ZZZ
xx
RSA503A 型および RSA507A 型
リアルタイム・スペクトラム・アナライザ
設置と安全に関する
取扱説明書
*P071345500*
071-3455-00
xx
ZZZ
RSA503A 型および RSA50
7A 型
リアルタイム・スペクトラム・アナ
設置と安全に関する
取扱説明書
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ライザ
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護されています。 本書の内容は、既に発行されている他の資料の内容に代
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だく場合がございますので、予めご了承ください。
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TEKTRONIX および TEK は Tektron
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保証
当社では、本製品において、出荷の日から 3 年間、材料およびその
て欠陥がないことを保証します。この保証期間中に製品に欠陥があることが判明した
場合、当社では、当社の裁量に基づき、部品および作業の
陥製品を修理するか、あるいは当該欠陥製品の交換品を提供します。保証時に当社
が使用する部品、モジュール、および交換する製品は、
するために、新品の場合、または再生品の場合もあります。交換したすべての部品、
モジュール、および製品は当社で保有されます。
本保証に基づきサービスをお受けいただくため、お客様には、本保証期間の満了前
に当該欠陥を当社に通知していただき、サービス実施のための適切な措置を講じて
いただきます。お客様には、当該欠陥製品を梱包していただき、送料前払いにて当社
指定のサービス・センターに送付していただきます。本製品がお客様に返送される場
合において、返送先が当該サービス・センターの設置されている国内の場所であると
きは、当社は、返送費用を負担します。しかし、他の場所に返送される製品について
は、すべての送料、関税、税金その他の費用をお客様に負担していただきます。
本保証は、不適切な使用または不適切もしくは不十分な保守および取り扱いにより生
じたいかなる欠陥、故障または損傷にも適用されません。当社は、以下の事項につい
ては、本保証に基づきサービスを提供する義務を負いません。a)当社担当者以外の
者による本製品のインストール、修理またはサービスの試行から生じた損傷に対する
修理。b)不適切な使用または互換性のない機器への接続から生じた損傷に対する修
理。c)当社製ではないサプライ用品の使用により生じた損傷または機能不全に対す
る修理。d)本製品が改造または他の製品と統合された場合において、改造または統
合の影響により当該本製品のサービスの時間または難度が増加したときの当該本製
品に対するサービス。
この保証は、明示的または黙示的な他のあらゆる保証の代わりに、製品に関して当社
がお客様に対して
に対する適合性についての一切の黙示保証を否認します。欠陥製品を修理または交
換する当社の責
な法的救済となります。間接損害、特別損害、付随的損害または派生損害について
は、当社およ
ず、一切の責任を負いません。
[W4 – 15AUG04]
提供するものです。当社およびベンダは、商品性または特定目的
任は、本保証の不履行についてお客様に提供される唯一の排他的
びそのベンダは、損害の実現性を事前に通知されていたか否に拘わら
費用を請求せずに当該欠
新しいパフォーマンスに適応
仕上がりについ
目次
安全性に関する重要な情報.................................. ii
安全にご使用いただくために............................. ii
本マニュアル内の用語.................................. iv
本製品に使用される記号と用語 .......................... v
まえがき .................................................... vii
主な特長 .............................................. viii
スタンダード・アクセサリ................................ viii
製品オプション .......................................... x
オプショナル・アクセサリ ................................. x
サービス・オプション ..................................... x
マニュアル ............................................. xii
設置......................................................... 1
PC の準備............................................... 1
バッテリ・パック .......................................... 3
AC アダプタ ............................................. 7
機能チェック............................................. 8
フロント・パネル......................................... 12
動作の要件................................................. 15
冷却要件............................................... 15
環境要件............................................... 16
