STEREO POWER AMPLIFIER 取扱説明書
2 特長
このたびは、ヤマハパワーアンプB-5をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。 B-5は、ヤマハの持つエレクトロニクス技術の粋を結集して完成されたDCパワーアンプです。 パワー増幅段には3段コンプリメンタリーエミッタフォロア回路の採用で、240W+240Wの定格出力を大容量 電源によって、余裕を持って取り出しております。また、特殊バイアス方式によりクロスオーバー歪の低減お よび小信号領域の特性向上を得ており、また新しく開発した大容量22000μFのオーディオパワーアンプ用アル ミ電解コンデンサー採用による音質の改善で、音楽の微妙なニュアンスをも余すことなく伝え、透明度および 分解能力の高い音質を得ています。
B-5のすぐれた性能を充分発揮させ、末長くご愛用いただくため、この取扱説明書をご使用の前に是非お読み いただきますよう、お願いいたします。
楽しい音楽も時と場所によっては大変気になるも のです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。 静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は 床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑を かけてしまうことがあります。適度な音量を心がけ、 窓を締めたりヘッドホンをご使用になるのも一つの 方法です。
●電圧増幅段は、全段にカスコード接続差動増幅回 路の採用。 初段には High gmデュアルFET入力とカスコー
初段には、High gmデュアルFET入力とカスコー ドブートストラップ回路、そしてプリドライブ段 はカスコード接続カレントミラー回路によるプッ シュプル出力とし、高い安定度と低歪率、さらに 高域特性の改善を図っています。
特長 | 2 |
ご使用になる前に/次のことにご注意ください… | 3 |
接続図 | 4 |
接続と使い方 | 5 |
フロントパネル部の名称と機能 | 6 |
ブロックダイヤグラム・・・・・ | 7 |
規格····· | 8 |
故障と思われるときは | 9 |
サービスについて | 0 |
次のような場所でご使用になりますと 質が亜化したり故障たどの盾因とたり ますのでご注意ください。
万一雨がかかったり 花びんなどの水を ットにこぼした時は、すぐに電源プラ グを抜いて 販売店にご連絡ください また、液体の入った容異け置かたいでく ださい
さい。
セット上面の通風剤 をふさがかい 上面の通風孔の上にビニールの敷 などを絶対に置かないでください。
やツマミ類に無理な力を加える
パネルの AC コンセントの容量は、 JNSWITCHED (電源スイッチ非連動) の100Wとなっております。接続する機器 の消費電力を確かめて一容量以上の消費 電力を持った機器は絶対に接続したいで くだちい
コードの断線やショートを防ぐため、電 源プラグをコンセントから抜くときは、 コードで無く必ずプラグを持って抜いて ください。旅行などで長期間ご使用にな らないときは 電源コードのプラグをコン ヤントからけずしてください
※ 本様は国内仕様です。必ずAC100V の電源コンセントにプラグを差し込ん でお使いください。100V以外の <例え ば200V)の電源コンセントには絶対に 接続したいでください
ットを移動する場合には、接続コード のショートや断線を防ぐためにも必ず電 | 源プラグを抜き、他機器との接続コード を取りけずしてから移動してください
カートリッジを上げ下げする際には、必 *コントロールアンプの VOLUME を絞 てください。
不用意なショックノイズによって、スピ ーカーを破損することがあります。
入力田疾続コードを抜き差しする場合 以ず雪酒を切ってからおこたってくださ い。入力用接続コードを抜き差しする時 は コントロールアンプの VOL UMF ッ マミを時計方向一杯に同してある場合。 ショックノイズによって大きな音が出た り、スピーカーを破壊することがありま すので 必ず電源スイッチをOFF また ItマピーカーマイッチをOFFにしてかく おこなってください。
3
- お手入れには、必ず柔らかい布で乾拭き すろようにしてください。
お買い求めいただきました際 購入店で必 ず保証書の手続きをおこなってください。 保証書に販売店印がありませんと、保証 期間中でも万一サービスの必要がある場 合に実費をいただくことになりますので、 充分ご注音くださいますようお願いいた します。
