Sun Microsystems Sun Fire 15K, Sun Fire 12K Service Manual [ja]

Sun Fire™ 15K/12K システム
サービスマニュアル
Sun Microsystems, Inc. www.sun.com
Part No. 817-3252-11 2006 6 , Revision A
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原典: Sun Fire 15K/12K Systems Service Manual
Part No: 806-3512-13 Revision A
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目次
Declaration of Conformity xxiii
はじめに xxv
1. ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-1
1.1 システムコンポーネントのホットスワップに関するガイドライン 1-1
1.2 構成の規則 1-2
1.3 システムのテスト 1-3
1.4 システム温度の確認 1-4
1.5 システム電源の確認 1-5
1.6 ハードウェアインジケータ 1-6
1.7 現場交換可能ユニット (FRU) の平均修理時間 (MTTR) 1-7
1.8 取り扱いの注意 1-12
1.9 特殊工具および出荷用キットの内容 1-13
1.10 システムのブロック図 1-14
2. FrameManager FrameManager 拡張部品、および上部キャップと上部キャッ プ拡張部品の交換手順 2-1
2.1 FrameManager の交換 2-2
2.1.1 FrameManager の取り外し 2-2
2.1.2 FrameManager の取り付け 2-2
iii
2.2 FrameManager 拡張部品の交換 2-2
2.2.1 FrameManager 拡張部品の取り外し 2-2
2.2.2 FrameManager 拡張部品の取り付け 2-3
2.3 上部キャップの交換 2-3
2.3.1 上部キャップの取り外し 2-3
2.3.2 上部キャップの取り付け 2-3
2.4 上部キャップ拡張部品の交換 2-4
2.4.1 上部キャップ拡張部品の取り外し 2-4
2.4.2 上部キャップ拡張部品の取り付け 2-4
3. システム電源 3-1
3.1 電源モジュールの交換手順 3-2
3.1.1 電源モジュールの交換 3-2
3.1.2 電源モジュールの取り外しのための電源切断 3-2
3.1.3 電源モジュールの取り外し 3-4
3.1.4 電源モジュールの取り付け 3-7
3.1.5 電源モジュールの取り付け後の電源投入 3-8
3.2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交換手順 3-9
3.2.1 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の LED 3-10
3.2.2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交換 3-11
3.2.2.1 障害が発生した電源装置の特定 3-11
3.2.2.2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の電源切断 3-12
3.2.2.3 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の取り外し 3-12
3.2.2.4 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の取り付け 3-14
3.2.2.5 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の電源投入 3-15
3.2.2.6 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の確認 3-15
4. ファントレー 4-1
4.1 ファントレーの LED 4-2
iv Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
4.2 ファントレーの交換手順 4-3
4.2.1 障害が発生したファントレーの特定 4-3
4.2.2 ファントレーの電源切断 4-4
4.2.3 ファントレーの取り外し 4-4
4.2.4 ファントレーの取り付け 4-5
4.2.5 ファントレーの確認 4-5
5. システムコントロール (SC) CPU ボードおよび cPCI メモリーボード 5-1
5.1 SC CPU ボードの交換手順 5-2
5.1.1 SC ボードの電源切断 5-2
5.1.2 SC ボードの取り外し 5-2
5.1.3 SC CPU ボードの取り外し 5-2
5.2 SC ボードの cPCI メモリーボードの取り付け手順 5-3
5.2.1 cPCI メモリーボードの SC CPU への取り付け 5-3
5.2.2 SC CPU ボードの取り付け 5-5
5.2.3 SC ボードの取り付け 5-5
5.2.4 SC CPU 上の cPCI メモリーボードの確認 5-6
6. システムコントロール (SC) ボード 6-1
6.1 SC ボードの交換 6-2
6.1.1 SC ボードの LED 6-2
6.1.2 SC ボードの交換手順 6-4
6.1.2.1 障害が発生した SC ボードの特定 6-4
6.1.2.2 SC ボードの電源切断 6-4
6.1.2.3 SC ボードの取り外し 6-7
6.1.2.4 SC ボードの取り付け 6-8
6.1.2.5 SC ボードの確認 6-9
7. システムコントロール (SC) 周辺装置ボード 7-1
7.1 SC 周辺装置ボードの LED 7-2
目次 v
7.2 SC 周辺装置ボードの交換 7-5
7.2.1 障害が発生した SC 周辺装置ボードの特定 7-5
7.2.2 SC 周辺装置ボードの電源切断 7-5
7.2.3 SC 周辺装置ボードの取り外し 7-5
7.2.4 SC 周辺装置ボードの取り付け 7-7
7.2.5 SC 周辺装置ボードの電源投入 7-7
7.2.6 SC 周辺装置ボードの確認 7-8
7.3 DVD-ROM 周辺装置の交換手順 7-8
7.3.1 障害が発生した DVD-RO M 周辺装置の SC 周辺装置ボードからの
取り外し 7-8
7.3.2 DVD-ROM 周辺装置の SC 周辺装置ボードへの取り付け 7-10
7.3.3 DVD-ROM 周辺装置の電源投入 7-10
7.3.4 DVD-ROM 周辺装置の確認 7-10
7.4 ハードドライブ周辺装置の交換手順 7-11
7.4.1 障害が発生したハードドライブ周辺装置の SC 周辺装置ボードか
らの取り外し 7-11
7.4.2 ハードドライブ周辺装置の SC 周辺装置ボードへの取り付け
7-13
7.4.3 ハードドライブ周辺装置の電源投入 7-13
7.4.4 ハードドライブ周辺装置の確認 7-13
7.5 デジタルオーディオテープ (DAT) 周辺装置の交換手順 7-14
7.5.1 障害が発生した DAT 周辺装置の SC 周辺装置ボードからの取り外
7-14
7.5.2 DAT 周辺装置のシステムコントロール (SC) 周辺装置ボードへの取
り付け 7-15
7.5.3 DAT 周辺装置の電源投入 7-16
7.5.4 DAT 周辺装置の確認 7-16
8. CPU (スロット 0) ボード 8-1
8.1 CPU (スロット 0) ボードの LED 8-2
8.2 CPU (スロット 0) ボードの交換手順 8-3
vi Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
8.2.1 障害が発生した CPU (スロット 0) ボードの特定 8-3
8.2.2 CPU (スロット 0) ボードの電源切断 8-4
8.2.3 CPU (スロット 0) ボードの取り外し 8-5
8.2.4 CPU (スロット 0) ボードの取り付け 8-7
8.2.5 CPU (スロット 0) ボードの確認 8-8
8.3 CPU (スロット 0) ボード DIMM の交換手順 8-9
8.3.1 CPU DIMM の取り外し 8-9
8.3.2 CPU DIMM の取り付け 8-11
8.4 CPU (スロット 0) フィラーパネルの交換手順 8-12
8.4.1 CPU (スロット 0) フィラーパネルの取り外し 8-12
8.4.2 CPU (スロット 0) フィラーパネルの取り付け 8-12
9. 入出力 (スロット 1) 部品 9-1
9.1 hsPCI (スロット 1) 部品 9-2
9.1.1 hsPCI (スロット 1) 部品の LED 9-2
9.1.2 hsPCI 入出力 (スロット 1) 部品の交換手順 9-3
9.1.2.1 障害が発生した hsPCI (スロット 1) 部品の特定 9-3
9.1.2.2 hsPCI (スロット 1) 部品の電源切断 9-4
9.1.2.3 hsPCI (スロット 1) 部品の取り外し 9-5
9.1.2.4 hsPCI (スロット 1) 部品の取り付け 9-6
9.1.2.5 hsPCI (スロット 1) 部品の電源投入 9-7
9.1.2.6 hsPCI (スロット 1) 部品の確認 9-7
9.2 PCI カセットの交換手順 9-8
9.2.1 PCI カセットの交換 9-8
9.2.1.1 PCI カセットの取り外し 9-8
9.2.1.2 PCI カセットの取り付け 9-9
9.3 PCI カセットカードの交換手順 9-10
9.3.1 PCI カセットカードの交換 9-10
9.3.1.1 PCI カードのカセットからの取り外し 9-10
目次 vii
9.3.1.2 PCI カードのカセットへの取り付け 9-10
9.4 MaxCPU (スロット 1) ボードの交換手順 9-11
9.4.1 MaxCPU (スロット 1) ボードの LED 9-11
9.4.2 MaxCPU (スロット 1) ボードの交換 9-12
9.4.2.1 障害が発生した MaxCPU (スロット 1) ボードの特定
9-12
9.4.2.2 MaxCPU (スロット 1) ボードの電源切断 9-13
9.4.2.3 MaxCPU (スロット 1) ボードの取り外し 9-13
9.4.2.4 MaxCPU (スロット 1) ボードの取り付け 9-14
9.4.2.5 MaxCPU (スロット 1) ボードの電源投入 9-15
9.4.2.6 MaxCPU (スロット 1) ボードの確認 9-15
9.5 入出力 (スロット 1) フィラーパネルの交換手順 9-17
9.5.1 入出力 (スロット 1) フィラーパネルの取り外し 9-17
9.5.2 入出力 (スロット 1) フィラーパネルの取り付け 9-17
10. ボードセットキャリアプレート 10-1
10.1 ボードセットキャリアプレートの挿入 10-2
10.2 キャリアプレートの交換および変更 10-5
10.2.1 キャリアプレート FRU 変更用パッケージの内容 10-6
10.2.2 スロット 1、2、3、6、7、8、101112151617 の標準構
成用キャリアプレートの交換 10-6
10.2.3 スロット 0、9 の構成用キャリアプレートの交換 10-7
10.2.4 スロット 4、5、1314 の構成用キャリアプレートの交換 10-8
10.3 キャリアプレート (エアダム付き) の交換 10-10
10.3.1 スロット 4、5、1314 の標準構成用キャリアプレート (エアダム
付き) の交換 10-11
11. システムコントロール (SC) 拡張ボードセット 11-1
11.1 センタープレーンサポートボードの交換 11-2
11.1.1 センタープレーンサポートボードの LED 11-2
viii Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
11.2 センタープレーンサポートボードの交換手順 11-3
11.2.1 障害が発生したセンタープレーンサポートボードの特定 11-4
11.2.2 センタープレーンサポートボードの電源切断 11-4
11.2.3 センタープレーンサポートボードの取り外し 11-4
11.2.4 センタープレーンサポートボードの取り付け 11-6
11.2.5 センタープレーンサポートボードの電源投入 11-7
11.2.6 センタープレーンサポートボードの確認 11-8
12. システム拡張ボードセット 12-1
12.1 システム拡張ボードの LED 12-2
12.2 拡張ボードの交換手順 12-3
12.2.1 障害が発生した拡張ボードの特定 12-3
12.2.2 拡張ボードの電源切断 12-4
12.2.3 拡張ボードの取り外し 12-5
12.2.4 拡張ボードの取り付け 12-7
12.2.5 拡張ボードの電源投入 12-8
12.2.6 拡張ボードの確認 12-8
13. Sun Fireplane interconnect の交換手順 13-1
13.1 障害が発生した Sun Fireplane interconnect の特定 13-2
13.2 Sun Fireplane interconnect を交換する前のシステムの準備 13-2
13.3 Sun Fireplane interconnect 交換のためのシステムの電源切断 13-4
13.4 Sun Fireplane interconnect 部品のシャーシからの取り外し 13-5
13.5 Sun Fireplane interconnect のシャーシへの取り付け 13-8
13.6 Sun Fireplane interconnect の取り付け後のシステムの電源投入 13-9
14. ファンバックプレーンの交換手順 14-1
14.1 ファンバックプレーンの取り外しのための電源切断 14-2
14.2 ファンバックプレーンの取り外し 14-3
14.3 ファンバックプレーンの取り付け 14-5
目次 ix
14.4 ファンバックプレーン取り付け後の電源投入 14-6
15. 電源センタープレーンの交換手順 15-1
15.1 電源センタープレーン交換のためのシステムの電源切断 15-2
15.2 電源センタープレーンの取り外し 15-3
15.3 電源センタープレーン部品のシャーシへの取り付け 15-6
15.4 電源センタープレーン取り付け後の電源投入 15-9
16. ケーブルの交換手順 16-1
16.1 AC 電源コード 16-8
16.2 内部キャビネットケーブルの交換手順 16-8
16.2.1 ケーブル交換のためのシステムの電源切断 16-8
16.2.2 48 VDC 電源ケーブルの交換 16-9
16.2.2.1 48 VDC 電源ケーブルの取り外し 16-9
16.2.2.2 48 VDC 電源ケーブルの取り付け 16-10
16.2.3 電源シェルフ I2C または FrameManager および上部キャップケー
ブルの交換 16-11
16.2.3.1 電源シェルフ I2C または FrameManager および上部 キャップケーブルの取り外し 16-11
16.2.3.2 電源シェルフ I2C または FrameManager および上部 キャップケーブルの取り付け 16-11
16.2.4 電源クロスオーバーケーブルの交換 16-12
16.2.4.1 電源クロスオーバーケーブルの取り外し 16-12
16.2.4.2 電源クロスオーバーケーブルの取り付け 16-13
16.2.5 ファントレー電源ケーブルの交換 16-14
16.2.5.1 ファントレー電源ケーブルの取り外し 16-14
16.2.5.2 ファントレー電源ケーブルの取り付け 16-15
16.2.6 内部ケーブルハーネスセットの交換 16-16
16.2.6.1 内部ケーブルハーネスセットの取り外し 16-16
16.2.6.2 内部ケーブルハーネスセットの取り付け 16-17
x Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
16.2.7 FrameManager ケーブルの交換 16-18
16.2.7.1 FrameManager ケーブルの取り外し 16-18
16.2.7.2 FrameManager ケーブルの取り付け 16-19
16.2.8 上部キャップケーブルの交換 16-20
16.2.8.1 上部キャップケーブルの取り外し 16-20
16.2.8.2 上部キャップケーブルの取り付け 16-21
16.3 システムの電源投入 16-22
17. 機械コンポーネントの交換手順 17-1
17.1 側面パネルの交換 17-2
17.1.1 側面パネルの取り外し 17-2
17.1.2 側面パネルの取り付け 17-2
17.2 アクセスドアの交換 17-2
17.2.1 アクセスドアの取り外し 17-2
17.2.2 アクセスドアの取り付け 17-3
17.3 キックプレートの交換 17-3
17.3.1 キックプレート部品の取り外し 17-3
17.3.2 キックプレート部品の取り付け 17-4
18. 定期保守 18-1
18.1 エアプリナムパネル吸気スクリーンのクリーニング 18-1
18.1.1 Sun Fire 15K/12K システムのエアプリナムパネル吸気スクリー 18-2
18.1.2 エアプリナム吸気スクリーンのクリーニング 18-2
18.2 エアフィルタの交換 18-3
18.2.1 エアフィルタの交換 18-3
A. コンポーネントのシリアル番号用ワークシート A-1
B. システムラベル B-1
B.1 ESD アースおよび上部ファントレーのコンポーネント番号ラベル B-1
目次 xi
B.2 システムシャーシおよびキャリアプレートのラベル B-2
B.3 ファントレーラベル B-4
B.3.1 ファントレー取り外しラベル B-4
B.3.2 下部ファントレーのコンポーネント番号ラベル B-5
B.4 ボードキャリアスロットのコンポーネント番号ラベル B-5
B.4.1 正面のコンポーネント番号ラベル B-5
B.4.2 背面のコンポーネント番号ラベル B-6
B.5 拡張ラベル B-6
B.6 センタープレーンサポートラベル B-7
B.7 Sun Fireplane interconnect ラベル B-7
B.8 電源装置ラベル B-8
B.8.1 電源装置コンポーネントラベル B-8
B.8.2 外部電源装置取り扱い説明ラベル B-8
B.8.3 電源装置の重量情報ラベル B-8
B.8.4 電源装置の注意ラベル B-9
C. Sun Fire 15K/12K システム現場交換可能ユニット (FRU) C-1
C.1 アクセスドアおよび側面パネル C-2
C.2 FrameManager 部品または上部キャップ部品 C-3
C.2.1 FrameManager 部品 C-3
C.2.2 上部キャップ部品 C-3
C.3 キックプレート部品 C-4
C.4 システムボード部品およびキャリアプレート C-5
C.5 ファントレー冷却コンポーネント C-14
C.6 電源装置およびエアフィルタ C-15
C.7 システムケーブル C-17
索引 索引-1
xii Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
図目次
図 1-1 Sun Fire 15K/12K システムコンポーネントの番号 - 正面 1-8
図 1-2 Sun Fire 15K システムコンポーネントの番号 - 背面 1-9
図 1-3 Sun Fire 12K システムコンポーネントの番号 - 背面 1-10
