Unitech MS925 User Manual

インターフェース
MS925-2UBB00-SG
Bluetooth、USB
※※ 注意 ※※
本書に記載されている設定バーコードは
種以外では使用できません。該当機器以外に適用した場合は、例え同じ系統の機器でも操作不能となる場合が あります。
M925 のみで使用できる設定です。下記のリストに記された機
対象機器リスト
対象機器の確認方法
スキャナ底部または製品箱の製品ラベルをご確認ください。
スキャナ本体
製品箱
ポケット 2D イメージャースキャナ
MS925
ユーザーマニュアル
抗菌加工製品(ISO 22196 / JIS Z 2801)
取扱説明書
Version 1.0
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改訂履歴
Version
発行日
改訂履歴
1.0
2020 年 2 月 3 日
初版リリース
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本マニュアルについて
本マニュアルは、MS925 ポケット 2D イメージャースキャナのインストール、操作、そして保守方法につい て説明しています。
本書のいかなる部分もユニテック社からの書面による許可なしで、いかなる形式でも、電子的あるいは機械的 を問わず複製することはできません。これは、フォトコピー、レコーディング、あるいは情報の保存と検索シ ステム等の電気的もしくは機械的な方法を含んでいます。
本書の内容は予告なく変更することがあります。
© Copyright 2020 Unitech Electronics Co., Ltd. すべての版権は Unitech 社が保有しています。 Unitech グローバル Web サイトアドレス: http://www.ute.com ユニテック・ジャパン Web サイトアドレス: http://jp.ute.com
各認証について
電波障害自主規制
この装置は、クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としていますが、こ
の装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあります。
取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。
VCCI-B
技術基準適合証明
このスキャナは、電波法に基づく小電力データ通信システムの無線局の無線設備として、工事設計認証を取
得した無線設備を内蔵しています。
本器は工事設計認証を取得していますので、分解・改造すると法律で罰せられることがあります。
2.4GHz 付近の電波で通信している無線装置(Wi-Fi®など)の近くで本器を使用した通信を行なうと、双方
の処理速度が落ちる場合や環境により通信ができなくなる場合があります。
工事設計認証番号(TELEC 番号):211-200112
RoHS について
本装置は欧州連合の規定である電子機器で使用される有害物質の含有についての 制限(Reduction Of Hazardous Sub-stances、RoHS)に適合しております。
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レーザー情報
ユニテック製品は、DHHS/CDRH 21 CFR サブセクション J の要件および IEC 825-1 の要件に適合する ように米国で認定されています。クラス II およびクラス II の製品は危険でないとみなされます。ユニテック製 品には、上記規則に記載されている最大限度を超えない可視レーザダイオード(VLD)が内部に含まれていま す。スキャナは、通常の操作、ユーザーのメンテナンス、または所定のサービス操作中に有害なレーザー光に 人が触れることがないように設計されています。
ユニテック製品のオプションのレーザースキャナーモジュール用に DHHS/IEC が要求するレーザー安全警 告ラベルは、装置の背面または製品ラベルに付随して表示されます。
※ レーザー情報は、レーザー部品が付いた製品にのみ適用されます。
注意! 本書に記載されている以外の操作、調整、操作を行うと、危険なレーザー光が発生する可能性があり
ます。双眼鏡、顕微鏡、拡大鏡などの光学機器を用いてレーザー光を観察すると目に危険を及ぼす場 合があります。これには、ユーザーが装着した眼鏡は含まれません。
LED 情報
ユニテック製品には、通常の操作、ユーザーのメンテナンスまたは所定のサービス操作中に、人の目に有害 でない輝度の LED インジケーターまたは LED リングが含まれています。
※ LED 情報は、LED 部品を搭載した製品にのみ適用されます。
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バッテリ情報
1.最適な性能を保証するために、毎年、または 500 回の充電サイクルが完了した後、本器のバッテリを交
換することをお勧めします。1 年または 500 サイクル後にバッテリが膨張するのは正常です。損傷の原 因にはなりませんが、再使用することはできません。バッテリの廃棄は地方自治体の定める所定の方法に
従って安全に処分する必要があります。 2.バッテリの性能が 20%を超えて低下すると製品寿命となります。使用をやめて適切に処分してください。 3.バッテリの持続時間は、バッテリの種類と機器の使用方法によって異なります。次のようにして、バッテ
リの寿命を保ちます:
● バッテリが満充電のまま放置しないでください。バッテリの満充電期間が長いほど劣化は早まります。
● 車内など、暑い場所に放置しないでください。バッテリの温度が高温になるほど劣化は早まります。 バッテリを長期間保管する場合は、バッテリの容量を 40%程度にし、機器から取り外して、冷暗所 に保管してください。
● バッテリを機器に接続したまま充電せずに放置しないでください。長期間充電を行なわないまま放置 すると、バッテリが消耗し、寿命が半分以下にまで低下することがあります。
4.過充電または過放電からバッテリを保護します。 5.充電できない状態で長期間使用しないでください。安全上の注意を守って使用していても、バッテリパッ
クの形状が変化し始める可能性があります。その場合は、すぐに使用を中止し、適切な電源アダプタを使 用してバッテリを充電しているかどうかを確認するか、サービスプロバイダに連絡してサービスを受けて
ください。 6.バッテリが充電できず、発熱した場合は充電を中止してください。 7.専用のオリジナルバッテリ以外を使用しないでください。サードパーティ製のバッテリを使用すると、製
品が損傷する可能性があります。このような損傷が発生した場合、保証の対象外となりますのでご注意く
ださい。
注意! 誤った方法でバッテリを交換した場合、爆発の危険性があります。 注意! バッテリの廃棄については地方自治体の規制を受ける場合があります。それぞれの自治体の規制に従
って廃棄するか、以下の住所まで交換後のバッテリを返送してください。バッテリの輸送については 利用する運輸会社の規制に従って適切に発送してください。
〒104-0033 東京都中央区新川 1-5-19 茅場町長岡ビル 8F ユニテック・ジャパン株式会社 サービスセンター TEL: 03-3523-2766
バッテリの充電について
バッテリパックの充電は、通常の室温またはそれよりも若干の低温環境で行なうのが最も効率的です。 バ ッテリは 0℃~40℃の指定範囲内で充電を行ってください。指定範囲外の温度環境でバッテリを充電すると、 バッテリが破損したり寿命が短くなったりする場合があります。
注意! 0°C より低い温度下でバッテリを充電しないでください。バッテリの充電が不安定になりとても危険
です。安全な充電温度範囲を確保してから充電を行ってください。
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バッテリの保管について
充電されたバッテリを数ヶ月間使用しないで放置すると、内部抵抗が高くなって電池容量がなくなる可能性 があります。このような場合は、使用前に再充電する必要があります。バッテリは-20℃~60℃の温度で保 存することができますが、高温では急速に消耗する可能性があります。バッテリは室温または冷暗所で保管す ることをお勧めします。
※ 上記のメッセージは、バッテリが搭載されている機器にのみ適用されます。
製品の操作および保管について
ユニテック製品は、適切な操作および保管温度条件下で動作するよう設計されています。故障、損傷、誤動 作を防ぐため、推奨温度条件下に従ってください。
※ 適用される温度条件については、各製品の仕様を参照してください。
電源アダプタ情報
1.ユニテック製品を充電しない状態で電源アダプタをソケットに接続したまま放置しないでください。 2.バッテリが満充電になったら電源アダプタを取り外してください。 3.ユニテック製品に同梱されている電源アダプタは、屋外での使用を目的としたものではありません。水や
雨にさらされる環境、または非常に湿度の高い環境では、電源アダプタとその製品の両方が損傷する可能 性があります。
4.同梱された電源アダプタまたはオプションの電源アダプタを使用してユニテック製品を充電してくださ
い。間違った電源アダプタを使用すると、製品が損傷する可能性があります。
※ 上記のメッセージは、電源アダプタを使用する機器にのみ適用されます。
保証期間
当社の保証は、以下の保証期間中に通常の使用状況で発生した故障に対して適用されます。
● スキャナ本体、クレードル本体 ― 1 年間
● バッテリ ― 3 ヶ月
● その他アクセサリ類 ― 3ヶ月
保証は、機器の改造、不適切な取付や使用、事故または不注意による落下等における損傷、あるいは何らか のパーツが不適切に取り付けられていたり、もしくはユーザーによってパーツを交換されていたりした場合は 対象外となります。
付属または当社製のアダプタのみ使用してください。間違ったアダプタを使用すると、機器に損傷を与える だけではなく保証も無効になります。
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目次
1. パッケージ情報 ................................................................................................................ 14
2. 各部詳細 ........................................................................................................................... 15
3. はじめに ........................................................................................................................... 16
3.1. 電源オン ...................................................................................................................................................... 16
3.2. 電源オフ ...................................................................................................................................................... 16
3.3. 再起動 .......................................................................................................................................................... 16
3.4. バッテリの充電 .......................................................................................................................................... 17
3.5. バーコードの読取方法 ............................................................................................................................... 17
3.6. 日本語への対応について ........................................................................................................................... 17
3.7. ビープ/LED インジケーター .................................................................................................................... 18
4. 仕様 ................................................................................................................................... 19
5. 設定メニュー .................................................................................................................... 22
5.1. 設定方法について ....................................................................................................................................... 22
5.2. 設定の複製 .................................................................................................................................................. 23
設定の複製とは ............................................................................................................................................................... 23
複製作業の概要 ............................................................................................................................................................... 23
設定複製作業例 ............................................................................................................................................................... 24
5.3. システム設定 .............................................................................................................................................. 25
設定値の初期化 ............................................................................................................................................................... 25
バージョン表示 ............................................................................................................................................................... 25
設定の中止 ....................................................................................................................................................................... 25
5.4. インターフェース設定 ............................................................................................................................... 26
通信インターフェース .................................................................................................................................................. 26
通信切断 ........................................................................................................................................................................... 27
パスコードを入力する .................................................................................................................................................. 28
デバイス名の変更 .......................................................................................................................................................... 29
BT SPP パスコード ...................................................................................................................................................... 30
スキャンリンク ............................................................................................................................................................... 31
ターミネーター ............................................................................................................................................................... 32
ユーザー定義のターミネーター ................................................................................................................................. 34
バーコード長 ................................................................................................................................................................... 35
プリフィックス ............................................................................................................................................................... 35
サフィックス ................................................................................................................................................................... 36
プリフィックス/サフィックス消去 ........................................................................................................................... 36
コード ID .......................................................................................................................................................................... 37
コード ID/AIM ID テーブル ......................................................................................................................................... 38
ユーザー定義 ID ............................................................................................................................................................. 39
ブロック間遅延 ............................................................................................................................................................... 42