電気定格............................................... 17
クリーニング ............................................ 19
適合性に関する情報........................................ 20
EMC適合性 ............................................ 20
安全性 ................................................. 21
環境条件............................................... 22
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 i
安全性に関する重要な情報
安全性に関する重要な情報
このマニュアルには、操作を行うユーザの安全を確保し、製品を安
全な状態に保つために順守しなければならない情報および警告が
記載されています。
安全にご使用いただくために
製品は指定された方法でのみご使用ください。人体への損傷を避
け、本製品や本製品に接続されている製品の破損を防止するため
に、安全性に関する次の注意事項をよくお読みください。すべての指
示事項を注意深くお読みください。必要なときに参照できるように、
説明書を安全な場所に保管しておいてください。
該当する地域および国の安全基準に従ってご使用ください。
本製品を正しく安全にご使用になるには、このマニュアルに記載され
た注意事項に従うだけでなく、一般に認められている安全対策を徹
底しておく必要があります。
本製品は訓練を受けた専門知識のあるユーザによる使用を想定し
ています。
製品のカバーを取り外して修理や保守、または調整を実施できるの
は、あらゆる危険性を認識した専門的知識のある適格者のみに限定
する必要があります。
本製品は危険電圧の検出用にはご利用になれません。
本製品をご使用の際に、より大きな他のシステムにアクセスしなけれ
ばならない場合があります。他のシステムの操作に関する警告や注
意事項については、その製品コンポーネントのマニュアルにある安全
に関するセクションをお読みください。
本機器をシステムの一部としてご使用になる場合には、そのシステム
の構築者が安全性に関する責任を果たさなければなりません。
火災や人体への損傷を避けるには
適切な AC アダプタを使用してください: 本製品専用の AC アダプタ
のみをご使用ください。
ii RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
安全性に関する重要な情報
適切な電源コードを使用してください: 本製品用に指定され、使用さ
れる国で認定された電源コードのみを使用してください。他の製品の
電源コードは使用しないでください。
接続と切断は正しく行ってください: プローブとテスト・リードが電圧源
に接続されている間は接続または切断しないでください。
すべての端子の定格に従ってください: 火災や感電の危険を避ける
ために、本製品のすべての定格とマーキングに従ってください。本製
品に電源を接続する前に、定格の詳細について、製品マニュアルを
参照してください。
コモン端子を含むいかなる端子にも、その端子の最大定格を超える
電圧をかけないでください。
本製品の測定端子は、AC 電源、カテゴリ II、 III、および IV 回路に
は使用できません。
カバーを外した状態で動作させないでください: カバーやパネルを外
した状態やケースを開いたまま動作
露出した回路への接触は避けてください: 電源が投入されているとき
させないでください。
に、露出した接続部分やコンポーネントに触れないでください。
故障の疑いがあるときは使用しないでください: 本製品に故障の疑い
がある場合には、資格のあるサービス担当者に検査を依頼してくだ
さい。
製品が故障している場合には、使用を停止してください。製品が故
障している場合や正常
に動作していない場合には、製品を使用しな
いでください。安全上の問題が疑われる場合には、電源を切って電
源コードを取り外してください。誤って使用されることがないように、問
題のある製品を区
別できるようにしておいてください。
使用する前に、製品の外観に変化がないかよく注意してください。ひ
び割れや欠落し
た部品がないことを確認してください。
指定された交換部品のみを使用するようにしてください。
バッテリ交換は正しく行ってください: 指定されたタイプおよび定格の
バッテリと交換してください。
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 iii
安全性に関する重要な情報
バッテリの再充電は適切に行ってください: バッテリの充電は、推奨さ
れる充電サイクルでのみ行ってください。
爆発性のガスがある場所では使用しないでください:
製品の表面を清潔で乾燥した状態に保ってください:
始する前に、入力信号を取り外してください。
適切に通気してください: 適切な通気が得られるよ
きるように、マニュアルの設置手順を参照してください。
安全な作業環境を確保してください: キーボードやポインタ、ボタン・
パッドを不適切に使用したり、長く押しすぎたりしないでください。キー
ボードやポインタの使用を誤ると、大けがにつながる可能性がありま
す。
作業場が該当する人間工学規格を満たしていることを確認してくだ
さい。ストレスに由来するけががないように、人間工学の専門家に助
言を求めてください。
本製品には指定された当社のラック取り付け金具のみを使用してく
ださい。
本マニュアル内の用語
このマニュアルでは次の用語を使用します。
警告: 人体や生命に危害をおよぼすおそれのある状態や行為を示しま
す。
製品の清掃を開
うに製品を設置で
注意: 本製品やその他の接続機器に損害を与えるおそれのある状態
や行為を示します。
iv RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
本製品に使用される記号と用語
