Tektronix MTX100B, RTX100B, RTX130B User manual

追加情報
MTX100B 型   MPEG レコーダ&プレーヤ RTX100B 型 ISDB-T RF 信号ゼネレー タ RTX130B 型 QAM & VSB RF 信号ゼネレー タ
071-2467-00
このドキュ メントはフ ァームウェア ・ バージョ ン 10.1 に対応しています。
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目 次
ファームウェア 10.1 追加情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
基本機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
IP
プレーヤ機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
IP
モードでの MPEG プレーヤの推奨設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
リモート・コマンド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
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目 次
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MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報

ファームウェア 10.1 追加情報

このドキュメントは、MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型のファームウェア・ バージョン 明したものです。
IP プレーヤ以外の機能については、機器に付属のユーザ・マニュアルを参照してくだ
さい。

基本機能

ファームウェア・バージョン 10.1 では、IP プレーヤ機能の追加に伴いプレイ・ステー タス・インジケータおよびステータス・バーの機能がアップデートされています。ま
Clock ダイアログ・ボックスが一部変更されています。
た、
プレイ・ステータス・インジケータ
プレイ・ステータス・インジケータには、次のアイコンが追加されます。
10.1 で追加された IP プレーヤの機能およびリモート・コマンドついて説
このアイコンは、ストリームがループ・モードを使用して連続出力されて いることを示します。
このアイコンは、ストリーム・パラメータが更新されていることを示します。
このアイコンは、
このアイコンは、拡張プロトコル設定( でストリームに適用されていることを示します(
このアイコンは、ストリーム複製設定( でストリームに適用されていることを示します(
このアイコンは、ストリームにエラーが挿入されていることを示します( モードのみ)。
このアイコンは、パラメトリック設定( リームに適用されていることを示します(
PCR 確度が保持されていることを示します。
Advanced Protocol Settings)が有効
IP モードのみ)。
Stream Replication Settings)が有効
IP モードのみ)。
IP
Parametric Settings)が有効でスト
IP モードのみ)。
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
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ファームウェア 10.1 追加情報
ステータス・バー
機器が IP モードで動作している場合は、ステータス・バーの表示が変わります。
123
1IP モードでのステータス・バー
1. TTS モード:プレイ・スクリーンにおいて、IP インタフェース・オプションが選
2. IP ビット・レート:プレイ・スクリーンにおいて、IP インタフェース・オプショ
択されている場合、 スクリーンでは、
ンが選択されている場合、 コード・スクリーンでは、
TTS モードが有効になっていることを示します。レコード・
IP インタフェース・オプションは無効です。
IP ストリーム出力のビット・レートを表示します。レ IP インタフェース・オプションは無効です。
3. ストリーム数:プレイ・スクリーンにおいて、IP インタフェース・オプションが
選択され、ストリーム複製機能が選択されている場合、複製されているストリー ム数を示します。レコード・スクリーンでは、 無効です。
Clock ダイアログ・ボックス
IP インタフェースが選択されている場合、Clock ダイアログ・ボックスには IP Data
Rate
項目が追加されます。
IP インタフェース・オプションは
2IP インタフェースのための Clock ダイアログ・ボックス
2
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ファームウェア 10.1 追加情報
IP Data RateIP パケットのクロック・レートを設定します。IP モードでは、IP
データ・レートの変更は TS データ・レートに影響を及ぼし、TS データ・レート の変更は トコルにより変わります。
注:
IP データ・レートは、有効な TS データ・レートに基づき自動的に算出されます。
IP データ・レートに影響を及ぼします。パケット長は、選択されたプロ
IP データ・レートは、次の式により算出されます。
IP データ・レート =(TS データ・レート× IP パケット・サイズ)/ ペイロード・サイズ
注: TS データ・レートは、有効な IP データ・レートに基づき自動的に算出され、PCR/
PTS /DTS
算出されます。
アップデート周期に影響を与えます。TS データ・レートは、次の式により
TS データ・レート =(IP データ・レート×ペイロード・サイズ)/IP パケット・サイズ
IP データ・レートが 80 Mbps 以上の場合は、性能を最適化するために必要な設定
が行なわれることを示す ます。
Recommended Settings ダイアログ・ボックスが表示され
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ファームウェア 10.1 追加情報

