目次
概要....................................................... 2
インテリアの概要...........................................................................2
エクステリアの概要.......................................................................3
開ける、閉める...................................4
ドア................................................................................................... 4
ウィンドウ.......................................................................................8
リアトランク...................................................................................9
フロントトランク.......................................................................... 11
グローブボックス......................................................................... 13
サンルーフ..................................................................................... 14
カップホルダー..............................................................................15
座席と安全拘束具.............................16
フロントおよびリア シート........................................................16
シートベルト..................................................................................18
チャイルドシート......................................................................... 21
ビルトイン チャイルドシート...................................................27
エアバッグ.................................................................................... 30
運転.................................................... 34
ドライバーのプロフィール........................................................34
ステアリングホイール................................................................ 35
ミラー.............................................................................................37
始動と停止.....................................................................................38
ギア.................................................................................................39
計器パネル....................................................................................40
ライト............................................................................................ 44
ワイパーとウォッシャー............................................................48
車線逸脱警報................................................................................ 49
アクティブボンネット................................................................50
パーキングアシスト..................................................................... 51
走行情報.........................................................................................53
航続距離を最大限に伸ばす........................................................54
ブレーキ.........................................................................................55
トラクションコントロール........................................................ 57
クルーズ コントロール...............................................................58
ヒル スタート アシスト..............................................................59
リア ビュー カメラ..................................................................... 60
充電中.................................................83
電気車両コンポーネント............................................................83
バッテリーに関する情報............................................................85
Model S の充電........................................................................... 86
保守....................................................90
メンテナンス スケジュール...................................................... 90
タイヤの手入れと保守.................................................................91
タイヤの応急修理........................................................................96
クリーニング.............................................................................. 100
ワイパー ブレードとウォッシャー液ノズル........................ 103
フルード リザーバ..................................................................... 105
ヒューズ.......................................................................................108
ジャッキ アップと引き上げ...................................................... 114
部品とアクセサリー....................................................................115
仕様....................................................116
識別ラベル....................................................................................116
車両総重量.................................................................................... 117
寸法および重量............................................................................119
サブシステム................................................................................ 121
ホイールとタイヤ.......................................................................124
ロードサイドアシスタンス.......... 128
ロードサイドアシスタンスへのご連絡.................................. 128
ロードサービスご利用の注意.................................................. 129
消費者情報........................................131
この「所有者情報」について....................................................131
免責事項....................................................................................... 133
問題の報告...................................................................................134
適合宣言....................................................................................... 135
タッチスクリーンの使用.................61
タッチスクリーンの概要.............................................................61
コントロール................................................................................ 63
設定.................................................................................................65
温度調整.........................................................................................68
スマート エア サスペンション...................................................71
メディアとオーディオ................................................................ 73
電話.................................................................................................76
カレンダー.....................................................................................78
セキュリティ設定........................................................................ 79
Wi-Fi への接続............................................................................80
ソフトウェア アップデート........................................................81
モバイル アプリ........................................................................... 82
インテリアの概要
1.
インテリアドア (6 ページの「内部ドアハン
ドルの使用」)
2.
クルーズコントロール (58 ページの「クルー
ズ コントロール」)
3.
ハイビーム (46 ページの「ヘッドライトのハ
イビーム」)、ウィンカー (47 ページの「ウィ
ンカー」)、ワイパー、ウォッシャー (48 ペー
ジの「ワイパーとウォッシャー 」)
4.
ステアリング ホイール ボタン - 左 (35 ペー
ジの「ハンドルの左ボタンを使用する 」)
5.
計器パネル (40 ページの「計器パネルについ
て」)
6.
ステアリング ホイール ボタン - 右 (36 ペー
ジの「ハンドルの右ボタンを使用する 」)
7.
ギア セレクター (39 ページの「 ギアシフト 」 )
8.
タッチスクリーン (61 ページの「タッチスク
リーンの概要」)
9.
ギア セレクター (13 ページの「グローブボッ
クス」)
2
10.
パワー ウィンドウ スイッチ (8 ページの
「ウィンドウを開ける、閉じる 」)
11.
サイド ミラー調整スイッチ (37 ページの「ミ
ラー」)
12.
シート (16 ページの「フロントおよびリア シ
ート」)
13.
ステアリング コラム アジャスター (35 ペー
ジの「ステアリングホイール 」)
14.
ホーン (36 ページの「 ホーン 」 )
15.
ブレーキ (55 ページの「 ブレーキ 」 )
16.
ハザード ランプ (47 ページの「ハザードラン
プの点滅」)
17.
キャビン環境コントロール (68 ページの「温
度調整」)
18.
カップ ホルダー (15 ページの「カップホルダ
ー」)
注: 右ハンドル (RHD) 車では、上記のパーツが車両
右側に左右対称になるように配置されています。
Model S オーナーズ マニュアル
エクステリアの概要
概要
1.
エクステリア ライト (44 ページの「 ライト 」 )
2.
ドア ハンドル (5 ページの「外部ドアハンド
ルを使用する」)
3.
サンルーフ (14 ページの「 サンルーフ 」 )
4.
充電ポート (86 ページの「 Model S の充電 」 )
5.
外部ミラー (37 ページの「 ミラー 」 )
6.
フロント トランク (11 ページの「フロントト
ランク」)
7.
ホイールおよびタイヤ (124 ページの「ホイー
ルとタイヤ」)
8.
リア ビュー カメラ (60 ページの「リア ビュ
ー カメラ」)
9.
リア トランク/ リフトゲート (9 ページの
「リアトランク 」)
10.
パーキング センサー (51 ページの「パーキン
グアシスト」)
3
ドア
キーレスロックとロック解除
Model S はキーの存在を認識するセンサーを搭載
しています。センサーの作動範囲はおよそ 1 メート
ルです。
テックパッケージのオプションが付いている場合
は、キーを携帯して Model S に近づくだけでドアの
ロックが自動的に解除されます。同様に、キーを携
帯して Model S に近づき、トランクの外装ハンドル
の下にあるスイッチを押すとトランクが開きます。
ドアハンドルを押すと、ドアハンドルがせり出しま
す。「ドアハンドル自動せり出し」の設定がオンの場
合 、ドアハンドルは自動的にせり出します(5 ペ
ージの「外部ドアハンドルを使用する 」を参照)。
タッチスクリーンで、車両から離れたときの自動ロ
ックの設定を ON にすると、キーを携帯したまま車
両から離れた際にドアが自動的にロックされます
(6 ページの「降車後オートロック 」を参照 )。
警告: 植込み型ペースメーカーを使用している
方は、キーレスシステムのアンテナからの電波
による機器への影響を避けるために、少なくと
もアンテナから 22cm 離れるようにしてくだ
さい。アンテナは以下の場所に設置されてい
ます。
1.
リアバンパーの中央。
2.
リアシートの下。
3.
センターコンソール。
4.