1-4 カセットコンポーネントの番号 - Sun Fire 15K の正面および背面、Sun Fire 12K の正
1-11
1-5 システムアーキテクチャーのブロック図 1-14
1-6 電源制御ブロック図 1-15
1-7 配電ブロック図 1-16
3-1 エアプリナムカバー 3-5
3-2 電源モジュール 3-6
3-3 Sun Fire 15K/12K システムの電源装置 3-9
3-4 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の LED 3-11
3-5 AC 電源ケーブルの取り付け 3-14
4-1 ファントレー 4-1
4-2 ファントレーの LED 4-3
5-1 cPCI メモリーボードの SC CPU への取り付け 5-4
6-1 SC ボードの LED (3U/6U 変換ボードオプション)6-3
6-2 SC ボード 6-8
7-1 SC 周辺装置ボードの LED 7-3
図 7-2 SC 周辺装置ボードおよび中央のアクセスパネル ― 分解図 7-6
図 7-3 SC 周辺装置ボードからの DVD の取り外しおよびアクセスパネル - 分解図 7-9
xiii
図 7-4 SC 周辺装置ボードからのハードドライブの取り外しおよびアクセスパネル - 分解
7-12
図 7-5 SC 周辺装置ボードからの DAT の取り外しおよびアクセスパネル - 分解図 7-15
8-1 CPU ボードの LED 8-3
8-2 CPU ボードのコンポーネント 8-6
8-3 CPU ボードのメモリー DIMM の場所 8-10
8-4 CPU DIMM の取り外し 8-11
9-1 hsPCI ボードの LED 9-3
9-2 PCI カセットの取り外し 9-9
9-3 MaxCPU ボードの LED 9-12
10-1 システムキャリアプレート 10-3
10-2 標準構成のキャリアプレート 10-5
10-3 T レールガイドの取り外し 10-7
10-4 T レールガイドを取り外したあとのセンターガイド留め具の固定 10-8
10-5 カードケージフィラーパネルの取り外し 10-9
10-6 EMI 金属製ガスケットの取り付け 10-10
10-7 エアダム構成のキャリアプレート 10-11
11-1 センタープレーンサポートボードの LED 11-3
11-2 センタープレーンサポートボードおよびキャリアプレート 11-6
12-1 システム拡張ボードの LED 12-3
図 12-2 拡張ボードおよびキャリアプレート - 分解図 12-6
13-1 Sun Fireplane interconnect - 正面図および背面図 13-7
図 14-1 ファンバックプレーンの位置 - 正面 14-4
14-2 ファンバックプレーンの接続部 14-5
15-1 電源センタープレーンの電源制御接続部 15-4
図 15-2 電圧およびリターンの参照番号ラベル - 正面および背面 15-7
16-1 Sun Fire 15K/12K システム内部のケーブル接続部 16-2
図 16-2 システムケーブル配置図 - 正面 (サイド 0) および背面 (サイド 1) の標準的な配置 16-3
図 16-3 ファントレーバックプレーン FRU ケーブル図 - 上部正面、サイド 0 16-4
図 16-4 電源センタープレーンケーブル図 - 下部正面、サイド 0 16-4
xiv Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
図 16-5 ファントレーバックプレーン FRU ケーブル図 - 上部正面、サイド 1 16-5
図 16-6 電源センタープレーンケーブル図 - 下部背面、サイド 1 16-5
図 16-7 インタフェースコネクタのケーブル配置図 - サイド 0 16-6
図 16-8 インタフェースコネクタのケーブル配置図 - サイド 1 16-6
図 16-9 DC 配電ケーブル ― サイド 0 およびサイド 1 16-6
16-10 48 VDC 電源ケーブル 16-10
16-11 ファントレー電源ケーブル 16-14
16-12 内部ケーブルハーネスセット 16-17
16-13 FrameManager ケーブル 16-19
16-14 上部キャップケーブル 16-21
17-1 キックプレート部品 17-3
18-1 Sun Fire 15K/12K システムのエアプリナムパネルおよび吸気スクリーン 18-2
図 18-2 フィルタの交換 - 正面および背面 18-4
B-1 ESD アースおよび上部ファントレーのコンポーネント番号ラベル B-1
図 B-2 システムシャーシおよびキャリアプレートのラベル - キャリアプレートの取り付け手
B-3
B-3 キャリアプレート警告ラベル B-4
B-4 ファントレー取り外しラベル B-4
B-5 下部ファントレーのコンポーネント番号ラベル B-5
B-6 正面のコンポーネント番号ラベル B-5
B-7 背面のコンポーネント番号ラベル B-6
B-8 拡張ラベル B-6
B-9 センタープレーンサポートラベル B-7
B-10 Sun Fireplane interconnect ラベル B-7
B-11 電源装置コンポーネントラベル B-8
B-12 外部電源装置ラベル B-8
B-13 電源装置の重量情報ラベル B-8
B-14 電源装置の注意ラベル B-9
C-1 システムの FRU コンポーネントのカテゴリ C-1
C-2 アクセスドアおよび側面パネル C-2
図目次 xv
C-3 FrameManager 部品のコンポーネント C-3
C-4 上部キャップ部品のコンポーネント C-4
C-5 キックプレート部品のコンポーネント C-4
C-6 センタープレーンサポートボード C-6
C-7 システムコントローラのキャリアプレート C-6
C-8 システムの拡張キャリアプレート (エアダム付き)C-7
C-9 システムコントロールボード - 3U/6U 変換ボードオプション C-7
C-10 システムコントロール周辺装置ボード C-8
C-11 システム拡張ボード C-8
C-12 システムの拡張キャリアプレート (エアダム付きまたはエアダムなし)C-9
C-13 CPU ボード C-9
C-14 ホットスワップ PCI (hsPCI-X/hsPCI+) I/O ボード C-10
C-15 MaxCPU ボード C-10
C-16 入出力フィラーパネル (必要に応じて使用)C-11
C-17 CPU フィラーパネル (必要に応じて使用)C-11
C-18 Sun Fireplane interconnect C-12
C-19 電源センタープレーン C-12
C-20 ファンバックプレーン C-13
C-21 ファントレー冷却コンポーネント C-14
C-22 電源装置 C-15
C-23 電源モジュール C-16
C-24 エアフィルタ C-16
C-25 AC 電源ケーブル (北米)C-18
C-26 AC 電源ケーブル (北米 2) C-18
C-27 AC 電源ケーブル (北米以外)C-19
C-28 AC 電源ケーブル (北米以外 2) C-19
C-29 ファン電源ケーブル C-20
C-30 ファン I2C ケーブル (正面上部)C-21
C-31 ファン I2C ケーブル (正面下部)C-21
C-32 ファン I2C ケーブル (背面上部)C-22
xvi Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 年 6
C-33 ファン I2C ケーブル (背面下部)C-22
C-34 電源モジュールからコネクタバルクヘッドへのケーブル (48 VDC 電源)C-23
C-35 コネクタバルクヘッドからコネクタバルクヘッドへのケーブル (48 VDC クロスオーバー
)C-24
C-36 電源モジュールからコネクタバルクヘッドへのケーブル (I2C 信号)C-24
C-37 コントロール 0 ケーブル (正面)C-25
C-38 コントロール 1 ケーブル (正面)C-25
C-39 コントロール 0 ケーブル (背面)C-26
C-40 コントロール 1 ケーブル (背面)C-26
C-41 電源コントロールケーブル (正面)C-27
C-42 電源コントロールケーブル (背面)C-27
C-43 FrameManager および上部キャップ電源ケーブル (内部)C-27
C-44 FrameManager および上部キャップ電源ケーブル (外部)C-28
C-45 RS-232 ケーブル (内部)C-29
C-46 RS-232 ケーブル (外部)C-29
C-47 SC-CPU ケーブル C-30
図目次 xvii
xviii Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
表目次
1-1 温度レベル 1-4
1-2 周囲の温度レベル 1-4
1-3 電圧および電流の上下限値 1-5
1-4 LED 1-6
1-5 可用性および平均修理時間 (MTTR : Mean Time to Repair) 1-7
1-6 取り扱いの注意 1-12
3-1 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の コンポーネント 3-10
3-2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の有効な LED 状態 3-10
4-1 ファントレーのコンポーネント 4-2
4-2 ファントレーの有効な LED 状態 4-2
6-1 SC ボードの コンポーネント 6-2
6-2 SC ボードの有効な LED 状態 6-2
6-3 SC CPU ボードのインジケータ機能の説明 6-2
7-1 SC 周辺装置ボードのコンポーネント 7-2
7-2 SC 周辺装置ボードの有効な LED 状態 7-2
7-3 SC DVD 周辺装置のインジケータ機能の説明 7-3
7-4 システムコントロールのテープドライブ周辺装置のインジケータ機能の説明 7-4
8-1 CPU ボードのコンポーネント 8-2
8-2 CPU ボードの有効な LED 状態 8-2
9-1 hsPCI 部品のコンポーネント 9-2
xix
9-2 hsPCI 部品の有効な LED 状態 9-2
9-3 MaxCPU (スロット 1) ボードのコンポーネント 9-11
9-4 MaxCPU (スロット 1) ボードの有効な LED 状態 9-11
10-1 キャリアプレート FRU 変更用パッケージの内容 10-6
11-1 センタープレーンサポートボードのコンポーネント 11-2
11-2 センタープレーンサポートボードの有効な LED 状態 11-2
12-1 拡張ボードのコンポーネント 12-2
12-2 拡張ボードの有効な LED 状態 12-2
13-1 コンポーネントのシリアル番号用ワークシート 13-3
16-1 ケーブル終端の設定表 16-7
C-1 アクセスドアおよび側面パネル C-2
C-2 FrameManager 部品のコンポーネント C-3
C-3 上部キャップ部品のコンポーネント C-3
C-4 キックプレート部品のコンポーネント C-4
C-5 システムボード部品 C-5
C-6 システムボードのキャリアプレート C-5
C-7 ファントレー冷却コンポーネント C-14
C-8 電源装置およびエアフィルタ C-15
C-9 システムケーブル C-17
表 C-10 AC 電源ケーブル (北米) の電線リスト C-18
C-11 AC 電源ケーブル (北米 2) の電線リスト C-18
表 C-12 AC 電源ケーブル (北米以外) の電線リスト C-19
C-13 AC 電源ケーブル (北米以外 2) の電線リスト C-19
C-14 ファン電源ケーブル (サイド 0) 終端仕様表 0C-20
C-15 ファン電源ケーブル (サイド 1) 終端仕様表 1C-20
C-16 電源モジュールからコネクタバルクヘッドへのケーブル (48 VDC 電源) 終端仕様表 C-23
C-17 コネクタバルクヘッドからコネクタバルクヘッドへのケーブル (48 VDC クロスオーバー)
終端仕様表 C-24
表 C-18 FrameManager および上部キャップ電源ケーブル (外部) 終端仕様表 C-28
表 C-19 RS-232 ケーブル (外部) 終端仕様表 C-29
xx Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
C-20 SC-CPU ケーブル終端仕様表 C-30
表目次 xxi
xxii Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
Declaration of Conformity
Compliance Model Number: 2080 Product Name: Sun Fire 15K/12K Systems
EMC
European Union
This equipment complies with the following requirements of the EMC Directive 89/336/EEC:
EN55022:1995/CISPR22:1997 Class A EN550024:1998 EN61000-4-2 4 kV (Direct), 8 kV (Air)
EN61000-4-3 3 V/m EN61000-4-4 1.0 kV Power Lines, 0.5 kV Signal Lines EN61000-4-5 1 kV Line-Line, 2 kV Line-Gnd Power Lines EN61000-4-6 3 V EN61000-4-8 3 A/m
EN61000-4-11 Pass EN61000-3-2:1995 Pass EN61000-3-3:1995 Pass
Safety
This equipment complies with the following requirements of the Low Voltage Directive 73/23/EEC:
EC Type Examination Certificates:
EN60950:1992, 2nd Edition, Amendments 1,2,3,4,11 TÜV Product Service Certificate No.
IEC 950:1991, 2nd Edition, Amendments 1,2,3,4 Evaluated to all CB Countries CB Scheme Certificate No. CB 01 07 17641 014
Z1A 01 07 17641 013
Supplementary Information
This product was tested and complies with all the requirements for the CE Mark.
Dennis P. Symanski DATE Manager, Compliance Engineering
Sun Microsystems, Inc. 4150 Network Circle Santa Clara, CA 95054, USA
Tel: 650-786-3255 Fax: 650-786-3723
Peter Arkless DATE Quality Manager
Sun Microsystems Scotland, Limited Springfield, Linlithgow West Lothian, EH49 7LR Scotland, United Kingdom
Tel: 0506-670000 Fax: 0506 760011
xxiii
xxiv Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
はじめに
このマニュアルでは、Sun™ Fire 15K/12K システムの現場交換可能なコンポーネン トを交換するためのガイドラインおよび詳細な手順について説明します。
マニュアルの構成
1 章では、コンポーネント交換のガイドライン、インジケータ、およびハードウェ アの名称について説明します。
2 章では、FrameManager 部品および FrameManager 拡張部品の交換手順につい て説明します。
3 章では、システムの電源モジュールおよび 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交 換手順について説明します。
4 章では、システムのファントレーの交換手順について説明します。 第 5 章では、システムコントロール (SC) CPU ボードの交換手順および cPCI メモ
リーボードの取り付け手順について説明します。 第 6 章では、システムコントロール (SC) ボードの交換手順について説明します。 第 7 章では、DVD-ROM、ハードドライブ、オーディオテープ周辺装置など、システ
ムコントロール (SC) 周辺装置ボードの交換手順について説明します。 第 8 章では、CPU (スロット 0) ボードの交換手順について説明します。 第 9 章では、入出力 (スロット 1) 部品の交換手順について説明します。 第 10 章では、ボードセットキャリアプレートの交換手順およびキャリアプレート構
成について説明します。 第 11 章では、システムコントロール (SC) 拡張ボードセットのセンタープレーンサ
ポートボードの交換手順について説明します。 第 12 章では、システム拡張ボードセットの拡張ボードの交換手順について説明しま
す。
xxv
13 章では、Sun Fireplane interconnect 部品の交換手順について説明します。 第 14 章では、ファンバックプレーンの交換手順について説明します。 第 15 章では、電源センタープレーンの交換手順について説明します。 第 16 章では、システムケーブルの交換手順について説明します。 第 17 章では、機械コンポーネントの交換手順について説明します。 第 18 章では、定期保守を必要とするシステムコンポーネントの交換手順について説
明します。 付録 A では、コンポーネントのシリアル番号用ワークシートを示します。 付録 B では、Sun Fire 15K/12K システムで使用される、情報および安全に関するラ
ベルについて説明します。 付録 C では、Sun Fire 15K/12K システムコンポーネントの参照図を示します。
UNIX コマンド
このマニュアルには、システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成など に使用する基本的な UNIX 性があります。
これらについては、以下を参照してください。
下記にある Solaris™ オペレーティング環境のマニュアル
http://docs.sun.com
使用しているシステムに付属のほかのソフトウェアマニュアル
®
コマンドと操作手順に関する説明は含まれていない可能
xxvi Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
書体と記号について
書体または記号 意味
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
『 』 参照する書名を示します。 Solaris ユーザーマニュアル』
「 」 参照する章、節、または、強調す
\
コマンド名、ファイル名、ディレ クトリ名、画面上のコンピュータ 出力、コード例。
ユーザーが入力する文字を、画面 上のコンピュータ出力と区別して 表します。
コマンド行の可変部分。実際の名 前や値と置き換えてください。
る語を示します。
枠で囲まれたコード例で、テキス トがページ行幅を超える場合に、 継続を示します。
.login ファイルを編集します。 ls -a を実行します。
% You have mail.