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文字間遅延 ....................................................................................................................................................................... 43
キーボードレイアウト .................................................................................................................................................. 44
Caps Lock モード ........................................................................................................................................................ 47
テンキーモード ............................................................................................................................................................... 47
HT/CR/ESC 変換 .......................................................................................................................................................... 48
制御コード変換 ............................................................................................................................................................... 48
UTF-8 データをユニコードに変換 ............................................................................................................................ 49
バイナリチェック文字 .................................................................................................................................................. 50
5.5. 読取り操作設定 .......................................................................................................................................... 51
読取りモード ................................................................................................................................................................... 51
LED 自動オフタイムアウト ......................................................................................................................................... 53
LED 自動オフ制御 ......................................................................................................................................................... 53
トリガー制御 ................................................................................................................................................................... 54
同一バーコードの読取り間隔 ...................................................................................................................................... 54
クイックショットモード .............................................................................................................................................. 55
液晶ディスプレイモード .............................................................................................................................................. 55
バーコードの誤読対策 .................................................................................................................................................. 56
5.6. 内蔵メモリ設定 .......................................................................................................................................... 57
内蔵メモリについて ...................................................................................................................................................... 57
バッファメモリ ............................................................................................................................................................... 58
最後に記録されたデータの削除 ................................................................................................................................. 58
すべてのデータの削除 .................................................................................................................................................. 58
データフォーマット ...................................................................................................................................................... 59
フィールド区切り .......................................................................................................................................................... 59
日時の設定 ....................................................................................................................................................................... 60
日付フォーマット .......................................................................................................................................................... 62
時刻フォーマット .......................................................................................................................................................... 62
5.7. その他の設定 .............................................................................................................................................. 64
設定バーコードの読取 .................................................................................................................................................. 64
ビープ音の音程 ............................................................................................................................................................... 64
ビープモード ................................................................................................................................................................... 65
自動電源オフ ................................................................................................................................................................... 66
反転 1 次元バーコード ................................................................................................................................................. 68
反転 2 次元バーコード ................................................................................................................................................. 68
全シンボルの読取り ...................................................................................................................................................... 69
5.8. 1 次元シンボルの設定 ................................................................................................................................ 70
全 1 次元シンボルの読取り ......................................................................................................................................... 70
Code 39 .......................................................................................................................................................................... 71
Code 39 の読取り .................................................................................................................................................... 71
Code 39 チェックデジット ................................................................................................................................... 71
Code 39 読取り文字数 ............................................................................................................................................ 72
Code 39 スタート・ストップキャラクタの送信 .............................................................................................. 73
Code 39 フルアスキー ............................................................................................................................................ 73
Code 32 .......................................................................................................................................................................... 75
- 9 -
Code 32 の読取り .................................................................................................................................................... 75
Code 32 先頭・末尾文字 ........................................................................................................................................ 75
NW-7(CODABAR) .................................................................................................................................................. 76
NW-7 の読取り .......................................................................................................................................................... 76
NW-7 チェックデジット .......................................................................................................................................... 76
NW-7 読取り文字数 .................................................................................................................................................. 77
NW-7 スタート・ストップキャラクタ................................................................................................................. 78
NW-7 スタート・ストップキャラクタの送信 .................................................................................................... 79
NW-7 の CLSI 形式 ................................................................................................................................................... 79
ABC-CODABAR の使用 ......................................................................................................................................... 80
ABC-CODABAR 区切り文字の挿入 ..................................................................................................................... 80
ABC-CODABAR 区切り文字 ................................................................................................................................. 81
CX-CODABAR の使用 ............................................................................................................................................. 81
CX-CODABAR 区切り文字の挿入 ........................................................................................................................ 82
CX-CODABAR 区切り文字 .................................................................................................................................... 82
NW-7 カップリング .................................................................................................................................................. 83
NW-7 カップリング区切り文字の挿入................................................................................................................. 83
NW-7 カップリング区切り文字 ............................................................................................................................. 84
NW-7 隣接チェック .................................................................................................................................................. 84
ITF(Interleaved 2 of 5) ........................................................................................................................................ 85
ITF の読取り ................................................................................................................................................................ 85
ITF チェックデジット ............................................................................................................................................... 85
