System Management Services
(SMS) 1.3 ご使用にあたって
Sun Microsystems, Inc.
4150 Network Circle
Santa Clara, CA 95054
U.S.A.
Part No. 817-1348-10
2003 年 1 月 , Revision A
コメントの宛先 : docfeedback@sun.com
Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054 U.S.A. All rights reserved.
Sun Microsystems, Inc. (
米国
所有権を有しています。これら知的所有権には、
び米国ならびにその他の国におけるひとつまたは複数の特許または出願中の特許が含まれています。
本書およびそれに付属する製品は著作権法により保護されており、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのもと
において頒布されます。サン・マイクロシステムズ株式会社の書面による事前の許可なく、本製品および本書のいかなる部分も、いかなる
方法によっても複製することが禁じられます。
本製品のフォント技術を含む第三者のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。
本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている
X/Ope n Company Limited
本製品は、株式会社モリサワからライセンス供与されたリュウミン
フォント・データを含んでいます。
本製品に含まれる
スマスタをもとに作成されたものです。平成明朝体
ライセンス供与されたタイプフェースマスタをもとに作成されたものです。また、
朝体
W3 の補助漢字を使用しています。なお、フォントとして無断複製することは禁止されています。
Sun、Sun Microsystems、AnswerBook2、docs.sun.com、Sun Fire、OpenBoo t PROM、Java
Micr osystems
すべての
は登録商標です。SPARC 商標が付いた製品は、米国 Sun Microsystems 社が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
HG 明朝 L と HG
社の商標もしくは登録商標です。サンのロゴマークおよび
SPARC
商標は、米国
以下、米国
が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
SPARC International, Inc.
OPENLOOK、OpenBoot、JLE
ATOK
は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。
の他の権利は、すべて株式会社ジャストシステムに帰属します。
ATOK Server/ATOK12
本書で参照されている製品やサービスに関しては、該当する会社または組織に直接お問い合わせください。
OPEN LOOK
ました。米国
における米国
Interface
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provided in DFARS 227.7202-1(a) and 227.7202-3(a) (1995), DFARS 252.227-7013(c)(1)(ii) (Oct. 1998), FAR 12.212(a) (1995), FAR 52.227-19, or
FAR 52.227-14 (ALT III), as applicable.
本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限
定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も行われないものとします。
本書には、技術的な誤りまたは誤植のある可能性があります。また、本書に記載された情報には、定期的に変更が行われ、かかる変更は本
書の最新版に反映されます。さらに、米国サンまたは日本サンは、本書に記載された製品またはプログラムを、予告なく改良または変更す
ることがあります。
本製品が、外国為替および外国貿易管理法
外へ持ち出す際には、サン・マイクロシステムズ株式会社の事前の書面による承諾を得ることのほか、外為法および関連法規に基づく輸出
手続き、また場合によっては、米国商務省または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。
および
Sun Microsystems
Xerox
の非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは米国
にかかる著作権その他の権利は、株式会社ジャストシステムおよび各権利者に帰属します。
Sun Graphical User Interface
社の先駆者としての成果を認めるものです。米国
Sun Microsystems
ゴシック
は、サン・マイクロシステムズ株式会社の登録商標です。
社は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開発
http://www.sun.com/patents
B
は、株式会社リコーがリョービイマジクス株式会社からライセンス供与されたタイプフェー
は、米国
