TOSHIBA TLP1024F Technical data

東芝フォトインタラプタ 赤外 LED+フォト IC
TLP1024(F)
TLP1024(F)
鉛フリー対応製品 プリンタ、ファクシミリ 複写機、レーザビームプリンタ ○ VTR、ビデオディスク、コンパクト
ディスク
各種位置検出
TLP1024(F)は、GaAs 赤外 LED と高感度・高利得の Si フォト IC を組み合わせたデジタル出力のフォトイ
ンタラプタです。 フォトトランジスタ出力にくらべ、応答速度が速く、 高速の位置検出ができます。 また、出力電流が大きくシュミット回路が内蔵のため、 マイコンやロジック IC と直結できます。出力は、しゃ 光時にローレベルとなります。同一形状でプルアップ 抵抗付きの TLP1034(F)もあります。
1 点ねじ取り付けタイプ
溝幅 : 3mm
分解能 : スリット幅 0.5mm
デジタル出力(オープンコレクタ)
TTLLSTTLCMOS と直結ができます。
スレッショルド入力電流 : 4mA(最大) at Ta=25°C
動作電源電圧 : V
シュミットトリガ回路内蔵
応答速度が速い。 : t
受光側は可視光カットタイプ
最大定格
(Ta = 25°C)
=4.5~17V
CC
=3µs、t
pLH
=6µs(標準)
pHL
東 芝 1113M2
質量: 0.87 g (標準)
項目 記号 定格 単位
直流順電流 I
直流順電流低減率(Ta>25°C) IF / °C 0.33 mA / °C
直流逆電圧 V
電源電圧 VCC 17 V
出力電圧 VO 30 V
出力電流 IO 50 mA
出力許容損失 PO 250 mW
出力許容損失低減率(Ta>25°C) P
動作温度 T
保存温度 T
はんだ付け温度(5s) T
F
5 V
R
/ °C 3.33 mW / °C
O
25~85 °C
opr
40~100 °C
stg
sol
50 mA
260 °C
1
2004-02-12
TLP1024(F)
推奨動作条件
項目 記号 最小標準最大単位
LED 順電流 IF 14(*) 20 mA
電源電圧 VCC 4.5 5 17 V
出力電圧 VO 5 24 V
ローレベル出力電流 IOL 16 mA
動作温度 T
opr
(*): 14mA は、50%の LED 光出力変動を考慮した場合の値。スレッショルド入力電流は初期値で 7mA 以下。
電気・光学的特性
順電圧 VF IF=10mA, Ta=25°C 1.00 1.15 1.30 V
発光
逆電流 IR VR=5V, Ta=25°C 10 µA
ピーク発光波長 λP IF=15mA, Ta=25°C 940 nm
動作電源電圧 VCC 4.5 17 V
ローレベル供給電流 I
ハイレベル供給電流 I
ローレベル出力電圧 VOL
ハイレベル出力電流 IOH IF=15mA, VO=30V 15 µA
ピーク感度波長 λP Ta=25°C 900 nm
入力電流
伝達
ヒステリシス I
伝搬遅延時間(LH) t
伝搬遅延時間(HL) t
上昇時間 t
下降時間 t
(指定なき場合、Ta = 25~85°CV
項目 記号 測定条件 最小 標準 最大 単位
CCL
CCH
I
FLH
/ I
FHL
pLH
pHL
0.1
r
f
25 ― 85 °C
= 4.5~5.5V)
CC
IF=0 5.0
=0, VCC=17V 5.2
I
F
IE=15mA 3.0
=15mA, VCC=17V 3.2
I
F
IOL=16mA, IF=0
Ta=25°C
=16mA, IF=0
I
OL
=17V
V
CC
Ta=25°C 4 L H スレッショルド
FLH
3
6
=17V 7
V
CC
Ta=25°C 0.67
=5V, IF=15mA
V
CC
=280, Ta=25°C (注)
R
L
0.07 0.3
0.4
0.05
mA
mA
V
mA
µs
(注): スイッチング時間測定回路は、下記のとおりです。
定電圧回路
R
IF
アンプ
L
280
V
= 5V
V
CC
OUT
2
IF
t
V
OUT
pLH
tr t
50%
t
pHL
90%
10%
f
2004-02-12
VOH
1.5V
V
OL
現品表示
TLP1024(F)
形名略号
月別ロット表示
P1024
製造月
製造年 (西暦の下一桁を表示)
捺印色:
112 月を AL
アルファベットで表示
使用上の注意
リードフォーミングをするときは、はんだ付けの前に行ってください。
洗浄などで薬品を使用されるときは、はんだ付け面だけ行い、ケース本体の丸洗いは避けてください。
ケース本体材質はポリカーボネイトを使用しています。一般的には、酸やアルコール、脂肪族炭化水素には比較的安
定していますが、ベンゼン、トルエン、アセトンなどの石油薬品やアルカリ、芳香族炭酸水素、塩素化炭酸水素には クラック、膨潤、溶解します。下表を参考の上、実装環境には十分にご注意ください。
<一般的にポリカーボネイトに対して使用が好ましくない薬品>
現象 薬品例
物質低下は少ないが
A
着色するもの
クラック,クレーズ
B
膨潤を起こすもの
溶解するもの
C
( )は溶剤に使用
D 分解を起こすもの
・ 硝酸(低濃度),過酸化水素水(高濃度),塩素
・ 酢酸(70%以上) ・ ガソリン ・ メチルイソブチルケトン,酢酸エチル,酢酸ブチル ・ メタクリル酸メチル,エチルエーテル,MEK ・ アセトン,mアミノアルコール,四塩化炭素 ・ 二硫化炭素,トリクロルエチレン,クレゾール ・ 各種シンナー類,テレピン油 ・ トリエタノールアミン,TCP,TBP
