Tektronix RSA6100A Series User manual

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RSA6100A シリーズ
リアルタイム・スペクトラム・アナライザ 使用例
ZZZ
リファレンス
*P071263700*
071-2637-00
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リアルタイム・スペクトラム・アナライザ 使用例
ZZZ
リファレンス
www.tektronix.com
071-2637-00
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スペクトラム・アナライザの安全性については、ユーザ・マニュアルを参照してください。
Tektronix 連
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絡先
目次
まえがき.............................................................................................. ii
使用例 1:基本的なスペクトラム測定を実行する ........................................................ 1
使用例 2:チャンネル電
使用例 3:変調解析を実行する........................................................................ 8
使用例 4:時間と周波数の解析を実行する ............................................................ 15
使用例 5:トランゼント
使用例 6:パルス測定を実行する ..................................................................... 31
目次
力および隣接チャンネル電力を測定する . . ..................................... 5
信号を取り込む................................................................. 22
RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス i
まえがき
まえがき
このマニュアルでは、RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザによる様々な応用分野での 測定方法の例をチュートリアルとして紹介します。機器上でこれらの使用例を確認する場合は、ハード・ディ スク上のサンプル・データ・ファイルまたは任意のライブ信号を使用してください。任意の信号を使用する場 合は、機器をリセットして信号パラメータを調整する必要があります。
注: このマニュアルに記載されている操作はすべて、マウス、キーボード、およびタッチ・スクリーンを使用し
て実行することができます。また、操作の一部は、スペクトラム・アナライザのフロント・パネル上のノブやボタ ンをショートカットとして使用することにより実行することもできます。
ii RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス
使用例 1:基本的なスペクトラ
ム測定を実行する
使用例 1:基本的なスペクト
RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザは、従来のスペクトラム・アナライザと同じように操 作することができます。以下の例では、周波数とスパンの基本的な機能を説明し、マーカを用いた振幅お よび周波数の測定方法を示します。
1. フロント・パネルの Preset ボタンを 押して、機器の設定をデフォルトに 戻します。
以下の手順を使用して、サンプル信号 に適した測定パラメータを設定します。
2. アプリケーション・メニュー・バーの Freq をクリックして、「2 GHz」と入力 します。
2 GHz は、後の手順で呼び出す、 保存されている信号の周波数です。 入力にはフロント・パネルのキーパッ ドまたは USB 接続したキーボード を使用してください。
ラム測定を実行する
3. アプリケーション・メニュー・バーの Settings をクリックします。
4. 表示された Spectrum Settings 画 面下方のフィールドで、スパンを 1 MHz に設定します。
Span フィールドが見当たらない場 合は、Freq & Span タブが選択され ているか確認してください。
5. File > Recall を選択します。
ここでは、用意されているデータ・ ファイル(ライブ信号を模したサンプ ル・データファイル)を使用します。
RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス 1
使用例 1:基本的なスペクトラ
6. c:\RSA6100A Files\Sample­DataRecords に
Files of type フィールドで Acquisi­tion data を選択します。
File name フィール を選択します。
Open をクリックします。
移動します。
ム測定を実行する
ドで FMDemo.tiq
注: サンプル・データ
りに任意のライブ信号を使用することも できます。その場合は機器をリセットし て信号パラメータを
7. Recall Acquisition Data ダイアログ・ ボックスで Dat をクリックします。
データ・ファイルに機器の設定も含 まれている場合 setup を選択すると、データと設定 の両方を呼び出すことができます。
これで、サンプル波形が画面に表 示されます。
・ファイルの代わ
調整してください。
a only を選択し、OK
は、ここで Data and
注: マーカは、時間、周波数、電力な
どの値の測定に役立ちます。
2 RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス
8. アプリケーション・バーの Markers を
クリックして、画面の下部に ツール・バーを表示します。
この操作は、マウス以外に、タッ チ・スクリーンやフロント Markers の Peak ボタンを使用する ことでも可能です。
9. 画面の下部に表示されたマーカ・ ツール・バーで Peak をクリックしま す。
スペクトラムの最も高いピークにマー カが設定されます。 上部にマーカ測定値が表示されま す。
この第 1 のマーカの それが基準マーカであることを示し ます。
10. 画面の左下部にある Markers フィー ルドの Define をクリックします。
また、画面の左
マーカ・
・パネルの
ラベル MR は、
使用例 1:基本的なスペクトラ
ム測定を実行する
これにより、Define Markers コント
ロール・パネルが表示されます。
11. Add をクリックします。 MR マーカの最上部かつ中心周波
数の位置に、M1 とラベル付けされ たダイヤモンド形状が表示されま す。これはデルタ・マーカです。
