Tomei FORGED CONROD BOLTS User Manual

強化コンロッドボルト
L
y
201207M19Y181
INSTALLATION MANUA
STRENGTHENED CONROD BOLTS
品番 (PART NUMBER)
適合 (APPLICATION)
4G63(EVO1-9)
日本語 **************2p
English **************4p
●この取扱説明書を良く読んでからお使いください
●各自動車メーカーの発行する整備要領書と併せてお使いください
●取り付け後も大切に保管してください
●販売店様で取り付けをされる場合は本書を必ずお客様へお渡しください
TOMEI エンジンチューニングによるエンジン回転や燃焼圧力の上昇でコンロッドボルトの負荷は著しく上がります。
また、ロングストローク化したチューニングエンジンはピストンスピードが上昇し、 さらに過酷な負荷条件がかかります。 強化コンロッドボルトはクロモリ8740を使用して、ヘッド部に鍛造製法、ねじ部は熱処理後、 転造する特殊製法を採用しました。ノーマルコンロッドを用いたチューニングエンジンの信頼性の向上や、 一般のエンジンオーバーホールなど幅広く使用できる強化品です。
● Please carefully read this manual prior to installation.
● Please also refer to the MITSUBISHI Service Manual with this Manual.
● After the installation has been completed please keep this manual for future reference.
● If the install was done in a shop please make sure to give this manual to the owner.
Thank Load forces increase substantially on the connecting rod bolts when tuned engines are producing more power, at high engine speeds. With the increase in piston speed, the engine will experience severe load conditions. These reinforced connecting rod bolts are forged from 8740 chromoly. The threaded portion has received specialized surface treatment as well. This product is designed to increase the strength and reliability of the stock connecting rods.
品のお買い上げありがとうございます。
ou for purchasing another quality TOMEI product.
1
1
注 意
しまい、残りわずか10~20%が軸方向の力に
■本品は自動車競技専用です。サーキットや公道から閉鎖されたコース内に限って使用してください。
■一般公道で使用すると車両本来の安全性が失われ危険です。また、法律で罰せられます。
■自動車競技という特殊用途に用いる為、取り付けは特別の訓練を受けた整備士が、  設備の整った作業場で実施してください。
■取り付けの際は、適正な工具と保護具を使用しないとけがにつながり危険です。
■必ず各自動車メーカーの発行する整備要領書の指示に従い脱着を行ってください。
■指定したエンジン以外への取り付けはできません。指定したエンジン以外に取り付けると各部が適合せず、   本品、およびエンジン本体を破損します。
■本品は高回転、高出力に対応する強度を十分確保していますが、本品、および他の部品に関わる負荷は、   エンジンの運転条件や各部品の組み付け、調整状態により変化します。   性能の追求については綿密な計画と、精度の高い組み付け調整を行ってください。
■作業はエンジンが冷えている状態で行ってください。エンジンが熱い状態で作業を行うとやけどの恐れがあります。
■部品の脱着の際には無理に力を加えないでください。部品を破損する恐れがあります。
■各ボルトはトルクレンチを用いて、指定されたトルクで締め付けてください。トルクを守らないとボルトが緩んだり  破損する恐れがあります。
■締め付け角度で指示がある箇所はアングルゲージを用いて厳密に計測してください。   トルク法への置き換えは絶対に行うことはできません。トルク法を用いると設計値の締め付け軸力が   正確に行えないため、不具合が発生しエンジン本体の破損につながります。
[座面の摩擦の差による軸力の変化]
トルク法では、ねじに与えられたトルクの
μ=0.08 μ=0.12
μ=0.08 μ=0.12
【締め付け軸力不足による影響】 ・メタルの当たり不良によるエンジン焼き付き ・メタルクリアランス過大による異音  ・締め付け軸力のさらなる低下、緩み、エンジン破損
[メタルの当たり不良によるエンジン焼] ・メタルの当たり不良によるエンジン焼き付き ・メタルのクリアランス不足によるエンジン焼き付き
μ=0.20
μ=0.20
μ=0.30
μ=0.40
8090%がねじ面と座面の摩擦で失われて
変換されています。ねじ面と座面の摩擦損失は 各接触面の表面荒さや潤滑状態の影響を 受けている為、精度の高い締め付けトルクを 与えても摩擦損失でバラつきが発生してしまい トルクが信用できないものになってしまうのです。 高精度の締め付けが必要な箇所で 角度締めによる管理を行うのはこのためです。
摩擦係数
0.08 (小) 0.40 (大)
・表面粗さ小さい ・表面粗さ小さい ・潤滑良い ・潤滑悪い
2
2
コンロッドボルトの入れ換え
(2) ナットとコンロッドキャップに合いマークを付ける
コンロッドボルトの入れ替えは、プラスチックハンマーを用いて
図の向きになるようにボルトを入れる。
コンロッドの締め付け
注 意
■角度レンチを必ず使用してください。
■かじりを防ぎ、適正な締め付けトルクで締めるため、ナットの座面および、   ねじ部には耐熱潤滑剤を塗布する。
【4G63】
(1) 1.5±0.1kgmで締め付ける。
(3) 70°で角度締めをする。
(4) 0kgmまで完全に緩める。
(5) 1.5±0.1kgmで締め付ける。
(6) 70°で角度締めをする。
3
3
Loading...
+ 5 hidden pages