・ 濃硫酸 ・ ベンゼン ・ スチレン,アクリロニトリル,酢酸ビニル ・ エチレンジアミン,ジエチレンジアミン ・ (クロロホルム,塩化メチレン,テトラクロルメタン ジオキサン,1,2−ジクロルエタン)
・ アンモニア水 ・ その他アルカリ類
内部回路安定化のため、電源投入後 100µs の間、出力が変化しますので、ご注意ください。
電源ライン安定化のため、デバイス近くの V
GND 間に、0.01µF 以上のバイパスコンデンサを付けて使用するこ
CC
とを推奨します。
ねじの締め付けトルク荷重は、0.59Nm 以下で行ってください。
スレッショルド入力電流は、赤外 LED への通電により、時間とともに増加変動する経時変化が起こります。スレッ
ショルド入力電流の経時変化量を十分考慮しながら回路設計してください。 スレッショルド入力電流の変動は、赤外 LED の光出力変動の逆数と 1: 1 の相関があります。
(t)
I
FHL
I
FHL
(0)
⎛ ⎜
=
P
1
(t)OP
⎟ ⎟
(0)
O
しゃ光板は、しゃ光性の優れた材質を選び使用してください。しゃ光性が劣る材質を使用した場合、LED 光がしゃ光
板を透過してしまい、誤作動することがあります。
3
2004-02-12
外形図
1113M2
TLP1024(F)
単位: mm
質量: 0.87 g (標準)
ピン接続図
1
アンプ
2
定電圧回路
1. アノード
2. カソード
3.
VCC
4.
OUT
5.
GND
3
4
5
4
2004-02-12
TLP1024(F)
– Ta
I
60
F
300
P
– Ta
O
50
40
(mA)
F
30
20
許容順電流 I
10
0
0 20 40 60 80 100
-20
周囲温度 T
I
100
50
30
(mA)
F
10
5
I
3
Ta=75°C
50 25
(°C)
a
– VF (標準値)
F
0
-25
250
200
(mW)
O
150
100
出力許容損失 P
50
0
-20
0 20 40 60 80 100
周囲温度 T
V
1
0.5
0.3
(°C )
a
– IOL (標準値)
OL
Ta =2 5° C
VCC =5V
IF =0
(V)
OL
0.1
0.05
0.03
0.01
1
0.8
0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4
V
(V)
F
ローレベル出力電圧 V
0.005
0.003
0.001
0.5
1 3 5 10 30 50 100
ローレベル出力電流 I
OL
(mA)
5
2004-02-12
TLP1024(F)
tpLH, tpHL – I
10
9
(標準値)
F
Ta =2 5° C
VCC =5V
RL =280
t
100
50
30
r, tf
– R
L
(標準値)
Ta =2 5° C
=5V
V
CC
IF =15mA
8
7
6
5
4
3
伝搬遅延時間 tpLH, tpHL (µs)
2
1
0
0
0 20 30 40 50 60 70 80
tpLH, tpHL
9
8
7
(µs )
6
tpHL
tpLH
IF (mA)
– RL (標準値)
tpHL
Ta =2 5° C
VCC =5V
I
=15mA
F
10
5
3
(µs)
f
t
r,
1
0.5
0.3
上昇,下降時間 t
0.1
0.05
0.03
0.01
0.1
0.30.51351030100
負荷抵抗 R
(kΩ)
L
tr
tf
5
4
3
伝搬時間 tpLH, tpHL
2
1
0
0.1
0.3 0.5 1 3 5 10 30 50 100
tpLH
負荷抵抗 R
(kΩ)
L
6
2004-02-12
検出位置特性(1) (標準値)
1.2
1.0
0.8
0.6
相対出力電圧
0.4
0.2
Ta=25°C VCC =5V
R
L
I
F
し ゃ 光 板
検出位置
d=0 ± 0.3mm
0
-0.2 0 0.1 0.2 0.3 0.4 -0.1 0.5
距 離 d (mm)
しゃ光板とデバイスの位置関係
=10k
=16mA
0
d
TLP1024(F)
6.6
7.0
検出位置特性(2) (標準値)
1.2
Ta=25°C VCC =5V
RL=10k
1.0
I
=16mA
F
+
しゃ光板
0.8
0.6
d
相対出力電圧
0.4
検出位置
+1.0
d = 7.2 -1.5mm
0.2
0
6.3
6.4 6.5 6.7 6.8 6.9
d (mm )
正常に動作させるために、しゃ光板とデバイスの位置関係は下図を遵守してください。 しゃ光板のスリット幅およびスリットピッチ寸法は、デバイスの検出位置特性とスイッチング時間を十分に考慮し、決定 してください。
しゃ光板
8.2min
A
A’
単位:mm
センサ中心
7.2
A – A’断面図
5.5max
7
2004-02-12
TLP1024(F)
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030519TAC
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2004-02-12
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