%
su
Password:
rm filename と入力します。
6 章「データの管理」を参照。 この操作ができるのは「スーパーユー
ザー」だけです。
% grep ‘^#define \
XV_VERSION_STRING’
シェルプロンプトについて
シェル プロンプト
システムコントロール (SC) コマンド
SC のスーパーユーザー、メイン SC
ドメインのスーパーユーザー
SC のスーパーユーザー、スペア SC
sc%
sc#
domain_name#
sc_spare#
はじめに xxvii
関連マニュアル
用途 マニュアル名
保守 Sun Fire 15K/12K システムはじめにお読みください』
保守 Sun Fire 15K/12K システム概要』
保守 Sun Fire 15K/12K システム開梱の手引き』
保守 Sun Fire 15K/12K システムサイト計画の手引き』
保守 Sun Fire 15K/12K システムハードウェアの設置と移動の手引き』
保守 『Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル』(このマニュアル)
保守 Sun Fire 15K/12K システムサービスリファレンスⅠ名称一覧』
保守 Sun Fire 15K/12K システムサービスリファレンスⅡコンポーネントの番号』
保守 Sun Fire 15K/12K システムキャリアプレートの構成』
Sun のオンラインマニュアル
ローカライズ版を含む Sun の各種マニュアルは、次の URL から表示、印刷、または 購入できます。
http://www.sun.com/documentation
Sun の技術サポート
このマニュアルに記載されていない技術的な問い合わせについては、次の URL にア クセスしてください。
http://www.sun.com/service/contacting
xxviii Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
コメントをお寄せください
マニュアルの品質改善のため、お客様からのご意見およびご要望をお待ちしておりま す。コメントは下記よりお送りください。
http://www.sun.com/hwdocs/feedback
ご意見をお寄せいただく際には、下記のタイトルと Part No. を記載してください。
Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル』、Part No. 817-3252-11
米国の輸出規制法について
このマニュアルに記載されている製品および情報は、米国の輸出規制法に従うもので あり、その他の国の輸出または輸入に関する法律が適用される場合もあります。核、 ミサイル、化学生物兵器、または核の海上での最終使用あるいは最終使用者は、直接 的または間接的にかかわらず厳重に禁止されています。米国の通商禁止対象国、また は拒否された人物および特別認定国リストにかぎらず、米国の輸出禁止リストに指定 されている実体への輸出または再輸出は、厳重に禁止されています。予備の CPU の 使用または交換は、米国の輸出法に従って輸出された製品に対する CPU の修理また は 1 1 の交換に制限されています。米国政府の許可なしに、製品のアップグレード に CPU を使用することは、厳重に禁止されています。
はじめに xxix
xxx Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
1
ガイドラインおよびインジケータ、 名称
この章では、Sun Fire 15K/12K システムの概要について説明します。
1-1 ページの 1.1 節「システムコンポーネントのホットスワップに関するガイドラ
イン」
1-2 ページの 1.2 節「構成の規則」
1-3 ページの 1.3 節「システムのテスト」
1-4 ページの 1.4 節「システム温度の確認」
1-5 ページの 1.5 節「システム電源の確認」
1-6 ページの 1.6 節「ハードウェアインジケータ」
1-7 ページの 1.7 節「現場交換可能ユニット (FRU) の平均修理時間 (MTTR)
1-12 ページの 1.8 節「取り扱いの注意」
1-13 ページの 1.9 節「特殊工具および出荷用キットの内容」
1-14 ページの 1.10 節「システムのブロック図」
1.1 システムコンポーネントのホットスワッ プに関するガイドライン
Sun Fire 15K/12K システムでは、コンポーネントのホットスワップとは、ほかのシ ステムコンポーネントの動作中に、物理的にコンポーネントの取り外しおよび交換を 行うことを意味します。
ホットスワップ可能なコンポーネントの取り外しが System Management
Software (SMS) で認識されるまでに、30 秒かかります。システムからの応答がある
まで待ってから、新しい交換用ボードを挿入してください。
システムのホットスワップ可能なコンポーネントは、次のとおりです。
システムコントロールボード
1-1
センタープレーンサポートボード
CPU ボード
MaxCPU ボード
hsPCI 部品
システム拡張ボード
ファントレー
電源装置
システムコントロール周辺装置ボード
1.2 構成の規則
Sun Fire 15K/12K システムのコンポーネントを構成する場合には、次の規則が適用 されます。
すべてのシステムには、2 枚のセンタープレーンサポートボード (CSB) を装備し
て、データパスおよびアドレスパス、応答パスの幅全体を利用する必要がありま す。1 枚の CSB に障害が発生した場合、サービスは中断されます。ただし、SMS によってドメインが回復すると、もう 1 枚の CSB は縮退モードで動作します。
すべてのシステムには、2 枚のシステムコントロール (SC) ボードを装備する必要
があります。
すべてのシステムには、2 枚の SC 周辺装置ボードを装備する必要があります。
すべてのシステムには、8 つのファントレーを装備する必要があります。
すべてのシステムには、6 つの電源装置を装備する必要があります。
CPU ボードのコンポーネントを構成する場合には、次の規則が適用されます。
CPU/メモリーボードの現場交換可能ユニット (FRU) は、保守のためだけに使
用します。システムの CPU 性能を上げるために FRU を使用しないでください。 CPU 性能を上げるために FRU を使用することは、米国の輸出規制法に違反します。
米国政府は、特定の輸出先または特定の輸出相手に出荷するサーバーの構成に制限を 設けています。サーバーの CPU のアップグレードは、スペアとしてではなく、スタ ンドアロンの CPU のアップグレードオプションとして注文します。すべてのアップ グレードには、システムが輸出先 (輸出相手) に関する法的制限に抵触しないことを 保証するための、Sun International Trade Services による事前許可が必要です。すべ ての CPU FRU のラベルに記載される次のメッセージは、その FRU がシステムの保 守だけに使用できるもので、システムのアップグレードに使用してはならないことを 関係者全員に警告しています。
1-2 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
This assembly is for maintenance use only.
Not to be used to upgrade systems.
Use as system upgrades could violate
United States export regulations.
(この部品は保守だけに使用できます。
システムのアップグレードには使用しないでください。
システムのアップグレードに使用することは、
米国の輸出法に違反します。)
すべての CPU モジュールは同じスピードにする必要があります。
すべての外部キャッシュは同じサイズにする必要があります。
メモリーを構成する場合には、次の規則が適用されます。
バンク内のすべてのソケットにメモリーを割り当てる必要があります。
バンク内のすべての DIMM は同じサイズにする必要があります。
1.3 システムのテスト
Sun Fire 15K/12K システムは、setkeyswitch を使用して、ドメインの POST hpost(1M) を実行することによってシステムの問題を診断します。hpost(1M) によ
る診断は、ドメインハードウェアの調査および構成、テストを行なって、 OpenBoot™ PROM と後続の Solaris オペレーティング環境を実行するためのシステ ムを準備します。
SunVTS™ の一連の診断機能は、動的システムドメインまたは SC を検証するために 使用できます。sunvts(1M) コマンドを使用するには、スーパーユーザーでホストに ログインします。sunvts(1M) については、/opt/share/man/man1m を参照してく ださい。
SMS が正常に起動し実行中であることを確認するには、次のように入力します。
sc% showfailover -r MAIN
このコマンドは SC の役割を説明するものです。戻り値は、MAIN である必要があり ます。この値は、この SC が、Sun Fire 15K/12K システムにすべてのリソースを提供 していることを示します。この値が戻らない場合は、『System Management Services (SMS) 管理者マニュアル』を参照してください。
1 章 ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-3
1.4 システム温度の確認
温度の状態は、Sun Management Center ソフトウェアまたは showenvironment コ マンドを使用して、いつでも確認できます。コマンド行に、次のように入力します。
sc% showenvironment -p temps
詳細は、showenvironment(1M) のマニュアルページを参照してください。
1-1 温度レベル
コンポーネント 最適 高温警告 高温危険 上限超過
ASIC
カテゴリ ARSDCDXSBBC
CBHIOA
カテゴリ
PROC < 80
カテゴリ SDIAXQRMXAMX
DMXWCIDARB
電源装置
近接センサー
1-2 周囲の温度レベル
< 80
< 65
< 65
< 40
o
C
o
C
o
C
o
C
o
C
> 85 95
> 85 90
> 70 80
> 70 75
> 45 50
o
C> 95 105oC
o
C> 90 95oC
o
C> 80 85oC
o
C> 75 80oC
o
C> 50 55oC
> 105
> 95
> 85
> 80
> 55
o
C
o
C
o
C
o
C
o
C
コンポー
低温危険 低温警告 最適 高温警告 高温危険 上限超過
ネント
o
5
周囲
* ファンのリセットポイント
1-4 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
C
o
C 15oC > 20 25oC
> 5
*
> 25 35oC
> 35
o
C> 40oC
1.5 システム電源の確認
Sun Management Center ソフトウェアまたは showenvironment コマンドを使用
して、電力の状態を確認します。確認するには、コマンド行に次のように入力し ます。
sc% showenvironment -p volts
詳細は、showenvironment(1M) のマニュアルページを参照してください。
1-3 電圧および電流の上下限値
電圧および電流 下限 許容範囲 上限
PROC コア +1.5 V x +1.4 +1.4 < x < +1.6 +1.6 ≤ x
+2.5 V x +2.3 +2.3 < x < +2.7 +2.7 ≤ x +3.3 V x +3.0 +3.0 < x < +3.5 +3.5 ≤ x +3.3 HK x +3.0 +3.0 < x < +3.5 +3.5 ≤ x +5.0 V x +4.75 +4.75 < x < +5.25 +5.25 ≤ x +12 V x +11.4 +11.4 < x < +12.6 +12.6 ≤ x
-12 V x -12.6 -12.6 < x < -11.4 -11.4 ≤ x +5 V での電流 各コンポーネントは、
+3.3 V での電流 各コンポーネントは、
+1.5 V コンバータ 各コンポーネントは、
* コア電圧は、プロセッサのバージョンによって異なります。
-5%
コア電圧
グループ内の全コン ポーネントの平均の
+
があります。
グループ内の全コン ポーネントの平均の
+
があります。
グループ内の全コン ポーネントの平均の
+
があります。
*
50% 以内である必要
50% 以内である必要
50% 以内である必要
+5%
1 章 ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-5
1.6 ハードウェアインジケータ
LED インジケータは、インジケータの列に直接対応付けられているコンポーネント の、現在の状態を表示します。インジケータは、縦一列または横一列に配置されてい て、左端または上端に緑の LED があります (表 1-4)
1-4 LED
記号 LED の色 種類 動作
緑色 起動インジケータ コンポーネントに電源が投入されてい
ます。
オレンジ色 保守インジケータ 保守インジケータは、初期起動中にの
み使用されます。
オレンジ色 取り外し可能インジケータ コンポーネントを取り外すことができ
ます。
1-6 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
1.7 現場交換可能ユニット (FRU) の平均修 理時間 (MTTR)
1-5 に、Sun Fire 15K/12K システムで FRU の交換に必要と予測される時間を示し ます。これらの時間は、新しいコンポーネントが現場にあり、適切に構成されている ことを前提にして予測したものです。これらの時間には、ソフトウェアによるシステ ム再構成に必要な時間、または非並行保守部品の停止や起動に必要な時間は含まれて いません。
1-5 可用性および平均修理時間 (MTTR : Mean Time to Repair)
FRU MTTR
4 kW デュアル AC-DC 電源装置 10 分可 ファントレー 10 分可能 センタープレーンサポートボード 30 分可能 システムコントロールボード 10 分可
SC CPU ボード 10 分可 SC 周辺装置ボード 10 分可 拡張ボード 30 分可
DIMM (Dual In-line Memory Module)
CPU ボード 10 分可 hsPCI I/O アセンブリ (hsPCI-X/hsPCI+) 10 分可
MaxCPU board Sun Fireplane interconnect
電源センタープレーン 180 不可能 ファンバックプレーン 70 不可能 入出力ケーブル 15 分可能 電源モジュール 60 不可能 FrameManager または上部キャップ 10 分可 側面パネル 5 分可能 アクセスドア 5 分可能 エアフィルタ 5 分可
AC 電源コード 5 分可
10 分可
10 分可 90 不可能
オンライン保守
1 章 ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-7
FrameManager
ファン
0
スロット
1
スロット
ファン
通気口電源装置
次に、正面および背面のシステムコンポーネントの番号を示します (図 1-1 および 1-2、図 1-3)。カセットコンポーネントの番号は、図 1-4 を参照してください。
FT1、ファントレー
FT0、ファントレー
SB8、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB7、標準 CPU または CPU フィラーパネル
または上部キャップ
SB6、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB5、標準 CPU または CPU フィラーパネル
トレー
SB4、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB3、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB2、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB1、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB0、標準 CPU または CPU フィラーパネル SC0、システムコントロール CPU および
スペア cPCI ポート SCPER0、DVD- ROM、ハードドライブ、
テープドライブ周辺装置
入出力オプション
IO0
フィラーパネル
IO1
IO2
カセットの番号
hsPCI
: hsPCI+/hsPCI-X、MaxCPU
(
詳細は、このマニュアルの
hsPCI
の図を参照
、入出力
)
IO3
IO4
トレー
IO5
C5V1 C5V0
IO6
C3V1
IO7
C3V0
IO8
FT2、ファントレー
FT3、ファントレー
LINK (0、1)、入出力拡張ラックへの遠隔からの電源投入
( 未使用 )
PS0 (AC0、AC1)、電源装置
PS1 (AC0、AC1)、電源装置
PS2 (AC0、AC1)、電源装置
1-1 Sun Fire 15K/12K システムコンポーネントの番号 正面
1-8 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
ファン
0
スロット
1
スロット
ファン
通気口電源装置
FT5、ファントレー
FT4、ファントレー
SB17、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB16、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB15、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB14、標準 CPU または CPU フィラーパネル
トレー
SB13、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB12、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB11、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SB10、標準 CPU または CPU フィラーパネル SB9、標準 CPU または CPU フィラーパネル
SC1、システムコントロール CPU および スペア cPCI ポート SCPER1、DVD -ROM 、ハードドライブ、
テープドライブ周辺装置
IO9
IO10
IO11
入出力オプション フィラーパネル
カセットの番号
hsPCI
: hsPCI-X/hsPCI+、MaxCPU
(
詳細は、このマニュアルの
hsPCI
の図を参照
、入出力
)
IO12
IO13
トレー
IO14
C5V1 C5V0
IO15
C3V1
IO16
C3V0
IO17
FT6、ファントレー
C3V1C3V0
FT7、ファントレー
LINK (2、3)、入出力拡張ラックへの遠隔からの電源投入
( 未使用 )
PS3 (AC0、AC1)、電源装置
PS4 (AC0、AC1)、電源装置
PS5 (AC0、AC1)、電源装置
1-2 Sun Fire 15K システムコンポーネントの番号 背面
1 章 ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-9
ファン
0
スロット
1
スロット
ファン
通気口電源装置
FT5、ファントレー
FT4、ファントレー
SB17、CPU フィラーパネル
SB16、CPU フィラーパネル
SB15、CPU フィラーパネル
SB14、CPU フィラーパネル
トレー
