Sun Microsystems System Management Services Administrator Guide [ja]

System Management Services
(SMS) 1.1
管理者マニュアル
Sun Microsystems, Inc. 901 San Antonio Road Palo Alto, CA 94303-4900 U.S.A.650-960-1300
Part No. 816-2245-10 Revision A, 2001 11
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原典 :
System Management Services (SMS) 1.1 Administrator Guide
Part No: 816-0899-10 Revision A
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目次
はじめに xv
1. System Management Service の概要 1
Sun Fire 15K サーバーシステム 1
SMS の機能 2
システムアーキテクチャー 4
SMS 管理環境 4
SMS 操作環境 5
SC を使用して開始する 6
SMS コンソールウィンドウ 6
コンソールウィンドウをローカルで表示する 7
チルドの使用法 9
遠隔コンソールセッション 10
Sun Management Center 10
2. SMS のセキュリティー 11
セキュリティー 12
管理モデル 12
プラットフォーム管理者グループ 14
プラットフォームオペレータグループ 15
 iii
プラットフォーム保守グループ 16
ドメイン管理者グループ 17
ドメイン構成グループ 19
スーパーユーザーの特権 20
すべての特権のリスト 21
管理者のネットワーク接続 27
3. SMS の内部動作 29
起動のフロー 29
SMS デーモン 30
ドメイン構成の管理 35
ドメイン状態監視デーモン 36
ドメイン
X
サーバー 37
環境状態監視デーモン 39
フェイルオーバー監視デーモン 40
FRU アクセスデーモン 42
ハードウェアアクセスデーモン 43
キー管理デーモン 45
管理ネットワークデーモン 49
メッセージ記録デーモン 51
OpenBoot PROM サポートデーモン 53
プラットフォーム構成データベースデーモン 54
プラットフォームの構成 55
ドメインの構成 55
システムボードの構成 56
SMS 起動デーモン 57
スクリプト 57
スペアモード 58
iv System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル • 2001 11
メインモード 59
ドメイン固有のプロセス起動 59
監視および再起動 60
SMS のシャットダウン 60
タスク管理デーモン 61
環境変数 62
4. SMS の構成 65
ドメイン構成ユニット (DCU) 66
ドメイン構成の条件 66
DCU の割り当て 67
静的および動的なドメイン構成 67
グローバルな自動動的再構成 68
プラットフォーム管理者のための構成 69
使用可能構成要素リスト 69
使用可能構成要素リストを設定する 69
ドメインの構成 70
コマンド行でドメイン名を命名または変更する 70
コマンド行でドメインにボードを追加する 71
コマンド行でドメインからボードを削除する 72
コマンド行でドメイン間でボードを移動する 73
ボードステータスを取得する 74
ドメインステータスを取得する 75
仮想時刻 77
日時の設定 78
SC で日付を設定する 78
ドメイン eng2 で日付を設定する 78
SC で日付を表示する 79
目次 v
ドメイン eng2 で日付を表示する 79
NTP の構成 79
ntp.conf ファイルを作成する 80
仮想 ID PROM 83
flashupdate コマンド 84
ドメイン管理者の構成 84
ドメインの構成 84
コマンド行でドメインにボードを追加する 84
コマンド行でドメインからボードを削除する 86
コマンド行でドメイン間でボードを移動する 87
ボードステータスを取得する 88
ドメインステータスを取得する 88
デバイスステータスを取得する 89
仮想キースイッチ 90
setkeyswitch 90
ドメイン A で仮想キースイッチを設定する 92
ドメイン A で仮想キースイッチ設定を表示する 92
仮想 NVRAM 93
OpenBoot PROM 変数の設定 94
周期的なドメインパニックから回復する 96
ドメイン A OpenBoot PROM のセキュリティーモード変数を設定す
97
OpenBoot PROM 変数を確認する 97
機能が低下した構成の設定の変更 97
setbus 98
すべてのアクティブドメインの全バスを両方の CSB で使用する 98
showbus 99
すべてのアクティブドメインの全バスを表示する 99
