明書 の言語を、英語、日本語、ドイ ツ
語、フランス語、スペイン語から選択します。
About NetworkAmp Manager ウィンドウを開きます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 12
12
ネットワークツリー
ネットワークツリーには、プロジェクト内のすべての ACU16 -C、
NHB32-C、パワーアンプがツリーでリ ストされます。表示はユニッ
トID順です。+/−記号をクリックして、ツリー内の表示を拡張した
り隠したりできます。
以下の項目がネットワークツリーに表示されます。
項目
PRJ
ACU
NHB
AMP
CH
アイコン
オフ
ラインオンライン
COM/MI
DI モード
ラベル
プロジェクト名 −1
ユニット ID、ACU16-C 名 PRJ 16
ユニット ID、NHB32-C 名 PRJ 8
ユニット ID、アンプ名 ACU
チャンネル名 Amp
ペアレント
ノード
最大数
32
(各ACU16-C ごと )
8
( 各アンプごと )
ネットワーク上の機器はオフラインでもオンラインでも COM/MIDI モー ドでもかまいま せ
ん。現在の状態が上の表のようにアイコンの色で識別できます。
NetworkAmp Manager が 機器から データを 受信して いる間は 該当する アイコン が点滅し ま
す。
PRJアイコンがグレー(オフライン)のとき、ネットワーク上の機器はコントロール/ モニター
されていません。(NetworkAmp Manager はネットワ ークから切り離さ れています)。一方、ア
イコンが緑色(オンライン)のとき、ネットワーク機器はコントロール / モニターされていま
す。(N et w o rkAm p M anage r はネットワークに接続しています)。アイコンが黄色 の時は
COM/MIDIモードになっています。
ACU、NHB、AMP、CHのいずれかのアイコンがグレー(オフライン)のとき、該当機器は電源が
オフか接続が外れています。またアイコンが緑色(オンライン)のときは、該当機器の電源は
オンでコントロール/モニター可能な状態です。アイコンが黄色 の時は COM/MIDI モードに
なっています。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 13
PRJ
PRJアイコンは常にネットワークツリーの一番上にリスト表示されます。
PRJアイコンを右クリックすると、以下のメニューが表示されます。
Add: ACU16-CまたはNHB32-Cをプロジェクトに追加します。いずれかの名前を選択すると、
機器名とユニットIDを指定するダイアログボックスが表示されます。
Rename: プロジェクトの名前を変更する「Rename」ダイアログボックスが開きます。
ACU
ACUアイコンをクリックすると、メインウィンドウの右欄にACUページが表示されます。
ACUアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。
13
Add: パワーアンプPC-NシリーズをACU16-Cに追加します。アンプを追加するとその機器名、
ユニット ID、およびチャンネルモード(STEREO、PARALLEL、BRIDGE)を指定 するダイ アロ
グボックスが表示されます。
本書作成の時点でプロジェクトに追加できるアンプは、ヤマハ PC9501N/PC6501N/PC4801N/
PC3301N/PC2001N/PC9500N/PC4800N/PC3300N パワーアンプです。今後発売されるネット
ワーク対応パワーアンプについての情報、その他ヤマハプロオーディオ製品についての情報
は、以下のヤマハプロオーディオホームページをご覧ください。
<http://proaudio.yamaha.co.jp/>
アンプはデバイス定義ファイルに定義されています。ヤマハからネットワーク対応パワーア
ンプが発売されるたびに、このデバイス定義ファイルも更新されます。
NOTE:
・
デバイス定義ファイルのバージョンは、[Help]メニュー→[About]で確認できます。
・
PC3301N パワーアンプを BRIDGE モードでハイインピーダンス駆動して使用する場合
は、以下の点にご注意ください。
−
負荷インピーダンスが50Ω以上(スピーカー入力合計200W以下)の場合、インピーダン
スインジケーターが正しく表示されません。
−
負荷インピーダンスが500Ω以上(スピーカー入力合計21W以下 ) の場合、出力レベル
メーターで電力(Watt)を表示しているときは、メーターが振れません(電圧表示の場合
は正しく表示されます)。
Delete: プロジェクトから ACU16-C を削除します。削除する前に確認のメッセージが表示さ
れます。
Rename: ACUの名前を変更する、「Rename」ダイアログボックスを開きます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 14
14
NHB
NHBアイコンをクリックすると、メインウィンドウの右欄にNHBページが表示されます。
NHBアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。
Delete: プロジェクトから NHB32-C を削除します。削除する前に確認のメッセージが表示さ
れます。
Rename: NHBの名前を変更する、「Rename」ダイアログボックスが開きます。
AMP
AMP アイコンをクリックすると、メインウィンドウの右欄に ACU Amp ページが表示されま
す。
AMPアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。
Delete: プロジェクトからアンプを削除します。削除する前に確認のメッセージが表示され
ます。
Rename: アンプの名前を変更する、「Rename」ダイアログボックスを開きます。
CH
CHアイコンをクリックすると、メインウィンドウの右欄にACU Channel Detail ページが表示
されます。
CHアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。
Rename: アンプチャンネルの名前を変更する「Rename」ダイアログボックスを開きます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 15
4 NHBページ
ここでは、ネットワークツリーでNHB32-Cを選択しているときに表示できる NHBページにつ
いて説明します。
CobraNet 上の機器は、バンドル番号を合わせることでオーディオデータを送受信することが
できます。CobraNet の入出力のバンドル番号を合わせるということが、機器の出力から入力
にケーブルを接続することに相当します。
たとえば、1台目のNHB32-Cからの出力バンドル(CobraNet Output)が「5」に設定されていて、2
台目のNHB32-C への入力バンドル(CobraNet Input) にも「5」が設定されていれば、バンドル番
号「5」のオーディオデータが1台目のNHB32-Cから2台目のNHB32-Cに受け渡されます。
CobraNetページ
このページでは Cobr aNet バンドルを割り当て、送信バンドルのオーディオ解像度、および
CobraNetネットワークのレイテンシーを設定します。
15
CobraNet ネットワークはデジタルオーディオデータをバンドル単位で配信します。20 ビット
/48kHzのデジタルオーディオなら1つのバンドルで8チャンネル、また24ビット/48kHzの
デジタルオーディオなら7チャンネル送信できます(レイテンシー5.33msの場合)。NHB32-Cは
バンドル0〜16,383(マルチキャストとユニキャスト)に対応しています。ただしバンドル0は
実際には送受信を無効にするためのNull設定です。
Enable Unicast: ここをチェックしていない場合は、バンドル 0とマルチキャストバンドル 1
〜255 が指定できます。ここをチェックしている場合は、上記に加えてユニキャストバンドル
256〜16,383も指定できます。
Receive bundle assignment: NHB32-CのAES/EBU出力にパッ チ(割り 当て)したい
CobraNet チャンネルが含まれるバンドルを、このパラメーターで指定します。それぞれのバ
ンドルの個々のチャンネルをパッチ(割り当て)できます。パッチは NHB Patch ページで行い
ます。
Latency: NHB32-CからCobraNetネットワークに配信するオーディオデータのレイテンシー
をms単位で設定します。通常は 5.33ms に設定しますが、2.67ms または 1.33ms( ローレイテン
シー)に設定する こともで きます。ただし、レイテ ンシーを 小さくし た場合 は、Ethernet のパ
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 16
16
ケットの到達時間の制限が厳しくなるため、使用できるスイッチの最大数が減ります。詳細
