TOSHIBA TA58MS00F Technical data

東芝バイポーラ形リニア集積回路 シリコン モノリシック
TA58MS00F
500mA ON/OFF 機能付き可変出力レギュレータ
TA58MS00F は、ON/OFF 機能付き 500mA (最大) の小型表面実装型
特 長
出力 ON/OFF 制御端子付き (ハイアクティブ)
最大出力電流 : 500mA
可変出力電圧 : V
基準電圧精度 : V
低バイアス電流 : 2.2mA (標準) (@V
低スタンバイ電流(出力オフ時) : 1.0μA (最大)
保護機能 : 過電流保護 / 過熱保護 / 60 V ロードダンプ / 過電圧保護
外囲器 : New PW-Mold5pin (表面実装)
= 2.475 V 24V
OUT
± 3.0% (@Tj = 25°C)
REF
= 4.5 V ,I
IN
OUT
= 0 A)

端子接続図

HSIP5-P-1.27B
質量 : 0.36 g (標準)
TA58MS00F
現品表示面
1
IN EN 2 OUT
4
GND
5 3
ADJ
1
2009-09-30
TA58MS00F
p
p

現品表示

3
58MS00
製品名 (または略号)
F
1 3 5
42
ロット No.
1
1: ロット No.の下線は、製品ラベルに記載される表示を識別するものです。
[[G]]/RoHS COMPATIBLE or [[G]]/RoHS [[Pb]]
本製品の RoHS 適合性など、詳細につきましては製品個別に必ず弊社営業窓口までお問合せください。RoHS 指令と は、「電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限 (RoHS) に関する 2003 1 27 日付けの欧州議会および 欧州理事会の指令 (EU 指令 2002/95/EC)」のことです。
本製品に内蔵される保護機能は、短時間の過電流、過電圧、過熱など、一時的且つわずかな程度に過剰な負荷か
ら本製品を保護するための機能であり、いかなる場合でも本製品を保護するというものではありません。本製 品をお客様のシステムに使用する場合は、本製品への上記負荷を回避し且つ上記負荷が発生次第直ちに上記負 荷を解除するようお客様のシステムを設計してください。
端子説明
端子 No. 記号 説明
1 IN IC の入力端子。GND との間にコンデンサ CINを接続します。
2 EN
3 GND 接地端子。
4 OUT IC の出力端子。GND との間にコンデンサ C
5 ADJ
IC の出力トランジスタを ON/OFF させる端子。”Low”あるいはオープンで出力が OFF
し、”High”で出力が ON します。
を接続します。
OUT
出力電圧のフィードバック端子。V 続されています。
= 2.475 V (標準)に設定されたエラーアンプに接
REF

オーダー方法

TA58MS00F(TE16L1,Q New PW-Mold5pin : 表面実装タイプ テーピング (2000 pcs./リール)
製品名 外囲器 包装形態

ブロック図

IN OUT
EN
Over voltage rotection
ON/OFF
function
Over
temperature
rotection
Control
circuit
GND
Over current
protection
Reference
voltage
2.475 V (Typ.)
ADJ
2
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TA58MS00F
絶対最大定格
入力電圧
EN 端子電圧 VEN V
出力電流 I
動作接合部温度 T
接合部温度 T
保存温度 T
許容損失
(Ta = 25°C)
項目
Ta = 25°C 1
Tc = 25°C
記号 定格 標準
DC V
パルス V
IN (DC)
IN (Pulse)
500 mA
OUT
-40~150 °C
j opr
150 °C
j
55~150 °C
stg
PD
60 (τ=200ms, 1 回)
IN (DC)
29
V
10
V
W
2: 本製品の使用条件 (使用温度/電流/電圧等) が絶対最大定格/動作範囲以内での使用においても、高負荷 (高温お
よび大電流/高電圧印加、多大な温度変化等) で連続して使用される場合は、信頼性が著しく低下するおそれが あります。 弊社半導体信頼性ハンドブック (取り扱い上のご注意とお願いおよびディレーティングの考え方と方法) およ び個別信頼性情報 (信頼性試験レポート、推定故障率等) をご確認の上、適切な信頼性設計をお願いします。

熱抵抗特性

項 目 記号 最大 単位
接合部・外気間熱抵抗 R
接合部・ケース間熱抵抗 R
125 ℃/ W
th (j−a)
12.5 ℃/ W
th (j−c)

動作入力電圧範囲

項目
入力電圧 VIN 5.0 (注 3) 29 V
3: Tj= –40℃で IC が動作を開始する電圧です。ご使用するときは、VDを考慮した最適な入力電圧を印加して
ください。
記号 最小 標準 最大 単位