vi System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 11
5. ドメイン制御 101
ドメインの起動 101
キースイッチの投入 102
電源 102
システムボードの電源をコマンドラインから投入および切断する 103
電源障害から回復する 104
ドメインの要求 105
ASR (Automatic System Recovery : 自動システム回復)106
高速起動 106
ドメインの中止 / リセット 107
ハードウェア制御 109
電源投入時自己診断 (POST) 109
ブラックリストの編集 110
プラットフォームおよびドメインのブラックリスト 110
コンポーネントをブラックリストに登録する 111
ブラックリストからコンポーネントを削除する 112
ASR ブラックリスト 113
電源制御 114
ファンの制御 115
ホットスワップ 115
ホットアンプラグ 116
ホットプラグ 117
SC のリセットおよび再起動 117
メインまたはスペアの SC をリセットする 117
HPU LED 118
6. ドメインサービス 121
管理ネットワークの概要 121
目次 vii
I1 ネットワーク 122
I2 ネットワーク 123
外部ネットワークの監視 124
MAN のデーモンとドライバ 125
管理ネットワークのサービス 126
ドメインコンソール 126
メッセージロギング 128
動的再構成 128
ネットワーク起動および Solaris ソフトウェアのインストール 128
SC のハートビート 129
7. ドメインのステータス 131
ソフトウェアのステータス 131
ステータスコマンド 132
showboards コマンド 132
showdevices コマンド 132
showenvironment コマンド 133
showobpparams コマンド 133
showplatform コマンド 133
showxirstate コマンド 135
Solaris ソフトウェアのハートビート 135
ハードウェアのステータス 135
ハードウェア構成 136
環境ステータス 136
ドメイン A の環境ステータスを表示する 137
ハードウェアエラーのステータス 137
SC のハードウェアおよびソフトウェアのステータス 138
viii System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 11
8. SC フェイルオーバー 141
概要 141
障害の監視 143
ファイルの伝達 144
フェイルオーバーの管理 145
起動 145
メイン SC 146
スペア SC 146
フェイルオーバーの CLI 147
setfailover コマンド 147
showfailover コマンド 148
コマンド同期 150
cmdsync CLI 151
initcmdsync コマンド 151
savecmdsync コマンド 152
cancelcmdsync コマンド 152
runcmdsync コマンド 152
showcmdsync コマンド 152
障害および回復 153
メイン SC のフェイルオーバー (メイン制御のフェイルオーバー)154
メイン SC の障害 (スペアがメインの役割を引き継ぐ場合)156
I2 ネットワークの障害 157
メイン SC の障害 (I2 ネットワークも停止している場合)157
障害の回復および再起動 158
I2 障害の回復 158
再起動および回復 158
クライアントフェイルオーバーの回復 160
目次 ix
セキュリティー 161
9. ドメインイベント 163
メッセージロギング 163
ログファイルの管理 164
ログファイルの管理 168
ドメイン再起動イベント 170
ドメイン再起動の初期化 170
ドメイン起動の障害 170
ドメインパニックイベント 171
ドメインパニック 171
ドメインパニックハング 172
反復ドメインパニック 173
Solaris ソフトウェアハングイベント 173
ハードウェア構成イベント 174
ホットプラグイベント 174
ホットアンプラグイベント 174
POST 初期化構成イベント 175
環境イベント 175
温度超過イベント 177
電源障害イベント 177
範囲外電圧イベント 177
電力不足イベント 177
ファン障害イベント 178
ハードウェアエラーイベント 178
ドメイン停止イベント 180
CPU 検出イベント 180
レコード停止イベント 180
x System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 11
他の ASIC 障害イベント 180
SC 障害イベント 181
10. SMS ユーティリティー 183
SMS バックアップユーティリティー 183
SMS ユーティリティー 184
SMS バージョンユーティリティー 185
SMS 構成ユーティリティー 185
アクセス制御リスト (ACL) 185
ネットワーク構成 187
MAN 構成 187
A. SMS マ ニュアルページ 189