ダッシュボードの左端。
5.
ダッシュボードの右端。
6.
左側(助手席)フロントガラスのワイパー
根元(右ハンドル車のみ)。
7.
右側(助手席)フロントガラスのワイパー
根元(左ハンドル車のみ)。
8.
フロントトランクの中央。
キーを使用する
キーのご使用に慣れるために、キーを Model S のミ
ニチュア版と見なしてください(Tesla のエンブレ
ムのある側がフロントです)。キーには他のエリア
と比べて触ると柔らかい 3 つのボタンがあります。
1.
トランク
•
ダブルクリックしてリアトランクを開けま
す。
•
Model S にパワーリフトゲートが搭載さ
れている場合、ダブルクリックしてリアト
ランクを閉めます。シングルクリックをす
ることで、作動中のリフトゲートを停止す
ることもできます。シングルクリックし
て、動いているリフトゲートを止めること
もできます。
2.
すべてをロック /アンロックする
•
ダブルクリックしてドアとリアトランクの
ロックを解除します。ハザードランプが 2
回点滅し、ドアハンドルがせり出します。
•
シングルクリックしてドアとトランクをロ
ックします (すべてのドアとトランクを閉
めておく必要があります)。ハザードラン
プが 1 回点滅し、ドアハンドルが引っ込み
ます。
3.
フロントトランク (「フランク」とも呼ばれる)
•
ダブルクリックしてフロントトランクを開
けます。
この場合、キーが Model S に向いている必要はあり
ませんが、キーの作動範囲内である必要があります
(作動範囲はキーのバッテリーの強さによって異な
ります)。Model S がキーを検出できない場合は、キ
ーが車内にないことを示すメッセージがタッチスク
リーンに表示されます。Model S がキーを最も検
出しやすい位置である 12V 電源ソケットの下にキ
ーを置きます (38 ページの「キー非検出時 」を参
照)。
4
Model S オーナーズ マニュアル
ドア
周波数の近い無線機器がキーに影響を与える場合が
あります。その場合は、キーを他の電子機器 (携帯
電話、ノートパソコンなど) から 30 cm 以上離して
ください。キーが動作しない場合は、バッテリーの
交換が必要となる場合があります。バッテリーが放
電した場合は、以下に示すアンロックの手順に従っ
て Model S のドアを開けることができます。
(6 ページの「キーが動作しないときのアンロッ
ク」を参照してください。)
注意: 運転する際は、必ずキーを携帯してくだ
さい。キーを携帯していない場合でも運転す
ることはできますが、その場合は Model S の
電源を一度切ると、再度 ON にすることができ
ません。
注意: キーを衝撃、高温、液体による損傷から
保護してください。キーが溶剤、ワックス、研
磨洗浄剤に触れないようにしてください。
キーのバッテリー交換
キーのバッテリーの寿命は約 1 年です。バッテリー
残量が低下すると、計器パネルにメッセージが表示
されます。以下の手順に従ってバッテリーを交換し
ます。
1.
キーのボタン側を下にして、やわらかい平らな
面にキーを置きます。
5.
バッテリーの向きを合わせて、バッテリーがキ
ーにカチリとはまるまでキーを上から押さえつ
けます。
追加のキーを入手する
キーを紛失した場合または追加のキーが必要な場合
は、Tesla にご連絡ください。Model S は 3 個まで
のキーを認識できます。
Model S 用の新しいキーを注文するときは、利用で
きるすべてのキーのプログラミングをやり直しま
す。
外部ドアハンドルを使用する
Model S が有効なキーを認識している場合は、ドア
ハンドルを軽く押すとハンドルがせり出します。
Model S にテックパッケージのオプションが付い
ている場合は、キーを携帯して運転席側に近づくと
自動的にドアハンドルがせり出すように設定するこ
とができます。タッチスクリーン上で、「コントロー
ル」 > 「設定」 > 「車両」 > 「ドアハンドル自動せ
り出し」 > 「On 」にタッチします。
2.
小型の鋭利な道具を使用してバッテリーのフタ
を開けます。
3.
キーの中央に向かってバッテリーを押して、前
方の固定クリップからバッテリーを外し、取り
出します。
4.
プラス (+)面を上にして新しいバッテリー
(CR2032) を挿入します。バッテリーを挿入す
る前に、バッテリーの表面を指で触れないよう
にして、表面を拭き取ります。指紋が付くとバ
ッテリーの寿命が短くなることがあります。
開ける、閉める
ハンドルに手を入れてハンドルを手前に引くとドア
が開きます。
ドアハンドルがせり出してから 1 分以内にハンドル
を使用しない場合、ハンドルが引っ込みます。ハン
ドルを押せば再びせり出します。最後のドアが閉ま
ってから 1 分後、Model S が動き始めた際、および
ロックした際にドアハンドルが引っ込みます。
注: バッテリーを長持ちさせるため、Model S は以
下の場合にオート プレゼント ドアハンドル機能が
一時的に無効になるように設計されています。
•
キーが 48 時間以上、作動範囲外にある場合。
•
すべてのドアが閉まった後、キーが作動範囲内
に5分間とどまった場合。
上記の場合は、運転席側のドアハンドルに触れるか、
キーのロック解除ボタンを押すことでハンドルがせ
り出します。オートプレゼント機能の設定をリセッ
トする必要はありません。上記の条件が該当しない
場合は、次回 Model S に近づくとハンドルが自動的
にせり出します。
5
ドア
ドアが開いていると、計器パネルに「ド
アが開いています」インジケーターが表
示されます。タッチスクリーンの「コン
トロール」ウィンドウでも、開いている
ドアやトランクが表示されます。
内部ドアハンドルの使用
内部ドアハンドルを手前に引いてドアを開けます。
注: お子さまが内部ドアハンドルを使用してリアド
アを開けるのを防ぐには、タッチスクリーンで 「コ
ントロール」 > 「設定」 > 「車両」 > 「チャイルド
ロック」 の順にタッチしてチャイルド ロックをかけ
ます (6 ページの「チャイルドロック 」 を参照)。
内部ロックとアンロック
Model S の車内に有効なキーがある場合、タッチス
クリーンで車内からドアとトランクをロック/ アン
ロックすることができます。「コントロール」 > 「ロ
ック/ アンロック」の順にタッチします。現在のロッ
クステータスが計器パネルの左下に表示されます。
注: Model S をロックする際にドアまたはトランク
がまだ開いている場合は、ドアまたはトランクが閉
じた際にロックされます。
走行時オートロック
Model S は、走行速度が時速 8 km を超えた際に、
トランクを含むすべてのドアを自動的にロックする
ことができます。この機能を ON または OFF にす
るには「コントロール」 > 「設定」 > 「車両」 >
「走行時オートロック」の順にタッチします。
降車後オートロック
Model S にテックパッケージのオプションが付い
