Tektronix 4000 Series Demo Instruction Manual Instruction Manual

Tektronix 4000 シリーズ・オシロスコープ
デモ取扱説明書
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071-2143-00
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Tektronix 製品は、登録済および出願中の米国その他の国の特許等により保護されています。 本書の内容は、 既に発行されている他の資料の内容に代わるものです。 また、本製品の仕様および価格は、予告なく変更させ ていただく場合がございますので、予めご了承ください。
TEKTRONIX および TEK は Tektronix, Inc. の登録商標です。
Wave Inspector は、Tektronix, Inc. の商標です。
DPO4000 シリーズおよび MSO4000 シリーズ・オシロスコープの安全性の詳細については、『Tektronix 4000 シ リーズ・デジタル・フォスファ・オシロスコープ・ユーザ・マニュアル』を参照してください。
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目次
Tektronix 4000 シリーズの基本操作 .. . .. .. . .. .. . .. . .. .. . .. .. . .. . .. .. .. . .. . .. ....................... 1
Tektronix 4000 シリーズの高度な機能のデモの実行............................................... 10
MSO4000 シリーズの機能のデモの実行........................................................... 33
デモ・ボードの操作 .............................................................................. 52
デモ・ボードのトラブルシューティング ............................................................. 53
目次
デモ I:信号の取り込み .................................................................... 1
デモ II:垂直軸コントロールの使用 . . .. . .. .. . .. .. .. . .. . .. .. . .. . .. .. .. . .. .. . .. . .. . ........... 2
デモ III:水平軸コントロールの使用. .. . .. .. . .. .. . .. .. . .. . .. .. . .. .. . .. .. . .. .. . .. . ............ 3
デモ IV:実行/停止コントロールの使用.................................................... 4
デモ V:トリガ・コントロールの使用.......................................................... 4
デモ VI:カーソルの使用................................................................... 5
デモ VII:測定の実行...................................................................... 6
デモ VIII:画面イメージの保存 ............................................................. 7
概要 .................................................................................... 10
性能 .................................................................................... 10
Wave Inspector デモ ..................................................................... 12
デモ IX:I2C 信号の設定................................................................. 12
デモ X:Wave Inspector のズームおよびパン機能の使用 .................................. 14
デモ XI:Wave Inspector の検索機能の使用 . . .. .. . .. .. .. . .. . .. .. . .. .. . .. .. . .. .. . ......... 17
デモ XII:シリアル・トリガおよび解析の使用 ... .. . .. .. . .. .. . .. .. . .. . .. .. . .. .. . . . .. . .. ...... 20
デモ VIII:シリアル信号の検索 ........................................................... 25
デモ XIV:RS-232 信号の監視とデコード ................................................. 27