B. エラーメッセージ 193
smshelp のインストール 194
SUNWSMSjh のパッージをインストールする 194
smshelp を起動する 195
エラーの種類 197
エラーのカテ 199
目次 xi
xii System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 11
目次
2-1 プラットフォーム管理者の特権 14
2-2 プラットフォームオペレータの特権 15
2-3 プラットフォーム保守の特権 16
2-4 ドメイン管理者の特権 18
2-5 ドメイン構成者の特権 19
2-6 スーパーユーザーの特権 20
3-1 Sun Fire 15K クライアントサーバーの概要 32
3-2 ドメイン構成の管理におるクライアントサーバーの関係 35
3-3 ドメイン状態の監視におるクライアントサーバーの関係 37
3-4 DXSにおるクライアントサーバーの関係 38
3-5 環境条件監視デーモンにおるクライアントサーバーの関係 39
3-6 フェイルオーバー管理デーモンにおるクライアントサーバーの関係 41
3-7 FRU アクセスデーモンにおるクライアントサーバーの関係 42
3-8 ハードウェアアクセスデーモンにおるクライアントサーバーの関係 44
3-9 キー管理デーモンにおるクライアントサーバーの関係 48
3-10 管理ネットワークデーモンにおるクライアントサーバーの関係 50
3-11 メッセージ記録デーモンにおるクライアントサーバーの関係 52
3-12 OpenBoot PROM サポートデーモンにおるクライアントサーバーの関係 53
3-13 プラットフォーム構成データベースデータベースデーモンにおるクライアントサーバー
関係 54
xiii
3-14 SMS 起動デーモンにおるクライアントサーバーの関係 57
3-15 タスク管理デーモンにおるクライアントサーバーの関係 62
6-1 管理ネットワークの概要 122
8-1 フェイルオーバーの障害カテ153
xiv System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 11 月
はじめに
System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアルでは、Sun Fire 15K サーーシステム製品系列のドインコンントについて明します。
対象読者と前提条件
このマニュアルは、UNIX® システム、に Solarisオペレーティング環境 べースの システムでの作業経験つ Sun Fire 15K システム管理者を対象としています。この よ経験がない合は、まこのシステムに付属の AnswerBook2式の Solaris ユーザーおよびシステム管理者向けマニュアルを読み、UNIX システム管理のトー ニングの受検討してください。
次世代 Sun Fire サーーフミリのすべてのーは、るやかに合されたク ラスタとして成でます。ただしこのマニュアルでは、Sun Fire 15K のクラスタ 成のシステム管理については解説しません。
マニュアルの構成
このマニュアルは、以下の成されています。
1 では、System Management Services (SMS) を紹介するとともに、SMS のコマ ンドインタフェースについて明します。
2 では、ドインのセキュリティーについて明します。
xv
3 では、SMS インの能を解説するとともに、その使い方について明 します。
4 では、ドインの成について明します。
5 では、制御機能について明します。
6 では、利用でットワークサービスを解説するとともに、その使い方につ いて明します。
7 では、ステータス監視について明します。
8 では、システムコントローラ (SC) のフェイルーについて明します。
9 では、イント監視について明します。
付録 Aでは、SMS のマニュアルージのリストをします。
語集は、用とその定義のリストです。
UNIX のコマンドの使い方
このマニュアルには、システムの止、システムの起動、およびデイスの成な の基本的な UNIX® コマンドと手順に関する明はありません。
これらについては、のいれかを参照してください。
Sun 周辺機器 使用の手引き』
Solaris ソフトウェア環境に関する AnswerBook2 ンラインマニュアル
ご使用のシステムに付属のその他のソフトウェアマニュアル
xvi System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 年 11
書体と記いて
書体または記号意
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
またはシック
参照する書します。 Solaris ユーザーマニュアル
コマンド、フイル、 ディクトリのコ ンピュータ出力、コード
ユーザーが入力する文字を、
のコンピュータ出力 区別してします。
コマンドの可部分。実前や置き換えてくだ さい。
.login イルを編集します。 ls -a を実します。
% You have mail.