SB13、CPU フィラーパネル
SB12、CPU フィラーパネル
SB11、CPU フィラーパネル
SB10、CPU フィラーパネル SB9、CPU フィラーパネル
SC1、システムコントロール CPU および スペア cPCI ポート
SCPER1、DVD -ROM 、ハードドライブ、
テープドライブ周辺装置
IO9
IO10
IO11
IO12
IO13
トレー
IO14
入出力フィラーパネル
IO15
IO16
IO17
FT6、ファントレー
FT7、ファントレー
LINK (2、3)、入出力拡張ラックへの遠隔からの電源投入
( 未使用 )
PS3 (AC0、AC1)、電源装置
PS4 (AC0、AC1)、電源装置
PS5 (AC0、AC1)、電源装置
1-3 Sun Fire 12K システムコンポーネントの番号 背面
1-10 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
hsPCI+
カセットの交換図
C5V1、hsPCI 33 MHz、黄色
C5V0、hsPCI 33 MHz、青色
C3V1、hsPCI 66 または 33 MHz、黄色
C3V0、hsPCI 66 または 33 MHz、黄色
C3V2、hsPCI-X 90、66、または 33 MHz、黄色 C5V0、hsPCI-X 33 MHz、青色
実際の入出力
3.3 V および 5.0 V カセット
3.3V カセット
3.3 V および 5.0 V
カセット
hsPCI-X
C3V1、hsPCI-X 90、66、または 33 MHz、黄色 C3V0、hsPCI-X 90、66、または
33 MHz、黄色
1-4 カセットコンポーネントの番号 Sun Fire 15K の正面および背面、Sun Fire
12K の正面
3.3 V カセット
注 – 3.3 V カセットおよび 5.0 V カセットの位置は交換できます。
1 章 ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-11
1.8 取り扱いの注意
システムを設置する場合には、次のことに注意してください。
装置上に記載されている注意事項や取り扱い方法に従ってください。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属な
ど導体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあ ります。
装置の保守については、認定された技術者に問い合わせてください。
事故や装置の故障を防ぐために、表 1-6 の注意事項を確認してください。
1-6 取り扱いの注意
部品 問題 注意事項
ESD アース用リスト ストラップ
ESD マット
静電放電
(ESD)
ESD
システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と背 面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがありま す。
ESD マットをリストストラップとあわせて使用すると、 静電気による損傷を防ぐことができます。このマットは クッションとしても機能し、プリント回路基板に接続さ れている部品を保護します。
1-12 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
1.9 特殊工具および出荷用キットの内容
次に、システムとともに出荷用キットボックスで提供される、特殊工具とその他の内 容物のリストを示します。
特殊工具および出荷用キットの内容
正面右側ドアの特殊工具 :
2.2 Nm (18 インチポンド) に設定されたトルクねじ回し 2
出荷用キットの特殊工具 :
システム制御コンソール用ケーブル 2
27.9 cm (11 インチ) の磁石付きねじ回し 1 本 (ヘッド交換可能)
プラスのねじ回し (Phillips 1 ) のヘッド 1
プラスのねじ回し (Phillips 2 ) のヘッド 1
その他の出荷用キットの内容 :
入出力ケーブル用ラベル
電源ケーブル用ラベル
入出力ケーブル用マジックテープ式ストラップ
大きいマット付きの ESD キット
リストストラップ
61.0 cm (24 インチ61.0 cm (24 インチ) 静電気マット 封筒、プラスチックバッグ ESD キットの説明書
1 章 ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-13
1.10 システムのブロック図
1-5 に、Sun Fire 15K/12K システムのアーキテクチャーを示します。
1-6 に、システムコントロールボードから個々の電源装置およびファントレーへ の、電源制御システム回路を示します。
1-7 に、配電回路を示します。この図は、個々の電源装置から各種ボードへの、割 り当てられた回路遮断器を介した 48 VDC 配電を表しています。
論理センター プレーン上の
18 × 18 アドレス
および応答、
データクロスバー
全帯域幅
ボード
半帯域幅
ボード
全帯域幅 (4.8 Gbps) ボードタイプ
• 4 CPU / 4 メモリーのバンク
拡張
ボード
1-5 システムアーキテクチャーのブロック図
アドレス
応答
データ
3 種類の半帯域幅 (2.4 Gbps) ボードタイプ
• 4 つの PCI アダプタ
• 2 CPU / 0 メモリーのバンク
• 2 つの PCI アダプタ / 3 つの WCI リンク
拡張
ボード
全帯域幅
ボード
半帯域幅
ボード
1-14 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
上部キャップ
サイド 0サイド 1
システムコントロールボード
FrameManager
12 V
12 V
12 V
RS-232
SC0_I2C (54)
存在 (18)
割り込み (6)
12 V
RS-232
SC1_I2C (54)
存在 (18)
割り込み (6)
RS-232
RS-232
RS-232
電源
センター プレーン
遠隔フレーム ( 背面電源モジュールの コネクタ ) へ
遠隔フレーム ( 背面電源モジュールの コネクタ ) へ
SC0 I2C (8)
SC1 I2C (8)
存在 (4)
SC0 I2C (9)
SC1 I2C (9)
存在 (3)
割り込み (3)
48 V
48 V
48 V
48 V
ファントレー
FT0
ファントレー
FT1
ファントレー
FT2
ファントレー
FT3
電源装置
PS0
電源装置
PS1
電源装置
PS2
ファントレー
FT4
ファントレー
FT5
正面上部
ファンバックプレーンファンバックプレーン
正面下部
背面上部
ファンバックプレーン
システムコントロールボード
1-6 電源制御ブロック図
SC0 I2C (8)
2
C (8)
SC1 I
存在 (4)
2
SC0 I
C (9)
SC1 I2C (9)
存在 (3) 割り込み (3)
48 V
48 V
ファントレー
FT6
ファントレー
FT7
電源装置
PS3
電源装置
PS4
電源装置
PS5
1 章 ガイドラインおよびインジケータ、名称 1-15
背面下部
ファンバックプレーン
正面
背面
電源装置
PS0
電源装置
PS1
電源装置
PS2
電源装置
PS3
電源装置
PS4
電源装置
PS5
+48 V
リターン
+48 V
リターン
+48 V
+48 V
+48 V
+48 V
+48 V
+48 V
ファン下部サイド 1 ファン上部サイド 1 ファン下部サイド 0 ファン上部サイド 0
システムコントロール周辺装置 0
システムコントロールボード 0
センタープレーンサポートボード 0
システム拡張ボード 0 システム拡張ボード 1 システム拡張ボード 2 システム拡張ボード 3 システム拡張ボード 4 システム拡張ボード 5 システム拡張ボード 6 システム拡張ボード 7
システム拡張ボード 8
システム拡張ボード 8 システム拡張ボード 7 システム拡張ボード 6 システム拡張ボード 5
システム拡張ボード 4 システム拡張ボード 3 システム拡張ボード 2 システム拡張ボード 1 システム拡張ボード 0
センタープレーンサポートボード 0
システムコントロールボード 0
システムコントロール周辺装置 0
ファンバックプレーン 0.0 ファンバックプレーン 0.1
ファン下部サイド 1 ファン上部サイド 1 ファン下部サイド 0 ファン上部サイド 0
システムコントロール周辺装置 1
システムコントロールボード 1
センタープレーンサポートボード 1
システム拡張ボード 9 システム拡張ボード 10 システム拡張ボード 11 システム拡張ボード 12 システム拡張ボード 13 システム拡張ボード 14 システム拡張ボード 15 システム拡張ボード 16 システム拡張ボード 17
システム拡張ボード 17 システム拡張ボード 16
システム拡張ボード 15 システム拡張ボード 14 システム拡張ボード 13 システム拡張ボード 12 システム拡張ボード 11 システム拡張ボード 10
システム拡張ボード 9
センタープレーンサポートボード 1
システムコントロールボード 1
システムコントロール周辺装置 1
ファンバックプレーン 1.0 ファンバックプレーン 1.1
遮断器
システムコンポーネントシステムコンポーネント
遮断器
1-7 配電ブロック図
1-16 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
2
FrameManager FrameManager 拡 張部品、および上部キャップと上部 キャップ拡張部品の交換手順
FrameManager 部品および FrameManager 拡張部品は、一部の Sun Fire 15K/12K ステムで使用されます。これ以外の Sun Fire 15K/12K システムでは、上部キャップ 部品および上部キャップ拡張部品が使用されます。この章では、これらの両方の部品 および拡張部品の交換手順について説明します。
この章は、次の節で構成されます。
2-2 ページの 2.1 節「FrameManager の交換」
2-2 ページの 2.1.1 節「FrameManager の取り外し」
2-2 ページの 2.1.2 節「FrameManager の取り付け」
2-2 ページの 2.2 節「FrameManager 拡張部品の交換」
2-2 ページの 2.2.1 節「FrameManager 拡張部品の取り外し」
2-3 ページの 2.2.2 節「FrameManager 拡張部品の取り付け」
2-3 ページの 2.3 節「上部キャップの交換」
2-3 ページの 2.3.1 節「上部キャップの取り外し」
2-3 ページの 2.3.2 節「上部キャップの取り付け」
2-4 ページの 2.4 節「上部キャップ拡張部品の交換」
2-4 ページの 2.4.1 節「上部キャップ拡張部品の取り外し」
2-4 ページの 2.4.2 節「上部キャップ拡張部品の取り付け」
システムを設置する場合には、次のことに注意してください。
装置上に記載されている注意事項や取り扱い方法に従ってください。
ボードおよびコンポーネントを扱う場合は、必ず適切な ESD 装備を使用してくだ
さい。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属な
ど導体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあ ります。
装置の保守については、認定された技術者に問い合わせてください。
2-1
2.1 FrameManager の交換
2.1.1 FrameManager の取り外し
注意ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
1. FrameManager 部品をシャーシに固定している、4 本の M4×12 なべ頭ねじを取り外 します。
2. 4 つのケーブルコネクタを、FrameManager 部品の背面から外します。
3. FrameManager 部品を取り外します。
2.1.2 FrameManager の取り付け
1. 新しい FrameManager 部品を取り付けます。
2. 4 つのケーブルコネクタを、FrameManager 部品の背面に取り付けます。
3. FrameManager 部品を、4 本の M4×12 なべ頭ねじで固定します。
2.2 FrameManager 拡張部品の交換
2.2.1 FrameManager 拡張部品の取り外し
1. FrameManager 拡張部品をシャーシに固定している、2 本の M4×12 なべ頭ねじを取
り外します。
2. FrameManager 拡張部品を取り外します。
2-2 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
2.2.2 FrameManager 拡張部品の取り付け
1. 新しい FrameManager 拡張部品を取り付けます。
2. FrameManager 拡張部品を、2 本の M4×12 なべ頭ねじで固定します。
2.3 上部キャップの交換
2.3.1 上部キャップの取り外し
注意ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
1. 上部キャップ部品をシャーシに固定している、4 本の M4×12 なべ頭ねじを取り外し ます。
2. 12 V ケーブルコネクタを、上部キャップ部品の背面から外します。
3. 上部キャップ部品を取り外します。
2.3.2 上部キャップの取り付け
交換用の上部キャップ部品を取り付ける前に FramaManager 部品を取り外す場合 は、2-2 ページの 2.1.1 節「FrameManager の取り外し」を参照してください。
上部キャップの付いた FrameManager 部品を取り外す場合は、上部キャップ
FRU パッケージに付属するマニュアルの手順に従います。
1. 新しい上部キャップ部品を取り付けます。
2. 12 V ケーブルコネクタを、上部キャップ部品の背面に取り付けます。
3. 上部キャップ部品を、4 本の M4×12 なべ頭ねじで固定します。
2 FrameManager FrameManager 拡張部品、および上部キャップと上部キャップ拡張部品の交換手順 2-3
2.4 上部キャップ拡張部品の交換
2.4.1 上部キャップ拡張部品の取り外し
1. 上部キャップ拡張部品をシャーシに固定している、2 本の M4×12 なべ頭ねじを取り
外します。
2. 上部キャップ拡張部品を取り外します。
2.4.2 上部キャップ拡張部品の取り付け
1. 新しい上部キャップ拡張部品を取り付けます。
2. 上部キャップ拡張部品を、2 本の M4×12 なべ頭ねじで固定します。
2-4 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3
システム電源
Sun Fire 15K/12K システムには、2 つの電源モジュールが装備されています。各電源 モジュールは、3 つのホットスワップ可能な電源装置を搭載しています。モジュール は、システムの正面に 1 つと背面に 1 つあります。この章では、電源モジュールおよ び 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交換手順について説明します。
この章は、次の節で構成されます。
3-2 ページの 3.1 節「電源モジュールの交換手順」
3-2 ページの 3.1.1 節「電源モジュールの交換」
3-2 ページの 3.1.2 節「電源モジュールの取り外しのための電源切断」
3-4 ページの 3.1.3 節「電源モジュールの取り外し」
3-7 ページの 3.1.4 節「電源モジュールの取り付け」
3-8 ページの 3.1.5 節「電源モジュールの取り付け後の電源投入」
3-9 ページの 3.2 節「4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交換手順」
3-10 ページの 3.2.1 節「4 kW デュアル AC-DC 電源装置の LED
3-11 ページの 3.2.2 節「4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交換」
システムを設置する場合には、次のことに注意してください。
装置上に記載されている注意事項や取り扱い方法に従ってください。
ボードおよびコンポーネントを扱う場合は、必ず適切な ESD 装備を使用してくだ
さい。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属な
ど導体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあ ります。
装置の保守については、認定された技術者に問い合わせてください。
3-1
3.1 電源モジュールの交換手順
3.1.1 電源モジュールの交換
Sun Fire 15K/12K システムには、2 つの電源モジュールが装備されています。各電源 モジュールは、3 つのホットスワップ可能な電源装置を搭載しています。モジュール は、システムの正面に 1 つと背面に 1 つあります。詳細は、図 3-2 を参照してくださ い。
3.1.2 電源モジュールの取り外しのための電源切断
注意 – 電源モジュールは、ホットスワップ可能なコンポーネントではありません。
次の手順を行うには、ドメインおよび SC を完全に停止し、システムのすべての AC 電源コードを外す必要があります。
システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と背面上部の左右 2 か所の、4 つ のアースポイントがあります。
注意 – システムの、電源モジュールを取り外す側から、7 本の電源ケーブルと 3 本の
コントロールケーブルを外してください。
1. ドメインでスーパーユーザーになり、次のように入力して、すべての動作中ドメイン を順に停止します。
domain_name# shutdown -y -g seconds -i 0
ここで、seconds には停止するまでの時間を指定します。
2. メイン SC で、次のように入力して、ドメインハードウェアの電源を切断します。
sc% poweroff
このコマンドは、電源装置およびファン、SC を除く、システム全体の電源を切断し ます。詳細は、poweroff(1M) を参照してください。
3-2 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3. 次の操作を行なって、システムコントロールボードを停止します。
スペア SC でスーパーユーザーになり、次のように入力して、スペア SC を停止し
ます。
sc_spare# shutdown -y -g seconds -i 0
ここで、seconds には停止するまでの時間を指定します。
メイン SC で、次のように入力して、スペア SC の電源を切断します。
sc% poweroff SCx
ここで、x には、スペア SC の番号 0 または 1 を指定します。
メイン SC でスーパーユーザーになり、次のように入力して、メイン SC を停止し
ます。
sc# shutdown -y -g seconds -i 0
ここで、seconds には停止するまでの時間を指定します。
4. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを開けます。
注 – すべての DC 回路遮断器を、常にオンにしておいてください。
5. システムのすべての電源装置の AC0 および AC1 回路遮断器の電源を切断します。
3 章 システム電源 3-3
注 – AC 電源装置の上にある回路遮断器パネル上の回路遮断器の右側に表示されてい
る、次の警告メッセージに注意してください。
WARNING FAN TRAYS HAVE REDUNDANT DC POWER SOURCES. CIRCUIT BREAKERS ON BOTH SIDES, FRONT AND REAR, MUST BE OPERATED TO TURN OFF FAN TRAYS.
