System Management Services
(SMS) 1.1
リファレンスマニュアル
Sun Microsystems, Inc.
901 San Antonio Road
Palo Alto, CA 94303-4900
U.S.A.650-960-1300
Part No. 816-2246-10
Revision A, 2001 年 11 月
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原典 :
System Management Services (SMS) 1.1 Reference Manual
Part No: 816-0900-10
Revision A
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目次
Intro(1M) 2
addboard(1M) 6
addtag(1M) 12
cancelcmdsync(1M) 15
console(1M) 20
dca(1M) 25
deleteboard(1M) 27
deletetag(1M) 32
disablecomponent(1M) 34
dsmd(1M) 39
dxs(1M) 41
enablecomponent(1M) 42
esmd(1M) 47
flashupdate(1M) 50
fomd(1M) 54
frad(1M) 55
help(1M) 56
hpost(1M) 58
hwad(1M) 59
目次 iii
initcmdsync(1M) 60
kmd(1M) 65
mand(1M) 68
mld(1M) 70
moveboard(1M) 73
osd(1M) 80
pcd(1M) 81
poweroff(1M) 84
poweron(1M) 87
rcfgadm(1M) 90
reset(1M) 109
resetsc(1M) 112
runcmdsync(1M) 115
savecmdsync(1M) 117
setbus(1M) 122
setdatasync(1M) 125
setdate(1M) 129
setdefaults(1M) 132
setfailover(1M) 136
setkeyswitch(1M) 138
setobpparams(1M) 142
setupplatform(1M) 145
showboards(1M) 149
showbus(1M) 158
showcmdsync(1M) 161
showcomponent(1M) 163
showdatasync(1M) 168
showdate(1M) 171
iv System Management Services (SMS) 1.1 リファレンスマニュアル • 2001 年 11 月
showdevices(1M) 173
showenvironment(1M) 178
showfailover(1M) 187
showkeyswitch(1M) 190
showlogs(1M) 192
showobpparams(1M) 196
showplatform(1M) 198
showxirstate(1M) 205
smsbackup(1M) 210
smsconfig(1M) 213
smsconnectsc(1M) 224
smsrestore(1M) 227
smsversion(1M) 229
ssd(1M) 231
tmd(1M) 232
目次 v
vi System Management Services (SMS) 1.1 リファレンスマニュアル • 2001 年 11 月
保守コマンド
Intro
(1M)
名前 Intro – SMS 管理
機能説明 この節 では、システム管理 ソフトウェアの環境 で実行 可能なコマンドについて
説明します。
コマンド一覧 addboard(1M) ドメインに 対する ボードの 割り当て、接 続、
設定
addtag(1M) ドメ インに対 するドメ イン名 (タグ) の割 り当
て
cancelcmdsync (1M) コマンド同期 リストからコマンド同 期 記 述子
を削除
console(1M) ドメ インコンソールへ のアクセス
dca(1M) ドメ イン構 成エ ージェント
deleteboard(1M) ドメ インからシステムボ ードを切 り離 し、割
り当てを解除
deletetag (1M) ドメ インに関連付けられているド メ イン 名 (タ
グ) の削除
disablecomponent (1M) 特定のコンポ ーネ ントをプラットフォームま
たはブラックリストファ イルに追加
dsmd(1M) ドメ インの状態監視 デーモン
dxs(1M) ドメ イン X サーバ ー
enablecomponent(1M) 特定のコン ポー ネントをプラットフォーム、
ドメ インまたは ASR ブラックリストから削除
esmd(1M)
環境状態監視デーモン
flashupdate(1M) PROM システムボ ードの更新
