Tomei SR22KIT, SR22 User Manual

201205M11Y062
L
INSTALLATION MANUA
SR22KIT/SR22鍛造フルカウンタークランクシャフト
SR20DET RPS13/PS13/S14/S15
品番 PART NUMBER
コンロッド有り コンロッド無し コンロッドベアリング合わせ済みキット With Conrods Without Conrods With Conrod Bearings Kit
SR22KIT TURBO φ86.5 221030 221011 250005
(R)PS13/S14/S15
SR22KIT TURBO φ86.5 221033 250007
SR22KIT NA φ87.0 221048 221013 250011
φ87.0 221031 221009 250006
φ87.0 221034 250008
φ87.5 221049 221014 250012
SR22 CRANKSHAFT
121008
日本語 **************2p
English **************7p
●この取扱説明書を良く読んでからお使いください
●日産自動車の発行する整備要領書と併せてお使いください。
●取り付け後も大切に保管してください。
●販売店様で取り付けをされる場合は本書を必ずお客様へお渡しください
TOMEI 製品のお買い上げありがとうございます。 本品はクランクシャフトにストローク量を5mm延長した鍛造フルカウンターを採用し、 専用の鍛造ピストンと組み合わせることで排気量アップが可能となります。
● Please carefully read this manual prior to installation.
● Please also refer to the NISSAN Service Manual with this Manual.
● After the installation has been completed please keep this manual for future reference.
● If the install was done in a shop please make sure to give this manual to the owner.
Thank you for purchasing another quality TOMEI product. The engine displacement increase is made possible with the forged full counter crankshaft that has an extended 5mm stroke design. This kit also comes with our Forged Pistons.
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注 意
■本品は自動車競技専用です。サーキットや公道から閉鎖されたコース内に限って使用してください。
■自動車競技という特殊用途に用いる為、取り付けは特別の訓練を受けた整備士が、  設備の整った作業場で実施してください。
■取り付けの際は、適正な工具と保護具を使用しないとけがにつながり危険です。
■必ず日産自動車の発行する整備要領書の指示に従い脱着を行ってください。   また、SR22キットでは「ピストンキット取扱説明書」を併用してください。
■本品を装着する際に、各部品間の干渉を避けるため部品の加工が必要です。
■指定したエンジン以外への取り付けはできません。指定したエンジン以外に取り付けると各部が適合せず、   本品、およびエンジン本体を破損します。
■本品は高回転、高出力に対応する強度を十分確保していますが、本品、および他の部品に関わる負荷は、   エンジンの運転条件や各部品の組み付け、調整状態により変化します。   性能の追求については綿密な計画と、精度の高い組み付け調整を行ってください。
■エンジンオイル量、及びオイルの漏れ、にじみは運転前に必ず点検を行ってください。
■本品を装着する事によってエンジン出力が向上するため、駆動系、サスペンション、ブレーキの再設定が必要です。   本品にはそうした部品は付属していませんので車輌にあわせて準備・設定を行ってください。
装 着
SR22クランクシャフトは、ストローク量の延長により運動部の回転半径がSTD品よりも大きくなる事より、
装着にあたってはコンロッドの逃げ加工として、各部の追加加工が必要になります。
エンジン静止状態(組み付け時)でのクリアランスを1mm~1.5mm確保するよう、各部の加工を実施してください。
※基本的な組み立て及び、調整は「ピストンキット取扱説明書」及び日産自動車の発行する  整備要領書を使用してください。
【主な加工箇所】
②エンジンブロックオイルライン部
4カ所
No.1シリンダー下部 オルタネーターブラケット取付部裏側
①コンロッド小端部
③シリンダー下部8カ所
⑦バッフルプレートNo.1
折り返し上側4カ所
④コンロッドボルト8本
⑥メインベアリングビームEX側4カ所
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①コンロッド小端部
(2)
【ターボ用・NA用 (ノーマルコンロッド使用時)】
小端部の先端((1)の部分)がピストンと干渉します。
リューターなどで加工 を実施してください。
・ノーマルコンロッドを使用する場合は必ず実施。 また、使用するコンロッドの状態を確認し、必要に応じて実施。
・加工部位はオイル受けとなる部分の為、 必要以上に削り取らないよう、十分な注意が必要。
(1)
・TOMEI H断面コンロッドの場合は実施不要。
(2)
【ターボ用(ノーマルコンロッド使用時)】
(2) の部位をリューターなどで加工を実施してください。
・ターボ用にノーマルコンロッドを装着する場合は必ず実施。 また、使用するコンロッドの状態を確認し、必要に応じて実施。
・NAへの使用、及びTOMEI H 断面コンロッドの場合は実施不要。
②エンジンブロックオイルライン部
ノーマルコンロッドを使用する際は、装着するブロックによってコンロッドに干渉する物があります。 クリアランスを1mm~1.5mm確保できるよう下図4カ所をフライス、リューター等で逃げ加工を実施してください。 (この部位はメインギャラリーの為、削りすぎには十分注意が必要です。)
・ノーマルコンロッドを使用する場合は必ずクリアランスの確認が必要。 また、使用するコンロッドの形状によってクリアランスが確保できない場合は同様の加工を実施。
・TOMEI H断面コンロッドの場合は実施不要。
・削りすぎないように注意が必要(削りすぎの場合、オイルラインへ貫通の恐れあり) 
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③シリンダー下部(8カ所)
⑤ No.1シリンダー下部 (オルタネーターブラケット取り付け部裏側)
ブロックにシリンダーライナーの打ち換えを施している場合は 左図箇所がコンロッドに干渉する場合があります。 1mm~1.5mmのクリアランスが確保できない場合は フライスや、リューター等で逃げ加工を実施してください。
④コンロッドボルト(8本)
ノーマルコンロッドを使用する場合は対応品への交換が必要になります。 また、使用するコンロッドにノーマルコンロッド同様の干渉を確認した場合も同様に対応品と交換して下さい。
・TOMEI H断面コンロッドの場合は実施不要。
【主な加工箇所】
TOMEI H断面コンロッドを装着する場合、使用するブロックによって上記部分が干渉する物があります。 使用するブロックとのクリアランスが1mm以下の場合は左図箇所の逃げ加工をリューター等で実施してください。
・ノーマルコンロッドを使用する場合は実施不要。 ・使用するコンロッドによっては同様のクリアランスを確認し、必要に応じて加工を実施。
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