故障かた?と思ったら まず 0 ページの 「故障と思われるときには」をご覧くだ さい。意外なところで操作を誤っている ことがあります。
保管してください の取扱説明書をお読みになった後も、 とともに大切に保管してください。
リアパネルに接続されたスピーカーシステムを選択するスイッチです。 ボタンを押すとスピーカー回路が ON となり、スイッチ内のランプが点灯しま す。さらにもう一度押すとスピーカー回路が OFF となり、ランプが消えます。 AのボタンはリアパネルのA端子に接続されたスピーカーシステムのON, OFF を、BのボタンはリアパネルのB端子に接続されたスピーカーシステムの ON, OFF を、また A, B 両方を ON にすると A+B で聴くことができます。
※電源を入れたときなど、ミューティングリレーが働いている場合はSPEAKER スイッチを押してもランプは点灯せず、音も出ません。
ブロックダイヤグラム
7
定格出力 | |
---|---|
8 Ω (20Hz~30kHz,T.H.D0.005%) | 240W + 240W |
4 Ω (20Hz~20kHz,T.H.D0.01%) | 350W + 350W |
パワーバンド幅 | |
8Ω (T.H.D0.01%, 120W) | 3Hz~100kHz |
入力感度/インピーダンス |
|
(8Ω, 240W, 1 kHz) | 1.62V/25kΩ |
DC入力 10Hz | 0 dB |
1 kHz | 0 dB |
100kHz | -0.7±0.5dB |
AC入力 10Hz | -1.5± 1dB |
1 kHz | 0 dB |
100kHz | -0.7±0.5dB |
10Hz~20kHz | 0.003%以下 |
50kHz | 0.007%以下 |
100kHz | 0.01%以下 |
混変調歪率 | |
---|---|
(8Ω, 60W, 50Hz: 7kHz) | 0.002%以下 |
チャンネルセパレーション(他CHショート,測定CH VR: | MAX,出力CH120W/8Ω) |
1 kHz | 100dB以上 |
20kHz | 80dB以上 |
(入力ショート, IHF.Aネットワーク, RL=8Ω) | 20µV以下 |
S/N比 | |
(入力ショート, IHF.Aネットワーク, RL=8Ω) | 127dB以上 |
ダンピングファクター | |
(8Ω, 1 kHz) | 250 |
定格電源電圧 | AC100V |
定格電源周波数 | 50/60Hz |
定格消費電力 | 560W |
予備電源コンセント(AC OUTLET) | 100W (MAX) |
外形寸法 (W×H×D) | 435×182.7×361.5mm |
重量 | 20.9kg |
付属品 | ピンピンコード×1 |
※規格および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
症 状 | 原因 | 処置 |
---|---|---|
電源スイッチを ON にしても電源が入らない。 |
電源コードのプラグが電源コンセントにしっかり差し込まれて
いない。 |
電源プラグを電源コンセントにしっかり差し込みなおしてく
ださい。 |
電源プラグを電源コンセントに差し込んでも ON しない。 | 日本楽器各支店のステレオサービス係に相談してください。 | |
左右スピーカーあるいは左右いずれかのスピーカー
から音が出ない。 |
コントロールアンプとパワーアンプ、またはパワーアンプとス
ピーカーの接続が不完全。 |
接続、または動作を確認してください。 |
コントロールアンプの BALANCE ツマミがLかRのどちらかに
ずれている。 |
コントロールアンプの BALANCE ツマミを正しく調整してく
ださい。 |
|
LEVEL ツマミの絞り込みすぎ。(反時計方向に回してある) | LEVEL ツマミを時計方向に回してください。 | |
再生中に突然音が出なくなった。 |
スピーカー出力端子に直流電位が発生したため、スピーカー保
護回路が動作している。 |
パワーアンプの電位が0V になると、リレーが働き回路がつ
ながります。またはパワーアンプの電源スイッチをOFFにし、 しばらくしてから ON にします。 |
接続されているコントロールアンプから直流電位が出ている。 | 本機のインプット端子を"AC"側に接続してください。 | |
内部回路の異常。 | 日本楽器各支店のステレオサービス係に相談してください。 | |