fomd(1M) フェイルオ ーバ ー管理 デーモン
frad(1M) FRU アクセスデーモン
help(1M) SMS コマンドのヘ ルプ情報を表示
2 SMS 1.1 2001 年 6 月 6 日
Intro
(1M)
hpost (1M) Sun Fire 15K の電源投入時自 己診断 (POST) 制
御系アプリ ケーション
hwad(1M) ハードウェアアクセスデーモン
initcmdsync(1M) 回復するスクリプトを 特定するための、コマ
ンド同期 記述子 の作成
kmd(1M) キー管理 デーモン
mand(1M) 管理ネットワークデーモン
mld(1M)
メッセージロ ギングデーモン
moveboard(1M) ドメ イン間 でのボ ードの移動
osd(1M) OpenBoot PROM サーバ ーデーモン
pcd(1M) プラットフォーム構 成データベ ースデーモン
poweroff(1M) 電源切断の制 御
poweron(1M) 電源投入の制 御
rcfgadm(1M) 遠隔構成 管理
reset(1M) 指定 されたドメ インのすべての CPU ポートに
リセットを送信
resetsc(1M) スペ アシステムコントローラ (SC) のリセット
runcmdsync(1M) フェイルオ ーバ ー後 の回復 のために、指定 さ
れたスクリプトを準備
savecmdsync (1M) フェイルオ ー バ ーの 後 に、スクリプトを 再 開
する場所 の指定 、およびマーカーの追加
setbus (1M) ドメイン 内のアクティブな 拡張ボタンで 動的
バスの 再構成を実 行
setdatasync (1M) データ同期で使用されるデータ適用リストの
変更
setdate (1M) システムコントローラ (SC) またはドメ インの
日付と時刻 の設定
2001 年 6 月 6 日 SMS 1.1 3
Intro
(1M)
setdefaults (1M) 直前にアクティブであったドメ インのすべて
のインスタンスの削除
setfailover (1M) システムコントローラ (SC) フェイルオー バー
メカニズムの 状態の 変更
setkeyswitch(1M) 仮想キースイッチ 位置の 変更
setobpparams(1M) ドメ インの OpenBoot PROM 変数の 設定
setupplatform(1M) ドメ インの使用可能構 成要素 リストの設定
showboards(1M)
ボードの 割り当て情報と 状態の 表示
showbus (1M) アクティブドメ イン 内 の 拡張ボ タンの バ ス 構
成を表示
showcmdsync(1M) 現在のコマンド同 期リストの 表示
showcomponent(1M)
コンポ ーネ ントのブラックリスト状態 の表示
showdatasync (1M) フェイルオ ー バ ーに 対 するシステムコント
ローラ (SC) のデータ同期状態 の表示
showdate (1M) システムコントローラ (SC) またはドメ インの
日付と時刻 の表示
showdevices (1M) システムボ ードデ バ イスおよび 資源 使用 状況
情報の表示
showenvironment(1M) 環境データの 表示
showfailover(1M) システムコントローラ (SC) のフェイルオ ー
バー 状態の 管理または表示
showkeyswitch(1M) 仮想キースイッチ 位置の 表示
showlogs(1M) メッセージログフ ァイルの 表示
showobpparams(1M) ドメ インの OpenBoot PROM 起動パラ メタの
表示
showplatform (1M) 各ドメ インの ボ ード使用可能 構 成 要素 リスト
およびドメ イン状態 の表示
4 SMS 1.1 2001 年 6 月 6 日
Intro
(1M)
showxirstate (1M) プロセッサにリセットパルスを送信後、 CPU
ダンプ情報を 表示
smsbackup(1M) SMS 環境のバ ックアップ
smsconfig(1M) Sun Fire 15K システムのシステムコントロー
ラ (SC) 構 成ユーティリティー
smsconnectsc(1M) 遠隔 SC コンソールへ のアクセス
smsrestore(1M) SMS 環境の 復元
smsversion(1M)
SMS ソフトウェアのアクティブバ ージョン
を、他の常駐バ ージョンに変更
ssd(1M) SMS 起動デーモン
tmd(1M) タスク管理 デーモン
2001 年 6 月 6 日 SMS 1.1 5
addboard
(1M)
名前 addboard – ドメ インに対 するボ ードの割 り当て、接続 、設定
形式 addboard
–d domain_id |domain_tag [ –c function] [ –r retry_count
[
–t timeout ]] [ –q] [ –y| –n] location [location ]...