本製品では、次の用語を使用します。
危険:ただちに人体や生命に危険をおよぼす可能性があること
を示します。
警告:人体や生命に危険をおよぼす可能性があることを示しま
す。
注意:本製品を含む周辺機器に損傷を与える可能性があること
を示します。
安全性に関する重要な情報
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 v
安全性に関する重要な情報
vi RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
まえがき
RSA503A 型および RSA507A 型は、小型モジュールにアクイジション・
システムが含まれたバッテリ駆動型ポータブル リアルタイム・スペクト
ラム・アナライザです。Windows タブレット(ホス
ソフトウェアをインストールすると、ユーザ・インタフェースとディスプレ
イが提供されます。ホスト PC は、USB 3.0 ケーブルを介してあらゆる
制御を行い、機器にデータ信号を提供します。
SignalVu-PC を使用しない場合は、独自のカスタム信号処理アプリ
ケーションを作成できるように、ソフトウェア
ラミング・インタフェース(API)が用意されています。
ト PC)に SignalVu-PC
・アプリケーション・プログ
このマニュアルには、次の情報が記載されています。
スタンダード・アクセサリとオプショナル・アクセサリの一覧
設置手順
機能チェックの手順
フロント・パネルとリア・パネルのコネクタの説明
本製品が適合している EMC 基準、安全基準、および環境基準
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 vii
まえがき
主な特長
周波数レンジ:9 kHz ~ 3 GHz(RSA503A)
周波数レンジ:9 kHz ~ 7.5 GHz(RSA507A)
リアルタイム帯域幅:40 MHz
外部基準およびトリガ/同期入力
トラッキング・ジェネレータ・オプション
マッピング、GPS、信号データベース、干渉信号の検出
PC との USB 3.0 制御/データ・インタフェース
公開されているソフトウェア・アプリケーション・プログラミング・イ
ンタフェース(API)
バッテリ駆動
防水コネクタとケース
スタンダード・アクセサリ
本製品には、次のアクセサリが付属しています。
アクセサリ 当社部品番号
設置および安全性に関するマニュアル
USB 3.0 A-A ケーブル(ねじロック付き)
充電式リチウム・イオン・バッテリ・パック
AC 電源アダプタ(指定の電源コード付
き)
ドキュメント・ファイルとソフトウェアが含ま
れたUSBフラッシュ・ドライブ:USBドラ
イバ、API ドライバ、SignalVu-PC ソフト
ウェア
タブレット PC およびアナライザ用キャ
リング・ケース
071-3452-xx
174-6810-xx
WFM200BA
各国の電源コード
一覧を参照
063-4543-xx
016-2055-xx
の
viii RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
まえがき
各国の電源コード
波形モニタには、次のいずれかの電源コード・オプションが付属して
います。北米用の電源コードは UL および CSA の認可を取得してい
ます。北米以外の地域用のコードは、当該国の機関(1 つ以上)によ
り承認されているものです。
注意: 出火または感電の危険性を減らすため、本製品には必ず基準に
適合した電源コードをご使用ください。
オプション A0 型 – 北米仕様電源
オプション A1 型 – ユニバーサル欧
州仕様電源
オプション A2 型 – 英国仕様電源
オプション A3 型 – オーストラリア仕
様電源
オプション A5 型 – スイス仕様電源
オプション A6 型 – 日本仕様電源
オプション A10 型 – 中国仕様電源
オプション A11 型 – インド仕様電源
オプション A12 型 - ブラジル仕様電
源
オプション A99 型1–電源コードなし
1
オプション A99 型をご注文の場合、本製品に使用する電源コードが国また
は地域の基準を満たしたものであるかどうかは、お客様(エンド・ユーザ)の
責任で確認していただくことになります。
タブレット PC オプション
オプション 概要
CTRL-G1-B
CTRL-G1-C
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 ix
ポータブル・コントローラ、ブラジル仕様
電源(各国の電源コードの一覧を参照)
ポータブル・コントローラ、中国仕様電源
(各国の電源コードの一覧を参照)
まえがき
オプション 概要
CTRL-G1-E
CTRL-G1-I
CTRL-G1-N
CTRL-G1-U
製品オプション
オプション 概要
オプション 04
オプショナル・アクセサリ
ポータブル・コントローラ、欧州仕様電源
(各国の電源コードの一覧を参照)
ポータブル・コントローラ、インド仕様電
源(各国の電源コードの一覧を参照)
ポータブル・コントローラ、北米仕様電源
(各国の電源コードの一覧を参照)
ポータブル・コントローラ、英国仕様電源
(各国の電源コードの一覧を参照)
トラッキング・ジェネレータ(機器と共に
注文)
ケーブル、アダプタ、校正キット、アッテネータ、アンテナなどのオプ
ショナル・アクセサリは当社から入手できます。オプショナル・アクセ
サリについては、www.tek.com をご覧ください。
サービス・オプション
本製品には 3 年保証が付いています。詳細については、本マニュア
ル冒頭の「保証」をご覧ください。
オプション番号 概要
機器と共に購入
C3
C5
D1
x RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
3 年間の校正サービス
5 年間の校正サービス
校正データ・レポート
オプション番号 概要
D3
D5
G3
G5
R5
製品購入後のサービス・オプション
R5DW
3 年間の校正データ・レポート(オプション C3
付き)
5 年間の校正データ・レポート(オプション C5