ている場合は、キーを携帯したまま車から離れると
ドアとトランクが自動的にロックされます。
この機能を ON または OFF にするには、「コントロ
ール」 > 「設定」 > 「車両」 > 「降車後オートロッ
ク」の順にタッチします。
注: もしすべてのドアを閉めた状態で、キーをダブル
クリックして Model S のロックを解除すると、「降
車後オートロック」機能は、次に Model S の電源を
入れるまで (例えばブレーキ ペダルを押してドライ
ブにギアを入れる場合など)、または次回キーを使っ
て Model S をロックするまで一時的に保留されま
す。この機能を利用すると、ガレージ内で Model S
のロックを解除しておくことが可能です。
キーが動作しないときのアンロック
Model S に近づいたり、キーのアンロックボタンを
押したりしても ロックが解除されない場合は、キー
のバッテリーが切れている可能性があります。その
場合でも、アンロックし、Model S を運転すること
ができます。
Model S をアンロックする (セキュリティ アラー
ムを無効にする) には、まず図に示すように、運転
席側のフロントガラス ワイパーの根元付近にキー
を置きます。次に、助手席側のドアハンドルを押し
ます。キーを正しい位置に置くことが重要です。
Model S のロックが解除されない場合は、キーの位
置を調整してください。
チャイルドロック
お子さまが内部ハンドルを使用してリアドアおよび
リフトゲートを開けるのを防ぐために、Model S は
リアドアとリフトゲートにチャイルドロックを備え
ています。タッチスクリーンを使用してチャイルド
ロックを ON または OFF にするには、「コントロー
ル」 > 「設定」 > 「車両」 > 「チャイルド ロック」
の順にタッチします。
注: 後部座席にお子さまを乗せている場合は、チャイ
ルドロックを ON にすることをお勧めします。
6
Model S を運転するには、 12V 電源ソケットの真下
にあるセンター コンソールにキーを置き、ブレーキ
ペダルを踏んだまま Model S の電源をオンにしま
す。
注: 上記の方法で Model S のロックを解除すると、
降車後オートロック機能は無効になります。この場
Model S オーナーズ マニュアル
合、キーのバッテリーを交換した後、降車後オート
ロック機能を手動で再び有効にする必要がありま
す。
キーのバッテリーを交換する方法については、5 ペ
ージの「キーのバッテリー交換 」を参照してくださ
い。
電源が切れた状態で内部からドアを開く
Model S の電源が切れている場合は、内部のドアハ
ンドルを使用して通常どおりにフロントドアを開け
ることができます。リアドアを開けるには、後部座
席の下のカーペットの端をまくり、機械式解除ケー
ブルを見つけ、中央に引きます。
ドア
開ける、閉める
7
ウィンドウ
ウィンドウを開ける、閉じる
ウィンドウスイッチを押して、ウィンドウを一番下
まで下げます。スイッチの操作には 2 段階ありま
す。ウィンドウを途中まで下げるには、スイッチを
押したまま希望の位置まで下がったらスイッチを離
します。
同様に、スイッチを引いてウィンドウを一番上まで
上げます。この際も、スイッチの操作には 2 段階あ
ります。スイッチを引いて希望の位置まで上がった
らスイッチを離します。
警告: パワーウィンドウを閉める前に、すべて
の乗員、特にお子さまの身体の一部がウィンド
ウの外に出ていないことを確認してください。
確認を怠ると、大けがにつながる可能性があり
ます。
警告: Model S から降車する際は、キーを必ず
携帯してください。Model S の車内にキーを
放置しておくと、すべてのドア、ウィンドウお
よびコントロールが操作可能な状態になり、
Model S の危険な使用、無許可での使用や意図
しない使用につながる可能性があります。
リアウィンドウをロックする
乗員がリアウィンドウのスイッチを使用するのを制
限するには、リアウィンドウロック スイッチを押し
ます。スイッチのランプが点灯します。リアウィン
ドウのロックを解除するには、もう一度スイッチを
押します。
警告: 安全確保のため、後部座席にお子さまが
乗っている場合は、リアウィンドウをロックす
ることをお勧めします。
警告: Model S の車内にお子さまを付き添いな
しで放置しないでください。
8
Model S オーナーズ マニュアル
リアトランク
開く
リアトランクは以下のいずれかの操作で開きます。
•
タッチスクリーンで、 「コントロール」 > 「ト
ランク」 の順にタッチします。
•
キーのトランクボタンをダブルクリックしま
す。
•
トランクハンドルの下側のスイッチを押します
(テックパッケージのオプションが付いていな
い場合は、まず先に Model S をアンロックする
必要があります)。
リフトゲートが開いているときは、計器
パネルに「ドアが開いています」のイン
ジケーター が表示されます。タッチスク
リーンの「コントロール」ウィンドウで
もトランクの状態が表示されます。
閉める
トランクを閉めるには、リフトゲートを引いてから
完全に閉まるように強く押します。
Model S テックパッケージのオプションが付いて
いる場合は、以下の操作でトランクを閉めることが
できます。
•
キーのトランクボタンをダブルクリックしま
す。
•
タッチスクリーンで、「コントロール」 > 「ト
ランク」の順にタッチします。
•
リフトゲート下方のスイッチを押します (9
ページの「開いたときの高さを調整する 」を参
照)。
通電したリフトゲートが閉じている途中に障害物を
検出すると、自動的に開く動作に切り替わり、チャ
イムが 2 回なります。障害物を取り除き、もう一度
閉じる操作を行ってください。それでも閉じない場
合は、一時的に通電動作を無効にします。手動で閉
じてから、再度通電動作を有効にしてください。
注: 通電したリフトゲートを 1 時間以上開けたまま
の状態にした場合にも、パワークローズ機能は一時
的に無効になります。
開いたときの高さを調整する
パワーリフトゲート搭載の Model S では、リフトゲ
ートを開いたときの高さを、お好みの高さに調整す
ることができます。
1.
リフトゲートを開き、お好みの高さまで下げま
す。
動作中のリフトゲートを停止するには、キーのトラ
ンクボタンをシングルクリックします。さらに、ト
ランクボタンをダブルクリックすると、動作が逆方
向に再開されます (停止時にほぼ全開の状態または
閉じた状態をのぞく)。例えば、リフトゲートを開け
ている途中にシングルクリックで動作を停止する
と、次にダブルクリックするとリフトゲートの閉じ
る動作が開始します。
万一 Model S が通電していないなど、極めて稀な状
況下でトランクを開くには、 10 ページの「電気
がない状態で開ける」を参照してください。
開ける、閉める
2.
リフトゲート下方のボタンを 2 秒間押したまま
にして、確認のビープ音が聞こえるのを待ちま
す。
3.