POWER SUPPLIES HAVE DUAL AC INPUTS. BOTH CIRCUIT BREAKERS, AC0 AND AC1 MUST BE OPERATED TO TURN OFF A POWER SUPPLY.
( 警告
ファントレーには、冗長 DC 電源があります。 正面および背面の回路遮断器を操作して、 ファントレーの電源を切断してください。
電源装置には、デュアル AC 入力があります。 AC0 および AC1 の回路遮断器を操作して、 電源装置の電源を切断してください。)
3.1.3 電源モジュールの取り外し
注意 – ハードウェアの取り外しおよびボードの取り付けを開始する前に、正しく
アースされていることを確認してください。
システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と背面上部の左右 2 か所の、4 つ のアースポイントがあります。
1. 同梱のキットに入っているラベルを使用して、12 本 (各面に 6 本) の AC 電源コード にラベルを付け、コードを外します。
2. 電源モジュールから電源装置を取り外します。
詳細は、3-12 ページの 3.2.2.3 節「4 kW デュアル AC-DC 電源装置の取り外し」を参 照してください。
3. 吸気スクリーンの上部および両側、下部から 18 本の M4×35 なべ頭ねじを外して、 エアプリナムカバーを取り外します (図 3-1)
4. エアプリナムパネルの両側と下部から、回路遮断器と同じ高さにある 4 本の M4×8 なべ頭ねじを外します。
3-4 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
エアプリナムカバー
M4 × 35 なべ頭ねじ (18)
エアプリナム フィルタ
M4 × 8
( カバーの背面 )
なべ頭ねじ (4)
システム回路遮断器用の カバーの開口部
吸気スクリーン
3-1 エアプリナムカバー
注意 – スクリーンの損傷を防ぐため、EMI ハニカムパネルは慎重に取り扱ってくだ
さい。
5. エアプリナムカバー、吸気 EMI ハニカムパネル、エアフィルタを取り外し、平らで 安定した面の上に置きます。
注意 – 電源モジュールを取り外す前に、システムの正面および背面のシャーシか
ら、7 本の電源ケーブルと 3 本のコントロールケーブルを外してください。
6. マイナスのねじ回し (必要な場合) を使用して、7 つの 8W8 Combo-D 8 ピン DC 電 源コネクタ (左側) と 3 つの DB-25 コントロールコネクタ (右側) のジャックねじを 緩めます。
7. システムシャーシの取り付けバルクヘッドから、ケーブルを外します。
8. 3-2 に示すように、電源モジュールの正面の縁とシステムシャーシを固定している 4 本の M4×10 なべ頭ねじを外します。
3 章 システム電源 3-5
注意 – 電源モジュールの重量は、21.82 kg (48 ポンド) です。この装置は 1 人でも持
ち上げることができますが、2 人で両側を持って装置を移動することをお勧めしま す。この装置を取り付ける場合は、重量物の持ち上げ手順を正しく実行してくださ い。
9. 2 人で電源モジュールの両側に立ち、正面 (電源装置用の穴) と底部を持って、電源モ ジュールをキャビネットの外側にスライドさせます。
10. 取り出した電源モジュールは、平らで安定した面の上に置きます。
11. 電源モジュールの背面上部で、7 つの 8W8 Combo-D 8 ピン DC 電源コネクタ (左側) 3 つの DB-25 コントロールコネクタ (右側) を緩めます。
12. ケーブルを外し、保管しておきます。
FrameManager の側壁への DB-9 コントロールコネクタ
J13 ケーブルへの P13 ( 正面 ) J12 ケーブルへの P12 ( 背面 )
コネクタバルクヘッドへの 8W8 Combo-D 8 ピン 電源コネクタ (7)
電源モジュール
DC 回路遮断器 (16)
AC 回路遮断器 ( 各電源装置に 2 )
電源装置
( 電源モジュールの交換前に取り外す )
3-2 電源モジュール
コネクタバルクヘッドへの DB-25 コントロール コネクタ (2)
FrameManager および
上部キャップの側壁への DB-25 コントロール
コネクタ
J10 ケーブルへの P10 ( 正面 )
J11 ケーブルへの P11 ( 背面 )
M4 × 8 なべ頭ねじ (4)
モジュールとシステムを固定する
M4 × 10 なべ頭ねじ (4)
3-6 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3.1.4 電源モジュールの取り付け
1. 電源モジュールの背面上部に、7 つの 8W8 Combo-D 8 ピン DC 電源コネクタ (左側)
と 3 つの DB-25 コントロールコネクタ (右側) のジャックねじを取り付け、手で締め ます。
注 – 電源モジュールの重量は、21.82 kg (48 ポンド) です。この装置は 1 人でも持ち
上げることができますが、2 人で両側を持って装置を移動することをお勧めします。 この装置を取り付けるときには、重量物の持ち上げ手順を正しく実行してください。
2. 2 人で電源モジュールの両側に立ち、正面 (電源装置用の穴) と底部を持って、電源モ ジュールをシステムシャーシ内にスライドさせます。
3. 3-2 に示すように、モジュールとシステムを固定する 4 本の M4×10 なべ頭ねじ で、電源モジュールをシステムシャーシに固定します。
4. 図 3-2 に示すように、7 つの 8W8 Combo-D 8 ピン DC 電源コネクタ (左側) と 3 つ の DB-25 コントロールコネクタ (右側) をシステムシャーシの取り付けバルクヘッド に接続し、ジャックねじを手で締めます。
注意 – スクリーンの損傷を防ぐため、EMI ハニカムパネルは慎重に取り扱ってくだ
さい。
5. エアプリナムカバー、吸気 EMI ハニカムパネル、エアフィルタを取り付けます。
6. 吸気スクリーンの上部および両側、下部の 18 本の M4×35 なべ頭ねじと、回路遮断
器と同じ高さにある、エアプリナムパネルの両側と下部の 4 本の M4×8 なべ頭ねじ を締めます。
注 – すべての電源装置には、完全に互換性があります。
7. 4 kW デュアル AC 入力電源装置を取り付けます。
詳細は、3-14 ページの 3.2.2.4 節「4 kW デュアル AC-DC 電源装置の取り付け」を参 照してください。
8. すべての DC 回路遮断器がオンになっていることを確認します。
9. すべての AC 回路遮断器がオフになっていることを確認します。
3 章 システム電源 3-7
3.1.5 電源モジュールの取り付け後の電源投入
1. AC 電源コードを 4 kW デュアル AC-DC 電源装置に接続します。
2. システムのすべての電源装置の AC0 および AC1 回路遮断器に電源を投入します。
3. Sun Fire 15K/12Kシステムキャビネットのアクセスドアを閉じます。
4. メイン SC が起動したら、次のように入力して、ドメインを起動します。
sc% setkeyswitch -d domain_id on
ここで、domain_id には、ドメインを表す A ~ R の文字を指定します。ドメインを起 動するたびに、setkeyswitch コマンドを 1 回実行します。
3-8 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3.2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交換手
Sun Fire 15K/12K システムの正面と背面には、それぞれ 3 つのホットスワップ可能 4 kW デュアル AC-DC 電源装置が装備されています。 ください。
上面図
起動インジケータ ( 緑色 ) 保守インジケータ ( オレンジ色 )
取り外し可能インジケータ ( オレンジ色 )
AC0 200 240 VAC 47 63 Hz、24A
詳細は、図 3-3 を参照して
AC1 200 240 VAC 47 63 Hz、24A
3-3 Sun Fire 15K/12K システムの電源装置
右側面図正面図 背面図
3 章 システム電源 3-9
3.2.1 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の LED
3-1 および表 3-2 に、4 kW デュアル AC-DC 電源装置のコンポーネントおよび LED を示します。
3-1 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の コンポーネント
システムごとの電源装置の合計数 電源装置ごとの LED の合計数
63
3-2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の有効な LED 状態
挿入後または初期シス
テム電源投入後の LED
起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換
点灯 消灯 消灯 消灯 消灯 点灯 点灯 消灯 消灯 消灯 消灯 点灯
* 投入時 = AC0_FAIL_L = H または AC1_FAIL_L = H †切断時 = AC0_FAIL_L = L および AC1_FAIL_L = L
存在検出後の LED コンポーネントの
電源投入時
*
コンポーネントの
電源切断時
点灯していた起動 LED が、ボードの挿入後 60 秒以内に消灯しなかった場合は、電源 状態の制御に障害が発生しています。
3-10 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3-4 に、電源装置および LED の位置を示します。
AC0
起動インジケータ ( 緑色 )
保守インジケータ
( オレンジ色 )
取り外し可能インジケータ
( オレンジ色 )
3-4 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の LED
AC1
3.2.2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の交換
3.2.2.1 障害が発生した電源装置の特定
1. 電源装置ファンの電源が投入されていることを確認します。
2. LED 状態を確認します。
3. 電源装置が正しく固定されていることを確認します。
4. Sun Management Center を使用するか、次の SMS コマンドを入力して、電源状態
を確認します。
sc% showenvironment -p powers
5. SC で、/var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages にエラーメッセージが出 力されているかどうかを確認します。
3 章 システム電源 3-11
3.2.2.2 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の電源切断
Sun Management Center を使用するか、次の SMS コマンドを入力して、AC-DC
源装置の電源を切断します。
sc% poweroff psx
ここで、x には 0 5 の電源装置を指定します。詳細は、poweroff(1M) を参照して ください。
このコマンドを実行すると、回路遮断器 AC0 および AC1 がオフになります。
3.2.2.3 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の取り外し
注意 – ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
1. Sun Fire 15K/12Kシステムキャビネットのアクセスドアを開けます。
注意 – システムから電源装置を取り外す前には、緑色の起動 LED が消灯し、オレン
ジ色の取り外し可能 LED が点灯している必要があります。詳細は、3-12 ページの
3.2.2.2 節「4 kW デュアル AC-DC 電源装置の電源切断」を参照してください。
3-12 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
注 – AC 電源装置の上にある回路遮断器パネル上の回路遮断器の右側に表示されてい
る、次の警告メッセージに注意してください。
WARNING FAN TRAYS HAVE REDUNDANT DC POWER SOURCES. CIRCUIT BREAKERS ON BOTH SIDES, FRONT AND REAR, MUST BE OPERATED TO TURN OFF FAN TRAYS.
POWER SUPPLIES HAVE DUAL AC INPUTS. BOTH CIRCUIT BREAKERS, AC0 AND AC1 MUST BE OPERATED TO TURN OFF A POWER SUPPLY.
( 警告
ファントレーには、冗長 DC 電源があります。 正面および背面の回路遮断器を操作して、 ファントレーの電源を切断してください。
電源装置には、デュアル AC 入力があります。 AC0 および AC1 の回路遮断器を操作して、 電源装置の電源を切断してください。)
2. 電源装置のフロントパネルにある回路遮断器 AC0 (上部の遮断器) および AC1 (下部 の遮断器) で、電源が切断されていることを確認します。
注 – AC 電源コードを外す前に、すべてのコードにラベルが付いていることを確認し
てください。
3. 両方の AC 電源コードにラベルを付け、そのコードを電源装置のフロントパネルから 外します。
注意 – 電源装置ユニットの重量は、19.5 kg (43.0 ポンド) です。この装置を取り外す
場合は、重量物の持ち上げ手順を正しく実行してください。
4. プラスのねじ回し (Phillips 2 番) を使用して、フロントパネルの 4 本の脱落防止機 構付きねじを外します。
5. 4 kW デュアル AC-DC 電源装置を引き出すには、電源コネクタの取り付け/取り外し 用金具をハンドルとして使用して、電源装置の上部のハンドルが出てくるまで、電源 装置を手前にスライドさせます。
6. 片方の手で電源装置のハンドルを持ち、電源モジュールから完全に引き出します。
7. 引き出した電源装置は、平らで安定した ESD 保護面の上に置きます。
3 章 システム電源 3-13
3.2.2.4 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の取り付け
注意 – 電源装置ユニットの重量は、19.5 kg (43.0 ポンド) です。この装置を取り付け
る場合は、重量物の持ち上げ手順を正しく実行してください。
1. 4 kW デュアル
AC-DC 電源装置を電源モジュール内の適切な位置に挿入します。
2. 電源モジュールコネクタに接続されるまで、電源装置を内側にゆっくりスライドさせ
ます。
3. フロントパネルの 4 本の脱落防止機構付きねじで、電源装置を固定します。
注 – 点灯していた起動 LED が、ボードの挿入後 60 秒以内に消灯しなかった場合
は、電源状態の制御に障害が発生しています。
4. 3-2 を参照して、LED 状態を確認します。
5. AC 電源コードを、電源装置のフロントパネルにある適切な AC コネクタに接続しま
す。
3-5 を参照して、適切なパーツ番号および接続の向きを判断してください。
AC0 電源ケーブルはケーブルカバーの留め具が下になるように接続します。
AC1 電源ケーブルはケーブルカバーの留め具が上になるように接続します。
通常、電源コード A AC0 に接続します。
通常、電源コード B AC1 に接続します。
PS0 (
面では PS3) PS1 ( 背面では PS4) PS2 ( 背面では PS5)
AC0
電源ケーブル 留め具
PS および AC 電源ケーブル ラベル
3-5 AC 電源ケーブルの取り付け
3-14 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
AC1
正面図
6. 電源ケーブルコネクタのカバーの背面に、適切な電源装置コンポーネントのラベルを 貼ります。
3.2.2.5 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の電源投入
1. 電源装置のフロントパネルにある回路遮断器、AC0 (上部の遮断器) AC1 (下部の遮
断 器) に電源を投入します。
2. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを閉じます。
3.2.2.6 4 kW デュアル AC-DC 電源装置の確認
1. SC で、/var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages にエラーメッセージが出
力されているかどうかを確認します。
2. Sun Management Center を使用するか、次の SMS コマンドを入力して、電源状態 を確認します。
sc% showenvironment -p powers POWER UNIT AC0 AC1 DC0 DC1 FAN0 FAN1
------ ------ ---- ---- ---- ---- ---- ---­PS0 OK OK OK ON ON OK OK ...
