Sun Microsystems Sun Fire V40z, Sun Fire V20z Installation Guide [ja]

Sun Fire™ V20z および
Sun Fire V40z サーバー
Linux オペレーティングシステム
Sun Microsystems, Inc. www.sun.com
Part No. 817-6156 -15 2005 7 , Revision A
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原典: Sun Fire V20z and Sun Fire V40z Servers-Linux Operating System Installation Guide
Part No: 817-5250-15 Revision A
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目次
1. このマニュアルの使用方法 1
概要 1
ユーザーマニュアル 2
関連マニュアル 3
2. Sun™ Installation Assistant CD 5
Sun Installation Assistant の使用法 6
エラーメッセージ 8
ログファイル 8
3. Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール 9
CD からの Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール 10
用意するもの 10
ソフトウェアのインストール 10
ネットワークからの Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール
14
用意するもの 14
PXE サーバー上での PXE インストールイメージの作成 15
PXE サーバーからのソフトウェアのインストール 18
オペレーティングシステムおよびドライバの更新 19
Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアの更新 19
iii
SCSI ドライバおよびネットワークドライバのアップグレード 19
4. SUSE Linux Enterprise Server 8 (SLES 8) ソフトウェアのインストール 23
CD からの SUSE Linux Enterprise Server 8 のインストール 24
用意するもの 24
ソフトウェアのインストール 25
ネットワークからの SUSE Linux Enterprise Server 8 ソフトウェアのインストー
28
用意するもの 28
PXE サーバー上での PXE インストールイメージの作成 29
PXE サーバーからのソフトウェアのインストール 33
オペレーティングシステムおよびドライバの更新 34
SUSE Linux Enterprise Server 8 ソフトウェアの更新 34
SCSI ドライバおよびネットワークドライバのアップグレード 35
5. SUSE Linux Enterprise Server 9 (SLES 9) ソフトウェアのインストール 37
CD からの SUSE Linux Enterprise Server 9 のインストール 38
iv
Sun Fire V20z
用意するもの 38
ソフトウェアのインストール 39
ネットワークからの SUSE Linux Enterprise Server 9 ソフトウェアのインストー
42
用意するもの 42
PXE サーバー上での PXE インストールイメージの作成 43
PXE サーバーからのソフトウェアのインストール 46
オペレーティングシステムおよびドライバの更新 47
SUSE Linux Enterprise Server 9 ソフトウェアの更新 47
SCSI ドライバおよびネットワークドライバのアップグレード 48
6. SUSE Linux Professional 9.0 ソフトウェアのインストール 51
CD または DVD からの SUSE Linux Professional 9.0 ソフトウェアのインストー
52
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
用意するもの 52
CD または DVD からのソフトウェアのインストール 54
ネットワークからの SUSE Linux Professional 9.0 ソフトウェアのインストール
56
用意するもの 56
PXE サーバー上での PXE インストールイメージの作成 57
PXE サーバーからのソフトウェアのインストール 59
オペレーティングシステムおよびドライバの更新 60
SUSE Linux Professional 9.0 ソフトウェアの更新 60
SCSI ドライバおよびネットワークドライバのアップグレード 61
A. PXE インストールをサポートするためのネットワークの事前設定 63
Red Hat Linux インストールをサポートするためのネットワークの事前設定 64
用意するもの 64
Documentation and Support Files CD からのファイルのコピー 65
DHCP サーバーの設定 66
portmap のインストール 67
TFTP サービスの設定 67
neopxe 起動サーバーデーモンのインストールと設定 68
NFS サービスの設定 70
ファイアウォールの無効化 71
ネットワークからの Red Hat Linux のインストール 71
SUSE Linux インストールをサポートするためのネットワークの事前設定 72
用意するもの 72
Documentation and Support Files CD からのファイルのコピー 73
DHCP サーバーの設定 73
portmap のインストール 74
TFTP サービスの設定 75
neopxe 起動サーバーデーモンのインストールと設定 76
目次 v
NFS サービスの設定 78
ファイアウォールの無効化 79
ネットワークからの SUSE Linux のインストール 79
索引 81
vi
Sun Fire V20z
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
1
このマニュアルの使用方法