ITF 先頭文字または末尾文字の削除 ...................................................................................................................... 86
ITF 読取り文字数 ....................................................................................................................................................... 87
IATA ................................................................................................................................................................................... 88
IATA の読取り ............................................................................................................................................................. 88
IATA チェックデジット ............................................................................................................................................ 88
IATA 読取り文字数 .................................................................................................................................................... 89
Matrix 2 of 5 ................................................................................................................................................................. 90
Matrix 2 of 5 の読取り ........................................................................................................................................... 90
Matrix 2 of 5 チェックデジット .......................................................................................................................... 90
Matrix 2 of 5 読取り文字数 ................................................................................................................................... 91
Code 2 of 5(Standard 2 of 5、Industrial 2 of 5、Discrete 2 of 5) ................................................. 92
Code 2 of 5 の読取り ............................................................................................................................................. 92
Code 2 of 5 チェックデジット ............................................................................................................................ 92
Code 2 of 5 読取り文字数 ..................................................................................................................................... 93
Code 11 .......................................................................................................................................................................... 94
Code 11 の読取り .................................................................................................................................................... 94
Code 11 チェックデジットモード ....................................................................................................................... 94
Code 11 チェックデジット ................................................................................................................................... 95
Code 11 読取り文字数 ............................................................................................................................................ 96
China Postal .................................................................................................................................................................. 97
China Postal の読取り ............................................................................................................................................ 97
China Postal チェックデジット............................................................................................................................ 97
China Postal 読取り文字数 .................................................................................................................................... 98
- 10 -
MSI .................................................................................................................................................................................... 99
MSI の読取り .............................................................................................................................................................. 99
MSI チェックデジットの送信 ................................................................................................................................. 99
MSI チェックデジットアルゴリズム .................................................................................................................. 100
MSI 読取り文字数 .................................................................................................................................................... 101
UK Plessey ................................................................................................................................................................... 102
UK Plessey の読取り ............................................................................................................................................. 102
UK Plessey チェックデジットの送信 ................................................................................................................ 102
Telepen .......................................................................................................................................................................... 103
Telepen の読取り .................................................................................................................................................... 103
Telepen エンコードタイプ ................................................................................................................................... 103
JAN-13 .......................................................................................................................................................................... 104
JAN-13 の読取り .................................................................................................................................................... 104
JAN-13 チェックデジットの送信 ....................................................................................................................... 104
JAN-13 先頭文字の送信 ........................................................................................................................................ 104
“0”からはじまる JAN-13 ...................................................................................................................................... 105
JAN-13 アドオンコードの要求 ........................................................................................................................... 105
JAN-13 コード間スペース .................................................................................................................................... 106
JAN-13 アドオンコード ........................................................................................................................................ 106
ISBN コード変換 ...................................................................................................................................................... 107
ISBN コードフォーマット ..................................................................................................................................... 107
ISSN コード変換 ...................................................................................................................................................... 108
ISMN コード変換 ..................................................................................................................................................... 108
UPC-A ............................................................................................................................................................................ 109
UPC-A の読取り ...................................................................................................................................................... 109
UPC-A チェックデジットの送信 ......................................................................................................................... 109
UPC-A 先頭文字の送信 .......................................................................................................................................... 109
UPC-A を JAN-13 に拡張 ..................................................................................................................................... 110
UPC-A アドオンコードの要求 ............................................................................................................................. 110
UPC-A コード間スペース ..................................................................................................................................... 111
UPC-A アドオンコード .......................................................................................................................................... 111
JAN-8 ............................................................................................................................................................................. 112
JAN-8 の読取り ....................................................................................................................................................... 112
JAN-8 チェックデジットの送信 .......................................................................................................................... 112
JAN-8 先頭文字の送信 ........................................................................................................................................... 112
JAN-8 を JAN-13 に拡張 ...................................................................................................................................... 113
JAN-8 アドオンコードの要求 .............................................................................................................................. 113
JAN-8 コード間スペース....................................................................................................................................... 114
JAN-8 アドオンコード ........................................................................................................................................... 114
UPC-E ............................................................................................................................................................................ 115
UPC-E の読取り ....................................................................................................................................................... 115
UPC-E モード ........................................................................................................................................................... 115
UPC-E チェックデジットの送信 ......................................................................................................................... 116