マシン名
Password:
rm rm ファイル名 入力します。
filename
% su
入力します。
「 」 参照する、または、
強調するします。
\
まれたコードで、テ キストがージ行幅をこ合に、継続します。
6 章「電源管理」を参照。 この作がでるのはスーパー ユーザーだけです。
% grep ‘^#define \ XV_VERSION_STRING’
シェルプロンプトについて
シェル プロンプト
UNIX C シェル マシン名
UNIX Bourne シェルと Korn シェル
スーパーユーザー(シェルの種類は問わない)
$
#
%
はじめに xvii
関連マニュアル
タイトル
リファレンス (man1M) 『System Management Services (SMS)
1.1 リファレンスマニュアル
インストール 『System Management Services (SMS)
1.1 インストールマニュアルおよびご
使用の手引き』
プション System Management Services (SMS)
1.1 Dynamic Reconfiguration ユーザー マニュアル
Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル
IP ットワークマルチパスの管理』
OpenBoot 4.x Command Reference Manual
Part No.
816-2246-10
816-2240-10
816-2247-10
806-2244-10
816-1250-10
816-1177-10
xviii System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 年 11
1
System Management Service の概要
このマニュアルでは、Sun Fire 15K サーーシステムの System Management Services (SMS) 1.1 ソフトウェアについて明します。
Sun Fire 15K サーバーシステム
Sun Fire 15K サーーは、次世代 Sun Fire サーーフミリのーです。
Sun Fire 15K のシステムコントローラ (SC) 多機能な Nordica 製プリント回路 (PCB) で、Sun Fire システムの作および制必須重要なサービスとリソースを
提供します。このマニュアルでは、システムコントローラのことをSC記し ます。
Sun Fire 15K システムは、 あるシステムードは、個別起動る複のシステム ( たは
一のプラットフォームに同存在るドインの 18 までです。この ではドインの概明します。詳細明については、第 4 章「SMS を 参照してください。System Management Services (SMS) ソフトウェアを使と、プ ラットフォーム自体と同にドインも制および監視対象にすることがでま す。
SMS ソフトウェアパッージは、SC にインストールされます。また、SMS Ethernet して Sun Fire 15K システムと通信します。126 ージの「管理ネ
トワークのサービスを参照してください。
ドメイン
びます) に論理的にグループます。
プラットフォーム
とも呼ばれます。プラットフォーム
動的システムドメイン
1
SMS の機能
SMS ソフトウェアは、共通デスクトップ環境 Solaris 8 10/01 オペレーティング環境 を実している Sun Fire サーーをサートします。SMS は、Solaris 8 10/01 オペ ーティング環境を実している Sun Fire 15K インと互換性があります。SMS フトウェアで提供されるコマンドは、遠隔より実ます。
注 –
SMS くのコマンドのグラフィカルユーザーインタフェースは、Sun Management Center により提供されます。詳細については、10 ージの「Sun Management Centerを参照してください。
SMS を使用すると、プラットフォーム管理者は以下のタスクを実ます。
ドメイン構成ユニット
します。DCU は、CPU ードおよび I/O ードなのシステムードです。ド インは、独自にオペレーティングシステムを実して自の作業負荷処理ま す。詳細については、第 4 章「SMS を参照してください。
インを的に再構成することで、ドインがマルチユーザーモードで実して いるに、現在インストールされているシステムードをオペレーティングシステ ムと理的にしたりしたりすることがでます。この能は動的再構成呼ばれます。詳細については、System Management Services (SMS) 1.1
Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』を参照してください。システムードは、ドインに接されていなけれ理的に脱着、そのもシステム はマルチユーザーモードで実ます。