注 – このマニュアルは、Linux ソフトウェアをインストールするユーザーを対象と
しています。Solaris ニュアルを参照してください。
ソフトウェアのインストール手順については、Solaris のマ
概要
このマニュアルでは、Linux オペレーティングシステム (OS) ソフトウェアを Sun Fire
いて説明します。5 ページの「Sun™ Installation Assistant CD」では、この CD を使 用して Linux OS をインストールする方法について説明します。この CD は必要に応 じて使用します。
Linux OS 別に章が分かれており、各 OS についてはこのマニュアルの発行時点で Sun Microsystems
で正常に動作することが確認されています。
ディスク媒体からインストールする手順とネットワークに接続された PXE インス トールサーバーからインストールする手順を、OS ごとに示します。付録では、PXE インストールをサポートするようにネットワークをあらかじめ設定しておく手順につ いて補足説明します。
また、各章では、それぞれの OS でサーバーの動作をサポートするドライバおよび カーネルを最新バージョンに更新する手順についても詳しく説明します。
V20z サーバーおよび Sun Fire V40z サーバーにインストールする手順につ
により Sun Fire V20z サーバーおよび Sun Fire V40z サーバー上
このマニュアルのシステム管理手順は、基本的な Linux 管理またはそれ以上の
経験があるユーザーを対象としています。
1
このマニュアルを使用するには、次の 4 つの手順を実行します。
1. このマニュアルの手順を開始する前に、サーバー本体を設置し、サービスプロ
セッサの初期設定を実行して、サーバーでネットワーク共有ボリューム (NSV) ソ フトウェアを設定します。この手順の詳細は、Sun Fire V20z and Sun Fire V40z Servers Documentation and Support Files CD に収録されている『Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サーバー-設置マニュアル』を参照してください。
2. インストールする OS に応じて、参照する章を判断します。また、Sun Installation Assistant CD の指示に従ってインストール手順を完了することもでき
ます。この CD を使用した場合は、使用中のハードウェアに対応した最新の SCSI ドライバおよびネットワークドライバが自動的にインストールされます。詳細 は、5 ページの「Sun™ Installation Assistant CD」を参照してください。
3. OS を物理媒体 (CD または DVD) からインストールするのか、ネットワークに接 続された PXE インストールサーバーからインストールするのかを決定し、インス トールする OS に応じた章の該当する節を参照します。ただし、PXE インストー ルをサポートするようにネットワークをまだ設定していない場合は、このマニュ アルの付録 A の補足手順を実行するよう指示があります。
4. OS をインストールしたあとで、その OS に応じた章の指示に従って、ドライバお よびカーネルを最適なバージョンに更新します。ダウンロードサイトに進むよう に指示される場合もありますが、必要なネットワークドライバファイルおよび
SCSI ドライバファイルの多くは、手順でも示されるように Sun Fire V20z and Sun Fire V40z Servers Documentation and Support Files CD に収録されています。
2
Sun Fire V20z
ユーザーマニュアル
Sun Fire V20z サーバーおよび Sun Fire V40z サーバーの両方に関する最新のユー ザーマニュアルは、次の Web サイトで参照してください。
http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs/ Servers/Workgroup_Servers/Sun_Fire_V20z/index.html
このサイトでは、ユーザーマニュアル、リリースノート、および顧客交換可能ユニッ ト (CRU) に関する個々のマニュアルが参照できます。
サイト上のマニュアルが、使用しているマニュアルよりも新しいかどうかを確認する には、マニュアルの Part No. の下 2 (ダッシュ以降) を調べてください。
– また、Sun Fire V20z サーバーおよび Sun Fire V40z サーバーのリリースバー
ジョン間での違いについて説明しているマニュアルも、この Web サイトから入手で きます。Part No. (PN) 817-7185 のマニュアルを参照してください。
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
関連マニュアル
用途 タイトル
安全性に関する情報 Important Safety Information for Sun
Hardware Systems
安全性に関する注意事項 および国際的な規格への 適合性の保証
ハードウェアの設置およ びシステムソフトウェア のインストール
保守手順およびその他の情報『Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サー
サーバー管理 Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サー
障害追跡および診断 Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サー
最新情報 Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サー
Sun Fire V20z and Sun Fire V40z ServersSafety and Compliance Guide
Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サー バー-設置マニュアル』
バー-ユーザーマニュアル』
バー-サーバー管理マニュアル』
バー-障害追跡手法および診断マニュアル』
バー-ご使用にあたって』
Part No.