出力電圧範囲

項目
出力電圧 V
記号 最小 標準 最大 単位
2.475 24 V
OUT

保護機能 (参考値)

項目 記号 測定条件 最小 標準 最大 単位
過熱保護 TSD VIN = 14 V, I
ピーク出力電流
出力短絡電流 ISC
過 電 圧 保 護(注 4) V
VIN = 14 V, Tj = 25°C 1 A
I
PEAK
V
IN
= 25°C 29 45
OV
T
j
= 5 mA
OUT
= 14 V, Tj = 25°C
175 °C
0.1 A
V
4: 各種保護機能は、製品の動作を絶対最大定格以下に保証するものではありません。ご使用するときは、絶対最大
定格を超えない範囲でご使用ください。
5: 過電圧保護回路が動作しますと出力電圧はシャットダウンします。
3
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TA58MS00F
<
<
<
<
<
<
<
<
<
<
<
f<
<
<
電気的特性
特に指定のない場合は、
(
項目 記号 測定条件 最小 標準 最大 単位
TA58MS00F
V
EN
10V, V
=
OUT
2.5 V, C
=
IN
=
1.0 μF, C
OUT
=
10 μF, E SR
=
1Ω, T
j
=
25°C)
基準電圧 V
入力安定度 Reg・line
負荷安定度 Reg・load VIN = 14V, 5 mA
バイアス電流 IB
出力 OFF 時バイアス電流 I
起動時バイアス電流 I
出力雑音電圧 VNO
リップル圧縮度 R.R.
最小入出力間電圧差 VD
EN 端子電圧(ON) V
EN 端子電圧(OFF) V
EN 端子電流(ON) I
出力電圧温度係数 T
VIN = 14 V, V
REF
4.5 V = 10 mA
I
OUT
4.5 V = 0 A
I
OUT
4.5 V =500m A
I
OUT
4.5 V
B(OFF)
Bstart
2 V
EN(ON)
EN(OFF)
) VIN = 14 V, VEN = 5 V 125 175 μA
EN(ON
CVO
= 0.4 V
V
EN
VIN = 3.8 V, I
V
= 3.8 V, I
IN
V
= 14 V, I
IN
10 Hz
V
= 14 V, I
IN
f = 120 Hz
I
= 250mA 2
OUT
I
= 500mA 2
OUT
0.8 V
V
= 14 V, I
IN
-40°C
6: Tj = -40~25°C: ±0.385mV/°C ,
Tj = 25~105
°C: ±0.312mV/°C
V
IN
V
IN
V
IN
V
IN
T
j
= V
REF
26V,
26 V,
26 V,
26 V,
OUT
OUT
= 50 mA,
OUT
100 kHz
= 50 mA,
OUT
= 5 mA,
OUT
105°C
2.40 2.475 2.55 V
OUT
20 mV
I
500m A 30 mV
OUT
2.2 5.0
30 50
0.1 1.0 μA
= 0 A 1.75 4.5
= 500m A 28.9 55
37 μV
78 dB
(6) ⎯ mV/°C
mA
mA
rms
V
4
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TA58MS00F

電気的特性共通事項

各項目測定条件内のTj = 25°C とは、パルス試験を実施しチップの接合部温度上昇による特性値のドリフトを無視で きる状態での規定です。

標準回路例

<C
に電解コンデンサを使用した例>
OUT
CPU 負荷
CIN
1 μF
IN OUT
TA58MS00F
EN ADJ
GND
R1
R2
C
OUT
C
OUT
10 μF
<C
にセラミックコンデンサのみを使用した例>
OUT
CIN
1 μF
CPU 負荷
IN OUT
TA58MS00F
EN ADJ
GND
R1
R2
0.5
C 10 μF
ESR
1.5Ω
OUT
上記標準回路例を参考に、INGND 間、OUTGND 間には、出来るだけ端子の近傍にそれぞれコンデンサ (C
IN,COUT
)を接続してください。なお、出力の発振止め及び、負荷変動での出力安定性として使用する C
OUT
温環境下などで使用する場合、容量の低下や ESR の増大により出力が発振する場合もございます。このため、使用 環境や使用時間による容量や ESR の特性変動が小さいコンデンサのご使用をおすすめします。なお、セラミックコ ンデンサのように ESR が非常に低いコンデンサを単独で使用する場合、使用条件によっては発振する場合がござい ます。標準回路例の C
のように、セラミックコンデンサと電解コンデンサを並列に接続するか、ESR に相当す
OUT
る 0.5~1.5Ωの抵抗をセラミックコンデンサとシリーズに接続することで、発振マージンの改善が期待 できます。 ただし、コンデンサ容量や ESR、入力電圧、出力電流、温度などの外部条件によっては IC が発振する場合もあります ので、最終的にはお客様のご使用になるセットで実際に動作確認の上、コンデンサや抵抗を選定してください。

