Tomei M8280 User Manual

1JZ-GTE M8280タービンキット
TOMEI 製品のお買い上げありがとうございます
ARMS 1JZ-GTE M8280 TURBINE KIT
2011年11月 M17Y940
INSTALLATION MANUAL
品番 (PART NUMBER)
適合 (APPLICATION)
●この取扱説明書を良く読んでからお使いください。
●トヨタ自動車の発行する整備要領書と併せてお使いください。
●販売店様で取り付けをされる場合は本書を必ずお客様へお渡しください。
ARMSシリーズタービンは、数十種類に及ぶタービンホイールの組み合わせをベンチ上や実走行等でテスト を繰り返し、開発テーマであるレスポンス、フラットなトルク特性、ピークパワーをどれも犠牲にしない 組み合わせを探求し完成した究極のポン付けターボです。 強化アクチュエーターを採用することで、高過給時においても安定した過給圧が得られます。 さらにガスケット類など取り付けに必要な部品をセットにし、面倒な純正部品調達の手間を省きました。
● Installation of the product is to be carried out after the instructions here are carefully read.
● For further reference, compare this manual with the official TOYOTA Motors service manual.
● After installation, keep this copy for future reference.
● Be sure to give a copy of this instruction manual to the customer.
173025
JZX100 / JZX110 / JZX110W / JZZ30 Late Model / JZS171 / JZS171W
Thank you for purchasing another quality TOMEI product.
The ultimate bolt on ARMS turbo series. After extensive testing of dozens of various combinations on the engine bench Dyno, we have finally found the best possible combination for an all round responsive, torqueful performance turbo without compromising street drivability. These are the key design points of our ARMS series turbo chargers. With a stronger actuator our turbine will perform better at higher boost levels that is required to maintain stable boost levels at higher RPM. Our kits comes complete with all gaskets, piping and fittings that is required for the upgrade.
1
1
注 意
■ 本書ではターボユニット脱着についてのみ記載しています。その他関連部品の分解・組み立てや、   冷却水注入などの方法はトヨタ自動車が発行する整備要領書を参照してください。
■ 本製品は自動車競技という特殊用途に用いるため、サーキットや公道から閉鎖された   コース内に限って使用してください。
■ 本製品を装着する事によってエンジン出力が向上するため、サスペンションやブレーキ   およびコントロールユニットなど、周辺装置においての再設定が必要になります。   本製品にはそうした部品は付属していませんので、車両にあわせて設定を行ってください。  
■ 本製品は指定したエンジンおよび車種以外には取り付けができません。   指定以外の取り付けは各部が適合しないため本製品およびエンジン本体を破損します。
■ 本製品の取り付けにはターボユニットの取り外しと取り付けだけではなく、   エアパイプや遮熱板の脱着および冷却水の抜き取り作業なども伴います。   事前に十分検討し工具などの準備や工程の確認を行ってください。