816-7190-xx
817-5251-xx
817-6146-xx
819-2918-xx
819-2923-xx
819-2928-xx
819-2913-xx
1 章 このマニュアルの使用方法 3
4
Sun Fire V20z
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
2
Sun Installation Assistant CD
Sun™ Installation Assistant CD を使用すると、サポートされている Linux オペレー ティングシステム (OS) を容易にインストールできます。この CD には、品質保証テ スト済みの Sun 対応ドライバのセットが収録されています。
Sun Installation Assistant CD を使用すると、オペレーティングシステム、適切なド ライバ、およびその他のソフトウェアをシステムにインストールできます。ドライバ 更新用フロッピーディスクを作成する必要はありません。
Sun Installation Assistant CD を使用しても、OS インストールプロセスは自動
的には行われません。第 3 章、第 4 章、第 5 章、および第 6 章の手順に従う必要が あります。
Sun Installation Assistant は、次の作業を実行します。
システムに設置されているハードウェアを特定する。
オペレーティングシステムをインストールする。
ドライバおよびプラットフォーム固有のソフトウェアを特定し、インストールす
る。
Sun Installation Assistant CD は、必要に応じて使用します。この CD は、ユー
ザーの利便性を高める手段として用意されています。
5
Sun Installation Assistant の使用法
注 – 手順 10 で、インストール対象のサポートされる Linux ディストリビューション
に応じて、第 3 章、第 4 章、第 5 章、または第 6 章に進んでください。インストー ルが完了すると、「Sun Installation Assistant」画面に戻ります。
Sun Installation Assistant を使用するには、次の手順を実行します。
1. Sun Installation Assistant CD を、サーバーの CD-ROM ドライブまたは DVD ドライ ブに挿入します。
2. サーバーを再起動します。
サーバーが再起動すると、Sun Installation Assistant が起動します。これには数分か かる場合があります。
まず、「Software License Agreement」画面が表示されます。
3. ライセンス条項に目を通します。
注 – ライセンス本文のウィンドウの最後までスクロールすると、「Accept」ラジオ
ボタンが有効になります。
同意する場合は、「Accept」ラジオボタンを選択し、「Next」をクリックして次に 進みます。このとき「Next」ボタンが有効になるのは、「Accept」ラジオボタンを 選択した場合のみです。「Wel co me 」画面に Assistant の紹介が表示されます。
同意しない場合は、「Decline」ラジオボタンを選択し、「Exit」をクリックして Sun Installation Assistant を終了します。サーバーの再起動を求めるプロンプトが表示さ れます。
6
Sun Fire V20z
4. Welcome」画面で、「Next」をクリックします。
次の例のように、設置されているハードウェアが Assistant によって特定され、SCSI デバイスが走査されます。
Identifying hardware...identified as Sun Fire V20z.
Scanning for SCSI devices...done.
および
Sun Fire V40z
サーバー-
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• 2005 7
5. Sun Installation Assistant CD が排出され、サポートされる Linux ディストリビュー
ションのリストが画面に表示されます。リストに挙げられる Linux ディストリビュー ションは、サーバーのハードウェアによって異なります。
注 – 次に示すリストは一例にすぎません。サポートされる Linux ディストリビュー
ションの詳細なリストについては、『Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サーバー -ご使用にあたって』(819-2913) を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux 3 WS
Red Hat Enterprise Linux 3 ES
Red Hat Enterprise Linux 3 AS
Red Hat Enterprise Linux 3 WS – 64bit
Red Hat Enterprise Linux 3 AS – 64bit
SUSE Linux 9.0 – 64bit
6. サポートされるいずれかのディストリビューションの Disc 1 を挿入します。
7. Next」をクリックします。
8. 次の例のように、Assistant によって Linux ディストリビューションが特定されま
す。
Identifying distribution...identified as SUSE Linux 9.0 - 64bit
9. このディストリビューションのインストーラを開始するには、「Next」をクリックし ます。
手動でディストリビューションをインストールする場合と同じインストーラ画面が、 GUI を使用して表示されます。
SUSE SLES 8 Service Pack 3 – 64bit をインストールする場合は、その Service
Pack 3 CD から開始します。システムによって SUSE SLES 8 CD-1 の挿入を求めるプ ロンプトが表示されます。
この CD を挿入し、「Next」をクリックします。
10. インストーラの画面に従って処理を進めます。
11. インストールが完了すると、Sun Installation Assistant がふたたび表示され、ディス
トリビューションに適したドライバおよび追加のソフトウェアが自動的にインストー ルされます。
Assistant は、特定の OS カーネルに適した RPM のみをインストールします。
この処理では、以降の各章の「SCSI ドライバおよびネットワークドライバの
アップグレード」で説明する、サーバー用のドライバを手動でアップグレードする手 順が自動で行われます。
2 Sun™ Installation Assistant CD 7
12. 次の例のように、インストールされた追加のソフトウェアが最後の画面に表示されま
す。
The SUSE Linux Pro 9.0 – 64bit installation has completed.
Installing Sun Fire V20z drivers...completed.
The installation has completed.