addboard –h
機能説明 addboard(1M) は、ドメ イン domain_id | domain_tag に 対 して location の 割 り当
て、接続 、設定 を行 います。
ボードは、 追加されるド メインで available になっているか、またはそのド
メインで assigned になっている 必要があります。–c オプションは、 現在の
設定状態から 新しい 設定状態へ、 ボードの 切り 替えを指 定する 場合に使用しま
す。設定状態 は、assign 、connect 、または configure のいず れかとなり
ます。–c オ プションが指定 されない場 合は、デフォルトの設定状態 は
configure になります。
– addboard はタスクを同期的に実行し 、コマンドが完了 するまでユー
注
ザーに制御 を返 しません。ボ ードの電源 が入 っていないか、またはテ
ストされていない状態 で、–c connect|configure オ プションを指
定 すると、このコマンドによってボ ードの電源 が 投入 され、テストさ
れます。
1 つのボ ードのみ が指定 されており、それが自動 システム回復 (ASR)
ブラックリストファ イルに定義 されている場 合は、addboard はエ
ラーメ ッセージを表示 して終了 します。複数 のボ ードが指定 されてい
る場 合は、addboard は、ボ ードがスキップ中であることを示 すメ ッ
セージを表示 して次 のボ ードへ進み 、最後 のボ ードの場 合は、そこで
終了 します。
オプション 次のオ プションがサポ ートされています。
–c function
function の有効 な値 は、assign 、connect 、または configure で
す。このオ プションは、設定状態 の切 り替え を制御 する場 合に使用し
ます。それぞ れの機 能は、その前の状態 に基づいて実行 されます。た
とえば 、configure は最初 に割り当て を行 い、次 に接続 してから設
定 を行 います。 有効 な 切 り 替え状態 とその 意味 は以下のとおりです。
6 SMS 1.1 2001 年 6 月 6 日
■ assign
ボードを論理ド メインに 割り当てます。
■ connect
ボ ードが論理 ド メ インに割 り当てられていない場 合は、割 り
当てます。
ボ ードを connected|unconfigured 状態 に切 り替え ます。
これで、システムボ ードは論理 ドメ インに割 り当てられ、接
続 されている (active ) 状態 になります。この状態 では、標準
システムでボ ード上 のハ ードウェア資源 を使用することはで
き ますが、ボ ードのハ ードウェア資源 は標準 の Solaris のデー
タ構造 では表現 されないため、Solaris の環境 では使用でき ま
せん。ボ ード上 で使用でき る操 作は、設定管理 に限定 されま
す。
■ configure
ボ ードが論理 ド メ インに割 り当てられていない場 合は、割 り
当てます。
addboard
(1M)
ボ ードを connected|configured 状態 に切 り替え ます。こ
の状態 では、ボ ードはドメ インに割 り当て、接続 され、アク
ティブになっており、Solaris の環境 用に設定 されています。
ボード 上の ハードウェア 資源は、Solaris で使用することがで
きます。
–d domain_id
ドメ インの ID です。 有効 な domain_id は、A ~ R で、大文字と小 文
字を区別 しません。
–d domain_tag
addtag(1M) を使用してドメ インに割 り当てられる名 前。
–h
ヘルプ。使用方法を 表示します。
2001 年 6 月 6 日 SMS 1.1 7
addboard
(1M)
– 単一で使用します 。 –h に追加して指 定されたオ プションは無視されま
注
す。
–n
すべてのプロンプトに自動 的に「no 」 と応答 します。 プロンプトは、
–q オプションを使用するまで 表示されます。
–q
非出力 。プロンプトを含むすべての stdout へ のメ ッセージを抑 制し
ます。
–q を単 独で使用すると、すべてのプロンプト対 して –n オプションが
デフォルトで定義 されます。
–q オプションを –y または –n オプションとともに使用すると、ユー
ザープロンプトがすべて非表示 になり、選択 したオ プションに基づい
て「y 」 または「n 」 のいず れかで自動 的に応答 します。
–r retry_count –t timeout
これらのコマンド引数 を使用すると、状態 の切 り替え 中に障害 が発生
した場 合に再試行する回数を指定 することができ ます。–r retry_count
オ プションは、ドメ インによって設定状態 の変更 が再試行 される回数
を表 します。–t timeout オ プションは、次 の再試行 を行う までにドメ
インが待機 する時間 (秒) を表 します。このオ プションは、必ず
retry_count とともに使用します。デフォルト値 は 0 で、これは要求 が
すぐ に再試行 されることを意味 します。
–y
すべてのプロンプトに対 して自動 的に「yes」 と応答 します。プロンプ
トは、–q オ プションを使用するまで表示 されます。
オペランド 次のオペ ランドがサポ ートされています。
location ボード 位置のリストで、ス ペースで区切 ります。複 数の
location 引数 を使用でき ます。
8 SMS 1.1 2001 年 6 月 6 日
拡張機能説明
addboard
次 の location 形 式が使用で き ます。
SB(0...17)
IO(0...17)
– ボードタイプを使用する場 合は、 showboards(1M) を使用します。
注
(1M)
必要なグループ特権
使用例 使用例 1 - ド メイン C に ボードを 割り当てる
–c assign オプションは、プラットフォーム 管理 者 特 権を 持 つユーザーの
み、実 行することがで きます。
ドメ イン管理 者または設定 者特 権を持 っているユーザーは、自身 のドメ インに
ついてのみ 、このコマンドを実行 でき ます。対象 のドメ インにボ ードが割 り当
てられていない場 合は、ドメ インの使用可能構 成要素 リストにボ ードを定義 し
ておく必要 があります。
詳細 については、『 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュア
ル』 の第 2 章 を参照してください。
ドメ イン C に 4 つのボ ードを割 り当てる場 合は、プラットフォーム特 権を持
つユーザーが割 り当てを行う か、またはボ ードをドメ インの使用可能構 成要素
リストに定義 しておく必要 があります。
sc0:
SB at SB0 assigned to domain: C
IO at IO1 assigned to domain: C
SB at SB1 assigned to domain: C
SB at SB2 assigned to domain: C
sc0:
:> addboard -d C -c assign SB0 IO1 SB1 SB2
sms-user
:>
sms-user
使用例 2 - ブラックリストに 定義 されているボ ードをドメ イン C に 割 り当て
る
ドメ イン C に4 つのボ ードを割 り当てる場 合は、プラットフォーム特 権を持 つ
ユーザーが割 り当てを行う か、またはボ ードを使用可能構 成リストに定義 して
おく必要 があります。
sc0:
SB at SB0 assigned to domain: C
IO at IO2 assigned to domain: C
Warning:IO at IO2 is blacklisted. You will not be able to connect or configure it.
