Unitech MS925 User Manual

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インターフェース
MS925-2UBB00-SG
Bluetooth、USB
※※ 注意 ※※
本書に記載されている設定バーコードは
種以外では使用できません。該当機器以外に適用した場合は、例え同じ系統の機器でも操作不能となる場合が あります。
M925 のみで使用できる設定です。下記のリストに記された機
対象機器リスト
対象機器の確認方法
スキャナ底部または製品箱の製品ラベルをご確認ください。
スキャナ本体
製品箱
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ポケット 2D イメージャースキャナ
MS925
ユーザーマニュアル
抗菌加工製品(ISO 22196 / JIS Z 2801)
取扱説明書
Version 1.0
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改訂履歴
Version
発行日
改訂履歴
1.0
2020 年 2 月 3 日
初版リリース
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本マニュアルについて
本マニュアルは、MS925 ポケット 2D イメージャースキャナのインストール、操作、そして保守方法につい て説明しています。
本書のいかなる部分もユニテック社からの書面による許可なしで、いかなる形式でも、電子的あるいは機械的 を問わず複製することはできません。これは、フォトコピー、レコーディング、あるいは情報の保存と検索シ ステム等の電気的もしくは機械的な方法を含んでいます。
本書の内容は予告なく変更することがあります。
© Copyright 2020 Unitech Electronics Co., Ltd. すべての版権は Unitech 社が保有しています。 Unitech グローバル Web サイトアドレス: http://www.ute.com ユニテック・ジャパン Web サイトアドレス: http://jp.ute.com
各認証について
電波障害自主規制
この装置は、クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としていますが、こ
の装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあります。
取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。
VCCI-B
技術基準適合証明
このスキャナは、電波法に基づく小電力データ通信システムの無線局の無線設備として、工事設計認証を取
得した無線設備を内蔵しています。
本器は工事設計認証を取得していますので、分解・改造すると法律で罰せられることがあります。
2.4GHz 付近の電波で通信している無線装置(Wi-Fi®など)の近くで本器を使用した通信を行なうと、双方
の処理速度が落ちる場合や環境により通信ができなくなる場合があります。
工事設計認証番号(TELEC 番号):211-200112
RoHS について
本装置は欧州連合の規定である電子機器で使用される有害物質の含有についての 制限(Reduction Of Hazardous Sub-stances、RoHS)に適合しております。
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レーザー情報
ユニテック製品は、DHHS/CDRH 21 CFR サブセクション J の要件および IEC 825-1 の要件に適合する ように米国で認定されています。クラス II およびクラス II の製品は危険でないとみなされます。ユニテック製 品には、上記規則に記載されている最大限度を超えない可視レーザダイオード(VLD)が内部に含まれていま す。スキャナは、通常の操作、ユーザーのメンテナンス、または所定のサービス操作中に有害なレーザー光に 人が触れることがないように設計されています。
ユニテック製品のオプションのレーザースキャナーモジュール用に DHHS/IEC が要求するレーザー安全警 告ラベルは、装置の背面または製品ラベルに付随して表示されます。
※ レーザー情報は、レーザー部品が付いた製品にのみ適用されます。
注意! 本書に記載されている以外の操作、調整、操作を行うと、危険なレーザー光が発生する可能性があり
ます。双眼鏡、顕微鏡、拡大鏡などの光学機器を用いてレーザー光を観察すると目に危険を及ぼす場 合があります。これには、ユーザーが装着した眼鏡は含まれません。
LED 情報
ユニテック製品には、通常の操作、ユーザーのメンテナンスまたは所定のサービス操作中に、人の目に有害 でない輝度の LED インジケーターまたは LED リングが含まれています。
※ LED 情報は、LED 部品を搭載した製品にのみ適用されます。
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バッテリ情報
1.最適な性能を保証するために、毎年、または 500 回の充電サイクルが完了した後、本器のバッテリを交
換することをお勧めします。1 年または 500 サイクル後にバッテリが膨張するのは正常です。損傷の原 因にはなりませんが、再使用することはできません。バッテリの廃棄は地方自治体の定める所定の方法に
従って安全に処分する必要があります。 2.バッテリの性能が 20%を超えて低下すると製品寿命となります。使用をやめて適切に処分してください。 3.バッテリの持続時間は、バッテリの種類と機器の使用方法によって異なります。次のようにして、バッテ
リの寿命を保ちます:
● バッテリが満充電のまま放置しないでください。バッテリの満充電期間が長いほど劣化は早まります。
● 車内など、暑い場所に放置しないでください。バッテリの温度が高温になるほど劣化は早まります。 バッテリを長期間保管する場合は、バッテリの容量を 40%程度にし、機器から取り外して、冷暗所 に保管してください。
● バッテリを機器に接続したまま充電せずに放置しないでください。長期間充電を行なわないまま放置 すると、バッテリが消耗し、寿命が半分以下にまで低下することがあります。
4.過充電または過放電からバッテリを保護します。 5.充電できない状態で長期間使用しないでください。安全上の注意を守って使用していても、バッテリパッ
クの形状が変化し始める可能性があります。その場合は、すぐに使用を中止し、適切な電源アダプタを使 用してバッテリを充電しているかどうかを確認するか、サービスプロバイダに連絡してサービスを受けて
ください。 6.バッテリが充電できず、発熱した場合は充電を中止してください。 7.専用のオリジナルバッテリ以外を使用しないでください。サードパーティ製のバッテリを使用すると、製
品が損傷する可能性があります。このような損傷が発生した場合、保証の対象外となりますのでご注意く
ださい。
注意! 誤った方法でバッテリを交換した場合、爆発の危険性があります。 注意! バッテリの廃棄については地方自治体の規制を受ける場合があります。それぞれの自治体の規制に従
って廃棄するか、以下の住所まで交換後のバッテリを返送してください。バッテリの輸送については 利用する運輸会社の規制に従って適切に発送してください。
〒104-0033 東京都中央区新川 1-5-19 茅場町長岡ビル 8F ユニテック・ジャパン株式会社 サービスセンター TEL: 03-3523-2766
バッテリの充電について
バッテリパックの充電は、通常の室温またはそれよりも若干の低温環境で行なうのが最も効率的です。 バ ッテリは 0℃~40℃の指定範囲内で充電を行ってください。指定範囲外の温度環境でバッテリを充電すると、 バッテリが破損したり寿命が短くなったりする場合があります。
注意! 0°C より低い温度下でバッテリを充電しないでください。バッテリの充電が不安定になりとても危険
です。安全な充電温度範囲を確保してから充電を行ってください。
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バッテリの保管について
充電されたバッテリを数ヶ月間使用しないで放置すると、内部抵抗が高くなって電池容量がなくなる可能性 があります。このような場合は、使用前に再充電する必要があります。バッテリは-20℃~60℃の温度で保 存することができますが、高温では急速に消耗する可能性があります。バッテリは室温または冷暗所で保管す ることをお勧めします。
※ 上記のメッセージは、バッテリが搭載されている機器にのみ適用されます。
製品の操作および保管について
ユニテック製品は、適切な操作および保管温度条件下で動作するよう設計されています。故障、損傷、誤動 作を防ぐため、推奨温度条件下に従ってください。
※ 適用される温度条件については、各製品の仕様を参照してください。
電源アダプタ情報
1.ユニテック製品を充電しない状態で電源アダプタをソケットに接続したまま放置しないでください。 2.バッテリが満充電になったら電源アダプタを取り外してください。 3.ユニテック製品に同梱されている電源アダプタは、屋外での使用を目的としたものではありません。水や
雨にさらされる環境、または非常に湿度の高い環境では、電源アダプタとその製品の両方が損傷する可能 性があります。
4.同梱された電源アダプタまたはオプションの電源アダプタを使用してユニテック製品を充電してくださ
い。間違った電源アダプタを使用すると、製品が損傷する可能性があります。
※ 上記のメッセージは、電源アダプタを使用する機器にのみ適用されます。
保証期間
当社の保証は、以下の保証期間中に通常の使用状況で発生した故障に対して適用されます。
● スキャナ本体、クレードル本体 ― 1 年間
● バッテリ ― 3 ヶ月
● その他アクセサリ類 ― 3ヶ月
保証は、機器の改造、不適切な取付や使用、事故または不注意による落下等における損傷、あるいは何らか のパーツが不適切に取り付けられていたり、もしくはユーザーによってパーツを交換されていたりした場合は 対象外となります。
付属または当社製のアダプタのみ使用してください。間違ったアダプタを使用すると、機器に損傷を与える だけではなく保証も無効になります。
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目次
1. パッケージ情報 ................................................................................................................ 14
2. 各部詳細 ........................................................................................................................... 15
3. はじめに ........................................................................................................................... 16
3.1. 電源オン ...................................................................................................................................................... 16
3.2. 電源オフ ...................................................................................................................................................... 16
3.3. 再起動 .......................................................................................................................................................... 16
3.4. バッテリの充電 .......................................................................................................................................... 17
3.5. バーコードの読取方法 ............................................................................................................................... 17
3.6. 日本語への対応について ........................................................................................................................... 17
3.7. ビープ/LED インジケーター .................................................................................................................... 18
4. 仕様 ................................................................................................................................... 19
5. 設定メニュー .................................................................................................................... 22
5.1. 設定方法について ....................................................................................................................................... 22
5.2. 設定の複製 .................................................................................................................................................. 23
設定の複製とは ............................................................................................................................................................... 23
複製作業の概要 ............................................................................................................................................................... 23
設定複製作業例 ............................................................................................................................................................... 24
5.3. システム設定 .............................................................................................................................................. 25
設定値の初期化 ............................................................................................................................................................... 25
バージョン表示 ............................................................................................................................................................... 25
設定の中止 ....................................................................................................................................................................... 25
5.4. インターフェース設定 ............................................................................................................................... 26
通信インターフェース .................................................................................................................................................. 26
通信切断 ........................................................................................................................................................................... 27
パスコードを入力する .................................................................................................................................................. 28
デバイス名の変更 .......................................................................................................................................................... 29
BT SPP パスコード ...................................................................................................................................................... 30
スキャンリンク ............................................................................................................................................................... 31
ターミネーター ............................................................................................................................................................... 32
ユーザー定義のターミネーター ................................................................................................................................. 34
バーコード長 ................................................................................................................................................................... 35
プリフィックス ............................................................................................................................................................... 35
サフィックス ................................................................................................................................................................... 36
プリフィックス/サフィックス消去 ........................................................................................................................... 36
コード ID .......................................................................................................................................................................... 37
コード ID/AIM ID テーブル ......................................................................................................................................... 38
ユーザー定義 ID ............................................................................................................................................................. 39
ブロック間遅延 ............................................................................................................................................................... 42
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文字間遅延 ....................................................................................................................................................................... 43
キーボードレイアウト .................................................................................................................................................. 44
Caps Lock モード ........................................................................................................................................................ 47
テンキーモード ............................................................................................................................................................... 47
HT/CR/ESC 変換 .......................................................................................................................................................... 48
制御コード変換 ............................................................................................................................................................... 48
UTF-8 データをユニコードに変換 ............................................................................................................................ 49
バイナリチェック文字 .................................................................................................................................................. 50
5.5. 読取り操作設定 .......................................................................................................................................... 51
読取りモード ................................................................................................................................................................... 51
LED 自動オフタイムアウト ......................................................................................................................................... 53
LED 自動オフ制御 ......................................................................................................................................................... 53
トリガー制御 ................................................................................................................................................................... 54
同一バーコードの読取り間隔 ...................................................................................................................................... 54
クイックショットモード .............................................................................................................................................. 55
液晶ディスプレイモード .............................................................................................................................................. 55
バーコードの誤読対策 .................................................................................................................................................. 56
5.6. 内蔵メモリ設定 .......................................................................................................................................... 57
内蔵メモリについて ...................................................................................................................................................... 57
バッファメモリ ............................................................................................................................................................... 58
最後に記録されたデータの削除 ................................................................................................................................. 58
すべてのデータの削除 .................................................................................................................................................. 58
データフォーマット ...................................................................................................................................................... 59
フィールド区切り .......................................................................................................................................................... 59
日時の設定 ....................................................................................................................................................................... 60
日付フォーマット .......................................................................................................................................................... 62
時刻フォーマット .......................................................................................................................................................... 62
5.7. その他の設定 .............................................................................................................................................. 64
設定バーコードの読取 .................................................................................................................................................. 64
ビープ音の音程 ............................................................................................................................................................... 64
ビープモード ................................................................................................................................................................... 65
自動電源オフ ................................................................................................................................................................... 66
反転 1 次元バーコード ................................................................................................................................................. 68
反転 2 次元バーコード ................................................................................................................................................. 68
全シンボルの読取り ...................................................................................................................................................... 69
5.8. 1 次元シンボルの設定 ................................................................................................................................ 70
全 1 次元シンボルの読取り ......................................................................................................................................... 70
Code 39 .......................................................................................................................................................................... 71
Code 39 の読取り .................................................................................................................................................... 71
Code 39 チェックデジット ................................................................................................................................... 71
Code 39 読取り文字数 ............................................................................................................................................ 72
Code 39 スタート・ストップキャラクタの送信 .............................................................................................. 73
Code 39 フルアスキー ............................................................................................................................................ 73
Code 32 .......................................................................................................................................................................... 75
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Code 32 の読取り .................................................................................................................................................... 75
Code 32 先頭・末尾文字 ........................................................................................................................................ 75
NW-7(CODABAR) .................................................................................................................................................. 76
NW-7 の読取り .......................................................................................................................................................... 76
NW-7 チェックデジット .......................................................................................................................................... 76
NW-7 読取り文字数 .................................................................................................................................................. 77
NW-7 スタート・ストップキャラクタ................................................................................................................. 78
NW-7 スタート・ストップキャラクタの送信 .................................................................................................... 79
NW-7 の CLSI 形式 ................................................................................................................................................... 79
ABC-CODABAR の使用 ......................................................................................................................................... 80
ABC-CODABAR 区切り文字の挿入 ..................................................................................................................... 80
ABC-CODABAR 区切り文字 ................................................................................................................................. 81
CX-CODABAR の使用 ............................................................................................................................................. 81
CX-CODABAR 区切り文字の挿入 ........................................................................................................................ 82
CX-CODABAR 区切り文字 .................................................................................................................................... 82
NW-7 カップリング .................................................................................................................................................. 83
NW-7 カップリング区切り文字の挿入................................................................................................................. 83
NW-7 カップリング区切り文字 ............................................................................................................................. 84
NW-7 隣接チェック .................................................................................................................................................. 84
ITF(Interleaved 2 of 5) ........................................................................................................................................ 85
ITF の読取り ................................................................................................................................................................ 85
ITF チェックデジット ............................................................................................................................................... 85