注 – サポートされていない媒体を使用すると、エラーメッセージが表示されます。
詳細は、8 ページの「エラーメッセージ」を参照してください。
13. 新しくインストールした OS を起動するには、「Reboot」をクリックします。
エラーメッセージ
エラーメッセージの多くは、「You have inserted Disc 3 but the system requires Disc 2. Please insert Disc 2.」のように簡潔な内容になっています。
ただし、サポートされていない媒体を使用すると、次のエラーメッセージが表示され ます。
"The media you have provided is not a release that is supported by Sun Microsystems, Inc.on this platform.You cannot use the Sun Installation Assistant to install this product and associated software."
8
Sun Fire V20z
次のいずれかのオプションを選択してください。
サポートされる製品をインストールするには、「Back」をクリックし、適切な媒
体を挿入します。
サポートされていない製品をインストールするには、「Exit」をクリックして Sun
Installation Assistant を終了し、システムを再起動します。これで、サポートされ
ていない製品も通常どおりにインストールできます。
ログファイル
Sun Installation Assistant のログファイルは、新しくインストールしたシステムの
/root ディレクトリに書き込まれます。
このログファイルを確認するには、/root/SunInstallationAssistant.log ファイルを参照してください。
および
Sun Fire V40z
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Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
3
Red Hat Enterprise Linux 3 ソフト ウェアのインストール
この章では、Sun Fire V20 サーバーおよび Sun Fire V40z サーバーで Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアをインストールおよび更新する方法について説明し ます。2 種類のサーバー間で手順が異なる場合は、その違いを明記しています。
この章のシステム管理手順は、基本的な Linux 管理またはそれ以上の経験があ
るユーザーを対象としています。
オペレーティングシステムをインストールするときは、Sun Installation
Assistant CD を使用すると便利です。Sun Installation Assistant は、SCSI ドライバ
およびネットワークドライバのアップグレードも行います。
この章では、次の内容について説明します。
10 ページの「CD からの Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストー
ル」
14 ページの「ネットワークからの Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのイ
ンストール」
19 ページの「オペレーティングシステムおよびドライバの更新」
9
CD からの Red Hat Enterprise Linux 3 フトウェアのインストール
CD から Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアをインストールする作業は、次の 手順で構成されます。
1. Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアをインストールします。詳細は、10 ペー ジの「ソフトウェアのインストール」を参照してください。
2. Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアを更新します。詳細は、19 ページの「オ ペレーティングシステムおよびドライバの更新」を参照してください。
用意するもの
CD からのインストール手順では、次のものが必要です。
次の周辺機器を装備した Sun Fire V20z サーバーまたは Sun Fire V40z サーバー
CD-ROM ドライブまたは DVD-ROM ドライブ
PS/2 キーボード
PS/2 マウス (必要に応じて使用。インストール作業では使用しないため)
モニター
Red Hat Enterprise Linux 3 Media CD セット (ASES、または WS バージョン)
10
1. キーボードおよびモニターを、Sun Fire V20z サーバーまたは Sun Fire V40z サー
2. サーバーの電源を入れ、Red Hat Enterprise Linux 3 CD 1 を CD トレーにセットしま
Sun Fire V20z
ソフトウェアのインストール
注 – Sun Installation Assistant CD を使用する場合は、手順 5 から開始してくださ
い。
注 – この手順では、テキストモードのインストール手順を示します。GUI モードで
は、複数の手順が同じ画面に表示されることがあります。
バーの適切なコネクタに接続します。
す。
サーバーが CD から起動され、boot: プロンプトが表示されます。
および
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オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
3. boot: プロンプトで、次のコマンドを入力します。
boot: linux text
4. CD 媒体のテストの実行を確認するプロンプトが表示されたら、テストを実行する場 合は「OK」を、テストを省略する場合は「Skip」を選択します。
CD 媒体テストが完了すると (テストの実行を選択した場合)、Anaconda インストー ラが起動します。これには数分かかります。
5. Welcome」画面で、「OK」を選択します。
6. プロンプトが表示されたら、次の選択を行います。
a. 適切な言語を選択します。
b. キーボードの種類を選択します。
c. マウスを接続していない場合は「No-mouse」を選択し、マウスを接続している場
合はそのマウスが正しく検出されていることを確認します。