出力電圧設定方法

は、低
出力電圧は下式により設定します。抵抗値設定の際には、R2=5kΩを目安として R1 にて出力電圧を設定してくださ い。また、R1 および R2 は極力素子近傍に配置し、ADJ 端子へのパターンは最短となるようにレイアウトしてくだ さい。
R1
)
OUT
V=
REF
V + I
*
+1(×
R2
I
ADJ
ADJ
= 1.2μA
× R1

使用上の注意事項

EN 端子が Low の状態でも、入力電圧 (VIN) を急峻に印加した場合、負荷条件によっては出力電圧(V 瞬時的に
上昇する場合がありますので、ご注意ください。
低電圧
最低動作電圧より低い電圧で、本製品を使用しないでください。最低動作電圧より低い電圧では、本製品の保護 機能が正常に動作せず本製品が破壊する可能性があります。
5
)
OUT
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過電流保護
本製品の過電流保護回路は短時間且つわずかな程度に過剰な電流から一時的に本製品を保護するものであり、 どのような場合でも本製品を保護するわけではありません。過電流保護動作後は直ちに過電流状態を解除する ようお願いします。絶対最大定格を超えた場合など、ご使用方法や状況により、過電流保護回路が正常に動作し なかったり、動作する前に本製品が破壊したりすることがあります。
過熱保護
過熱保護回路は短時間且つわずかな程度に過剰な熱から一時的に本製品を保護するものであり、どのような場合 でも本製品を保護するわけではありません。過熱保護動作後は、速やかに過熱状態を解除するようお願いします。 絶対最大定格を超えて使用した場合など、ご使用法や状況により、過熱保護回路が正常に動作しなかったり、動作 する前に本製品が破壊したりすることがあります。
過電圧保護
過電圧保護回路は短時間且つわずかな程度に過剰な電圧から一時的に本製品を保護するものであり、どのような 場合でも本製品を保護するわけではありません。過電圧保護動作後は、速やかに過電圧状態を解除するようお願 いします。絶対最大定格を超えて使用した場合など、ご使用法や状況により、過電圧保護回路が正常に動作しな かったり、動作する前に本製品が破壊したりすることがあります。
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TA58MS00F

外形寸法図

HSIP5-P-1.27B Unit: mm
質量: 0.36 g (標準)
0.6±0.1
0.7max
0.5±0.1
6.5±0.2
5.2±0.2
0.7±0.1
0.8max
0.5±0.1
1.27
5.5±0.2
2.3±0.2
1.5±0.2
0.6max
9.5±0.3
1.1±0.2
1.5±0.2
0.6max
0.1±0.1
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TA58MS00F
製品取り扱い上のお願い
本資料に掲載されているハードウェア、ソフトウェアおよびシステム(以下、本製品という)に関する情 報等、本資料の掲載内容は、技術の進歩などにより予告なしに変更されることがあります。
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本製品は、一般的電子機器(コンピュータ、パーソナル機器、事務機器、計測機器、産業用ロボット、家 電機器など)または本資料に個別に記載されている用途に使用されることが意図されています。本製品は、 特別に高い品質・信頼性が要求され、またはその故障や誤作動が生命・身体に危害を及ぼす恐れ、膨大な 財産損害を引き起こす恐れ、もしくは社会に深刻な影響を及ぼす恐れのある機器(以下“特定用途”とい う)に使用されることは意図されていませんし、保証もされていません。特定用途には原子力関連機器、 航空・宇宙機器、医療機器、車載・輸送機器、列車・船舶機器、交通信号機器、燃焼・爆発制御機器、各 種安全関連機器、昇降機器、電力機器、金融関連機器などが含まれます。本資料に個別に記載されている 場合を除き、本製品を特定用途に使用しないでください。
本製品を分解、解析、リバースエンジニアリング、改造、改変、翻案、複製等しないでください。
本製品を、国内外の法令、規則及び命令により、製造、使用、販売を禁止されている製品に使用すること
はできません。
本資料に掲載してある技術情報は、製品の代表的動作・応用を説明するためのもので、その使用に際して 当社及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。
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