ITF 先頭文字または末尾文字の削除 ...................................................................................................................... 86
ITF 読取り文字数 ....................................................................................................................................................... 87
IATA ................................................................................................................................................................................... 88
IATA の読取り ............................................................................................................................................................. 88
IATA チェックデジット ............................................................................................................................................ 88
IATA 読取り文字数 .................................................................................................................................................... 89
Matrix 2 of 5 ................................................................................................................................................................. 90
Matrix 2 of 5 の読取り ........................................................................................................................................... 90
Matrix 2 of 5 チェックデジット .......................................................................................................................... 90
Matrix 2 of 5 読取り文字数 ................................................................................................................................... 91
Code 2 of 5(Standard 2 of 5、Industrial 2 of 5、Discrete 2 of 5) ................................................. 92
Code 2 of 5 の読取り ............................................................................................................................................. 92
Code 2 of 5 チェックデジット ............................................................................................................................ 92
Code 2 of 5 読取り文字数 ..................................................................................................................................... 93
Code 11 .......................................................................................................................................................................... 94
Code 11 の読取り .................................................................................................................................................... 94
Code 11 チェックデジットモード ....................................................................................................................... 94
Code 11 チェックデジット ................................................................................................................................... 95
Code 11 読取り文字数 ............................................................................................................................................ 96
China Postal .................................................................................................................................................................. 97
China Postal の読取り ............................................................................................................................................ 97
China Postal チェックデジット............................................................................................................................ 97
China Postal 読取り文字数 .................................................................................................................................... 98
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MSI .................................................................................................................................................................................... 99
MSI の読取り .............................................................................................................................................................. 99
MSI チェックデジットの送信 ................................................................................................................................. 99
MSI チェックデジットアルゴリズム .................................................................................................................. 100
MSI 読取り文字数 .................................................................................................................................................... 101
UK Plessey ................................................................................................................................................................... 102
UK Plessey の読取り ............................................................................................................................................. 102
UK Plessey チェックデジットの送信 ................................................................................................................ 102
Telepen .......................................................................................................................................................................... 103
Telepen の読取り .................................................................................................................................................... 103
Telepen エンコードタイプ ................................................................................................................................... 103
JAN-13 .......................................................................................................................................................................... 104
JAN-13 の読取り .................................................................................................................................................... 104
JAN-13 チェックデジットの送信 ....................................................................................................................... 104
JAN-13 先頭文字の送信 ........................................................................................................................................ 104
“0”からはじまる JAN-13 ...................................................................................................................................... 105
JAN-13 アドオンコードの要求 ........................................................................................................................... 105
JAN-13 コード間スペース .................................................................................................................................... 106
JAN-13 アドオンコード ........................................................................................................................................ 106
ISBN コード変換 ...................................................................................................................................................... 107
ISBN コードフォーマット ..................................................................................................................................... 107
ISSN コード変換 ...................................................................................................................................................... 108
ISMN コード変換 ..................................................................................................................................................... 108
UPC-A ............................................................................................................................................................................ 109
UPC-A の読取り ...................................................................................................................................................... 109
UPC-A チェックデジットの送信 ......................................................................................................................... 109
UPC-A 先頭文字の送信 .......................................................................................................................................... 109
UPC-A を JAN-13 に拡張 ..................................................................................................................................... 110
UPC-A アドオンコードの要求 ............................................................................................................................. 110
UPC-A コード間スペース ..................................................................................................................................... 111
UPC-A アドオンコード .......................................................................................................................................... 111
JAN-8 ............................................................................................................................................................................. 112
JAN-8 の読取り ....................................................................................................................................................... 112
JAN-8 チェックデジットの送信 .......................................................................................................................... 112
JAN-8 先頭文字の送信 ........................................................................................................................................... 112
JAN-8 を JAN-13 に拡張 ...................................................................................................................................... 113
JAN-8 アドオンコードの要求 .............................................................................................................................. 113
JAN-8 コード間スペース....................................................................................................................................... 114
JAN-8 アドオンコード ........................................................................................................................................... 114
UPC-E ............................................................................................................................................................................ 115
UPC-E の読取り ....................................................................................................................................................... 115
UPC-E モード ........................................................................................................................................................... 115
UPC-E チェックデジットの送信 ......................................................................................................................... 116
UPC-E 先頭文字の送信 .......................................................................................................................................... 116
UPC-E を UPC-A に拡張 ....................................................................................................................................... 116
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UPC-E アドオンコードの要求.............................................................................................................................. 117
UPC-E コード間スペース ...................................................................................................................................... 117
UPC-E アドオンコード .......................................................................................................................................... 118
Code 93 ........................................................................................................................................................................ 119
Code 93 の読取り .................................................................................................................................................. 119
Code 93 読取り文字数 .......................................................................................................................................... 119
Code 128 ..................................................................................................................................................................... 120
Code 128 の読取り ............................................................................................................................................... 120
Code 128 読取り文字数 ....................................................................................................................................... 120
GS1-128 ....................................................................................................................................................................... 121
GS1-128 の読取り ................................................................................................................................................. 121
GS1-128 読取り文字数 ......................................................................................................................................... 121
GS1-128 コード ID の送信 ................................................................................................................................... 122
GS1-128 FNC1 文字の送信 ................................................................................................................................ 122
GS1-128 FNC1 文字の定義 ................................................................................................................................ 122
GS1 Databar 標準型&標準二層型 ......................................................................................................................... 123
GS1 Databar 標準型&二層型の読取り ............................................................................................................ 123
GS1 Databar 標準二層型の読取り..................................................................................................................... 123
GS1 Databar 標準型&二層型 AI の送信 .......................................................................................................... 124
GS1 Databar 標準型&二層型チェックデジットの送信 ............................................................................... 124
GS1 Databar 限定型 .................................................................................................................................................. 125
GS1 Databar 限定型の読取り ............................................................................................................................. 125
GS1 Databar 限定型 AI の送信 ........................................................................................................................... 125
GS1 Databar 限定型チェックデジットの送信 ................................................................................................ 126
GS1 Databar 拡張型&拡張多層型 ......................................................................................................................... 127
GS1 Databar 拡張型&拡張多層型の読取り .................................................................................................... 127
GS1 Databar 拡張多層型の読取り..................................................................................................................... 127
GS1 Databar 拡張型&拡張多層型読取り文字数............................................................................................ 128
5.9. 2 次元シンボルの設定 ............................................................................................................................. 129
全 2 次元シンボルの読取り ....................................................................................................................................... 129
QR コード ...................................................................................................................................................................... 130
QR コードの読取り ................................................................................................................................................. 130
QR コード読取り文字数 ......................................................................................................................................... 130
マイクロ QR コード .................................................................................................................................................... 131
マイクロ QR コードの読取り ............................................................................................................................... 131
マイクロ QR コード読取り文字数 ....................................................................................................................... 131
PDF417 ......................................................................................................................................................................... 132
PDF417 の読取り ................................................................................................................................................... 132
PDF417 読取り文字数 ........................................................................................................................................... 132
Data Matrix .................................................................................................................................................................. 133
Data Matrix の読取り ............................................................................................................................................ 133
Data Matrix 読取り文字数 .................................................................................................................................... 133
Aztec .............................................................................................................................................................................. 134
Aztec の読取り ........................................................................................................................................................ 134
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Aztec 読取り文字数 ................................................................................................................................................ 134
6. フル ASCII テーブル ..................................................................................................... 135
6.1. 制御文字 ................................................................................................................................................... 135
6.2. 大文字英字 ............................................................................................................................................... 138
6.3. 小文字英字 ............................................................................................................................................... 141
6.4. 数字 .......................................................................................................................................................... 144
6.5. 記号 .......................................................................................................................................................... 145
6.6. Windows 機能キー ................................................................................................................................ 148
7. 標準設定値一覧 .............................................................................................................. 153
8. Windows との接続例 ................................................................................................... 158
8.1. はじめに ................................................................................................................................................... 158
8.2. BT HID での接続例(標準の接続方法) ............................................................................................... 158
8.3. BT SPP での接続例 ................................................................................................................................ 159
8.4. USB HID での接続例 ............................................................................................................................. 162
8.5. USB VCP での接続例 ............................................................................................................................ 163
9. Android との接続例 ..................................................................................................... 168
9.1. はじめに ................................................................................................................................................... 168
9.2. BT HID での接続例(標準の接続方法) ............................................................................................... 168
9.3. BT SPP での接続例 ................................................................................................................................ 170
10. iOS(iPhone や iPad など)との接続例 ................................................................. 171
10.1. はじめに ................................................................................................................................................ 171
10.2. BT HID での接続例 .............................................................................................................................. 171
11. テストバーコード ........................................................................................................ 173
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1. パッケージ情報