:> addboard -d C -c assign SB0 IO2 SB1 SB2
sms-user
2001 年 6 月 6 日 SMS 1.1 9
addboard
(1M)
SB at SB1 assigned to domain: C
SB at SB2 assigned to domain: C
sc0:
sms-user
:>
使用例 3 - ドメ イン A にボ ードを接 続 する
この例では、再試行の回数を 5 回、タイムアウトを 5 秒に設定 し、ドメ イン A
に対 して 3 つのボ ードを接続 します。
終了ステータス
属性
sc0:
:> addboard -d A -c connect -r 5 -t 5 IO3 IO4 IO5
sms-user
使用例 4 - ブラックリストに定義 されている ボ ードをド メ イン C に接続 する
プラットフォーム特 権を持 つユーザーが接続 を行う か、またはボ ードをドメ イ
ンの使用可能構 成要素 リストに定義 しておく必要 があります。
sc0:
SB at SB0 is blacklisted.
Exiting. sc0:
:> addboard -d C -c connect SB0
sms-user
:>
sms-user
使用例 5 - ボード (ASR ブラックリストに定義されているボードを含む ) をド
メイン A に 設定する
プラットフォーム特 権を持 つユーザーが設定 を行う か、またはボ ードをドメ イ
ンの使用可能構 成要素 リストに定義 しておく必要 があります。
sc0:
Skipping IO at IO4.It is blacklisted.
:> addboard -d A -c configure IO3 IO4 IO5
sms-user
次の 終了値が 返されます。
0 正常に 終了しました。
0 以外エラーが発生 しました。
5
次 の属性の 説 明については、attributes (
) を参照してください。
属性タイプ 属性値
Availability SUNWSMSop
ファイル
このコマンドでは次 のファ イルが使用されます。
/etc/opt/SUNWSMS/config/asr/blacklist
esmd によって除外 されるコンポ ーネ ントの一覧。
10 SMS 1.1 2001 年 6 月 6 日
– このフ ァイルは内 部で作成されて使用されます。 手動 で編集しないで
注
関連項目 addtag (
ください。
1M
)、esmd (1M)
addboard
(1M)
2001 年 6 月 6 日 SMS 1.1 11
addtag
(1M)
名前 addtag – ドメ インに対 するドメ イン名 (タグ) の割 り当て
形式 addtag
–d domain_id |domain_tag [ –q] [ –y| –n] new_tag
addtag –h
機能説明 addtag(1M) は、指定 されたド メ インタグ 名 (new_tag ) をド メ イン
(domain_id |domain_tag ) へ追加します。 1 つのドメ インには 1 つの 名前タグし
か割 り当てでき ません。また、この名 前はすべてのドメ インで必ず 一意 になる
よう にします。addtag を使用して domain_tag を変更 することもでき ます。
オプション –d domain_id ドメ インの ID 。 有効 な domain_id は、 A ~ R で、大文字と 小
文字を区別 しません。
–d domain_tag addtag (1M) を使用してドメ インに 割 り当てられる 名 前。
new_tag ドメ インに割 り当てられる新 しいタグ名 。不正 なドメ イン名
の説 明については、「拡張機 能説 明」 を参照してください。
–h ヘルプ。使用方法を表示 します。
– 単一で使用します 。 –h に追加して指定 されたオ プションは無 視されま
注
す。
–n すべてのプロンプトに自動 的に 「no 」 と 応答 します。プロン
プトは、–q オ プションとともに使用しない限り表示 されま
す。
–q 非出力 。プロンプトを含むすべての stdout へのメ ッセージ
を抑 制します。
単独で使用すると、–q はデフォルトですべてのプロンプトに
対して –n オプションを指 定します。
–y オプションまたは –n オプションのどち らかとともに使用
すると、–q ではすべてのユーザープロンプトを抑 制し、選択
したオ プションに基づいて自動 的に「y」 または「n」 のどち
らかで応答 します。
12 SMS 1.1 2001 年 6 月 6 日
addtag
(1M)
–y すべてのプロンプトに自動 的に 「yes 」 と 応答 します。プロン
プトは、–q オ プションとともに使用しない限り表示 されま
す。
オペランド
拡張機能説明
ドメイン名 (タグ) の制約
必要なグループ特権
使用例 使用例 1 - プロンプトを表示 してタグ eng2 をド メイン A に割 り当てる
次の オペランドがサ ポートされています。
new_tag ドメ インに 割 り当てられる 新 しいタグ 名 。 不正 なド メ イン 名
の説 明については、「拡張機 能説 明」 を参照してください。
ドメ イン名 タグには、次 の制約 があります。
1 文字の名前は使用しない
■
すべてのドメイン名 タグは、 同じシャーシ内のドメ インで一意とする
■
タグは、 Solaris のノード名と同じ制約に準拠します。 現在 、ドメイン名の