3 章 システム電源 3-15
3-16 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
4
ファントレー
Sun Fire 15K/12K システムには、8 つのホットスワップ可能なファントレーが装備さ れています。各ファントレーは、6 つのファンを 2 層、合計 12 個のファンを搭載し ています。システムの正面および背面の両方に、上部に 2 つ、下部に 2 つのファント レーがあります。詳細は、図 4-1 を参照してください。この章では、ファントレーの 交換手順について説明します。
ガイドピン
( 左側のみ )
4-1 ファントレー
すべてのファントレーに互換性があります。
この章は、次の節で構成されます。
4-2 ページの 4.1 節「ファントレーの LED
4-3 ページの 4.2 節「ファントレーの交換手順」
4-3 ページの 4.2.1 節「障害が発生したファントレーの特定」
4-4 ページの 4.2.2 節「ファントレーの電源切断」
4-4 ページの 4.2.3 節「ファントレーの取り外し」
4-5 ページの 4.2.4 節「ファントレーの取り付け」
4-1
4-5 ページの 4.2.5 節「ファントレーの確認」
システムを設置する場合には、次のことに注意してください。
装置上に記載されている注意事項や取り扱い方法に従ってください。
ボードおよびコンポーネントを扱う場合は、必ず適切な ESD 装備を使用してくだ
さい。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属な
ど導体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあ ります。
装置の保守については、認定された技術者に問い合わせてください。
4.1 ファントレーの LED
4-1 および表 4-2 に、ファントレーのコンポーネントおよび LED を示します。
4-1 ファントレーのコンポーネント
システム片面ごとの
ファントレーの合計数
42312
ファンシェルフ片面ごと のファントレーの合計数
ファントレーごとの
LED の数
ファントレーごとの
ファンの数
4-2 ファントレーの有効な LED 状態
挿入後または初期シス
テム電源投入後の LED
起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換
点灯 消灯 消灯 点灯 消灯 消灯 点灯 消灯 消灯 消灯 消灯 点灯
存在検出後の LED コンポーネントの
電源投入時
コンポーネントの
電源切断時
4-2 に、ファントレーおよび LED の位置を示します。
4-2 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
このシステムには 片面ごとに 4 つのファントレーと トレーごとに 12 個のファンがあります。
4-2 ファントレーの LED
起動インジケータ ( 緑色 )
保守インジケータ ( オレンジ色 )
取り外し可能インジケータ ( オレンジ色 )
4.2 ファントレーの交換手順
4.2.1 障害が発生したファントレーの特定
1. ファンに電源が投入されていることを確認します。
2. LED 状態を確認します。
3. Sun Management Center を使用するか、次の SMS コマンドを入力して、ファンの
状態を確認します。
sc% showenvironment -p fans
4. /var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages ファイルに、ファンのエラーメッ セージが出力されているかどうかを確認します。
4 章 ファントレー 4-3
4.2.2 ファントレーの電源切断
Sun Management Center を使用するか、次の SMS コマンドを入力して、ファント
レーの電源を切断します。
sc% poweroff ftx
ここで、x にはファントレー 0 7 を指定します。詳細は、poweroff(1M) を参照し てください。
注意 – ファントレーの交換中でも適切なシステム冷却が維持されるように、ファン
の電源を切断する時間は最小限にしてください。交換用のトレーを取り付ける準備が できるまで、障害が発生したファントレーを取り外さないでください。
4.2.3 ファントレーの取り外し
注意 – ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
注 – 下部のシステムキックプレートは、踏み台ではありません。上部のコンポーネ
ントに対して作業を行うとき、キックプレートの上に乗らないでください。必要に応 じて、適切な踏み台を用意してください。キックプレートに過度な重量がかかると、 ドアのサポートブラケットが曲がります。
1. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを開けます。
注意 – ファントレーをシステムから取り外す前には、緑色の起動 LED が消灯し、オ
レンジ色の取り外し可能 LED が点灯している必要があります。詳細は、4-4 ページ の 4.2.2 節「ファントレーの電源切断」を参照してください。
2. ファントレーのフロントパネルにあるプラス (Phillips 2 番) の脱落防止機構付きね じを緩めます。
注意 – ファントレーの重量は、11.0 kg (24.0 ポンド) です。この装置を取り外す場合
は、重量物の持ち上げ手順を正しく実行してください。
4-4 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3. ハンドルを持ち、ファントレーを外側に引きます。
トレーを手前にスライドさせると、4 分の 3 程度を引き出したところで、トレーの左 側にあるガイドピンが 2 層の溝の 45 度上に出てきます。これは、ファントレーを引 くのを止め、ファントレーの下にもう片方の手を置くように警告する、安全のための 機能です。
4. ファントレーをガイドレール上で持ち上げながら引き出して、両手でシステムシャー シからファントレーを取り外します。
5. 取り出したファントレーは、平らで安定した面の上に置きます。
4.2.4 ファントレーの取り付け
注意ファントレーの重量は、11.0 kg (24.0 ポンド) です。この装置を取り付ける場
合は、重量物の持ち上げ手順を正しく実行してください。
1. 片方の手でファントレーのハンドルを持ち、もう片方の手でファントレーの底部を支 えます。
2. 角度のついたガイド傾斜路の左側のガイドレールとトレーの左側のガイドピンの位置 を合わせながら、ファントレーをシステムシャーシにスライドさせて挿入します。
4 分の 1 を挿入したあたりで、約 0.5 cm (0.2 インチ) 下がります。
3. ファンバックプレーンのコネクタに接触するまで、ファントレーを内側にスライドさ せます。
4. ファントレーを一定の力で強く押さえ、ファンバックプレーンのコネクタに完全に固 定するまで挿入します。
5. フロントパネルの 2 本の脱落防止機構付きねじを締めます。
注 – 点灯していた保守 LED が、ボードの挿入後 60 秒以内に消灯しなかった場合
は、電源状態の制御に障害が発生しています。
6. 4-2 を参照して、LED 状態を確認します。
7. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを閉じます。
4.2.5 ファントレーの確認
1. SC で、/var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages にエラーメッセージが出
力されているかどうかを確認します。
4 章 ファントレー 4-5
2. Sun Management Center を使用するか、次の SMS コマンドを入力して、ファント レーの状態を確認します。
sc% showenvironment -p fans FANTRAY POWER SPEED FAN0 FAN1 FAN2 FAN3 FAN4 FAN5 FAN6
------ ------ ----- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- FT0 ON HIGH OK OK OK OK OK OK OK ...
4-6 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
5
システムコントロール (SC) CPU ボードおよび cPCI メモリーボード
Sun Fire 15K/12K システム用のシステムコントロール (SC) ボード (スロット 0) は、 SC CPU ボードおよび cPCI メモリーボードをサポートします。この章では、SC CPU
ボードの交換手順および cPCI メモリーボードの SC CPU への取り付け手順について 説明します。
この章は、次の節で構成されます。
5-2 ページの 5.1 節「SC CPU ボードの交換手順」
5-2 ページの 5.1.1 節「SC ボードの電源切断」
5-2 ページの 5.1.2 節「SC ボードの取り外し」
5-2 ページの 5.1.3 節「SC CPU ボードの取り外し」
5-3 ページの 5.2 節「SC ボードの cPCI メモリーボードの取り付け手順」
5-3 ページの 5.2.1 節「cPCI メモリーボードの SC CPU への取り付け」
5-5 ページの 5.2.2 節「SC CPU ボードの取り付け」
5-5 ページの 5.2.3 節「SC ボードの取り付け」
5-6 ページの 5.2.4 節「SC CPU 上の cPCI メモリーボードの確認」
システムを設置する場合には、次のことに注意してください。
装置上に記載されている注意事項や取り扱い方法に従ってください。
ボードおよびコンポーネントを扱う場合は、必ず適切な ESD 装備を使用してくだ
さい。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属な
ど導体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあ ります。
装置の保守については、認定された技術者に問い合わせてください。
5-1
5.1 SC CPU ボードの交換手順
注意 – ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
SC CPU ボードは、ホットスワップ可能なコンポーネントではありません。このマ ニュアルで説明する手順どおりに電源を切断しなかった場合、ボードが損傷する可能 性があります。
注意 – システムからボードを取り外す前には、緑色の起動 LED が消灯し、オレンジ
色の取り外し可能 LED が点灯している必要があります。詳細は、6-4 ページの
6.1.2.2 節「SC ボードの電源切断」を参照してください。
5.1.1 SC ボードの電源切断
SC ボードの電源を切断します。
詳細は、6-4 ページの 6.1.2.2 節「SC ボードの電源切断」を参照してください。
5.1.2 SC ボードの取り外し
SC ボードを取り外します。
詳細は、6-7 ページの 6.1.2.3 節「SC ボードの取り外し」を参照してください。
5.1.3 SC CPU ボードの取り外し
1. SC CPU SC ボードに固定している 2 本の脱落防止機構付きねじを外します。
2. SC CPU ボードの取り付け/取り外しレバーを使用して、ボードを取り外します。
5-2 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
5.2 SC ボードの cPCI メモリーボードの取
り付け手順
新しいボードを確認してから、Sun Fire 15K/12K システムに取り付けます。
1. 取り付けるボードからコネクタの保護カバーを取り外し、コネクタの損傷と、ピンの 間隔を確認します。
2. ボードの位置合わせ用の爪が曲がっていないことを確認します。
3. 新しいボードを挿入する前に、接合先のコネクタを確認します。
注意ボードおよびシステムが破損する可能性があるため、ボードを無理にスロッ
トに押し込まないでください。ボードはゆっくり挿入して取り付けます。途中でボー ドがつかえた場合は、ボードを取り出して、カードケージスロット内に障害物がない か調べてください。
5.2.1 cPCI メモリーボードの SC CPU への取り付け
注意 – ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
SC CPU ボードは、メモリーボードを 2 枚までサポートし、2 通りに構成できます。 1 つは、2 枚の 128M バイトモジュールによる構成です。1 枚めのメモリーボード ( モリーボード A) は、SC CPU ボードに直接取り付けます。2 枚めのメモリーボード (メモリーボード B) は、メモリーボード A の上に直接取り付けます ( 5-1)。もう 1 つは、1 枚の 256M バイトモジュール (メモリーボード A) による構成です。
1. 取り付けるメモリーボードの枚数 (1 枚または 2 ) を決定し、必要に応じて 2-56× 3/8 インチまたは 2-56×3/16 インチのねじおよび M2 平ワッシャー、M2 スプリット
ロックワッシャー、2-56×3/16 インチスペーサを用意します。
注 – メモリーボードを 1 枚だけ取り付ける場合は、プラスチック製のスペーサおよ
2-56×3/8 インチのねじを使用しないでください。ワッシャーおよび 2-56×3/16 インチのねじを使用して、金属製の取り付け用支柱に直接ボードを取り付けてくださ い。
単一メモリーボード構成の取り付け作業を行う場合は、手順 2 4 を行います。
5 章 システムコントロール (SC) CPU ボードおよび cPCI メモリーボード 5-3
2-56 × 3/8 インチの
プラスのなべ頭ねじ (4)
M2 スプリットロック
ワッシャー (4)
M2 平ワッシャー (4)
2-56 × 3/16 インチの
ナイロン製のスペーサ (4)
メモリーボード コネクタ
メモリーボードの パーツ番号
メモリーボード B
メモリーボード A
金属製の取り付け用支柱 (4)
5-1 cPCI メモリーボードの SC CPU への取り付け
二重メモリーボード構成の取り付け作業を行う場合は、手順 2 および手順 4 8
を行います。
2. SC CPU ボード上のメモリーボードコネクタソケットに 3 つのメモリーボード A コ ネクタの位置を合わせ、3 つのコネクタが固定されるまでしっかりと押し下げます。
3. メモリーボード A 上で平ワッシャーおよびスプリットロックワッシャーの位置を合 わせ、2-56×3/16 インチのプラスのなべ頭ねじを使用して、金属製の取り付け用支 柱に固定します。
注 – SC CPU ボードに微小な損傷を与えないように、コネクタには過度に力を加え
ないでください。
4. 3 つめまたは中央のコネクタを押して、しっかり固定します。
SC CPU ボード
5-4 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
注 – このあとの手順は、メモリーボードを 2 枚取り付ける場合に行なってくださ
い。
5. メモリーボード A の取り付け用ねじ穴の上に、ナイロン製の円筒形スペーサを置き ます。
6. メモリーボード A 上のコネクタソケットにメモリーボード B 3 つのコネクタの位 置を合わせ、3 つのコネクタがメモリーボード B に固定されるまでしっかりと押し下 げます。
7. メモリーボード B 上で平ワッシャーおよびスプリットロックワッシャーの位置を合 わせ、2-56×3/8 インチのプラスのなべ頭ねじを使用して、メモリーボード A とメモ リーボード B の間にスペーサを固定します。
8. メモリーボード B 上の 3 つめまたは中央のコネクタを押して、しっかり固定しま す。
5.2.2 SC CPU ボードの取り付け
1. 正しく構成された SC CPU ボードを取り付け、取り付け/取り外しレバーをロックし
ます。
2. 2 本の脱落防止機構付きねじで、SC CPU SC ボードに固定します。
3. すべての入出力ケーブルを接続します。
4. Sun Management Center を使用するか、メイン SC から次の SMS コマンドを入力 して、SC に電源を投入します。
sc% resetsc
About to reset other SC. Are you sure you want to continue? (yes/no)? yes
5. SC ボードを確認します。
詳細は、6-9 ページの 6.1.2.5 節「SC ボードの確認」を参照してください。
5.2.3 SC ボードの取り付け
SC ボードを取り付けます。
詳細は、6-8 ページの 6.1.2.4 節「SC ボードの取り付け」を参照してください。
5 章 システムコントロール (SC) CPU ボードおよび cPCI メモリーボード 5-5
5.2.4 SC CPU 上の cPCI メモリーボードの確認
1. SC ボードを確認します。
詳細は、6-9 ページの 6.1.2.5 節「SC ボードの確認」を参照してください。
注 – 不適切なメモリーボードの取り付けまたはメモリーボードの障害、誤った取り
付け方法によって、メモリーに障害が発生する可能性があります。
2. SC ボードを取り付けたあと、システム上で SCPOST および OpenBoot PROM (OBP) が実行されます。コンソールに表示されるメッセージを確認してください。
メモリーに問題が検出されると、エラーメッセージが表示されます。メモリー構成は グループとして認識され、Group 0Group 1Group 2Group 3 と表示されます。 128M バイトの両面タイプで、片面だけにメモリーが搭載されたメモリーボードが 2 枚構成されている場合は、OBP によって次の構成情報が表示されます。
Memory Group #0, 64 + 64 : 128 Megabytes Memory Group #1, 0 + 0 : 0 Megabytes Memory Group #2, 64 + 64 : 128 Megabytes Memory Group #3, 0 + 0 : 0 Megabytes
3. エラーが検出された場合は、次のことを確認して問題を解決します。
適切なスロットに正しいメモリーボードが取り付けられていて、しっかり固定さ
れていることを確認します。
2 枚のメモリーボードが取り付けられている場合は、各ボードが適切な位置に取り
付けられていることを確認します。
メモリーボードの総メモリー容量が、プロセッサボードの総メモリー容量の制限
を越えていないことを確認します。
5-6 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
6
システムコントロール (SC) ボード
Sun Fire 15K/12K システムのシステムコントロール (SC) ボードは SC0 (正面) および SC1 (背面) にあり、ホットスワップ可能です。この章では、SC ボードの交換手順に
ついて説明します。
この章は、次の節で構成されます。
6-2 ページの 6.1 節「SC ボードの交換」
6-2 ページの 6.1.1 節「SC ボードの LED
6-4 ページの 6.1.2 節「SC ボードの交換手順」
システムを設置する場合には、次のことに注意してください。
装置上に記載されている注意事項や取り扱い方法に従ってください。
ボードおよびコンポーネントを扱う場合は、必ず適切な ESD 装備を使用してくだ
さい。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属な
ど導体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあ ります。
装置の保守については、認定された技術者に問い合わせてください。
6-1
6.1 SC ボードの交換
6.1.1 SC ボードの LED