スキャナ本体
クイックガイド
マイクロ USB ケーブル
ネックストラップ
製品番号
製品名
標準パッケージに含まれるもの
アクセサリ(別売)
1550-900104G マイクロ USB ケーブル(予備)
3210-900019G MS925 ネックストラップ(予備)
3210-900020G シリコン保護カバー
スキャンリンク用ドングル
5500-900055G
スキャンリンクの使用方法は、後日掲載予定です。
USB 延長ケーブル(A オス-A メス) 接続ラベル(2 枚)
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2. 各部詳細

トリガーボタン
読取りウィンドウ
機能ボタン
LED ランプ(状態表示)
ブザーホール
リセットホール
マイクロ USB
マイクロ USB コネクタ
保護カバー
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3. はじめに

3.1. 電源オン

スキャナの電源がオフの場合に、トリガーボタンを 1 秒以上押し続けます。スキャナがペアリング情報を内部 に保持している場合は、電源オン後に自動的に再接続を開始します。

3.2. 電源オフ

スキャナが充電/給電状態でない場合に、自動電源オフ(66 ページ)の強制パワーオフバーコードを読み取る か、無操作で 3 分間(設定変更可能)放置することで電源がオフされます。

3.3. 再起動

調子が悪い場合などに本体を強制的に再起動したい場合は、本体底面のリセットホールに細長い棒(ペーパー クリップを伸ばしたものなど)を差し込んで、リセットホール先のリセットスイッチを軽く押してください。
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Page 17

3.4. バッテリの充電

BT SPP
USB VCP
バッチモード
Windows
○*1 ○ ○
Android
○*1
非サポート
△*2
iOS(iPhone 等)
非サポート
非サポート
△*2
スキャナのマイクロ USB 保護カバーをめくって、マイクロ USB コネクタとホスト PC の USB コネクタを付 属の USB 充電ケーブルで接続してください。

3.5. バーコードの読取方法

トリガーボタンを押すと照射される赤いライン(照準)をバーコード/QR コードに合わせるようにして読み取 ってください。スキャナは、照準と共に照射する白い照明の範囲を読み取ります。スキャナはできる限り照準 の周囲から読み取ろうとしますが、必ずしも照準と合わさったバーコードをだけを読み取るわけではありませ
んので、あらかじめご了承ください。

3.6. 日本語への対応について

スキャナは、日本語(漢字、かな、カナ、半角カナ、その他全角文字)の読出しに対応しています。これらの 日本独自の文字を正しく読み出すには、通信インターフェース(26 ページ)に BT SPPUSB VCP または バッチモードを使用する必要があります。
*1 ホストの持つ Bluetooth モジュールやドライバ、OS のバージョンや Update の有無など様々な要因で正
しく使用できない場合があります。事前に十分な動作テストを行ってください。
*2 接続する機器、ケーブル、アプリなどのすべてが USB マスストーレジメモリに対応している場合は接続可
能です。すべての機器での動作は保証できませんので、事前に十分な動作テストを行ってください。
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Page 18

3.7. ビープ/LED インジケーター

電源オン
バーコード読取成功
ワイヤレス接続成功
ワイヤレス切断
設定成功
非接続時のバーコード読取
パスコード入力モード未終了
バッテリ残量警告
通信モード変更
充電中
充電完了
緑 LED 赤 LED ビープ音
2 秒点灯 1 回(長)
点灯 1 回
2 回点滅 2 回
3 回点滅 3 回
点灯 2 回
点灯 3 回(短)
6 回(短)
点滅 5 回
点滅 点滅 2 回
点灯
スタンバイ
一時バッファへの保存
1 回点滅 2 回(短)
※ 通信モード変更は、赤 LED と緑 LED が数回交互に点滅し、その後ビープが 2 回鳴動します。 ※
バッテリ残量が十分にある場合は「赤消灯」となります。
緑と赤のランプは独立して動作しています。「赤点灯」+「緑点滅」は、「充電中」+「BT 切断」状態と なります。
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Page 19

4. 仕様

センサー
アレイイメージセンサー
照準
625nm 可視赤色 LED リニアエイマー
照明
3000K CCT 白色 LED
最大分解能
4 mil/0.1016 mm(Code 39) 8 mil/0.2032 mm(QR コード)
スキャン速度
60 フレーム/秒
PCS
30 % 最小
耐外光
100,000 Lux(太陽光)
スキュー角
±30°
ピッチ角
±60°
ロール角
360°
読取り距離
シンボル
密度
Code 39
4 mil
65 mm
143 mm
※ 距離はバーコードの幅によります
光学系と性能
DOF PCS=80%)
Code 39 Code 39 Code 39 UPC/EAN QR コード QR コード QR コード PDF417 PDF417 Data Matrix Data Matrix
5 mil 10 mil 15 mil 13 mil 10 mil 15 mil 40 mil
6.67 mil 10 mil 10 mil 20 mil
62 mm 32 mm 40 mm 38 mm 47 mm 37 mm 72 mm 64 mm 40 mm 53 mm 34 mm
174 mm 280 mm 358 mm 281 mm 193 mm 257 mm 424 mm 131 mm 182 mm 171 mm 278 mm
- 19 -
Page 20
仕様(続き)
1 次元シンボル
Code 39、Code 32、NW-7、ITF、IATA 、Matrix 2 of 5、Code 2 of 5、
2 次元シンボル
QR コード、マイクロ QR コード、PDF417、Data Matrix、Aztec
動作モード
Bluetooth 通信モード、USB 通信モード、バッチモード
トリガーモード
点滅モード、トリガーモード、パルスモード、連続モード
インジケーター
LED ランプ、ブザー
ボタン
トリガーキー、機能キー
設定方法
設定用バーコード、EzUtility(Windows 用 GUI ツール)
内蔵メモリ
2 MB(約 20,000 バーコード/保存するバーコードデータ長による)
動作電圧
3.7 V DC ± 5%
消費電流
動作モード:330 mA 以内
バッテリタイプ
充電可能なリチウムポリマーバッテリ(取外し不可)
バッテリ容量
3.7 V 400 mAH
充電時間
3 時間以内
動作時間
1 回の完全充電で 4,000 スキャン
ケース材質
ABS
スキャナ寸法
高 16.2 X 幅 27.5 X 長 68.4 mm
スキャナ重量
29.5 g ± 5%
機能
Code 11、China Postal、MSI、UK Plessey、Telepen、JAN/EAN/UPC Code 93、Code 128、GS1-128、GS1 Databar 標準型/標準二層型/限定 型/拡張型/拡張多層型
※ GS1 系バーコードの AI(括弧)の編集/出力には対応していません。 ※
複数に分割された QR コード(連結 QR コード)には対応していません。
GS1-QR コードには対応していません。
電源
ワイヤレス接続中に 5 秒に 1 回スキャン
外観
- 20 -
Page 21
仕様(続き)
ESD 保護
4KV コンタクトおよび 8KV エアー放電、テスト後正常動作
落下テスト
1.5m からコンクリート床
動作温度範囲
-10°C から 50°C
保存温度範囲
-20°C から 60°C
相対湿度
0%から 95%RH 結露無いこと
防塵・防滴
IP41
無線周波数
Bluetooth® 2.4 GHz、免許不要
Bluetooth®性能
Bluetooth® v2.1+EDR Class2
Bluetooth 通信距離
Class2 理論値最大 10m(見通し距離)
Bluetooth
対応プロファイル
HID、SPP
ホストインターフェース
マイクロ USB
USB インターフェース
HID、仮想 COM(VCP)、マスストレージ(バッチモード時)
認証
CE、FCC、BSMI、TELEC、VCCI クラス B、ISO 22196(JIS Z 2801)
アクセサリ
ネックストラップ、マイクロ USB ケーブル、シリコンケース
環境条件
※ 落下テストについては、第三者機関によるテストの結果であり、1.5m 以内での落下に対して未破損・未
故障を保証するものではありません。
通信
認証
アクセサリ
- 21 -
Page 22

5. 設定メニュー

設定バーコード
設定値
下線は初期値を コマンド

5.1. 設定方法について

MS925 ポケット 2D イメージャスキャナは、専用の設定バーコードを読み込ませることで設定の変更を行い ます。変更された設定は不揮発性メモリに保存され、スキャナの電源を切っても設定は保持されます。
スキャナの設定を変更するには、ターゲットの設定バーコードを読み込ませてください。
多くのコンピュータモニタでは、モニタ上に表示させたバーコードを直接読取ることができます。モニタ上に 表示されたバーコードを読取るためには、バーコードがはっきりと見えるように拡大してから読取ってくださ い。最適な拡大率はモニタの仕様により変化します(200%以上を推奨)。
モニタ上に表示させたバーコードが読取れない場合は、希望の設定バーコードを印刷してご使用ください。
設定バーコードの仕様については、次の例図をご参照ください
表しています
.E043$
BT HID モード
- 22 -
Page 23

5.2. 設定の複製

設定の複製とは

この機能を使用すると、基になるスキャナの設定を複製して書き出し、他のスキャナへセットするための一括 設定バーコード作成できます。複数のスキャナを同一の設定にセットしたいときに時間を節約することができ ます。

複製作業の概要

1. 設定の基となるスキャナを Bluetooth または USB ケーブルでホストと接続しデータが送信できる状態
にします。
2. 本書を使用して、スキャナに必要なすべての設定をセットアップします。
3. ホストのメモ帳などを開いてデータが受信できるようにします。
4. 以下の設定複製バーコードを読み取ります。
5. 設定複製バーコードを読み取ると、設定されているすべての設定パラメータが英数字に変換されてホスト
機器へ出力されます。
6. 出力された英数字を「Code39(チェックデジット無し)」として作成し印刷します。
7. 設定を適用したいスキャナで印刷したバーコードラベルを順番に読み取って複製します。
.A016$
設定複製
注意! 設定の複製で使用する文字列はすべて半角大文字である必要があります。 注意! ホスト機器上に出力された文字列と印刷するバーコードデータは必ず一致している必要があります。 注意! 出力された最初の行(.A017$)は編集しないでください。複製を行うためのエントリーコマンドで
す。
注意! バーコードの長さは、複数の文字列を連結または分割することによって調整できます。文字列は 4、
8、12、16、20(最大)文字のいずれかで連結または分割されている必要があります。
注意! 最後に表示されるドットは、最後の英数文字列の末尾へ含めて印刷してください。
- 23 -
Page 24

設定複製作業例

Bluetooth または USB ケーブルによってホストとスキャナが正常に接続され、ホストによるデータ受信が可 能な状態である必要があります。
1. 以下の設定を基となるスキャナで行います。
キーボードレイアウト(44 ページ) → 日本語(106 キー)
文字間遅延(43 ページ) → 100
ビープ音の音程(64 ページ) → ビープ音 低音
2. 設定複製バーコードを読み取ります。すべての設定パラメータが英数字に変換されてホスト機器に出力さ
れます。
3. 出力された英数字を「Code39(チェックデジット無し)」として作成し印刷します。
注意!
4. 設定を適用したいスキャナで印刷したバーコードラベルを順番に読み取って複製します。
上図の設定バーコードは例として掲載されています。このバーコードで設定を行わないでください。
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Page 25

5.3. システム設定

工場出荷デフォルト

バージョン表示

設定の中止

設定値の初期化

スキャナの設定を初期化します。ペアリング情報の削除や通信の切断は行われません。
.A001$
バージョン表示
スキャナのバージョン情報をホストに表示します。このコマンドを使用する場合、スキャナとホストが正常に 接続されていて、ホストでテキスト入力可能なアプリケーションが実行されている必要があります。
.A007$
設定の中止
進行中の複数の手順が必要な設定を中止したい場合は、このバーコードを読み取ります。
.P023$
- 25 -
Page 26

5.4. インターフェース設定

通信インターフェース

スキャナは以下の 5 つの通信インターフェースをサポートしています。また、専用のバーコードを読み取るだ けで簡単に Bluetooth 通信を行うことができる「スキャンリンク」機能をサポートしています。スキャンリン 機能を使用するには別売りの専用ドングル(5500-900055G)が必要です。
※ 通信インターフェースを変更すると、Bluetooth のペアリング情報は削除されます。 ※
専用ドングル(5500-900055G)は、後日サポート予定です。
BT HID - スキャナは、Bluetooth HID キーボードをエミュレートします。各バーコードデータは、
あたかもキーボードで入力されたかのようにホストへ送信されます。
BT SPP - スキャナは、Bluetooth SPP デバイスをエミュレートします。各バーコードデータは、シ
リアル通信でホストへ送信されます。
バッチモード - オフラインでのデータ収集を目的としたモードです。読み取ったバーコードデータは、
常に内蔵メモリ内のテキストファイル(BARCODE.TXT)へ追記保存され、どこにも送信されません。 スキャナとホストを USB ケーブルで接続すると、スキャナは USB マスストレージデバイスとして認 識され、エクスプローラーなどから簡単にアクセスすることができます。
USB HID - スキャナは、USB キーボードをエミュレートします。各バーコードデータは、あたかも
キーボードで入力されたかのようにホストへ送信されます。このモードでは、スキャナとホストを USB ケーブルで常に接続しておく必要があります。
USB VCP- スキャナは、USB 仮想 COM デバイスをエミュレートします。各バーコードデータは、
シリアル通信でホストへ送信されます。USB 仮想 COM ドライバのインストールと、データを受信す るためのターミナルソフトウェアが必要です。このモードでは、スキャナとホストを USB ケーブルで 常に接続しておく必要があります。
- 26 -
Page 27
通信インターフェース(続き)
BT HID
USB HID
USB VCP
一時切断
初期値 = BT HID
.E043$
.C035$
バッチモード
.C006$
.E042$
BT SPP
.C008$
スキャナは 2 種類の Bluetooth 通信の切断方法をサポートしています。
通信切断 - 現在のホストとの通信を完全に終了し、ペアリング可能な状態に移行します。このバーコー
ドを読み取ると、たとえホストにペア情報が残っていても、再び Bluetooth 接続するためにはペアリ ング作業が必要になります。
一時切断 - 現在のホストとの通信を一時的に終了します。20 秒後自動的に再接続されます。Android
スマホなどと接続している場合、一時切断を行うことで画面キーボードを使用することができます。
.E031$
通信切断
.E046$
- 27 -
Page 28