■
長 さは 2 文字から 64 文字に制限されています。
このコマンドを実行 するには、プラットフォーム管理 者特 権が必要 です。
詳細 については、『 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュア
ル』 の第 2 章 を参照してください。
sc0:sms-user :>
addtag -d A eng2
このドメ インのタグが終了 する場 合は、プロンプトが表示 されます。
y オプションを使用して、タグ「 eng2 」をドメ イン A に割 り当
使用例 2 -
–
てる
sc0:sms-user :>
addtag -d A -y eng2
プロンプトが表示 され、自動 的に「yes」 と応答 します。この応答 によって、
ドメ インに対 して (タグがすでに存在 している場 合でも) ドメ インタグが設定
されます。
n オプションを使用してタグ eng2 をドメ イン A に割 り当てる
使用例 3 -
sc0:sms-user :>
2001 年 6 月 6 日 SMS 1.1 13
–
addtag -d A -n eng2
addtag
(1M)
プロンプトが表示 され、自動 的に「no 」 と応答 されます。この応答 によっ
て、このドメ インに対 するタグがまだ設定 されていない場 合は、タグが設定 さ
れます。
終了ステータス
使用例 4 -
sc0:sms-user :>
–qy オプションを使用してタグ eng2 をドメ イン A に割 り当てる
addtag -d A -qy eng2
プロンプトは表示 されません。
qn オプションを使用してタグ eng2 をドメ イン A に割 り当てる
使用例 5 -
sc0:sms-user :>
–
addtag -d A -qn eng2
この例 では、まだ設定 されていない場 合にのみ 、タグ eng2 をドメ イン A に割
り当てます。プロンプトは表示 されません。
使用例 6 -
sc0:sms-user :>
–q オプションを使用してタグ eng2 をドメ イン A に割 り当てる
addtag -d A -q eng2
この例 では、タグがまだ設定 されていない場 合に、タグ eng2 をドメ イン A
に割 り当てます。タグが設定 されている場 合は、このコマンドを実行 しても変
更されません。プロンプトは 表示されません。
次の 終了値が 返されます。
0
正常に 終了しました。
0 以外エラーが発生 しました。
5
属性
次の属性の 説明については、attributes (
属性タイプ 属性値
) を参照してください。
Availability SUNWSMSop
関連項目
14 SMS 1.1 2001 年 6 月 6 日
deletetag(
1M
)
cancelcmdsync
(1M)
名前 initcmdsync 、cmdsync 、 cancelcmdsync 、 savecmdsync – コマンド同 期 コマン
ド
形式 cancelcmdsync
initcmdsync
savecmdsync –M
cmdsync_descriptor
script_name
parameters
[
identifier cmdsync_descriptor
]
[cancel |init |save ]cmdsync –h
機能説明 これらのコマンド同期 コマンドはともに 機 能し、システムコントローラ (SC)
のフェイルオ ーバ ーによって中断されたユーザー定義 のスクリプトの回復 を制
御 します。コマンドを同期化 するには、ユーザー定義 のスクリプトに次 のコマ
ンドを挿入 します。
initcmdsync は、回復するスクリプトを特定 するための、 コマンド同期 記
■
述子 を作成します。
この記述子 は、コマンド同期 リストの中に定義 されます。このリストは、
フェイルオ ーバ ーが発生 した後 で、新 しいメ インの SC で再起動 するスクリ
プトとコマンドを特定 します。
savecmdsync は、 フェイルオーバーが発生した後 で、 スクリプト 内のどの
■
場所から処理を再開するかを特定するためのマーカーを追加します。
cancelcmdsync は、 コマンド同 期リストからコマンド同期記述子を削除
■
します。これによって、スクリプトは 1 度 だけ実行 され、それ以降 のフェ
イルオーバーの後には実行されません。
コマンド同期 リストから記述子 を削除 するために、スクリプトのすべての出力
先には、必ず 1 つの cancelcmdsync シーケ ンスを定義 します。記述子 が削
除されていない 場合にフェイル オー バーが発 生すると、スクリプトは、 新しい
メイン SC 上で実 行されます。
– initcmdsync と cancelcmdsync のシー ケンスは、コマンドが同期
注
化 されるよう に必ず 1 つのスクリプトに定義 します。savecmdsync
はオ プションのコマンドで、スクリプト内 の場所 をマークして処理 を
再開する場所を特定する 場合の み使用します。 特別な 再開 ポイントが
必要ない 場合は、 代わりに runcmdsync (1M) を使用することもで き
ます。
2001 年 7 月 25 日 SMS 1.1 15
cancelcmdsync
オプション 次の オプションがサ ポートされています。
(1M)
cmdsync_descriptor コマンド同期 記述子 ( ユーザー定義 スクリプトを指定