UPC-E 先頭文字の送信 .......................................................................................................................................... 116
UPC-E を UPC-A に拡張 ....................................................................................................................................... 116
- 11 -
UPC-E アドオンコードの要求.............................................................................................................................. 117
UPC-E コード間スペース ...................................................................................................................................... 117
UPC-E アドオンコード .......................................................................................................................................... 118
Code 93 ........................................................................................................................................................................ 119
Code 93 の読取り .................................................................................................................................................. 119
Code 93 読取り文字数 .......................................................................................................................................... 119
Code 128 ..................................................................................................................................................................... 120
Code 128 の読取り ............................................................................................................................................... 120
Code 128 読取り文字数 ....................................................................................................................................... 120
GS1-128 ....................................................................................................................................................................... 121
GS1-128 の読取り ................................................................................................................................................. 121
GS1-128 読取り文字数 ......................................................................................................................................... 121
GS1-128 コード ID の送信 ................................................................................................................................... 122
GS1-128 FNC1 文字の送信 ................................................................................................................................ 122
GS1-128 FNC1 文字の定義 ................................................................................................................................ 122
GS1 Databar 標準型&標準二層型 ......................................................................................................................... 123
GS1 Databar 標準型&二層型の読取り ............................................................................................................ 123
GS1 Databar 標準二層型の読取り..................................................................................................................... 123
GS1 Databar 標準型&二層型 AI の送信 .......................................................................................................... 124
GS1 Databar 標準型&二層型チェックデジットの送信 ............................................................................... 124
GS1 Databar 限定型 .................................................................................................................................................. 125
GS1 Databar 限定型の読取り ............................................................................................................................. 125
GS1 Databar 限定型 AI の送信 ........................................................................................................................... 125
GS1 Databar 限定型チェックデジットの送信 ................................................................................................ 126
GS1 Databar 拡張型&拡張多層型 ......................................................................................................................... 127
GS1 Databar 拡張型&拡張多層型の読取り .................................................................................................... 127
GS1 Databar 拡張多層型の読取り..................................................................................................................... 127
GS1 Databar 拡張型&拡張多層型読取り文字数............................................................................................ 128
5.9. 2 次元シンボルの設定 ............................................................................................................................. 129
全 2 次元シンボルの読取り ....................................................................................................................................... 129
QR コード ...................................................................................................................................................................... 130
QR コードの読取り ................................................................................................................................................. 130
QR コード読取り文字数 ......................................................................................................................................... 130
マイクロ QR コード .................................................................................................................................................... 131
マイクロ QR コードの読取り ............................................................................................................................... 131
マイクロ QR コード読取り文字数 ....................................................................................................................... 131
PDF417 ......................................................................................................................................................................... 132
PDF417 の読取り ................................................................................................................................................... 132
PDF417 読取り文字数 ........................................................................................................................................... 132
Data Matrix .................................................................................................................................................................. 133
Data Matrix の読取り ............................................................................................................................................ 133
Data Matrix 読取り文字数 .................................................................................................................................... 133
Aztec .............................................................................................................................................................................. 134
Aztec の読取り ........................................................................................................................................................ 134
- 12 -
Aztec 読取り文字数 ................................................................................................................................................ 134
6. フル ASCII テーブル ..................................................................................................... 135
6.1. 制御文字 ................................................................................................................................................... 135
6.2. 大文字英字 ............................................................................................................................................... 138
6.3. 小文字英字 ............................................................................................................................................... 141
6.4. 数字 .......................................................................................................................................................... 144
6.5. 記号 .......................................................................................................................................................... 145
6.6. Windows 機能キー ................................................................................................................................ 148
7. 標準設定値一覧 .............................................................................................................. 153
8. Windows との接続例 ................................................................................................... 158
8.1. はじめに ................................................................................................................................................... 158
8.2. BT HID での接続例(標準の接続方法) ............................................................................................... 158
8.3. BT SPP での接続例 ................................................................................................................................ 159
8.4. USB HID での接続例 ............................................................................................................................. 162
8.5. USB VCP での接続例 ............................................................................................................................ 163
9. Android との接続例 ..................................................................................................... 168
9.1. はじめに ................................................................................................................................................... 168
9.2. BT HID での接続例(標準の接続方法) ............................................................................................... 168
9.3. BT SPP での接続例 ................................................................................................................................ 170
10. iOS(iPhone や iPad など)との接続例 ................................................................. 171
10.1. はじめに ................................................................................................................................................ 171
10.2. BT HID での接続例 .............................................................................................................................. 171
11. テストバーコード ........................................................................................................ 173
- 13 -