パスコードを入力する

パスコード入力開始
Bluetooth V2.1 以前の古い規格の Bluetooth モジュールを使用している場合に、パスコード(PIN コード、 パスキーなど)の入力を求められることがあります。その際に、スキャナでパスコードを入力する必要があり ます。以下の手順を参考に表示されたバスコードを入力してください。
1. パスコード入力開始を読み取ります。
.E032$
2. 下の数字バーコードを使用して、ホストに表示されているパスコードを 1 文字ずつ読み取って入力
します。
0
1 6
2 7
3 8
5
4 9
3. Enter を読み取ります。
4. パスコード入力終了を読み取ります。
$TX
Enter
.E033$
パスコード入力終了
- 28 -
Page 29

デバイス名の変更

標準デバイス名
デバイス名設定
Bluetooth でペアリングを行う際にホストへ表示される、スキャナのデバイス名を変更します。初期値は
Wireless Scanner」です。最大 16 文字の英数記号を使用することができます。複数のスキャナを同一環
境で使用する場合、スキャナに任意の名前を与えて管理することができます。
【設定手順】
1. 標準デバイス名を読み取ります。
.B022$
2. デバイス名設定を読み取ります。
.B023$
デバイス名設定
3. 希望のデバイス名を、フル ASCII テーブル135 ページ)内の大文字英字小文字英字数字
号バーコードを組み合わせて入力します。
4. デバイス名設定を読み取ります。
.B023$
5. 通信インターフェース26 ページ)の BT SPP を読み取ります。
6. 通信インターフェース26 ページ)の BT HID を読み取ります。
※ デバイス名を変更する前に、ホスト機器にスキャナを接続している場合は、通信切断(27 ページ)を読
取り、デバイスを削除してください。デバイス名を変更した後は、ホスト機器の再起動または Bluetooth アダプタの再起動を行なうことをお勧めします。
※ 手順 3 で、16 文字を超えた文字数を入力すると、エラー音としてビープ音が 3 回鳴ります。
※ デバイス名を標準の「Wireless Scanner」に戻すには、手順 2~4 をスキップし、手順 1 および 5、6 を
実行してください。
- 29 -
Page 30

BT SPP パスコード

BT SPP パスコード
通信インターフェース(26 ページ)が BT SPP の場合に使用される標準のパスコードは「1234」です。以
下の手順でこのパスコードを変更することができます。
1. BT SPP パスコードを読み取ります。
.B024$
BT SPP パスコード
2. 下の数字バーコードを使用して、希望のパスコードを最大 8 文字まで読み取って入力します。
0
1 6
2 7
3 8
5
4 9
3. BT SPP パスコードを読み取ります。
.B024$
4. 通信インターフェース(26 ページ)の BT HID を読み取ります。
5. 通信インターフェース26 ページ)の BT SPP を読み取ります。
- 30 -
Page 31

スキャンリンク

**後日サポート予定**
- 31 -
Page 32

ターミネーター

BT HID または USB HID
BT SPP または USB VCP
なし
何も送信されません
何も送信されません
LF
Enter キー
0Ah (0x0A)
CR
Enter キー
0Dh (0x0D)
CR+LF
Enter キー
0Dh, 0Ah (0x0D, 0x0A)
TAB
Tab キー
09h (0x09)
スペース
スペースキー
20h (0x20)
ESC
Esc キー
1Bh (0x1B)
ターミネーターは、スキャナが送信するデータの最後尾に追加されるデータです。以下は、出力文字列の中の ターミネーターの位置を表しています。サフィックスご利用時はターミネーターをなしに設定することをお勧 めいたします。
[プリフィックス][コード ID][バーコード長]{バーコードデータ}[サフィックス][ターミネーター]
以下の 7 つのターミネーターが事前定義されています。それら以外のターミネーターを使用したい場合は、
ーザー定義のターミネーター(34 ページ)を使用して定義済みターミネーターを変更してください。
このパラメータは、通信インターフェースによって送信されるデータが異なることに注意が必要です。以下の 表を参考にしてください。
- 32 -
Page 33
ターミネーター(続き)
なし
CR
TAB
ESC
BT HID、USB HID 初期値 = CR;BT SPP、USB VCP 初期値 = CR+LF
.D010$
.D012$
.D014$
.D011$
LF
.D013$
CR+LF
.D016$
.D015$
スペース
- 33 -
Page 34

ユーザー定義のターミネーター

ユーザー定義のターミネーター
ターミネーター(32 ページ)を再定義して任意の文字に変更することができます。このオプションで指定可
能な文字は、フル ASCII テーブル(135 ページ)内の修飾キー(Alt、Shift、Ctrl、Win)を除 く Windows 機能キー制御文字アルファベット数字記号のうち 1 文字または 2 文字です。
.D009$
【設定手順】
1. ユーザー定義のターミネーターを読取ります。
2. フル ASCII テーブル135 ページ)を使用して設定したい 1 文字または 2 文字を読取ります。
3. ユーザー定義のターミネーターを読取ります。
- 34 -
Page 35

バーコード長

バーコード長 送信する
バーコード長 送信しない
プリフィックス 設定
送信する場合、スキャナが読み取ったバーコードデータの文字数が、バーコードデータの前に追加されて送信
されます。以下は、出力文字列の中のバーコード長の位置を表しています。バーコード長は、常に4桁の数字 で表され、例えばスキャナが 12 文字で構成された「abcdefghijkl」を読み取ると「0012 abcdefghijkl」と して送信されます。
[プリフィックス][コード ID][バーコード長]{バーコードデータ}[サフィックス][ターミネーター]
初期値 = 送信しない
.D019$
.D020$

プリフィックス

プリフィックスは、スキャナが送信するデータの先頭に追加されるデータです。プリフィックスは最大 16 文 字まで定義することができます。プリフィクスに何も設定されていない場合、スキャナはプリフィックスを送 信しません。以下は、出力文字列の中のプリフィックスの位置を表しています。
[プリフィックス][コード ID][バーコード長]{バーコードデータ}[サフィックス][ターミネーター]
初期値 = 未定義
.A012$
【設定手順】
1. プリフィックス設定を読み取ります。
2. フル ASCII テーブル135 ページ~)内の制御文字大文字英字小文字英字数字記号Windows 機能キーからプリフィックスとして送信したい文字のバーコードを読み取ります。
3. プリフィックス設定を読み取ります
※ 定義されたプリフィックスだけを消去したい場合は、単に上記の手順 2 を飛ばしてください。 ※
定義されたプリフィックスおよびサフィックスのすべてを消去したい場合は、プリフィックス/サフィッ
クス消去(36 ページ)をご利用ください。
- 35 -
Page 36

サフィックス

サフィックス 設定
サフィックスは、スキャナが送信するデータの後方に追加されるデータです。サフィックスは最大 16 文字ま で定義することができます。サフィックスに何も設定されていない場合、スキャナはサフィックスを送信しま せん。以下は、出力文字列の中のサフィックスの位置を表しています。
[プリフィックス][コード ID][バーコード長]{バーコードデータ}[サフィックス][ターミネーター]
初期値 = 未定義
.A013$
【設定手順】
1. サフィックス設定を読み取ります。
2. フル ASCII テーブル(135 ページ~)内の制御文字大文字英字、小文字英字、数字、記号、Windows 機能キーからサフィックスとして送信したい文字のバーコードを読み取ります。
3. サフィックス設定を読み取ります
※ 定義されたサフィックスだけを消去したい場合は、単に上記の手順 2 を飛ばしてください。 ※
定義されたプリフィックスおよびサフィックスのすべてを消去したい場合は、プリフィックス/サフィッ
クス消去(36 ページ)をご利用ください。

プリフィックス/サフィックス消去

定義されたすべてのプリフィックスおよびサフィックスをすべて消去して未定義の状態に戻したい場合は、次 のバーコードを読み取ります。
.A011$
プリフィックス/サフィックス 消去
- 36 -
Page 37

コード ID

コード ID 送信しない
AIM ID 送信する
スキャナがサポートする各シンボルに対して、あらかじめ決められたコード ID が定義されています。コード ID、AIM ID、ユーザー定義 ID を使用して、読み取ったバーコードの規格や種類をデータの前方に追加して送
信します。以下は、出力文字列の中のコードの位置を表しています。
[プリフィックス][コード ID][バーコード長]{バーコードデータ}[サフィックス][ターミネーター]
コード ID - コード ID/AIM ID テーブル(38 ページ)内のコード ID の値を追加して送信します。
AIM ID - コード ID/AIM ID テーブル(38 ページ)内の AIM ID の値を追加して送信します。
ユーザー定義 ID – ユーザー定義 ID(39 ページ)によって設定された、1 または 2 文字の英数字を追加
して送信します。
送信しない - コード ID、AIM ID、ユーザー定義コード ID のいずれも送信しません。
初期値 = 送信しない
.A009$
.A014$
.A008$
コード ID 送信する
.A014$
ユーザー定義 ID 送信する
- 37 -
Page 38

コード ID/AIM ID テーブル

シンボル
コード ID
AIM ID
CDV 無効
]A0
CDV & CD 送信
]A1
CDV & CD 送信しない
]A3
CDV 無効
]A4
CDV & CD 送信
]A5
CDV & CD 送信しない
]A7
Code 32
B
]X0
]F0
ABC Codabar
]F1
CDV & CD 送信
]F2
CDV & CD 送信しない
]F4
CDV 無効
]I0
CDV & CD 送信
]I1
CDV & CD 送信しない
]I3
UK Plessy
P
]P0
IATA 2 of 5
R
]R0
Matrix 2 of 5
Y
]X0
Industrial 2 of 5
V
]S0
CDV 無効
]H0
CDV & CD-1 送信
]H0
CDV & CD-2 送信
]H1
CDV & CD 送信しない
]H3
CDV 無効
]M0
MOD10/CDV & CD 送信しない
]M1
ASCII U ]B0
Numeric
]B1
China Postal Code
H
]X0
アドオンなし
]E0
アドオン付き
]E3
アドオンなし
]E0
アドオン付き
]E3
アドオンなし
]E4
アドオン付き
]E4
アドオンなし
]E0
アドオン付き
]E3
Code 93
L
]G0
Code 128
K
]C0
GS1-128
T
]C1
GS1 Databar
G
]e0
CDV = Check Digit Verification(チェックデジットの検査) CD = Check Digit(チェックデジット)
Code 39
Code 39 フル ASCII
Codabar
Interleaved 2 of 5
M
D
N
I
1D
Code 11
MSI
Telepen
JAN-13
UPC-A
JAN-8
UPC-E
J
O
F
A
S
E
- 38 -
Page 39
コード ID/AIM ID テーブル(続き)
シンボル
コード ID
AIM ID
PDF417 Z ]L0
マイクロ QR コード
w
]Q0
QR コード
W
]Q0
Data Matrix
X
]d0
Aztec z ]z0
JAN-13 ユーザー定義 ID
2D