デモ XV:シリアル・データ・パターン(RS-232 など)でのトリガ.............................. 31
使いやすさ.............................................................................. 33
性能 .................................................................................... 33
MSO4000 シリーズのデモ ................................................................ 35
デモ XVI:デジタル・チャンネルの設定 ................................................... 35
デモ XVII:チャンネル当たりのしきい値の検出............................................ 38
デモ XVIII:チャンネルのラベリング....................................................... 39
デモ XIX:パラレル・バスの調査 .......................................................... 40
デモ XX:パラレル・バスのデータ値でのトリガ............................................. 43
デモ XXI:パラレル・バスのデータ値の検索............................................... 44
デモ XXII:マルチチャンネルのセットアップ/ホールドの検出 ............................. 45
デモ XXIII:白エッジのズーム・イン ....................................................... 49
ボードの操作............................................................................ 52
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 i
目次
ii 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
以下に示す手順は、DPO4000 シリーズおよび MSO4000 シリーズ・オシロスコープの基本操作と機能を すばやく知るための手引きになります。より高度な機能については、『Tektronix 4000 シリーズ・ユーザ・ マニュアル』(071-2121-XX)をお読みください。
注: このマニュアルは、ファームウェア・バージョン 2.XX を備えた DPO4000 シリーズおよび MSO4000
シリーズ・オシロスコープで使用します。オシロスコープでファームウェア・バージョン 1.XX を使用し ている場合は、オシロスコープのユーザ・マニュアルで説明されている手順に従って、新しいファー ムウェアをダウンロードし、オシロスコープを更新してください。
注: このマニュアルは、Tektronix 020-2694-XX デモ・キットの一部です。キットには、デモ・ボード、こ
のマニュアル、および USB ケーブルが含まれます。
デモ I:信号の取り込み
1. USB ケーブルのホスト側を、オ シロスコープのフロント・パネル 左下隅の USB ポート、または リア・パネルの 2 つの USB ホ スト・ポートのいずれかに接続 します。
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
2. ケーブルのもう片側の端をデ モ・ボードのデバイス・ポートに 接続します。 (52 ページ 「デ モ・ボードの操作」 参照)。
3. デモ・ボードの USB POWER と 表記されている LED が点灯し ていることを確認します。
4. P6139A 型プローブをチャン ネル 1 に接続します。次に、 P6139A 型プローブのグラン ド・リードを、デモ・ボードの "GND" と表記されているポイ ントに接続します。プローブ・ チップを、デモ・ボードの "CNT CLK" と表記されているスクエ ア・ピンに取り付けます。
注: "CNT CLK" は同期カウンタ
用に使用するクロックです。
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 1
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
5. Default Setup を押して、オシロ スコープを初期設定に戻しま す。一般的に、新たに作業を 開始するときは、必ずこの操作 を行うことをお勧めします。
6. Autoset(オートセット)を押し ます。
オートセットは自動的に水平、 垂直、およびトリガ・パラメータ を調整して、目的の信号の使 用に適した表示にします。ク ロック信号が数サイクル確認で きます。
デモ II:垂直軸コントロールの使用
1. フロント・パネルのチャンネル 1のVertical(垂直軸)のScale (スケール)ノブを両方向に回 して、表示が変化する様子を 観察します。さらに、表示の 下のチャンネル 1 リードアウト が現在の V/div 設定を示して いることに注意します。Vertical (垂直軸)の Scale(スケール) を 1 V/div に設定します。
2. フロント・パネルのチャンネル 1 のVertical( (ポジション)ノブを両方向に回 して、表示が変化する様子を 観察します。波形を表示の中 央に配置します。
垂直軸)の Position