リフトゲートを閉めてもう一度開き、開いたと
きの高さがお好みの高さであることを確認しま
す。
9
リアトランク
内側からトランクを開く
Model S の内側からトランクを開くには、リアトラ
ンクの内側にある解除スイッチを押し、リフトゲー
トを押し上げます。
Model S にオプションのテックパッケージが付属
している場合は、リフトゲートを押し上げる必要は
ありません。リフトゲートは、解除スイッチを押す
と開き、引くと閉じます。
注: チャイルドロックが ON のとき (6 ページの「チ
ャイルドロック」を参照)、または Model S が動い
ているときは、解除スイッチは無効になります。
電気がない状態で開ける
Model S が通電していない場合は、内側からリアト
ランクを開くことができます。リフトゲート内側の
インテリアライト横にある機械式解除ケーブルを利
用します。
1.
カバーの下側を手前に強く引き、カバーを外し
ます。
2.
ケーブルを引っ張り、ラッチを外します。
3.
リフトゲートを押して開きます。
10
Model S オーナーズ マニュアル
フロントトランク
開く
フロントトランクを開ける方法:
•
タッチスクリーンで 「コントロール」 > 「フロ
ントトランク」 の順にタッチするか、キーのフ
ロントトランクボタンをダブル クリックしま
す。
•
ボンネットを引き上げます。
フロントトランクが開くと、計器パネル
にドアオープンインジケーターが表示さ
れます。タッチスクリーンの「コントロ
ール」ウィンドウにもトランクが開いて
いる状態が表示されます。
Model S が通電していない等の極めて稀な状況で
フロントトランクを開ける方法は、12 ページの「電
気が切れた状態で開ける」を参照してください。
閉める
Model S のボディは軽量アルミニウム製です。し
たがって、ボンネットは自重でラッチがかかるほど
の重量はありません。ボンネット フロント端部ま
たは中央を無理に押すと損傷することがあります。
フロントトランクを閉める方法:
•
ボンネットを下げてラッチに触れるようにしま
す。
•
両手をボンネットのフロント部分 (図示の箇所)
に置き、しっかりと押し下げてラッチにはまる
ようにします。
•
ボンネットのフロント端部を持ち上げてしっか
りと閉まっていることを確認します。
注意: 損傷を防止する方法:
•
上の図に示す緑色の領域以外には力を加
えないでください。赤色の領域に無理な
力を加えると、損傷することがあります。
•
ボンネットは片手で閉めないでください。
片手で閉めると力が一個所に集中し、凹み
や波打ちの原因となります。
•
ボンネットの先端に圧力をかけないでく
ださい。ボンネット端部の波打ちの原因
となります。
•
ボンネットを強く閉めたり、落としたりし
ないでください。
警告: セカンダリーキャッチだけでフードを固
定した状態で車両を運転しないでください。
開ける、閉める
11
フロントトランク
内部緊急解除
フロントトランク内の内部解除ボタンを使用する
と、トランク内部に閉じ込められた人が脱出できる
ようになります。この解除ボタンは Model S が停
止状態であればいつでも有効です。
内部解除ボタンを押して、フロントトランクを開け
て、ボンネットを押し上げます。
注: このボタンは外光に短時間当たった後、数時間光
ります。
電気が切れた状態で開ける
Model S の電気が切れた状態、またはタッチスクリ
ーンまたはキーでトランクを開けられない場合は、
グローブボックスの下側にある機械式解除レバーを
引いてください (最近のモデルには装備されていま
せん)。これでプライマリーキャッチが解除されま
す。
次に、セカンダリーキャッチレバーを押し下げて、
ボンネットを持ち上げます。セカンダリーキャッチ
に対して掛かる力を解除するには、ボンネットを少
し押し下げる必要がある場合もあります。
12
Model S オーナーズ マニュアル
開ける、閉める
グローブボックスを開けるには、タッチスクリーン
の横にあるスイッチを押します。グローブボックス
を 5 分間以上開けたままにしておくと、グローブボ
ックスのライトが自動的に消灯します。
注: キーまたは降車後オートロック機能で Model S
を外部からロックすると、グローブボックスもロッ
クされます。Model S をタッチスクリーンでロッ
クしたときは、グローブボックスはロックされませ
ん。
警告: 走行時はグローブボックスを閉め、衝突
発生時や急停車時に乗員が負傷しないように
してください。
グローブボックス
開ける、閉める
13
サンルーフ
開ける、閉める
Model S にサンルーフが装備されている場合、操作
するには、タッチスクリーンで 「コントロール」 >
「サンルーフ」 の順にタッチします。サンルーフ ス
ライダー バーをドラッグするか、サンルーフの画像
にタッチしてそれをドラッグします。サンルーフが
選択された位置まで移動します。
「開く」 にタッチすると、サンルーフが最適な位置
(風の音を最小限に抑える 75% 開)まで開きます。
あるいは、スライダー バーをインデント位置までド
ラッグしてサンルーフを最適な位置まで動かしま
す。サンルーフを最適な位置に設定していても、風
の音がうるさい場合(運転速度によります)、窓を少
しだけ開くようにします。
サンルーフを完全に開くには 「開く」 に 2 回タッ
チします。
サンルーフを完全に閉じるには 「閉じる」 にタッチ
します。
サンルーフの安全機能が障害物を検出すると、サン
ルーフは閉まりません。障害物を取り除いてもまだ
閉まらない場合は、 「閉じる」 にタッチしたままサ
ンルーフのアンチトラップ機構を無効にしてくださ
い。
サンルーフを少し開くときは 「チルト」 にタッチし
ます。
サンルーフの開閉中にお好みの位置で止めるには、
サンルーフの画像にタッチします。
: 同乗者がサンルーフから身体の一部を出
警告
さないよう注意してください。走行中に飛ん
でくる障害物により大けがをする可能性があ
ります。
警告: サンルーフを閉めるときは、同乗者、特
にお子さまがサンルーフの開口部から手など
を出していないことを必ず確認してください。
確認を怠ると、大けがにつながる可能性があり
ます。
注意: 雪や氷が積もっているときは、それを取
り除いてからサンルーフを開いてください。
雪や氷が積もったサンルーフをそのまま開く
と損傷発生の可能性があります。
注意: サンルーフを突き破るようなものは持ち
込まないでください。そのようなものを持ち
込むと、サンルーフのシール/ アンチトラップ
機構が破損する可能性があります。
14
Model S オーナーズ マニュアル
開ける、閉める
カップ ホルダーを出すにはアームレストを後ろに
スライドします。
カップホルダー
開ける、閉める
15
フロントおよびリア シート
正しい運転位置
シート、ヘッドレスト、シートベルト、エアバッグ
はそれぞれ連動しており、乗員の安全性を最大限に
確保するようになっています。これらの機能を正し
く使用することで、保護性能を向上させることがで
きます。
シート位置を正しく設定すると、フロントエアバッ
グからできるだけ離れた位置でシートベルトを正し
く装着することができます。
1.
上体を起こし両足をフロアに着けた状態で着座
し、シートのリクライニングが 30° を超えない
ようにします。
2.