は Peak Audio のホームページ (http://www.peakaudio.com) をご覧ください。
NOTE:
レイテンシーが1.33ms の場合、CobraNet ネットワーク上でこの機器一台が扱える
バンドル数は、送受信合わせて4つに制限されます。1.33ms以外の設定から1.33msに変更す
る場合は、送受信のバンドル数の合計が5つ以上設定してあると変更できません。
1台あたりに割り当て可能なチャンネル数
20 ビット 24 ビット
レイテンシー
5.33ms 8878
2.67ms 8888
1.33ms 8484
NOTE:
レイテンシーの設定変更は、オフラインの状態でのみ行なうことができます。設定を
1 バンドル当りの
チャンネル数
最大バンドル数
( 入出力合計 )
1 バンドル当りの
チャンネル数
最大バンドル数
( 入出力合計 )
NHB32-CやACU16-Cに反映させるためには、「Connect & send to network」を実行してくだ
さい。なお、レイテンシーを変更する際には、システム内のどこかでノイズが発生する場合が
あります。スピーカーなどの破損を防止するため、CobraNet ネットワークへの音声を 絞る
か、パワーアンプの出力を絞った状態で行なってください。
NOTE:
CobraNetネットワーク内に 2種類以上のレイテンシーが混在すると、各機器間で正
常に通信できなくなる場合があります。同一ネットワーク内のすべての機器のレイテンシー
設定は、必ず一致させてください。
NOTE:
レイテンシーを変更できない場合は、トラブルシューティング(
38ページ
)をご参照
ください。
Transmit bundle assignment:
CobraNet チャンネルが含まれるバンドルを、このパラメーターで指定します。それぞれのバン
ドルの個々のチャンネルをパッチ(割り当て)できます。パッチは NHB Patch ページ で行いま
す。
NOTE:
複数の機器で同じバンドルのデータを送信することはできません。したがって、1つ
NHB32-C の AES/EBU 入力にパッチ(割 り当て)したい
のバンドルを複数のグループに割り当てることはできません。
Audio resolution: オーディオ送信バンドルの解像度を20ビットまたは24 ビットに設定しま
す。24ビットのデジタルオーディオを扱う場合は、24 ビットを必ず選択してください。その場
合、24 ビットが選択 されていないとオ ーディオデータが 20 ビットでカットされてしまいま
す。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 17
Patchページ
このページでは、AES/EBU 入出力を個々の CobraNet チャンネルに割り当て、割り当てたパッ
チのストア/リコールを行います。パッチ(割り当て)する前にパッチしたいCobreNet チャン
ネルが含まれるバンドルを指定する必要があります。15ページのCobraNetページを参照くだ
さい。
17
EDIT インジケーター
32× 32 マス目の方眼グラフの画面で、AES/EBU 入出力をCobraNet チャンネルに割り当てま
す。まず該当する縦軸と横軸の交点のマス目をクリックします。割り当てると、青い丸印が表
示されます。割り当てをキャンセルするには、青い丸印をクリックします。
1 系統の AES/EBU入力または出力がCobraNet チャンネルに割り当てできます。CobraNet チャ
ンネルの各グループに割り当てられたバンドル番号が、マス目の左側に表示されます。たと
えばNHB CobraNetページ(15ページ 参照)でレイテンシー5.33ms/解像度24ビットを選択した
場合、各グループ内のチャンネル数は7に減り、チャンネル8、16、24、32は無効となります。
また各バンドルごとに8チャンネルすべてを使った方が、2つのバンドルで4チャンネル、ある
いは4つのバンドルで2チャンネルを使った場合より、ネットワーク効率がよくなります。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 18
18
Word Clockページ
AES/EBU In to CobraNet: AES/EBU入力をCobraNetチャンネルに割り当てるタブです。
CobraNet to AES/EBU Out: CobraNetチャンネルをAES/EBU出力に割り当てるタブです。
Store/Recall:
CobraNetチャンネルのすべての割り当てが入っています。全部で100個のパッチメモリーがあ
ります。パッチ#0は初期割り当て設定が入っている読み出し専用のメモリーで、各AES/EBU入
出力 が該当番号の CobraNet 入出力に割り当てられています。たとえば、AES/EBU 入力No.1 は
CobraNet出力No.1に、AES/EBU入力No.2はCobraNet出力No.2に割り当てられています。全部で
99個のパッチをパッチメモリー1〜99に保存できます。
パッチのストアは、上下ボタン(、) でパッチメモリーを 1〜99から選択し、タイトルを入
力してから「Store」ボタンをクリックします。パッチにすぐに転送され、NHB32-C にストアさ
れます。ストアされたパッチはNHB32-Cのフロントパネルから直接リコール操作できます。
パッチのリコールは、上下ボタン(、) でパッチメモリーを1〜99から選択し、「Recall」ボタ
ンをクリックします。
パッチをエディットすると、EDIT インジケーターがパッチ番号の横に表示されます。パッチ
をストアしたり、別のパッチをリコールすると、このインジケーターは消えます。
このページではNHB32-Cのワードクロックソースを選択します。
パッチをストア/リコールするボタンです。パッチには AES/EBU 入出力
↔
Master clock: NHB32-Cのワードクロックのロック状態(LOCKまたはUNLOCK)を表示しま
す。NHB32-CフロントパネルのLOCKインジケーターと連動しています。
Word clock source select: NHB32-Cのワードクロ ックソー スを、AES/EBUペア入力、
CobraNet ネットワーク、WORD CLOCK INBNC 端子のいずれかに設定します。ワードクロッ
クソースを変更する場合、確認のメッセージが表示されます。ワードクロックソースは
NHB32-Cのフロントパネルでも選択操作できます。
NOTE:
とがありますので、あらかじめパワーアンプのレベルを下げておいてください。そうしない
と、スピーカーが損傷する場合があります。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
システムのワードクロック設定を変更すると、機器によってはノイズを出力するこ
Page 19
5 ACUページ
ここでは、ネットワークツリーでACU16-Cを選択しているときに表示できる ACUページにつ
いて説明します。
CobraNet 上の機器は、バンドル番号を合わせることでオーディオデータを送受信することが
できます。CobraNet の入出力のバンドル番号を合わせるということが、機器の出力から入力
にケーブルを接続することに相当します。
たとえば、NHB32-Cからの出力バンドル(CobraNet Output)が「4」に設定されていて、ACU16-C
への入力バンドル(CobraNet Input)にも「4」が設定されていれば、バンドル番号「4」のオーディ
オデータがNHB32-CからACU16-Cに受け渡されます。
CobraNetページ
このページではCobraNetバンドルおよびCoraNetネットワークのレイテンシーを設定します。
19
ACU16-Cで受信する CobraNetバンドルを設定します。ACU16-Cはバンドル0〜16,383(マルチ
キャストとユニキャスト)に対応しています。ただしバンドル 0 は実際には送受信を無効にす
るためのNull設定です。
Enable Unicast:
1〜255 が指定できます。ここをチェックしている場合は、上記に加えてユニキャストバンド
ル256〜16,383も指定できます。
Receive bundle assignment:
チャンネルが含まれるバンドルを、このパラメーターで指定します。それぞれのバンドルの個々
のチャンネルをパッチ(割り当て)できます。パッチはACU Patchページで行います。
ここをチェックしていない場合は、バンドル 0 とマルチキャストバンドル
ACU16-C のアナログ出力にパッチ(割り当て)したいCobraNet
Latency: CobraNet ネットワークから受信するオーディオデータのレイテンシーを ms 単位
で設定します。通常は5.33msに設定しますが、2.67msまたは1.33ms(ローレイテンシー)に設定
することもできます。
1台あたりに割り当て可能なバンドル数は、レイテンシーの設定に関係なく4バンドルです。
NOTE:
NHB32-CやACU16-Cに反映させるためには、「Connect & send to network」を実行してくだ
さい。なお、レイテンシーを変更する際には、システム内のどこかでノイズが発生する場合が