ユーザー定義 ID

ユーザー定義 ID として、任意の 1 または 2 文字の英数字を定義することができます。ユーザー定義 ID は、 シンボルごとに定義します。ユーザー定義 ID をバーコードデータの前方へ追加して送信したい場合は、コー
ド ID(37 ページ)をユーザー定義 ID 送信するに設定する必要があります。
※ ユーザー定義 ID が未定義のシンボルに対しては、コード ID(37 ページ)がユーザー定義 ID 送信する
設定されていても送信されることはありません。
【設定手順】
1. <シンボル名> ユーザー定義 ID を読み取ります。
2. フル ASCII テーブル135 ページ)内の大文字英字小文字英字数字から任意の 1 または 2 文字 を読み取って設定します。
3. <シンボル名> ユーザー定義 ID を読み取ります。
初期値 = 未定義
.P001$
.P003$
UPC-E ユーザー定義 ID
.P002$
JAN-8 ユーザー定義 ID
.P004$
UPC-A ユーザー定義 ID
- 39 -
Page 40
ユーザー定義 ID(続き)
Telepen ユーザー定義 ID
Code 11 ユーザー定義 ID
MSI ユーザー定義 ID
UK Plessey
初期値 = 未定義
.P005$
Code 39 ユーザー定義 ID
.P007$
Codabar ユーザー定義 ID
.P010$
Code 128 ユーザー定義 ID
.P013$
Code 93 ユーザー定義 ID
.P021$
IATA ユーザー定義 ID
.P022$
.P014$
.P016$
GS1-128 ユーザー定義 ID
.P009$
.P015$
- 40 -
Page 41
ユーザー定義 ID(続き)
GS1 Datbar ユーザー定義 ID
China Postal ユーザー定義 ID
Code 32 ユーザー定義 ID
PDF417 ユーザー定義 ID
初期値 = 未定義
.P017$
Matrix 2 of 5 ユーザー定義 ID
.P018$
Industrial 2 of 5 ユーザー定義 IG
.P019$
GS1 Databar Limited ユーザー定義 ID
.P006$
Interleaved 2 of 5 ユーザー定義 ID
.P008$
Code 39 フル ASCII ユーザー定義 ID
.P024$
.P011$
.P020$
GS1 Databar Expanded ユーザー定義 ID
.P012$
.P025$
- 41 -
Page 42
ユーザー定義 ID(続き)
ブロック間遅延 設定
初期値 = 未定義
.P047$
マイクロ QR コード ユーザー定義 ID
.P027$
Data Matrix ユーザー定義 ID
.P026$
QR コード ユーザー定義 ID
.P033$
Aztec ユーザー定義 ID

ブロック間遅延

ブロック間遅延は、スキャナがデータをホストに送信した後に再びトリガースイッチを有効にするまでの時間 を設定します。例えば、このパラメータが 2,500 ミリ秒に設定された場合、スキャナは1つのデータを送信 した後にトリガースイッチを無効化しバーコードの読取り拒否します。設定された時間が経過すると、スキャ ナは再びトリガースイッチを有効化しバーコードの読取りを可能とします。
設定有効範囲は、000~255 で、設定される値は 10 ミリ秒刻みです(013=130 ミリ秒)。設定される値は、 3文字の数字で表します。設定したい値が3文字に満たない場合は、先頭をゼロで埋めてください。000 は特 別な値で、無効(遅延なし)を表します。
初期値 = 無効(遅延なし)
.B007$
【設定手順】
1. ブロック間遅延設定を読み取ります。
2. 次ページの数字バーコードから希望の値を 3 文字読み取ります。
3. ブロック間遅延設定を読み取ります。
- 42 -
Page 43

文字間遅延

文字間遅延は、スキャナがバーコードデータをホストへ送信するときの文字と文字の間に与えられる遅延時間 を設定します。ホストがデータを欠落して受信する場合や、受信するソフトウェアで文字を処理する時間が必 要な場合などに使用することができます。
設定有効範囲は、000~255 で、設定される値は 1 ミリ秒刻みです(013=13 ミリ秒)。設定される値は、3 文字の数字で表します。設定したい値が3文字に満たない場合は、先頭をゼロで埋めてください。000 は特別 な値で、無効(遅延なし)を表します。
初期値 = 無効(遅延なし)
.B009$
文字間遅延 設定
【設定手順】
1. 文字間遅延設定を読み取ります。
2. 以下の数字バーコードから希望の値を 3 文字読み取ります。
3. 文字間遅延設定を読み取ります。
0
2
1
3
4
5
6
7
8
9
- 43 -
Page 44

キーボードレイアウト

イタリア語
スペイン語
チェコ語(QWERTY)
チェコ語(QWERTZ)
ハンガリー語(QWERTZ)
ハンガリー語(101 キー)
国または言語に対応したキーボードレイアウトを次の適切な国コードを読み取って設定します。原則として、 次の文字群はサポートされていますが、アメリカ以外の国では特別な注意が必要です:
@ | $ “ { } [ ] = / ʻ \ < > ~
初期値 = 英語(米国)
.C010$
英語(米国)
.C012$
フランス語
.C014$
.C018$
英語(英国)
.C011$
ドイツ語
.C017$
.C021$
.C013$
.C022$
.C024$
- 44 -
Page 45
キーボードレイアウト(続き)
スイス(ドイツ語)
ノルウェー語
スウェーデン語
ポルトガル語
ベルギー語(AZERTY)
オランダ語
.C016$
.C009$
日本語(106 キー)
.C034$
カナダ(レガシー)
.C023$
スイス(フランス語)
.C025$
カナダ(フランス語)
.C026$
.C030$
.C029$
.C031$
.C028$
- 45 -
Page 46
キーボードレイアウト(続き)
デンマーク語
.C027$
.C033$
ブラジル(ポルトガル語)
.C032$
スロバキア語
.C015$
ALT モード
ALT モードは、Windows 上でのみ動作する特別なモードです。ALT モードが選択されているとき、スキャナ は、1つの文字を「ALT キーを押しながらテンキーパッドの数字キーを3つ押した後に ALT キーを放す」の
ように送信します。例えば大文字の「A」は、A LT モードでは「ALT+065」のキーストロークで送信されま す。
- 46 -
Page 47

Caps Lock モード

Caps Lock オン
Caps Lock フリー
スキャナの Caps Lock の状態を変更します。
Caps Lock フリー ― スキャナは、物理キーボードの Caps Lock の状態に関係なく元のバーコードデ
ータと同じデータを常に出力します。
Caps Lock オフ ― Caps Lock オフ状態で出力します。
Caps Lock オン ― Caps Lock オン状態で出力します。
※ NW-7 には Caps Lock フリーモードは適用されません。 ※
NW-7 のスタート・ストップキャラクタは、NW-7 スタート・ストップキャラクタ(78 ページ)の設定 に従って送信されます。
初期値 = Caps Lock オフ
.A004$
.A006$
.A005$
Caps Lock オフ

テンキーモード

有効のとき、バーコードデータ内の数字は、あらかもテンキーパッドで入力されたデータのように送信します。
のオプションを使用するには、ホストに接続された物理キーボードで Num Lock をオンにする必要がありま す。
初期値 = 無効
.D017$
テンキーモード 有効
.D018$
テンキーモード 無効
- 47 -
Page 48

HT/CR/ESC 変換

無効
有効
HT
Ctrl + I
Tab
CR
Ctrl + M
Enter
ESC
Alt + 027
Escape
HT/CR/ESC 変換 有効
HT/CR/ESC 変換 無効
有効のとき、スキャナは、QR コードなどに埋め込まれた 3 つの制御コード[HT]、[CR]、[ESC]を、それぞれ
「Tab」 キ ー 、「 Enter」 キ ー 、「 Escape」キーに変換して送信します。このオプションは、通信インターフェー
(26 ページ)が BT HID、または USB HID のときに適用されます。次の表は、このオプションによって
送信されるキーストロークを示します。
初期値 = 無効
.D025$
.D026$

制御コード変換

このパラメータを無効にすると、フル ASCII テーブル内の Windows 機能キー(148 ページ)が通常のバー コードデータとしてデコードされます。
初期値 = 有効
.C019$
制御コード変換 有効
- 48 -
.C020$
制御コード変換 無効
Page 49

UTF-8 データをユニコードに変換

ユニコード変換 有効
ユニコード変換 無効
このパラメータが有効の場合、スキャナは UTF-8 でエンコードされた QR コード内の 2 バイト文字(漢字や 全角文字)を A LT キーと 5 つの数字キーで出力します。例えば、「あ」という文字は「Alt+12354」として表 現されます。このパラメータは、通信インターフェース(26 ページ)が BT HID または USB HID の場合に 適用されます。
このパラメータを有効にして漢字や全角文字を BT HID または USB HID で出力したい場合、データを受信す るソフトウェアがユニコードに対応していなければなりません。例えば、MS Word や MS PowerPoint では 正しく出力できますが、MS Excel や Internet Explorer では正しく出力できません。
このパラメータによるデータ出力を検討している場合、使用する QR コードが UTF-8 でエンコードされてい るか、ソフトウェアがユニコードに対応しているかなど、事前に十分な検証行うことをお勧めいたします。
初期値 = 無効
.C045$
.C044$
- 49 -
Page 50

バイナリチェック文字

バイナリチェック文字 有効
バイナリチェック文字 無効
有効のとき、データの XOR 演算を実施して、各データの最後にチェックサムが追加されます。通信インター
フェース(26 ページ)に BT SPP または USB VC P が選択されている場合、チェックサムは 1 バイトです。
BT HID または USB HID が選択されている場合、チェックサムは 2 バイトです。
例えば、バーコードデータが「TEST」で、ターミネーターに CR+LF が選択されているとき:
【BT SPP または USB VCP の場合】
出力データ=<T>+<E>+<S>+<T>+<CR>+<LF>+<チェックサム> チェック文字=54h^45h^53h^54h^0Dh^0Ah=11h
【BT HID または USB HID の場合】
出力データ=<T>+<E>+<S>+<T>+<Enter>+<チェックサム> チェック文字=54h^45h^53h^54h^E7h=F1h
ただし、制御文字は HID では表現できないため、チェックサムは HID で表現可能な2バイトの文字に変 換されます。その結果、出力されるデータは「TEST + <ENTER> + F + 1」となります。
初期値 = 無効
.E029$
.E030$
- 50 -
Page 51

5.5. 読取り操作設定

点滅モード
パルスモード
自動オフ付き連続モード

読取りモード

スキャナは 7 種類の読取りモードをサポートしています。
点滅モード ― スキャナがバーコードを検知している間は照明と照準を点灯して読取りを行い続けます。
LED 自動オフタイムアウト(53 ページ)で設定されている時間内にバーコードが検出されない場合は、
照準と照明を点滅状態にして待機します。
トリガーモード ― トリガーを押している間は照準と照明が点灯しバーコードの読取りを行います。バー
コードを読取るかトリガーを解放すると、スキャナはバーコードの読取りを停止します。
パルスモード ― トリガーを押すと照準と照明が点灯しバーコードの読取りを行います。バーコードを読
み取ると、スキャナはバーコードの読取りを停止します。このモードでは、トリガーを解放してもバー コードの読取りは続行されます。
連続モード ― 照準と照明を点灯し続けバーコードの読取りを行い続けます。
自動オフ付き連続モード照準と照明を点灯し続けバーコードの読取りを行い続けます。LED 自動オ
フタイムアウト(53 ページ)で設定されている時間内にバーコードが検出されない場合は、照準と照
明を消灯し、バーコードの読取りを停止します。トリガーを押すと再び連続モードで動作を開始します。
テストモード - 照準と照明が点灯しバーコードの読みとりを行い続けます。このモードは、特に必要が
無い場合は使用しないでください。
初期値 = トリガーモード
.F001$
.F003$
.F002$
トリガーモード
.F005$
連続モード
.F006$
.F004$
テストモード
- 51 -
Page 52
シリアルトリガーモード通信インターフェース(26 ページ)が BT SPP または USB SPP の場合
コマンド
文字列
16 進バイナリ
読取りの開始
{Scan}
0x7B, 0x53, 0x63, 0x61, 0x6E, 0x7D
読取りの停止
{Stop}
0x7B, 0x53, 0x74, 0x6F, 0x70, 0x7D
に、ホストからのシリアルコマンドによって、スキャナのスキャン開始、スキャン停止を制御する場合 の読取りモードです。
この読取りモードは、シリアル通信によるデータの送受信に関して十分な知識を有する方のみご利用頂く
ことをお勧めいたします。
この読取りモードを有効化すると、トリガーボタンが無効化されます。そのため、ふたたび他の読取りモ
ードに切替えたり、スキャナの設定を初期化したりするには、シリアルコマンドの機能を使用してスキ ャンを行うか、EzUtility による設定の変更を行う必要があります。
この読取りモードを、通信インターフェース(26 ページ)が BT SPP または USB SPP 以外の状態で有
効化すると、トリガーボタンが無効化され、またシリアルコマンドの送信もできないため、設定の変更 や設定の初期化が行えなくなり復旧不能の状態へ陥ります。この読取りモードへ変更する前に、通信イ
ンターフェースの状態や、シリアル通信の状態を必ず確認してください。
復旧不能な状態になりますと、内部基板の交換または製品交換による対応が必要となり、高額な修理費用
が発生する場合があります。
シリアルトリガーモードをご利用いただく場合は、以下のバーコードを読み取ってください。
以下のバーコードを読み取って設定を変更することは、上記の注意事項に関して充分にご理解いただき、
ご同意いただけたものとさせていただきます。
.F061$
シリアルトリガーモード
スキャナは、次のシリアルコマンドを受信するとバーコードの読取りを開始または中止します。
- 52 -
Page 53