IP プレーヤ機能

ファームウェア・バージョン 10.1 では、IP プレーヤをコントロールするための IP メ ニューが追加されています。
IP メニュー
IP 出力は、トランスポート・ストリームを IPv4 および IPv6 ネットワーク上で伝送す
る機能です。 性能を向上させるための設定を自動的に行う クスが表示されます。( 参照してください。)
IP オプションは、Play > Interface メニューから選択します。IP 出力の
Recommended Settings ダイアログ・ボッ
20 ページの「IP モードでの MPEG プレーヤの推奨設定」を
注: MPEG プレーヤが 10 Mbps 以上の TS ビット・レートにおいて IP モードで動作
しているときは、 は実行できません。したがって、トランスポート・ストリーム・コンプライアンス・ アナライザ(
注: IP モードで高ビット・レートの出力を行うと、ネットワークが飽和することがあ
ります。
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CPU の使用率は 100% になります。この場合、デュプレックス操作
TSCA)を実行することはできません。
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
1: IP メニュー・コマンド
コマンド名 機能
Configuration
Parametric Settings
Error Insertion
Error Generation
Statistics
TTS Settings
IP
イズ、デバイス名、プロトコル、ポート、およびインタフェース の伝送モードを設定することができます。
プロセス優先度、トランスミッタ・スレッド優先度、バースト・ モード・パラメータ、ロー・ジッタ・モード、およびジッタ・パ ラメータを設定します。
伝送されるストリームにパケット・ロス、チェックサム、および シーケンス・エラーのようなエラーを挿入します。
伝送されるストリームにパケット・ロス、チェックサム、および シーケンス・エラーのようなエラーを手動で発生させます。
パラメータ名、現在のストリーム値、前回の伝送の履歴の詳細を 表示します。
TS パケットの前に 4 バイトのタイム・スタンプを置くことに より、 します。
ファームウェア 10.1 追加情報
インタフェースと IP バージョンを設定します。パケット・サ
TS ファイルを TTS ファイルとして出力することを可能に
IP Playout Configuration ダイアログ・ボックス
IP メニューから Configuration を選択すると、図 3 または図 4 に示す IP Playout
Configuration
ダイアログ・ボックスが表示されます。
3IPv4 のための IP Playout Configuration ダイアログ・ボックス
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
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ファームウェア 10.1 追加情報
4IPv6 のための IP Playout Configuration ダイアログ・ボックス
このダイアログ・ボックスでは、次の設定を行うことができます。
Configuration Name:コンフィグレーション名を入力するか、またはドロップダ
ウン・リストから選択します。コンフィグレーションには、
Configuration
Advanced Protocol Settings、および Stream Replication Settings の各ダイアログ・
ボックスのすべての設定が含まれます。このリストには、最大 フィグレーション名を保存することができます。デフォルトでは、空白になって います。
IP VersionIP 出力のための IP バージョン(IPv4 または IPv6)を選択します。デ
フォルト値は、
ProtocolIP 出力のためのプロトコル(UDP または RTP)を設定します。デフォ
ルト値は、
Device NameIP 出力のためのデバイスを選択します。ドロップダウン・リスト
には、選択されている タフェース・カード ンタフェース・カードがデフォルト値として自動的に割り当てられます。
IPv4 です。
RTP です。
IP バージョンに基づく有効なすべてのネットワーク・イン
(NIC) がリストされます。有効な IP アドレスを持つ最初のイ
10 個までのコン
Source IP AddressIP 出力のためのソース IP アドレスを設定します。選択された
デバイスの最初の有効 は、異なるソース・アドレスが 内で最初に設定されている場合にのみ選択することができます。
選択された に表示されます。
IP バージョンに基づき、ソース・アドレスがドロップダウン・リスト
6
IP アドレスがデフォルト値になります。カスタマイズ値
Advanced Protocol Settings ダイアログ・ボックス
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ファームウェア 10.1 追加情報
Source PortIP 出力のためのソース・ポートを設定します。ポート値は、0
65535 の範囲で設定できます。UDP および RTP プロトコルに対するデフォルト
16384 です。
値は、