(
外為法) に定められる戦略物資等 (貨物または役務) に該当する場合、本製品を輸出または日本国
社とします) は、本書に記述されている製品に採用されている技術に関する知的
Berkeley BSD
L-KL (Ryumin-Light)
W3
は、株式会社リコーが財団法人 日本規格協会 文字フォント開発・普及センターから
Solaris
のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標また
ATOK8
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
ATOK Server/ATOK12
Sun Microsystems
Sun Microsystems
Sun Microsystems
に掲載されているひとつまたは複数の米国特許、およ
ATOK8
UNIX
は、
にかかる著作権そ
システムに基づいていることがあります。
および中ゴシック
HG 明朝 L と HG
は、米国およびその他の国における米国
Sun Microsystems
は、米国
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
社が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発し
Xerox
社は米国
社のライセンス実施権者にも適用されます。
BBB (GothicBBB-Medium)
B
ゴシック
の補助漢字部分は、平成明
社の登録商標です。
Xerox Graphical User
社から
Sun
の
: System Management Services (SMS) 1.3 Release Notes
原典
Part No: 816-5321-10
Revision A
Please
Recycle
目次
はじめに
1. System Management Services (SMS) 1.3
SMS 1. 3 で既知の制限事項 1
一般的な問題 2
Capacity on Demand (COD) 2
システムコントローラ (SC) 外部ネットワークの構成 3
システムの BREAK 処理 4
IPSec の構成 5
smsconnectsc コマンド 5
再インストールとアップグレード 5
SMS のマニュアルについて 6
パーツ番号 6
2. SMS 1.3 のバグ 7
vii
COD 関連の SMS コマンド 3
COD 1.1 からのアップグレード 3
ご使用にあたって
1
SMS 1.3 ソフトウェアのバグと RFE 7
ドメインが POST を実行しているときに、dsmd が誤ったタイムアウトメッ
セージをログに記録する (BugId 4709190) 8
scman がアクティブなパスの変更を検出できない (BugId 4737187) 8
iii
IOSRAM コンソールが低速なため、コンソールデータが消失してしまう
(BugId 4750509) 8
smsconnectsc をスペア SC で実行すると、制御操作が混乱する (BugId
4776482) 9
断続的な受信メールボックスの障害により DR 操作が失敗する (BugId
4778572) 9
何も装着されていない IO スロットが、hpost 実行後に hsPCI として表示さ
れる (BugId 4783670) 9
スペア SC が OBP プロンプト状態にある場合、SC クロックはフェーズロッ
クされない (BugId 4783775) 10
Hpc3130 カセットの状態に対して、断続的な I
2
C タイムアウト (1124) が発
生する (BugId 4785961) 10
最初のドメインの POST 中に HASRAM テストと通信が失敗する (BugId
4789435) 10
SC が削除されると、esmd は SCPER からデータへのアクセスを試行し続け
る (BugId 4789560) 11
SC が削除されると、frad は SCPER からデータへのアクセスを試行し続け
る (BugId 4789565) 11
数字で始まるプラットフォーム名の場合、mand の起動に失敗する (BugId
4790002) 11
/etc/inet/inetd.conf の sun-dr エントリを削除すると、ネットワーク
またはドメインがハングアップする (BugId 4791943) 12
フェイルオーバー後に、フェイルオーバーメカニズムが自動的に使用不可に
ならないことがある (BugId 4792450) 12
showenvironment コマンドがスペア SC で実行しようとする (BugId
4793237) 12
setbus 接続準備メッセージが長すぎるとき、メッセージの途中から表示さ
れなくなる (BugId 4793542) 13
hwad プロキシ呼び出しエラーメッセージがプラットフォームログに記録さ
れる (BugId 4793662) 13
SC0 で Secure Shell を起動できない (BugID 4796675) 14
setkeyswitch standby/off を実行すると、拡張ボードのグローバル
dstops が発生し、分割構成を使用している場合に POST が失敗する
(BugId 4799169) 14
iv System Management Services (SMS) 1.3
ご使用にあたって
• 2003 年 1
月
テストボードの失敗 -- dxs が、入出力ボードテストメモリーに対して間違っ