する記述子) を表 します。この記述子 は、
initcmdsync コマンドの標準 の 出力値として返 され
ます。
–h ヘルプ。使用方法を表示 します。
– 単一で使用します 。 –h に追加して指定 されたオ プションは無 視されま
注
す。
–M identifier フェイルオ ー バ ーの 後 に、スクリプトを 再 開する 場所
を指定 します。この記述子 は、正 の整数 とします。
parameters ユーザー定義 スクリプトに関連する オ プションまたは
パラメ タを表 します。これらのパラメ タは、スペ ア
SC に格納 されており、フェイル オ ー バ ーの 後 で指 定
されたスクリプトを再起動 する際 に使用します。
script_name 同期的に 処理されるユーザー 定義スクリプトの 名前を
表します。
拡張機能説明
コマンド同 期コマンドは、ユーザー 定義スクリプト 内の 特定の 論理ポイントに
挿入します。
たと えば、 Korn シェルスクリプトは、以下のよ うになります。
# MAIN CODE STARTS HERE
# Be sure to use a cleanup procedure to handle any interrupts.
# Use the cancelcmdsync to remove the script from the command
# synchronization list.Otherwise, the command will get restarted
#onthenewmainSC.
#
clean_up () {
cancelcmdsync $desc
exit
}
# Declare the clean_up function to capture system signals
# and cleanup.
trap "clean_up" INT HUP TERM QUIT PWR URG
goto_label=1
# Process the arguments, capturing the -M marker point if provided
#
for arg in $*; do
case $arg in
16 SMS 1.1 2001 年 7 月 25 日
cancelcmdsync
-M )
goto_label=$arg;;
.
.
.
esac
done
# Place this script and all its parameters in the command synchronization
# list, which indicates the commands to be restarted after an SC failover.
#
# NOTE:The script must be executable by the user defined in fomd.cf
# and reside in the same directory on both the main and the spare SC.
# If the command is not part of the defined PATH for the user, the
# absolute filename must be passed with the initcmdsync command.
#
initcmdsync
# The marker point is stored in the goto_label variable.
# Keep executing this script until all cases have been processed or an
# error is detected.
#
while (( $goto_label != 0 )) ; do
script_name parameters
#
# Each case should represent a synchronization point in the script.
#
case $goto_label in
#
# Step 1:Do something
#
1)
do_something
.
.
.
(1M)
# Execute the savecmdsync command with the script's
# descriptor and a unique marker to save the position.
# If a failover occurs here, the commands
# represented in the next goto_label (2) will be
# resumed.
#
savecmdsync -M $(( $goto_label + 1 )) $desc
goto_label=$(( $goto_label + 1 ))
;;
#
# Step 2:Do more things
#
2)
do_more_things
.
.
.
savecmdsync -M $(( $goto_label + 1 )) $desc
goto_label=$(( $goto_label + 1 ))
;;
#
# Step 3:Finish the last step and set the goto_label to 0
2001 年 7 月 25 日 SMS 1.1 17
cancelcmdsync
(1M)
# so that the script ends.
3)
finish_last_step
.
.