ペダルに足が十分に届き、ハンドルを握ったと
き腕が少し曲がることを確認します。胸がエア
バッグカバーの中央から 25 cm 以上離れるよ
うにしてください。
3.
シートベルトの肩ベルトが乗員の首と肩の間を
通るようにします。シートベルトの腰ベルトが
腹回りに通らず腰回りに密着するように装着し
ます。
Model S のシートにはヘッドサポートが組み込ま
れていますが、これは調整や取り外しはできません。
運転席シートの調整
1.
ランバー サポートを調整する。
2.
バックレストを調整する。
3.
シートを前後に移動させる。
4.
シートの高さと傾きを調整する。
: 運転中にシートの調整をしないでくださ
警告
い。事故につながる恐れがあります。
警告: 走行中にリクライニングしたシートに座
っていると、衝突時に乗員が腰ベルトの下に潜
り込んだりシートベルトに巻き込まれたりし
て重傷を負う危険があります。車両走行時は
必ず、シートのリクライニングを 30° 未満にし
てください。
16
Model S オーナーズ マニュアル
フロントおよびリア シート
リアシートの折りたたみ
Model S の分割式リアシートは前方へ折りたたむ
ことができます。
折りたたむ前に、シートやリアシートの足下部分か
ら物を取り除いてください。リアシートバックを完
全に平らにするには、フロントシートを前方へ移動
させる必要がある場合もあります。
リアシートを折りたたむには、折りたたみ用のレバ
ーを押し、シートを前方へ倒します。
リアシートの引き上げ
リアシートを引き上げる前に、シートベルトがバッ
クレストの裏側に引っかかっていないことを確認し
ます。
シートバックを上方へ引き、所定の位置にロックさ
せます。
シートバックを前方へ引き、直立位置でロックされ
ていることを確認します。
警告: シートバックが必ず、直立位置でロック
されているようにしてください。これを怠る
と事故の危険が増します。
ヘッドレスト
シートにはヘッドサポートが組み込まれています
が、これは調整や取り外しはできません。
シートカバー
Model S ではシートカバーを使用しないでくださ
い。事故発生時にサイド エアバッグの展開が制限
される可能性があります。また、乗員感知システム
の精度が低下する可能性もあります。
座席と安全拘束具
17
シートベルト
シートベルトの着用
シートベルトとチャイルドシートは、衝突の発生時
に乗員を保護する最も効果的な手段です。したがっ
て、シートベルトの着用はほとんどの地域で義務づ
けられています。
運転席と助手席の両方に、3 点慣性リールシートベ
ルトが装備されています。慣性リールベルトは、通
常の運転状況で乗員が快適に移動できるよう自動的
に張力がかかるようになっています。チャイルドシ
ートを固定するために、すべての座席の着座位置に
ALR (自動ロック式巻き取り装置)が取り付けられ
ています。シートベルトを必要以上の長さに引っ張
ると、ALR が作動してベルトがロックされます。バ
ックルが外されないかぎりベルトはロックされたま
まです (24 ページの「シートベルト保持式チャイ
ルドシートを取り付ける」参照)。
シートベルトリールは、Model S が急加速、ブレー
キング、コーナリング、または衝突の衝撃に伴う力
を受けると、乗員の移動を防止するために自動的に
ロックします。
計器パネル上のシートベルト リマインダ
ーは、座席にいる乗員がシートベルトを
着用していない場合に、警告します。シ
ートベルトが着用されないままの状態で
いると、リマインダーが点滅し断続的な
チャイム音を鳴らします。すべての乗員
がシートベルトを着用したにもかかわら
ずリマインダーがオンのままの場合は、
シートベルトが正しく着用されているこ
とを確認するために再度着用し直しま
す。また乗員がいない座席から重い物
(書類かばんなど) を移動してください。
リマインダーランプが引き続き点灯して
いる場合は、Tesla に連絡してください。
3.
ラッチプレートをバックルの中にカチッという
音がするまで差込みます。
4.
安全に固定されたことを確認するため、ベルト
を引きます。
5.
ベルトの対角線部分をリールに向かって引き、
余分な弛みを取り除きます。
シートベルトを着用するには
シートベルトが速く巻き込まれすぎないようにする
ために、バックル近くのベルトを持ち、バックルの
ボタンを押します。そうすることで、ベルトが自動
的に巻き込まれます。ベルトが完全に巻き込む際に
邪魔になるような障害物がないことを確認し、ベル
トが完全に巻き込まれるようにします。シートベル
トが完全に巻き込まれない場合は、Tesla に連絡し
てください。
妊娠中の女性がシートベルトを着用する
とき
腰ベルトは、腹部のふくらみを避け腰骨のもっとも
低い位置にくるように調整します。肩ベルトは胸の
中央を通るようにします。詳しくは医師の指示に従
ってください。
シートベルトを着用するには
1.
座席の正しい位置を確認します。
2.
ベルトをスムーズに引き出して、ベルトが骨盤、
胸、鎖骨の中間点の上、首と肩の間に平らに位
置するようにします。
18
警告: 事故が発生した場合の衝撃を和らげるた
め、乗員とシートベルトの間に絶対に物を入れ
ないでください。
Model S オーナーズ マニュアル
シートベルト
シートベルトプリテンショナー
前席シートベルトには、前方向からの激しい衝突の
際にエアバッグと連動して作動するプリテンショナ
ーが装備されています。プリテンショナーはシート
ベルトアンカーとシートベルトウェビングを巻き込
み、腰ベルトと肩ベルトの弛みを減らし、乗員の前
方への移動を減少させます。
プリテンショナーとエアバッグが衝突時に作動しな
かった場合、故障ではなくこれらの作動条件を満た
すほどの強い衝撃が存在しなかったこと意味しま
す。
警告: シートベルトプリテンショナーは一度し
か作動しません。一度作動したら、交換する必
要があります。事故の後、エアバッグ、シート
ベルトプリテンショナー、すべての関連コンポ
ーネントを確認し、必要に応じて交換します。
シートベルトのテスト
シートベルトが正しく作動することを確認するた
め、各シートベルトで 3 つの簡単な点検を行ってく
ださい。
1.
シートベルトを着用している状態で、バックル
に最も近いウェビングを素早く引きます。バッ
クルはしっかりとロックされたままでなければ
なりません。
2.
ベルトを外した状態で、ウェビングを限界まで
引き出します。引き出し操作がスムーズに行え
ることを確認し、ウェビングに摩耗がないか確
認します。ウェビングを引き込ませて、引き込
みがスムーズで完全であることを確認します。
3.