あります。スピーカーなどの破損を防止するため、CobraNet ネットワー クへの音声を絞る
か、パワーアンプの出力を絞った状態で行なってください。
レイテンシーの設定変更は、オフラインの状態でのみ行なうことができます。設定を
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 20
20
NOTE:
常に通信できなくなる場合があります。同一ネットワーク内のすべての機器のレイテンシー
設定は、必ず一致させてください。
NOTE:
ださい。
Patchページ
このページでは個々のCobraNetチャンネルを ACU16-Cアナログ出力に割り当てます。パッチ
(割り当て)する前にパッチしたい CobraNet チャンネルが含まれるバンドルを指定する必要
があります。19ページのCobraNetページを参照ください。
CobraNet ネットワーク内に2種類以上のレイテンシーが混在すると、各機器間で正
レイテンシーを変更できない場合は、トラブルシューティング(
38ページ
)をご参照く
16×32マス目の方眼グラフの画面で、CobraNetチャンネルをACU16-Cアナログ出力に割り当
てます。まず該当する縦軸と横軸の交点のマス目をクリックします。割り当てると、青い丸印
が表示されます。割り当てをキャンセルするには、青い丸印をクリックします。
1系統のCobraNetチャンネルがACU16-C出力に割り当てできます。CobraNetチャンネルの各グ
ループに割り当てられたバンドル番号が、マス目の左側に表示されます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 21
Ampページ
Amp ページでは、パワーアンプをコントロール/モニター
します。Amp ページ(Amp 00
Amp 24
ンプのチャンネルが表示されます。パアーアンプには 2、4、
6、8チャンネル、それぞれのモデルがあり、右の例は2チャン
ネルのパワーアンプPC9500Nの画面です。
アンプ名 : パワーアンプの名前を表示します。名前の終わ
りまで表示したい場合は、マウスポインターを名前の上に
移動してください。
POWER ボタン : パワーアンプの電源をオ ンま たはス タ
ンバイ状態にします。
Mode インジケーター : 各チ ャン ネル ペアご との パワ ー
アンプモード(STEREO、PARALLEL、BRIDGE)を表 示しま
す。
チャンネル名 : チャンネル名を表示します。名前を終わり
まで表示したい場合は、マウスポインターを名前の上に移
動してください。チャンネルに名前を付ける場合は、ネット
ワークツリーでアイコンを右クリックし、ポップアップメ
ニューから「Rename」を選択します。
–
07、Amp 08 –15、Amp 16 –23、
–
31)は4 ページあり、各ページに8台までのパワーア
PROTECT
21
インジケーター
PROTECT インジケーター : パワーアンプのプロテク
ション状態を表示します。通常は何も表示されませんが、パ
ワーアンプの駆動部への電源が過熱のため遮断されるなど
でアンプのプロテクションシステムが起動すると、
「PROTE C T」という表示が現れます。また、Netwo rkAmp
ManagerのPOWERボタンでパワーアンプをスタンバイ状態
にした場合も、「PROTECT」と表示されます。
Output CLIP インジケーター : チャン ネル信 号がク リッ
ピングすると点灯します。
Output メーター : 12 セグ メントの メーター で、ワッ トま
たはボルト単位でチャンネル出力レベルを表示します(8
ページの設定参照)。
Impedance インジケーター : チャンネルの負荷イン
ピーダンスを表示します。
Temp メーター : 12 セグメントの メーターで、摂 氏または
華氏単位でチャンネルの温度を表示します(8 ページ の設定
参照)。メーターの右にある値は温度のピークホールド値で
す。メーターの下の値は現在の温度です。ピークホールドの
リセットは、メーターを右クリックしてポップアップメニューを表示させ、「Reset temp hold
on this channel(このチャンネルの温度ホールドをリセット)」または「Reset temp hold on all
channels(全チャンネルの温度ホールドをリセット)」を選択します。
Input メーター : 12セグメントのメーターで、チャンネルの入力レベルをdB単位で表示します。
ATT フェーダー : チャンネルの入力信号を減衰させます。フェーダー下の数値が dB 単位で
の現在の減衰設定です。メーター下の上下の矢印ボタン(、) をクリックするか、キー
ボードから直接値を入力してもレベルが設定できます。
Phase ボタン : チャンネルの入力信号の位相を「Norm al(ノー マル)」または「Reve rsed(リ
バース)」に設定します。
Mute ボタン : チャンネルをミュートします。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 22
22
Channel Detailページ
Channel Detail ペー ジには、各チャンネ ルの詳細な内容が表示されま す。ネットワークツ リー
で ACU16-C が選択されているときに Channel Detail タブをクリックするか、ネットワークツ
リーで任意のパワーアンプチャンネルのアイコンをクリックしてページを開きます。
PROTECT
インジケーター
Channel select: 表示させた いパワーアンプ のチャンネルを 選択します。「Amp」ポップアッ
プメニューでパワーアンプを選択し、「CH」ポ ップアッ プメニュ ーでチャ ンネル を選択し ま
す。選択したアンプとチャンネルの名前がポップアップメニューの横に表示されます。
「Model information」欄には選択したパワーアンプの情報が表示されます。
POWER ボタン : パワーアンプの電源をオンまたはスタンバイ状態にします。
PROTECT インジケーター : パワーアンプのプロテクション状況を表示します。通常は何
も表示がありませんが、パワーアンプの駆動部への電源が過熱のため遮断されるなどでアン
プのプロテクションシステムが起動すると、「PR OT ECT 」という表示が現れます。また、
NetworkAmp Manager の POWER ボタンでパワーアンプをスタンバイ状態にした場合も、
「PROTECT」と表示されます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 23
23
Mode インジケーター : 各チャンネルペアごとのパワーアンプモード(ST ERE O 、
PARALLEL、BRIDGE)を表示します。
ATT フェーダー : チャンネルの入力信号を減衰させます。フェーダー下の数値が dB 単位で
の現在の減衰設定です。メーター下の上下の矢印ボタン(、) をクリックするか、キー
ボードから直接値を入力してもレベルが設定できます。
Phase ボタン : チャンネルの入力信号の位相を「Normal(ノーマル)」または「Reversed(リ
バース)」に設定します。
Mute ボタン : チャンネルをミュートします。
Output メーター : 12 セグメントのメーターで、ワットまたはボルト単位 でチャンネル出力
レベルを表示します(8 ページ の設定参照)。「Present」の値が現在の出力レベルです。黄色い三
角マークはThresholdページ(24ページ 参照)で指定した警告スレッショルドの値を示します。
Input メーター : 12セグメントのメーターで、チャンネルの入力レベルをdB単位で表示しま
す。「Present」の値が現在の入力レベルです。
Temperature: 12 セグメントのメーターで、摂氏または華氏単位でチ ャンネルの温度を表示
します(8ページの設定参照)。「Present」の値が現在 の温度です。最高温度は、メーター 右に緑
の三角マークでグラフ表示され、「Max hold」の欄に数値でも表示されます。最高温度ホール
ドをリセットするには、メーターを右クリックしてポップアップメニューを表示させ、「Reset
temp hold on this channel(このチャンネルの温度ホールドをリセット)」または「Reset temp
hold on all channels(全チャンネルの温度ホールドをリセット)」を選択します。
Load impedance: チャンネルの負荷インピーダンスです。「Present」の欄には現在の 負荷イ
ンピーダンスが表示されます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 24
24
Thresholdページ
このページでは、NetworkAmp Manager が警 告を出す基準となる、パワーアン プのワット数、
温度、または最小/最大負荷インピーダンスのスレッショルド値を設定します。警告は Log
ウィンドウに表示され、ログファイルに記録されます。
Amp: パワーアンプをID番号と名前で表示します。
CH: パワーアンプのチャンネルを表示します。