.
goto_label=0
;;
esac
done
# END OF MAIN CODE
# Remember to execute cancelcmdsync to remove the script from the
# command synchronization list.Otherwise, the command will be restarted
# after the failover.
#
cancelcmdsync $desc
必要なグループ特権
終了ステータス
このコマンドを実 行するには、プラットフォーム 管理者、プラットフォーム オ
ペレータ、プラットフォーム保 守、ド メイン 管理者、またはド メイン 設定者の
特権が 必要です。
詳細については、 『System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュア
ル 』の第 2 章を参照してください。
次の 終了値が 返されます。
0 正常に 終了しました。
0 以外エラーが発生 しました。
– initcmdsync の標準出力 には、 コマンド同 期記述子が含まれていま
注
す。(フェイルオ ーバ ーが終了 した場 合や、単 一の SC 環境 など で)
フェイルオ ーバ ーが使用でき ない場 合は、同期 コマンドが含まれてい
るスクリプトでは、プラットフォームのログファ イルに対 してエ ラー
メッセージを 生成し、 ゼロ以 外の 終了コードを 返します。これらの
メッセージは無 視することもで きます。
18 SMS 1.1 2001 年 7 月 25 日
属性 次の属性の 説明については、attributes (
属性タイプ 属性値
cancelcmdsync
5
) を参照してください。
(1M)
Architecture All
Availability SUNWSMSop
Stability Evolving
MT-Level Safe
1M
関連項目 runcmdsync (
), showcmdsync( 1M)
注意事項 (同期 コマンドを使用した ) ユーザー定義 スクリプトの 例 は、 /opt/SUNWSMS/
examples/cmdsyncディレ クトリに保存 されています。
2001 年 7 月 25 日 SMS 1.1 19
console
(1M)
名前 console – ドメ インコンソールへ のアクセス
形式 console
–d domain_id |domain_tag [[ –f]|[ –l]|[ –g]|[ –r]] [ –e escapeChar ]
console –h
機能説明 console(1M) は、指定 されたド メ イン (domain_id または domain_tag ) に 対 す
るコマンドを実行 するウィンドウ「 コンソールウィンドウ」 を作成して、ドメ
インの仮想 コンソールドライバへ遠隔 接続 します。1 つのドメ インに対 して複
数 の console コマンドを同 時 に接続 することもでき ますが、書き込み 権は 1
つの console のみ が所有 し、その他のコマンドは読み 取り専 用になります。
書き込み権は、「 ロック」 または「 ロック解除」 のいずれかのモードになりま
す。
オ プションを指定 しないで console を 呼 び出 すと、排 他的な「 ロックされた
書き込み」 モード (オ プション –f ) の状態 になります。排 他的なセッションで
は、ドメ イン仮想 コンソールから他のセッションが強 制的に切 り離 されます。
ロックされた書き込み モードでは、安全 性が高 くなります。このモードは、
console –f を使用して他のコンソールが開かれた場 合、または実行 中の他の
console ウィンドウから ~* が入力 された場 合に解除 されます。これらの 2
つの場 合には、新 しい console セッションが排 他セッションになります。
ロック解除 された書き込み 権は、ロックされた書き込み に比 べて安全 性が低 く
なります。このモードは、 console –g 、console –l または console –f 、
を使用して別 の console コマンドが開始 された場 合、あるいは別 のコンソー
ルウィンドウから ~@ 、~& または ~* が入力 された場 合に解除 されます。
console は、 IOSRAM 、またはドメ インに 対 する ネ ットワークパスを使用し
て、ドメ インコンソールと通信 します。~= ( チルドおよび等号
記号) のコマン
ドを使用して、通信 パスを手動 で切 り替え ることができ ます。ネ ットワークが
使用でき なくなり、console セッションがハ ングしたと思 われる場 合は、通
信 パスを手動 で 切 り替え ると有効 です。
チルドコマンドは「拡張機 能説 明」 で説 明します。
オプション 次のオ プションがサポ ートされています。
–d domain_id ドメ インの ID です。 有効 な domin_id は、 A ~ R で、大文字
と小 文字を区別 しません。
20 SMS 1.1 2001 年 7 月 23 日
console
(1M)
–d domain_tag addtag(1M) を使用してドメ インに割 り当てられる名 前。
–e escapeChar デフォルトのエ スケ ープ文字を設定 します。エ スケ ープ文字
を 「escapeCharacter 」 に 変更 します。デフォルトは ~ (チ
ルド) です。
有効な エス ケープ文字は 次のとおりです。
# @ ^ & ? * = . |
「 使用法」 セクションの rlogin の 「注意 事項」 を参照して