1. パッケージ情報

スキャナ本体
クイックガイド
マイクロ USB ケーブル
ネックストラップ
製品番号
製品名
標準パッケージに含まれるもの
アクセサリ(別売)
1550-900104G マイクロ USB ケーブル(予備)
3210-900019G MS925 ネックストラップ(予備)
3210-900020G シリコン保護カバー
スキャンリンク用ドングル
5500-900055G
スキャンリンクの使用方法は、後日掲載予定です。
USB 延長ケーブル(A オス-A メス) 接続ラベル(2 枚)
- 14 -

2. 各部詳細

トリガーボタン
読取りウィンドウ
機能ボタン
LED ランプ(状態表示)
ブザーホール
リセットホール
マイクロ USB
マイクロ USB コネクタ
保護カバー
- 15 -

3. はじめに

3.1. 電源オン

スキャナの電源がオフの場合に、トリガーボタンを 1 秒以上押し続けます。スキャナがペアリング情報を内部 に保持している場合は、電源オン後に自動的に再接続を開始します。

3.2. 電源オフ

スキャナが充電/給電状態でない場合に、自動電源オフ(66 ページ)の強制パワーオフバーコードを読み取る か、無操作で 3 分間(設定変更可能)放置することで電源がオフされます。

3.3. 再起動

調子が悪い場合などに本体を強制的に再起動したい場合は、本体底面のリセットホールに細長い棒(ペーパー クリップを伸ばしたものなど)を差し込んで、リセットホール先のリセットスイッチを軽く押してください。
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3.4. バッテリの充電

BT SPP
USB VCP
バッチモード
Windows
○*1 ○ ○
Android
○*1
非サポート
△*2
iOS(iPhone 等)
非サポート
非サポート
△*2
スキャナのマイクロ USB 保護カバーをめくって、マイクロ USB コネクタとホスト PC の USB コネクタを付 属の USB 充電ケーブルで接続してください。