■ 本製品の取り付けは特別な訓練を受けた整備士が、設備の整った作業場で実施してください。
■ 取り付けの際は、適切な工具と保護具を使用しないとけがにつながる恐れがあります。
■ 作業はエンジンが冷えている状態で行ってください。   エンジンが熱い状態で作業を行うと火傷の恐れがあり危険です。
■ 部品の脱着の際には無理に力を加えないでください。部品を破損する恐れがあります。
■ 各ボルトはトルクレンチを用いて、指定されたトルクで締め付けてください。   トルクを守らないとボルトが緩んだり、破損する恐れがあります。
■ 組み付け終了後と運行前点検時に冷却水の量と接続部からの漏れの点検を必ず行ってください。   冷却水が少ない状態や漏れのある状態での走行は絶対にやめてください。   水温が異常に上がり、エンジンを破損します。
■ タービンの状態を確認するために、ブーストメーターを取り付け、併用してください。
作業に必要な工具類 取り付けには下記が必要です。
・エンジン整備用工具一式 ・トルクレンチ ・整備要領書
2
2
33
部品構成
9
耐熱ホ
L 1000mm
1
部位 ①ターボチャージャーユニット
②ウォーターアウトレット
③ウォーターインレット
④オイルインレット
⑤オイルリターン
⑥ショートパーツ 1
⑦その他
品名
ウォーターラインアウトレット
1
銅ワッシャー
2
エルボー
3
メッシュホース
4
ウォーターラインアウトレット
5 1 Φ11=AN4
バンジョーボルト
1
銅ワッシャー
2
バンジョー
3
メッシュホース
4
ウォーターラインインレット
バンジョーボルト
1
銅ワッシャー
2
バンジョー
3 4 メッシュホース L=490mm
エルボー
5 6
オイルラインインレット リターンパイプ
1
リターンホース
2 3ボルト 4ガスケット
コンプレッサーINガスケット 1 コンプレッサーINガスケット 2 1 Φ65
2
コンプレッサーOUTガスケット 1
3
エキゾーストINガスケット
4 5 エキゾーストOUTガスケット 6アウトレット側スタッドボルト 7 エキゾーストINスタッドボルト 8 コンプレッサーINスタッドボルト
9 耐熱ホース 10 コンプレッサーINアダプター 11 ウォーターパイプスタッドボルト
12 ナット M10-P1.25
1
ステッカー
2エンブレム
アダプター
アダプター
数量
1 1
M14-P1.5=AN4 Φ14.2-Φ20
1 1 1
L=250mm
1
M14-P1.5
2
Φ14.2-Φ20
1
L=300mm
1
15
Φ11=AN4
M12-P1.25
1 3
Φ12.3-Φ18 L=50mm
1 1 1
M12-P1.25=AN4
1 1 1 2 1
Φ60
1
Φ47 1 1
L=35mm M10-P1.25
6 4 L=40mm M10-P1.25
L=45mm M8-P1.25
2 1
L=1000mm 1
L=33mm M8-P1.25
1 6 2 1
備考
4
4
②-1 ②-2 / ③-2 ②-3
②-4 / ③-4 / ④-4 ②-5 / ③-5
③-1 ③-3 ④-1 ④-2
④-3 ④-5 ④-6 ⑤-1 ⑤-2
⑤-3 ⑤-4 ⑥-1 ⑥-2 ⑥-3
⑥-4 ⑥-5 ⑥-6 ⑥-8
⑥-7 ⑥-11
⑥-9 ⑥-10 ⑥-12 ⑦-1
⑦-2
5
1.ノーマルタービンの取り外し
バッテリーのマイナス端子を取り外し、周辺装置およびノーマルタービンを整備要領書を参照し取り外してください。 なお、その際下図において×で記した箇所においては再使用を行わない。
エキゾーストマニホールド ヒートインシュレーター (遮熱板)
エキゾーストマニホールド
ターボチャージャー
×
×
×
×
エアチューブNo.2 W/エアホース
2.付属品の取り付け
2-1 エンジン側
2-1-1 エンジンブロックにオイルラインインレット(部品番号④-6)を銅ワッシャ―
(部品番号④-2)をはさみ取り付ける。 【締付トルク:T=31.4N・m (3.2kgm)】
×
エアクリーナーホース
エアチューブNo.1
再使用する部品は 取り外し時に破損させない ように注意してください。
6
6
2-1-2 ターボチャージャーを取り付け位置にあてがい、アクチュエーターとウォーターインレットパイプ
取付スタッドとのクリアランスを確認する。十分なクリアランスが確保できない場合は、 付属のスタッドボルト(部品番号⑥-11)に交換する。