7. ディスクのパーティション分割の実行を確認するプロンプトが表示されたら、 「Autopartition」を選択します。
既存のパーティションを保持するかどうかを確認するダイアログボックスが表示され ます。
8. Autopartition」ダイアログボックスで次のオプションのいずれかを選択します。
Remove all Linux partitions on this server: サーバーを別の OS とのデュアルブー
ト構成にし、Linux パーティションのみを置き換える場合は、このオプションを選 択します。
Remove all partitions on this server: インストール済みの OS がある場合に、すべ
て削除してディスク全体を使用するには、このオプションを選択します。
Keep all partitions and use existing free space: すでにインストールされている OS
があり、今後もその OS を利用できるようにする場合は、このオプションを選択し ます。
9. Remove all partitions on this server」を選択すると、ドライブからデータが削除さ れることを警告するメッセージが表示されます。「Yes」を選択します。
10. Partitioning」画面で、Ta b キーを押して「OK」に移動し、Enter キーを押しま す。
設定画面の指示に従って処理を進めます。
a. ブートローダーを変更するには、「GRUB」または「no boot-loader」を選択しま
す。Ta b キーを押して「OK」に移動し、Enter キーを押します。
b. カーネルオプションを指定します。Ta b キーを押して「OK」に移動し、Enter
キーを押します。
c. ブートローダー用のパスワードを追加します。Tab キーを押して「OK」に移動
し、Enter キーを押します。
3 Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール 11
d. サーバーをデュアルブート構成にできる場合は、ブートローダーから起動する OS
を選択します。Ta b キーを押して「OK」に移動し、Enter キーを押します。
e. 起動元のデバイスを選択します。Ta b キーを押して「OK」に移動し、Enter キー
を押します。
注 – GUI モードのインストールを実行している場合は、次の順序で設定画面が表示
されます。
1. ブートローダーを変更するには、「GRUB」または「no bootloader」を選択しま す。「Next」をクリックします。
2. サーバーをデュアルブート構成にできる場合は、ブートローダーから起動する OS を選択し、起動元のデバイスを選択します。「Next」をクリックします。
3. ブートローダー用のパスワードを追加します。「Next」をクリックします。
11. Network Configuration」画面が表示されます。
組み込みの Ethernet ポートにネットワーク設定を適用できます。 DHCP 経由でサーバーにネットワーク設定を取得するか、静的なネットワーク設定
情報を入力できます。 デフォルトでは、DHCP が選択されています。
注 – テキストモードのインストールでは、ネットワーク設定用の画面およびホスト
名を入力する画面が表示されます。
12
12. Firewall Configuration」画面が表示されます。
13. インストールする必要がある言語がほかにある場合は、「Language Support」画面
14. Timezone」画面で、サーバーを設置した地域のタイムゾーンを選択します。
15. Root Password」画面で、スーパーユーザーに対して使用するパスワードを入力し
Sun Fire V20z
GUI モードのインストールでは、これらのオプションがすべて同じ画面に表示され ます。
ファイアウォール機能は、有効にも無効にも設定できます。ネットワークセキュリ ティーを高めるため、ファイアウォール機能を有効にすることをお勧めします。
デフォルト設定では、有効になっています。
で選択します。
ます。
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
注 – パスワードを忘れないようにしてください。パスワードを忘れると、オペレー
ティングシステムの再インストールが必要になることがあります。
パッケージの選択をカスタマイズするかどうかを確認するプロンプトが表示されま す。
16. Workstation Defaults」画面で、「Customize software selection」の横にあるボッ クスにチェックマークを付け、「OK」を選択します。
注 – GUI モードのインストールでは、この画面のラベルは「Package Defaults」にな
ります。
17. Package Group Selection」設定画面で、自分の環境に適したパッケージを選択し ます。
選択項目にチェックマークを付けるには、矢印キーでカーソルをその項目に移動して から、スペースキーを押します。
18. インストールログに関するダイアログボックスを確認して、「OK」を選択します。
選択したインストール内容によって異なりますが、RPM のインストールには 10 分程 度かかります。CD の交換を求めるプロンプトが表示されると、自動的に CD が排出 されます。
19. CD の変更を求めるプロンプトが表示されたら、指示された CD を挿入し、「OK」 を押します。
選択したインストールオプションによっては、一部の CD は不要である場合もありま す。
20. プロンプトが表示されたら、次の手順を実行します。
a. インストーラによって検出されたデフォルトのビデオインタフェースを選択しま
す。
b. インストーラで、接続しているモニターを確認し、もっとも適したものを選択し
ます。
c. X-Customization」画面で、「Tex t In t erf ac e」を選択します。
21. Complete」ダイアログボックスで「OK」を選択します。
これでインストールが完了しました。
22. Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアを更新します。詳細は、19 ページの「オペ レーティングシステムおよびドライバの更新」を参照してください。
3 Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール 13
ネットワークからの Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール
ネットワークに接続された PXE サーバーから Red Hat Enterprise Linux 3 ソフト ウェアをインストールする作業は、次の手順で行います。