ウェビングを半分引き出した状態で、タング プ
レートを持ち、前方に素早く引きます。シート
ベルトが自動的にロックし、それ以上引き出せ
なくなったことを確認します。
シートベルトがこれらのテストのいずれかに合格し
ない場合、Tesla にただちに連絡してください。
シートベルトに関する警告
警告: シートベルトは、短距離の運転であって
も、すべての乗員が必ず着用しなければなりま
せん。着用しない場合は、事故が発生した場合
に負傷や死亡事故につながる危険性が増大し
ます。
警告: 小さなお子さまは適切なチャイルドシー
トに固定してください。取り付ける際は、必ず
チャイルドシート製造元の取扱説明書の指示
に従ってください。
警告: すべてのシートベルトが正しく着用され
ていることを確認してください。シートベル
トを正しく着用しないと、事故が発生した場合
に負傷や死亡事故につながる危険性が増大し
ます。
警告: ペン、鍵、眼鏡など硬くて先端が尖った
物、壊れやすい物を入れた衣服の上からシート
ベルトを着用しないでください。
警告: ストラップがねじれた状態でシートベル
トを着用するのは避けてください。
警告: シートベルトは乗員 1 人につき 1 本使用
します。お子さまを膝の上に乗せたまま、シー
トベルトを着用するのは危険です。
警告: 事故で摩耗したシートベルトは、シート
ベルトへの目に見える損傷がない場合でも、必
ず Tesla に検査または交換を依頼してくださ
い。
警告: シートベルトに摩耗の兆候 (擦り切れな
ど) がある、もしくは何らかの切り込みまたは
損傷がある場合は、必ず Tesla に交換を依頼し
てください。
座席と安全拘束具
19
シートベルト
警告: シートベルトを化学物質、液体、埃、ゴ
ミ、または洗浄液等で汚さないようにしてくだ
さい。シートベルトが巻き込まない、またはバ
ックルで固定できない場合は、ただちに交換す
る必要があります。Tesla に連絡してくださ
い。
警告: シートベルトの弛みを除去することを妨
げる、またはシートベルトが弛みを調整するこ
とを妨げるような部品の追加や改造はしない
でください。ベルトが弛むと、乗員保護の効果
が大幅に減少します。
警告: シートベルトの操作を妨げる、または操
作に影響を与えるような改造はしないでくだ
さい。
警告: シートベルトは、未使用時に完全に巻き
込まれ、弛みのない状態である必要がありま
す。シートベルトが完全に巻き込まれない場
合は、Tesla に連絡してください。
20
Model S オーナーズ マニュアル
チャイルドシート
お子さまを乗せるときのガイドライン
お子さまを乗せる際は、年齢、体重、身長に合ったチャイルドシートで身体を固定する必要があります。助手
席ヘッドエアバッグが ON になっているときは、お子さまを乳幼児用または小児用チャイルドシートで助手席
に乗車させないでください。助手席フロントエアバッグが作動しないようにする方法については、32 ページ
の「助手席ヘッドエアバッグを OFF にする 」を参照してください。チャイルドシートを使用する際は、チャ
イルドシートの取扱説明書に確実に従ってください。
警告: 前方にある「作動可能状態のエアバッグ」によって保護されている座席上で後ろ向きチャイルドシ
ートを使用するのは絶対に避けてください。お子さまが重傷を負ったり死亡事故につながる危険性があ
ります。サンバイザーの両側に貼付されている以下のラベルを見てください。
Model S に搭載されている Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシート(オプション)は、身長・体
重が一定範囲内のお子さま向けに設計されています(27 ページの「ビルトイン チャイルドシート 」を参照)。
座席と安全拘束具
21
チャイルドシート
チャイルドシートを選ぶ
シートベルト保持式のチャイルドシートおよび ISOFIX チャイルドシートの種類はお子さまの体重に合わせ
て選ぶ必要があります。次の表をガイドラインとして参照してください。
シートベルト保持式チャイルドシート
質量グループ 助手席 後部窓際席 後部中央席
グループ 0 10 kg 以下
グループ 0 + 13 kg 以下
グループ 1 9 ~18 kg
グループ II 15 ~25 kg
グループ III 22 ~36 kg
U:汎用後ろ向きチャイルドシート
UF:汎用前向きチャイルドシート
L:推奨するチャイルドシート - Maxi-Cosi Cabrio/Cabriofix E4 04443517 または Takata Mini E4
04443717
X:シート位置がこの質量グループのお子さまには不適切です。
* シートは最後部かつ最も低い位置に配置しなければなりません。
** シートは最後部かつ最も高い位置に配置しなければなりません。
注記 :補助シートは必ずシートベルトで取り付けてください( ISOFIX は使用しないでください)。
X U U
L* U U
UF**
UF**
UF**
U、 UF U、 UF
U、 UF U、 UF
U、 UF U、 UF
22
Model S オーナーズ マニュアル
ISOFIX* チャイルドシート
チャイルドシート
質量グループ サイズ等級 固定具
グループ 0 10 kg 以下
グループ 0 + 13 kg 以下
グループ 1 9 ~18 kg
E R1 IL
E R1 IL
D R2 IL
C R3 IL
D R2 IL
C R3 IL
B F2
B1 F2x
A F3
位置
A、 C
A、 C
A、 C
IUF、 IL
IUF、 IL
IUF、 IL
B
B
B、 D
B、 D
B、 D
IL:準汎用チャイルドシート(支持脚付きの後ろ向きまたは前向きシート)に最適
IUF:汎用チャイルドシート(テザー付き前向きシート)に最適
後部窓際 ISOFIX
A
推奨 :Takata Mini E4 04443717
B
推奨 :Takata Midi E4 04444204
C
推奨 :Maxi-cosi Cabriofix/Easyfix E4 04443517
D
推奨 :Maxi-cosi Pearl/familyfix E4 043908
*ISOFIX - 乗用車内にチャイルドシートを取り付ける方法の国際標準規格
注: お子さまとチャイルドシートを合わせた重量が 29kg を超える場合、Tesla はシートベルトとトップテザ
ーストラップでチャイルドシートを取り付けることを推奨します。安全なうえ、シートベルト警告灯が確実に
消灯するという利点があります。チャイルドシート取り付けの際は必ずシートベルトの取扱説明書の指示に
従ってください。
座席と安全拘束具
23
チャイルドシート
より大きなお子さまを乗せるとき
お子さまの体格が大きくてチャイルドシート内に収
まらない、しかし標準的なシートベルトで固定する
には小さすぎるという場合は、年齢・体格に合った
補助シートを使用してください。シートベルトで補
助シートを固定する際は、メーカーの取扱説明書の
指示に必ず従ってください。ISOFIX システム付き
の補助シートの場合でも、ISOFIX システムを使用し
て補助シートを固定することは避けてください。
チャイルドシートを取り付ける
チャイルドシートを取り付ける一般的な方法は次の
2 通りがあります。
•
シートベルトで取り付ける - 車両に備え付けの
シートベルトでチャイルドシートを固定します
(24 ページの「シートベルト保持式チャイル
ドシートを取り付ける」を参照)。
•
ISOFIX で取り付ける - 後部座席に組み込まれ
たアンカーバーにチャイルドシートを取り付け
ることができます(24 ページの「ISOFIX 対応
チャイルドシートを取り付ける」を参照)。
チャイルドシートの取扱説明書および 21 ページの
「チャイルドシート 」の表を参照して、取り付け方法
を判断してください。チャイルドシートによっては
どちらの方法でも取り付けられます。取り付けに際
しては必ずチャイルドシートメーカーの取扱説明書
の指示に従ってください。
シートベルト保持式チャイルドシートを
取り付ける
最初に、お子さまの体重がチャイルドシートの許容
範囲内であることを確認します。
お子さまに厚い生地の服を着せるのは避けて、お子
さまとチャイルドシートの間には何も置かないでく
ださい。
お子さまに合わせて毎回ハーネスを調整します。
チャイルドシートを固定するために、すべての座席
の着座位置に ALR (自動ロック式巻き取り装置)が
取り付けられています。シートベルトを必要以上の
長さに引っ張ると、ALR が作動してベルトがロック
されます。バックルが外されウェビングが巻き込ま
れないかぎりベルトはロックされたままです。ALR
機構はラチェットの働きをします。シートベルトの
弛みを取り、ベルトが完全に巻き戻されるまでベル
トがそれ以上延びるのを防ぎます。チャイルドシー
トを取り付ける際は、ウェビングが完全に伸びきる
までシートベルトを引っ張って ALR を作動させて
ください。ALR システムは、シートベルトが伸びき
った状態の際に作動します。
注: シートベルトのバックルが外されベルトが完全
に巻き込まれると、ALR のエンゲージが外れます。
これでベルトは通常のシートベルトとして使えるよ
24
うになり、内外に自由にスライドして緊急時のみロ
ックします。チャイルドシートを取り付ける際は、
ALR のエンゲージが外れた状態でシートベルトを
限界まで伸ばして ALR をエンゲージします。
チャイルドシートを取り付ける際は、必ずチャイル
ドシートメーカーの詳細指示に従ってください。以
下に一般的なガイドラインを示します。
1.