付き)
3 年間のゴールド・サービス・プラン
5 年間のゴールド・サービス・プラン
5 年間の修理サービス(保証期間を含む)
修理サービス:製品の購入日から 5 年間に延
長(保証期間を含む)
まえがき
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 xi
まえがき
マニュアル
本製品の関連マニュアルおよびそのメディアと参照先を以下に示し
ます。マニュアルのメディアには、冊子、製品フラッシュ・ドライブ、
Tektronix Web サイト(www.tek.com)の 3 種類があります。
項目 内容
設置と安全に関す
る取扱説明書(本マ
ニュアル)
性能検査テクニカ
ル・リファレンス
SignalVu-PC のヘル
プ
RSA306B 型、
RSA500A シリー
ズ、RSA600A シリー
ズAPIプログラマ・マ
ニュアル
SignalVu-PC プログ
ラマ・マニュアル
ソフトウェアのインストール手
順、ハードウェアの設置手順、
および禁止事項(警告)と適合
性に関する情報
機器の性能をチェックする性
能検査の手順
アプリケーションの操作と測定
結果の解釈に関する情報
API を使用して機器を制御する
際に使用するコマンドの詳細
SignalVu-PC アプリケーション
で使用するコマンドの詳細
メディア/参
照先
冊子、製品
フラッシュ
ドライブ、
www.tek.com/manuals
www.tektronix.com/ma
アプリケーショ
ン内にあるヘ
ルプ・ファイル
www.tektronix.com/manuals
www.tektronix.com/manuals
nuals
xii RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
設置
このセクションでは、ソフトウェアのインストール方法、ハ
設置方法、および機能チェックを実行してシステムの動作を確認する
方法について説明します。操作の詳細とアプリケーションの情報につ
いては、SignalVu-PC アプリケーションのヘル
本製品を開梱し、機器設定に必要なスタンダード・アクセサリがすべ
て揃っていることを確認します。(viii ページ 「スタンダード・アクセサ
リ」 参照)。オプショナル・アクセサリを注文した場合は、注文したアク
セサリが同梱されていることを確認します。
PC の準備
PC から RSA503A 型および RSA507A 型を操作するために必要なす
べてのソフトウェアは、本製品に付属するフラッシュ・ドライブに保存
されています。機器は、Tektronix SignalVu-PC ソフトウェアを使用し
て制御することも、独自のカスタム信号処理アプリケーションと API を
使用して制御することもできます。SignalVu-PC と API のどちらで制
御する場合も、機器との通信に USB 3.0 接続が必要です。
SignalVu-PC および TekVISA ソフトウェアの読み込み
SignalVu-PC ソフトウェアを使用して機器を制御するには、このソフト
ウェアをインストールする必要があります。
1. アナライザに付属するフラッシュ・ドライブをホスト PC に挿入し
ます。Windows ファイル・エクスプローラーが自動的に開きます。
Windows ファイル・エクスプローラーが開かない場合は、手動で
開いてフラッシュ・ドライブ・フォルダを参照します。
ードウェアの
プを参照してください。
2. フォルダの一覧から SignalVu-PC を選択します。
3. Win64 フォルダを選択します。
4. Setup.exe をダブルクリックし、画面の指示に従って SignalVu-PC
をインストールします。このプロセスの一環として、USB ドライバ
が自動的にインストールされます。
5. SignalVu-PC のセットアップが完了すると、TekVISA ダイアログ・
ボックスが表示されます。Install TekVISA(TekVISA のインストー
ル)ボックスがオンになっていることを確認します。TekVISA は、
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 1
設置
特に機器の検索のために SignalVu-PC に最適化されており、推
奨される VISA アプリケーションです。
インストール、オプション・アクティベーション、および操作の詳細につ
いては、Help/Quick Start Manual (PDF)(ヘルプ/クイック・スタート・
マニ ュア ル(PDF))の下の SignalVu-PC にある『SignalVu-PC クイッ
ク・スタート・ユーザ・マニュアル』を参照してください。
API ドライバ・ソフトウェアの読み込み
API を使用して独自のカスタム信号処理アプリケーションを作成する
場合は、次の手順に従ってソフトウェアを読み込みます。
1. アナライザに付属するフラッシュ・ドライブをホスト PC に挿入し
ます。Windows ファイル・エクスプローラーが自動的に開きます。
Windows ファイル・エクスプローラーが開かない場合は、手動で
開いてフラッシュ・ドライブ・フォルダを参照します。
2. フォルダの一覧から RSA API and USB (RSA API と USB) を選択
します。USB ドライバは、SignalVu-PC アプリケーションのインス
トールの一環として自動的にインストールされますが、手動でイ
ンストールする必要がある場合は、このフォルダにあります。
3. 該当する setup.exe をダブルクリックし、画面の指示に従ってソフ
トウェアをインストールします。
2 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
バッテリ・パック
バッテリ充電レベル・インジケータ
WFM200BA 型バッテリ・パックを本製品に装着していない場合、バッ
テリ・パック背面の Check ボタンを押すことで、充電レベルを確認す
ることができます。LED が点灯してバッテリの残量を 20% 刻みで示し
ます。