スクリプトを使用して、ドインにして自動化された再構成を実します。 詳細については、System Management Services (SMS) 1.1 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』を参照してください。
1 つ、または複数のシステムードやドインの温度電流レベル、および電圧レルを監視および表示します。
プラットフォームのコンント電源監視および制します。
電源投入時己診断 (POST) 断プログラムを実します。
(DCU) 論理的にグループして、複のドインを管理
また、SMS は以下のタスクも実ます。
電源装置過熱または故障った障害警告を発します。
ソフトウェアのラーまたは障害が発したことを通知します。
障害箇所につ 2 つの SC 成を監視し、検出された障害状況じて、イ ン SC からス、またはイン制御ボードからスア制御ボードのフェイル ーを自的に実します。
2 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 年 11 月
システムソフトウェアの障害 (たとえばパニック) で、ドインを自的に再起 動します。
SC 環境とドインの対話を記録します。
Sun Fire 15K システムのデュアルグリッド電源オプションをサートします。
SMS を使用すると、ドイン管理者は以下のタスクを実ます。
ドメイン構成ユニット
(DCU) 論理的にグループして、複のドインを管理 します。DCU は、CPU ードおよび I/O ードなのシステムードです。ド インは、独自にオペレーティングシステムを実して自の作業負荷処理ま す。詳細については、第 4 章「SMS を参照してください。
管理者が権をっているドインを起動します。
管理者が権をっているドインを的に再構成することで、ドインがマルチ ユーザーモードで実しているに、現在インストールされているシステムード をオペレーティングシステムと理的にしたりしたりすることがでま す。この能は
動的再構成
呼ばれます。詳細については、『System
Management Services (SMS) 1.1 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル
参照してください。システムードは、ドインに接されていなけれ理的に 脱着、そのもシステムはマルチユーザーモードで実ます。
スクリプトを使用して、管理者が権をつドインにして自動化された再 構成を実します。詳細については、System Management Services (SMS) 1.1 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』を参照してください。
管理者が権を 1 つ、または複のシステムードやドインの温度電流レ ベル、および電圧レベルを監視および表示します。
管理者が権をつ、電源投入時己診 (POST) 断プログラムを実し ます。
今回 Sun Fire 15K SMS リリースでは、以下の能が提供されています。
的なシステムドイン (DSD)
済みインサービス
イン制御機
インステータスのレポート
ードウェア制御機
ードウェアステータスの監視レポート、および処理
ードウェアラーの監視レポート、および処理
システムコントローラ (SC) のフェイル
成可能な管理
FRUID
1  System Management Service の概要 3
システムアーキテクチャー
SMS のアーキテクチャーは、分散型クライアントサーーです。init(1M) が、1 つ の ssd(1M) プロセスを起動します (または、必要じて再起動します)。ssd は、他 のすべての SMS プロセスの監視し、必要じて再起動します。詳細については、32
ージの 3-1を参照してください。
Sun Fire 15K プラットフォーム、SC、および他のワークステーションは Ethernet
して通信します。SMS 作を行うには、ローカルリアットワークの他の ワークステーションから SC に遠隔ログインして、SC コンソールでコマンドを入力 します。SMS の作 (たとえば、プラットフォームの監視および制御) 行うには、そ のプラットフォームまたはドインの適権をつユーザーとしてログインする 必要があります。
注 –
インではなくとも 1 つのSC が実中でなけれならSC がないとド インはングアップします。
デュアルコントローラードは、Sun Fire 15K プラットフォームでサートされて います。一方のードがプライマリまたはインのコントローラードに指され、 他方がスアのコントローラードになります。インコントローラードに障害が 発すると、フェイル能が自的にスアコントローラードに換え ます。詳細については 141 ージの第 8 章「SC フェイルを参照してくだ さい。