Wattage: NetworkAmp Managerが警告を出す基準となるワット数を1.6〜4000の範囲で指定
します。
Temp: NetworkAmp Managerが警告を出す基準となる温度を1〜127
囲で指定します。
Impedance max: NetworkAmp Managerが警告を出す基準となる最大インピーダンスを0〜
50Ω の範囲で 指定します。50Ω を超える値を入力すると、「Never」と表示され、警告が出なく
なります。
Impedance min: NetworkAmp Managerが警告を出す基準となる最小インピーダンスを0〜
50Ω の範囲で 指定します。50Ω を超える値を入力すると、「Never」と表示され、警告が出なく
なります。
NOTE:
い値に丸め込まれます。
設定できる値は不連続な値になります。したがって、入力した値は設定可能な一番近
Warning Enable: 各パワ ーアンプ のスレ ッショ ルド警告 を有効 /無効に します。チェッ ク
されている場合、スレッショルド設定が有効になっていることを示します。
パワーアンプが指定スレッショルド値のひとつでも越えると警告を出します。チェックされ
ていない場合は警告は出ません。
個々のスレッショルド設定のコピーは、コピー元をダブルクリックして実際の値を選択し、
「Edit」メニュ ーまたは 右クリッ クして 表示され るポップ アップ メニュー から「Copy」を選 択
します。次に、コピーした設定を ペース トし ます。コピー先をダブル クリッ クし て「E d it」メ
ニューまたはポップアップメニューから「Paste」を選択します。複数の設定をドラッグしてコ
ピー/ペーストできます。また、[Shift]キーを押しながら矢印キーを使用して、コピーする項
目を増減します。
または34〜261 ˚Fの範
˚C
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 25
6 その他の機能
イベントのログ記録
NetworkAmp Managerは ACU Thresholdページ(24 ページ参照)で設定したスレッショルド値
をアンプの動作状態とチェックし、値を超えた場合に警告を出します。警告は Log ウィンドウ
(
29ページ
タ、ワードプロセッサー、スプレッドシートで開くことのできるCSV形式のテキストファイル
です。
参照)に表示され、ログファイルにも記録されます。ログファイルはテキストエディ
25
NOTE:
いでください。ログの書き込みができなくなる場合があります。
NetworkAmp Managerを起動中は、他のアプリケーションでログファイルを開かな
Log Setupダイアログボックス
「Log Setup」ダイアログボックスでログの設定を行います。Log ウィンドウはこの設定には影
響されませんので注意ください。「Option」メニュー から「Log Setup」を選択し、このダイアロ
グボックスを開きます。
Enable logging: ログファイルの有効 /無効を設定するチェックボックスです。チェックする
と、ログがログファイルに書き込まれます。
Record xx days per log file: 各ログファイルに記録する日数を指定します。その日数を超
えると現在のログファイルが閉じて、それ以降のイベントは新しいログファイルに記録され
ます。
Automatically delete log files after xx days: このチェックボック スを選択すると、指定日
数より古いログファイルは自動的に削除されます。
Output file folder: NetworkAmp Manager がログファ イルを保存する先のフォルダを指定し
ます。この フォルダ は自動削 除機能が古 いログフ ァイルを 検索する 対象となり ます。初期設
定ではログファイルはプロジェクトフォルダ内の Log というフォルダに保存されます。ログ
ファイルをどこか別に保存したい時に使用します。
NOTE:
ログファイルにはファイル作成日に基づいて「ddmmmyyyy.csv」という 名前が付きます。「dd」
は01〜31で日付け、「mmm」は月の名称(Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、
Dec)、「yyyy」は年です。(例:01Aug2002.csv)
イベントは一行ずつ日付け順に記録され、各行の頭にはイベントの発生した日時
(dd/mmm/yyyy, hour:minute:second)が付きます。(例:01/Aug/2002, 21:30:25)
プロジェクトファイルと同じドライブ内のフォルダを選択してください。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 26
26
イベントには警告イベント、オンライン/オフラインステータスイベント、電源スイッチイ
ベント、エラーイベント、ネットワークモードイベントの5種類があります。
1警告イベント
指定したスレッショルドを超えた時に発生する警告イベントです。(24ページ参照)
Date
Time
Type
ACU
Amp
Ch
PTWSO
CurrVpre
CurrVsp
CurrWsp
CurrImp
CurrClip
CurrTemp
LastVpre
LastVsp
LastWsp
LastImp
LastClip
LastTemp
(protect, over temp, over wattage, speaker terminal short, speaker terminal open)
(current pre-fader voltage)
(current speaker terminal voltage)
(current speaker terminal wattage)
(current impedance)
(current clipping)
(current temperature)
(last pre-fader voltage)
(last speaker terminal voltage)
(last speaker terminal wattage)
(last impedance)
(last clipping)
(last temperature)
わかりやすくするために上記のパラメーターは改行してあります。
各警告パラメーターはカンマで区切って 1 行に並び、ログファイルに記録されます。タイトル
は各行の先頭に表示されます。
2オンライン/オフラインステータスイベント
ネットワークの機器がオンラインになったとき(新しい機器が検知されたなど)、あるいは逆
にオフラインになったときに発生するイベントです。
Date, Time, Detect&Lost, Message
例:
01/Aug/2002, 21:30:25, Detected, New amplifier detected
[ACU#00 AMP#00]
この例ではACU No.00に接続したアンプNo.00が2002年8月1日午後9時30分25秒にオンラ
インになりました。
Detect&Lostは Detected
ます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
(オンラインなど)、
Lost
(オフラインなど)のいずれかになり
Page 27
27
Messageは以下のいずれかになります。
New amplifier detected [ACU#xx AMP#yy]
Amplifier gone offline [ACU#xx AMP#yy]
New ACU16-C detected [ACU#xx]
ACU16-C gone offline [ACU#xx]
New NHB32-C detected [NHB#xx]
NHB32-C gone offline [NHB#xx]
3電源スイッチイベント
アンプの電源をオンまたはスタンバイに設定すると発生するイベントです。
Date, Time, LineKind, Device
例:
01/Aug/2002, 21:30:25, PowerOn, [ACU#00 AMP#00]
この例では、ACU No.00に接続されているアンプNo.00の電源が2002年8月1日の午後9時30分
25秒にオンになりました。
LineKindは PowerOn
オンライン/オフラインステータスイベントはLogウインドウに青色で表示されます。
または
Standby
のいずれかになります。
4エラーイベント
システムエラーあるいはパラメーターエラーのいずれかが起きると発生するイベントです。
Date, Time, Error, ErrorMessage
例:
01/Aug/2002, 21:30:25, Error, Duplicate Unit ID (NHB32-C:#00)
この例では、NHB No.00にネットワ−ク上の別のNHB32-CのIDと同じIDが設定されたことが
2002年8月1日午後9時30分25秒に検知されました。
ErrorMessageは以下のいずれかになります。
Duplicate Unit ID [NHB#xx]
Duplicate Unit ID [ACU#xx]
Unit COM/MIDI Mode Conflict!