バッテリ・パックを本製品に装着している場合、AC アダプタを取り付
けると充電されます。フロント
充電中かどうかを示します。SignalVu-PC アプリケーションに接続して
いる場合は、アプリケーションによってバッテリが監視され、バッテリ
の詳しい状態が示されます
プを参照してください。
設置
・パネルのバッテリ LED は、バッテリが
。詳細については、SignalVu-PC のヘル
オプションの WFM20
部でバッテリ・パックを充電できます。
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 3
0BC 型外部チャージャを使用すると、機器の外
設置
バッテリ・パックの装着
本製品には、WFM200BA 型充電式リチウム・イオン・バッテリ・パック
が付属しています。このバッテリ・パックの装着手順は以下のとおりで
す。
注: 最適なパフォーマンスを引き出すため、バッテリの初回使用時およ
び長期保管後の使用時には、バッテリを完全に充電してください。
本製品が AC アダプタからの供給電力で動作しているときに、いつでも
バッテリ・パックの装着または取り外しを行うことができます。
バッテリ・パックの詳細については、『WFM200BA 型充電式バッテリ・パッ
ク取扱説明書』を参照してください。
1. 本製品の底面にあるバッテリ格納スペースのカバーを取り外しま
す。
a. バッテリ・カバーの 2 つのリングを引き起こし、左に 1/4 回転
させます。
b. バッテリ・カバーを取り外します。
2. WFM200BA 型バッテリ・パックをバッテリ格納スペースに挿入し
ます。
4 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
設置
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 5
設置
3. バッテリの上部にあるバッテリ・パックのタブを平らにします。タブ
がバッテリ・カバーの密閉の妨げにならないようにしてください。
4. バッテリ格納スペースのカバーを元に戻します。
a. バッテリ・カバーのタブをシャーシのスロットに挿入します。
b. バッテリ・カバーを閉め、バッテリ・カバーのリングを右に 1/4
回転させてカバー
を固定します。
6 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
c. バッテリ・カバーのリングを寝かせます。
AC アダプタ
本製品の背面にある電源コネクタに AC アダプタを接続します(下図
を参照)。
設置
注: 本製品にバッテリ・パックを装着している場合、本製品の電源がオ
ン/オフのどちらでも、付属の AC アダプタを接続すると、バッテリ・パッ
クが自動的に充電されます。
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 7
設置
機能チェック
コネクタの場所については、フロント・パネルの図を参照してください。
(12 ページの 図 1 参照)。
1. バッテリを装着しているか、外部電源から AC 電源が供給されて
いることを確認します。
2. アナライザに付属する USB ケーブルでアナライザとホスト PC を
接続します。
注: 機器の電源が自動的にオンになり、USB 接続が検出されると、フロ
ント・パネルの電源 LED が点灯します。
8 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
設置
3. RF ケーブルで機器の入力と信号ソースを接続します。信号ソー
スとして、信号発生器、被測定装置、またはアンテナを使用でき
ます。
4. ホストPCでSignalVu-PCアプリケーションを起動します。
5. SignalVu-PC により、USB ケーブルでの機器への接続が自動的
に確立されます。
6. SignalVu-PC のステータス・バーに表示される Connect Status(接
続の状態)ダイアログで、機器が接続されていることを確認しま
す。
注: SignalVu-PC のステータス・バーにある接続インジケータを見れば、
接続の状態をすぐに確認できます。機器が接続されている場合はインジ
示され、接続されていない場合は赤(
ケータが緑(
されます。また、
ている機器の名前
自動接続の失敗: 自動接続が失敗する場合があります。一般に、
)で表
インジケータの上にマウス・ポインタを置くと、接続され
を表示できます。
)で表示
SignalVu-PC がすでに機器に接続されていることが原因です(USB ま
たはネットワーク)。この場合、次の手順に従い、SignalVu-PC アプリ
ケーションを使用して接続します。
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 9
設置
1. メニュー・バーの Connect(接続)をクリックして、ドロップ・ダウン・
メニューを表示します。
2. Disconnect From Instrument(機器から切断)を選択して、既存の
接続を終了します。
3. Connect to Instrument(機器に接続)を選択します。Connect to
Instrument(機器に接続)一覧に、USB 接続されている機器が表
示されます。
10 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
設置
4. 目的の機器が表示されていない場合は、Search for Instrument
(機器の検索)をクリックします。TekVISA によって機器が検索さ
れ、目的の機器が見つかると通知が表示されます。Connect to
Instrument(機器に接続)一覧に、新たに見つかった機器が表示
されていることを確認します。
5. 機器を選択します。アナライザに初めて接続すると、POST(Power
On Self Test)診断が実行されます。これには最大 10 秒かかるこ
とがあります。
動作の確認
ソフトウェアをインストールし、システム・コンポーネントを接続したら、