LED 自動オフタイムアウト

LED 自動オフタイムアウト
読取りモード(51 ページ)が、トリガーモードパルスモード点滅モード自動オフ付き連続モードのと
きに使用されます。このパラメータの時間内にバーコードの読取りがない、またはバーコードの検出がない場 合、スキャナは待機状態へ移行します。トリガーモードおよびパルスモードでは、LED 自動オフ制御有効 ときに、このパラメータは使用されます。
初期値 = 005(0.5 秒)
.F043$
【設定手順】
1. LED 自動オフタイムアウトを読み取ります。
2. フル ASCII テーブル内の数字バーコード(144 ページ)を使用して 3 文字の数字で値を設定します。 設定可能な範囲は 001~124 です。次の対比例で値を確認してください。
001=0.1 秒、002=0.2 秒、003=0.3 秒、004=0.4 秒、005=0.5 秒、006=1.0 秒、007=1.5 秒、 008=2.0 秒、009=2.5 秒、010=3.0 秒…………123=59.5 秒、124=60 秒
3. LED 自動オフタイムアウトを読み取ります。

LED 自動オフ制御

読取りモード(51 ページ)が、トリガーモード、パルスモードのときに使用されます。有効にすると LED 動オフタイムアウト(53 ページ)で設定されている時間内にバーコードの読取りがない場合、スキャナは照
準と照明を消灯し、バーコードの読みとりを停止します。
初期値 = 無効
.F038$
LED 自動オフ制御 無効
.F039$
LED 自動オフ制御 有効
- 53 -
Page 54

トリガー制御

トリガー制御 無効
トリガー制御 有効

同一バーコードの読取り間隔

読取りモード(51 ページ)が、点滅モード連続モードテストモードのときに使用されます。有効にする
と、これらの読取りモード時にトリガーボタンを押すことで、バーコード読取りの開始と停止を入り換えるこ とができます。無効にすると、これらの読取りモード時にはトリガー操作が無効化されます。
初期値 = 無効
.F036$
.F037$
同一バーコードの読取り間隔
読取りモード(51 ページ)が、点滅モード連続モード自動オフ付き連続モードのときに使用されます。
スキャナは、1 つのバーコードを読み取った後、この間隔が経過するか、異なるバーコードを読み取るまで、 同一バーコードを無視します。カウントは、バーコードが読み取りできない範囲に出たあとに開始されます。 同一バーコードを読み取り続けたい場合はテストモードを使用してください。
初期値 = 006(1.0 秒)
.F040$
【設定手順】
1. 同一バーコードの読取り間隔を読み取ります。
2. フル ASCII テーブル内の数字バーコード(144 ページ)を使用して 3 文字の数字で値を設定します。 設定可能な範囲は 001~014 です。次の対比例で値を確認してください。
001=0.1 秒、002=0.2 秒、003=0.3 秒、004=0.4 秒、005=0.5 秒、006=1.0 秒、007=1.5 秒、 008=2.0 秒、009=2.5 秒、010=3.0 秒、011=3.5 秒、012=4.0 秒、013=4.5 秒、014=5.0 秒
3. 同一バーコードの読取り間隔を読み取ります
- 54 -
Page 55

クイックショットモード

クイックショットモード 無効
クイックショットモード 有効
有効のとき、スキャナは高速で移動するバーコードの読取り用に最適化されます。
初期値 = 無効
.B046$
.B047$

液晶ディスプレイモード

有効のとき、スキャナは携帯電話やスマートフォンなどの電子ディスプレイ上のバーコードの読取り用に最適
化されます。このモードは、クイックショットモード(55 ページ)が有効のときにはサポートされません。
初期値 = 無効
.A034$
液晶ディスプレイモード 無効
.A035$
液晶ディスプレイモード 有効
- 55 -
Page 56

バーコードの誤読対策

冗長スキャン
スキャナは、より信頼性の高い正確なバーコード読取りを行うことができます。設定には 9 段階あり、数字を 大きくするほど信頼性が高まりますが、同時に読取りにかかる時間が長くなります。
※ 4 以上を設定しても頻繁に誤読するような品質のバーコードを使用することはお勧めできません。
初期値 = 1
.A010$
【設定手順】
1. 冗長スキャンを読み取ります。
2. 下の数字バーコードのうち 0 から 9 の希望の値を 1 つ読み取ります。
3. 冗長スキャンを読み取ります。
【数字バーコード】
0
2
1
3
4
6
8
5
7
9
- 56 -
Page 57

5.6. 内蔵メモリ設定

内蔵メモリについて

スキャナは、2種類のメモリモードをサポートしています。バッファメモリとバッチメモリです。
バッファメモリは、通信インターフェース(26 ページ)に BT HID または BT SPP が選択されていて、
かつペアリング済みの場合に使用される、揮発性の一時的なデータ保管用途のメモリです。スキャナが 電波範囲の圏外にでた場合など、スキャナとホストとの Bluetooth 通信が一時的に切断された場合に、 一時的なデータ保管スペースとして使用されます。保存されたデータは、ホストとの Bluetooth 通信 が復帰すると即座にホストへ送信されます。送信されたデータはバッファメモリから消去されます。ま た、スキャナの電源が切れた場合もデータは消去されます。バッファメモリを使用したい場合は、バッ
ファメモリ(58 ページ)を有効に設定してください。
バッチメモリは、通信インターフェース(26 ページ)にバッチモードが選択されている場合に使用され
る、不揮発性の恒久的なデータ保管用途のメモリです。バッチモードでは、オフラインのバーコードデ ータ収集が可能となります。読み取ったデータは、タイムスタンプ付きでバッチメモリへ保存されます。 収集したデータを取得するには、USB ケーブルでホストとスキャナを接続してください。スキャナは 取り外し可能な USB ストレージデバイス「Mini Scan」としてアクセスすることができます。ホスト からストレージ内に保存されているテキストファイル「BARCODE.txt」を開くか単にコピーしてくだ さい。バッチモードで保存されたデータは、「BARCODE.txt」ファイルを削除するまで消去されず、 追記されていきます。
- 57 -
Page 58

バッファメモリ

バッファメモリ 有効
電波範囲外などの理由でスキャナとホストの Bluetooth 通信が一時的に途切れ、バーコードデータをどこに も送信できない場合、スキャナはバーコードデータをバッファメモリ(4KB)がいっぱいになるまで一時的に 保管します。電波範囲内に戻るなどしてスキャナとホストの Bluetooth 通信が戻ったら、スキャナはバッフ ァメモリに一時的に保管していたすべてのデータをホストへ送信します。
※ バッファメモリのデータは、ホストへ送信されるか、スキャナの電源が切れると消去されます。 ※
通信インターフェース(26 ページ)がバッチモードのときにはバッファメモリは使用されません。
※ ペアリング前の状態ではバッファメモリは使用されません。
初期値 = 無効
.E053$
バッファメモリ 無効
.E054$

最後に記録されたデータの削除

バッチメモリに最後に記録されたデータを削除するには、次のバーコードを読み取るか、ファンクションボタ ンを押してください。
.R005$
最後に記録されたデータの削除

すべてのデータの削除

バッチメモリに記録されたすべてのデータを削除するには、スキャナとホストを USB ケーブルで接続し、取 り外し可能な USB ストレージデバイス「MiniScan」内 の 、「BARCODE.txt」ファイルを削除してください。 ファイルの削除が完了すると、スキャナは完了音(短いブザー2 回)を鳴動させます。
- 58 -
Page 59

データフォーマット

設定値
説明
設定値
説明
2
日付
4
バーコードデータ
3
時間
バッチメモリへ記録するときのフォーマットを設定することができます。
初期値 = <日付>,<時間>,<バーコードデータ>
.R011$
データフォーマット
【設定方法】
データフォーマットを、<バーコードデータ>,<日付>,<時間>に変更したい場合、
1. データフォーマットを読み取ります。
2. 以下の数字バーコードから[4]、[2]、[3]の順に読み取ります。
3. データフォーマットを読み取ります。
2
3
4

フィールド区切り

データフォーマット(59 ページ)を区切るための文字を設定することができます。
初期値 = ,(カンマ)
.R010$
フィールド区切り
【設定方法】
1. フィールド区切りを読み取ります。
2. フル ASCII テーブル135 ページ)の制御文字大文字英字小文字英字数字記号の中から希 望の 1 文字読み取ります。
3. フィールド区切りを読み取ります。
- 59 -
Page 60

日時の設定

日付設定
時刻設定
スキャナの内蔵カレンダーと時計の時間合わせを行います。日付と時刻は別々に設定します。
※ スキャナには自動的な時間あわせの機能がないため、時間がずれた場合は手動で再設定してください。 ※
カレンダーおよび時計はスキャナのバッテリが切れると初期化されますので注意してください。
.R006$
【設定方法】
例えば、2012 年 8 月 1 日に設定したい場合は、
1. 日付設定を読み取ります。
2. 次ページの数字バーコードから[1]、[2]、[0]、[8]、[0]、[1]の順に読み取ります。
3. 日付設定を読み取ります。
.R007$
【設定方法】
例えば、8 時 10 分 30 秒(24 時間表記)に設定したい場合は、
1. 時刻設定を読み取ります。
2. 次ページの数字バーコードから[0]、[8]、[1]、[0]、[3]、[0]の順に読み取ります。
3. 時刻設定を読み取ります。
- 60 -
Page 61
日時の設定(続き)
0
2
4
6
1
3
5
7
8
9
- 61 -
Page 62

日付フォーマット

設定値
説明
設定値
説明
01
DD-MM-YYYY
09
DD/MM/YYYY
02
MM-DD-YYYY
10
MM/DD/YYYY
03
DD-MM-YY
11
DD/MM/YY
04
MM-DD-YY
12
MM/DD/YY
05
YYYY-MM-DD
13
YYYY/MM/DD
06
YY-MM-DD
14
YY/MM/DD
07
DD-MM
15
DD/MM
08
MM-DD
16
MM/DD
設定値
説明
設定値
説明
01
HH:MM:SS
02
HH:MM
タイムスタンプに使用される日付フォーマットを設定することができます。
初期値 = DD-MM-YYYY(D=日、M=月、Y=年)
.R008$
日付フォーマット
【設定方法】
例えば、日付フォーマットを YYYY-MM-DD に設定したい場合は、
1. 日付フォーマットを読み取ります。
2. 次ページの数字バーコードから[0]、[5]の順に読み取ります。
3. 日付フォーマットを読み取ります。

時刻フォーマット

タイムスタンプに使用される時刻フォーマットを設定することができます。
初期値 = HH:MM(H=時、M=分、S=秒)
.R009$
時刻フォーマット
【設定方法】
例えば、時刻フォーマットを HH:MM:SS に設定したい場合は、
1. 時刻フォーマットを読み取ります。
2. 次ページの数字バーコードから[0]、[1]の順に読み取ります。
3. 時刻フォーマットを読み取ります。
- 62 -
Page 63
日付フォーマット、時刻フォーマット(続き)
0
2
4
6
1
3
5
7
8
9
- 63 -
Page 64

5.7. その他の設定

設定バーコード読取り 有効
ビープ音 中音

設定バーコードの読取

設定バーコードによるパラメータ変更を無効にすることができます。この設定が無効の場合、有効バーコード 以外の設定バーコードを読取ると通常の Code39 バーコードとして処理されます。
初期値 = 有効
.B016$
設定バーコード読取り 無効
.B015$

ビープ音の音程

ビープ音の音程を変更することができます。音のボリュームを変更することはできません。
初期値 = 高音
.F012$
ビープ 消音
※ この設定で消音されるのは、読取り成功時のビ
ープ音のみです。
.F018$
.F019$
ビープ音 高音
.F022$
ビープ音 低音
- 64 -
Page 65