2 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
3. フロント・パネルのチャンネル
2 ボタンを押して、チャンネル 2 をオンにします。再度ボタン を押すとチャンネル 2 はオフ になります。
デモ III:水平軸コントロールの使用
1. フロント・パネルの水平軸ス
ケール・ノブを両方向に回し て、表示を観察します。さら に、水平リードアウトが現在の time/div 設定を示していること に注意します。水平軸スケール を 20 ns/div に設定します。
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
2. フロント・パネルの水平位置ノ
ブを両方向に回して、表示を観 察します。この操作がトリガ位 置アイコン(オレンジ色の背景 の大きな T)に影響を与えるこ とに注意します。トリガ位置アイ コンを画面の中央に戻します。
3. 目盛の上に示されるグラフィッ
クを見ます。長い黄色のバー は全アクイジションを示し、灰 色の括弧は画面上で現在観 察しているアクイジションの部 分を示します。
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 3
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
デモ IV:実行/停止コントロールの使用
1. Run/Stop(実行/停止)ボタン を押します。この操作により、 最後に取り込まれた波形が表 示され、アクイジションが停止 します。
2. Single(シングル)を押すと、オ シロスコープは 1 回波形を取り 込んで停止します。
3. 再度 Run/Stop(実行/停止) ボタンを押すと、アクイジション が再開します。
デモ V:トリガ・コントロールの使用
1. Trigger(トリガ)の Level(レベ ル)ノブを両方向に回して、表 示を観察します。ノブをさらに 回すと、トリガ・レベルが波形の 外に移動します。
トリガが不安定になり、波形が 不規則にスクロールすることに 注意します。
2. Force Trigger(強制トリガ)ボタ ンを一度押し、オシロスコープ が一瞬のうちに 1 回のアクイジ ションを実行することを確認し ます。この操作により波形がど のように表示されるかがわかる ので、適切で安定したトリガを 設定できます。
4 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
3. Set to 50%(50% 振幅)ボタンを
押します。この操作により、安 定したトリガを得るために、トリ ガ・レベルが信号の中間点に 自動的に設定されます。
デモ VI:カーソルの使用
1. フロント・パネルの Cursors
(カーソル)ボタンを押します。 2 つの垂直バー・カーソルが、
目盛の上のグラフィック内に表 示されます。対応するカーソ ル・リードアウトは、トリガを基準 にしたそれぞれのカーソルの時 間およびカーソル間のデルタ で示される振幅を表示します。
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
2. 汎用ノブ a および b を使用し
て、カーソルを画面上に配置 します。
ヒント:フロント・パネルの 2 つ の汎用ノブ間にある Fine(微 調整)ボタンが点灯している場 合、このボタンを押して微調整 モードをオフにすると、カーソ ルの移動が速くなります。
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 5
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
3. 1 つのカーソルを、最初の立 下りエッジの中間点に配置しま す。もう 1 つのカーソルを 2 番 目の立下りエッジの中間点に 配置して、信号の周期を測定し ます。カーソル・リードアウトに より、カーソル間の差が約 100 ns であることが表示されます。
ヒント:フロント・パネルの 2 つ の汎用ノブ間にある Fine(微調 整)ボタンが点灯していない場 合、このボタンを押して微調整 モードをオンにすると、カーソ ルの移動が遅くなります。
4. Cursors(カーソル)をさらに 2 回押して、カーソルをオフにし ます。
デモ VII:測定の実行
1. フロント・パネルの Measure(波形 測定)ボタンを押します。
2. 下のベゼルの Select Mea (測定選択)ボタンを押します。
3. 側面ベゼルの Period(周期)ボタ ンを押します。
4. 側面ベゼルの Frequency(周波 数)ボタンを押します。
surement
Select
Measure-
ment
Period
Fre-
quency
Remove
Measure-
ment
Gating
Screen
StatisticsOnRefer-
ence
Levels
Indica-
tors
Configure
Cursors
6 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
5. 測定リードアウトを観察します。
リードアウトにより、周波数および 周期、さらに測定の平均、最小、 最大、および標準偏差が示され ます。
6. 下のベゼルの Remove
Measurement (測定削除)ボ タンを押します。
7. 側面ベゼルの Remove All
Measurements(すべての測定を削 除)ボタンを押します。
8. 表示の右下の Menu Off を押し
て、サイド・メニューを消します。再 度押して、下のベゼル・メニュー を消します。
デモ VIII:画面イメージの保存
Remove
All Mea-
sure-
ments
Period
Freq
Value
99.96ns
10.0M
Mean