ドメイン構成ユニットのほとんがアクティブコンントなので、DCU 電源断するは事前にシステムの状態認する必要があります。
注 –
拡張ボードなードが装着されているとは、ードの電源投入無に関 わりなく回路ーカをンにしておかなけれなりません。
詳細については、114 ージの「電源御」を参照してください。
SMS 管理環境
Sun Fire 15K システムでの管理タスクのセキュリティーは、グループ権の要件に より保護されます。インストールに、SMS は、以下の 39 の UNIX グループを /etc/groupイルにインストールします。
4 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 年 11 月
platadmn - プラットフォームの管理
platoper - プラットフォームのオペレータ
platsvc - プラットフォームの保守担当者
dmn[A...R]admn - イン [domain_id|domain_tag] 管理 (18 個)
dmn[
A...R
]rfcg - イン [
domain_id|domain_tag
] の構成者 (18 個)
管理者は smsconfig(1M) を使用してプラットフォームおよびドインのグループのーを追加削除および一覧表示ます。また、-a-r、および -l プショ
ンを使用して、プラットフォームおよびドインのディクトリ権を設定ま す。
また smsconfig では、-g オプションを使用して、NIS の管理対象であるグループな のグループを使用するよに SMS 成でます。グループ情報のントリ は、/etc/nsswitch.confイルに指されている任意のソースから取得でま す (nsswitch.conf(4) を参照してください)。たとえば、ドイン A のドインタグ が "Production Domain" である合、管理者は同の NIS グループを作成して、NIS グループの方を、デフォルトの dmnaadmnわりにドイン A 管理者グループと して使用するよに SMS を成でます。詳細については、『System Management
Services (SMS) 1.1 インストールマニュアルおよびご使用の手引き』12 ージの 「管理モデル、および smsconfig のマニュアルージを参照してください。
SMS 操作環境
SMS のコマンドを使用して、SC、および Sun Fire 15K システムのドインをます。
SMS では、さままな能をコマンドインタフェースから利用でます。
1  System Management Service の概要 5
SC を使用して開始する
1. SC
を起動します
このマニュアルのでは、 ている管理者、オペレータ、成者、または保守担当者の
ユーザーにり当てられる権は、ユーザーがのプラットフォームまたはドイン のグループに属するかによりまります。このでは、に断らない限り、 はプラットフォームおよびドインの管理権を方ともっているものとし ています。
SMS ユーザーグループの能および作成の詳細については、System Management Services (SMS) 1.1 インストールマニュアルおよびご使用の手引き』および 12 ージ
「管理モデルを参照してください。
注 –
この手順では、smsconfig -m がすでに実されていることをしています。 smsconfig -m がまだ実されていないと、SMS の開
ラーが表示され、SMS 終了します。
sms: smsconfig(1M) has not been run. Unable to start sms services.
2. SC
にログインして
に入力します
sc_name
SMS
ソフトウェアの起動が完了したとを確認します。以下の
sc0 であり、
sms-user
はシステムにログンし
user-name です。
sms-user
sc0:
sms-user
3. showplatform
こので、SMS プログラムの使用を開ます。
:>showplatform
がプラットフォームの状態を表示するまで機します
SMS コンソールウィンドウ
SMS コンソールウィンドウは、SC からドメイン (複数の場合もあり) 上 Solaris オペ レーティング環境へのコマンドインタフェースを提供します。
6 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 年 11 月
コンソールウィンドウをローカルで表示する
1.
ログインしていない場合は
SC
にログインします
注 – console を実するドインについてのドイン権が 必要です。
2.