1. PXE インストールをサポートするようにネットワークを設定します。詳細は、63 ページの「PXE インストールをサポートするためのネットワークの事前設定」を 参照してください。
2. PXE サーバーとして使用するシステム上に PXE インストールイメージを作成しま す。ソフトウェアは、この PXE サーバーからほかのシステム (PXE クライアント) にダウンロードされます。詳細は、15 ページの「PXE サーバー上での PXE インス トールイメージの作成」を参照してください。
3. PXE サーバーから PXE クライアントに Red Hat ソフトウェアをインストールしま す。詳細は、18 ページの「PXE サーバーからのソフトウェアのインストール」を 参照してください。
4. Red Hat ソフトウェアを更新します。詳細は、19 ページの「オペレーティングシ ステムおよびドライバの更新」を参照してください。
用意するもの
14
Sun Fire V20z
PXE インストール手順では、次のものが必要です。
63 ページの「PXE インストールをサポートするためのネットワークの事前設定」
に従って設定し、次の周辺機器を装備した DHCP サーバー
CD-ROM ドライブまたは DVD-ROM ドライブ
PS/2 キーボード
モニター
Red Hat Enterprise Linux 3 Media CD セット (ASES、または WS バージョン)
Sun Fire V20z and Sun Fire V40z Servers Documentation and Support Files CD
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
PXE サーバー上での PXE インストールイメージ
の作成
この手順では、DHCP サーバーとして使用しているサーバーに PXE インストールイ メージを作成する方法について説明します。これにより、DHCP サーバーが PXE サーバーとしても機能します。PXE サーバーから PXE クライアントにオペレーティ ングシステムファイルが提供されます。
32 ビット版のユーザーの場合: 以降の手順では、解凍されるディレクトリの名
前を具体的に示していますが、いずれも 64 ビットネットワークイメージを設定する 場合のものです。32 ビットネットワークイメージを設定する場合は、一部のファイ ルおよびディレクトリが若干異なります。
「64 ビット版」では、解凍されるディレクトリは rhel3_64-pxefiles/ です。 「32 ビット版」では、解凍されるディレクトリは rhel3_32-pxefiles/ です。
これ以外のディレクトリおよび指示は、64 ビット版でも 32 ビット版でもすべて同じ です。
注 – この手順を開始する前に、63 ページの「PXE インストールをサポートするため
のネットワークの事前設定」の説明に従ってネットワークが設定されていることを確 認してください。
1. Red Hat Enterprise Linux 3 CD 1 DHCP/PXE サーバーに挿入し、次のコマンドを 入力して CD の内容を PXE サーバーにコピーします。
次の例ではコピー先のディレクトリとして /home/pxeboot/SunFire_rhel3/ を 指定していますが、別のディレクトリを指定することもできます。この手順の例で は、このディレクトリを使用します。
# mkdir -p /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
# cp -a /mnt/cdrom/RedHat /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
2. 次のコマンドを使用して、初期 ramdisk およびカーネルを CD 1 から PXE イメージ のベースにコピーします。
# cp /mnt/cdrom/images/pxeboot/initrd.img \ /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
# cp /mnt/cdrom/images/pxeboot/vmlinuz \ /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
3. 次のコマンドを実行して CD 1 のマウントを解除し、サーバーから取り出します。
# umount /dev/cdrom
3 Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール 15
4. Red Hat Enterprise Linux 3 CD 2 をサーバーに挿入し、次のコマンドを入力して CD の内容を PXE サーバーにコピーします。
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
# cp -a /mnt/cdrom/RedHat /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
既存のファイルを上書きするかどうかを確認するプロンプトが表示された場合は、y を入力して上書きします。
5. 次のコマンドを実行して CD 2 のマウントを解除し、サーバーから取り出します。
# umount /dev/cdrom
6. Red Hat Enterprise Linux 3 CD 3 をサーバーに挿入し、次のコマンドを入力して CD の内容を PXE サーバーにコピーします。
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
# cp -a /mnt/cdrom/RedHat /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
既存のファイルを上書きするかどうかを確認するプロンプトが表示された場合は、y を入力して上書きします。
7. 次のコマンドを実行して CD 3 のマウントを解除し、サーバーから取り出します。
# umount /dev/cdrom
8. Red Hat Enterprise Linux 3 CD 4 をサーバーに挿入し、次のコマンドを入力して CD の内容を PXE サーバーにコピーします。
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
# cp -a /mnt/cdrom/RedHat /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
既存のファイルを上書きするかどうかを確認するプロンプトが表示された場合は、y を入力して上書きします。