4つのデルタマーカ(M1、M2、M3、 および M4)により、MR を基準とし て振幅と周波数を測定できます。
マーカを特定のトレースに割り当て て、ピーク・スレッショルドを調整す ることもできます。
12. 指またはマウスを使用して、マーカ を次の信号にスライドさせます。
この操作は、フロント・パネル上の ノブまたは矢印キーで行うこともで きます。これを行うには、画面下部 のマーカ・ツール・バーにタッチして マーカにコントロールを割り当てま す。
RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス 3
使用例 1:基本的なスペクトラ
ム測定を実行する
右上部に表示されたマーカの ドアウトは、基準マーカ MR とデル タ・マーカ M1 との間の周波数およ び振幅の差異を示します。
左上部のリードアウトは、M1 マーカ の絶対値を示します。
これで、マーカを使用して同じトレース 上の 2 点が測定されました。
このデルタ・マーカを移動すると、別の ポイントとの差異も測定できます。マー カの移動には、キーボードの上下左右 の矢印キーを使用します。マウスでマー カをドラッグすることもできます。
他に、フロント・パネルのノブを回すこと や、フロント・パネルの矢印キーを押す ことでもマーカを移動できます。
リー
4 RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス
使用例 2:チャンネル電力およ
び隣接チャンネル電力を測定する
使用例 2:チャンネル電力および隣接チャンネル電力
を測定する
RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザは、チャンネル電力、隣接チャンネル電力、およ びマルチキャリア・チャンネル電力を測定することができます。この使用例では、チャンネル電力および隣接 チャンネル電力の測定に使用する設定について説明します。
1. フロント・パネルの Preset ボタンを 押して、機器の設定をデフォルトに 戻します。
サンプル信号に適した測定パラメータ を設定します。
2. Freq が 1.5 GHz に設定されている ことを確認します。
3. アプリケーション・バーの Displays を クリックします。これにより、Channel Power and ACPR 画面が開きます。
フロント・パネルの Displays ボタン を押すことでも、この画面を表示で きます。
4. RF Measurements フォルダを選択 します。
5. Available displays 領域の Channel Power and ACPR アイコンをダブル クリックするか、またはドラッグ・ア ンド・ドロップして、Selected displays 領域に移動します。
RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス 5
使用例 2:チャンネル電力およ
6. Spectrum アイコンをダブルクリック するか、またはドラッグ・アンド・ドロッ プして、Selected 削除します。
7. OK をクリックします。
8. アプリケーション・バーの Settings を クリックします。
9. Measurement Params タブをクリック します。
ここでは、呼び出した信号を使用す るので、Average フィールドは Off の ままでかまいませ
ライブ信号を使用し、アベレージン グを実行するのであれば、Average フィールドで F 選択してください。これが通常の設 定です。
t for Noise Floor はオフのま
Correc まにします。
displays 領域から
requency Domain を
び隣接チャンネル電力を測定する
ん。
10. Filte
11. Chip Rate を 1MHzに設定します。
r Parameter を 0.35 に設定しま
す。
Chip Rate は信号帯域幅です。
6 RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス
12. Channels タブをクリックします。この
タブで、測定するチャンネルを指定 します。
使用例 2:チャンネル電力およ
び隣接チャンネル電力を測定する
13. Number of adja
定されていることを確認します。これ により、メイン・チャンネルとその両 側の隣接チャンネルを 1 定することになります。
14. Channel Bandwidth を 1MHzに設
定します。
15. Channel Spacing を 2MHzに設定
します。
16. File > Recall を選択します。
次のステップに進み、保存されてい るアクイジション・ ます。
17. c:\RSA6100A Files\Sample-
DataRecords に移動します。
ファイルの種類として Acquisition
data を選択します。
呼び出すファイルとして
ACPRDemo.tiq を選択します。
Open をクリックします。
cent pairs が 1 に設
つずつ測
ファイルを選択し
18. Data only を選択して、OK をクリッ
クします。 Data and setup は選択しないでくだ
さい。選択すると、アクイジション・ データと一緒に保存されていたコン トロール値も読み込まれ、この操作 手順の中で先に行った設定が上書 きされます。
19. 結果を確認します。
チャンネル電力の絶対値は、グラフ の中央に表示されます。上位の隣 接電力比は右側に、下位の隣接電 力比は左側にそれぞれ表示されま す。
灰色の網掛け領域は、チャンネル 間のスペースを表します。指定チャ ンネルの ACPR 電力は、網掛けの ない黒色の領域で測定されます。
RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス 7
使用例 3:変調解析を実行する
使用例 3:変調解析を実行す
以下の例では、オプション 21 型をインストールした RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナラ イザを使用して QPSK 信号を復調し、その信号を複数のドメインで分析する方法を説明します。具体的に は、次の処理を実行します。
QPSK 信号を復調し、コンスタレーション・ダイアグラムを表示する。
信号品質表示を使用し、EVM(変調確度)やその他の重要な特性を測定する。
時間的に変化する信号の位相を表示する。
マーカを使用して、Symbol Table 表示、Constellation 表示、および Phase vs Time 表示の各結果の相
関を表示する。
注: 以下の例は、QPSK サンプル・データ・ファイルに基づくものです。この例で紹介する操作手順を実際
に追うには、QPSK サンプル・データ・ファイル(QPSKDemo.tiq)を読み込んでください。以下の例で使用す る信号設定は、このサンプル・ファイルの信号を使用することを想定したものです。ライブ信号を使用する場 合は、設定を適宜に変更してください。
8 RSA6100A シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ使用例リファレンス
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