99.99n
10.00M
Min
99.85n
9.987M
Max
100.1n
10.01M
Std Dev
62.89p
6.754k
1. USB フラッシュ・ドライブまたはコ
ンパクトフラッシュ・カードのいず れかを挿入します。
オシロスコープの前面に 1 つ、背 面にさらに 2 つの USB 2.0 ホスト・ ポートが備えられています。
2. フロント・パネルの Save/Recall の
Menu ボタンを押します。
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 7
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
3. 下のベゼルの Save Screen Image (画面イメージの保存)ボタンを押 します。
4. 必要な場合は、汎用ノブ a を使 用して、使用しているドライブを 選択します。
5. フロント・パネルの Select(選択) ボタンを押します。
この操作を行うと、使用しているド ライブの内容を拡大または縮小 表示できます。
6. 側面ベゼル・ボタンを使用して、 目的のファイル・フォーマットを選 択します。
7. OK Save Screen Image(OK イメー ジの保存)を押します。
8. 複数のイメージを簡単に保存する には、フロント・パネルの Save ボ タンを押します。
デフォルトでは、下のベゼルの Assign Save to(保存内容の指定) ボタンは Image(イメージ)に設定 されています。
拡大されたリスト 縮小されたリスト
File
Format
.png
OK
Save
Screen
Image
8 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
これにより、フロント・パネルの Save ボタンを押すと必ず、画面イ メージが、自動的にインクリメント されたファイル名で、指定した場 所に保存されます。
Tektronix 4000 シリーズの基本操作
フロント・パネルの Save ボタン を押すたびに、保存内容を変更 するには、下のベゼルの Assign Save to(保存内容の指定)ボタン を押し、続いて側面ベゼル・ボタ ンの、Screen Image(画面イメー ジ)、Waveform(波形)、または Setup(設定)のうちのいずれかを 押します。
Assign
Save to
Image
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 9
Tektronix 4000 シリーズの高度な機能のデモの実行
Tektronix 4000 シリーズの高度な機能のデモの実行
このセクションでは、市販されている他のオシロスコープより優れている、Tektronix 4000 シリーズ・オシ ロスコープの機能をいくつか取り上げて説明します。
概要
10.4 インチ XGA 大画面ディスプレイ: オシロスコープは波形観測のためのツールです。したがっ て、大画面、高輝度ディスプレイは非常に有用です。
チャンネルごとにノブを持つ垂直軸コントロール: オシロスコープの垂直軸コントロールはチャンネ ル間で共通に使用されていることが多いため、垂直軸のスケールや位置を変更する前にチャンネル を選択する必要があります。Tektronix 4000 シリーズは、チャンネルごとに独立した調整ノブを持つ ため、オシロスコープを効率的かつ直感的に操作できます。
フロント・パネル USB およびコンパクトフラッシュ・ポート: これらのポートにより、スクリーン・イ メージ、オシロスコープの設定、および波形データを、オシロスコープからコンピュータに容易に 転送できます。
わずか 5.4 インチの奥行き:Tektronix 4000 シリーズは、そのパフォーマンスからは考えられないほ どコンパクトで、オシロスコープの前にテスト対象のデバイスを設置できます。
持ち運び可能:わずか 5 Kg (11 ポンド)のボディに丈夫なハンドルも備えているため、持ち運 びが簡単です。
ローカリゼーション:Tektronix 4000 シリーズ・オシロスコープは、英語、フランス語、ドイツ語、イタリ ア語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、日本語、韓国語、簡体字中国語、および繁 体字中国語の 11 か国語のユーザ・インタフェースで使用できます。
性能
製品
帯域幅 DPO4000 シリーズ・チャンネル MSO4000 シリーズ・チャンネル 最大アナログ・サンプル・レート(全
チャンネル) メイン・レコード長(全チャンネル) MSO4000 シリーズ MagniVu レコード
長(全デジタル・チャンネル)
DPO4104 型および MSO4104 型
1 GHz 500 MHz 350 MHz 350 MHz 4442 4+16 4+16 4+16 2+16
5 GS/s 2.5 GS/s 2.5 GS/s 2.5 GS/s
10 M 10 M 10 M 10 M
10 k ポイン ト
DPO4054 型および MSO4054 型
10 k ポイント 10 k ポイン
DPO4034 型および MSO4034 型
DPO4032 型および MSO4032 型
10 k ポイン ト
全チャンネルで 5X のサンプルの取り込み:Tektronix 4000 シリーズ・オシロスコープでは、すべて
のチャンネルで ≧ 5x のオーバ・サンプリングと sin(x)/x 補間スタンダードを提供します。この機能 により、すべてのチャンネルで完全なシングル・ショット帯域幅が提供されます。低いサンプル・レー
10 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
Tektronix 4000 シリーズの高度な機能のデモの実行