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9. 次のコマンドを実行して CD 4 のマウントを解除し、サーバーから取り出します。
10. 次のコマンドを入力して、kickstart ファイル ks.cfg PXE サーバーにコピーしま
11. SCSI ドライバおよびネットワークドライバを一時ディレクトリから次のディレクト
12. PXE サーバー上で、kickstart ファイル /home/pxeboot/SunFire_rhel3/ks.cfg
Sun Fire V20z
# umount /dev/cdrom
す。
# cp /tmp/rhel3_64-pxefiles/ks.cfg /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
リにコピーします。
# cp /tmp/rhel3_64-pxefiles/bcm* /home/pxeboot/SunFire_rhel3/ # cp /tmp/rhel3_64-pxefiles/lsi* /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
nfs 行を次のように変更して保存します。
nfs --server n.n.n.n --dir /home/pxeboot/SunFire_rhel3/
n.n.n.n は、PXE サーバーの IP アドレスです。--dir のあとに指定されている保存
場所がイメージの最上位を指していることを再確認します。
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
13. PXE サーバー上で、/home/pxeboot/pxelinux.cfg/default ファイルに次のエン
トリを追加して保存します。
append ksdevice から ks.cfg までのテキストブロックは、改行なしの一続きの 文字列として入力してください。
default SunFire_rhel3 label SunFire_rhel3 kernel SunFire_rhel3/vmlinuz
append ksdevice=eth0 console=tty0 load_ramdisk=1 initrd=SunFire_rhel3/initrd.img network ks=nfs:n.n.n.n:/home/pxeboot/SunFire_rhel3/ks.cfg
n.n.n.n は、PXE サーバーの IP アドレスです。
注 – コンソールベースのインストールでは、append 行に console=ttyS0,19200
を追加してください。
3 Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール 17
PXE サーバーからのソフトウェアのインストール
この手順では、Sun Fire V20z サーバーまたは Sun Fire V40z サーバーから要求を開 始し、起動イメージファイルを PXE/DHCP サーバーからダウンロードし、要求元の サーバーに Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアをインストールする方法につい て説明します。
注 – この手順では、63 ページの「PXE インストールをサポートするためのネット
ワークの事前設定」および 15 ページの「PXE サーバー上での PXE インストールイ メージの作成」の説明に従って、ネットワークおよび PXE サーバーインストールイ メージがあらかじめ設定されていることを前提としています。
1. PXE クライアントを PXE サーバーと同じネットワークに接続し、PXE クライアン トの電源を入れます。
PXE クライアントとは、Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール先 の Sun Fire V20z サーバーまたは Sun Fire V40z サーバーを指します。
2. PXE クライアントにネットワーク起動を求めるプロンプトが表示されたら、F12 キーを押します。
PXE クライアントが PXE サーバーに接続し、DHCP サーバーから IP アドレスを取 得しようとします。
3. F8 キーを押して、PXE 起動イメージのダウンロードを開始します。
4. boot: プロンプトが表示されたら、15 ページの「PXE サーバー上での PXE インス トールイメージの作成」の手順 13 でイメージに指定したラベルを入力します。
Red Hat Enterprise Linux 3 インストールイメージが、指定の Sun Fire V20z サー バーまたは Sun Fire V40z サーバーにダウンロードされます。
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5. 使用しているサーバーに Linux オペレーティングシステムを設定する手順について
6. 19 ページの「オペレーティングシステムおよびドライバの更新」に進みます。
Sun Fire V20z
は、Red Hat Enterprise Linux 3 メディアキットに付属のマニュアルを参照してくだ さい。
および
Sun Fire V40z
サーバー-
Linux
オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
オペレーティングシステムおよびドライ バの更新
CD 媒体に収録されているソフトウェアが最新のバージョンではない場合がありま す。この媒体のリリース以降に、ソフトウェアに対して多くの更新が行われていま す。
Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアの更新手順については、次の節を参照して ください。
19 ページの「Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアの更新」
19 ページの「SCSI ドライバおよびネットワークドライバのアップグレード」
Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアの更新
CD 媒体に収録されているソフトウェアは、最新のバージョンではありません。この 媒体のリリース以降に、Red Hat Enterprise Linux ソフトウェアに対して多くの更新 が行われています。システムをセキュリティー上の脅威から保護し、安定性を向上さ せるため、システムのインストールの完了後に up2date プログラムを実行する必要 があります。