Too Many COM/MIDI Mode Units!
Unit EEPROM Access Error! [NHB#xx]
Unit EEPROM Access Error! [ACU#xx]
AES/EBU Input Sync Error [NHB#xx AES/EBUx CH1/2]
AES/EBU Input Sync Error [NHB#xx AES/EBUx CH3/4]
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 28
28
AES/EBU Input Sync Error [NHB#xx AES/EBUx CH5/6]
AES/EBU Input Sync Error [NHB#xx AES/EBUx CH7/8]
Word Clock Unlocked [NHB#xx]
Word Clock Unlocked [ACU#xx]
Unexpected data change detected [NHB#xx...]
Unexpected data change detected [ACU#xx...]
エラーイベントは以下のようにLogウインドウに赤色で表示されます。
5ネットワークモード
COMモード/MIDIモードを作動したとき、あるいは作動を中止したときに発生するイベント
です。
Date, Time, NetMode, Mode
例:
01/Aug/2002, 21:30:25, NetMode, Mode = COM
この例では、2002年8月1日午後9時30分25秒にCOMモードになりました。
Modeは COM、 MIDI、 NORMAL
ネットワークモードはLogウインドウに青色で表示されます。
のいずれかになります。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 29
Logウィンドウ
Log ウィンドウは自動的に開きます。このウィンドウは「Window」メニューから「Log Window」
を選択して開くこともできます。
イベントの発生ごとに、ウィンドウに詳細が表示され、その内容が自動的にスクロールしま
す。
29
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 30
30
NetworkAmp Managerのロック
他人が勝手に操作しないよう、NetworkAmp Managerをロックすることができます。
NetworkAmp Managerのロック手順
1
「Option」メニューから「Operation Lock」を選択します。
以下の「Operation Lock」ダイアログボックスが表示されます。
「Password」と「Confirm」の欄にパスワードを入力します。
2
「Lock」をクリックします。
3
NetworkAmp Managerがロックされ、以下の「Operation Unlock」ダイアログボックスが表示さ
れます。
4
NetworkAmp Manager のロックを解除するには、「Password」欄にパスワードを入力し、
「Unlock」をクリックします。
正しいパスワードを入力して「Unlock」をクリックする と、NetworkAmp Manager のロック が
解除され、「Operation Unlock」ダイアログボックスが閉じます。
指定したパスワードはNetworkAmp Managerがインストールされているフォルダと同じフォ
ルダにテキストファイルで保存されます。パスワードを忘れたら、このパスワードファイル
を削除し、Password と Confirm 欄が空欄になっているのを確かめてから「Unlock」をクリック
してください。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 31
COM & MIDIモード
CobraNet のシリアルブリッジ機能を使用して、シリアルデータをネットワークに転送できま
す。通常、ACU16-C と NHB32-C はシリアルブリッジを使ってアンプコントロールデータを転
送しますが、MIDI データ(プログラ ムチェン ジ、コン トロー ルチェン ジ)や、AD824 データ
(ヘッドアンプのコントロール)をネットワーク上の2台のNHB32-C間で転送することもでき
ます。
シリアルブリッジはアンプコントロール、MIDI、AD824 データを同時に転送することはでき
ません。MIDI モードをオンにした場合、アンプ コントロールデータは送信されず、指定した 2
台のNHB32-CのMIDI端子間での通信のみが行われます。
MIDIモードとCOMモードの接続例は、
1
MIDIモードまたはCOMモードの設定は、「Option」メニューから「COM/MIDI Mode」を選択
します。
以下の「COM/MIDI Mode」ダイアログボックスが表示されます。
ACU16-C& NHB32-C−取扱説明書
31
をご参照ください。
ポップアップメニューでネットワーク上の2台のNHB32-Cを選択します。
2
2台のNHB32-Cどちらもオンラインになっている場合、「COM」/「MIDI」ボタンが有効となり
ます。
COM モードをオンにするには「COM」をクリックし、MIDI モードをオンにするには「MIDI」
3
をクリックします。
選択したモードがオンになり、その他のすべての NetworkAmp Manager 機能が無効になりま
す。選択モードがオンになっている間は、「COM/MIDI Mode」ダイアログボックスが開い たま
まになります。
COM モードまたは MIDI モードの解除は、「Deactivate COM/MIDI mode」をクリックしま
4
す。
「Disconnect」をクリックすると、COM モードまたは MIDI モードは解除せず、ネットワークと
の接続を解除します。
「Close」をクリックすると「COM/MIDI Mode」ダイアログボックスが閉じます。
5
「Close」がグレー表示でクリックできない場合は、COM モードまたは MIDI モードを解除する
か、ネットワークとの接続を解除する必要があります。
複数のコンピュータ上でNetworkAmp Managerを起動している場合、COMモードまたはMIDI
モードが有効になっている間は、全コンピュータ上に「COM/MIDI Mode」ダイアログボック
スが表示され、各コントロール/モニター機能は無効になります。いずれのコンピュータか
らでもCOM/MIDIモードは解除できます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 32
32
Group View(グループビュー)
Group View のページではネ ットワーク上の任意 のアンプの任意のチ ャンネルをグループ 化
してコントロール/モニターできます。全部で8つのグループページがあり、各ページに16チャ
ンネルまで表示されます。
「View」メニューから「Group View」を選択し、「Group View」ページを開きます。
各グループは画面上部にあるタブをクリックして選択します。ただし、複数のコンピュータ
でNetworkAmp Managerを起動して、Group Viewの別のページを同時に表示させることはで
きません。たとえば、1台目のPCでGroup 1のページを選択すると、2台目のPCでGroup Viewの
ページ ( または ACU Amp ページや Ch an ne l De tai l ページ ) が開いていれば、2 台目の
NetworkAmp Managerの表示は「Network」ページに切り替わり、1台目のGroup 1のページと同
じチャンネルが表示されます。
グループのエディットについては次のページをお読みください。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 33
グループのエディット
最大16チャンネルを各Group Viewページに加えることができます。
1
「View」メニューから「Group View」を選択します。
Group Viewページが表示されます。