3.5. バーコードの読取方法

トリガーボタンを押すと照射される赤いライン(照準)をバーコード/QR コードに合わせるようにして読み取 ってください。スキャナは、照準と共に照射する白い照明の範囲を読み取ります。スキャナはできる限り照準 の周囲から読み取ろうとしますが、必ずしも照準と合わさったバーコードをだけを読み取るわけではありませ
んので、あらかじめご了承ください。

3.6. 日本語への対応について

スキャナは、日本語(漢字、かな、カナ、半角カナ、その他全角文字)の読出しに対応しています。これらの 日本独自の文字を正しく読み出すには、通信インターフェース(26 ページ)に BT SPPUSB VCP または バッチモードを使用する必要があります。
*1 ホストの持つ Bluetooth モジュールやドライバ、OS のバージョンや Update の有無など様々な要因で正
しく使用できない場合があります。事前に十分な動作テストを行ってください。
*2 接続する機器、ケーブル、アプリなどのすべてが USB マスストーレジメモリに対応している場合は接続可
能です。すべての機器での動作は保証できませんので、事前に十分な動作テストを行ってください。
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3.7. ビープ/LED インジケーター

電源オン
バーコード読取成功
ワイヤレス接続成功
ワイヤレス切断
設定成功
非接続時のバーコード読取
パスコード入力モード未終了
バッテリ残量警告
通信モード変更
充電中
充電完了
緑 LED 赤 LED ビープ音
2 秒点灯 1 回(長)
点灯 1 回
2 回点滅 2 回
3 回点滅 3 回
点灯 2 回
点灯 3 回(短)
6 回(短)
点滅 5 回
点滅 点滅 2 回
点灯
スタンバイ
一時バッファへの保存
1 回点滅 2 回(短)
※ 通信モード変更は、赤 LED と緑 LED が数回交互に点滅し、その後ビープが 2 回鳴動します。 ※
バッテリ残量が十分にある場合は「赤消灯」となります。
緑と赤のランプは独立して動作しています。「赤点灯」+「緑点滅」は、「充電中」+「BT 切断」状態と なります。
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4. 仕様

センサー
アレイイメージセンサー
照準
625nm 可視赤色 LED リニアエイマー
照明
3000K CCT 白色 LED
最大分解能
4 mil/0.1016 mm(Code 39) 8 mil/0.2032 mm(QR コード)
スキャン速度
60 フレーム/秒
PCS
30 % 最小
耐外光
100,000 Lux(太陽光)
スキュー角
±30°
ピッチ角
±60°
ロール角
360°
読取り距離
シンボル
密度
Code 39
4 mil
65 mm
143 mm
※ 距離はバーコードの幅によります
光学系と性能
DOF PCS=80%)
Code 39 Code 39 Code 39 UPC/EAN QR コード QR コード QR コード PDF417 PDF417 Data Matrix Data Matrix
5 mil 10 mil 15 mil 13 mil 10 mil 15 mil 40 mil
6.67 mil 10 mil 10 mil 20 mil
62 mm 32 mm 40 mm 38 mm 47 mm 37 mm 72 mm 64 mm 40 mm 53 mm 34 mm
174 mm 280 mm 358 mm 281 mm 193 mm 257 mm 424 mm 131 mm 182 mm 171 mm 278 mm
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仕様(続き)
1 次元シンボル
Code 39、Code 32、NW-7、ITF、IATA 、Matrix 2 of 5、Code 2 of 5、
2 次元シンボル
QR コード、マイクロ QR コード、PDF417、Data Matrix、Aztec
動作モード
Bluetooth 通信モード、USB 通信モード、バッチモード
トリガーモード
点滅モード、トリガーモード、パルスモード、連続モード
インジケーター
LED ランプ、ブザー
ボタン
トリガーキー、機能キー
設定方法
設定用バーコード、EzUtility(Windows 用 GUI ツール)
内蔵メモリ
2 MB(約 20,000 バーコード/保存するバーコードデータ長による)
動作電圧
3.7 V DC ± 5%
消費電流
動作モード:330 mA 以内
バッテリタイプ
充電可能なリチウムポリマーバッテリ(取外し不可)
バッテリ容量
3.7 V 400 mAH
充電時間
3 時間以内
動作時間
1 回の完全充電で 4,000 スキャン
ケース材質
ABS
スキャナ寸法
高 16.2 X 幅 27.5 X 長 68.4 mm
スキャナ重量
29.5 g ± 5%
機能
Code 11、China Postal、MSI、UK Plessey、Telepen、JAN/EAN/UPC Code 93、Code 128、GS1-128、GS1 Databar 標準型/標準二層型/限定 型/拡張型/拡張多層型
※ GS1 系バーコードの AI(括弧)の編集/出力には対応していません。 ※
複数に分割された QR コード(連結 QR コード)には対応していません。
GS1-QR コードには対応していません。
電源
ワイヤレス接続中に 5 秒に 1 回スキャン
外観
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仕様(続き)
ESD 保護
4KV コンタクトおよび 8KV エアー放電、テスト後正常動作
落下テスト
1.5m からコンクリート床
動作温度範囲
-10°C から 50°C
保存温度範囲
-20°C から 60°C
相対湿度
0%から 95%RH 結露無いこと
防塵・防滴
IP41
無線周波数
Bluetooth® 2.4 GHz、免許不要
Bluetooth®性能
Bluetooth® v2.1+EDR Class2
Bluetooth 通信距離
Class2 理論値最大 10m(見通し距離)
Bluetooth
対応プロファイル
HID、SPP
ホストインターフェース
マイクロ USB
USB インターフェース
HID、仮想 COM(VCP)、マスストレージ(バッチモード時)
認証
CE、FCC、BSMI、TELEC、VCCI クラス B、ISO 22196(JIS Z 2801)
アクセサリ
ネックストラップ、マイクロ USB ケーブル、シリコンケース
環境条件
※ 落下テストについては、第三者機関によるテストの結果であり、1.5m 以内での落下に対して未破損・未
故障を保証するものではありません。
通信
認証
アクセサリ
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5. 設定メニュー