ビープモード

ビープモード 警告音のみ
スキャナは、次の 3 種類のビープモードをサポートしています。
標準 = 設定音、読取り成功音、エラー/警告音のすべての音を鳴らします。
警告音のみ = エラー/警告音のみを鳴らし、その他の音は鳴らしません。
ミュート = エラー/警告音も含めてすべてのビープ音を鳴らしません。
初期値 = 標準
.F023$
ビープモード 標準
.F025$
ビープモード ミュート
.F024$
- 65 -
Page 66

自動電源オフ

タイムアウトなし
強制電源オフ
秒 設定
スキャナは、一定期間操作されずに放置されていると、ホストとの通信を切断し自身の電源をオフにします。 以下の手順で自動的に電源オフとなる任意のタイムアウト期間を設定するか、タイムアウトなしを読み取って この機能を無効化することができます。また、強制電源オフを読み取ってスキャナの電源を任意にオフするこ ともできます。
※ スキャナに電力が供給されている間は、このパラメータは無視され、常に電源オンとなります。
.B021$
.E255$
以下の設定手順を参考に、スキャナが自動的に電源オフするまでの任意のタイムアウト期間を設定することが できます。設定は、とにそれぞれ分けて設定します。の有効範囲は 00~60の有効範囲は 00 59 です。最小で 00 分 00 秒から、最大で 60 分 59 秒まで設定することができます。00 分 00 秒は特別な 値で、タイムアウトなしと同じ結果となります。
初期値 = 03 分 00 秒
.B030$
分 設定
.B029$
【設定手順】
1. 分 設定を読取ります。
2. 次ページの数字バーコードから希望の値を 2 文字読み取ります。
3. 分 設定を読取ります。
4. 秒 設定を読取ります。
5. 次ページの数字バーコードから希望の値を 2 文字読み取ります。
6. 秒 設定を読取ります。
※ 希望の値が 2 桁に満たない場合は、05 のようにゼロで埋めて 2 文字で表現してください。
- 66 -
Page 67
自動電源オフ(続き)
【数字バーコード】
0
2
4
6
1
3
5
7
8
9
- 67 -
Page 68

反転 1 次元バーコード

標準
反転
標準および反転 2 元バーコード
標準 2 元バーコード
標準
反転
白と黒の反転した 1 次元バーコードの読取りを設定することができます。
初期値 = 標準のみ
.D022$
標準および反転 1 次元バーコード
標準 1 次元バーコードのみ
【サンプルバーコード】
*ABC123*

反転 2 次元バーコード

白と黒の反転した 2 次元バーコードの読取りを設定することができます。
初期値 = 標準 2 次元バーコード
.D021$
*123ABC*
.D055
【サンプルバーコード】
Regular QR Code
.D054
Inverse QR Code
- 68 -
Page 69

全シンボルの読取り

次のバーコードを読み取り、スキャナがサポートするすべての 1 次元および 2 次元シンボルを一度に有効化 または無効化することができます。全シンボルの有効化を行った場合、通常設定時よりも誤読する確率が高く なる恐れがありますのでご注意ください。
初期値 = 未定義
.A002
全シンボルの読取り 有効化
.A003
全シンボルの読取り 無効化
- 69 -
Page 70

5.8. 1 次元シンボルの設定

全 1 次元シンボルの読取り 有効化
全 1 次元シンボルの読取り 無効化

全 1 次元シンボルの読取り

次のバーコードを読み取り、スキャナがサポートするすべての 1 次元シンボルを一度に有効化または無効化 することができます。
初期値 =未定義
.G036$
.G035$
- 70 -
Page 71

Code 39

Code 39 の読取り 有効
検査しない
Code 39 の読取り
Code 39 の読取りを設定することができます。
初期値 = 有効
.G008$
.G009$
Code 39 の読取り 無効
Code 39 チェックデジット
Code 39 のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する設定 に変更した場合、チェックデジットの無い Code 39 を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.G003$
Code 39 チェックデジット
.G005$
Code 39 チェックデジット
検査し、送信しない
.G004$
Code 39 チェックデジット
検査し、送信する
- 71 -
Page 72
Code 39 読取り文字数
Code 39 最小文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された Code 39 を読取ります。最小値と最 大値が同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された Code 39 のみを読み取ります。 最小値は最大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=1 文字、最大=48 文字
.G006$
.G007$
Code 39 最大文字数
【設定手順】
1. Code 39 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Code 39 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. Code 39 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Code 39 最大文字数を読取ります。
- 72 -
Page 73
Code 39 スタート・ストップキャラクタの送信
送信する
送信しない
Code 39 フルアスキー 使用する
Code 39 は、バーコードの始まりと終わりにスタート・ストップキャラクタが必ず必要です。スタート・ ストップキャラクタは、双方ともアスタリスク(*)です。次の設定を使用してスタート・ストップキャ ラクタの送信許可を変更することができます。
初期値 = 送信しない
.G014$
Code 39 スタート・ストップキャラクタ
.G015$
Code 39 スタート・ストップキャラクタ
Code 39 フルアスキー
Code 39 で表すことのできる文字は、0~9 の数字、A~Z の大文字アルファベットおよびいくつかの記 号(ー、.、半角スペース$、/、+、%)です。これら以外の文字を表すためには、Code 39 フル アスキーを使用する必要があります。Code 39 フルアスキーでは、いくつかの文字は2つの文字を組み
合わせて1文字として解釈されます。例えば、「+A+B+C」というデータを持つ Code 39 バーコードを 読み取ったとき、フルアスキーを使用している場合は「abc」としてデコードされ、フルアスキーを使用 していない場合は「+A+B+C」としてデコードされます。
Code 39 の標準アスキーとフルアスキーは混在できないため、例えば「+Abc」というデータを出力した い場合は、「/KA+A+C」という Code 39 バーコードを作成し、フルアスキーを使用して出力する必要が あります。
初期値 = 使用する
.G001$
.G002$
Code 39 フルアスキー 使用しない
- 73 -
Page 74
【フルアスキーコード テーブル】
文字
フルアスキー
文字
フルアスキー
文字
フルアスキー
文字
フルアスキー
NUL
%U
SP
スペース
@
%V ` %W
SOH
$A ! /A A A a +A
STX
$B " /B B B b +B
ETX
$C # /C C C c +C
EOT
$D $ /D D D d +D
ENQ
$E % /E E E e +E
ACK
$F & /F F F f +F
BEL
$G ' /G G G g +G
BS
$H ( /H H H h +H
HT
$I ) /I I I i +I
LF
$J * /J J J j +J
VT
$K + /K K K k +K
FF
$L , /L L L l +L
CR
$M - - M M m +M
SO
$N . . N N n +N
SI
$O / /O O O o +O
DLE
$P 0 0 P P p +P
DC1
$Q 1 1 Q Q q +Q
DC2
$R 2 2 R R r +R
DC3
$S 3 3 S S s +S
DC4
$T 4 4 T T t +T
NAK
$U 5 5 U U u +U
SYN
$V 6 6 V V v +V
ETB
$W 7 7 W W w +W
CAN
$X 8 8 X X x +X
EM
$Y 9 9 Y Y y +Y
SUB
$Z : /Z Z Z z +Z
ESC
%A ; %F [ %K { %P
FS
%B < %G \ %L | %Q
GS
%C = %H ] %M
}
%R
RS
%D > %I ^ %N ~ %S
US
%E ? %J _ %O
DEL
%T
%X %Y %Z
- 74 -
Page 75

Code 32

Code 32 の読取り 有効
Code 32 の読取り 無効
Code 32 末尾文字 送信しない
Code 32 末尾文字 送信する
Code 32 は、イタリアの薬局で使用されている Code 39 の一種です。このシンボルは PARAF としても知ら れています。
Code 32 の読取り
Code 32 の読取りを設定することができます。
初期値 = 無効
.K010$
.K011$
Code 32 先頭・末尾文字
Code 32 バーコードデータの始まりと終わりの文字の送信許可を設定することができます。
初期値 = 先頭文字=送信する、末尾文字=送信する
.K012$
Code 32 先頭文字 送信しない Code 32 末尾文字 送信しない
.K014$
Code 32 先頭文字 送信しない
.K013$
Code 32 先頭文字 送信する
.K015$
Code 32 先頭文字 送信する Code 32 末尾文字 送信する
- 75 -
Page 76

NW-7(CODABAR)