6-1 および表 6-2 に、SC ボードのコンポーネントおよび LED を示します。
6-1 SC ボードの コンポーネント
システムごとの SC ボードの
合計数
219
6-2 SC ボードの有効な LED 状態
挿入後または初期シス
テム電源投入後の LED
起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換
点灯 点灯 消灯 点灯 消灯 消灯 点灯 消灯 消灯 消灯 消灯 点灯
存在検出後の LED コンポーネントの
片面ごとの SC ボードの
合計数
電源投入時
SC ボードごとの
LED の数
コンポーネントの
電源切断時
SC ボード上の SC CPU スロットおよび SC 6U/3U スペアスロットには固有のビット がなく、存在ビットとして参照されます。点灯していた保守 LED が、ボードの挿入 後 60 秒以内に消灯しなかった場合は、電源状態の制御に障害が発生しています。
6-3 に、SC CPU ボードのインジケータ機能を示します。
6-3 SC CPU ボードのインジケータ機能の説明
インジケータ機能 説明
アラーム 未使用
準備完了 コンポーネントに電源が投入され、ボードの準備が完了
リセットボタン SC CPU をグローバルリセットし、SC PCI リセット
アボートボタン CPU をリセット
6-1 に、SC ボードおよび LED の位置を示します。
6-2 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
SC CPU ボード
アラームインジケータ ( 緑色 )
準備完了インジケータ ( 緑色 )
メイン SC ボード
起動インジケータ ( 緑色 )
保守インジケータ ( オレンジ色 )
取り外し可能インジケータ
スペア 6U/3U スロット *
起動インジケータ ( 緑色 )
保守インジケータ ( オレンジ色 )
取り外し可能インジケータ
SC CPU ボード
起動インジケータ ( 緑色 )
保守インジケータ ( オレンジ色 )
取り外し可能インジケータ
6-1 SC ボードの LED (3U/6U 変換ボードオプション)
注意 – SC CPU リセットおよび SC CPU アボートハードウェアボタンは、オペレー
ティングシステムを適切に停止していないと、オペレーティングシステムディスクを 破壊する可能性があります。
リセットボタン アボートボタン
( オレンジ色 )
( オレンジ色 )
( オレンジ色 )
* SC 6U/3U スペアスロットは、
現時点ではサポートされていませ
ん。
SC CPU リセットボタン
SC CPU (CP1500) ボードのフロントパネル上のリセットボタンを押すと、SC CPU ボードに対してパワーオンリセット (POR) が生成され、SC メインボード上の PCI デバイスに対して PCI (Peripheral component interconnect) リセットが生成され ます。この結果、SC CPU ボードは電源投入時の状態にクリアされて、SC メイン ボードの PCI バスはリセットされます。
OpenBoot PROM (OBP) 環境変数を適切に設定していれば、リセットボタンを使 用すると、SC のオペレーティングシステムが再起動されます。
6 章 システムコントロール (SC) ボード 6-3
SC CPU アボートボタン
SC CPU (CP1500) ボードのフロントパネル上のアボートボタンを押すと、CPU ジュールに対して外部強制リセット (XIR) が生成されて、CPU は既知の起動状態 に戻されます。このリセットは、ほかのデバイスには影響を与えません。
6.1.2 SC ボードの交換手順
6.1.2.1 障害が発生した SC ボードの特定
1. SCPOST 中にエラーメッセージが出力されているかどうかを確認します。
SCPOST メッセージは、SMS コンソールに出力されます。SC SMS コンソール表示を 参照するには、コンソールケーブルおよび端末を SC に接続する必要があります。
2. SC 上で、/var/adm/messages および /var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages にエラーメッセージが出力されて
いるかどうかを確認します。
3. adb を使用して、/var/crash/sc_name にあるすべてのコアファイルを調べます。
6.1.2.2 SC ボードの電源切断
1. スペア SC SC ボードを交換する場合は、手順 6 に進みます。メイン SC SC
ボードを交換する場合は、スペア SC が使用可能であることを確認します。次のよう に入力して、メイン SC をスペア SC に同期させます。
sc% setdatasync backup
/var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages にメッセージが出力されず、コマ ンドが完了した場合は、setdatasync バックアップは正常に実行されています。
2. メイン SC でスーパーユーザーになり、SMS 構成のバックアップコピーを取りま す。
sc# smsbackup directory
この smsbackup ファイルは、交換中に別の障害が発生した場合に SMS 構成を復元 するために使用できます。
6-4 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3. メイン SC から、次のように入力して、スペア SC にフェイルオーバー (切り換え)
します。
sc% setfailover force
4. スペア SC 上の /var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages にある SMS ログ で、次のようなメッセージを確認します。
sc% tail /var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages Jul 25 11:14:20 2001 xc12-sc1 fomd[378]: [8570 351292396349 NOTICE FailoverMgr.cc 1846] Reset the remote SC Jul 25 11:14:20 2001 xc12-sc1 fomd[378]: [8573 351293425787 NOTICE FailoverMgr.cc 1860] Taking over the main role because the remote SC (current Main) has a fault - Forced Failover Jul 25 11:14:21 2001 xc12-sc1 ssd[322]: [1304 351936455728 NOTICE StartupManager.cc 2146] software component start-up initiated: name=pcd Jul 25 11:14:21 2001 xc12-sc1 ssd[322]: [1304 351990720428 NOTICE StartupManager.cc 2146] software component start-up initiated: name=tmd Jul 25 11:14:21 2001 xc12-sc1 ssd[322]: [1304 352013091113 NOTICE StartupManager.cc 2146] software component start-up initiated: name=esmd . . . Jul 25 11:14:27 2001 xc12-sc1 esmd[2401]: [6143 357922367375 ERR Slot0PowerControl.cc 957] Failed to get SCM Console Bus port configuration setting, status = 1173 on CPU at SB12 Jul 25 11:14:27 2001 xc12-sc1 hwad[340]: [1173 358098116693 ERR PciComm.cc 205] console bus illegal access error at address 5c000000 Jul 25 11:14:27 2001 xc12-sc1 esmd[2401]: [1173 358098116693 ERR PciComm.cc 205] console bus illegal access error at address 5c000000 Jul 25 11:14:27 2001 xc12-sc1 esmd[2401]: [6143 358099878028 ERR Slot0PowerControl.cc 957] Failed to get SCM Console Bus port configuration setting, status = 1173 on CPU at SB15 Jul 25 11:14:30 2001 xc12-sc1 fomd[378]: [8576 361695126570 NOTICE FailoverMgr.cc 1963] SC configured as Main
このメッセージは、フェイルオーバー操作が正常に完了したことを示しています。こ の時点で、スペア SC がメイン SC になっています。
6 章 システムコントロール (SC) ボード 6-5
5. メイン SC 上で、次のように入力して、スペア SC がメインの機能を引き継ぎ、フェ
イルオーバーが使用不可になっていることを確認します。
sc% showfailover -r MAIN sc% showfailover SC Failover Status: DISABLED
フェイルオーバーが使用不可になっている場合は、手順 8 に進みます。
6. メイン SC 上で、次のように入力して、フェイルオーバーメカニズムを使用不可にし ます。
sc% setfailover off
7. 次のように入力して、フェイルオーバーが使用不可になっていることを確認します。
sc% showfailover SC Failover Status: DISABLED
8. スペア SC Solaris ソフトウェアを実行している場合は、スーパーユーザーで次の ように入力して、スペア (動作していない) SC を停止します。
sc_spare# shutdown -y -g seconds -i 0
ここで、seconds には停止するまでの時間を指定します。
9. Sun Management Center を使用するか、メイン SC から次の SMS コマンドを入力 して、スペア (動作していない) SC の電源を切断します。
sc% poweroff scx
ここで、x には 0 または 1 を指定します。詳細は、poweroff(1M) を参照してくださ い。
poweroff コマンドは、ユーザーに継続を確認するメッセージを表示します。
poweroff コマンドは、もう片方の SC poweroff (SC1 の場合は SC0 の、
SC0 の場合は SC1 の poweroff) だけをサポートします。ユーザーが SC0 から SC0 poweroff を実行すると、このコマンドは失敗します。
6-6 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
6.1.2.3 SC ボードの取り外し
注意ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
1. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを開けます。
注意 – システムからボードを取り外す前には、緑色の起動 LED が消灯し、オレンジ
色の取り外し可能 LED が点灯している必要があります。詳細は、6-4 ページの
6.1.2.2 節「SC ボードの電源切断」を参照してください。
2. SC ボードの入出力ケーブルにラベルを付け、そのケーブルを SC ボードから外しま す。
3. プラスのねじ回し (Phillips 1 番) をねじ式のラッチに挿入し、反時計方向に回して レバーを外し、キャリアの取り付け/取り外しレバーを持ち上げます。
4. 両方の取り付け/取り外しレバーをロック解除方向に均等の力で押し、ボードを外側 に引いてセンタープレーンサポートボードから外します (図 6-2)
5. 正面ハンドルを持ち、もう片方の手で底部を支えて、SC ボードを取り出します。取 り出したボードは、コンポーネント側を上向きにして、平らで安定した ESD 保護面 の上に置きます。
6. 次のように入力して、プラットフォームメッセージのログを参照し、コンポーネント が取り外されたことを示すメッセージを SMS が受信したかどうかを確認します。
sc% showlogs -F
ボードの取り外しメッセージを確認します。次のようなメッセージが表示されます。
Jun 16 14:28:05 2003 sun15-sc0: esmd[7167]: [0 4824421445907014 NOTICE Boards.cc 1646] SC at IOx removed
ここで、x には 0 または 1 SC 部品が表示されます。
6 章 システムコントロール (SC) ボード 6-7
取り付け / 取り外し レバー
SC CPU
取り付け / 取り外し ハンドル
3U 上部ねじ
ねじ式の ラッチ
正面 ハンドル
ねじ式の ラッチ
ガイドレール
* スペア cPCI スロット
2 つの 3U フィラー
パネル部品付き
SC CPU ボード
フロントパネル
* SC 6U/3U スペアスロットは、
現時点ではサポートされていません。
6-2 SC ボード
6.1.2.4 SC ボードの取り付け
新しいボードを確認してから、Sun Fire 15K/12K システムに取り付けます。
1. 取り付けるボードからコネクタの保護カバーを取り外し、コネクタの損傷と、ピンの 間隔を確認します。
2. ボードの位置合わせ用の爪が曲がっていないことを確認します。
3. 新しいボードを挿入する前に、接合先のコネクタを確認します。
6-8 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
注意 – ボードおよびシステムが破損する可能性があるため、ボードを無理にスロッ
トに押し込まないでください。ボードはゆっくり挿入して取り付けます。途中でボー ドがつかえた場合は、ボードを取り出して、カードケージスロット内に障害物がない か調べてください。
4. SC ボードを取り付けるには、ボードの正面ハンドルをしっかり持ち、もう片方の手 でボードの底部を支えて、キャリアレールの上に置きます。
SC ボードを適切に取り付けるために、SC ボードのキャリアプレートを完全に取り付 けておく必要があります。
5. SC コントロールキャリアのガイドレールを、SC ボードキャリアプレートのガイド レールに合わせます。
6. SC コントロールキャリアのフロントパネルを強く押して、センタープレーンサポー トボードのコネクタに接続します。
7. 上部および下部の取り付け/取り外しレバーを同時に押してボードを固定し、取り付 けを完了します。ボードが完全に固定されると、両方の取り付け/取り外しレバーが 同時に自動的にロックされます。
点灯していた保守 LED が、ボードの挿入後 60 秒以内に消灯しなかった場合は、電源 状態の制御に障害が発生しています。
SC ボードには挿入と同時に電源が投入されるため、電源投入コマンドを実行する必 要はありません。
8. 6-2 を参照して、LED 状態を確認します。
9. 次のように入力して、プラットフォームメッセージのログを参照し、コンポーネント が挿入されたことを示すメッセージを SMS が受信したかどうかを確認します。
sc% showlogs -F
ボードの挿入メッセージを確認します。次のようなメッセージが表示されます。
Jun 16 14:30:05 2003 sun15-sc0: esmd[7167]: [0 4824421445907014 NOTICE Boards.cc 1646] SC at IOx inserted
ここで、x には 0 または 1 SC 部品が表示されます。
10. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを閉じます。
6.1.2.5 SC ボードの確認
1. SSCPOST でエラーメッセージが出力されているかどうかを確認します。
6 章 システムコントロール (SC) ボード 6-9
SSCPOST メッセージは、SMS コンソールに出力されます。SC SMS コンソール表示 を参照するには、コンソールケーブルおよび端末を SC に接続する必要があります。
注 – 新しい SC CPU ボードを取り付けていると、SSCPOST が存在しない場合があり
ます。
2. Sun Management Center を使用するか、次の SMS コマンドを入力して、電源投入 時に SMS SC を認識することを確認します。
sc% showboards -v |grep SC SC0 On SC Spare - ­SC1 On SC Main - -
3. SC が正常に起動し、SMS コンソールまたは /var/adm/messages にエラーが出力 されていないことを確認します。
次に、メッセージの例を示します。
... Oct 10 19:40:12 2001 Print services started. Oct 10 19:40:16 2001 volume management starting. Oct 10 19:40:17 2001 The system is ready.
6-10 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
4. SC CPU ボードのフラッシュ PROM がディスク上のイメージと同じレベルであるこ
とを確認します。
sc% flashupdate -f /opt/SUNWSMS/firmware/SCOBPimg.di SC0/FP0
Current SC FPROM Information ============================ SC at SC0, FPROM 0: Name: SSCOBP-dropins, Version: 1.1 Size: 144, Check Sum: 52295 Date Flashed: 09/17/01 Date Created: 09/17/01
SC Flash Image Information ========================== Name: SSCOBP-dropins, Version: 1.1 Size: 144, Check Sum: 52795 Date Flashed: 08/23/01 Date Created: 08/23/01
Do you wish to update the SC User FPROM (yes/no)?
sc% flashupdate -f /opt/SUNWSMS/firmware/SSCPOST.di SC0/FP1
Current SC FPROM Information ============================ SC at SC0, FPROM 1: Name: ExtPOST, Version: 1.15 Size: 207169, Check Sum: 44872 Date Flashed: 09/17/01 Date Created: 09/17/01
SC Flash Image Information ========================== Name: ExtPOST, Version: 1.15 Size: 207161, Check Sum: 62276 Date Flashed: 08/23/01 Date Created: 08/23/01
Do you wish to update the SC User FPROM (yes/no)?