ください。
–f 強制オ プション (デフォルト )。ド メ インコンソールウィンドウ
を「 ロックされた書き込み」特 権でオ ープンし、オ ープンし
ている他のセッションをすべて終了 し、新 しいセッションが
オープンされないよ うにします。これにより、セッションが
排他になります。このコマンドは、( 専用にデ バッグを 行う場
合な ど) コンソールを 排他的に使用する 場合の み使用します。
多重セッションモードを 復元するには、ロックを開放 (~^ ) す
るか、または、コンソールセッションを 終了 (~. ) します。
–g グラブオ プション。コンソールウィンドウを 「 ロック 解除 さ
れた書き込み」特 権でオ ープンします。他のセッションが
「 ロック解除 された書 き込み」特 権を持 っている場 合は、そ
のセッションは読み 取り専 用になります。 他のセッションが
「 ロック」特 権を 持 っている場 合は、この要求 は拒否 され、
コンソールウィンドウは読み 取り専 用でオ ープンします。
–h ヘルプ。使用方法を表示 します。
– 単一で使用します 。 –h と組 み合わせて指定されたオ プションは無 視さ
注
れます。
–l ロックオ プション。コンソールウィンドウを 「 ロックされた
書き込み」特 権でオ ープンします。他のセッションが「 ロッ
ク解除 された書き込み」特 権を持 っている場 合は、そのセッ
2001 年 7 月 23 日 SMS 1.1 21
console
拡張機能説明
(1M)
ションは読み 取り専 用になります。他のセッションが「 ロッ
ク」特 権を持 っている場 合は、この要求 は拒否 され、コン
ソールウィンドウは読み 取り専 用でオ ープンします。
–r コンソールウィンドウを読み 取り 専 用モードで オ ープンしま
す。
使用法 ドメ インコンソールウィンドウでは、 行 の先 頭 文字として 現 れるチルド (~)
は、console が特別 な処理 を行う ためのエ スケ ープ記号 とみ なされます。具
体的には、次 のものがあります。
~? ステータスメッセージ
■
~.console セッションの 切断
■
~# OpenBoot PROM または kadb へブレーク
■
~@ ロック解除 された書き込み特 権の取得 (–g を参照 )
■
~^ 書き込み権を開 放する
■
~= ネットワークと IOSRAM インタフェース間の通信パスを 切り替えま
■
す。 ~= はプライベ ートモードでの み 使用で き ます (~* を参照 )。
~& ロックされた書き込み特 権を取得します (–l を参照 )。この信号 は、読
■
み 取り専 用、またはロック解除 された書き込み のセッションでのみ 実行 す
ることができ ます。
~* ロックされた書き込み特 権を取得し 、 オープンしている他のセッション
■
をすべて終了 して、新 しいセッションがオ ープンしないよう にします (–f
を参照)。多重 セッションモードを復元 するには、ロックを開放 するか、ま
たはこのセッションを終了 します。
22 SMS 1.1 2001 年 7 月 23 日
console
– rlogin は、チルド が新しい 行の先頭で使用されている場 合でも、 チ
注
ルド・エスケープ のシーケ ンスを処理 します。行 の先頭 で チルドシー
ケ ンスを送信 する 必要 があり、rlogin を使用する 場 合は、2 つの チ
ルド (最初のチルドは エス ケープで、 2 番目 は rlogin に対するチルド)
を使用します。もうひ とつの方法としては、rlogin の実行 中に、行
の先頭 にチルド を入力 しないよう にします。
kill –9 コマンドを使用してコンソールセッションを終了 すると、コ
ンソールコマンドが実行 されたウィンドウまたは端末 は、raw モード
になり、ハ ングしたよう に見え ます。このよう な状況 を回避 するに
は、^j と入力 し、次 に stty sane 、さらに ^j と入力 します。
(1M)
必要なグループ特権
指定 されたドメ インについて、ドメ イン管理 者の特 権を持 っている必要 があり
ます。プラットフォームグループ特 権のみ を持 つユーザーは、ドメ インコン
ソールにアクセスすることはでき ません。
詳細 については、『 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュア
ル』 の第 2 章 を参照してください。
使用例 使用例 - ドメ インで、コンソールウィンドウをロックモードで オ ープンする
sc0:sms-user:>
– ドメインコンソールウィンドウでは、 環境変数 TERM がコンソール
注
console -d a -l
ウィンドウと同じ設定 になっている場 合のみ 、vi(1) が正 しく実行 さ
れ、エ スケ ープシーケ ンス (チルド コマンド) が正 しく機 能します。
たとえば 、以下のよう になります。
sc0:sms-user:>
終了ステータス 次の 終了値が 返されます。
0
正常に 終了しました。
setenv TERM xterm
0 以外エラーが発生 しました。
2001 年 7 月 23 日 SMS 1.1 23
console
(1M)
属性 次の属性の 説明については、attributes (
属性タイプ 属性値
Availability SUNWSMSop
1M
関連項目 addtag(
xterm(
)、dxs (1M) 、kill (1) 、rlogin (1) 、set (1) 、stty (1) 、vi (1) 、
1M
)
5
) を参照してください。
24 SMS 1.1 2001 年 7 月 23 日