Transmission Mode:プロトコルの伝送モードを設定します。両方の IP バージョ
ンで、
Unicast 伝送モードおよび Multicast 伝送モードがサポートされています。
Broadcast 伝送モードは、IPv4 バージョンによってのみサポートされています。デ
フォルト値は、
Destination IP AddressIP 出力のためのディスティネーション IP アドレスを設定
します。デフォルト値は、 ています。選択されている伝送モードにより、システムは次のルールを使用して 入力を有効にします。
Multicast です。
IPv4 の場合 239.1.1.1IPv6 の場合 ff0e::1 に設定され
Unicast RangeMulticast Range または Broadcast Range 以外の範囲の IP アドレ
Unicast アドレスになります。Unicast Range は、IPv4 バージョンに対して
スは、 のみ有効です。
Multicast RangeIPv4 バージョンの場合、224.0.0.0 239.255.255.255IPv6
バージョンの場合、FFxx:y:y:y:y:y:y:yx 0 Fy 0000 FFFF)です。
Broadcast RangeIPv4 バージョンの場合、IP アドレスのネットワークまたは
ノード部分は、すべて
Destination PortIP 出力のディスティネーション・ポートを設定します。設定範
囲は、
0 65535 です。デフォルト値は、16348 です。
Enable VLAN802.1Q スタンダードにより、IP パケットのプロトコル・ヘッダ内
VLAN ヘッダを有効にします。VLAN ID は、0 4095 の範囲の VLAN を特
の 定します。 ために必要な設定が行なわれることを示す ボックスが表示されます。
VLAN を有効にして OK ボタンをクリックすると、VLAN を使用する
1 またはすべて 0 に設定されます。
Recommended Settings ダイアログ・
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
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ファームウェア 10.1 追加情報
Advanced Settings:このボタンをクリックすると、現在の設定内のアクティブ・
プロトコルのプロトコル設定を表示したり、カスタマイズしたりすることができ ます。選択されている
IP バージョンにより、IPv4 および IPv6 レイヤ属性が
Advanced Protocol Settings ダイアログ・ボックスに表示されます。RTP レイヤ属
性は
RTP プロトコルが選択されている場合にのみ表示されます。VLAN が有効
になっている場合、
VLAN
の「
レイヤ・ヘッダに基づくすべての VLAN 属性が表示されます。(25 ページ
VLAN の設定」を参照してください。)
Advanced Protocol Settings ダイアログボックスには 802.1Q
Advanced Protocol Settings ダイアログ・ボックスに表示されるパラメータは、次
のとおりです。
Ethernet LayerDestination Mac AddressSource Mac AddressProtocol
802.1Q VLAN LayerTag Protocol IdentifierPriority LevelsVLAN Identifier
IPv4 LayerVersion ( 表示のみ )Header Length ( 表示のみ )、Type of Service
Total Length ( 表示のみ)、Time To Live、Protocol、Source IP Address、Destination IP Address
IPv6 LayerVersion ( 表示のみ )Traffic ClassFlow LabelPayload Length
(
表示のみ )、Next Header、Hop Limit、Source IP Address、Destination IP Address
UDP LayerSource PortDestination PortLength ( 表示のみ )
RTP LayerVersion ( 表示のみ )Payload TypeSequence NumberSSRC
5IPv4 のための Advanced Protocol Settings ダイアログ・ボックス
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MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
ファームウェア 10.1 追加情報
6IPv6 のための Advanced Protocol Settings ダイアログ・ボックス
Header Name および Default Value は、表示専用項目です。表示されたプロトコ
ル・ヘッダは、 限られます。パケット生成で指定されたすべてのプロトコル・レイヤの
Va lu e
属性は、カスタマイズ可能です。カスタマイズされた有効な値はラベンダー 色で、カスタマイズされた無効な値はピンク色で表示されます。いずれかの属性 がカスタマイズされた場合は、ファイルが出力されている間ステータス・バーに アイコンが表示されます( ください)。
RTP Sequence Number を除きすべてのパケットに共通のヘッダに