2
そのページで右クリックして表示されるポップアップメニューから、「Edit Group View」を
選択します。
以下のGroup View Setupダイアログボックスが表示されます。
33
「Groups」リストでグループを選択します。
3
「Move up」/「Move down」ボタンでグループの順序が変更できます。
「Group name」欄でグループ名を変更します。
4
この名前がGroup Viewページのタブに表示されます。
パワーアンプ接続先のACU16-CをACUリストから選択します。
5
選択したACU16-Cに接続されているパワーアンプがAMPリストに表示されます。
「AMP」リストで任意のパワーアンプを選択します。
6
選択したパワーアンプのチャンネルがCHリストに表示されます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 34
34
7
「CH」リストで任意のチャンネルを選択し、[>](追加)ボタンをクリックします。
そのチャンネルがグループに追加されます。
全チャンネルの追加は、[>>](全部追加)ボタンをクリックします。
8
グループから任意のチャンネルを削除するには、そのチャンネルを選択し[<](削除)ボタンを
クリックします。
全チャンネルを一括して削除するには、[<<](全部削除)ボタンをクリックします。
グループ内のチャンネルは「Move up」/「Move down」ボタンで順序の入替えができます。
9
エディットを終了したら「OK」ボタンをクリックして変更内容を適用し、「Group View Setup」ダ
イアログボックスを閉じます。
「Apply」ボタンをクリックすると、変更内容が Group Viewに適用されますが、ダイアログボッ
クスは開いたままになります。変更を適用せずにダイアログボックスを閉じるには、「Cancel」
をクリックします。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 35
Control Link(コントロールリンク)
Control Linkページでは、電源のスタンバイ/オンを同時にコントロールするパワーアンプを
グループ化できます。全部で16のコントロールリンクグループが作れます。
「View」メニューから「Control Link」を選択し、Control Linkページを開きます。
35
パワーアンプがグループに入っていない場合やそのグループが無効になっている場合、
「STANDBY」ボタン、「ON」ボタンは使用できません。グループを有効にすると、「STANDBY」
ボタンをクリックして、そのグループ内のすべてのパワーアンプを同時にスタンバイモード
に設定できます。「ON」ボタンをクリックすると、そのグループのアンプはオンになります。
グループ内のパワーアンプすべてがスタンバイモードの時、「STANDBY」ボタンは押した状
態の表示になります。またグループ内の パワーアンプすべてがオンの時、「ON」ボタンの表示
は押した状態になります。グループ内のパワーアンプの一部がスタンバイモードで残りのア
ンプがオンの時は、いずれのボタンも押されていない表示になります。
グループのエディットについては次のページをお読みください。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 36
36
Editing Groups
1
「View」メニューから「Control Link」を選択します。
Control Linkページが表示されます。
2
そのページで右クリックして表示されるポップアップメニューから、「Edit Control Link」を
選択します。
以下の「Control Link Setup」ダイアログボックスが表示されます。
「Groups」リストでグループを選択します。
3
グループを有効にするには、そのグループのチェックボックスをクリックします。
4
チェックボックスでグループを有効/無効にします。
「Move up」/「Move down」ボタンでグループの順序が変更できます。
「Group name」欄でグループ名を入力します。
5
この名前がControl Linkページに表示されます。
パワーアンプ接続先のACU16-CをACUリストから選択します。
6
選択したACU16-Cに接続されているパワーアンプが「AMP」リストに表示されます。
「AMP」リストで任意のパワーアンプを選択し、[>](追加)ボタンをクリックします。
7
そのパワーアンプがグループに追加されます。
パワーアンプをすべて追加するには、[>>](全部追加)ボタンをクリックします。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 37
8
グループから任意のパワーアンプを削除するには、そのパワーアンプを選択し [<](削除)ボタ
ンをクリックします。
パワーアンプをすべて削除するには、[<<](全部削除)ボタンをクリックします。
9
エディットを終了したら「OK」ボタンをクリックして変更内容を適用し、「Control Link Setup」ダ
イアログボックスを閉じます。
「Apply」ボタンをクリックすると、変更内容が 適用されますが、ダイアログボックスは開いた
ままになります。変更を適用せずにダイアログボックスを閉じるには、「Cancel」をクリックし
ます。
37
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 38
38
付録
トラブルシューティング
File メニューの Connect to
Network コマンドが使用できない
パスワードを忘れた
F1 キーを押すと違う言語のヘル
プが開いてしまう
レイテンシー設定を変更したが、
実際の遅延時間が変わらない。
(エラーメッセージも表示されな
い)
レイテンシー設定を変更したプ
ロジェクトで「Connect & send
to network」 を実行すると、
Skip this deviceなどのメッ
セージが表示されて送信が中断
する。その後オンラインにする
と、Log ウィンドウに
Unexpected data change
detected [ NHB#xx Latency ]
などのメッセージが表示される。
症状 対策
コンピュータのインターフェースが指定されていないと、このコ
マンドは使用できません。Option メニューから General Setup を
選択し MIDI IN、MIDI OUT のインターフェースを指定してくださ
い。
NetworkAmp Manager がイン ストールされているフォル ダ内の
パスワードファイルを削除し、Password フィー ルドと Confirm
フィールドが空欄であることを確認して Unlock をクリックして
ください。
Help → Help Topics サブメニューから言語を選択してください。
この設定は記憶されるので、次回 Help メニューから Help を選択
するか F1 キーを押すと、選択した言語で表示されます。
ACU-16C/NHB32-C のシステムソ フトウェアを バージョン アッ
プしてください。バージョンアップに関する情報はヤマハのウェ
ブサイトをご覧ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp
CobraNet モジュールのシステムソフトウェアがレイテンシーの
設定変更に対応していません。レイテンシーを5.33ms以外に変更
して使用する場合は CobraNet モジュールをバージョンアップす
る必要があります。バージョンアップについては最寄のサービス
拠点へお問合せください。
キーボードのショートカット
File(ファイル)メニュー
CTRL+N 新規プロジェクトを作成
CTRL+O 既存のプロジェクトを開く
CTRL+S 現在のプロジェクトを保存する
SHIFT+CTRL+S 別名で現在のプロジェクトを保存する
Edit(エディット)メニュー
CTRL+X クリップボードに選択中の項目を移動する
CTRL+C クリップボードに選択中の項目をコピーする