次の手順を実行してシステムの動作を確認します。
1. SignalVu-PC の Preset(プリセット) ボタンをクリックします。これ
により、スペクトラム表示が開始され、プリセット・パラメータが設
定されて、アナライザが実行状態に設定されます。
2. スペクトラムが表示されていることを確認します。
3. 中心周波数が 1 GHz であることを確認します。
機器から切断する準備ができたら、Disconnect from Instrument(機器
から切断)を選択して現在の接続を終了します。
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 11
設置
フロント・パネル
次の図は、機器の接続とインジケータを示しています。参照番号を使
用して対応する説明を確認してください。
図 1: フロント・パネル
1-USB3.0タイプAコネクタ
USB 3.0 コネクタには防水キャップが付いています。使用しないとき
は、コネクタのキャップを締めて水や埃が入らないようにしてください。
USB 3.0 コネクタでアナライザをホスト PC に接続するには、機器に
付属する USB 3.0 タイプ A-A ケーブルを使用します。このケーブル
には、確実な接続を維持し、水の侵入から保護するために、機器側
の端部に防水キャップが付いています。USB ケーブルを機器に接続
し、ケーブルのキャップを締めてください。
給電された USB ポートに接続すると、機器の電源が自動的にオンに
なります。
注意: 確実な接続を維持し、水の浸入を防ぐために、USB ケーブルの
キャップを使用して、USB ケーブルを機器に固定することが重要です。
2-USBステータスLED
機器の電源と USB データ転送の状態を示します。
点灯(赤):USB に電力が供給されているか、リセット中です。
点灯(緑):初期化され、いつでも使用できる状態になっていま
す。
点滅(緑):ホスト PC にデータを転送中です。
12 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
設置
3–バッテリLED
外部電源とバッテリの充電状態を示します。
点滅(緑):外部電源に接続され、バッテリを充電中です。
消灯:外部 DC 電源に接続されておらず、バッテリは完全に充
電されています。
4 – アンテナ入力コネクタ
この SMA メス・コネクタを使用して、オプションの GNSS アンテナを
接続します。
5 – トラッキング・ジェネレータのソース出力コネクタ
SignalVu-PC アプリケーションでオプションのトラッキング・ジェネレー
タ機能を使用するには、この N 型メス・コネクタを使用して RF 信号
出力を提供します。このコネクタは、オプション 04 トラッキング・ジェ
ネレータを使用する機器でのみ使用できます。
6 – Ref In(外部基準)コネクタ
この BNC メス・コネクタを使用して、外部基準信号をアナライザに接
続します。サポートされる基準周波数の一覧については、機器の仕
様を参照してください。
7–トリガ/同期コネクタ
この BNC メス・コネクタを使用して、外部トリガ・ソースをアナライザに
接続します。この入力では、TTL レベル信号(0 ~ 5.0 V)を受け入
れ、立上りエッジまたは立下りエッジでトリガできます。
8 – RF 入力コネクタ
この N 型メス・コネクタは、ケーブルまたはアンテナを介して RF 信号
入力を受信します。機器の各モデルの入力信号の周波数レンジは
下記のとおりです。使用しないときは、コネクタに保護カバーを付け
たままにしておきます。
入力信号の周波数レンジはモデルによって異なります。
RSA503A 型:9 kHz ~ 3 GHz
RSA507A 型:9 kHz ~ 7.5 GHz
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 13
設置
14 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
動作の要件
このセクションでは、機器を安全かつ正しく使用するために把握して
おくべき仕様について説明します。仕様の詳細については『
シリーズの仕様および性能検査のテクニカル・リファレンス』を参照し
てください。
冷却要件
バッテリ未装着時
平面に設置する場合: サポートされていないすべての面については、
次の隙間要件に従ってください。
上部および底部:25.4 mm
左側および右側:25.4 mm
後部 :25.4 mm
バッテリ装着時
RSA500A
Tektronix の承認済
分な通気を確保するために、Tektronix のロゴがキャリー・ケースの
メッシュ側に向くように機器を配置します。
注意: 機器の過熱と損傷の危険を減らすために、機器の電源がオンの
ときは、Tektronix の承認済みキャリー・ケース以外の密閉ケースに機器
を収めないでください。承認済みキャリー・ケースを使用するときは、ロゴ
がケースのメッシュ側に向くようにして通気性を確保します。
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 15
みキャリー・ケースに収納する場合:
冷却用の十
動作の要件
環境要件
保証確度が得られるよう、機器を使用する前に 20 分間ウォーム・アッ
プし、以下の要件を満たしていることを確認してください。
要件 概要
温度(バッテリ未装着時)
温度(バッテリ装着時)
湿度(バッテリ未装着時) 相対湿度 5 ~ 95%(±5%、10 ~ 30
湿度(バッテリ装着時) 相対湿度 5 ~ 95%(±5%、10 ~ 30
高度(動作時)
動作時
非動作時
動作時(放電)
保管(充電時以外)
充電時
-10 ~ 55 ℃
-51 ~ 71 ℃
-10 ~ 45 ℃
-10 ℃ で動作させるには、最初に室
温でユニットの電源をオンにすること
が必要な場合があります。
–20 ~ 60 ℃
0~45℃
℃)
相対湿度 5 ~ 75%(±5%、30 ~ 40
℃)
相対湿度 5 ~ 45%(±5%、40 ~ 55
℃)
℃)