Current
1 ページの「ステータス・インジケータ」を参照して
Reset to Default ボタンを押すと、有効な(選択された)IP バージョンのカスタマ
イズ値が、デフォルト値にリセットされます。
注: 伝送モードとしてマルチキャストが選択され、Advanced Protocol Settings ダイア
ログ・ボックスにユニキャスト・ディスティネーション・アドレスが入力されている 場合の状態については、その有効性は実証されていません。
注: Advanced Protocol Settings ダイアログ・ボックスでディスティネーション IP
ドレスが変更されている場合、アドレスのアクセスビリティはチェックされません。 ソースおよびディスティネーション のソースおよびディスティネーション MAC アドレスに影響しません。
IP アドレスの変更は、Advanced Screen Settings
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
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ファームウェア 10.1 追加情報
Stream Replication:このボタンをクリックすると、複製するストリーム数を設
定したり、属性をカスタマイズしたりすることができます。
選択された
Setting
コルの選択に対してのみ表示されます。
Settings
ジの「
次の属性に対して、増分量を指定することができます。
Ethernet LayerDestination Mac AddressSource Mac AddressProtocol
802.1Q VLAN LayerVLAN Identifier
IPv4 LayerType Of ServiceTime To LiveProtocolSource IP Address
IPバージョンにより、IPv4 および IPv6 レイヤ属性が Stream Replication
ダイアログ・ボックスに表示されます。RTP レイヤ属性は、RTP プロト
VLAN が有効な場合、Stream Replication
ダイアログ・ボックスには、VLAN の識別子のみが表示されます(25 ペー
VLAN の設定」を参照してください)。
Destination IP Address
IPv6 LayerTraffic ClassFlow LabelNext HeaderHop LimitSource IP
Address
UDP LayerSource PortDestination Port
RTP LayerPayload TypeSSRC
Destination IP Address
10
7Stream Replication Settings ダイアログ・ボックス(IPv4
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
ファームウェア 10.1 追加情報
8Stream Replication Settings ダイアログ・ボックス(IPv6
Stream Replication Settings ダイアログ・ボックスは、ストリームを n 回複製する
ために使用します。複製する回数は、 ボックスに入力することができます。
このダイアログ・ボックスには、 値を増加できる属性がリストされます。 すべての属性には、整数を入力できます。カスタマイズされた有効な数値はラベ ンダー色で、カスタマイズされた無効な値はピンク色で表示されます。
Number of replicated stream テキスト・
Increment Value 列に数値を入力することにより
Mac アドレスおよび IP アドレスを除き、
Reset to Default ボタンを押すと、有効な(選択された)IP バージョンの増分値が
デフォルト値にリセットされます。ストリームの複製が有効になっている場合は、 ストリームの出力中にステータス・バーにアイコンが表示されます。
Allow TS Fragmentation:トランスポート・ストリーム・パケットの断片化をコ
ントロールします。このオプションを選択すると、 ランスポート・ストリーム・パケットを持つことができます( または最初の
Number of TS packets オプションが有効になります。デフォルトでは、このオ
び プションは選択されていません。
Allow IP FragmentationIPv4 バージョンに対してのみ、IP パケットの断片化を
コントロールします。このオプションは、 イズ(通常
TS パケット)。このオプションを選択すると、IP Packet Size およ
MTU サイズよりも大きいパケット・サ
1500 バイト)に対して適用されます。このオプションを選択すると、
IP パケットが断片化されたト
IP パケットの最後
IP パケットが伝送中に断片化されるか、そうでない場合はパケットが同じサイズ
に保持されます。また、このオプションを選択すると、最大パケット・サイズが
16128 バイトになります。IP パケット・サイズが 1500 バイト以上の場合は、性
能を最適化するために必要な設定が行なわれることを示す ダイアログ・ボックスが表示されます。
Recommended Settings
MTX100B 型/ RTX100B 型/ RTX130B 型 追加情報
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