CTRL+V 指定位置にクリップボードの内容をペーストする
DELETE 選択中の項目を削除する
Help(ヘルプ)メニュー
F1 本書(PDF 形式)を開く
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 39
用語集
39
NetworkAmp Manager、ACU16-C、NHB32-Cに関連した用語集です。CobraNetについての情報、
特に設備音響設計者、施工者向けの詳細な CobraNet に関する情報が Peak Audio 社 のホーム
ページ<http://www.peakaudio.com>に掲載されていますので是非ご覧ください。CobraNetシス
テムの設計のためには、まずこのホームページをよくご覧になり、CobraNet を充分理解され
ることをおすすめします。
100Base-T:「Fast Ethernet」参照。
100Base-FX: 光ファイバーケーブルを使用したFast Ethernetで、マルチモードでは最長2km
の送信、シングルモードでは 100kmの送信ができます。
100Base-TX: CA T5(カテゴリー5)ツイストペアケーブル/ RJ - 4 5 端子 を使用 した Fas t
Ethernet。ケーブル の長さ、色は様々で、100Base-T Ethernet ネットワーク内で使用できるケー
ブルは最長 100m。カスタムケ ーブルを使用する場合は、端子のなるべく近くま で導線が自然
によじれるようにしてください。25mm 以上よじれ部がないと性能に悪影響を及ぼします。
ケーブルをバンドで束ねる時は、シールド皮膜が変形するようなきつい束ね方はしないでく
ださい。またケーブルを折り曲げないでください。そうしないと、ケーブルのインピーダンス
に影響し性能が落ちることがあります。
1000Base-T:「Gigabit Ethernet」参照。
APJ: NetworkAmp Managerプロジェクトのファイル拡張子(例:My project.apj)。
Asynchronous(非同期): 共通 のクロック で同期が とれていな い機器間 での通信状 態を
指し、デー タは不 連続的に 転送され ます。CobraNet のシリアルブリッジは非同期転送です。
「アイソクロナス」参照。
CAT3: CAT3(カテゴリー 3)ツイストペアケーブルは最大データ転送レート 10 Mbps に対応
し、10Base-T Ethernetネットワークに使用します。
CAT5: CAT5(カテゴリー 5)ツイストペアケーブルは最大データ転送レート100 Mbpsに対応
し、100Base-TX Ethernetネットワークに使用します。
CobraCAD: CobraNetネットワークシステム設計の検証/性能試験用にPeak Audioが開発し
た無料のソフトウェアです。最新バージョンには ACU16-C、NHB32-C のデ バイスアイコンも
含まれています。
CobraNet: Peak Audio社が開発したCobraNetネットワークは、非圧縮デジタルオーディオ信
号を、100Base-TEthernet ケーブルを通してリアルタイムで分配する技術です。スイッチド
100Base-Tネットワーク上では、各方向64チャンネル、双方向で最高 128チャンネルの信号(リ
ピーター使用のネットワーク上では 64 チャンネル)が同時に分配できます。CobraNet ネット
ワークは 16/20/24ビットの各解像度で 48kHzのサンプリング周波数に対応しています。すで
にネットワーク化されているコンピュータ、プリンタなどのスイッチド100Base-Tネットワー
ク上でも CobraNet 機器は動作しますが、専用のネットワークを構築されることを強くおすす
めします。
CobraNet PRIMARY/SECONDARY ポート : CobraNet インターフェースは、プライマリ
/セカンダリの2重のネットワークに接続するリダンダンシー機能を持っています。プライマ
リネットワークで修復不可能なエラーが生じた場合、システムは自動でセカンダリに切り替
わり、シス テムは中 断するこ となく動作 します。どちらの ポートも トランス フォーマー アイ
ソレートで(トランスフォーマーとは独立しており)、IEEE 802.3規格に準拠しています。
CobraNet オーディオチャンネル : CobraNet でのオ ーディオ チャンネ ルとは、16/20/24
ビットの各解像度で48kHzのデジタルオーディオを指します。
CSV: Comma Separate d Value(カンマ区分値:カンマ で区切 って列挙 した値)ファイル の略
で、スプレッドシートやデータベースの表などのデータを交換したり、カンマを使って各行
の個々の値を区分したりするのに使用します。NetworkAmp Manager のログファイ ルも CSV
フォーマットを使用し、記録したログファイルをスプレッドシートのプログラムなどに取り
込みデータ化することができます。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 40
40
Ethernet:
データ転送レートは 10Mbps、次の 100Base-T(別名 F ast Ethernet)は100Mbps です。最新の
Gigabit Ethernetでは、1,000 Mbps(1ギガビット)の転送レートに対応しています。
最も一般的に使用されているネットワークプロトコル。最初開発された10Base-Tの
Fast Ethernet: 100Base-T の別名で、データ転送レート 100Mbps に対応する Ethernet 規格。
CobraNetはFast Ethernetネットワークで機能します。
Gigabit Ethernet: 1000Base-Tの別名で、データ転送レート1,000Mbpsに対応するEthernet規
格。CobraNet は Gigabit Ethernet に対応しています。Gigabit スイッチドネットワークでは最高
1,028系統のCobraNetオーディオチャンネルが処理できます。
LAN ( ローカルエリアネットワーク ): 同じ 建物 また は複 数の 建物 のグ ルー プ内 にあ る
ネットワーク。CobraNetはLANテクノロジーです。「WAN」参照。
RJ-45 端子 : 10Base-T/100Base-T/1000Base-T Ethernet機器の接続に使用する端子。
RS-232C: シリアル機器を接続するシリアルインターフェース。送信距離は約15mで通常9ピ
ンまたは25ピンのD-sub端子を使用。
RS-422: シリアル機器を接続するバランス型シリアルインターフェースで、約1km の距離の
送信が可能。RS-232Cと比べてデータ転送レートが高く、干渉に対して強い。
RS-485: シリアル機器を接続するバランス型シリアルインターフェース。RS-422 に類似し
ているが複数のレシーバー、トランスミッターに対応し、1 本のツイストペアケーブルで双方
向のハーフデュプレックス通信が可能。
STP ( シールドツイストペア ): 2本の絶縁された導線が一緒によじれているケーブル。
UTP ( アンシールドツイストペア ): 2本の絶縁されていない導線を一緒によじらせたケー
ブル。
WAN ( ワイドエリアネットワーク ): 広 範囲な領域にわた るネットワーク で、一般的に は
複数のLANから構成されます。CobraNetはWANテクノロジーではありません。「LAN」参照。
アイソクロナス : 一定のインターバルで生じること、また一定のタイミングで送信するこ
と。データを一定のインターバルで配信する機器間のリアルタイム通信を表現するときによ
く使用する言葉です。CobraNet はデジタルオーディオデータをアイソクロナス送信します。
「Asynchronous(非同期)」参照。
オートネゴシエーション : 実際のデータ転送が始まる前にハーフ/フルデュプレックス、
データ転送レート(例:10、100、1000 Mbps)を決定するために、2台のネットワーク機器間で行
なわれる自動ネゴシエーション。スイッチドネットワーク上だけで機能します。リピーター