トで直線補間しか備えていないオシロスコープでは、完全なシングル・ショット帯域幅を提供できる のは、少数のチャンネルだけです。
全チャンネルで 10 M ポイントのレコード長:Tektronix 4000 シリーズ・オシロスコープでは、すべて
のチャンネルで 10 M ポイントのレコード長を標準で提供します。この機能は、他のミッドレンジ・オシロス コープでは、標準ではもちろん、非常に高価なオプションでも提供されないものです。
波形ラベル:Tektronix 4000 シリーズ・オシロスコープでは、ディスプレイ上の信号にラベルを追加でき
ます。ディスプレイ上の信号の数が多ければ、それだけこの機能の有用性も高まります。
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 11
Tektronix 4000 シリーズの高度な機能のデモの実行
Wave Inspector デモ
基礎知識
デジタル・オシロスコープのレコード長は、1980 年代初期に 500 ポイントであったものが今日で は数百万ポイントになっています。
Tektronix 4000 シリーズは、提供するレコード長の量だけでなく、データの操作性にも重点を置い ています。Google のような検索エンジンを使わずに、Web 上で目的のものを探そうとすることを 考えてみてください。
レコード長が長くなったため、事実上すべてのデジタル・オシロスコープがズーム機能を実装しまし た。しかし、ズーム機能のほとんどは、操作性が悪く、メニュー・コントロールの場所がわかりにくかっ たり、1 つのフロント・パネル・コントロールに対して複数の機能が割り当てられていたりします。 Tektronix 4000 シリーズのズーム・コントロールは、フロント・パネルから簡単に使用できます。
Wave Inspector、およびシリアル・トリガと解析のデモの手順を、操作のポイントと合わせて以下に 示します。
デモ IX:I2C 信号の設定
1. P6139A 型プローブのグラン ド・リードを、デモ・ボードの "GND" と表記されているポイン トに接続します。
P6139A 型プローブを、オシロ スコープのチャンネル 1 からデ モ・ボードの "SCLK" テスト・ポ イントに接続します。
2. もう一本の P6139A 型プローブ のグランド・リードを、デモ・ボー ドの "GND" と表記されている ポイントに接続します。
もう一本の P6139A 型プローブ を、オシロスコープのチャンネ ル 2 からデモ・ボードの "I2C SDA" テスト・ポイントに接続し ます。
3. デモ・ボードの I2CLEDが点 灯していることを確認します。 点灯していない場合は、デモ・ ボードの SERIAL SELECT ボタ ンを何度か押して I 点灯させます。
4. フロント・パネルの Default Setup ボタンを押します。
2
CLE
Dを
12 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
5. フロント・パネルの Trigger(トリ
ガ)のLevel(レベル)ノブを回し て、トリガ・レベルを約 2 V に 設定します。
6. フロント・パネルのチャンネル 2
ボタンを押して、チャンネル 2 をオンにします。
7. フロント・パネルのチャンネル 1
およびチャンネル 2 の Vertical (垂直軸)の Scale(スケール) ノブを回して、チャンネル 1 お よびチャンネル 2 の両方を 2.0 V/div に設定します。
Tektronix 4000 シリーズの高度な機能のデモの実行
8. チャンネル 1 およびチャンネ
ル 2 の Vertical(垂直軸)の Position(ポジション)ノブを回し て、チャンネル 1 を目盛の上 部付近、チャンネル 2 を中間 点付近に配置します。
9. フロント・パネルの Acquire(波
形取込)ボタンを押して、波形 取込メニューを表示します。
10. 下のベゼルの Record Length
(レコード長)ボタンが有効に なっていない場合は、そのボタ ンを押します。また、側面ベゼ ルの 1M points(1 M ポイント) ボタンを押します。
4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書 13
Tektronix 4000 シリーズの高度な機能のデモの実行
11. フロント・パネルの水平軸ス ケール・ノブを回して、水平軸 スケールを 20.0 ミリ秒/div に 設定します。
ヒント:この設定を保存して、い つも同じ設定でデモを行える ようにするには、フロント・パネ ルの Save/Recall の Menu ボ タンおよび下のベゼルの Save Setup(設定の保存)ボタンを押 して、設定を保存する場所を 選択します。
12. フロント・パネルの Single(シン グル)ボタンを押して、1 回のア クイジションを取り込みます。
I2Cバスのクロック・ライン(黄 色の ch1)およびデータ・ライン (青色の ch2)を観察しているこ とがわかります。
ヒント:波形が右の表示のように ならない場合は、ステップ 1 に 戻り、両方のプローブがデモ・ ボードの正しいピンに接続され ていることを確認します。
デモ X:Wave Inspector のズームおよびパン機能の使用
このセクションでは、 Wave Inspector のズーム/パン・ノブを使用してズームおよびパン機能のデ モを行う方法を説明します。
1. フロント・パネルの Wave Inspector 部分を確認します。こ れらの専用コントロールを使用 すると、波形の移動および解析 を簡単に行うことができます。
14 4000 シリーズ・オシロスコープ・デモ取扱説明書
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