NW-7 の読取り 有効
NW-7 チェックデジット 検査しない
NW-7 チェックデジット 検査し、送信する
NW-7 チェックデジット 検査し、送信しない
NW-7 の読取り
NW-7 の読取りを設定することができます。
初期値 = 有効
.I001$
.I002$
NW-7 の読取り 無効
NW-7 チェックデジット
NW-7 のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する設定に変 更した場合、チェックデジットの無い NW-7 を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.I005$
.I007$
.I006$
- 76 -
Page 77
NW-7 読取り文字数
NW-7 最小文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された NW-7 を読取ります。最小値と最大 値が同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された NW-7 のみを読み取ります。最 小値は最大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=6 文字、最大=48 文字
.I008
.I009$
NW-7 最大文字数
【設定手順】
1. NW-7 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. NW-7 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. NW-7 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. NW-7 最大文字数を読取ります。
- 77 -
Page 78
NW-7 スタート・ストップキャラクタ
ABCD/ABCD
abcd/abcd
ABCD/TN*E
NW-7 は、バーコードの始まりと終わりにスタート・ストップキャラクタが必ず必要です。スタート・ス トップキャラクタは、組み合わせ自由な A、B、C または D のアルファベットです。次の設定を使用して スタート・ストップキャラクタの文字種を変更することができます。例えば、「A123456B」のデータを 持つ NW-7 を「a123456b」として出力したい場合は、abcd/abcd を選択し、「 A123456N」として 出力したい場合は ABCD/TN*E を選択します。
スタート・ストップキャラクタを送信したくない場合は、NW7 スタートストップキャラクタの送信(79 ページ)を設定してください。
初期値 = ABCD/ABCD(スタートキャラクタ/ストップキャラクタ)
.I029$
NW-7 スタート・ストップキャラクタ
.I031$
NW-7 スタート・ストップキャラクタ
.I030$
NW-7 スタート・ストップキャラクタ
.I032$
NW-7 スタート・ストップキャラクタ
abcd/tn*e
- 78 -
Page 79
NW-7 スタート・ストップキャラクタの送信
送信しない
NW-7 の CLSI 形式 有効
NW-7 の CLSI 形式 無効
NW-7 は、バーコードの始まりと終わりにスタート・ストップキャラクタが必ず必要です。スタート・ス トップキャラクタは、組み合わせ自由な A、B、C または D のアルファベットです。次の設定を使用して スタート・ストップキャラクタの送信許可を変更することができます。例えば、「A123456789A」を
「123456789」として出力したい場合は、送信しないを選択します。
スタート・ストップキャラクタの文字種を変更したい場合は、NW7 スタートストップキャラクタ(78 ペ ージ)を設定してください。
初期値 = 送信する
.I003$
NW-7 スタート・ストップキャラクタ
送信する
.I004$
NW-7 スタート・ストップキャラクタ
NW-7 の CLSI 形式
有効にすると、14 文字で構成された NW-7 の 1、5、10 文字目の後にスペースを追加してデータを送信
します。例えば、「A12345678901234B」のデータを持つ NW-7 は「A1 2345 67890 1234B」とし て送信されます。
注意!
初期値 = 無効
このパラメータが有効の状態では、14 文字で構成された NW-7 以外を読み取ることはできません。
.I027$
.I028$
- 79 -
Page 80
ABC-CODABAR の使用
ABC-CODABAR 使用する
ABC-CODABAR 使用しない
ABC は、American Blood Commission の略称です。このバーコードは血液バンクで使用するために開 発された CODABAR の一種です。このコードは、隣り合わせた2つのバーコードで構成されています。 最初のバーコードのストップキャラクタと二番目のバーコードのスタートキャラクタが「D」の場合、コ ードは連結され「D」は送信されません。
A123D D789B
初期値 = 使用しない
.I017$
.I018$
ABC-CODABAR 区切り文字の挿入
挿入する場合、ABC-CODABAR の連結部に任意の区切り文字が挿入されて送信されます。区切り文字は、
初期状態では未定義で、ABC-CODABAR 区切り文字(81 ページ)を参考に定義する必要があります。
初期値 = 挿入しない
.I039$
ABC-CODABAR 区切り文字 挿入する
- 80 -
.I036$
ABC-CODABAR 区切り文字 挿入しない
Page 81
ABC-CODABAR 区切り文字
ABC-CODABAR 区切り文字
CX-CODABAR 使用する
CX-CODABAR 使用しない
ABC-CODABAR 区切り文字の挿入(80 ページ)で使用される区切り文字を定義します。区切り文字は、 フル ASCII テーブル(135 ページ)内の任意の 1 文字で定義する必要があります。
初期値 = 未定義
.I035$
【設定手順】
1. ABC-CODABAR 区切り文字を読取ります。
2. フル ASCII テーブル135 ページ)を使用して設定したい任意の値を読取ります。
3. ABC-CODABAR 区切り文字を読取ります。
CX-CODABAR の使用
CX CODABAR は、隣り合わせた2つのバーコードで構成されています。最初のバーコードのストップキ ャラクタが「C」、二番目のバーコードのスタートキャラクタが「B」の場合、コードは連結され「C」お よび「B」は送信されません。
A123C B789D
初期値 = 使用しない
.I022$
.I023$
- 81 -
Page 82
CX-CODABAR 区切り文字の挿入
CX-CODABAR 区切り文字 挿入する
CX-CODABAR 区切り文字 挿入しない
挿入する場合、CX-CODABAR の連結部に任意の区切り文字が挿入されて送信されます。区切り文字は、
初期状態では未定義で、CX-CODABAR 区切り文字(82 ページ)を参考に定義する必要があります。
初期値 = 挿入しない
.I040$
.I038$
CX-CODABAR 区切り文字
CX-CODABAR 区切り文字の挿入(82 ページ)で使用される区切り文字を定義します。区切り文字は、 フル ASCII テーブル(135 ページ)内の任意の 1 文字で定義する必要があります。
初期値 = 未定義
.I037$
CX-CODABAR 区切り文字
【設定手順】
1. CX-CODABAR 区切り文字を読取ります。
2. フル ASCII テーブル135 ページ)を使用して設定したい任意の値を読取ります。
3. CX-CODABAR 区切り文字を読取ります。
- 82 -
Page 83
NW-7 カップリング
NW-7 カップリング 使用する
NW-7 カップリング区切り文字 挿入する
NW-7 カップリング区切り文字 挿入しない
ABC-CODABAR および CX-CODABAR の最初のバーコードのスタートキャラクタと二番目のバーコー ドのストップキャラクタに関する特定のルールがありますが、NW-7 カップリングでは、それらの特定の ルールを無視してデータを連結して送信することができます。NW-7 カップリングを使用して連結したデ ータは、ABC-CODABAR や CX-CODABAR とは異なり、連結部のスタート・ストップキャラクタも含 めて送信されます。
A123A A789A
初期値 = 使用しない
.I019$
.I020$
NW-7 カップリング 使用しない
NW-7 カップリング区切り文字の挿入
挿入する場合、NW-7 カップリングの連結部に任意の区切り文字が挿入されて送信されます。区切り文字
は、初期状態では未定義で、NW7 カップリング区切り文字(84 ページ)を参考に定義する必要がありま す。
初期値 = 挿入しない
.I041$
- 83 -
.I026$
Page 84
NW-7 カップリング区切り文字
NW-7 カップリング区切り文字
NW-7 隣接チェックする
NW-7 カップリング区切り文字の挿入(83 ページ)で使用される区切り文字を定義します。区切り文字
は、フル ASCII テーブル(135 ページ)内の任意の 1 文字で定義する必要があります。
初期値 = 未定義
.I021$
NW-7 隣接チェック
隣接チェックを行う場合、2つの NW-7 が隣接し1回のスキャンで読み取ることができる場合のみデー タを送信します。単独で存在する NW-7 バーコードは読み取られません。
注意!
注意!
初期値 = 隣接チェックしない
NW-7 カップリング(83 ページ)を使用している場合を除いて、ABC-CODABAR(80 ページ)および CX- CODABAR(81 ページ)を同時に使用することができます。
NW-7 カップリングABC-CODABARCX-CODABAR のすべてを使用する設定になっている場合は、NW-
7 カップリングが優先され、ABC-CODABAR または CX-CODABAR は単なる連結データとして送信され ます。
.I033$
- 84 -
.I034$
NW-7 隣接チェックしない
Page 85

ITF(Interleaved 2 of 5)

ITF の読取り 有効
ITF の読取り 無効
ITF のチェックデジット 検査し、送信する
ITF の読取り
ITF の読取りを設定することができます。
初期値 = 有効
.J001$
.J002$
ITF チェックデジット
ITF のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する設定に変更 した場合、チェックデジットの無い ITF を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.J003$
ITF のチェックデジット 検査しない
.J005$
ITF のチェックデジット 検査し、送信しない
.J004$
- 85 -
Page 86
ITF 先頭文字または末尾文字の削除
ITF の先頭文字 削除
ITF の末尾文字 削除
先頭または末尾の数字を 1 文字削除して出力することができます。
初期値 = 削除しない
.J008$
.J014$
ITF の先頭または末尾文字 削除しない
.J009$
- 86 -
Page 87
ITF 読取り文字数
ITF 最小文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された ITF を読取ります。最小値と最大値が 同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された ITF のみを読み取ります。最小値は最 大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=6 文字、最大=48 文字。
.J006$
.J007$
ITF 最大文字数
【設定手順】
1. ITF 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. ITF 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. ITF 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. ITF 最大文字数を読取ります。
- 87 -
Page 88

IATA

IATA のチェックデジット 検査しない
IATA のチェックデジット 検査し、送信する
IATA のチェックデジット 検査し、送信しない
IATA の読取り
IATA の読取りを設定することができます。
初期値 = 無効
.N017$
IATA の読取り 有効
.N018$
IATA の読取り 無効
IATA チェックデジット
IATA のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する設定に変 更した場合、チェックデジットの無い IATA を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.N019$
.N021$
.N020$
- 88 -
Page 89
IATA 読取り文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された IATA を読取ります。最小値と最大値 が同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された IATA のみを読み取ります。最小値 は最大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=6 文字、最大=48 文字
.N022$
IATA 最小文字数
.N023$
IATA 最大文字数
【設定手順】
1. IATA 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. IATA 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. IATA 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. IATA 最大文字数を読取ります。
- 89 -
Page 90

Matrix 2 of 5

検査しない
検査し、送信しない
Matrix 2 of 5 の読取り
Matrix 2 of 5 の読取りを設定することができます。
初期値 = 無効
.M010$
Matrix 2 of 5 読取り有効
.M011$
Matrix 2 of 5 読取り 無効
Matrix 2 of 5 チェックデジット
Matrix 2 of 5 のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する 設定に変更した場合、チェックデジットの無い Matrix 2 of 5 を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.M012$
Matrix 2 of 5 チェックデジット
.M014$
Matrix 2 of 5 チェックデジット
.M013$
Matrix 2 of 5 チェックデジット
検査し、送信する
- 90 -
Page 91
Matrix 2 of 5 読取り文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された Matrix 2 of 5 を読取ります。最小 値と最大値が同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された Matrix 2 of 5 のみを読 み取ります。最小値は最大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=6 文字、最大=48 文字
.M015$
Matrix 2 of 5 最小文字数
.M016$
Matrix 2 of 5 最大文字数
【設定手順】
1. Matrix 2 of 5 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Matrix 2 of 5 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. Matrix 2 of 5 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Matrix 2 of 5 最大文字数を読取ります。
- 91 -
Page 92

Code 2 of 5(Standard 2 of 5、Industrial 2 of 5、Discrete 2 of 5)

検査しない
検査し、送信しない
Code 2 of 5 の読取り
Code 2 of 5 の読取りを設定することができます。
初期値 = 無効
.N001$
Code 2 of 5 の読取り 有効
.N002$
Code 2 of 5 の読取り 無効
Code 2 of 5 チェックデジット
Code 2 of 5 のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する 設定に変更した場合、チェックデジットの無い Code 2 of 5 を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.N003$
Code 2 of 5 のチェックデジット
.N005$
Code 2 of 5 のチェックデジット
.N004$
Code 2 of 5 のチェックデジット
検査し、送信する
- 92 -
Page 93
Code 2 of 5 読取り文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された Code 2 of 5 を読取ります。最小値 と最大値が同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された Code 2 of 5 のみを読み 取ります。最小値は最大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=6 文字、最大=48 文字
.N006$
Code 2 of 5 最小文字数
.N007$
Code 2 of 5 最大文字数
【設定手順】
1. Code 2 of 5 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Code 2 of 5 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. Code 2 of 5 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Code 2 of 5 最大文字数を読取ります。
- 93 -
Page 94

Code 11

Code 11 チェックデジットモード 1 文字
Code 11 チェックデジットモード 2 文字
Code 11 の読取り
Code 11 の読取りを設定することができます。
初期値 = 無効
.I010$
Code 11 の読取り 有効
.I011$
Code 11 の読取り 無効
Code 11 チェックデジットモード
Code 11 には、1 文字または 2 文字のチェックデジットが必ず必要です。ターゲットの Code 11 の持 つチェックデジットの文字数にあわせて設定を行ってください。
初期値 = 1 文字
.I042$
.I043$
- 94 -
Page 95
Code 11 チェックデジット
検査しない
検査し、送信する
検査し、送信しない
Code 11 のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する設定 に変更した場合、チェックデジットの無い Code 11 を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.I012$
.I014$
.I013$
- 95 -
Page 96
Code 11 読取り文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された Code 11 を読取ります。最小値と最 大値が同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された Code 11 のみを読み取ります。 最小値は最大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=6 文字、最大=32 文字
.I015$
Code 11 最小文字数
.I016$
Code 11 最大文字数
【設定手順】
1. Code 11 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Code 11 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. Code 11 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. Code 11 最大文字数を読取ります。
- 96 -
Page 97

China Postal

検査しない
検査し、送信しない
China Postal の読取り
China Postal の読取りを設定することができます。
初期値 = 無効
.K001$
China Postal の読取り 有効
.K002$
China Postal の読取り 無効
China Postal チェックデジット
China Postal のチェックデジットの検査と送信を設定することができます。このパラメータを検査する 設定に変更した場合、チェックデジットの無い China Postal を読取ることはできません。
初期値 = 検査しない
.K003$
China Postal のチェックデジット
.K005$
China Postal のチェックデジット
.K004$
China Postal のチェックデジット
検査し、送信する
- 97 -
Page 98
China Postal 読取り文字数
スキャナは、最小値以上、最大値以下の範囲の文字数で構成された China Postal を読取ります。最小 値 と最大値が同じ値に設定された場合、スキャナはその値の文字数で構成された China Postal のみを読み 取ります。最小値は最大値を超えて設定することはできません。
設定有効範囲は、01~99です。設定される値は、常に 2 桁の数値で表します。設定したい値が「4」の ような 2 桁に満たない値の場合は、先頭をゼロで埋め、「 04」のように設定してください。
初期値 = 最小=11 文字、最大=48 文字
.K006$
China Postal 最小文字数
.K007$
China Postal 最大文字数
【設定手順】
1. China Postal 最小文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. China Postal 最小文字数を読取ります。
【設定手順】
1. China Postal 最大文字数を読取ります。
2. フル ASCII テーブルの数字バーコード(144 ページ)を使用して設定したい値を読取ります。
3. China Postal 最大文字数を読取ります。
- 98 -
Page 99
MSI
MSI のチェックデジット 送信する
MSI のチェックデジット 送信しない
MSI の読取り
MSI の読取りを設定することができます。
初期値 = 無効
.L001$
MSI の読取り 有効
MSI チェックデジットの送信
MSI のチェックデジットの送信を設定することができます。
初期値 = 送信する
.L004$
.L002$
MSI の読取り 無効
.L003$
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MSI チェックデジットアルゴリズム
アルゴリズム MOD10/MOD10
MSI コードには 1 文字のチェックデジットが常に必要です。2 文字目のチェックデジットはオプション です。2 文字目のチェックデジットを検査するには、次のバーコードを使用してチェックデジットアルゴ リズムを指定する必要があります。
初期値 = 文字数=1 文字、アルゴリズム=MOD10
.L009$
文字数 1 文字
アルゴリズム MOD10
.L008$
文字数 2 文字
アルゴリズム MOD11/MOD10
.L007$
文字数 2 文字
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