レベルが異なる場合は、yes と入力して PROM を更新します。
PROM を更新した場合は、SC を再起動します。
6 章 システムコントロール (SC) ボード 6-11
5. SMS が正常に起動し、/var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages にエラー
が出力されていないことを確認します。
プラットフォームのメッセージログにエラーが出力されているかどうかを確認しま す。SMS が起動すると、次のメッセージが表示されます。
Oct 12 11:58:11 2001 star7sc1 fomd[348]: [8577 118844134283 NOTICE
FailoverMgr.cc 2785] SC configured as Spare
メイン SC の状態によって、スペア SC Spare または Main になります。
6. 次のように入力して、メイン SC のフェイルオーバーをふたたび使用可能にします。
sc% setfailover on
7. 次のように入力して、フェイルオーバーが使用可能になっていることを確認します。
sc% showfailover SC Failover Status: ACTIVE
6-12 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
7
システムコントロール (SC) 周辺装 置ボード
Sun Fire 15K/12K システムのホットスワップ可能なシステムコントロール (SC) 周辺 装置ボード (スロット 1) は、DVD-ROM およびハードドライブ、デジタルオーディ オテープ (DAT) 周辺装置をサポートします。この章では、SC 周辺装置ボードおよび DVD-ROM、ハードドライブ、DAT 周辺装置の交換手順について説明します。
この章は、次の節で構成されます。
7-2 ページの 7.1 節「SC 周辺装置ボードの LED
7-5 ページの 7.2 節「SC 周辺装置ボードの交換」
7-5 ページの 7.2.1 節「障害が発生した SC 周辺装置ボードの特定」
7-5 ページの 7.2.2 節「SC 周辺装置ボードの電源切断」
7-5 ページの 7.2.3 節「SC 周辺装置ボードの取り外し」
7-7 ページの 7.2.4 節「SC 周辺装置ボードの取り付け」
7-7 ページの 7.2.5 節「SC 周辺装置ボードの電源投入」
7-8 ページの 7.2.6 節「SC 周辺装置ボードの確認」
7-8 ページの 7.3 節「DVD-ROM 周辺装置の交換手順」
7-8 ページの 7.3.1 節「障害が発生した DVD-ROM 周辺装置の SC 周辺装置ボー
ドからの取り外し」
7-10 ページの 7.3.2 節「DVD-ROM 周辺装置の SC 周辺装置ボードへの取り付
け」
7-10 ページの 7.3.3 節「DVD-ROM 周辺装置の電源投入」
7-10 ページの 7.3.4 節「DVD-ROM 周辺装置の確認」
7-11 ページの 7.4 節「ハードドライブ周辺装置の交換手順」
7-11 ページの 7.4.1 節「障害が発生したハードドライブ周辺装置の SC 周辺装置
ボードからの取り外し」
7-13 ページの 7.4.2 節「ハードドライブ周辺装置の SC 周辺装置ボードへの取り
付け」
7-13 ページの 7.4.3 節「ハードドライブ周辺装置の電源投入」
7-13 ページの 7.4.4 節「ハードドライブ周辺装置の確認」
7-14 ページの 7.5 節「デジタルオーディオテープ (DAT) 周辺装置の交換手順」
7-1
7-14 ページの 7.5.1 節「障害が発生した DAT 周辺装置の SC 周辺装置ボードか
らの取り外し」
7-15 ページの 7.5.2 節「DAT 周辺装置のシステムコントロール (SC) 周辺装置
ボードへの取り付け」
7-16 ページの 7.5.3 節「DAT 周辺装置の電源投入」
7-16 ページの 7.5.4 節「DAT 周辺装置の確認」
システムを設置する場合には、次のことに注意してください。
装置上に記載されている注意事項や取り扱い方法に従ってください。
ボードおよびコンポーネントを扱う場合は、必ず適切な ESD 装備を使用してくだ
さい。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属な
ど導体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあ ります。
装置の保守については、認定された技術者に問い合わせてください。
7.1 SC 周辺装置ボードの LED
7-1 および 表 7-2 に、SC 周辺装置ボードのコンポーネントおよび LED を示しま す。
7-1 SC 周辺装置ボードのコンポーネント
システムごとの SC 周辺装置
片面ごとの SC 周辺装置ボード
ボードの合計数
216
7-2 SC 周辺装置ボードの有効な LED 状態
挿入後または初期シス
存在検出後の LED コンポーネントの
テム電源投入後の LED
起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換 起動 保守 交換
点灯 点灯 消灯 点灯 消灯 消灯 点灯 消灯 消灯 消灯 消灯 点灯
SC 周辺装置ボードに電源を投入する前に、SC ボードを取り付けて電源を投入してお く必要があります。点灯していた保守 LED が、ボードの挿入後 60 秒以内に消灯しな かった場合は、電源状態の制御に障害が発生しています。
7-2 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
の合計数
電源投入時
SC 周辺装置ボードごとの
LED の数
コンポーネントの
電源切断時
7-1 に、SC 周辺装置ボードおよび LED の位置を示します。
DVD -ROM 周辺装置
排出インジケータ
( オレンジ色 )
起動インジケータ ( 緑色 )
保守インジケータ ( オレンジ色 )
取り外し可能インジケータ
( オレンジ色 )
7-1 SC 周辺装置ボードの LED
7-3 DVD のインジケータ機能を、表 7-4 にテープドライブのインジケータ機能 を示します。
7-3 SC DVD 周辺装置のインジケータ機能の説明
インジケータ機能 説明
点滅 (0.8 秒間隔) ビジー
消灯 アイドル
消灯 ディスクなし
点灯 エラー
点滅 (1.6 秒間隔) オーディオプレイバック
点灯 データ転送
テープドライブ周辺装置
テープドライブクリーニング
インジケータ ( オレンジ色 )
テープドライブ動作中 ( 緑色 )
7 章 システムコントロール (SC) 周辺装置ボード 7-3
7-4 システムコントロールのテープドライブ周辺装置のインジケータ機能の説明
インジケータ機能 説明
テープインジケータ
緑色が点滅し、オレンジ色が消灯 挿入または排出中
緑色がすばやく点滅し、オレンジ色が消灯 読み取りおよび書き込み中
緑色が点灯し、オレンジ色が消灯 テープが挿入されて準備完了
緑色が点灯または消灯し、オレンジ色が点滅 テープドライブのクリーニングが必要
緑色が点灯または消灯し、オレンジ色が点灯 エラー
クリーニングモード
緑色がすばやく点滅し、オレンジ色が消灯 クリーニング中
ファームウェアアップグレードモード
緑色がすばやく点滅し、オレンジ色も すばやく点滅
ファームウェアのダウンロード中 (完了後に自動排出)
7-4 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
7.2 SC 周辺装置ボードの交換
SC 周辺装置ボードは、ホットスワップ可能なコンポーネントボードです。次の節で は、周辺装置ボードと、DVD-ROM およびハードドライブ、DAT 周辺装置コンポー ネントの取り外しおよび取り付け方法について説明します。
7.2.1 障害が発生した SC 周辺装置ボードの特定
1. SCPOST 中にエラーメッセージが出力されているかどうかを確認します。
SCPOST メッセージは、SMS コンソールに出力されます。SC SMS コンソール表示を 参照するには、コンソールケーブルおよび端末を SC に接続する必要があります。
2. SMS で、/var/adm/messages および /var/opt/SUNWSMS/adm/platform/messages に、オンボード周辺装置 (ディス
ク、テープ) に関するエラーメッセージが出力されているかどうかを確認します。
7.2.2 SC 周辺装置ボードの電源切断
SC ボードの電源を切断します。
詳細は、6-4 ページの 6.1.2.2 節「SC ボードの電源切断」を参照してください。
7.2.3 SC 周辺装置ボードの取り外し
注意 – ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
1. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを開けます。
注意 – システムからボードを取り外す前には、緑色の起動 LED が消灯し、オレンジ
色の取り外し可能 LED が点灯している必要があります。詳細は、7-5 ページの 7.2.2 節「SC 周辺装置ボードの電源切断」を参照してください。
2. プラスのねじ回し (Phillips 1 番) をねじ式のラッチに挿入し、反時計方向に回して レバーを外し、キャリアの取り付け/取り外しレバーを持ち上げます。
7 章 システムコントロール (SC) 周辺装置ボード 7-5
3. 正面ハンドルを持ち、もう片方の手で底部を支えて、SC 周辺装置ボードを取り出し ます。取り出したボードは、コンポーネント側を上向きにして、平らで安定した
ESD 保護面の上に置きます。
4. SC 周辺装置ボードの内部コンポーネントを取り扱うため、図 7-2 に示すように、中
央の SCSI アクセスパネルから 4 本の M3×6 皿頭ねじを外します。
ハードドライブへの
SCSI ケーブル
背面アクセスパネル
SCSI ケーブルおよび ハードドライブへの
中央 SCSI アクセスパネル
DVD -RO M および テープドライブ周辺装置の
リベット止めパネル
7-2 SC 周辺装置ボードおよび中央のアクセスパネル 分解図
7-6 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
7.2.4 SC 周辺装置ボードの取り付け
新しいボードを確認してから、Sun Fire 15K/12K システムに取り付けます。
1. 取り付けるボードからコネクタの保護カバーを取り外し、コネクタの損傷と、ピンの 間隔を確認します。
2. ボードの位置合わせ用の爪が曲がっていないことを確認します。
3. 新しいボードを挿入する前に、接合先のコネクタを確認します。
注意ボードおよびシステムが破損する可能性があるため、ボードを無理にスロッ
トに押し込まないでください。ボードはゆっくり挿入して取り付けます。途中でボー ドがつかえた場合は、ボードを取り出して、カードケージスロット内に障害物がない か調べてください。
4. SC 周辺装置ボードを取り付けるには、ボードの正面ハンドルをしっかり持ち、もう 片方の手でボードの底部を支えて、キャリアレールの上に置きます。
5. 取り付け/取り外しレバーを開いた状態で、センタープレーンサポートボードのコネ クタに接触するまで、ボードをスロット内にスライドさせます。
6. 面板を強く押して、ボードをコネクタに完全に差し込みます。
7. 取り付け/取り外しレバーを内側に倒して正面ハンドルに収め、ボードを完全に固定
します。
点灯していた保守 LED が、ボードの挿入後 60 秒以内に消灯しなかった場合は、電源 状態の制御に障害が発生しています。
8. 7-2 を参照して、LED 状態を確認します。
9. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを閉じます。
7.2.5 SC 周辺装置ボードの電源投入
Sun Management Center を使用するか、メイン SC から次の SMS コマンドを入力
して、SC に電源を投入します。
sc% resetsc
About to reset other SC. Are you sure you want to continue? (yes/no)? yes
7 章 システムコントロール (SC) 周辺装置ボード 7-7
7.2.6 SC 周辺装置ボードの確認
1. SC 起動中に、SCPOST がエラーメッセージを出力するかどうかを監視します。
SCPOST メッセージは、SMS コンソールに出力されます。SC SMS コンソール表示を 参照するには、コンソールケーブルおよび端末を SC に接続する必要があります。
2. Solaris ソフトウェアがすべての周辺装置と通信できることを確認します。
DVD-ROM の場合は、CD を挿入して正しく装着されることを確認します。
ハードディスクの場合は、/dev/dsk および /dev/rdsk のエントリが正しく、
Solaris ソフトウェアがディスクにアクセスできる (format、prtvtoc を実行で きる) ことを確認します。
DAT ドライブの場合は、/dev/rmt のエントリが正しく、Solaris ソフトウェアが
テープデバイスにアクセスできる (mt status を実行できる) ことを確認しま す。
3. SC ボードを確認します。
詳細は、6-9 ページの 6.1.2.5 節「SC ボードの確認」を参照してください。
7.3 DVD-ROM 周辺装置の交換手順
保守作業員が DVD-ROM 周辺装置を交換する前に、担当のシステム管理者が、すべ てのバックアップ作業と、その他のユーザー側の管理作業を完了しておく必要があり ます。
7.3.1 障害が発生した DVD-ROM 周辺装置の SC 周辺装 置ボードからの取り外し
注意 – ハードウェアの取り外しおよび取り付けを始める前に、正しくアースされて
いることを確認してください。システムキャビネットには、正面上部の左右 2 か所と 背面上部の左右 2 か所の、4 つのアースポイントがあります。
1. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを開けます。
2. SC ボードの電源を切断します。
詳細は、6-4 ページの 6.1.2.2 節「SC ボードの電源切断」を参照してください。
7-8 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
3. SC 周辺装置ボードを取り外します。
詳細は、7-5 ページの 7.2.3 節「SC 周辺装置ボードの取り外し」を参照してくださ い。
4. 中央の SCSI アクセスパネルにある 4 本の M3×6 皿頭ねじを外し、パネルを取り外 します。
5. DVD-ROM 周辺装置から SCSI リボンケーブルコネクタおよび DVD の電源コネクタ を外します。
6. SC 周辺装置ボードの内部 DVD コンポーネントにアクセスするには、図 7-3 に示す ように、正面側の取り付けパネルから 4 本の M3×6 なべ頭ねじを取り外します。
DVD- ROM/DAT
コンポーネントへの 正面側取り付けパネル
DVD コンポーネント
SCSI ケーブル
M3 × 6
皿頭ねじ
DVD 取り付け用 ねじ穴 (4)
7-3 SC 周辺装置ボードからの DVD の取り外しおよびアクセスパネル 分解図
DVD 取り付け用 M3 × 6 なべ頭ねじ (4)
中央 SCSI アクセスパネル
7. SC 周辺装置ボードの正面から、障害が発生した DVD - ROM 周辺装置を引き出し、 ESD 保護面の上に置きます。
7 章 システムコントロール (SC) 周辺装置ボード 7-9
7.3.2 DVD-ROM 周辺装置の SC 周辺装置ボードへの取
り付け
1. SC 周辺装置ボードを水平に置き、新しい DVD - ROM 周辺装置を、取り付け用のねじ 穴を上に向けて上部のベイに挿入します。
2. フロントパネルベゼルが SC 周辺装置ボードハウジングにそろうまで、DV D-ROM 周 辺装置を内側に押します。
3. 側面パネルの板金の 4 つの穴の位置を DV D-ROM 周辺装置の 4 つの穴に合わせま す。
4. 4 本の M3×6 なべ頭ねじで、DVD-RO M 周辺装置を SC 周辺装置ボードハウジング に固定します。
5. DVD の電源ケーブルコネクタおよび SCSI リボンケーブルコネクタを接続します。
6. 中央の SCSI アクセスパネルを取り付け、4 本の M3×6 皿頭ねじで固定します。
7. SC 周辺装置ボードを取り付けます。
詳細は、7-7 ページの 7.2.4 節「SC 周辺装置ボードの取り付け」を参照してくださ い。
8. Sun Fire 15K/12K システムキャビネットのアクセスドアを閉じます。
7.3.3 DVD-ROM 周辺装置の電源投入
Sun Management Center を使用するか、メイン SC から次の SMS コマンドを入力
して、SC に電源を投入します。
sc% resetsc
About to reset other SC. Are you sure you want to continue? (yes/no)? yes
7.3.4 DVD-ROM 周辺装置の確認
DVD - ROM を確認します。
詳細は、7-8 ページの 7.2.6 節「SC 周辺装置ボードの確認」を参照してください。
7-10 Sun Fire 15K/12K システムサービスマニュアル • 2006 6
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