使用のネットワークでは、すべ ての デー タ転 送が ハー フデ ュプ レッ クス で、転送レートは
ネットワーク上の一番遅い機器によって決定されます。CobraNet インターフェースはすべて
オートネゴシエーションに対応しています。
クロスオーバー Ethernet ケーブル : データ送受信用導線が交差している Ethernet ケーブ
ル。クロスオーバーケーブルを使用して、2台のEthernet機器を互いに接続します。機器をハブ
に接続する時はこのケーブルは使用できません。「ストレートEthernetケーブル」参照。
コンダクター : ワードクロックマスター/ネットワークアービトレーターとして機能す
る、CobraNetネットワーク上の機器です。コンダクターとなるのは常に1台の機器のみです。そ
の機器の電源が切れていたり障害が起こると、自動的に別の機器がコンダクターとなりま
す。常に 1 台の機器だけが各バンドルでデータを送信するように設定する のがコンダクター
の役割です。「パフォーマー」参照。
サンプリング周波数 : CobraNetはサンプリング周波数48kHzのみに対応。
シリアルブリッジ : CobraNet のシリアルブリッジ機能は、最高 57.6kbps のシリアルデータ
をネットワーク上で送信します。シリアルデータをパケット化し再度シリアル化するという
過程によって、シリアルブリッジで送信されるデータは約10ミリ秒ほど遅れが生じます。
スイッチングハブ : スイッチとも呼ばれるスイッチングハブは、ネットワーク上の各機器
のネットワークアドレスを認識し、ネットワークトラフィックを適宜自動で転送するので、
各機器はその機器用のデータのみを受信します。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 41
41
ストレート Ethernet ケーブル : ピン1はピン1に、ピン2はピン2というように、該当ピン同
士を接続する Ethernet ケーブル。Ethernet 機器をネットワークに接続するために使用します。
両端子を見れば、ストレートケーブルかクロスオーバーケーブルかがすぐにわかります。配
線が同一であればストレートケーブル、異なっていればクロスオーバーケーブルです。「クロ
スオーバーEthernetケーブル」参照。
ネットワークトポロジー : ネットワークの構造。一般的なネットワークトポロジーには、
スター、リング、ツリー、バスの各タイプがあります。ネットワークは様々なトポロジーで構
築されますが、ハブを使用しているEthernetネットワークは、通常スタートポロジーに接続し
ます。
ハブ :「
リピーターハブ」、「スイッチングハブ」参照
パフォーマー : CobraNet ネットワーク上でワードクロックスレーブの機器。パフォーマー
機器はコンダクターに同期します。「コンダクター」参照。
バンドル : CobraNet ネットワークはデジタルオーディオデータをバンドル単位で配信し、
Ethernetデータパケット毎に1バンドルを配信します。20ビット/48kHzのデジタルオーディ
オデータなら1つのバンドルで8チャンネル、24ビット/48kHzのデジタルオーディオデータ
なら7チャンネル送信します(レイテンシー5.33msの場合)。バンドルには1〜65,279までの番号
が付けられ、1対複数(マルチキャスト)、または1対1(ユニキャスト)で転送されます。各バンド
ル毎に8チャンネルすべてを使用した方が、たとえば2つのバンドルで4チャンネル、あるいは4
つのバンドルで 2 チャンネルを使用するよりも、ネットワーク効率が良くなります。「マルチ
キャストバンドル」、「ユニキャストバンドル」参照。
バンドル 0: バンドルというよりも、必要に応じて送受信を無効にするためのNull設定です。
マネージドハブ : LANを更に小さな仮想LANに分割することによってネットワーク効率を
向上させる一種のスイッチングハブ。
マルチキャストバンドル : CobraNetのバンドル 1〜255はマルチキャストバンドルで、ネッ
トワーク上の機器がバンドルを受信するように設定されているかいないかに関係なく、ネッ
トワーク上のすべての機器にバンドルが送信されます。マルチキャストバンドルによって一
つのポイントから複数のポイントに接続(ポイント・ツー・マ ルチポイ ント接続)ができ るの
で、リピーターハブやスイッチングハブなどで使用できます。利点としては、任意の数の機器
を同じバンドルを受信するように設定することで、各機器にデジタルオーディオを分配する
ことができます。欠点は、すべてのネットワーク帯域幅が使用され、機器がすべてのバンドル
を受信するので、データを受信するか無視するかを各機器が決定しなければならないこと、
また10Base-Tデータポート(例:コンピュータ、プリンタなど)にデータが殺到してしまうこと
です。スイッチン グハブにとっては入 ってくる全データをす べての出力ポートへ 送信しなけ
ればならないので、かなりの負担になります。「ユニキャストバンドル」参照。
メディアコンバーター : 分配メディア を別の タイプ の分配 メディ アに変 換する 機器(例:
Ethernet (100Base-TX)から光ファイバー(100Base-FX)に変換)。
ユニキャストバンドル : CobraNetバンドル256〜65,279はユニキャストバンドルです(ただ
し、ACU16-C/NHB32-Cはバンドル番号0〜16,383までに対応しているので、対応しているユニ
キャストバンドルは256 〜16,383です)。つまり、2台の機器がバンドルを送受信するよう設定
されている場合にのみ送信されます。ユ ニキャストバン ドルは 2 ポイント間の接続(ポイン
ト・ツ ー・ポイント接続)のみが可能であるため、マルチキャストバンドルよりも帯域幅効率
が向上します。この効率とは、スイッチ100Base-T Ethernetネットワーク上で、コンピュータや
プリンタなどと CobraNet がどれだけ共存できるかの度合いを言います。ただし、CobraNet に
対応していない機器はネットワークのバンド幅を予想以上に使用してしまう場合があり、こ
れによって CobraNet の性能に悪影響が及び、オーディオのドロップアウトやポップ/クリッ
クノイズが生じる場合もあります。重要なプロジェクトには専用の CobraNet ネットワークを
使用することが必要です。ユニキャストバンドルはスイッチドネットワーク上でのみ使用で
きます。ユニキャストバンドルはマルチキャストバンドルのように動作するよう設定できま
すが、これ について は本用語 集の範囲 外になる ので略し ます。「マルチ キャスト バンドル」参
照。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 42
42
リピーターハブ : 入ってくる全データを出力ポートすべてに送信する基本的なネットワー
クハブ。
レイテンシー : CobraNet ネットワークでは、オーディオデータがネットワークを経由する
たびに一定のレイテンシー(伝播遅延)が加わります。この遅延量は5.33ms/2.67ms/1.33msのい
ずれかを選択できますが、レイテンシーを小さくすると Ethernet パケットの到達時間の制限
が厳しくなるため、使用できるスイッチの最大数が減ります。またレイテンシ−を 1.33ms に
した場合は NHB32-Cで使用できるバンドル数が入出力合わせて最大4つになります。また、ア
プリケーションによっては対応するものもありますが、マイク位置を補正したりハース効果
を除去したい場合は、このレイテンシー値を使用して必要な補正ディレイタイムを計算する
必要があります。
NetworkAmp Manager−取扱説明書
Page 43
ヤマハマニュアルライブラリー
http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
M.D.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2003 Yamaha Corporation
IP02B0