た EXB を tmd キューに入れることがある (BugId 4801180) 15
管理ネットワーク (MAN) のバグ 15
ネットインストール時の MAN ドライバのエラーメッセージ (BugId
4368815) 15
MAN ドライバの構成関数は、sysidtool フレームワークに存在する必
要がある (BugId 4469050) 15
他のドメインの起動ディスクで起動すると、ドメイン MAN の構成で問題
が発生する (BugId 4482112) 16
smsconfig -m によるインストール済みドメインの MAN I1 ネットワー
ク IP アドレス設定に、ドメインでの変更が反映されない (BugId
4484851) 16
その他のバグ 16
ohci ドライバが SOF 割り込みを受信しない (BugId 4485012) 16
最新の eri パッチをインストールした I2 のアクティブなパス構成を変更で
きない (BugId 4742858) 17
キャッシュ不可の要求への対応づけを解除された応答が、AXQ ロックモ
ジュールの状態を破壊する (BugId 4761277) 17
33 MHz 対応カードを 66 MHz の空のスロットに挿入すると、ホットプラグが
機能しない (BugId 4785070) 18
SF15K プラットフォーム固有の Begin/Finish スクリプトが、HPCI+ のみの
ドメインでハングアップする (BugId 4797577) 18
3. 動的再構成 (DR) ご使用にあたって 19
既知の制限事項 19
SMS 側での制限事項 20
ドメイン側での制限事項 20
一般的な情報 20
DR に関連するマニュアルについて 20
パーツ番号 21
既知のバグ 21
SMS 側でのバグ 21
目次
v
dca が障害の発生したネットワーク接続を検出しない (BugId
4628314) 21
ドメイン側でのバグ 22
Solaris 8 xntpd が RT クラスで実行されるため、 DR 操作のコピーや名
前の変更ができない (BugId 4396562) 22
memscrubber プロセスが、大容量のメモリー構成のドメインでスリー
プしない (BugId 4647808) 22
特定のギガビット Ethernet オプションカードが、DR により IO ボードを
初めて追加した後で自動構成されない (BugId 4698684) 23
特定の I/O オプションカードを構成すると、pci:map-out failed メッ
セージが表示されることがある (BugId 4722493) 23
deleteboard を実行するとリークエラーが表示される (BugId
4730142) 24
DR 中に scsi_transport で glm によるハングアップが発生する
(BugId 4737786) 24
ハードウェアのバグ 25
GigaSwift Ethernet MMF のリンクが、DR 接続後の CISCO 4003 スイッ
チで停止する (BugId 4709629) 25
vi System Management Services (SMS) 1.3
ご使用にあたって
• 2003 年 1
月
はじめに
このマニュアルでは、
情報を説明します。
System Management Services (SMS) 1.3
ソフトウェアに固有の
お読みになる前に
このマニュアルは、UNIX® システム、特に Solaris™ オペレーティング環境のシス
テムでの作業経験を持つ
経験がない場合は、まずこのシステムに付属の
者向けマニュアルを読み、
さい。
次世代の
クラスタとして構成できます。ただしこのマニュアルでは、
のシステム管理については解説しません。
Sun Fire
Sun Fire
UNIX システム管理のトレーニングの受講を検討してくだ
サーバーファミリのすべてのメンバーは、ゆるやかに結合された
システム管理者を対象にしています。このような
Solaris
ユーザーおよびシステム管理
Sun Fire
のクラスタ構成
マニュアルの構成
このマニュアルは、以下の章で構成されています。
1
第
第
2
3
第
す。
章では、
章では、
章では、
SMS 1.3
SMS 1.3
SMS 1.3
に固有の情報を示します。
のバグと
での動的再構成
RFE
、およびその他のバグについて説明します。
(DR)
に関する情報とバグについて説明しま
vii
UNIX
コマンド
このマニュアルには、
UNIX
の基本的なコマンド、およびシステムの停止、システム
の起動、デバイスの構成などの基本的な手順の説明は記載されていません。
これらの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
■
『Sun 周辺機器 使用の手引き』
■
Solaris ソフトウェア環境に関するオンラインマニュアル
■
ご使用のシステムに付属のその他のソフトウェアマニュアル
書体と記号について
書体または記号 意味 例
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
または ゴシック
『
』 参照する書名を示します。 『
コマンド名、ファイル名、ディ
レクトリ名、画面上のコン
ピュータ出力、コード例。
ユーザーが入力する文字を、画
面上のコンピュータ出力と区別
して表します。
コマンド行の可変部分。実際の
名前や値と置き換えてくださ
い。
.login
ls -a
% You have mail.