交換前
交換後
2-2 ターボチャージャー側
ターボチャージャー、エキゾーストマニホールド等の熱対策が必要な個所は付属の耐熱ホース (部品番号⑥-9)を用いて、遮熱を行ってください。
2-2-1 ウォーターアウトレットホース/オイルインレットホース/オイルリターンパイプの取付け
オイルインレットホー
オイルインレットホース ・銅ワッシャ―(部品番号④-2
・銅ワッシャ―(部品番号④-2) ・バンジョー(部品番号④-3) ・バンジョーボルト(部品番号④-1) ・メッシュホース(部品番号④-4) ・エルボー(部品番号④-5)
本書2-1-1でエンジン ブロックに取付け済み
ウォーターアウトレットホース ・銅ワッシャ―(部品番号②-2) ・ウォーターラインアウトレット(部品番号②-1) ・エルボー(部品番号②-3) ・メッシュホース(部品番号②-4) ・ウォーターラインアウトレットアダプター(部品番号②-5)
オイルリターン ・ガスケット(部品番号⑤-4) ・リターンパイプ(部品番号⑤-1) ・ボルト(部品番号⑤-3)
【締付トルク:T=9N・m (0.9kgm)
付属のオイルリターンホース(部品番号⑤-2)は 車種により長さを切断して調整してください。
7
7
2-2-2 ウォーターインレットホースの取付け
ウォーターインレットホース ・銅ワッシャ―(部品番号③-2) ・バンジョー(部品番号③-3) ・バンジョーボルト(部品番号③-1) ・メッシュホース(部品番号③-4) ・ウォーターラインインレットアダプター(部品番号③-5)
2-2-3 スタッドボルトの取付け
エキゾーストハウジングのアウトレット側5箇所と ターボステー1箇所に(部品番号⑥-6)の スタッドボルトを取付ける。
スタッドボルトの
スタッドボルトの
向きに注意
向きに注意
※短い方がタービン側。 ※取り付けにはダブルナットを
使用してください。
※ナットを取り外す時、ボルトが
動かないよう注意する。
エキゾーストハウジングのエキゾースト マニホールド側4箇所に(部品番号⑥-7)の スタッドボルトを取付ける。
コンプレッサーハウジングのインレット側 2箇所に(部品番号⑥-8)の スタッドボルトを取付ける。
8
8
2-3 各部の締付トルク
ターボチャージャーステー
エキゾーストマニホールドヒートインシュレーター
エキゾーストマニホールド
ヒートインシュレーターNo.2
O2センサー
ガスケット
ガスケット
(部品番号⑥-5)
T=62(6.3)
T=19(1.95)
ガスケット
(部品番号⑥-3)
エアクリーナーホース
T=44(4.5)
ガスケット
(部品番号⑥-4)
エアチューブNo.2
Wエアホース
T=62.5(6.4)
ターボ
チャージャー
エキゾースト マニホールド
ガスケット
T=43(4.4)
T=19(1.95)
ターボチャージャーステー
ターボウォーターホースNo.1
ターボウォーターホースNo.2
エアチューブNo.1
ガスケット
(部品番号⑥-2)
コンプレッサーINアダプター
(部品番号⑥-10)
ガスケット
(部品番号⑥-1)
T=43(4.4)
コンバータ-ブラケット
T=44(4.5)
サポートブラケット
ガスケット
ガスケット
フロントエキゾーストパイプ
T=62(6.3)
締付トルク【N・m (kgm)】
9
9
3.エンジンへの取付け
注意
■ ホースをエンジン本体に取り付ける際は、ネジを破損する原因となりますので、バンジョーボルト類を 無理に締め付けないでください。ネジを破損した場合は、エンジンを車両から取り外さないと修正 できません。
3-1 アウトレットパイプの取付け
ターボチャージャーにアウトレットパイプを取り付けます。
3-2 ターボチャージャーの取付け
① ターボチャージャー側のオイルリターンチューブと
エンジンブロック側チューブにリターンホースを 差し、つなげた状態にする。
② エキゾーストマニホールドをシリンダーヘッドに
取付ける。
③ ターボチャージャーを持ち上げ、エキゾースト
マニホールドにナットで固定する。
④ オイルリターンパイプとホースを純正クランプで
とめる。車種によりホースが長い車種があります。 その際は適宜切断して使用してください。
⑤ オイル、水の各ホースを固定する。
⑥ ターボステーを固定する。
ウォーターラインは純正の ホースに接続する。
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