相対湿度 5 ~ 45%(±5%、30 ~ 50
℃)
5,000 m(16,404 フィート)以下
16 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
電気定格
電源要件
本製品は、WFM200BA 型充電式リチウム・イオン・バッテリ・パックまた
は 18 V DC AC アダプタから電力を供給することを想定しています。
AC 電源
機器を外部 AC アダプタに接続して使用する場合、以下の電源要
件が適用されます。
警告: 発火および感電の危険性を減らすため、主電源の電圧変動が動
作電圧範囲の 10% を超えていないことを確認してください。
動作の要件
片方の通電導体が接地またはその近傍の電位の(中性線)単相
電源。
電源の周波数は 50 Hz または 60 Hz、動作電圧範囲は AC100
~ 240 V です。標準的な消費電力は 15 W 未満です。
両方の通電導体が接地に対して電位を持つ方式(多相方式に
おける相間など)は、電源として推奨されません。
注: ライン側にのみ、過電流保護のためにヒューズが付けられています。
この内蔵ヒューズはユーザによる交換を想定したものではありません。
ヒューズの交換はしないでください。ヒューズが飛んでいると思われる場
合は、認定サービス・センターに製品を返送して修理を受けてください。
適切な電源コードと AC アダプタを使用してください (ix ページ
「各国の電源コード」 参照)。
注: 電源要件および環境要件の詳細については、機
性能検査のテクニカル・リファレンス』を参照し
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 17
てください。
器の『仕様および
動作の要件
バッテリ駆動
本製品は充電式リチウム・イオン・バッテリ・パックから電力を供給する
ことができます。本製品には WFM200BA 型バッテリ・パックが 1 つ付
属しています。必要に応じてバッテリ・パックを追加購入してください。
注: 最適なパフォーマンスを引き出すため、バッテリの初回使用時およ
び長期保管後の使用時には、バッテリを完全に充電してください。
本製品にバッテリ・パックを装着している場合、本製品の電源がオン/
オフのどちらでも、また、スタンバイ・モードかどうかに関わらず、付属の
AC アダプタを接続すると、バッテリ・パックが充電されます。本製品の操
作状況によって充電速度が変わることはありません。
WFM200BA 型バッテリ・パックを使用して本製品に電力を供給する
場合は、この後に示すバッテリについての安全上の注意を必ずお読
みください。バッテリ・パックの取り扱いおよびメンテナンスについて
は、『WFM200BA 型充電式バッテリ・パック取扱説明書』を参照して
ください。
注意: バッテリ・パックの損傷を避けるために、バッテリ・パックの充電に
は、本製品または WFM200BC 型バッテリ・チャージャ(オプション)のみ
を使用してください。他の電圧ソースをバッテリ・パックに接続しないでく
ださい。
充電中にバッテリ・パックの過熱を避けるために、気温が 40 ℃を超える
場所では使用しないでください。過熱状態になるとバッテリ・パックの充
電が中止されます。
バッテリ・パックの充電が中止される温度は、充電電流とバッテリの放熱
特性によって異なります。本製品を使用しながらバッテリ・パックを充電し
ている場合、この変化の幅が特に大きく、実際、40 ℃ 未満でもバッテリ
の充電が中止されることがあります。
18 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
クリーニング
本製品は特にクリーニングなどしなくても安全に操作できますが、
本製品の外部を定期的にクリーニングする場合は、乾いた柔らかい
布か柔らかい毛ブラシを使用してください。汚れが落ちない場合は、
75% のイソプロピル・アルコール溶液をしみ込ませた布または綿棒を
使用してください。研磨剤は、シャーシのどの部分にも使用しないで
ください。シャーシを損傷することがあります。
動作の要件
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 19
適合性に関する情報
適合性に関する情報
このセクションでは、本製品が適合している EMC 基準、安全基準、
および環境基準について説明します。
EMC適合性
EC 適合宣言 - EMC
指令 2004/108/EC 電磁環境両立性に
of the European Communities』に記載の以下の基準に準拠します。
EN 61326-1、EN 61326-2-1: 測定、制御、および実験用途の電子機
器を対象とする EMC 基準
CISPR 11:グループ 1、クラス A、放射および伝導エミッション
IEC 61000-4-2:静電気放電イミュニティ
IEC 61000-4-3:RF 電磁界イミュニティ
IEC 61000-4-4:電流高速トランゼント/バースト・イミュニティ
IEC 61000-4-5:電力線サージ・イミュニティ
IEC 61000-4-6:伝導 RF イミュニティ
IEC 61000-4-11:電圧低下と遮断イミュニティ
EN 61000-3-2: AC 電源ライン高調波エミッション
EN 61000-3-3: 電圧の変化、変動、およびフリッカ
1234
適合します。『Official Journal
5
6
78
20 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
適合性に関する情報
欧州域内連絡先:
適合性に関する製造元連絡先
Tektronix, Inc. PO Box 500, MS 19‐045
Beaverton, OR 97077 USA
www.tek.com
1
本製品は住居区域以外での使用を目的としたものです。住居区域で使用
すると、電磁干渉の原因となることがあります。
2
本製品をテスト対象に接続した状態では、この規格が要求するレベルを超
えるエミッションが発生する可能性があります。
3
ここに記載されている EMC 規格に準拠するには、ケーブル・シールドとコネ