低音のない不自然な再生音で、音像が定位しない。 | パワーアンプとスピーカーの位相(+、-)が合っていない。 |
パワーアンプの位相(+、-)を合わせて接続しなおしてく
ださい。 |
コントロールアンプの VOLUME をあげても、音量
が余り大きくならない。 |
入力 LEVEL ツマミが反時計方向に回してある。 |
入力LEVELツマミを時計方向に回し、適当な音量にしてくだ
さい。 |
プログラム再生時に ゛ブーン″ というハム音が入る。 | ピンプラグの接続不良。 | ピンプラグをしっかりと差し込みなおしてください。 |
プレーヤーのアース線を、コントロールアンプの GND 端子に
接続していない。 |
アース線を、コントロールアンプの GND 端子に接続してく
ださい。 |
※上記の症状以外で異常が発生した場合は、まず本機の POWER スイッチを切るか、電源プラグをコンセントから抜き、お買い上げ店または日本楽器各支店ステレオ サービス係へお知らせください。
10
ードスについて
●サービスのご依頼は、お買い上げ店、または日本楽器各支店ステレオ サービス係へお願いいたします。
■本機の保証は、保証書によりご購入日から満1ヵ 年です。ただし、現金、ローン、月賦などによる区 別は一切いたしません。
■保証期間の1ヵ年を過ぎましても有償にて責任を もってサービスを実施いたします。なお、補修用性 能部品の保有期間は製造打切り後最低8年となって おります。尚、保証期間中の修理などアフターサー ビスについてご不明の場合は、お買上げ店か右記、 お近くのサービスネットワーク(ステレオサービス 係)宛お問い合わせください。
ご使用中に"故障ではないか"とお思いになる点が ございましたら、まず本文中"故障と思われるとき には…"の項をお読みになってください。意外と故 障ではない場合があるものです。(ご依頼をお受けし てお伺いしますと、故障でない場合でも点検代と出 張費を項載させていただきますのでご注意ください。)
サービスをご依頼なさるときは、お名前、ご住所、 電話番号をハッキリお知らせください。またお勤め で昼間ご不在の方は、お勤め先の電話番号、もしく は連絡方法をお知らせください。(ステレオの具合 をもう少し詳しくおたずねしたいときや、万一やむ をえぬ事情によって、お約束を変更しなければなら
ないようなときにお客さまにご迷惑をおかけしない ですみます。)
故障の場合、出張サービスのご依頼をなさらずに、 直接ご自分でお買い上げ店、又は最寄りの日本楽器 各支店へお持ちいただければ、出張料などの経費の 点でお徳です。(右のステレオサービス係又はP11 右ページ)の日本楽器各支店の所在地と電話番号を ご参照ください。)
サービスをご依頼なさるときは、ステレオの状態を できるだけ詳しくお知らせください。またセットの 品名、製造番号などもあわせてお知らせください。 (あらかじめ補修部品などを手配し、早く、確実に サービスにお伺いできます。) ※品名、製造番号は本機背面パネルに表示してあり ます。
昼間ご不在がちのお客さまや留守がちのお客さまは、 できるだけお伺いする日時を事前にお約束させて頂 きたく存じます。万一、お約束した日時にご都合が 悪い時には、できるだけ早くご連絡くださるように お願いいたします。(出張料の二重負担が防止でき、 お徳です。)
と海道事業所・〒064 | 札幌市中央区南十条西 | 丁目(ヤマハセンター内) |
TEL (011)512-6111 | |
山台事業所・〒983 | 仙台市原町南目薬師堂北2-1(宮城野センター) |
TEL (0222)95-6111 | |
〔京事業所 ・〒 |0| | 東京都千代田区神田駿河台3-4(龍名館ビル4F) |
TEL (03)255-2241 | |
↓松 駐 在・〒430 | 浜松市田町32(東京海上ビル5F) |
TEL (0534)54-4115 | |
古屋事業所 ・〒 460 | 名古屋市中区錦1-18-28 |
TEL (052)201-5141 | |
: 陸 駐 在・〒921 | 金沢市泉本町7-7(ヤマハ金沢センター) |
TEL (0762)43-6111 | |
こ阪事業所・〒550 | 大阪市西区江戸堀I-9-I(肥後橋センタービル6F) |
TEL (06)445-6421 | |
3 国 駐 在・〒760 | 高松市西宝町2丁目6-44(高松センター) |
TEL (0878)33-2233 | |
、島 駐 在・〒731-01 | 広島市祇園町西原2205-3 |
TEL (08287)4-3787 | |
ι州事業所・ 〒 812 | 福岡市博多区博多駅前2-11-4 |
TEL (092)472-2151 |