マシン名
Password:
rm filename
rm
ファイルを編集します。
を実行します。
% su
と入力します。
ファイル名 と入力します。
ユーザーマニュアル』
Solaris
」 参照する章、節、または、
「
強調する語を示します。
\
viii System Management Services (SMS) 1.3
枠で囲まれたコード例で、テキ
ストがページ行幅をこえる場合
に、継続を示します。
ご使用にあたって
• 2003 年 1
第
章「データの管理」を参照。
6
この操作ができるのは「スーパーユー
ザー」だけです。
% grep ‘^#define \
XV_VERSION_STRING’
月
シェルプロンプトについて
シェル プロンプト
UNIX の C
UNIX
スーパーユーザー (シェルの種類を問わない
シェル マシン名
の
Bourne
シェルと
Korn
シェル
関連マニュアル
用途 タイトル
管理者マニュアル
リファレンス
概要
オプション
(man1M)
System Management Services (SMS) 1.3
管理者マニュアル
System Management Services (SMS) 1.3
リファレンスマニュアル
Sun Fire 15K/12K
System Management Services (SMS) 1.3
Dynamic Reconfiguration
ニュアル
Sun Fire 15K/12K Dynamic
Reconfiguration
Sun Fire 15K/12K
の手引き
OpenBoot™ 4.x Command Reference
Manual
$
)
ソフトウェアの概要
ユーザーマニュアル
システムサイト計画
#
ユーザーマ
%
Part No.
817-1340-10
817-1341-10
817-1353-10
817-1382-10
817-1383-10
816-2184-11
816-1177-10
はじめに
ix
Sun
のオンラインマニュアル
サンの各種システムマニュアルは下記
http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs
Solaris
http://docs.sun.com
およびその他のマニュアルは下記
より参照できます。
URL
より参照できます。
URL
コメントをお寄せください
弊社では、マニュアルの改善に努力しており、お客様からのコメントおよびご忠告を
お受けしております。コメントは下記宛に電子メールでお送りください。
docfeedback@sun.com
電子メールの表題にはマニュアルの
なお、現在日本語によるコメントには対応できませんので、英語で記述してくださ
い。
Part No. (817-1348-10)
を記載してください。
x System Management Services (SMS) 1.3
ご使用にあたって
• 2003 年 1
月
第 1 章
System Management Services
(SMS) 1.3 ご使用にあたって
この章では、
(SMS) 1.3
■
SMS 1. 3 で既知の制限事項
■
一般的な問題
■
SMS
Sun Fire 15K/12K
に固有の情報として、以下の項目について説明します。
のマニュアルについて
システムサーバー上の
System Management Services
SMS 1. 3 で既知の制限事項
この節では、
ます。
■
この SMS 1. 3 のリリース時点では、
-c csb
システムが不安定になる可能性があるため、
■
プロダクションドメインと、デバイスドライバなどの新規またはテストされてい
ない特権モードソフトウェアが含まれているドメインでは、両方のドメインで
dstop
いでください。
setkeyswitch standby
■
行すると、拡張ボードを共有しているドメインに
ます。
■
hsPCI ボードには、 66 Mhz スロットが 1 つあります。ドメインの再起動を行わな
い場合、このスロットに
4785070
Sun Fire 15K/12K
が唯一の指定形式です。
が発生する可能性があるため、これらドメイン間で拡張ボードを共有しな
システムの
-
b
BugId 4761277 を参照してください。
または setkeyswitch off コマンドを複数同時に実
BugId 4799169
を参照してください。
を参照してください。
33Mhz
のカードを装着しないでください。
SMS
に関連する既知の制限事項を説明し
setbus
オプションや location オペランドを使用すると
を使用する必要がある場合、
使用しないでください
dstops
が発生することがあり
setbus
。
BugId
1