チャイルドシートを Model S の中に置き、シー
トベルトを限界まで伸ばします。チャイルドシ
ートメーカーの指示に従ってシートベルトを通
し、バックルで固定します。
2.
シートベルトを巻き込み、チャイルドシートを
Model S の座席にしっかり押し込みながらシ
ートベルトの弛みを完全に取り除きます。
3.
シートベルト保持式のチャイルドシートにトッ
プテザーが付いている場合は、トップテザーを
チャイルドシートの背部に取り付けます(25
ページの「トップテザーストラップを取り付け
る」を参照)。
ISOFIX 対応チャイルドシートを取り付
ける
ISOFIX 対応チャイルドシートを取り付けるための
ロアアンカーは 2 列目窓際の座席内に用意されてお
り、座席の背もたれとクッションの間にあります。
各アンカーの正確な位置は、下図に示すようにチャ
イルドシート識別ボタンによって識別されます。こ
のボタンは座席の背にあり、対応アンカーの真上に
位置しています。
Model S オーナーズ マニュアル
ISOFIX 対応チャイルドシートは、窓際座席だけに取
り付けてください。シート中央にはシートベルト保
持式のシートだけを使用します。
ISOFIX チャイルドシートを取り付けるには、チャイ
ルドシートラッチをカチッと音がするまでアンカー
バー上へスライドさせます。チャイルドシートの取
扱説明書を注意深く読み、説明書の指示に従ってく
ださい。チャイルドシートを取り付ける際は、必ず
チャイルドシートメーカーの詳細指示に従ってくだ
さい。
チャイルドシート
トップテザーストラップを取り付ける
トップテザーストラップがある場合は、そのフック
を後部座席の背にあるアンカーポイントに取り付け
ます。必ずシングルストラップ テザーズが
Model S ヘッドレスト中央を通るようにします。
デュアルストラップ テザーズを締めてヘッドレス
トの両脇を通します。チャイルドシートの取扱説明
書に従ってストラップの長さを調整してください。
注: シングルストラップ テザーズが横方向に動くの
を防ぐため、ヘッドレストの上部が変形します。
お子さまを座らせる前に、チャイルドシートを取り
付けた後にチャイルドシートが確実に取り付けられ
ていることを確認します。チャイルドシートを左右
にねじろうとしたり、座席から引き離そうと力を加
えてもアンカーが動いたりしないことを確認してく
ださい。
座席と安全拘束具
25
チャイルドシート
チャイルドシートをテストする
チャイルドシートにお子さまを座らせる前に、チャ
イルドシートの取り付けに緩みがないことを必ず確
認してください。
1.
ベルトごとチャイルドシートをつかみ、前後左
右にスライドさせてみてください。
2.
シートが 2.5 cm 以上動く場合は、取り付けが
不十分です。ベルトの長さを調節するか、ある
いは ISOFIX チャイルドシートの場合は取り付
けをやり直します。
3.
緩みが残る場合は、取り付け位置を変えてみる
か、または別のチャイルドシートに替えてみて
ください。
チャイルドシートに関する警告
警告: 助手席ヘッドエアバッグが ON になって
いるときは、お子さまを乳幼児用または小児用
チャイルドシートで助手席に乗車させないで
ください。大けがまたは死亡事故につながる
可能性があります。
警告: 作動可能状態のエアバッグで保護されて
いる座席上で後ろ向きチャイルドシートを使
用するのは絶対に避けてください。大けがま
たは死亡事故につながる可能性があります。
助手席側のサンバイザーにある警告ラベルを
お読みください。
警告: お子さまが体重 9kg 以下で自分一人で
は座れない場合は、前向きチャイルドシートの
使用は避けてください。2 歳以下のお子さまは
背骨と首の発達が十分でなく、正面からの衝撃
による負傷を避けることができません。
警告: 小さいお子さまを膝上にのせるのは避け
てください。常にお子さまに合ったチャイル
ドシートで保護する必要があります。
警告: お子さまの安全な着座を確実にするた
め、本書およびチャイルドシートの取扱説明書
に記載されているすべての指示に従ってくだ
さい。
警告: お子さまはできるだけ長期間、5 点式統合
ハーネス使用の後ろ向きチャイルドシートに
着座させる必要があります。
警告: チャイルドシートまたは補助シートを取
り付ける際に、シートベルトエキステンダーは
使用しないでください。
警告: より大きいお子さまを着座させる場合
は、頭部が支持され、シートベルトが適切に調
整され、しっかり着用されていることを確認し
てください。肩ベルトは顔および首から離れ
ている必要があります。また、腰ベルトが腹部
にかからないようにする必要があります。
警告: 2 つのチャイルドシートを 1 つのアンカ
ーポイントに取り付けることは絶対に避けて
26
ください。万一衝突事故が発生した場合、1 つ
のアンカーポイントでは 2 つのシートを支え
きれない可能性があります。
警告: チャイルドシート固定システムは、チャ
イルドシートが正しく取り付けらた状態で受
ける荷重にのみ耐えられるように設計されて
います。大人用のシートベルトやハーネスを
固定するために使用したり、他の物や機器を車
両に固定するために使用したりすることは絶
対に避けてください。
警告: ハーネスやテザーストラップが損傷した
り摩耗したりしていないか、必ず点検してくだ
さい。
警告: チャイルドシートまたは補助シートの取
り付けに使用されているシートベルトに対し
て、シートベルトエキステンダーは使用しない
でください。
警告: お子さまがチャイルドシート内にしっか
り固定されている場合でも、お子さまのそばか
ら離れないようにしてください。
警告: 事故の際に使用していたチャイルドシー
トを再度使用することは絶対に避けてくださ
い。チャイルドシートの検査や取り替えはチ
ャイルドシートの取扱説明書に従って行って
ください。
Model S オーナーズ マニュアル
使用制限
Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシート
(オプション ) は、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質
量グループ II と III 、体重 15 ~ 36 kg のお子さまの
使用を前提に認可されたチャイルドシートです。年
齢 3 才~ 12 才の身長 98 ~ 135 cm のお子さま以外
には使用しないでください。
絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れないようにし
てください。お子さまが快適に座っていられるよう
に、必ずシートベルトは正しい位置に通し、きちん
とラッチをかけてください。お子さまの骨盤を膝ベ
ルトで正しい位置に固定してください。与えられた
指示に従い、このシート内で補助チャイルドシート
を使わないでください。
注: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシ
ートにお子さまを座らせているときは、車内の空気
を循環させるのではなく、Model S 内に外気を取り
込むようにエアコンを設定することをお勧めしま
す。そうすることにより、後部座席エリアにより多
くの空気が供給されるようになります。
開く
1.