クタ・シェル間の低インピーダンス接続を実現する高品質シールド付きインタ
フェース・ケーブルを使用する必要があります。
4
機器にテスト・リードまたはテスト・プローブが接続されているときは、ここに
記載されている適用規格のイミュニティ要件を満たさない場合があります。
5
本製品が IEC 61000-4-3 テストによる電磁妨害にさらされると、RF セクショ
ンの残留スプリアス信号が、80 MHz ~ 1 GHz では -55 dBm(代表値)、1.4
GHz ~ 2.7 GHz では -50 dBm まで増加することがあります。
6
本製品が IEC 61000-4-6 テストによる電磁妨害にさらされると、RF セクショ
ンの残留スプリアス信号が -55 dBm(代表値)まで増加することがあります。
7
性能基準 C。
8
自己回復時間が 10 秒を超える場合があります。
オーストラリア/ニュージーランド適合宣言 - EMC
ACMA に従い、次の規格に準拠することで Radiocommunications Act
の EMC 条項に適合しています。
CISPR 11:グループ 1、クラス A、放射および伝導エミッション(EN
61326 に準拠)。
安全性
このセクションでは、製品が適合している安全規格およびその他の基
準について説明します。
IEC 61010-1:測定、制御、および研究用途の電子装置に対す
る安全基準、第 1 部:一般要件
機器の種類
テスト機器および計測機器
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 21
適合性に関する情報
汚染度
製品内部およびその周辺で発生する可能性がある汚染の尺度です。
通常、製品の内部環境は外部環境と同じとみなされます。製品は、
その製品に指定されている環境でのみ使用してください。
汚染度 1: 汚染なし、または乾燥した非導電性の汚染のみが発生し
ます。このカテゴリの製品は、通常、被包性、密封性のあるものか、ク
リーン・ルームでの使用を想定したものです。
汚染度 2: 通常、乾燥した非導電性の汚染のみが発生します。ただ
し、結露によって一時的な導電性が発生することもまれにあります。
これは、標準的なオフィスや家庭内の環境に相当します。一時的な
結露は製品非動作時にのみ発生します。
汚染度 3: 導電性のある汚染、または通常は乾燥して導電性を持た
ないが結露により導電性を帯びる汚染。これらは、温度、湿度のいず
れも管理されていない屋内環境に相当します。日光や雨、風に対す
る直接の曝露からは保護されている領域です。
汚染度 4: 導電性のある塵、雨、または雪により持続的に導電性が
生じている汚染。これは一般的な屋外環境に相当します。
汚染度
汚染度 2(IEC 61010-1 で定義)。乾燥した屋内でのみ使用できます。
保護(IP)等級
IP52(IEC 60529-2004 で定義)。粉塵から保護し、鉛直から 15° の
範囲で落ちてくる水滴の侵入からも保護します。
環境条件
このセクションでは、本製品が環境におよぼす影響について説明し
ます。
使用済み製品の処理方法
機器またはコンポーネントをリサイクルする際には、次のガイドライン
を順守してください。
22 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書
適合性に関する情報
機器のリサイクル: 本製品の製造には天然資源が使用されていま
す。本製品には環境または人体に有害となる可能性のある物質が含
まれているため、製品を廃棄する際には適切に処理する必要があり
ます。有害物質の放出を防ぎ、天然資源の使用を減らすため、本製
品の部材の再利用とリサイクルの徹底にご協力ください。
このマークは、本製品が WEEE(廃棄電気・電子機
器)およびバッテリに関 する指令 2012/19/EC
よび 2006/66/EC に基づき、EU の諸要件 に準
していることを示しています。リサイクル方法につ
いては、当社の Web サイトのサービス・セクシ
(www.tektronix.com/pr
ださい。
oductrecycling)を参照してく
お
拠
ョン
バッテリのリサイクル:
この WFM200BA 型リチウム・イオン充電式バッ
テリ・パックは、正しくリサイクルまたは廃棄する必要があります。
リチウム・イオン・バッテリは、国または地域の廃棄およびリサイク
ルに関する規制に従って処理する必要があります。バッテリを廃
棄する際は、必ず該当する規制を確認の上、適正な手順に従っ
てください。詳しくは、お住まいの地域のバッテリ・リサイクル関連
の所轄機関にお問い合わせください。
電子電気機器廃棄物を一般的な廃棄容器に入れて処分するこ
とは、多くの国で禁止されています。
バッテリ回収容器には放電されたバッテリのみを入れてください。
短絡防止のため、絶縁テープまたは認定された他の被覆具で
バッテリ接続部を絶縁してください。
注: バッテリの保管、輸送、リサイクル、および廃棄の詳細について
は、『WFM200BA 型充電式バッテリ・パック取扱説明書』(当社部品番号
075-1041-XX)を参照して ください。
リチウム・イオン・バッテリの輸送
本製品で使用するリチウム・イオン充電式バッテリ・パックの電力量は
100 Wh 未満です。等価リチウム含有量は、UN Manual of Tests and
ria Part III Section 38.3 の規定に準拠し、1 パックあたり 8 g 未
Crite
満、1 セルあたり 1.5 g 未満に抑えられています。
RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書 23
適合性に関する情報
リチウム・イオン・バッテリを輸送する際は、該当するすべての地
域、国の規制、および国際規制を必ず確認してください。
使用期限切れ、損傷、またはリコールされているバッテリの輸送
は、特別に制限または禁止されることがあります。
このバッテリ・パックは、輸送中の短絡や損傷を防ぐため、十分
に保護する必要があります。
24 RSA500A シリーズの設置と安全に関する取扱説明書