設定バーコード
設定値
下線は初期値を コマンド

5.1. 設定方法について

MS925 ポケット 2D イメージャスキャナは、専用の設定バーコードを読み込ませることで設定の変更を行い ます。変更された設定は不揮発性メモリに保存され、スキャナの電源を切っても設定は保持されます。
スキャナの設定を変更するには、ターゲットの設定バーコードを読み込ませてください。
多くのコンピュータモニタでは、モニタ上に表示させたバーコードを直接読取ることができます。モニタ上に 表示されたバーコードを読取るためには、バーコードがはっきりと見えるように拡大してから読取ってくださ い。最適な拡大率はモニタの仕様により変化します(200%以上を推奨)。
モニタ上に表示させたバーコードが読取れない場合は、希望の設定バーコードを印刷してご使用ください。
設定バーコードの仕様については、次の例図をご参照ください
表しています
.E043$
BT HID モード
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5.2. 設定の複製

設定の複製とは

この機能を使用すると、基になるスキャナの設定を複製して書き出し、他のスキャナへセットするための一括 設定バーコード作成できます。複数のスキャナを同一の設定にセットしたいときに時間を節約することができ ます。

複製作業の概要

1. 設定の基となるスキャナを Bluetooth または USB ケーブルでホストと接続しデータが送信できる状態
にします。
2. 本書を使用して、スキャナに必要なすべての設定をセットアップします。
3. ホストのメモ帳などを開いてデータが受信できるようにします。
4. 以下の設定複製バーコードを読み取ります。
5. 設定複製バーコードを読み取ると、設定されているすべての設定パラメータが英数字に変換されてホスト
機器へ出力されます。
6. 出力された英数字を「Code39(チェックデジット無し)」として作成し印刷します。
7. 設定を適用したいスキャナで印刷したバーコードラベルを順番に読み取って複製します。
.A016$
設定複製
注意! 設定の複製で使用する文字列はすべて半角大文字である必要があります。 注意! ホスト機器上に出力された文字列と印刷するバーコードデータは必ず一致している必要があります。 注意! 出力された最初の行(.A017$)は編集しないでください。複製を行うためのエントリーコマンドで
す。
注意! バーコードの長さは、複数の文字列を連結または分割することによって調整できます。文字列は 4、
8、12、16、20(最大)文字のいずれかで連結または分割されている必要があります。
注意! 最後に表示されるドットは、最後の英数文字列の末尾へ含めて印刷してください。
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設定複製作業例

Bluetooth または USB ケーブルによってホストとスキャナが正常に接続され、ホストによるデータ受信が可 能な状態である必要があります。
1. 以下の設定を基となるスキャナで行います。
キーボードレイアウト(44 ページ) → 日本語(106 キー)
文字間遅延(43 ページ) → 100
ビープ音の音程(64 ページ) → ビープ音 低音
2. 設定複製バーコードを読み取ります。すべての設定パラメータが英数字に変換されてホスト機器に出力さ
れます。
3. 出力された英数字を「Code39(チェックデジット無し)」として作成し印刷します。
注意!
4. 設定を適用したいスキャナで印刷したバーコードラベルを順番に読み取って複製します。
上図の設定バーコードは例として掲載されています。このバーコードで設定を行わないでください。
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5.3. システム設定

工場出荷デフォルト

バージョン表示

設定の中止

設定値の初期化

スキャナの設定を初期化します。ペアリング情報の削除や通信の切断は行われません。
.A001$
バージョン表示
スキャナのバージョン情報をホストに表示します。このコマンドを使用する場合、スキャナとホストが正常に 接続されていて、ホストでテキスト入力可能なアプリケーションが実行されている必要があります。
.A007$
設定の中止
進行中の複数の手順が必要な設定を中止したい場合は、このバーコードを読み取ります。
.P023$
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5.4. インターフェース設定