トランクフロアのカバーを外し、ストラップを
引いてシートアセンブリを持ち上げます。
ビルトイン チャイルドシート
4.
ハンドルを引いてヘッドレストをシートバック
から解放し、次にヘッドレストを手前に引いて
広げます。
2.
シートアセンブリを所定位置に押し込みます。
3.
ベルクロストラップを外します。
座席と安全拘束具
5.
シートバックを垂直に起こし、所定位置にロッ
クされるまで押します。固定金具がはまってい
ることを確認します。
6.
シートバックとシートベースが垂直位置に確実
に固定されていることを、シートバックを手前
に引いて確認します。
27
ビルトイン チャイルドシート
お子さまを座らせる
Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシート
は、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質量グループ II
と III 、体重 15 ~36 kg のお子さまの使用を前提に
認可されたチャイルドシートです。年齢 3 才~ 12
才の身長 98 ~ 135 cm のお子さま以外には使用し
ないでください。
絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れないようにし
てください。お子さまが快適に座っていられるよう
に、必ずシートベルトは正しい位置に通し、きちん
とラッチをかけてください。お子さまの骨盤を膝ベ
ルトで正しい位置に固定してください。与えられた
指示に従い、このシート内で補助チャイルドシート
を使わないでください。
注: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシ
ートにお子さまを座らせているときは、車内の空気
を循環させるのではなく、Model S 内に外気を取り
込むようにエアコンを設定することをお勧めしま
す。そうすることにより、後部座席エリアにより多
くの空気が供給されるようになります。
1.
お子さまの腕がシートベルトの輪の中に入るよ
うにお子さまの位置を決めます。
2.
シートベルトの対の留め金をはめます。
3.
シートベルトの留め金のラッチをバックルに差
し込みしっかり締まっていることを確認しま
す。
4.
ショルダー ベルトを調節して、肩の一番高い位
置にベルトを通し、顔からは離れるようにしま
す。
5.
バックルの長さを調節して、下側のストラップ
を骨盤に密着させます。骨盤がしっかり固定さ
れるようにしてください。
6.
お子さまがシート内に確実に収まるまで下側の
ストラップを引きます。
7.
ショルダー クリップをスライドして、ベルトの
上側部分が肩の上にとどまるようにします。
28
外すときは、バックルのボタンを押し、対になって
いるシートの拘束具を分離します。
チャイルドシートに関する警告
警告: Tesla ビルトイン タイプ後ろ向きシート
は、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質量グルー
プ II と II 、体重 15 ~ 36 kg のお子さまが使用
するものとして認可されたチャイルド シート
です。年齢 3 才~ 12 才の身長 98 ~ 135 cm
のお子さま以外には使用しないでください (お
子さまの頭頂部が内装に触れないこと) 。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きシート
内で、ブースターシートなどの補助的なチャイ
ルドシートシステムを使用しないでください。
警告: 絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れな
いようにしてください。お子さまが快適に座
っていられるように、必ずシートベルトは正し
く締めてください。
警告: お子さまの安全を守るため、ビルトイン
タイプ後ろ向きチャイルドシートに関するす
べての指示に従い、すべての警告に留意してく
ださい。
警告: 安全に関するすべての警告と、シートに
付いているすべてのラベルを読んでください。
警告: チャイルドシートまたは Tesla ビルトイ
ンタイプ後ろ向きチャイルドシートに固定さ
れている場合でも、Model S 内にお子さまを付
き添いなしで車内に放置しないでください。
暑い日は、車内の温度が危険なレベルまで上昇
Model S オーナーズ マニュアル
し、脱水症状を引き起こしたり、重傷や死亡を
招くことがあります、
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートに付いている布地を取り除いたり、
別のものに取り替えることは避けてください。
カバーはシートがその役割を果たす上で重要
なパーツです。取り除いたり、Tesla から提供
されるカバー以外の種類に取り替えないでく
ださい。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートが事故などで擦り切れたときは、明
らかな破損がなくても、Tesla の検査を受け、
交換してください。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートにお子さまを乗せる前に、シートバ
ックを手前に引いて、シートが垂直位置に確実
に固定されていることを確認してください。
警告: いかなる理由(クリーニング等)であっ
ても、Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートを取り外さないでください。ご利
用のお子さまの安全を確保するため、シートの
撤去および設置は必ず Tesla のサービス技術
者に依頼してください。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートの機能に影響を及ぼすような改造
や部品の追加は行わないでください。
警告: 怪我を防ぐため、車内で固定されていな
いアイテム (バッグ、手荷物など) はすべて固
定してください。事故、または急ブレーキや急
カーブの際、固定されていないアイテムが怪我
の原因となることがあります。
ビルトイン チャイルドシート
座席と安全拘束具
29
エアバッグ
エアバッグの位置
エアバッグは下図に示す位置に設置されています。エアバッグについての注意事項は、サンバイザーに表示さ
れています。
1.
助手席用フロントエアバッグ
2.
運転席ヘッドエアバッグ
3.
サイドエアバッグ
4.
カーテンエアバッグ
注: 右ハンドル車では、助手席と運転席の位置が逆になります。
30
Model S オーナーズ マニュアル