下のよに入力します
sc0:
sms-user
console はドメインの仮想 console ドライバへ遠隔を作成し、コマンドを実するためのウィンドウを、指されたドイン (
ンソールウィンドウにします。
以下のプションを指ます。
-
f
Force
:> console -d
インのコンソールウィンドウをロックされた書み」権で開、開 いている他のセッションはすべて終了したで、さらに規のセッションを 開くことも禁止します。これにより他的なセッションが作成されま す。このコマンドは、コンソールを他的に使用する必要があるとき (たと 的なデッグ処理) にだけ使用してくださ い。複セッションモード を復元するには、ロックをする (~^) か、コンソールセッションを終了し ます (~.)。
domain_id|domain_tag <option>
domain_id
または
domain_tag
) のコ
-
g
Grab
コンソールウィンドウをロックなしの書み」権で開ます。他のセッ ションにロックなしの書み」権がある合は、しいコンソールウィ ンドウにより権利がわれます。他のセッションにロック権がある 合、Grab による拒否されて読み取り用のセッションが開されま す。
1 章 System Management Service の概要 7
-
l
Lock
コンソールウィンドウをロックされた書み」権で開ます。他のセッ ションにロックなしの書み」権がある合は、しいコンソールウィ ンドウにより権利がわれます。他のセッションにロック権がある 合、Lock による拒否されて読み取り用のセッションが開されま す。
-
r
Read Only
コンソールウィンドウを読み取り用モードで開ます。
インでコンソールウィンドウが開いていないとconsoleプションなし で起動された合、コンソールウィンドウは他的なロックされた書み」モー ドのセッションとして開ます。
インで 1 つまたは複の非他的なコンソールウィンドウが実中のとconsoleプションなしで起動された合、コンソールウィンドウは「読み取りモードで開ます。
ロックされた書権の方が、セキュリティー保護が強力です。ロックされた書
権がわれてしまうのは、他のコンソールが console -f で開かれた場合か、実中の他のコンソールウィンドウで ~* (チルドアスタリスク) が入力された合だけ
です。どちらの合も、しいコンソールのセッションは他的なセッション で、他のすべてのセッションは制的にドインの仮想コンソールからされま す。
console は、IOSRAM またはットワークパスを使用してドインのコンソール通信行うことがでます。通信パスを手動替えるには、~= (チルド号) コ マンドを使用します。この方法は、ットワークが作でなくなり、コンソール セッションがングアップしたよわれる合に便利です。
インには同多数のコンソールセッションを接ますが、書権を つコンソールは 1 つだけです。その他のすべてのコンソールは、読み取り用権を
ます。書権は、ロックされたモードまたはロックなしのモードのど ちらかになります。
8 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 11
チルドの使用法
インコンソールウィンドウでは、 1 文字表示されるチルド ( ~ ) が、コン ソールに特別なアクションを指するープとしてされます。以下にします。
1-1 チルドの使用法
文字 説明
~?
~.
~#
~@
~^
~=
~&
~*
ステータスッセージ
コンソールセッションの
OpenBood PROM または kadb へのブーク
ロックなしの書権を取得。プション -g を参照
権を
通信パスをットワークと IOSRAM の換え~= は、モードでだけ使用可能 (~* を参照)
ロックされた書き込権を得。プション -l を参照。このは、読み取り用またはロックなしの書セッション中に
使用可能
ロックされた書権を得し、他の開いているセッションを すべて終了してから、しいセッションの開を禁止する。プ ション -f を参照。複セッションモードを復元するには、ロッ クをするかセッションを終了
rlogin も、しいの先にチルドがあれ、チルドープシーンスを処理 します。の先でチルドシーンスをする必要があり rlogin を使用し て接している合には、チルドを 2 します (1 番目のチルドはープさ れ、2 番目rlogin のチルドになります)。あるいは、rlogin のウィンドウで実 する合には、の先にチルドを入力しないでください。
コンソールセッションを終了するために kill -9 コマンドを使用する合、 console コマンドが実されたウィンドウまたは端末 raw モードになり、ング アップしたよます。この状態ープするには、^j入力し、stty sane、さらに ^j入力します。
インコンソールウィンドウで、vi(1) 正常に実され、ープシーンス (チルド付のコマンド) が意図のとおりに作するのは、環境変数 TERM の設定 がコ ンソールウィンドウの設定と同じである合だけです。
1 章 System Management Service の概要 9
以下にします。
sc0:
sms-user
ウィンドウのサイズを変更するには、のよ入力します。