通信インターフェース

スキャナは以下の 5 つの通信インターフェースをサポートしています。また、専用のバーコードを読み取るだ けで簡単に Bluetooth 通信を行うことができる「スキャンリンク」機能をサポートしています。スキャンリン 機能を使用するには別売りの専用ドングル(5500-900055G)が必要です。
※ 通信インターフェースを変更すると、Bluetooth のペアリング情報は削除されます。 ※
専用ドングル(5500-900055G)は、後日サポート予定です。
BT HID - スキャナは、Bluetooth HID キーボードをエミュレートします。各バーコードデータは、
あたかもキーボードで入力されたかのようにホストへ送信されます。
BT SPP - スキャナは、Bluetooth SPP デバイスをエミュレートします。各バーコードデータは、シ
リアル通信でホストへ送信されます。
バッチモード - オフラインでのデータ収集を目的としたモードです。読み取ったバーコードデータは、
常に内蔵メモリ内のテキストファイル(BARCODE.TXT)へ追記保存され、どこにも送信されません。 スキャナとホストを USB ケーブルで接続すると、スキャナは USB マスストレージデバイスとして認 識され、エクスプローラーなどから簡単にアクセスすることができます。
USB HID - スキャナは、USB キーボードをエミュレートします。各バーコードデータは、あたかも
キーボードで入力されたかのようにホストへ送信されます。このモードでは、スキャナとホストを USB ケーブルで常に接続しておく必要があります。
USB VCP- スキャナは、USB 仮想 COM デバイスをエミュレートします。各バーコードデータは、
シリアル通信でホストへ送信されます。USB 仮想 COM ドライバのインストールと、データを受信す るためのターミナルソフトウェアが必要です。このモードでは、スキャナとホストを USB ケーブルで 常に接続しておく必要があります。
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通信インターフェース(続き)
BT HID
USB HID
USB VCP
一時切断
初期値 = BT HID
.E043$
.C035$
バッチモード
.C006$
.E042$
BT SPP
.C008$
スキャナは 2 種類の Bluetooth 通信の切断方法をサポートしています。
通信切断 - 現在のホストとの通信を完全に終了し、ペアリング可能な状態に移行します。このバーコー
ドを読み取ると、たとえホストにペア情報が残っていても、再び Bluetooth 接続するためにはペアリ ング作業が必要になります。
一時切断 - 現在のホストとの通信を一時的に終了します。20 秒後自動的に再接続されます。Android
スマホなどと接続している場合、一時切断を行うことで画面キーボードを使用することができます。
.E031$
通信切断
.E046$
- 27 -

パスコードを入力する

パスコード入力開始
Bluetooth V2.1 以前の古い規格の Bluetooth モジュールを使用している場合に、パスコード(PIN コード、 パスキーなど)の入力を求められることがあります。その際に、スキャナでパスコードを入力する必要があり ます。以下の手順を参考に表示されたバスコードを入力してください。
1. パスコード入力開始を読み取ります。
.E032$
2. 下の数字バーコードを使用して、ホストに表示されているパスコードを 1 文字ずつ読み取って入力
します。
0
1 6
2 7
3 8
5
4 9
3. Enter を読み取ります。
4. パスコード入力終了を読み取ります。
$TX
Enter
.E033$
パスコード入力終了
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デバイス名の変更

標準デバイス名
デバイス名設定
Bluetooth でペアリングを行う際にホストへ表示される、スキャナのデバイス名を変更します。初期値は
Wireless Scanner」です。最大 16 文字の英数記号を使用することができます。複数のスキャナを同一環
境で使用する場合、スキャナに任意の名前を与えて管理することができます。
【設定手順】
1. 標準デバイス名を読み取ります。
.B022$
2. デバイス名設定を読み取ります。
.B023$
デバイス名設定
3. 希望のデバイス名を、フル ASCII テーブル135 ページ)内の大文字英字小文字英字数字
号バーコードを組み合わせて入力します。
4. デバイス名設定を読み取ります。
.B023$
5. 通信インターフェース26 ページ)の BT SPP を読み取ります。
6. 通信インターフェース26 ページ)の BT HID を読み取ります。
※ デバイス名を変更する前に、ホスト機器にスキャナを接続している場合は、通信切断(27 ページ)を読
取り、デバイスを削除してください。デバイス名を変更した後は、ホスト機器の再起動または Bluetooth アダプタの再起動を行なうことをお勧めします。
※ 手順 3 で、16 文字を超えた文字数を入力すると、エラー音としてビープ音が 3 回鳴ります。
※ デバイス名を標準の「Wireless Scanner」に戻すには、手順 2~4 をスキップし、手順 1 および 5、6 を
実行してください。
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BT SPP パスコード

BT SPP パスコード
通信インターフェース(26 ページ)が BT SPP の場合に使用される標準のパスコードは「1234」です。以
下の手順でこのパスコードを変更することができます。
1. BT SPP パスコードを読み取ります。
.B024$
BT SPP パスコード
2. 下の数字バーコードを使用して、希望のパスコードを最大 8 文字まで読み取って入力します。
0
1 6
2 7
3 8
5
4 9
3. BT SPP パスコードを読み取ります。
.B024$
4. 通信インターフェース(26 ページ)の BT HID を読み取ります。
5. 通信インターフェース26 ページ)の BT SPP を読み取ります。
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