up2date プログラムの設定については、Red Hat Enterprise Linux 3 メディアキット に収録されている Red Hat マニュアルを参照してください。up2date の実行時に、 利用可能なパッケージ更新のセクションでカーネルパッケージを選択します。 up2date の完了後に、サーバーを再起動します。
SCSI ドライバおよびネットワークドライバのアッ プグレード
システムにインストールされているカーネルには、Sun が推奨する最適なドライバが 含まれていない場合もあります。ドライバを更新すると、確実に適切なシステムパ フォーマンスが得られます。
次に示す手順では、Sun Fire V20z and Sun Fire V40z Servers Documentation and Support Files CD から最新のドライバをコピーする方法について説明します。
RPM は、Sun Fire V20z サーバーおよび Sun Fire V40z サーバーの製品ページからダウ ンロードすることもできます。どちらのサーバーにも対応している URL は、次のとおりで す。
http://www.sun.com/servers/entry/v20z/downloads.html
3 Red Hat Enterprise Linux 3 ソフトウェアのインストール 19
ドライ
1. 次のコマンドを実行して、現在システムにインストールされているカーネルを調べま す。
# rpm -qa | grep ^kernel
次のような出力が得られます。
kernel-2.4.21-4.EL.x86_64 kernel-smp-2.4.21-4.EL.x86_64 kernel-source-2.4.21-4.EL.x86_64
この例では、2.4.21-4.EL.x86_64 カーネルが動作しています。
2. Documentation and Support Files CD をサーバーに挿入します。
3. 次のコマンドを入力して、CD をマウントし、Ethernet ドライバおよび SCSI ドライ
バのディレクトリに移動します。
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom # cd /mnt/cdrom/support/drivers/rhel3/64/
注 – Red Hat Enterprise Linux 32 ビット版を使用している場合は、次のディレク
トリに移動してください。
/mnt/cdrom/support/drivers/rhel3/32/
4. 手順 1 で調べたカーネルのバージョンに対応するドライバ RPM を調べます。
RPM のファイル名には、カーネルのバージョンと種類が含まれています。たとえ ば、手順 1 に示したカーネルのバージョンの場合、Ethernet ドライバ (bcm5700) お よび SCSI ドライバ (lsi) は次のようになります。
bcm5700-7.1.22_2.4.21_4.EL-rhel3_1.x86_64.rpm bcm5700-smp-7.1.22_2.4.21_4.EL-rhel3_1.x86_64.rpm lsi-2.05.11_2.4.21_4.EL-rhel3_1.x86_64.rpm lsi-smp-2.05.11_2.4.21_4.EL-rhel3_1.x86_64.rpm
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Sun Fire V20z
および
Sun Fire V40z
サーバー-
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オペレーティングシステムインストールマニュアル
• 2005 7
5. 次のコマンドを実行して、RPM ファイルをインストールします。
# rpm -Uvh /mnt/cdrom/support/drivers/rhel3/64/bcm5700-drivers.rpm # rpm -Uvh /mnt/cdrom/support/drivers/rhel3/64/lsi-drivers.rpm
bcm5700-drivers および lsi-drivers は、それぞれ、手順 4 で調べた適切な Ethernet ライバおよび SCSI ドライバの RPM ファイルです。
注 – 動作しているカーネルに適したドライバのアーキテクチャーを選択してくださ
い。たとえば、i686 カーネルが動作している場合は、末尾が .i686.rpm の正しいド ライバ RPM を選択してください。
次に、NPS ドライバをインストールする手順を示します。NPS ドライバには、
JNET ドライバおよびマシンチェックカーネルドライバのほか、POCI および監視
デーモンも含まれています。サーバーのサービスプロセッサに対してハードウェア監 視、OS 状態レポート、および SNMP プロキシサービスを使用可能にするには、この ソフトウェアが必要です。
6. 使用しているオペレーティングシステムのバージョンおよびアーキテクチャーに対応 する NPS RPM Documentation and Support Files CD で探します。
NPS RPM ファイルは、CD の最上位パス (/support/sysmgmt/) 内の OS 別のディ レクトリに収録されています。
7. 次のコマンドを入力して、NPS RPM をインストールします。
# rpm -Uvh /mnt/cdrom/support/sysmgmt/redhat/rhel3/nps-V2.rpm
nps-V2 は、NPS RPM ファイルのバージョンおよびアーキテクチャーを表します。
この方法以外に、次のコマンドを入力して、ソースから NPS RPM をコンパイルして インストールすることもできます。
# cd /usr/src/redhat
# tar -xvf /mnt/cdrom/support/sysmgmt/src/nps-V2*.tar.gz
# rpm -bb SPECS/nps.spec
# rpm -ivh `find ./RPMS | grep nps`
注 – Linux 系システムの中には、rpm コマンドではなく、rpmbuild コマンドが必
要なものもあります。使用しているバージョンの Linux のマニュアルで確認してく ださい。
8. インストールが正常に完了したら、次のコマンドを実行してシステムを再起動しま す。
# reboot
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