sc0:
sms-user
インコンソールの詳細については、126 ージのインコンソール、およ び console のマニュアルージを参照してください。
:> setenv TERM xterm
:> stty rows 20 cols 80
遠隔コンソールセッション
システムコントローラがングアップしてコンソールを直接作でない合に て、SMS には、ングアップした SC に遠隔するための smsconnectsc コマン ドがあります。このコマンドは、イン SC またはスア SC のどちらからでも作で ます。smsconnectsc コマンドの詳細およびについては、smsconnectsc のマ ニュアルージを参照してください。
Sun Management Center
Sun Fire 15K Sun Management Center は、システムを管理するための能を Sun Fire 15K システムの管理者に提供する監視および管理ールです。Sun Management Center は、標的な SNMP ースの管理構を、クライアントサー
ーの方に基づくインテリジェントで自的なしいージェントおよび管理テ クロジと合します。
Sun Management Center は、Sun Fire 15K システムの GUI および SNMP 管理プログ ラムまたはージェントのインフラストラクチャとして使用します。Sun Management Center のこした能の明は、このマニュアルには記載されて いません。詳細については、Sun Management Center ユーザーマニュアルを参照 してください。
10 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 年 11
2
SMS のセキュリティー
このでは、SMS および Sun Fire 15K サーーシステムに関するセキュリティー の概明します。
Sun Fire 15K プラットフォームのードウェアは、1 つまたは複環境にパーティ ション分されれSolaris オペレーティング環境の複のイージを個別に実ます。こした環境は、動的システムドメイン (DSD) またはドメイン呼ばれま す。
論理的には、ドインは物的に分されたサーーと同です。Sun Fire 15K ードウェアは、ドイン環境厳密に分するよされています。こしたのため、複のドインで共有されているードウェアに障害が発しない限
り、1 つのドインでのードウェアラーは他のドインに影響しません。各ド インが別個のサーーのよ作でるよに、Sun Fire のソフトウェアはドイ ンを厳密に分するよう設および実されています。
SMS はすべての DSD にサービスを提供します。こしたサービスを提供するに も、クライアント DSD から取得したデータが、他者からるデータ漏洩するこ とはありません。これはに、コンソールの文字 (管理者パスワードを含む) のッ フデータや、クライアントの DSD のデータを含む I/O ッフのよ
に、データになりるデータについて該当します。
SMS では、管理者の権を制限することで、システムパスワード部からの
によるから保護するだけでなく、管理者の誤りが原因で発するま す。
11
セキュリティー
なるドメインのデータを分するセキュリティー技術では、データに暗黙および明のラルを付けて、合でるデータ (一のドインに関するデータ) と合でないデータ (のドインからのデータ) を明にします。
データのラル付けを使用してデータを分する技術によりセキュリティーをめ る方法のレベルは、米国の国家安全 (NSA) により定義されている評価 B1 当します。
管理モデル
SMS では、ドインの管理特権とプラットフォームの管理特権が分されています。 たとえば、各ドインにわたるシステム管理権と、プラットフォーム体にわた るシステム管理権をり当てることがでます。また、プラットフォーム のオペレータおよびドインの成者に当するユーザーに、権のサブセットを り当てることもでます。管理特権の付与は、アクションを開した人をによ り特定るよいます。
SMS は、サイトで設定された Solaris ユーザーアカウントを使用し、これらアカウン トにして、Solaris group ーシップを使用して管理特権を与ます。この方 法により、デフォルトの権の作成およびをサイト柔軟行えます。たと
えば管理権を代表する同一の Solaris グループに複のドインをり当てれ、ドインのグループを 1 セットのドイン管理者で管理ます。
また、複管理役割人の管理者にり当てることも、サイト柔軟行え ます。済み管理特権グループのすべてに属するグループーシップを つ、一ユーザーアカウントを設定ます。
プラットフォーム管理者は、プラットフォームのードウェアを管理します。実中 のドインで使用中のードウェアに関しては制限がありますが、プラットフォーム
管理者は、的にはサーーのードウェアの電源断することで、実中のドインをシャットウンでます。
12 System Management Services (SMS) 1.1 管理者マニュアル 2001 年 11
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